JP2020065409A - 漏洩電流低減回路 - Google Patents

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和章 東
Kazuaki Azuma
和章 東
貴之 廣川
Takayuki Hirokawa
貴之 廣川
野島 健二
Kenji Nojima
健二 野島
優樹 斉藤
Yuki Saito
優樹 斉藤
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Abstract

【課題】逆位相の波形を生成するのに、複雑な制御部を余計に有する必要があり、装置の高価格化・大型化につながってしまっていた。【解決手段】交流電源からの電源電圧が入力される電源フィルタ回路と、前記電源フィルタ回路の出力側に接続される整流及び昇圧コンバータと、前記整流及び昇圧コンバータの出力側に接続されるインバータ回路と、を有する回路であって、前記電源フィルタ回路と整流及び昇圧コンバータとの間にインバータノイズ検出用のコイルを配置し、前記コイルの出力側に、相互に極性の異なる素子を上下に配置し、前記コイルで検出したインバータノイズで漏洩電流を打ち消す。【選択図】図2

Description

本発明は電源もしくは発電機から供給された電力を、負荷機器を駆動もしくは系統連系する為の電力変換回路を備えた電力変換装置に関するものである。
従来よりインバータなどの電力変換回路では、半導体スイッチング時にモータやコンプレッサ等の寄生容量及び、EMC対策用フィルタ回路のYコンデンサにより漏洩電流が発生する。その為、対策として負荷漏洩インピーダンス等価インピーダンスに電圧を与えるスイッチング部と、前記スイッチング部をドライブする駆動部と、スイッチングパターンを生成する制御部を有して、インバータの発生する交流電圧と同期させ逆位相の電圧を発生させて漏洩電流を低減するものがあった。
特開平9−233837号公報
しかしながら、前記従来の構成では、逆位相の波形を生成するのに、複雑な制御部を余計に有する必要があり、装置の高価格化・大型化につながってしまっていた。
また、漏洩電流を低減する為、Yコンデンサ容量を減らすと、雑音端子電圧等のEMC特性が悪化する為、コモンモードフィルタのインダクタンス値を上げなければならず、回路体積の拡大やコストが増加してしまう課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、インバータノイズを検出し、漏洩電流と逆相のキャンセル電流をアクティブに流すことで、EMC対策用のYコンデンサ容量を減らすことなく、漏洩電流の低減のみを可能とするものである。
フィルタ回路と整流用コンバータ間に3相コモンモードコイルを挿入し、電源ラインに接続していない1相でインバータノイズを検出し、ノイズ電流によりデバイスを駆動させて、漏洩電流と逆相のキャンセル電流を挿入して漏洩電流を低減する。スイッチング素子はインバータのPN電圧をバイアスし、また極性の異なる素子を上下に配置する。これにより、3相コモンモードフィルタで検出したインバータノイズのタイミングでスイッチング素子が駆動し、漏洩電流と逆向きのキャンセル電流を流すことが可能となり、漏洩電流を低減することができる。スイッチング素子に並行して還流用のダイオードを接続し、またスイッチング素子から出力されるラインにはDCカット用のコンデンサを配置し、基準電圧の安定化を図る。
漏洩電流と逆相のキャンセル電流をアクティブに流すことで、EMC対策用のYコンデンサ容量を減らすことなく、漏洩電流の低減のみを可能とする。
一般的な電力変換の回路構成を示す図 本発明の実施の形態における回路構成を示す図 本発明の実施の形態における3相コモンモードフィルタ及び、スイッチング素子、還流用ダイオード、DCカット用コンデンサの回路上における回路結線図 本発明の実施の形態におけるスイッチング素子のゲート抵抗切り替えタイミングを表す図 本発明の実施の形態におけるスイッチング素子の駆動パターン切り替えのタイミングを表す図
第1の発明は、漏洩電流の要因であるインバータノイズを検出し、極性の異なる素子を上下に配置し、漏洩電流と逆相のキャンセル電流を注入することで、漏洩電流を低減することができる。
第2の発明は、電源フィルタ回路をLCLフィルタの回路構成とし、前段のコモンモードコイルより、後段のコモンモードコイルの相数を1相増やし、その相でインバータノイズを検出する。これにより漏洩電流低減の効果と併せて、一般的に適用されるLCフィルタに比べて、LCLフィルタ構成にすることにより、更なるEMCフィルタ性能の向上が可能となる。
第3の発明は、漏洩電流値によって、選択回路によるゲート抵抗の切り替えをすることにより、漏洩電流値が低い時の電力変換効率を向上させることができる。
第4の発明は、漏洩電流値によって、スイッチング素子の駆動パターンを切り替えることにより、漏洩電流値が低い時の電力変換効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は従来の一般的な電力変換の回路構成を示す図である。
漏洩電流は4に示すインバータのスイッチングノイズが要因であり、6に示すノイズ低減を目的に挿入されるフィルタ回路のY コンデンサ及び、7に示すモータやコンプレッサ等の負荷の寄生容量から8に示す電気機器の筐体へ電流が流れ込む。
この漏洩電流を低減する為の本発明の回路構成を図2に示す。
本発明は、図2に示すように、2のフィルタ回路と3のコンバータの間に9である3相コモンモードコイルを挿入する。この3相コモンモードコイルの内、電源ラインに接続していない1相でインバータノイズを検出し、ノイズ電流によりデバイスを駆動させて、漏洩電流と逆相のキャンセル電流を挿入して漏洩電流を低減する。
(実施の形態2)
図2において、本発明の回路構成を単相電源の場合で示しているが、単相電源に限定するものではない。3相電源の場合では、9に示す3相コモンモードコイルが4相コモンモードコイルの構成となる。
(実施の形態3)
実施の形態1において、図2の10で示すアクティブキャンセル回路の回路結線図が図3である。18及び19に示すスイッチング素子はインバータのPN電圧をバイアスし、極性の異なる素子を上下に配置する。またスイッチング素子に並行して20及び21に示す還流用ダイオードを接続し、スイッチング素子及び還流用ダイオードの耐圧はインバータのPN電圧以上を確保する。スイッチング素子から出力されるラインには22に示すDCカット用のコンデンサを配置し、基準電圧の安定化を図る。ただしこの22に示すコン
デンサは必ず設置しなければならないわけではなく、本発明を適用する電気機器によっては取り外しても構わない。
(実施の形態4)
実施の形態3における18及び19に示すスイッチング素子は図3に示すようにバイポーラトランジスタに限定しない。また、14に示す3相コモンモードコイルは巻線のターン数、コア材、コア形状は特に指定しない。
(実施の形態5)
図4は本発明の実施の形態1における漏洩電流と18及び19のスイッチング素子が発生する損失と、ゲート抵抗の切り替えの関係を示す図である。
漏洩電流の最大値が発生する条件にてスイッチング素子に付随するゲート抵抗値を設定するが、漏洩電流値が十分に小さい条件ではゲート抵抗値を大きくし、スイッチング素子流す電流値を抑制することで損失を低減することが可能となる。
図4に示す抵抗1より、抵抗2の方が大きい抵抗値であり、またゲート抵抗の切り替え時には漏洩電流の瞬間的な変動に対応する為、ヒステリシスを設定する。
(実施の形態6)
実施の形態5で設定するゲート抵抗の切り替えは、図4のように2種類の抵抗値に限定はしない。場合によっては何種類の抵抗値で切り替えを設定することも可能である。
(実施の形態7)
実施の形態5で設定するゲート抵抗の切り替えは図3で示す18及び19のスイッチング素子それぞれのゲート抵抗値を設定する方式、及び共通でゲート抵抗を設定する方式の両方の場合で適用することが可能である。
(実施の形態8)
図5は本発明の実施の形態1における漏洩電流と18及び19のスイッチング素子が発生する損失と、18及び19のスイッチング素子の駆動パターンの関係を示す図である。漏洩電流の最大値が発生する条件では、18及び19の両方のスイッチング素子を駆動させるが、漏洩電流値が十分に小さい条件では一方のスイッチング素子のみを駆動させて、損失を低減する。
(実施の形態9)
図3で設定する18及び19のスイッチング素子はどちらか一方の素子のみで回路構成することも可能であり、また、18及び19どちらか一方のスイッチング素子をダイオードに置換えることも可能である。
以上のように、本発明における漏洩電流低減回路は、電力変換機器を使用している民生や産業分野のあらゆる商品に適用できる。
1 交流電源もしくは発電機
2 フィルタ回路
3 コンバータもしくは整流器
4 インバータ
5 負荷機器もしくは系統
6 フィルタ回路Yコンデンサ
7 負荷機器の寄生容量
8 電気機器のフレーム及び筐体部
9 3相コモンモードコイル
10 アクティブキャンセル回路
11 フィルタ回路のチョークコイル
12 フィルタ回路のXコンデンサ
13 フィルタ回路のYコンデンサ
14 3相コモンモードコイル
15 整流ダイオード
16 インバータ部スイッチング素子
17 インバータ部還流ダイオード
18 アクティブキャンセル回路部 上側スイッチング素子
19 アクティブキャンセル回路部 下側スイッチング素子
20 アクティブキャンセル回路部 上側還流ダイオード
21 アクティブキャンセル回路部 下側還流ダイオード
22 DCカット用コンデンサ

Claims (4)

  1. 交流電源からの電源電圧が入力される電源フィルタ回路と、前記電源フィルタ回路の出力側に接続される整流及び昇圧コンバータと、前記整流及び昇圧コンバータの出力側に接続されるインバータ回路と、を有する回路であって、前記電源フィルタ回路と整流及び昇圧コンバータとの間にインバータノイズ検出用のコイルを配置し、前記コイルの出力側に、相互に極性の異なる素子を上下に配置し、前記コイルで検出したインバータノイズで漏洩電流を打ち消すことを特徴とする漏洩電流低減回路。
  2. 前記電源フィルタ回路をLCLフィルタの回路の構成とし、前段のコモンモードコイルより、後段のコモンモードコイルの相数を1相分だけ多くし、当該相でインバータノイズを検出することを特徴とする、請求項1に記載の漏洩電流低減回路。
  3. 逆相のキャンセル電流が注入される前記素子の信号部には、電流制限の為の抵抗を有し、漏洩電流の値に応じて該抵抗を変更することを特徴とした請求項1〜2のいずれか一項に記載の漏洩電流低減回路
  4. 逆相のキャンセル電流が注入される前記素子は極性の異なる素子を上下に配置し、漏洩電流の値に応じてスイッチング素子の駆動パターンを切り替えることを特徴とした請求項1〜3のいずれか一項に記載の漏洩電流低減回路
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021234760A1 (ja) * 2020-05-18 2021-11-25 三菱電機株式会社 電力変換装置

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