JP2020053873A - 頭部装着型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】収納性を高めることができる頭部装着型表示装置を提供する。【解決手段】頭部装着型表示装置は、表示部、支持部、第1及び第2テンプルを備え、支持部は、第1及び第2テンプルを回動可能に支持する第1及び第2軸支部を有し、第1テンプルは、第1延出部及び第1モダンを有し、第2テンプルは、第2延出部及び第2モダンを有し、第1軸支部から第2軸支部に向かう方向を第1方向、第1方向に交差し、第1テンプルの伸長状態での第1延出部の延出方向を第2方向、並びに、第1方向及び第2方向に交差し、第1テンプルの折曲状態で第1延出部に対して第1モダンの先端部が位置する方向を第3方向とすると、第1及び第2テンプルの折曲状態を第2方向から見た場合、第1延出部は、第1方向に向かって第3方向とは反対方向に傾斜するように延出し、第2延出部は、第1方向とは反対方向に向かって第3方向とは反対方向に傾斜するように延出している。【選択図】図14
Description
本発明は、頭部装着型表示装置に関する。
従来、ユーザーの頭部に装着されて利用され、ユーザーに視認可能に画像を表示する頭部装着型表示装置が知られている。このような頭部装着型表示装置として、眼鏡型のフレームを備えるHMD(Head Mounted Display)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のHMDは、コントロールユニット、投影ユニット及びフレームを備える。フレームは、投影ユニットを支持するとともに、ユーザーの頭部に装着される部分であり、ユーザーの顔の前に位置するフロント部と、フロント部の左右両端部から後方に延びるヨロイ部と、各ヨロイ部に回動可能に連結される一対のテンプル部と、を有する。
一対のテンプル部は、ユーザーの顔を左右両側から挟む部位であり、ユーザーの頭部に沿うように、前側から後側にかけて一旦外側に向けて膨らみ、その後、内側に向かうように、全体として湾曲する形状を有する。各テンプル部は、前側から後側にかけて内側に向かう後半部分において、ユーザーの耳に掛かる部分となるセル部を有する。セル部は、前側から後側にかけて斜下側に向かうように湾曲形成されている。
このようなテンプル部とヨロイ部とは、ヨロイ部の後端部に設けられるヒンジ部にて連結される。具体的に、テンプル部は、ヒンジ部において、フロント部及びヨロイ部を含む構成に対して折り畳むことができるように、上下方向を回動軸方向として回動可能に連結されている。従って、一対のテンプル部は、フロント部に対して開閉可能に支持され、開いた状態で使用者の頭部に沿うような態様となる。
一対のテンプル部は、ユーザーの顔を左右両側から挟む部位であり、ユーザーの頭部に沿うように、前側から後側にかけて一旦外側に向けて膨らみ、その後、内側に向かうように、全体として湾曲する形状を有する。各テンプル部は、前側から後側にかけて内側に向かう後半部分において、ユーザーの耳に掛かる部分となるセル部を有する。セル部は、前側から後側にかけて斜下側に向かうように湾曲形成されている。
このようなテンプル部とヨロイ部とは、ヨロイ部の後端部に設けられるヒンジ部にて連結される。具体的に、テンプル部は、ヒンジ部において、フロント部及びヨロイ部を含む構成に対して折り畳むことができるように、上下方向を回動軸方向として回動可能に連結されている。従って、一対のテンプル部は、フロント部に対して開閉可能に支持され、開いた状態で使用者の頭部に沿うような態様となる。
上記のように、特許文献1に記載のHMDにおけるテンプル部は、上下方向を回動軸方向として回動可能にヨロイ部と連結されており、テンプル部の後半部分にはセル部が設けられている。このため、テンプル部をフロント部及びヨロイ部を含む構成に対して折り畳んだ場合、セル部の大きさによっては、一般的な眼鏡におけるレンズのような態様で設けられてユーザーの左右の眼を覆う透過性を有するシート部材の下方にセル部が突出してしまう。このような場合、HMDをケースや鞄等に収納しづらいという問題がある。
本発明の第1態様に係る頭部装着型表示装置は、画像光を出射して前記画像光により形成される画像を表示する表示部と、前記表示部を支持する支持部と、前記支持部にそれぞれ回動可能に設けられる第1テンプル及び第2テンプルと、を備え、前記支持部は、第1回動軸を中心として前記第1テンプルを回動可能に支持する第1軸支部と、第2回動軸を中心として前記第2テンプルを回動可能に支持する第2軸支部と、を有し、前記第1テンプルは、前記第1軸支部と接続される第1延出部と、前記第1延出部における前記第1軸支部とは反対側に設けられた第1モダンと、を有し、前記第2テンプルは、前記第2軸支部と接続される第2延出部と、前記第2延出部における前記第2軸支部とは反対側に設けられた第2モダンと、を有し、前記第1軸支部から前記第2軸支部に向かう方向を第1方向とし、前記第1方向に交差し、前記第1テンプルが伸長された状態での前記第1軸支部からの前記第1延出部の延出方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向に交差し、前記第1テンプルが前記第1方向に沿うように前記第1軸支部にて折り曲げられた状態で、前記第1延出部に対して前記第1モダンの先端部が位置する方向を第3方向とすると、前記第1テンプルが前記第1軸支部にて折り曲げられ、前記第2テンプルが前記第2軸支部にて折り曲げられた状態を前記第2方向から見た場合、前記第1延出部は、前記第1方向に向かうに従って前記第3方向とは反対方向に傾斜するように前記第1軸支部から延出し、前記第2延出部は、前記第1方向とは反対方向に向かうに従って前記第3方向とは反対方向に傾斜するように前記第2軸支部から延出していることを特徴とする。
上記第1態様では、前記第2方向から見て、前記第1回動軸及び前記第2回動軸は、前記第3方向に向かうに従って、前記第3方向と平行で前記第1方向における前記頭部装着型表示装置の中心を通る中心線に近接する方向に傾斜していることが好ましい。
上記第1態様では、前記第1回動軸及び前記第2回動軸は、前記第3方向に向かうに従って前記第2方向とは反対方向に傾斜していることが好ましい。
本発明の第2態様に係る頭部装着型表示装置は、頭部装着型表示装置であって、画像光を出射して前記画像光により形成される画像を表示する表示部と、前記表示部を支持する支持部と、前記支持部にそれぞれ回動可能に設けられる第1テンプル及び第2テンプルと、を備え、前記支持部は、第1回動軸を中心として前記第1テンプルを回動可能に支持する第1軸支部と、第2回動軸を中心として前記第2テンプルを回動可能に支持する第2軸支部と、を有し、前記第1テンプルは、前記第1軸支部と接続される第1延出部と、前記第1延出部における前記第1軸支部とは反対側に設けられた第1モダンと、を有し、前記第2テンプルは、前記第2軸支部と接続される第2延出部と、前記第2延出部における前記第2軸支部とは反対側に設けられた第2モダンと、を有し、前記第1軸支部から前記第2軸支部に向かう方向を第1方向とし、前記第1方向に交差し、前記第1テンプルが伸長された状態での前記第1軸支部からの前記第1延出部の延出方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向に交差し、前記第1テンプルが前記第1方向に沿うように前記第1軸支部にて折り曲げられた状態で、前記第1延出部に対して前記第1モダンの先端部が位置する方向を第3方向とすると、前記第2方向から見て、前記第1回動軸及び前記第2回動軸は、前記第3方向に向かうに従って、前記第3方向と平行で前記第1方向における前記頭部装着型表示装置の中心を通る中心線に近接する方向に傾斜していることを特徴とする。
本発明の第3態様に係る頭部装着型表示装置は、画像光を出射して前記画像光により形成される画像を表示する表示部と、前記表示部を支持する支持部と、前記支持部にそれぞれ回動可能に設けられる第1テンプル及び第2テンプルと、を備え、前記支持部は、第1回動軸を中心として前記第1テンプルを回動可能に支持する第1軸支部と、第2回動軸を中心として前記第2テンプルを回動可能に支持する第2軸支部と、を有し、前記第1テンプルは、前記第1軸支部と接続される第1延出部と、前記第1延出部における前記第1軸支部とは反対側に設けられた第1モダンと、を有し、前記第2テンプルは、前記第2軸支部と接続される第2延出部と、前記第2延出部における前記第2軸支部とは反対側に設けられた第2モダンと、を有し、前記第1軸支部から前記第2軸支部に向かう方向を第1方向とし、前記第1方向に交差し、前記第1テンプルが伸長された状態での前記第1軸支部からの前記第1延出部の延出方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向に交差し、前記第1テンプルが前記第1方向に沿うように前記第1軸支部にて折り曲げられた状態で、前記第1延出部に対して前記第1モダンの先端部が位置する方向を第3方向とすると、前記第1回動軸及び前記第2回動軸は、前記第3方向に向かうに従って前記第2方向とは反対方向に傾斜していることを特徴とする。
上記第1〜第3態様では、前記表示部は、前記画像光を出射する画像出射部と、前記画像出射部から出射された前記画像光を所定の視認位置に導く導光部と、を備え、前記第1テンプル及び前記第2テンプルのうち少なくとも1つのテンプルは、前記画像出射部より前記第1方向における前記頭部装着型表示装置の中心側に位置していることが好ましい。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
[頭部装着型表示装置の概略構成]
図1は、本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Aを示す正面図である。詳述すると、図1は、後述するテンプル5LA,5RAの配置状態が伸長状態である頭部装着型表示装置1Aを示す正面図である。また、図2及び図3は、頭部装着型表示装置1Aを正面側上方及び背面側下方から見た斜視図である。詳述すると、図2及び図3は、装置本体2Aからカバー部材6を分離した状態の頭部装着型表示装置1Aを示す分解斜視図である。また、図4は、頭部装着型表示装置1Aを上方から見た平面図であり、図5は、頭部装着型表示装置1Aを示す背面図である。
本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Aは、ユーザーの頭部に装着されて利用され、画像光を出射することにより、出射された画像光によって形成される画像をユーザーによって視認可能に表示する虚像表示装置であり、いわゆるHMDである。頭部装着型表示装置1Aは、図1〜図5に示すように、装置本体2Aと、装置本体2Aにそれぞれ着脱可能に設けられるカバー部材6と、を有する。
以下、本発明の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
[頭部装着型表示装置の概略構成]
図1は、本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Aを示す正面図である。詳述すると、図1は、後述するテンプル5LA,5RAの配置状態が伸長状態である頭部装着型表示装置1Aを示す正面図である。また、図2及び図3は、頭部装着型表示装置1Aを正面側上方及び背面側下方から見た斜視図である。詳述すると、図2及び図3は、装置本体2Aからカバー部材6を分離した状態の頭部装着型表示装置1Aを示す分解斜視図である。また、図4は、頭部装着型表示装置1Aを上方から見た平面図であり、図5は、頭部装着型表示装置1Aを示す背面図である。
本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Aは、ユーザーの頭部に装着されて利用され、画像光を出射することにより、出射された画像光によって形成される画像をユーザーによって視認可能に表示する虚像表示装置であり、いわゆるHMDである。頭部装着型表示装置1Aは、図1〜図5に示すように、装置本体2Aと、装置本体2Aにそれぞれ着脱可能に設けられるカバー部材6と、を有する。
以下の説明では、互いに垂直な3方向を+X方向、+Y方向及び+Z方向とし、頭部装着型表示装置1Aの背面から正面に向かう方向を+Z方向とする。また、頭部装着型表示装置1Aを+Z方向から見て右から左に向かう方向を+X方向とし、頭部装着型表示装置1Aを+Z方向から見て下から上に向かう方向を+Y方向とする。
本実施形態では、後述する表示部3が画像光を出射する方向とは反対方向を+Z方向とする。また、図1に点線で示すように、頭部装着型表示装置1Aを+Z方向から見て頭部装着型表示装置1Aの外形が含まれる最小の長方形RCを設定した場合、長方形RCの長辺LSに沿って右から左に向かう方向を+X方向とし、長方形RCの短辺SSに沿って下から上に向かう方向を+Y方向とする。なお、+X方向は、装置本体2Aの後述する軸支部42L2から軸支部42R2に向かう方向と平行である。
また、図示を省略するが、説明の便宜上、+X方向、+Y方向及び+Z方向のそれぞれの反対方向を−X方向、−Y方向及び−Z方向とする。すなわち、+X方向は本発明の第1方向に相当し、−Z方向は本発明の第2方向に相当し、−Y方向は本発明の第3方向に相当する。
本実施形態では、後述する表示部3が画像光を出射する方向とは反対方向を+Z方向とする。また、図1に点線で示すように、頭部装着型表示装置1Aを+Z方向から見て頭部装着型表示装置1Aの外形が含まれる最小の長方形RCを設定した場合、長方形RCの長辺LSに沿って右から左に向かう方向を+X方向とし、長方形RCの短辺SSに沿って下から上に向かう方向を+Y方向とする。なお、+X方向は、装置本体2Aの後述する軸支部42L2から軸支部42R2に向かう方向と平行である。
また、図示を省略するが、説明の便宜上、+X方向、+Y方向及び+Z方向のそれぞれの反対方向を−X方向、−Y方向及び−Z方向とする。すなわち、+X方向は本発明の第1方向に相当し、−Z方向は本発明の第2方向に相当し、−Y方向は本発明の第3方向に相当する。
なお、頭部装着型表示装置1Aを装着したユーザーにとって、+X方向は、左から右に向かう方向であり、+Y方向は、下から上に向かう方向であり、+Z方向は、後から前に向かう方向である。
このため、頭部装着型表示装置1Aの構成のうち、ユーザーにとっての左側、すなわち、−X方向に配置される構成の符号に「L」を付し、ユーザーにとっての右側、すなわち、+X方向に位置する構成の符号に「R」を付す。
このため、頭部装着型表示装置1Aの構成のうち、ユーザーにとっての左側、すなわち、−X方向に配置される構成の符号に「L」を付し、ユーザーにとっての右側、すなわち、+X方向に位置する構成の符号に「R」を付す。
[カバー部材の構成]
カバー部材6は、装置本体2Aの支持部4を構成する装着部材43に装着されて、装置本体2Aの表示部3を構成する左側導光部32L及び右側導光部32Rを+Z方向にて覆う部材である。カバー部材6は、+Z方向から入射される光の透過を抑制する透過抑制特性を有する。カバー部材6が装置本体2Aに装着されることによって、表示部3によって表示される画像の視認性を高められる。なお、カバー部材6は、所定波長帯の光を透過し、他の波長帯の光を遮蔽する波長選択性や、所定の偏光光を透過し、他の偏光光を遮蔽する偏光選択性等、他の特性を有していてもよい。
カバー部材6は、図3に示すように、装着部材43に対向する面である対向面61における−X方向に設けられる磁石MGLと、+X方向に設けられる磁石MGRと、を備える。そして、カバー部材6は、磁石MGL,MGRが、装着部材43の磁石435L,435Rに引き寄せられることによって、装着部材43に着脱可能に装着される。
カバー部材6は、装置本体2Aの支持部4を構成する装着部材43に装着されて、装置本体2Aの表示部3を構成する左側導光部32L及び右側導光部32Rを+Z方向にて覆う部材である。カバー部材6は、+Z方向から入射される光の透過を抑制する透過抑制特性を有する。カバー部材6が装置本体2Aに装着されることによって、表示部3によって表示される画像の視認性を高められる。なお、カバー部材6は、所定波長帯の光を透過し、他の波長帯の光を遮蔽する波長選択性や、所定の偏光光を透過し、他の偏光光を遮蔽する偏光選択性等、他の特性を有していてもよい。
カバー部材6は、図3に示すように、装着部材43に対向する面である対向面61における−X方向に設けられる磁石MGLと、+X方向に設けられる磁石MGRと、を備える。そして、カバー部材6は、磁石MGL,MGRが、装着部材43の磁石435L,435Rに引き寄せられることによって、装着部材43に着脱可能に装着される。
[装置本体の構成]
装置本体2Aは、単体で頭部装着型表示装置として利用できるものである。すなわち、ユーザーは、カバー部材6を用いない状態でも、装置本体2Aを頭部に装着することによって、画像を視認することが可能である。
装置本体2Aは、表示部3、支持部4及びテンプル5LA,5RAを有する。
装置本体2Aは、単体で頭部装着型表示装置として利用できるものである。すなわち、ユーザーは、カバー部材6を用いない状態でも、装置本体2Aを頭部に装着することによって、画像を視認することが可能である。
装置本体2Aは、表示部3、支持部4及びテンプル5LA,5RAを有する。
[表示部の構成]
表示部3は、所定の視認位置に画像光を出射して、当該画像光により形成される画像を表示する。所定の視認位置は、表示部3を構成する光学系によって形成された射出瞳の位置である。本実施形態では、所定の視認位置は、ユーザーの左眼及び右眼に応じた仮想の位置に設定されており、表示部3は、視認位置の1つであるユーザーの左眼に左眼用画像光を出射して左眼用画像を表示する左側表示部3Lと、視認位置の他の1つであるユーザーの右眼に右眼用画像光を出射して右眼用画像を表示する右側表示部3Rとを有する。
表示部3は、所定の視認位置に画像光を出射して、当該画像光により形成される画像を表示する。所定の視認位置は、表示部3を構成する光学系によって形成された射出瞳の位置である。本実施形態では、所定の視認位置は、ユーザーの左眼及び右眼に応じた仮想の位置に設定されており、表示部3は、視認位置の1つであるユーザーの左眼に左眼用画像光を出射して左眼用画像を表示する左側表示部3Lと、視認位置の他の1つであるユーザーの右眼に右眼用画像光を出射して右眼用画像を表示する右側表示部3Rとを有する。
[左側表示部の構成]
左側表示部3Lは、装置本体2Aにおいて−X方向に位置する。左側表示部3Lは、左眼用画像を形成して出射する画像出射部としての左側出射部31Lと、出射された左眼用画像をユーザーの左眼に導く導光部としての左側導光部32Lと、を有する。
左側表示部3Lは、装置本体2Aにおいて−X方向に位置する。左側表示部3Lは、左眼用画像を形成して出射する画像出射部としての左側出射部31Lと、出射された左眼用画像をユーザーの左眼に導く導光部としての左側導光部32Lと、を有する。
左側出射部31Lは、後述する左側筐体42LA内に収容され、外部から入力される画像情報に応じた左眼用画像光を形成及び出射する。左側出射部31Lは、図示を省略するが、制御部、画像形成部及び画像投射部を有する。
制御部は、入力される画像情報に応じた画像信号を画像形成部に出力して、画像情報に応じた左眼用画像光を画像形成部に形成させる。制御部は、回路素子が実装された回路基板である。
画像形成部は、制御部から入力される画像信号に応じた左眼用画像光を形成する。画像形成部は、有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の自己発光型表示パネルによって構成できる他、LED等の光源と、液晶パネルやMEMSミラー等のマイクロミラーを用いたデバイス等の光変調装置との組合せによって構成できる。
画像投射部は、レンズやプリズムによって構成され、画像形成部によって形成された画像光を左側導光部32Lに投射する。
制御部は、入力される画像情報に応じた画像信号を画像形成部に出力して、画像情報に応じた左眼用画像光を画像形成部に形成させる。制御部は、回路素子が実装された回路基板である。
画像形成部は、制御部から入力される画像信号に応じた左眼用画像光を形成する。画像形成部は、有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の自己発光型表示パネルによって構成できる他、LED等の光源と、液晶パネルやMEMSミラー等のマイクロミラーを用いたデバイス等の光変調装置との組合せによって構成できる。
画像投射部は、レンズやプリズムによって構成され、画像形成部によって形成された画像光を左側導光部32Lに投射する。
左側導光部32Lは、支持部4の後述するフレーム41によって支持され、ユーザーの左眼に応じた位置に配置される。左側導光部32Lは、左側出射部31Lから出射された左眼用画像光を、界面にて内面反射させつつ+X方向に導き、ユーザーの左眼の眼球に応じて設けられた半透過層によって左眼に出射する。すなわち、左側表示部3Lは、左眼用画像光を左側導光部32Lから第2方向である−Z方向に出射する。左側導光部32Lは、例えば可視光領域で高い透光性を示すシクロオレフィンポリマー等の樹脂により形成されており、ユーザーは、左側導光部32Lを介して外界を観察可能である。
[右側表示部の構成]
右側表示部3Rは、装置本体2Aにおいて+X方向に位置する。右側表示部3Rは、右眼用画像光を形成して出射する画像出射部としての右側出射部31Rと、出射された右眼用画像光をユーザーの右眼に導く導光部としての右側導光部32Rと、を有する。
右側表示部3Rは、装置本体2Aにおいて+X方向に位置する。右側表示部3Rは、右眼用画像光を形成して出射する画像出射部としての右側出射部31Rと、出射された右眼用画像光をユーザーの右眼に導く導光部としての右側導光部32Rと、を有する。
右側出射部31Rは、後述する右側筐体42RA内に収容され、外部から入力される画像情報に応じた右眼用画像を形成及び出射する。右側出射部31Rは、左側出射部31Lと同様に、制御部、画像形成部及び画像投射部を有する。
右側導光部32Rは、フレーム41によって支持され、ユーザーの右眼に応じた位置に配置される。右側導光部32Rは、右側出射部31Rから出射された右眼用画像光を、界面にて内面反射させつつ−X方向に導き、ユーザーの右眼の眼球に応じて設けられた半透過層によって右眼に出射する。すなわち、右側表示部3Rは、右眼用画像を形成する右眼用画像光を右側導光部32Rから第2方向である−Z方向に出射する。右側導光部32Rは、例えば左側導光部32Lと同様の透光性を有する材料によって構成されており、ユーザーは、右側導光部32Rを介して外界を観察可能である。
このように、装置本体2Aは、ユーザーが画像と外界とを同時に観察可能なシースルー型の頭部装着型表示装置である。
右側導光部32Rは、フレーム41によって支持され、ユーザーの右眼に応じた位置に配置される。右側導光部32Rは、右側出射部31Rから出射された右眼用画像光を、界面にて内面反射させつつ−X方向に導き、ユーザーの右眼の眼球に応じて設けられた半透過層によって右眼に出射する。すなわち、右側表示部3Rは、右眼用画像を形成する右眼用画像光を右側導光部32Rから第2方向である−Z方向に出射する。右側導光部32Rは、例えば左側導光部32Lと同様の透光性を有する材料によって構成されており、ユーザーは、右側導光部32Rを介して外界を観察可能である。
このように、装置本体2Aは、ユーザーが画像と外界とを同時に観察可能なシースルー型の頭部装着型表示装置である。
[支持部の構成]
図6及び図7は、正面側上方及び背面側下方から見た装置本体2Aを示す分解斜視図である。
支持部4は、表示部3を支持するとともに、テンプル5LA,5RAを回動可能に支持する。支持部4は、図6及び図7に示すように、+X方向に延出するフレーム41と、それぞれフレーム41に取り付けられる左側筐体42LA及び右側筐体42RAと、装着部材43と、を有する。
図6及び図7は、正面側上方及び背面側下方から見た装置本体2Aを示す分解斜視図である。
支持部4は、表示部3を支持するとともに、テンプル5LA,5RAを回動可能に支持する。支持部4は、図6及び図7に示すように、+X方向に延出するフレーム41と、それぞれフレーム41に取り付けられる左側筐体42LA及び右側筐体42RAと、装着部材43と、を有する。
[フレームの構成]
フレーム41は、+Y方向から見て略U字状の金属製部材であり、一端が−X方向に位置し、他端が+X方向に位置する。フレーム41は、左側導光部32L及び右側導光部32Rに対して+Y方向に位置し、左側導光部32L及び右側導光部32Rを支持する。
フレーム41には、図7に示すように、−Y方向の面における+X方向の中央に取付部材411が取り付けられている。取付部材411は、フレーム41の−Y方向の面との間に左側導光部32Lの一部及び右側導光部32Rの一部を挟むように取り付けられる。取付部材411には、ユーザーの鼻に当接するノーズパッドNPが着脱可能に取り付けられる。なお、図示を省略するが、ノーズパッドNPは、ユーザーの鼻の形状及び大きさに応じて構成でき、頭部装着型表示装置1Aを使用するユーザー毎に交換可能である。
フレーム41は、+Y方向から見て略U字状の金属製部材であり、一端が−X方向に位置し、他端が+X方向に位置する。フレーム41は、左側導光部32L及び右側導光部32Rに対して+Y方向に位置し、左側導光部32L及び右側導光部32Rを支持する。
フレーム41には、図7に示すように、−Y方向の面における+X方向の中央に取付部材411が取り付けられている。取付部材411は、フレーム41の−Y方向の面との間に左側導光部32Lの一部及び右側導光部32Rの一部を挟むように取り付けられる。取付部材411には、ユーザーの鼻に当接するノーズパッドNPが着脱可能に取り付けられる。なお、図示を省略するが、ノーズパッドNPは、ユーザーの鼻の形状及び大きさに応じて構成でき、頭部装着型表示装置1Aを使用するユーザー毎に交換可能である。
[装着部材の構成]
ここで、装着部材43を先に説明する。
装着部材43は、フレーム41、左側導光部32L及び右側導光部32Rを+Z方向にて覆う状態で、左側筐体42LA及び右側筐体42RAに固定される。装着部材43は、支持部4においてカバー部材6が着脱可能に装着される部位である。
装着部材43は、左側導光部32L及び右側導光部32Rに対して+Z方向に配置される本体部431と、本体部431からそれぞれ−Z方向に延出する固定部436L,436Rと、を有する。
ここで、装着部材43を先に説明する。
装着部材43は、フレーム41、左側導光部32L及び右側導光部32Rを+Z方向にて覆う状態で、左側筐体42LA及び右側筐体42RAに固定される。装着部材43は、支持部4においてカバー部材6が着脱可能に装着される部位である。
装着部材43は、左側導光部32L及び右側導光部32Rに対して+Z方向に配置される本体部431と、本体部431からそれぞれ−Z方向に延出する固定部436L,436Rと、を有する。
本体部431は、左側開口部432Lを形成する左側枠部433Lと、右側開口部432Rを形成する右側枠部433Rと、移動規制部434と、を有する。この他、本体部431は、図7に示すように、カバー部材6を引き付ける磁石435L,435Rを有する。
左側枠部433Lは、図6及び図7に示すように、左側導光部32Lに対する+Z方向に位置し、+Z方向から見て、左側導光部32Lから出射される左眼用画像光により形成される左眼用画像の表示領域を囲む。
右側枠部433Rは、右側導光部32Rに対する+Z方向に位置し、+Z方向から見て、右側導光部32Rから出射される右眼用画像光により形成される右眼用画像の表示領域を囲む。
ユーザーが左側導光部32L及び右側導光部32Rを介して外界を観察する場合には、ユーザーの視線は、左側開口部432L及び右側開口部432Rを通過する。
左側枠部433Lは、図6及び図7に示すように、左側導光部32Lに対する+Z方向に位置し、+Z方向から見て、左側導光部32Lから出射される左眼用画像光により形成される左眼用画像の表示領域を囲む。
右側枠部433Rは、右側導光部32Rに対する+Z方向に位置し、+Z方向から見て、右側導光部32Rから出射される右眼用画像光により形成される右眼用画像の表示領域を囲む。
ユーザーが左側導光部32L及び右側導光部32Rを介して外界を観察する場合には、ユーザーの視線は、左側開口部432L及び右側開口部432Rを通過する。
なお、+Z方向から見て左側枠部433Lによって囲まれる左側導光部32Lの領域、すなわち、+Z方向から見て左側開口部432L内には、左眼用画像の表示領域の他、外界光がユーザーの左眼に向かって通過する領域が含まれていてもよい。また、+Z方向から見て右側枠部433Rによって囲まれる右側導光部32Rの領域、すなわち、+Z方向から見て右側開口部432R内には、右眼用画像の表示領域の他、外界光がユーザーの右眼に向かって通過する領域が含まれていてもよい。
このような場合、ユーザーは、左眼用画像及び右眼用画像の少なくとも一方の画像を視認しながら、画像の表示領域の外側にて外界を観察できる。
このような場合、ユーザーは、左眼用画像及び右眼用画像の少なくとも一方の画像を視認しながら、画像の表示領域の外側にて外界を観察できる。
移動規制部434は、本体部431の−Y方向の端縁において+X方向の中央に設けられている。すなわち、移動規制部434は、左側枠部433Lと右側枠部433Rとが重なる位置に設けられている。移動規制部434は、取付部材411と当接可能に配置されて、装着部材43の移動を規制するとともに、カバー部材6の一部が当接して、カバー部材6の+Y方向への移動を規制する。
図7に示すように、磁石435Lは、本体部431における−Z方向の面の−X方向で+Y方向の隅部に設けられている。磁石435Rは、本体部431における−Z方向の面の+X方向で+Y方向の隅部に設けられている。磁石435L,435Rは、磁石MGL,MGRを吸着して、カバー部材6を引き寄せる。これにより、カバー部材6は、正面431Aを+Z方向にて覆うように、装着部材43に着脱可能に装着される。
図6及び図7に示すように、固定部436Lは、本体部431における−X方向の端部近傍の位置に設けられている。固定部436Lは、本体部431における+Y方向の端縁から−Z方向に延出する上側腕部4361と、本体部431における−Y方向の端縁から−Z方向に延出する下側腕部4363と、を備える。上側腕部4361は、−Y方向に貫通する貫通孔4362を有し、下側腕部4363は、+Y方向に貫通する貫通孔4364を有する。
固定部436Rは、本体部431における+X方向の端部近傍の位置に設けられている。固定部436Rは、固定部436Lと同様に、貫通孔4362を有する上側腕部4361と、貫通孔4364を有する下側腕部4363と、を備える。
そして、装着部材43は、固定部436Lの上側腕部4361及び下側腕部4363が左側筐体42LAの軸支部42L2に固定され、固定部436Rの上側腕部4361及び下側腕部4363が右側筐体42RAの軸支部42R2に固定されることによって、上記のように固定される。
固定部436Rは、本体部431における+X方向の端部近傍の位置に設けられている。固定部436Rは、固定部436Lと同様に、貫通孔4362を有する上側腕部4361と、貫通孔4364を有する下側腕部4363と、を備える。
そして、装着部材43は、固定部436Lの上側腕部4361及び下側腕部4363が左側筐体42LAの軸支部42L2に固定され、固定部436Rの上側腕部4361及び下側腕部4363が右側筐体42RAの軸支部42R2に固定されることによって、上記のように固定される。
[左側筐体の構成]
左側筐体42LAは、合成樹脂製の筐体であり、フレーム41における−X方向の端部に取り付けられて、左側出射部31Lを収容する。左側筐体42LAは、右側筐体42RA側である+X方向の側面42L1に、軸支部42L2を有する。
左側筐体42LAは、合成樹脂製の筐体であり、フレーム41における−X方向の端部に取り付けられて、左側出射部31Lを収容する。左側筐体42LAは、右側筐体42RA側である+X方向の側面42L1に、軸支部42L2を有する。
軸支部42L2は、側面42L1における+Z方向の端部に設けられ、テンプル5LAを回動可能に支持する他、固定部436Lが固定される部位である。軸支部42L2は、+Y方向に位置する取付部42L3と、−Y方向に位置する取付部42L5とを有する。
取付部42L3は、固定部436Lの貫通孔4362と、テンプル5LAの後述する貫通孔5L21とを−Y方向に沿って挿通する図示しないねじが螺合するねじ孔42L4を有する。
取付部42L5は、固定部436Lの貫通孔4364と、テンプル5LAの後述する貫通孔5L31とを+Y方向に沿って挿通する図示しないねじが螺合する図示しないねじ孔を有する。
取付部42L3は、固定部436Lの貫通孔4362と、テンプル5LAの後述する貫通孔5L21とを−Y方向に沿って挿通する図示しないねじが螺合するねじ孔42L4を有する。
取付部42L5は、固定部436Lの貫通孔4364と、テンプル5LAの後述する貫通孔5L31とを+Y方向に沿って挿通する図示しないねじが螺合する図示しないねじ孔を有する。
[右側筐体の構成]
右側筐体42RAは、合成樹脂製の筐体であり、フレーム41における+X方向側の端部に取り付けられて、右側出射部31Rを収容する。右側筐体42RAは、左側筐体42LA側である−X方向の側面42R1に、軸支部42R2を有する。
右側筐体42RAは、合成樹脂製の筐体であり、フレーム41における+X方向側の端部に取り付けられて、右側出射部31Rを収容する。右側筐体42RAは、左側筐体42LA側である−X方向の側面42R1に、軸支部42R2を有する。
軸支部42R2は、側面42R1における+Z方向の端部に設けられ、テンプル5RAを回動可能に支持する他、固定部436Rが固定される部位である。軸支部42R2は、軸支部42L2と同様に、+Y方向に位置する取付部42R3と、−Y方向に位置する取付部42R5とを有する。
取付部42R3は、固定部436Rの貫通孔4362と、テンプル5RAの後述する貫通孔5R21とを−Y方向に沿って挿通する図示しないねじが螺合するねじ孔42R4を有する。
取付部42R5は、固定部436Rの貫通孔4364と、テンプル5RAの後述する貫通孔5R31とを+Y方向に沿って挿通する図示しないねじが螺合する図示しないねじ孔を有する。
取付部42R3は、固定部436Rの貫通孔4362と、テンプル5RAの後述する貫通孔5R21とを−Y方向に沿って挿通する図示しないねじが螺合するねじ孔42R4を有する。
取付部42R5は、固定部436Rの貫通孔4364と、テンプル5RAの後述する貫通孔5R31とを+Y方向に沿って挿通する図示しないねじが螺合する図示しないねじ孔を有する。
図8は、左側筐体42LA及び右側筐体42RAを示す正面図である。なお、図8では、フレーム41、左側導光部32LA及び右側導光部32RAの位置を示すために、これらを点線にて示している。
図8に示すように、軸支部42L2と軸支部42R2とを結ぶ方向は、+X方向と平行な軸と平行である。すなわち、軸支部42L2を第1軸支部とし、軸支部42R2を第2軸支部としたときに、軸支部42L2から軸支部42R2に向かう方向は、−X方向と平行である。
詳述すると、軸支部42L2の取付部42L3から軸支部42R2の取付部42R3に向かう方向は、+X方向と平行であり、軸支部42L2の取付部42L5から軸支部42R2の取付部42R5に向かう方向は、+X方向と平行である。換言すると、取付部42L3,42R3を結ぶ仮想線VL1は、+X方向と平行であり、取付部42L5,42R5を結ぶ仮想線VL2は、+X方向と平行である。
なお、詳しくは後述するが、軸支部42L2に支持されたテンプル5LAの回動軸RLAと、軸支部42R2に支持されたテンプル5RAの回動軸RRAは、それぞれ+Y方向と完全に平行ではなく、また、互いに平行ではない。回動軸RLA,RRAについては、後に詳述する。
図8に示すように、軸支部42L2と軸支部42R2とを結ぶ方向は、+X方向と平行な軸と平行である。すなわち、軸支部42L2を第1軸支部とし、軸支部42R2を第2軸支部としたときに、軸支部42L2から軸支部42R2に向かう方向は、−X方向と平行である。
詳述すると、軸支部42L2の取付部42L3から軸支部42R2の取付部42R3に向かう方向は、+X方向と平行であり、軸支部42L2の取付部42L5から軸支部42R2の取付部42R5に向かう方向は、+X方向と平行である。換言すると、取付部42L3,42R3を結ぶ仮想線VL1は、+X方向と平行であり、取付部42L5,42R5を結ぶ仮想線VL2は、+X方向と平行である。
なお、詳しくは後述するが、軸支部42L2に支持されたテンプル5LAの回動軸RLAと、軸支部42R2に支持されたテンプル5RAの回動軸RRAは、それぞれ+Y方向と完全に平行ではなく、また、互いに平行ではない。回動軸RLA,RRAについては、後に詳述する。
[テンプルの構成]
テンプル5LAは、図6〜図8に示したように、軸支部42L2に回動可能に支持され、テンプル5RAは、軸支部42R2に回動可能に支持される。テンプル5LA,5RAは、装置本体2Aをユーザーが頭部に装着するときに−Z方向に沿うように伸長されて、ユーザーの左耳及び右耳に懸架される。
なお、軸支部42L2,42R2からのそれぞれの延出方向が−Z方向に沿うようにテンプル5LA,5RAが伸長された状態を伸長状態とする。また、軸支部42L2,42R2からのそれぞれの延出方向が+X方向及び−X方向に沿うようにテンプル5LA,5RAが軸支部42L2,42R2にて折り曲げられた状態を折曲状態とする。
以下のテンプル5LA,5RAの説明における各方向は、テンプル5LA,5RAが伸長状態であるときの各方向である。
テンプル5LAは、図6〜図8に示したように、軸支部42L2に回動可能に支持され、テンプル5RAは、軸支部42R2に回動可能に支持される。テンプル5LA,5RAは、装置本体2Aをユーザーが頭部に装着するときに−Z方向に沿うように伸長されて、ユーザーの左耳及び右耳に懸架される。
なお、軸支部42L2,42R2からのそれぞれの延出方向が−Z方向に沿うようにテンプル5LA,5RAが伸長された状態を伸長状態とする。また、軸支部42L2,42R2からのそれぞれの延出方向が+X方向及び−X方向に沿うようにテンプル5LA,5RAが軸支部42L2,42R2にて折り曲げられた状態を折曲状態とする。
以下のテンプル5LA,5RAの説明における各方向は、テンプル5LA,5RAが伸長状態であるときの各方向である。
[左側のテンプルの構成]
図9は、−Z方向に延出するテンプル5LAを+X方向及び+Y方向から見た斜視図であり、図10は、−Z方向に延出するテンプル5LAを−X方向及び−Y方向から見た斜視図である。
テンプル5LAは、左側筐体42LA内に設けられる左側出射部31Lに対して+X方向に位置する。換言すると、テンプル5LAは、左側出射部31Lに対して+X方向における頭部装着型表示装置1Aの中心側に位置する。テンプル5LAは、上記伸長状態と上記折曲状態との間の回動範囲において回動可能である。
テンプル5LAは、図9及び図10に示すように、延出部5L1及びモダン5L6を有し、ユーザーの左側頭部に応じた形状に形成されている。
図9は、−Z方向に延出するテンプル5LAを+X方向及び+Y方向から見た斜視図であり、図10は、−Z方向に延出するテンプル5LAを−X方向及び−Y方向から見た斜視図である。
テンプル5LAは、左側筐体42LA内に設けられる左側出射部31Lに対して+X方向に位置する。換言すると、テンプル5LAは、左側出射部31Lに対して+X方向における頭部装着型表示装置1Aの中心側に位置する。テンプル5LAは、上記伸長状態と上記折曲状態との間の回動範囲において回動可能である。
テンプル5LAは、図9及び図10に示すように、延出部5L1及びモダン5L6を有し、ユーザーの左側頭部に応じた形状に形成されている。
延出部5L1は、テンプル5LAにおいて軸支部42L2による支持位置からユーザーの左耳に応じた位置までの部位である。延出部5L1は、+Z方向の端部から−Z方向に向かうに従って−X方向に湾曲した後、−Z方向に向かうに従って+X方向に湾曲する円弧状に形成されている。
延出部5L1は、接続部5L2,5L3、配置部5L4及び凹部5L5を有する。
延出部5L1は、接続部5L2,5L3、配置部5L4及び凹部5L5を有する。
接続部5L2,5L3は、延出部5L1における+Z方向の端部から+Z方向に片状に突設されており、軸支部42L2による支持位置である。接続部5L2は、+Y方向に位置し、接続部5L3は、−Y方向に位置している。
接続部5L2は、取付部42L3と固定部436Lの上側腕部4361との間に配置される。接続部5L2は、当該上側腕部4361の貫通孔4362を挿通した図示しないねじが挿通する貫通孔5L21を有し、貫通孔5L21を挿通したねじは、ねじ孔42L4に螺合される。
接続部5L3は、取付部42L5と固定部436Lの下側腕部4363との間に配置される。接続部5L3は、当該下側腕部4363の貫通孔4364を挿通した図示しないねじが挿通する貫通孔5L31を有し、貫通孔5L31を挿通したねじは、ねじ孔42L6に螺合される。
これにより、テンプル5LAは、軸支部42L2に回動可能に支持される。
接続部5L2は、取付部42L3と固定部436Lの上側腕部4361との間に配置される。接続部5L2は、当該上側腕部4361の貫通孔4362を挿通した図示しないねじが挿通する貫通孔5L21を有し、貫通孔5L21を挿通したねじは、ねじ孔42L4に螺合される。
接続部5L3は、取付部42L5と固定部436Lの下側腕部4363との間に配置される。接続部5L3は、当該下側腕部4363の貫通孔4364を挿通した図示しないねじが挿通する貫通孔5L31を有し、貫通孔5L31を挿通したねじは、ねじ孔42L6に螺合される。
これにより、テンプル5LAは、軸支部42L2に回動可能に支持される。
配置部5L4は、延出部5L1における+X方向の側面5L11に位置し、−X方向に凹んだ凹状部である。配置部5L4は、眼鏡を掛けたユーザーの頭部に頭部装着型表示装置1Aが装着される場合に、当該眼鏡のテンプル(つる部)が配置される部位である。
凹部5L5は、延出部5L1における−X方向の側面5L12に設けられ、+X方向に凹んだ凹状部である。凹部5L5は、テンプル5LAが伸長状態である場合に、左側筐体42LAの一部が配置される部位である。換言すると、凹部5L5は、左側筐体42LAの一部を避ける部位である。
凹部5L5は、延出部5L1における−X方向の側面5L12に設けられ、+X方向に凹んだ凹状部である。凹部5L5は、テンプル5LAが伸長状態である場合に、左側筐体42LAの一部が配置される部位である。換言すると、凹部5L5は、左側筐体42LAの一部を避ける部位である。
モダン5L6は、ユーザーの左耳の後ろの部位に沿って配置される部位であり、頭部装着型表示装置1Aが頭部からずれることを抑制する。モダン5L6は、延出部5L1において軸支部42L2とは反対側、すなわち、接続部5L2,5L3とは反対側の部位に延出部5L1と連続して形成されている。モダン5L6は、−Z方向に向かうに従って+X方向及び−Y方向に湾曲して延出している。すなわち、モダン5L6の先端部5L61は、延出部5L1における+Y方向の端縁より第3方向である−Y方向に位置している。
[右側のテンプルの構成]
テンプル5RAは、図6及び図7に示すように、右側筐体42RA内に設けられる右側出射部31Rに対して−X方向に位置する。換言すると、テンプル5RAは、右側出射部31Rに対して+X方向における頭部装着型表示装置1Aの中心側に位置する。テンプル5RAは、軸支部42L2を中心として、伸長状態と折曲状態との間の回動範囲において回動可能である。
テンプル5RAは、テンプル5LAに対する鏡面対象構造を有する。具体的に、テンプル5RAは、延出部5R1及びモダン5R6を有し、ユーザーの右側頭部に応じた形状に形成されている。
テンプル5RAは、図6及び図7に示すように、右側筐体42RA内に設けられる右側出射部31Rに対して−X方向に位置する。換言すると、テンプル5RAは、右側出射部31Rに対して+X方向における頭部装着型表示装置1Aの中心側に位置する。テンプル5RAは、軸支部42L2を中心として、伸長状態と折曲状態との間の回動範囲において回動可能である。
テンプル5RAは、テンプル5LAに対する鏡面対象構造を有する。具体的に、テンプル5RAは、延出部5R1及びモダン5R6を有し、ユーザーの右側頭部に応じた形状に形成されている。
延出部5R1は、テンプル5RAにおいて軸支部42R2による支持位置からユーザーの左耳に応じた位置までの部位である。延出部5R1は、+Z方向の端部から−Z方向に向かうに従って+X方向に湾曲した後、−Z方向に向かうに従って−X方向に湾曲する円弧状に形成されている。延出部5R1は、接続部5L2,5L3、配置部5L4及び凹部5L5と同様の接続部5R2,5R3、配置部5R4及び凹部5R5を有する。また、接続部5R2は、貫通孔5R21を有し、接続部5R3は、貫通孔5R31を有する。そして、接続部5R2,5R3は、延出部5R1における+Z方向の端部に設けられ、配置部5R4は、延出部5R1における−X方向の側面5R11に設けられ、凹部5R5は、延出部5R1において+X方向の側面5R12に設けられている。
モダン5R6は、ユーザーの右耳の後ろの部位に沿って配置される部位であり、モダン5L6とともに頭部を挟持して、頭部装着型表示装置1Aが頭部からずれることを抑制する。モダン5R6は、延出部5R1において軸支部42R2とは反対側、すなわち、接続部5R2,5R3とは反対側の部位に延出部5R1と連続して形成され、−Z方向に向かうに従って−X方向及び−Y方向に湾曲して延出している。すなわち、モダン5R6の先端部5R61は、延出部5R1における+Y方向の端縁より第3方向である−Y方向に位置している。
[テンプルの回動軸の傾斜]
図11は、左側筐体42LA及び伸長状態のテンプル5LAを+X方向から見た側面図である。
ここで、テンプル5LAの回動軸RLAについて説明する。
軸支部42L2に支持されたテンプル5LAを+X方向から見た場合、テンプル5LAの回動軸RLAは、図11に示すように、+Y方向と平行である。
図11は、左側筐体42LA及び伸長状態のテンプル5LAを+X方向から見た側面図である。
ここで、テンプル5LAの回動軸RLAについて説明する。
軸支部42L2に支持されたテンプル5LAを+X方向から見た場合、テンプル5LAの回動軸RLAは、図11に示すように、+Y方向と平行である。
図12は、左側筐体42LA及び伸長状態のテンプル5LAを+Z方向から見た正面図である。
一方、テンプル5LAを+Z方向から見た場合、回動軸RLAは、図12に示すように、+Y方向に対して傾斜している。テンプル5LAを−Z方向から見た場合も同様である。詳述すると、+Z方向又は−Z方向から見た場合、回動軸RLAは、+Y方向に向かうに従って−X方向に傾斜し、第3方向である−Y方向に向かうに従って第1方向である+X方向に傾斜している。
本実施形態では、+Z方向又は−Z方向から見た場合、回動軸RLAと+Y方向に平行な仮想線VLyとの交差角αは、略3°である。
一方、テンプル5LAを+Z方向から見た場合、回動軸RLAは、図12に示すように、+Y方向に対して傾斜している。テンプル5LAを−Z方向から見た場合も同様である。詳述すると、+Z方向又は−Z方向から見た場合、回動軸RLAは、+Y方向に向かうに従って−X方向に傾斜し、第3方向である−Y方向に向かうに従って第1方向である+X方向に傾斜している。
本実施形態では、+Z方向又は−Z方向から見た場合、回動軸RLAと+Y方向に平行な仮想線VLyとの交差角αは、略3°である。
また、図示を省略するが、軸支部42R2に支持されたテンプル5RAを−X方向から見た場合、テンプル5RAの回動軸RRAは+Y方向と平行である。
一方、+Z方向から見た場合、回動軸RRAは、+Y方向に向かうに従って+X方向に傾斜し、第3方向である−Y方向に向かうに従って第1方向とは反対方向である−X方向に傾斜している。
なお、回動軸RRAも、+Z方向又は−Z方向から見た場合、仮想線VLyに対して略3°傾斜している。
一方、+Z方向から見た場合、回動軸RRAは、+Y方向に向かうに従って+X方向に傾斜し、第3方向である−Y方向に向かうに従って第1方向とは反対方向である−X方向に傾斜している。
なお、回動軸RRAも、+Z方向又は−Z方向から見た場合、仮想線VLyに対して略3°傾斜している。
[折曲状態でのテンプルの位置]
図13は、テンプル5LAを折曲状態にした頭部装着型表示装置1Aを+Y方向から見た平面図である。
テンプル5LAは、図13に示すように、回動軸RLAを中心として、モダン5L6がテンプル5RAに近接する+DL方向と、テンプル5RAから離間する−DL方向とに回動可能である。換言すると、テンプル5LAは、回動軸RLAを中心として、モダン5L6が右側導光部32Rに近接する+DL方向と、右側導光部32Rから離間する−DL方向とに回動可能である。
同様に、テンプル5RAは、回動軸RRAを中心として、モダン5R6がテンプル5LAに近接する+DR方向と、テンプル5LAから離間する−DR方向とに回動可能である。換言すると、テンプル5RAは、回動軸RRAを中心として、モダン5R6が左側導光部32Lに近接する+DR方向と、左側導光部32Lから離間する−DR方向とに回動可能である。
図13は、テンプル5LAを折曲状態にした頭部装着型表示装置1Aを+Y方向から見た平面図である。
テンプル5LAは、図13に示すように、回動軸RLAを中心として、モダン5L6がテンプル5RAに近接する+DL方向と、テンプル5RAから離間する−DL方向とに回動可能である。換言すると、テンプル5LAは、回動軸RLAを中心として、モダン5L6が右側導光部32Rに近接する+DL方向と、右側導光部32Rから離間する−DL方向とに回動可能である。
同様に、テンプル5RAは、回動軸RRAを中心として、モダン5R6がテンプル5LAに近接する+DR方向と、テンプル5LAから離間する−DR方向とに回動可能である。換言すると、テンプル5RAは、回動軸RRAを中心として、モダン5R6が左側導光部32Lに近接する+DR方向と、左側導光部32Lから離間する−DR方向とに回動可能である。
図14は、頭部装着型表示装置1Aを−Z方向から見た背面図である。なお、図14では、テンプル5LA,5RAの配置状態が伸長状態である場合と折曲状態である場合とを比較しやすいように、テンプル5LAを折曲状態とし、テンプル5RAを伸長状態としている。
頭部装着型表示装置1Aの頭部への装着時のテンプル5LA,5RAの配置状態、すなわち、テンプル5LA,5RAが伸長状態であるときの頭部装着型表示装置1Aの+Y方向における寸法は、図14に示すように、寸法L1である。
ここで、頭部装着型表示装置1Aと同様の構成を有するものの、テンプルの回動軸が±X方向及び±Z方向から見て+Y方向と平行な第1比較例の頭部装着型表示装置では、モダンの+Y方向における位置は、テンプルが伸長状態であっても折曲状態であっても同じある。このため、寸法L1は、左右のテンプルが折曲状態であるときの第1比較例の頭部装着型表示装置を−Z方向から見た場合の第1比較例の頭部装着型表示装置の+Y方向における寸法と同じである。
頭部装着型表示装置1Aの頭部への装着時のテンプル5LA,5RAの配置状態、すなわち、テンプル5LA,5RAが伸長状態であるときの頭部装着型表示装置1Aの+Y方向における寸法は、図14に示すように、寸法L1である。
ここで、頭部装着型表示装置1Aと同様の構成を有するものの、テンプルの回動軸が±X方向及び±Z方向から見て+Y方向と平行な第1比較例の頭部装着型表示装置では、モダンの+Y方向における位置は、テンプルが伸長状態であっても折曲状態であっても同じある。このため、寸法L1は、左右のテンプルが折曲状態であるときの第1比較例の頭部装着型表示装置を−Z方向から見た場合の第1比較例の頭部装着型表示装置の+Y方向における寸法と同じである。
これに対し、図14に示すように、それぞれ−Z方向から見て、回動軸RLAは、第3方向である−Y方向に向かうに従って第1方向である+X方向に傾斜しており、回動軸RRAは、第3方向である−Y方向に向かうに従って第1方向とは反対方向である−X方向に傾斜している。すなわち、それぞれ−Z方向から見て、回動軸RLAは、−Y方向に向かうに従ってテンプル5RA及び軸支部42R2に近接する方向に傾斜し、回動軸RRAは、−Y方向に向かうに従ってテンプル5LA及び軸支部42L2に近接する方向に傾斜している。換言すると、それぞれ−Z方向から見て、回動軸RLA,RRAは、−Y方向に向かうに従って、+Y方向と平行で頭部装着型表示装置1Aの+X方向における中心を通る中心線CTに近接する方向に傾斜している。更に換言すると、それぞれ−Z方向から見て、回動軸RLA,RRAは、−Y方向に向かうに従って互いに近接する方向に傾斜している。
このため、テンプル5LAを+DL方向に回動させ、テンプル5LAを折曲状態としたとき、+X方向に延出する延出部5L1は、+X方向に向かうに従って、延出部5L1に対してモダン5L6の先端部5L61が位置する方向である−Y方向とは反対方向である+Y方向に傾斜するように、軸支部42L2から延出する。また、図示を省略するが、テンプル5RAを+DR方向に回動させて折曲状態としたとき、−X方向に延出する延出部5R1は、−X方向に向かうに従って、延出部5R1に対してモダン5R6の先端部5R61が位置する方向である−Y方向とは反対方向である+Y方向に傾斜するように、軸支部42R2から延出する。
このため、各テンプル5LA,5RAを折曲状態としたときの頭部装着型表示装置1Aを第2方向である−Z方向から見た場合、頭部装着型表示装置1Aの+Y方向における寸法は、寸法L1より小さい寸法L2となる。
このように、テンプル5LA,5RAの折曲状態での頭部装着型表示装置1Aの+Y方向における寸法L2が、上記寸法L1より小さいので、頭部装着型表示装置1Aの収納性を高めることができる。
このため、各テンプル5LA,5RAを折曲状態としたときの頭部装着型表示装置1Aを第2方向である−Z方向から見た場合、頭部装着型表示装置1Aの+Y方向における寸法は、寸法L1より小さい寸法L2となる。
このように、テンプル5LA,5RAの折曲状態での頭部装着型表示装置1Aの+Y方向における寸法L2が、上記寸法L1より小さいので、頭部装着型表示装置1Aの収納性を高めることができる。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Aによれば、以下の効果を奏することができる。
ユーザーの頭部に装着されて、ユーザーによって視認可能に画像を表示する頭部装着型表示装置1Aは、画像光を出射して画像光によって形成される画像を表示する表示部3と、表示部3を支持する支持部4と、第1テンプル及び第2テンプルに相当し、支持部4の左側筐体42LAに回動可能に設けられるテンプル5LA,5RAと、を備える。支持部4の左側筐体42LAは、回動軸RLAを中心としてテンプル5LAを回動可能に支持する軸支部42L2を有し、支持部4の右側筐体42RAは、回動軸RRAを中心としてテンプル5RAを回動可能に支持する軸支部42R2を有する。なお、回動軸RLA,RRAは、第1回動軸及び第2回動軸に相当し、軸支部42L2,42R2は、第1軸支部及び第2軸支部に相当する。
テンプル5LAは、軸支部42L2と接続部5L2,5L3にて接続される延出部5L1と、延出部5L1における軸支部42L2とは反対側の部位に設けられたモダン5L6と、を有する。テンプル5RAは、軸支部42R2と接続部5R2,5R3にて接続される延出部5R1と、延出部5R1における軸支部42R2とは反対側の部位に設けられたモダン5R6と、を有する。延出部5L1,5R1は、第1延出部及び第2延出部に相当し、モダン5L6,5R6は、第1モダン及び第2モダンに相当する。
ここで、+X方向は、軸支部42L2から軸支部42R2に向かう第1方向である。また、−Z方向は、+X方向に交差して、テンプル5LAが伸長された伸長状態で軸支部42L2から延出部5L1が延出する第2方向である。更に、−Y方向は、+X方向及び−Z方向のそれぞれに交差し、例えばテンプル5LAが+X方向に沿うように軸支部42L2にて折り曲げられた折曲状態で、延出部5L1に対してモダン5L6の先端部が位置する第3方向である。そして、折曲状態のテンプル5LAを−Z方向から見た場合、図14に示したように、延出部5L1は、+X方向に向かうに従って第3方向とは反対方向である+Y方向に傾斜するように軸支部42L2から延出している。また、折曲状態のテンプル5RAを−Z方向から見た場合、図14に示したように、延出部5R1は、−X方向に向かうに従って+Y方向に傾斜するように軸支部42R2から延出している。
これによれば、上記した第1比較例の頭部装着型表示装置に比べて、テンプル5LA,5RAが折曲状態である頭部装着型表示装置1Aを−Z方向から見て、頭部装着型表示装置1Aの+Y方向における寸法、すなわち、上下寸法を小さくできる。従って、頭部装着型表示装置1Aの収納性を高めることができる。
以上説明した本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Aによれば、以下の効果を奏することができる。
ユーザーの頭部に装着されて、ユーザーによって視認可能に画像を表示する頭部装着型表示装置1Aは、画像光を出射して画像光によって形成される画像を表示する表示部3と、表示部3を支持する支持部4と、第1テンプル及び第2テンプルに相当し、支持部4の左側筐体42LAに回動可能に設けられるテンプル5LA,5RAと、を備える。支持部4の左側筐体42LAは、回動軸RLAを中心としてテンプル5LAを回動可能に支持する軸支部42L2を有し、支持部4の右側筐体42RAは、回動軸RRAを中心としてテンプル5RAを回動可能に支持する軸支部42R2を有する。なお、回動軸RLA,RRAは、第1回動軸及び第2回動軸に相当し、軸支部42L2,42R2は、第1軸支部及び第2軸支部に相当する。
テンプル5LAは、軸支部42L2と接続部5L2,5L3にて接続される延出部5L1と、延出部5L1における軸支部42L2とは反対側の部位に設けられたモダン5L6と、を有する。テンプル5RAは、軸支部42R2と接続部5R2,5R3にて接続される延出部5R1と、延出部5R1における軸支部42R2とは反対側の部位に設けられたモダン5R6と、を有する。延出部5L1,5R1は、第1延出部及び第2延出部に相当し、モダン5L6,5R6は、第1モダン及び第2モダンに相当する。
ここで、+X方向は、軸支部42L2から軸支部42R2に向かう第1方向である。また、−Z方向は、+X方向に交差して、テンプル5LAが伸長された伸長状態で軸支部42L2から延出部5L1が延出する第2方向である。更に、−Y方向は、+X方向及び−Z方向のそれぞれに交差し、例えばテンプル5LAが+X方向に沿うように軸支部42L2にて折り曲げられた折曲状態で、延出部5L1に対してモダン5L6の先端部が位置する第3方向である。そして、折曲状態のテンプル5LAを−Z方向から見た場合、図14に示したように、延出部5L1は、+X方向に向かうに従って第3方向とは反対方向である+Y方向に傾斜するように軸支部42L2から延出している。また、折曲状態のテンプル5RAを−Z方向から見た場合、図14に示したように、延出部5R1は、−X方向に向かうに従って+Y方向に傾斜するように軸支部42R2から延出している。
これによれば、上記した第1比較例の頭部装着型表示装置に比べて、テンプル5LA,5RAが折曲状態である頭部装着型表示装置1Aを−Z方向から見て、頭部装着型表示装置1Aの+Y方向における寸法、すなわち、上下寸法を小さくできる。従って、頭部装着型表示装置1Aの収納性を高めることができる。
テンプル5LAの回動軸RLA及びテンプル5RAの回動軸RRAは、−Z方向から見て、−Y方向に向かうに従って、−Y方向と平行で+X方向における頭部装着型表示装置1Aの中心を通る中心線CTに近接する方向に傾斜している。
これによれば、テンプル5LAを折曲状態としたときに、テンプル5LAの延出部5L1を軸支部42L2から+X方向に向かうに従って+Y方向に傾斜するように延出させることができる。また、テンプル5RAを折曲状態としたときに、テンプル5RAの延出部5R1を軸支部42R2から−X方向に向かうに従って+Y方向に傾斜するように延出させることができる。このため、上記した第1比較例の頭部装着型表示装置に比べて、テンプル5LA,5RAが折曲状態にあるときの頭部装着型表示装置1Aを−Z方向から見た場合の頭部装着型表示装置1Aの+Y方向における寸法を小さくできる。従って、頭部装着型表示装置1Aの収納性を高めることができる。
これによれば、テンプル5LAを折曲状態としたときに、テンプル5LAの延出部5L1を軸支部42L2から+X方向に向かうに従って+Y方向に傾斜するように延出させることができる。また、テンプル5RAを折曲状態としたときに、テンプル5RAの延出部5R1を軸支部42R2から−X方向に向かうに従って+Y方向に傾斜するように延出させることができる。このため、上記した第1比較例の頭部装着型表示装置に比べて、テンプル5LA,5RAが折曲状態にあるときの頭部装着型表示装置1Aを−Z方向から見た場合の頭部装着型表示装置1Aの+Y方向における寸法を小さくできる。従って、頭部装着型表示装置1Aの収納性を高めることができる。
表示部3は、左側表示部3L及び右側表示部3Rを備える。左側表示部3Lは、左眼用画像光を出射する画像出射部としての左側出射部31Lと、左側出射部31Lから出射された左眼用画像光を所定の視認位置に導く導光部としての左側導光部32Lと、を備える。右側表示部3Rは、右眼用画像光を出射する画像出射部としての右側出射部31Rと、右側出射部31Rから出射された右眼用画像光を所定の視認位置に導く導光部としての右側導光部32Rと、を備える。なお、本実施形態では、左側導光部32Lが左眼用画像光を導く視認位置は、ユーザーの左眼に応じた位置であり、右側導光部32Rが右眼用画像光を導く視認位置は、ユーザーの右眼に応じた位置である。そして、テンプル5LAは、左側出射部31Lより+X方向における頭部装着型表示装置1Aの中心側に位置し、テンプル5RAは、右側出射部31Rより+X方向における頭部装着型表示装置1Aの中心側に位置している。
これによれば、左側出射部31L及び右側出射部31Rより、テンプル5LA,5RAをユーザーの頭部に近接する位置に配置でき、テンプル5LA,5RAによってユーザーの頭部を好適に保持できる。従って、頭部装着型表示装置1Aの装着感を高めることができる。
これによれば、左側出射部31L及び右側出射部31Rより、テンプル5LA,5RAをユーザーの頭部に近接する位置に配置でき、テンプル5LA,5RAによってユーザーの頭部を好適に保持できる。従って、頭部装着型表示装置1Aの装着感を高めることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る頭部装着型表示装置は、第1実施形態にて示した頭部装着型表示装置1Aと同様の構成及び機能を有する。ここで、頭部装着型表示装置1Aでは、テンプル5LA,5RAの回動軸RLA,RRAは、−Y方向に向かうに従って+X方向及び−X方向に傾斜していた。これに対し、本実施形態に係る頭部装着型表示装置では、各テンプルの回動軸は、−Y方向に向かうに従って+Z方向に傾斜している。この点で、本実施形態に係る頭部装着型表示装置と頭部装着型表示装置1Aとは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る頭部装着型表示装置は、第1実施形態にて示した頭部装着型表示装置1Aと同様の構成及び機能を有する。ここで、頭部装着型表示装置1Aでは、テンプル5LA,5RAの回動軸RLA,RRAは、−Y方向に向かうに従って+X方向及び−X方向に傾斜していた。これに対し、本実施形態に係る頭部装着型表示装置では、各テンプルの回動軸は、−Y方向に向かうに従って+Z方向に傾斜している。この点で、本実施形態に係る頭部装着型表示装置と頭部装着型表示装置1Aとは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
[頭部装着型表示装置の概略構成]
図15は、本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Bを+Y方向から見た平面図である。なお、図15では、ノーズパッドNPの図示を省略している。
本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Bは、図15に示すように、装置本体2Aに代えて装置本体2Bを有する他は、頭部装着型表示装置1Aと同様の構成及び機能を有する。装置本体2Bは、左側筐体42LA及び右側筐体42RAに代えて左側筐体42LB及び右側筐体42RBを有し、テンプル5LA,5RAに代えてテンプル5LB,5RBを有する他は、装置本体2Aと同様の構成及び機能を有する。
図15は、本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Bを+Y方向から見た平面図である。なお、図15では、ノーズパッドNPの図示を省略している。
本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Bは、図15に示すように、装置本体2Aに代えて装置本体2Bを有する他は、頭部装着型表示装置1Aと同様の構成及び機能を有する。装置本体2Bは、左側筐体42LA及び右側筐体42RAに代えて左側筐体42LB及び右側筐体42RBを有し、テンプル5LA,5RAに代えてテンプル5LB,5RBを有する他は、装置本体2Aと同様の構成及び機能を有する。
左側筐体42LB及び右側筐体42RBは、左側筐体42LA及び右側筐体42RAに代えて支持部4を構成する。すなわち、装置本体2Bの支持部4は、フレーム41、左側筐体42LB、右側筐体42RB及び装着部材43を有する。
左側筐体42LB及び右側筐体42RBは、左側筐体42LA及び右側筐体42RAと同様に、フレーム41における−X方向及び+X方向の端部に取り付けられる。左側筐体42LBは、左側出射部31Lを内部に収容し、右側筐体42RBは、右側出射部31Rを内部に収容する。
左側筐体42LB及び右側筐体42RBは、左側筐体42LA及び右側筐体42RAと同様に、フレーム41における−X方向及び+X方向の端部に取り付けられる。左側筐体42LBは、左側出射部31Lを内部に収容し、右側筐体42RBは、右側出射部31Rを内部に収容する。
図16は、左側筐体42LB及び伸長状態のテンプル5LBを+Z方向から見た正面図である。図17は、左側筐体42LB及び伸長状態のテンプル5LBを+X方向から見た側面図である。
左側筐体42LBは、左側筐体42LAと同様の構成を有する。すなわち、左側筐体42LBは、図16及び図17に示すように、+X方向の側面42L1における+Z方向の端部に位置する軸支部42L2を有する。
軸支部42L2は、+Y方向に位置し、ねじ孔42L4を有する取付部42L3と、−Y方向に位置し、ねじ孔42L6を有する取付部42L5と、を備える。
右側筐体42RBは、右側筐体42RAと同様の構成を有する。すなわち、右側筐体42RBは、図15に示すように、−X方向の側面42R1における+Z方向の端部に位置する軸支部42R2を有する。
左側筐体42LBは、左側筐体42LAと同様の構成を有する。すなわち、左側筐体42LBは、図16及び図17に示すように、+X方向の側面42L1における+Z方向の端部に位置する軸支部42L2を有する。
軸支部42L2は、+Y方向に位置し、ねじ孔42L4を有する取付部42L3と、−Y方向に位置し、ねじ孔42L6を有する取付部42L5と、を備える。
右側筐体42RBは、右側筐体42RAと同様の構成を有する。すなわち、右側筐体42RBは、図15に示すように、−X方向の側面42R1における+Z方向の端部に位置する軸支部42R2を有する。
[テンプルの回動軸及び回動軸の傾斜]
−X方向に位置するテンプル5LBは、テンプル5LAと同様の構成を有し、テンプル5LAと同様に、左側出射部31Lに対して+X方向における頭部装着型表示装置1Bの中心側に位置する。すなわち、テンプル5LBは、接続部5L2,5L3、配置部5L4及び凹部5L5を有する延出部5L1と、モダン5L6と、を備える。
ここで、軸支部42L2にて接続部5L2,5L3が支持されたテンプル5LBの回動軸RLBは、図16に示すように、+Z方向から見て+Y方向と平行であり、同様に、−Z方向から見て+Y方向と平行である。
一方、回動軸RLBは、図17に示すように、+X方向から見て+Y方向に対して傾斜しており、同様に、−X方向から見て+Y方向に対して傾斜している。詳述すると、回動軸RLBは、+Y方向に向かうに従って−Z方向に傾斜し、第3方向である−Y方向に向かうに従って第1方向とは反対方向である+Z方向に傾斜している。本実施形態では、+X方向又は−X方向から見た場合、回動軸RLBと+Y方向に平行な仮想線VLyとの交差角βは、略3°である。
−X方向に位置するテンプル5LBは、テンプル5LAと同様の構成を有し、テンプル5LAと同様に、左側出射部31Lに対して+X方向における頭部装着型表示装置1Bの中心側に位置する。すなわち、テンプル5LBは、接続部5L2,5L3、配置部5L4及び凹部5L5を有する延出部5L1と、モダン5L6と、を備える。
ここで、軸支部42L2にて接続部5L2,5L3が支持されたテンプル5LBの回動軸RLBは、図16に示すように、+Z方向から見て+Y方向と平行であり、同様に、−Z方向から見て+Y方向と平行である。
一方、回動軸RLBは、図17に示すように、+X方向から見て+Y方向に対して傾斜しており、同様に、−X方向から見て+Y方向に対して傾斜している。詳述すると、回動軸RLBは、+Y方向に向かうに従って−Z方向に傾斜し、第3方向である−Y方向に向かうに従って第1方向とは反対方向である+Z方向に傾斜している。本実施形態では、+X方向又は−X方向から見た場合、回動軸RLBと+Y方向に平行な仮想線VLyとの交差角βは、略3°である。
+X方向に位置するテンプル5RBも、図15に示したように、テンプル5RAと同様の延出部5R1及びモダン5L6を備え、テンプル5RAと同様に、右側出射部31Rに対して+X方向における頭部装着型表示装置1Bの中心側に位置する。そして、軸支部42R2に回動可能に支持されたテンプル5RBの回動軸RRBは、図示を省略するが、回動軸RLBと同様に、+Z方向又は−Z方向から見た場合には+Y方向と平行であるものの、+X方向又は−X方向から見た場合には+Y方向に対して傾斜している。詳述すると、回動軸RRBは、回動軸RLBと同様に、+Y方向に向かうに従って−Z方向に傾斜し、第3方向である−Y方向に向かうに従って第1方向とは反対方向である+Z方向に傾斜している。なお、回動軸RRBも、+Z方向又は−Z方向から見た場合、仮想線VLyに対して略3°傾斜している。
図18は、頭部装着型表示装置1Bを−Z方向から見た背面図である。なお、図18では、テンプル5LB,5RBの配置状態が伸長状態である場合と折曲状態である場合とを比較しやすいように、テンプル5LBを折曲状態とし、テンプル5RBを伸長状態としている。また、図18では、ノーズパッドNPの図示を省略している。
テンプル5LB,5RBが伸長状態であるときの頭部装着型表示装置1Bの+Y方向における寸法は、図18に示すように、寸法L3である。
寸法L3は、頭部装着型表示装置1Bと同様の構成を有するものの、テンプルの回動軸が±X方向又は±Z方向から見て+Y方向と平行な第2比較例の頭部装着型表示装置を−Z方向から見た場合において、左右のテンプルが折曲状態であるときの第2比較例の頭部装着型表示装置の+Y方向における寸法と同じである。
テンプル5LB,5RBが伸長状態であるときの頭部装着型表示装置1Bの+Y方向における寸法は、図18に示すように、寸法L3である。
寸法L3は、頭部装着型表示装置1Bと同様の構成を有するものの、テンプルの回動軸が±X方向又は±Z方向から見て+Y方向と平行な第2比較例の頭部装着型表示装置を−Z方向から見た場合において、左右のテンプルが折曲状態であるときの第2比較例の頭部装着型表示装置の+Y方向における寸法と同じである。
これに対し、テンプル5LBを+DL方向に回動させて折曲状態としたとき、テンプル5LBの延出部5L1は、テンプル5LAと同様に、第1方向である+X方向に向かうに従って、延出部5L1に対してモダン5L6の先端部5L61が位置する方向である−Y方向とは反対方向である+Y方向に傾斜するように、軸支部42L2から延出する。また、図示を省略するが、テンプル5RBを+DR方向に回動させて折曲状態としたとき、テンプル5RBの延出部5R1は、第1方向とは反対方向である−X方向に向かうに従って、テンプル5RAと同様に、延出部5R1に対してモダン5R6の先端部5R61が位置する方向とは反対方向である+Y方向に傾斜するように、軸支部42R2から延出する。
このため、各テンプル5LB,5RBを折曲状態としたときの頭部装着型表示装置1Bを−Z方向から見た場合の頭部装着型表示装置1Bの+Y方向における寸法は、寸法L3より小さい寸法L4となる。
このように、テンプル5LB,5RBの折曲状態での頭部装着型表示装置1Bの+Y方向における寸法L4が、上記寸法L3より小さいので、頭部装着型表示装置1Bの収納性を高めることができる。
このため、各テンプル5LB,5RBを折曲状態としたときの頭部装着型表示装置1Bを−Z方向から見た場合の頭部装着型表示装置1Bの+Y方向における寸法は、寸法L3より小さい寸法L4となる。
このように、テンプル5LB,5RBの折曲状態での頭部装着型表示装置1Bの+Y方向における寸法L4が、上記寸法L3より小さいので、頭部装着型表示装置1Bの収納性を高めることができる。
[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Bによれば、第1実施形態にて示した頭部装着型表示装置1Aと同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
テンプル5LBの回動軸RLBは、第3方向である−Y方向に向かうに従って、伸長状態でのテンプル5LBの軸支部42L2からの伸長方向である第2方向とは反対方向である+Z方向に傾斜している。同様に、テンプル5RBの回動軸RRBは、−Y方向に向かうに従って、伸長状態でのテンプル5RBの軸支部42R2からの伸長方向とは反対方向である+Z方向に傾斜している。
これによれば、頭部装着型表示装置1Aでの場合と同様に、折曲状態のテンプル5LBの延出部5L1を、第1方向である+X方向に向かうに従って第3方向とは反対方向である+Y方向に傾斜するように、軸支部42L2から延出させることができる。また、折曲状態のテンプル5RBの延出部5R1を、第1方向とは反対方向である−X方向に向かうに従って第3方向とは反対方向である+Y方向に傾斜するように、軸支部42R2から延出させることができる。このため、上記した第2比較例の頭部装着型表示装置に比べて、テンプル5LB,5RBが折曲状態にあるときの頭部装着型表示装置1Bを−Z方向から見た場合の頭部装着型表示装置1Bの+Y方向における寸法を小さくできる。従って、頭部装着型表示装置1Bの収納性を高めることができる。
以上説明した本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Bによれば、第1実施形態にて示した頭部装着型表示装置1Aと同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
テンプル5LBの回動軸RLBは、第3方向である−Y方向に向かうに従って、伸長状態でのテンプル5LBの軸支部42L2からの伸長方向である第2方向とは反対方向である+Z方向に傾斜している。同様に、テンプル5RBの回動軸RRBは、−Y方向に向かうに従って、伸長状態でのテンプル5RBの軸支部42R2からの伸長方向とは反対方向である+Z方向に傾斜している。
これによれば、頭部装着型表示装置1Aでの場合と同様に、折曲状態のテンプル5LBの延出部5L1を、第1方向である+X方向に向かうに従って第3方向とは反対方向である+Y方向に傾斜するように、軸支部42L2から延出させることができる。また、折曲状態のテンプル5RBの延出部5R1を、第1方向とは反対方向である−X方向に向かうに従って第3方向とは反対方向である+Y方向に傾斜するように、軸支部42R2から延出させることができる。このため、上記した第2比較例の頭部装着型表示装置に比べて、テンプル5LB,5RBが折曲状態にあるときの頭部装着型表示装置1Bを−Z方向から見た場合の頭部装着型表示装置1Bの+Y方向における寸法を小さくできる。従って、頭部装着型表示装置1Bの収納性を高めることができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、テンプル5LA,5LBは、左側筐体42LA,42LBにおいて右側筐体42RA,42RB側の側面42L1の正面側に設けられた軸支部42L2によって回動可能に支持されるとした。また、テンプル5LB,5RBは、右側筐体42RA,42RBにおいて左側筐体42LA,42LB側の側面42R1における正面側に設けられた軸支部42R2によって回動可能に支持されるとした。換言すると、テンプル5LA,5LB及びテンプル5RA,5RBは、左側出射部31L及び右側出射部31Rより頭部装着型表示装置1A,1Bの+X方向における中央寄りの位置に設けられた軸支部42L2,42R2によって回動可能に支持されるとした。しかしながら、これに限らず、支持部4においてテンプル5LA,5LB,5RA,5RBを支持する軸支部42L2,42R2の位置は、上記に限定されない。
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、テンプル5LA,5LBは、左側筐体42LA,42LBにおいて右側筐体42RA,42RB側の側面42L1の正面側に設けられた軸支部42L2によって回動可能に支持されるとした。また、テンプル5LB,5RBは、右側筐体42RA,42RBにおいて左側筐体42LA,42LB側の側面42R1における正面側に設けられた軸支部42R2によって回動可能に支持されるとした。換言すると、テンプル5LA,5LB及びテンプル5RA,5RBは、左側出射部31L及び右側出射部31Rより頭部装着型表示装置1A,1Bの+X方向における中央寄りの位置に設けられた軸支部42L2,42R2によって回動可能に支持されるとした。しかしながら、これに限らず、支持部4においてテンプル5LA,5LB,5RA,5RBを支持する軸支部42L2,42R2の位置は、上記に限定されない。
図19は、頭部装着型表示装置1A,1Bの変形である頭部装着型表示装置1Cを正面側上方から見た斜視図である。
例えば、図19に示す頭部装着型表示装置1Cに本発明を適用してもよい。
頭部装着型表示装置1Cは、頭部装着型表示装置1A,1Bと同様に、装置本体2Cと図示しないカバー部材とを備える。装置本体2Cは、左側表示部3L及び右側表示部3Rを有する表示部3と、フレーム41、左側筐体42LC及び右側筐体42RCを有する支持部4Cと、テンプル5LC,5RCと、を備える。
例えば、図19に示す頭部装着型表示装置1Cに本発明を適用してもよい。
頭部装着型表示装置1Cは、頭部装着型表示装置1A,1Bと同様に、装置本体2Cと図示しないカバー部材とを備える。装置本体2Cは、左側表示部3L及び右側表示部3Rを有する表示部3と、フレーム41、左側筐体42LC及び右側筐体42RCを有する支持部4Cと、テンプル5LC,5RCと、を備える。
左側筐体42LCは、左側表示部3Lを構成する左側出射部31Lを内部に収容する。左側筐体42LCは、−Z方向の端部にテンプル5LCを回動可能に支持する軸支部42LC1を有する。同様に、右側筐体42RCは、右側表示部3Rを構成する右側出射部31Rを内部に収容する。右側筐体42RCは、−Z方向の端部にテンプル5RCを回動可能に支持する軸支部42RC1を有する。
テンプル5LCは、テンプル5LA,5LBと同様に、ユーザーの左耳に懸架される延出部5LC1とモダン5LC2とを有し、テンプル5RCは、テンプル5RA,5RBと同様に、ユーザーの右耳に懸架される延出部5RC1とモダン5RC2とを有する。
このような頭部装着型表示装置1Cにおいて、テンプル5LCの回動軸を、回動軸RLA,RLBと同様に、+Y方向に対して傾斜させてもよく、テンプル5RCの回動軸を、回動軸RRA,RRBと同様に、+Y方向に対して傾斜させてもよい。
このような頭部装着型表示装置1Cによっても、頭部装着型表示装置1A,1Bと同様の効果を奏することができる。
このような頭部装着型表示装置1Cにおいて、テンプル5LCの回動軸を、回動軸RLA,RLBと同様に、+Y方向に対して傾斜させてもよく、テンプル5RCの回動軸を、回動軸RRA,RRBと同様に、+Y方向に対して傾斜させてもよい。
このような頭部装着型表示装置1Cによっても、頭部装着型表示装置1A,1Bと同様の効果を奏することができる。
なお、頭部装着型表示装置1Cのように、−X方向のテンプルは、必ずしも左側出射部31Lより、+X方向における頭部装着型表示装置の中心側に位置しなくてもよく、+X方向のテンプルも、必ずしも右側出射部31Rより頭部装着型表示装置1Cの中心側に位置しなくてもよい。また、一方のテンプルのみ、対応する画像出射部より頭部装着型表示装置の+X方向における中心側に位置してもよい。
上記第1実施形態では、テンプル5LA,5RAの回動軸RLA,RRAは、±X方向から見て+Y方向と平行で、±Z方向から見て−Y方向に向かうに従って中心線CTに近接する方向に傾斜していた。上記第2実施形態では、テンプル5LB,5RBの回動軸RLB,RRBは、±Z方向から見て+Y方向と平行で、±X方向から見て−Y方向に向かうに従って+Z方向に傾斜していた。しかしながら、これに限らず、折曲状態におけるテンプルの延出部が、支持部におけるテンプルの支持位置から+Y方向に傾斜するように延出すれば、テンプルの回動軸の向きは適宜変更可能である。
すなわち、折曲状態のテンプルにおけるモダンの先端部の位置が、伸長状態のテンプルにおけるモダンの先端部の位置より+Y方向に配置され、−Z方向から見て、テンプルが折曲状態にある場合の頭部装着型表示装置の+Y方向における寸法が、テンプルが伸長状態にある場合の頭部装着型表示装置の+Y方向における寸法より小さくなれば、各テンプルの回動軸の向きは、適宜変更可能である。
すなわち、折曲状態のテンプルにおけるモダンの先端部の位置が、伸長状態のテンプルにおけるモダンの先端部の位置より+Y方向に配置され、−Z方向から見て、テンプルが折曲状態にある場合の頭部装着型表示装置の+Y方向における寸法が、テンプルが伸長状態にある場合の頭部装着型表示装置の+Y方向における寸法より小さくなれば、各テンプルの回動軸の向きは、適宜変更可能である。
また、回動軸RLA,RRAの傾斜と回動軸RLB,RRBの傾斜とを組み合わせてもよい。すなわち、−X方向に位置するテンプルの回動軸を、±Z方向から見て−Y方向に向かうに従って+X方向に傾斜し、±X方向から見て−Y方向に向かうに従って+Z方向に傾斜するように構成してもよい。同様に、+X方向に位置するテンプルの回動軸を、±Z方向から見て−Y方向に向かうに従って−X方向に傾斜し、±X方向から見て−Y方向に向かうに従って+Z方向に傾斜するように構成してもよい。
更に、−X方向に位置するテンプルの回動軸、及び、+X方向に位置するテンプルの回動軸のうち、一方の回動軸に対して第1実施形態にて示した回動軸の傾斜を適用し、他方の回動軸に対して第2実施形態にて示した回動軸の傾斜を適用してもよい。
更に、−X方向に位置するテンプルの回動軸、及び、+X方向に位置するテンプルの回動軸のうち、一方の回動軸に対して第1実施形態にて示した回動軸の傾斜を適用し、他方の回動軸に対して第2実施形態にて示した回動軸の傾斜を適用してもよい。
上記各実施形態及び変形では、頭部装着型表示装置1A〜1Cは、単体で頭部装着型表示装置として利用可能な装置本体2A〜2Cと、装置本体2A〜2Cに装着可能なカバー部材6と、を備えるとした。しかしながら、これに限らず、カバー部材は無くてもよい。
上記各実施形態及び変形では、表示部3は、左眼用画像光及び右眼用画像光を形成して出射する画像出射部としての左側出射部31L及び右側出射部31Rと、左眼用画像光及び右眼用画像光を所定の視認位置としてのユーザーの左眼及び右眼に導く導光部としての左側導光部32L及び右側導光部32Rと、を備えるとした。しかしながら、これに限らず、ユーザーによって視認可能に画像を表示できれば、表示部の構成は、上記に限らない。例えば、表示部は、ユーザーの眼前に配置される画像表示パネルを備える構成としてもよく、ユーザーの網膜に画像を投射する画像投射部を備える構成としてもよい。また、導光部が画像光を導く方向は、+X方向又は−X方向でなくてもよく、+Y方向又は−Y方向でもよい。
上記各実施形態及び変形では、テンプル5LAとテンプル5RAとは鏡面対称であり、テンプル5LBとテンプル5RBとは鏡面対称であり、テンプル5LCとテンプル5RCとは鏡面対称であるとした。しかしながら、これに限らず、本発明が適用される頭部装着型表示装置において、一方のテンプルと他方のテンプルとは鏡面対称でなくてもよい。すなわち、頭部装着型表示装置が備える一対のテンプルのうち、一方のテンプルの形状と他方のテンプルの形状とは、互いに異なっていてもよい。
上記各実施形態及び変形では、表示部3は、左眼用画像をユーザーの左眼に入射させて表示する左側表示部3Lと、右眼用画像をユーザーの右眼に入射させて表示する右側表示部3Rとを備える構成とした。しかしながら、これに限らず、左側表示部3L及び右側表示部3Rのうち一方は無くてもよい。
1A,1B,1C…頭部装着型表示装置、2A,2B,2C…装置本体、3…表示部、3L…左側表示部、3R…右側表示部、31L…左側出射部(画像出射部)、31R…右側出射部(画像出射部)、32L…左側導光部(導光部)、32R…右側導光部(導光部)、4,4C…支持部、41…フレーム、42LA,42LB,42LC…左側筐体、42L2…軸支部(第1軸支部、第2軸支部)、42L3,42L5…取付部、42RA,42RB,42RC…右側筐体、42R2…軸支部(第1軸支部、第2軸支部)、42R3,42R5…取付部、43…装着部材、5LA,5LB,5LC…テンプル(第1テンプル、第2テンプル)、5L1,5LC1…延出部、5L11,5L12…側面、5L2,5L3…接続部、5L4…配置部、5L5…凹部、5L6,5LC2…モダン(第1モダン、第2モダン)、5L61…先端部、5RA,5RB,5RC…テンプル(第1テンプル、第2テンプル)、5R1,5RC1…延出部、5R11,5R12…側面、5R2,5R3…接続部、5R4…配置部、5R5…凹部、5R6,5RC2…モダン(第1モダン、第2モダン)、5R61…先端部、6…カバー部材、CT…中心線、L1,L2…寸法、NP…ノーズパッド、RLA,RLB…回動軸(第1回動軸、第2回動軸)、RRA,RRB…回動軸(第1回動軸、第2回動軸)。
Claims (6)
- 画像光を出射して前記画像光により形成される画像を表示する表示部と、
前記表示部を支持する支持部と、
前記支持部にそれぞれ回動可能に設けられる第1テンプル及び第2テンプルと、を備え、
前記支持部は、
第1回動軸を中心として前記第1テンプルを回動可能に支持する第1軸支部と、
第2回動軸を中心として前記第2テンプルを回動可能に支持する第2軸支部と、を有し、
前記第1テンプルは、
前記第1軸支部と接続される第1延出部と、
前記第1延出部における前記第1軸支部とは反対側に設けられた第1モダンと、を有し、
前記第2テンプルは、
前記第2軸支部と接続される第2延出部と、
前記第2延出部における前記第2軸支部とは反対側に設けられた第2モダンと、を有し、
前記第1軸支部から前記第2軸支部に向かう方向を第1方向とし、
前記第1方向に交差し、前記第1テンプルが伸長された状態での前記第1軸支部からの前記第1延出部の延出方向を第2方向とし、
前記第1方向及び前記第2方向に交差し、前記第1テンプルが前記第1方向に沿うように前記第1軸支部にて折り曲げられた状態で、前記第1延出部に対して前記第1モダンの先端部が位置する方向を第3方向とすると、
前記第1テンプルが前記第1軸支部にて折り曲げられ、前記第2テンプルが前記第2軸支部にて折り曲げられた状態を前記第2方向から見た場合、
前記第1延出部は、前記第1方向に向かうに従って前記第3方向とは反対方向に傾斜するように前記第1軸支部から延出し、
前記第2延出部は、前記第1方向とは反対方向に向かうに従って前記第3方向とは反対方向に傾斜するように前記第2軸支部から延出していることを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項1に記載の頭部装着型表示装置において、
前記第2方向から見て、前記第1回動軸及び前記第2回動軸は、前記第3方向に向かうに従って、前記第3方向と平行で前記第1方向における前記頭部装着型表示装置の中心を通る中心線に近接する方向に傾斜していることを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の頭部装着型表示装置において、
前記第1回動軸及び前記第2回動軸は、前記第3方向に向かうに従って前記第2方向とは反対方向に傾斜していることを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 頭部装着型表示装置であって、
画像光を出射して前記画像光により形成される画像を表示する表示部と、
前記表示部を支持する支持部と、
前記支持部にそれぞれ回動可能に設けられる第1テンプル及び第2テンプルと、を備え、
前記支持部は、
第1回動軸を中心として前記第1テンプルを回動可能に支持する第1軸支部と、
第2回動軸を中心として前記第2テンプルを回動可能に支持する第2軸支部と、を有し、
前記第1テンプルは、
前記第1軸支部と接続される第1延出部と、
前記第1延出部における前記第1軸支部とは反対側に設けられた第1モダンと、を有し、
前記第2テンプルは、
前記第2軸支部と接続される第2延出部と、
前記第2延出部における前記第2軸支部とは反対側に設けられた第2モダンと、を有し、
前記第1軸支部から前記第2軸支部に向かう方向を第1方向とし、
前記第1方向に交差し、前記第1テンプルが伸長された状態での前記第1軸支部からの前記第1延出部の延出方向を第2方向とし、
前記第1方向及び前記第2方向に交差し、前記第1テンプルが前記第1方向に沿うように前記第1軸支部にて折り曲げられた状態で、前記第1延出部に対して前記第1モダンの先端部が位置する方向を第3方向とすると、
前記第2方向から見て、前記第1回動軸及び前記第2回動軸は、前記第3方向に向かうに従って、前記第3方向と平行で前記第1方向における前記頭部装着型表示装置の中心を通る中心線に近接する方向に傾斜していることを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 画像光を出射して前記画像光により形成される画像を表示する表示部と、
前記表示部を支持する支持部と、
前記支持部にそれぞれ回動可能に設けられる第1テンプル及び第2テンプルと、を備え、
前記支持部は、
第1回動軸を中心として前記第1テンプルを回動可能に支持する第1軸支部と、
第2回動軸を中心として前記第2テンプルを回動可能に支持する第2軸支部と、を有し、
前記第1テンプルは、
前記第1軸支部と接続される第1延出部と、
前記第1延出部における前記第1軸支部とは反対側に設けられた第1モダンと、を有し、
前記第2テンプルは、
前記第2軸支部と接続される第2延出部と、
前記第2延出部における前記第2軸支部とは反対側に設けられた第2モダンと、を有し、
前記第1軸支部から前記第2軸支部に向かう方向を第1方向とし、
前記第1方向に交差し、前記第1テンプルが伸長された状態での前記第1軸支部からの前記第1延出部の延出方向を第2方向とし、
前記第1方向及び前記第2方向に交差し、前記第1テンプルが前記第1方向に沿うように前記第1軸支部にて折り曲げられた状態で、前記第1延出部に対して前記第1モダンの先端部が位置する方向を第3方向とすると、
前記第1回動軸及び前記第2回動軸は、前記第3方向に向かうに従って前記第2方向とは反対方向に傾斜していることを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の頭部装着型表示装置において、
前記表示部は、
前記画像光を出射する画像出射部と、
前記画像出射部から出射された前記画像光を所定の視認位置に導く導光部と、を備え、
前記第1テンプル及び前記第2テンプルのうち少なくとも1つのテンプルは、前記画像出射部より前記第1方向における前記頭部装着型表示装置の中心側に位置していることを特徴とする頭部装着型表示装置。
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