JP2020063569A - 油圧ショベル - Google Patents

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直樹 萩原
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尚 多胡
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真一 笹▲崎▼
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Yoichi Kowatari
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Abstract

【課題】オペレータが違和感なく周囲監視を行うことができる油圧ショベルを提供すること。【解決手段】複数の監視用カメラ14〜16で撮影された画像を用いて上方から見下ろした平面視画像を生成するとともに、車体を平面で表示する図形化されたアイコン画像31aを生成し、平面視画像をアイコン画像31aの周囲に表示する合成処理を行い、左側方カメラ16の前方視野が運転室4で遮られる部分31cに複数の監視用カメラ14〜16で撮影された画像とは異なるアイコン131cを合成して、合成画像31を生成する。【選択図】 図6

Description

本発明は、油圧ショベルに関する。
油圧ショベルなどの作業機械においては、車体に設けたカメラで得られる画像を運転室のモニタに表示することで、オペレータによる作業機械の周囲監視を補助する技術が知られている。
このような作業機械の周囲監視に関する技術として例えば、特許文献1には、作業機械に複数のカメラを設置して、これら各カメラで取得したカメラ画像に基づく信号処理を行って、上方視点となるように視点変換し、俯瞰画像としてモニタに表示する作業機械の周囲監視装置であって、前記各カメラにより撮影した各個別俯瞰画像を合成した合成俯瞰画像を前記モニタに表示する画像合成手段と、前記合成俯瞰画像に対して、この合成俯瞰画像を構成する前記各個別俯瞰画像の少なくとも1つの画像を視点変換する前のカメラ画像に変換して表示するための切換手段とから構成した作業機械の周囲監視装置が開示されている。
また、特許文献2には、作業機械の周辺の所定範囲内に存在する所定の物体を検知する物体検知部と、前記物体検知部により前記物体が検知された場合、音による警報を行う警報部と、を備え、前記警報部は、前記物体検知部により前記物体が検知された状態が継続している場合、所定の条件が成立したときに、前記音による警報を停止すると共に、前記音による警報の停止後、光による警報を行う、作業機械用周辺監視システムが開示されている。
特開2012−74929号公報
特開2018−111981号公報
ところで、車体の構造やカメラの設置位置によっては、モニタに表示される画像に車体の構造物が映り込む場合が想定される。このような場合には、周囲監視に不要な情報がモニタに表示されることになり、周囲監視を行う場合にオペレータが違和感を覚えることが考えられる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、オペレータが違和感なく周囲監視を行うことができる油圧ショベルを提供することを目的とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、上部旋回体及び下部走行体により構成される車体と、前記上部旋回体の前方に設けられた運転室と、前記上部旋回体の周囲を撮影する複数の監視用カメラと、前記複数の監視用カメラで撮影された画像から合成画像を生成するコントローラと、前記コントローラで生成された前記合成画像を表示するモニタと、を備えた油圧ショベルにおいて、前記複数の監視用カメラは、前記上部旋回体の左側の前記運転室の後方に設けられ、前記上部旋回体の前方及び左側方を視野にもつ左側方カメラと、前記上部旋回体の右側方に設けられ、前記上部旋回体の前方及び右側方を視野にもつ右側方カメラと、前記上部旋回体の後方に設けられ、前記上部旋回体の左右の側方及び後方を視野にもつ後方カメラと、を有し、前記コントローラは、前記複数の監視用カメラで撮影された画像を用いて上方から見下ろした平面視画像を生成するとともに、前記車体を平面で表示する図形化されたアイコン画像を生成し、前記平面視画像を前記アイコン画像の周囲に表示する合成処理を行い、前記左側方カメラの前方視野が前記運転室で遮られる部分に前記複数の監視用カメラで撮影された画像とは異なる画像を合成して、前記合成画像を生成するものとする。
本発明によれば、オペレータが違和感なく周囲監視を行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る油圧ショベルの外観を概略的に示す左側面図である。 本発明の一実施の形態に係る油圧ショベルの外観を概略的に示す右側面図である。 本発明の一実施の形態に係る油圧ショベルの外観を概略的に示す上面図である。 本発明の一実施の形態に係る油圧ショベルの外観を概略的に示す背面図である。 本発明の一実施の形態に係る周囲監視装置を抜き出して模式的に示す図である。 モニタに表示される合成画像を抜き出して示す図である。 コントローラの周囲監視装置に係る機能を示す機能ブロック図である。 コントローラの処理内容を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1〜図4は、本実施の形態に係る油圧ショベルの外観を概略的に示す図であり、図1は左側面図、図2は右側面図、図3は上面図、図4は背面図である。
図1〜図4において、油圧ショベル100は、クローラ式の下部走行体1及び下部走行体1に対して旋回可能に設けられた上部旋回体2により構成された車体と、上部旋回体2の前側に俯仰動可能に設けられたフロント作業機3とから概略構成されている。
フロント作業機3は、垂直方向にそれぞれ回動する複数の被駆動部材(ブーム3a、アーム3b、及びバケット3c)を連結して構成されている。ブーム3aの基端は上部旋回体2の前部に回動可能に支持されている。また、ブーム3aの先端にはアーム3bの一端が回動可能に連結されており、アーム3bの他端(先端)にはバケット3cが回動可能に連結されている。ブーム3a、アーム3b、及びバケット3cは、油圧アクチュエータであるブームシリンダ3d、アームシリンダ3e、及び、バケットシリンダ3fによってそれぞれ駆動される。
下部走行体1は、左右一対のクローラフレーム1c,1dにそれぞれ掛け回された一対のクローラ1e,1fと、クローラ1e,1fを図示しない減速機構等を介してそれぞれ駆動する油圧アクチュエータとしての走行油圧モータ1a,1bとから構成されている。なお、図3及び図4においては、図示の簡単のため、フロント作業機3の全部又は一部を省略して示している。
上部旋回体2は、基部となる旋回フレーム2a上に各部材を配置して構成されており、旋回フレーム2aが油圧アクチュエータである旋回油圧モータ(図示せず)により下部走行体1に対して旋回駆動されることにより、上部旋回体2が下部走行体1に対して旋回可能となっている。
上部旋回体2の旋回フレーム2a上には、オペレータが搭乗して油圧ショベル100の操作を行うための運転室4が配置されているほか、図示を省略するが、原動機であるエンジン、エンジンにより駆動される油圧ポンプ及びパイロットポンプ、各油圧アクチュエータ(走行油圧モータ1a,1b、旋回油圧モータ、ブームシリンダ3d、アームシリンダ3e、バケットシリンダ3f)を駆動するための油圧回路システムが搭載されている。また、上部旋回体2には、油圧ショベル100の全体の動作を制御するコントローラ20が配置されている。
運転室4内には、オペレータが着座する座席や、フロント作業機3の駆動操作、上部旋回体2の旋回操作、下部走行体1の走行操作などを行う操作装置(図示せず)のほか、座席に着座したオペレータが見やすい位置であって外部視野の妨げにならない位置にモニタ30(後述)が配置されている。
上部旋回体2の上部の左右および後方には、上部旋回体2の周囲を撮影する複数の監視用カメラ14〜16が搭載されている。複数の監視用カメラ14〜16は、その配置に応じて、それぞれ、右側方カメラ14、後方カメラ15、及び、左側方カメラ16と称する。すなわち、複数の監視用カメラ14〜16は、上部旋回体2の左側の運転室4の後方に設けられ、上部旋回体2の前方及び左側方を視野にもつ左側方カメラ16と、上部旋回体2の右側方に設けられ、上部旋回体2の前方及び右側方を視野にもつ右側方カメラ14と、上部旋回体2の後方に設けられ、上部旋回体2の左右の側方及び後方を視野にもつ後方カメラ15とを有して構成されている。
図3に示すように、複数の監視用カメラ14〜16は、それぞれ、車体(下部走行体1及び上部旋回体2)を上方から見下ろした場合の外郭よりも内側になるように配置されている。具体的には、左側方カメラ16は、上部旋回体2の上部の運転室4の後方において、上部旋回体2の左側面(運転室4の左側面を含む)よりも内側になるように配置されている。同様に、右側方カメラ14は、上部旋回体2の右側面において、下部走行体1の右側面、及び、上部旋回体2を構成する右側方及び後方確認用のミラー2bよりも内側になるように配置されている。また、後方カメラ15は、上部旋回体2の後方において、上部旋回体2の背面(後側面)よりも内側になるように配置されている。
以上のように構成した本実施の形態の油圧ショベル100は、監視用カメラ14〜16で撮影した画像を運転室4に設けられたモニタ30に表示することで、オペレータによる車体周囲の監視作業を補助する周囲監視装置を備えている。
図5は、本実施の形態に係る周囲監視装置を抜き出して模式的に示す図である。また、図6は、モニタに表示される合成画像を抜き出して示す図である。
図5において、周囲表示装置は、複数の監視用カメラ14〜16と、複数の監視用カメラ14〜16によって撮影された画像から合成画像を生成するコントローラ20と、コントローラ20で生成された合成画像を表示するモニタ30とを備えている。
コントローラ20は、複数の監視用カメラ14〜16で撮影された画像や、これらの画像を鉛直上方から撮影したように(すなわち、上方視点の平面視画像となるように)視点変換した画像、或いは、車体を平面で表示する図形化されたアイコン画像31aを生成し、各監視用カメラ14〜16で撮影して平面視画像に視点変換した画像314〜316をアイコン画像31aの周囲に表示する合成処理を行うことで、車体の上空から車体と周囲の状況を俯瞰的に撮影した画像(以降、合成画像31と称する)を生成し、モニタ30に表示させる。すなわち、図5及び図6において、モニタ30に表示される合成画像31は、合成画像31における自車の形状および大きさを概略的に示すアイコン画像31aを中央に配置し、アイコン画像31aの右側、下側、及び、左側に監視用カメラ14〜16で撮影した画像を油圧ショベル100の車体が中心となるような上方視点の画像314〜316に変換してそれぞれ配置することで形成されている。なお、図5及び図6においては、合成画像31のアイコン画像31aの上側が油圧ショベル100の前方と対応するように合成した場合を例示している。
また、コントローラ20は、合成画像31の合成処理において、複数の監視用カメラ14〜16の視野が車体の構成物で遮られる部分に、複数の監視用カメラ14〜16で撮影された画像とは異なる画像等を合成する。具体的には、左側方カメラ16の前方視野が運転室4で遮られる部分31cの全体に、複数の監視用カメラ14〜16で撮影された画像とは異なる画像(例えば、黒などの単色のアイコン131c:図6では説明のためにハッチングで示す)を合成する。なお、合成画像31の合成処理において、複数の監視用カメラ14〜16の視野に入らない車体前方に相当する部分31bの全体には、例えば、黒などの単色のアイコン131bを合成する。また、合成画像31に合成するアイコン131b,131cの色を統一することで一体的に表示することができる。
さらに、コントローラ20は、合成画像31の合成処理において、アイコン画像31aの周囲に沿うようにアイコン画像31aから予め定めた距離に配置された、直線部132d,134d、136dと曲線部133d,135dとからなる第一の外輪線31dと、アイコン画像31aから見て第一の外輪線31dの外側に沿うように配置された、直線部132e,134e,136eと曲線部133e,135eとからなる第二の外輪線31eとを合成画像31に合成する。
第一の外輪線31dの直線部132d,134d,136dは、アイコン画像31aの左右側及び下側(油圧ショベル100の左右側面及び背面に対応)に沿って、アイコン画像31aから予め定めた距離に配置されている。また、第一の外輪線31dの曲線部133d,135dは、アイコン画像31aの角部からの距離を略一定に保ちつつ直線部132d,134d,136dの端部を繋ぐように配置されている。すなわち、第一の外輪線31dの2つの曲線部133d,135dは非同心に形成されている。
第二の外輪線31eの直線部132e,134e,136eは、第一の外輪線31dの外側に、第一の外輪線31dの直線部132d,134d、136dに沿って、第一の外輪線31dから予め定めた距離に配置されている。また、第二の外輪線31eの曲線部133e,135eは、第一の外輪線31dの曲線部133d,135dと同心に、直線部132e,134e,136eの端部を繋ぐように配置されている。すなわち、第二の外輪線31eの2つの曲線部133e,135eは非同心に形成されている。また、第二の外輪線31eは、合成画像31における上部旋回体2の旋回範囲に相当する範囲よりも外側に配置されている。
第一の外輪線31d及び第二の外輪線31eは、合成画像31において車体から一定の距離を示す位置に、車体の形状に合わせて配置されている。したがって、例えば、合成画像31に表示される車体周囲の情報と第一の外輪線31dの直線部132d,134d,136d及び第二の外輪線31eの直線部132e,134e,136eとを参照することにより、障害物に対する車体の幅寄せなどを容易に行うことができる。また、複数の外輪線(第一の外輪線31d及び第二の外輪線31e)を表示しているので、より精度良く車体の移動や配置を行うことができる。
また、コントローラ20は、合成画像31の合成処理において、複数の監視用カメラ14〜16からの画像に基づいて、画像中における移動体の有無を検知し、移動体が検知された場合にはモニタ30に移動体を検知したことを示す情報を合成して表示する。具体的には、例えば、移動体を検知した場合には、合成画像31における移動体の検知位置に相当する位置にマーカ31fを合成して表示することで、移動体があること、及び、その位置をオペレータに報知する。
図7は、コントローラの周囲監視装置に係る機能を示す機能ブロック図である。
コントローラ20は、処理装置(例えばCPU)と、処理装置が実行するプログラム、及びそのプログラムの実行に必要なデータ等が格納される記憶装置(例えばROM、RAM等の半導体メモリ)を有するコンピュータ相当のハードウェアである。図7においては、コントローラ20によって実行される各種演算処理を機能ブロックで示している。
図7において、コントローラ20は、監視用カメラ14〜16によって撮影された画像を記憶する画像記憶部21と、監視用カメラ14〜16の車体に対する取付位置および取付角度を記憶するカメラ取付位置記憶部24と、モニタ30に表示する合成画像31を生成するための各種情報を記憶する記憶部23と、監視用カメラ14〜16で撮影された画像から移動体の有無と車体に対する位置とを判定する移動体判定部22と、記憶部23及びカメラ取付位置記憶部24に記憶された情報に基づいて、画像記憶部21に記憶された監視用カメラ14〜16の画像から合成画像31を生成し、モニタ30に出力する画像合成処理部25とを有している。
移動体判定部22は、監視用カメラ14〜16で撮影された画像を取得し、例えば、背景差分法などによって画像中の移動体の有無を判定し、移動体があると判定した場合(すなわち、移動体を検知した場合)には、その移動体の位置を算出する。なお、パターンマッチング等によって作業員(人)などの障害物を検知し、障害物を検出したことを示す情報、及び、障害物の位置を出力するようにしても良い。
記憶部23には、複数の監視用カメラ14〜16で撮影された各画像の合成画像31における配置や形状などに関する画面上の座標情報のほか、アイコン画像31aに関する画面上の座標情報、合成画像31における第一の外輪線31d及び第二の外輪線31eの画面上の座標情報、複数の監視カメラ14〜16の視野に入らない車体前方に相当する部分に対応するアイコン131bの画面上の座標情報、及び複数の監視カメラ14〜16の視野が車体の構造物で遮られる部分に対応するアイコン131cの画面上の座標情報などが記憶されている。
画像合成処理部25は、複数の監視用カメラ14〜16で撮影された画像を用いて上方から見下ろした平面視画像を生成するとともに、記憶部23からのアイコン画像31aに関する画面上の座標情報に基づいてアイコン画像31aを生成し、平面視画像をアイコン画像aの周囲に表示する合成処理を行って合成画像31を生成する。
また、画像合成処理部25は、合成画像31の合成処理において、左側方カメラ16の前方視野が運転室4で遮られる部分31cに記憶部23からのアイコン131cに関する画面上の座標情報に基づいてアイコン131cを合成し、複数の監視用カメラ14〜16の視野に入らない車体前方に相当する部分31bに記憶部23からのアイコン131bに関する画面上の座標情報に基づいてアイコン131bを合成する。
さらに、画像合成処理部25は、合成画像31の合成処理において、記憶部23からの画面上の座標情報に基づいて第一の外輪線31d及び第二の外輪線31eを合成し、移動体判定部22からの判定結果(移動体の有無やその位置)に基づいてマーカ31fを合成する。画像合成処理部25で生成された合成画像31はモニタ30に出力される。
以上のように構成した本実施の形態の動作をフローチャートを用いて説明する。
図8は、コントローラの処理内容を示すフローチャートである。
図8において、コントローラ20は、以下に示すSTARTからENDまでの処理を所定の間隔(例えば、コントローラ20の処理サイクルである10ms)で繰り返し行う。
まず、コントローラ20の画像記憶部21は、監視用カメラ14〜16で撮影された画像を読み込んで記憶する(ステップS100)。
次に、画像合成処理部25は、合成画像31の作成に用いる情報として、アイコン画像31aに関する画面上の座標情報、アイコン131b及びアイコン131cに関する画面上の座標情報、第一の外輪線31d及び第二の外輪線31eに関する画面上の座標情報などを記憶部23から読み込む(ステップS110)、合成画像31を作成する(ステップS120)。このとき、合成画像31では、車体の構造物である運転室4が映り込む部分31cの全体にアイコン131cが合成され、周囲監視に不要な情報がモニタに表示されてオペレータに提示されることがない。したがって、オペレータは違和感を覚えることなく周囲監視を行うことができる。
また、コントローラ20の移動体判定部22は、ステップS110の処理に続き、監視用カメラ14〜16で撮影された画像に基づいて、移動体が検知されたかどうかを判定し(ステップS130)、判定結果がYESの場合には、移動体が検出された位置に関する画面上の座標情報を読み込み(ステップS140)、ステップS120で作成した合成画像31における移動体の検出位置に合成するマーカ31fを生成して画像合成処理部25に出力する(ステップS150)。続いて、画像合成処理部25は、ステップS120と同様に合成画像を作成し、作成した合成画像31に移動体判定部22からの移動体の検出位置を示すマーカ31fを合成し(ステップS160)、合成画像31をモニタ30に出力して表示させ(ステップS170)、処理を終了する。また、ステップS130での判定結果がNOの場合には、ステップS120で作成した合成画像31をそのままモニタ30に出力して表示させ(ステップS170)、処理を終了する。
以上のように構成した本実施の形態における効果を説明する。
油圧ショベルなどの作業機械において、車体に設けたカメラで得られる画像を運転室のモニタに表示することで周囲監視を行う場合、車体の構造やカメラの設置位置によっては、モニタに表示される画像に車体の構造物が映り込む場合が想定される。このような場合には、周囲監視に不要な情報がモニタに表示されることになり、周囲監視を行う場合にオペレータが違和感を覚えることが考えられる。
このような課題に対して本実施の形態においては、複数の監視用カメラ14〜16で撮影された画像を用いて上方から見下ろした平面視画像を生成するとともに、車体を平面で表示する図形化されたアイコン画像31aを生成し、平面視画像をアイコン画像31aの周囲に表示する合成処理を行い、左側方カメラ16の前方視野が運転室4で遮られる部分31cに複数の監視用カメラ14〜16で撮影された画像とは異なる画像(すなわち、アイコン131c)を合成して、合成画像31を生成するように構成したので、オペレータが違和感なく周囲監視を行うことができる。
また、本実施の形態においては、第一の外輪線31d及び第二の外輪線31eを合成画像31において車体から一定の距離を示す位置に車体の形状に合わせて配置するように構成したので、例えば、合成画像31に表示される車体周囲の情報と第一の外輪線31d及び第二の外輪線31eの直線部132e,134e,136eとを参照することにより、障害物に対する車体の幅寄せなどを容易に行うことができる。
また、本実施の形態においては、複数の外輪線(第一の外輪線31d及び第二の外輪線31e)を合成して表示するように構成したので、車体周囲の障害物等との距離や位置関係をより精度良く知ることができる。
以上のように構成した本実施の形態の特徴を説明する。
(1)上記の実施の形態では、上部旋回体2及び下部走行体1により構成される車体と、前記上部旋回体の前方に設けられた運転室4と、前記上部旋回体の周囲を撮影する複数の監視用カメラ14〜16と、前記複数の監視用カメラで撮影された画像から合成画像31を生成するコントローラ20と、前記コントローラで生成された前記合成画像を表示するモニタ30と、を備えた油圧ショベル100において、前記複数の監視用カメラは、前記上部旋回体の左側の前記運転室の後方に設けられ、前記上部旋回体の前方及び左側方を視野にもつ左側方カメラ16と、前記上部旋回体の右側方に設けられ、前記上部旋回体の前方及び右側方を視野にもつ右側方カメラ14と、前記上部旋回体の後方に設けられ、前記上部旋回体の左右の側方及び後方を視野にもつ後方カメラ15と、を有し、前記コントローラは、前記複数の監視用カメラで撮影された画像を用いて上方から見下ろした平面視画像を生成するとともに、前記車体を平面で表示する図形化されたアイコン画像31aを生成し、前記平面視画像を前記アイコン画像の周囲に表示する合成処理を行い、前記左側方カメラの前方視野が前記運転室で遮られる部分31cに前記複数の監視用カメラで撮影された画像とは異なる画像(例えば、アイコン131c)を合成して、前記合成画像を生成するものとした。
これにより、オペレータが違和感なく周囲監視を行うことができる。
(2)また、上記の実施の形態では、上記(1)の油圧ショベル100において、前記左側方カメラ16及び右側方カメラ14が前記車体(例えば、上部旋回体2及び下部走行体1)を上方から見た場合の外郭よりも内側に設けられているものとした。
(3)また、上記の実施の形態では、上記(1)の油圧ショベル100において、前記コントローラ20は、前記複数の監視用カメラ14〜16からの画像に基づいて移動体の有無を検知し、前記移動体が検知された場合には前記モニタ30に前記移動体を検知したことを示す情報を表示するものとした。
(4)また、上記の実施の形態では、上記(1)の油圧ショベル100において、前記コントローラ20は、前記合成画像31の前記アイコン画像31aの周囲に沿うように前記アイコン画像から予め定めた距離に配置された、直線部132d,134d,136dと曲線部133d,135dとからなる第一の外輪線31dと、前記アイコン画像から見て前記第一の外輪線の外側に沿うように配置された、直線部132e,134e,136eと曲線部133e,135eとからなる第二の外輪線31eと、を前記合成画像に表示するものとした。
(5)また、上記の実施の形態では、上記(4)の油圧ショベル100において、前記コントローラ20は、前記合成画像31における前記上部旋回体2の旋回範囲に相当する範囲よりも外側に前記第二の外輪線31eを表示するものとした。
<付記>
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例や組み合わせが含まれる。また、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
1…下部走行体、1a,1b…走行油圧モータ、1c,1d…クローラフレーム、1e,1f…クローラ、2…上部旋回体、2a…旋回フレーム、2b…ミラー、3…フロント作業機、3a…ブーム、3b…アーム、3c…バケット、3d…ブームシリンダ、3e…アームシリンダ、3f…バケットシリンダ、4…運転室、14…右側方カメラ(監視用カメラ)、15…後方カメラ(監視用カメラ)、16…左側方カメラ(監視用カメラ)、20…コントローラ、21…画像記憶部、22…移動体判定部、23…記憶部、24…カメラ取付位置記憶部、25…画像合成処理部、30…モニタ、31…合成画像、31a…アイコン画像、31d…第一の外輪線、31e…第二の外輪線、31f…マーカ、100…油圧ショベル、131b…アイコン、131c…アイコン

Claims (5)

  1. 上部旋回体及び下部走行体により構成される車体と、前記上部旋回体の前方に設けられた運転室と、前記上部旋回体の周囲を撮影する複数の監視用カメラと、前記複数の監視用カメラで撮影された画像から合成画像を生成するコントローラと、前記コントローラで生成された前記合成画像を表示するモニタと、を備えた油圧ショベルにおいて、
    前記複数の監視用カメラは、前記上部旋回体の左側の前記運転室の後方に設けられ、前記上部旋回体の前方及び左側方を視野にもつ左側方カメラと、前記上部旋回体の右側方に設けられ、前記上部旋回体の前方及び右側方を視野にもつ右側方カメラと、前記上部旋回体の後方に設けられ、前記上部旋回体の左右の側方及び後方を視野にもつ後方カメラと、を有し、
    前記コントローラは、前記複数の監視用カメラで撮影された画像を用いて上方から見下ろした平面視画像を生成するとともに、前記車体を平面で表示する図形化されたアイコン画像を生成し、前記平面視画像を前記アイコン画像の周囲に表示する合成処理を行い、前記左側方カメラの前方視野が前記運転室で遮られる部分に前記複数の監視用カメラで撮影された画像とは異なる画像を合成して、前記合成画像を生成することを特徴とする油圧ショベル。
  2. 請求項1記載の油圧ショベルにおいて、
    前記左側方カメラ及び右側方カメラが前記車体を上方から見た場合の外郭よりも内側に設けられていることを特徴とする油圧ショベル。
  3. 請求項1記載の油圧ショベルにおいて、
    前記コントローラは、前記複数の監視用カメラからの画像に基づいて移動体の有無を検知し、前記移動体が検知された場合には前記モニタに前記移動体を検知したことを示す情報を表示することを特徴とする油圧ショベル。
  4. 請求項1記載の油圧ショベルにおいて、
    前記コントローラは、前記合成画像の前記アイコン画像の周囲に沿うように前記アイコン画像から予め定めた距離に配置された、直線部と曲線部とからなる第一の外輪線と、前記アイコン画像から見て前記第一の外輪線の外側に沿うように配置された、直線部と曲線部とからなる第二の外輪線と、を前記合成画像に表示することを特徴とする油圧ショベル。
  5. 請求項4記載の油圧ショベルにおいて、
    前記コントローラは、前記合成画像における前記上部旋回体の旋回範囲に相当する範囲よりも外側に前記第二の外輪線を表示することを特徴とする油圧ショベル。
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