JP2020062219A - 口腔ケア用ブラシの製造方法及び口腔ケア用ブラシ - Google Patents

口腔ケア用ブラシの製造方法及び口腔ケア用ブラシ Download PDF

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【課題】金属製の芯材の露出部が少なく、使用感が良好で、ブラシ部のハンドル部に対する抜け強度が高い、安全な口腔ケア用ブラシとその製造方法を提供する。【解決手段】金型200内に、芯材110の第1の部分114を挿入して固定すると共に、芯材110の第2の部分115を金型200から突出するように配置する第1の工程と、金型200内に溶融した樹脂材料を注入してハンドル部とこれに被覆された被覆部とを一体に形成することにより、基体を形成する第2の工程と、基体の複数の金属線材の第2の部分115の間に毛材を挟み、これを捻回することにより、毛材を保持した捻回部を形成する第3の工程とを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、歯ブラシ、舌苔の除去、粘膜の刺激、口腔内の洗浄等の目的で用いられる口腔ケア用ブラシの製造方法とこの方法により製造された口腔ケア用ブラシに関する。
従来、樹脂材料により構成されたハンドル部と、口腔内に挿入して口腔内のケア操作ができるようにハンドル部と接合されたブラシ部とを備える口腔ケア用ブラシが広く知られている。ブラシ部は、撚られた複数の金属線材からなる芯材と、この金属線材間に保持された毛材とを有する(例えば、特許文献1,特許文献2)。芯材は、一端側においてハンドル部に被覆された被覆部と、他端側において毛材を保持する毛材保持部とを有する。このブラシは、芯材を構成する2本の金属線材の間に毛材を挟み、金属線材を捻回することによりブラシ部を構成した後、毛材を保持していない芯材の一端側を射出成形金型のキャビティ内に挿入して固定し、キャビティ内に溶融した樹脂材料を圧入することにより、芯材の被覆部とハンドル部を一体に形成する、いわゆるインサート成形の方法で製造される。この場合、整形時に溶融する樹脂の熱が芯材に伝わり、芯材の金型に近い部分は高温(例えば200℃以上)になる。このため、高温部分に毛材があると、それが熱による損傷を受けるおそれがある。熱による毛材の損傷を回避するため、芯材には、毛材を保持しない金属線材の露出部が金型から所定長さ(例えば20mm以上)設けられる。
特開2009−89849号公報 特開2018−68514号公報
上記のように構成された従来の口腔ケア用ブラシは、特に、これをセルフケアが困難な患者等に対して介助者が使用する場合、芯材の露出部が口腔内の粘膜や歯、歯茎等に触れて、口腔内を傷つけ易いし、患者に過剰な刺激を与え、違和感、異物感、恐怖感を生じさせることがある。
したがって、本発明は、金属製の芯材の露出部が少なく、使用感が良好で、ブラシ部のハンドル部に対する抜け強度が高い、安全な口腔ケア用ブラシとその製造方法を提供することを目的としている。
以下、添付図面の符号を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、本発明の口腔ケア用ブラシ1の製造方法は、ハンドル部10を射出成形するための金型200内に、芯材110における被覆部112となる第1の部分114を挿入して固定すると共に、芯材110の捻回部113となる未捻回の第2の部分115を金型から突出するように配置する第1の工程と、金型200内に溶融した樹脂材料を注入してハンドル部10とハンドル部10に被覆された芯材110の被覆部112とを一体に形成することにより、ハンドル部10と芯材110とからなる基体130を形成する第2の工程と、基体130の複数の金属線材111の未捻回の第2の部分115の間に毛材120を挟み、当該第2の部分115を捻回することにより、毛材120を保持した捻回部113を形成する第3の工程とを含む。本発明の口腔ケア用ブラシ1は、上記第1ないし第3の工程を含む方法により製造される。
本発明の製造方法によれば、芯材とハンドル部とからなる基体のインサート整形時に毛材が未装着であるため、芯材に伝わる熱で毛材が損傷されることがない。芯材には、射出整形時の毛材の熱損傷を回避するための金属線材の露出部を設ける必要がないので、使用時の口腔内への金属の接触を大幅に減じて良好な使用感が得られる。
本発明に係る口腔ケア用ブラシの製造工程を示す説明図である。 本発明に係る口腔ケア用ブラシを製造する次工程を示す説明図である。 本発明に係る口腔ケア用ブラシを製造する次工程を示す説明図である。 本発明に係る口腔ケア用ブラシを製造する次工程を示す説明図である。 本発明に係る製造工程を経て製造された口腔ケア用ブラシの一例を示すもので、(A)は正面図、(B)は断面図である。 本発明に係る他の種類の口腔ケア用ブラシを製造する工程を示す説明図である。 本発明に係る口腔ケア用ブラシの芯材の他の実施形態を示す説明図である。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本発明に係る口腔ケア用ブラシの一例を図5に示す。同図において、口腔ケア用ブラシ1は、ハンドル部10およびブラシ部100を備える。ブラシ部100は、歯間の清掃や粘膜の摩擦ケアができるようにハンドル部10と接合されている。ハンドル部10は、熱可塑性の樹脂材料により構成される。ブラシ部100は、2本の金属線材111からなる芯材110と、芯材110に保持された毛材120とを含む。図示の例において、2本の金属線材111は、一端側の折り返し部111aにおいて連続する単一の部材からなるが、これに限定されない。芯材110は、ハンドル部10に被覆された被覆部112と、ハンドル部10から延出して毛材120を保持した捻回部113を含む。
口腔ケア用ブラシ1は、以下のように製造される。図1において、芯材110を構成する金属線材111を用意する。芯材110は、単一の金属線材111を中央の環状の折り返し部111aで折り返してなる2本の並行線部111bを有する。芯材110は、ハンドル部10に被覆される被覆部112となる第1の部分114と、捻回部113となる未捻回の第2の部分115を含む。ハンドル部10を射出成形するための金型200(一対の内の一方のみを図示した。)は、キャビティ210、折り返し部111aに嵌合する固定ピン211、並行線部111bを実質的に気密に金型200外へ延出させるシール部212を有する。
なお、芯材110の被覆部112となる第1の部分114の形状は、図7に示すような他の形状であってもよい。図7(A)に示すものは、被覆部112となる第1の部分114において金属線材111が捻回されている。図7(B)に示すものは、金属線材111の折り返し部111cが、捻回部113となる第2の部分115側の一端に配置され、被覆部112となる第1の部分114において金属線材111が捻回されている。
図2に示す次の工程において、芯材110が金型200に装着される。芯材110の第1の部分114がキャビティ210内に配置され、折り返し部111aにピン211を嵌合させて位置決めされる。芯材110の第2の部分115がシール部212を介してキャビティ210の外側へ導出される。
図示しない次工程において、型合わせ後、キャビティ210内に樹脂が圧入され、図3に示すように、ハンドル部10とハンドル部10に被覆された芯材110の被覆部112とが一体に形成される。これにより、ハンドル部10と芯材110とからなる基体130が構成される。
図3に示す次工程において、芯材110の未捻回の第2の部分115の金属線材111間に毛材120を挟み、チャック300で第2の部分115の首部を固定し、当該第2の部分115を捻回することにより、図4に示すように、毛材120を保持した捻回部113を形成する。
捻回部113を渦巻き状に180°以上同心曲げ加工すると、図5に示すように、芯材110が外部に露出しない口腔ケア用ブラシ1が完成する。芯材110が外部に露出しないので、安全で快適な使用感が得られる。
この実施形態において、毛材120は、コイル状に一連に形成されたフィラメントからなる。フィラメントは、撚糸であってもモノフィラメントであってもよい。この毛材120は、使用中に強い力がかかっても芯材110から脱落することがなく、安全に使用することができる。
毛材120は、図6に示す従来の捻りブラシのように、多数の短い線材からなるものであってよい。短い線材からなる毛材120を金属線材111の間にそれの軸線直交方向に並べて金属線材111を捻回することにより、毛材120が螺旋状に並んで捻回部に保持されたブラシ部100ができる。これを同心曲げ加工すれば、芯材110が外部に露出しない、安全な口腔ケア用ブラシ1が完成する。
1 口腔ケア用ブラシ
10 ハンドル部
100 ブラシ部
110 芯材
111 金属線材
111a 折り返し部
111b 並行線部
112 被覆部
113 捻回部
114 第1の部分
115 第2の部分
120 毛材
130 基体
200 金型
210 キャビティ
211 ピン
212 シール部
300 チャック

Claims (7)

  1. 樹脂材料により構成されたハンドル部と、
    口腔内に挿入して口腔内のケア操作ができるように前記ハンドル部と接合されたブラシ部とを備え、
    前記ブラシ部は、複数の金属線材からなる芯材と、当該芯材に保持された毛材とを含み、
    前記芯材は、前記ハンドル部に被覆された被覆部と、前記複数の金属線材の間に毛材を保持した捻回部とを含む口腔ケア用ブラシの製造方法であって、
    前記ハンドル部を射出成形するための金型内に、前記芯材の被覆部となる第1の部分を挿入して固定すると共に、前記芯材の捻回部となる前記金属線材の未捻回の第2の部分を前記金型から突出するように配置する第1の工程と、
    前記金型内に溶融した前記樹脂材料を注入して前記ハンドル部と当該ハンドル部に被覆された前記芯材の被覆部とを一体に形成することにより、前記ハンドル部と前記芯材とからなる基体を形成する第2の工程と、
    前記基体の前記複数の金属線材における未捻回の前記第2の部分の間に前記毛材を挟み、当該第2の部分を捻回することにより、前記毛材を保持した捻回部を形成する第3の工程とを含むことを特徴とする口腔ケア用ブラシの製造方法。
  2. 前記第3の工程により形成された、前記毛材を保持した捻回部を渦巻き状に180°以上巻き込むことにより、前記毛材が渦巻きの中心側に密集し外側に放射状に広がる渦巻き部を形成する第4の工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の口腔ケア用ブラシの製造方法。
  3. 前記芯材を構成する前記複数の金属線材は、前記被覆部側の一端において曲折して互いに連続していることを特徴とする請求項1又は2に記載の口腔ケア用ブラシの製造方法。
  4. 前記芯材を構成する前記複数の金属線材は、前記被覆部において撚り合わされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の口腔ケア用ブラシの製造方法。
  5. 前記毛材は、ほぼ直線状で、その軸線を前記金属線材の軸線に対してほぼ直交方向に向けて配置されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の口腔ケア用ブラシの製造方法。
  6. 前記毛材は、コイル状に形成され、その内側にいずれかの前記金属線材を挿通させるように配置されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の口腔ケア用ブラシの製造方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかの方法により製造された口腔ケア用ブラシ。
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