JP2020056739A - 経路探索装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザにとってより適切な移動手段を選択した経路を探索することを可能にした経路探索装置及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】目的地へと到る経路を探索する場合において、移動手段を切り換える切換地点を設定し、出発地から目的地までの間を切換地点で区分した区間毎に、該区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方に基づいて当該区間を移動する移動手段を複数種類の移動手段から選択する際の優先度を設定し、設定された優先度に基づいて複数の区間毎に選択された移動手段を用いて目的地へと到る経路を探索するように構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、目的地までの経路を探索する経路探索装置及びコンピュータプログラムに関する。
近年、車両の走行案内を行い、運転者が所望の目的地に容易に到着できるようにしたナビゲーション装置が車両に搭載されていることが多い。ここで、ナビゲーション装置とは、GPS受信機などにより自車の現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図データをDVD−ROMやHDDなどの記録媒体またはネットワークを通じて取得して液晶モニタに表示することが可能な装置である。更に、かかるナビゲーション装置には、所望する目的地を入力すると、自車位置から目的地までの最適経路を探索する経路探索機能を備えており、探索された最適経路を案内経路として設定し、ディスプレイ画面に案内経路を表示するとともに、交差点に接近した場合等には音声による案内をすることによって、ユーザを所望の目的地まで確実に案内するようになっている。また、近年は携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等においても上記ナビゲーション装置と同様の機能を有するものがある。更に、車両で移動する為の経路のみではなく、複数の移動手段(例えば徒歩、自家用車、バス、鉄道等)から最適な移動手段を選択し、選択された移動手段で移動する経路を探索し、案内することも行われていた。
また、上記複数の移動手段から移動手段を選択する際には、移動手段を選択する際の優先度を設定することについても行われていた。例えば特開2009−222393号公報には、出発地から目的地までの経路長が所定距離未満の場合、或いは経路の環境が徒歩に適した環境である場合(例えば天候が晴れ、外気温が所定範囲内)において、移動手段として徒歩を優先的に選択し、徒歩で移動する経路を案内することについて開示されている。
特開2009−222393号公報(第4−5頁)
ここで、特に遠方の目的地までの経路を探索する場合には、一の移動手段(例えば自家用車)のみで移動する経路ではなく、複数の移動手段(例えば徒歩、自家用車、バス、鉄道等)を切り換えて移動する経路の方がユーザにとってより適切である場合がある。このような複数の移動手段を切り換えて移動する経路を探索する場合には、目的地までの経路に含まれる区間毎に該区間に適した移動手段を適宜選択する必要がある。そして、目的地までの経路に含まれる区間に適した移動手段を選択する際には、当該区間の始点又は終点がどのような地点であるかを考慮することが重要であり、上記特許文献1のように経路の長さや経路の環境(天気や外気温)に基づく選択では、適切な移動手段を選択することができない虞があった。
例えば、目的地までの経路の内、鉄道で移動した後の鉄道の降車駅から移動する区間については、自家用車は選択し難い状況にあるので、経路の長さや経路の環境に関わらず移動手段として自家用車よりも徒歩を優先的に選択するのが望ましい。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、目的地までの経路に含まれる区間毎に区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方に基づいて移動手段の優先度を設定することによって、ユーザにとってより適切な移動手段を選択した経路を探索することを可能にした経路探索装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る経路探索装置は、目的地へと到る経路を探索する場合において、経路に含まれる区間毎に当該区間を移動する移動手段を複数種類の移動手段から選択する際の優先度を設定する優先度設定手段と、前記優先度設定手段により設定された優先度に基づいて前記区間毎に選択された移動手段を用いて、目的地へと到る経路を探索する経路探索手段と、を有し、前記優先度設定手段は、経路に含まれる区間毎に、該区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方に基づいて対応する移動手段の優先度を設定する。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、目的地までの経路を探索するコンピュータプログラムである。具体的には、コンピュータを、目的地へと到る経路を探索する場合において、経路に含まれる区間毎に当該区間を移動する移動手段を複数種類の移動手段から選択する際の優先度を設定する優先度設定手段と、前記優先度設定手段により設定された優先度に基づいて前記区間毎に選択された移動手段を用いて、目的地へと到る経路を探索する経路探索手段と、して機能させる一方で、前記優先度設定手段は、経路に含まれる区間毎に、該区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方に基づいて対応する移動手段の優先度を設定する。
前記構成を有する本発明に係る経路探索装置及びコンピュータプログラムによれば、目的地までの経路に含まれる区間毎に区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方に基づいて移動手段の優先度を設定することによって、複数の移動手段を切り換えて移動する経路を探索する場合においても、ユーザにとってより適切な移動手段を選択した経路を探索することが可能となる。
本実施形態に係る経路探索システムを示した概略構成図である。 本実施形態に係る経路探索システムの構成を示したブロック図である。 区間の始点の属性と終点の属性の組み合わせに対して徒歩の優先度を設定した優先度テーブルを示した図である。 区間の始点の属性に対して徒歩の優先度を設定した優先度テーブルを示した図である。 区間の終点の属性に対して徒歩の優先度を設定した優先度テーブルを示した図である。 本実施形態に係る情報端末の構成を示したブロック図である。 本実施形態に係る経路探索処理プログラムのフローチャートである。 経路情報の表示例を示した図である。 出発地から目的地までの経路を切換地点で区分した各区間を示した図である。
以下、本発明に係る経路探索装置をサーバ装置1に具体化した一実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るサーバ装置1を含む経路探索システム2の概略構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は本実施形態に係る経路探索システム2を示した概略構成図である。図2は本実施形態に係る経路探索システム2の構成を示したブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る経路探索システム2は、情報配信センタ3が備えるサーバ装置1と、ユーザ4が所持する情報端末5と、を基本的に有する。また、サーバ装置1と情報端末5は通信ネットワーク網6を介して互いに電子データを送受信可能に構成されている。尚、情報端末5としては例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等がある。また、ユーザ4は車両に乗車している状態であっても良いし、車両に乗車していない状態であっても良い。
ここで、サーバ装置1は、情報端末5の要求に応じて経路探索の実行を行う。具体的には、情報端末5において目的地が設定された場合や経路の再探索(リルート)を行う場合に、情報端末5からサーバ装置1へと出発地や目的地等の経路探索に必要な情報が経路探索要求とともに送信される(但し、再探索の場合には目的地に関する情報は必ずしも送信する必要は無い)。そして経路探索要求を受信したサーバ装置1は、サーバ装置1の有する地図情報を用いて経路探索を行い、出発地から目的地までの推奨経路を特定する。その後、特定された推奨経路を要求元の情報端末5へと送信する。そして、情報端末5は受信した推奨経路を案内経路に設定し、案内経路に従って移動案内を行う。それによって、経路探索時点において情報端末5が有する地図情報が古いバージョンの地図情報であったり、情報端末5が地図情報自体を有さない場合であっても、サーバ装置1が有する最新バージョンの地図情報に基づいて適切な案内経路を設定することが可能となる。また、特に本実施形態では、出発地から目的地までの経路の探索を行う場合に、徒歩、自家用車、鉄道、バス、船舶、飛行機等の複数の移動手段を切り換えて移動を行うこと(マルチモーダル)を考慮した推奨経路の探索を行う。
但し、経路探索処理については必ずしもサーバ装置1で行う必要は無く、地図情報を有する情報端末5であれば情報端末5で行っても良い。
一方、情報端末5は、ユーザ4が所持し、ナビ機能を備えた情報端末が用いられ、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等が該当する。
ここで、ナビ機能は、上記サーバ装置1によって探索された経路を特定する経路情報を表示したり、サーバから取得したりメモリに格納された地図データに基づいてユーザ4の現在位置周辺の地図画像を表示したり、表示された地図画像中においてユーザ4の現在位置を表示したり、設定された案内経路に沿った移動案内を行う機能が該当する。尚、上記ナビ機能の全てを情報端末5が備えている必要はなく、少なくとも経路情報を表示する機能を有していれば本願発明を構成することが可能である。
また、通信ネットワーク網6は全国各地に配置された多数の基地局と、各基地局を管理及び制御する通信会社とを含み、基地局及び通信会社を有線(光ファイバー、ISDN等)又は無線で互いに接続することにより構成されている。ここで、基地局は情報端末5との通信をするトランシーバー(送受信機)とアンテナを有する。そして、基地局は通信会社の間で無線通信を行う一方、通信ネットワーク網6の末端となり、基地局の電波が届く範囲(セル)にある情報端末5の通信をサーバ装置1との間で中継する役割を持つ。
続いて、経路探索システム2におけるサーバ装置1の構成について図2を用いてより詳細に説明する。サーバ装置1は、図2に示すようにサーバ制御ECU11と、サーバ制御ECU11に接続された情報記録手段に格納された優先度テーブル12と、サーバ側地図DB13と、サーバ側通信装置14とを備える。
サーバ制御ECU11(エレクトロニック・コントロール・ユニット)は、サーバ装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるRAM22、制御用のプログラムのほか、後述の経路探索処理プログラム(図7)等が記録されたROM23、ROM23から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ24等の内部記憶装置を備えている。尚、サーバ制御ECU11は、後述の情報端末5のECUとともに処理アルゴリズムとしての各種手段を有する。例えば、優先度設定手段は、目的地へと到る経路を探索する場合において、経路に含まれる区間毎に当該区間を移動する移動手段を複数種類の移動手段から選択する際の優先度を設定する。経路探索手段は、優先度設定手段により設定された優先度に基づいて区間毎に選択された移動手段を用いて、目的地へと到る経路を探索する。
また、優先度テーブル12は、サーバ装置1で経路探索を行う場合において、複数種類の移動手段から移動手段を選択する際の優先度を設定する為に用いられるテーブルである。ここで、本実施形態では、出発地から目的地までの経路の探索を行う場合に、徒歩、自家用車、鉄道、バス、船舶、飛行機等の複数の移動手段を切り換えて移動を行うこと(マルチモーダル)を考慮した推奨経路の探索を行う。そして、サーバ装置1は上記マルチモーダル探索を行うに際しては、先ず移動手段を切り換える切換地点を設定し、出発地から目的地までの間を切換地点で区分した区間毎に優先度テーブル12を参照して優先度を設定する。尚、切換地点としては、駐車場、鉄道の駅、バス停、港、空港等が該当する。
また、優先度テーブル12は、区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方に基づいて対応する移動手段の優先度を設定するテーブルである。尚、“属性”とは例えば(A)始点や終点に該当する地点のジャンル(自宅、駐車場、出発地、目的地、乗車駅、乗車バス停等)、(B)始点や終点が備える設備の種類(例えば駐車場を備える施設)、(C)始点や終点が存在するエリア(例えば市区町村)等がある。本実施形態では、“属性”は始点や終点に該当する地点のジャンルとする。また、優先度は例えば『0(選択されない)』、『低』、『中』、『高』の4段階に設定され、優先度が高い程、その区間の移動手段として選択され易いことを示す。
例えば、図3は区間の始点の属性と終点の属性の組み合わせに対して徒歩の優先度を設定した優先度テーブル12の一例である。図3に示す例では、「自宅」から「駐車場」までの区間に対しては徒歩の優先度は『低』に設定される。また、「駐車場」から「乗車駅」までの区間に対しては徒歩の優先度は『中』に設定される。また、「乗車駅」から「降車駅」までの区間に対しては徒歩の優先度は『0(選択されない)』に設定される。また、「降車駅」から「目的地」までの区間に対しては徒歩の優先度は『高』に設定される。尚、「乗車駅」と「降車駅」は、「乗車バス停」と「降車バス停」、「乗船する港」と「下船する港」、「搭乗する空港」と「降機する空港」に置き換えることも可能である。
また、図4は変形例として区間の始点の属性に対して徒歩の優先度を設定した優先度テーブル12の一例である。図4に示す例では、「自宅」を始点とする区間に対しては徒歩の優先度は『低』に設定される。また、「駐車場」を始点とする区間に対しては徒歩の優先度は『中』に設定される。また、「乗車駅」を始点とする区間に対しては徒歩の優先度は『0(選択されない)』に設定される。また、「降車駅」を始点とする区間に対しては徒歩の優先度は『高』に設定される。図4に示す優先度テーブル12では区間の終点は問わずに区間の始点の属性のみによって徒歩の優先度が決定される。
また、図5は変形例として区間の終点の属性に対して徒歩の優先度を設定した優先度テーブル12の一例である。図5に示す例では、「駐車場」を終点とする区間に対しては徒歩の優先度は『低』に設定される。また、「乗車駅」を終点とする区間に対しては徒歩の優先度は『中』に設定される。また、「降車駅」を終点とする区間に対しては徒歩の優先度は『0(選択されない)』に設定される。また、「目的地」を終点とする区間に対しては徒歩の優先度は『高』に設定される。図5に示す優先度テーブル12では区間の始点は問わずに区間の終点の属性のみによって徒歩の優先度が決定される。
尚、本実施形態では優先度テーブル12によって徒歩の優先度を設定しているが、徒歩以外の他の移動手段(自家用車、鉄道、バス、船舶、飛行機等)の優先度を設定することも可能である。また、複数種類の移動手段(例えば徒歩と自家用車)の優先度を設定することも可能である。
一方、サーバ側地図DB13は、外部からの入力データや入力操作に基づいて登録された最新のバージョンの地図情報であるサーバ側地図情報が記憶される記憶手段である。ここで、サーバ側地図情報は、道路網を始めとして経路探索、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されている。例えば、道路網を示すノード及びリンクを含むネットワークデータ、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、各交差点に関する交差点データ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等からなる。更に、鉄道、バス、船舶、飛行機等の移動手段を用いた経路を探索する為の各種情報(鉄道の線路、鉄道の時刻表、バス停、バス路線、バスの時刻表、船舶の航路、船舶の時刻表、飛行機の航路、飛行機の時刻表等)についても格納されている。但し、これらの情報は外部のサーバから取得するようにしても良い。
一方、サーバ側通信装置14は情報端末5と通信ネットワーク網6を介して通信を行う為の通信装置である。また、情報端末5以外にインターネット網や、交通情報センタ、例えば、VICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等から送信された渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の各情報から成る交通情報の受信についても可能である。
次に、情報端末5の概略構成について図6を用いて説明する。図6は本実施形態に係る情報端末5の制御系を模式的に示すブロック図である。尚、以下では特に情報端末5がスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。
図6に示すように情報端末5はデータバスBUSに、CPU31と、情報端末5を所持するユーザ4に関するユーザ情報(ユーザID、氏名等)等が記憶されたメモリ32と、通信ネットワーク網6の基地局との間で信号の送受信を行う送受信回路部(RF)33と、送受信回路部33において受信したRF(Radio Frequency)信号をベースバンド信号に変換するとともにベースバンド信号をRF信号に変換するベースバンド処理部34と、マイクロホン35及びスピーカ36等とのインターフェイスである入出力部37と、液晶表示パネル等で構成されたディスプレイ38と、タッチパネルやハードボタン等から構成される入力操作部39と、GPS40と、カメラ41とが接続されることにより構成されている。
ここで、情報端末5に内蔵されるCPU31は、メモリ32に格納されている動作プログラムに従って種々の動作を実行する情報端末5の制御手段であり、メモリ32とともに情報端末ECU42を構成する。また、情報端末ECU42の各種処理内容は必要に応じてディスプレイ38に表示される。
また、メモリ32は情報端末5を所持するユーザ4に関するユーザ情報(ユーザID、氏名等)等が記憶された記憶媒体である。また、後述の経路探索処理プログラム(図7)を含む各種アプリケーションプログラムについても記憶される。また、メモリ32には地図情報を記憶しても良い。メモリ32に地図情報が記憶されていれば経路探索に係る処理をサーバ装置1ではなく情報端末5で行うことも可能である。また、メモリ32は、ハードディスク、メモリーカード等により構成しても良い。
また、ディスプレイ38は、筐体の一面に配設されており、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が用いられる。そして、情報端末5にインストールされている各種アプリケーションを実行する為のトップ画面や、実行されたアプリケーションに係る画面(インターネット画面、メール画面等)や、画像、動画等の各種情報が表示される。また、経路探索を行った場合に、探索された経路を特定する経路情報についても表示される。
また、入力操作部39は、ディスプレイ38の前面に設けられたタッチパネルや筐体に配置されたハードボタン等によって構成されている。そして、情報端末ECU42は、タッチパネルやハードボタンの押下等により出力される電気信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、入力操作部39は、番号/文字入力キー、表示された内容を選択するためのカーソルを動かすカーソルキー、選択を確定する決定キー等の各種キー等により構成することもできる。
また、GPS40は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することにより、情報端末5(即ちユーザ4)の現在位置及び現在日時を検出可能とする。また、GPS40以外にも情報端末5の現在位置や方位を検出する為の他の装置(例えばジャイロセンサ等)を備える構成としても良い。
また、カメラ41は、例えばCCD等の固体撮像素子を用いたカメラにより構成される小型の撮像装置であり、情報端末5の背面側に内蔵される。そして、専用のアプリケーションプログラムが起動された状態で、ユーザが入力操作部39を操作することによって周辺を撮像することが可能となる。尚、カメラ41で撮像された撮像画像は、メモリ32に格納される。
続いて、前記構成を有するサーバ装置1及び情報端末5において実行する経路探索処理プログラムについて図7に基づき説明する。図7は本実施形態に係る経路探索処理プログラムのフローチャートである。ここで、経路探索処理プログラムは情報端末5においてナビゲーションアプリが起動された後に実行され、ユーザの操作に応じて目的地までの経路を探索するとともに探索された経路を特定する経路情報を提供するプログラムである。尚、以下の図7にフローチャートで示されるプログラムは、情報端末5が備えているメモリ32又はサーバ装置1が備えているRAM22やROM23等に記憶されており、CPU31又はCPU21により実行される。
先ず、情報端末5において実行される経路探索処理プログラムについて説明する。
ステップ(以下、Sと略記する)1においてCPU31は、サーバ装置1に対して経路探索要求を送信する。尚、経路探索要求には、経路探索要求の送信元の情報端末5を特定する端末IDと、出発地(例えばユーザの現在位置)と目的地とを特定する情報と、送信元の情報端末5において現時点で設定されている経路の探索条件とが含まれている。尚、“経路の探索条件”は具体的にユーザが移動手段として自家用車を利用するか否か、自家用車を利用する場合には有料道路を使用するか否か等を含む。“経路の探索条件”については、情報端末5に表示された設定画面(図示せず)においてユーザの操作によって事前に設定可能である。尚、再探索時については目的地を特定する情報は必ずしも送信する必要は無い。
次にS2においてCPU31は、経路探索要求に応じてサーバ装置1において探索された出発地から目的地までの推奨経路(以下、センタールートという)に関する情報を受信する。ここで、前記S2で受信するセンタールートは、情報端末5から送信した経路探索要求に基づいてサーバ装置1が有する最新のバージョンの地図情報を用いて探索した出発地から目的地までの推奨経路である。尚、サーバ装置1におけるセンタールートの探索の詳細については後述する。
また本実施形態では、センタールートの探索を行う場合に、徒歩、自家用車、鉄道、バス、船舶、飛行機等の複数の移動手段を切り換えて移動を行うこと(マルチモーダル)を考慮した推奨経路の探索を行う。従って、サーバ装置1から送信されるセンタールートに関する情報には、センタールートを移動する移動手段を特定する情報についても含まれる。
その後、S3においてCPU31は、前記S2で受信したセンタールートを特定する経路情報をディスプレイ38に表示する。ここで、図8はディスプレイ38に表示される経路情報の一例を示した図である。
図8に示すように経路案内画面51は、センタールートを特定する経路情報として、出発地から順に目的地までの経路を移動手段と予想到達時間とともに時系列で表示する。ユーザは経路案内画面51を参照することによって、目的地までどのような移動手段でどのように移動するのが適当であるかを把握することが可能となる。また、センタールートを地図上に示した画像についても表示するようにしても良い。尚、ユーザは表示されたセンタールートの経路情報を視認した上で、再度探索条件を変更することも可能である。
また、CPU31は、前記S2でサーバ装置1から受信したセンタールートを移動案内の対象となる案内経路として設定することも可能である。案内経路として設定された場合には、設定された案内経路に基づく移動案内が開始される。
次に、サーバ装置1において実行される経路探索処理プログラムについて説明する。
先ず、S11においてCPU21は、情報端末5から送信される経路探索要求を受信する。尚、経路探索要求には、経路探索要求の送信元の情報端末5を特定する端末IDと、出発地(例えばユーザの現在位置)と目的地とを特定する情報と、経路の探索条件とが含まれている。
その後、S12においてCPU21は、前記S11で受信した経路探索要求とサーバ装置1が有する地図情報とに基づいて、乗車駅及び降車駅を選択する。基本的には出発地から最も近い位置にある駅を乗車駅、目的地から最も近い位置にある駅を降車駅として選択する。尚、以下の説明では移動手段として鉄道を用いる場合について説明するが、移動手段としてバスを用いる場合には乗車駅及び降車駅の代わりに「乗車バス停」と「降車バス停」が選択される。また、移動手段として船舶を用いる場合には乗車駅及び降車駅の代わりに「乗船する港」と「下船する港」が選択される。また、移動手段として飛行機を用いる場合には乗車駅及び降車駅の代わりに「搭乗する空港」と「降機する空港」が選択される。
但し、出発地から目的地までの距離が短い場合、或いは出発地や目的地の周辺に駅が周辺に存在しない場合には、乗車駅及び降車駅が選択されない場合もある。その場合には出発地から目的地まで徒歩或いは自家用車(探索条件として自家用車を利用することが選択されていた場合のみ)で移動する経路が探索されることとなる。尚、前記S12で選択される乗車駅及び降車駅は、移動手段を切り換える切換地点に相当する。
次に、S13においてCPU21は、前記S11で受信した経路探索要求の内、特に経路の探索条件において、ユーザが自家用車を利用することを選択しているか否かを判定する。
そして、ユーザが自家用車を利用することを選択していると判定された場合(S13:YES)には、S14へと移行する。それに対して、ユーザが自家用車を利用しないことを選択していると判定された場合(S13:NO)には、S15へと移行する。
S14においてCPU21は、サーバ装置1が有する地図情報に基づいて、前記S12で選択された乗車駅周辺にある駐車場を検索する。そして、検索された駐車場から、ユーザに自家用車を駐車させる候補となる駐車場を選択する。尚、駐車場の選択はユーザにとって最も利用しやすい駐車場を選択することとし、乗車駅からの距離、利用料金、駐車場の形式(平面式、立体式)等を複合的に判断して選択する。尚、複数の候補を提案してユーザに利用する駐車場を選択させるようにしても良い。また、前記S14で選択される駐車場は、前記S12で選択された乗車駅及び降車駅とともに移動手段を切り換える切換地点に相当する。
続いて、S15においてCPU21は、出発地から目的地までの間を前記S12で選択された乗車駅及び降車駅、並びに前記S14で選択された駐車場で区分し、区分した区間毎に移動手段の優先度を設定する。尚、優先度の設定は、各区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方と優先度テーブル12(図3〜図5)に基づいて行われる。その後、区間毎に設定された移動手段の優先度に基づいて、移動手段の選択及び推奨経路の探索を行う。尚、探索条件としてユーザが自家用車を利用しないことを選択している場合については、前記S14で駐車場は選択されないので出発地から目的地までの間が前記S12で選択された乗車駅及び降車駅で区分されることとなる。例えば、図9は探索条件としてユーザが自家用車を利用することを選択している場合の例を示しており、出発地(自宅)から駐車場までの区間L1、駐車場から乗車駅までの区間L2、乗車駅から降車駅までの区間L3、降車駅から目的地までの区間L4の4つの区間に区分される。
以下では図9に示す区間L1〜L4を対象として、各区間の始点の属性と終点の属性の組み合わせと図3の優先度テーブル12に基づいて移動手段の優先度を設定する例について説明する。
例えば図9に示す区間L1の始点は自宅であり終点は駐車場となる。従って区間L1の徒歩優先度は『低』に設定される。ここで、徒歩優先度が『低』の区間については、経路長が1kmを超えない場合において徒歩で移動する経路を探索する。即ち、自宅から駐車場まで1km以内の徒歩の推奨経路が引ける場合には、移動手段として徒歩を選択する。一方で自宅から駐車場まで1km以内の徒歩の推奨経路が引けない場合には、移動手段として自家用車を選択する。尚、移動手段として徒歩が選択された場合については、駐車場を経由する必要は無いので、駐車場を除いて自宅から乗車駅までの経路を探索するのが望ましい。また、推奨経路の探索には公知のダイクストラ法を用い、コスト値の合計が最小となる経路を推奨経路とする。尚、推奨経路の探索では移動手段に応じたコスト計算を行う。例えば移動手段が自家用車である場合には、国道や県道などの広い道路のコスト値を下げ、移動手段が徒歩である場合には、歩道のある道路のコスト値を下げる。
また、図9に示す区間L2の始点は駐車場であり終点は乗車駅となる。従って区間L2の徒歩優先度は『中』に設定される。ここで、徒歩優先度が『中』の区間については、経路長が2kmを超えない場合において徒歩で移動する経路を探索する。即ち、駐車場から乗車駅まで2km以内の徒歩の推奨経路が引ける場合には、移動手段として徒歩を選択する。一方で駐車場から乗車駅まで2km以内の徒歩の推奨経路が引けない場合には、移動手段としてタクシー或いはバスを選択する。尚、移動手段としてバスが選択された場合については、「乗車バス停」と「降車バス停」を新たに移動手段を切り換える切換地点として選択し、駐車場から「乗車バス停」までの経路及び「降車バス停」から乗車駅までの経路についても探索する。また、推奨経路の探索には公知のダイクストラ法を用い、コスト値の合計が最小となる経路を推奨経路とする。
また、図9に示す区間L3の始点は乗車駅であり終点は降車駅となる。従って区間L3の徒歩優先度は『0(選択されない)』に設定される。ここで、徒歩優先度が『0(選択されない)』の区間については、必ず徒歩以外の移動手段が選択される。図9に示す例では駅間の移動であるので移動手段として鉄道が選択され、鉄道で移動する経路を探索する。また、推奨経路の探索には公知のダイクストラ法を用い、コスト値の合計が最小となる経路を推奨経路とする。
また、図9に示す区間L4の始点は降車駅であり終点は目的地となる。従って区間L4の徒歩優先度は『高』に設定される。ここで、徒歩優先度が『高』の区間については、経路長が3kmを超えない場合において徒歩で移動する経路を探索する。即ち、降車駅から目的地まで3km以内の徒歩の推奨経路が引ける場合には、移動手段として徒歩を選択する。一方で降車駅から目的地まで3km以内の徒歩の推奨経路が引けない場合には、移動手段としてタクシー或いはバスを選択する。尚、移動手段としてバスが選択された場合については、「乗車バス停」と「降車バス停」を新たに移動手段を切り換える切換地点として選択し、降車駅から「乗車バス停」までの経路及び「降車バス停」から目的地までの経路についても探索する。また、推奨経路の探索には公知のダイクストラ法を用い、コスト値の合計が最小となる経路を推奨経路とする。
本実施形態では上述したように徒歩の優先度に基づいて徒歩による経路の上限距離(例えば低では1km、中では2km、高では3km)を変更している。それによって、徒歩の優先度が高い区間においては、移動手段として徒歩がより選択され易くなる。
そして、S16においてCPU21は、最終的に各区間で探索された推奨経路を接続した経路を出発地から目的地までの推奨経路とする。尚、前記S16において特定された推奨経路はフラッシュメモリ24等に一旦格納される。
次に、S17においてCPU21は、前記S16で特定された推奨経路を、経路探索要求のあった情報端末5へと配信する。また、区画毎に移動手段を特定する情報についても含まれる。そして、推奨経路の配信された情報端末5では、前述したように配信された推奨経路をディスプレイ38等を介してユーザに案内する(S3)。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るサーバ装置1及びサーバ装置1において実行されるコンピュータプログラムでは、目的地へと到る経路を探索する場合において、移動手段を切り換える切換地点を設定し(S12、S14)、出発地から目的地までの間を切換地点で区分した区間毎に、該区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方に基づいて当該区間を移動する移動手段を複数種類の移動手段から選択する際の優先度を設定し、設定された優先度に基づいて複数の区間毎に選択された移動手段を用いて目的地へと到る経路を探索する(S15、S16)ので、複数の移動手段を切り換えて移動する経路を探索する場合においても、ユーザにとってより適切な移動手段を選択した経路を探索することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では徒歩の優先度に基づいて徒歩による経路の上限距離(例えば低では1km、中では2km、高では3km)を設定し、上限距離を超えない場合には移動手段として徒歩を選択し、上限距離を超える場合に徒歩以外の移動手段(例えば自家用車、バス、タクシー)を選択するようにしているが、移動手段として徒歩を用いる場合の推奨経路の合計コスト値と、移動手段として徒歩以外の移動手段を用いる場合の推奨経路の合計コスト値とを区間毎に比較し、最もコスト値の低い移動手段を選択するようにしても良い。更に、その場合には徒歩の優先度に基づいて徒歩のコスト値を修正するようにしても良い。例えば、徒歩の優先度が「低」の区間では1.2倍、「中」の区間では1倍、「高」の区間では0.8倍に修正する。それによって、徒歩の優先度が高い区間において、移動手段として徒歩が選択され易くすることが可能となる。
また、本実施形態では、区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方に基づいて対応する移動手段の優先度を設定しているが、区間が含まれる地域の地域特性についても考慮して移動手段の優先度を設定しても良い。例えば、都市部などの公共交通機関が発達した地域において、自宅を始点とする区間については徒歩の優先度を上げる、或いは自家用車の優先度を下げるようにしても良い。
また、ユーザ特性についても考慮して移動手段の優先度を設定しても良い。例えば、徒歩により移動することが多いユーザ(例えば平均歩行距離5km/日以上のユーザ)については、徒歩の優先度を図3〜図5に示す値よりも上げる(例えば徒歩優先度を低から中、中から高に変更する)ようにしても良い。一方で、徒歩により移動することが少ないユーザ(例えば平均歩行距離3km/日未満のユーザ)については、徒歩の優先度を図3〜図5に示す値よりも下げる(例えば徒歩優先度を高から中、中から低に変更する)ようにしても良い。
また、本実施形態では経路探索処理(S12〜S16)をサーバ装置1が実行する構成としているが、情報端末5において経路探索処理の一部または全部を実行する構成としても良い。その場合には、情報端末5のメモリに地図情報を記憶し、記憶された地図情報を用いて情報端末5が経路探索処理を行うように構成する。
また、本実施形態では、情報端末5をスマートフォンに適用した例について説明したが、ユーザに対して探索された経路を案内する機能を有していれば他の種類の情報端末に対して適用することも可能である。例えば携帯電話機、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等に適用することが可能である。
また、本発明に係る経路探索装置を具体化した実施例について上記に説明したが、経路探索装置は以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
目的地へと到る経路を探索する場合において、経路に含まれる区間毎に当該区間を移動する移動手段を複数種類の移動手段から選択する際の優先度を設定する優先度設定手段と(21)、前記優先度設定手段により設定された優先度に基づいて前記区間毎に選択された移動手段を用いて、目的地へと到る経路を探索する経路探索手段(21)と、を有し、前記優先度設定手段は、経路に含まれる区間毎に、該区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方に基づいて対応する移動手段の優先度を設定する。
上記構成を有する経路探索装置によれば、目的地までの経路に含まれる区間毎に区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方に基づいて移動手段の優先度を設定することによって、複数の移動手段を切り換えて移動する経路を探索する場合においても、ユーザにとってより適切な移動手段を選択した経路を探索することが可能となる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
移動手段を切り換える切換地点を設定する切換地点設定手段(21)を有し、前記優先度設定手段は、出発地から目的地までの間を前記切換地点で区分した区間毎に前記優先度を設定する。
上記構成を有する経路探索装置によれば、複数の移動手段を切り換えて移動する経路を探索する場合においても、移動手段を切り換える地点で区分した区間毎にユーザにとってより適切な移動手段を選択した経路を探索することが可能となる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記優先度設定手段(21)は、区間が含まれる地域の地域特性に基づいて前記優先度を設定する。
上記構成を有する経路探索装置によれば、経路のある地域の地域特性を考慮してより適切な移動手段を選択した経路を探索することが可能となる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記経路探索手段(21)により探索された経路をユーザに提供する提供手段(21)を有し、前記優先度設定手段(21)は、前記ユーザのユーザ特性に基づいて前記優先度を設定する。
上記構成を有する経路探索装置によれば、経路を提供するユーザのユーザ特性を考慮して、ユーザにとってより適切な移動手段を選択した経路を探索することが可能となる。
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記優先度設定手段は、始点が自宅である区間については、始点が降車駅又は駐車場である区間よりも移動手段として徒歩の優先度を低くする。
上記構成を有する経路探索装置によれば、移動手段として徒歩以外の手段が選択し易い状況では、徒歩以外の移動手段で移動する経路が選択され易く、移動手段として徒歩以外の手段が選択し難い状況では、徒歩で移動する経路が選択され易くすることが可能となる。
また、第6の構成は以下のとおりである。
前記経路探索手段(21)は、移動手段として徒歩の優先度が閾値未満の区間については、経路長が第1上限値を超えない場合において徒歩で移動する経路を探索し、移動手段として徒歩の優先度が閾値以上の区間については、経路長が第1上限値より長い第2上限値を超えない場合において徒歩で移動する経路を探索する。
上記構成を有する経路探索装置によれば、徒歩の優先度が高い区間においては、移動手段として徒歩をより選択され易くすることが可能となる。
1 サーバ装置
2 経路探索システム
3 地図情報センタ
4 ユーザ
5 情報端末
6 通信ネットワーク網
12 優先度テーブル
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 フラッシュメモリ
51 経路案内画面

Claims (7)

  1. 目的地へと到る経路を探索する場合において、経路に含まれる区間毎に当該区間を移動する移動手段を複数種類の移動手段から選択する際の優先度を設定する優先度設定手段と、
    前記優先度設定手段により設定された優先度に基づいて前記区間毎に選択された移動手段を用いて、目的地へと到る経路を探索する経路探索手段と、を有し、
    前記優先度設定手段は、経路に含まれる区間毎に、該区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方に基づいて対応する移動手段の優先度を設定する経路探索装置。
  2. 移動手段を切り換える切換地点を設定する切換地点設定手段を有し、
    前記優先度設定手段は、出発地から目的地までの間を前記切換地点で区分した区間毎に前記優先度を設定する請求項1に記載の経路探索装置。
  3. 前記優先度設定手段は、区間が含まれる地域の地域特性に基づいて前記優先度を設定する請求項1又は請求項2に記載の経路探索装置。
  4. 前記経路探索手段により探索された経路をユーザに提供する提供手段を有し、
    前記優先度設定手段は、前記ユーザのユーザ特性に基づいて前記優先度を設定する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の経路探索装置。
  5. 前記優先度設定手段は、始点が自宅である区間については、始点が降車駅又は駐車場である区間よりも移動手段として徒歩の優先度を低くする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の経路探索装置。
  6. 前記経路探索手段は、
    移動手段として徒歩の優先度が閾値未満の区間については、経路長が第1上限値を超えない場合において徒歩で移動する経路を探索し、
    移動手段として徒歩の優先度が閾値以上の区間については、経路長が第1上限値より長い第2上限値を超えない場合において徒歩で移動する経路を探索する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の経路探索装置。
  7. コンピュータを、
    目的地へと到る経路を探索する場合において、経路に含まれる区間毎に当該区間を移動する移動手段を複数種類の移動手段から選択する際の優先度を設定する優先度設定手段と、
    前記優先度設定手段により設定された優先度に基づいて前記区間毎に選択された移動手段を用いて、目的地へと到る経路を探索する経路探索手段と、して機能させる為のコンピュータプログラムであって、
    前記優先度設定手段は、経路に含まれる区間毎に、該区間の始点の属性と終点の属性の少なくとも一方に基づいて対応する移動手段の優先度を設定するコンピュータプログラム。
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