JP2020053001A - 折畳み可能な表示装置及びヒンジ装置 - Google Patents

折畳み可能な表示装置及びヒンジ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020053001A
JP2020053001A JP2019017635A JP2019017635A JP2020053001A JP 2020053001 A JP2020053001 A JP 2020053001A JP 2019017635 A JP2019017635 A JP 2019017635A JP 2019017635 A JP2019017635 A JP 2019017635A JP 2020053001 A JP2020053001 A JP 2020053001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
display panel
hinge member
side guard
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019017635A
Other languages
English (en)
Inventor
大嶋 一吉
Kazuyoshi Oshima
一吉 大嶋
新村 健
Takeshi Niimura
健 新村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugatsune Kogyo Co Ltd filed Critical Sugatsune Kogyo Co Ltd
Publication of JP2020053001A publication Critical patent/JP2020053001A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】表示装置を展開位置から折畳み位置に変化させる際、表示パネルの背面に発生する隙間を隠すことができる折畳み可能なヒンジ装置を提供する。【解決手段】ヒンジ装置4は、フレキシブルな表示パネル3の第1部3aを支持する第1本体1と、表示パネル3の第2部3bを支持する第2本体2と、第1本体1と第2本体2が展開位置から折畳み位置に変化できるように、第1本体1と第2本体2が回転可能に連結されるヒンジ部材5と、第1本体1と第2本体2が展開位置から折畳み位置に変化する際、表示パネル3の曲げ部3cのサイド3c1の少なくとも一部を隠すように、ヒンジ部材5に対して移動するサイドガード6a,6bと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、フレキシブルな表示パネルを有する折畳み可能な表示装置及びこの表示装置に用いられるヒンジ装置に関する。
近年、有機ELパネル等のフレキシブルな表示パネルの開発が盛んに行われている。フレキシブルな表示パネルを使用すれば、スマートフォン、タブレット型PC等の表示装置を折り畳むことができる。このため、フレキシブルな表示パネルを用いた折畳み可能な表示装置の開発も行われている。
特許文献1には、フレキシブルな表示パネルと、表示パネルの第1部を支持する第1本体と、表示パネルの第2部を支持する第2本体と、を備える表示装置が開示されている。第1本体と第2本体はヒンジ部材に回転可能に連結される。表示パネルを支持する第1本体と第2本体を相対的に回転させることで、表示パネルを折り畳むことができる。
表示パネルはフレキシブルであるので、表示パネルを折り畳むとき、表示パネルには曲げ部が生ずる。折り畳んだ表示パネルを重ねても、曲げ部では表示パネルを重ねることができない。このため、特許文献1の発明では、第1本体と第2本体に表示パネルの曲げ部を進入させる逃げ部を形成し、曲げ部が外側に膨らむのを許容している。
特許3361820号
フレキシブルな表示パネルを有する表示装置にあっては、表示装置を展開位置から折畳み位置に変化させる際、表示パネルの曲げ部がヒンジ部材の近傍で第1本体及び第2本体から浮き上がる。このため、曲げ部の背面に隙間が発生し、この隙間に異物が侵入するおそれがある。
そこで本発明は、表示装置を展開位置から折畳み位置に変化させる際、表示パネルの背面に発生する隙間を隠すことができる折畳み可能な表示装置及びこの表示装置に用いられるヒンジ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、フレキシブルな表示パネルと、前記表示パネルの第1部を支持する第1本体と、前記表示パネルの第2部を支持する第2本体と、前記第1本体と前記第2本体が展開位置から折畳み位置に変化できるように、前記第1本体と前記第2本体が回転可能に連結されるヒンジ部材と、前記第1本体と前記第2本体が前記展開位置から前記折畳み位置に変化する際、前記表示パネルの曲げ部のサイドの少なくとも一部を隠すように前記ヒンジ部材に対して移動するサイドガードと、を備える折畳み可能な表示装置である。
本発明の他の態様は、フレキシブルな表示パネルの第1部を支持する第1本体と、前記表示パネルの第2部を支持する第2本体と、前記第1本体と前記第2本体とが展開位置から折畳み位置に変化できるように、前記第1本体と前記第2本体が回転可能に連結されるヒンジ部材と、前記第1本体と前記第2本体が前記展開位置から前記折畳み位置に変化する際、前記表示パネルの曲げ部のサイドの少なくとも一部を隠すように前記ヒンジ部材に対して移動するサイドガードと、を備えるヒンジ装置である。
本発明の他の態様は、フレキシブルな表示パネルの第1部を支持するのに適応する第1片と、前記表示パネルの第2部を支持するのに適応する第2片と、前記第1片と前記第2片とが展開位置から折畳み位置に変化できるように、前記第1片と前記第2片が回転可能に連結されるヒンジ部材と、前記第1片と前記第2片が前記展開位置から前記折畳み位置に変化する際、前記表示パネルの曲げ部のサイドの少なくとも一部を隠すように前記ヒンジ部材に対して移動するサイドガードと、を備えるヒンジ装置である。
本発明によれば、サイドガードによって表示パネルの背面に発生する隙間を隠すことができる。
本発明の第1の実施形態のヒンジ装置の分解斜視図である。 図2(a)は図1のa部拡大図であり、図2(b)は図2(a)と見る方向を変えた拡大図である。 第1本体、第2本体及びヒンジ部材を組み立てた状態のヒンジ装置の斜視図である。 展開位置にある表示装置の詳細図である(図4(a)は平面図、図4(b)は図4(a)の断面図A−A〜断面図E−E)。 図4(b)の詳細図a〜eである。 折曲げ位置にある表示装置の詳細図である(図6(a)は平面図、図6(b)は図6(a)の断面図E―E、詳細図e)。 折曲げ位置にある表示装置の詳細図である(図7(a)〜図7(d)は図6(a)の断面図A−A〜断面図D−D、詳細図a〜d)。 折畳み位置にある表示装置の詳細図である(図8(a)は平面図、図8(b)は図8(a)の断面図E―E、詳細図e)。 折畳み位置にある表示装置の詳細図である(図9(a)〜図9(d)は図8(a)の断面図A−A〜断面図D−D、詳細図a〜d)。 本発明の第2の実施形態のヒンジ装置の分解斜視図である。 図11(a)は図10のa部拡大図であり、図11(b)は図11(a)と見る方向を変えた拡大図である。 展開位置にある表示装置の詳細図である(図12(a)は平面図、図12(b)は図12(a)の断面図A−A〜断面図E−E)。 図12(b)の詳細図a〜eである。 折曲げ位置にある表示装置の詳細図である(図14(a)は平面図、図14(b)は図14(a)の断面図E―E、詳細図e)。 折曲げ位置にある表示装置の詳細図である(図15(a)〜図15(d)は図14(a)の断面図A−A〜断面図D−D、詳細図a〜d)。 折畳み位置にある表示装置の詳細図である(図16(a)は平面図、図16(b)は図16(a)の断面図E―E、詳細図e)。 折畳み位置にある表示装置の詳細図である(図17(a)〜図17(d)は図16(a)の断面図A−A〜断面図D−D、詳細図a〜d)。 本発明の第3の実施形態の表示装置の外観斜視図である(図18(a)はは展開位置にある表示装置を示し、図18(b)は折畳み位置にある表示装置を示す)。 本発明の第3の実施形態の表示装置の分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ装置の分解斜視図である。 図20のXXI部拡大図である(図20(a)は分解斜視図、図20(b)は組立図)。 図22(a)は図21(b)の平面図であり、図22(b)(c)は図22(a)のb−b線断面図である。 展開位置にある本発明の第3の実施形態のヒンジ装置の詳細図である(図23(a)は平面図、図23(b)は図23(a)のb−b線断面図)。 図23(b)のXXIV部拡大図である(図24(a)は展開位置、図24(b)は90°開き位置、図24(c)は折畳み位置を示す)。 本発明の第4の実施形態のヒンジ装置の分解斜視図である。 ヒンジ部材、サイドガードの分解斜視図である。 サイドガードの動作を説明する図である(図27(a)は展開位置、図27(b)は90°開き位置、図27(c)は折畳み位置を示す)。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施形態の表示装置及びヒンジ装置を詳細に説明する。ただし、本発明の表示装置及びヒンジ装置は種々の形態で具体化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されるものではない。本実施形態は、明細書の開示を十分にすることによって、当業者が発明の範囲を十分に理解できるようにする意図をもって提供されるものである。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態のヒンジ装置4の分解斜視図を示す。1は第1本体、2は第2本体、5はヒンジ部材、6a,6bはサイドガードである。ヒンジ装置4は、第1本体1と、第2本体2と、ヒンジ部材5と、サイドガード6a,6bと、を備える。ヒンジ装置4には、表示パネル3(図4(a)(b)参照)が取り付けられる。表示装置7は、ヒンジ装置4と、表示パネル3と、を備える。表示パネル3の第1部3aが第1本体1に取り付けられる(図4(a)(b)参照)。表示パネル3の第2部3bが第2本体2に取り付けられる(図4(a)(b)参照)。
表示装置7は、図4(a)(b)に示す展開位置(開き角180度)、図6(a)(b)に示す折曲げ位置(開き角90度)、図8(a)(b)に示す折畳み位置(開き角0度)にその形状を変化可能である。展開位置では、表示パネル3はフラットである。折畳み位置では、第1本体1と第2本体2とは互いに重なり合う。表示パネル3は折り畳まれ、表示パネル3には曲げ部3cが生ずる。ユーザは、表示装置7を展開した状態で使用し、表示装置7を折り畳んだ状態で携帯する。
表示パネル3は、例えば有機ELパネルを用いたフレキシブルな表示パネル3である。有機ELパネルは、フレキシブルな基板上に表示単位となる多数の画素をマトリクス状に設けたものである。各画素は、例えば有機LEDとTFTから構成される。
図1に示すように、第1本体1と第2本体2は、剛性の高い材料で矩形の略平板状に形成される。表示パネル3の第1部3aと第2部3bは、接着、ねじ等の固定手段によって第1本体1と第2本体2に固定される。表示パネル3の中間部3c(図4(a)(b)参照)は、第1フラップ21、第2フラップ22及びヒンジ部材5(図4参照)に支持される。展開位置において、第1本体1の第1支持面1a、第2本体2の第2支持面2a、第1フラップ21、第2フラップ22及びヒンジ部材5のパネル支持部5aは、実質的に同一平面にある。折畳み位置において、中間部3cは曲げ部3c(図8(b)参照)を構成する。中間部3cは、第1フラップ21、第2フラップ22及びヒンジ部材5に固定されていない。中間部3cを接着等の固定手段によって第1フラップ21と第2フラップ22に固定してもよい。
第1本体1は、仮想軸Cを中心にヒンジ部材5に回転可能に連結される。第1本体1は、表示パネル3の第1部3aを支持する第1本体部11と、第1本体部11に取り付けられる一対の第1連結部13a,13bと、を備える。第1連結部13a,13bは、第1本体部11のスリット11a,11bに挿入されて、第1本体部11に固定される。
第1本体部11の周囲の3辺には、表示パネル3が嵌められる枠1bが形成される。第1本体部11のヒンジ部材5側の端部には、ヒンジ部材5に向かって下方に傾斜する傾斜面11cが形成され、傾斜面11cに連続してヒンジ部材5との干渉を避けるための逃げ部11dが形成される。第1本体部11には、第1フラップ21が傾斜面11cと逃げ部11dの上方を揺動可能に取り付けられる。第1フラップ21は、長方形の板状である。第1フラップ21の幅方向の一端部21aは、第1本体部11に枢軸11eの回りを回転可能に取り付けられる。第1フラップ21の幅方向の他端部21bは、自由端であり、ヒンジ部材5に支持される。なお、ねじりばね、コイルばね等の付勢手段によって第1フラップ21をヒンジ部材5に付勢することも可能である。また、第1フラップ21の他端部21bを後述するリンク等によって支持することも可能である。
第2本体2は、仮想軸Cを中心にヒンジ部材5に回転可能に連結される。ヒンジ部材5に対する第1本体1の回転中心である仮想軸Cと、ヒンジ部材5に対する第2本体2の回転中心である仮想軸Cとは、同一である。第1本体1と第2本体2とは、仮想軸Cを中心にして相対的に回転する。
第2本体2は、表示パネル3の第2部3bを支持する第2本体部12と、第2本体部12に取り付けられる一対の第2連結部14a,14bと、を備える。第2連結部14a,14bは、第2本体部12のスリット12a,12bに挿入されて、第2本体部12に固定される。
第2本体部12の周囲の3辺には、表示パネル3が嵌められる枠2bが形成される。第2本体部12のヒンジ部材5側の端部には、ヒンジ部材5に向かって下方に傾斜する傾斜面12cが形成され、傾斜面12cに連続してヒンジ部材5との干渉を避けるための逃げ部12dが形成される。第2本体部12には、板状の第2フラップ22が傾斜面12cと逃げ部12dの上方を揺動可能に取り付けられる。第2フラップ22の一端部22aは、第2本体部12に枢軸12eの回りを回転可能に取り付けられる。第2フラップ22の他端部22bは、自由端であり、ヒンジ部材5に支持される。
ヒンジ部材5は、略半円筒状である。ヒンジ部材5は、中央部8と、中央部8の仮想軸方向の両端部に回転不可能に設けられる溝形成部9a,9bと、溝形成部9a,9bの仮想軸方向の両端部に回転不可能に設けられる端部10a,10bと、を備える。中央部8、溝形成部9a,9b、端部10a,10bのそれぞれの上面には、仮想軸方向に延びるパネル支持部5aが形成される。パネル支持部5aの幅方向の両側には、パネル支持部5aよりも一段低くフラップ支持部5bが形成される。展開位置において、パネル支持部5aが表示パネル3を支持し、フラップ支持部5bが表示パネル3を支持する第1フラップ21と第2フラップ22を支持する。
溝形成部9aは、略半円筒状の本体15と、パネル支持部5aと、を備える。パネル支持部5aは、本体15から仮想軸方向に突出し、中央部8の凹部8aと端部10aの凹部10a1に回転不可能に嵌る。本体15は、第1連結部13aと第2連結部14aとに仮想軸方向に挟まれる。
本体15の一方の側面には、仮想軸Cと同心の第1円弧状溝16aが形成される。第1円弧状溝16aの中心角は、略180度である。第1円弧状溝16aの両端は、本体15の上面に開放する。本体15の他方の側面には、仮想軸Cと同心の第2円弧状溝16bが形成される。第2円弧状溝16bの中心角も略180度である。
第1円弧状溝16aには、第2連結部14aの円弧状の第1突起14a1が嵌まる。第2円弧状溝16bには、第1連結部13aの円弧状の第2突起13a1が嵌まる。このため、第1本体1と第2本体2は、ヒンジ部材5に対して仮想軸Cを中心に回転可能である。なお、溝形成部9aに円弧状突起を形成し、第1連結部13aと第2連結部14aに円弧状溝を形成することも可能である。
溝形成部9bにも、同様に第1円弧状溝と第2円弧状溝が形成される。第1連結部13bと第2連結部14bそれぞれには、円弧状の第1突起と円弧状の第2突起それぞれが形成される。
端部10aは、中央部8と同様に略半円筒状である。図2(a)(b)の拡大図に示すように、端部10aと第1本体1とには、第1リンク17が連結される。第1リンク17の一端部は、端部10aに枢軸10a2の回りを回転可能に連結される。第1リンク17の他端部は、第1本体1に枢軸17aの回りを回転可能にかつ第1本体1の溝11f(図1参照)にスライド可能に連結される。同様に、端部10aと第2本体2とには、第2リンク18が連結される。第2リンク18の一端部は、端部10aに枢軸10a3の回りを回転可能に連結される、第2リンク18の他端部は、第2本体2に枢軸18aの回りを回転可能にかつ第2本体2の溝12f(図1参照)にスライド可能に連結される。
サイドガード6aは、略四角形の板状である。第1本体1とサイドガード6aには、第1リンク17が連結される。第2本体2とサイドガード6aには、第2リンク18が連結される。サイドガード6aの側面には、湾曲した第1溝6a1と湾曲した第2溝6a2が形成される。第1溝6a1には、第1リンク17の第1突起17bが第1溝6a1にスライド可能に嵌る。第1リンク17の一端部は、サイドガード6aに回転可能にかつスライド可能に連結される。第2溝6a2には、第2リンク18の第2突起18bが第2溝6a2にスライド可能に嵌る。第2リンク18の一端部は、サイドガード6aに回転可能にかつスライド可能に連結される。
サイドガード6aは、表示装置7の開閉に連動して回転する。具体的には、表示装置7の開き角(第1本体1と第2本体2とのなす角度)の1/2だけサイドガード6aが第2本体2に対して回転する。展開位置において、サイドガード6aは、第1本体1と第2本体2に取り付けられるサイドカバー23a,24a(図1も参照)によって覆われる。
サイドガード6aは、端部10aに直線的に移動可能にかつ回転不可能に係合する。端部10aには直線状の溝10a4が形成され、サイドガード6aには溝10a4にスライド可能に嵌る直線状の突条6a3が形成される。サイドガード6aは、ヒンジ部材5の回転を拘束する。
図1に示すように、溝形成部9b、端部10b、サイドガード6b、サイドカバー23b,24bは、仮想軸Cに直交する中心線に関して、溝形成部9a、端部10a、サイドガード6a、サイドカバー23a,24aと左右対称である。
図3は、第1本体1、第2本体2及びヒンジ部材5を組み立てた状態のヒンジ装置4の斜視図を示す。ヒンジ部材5の中央部8、溝形成部9a,9b、端部10a,10bは、仮想軸方向に連結され、これらは一体的に回転する。サイドガード6a,6bは、ヒンジ部材5の仮想軸方向の端面に配置され、ヒンジ部材5と一緒に回転する。
図4ないし図9を参照しつつ本実施形態の表示装置7の動作を説明する。図4は、展開位置にある表示装置7の詳細図を示す。図4(a)は表示装置7の平面図であり、図4(b)は図4(a)断面図A−A〜断面図E−Eである。図5は図4(b)の詳細図a〜eである。3は表示パネル、1は第1本体、2は第2本体、5はヒンジ部材、6aはサイドガード、17は第1リンク、18は第2リンクである。
図5に示すように、展開位置において、ヒンジ部材5とサイドガード6aの回転位置は、第1リンク17と第2リンク18によって拘束される。第1本体1の第1支持面1a(図1参照)、第2本体2の第2支持面2a(図1参照)、ヒンジ部材5のパネル支持部5a、第1フラップ21、第2フラップ22は、実質的に同一平面内にあり、これらが表示パネル3を支持する。サイドガード6aは、サイドカバー23a,24a(図1参照)に隠れる。
図6及び図7は、折曲げ位置にある表示装置7の詳細図を示す。図6(a)は表示装置7の平面図、図6(b)は図6(a)の断面図E―E、詳細図eを示す。図7(a)〜図7(d)は図6(a)の断面図A−A〜断面図D−D、詳細図a〜dを示す。
図7(a)(c)に示すように、表示装置7の折曲げ位置において、ヒンジ部材5とサイドガード6a,6bの回転位置は、第1リンク17と第2リンク18によって45度に拘束される。図7(b)(d)に示すように、サイドガード6a,6bは、ヒンジ部材5に対して表示パネル3の曲げ部3cに向かって移動して、表示パネル3の曲げ部3cのサイド3c1を隠す。このため、図7(b)に示すように、表示パネル3の曲げ部3cの背面に発生する図中ドットを付した隙間S(表示パネル3と第1本体1、第2本体2及びヒンジ部材5との間に発生する隙間S)を隠すことができる。
図8及び図9は、折畳み位置にある表示装置7の詳細図を示す。図8(a)は表示装置7の平面図、図8(b)は図8(a)の断面図E―E、詳細図eを示す。図9(a)〜図9(d)は図8(a)の断面図A−A〜断面図D−D、詳細図a〜dを示す。
図9(a)(c)に示すように、表示装置7の折畳み位置において、ヒンジ部材5の回転位置は、第1リンク17と第2リンク18によって90度に拘束される。図9(b)(d)に示すように、サイドガード6a,6bは、ヒンジ部材5に対して表示パネル3の曲げ部3cに向かって最も移動して、表示パネル3の曲げ部3cのサイド3c1の一部を隠す。第1フラップ21と第2フラップ22は、第1本体1と第2本体2の傾斜面11c,12cに支持される。第1フラップ21と第2フラップ22との間には、表示パネル3の曲げ部3cを収容する空間が形成される。
以上に本実施形態の表示装置7及びヒンジ装置4の構成を説明した。本実施形態の表示装置7及びヒンジ装置4によれば、以下の効果を奏する。
表示装置7が展開位置から折畳み位置に変化する際、表示パネル3の曲げ部3cのサイド3c1の少なくとも一部を隠すように、サイドガード6a,6bがヒンジ部材5に対して移動するので、サイドガード6a,6bによって表示パネル3の背面に発生する隙間を隠すことができる。
表示装置7の開閉に連動してサイドガード6a,6bが第1本体1と第2本体2に対して回転するので、表示パネル3の背面の隙間を効果的に隠すことができる。
サイドガード6a,6bがヒンジ部材5に直線的に移動可能にかつ回転不可能に係合するので、表示装置7の開閉に連動してヒンジ部材5も回転させることができる。
第1本体1とサイドガード6a,6bに第1リンク17を連結し、第2本体2とサイドガード6a,6bに第2リンク18を連結するので、表示装置7の開閉に連動してサイドガード6a,6bを移動かつ回転させることができる。
展開位置において、サイドガード6a,6bが第1本体1及び第2本体2に設けたサイドカバー23a,23b,24a,24bによって覆われるので、表示装置7の見栄えをよくすることができる。
ヒンジ部材5に対する第1本体1の回転中心である第1仮想軸Cとヒンジ部材5に対する第2本体2の回転中心である第2仮想軸Cとが実質的に同一であるので、表示装置7をコンパクトにすることができる。
(第2の実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態の表示装置31(表示パネル3を取り外した状態、ヒンジ装置)の分解斜視図を示す。第2の実施形態も第1の実施形態と同様に、表示パネル3の第1部3aを支持する第1本体1と、表示パネル3の第2部3bを支持する第2本体2と、第1本体1と第2本体2が回転可能に連結されるヒンジ部材5と、を備える。
第1本体1、第2本体2、第1フラップ21、第2フラップ22、ヒンジ部材5(中央部8、溝形成部9a,9b、端部10a,10b)の構成は、第1の実施形態のヒンジ装置4と同一であるので、同一の符号を附してその説明を省略する。
第1の実施形態では、リンク方式によってサイドガード6a,6bを移動させるのに対して、第2の実施形態では、カム方式によってサイドガード32a,32bを移動させる。すなわち、第2の実施形態では、サイドガード32a,32bそれぞれは、第1本体1と第2本体2にスライド可能に連結される。
図11(a)(b)の拡大図に示すように、サイドガード32aは、略四角形の板状である。サイドガード32aの側面には、略ハの字状の一対の溝33,34が左右対称に形成される。第1溝33には、サイドカバー23aの第1突起35がスライド可能に嵌る。第2溝34には、サイドカバー24aの第2突起36がスライド可能に嵌る。なお、サイドガード32aに第1突起と第2突起を設け、サイドカバー23aとサイドカバー24aそれぞれに第1溝と第2溝それぞれを設けることもできる。
サイドガード32aは、表示装置31の開閉に連動して回転する。具体的には、表示装置31の開き角(第1本体1と第2本体2とのなす角度)の1/2だけサイドガード32aが第2本体2に対して回転する。展開位置において、サイドガード32aは、第1本体1と第2本体2に設けたサイドカバー23a,24bによって覆われる。
サイドガード32aは、端部10aに直線的に移動可能にかつ回転不可能に係合する。端部10aには直線状の溝10a4が形成され、サイドガード32aには溝10a4にスライド可能に嵌る直線状の突条37が形成される。サイドガード32aは、表示装置31の開閉に連動してヒンジ部材5を回転させる。サイドガード32bも同様である。
図12ないし図17を参照しつつ本実施形態の表示装置31の動作を説明する。図12は、展開位置にある表示装置31の詳細図を示す。図12(a)は表示装置31の平面図であり、図12(b)は図12(a)の断面図A−A〜断面図E−Eである。図13は図12(b)の詳細図a〜eである。3は表示パネル、1は第1本体、2は第2本体、5はヒンジ部材、32a,32bはサイドガードである。
図13に示すように、展開位置において、ヒンジ部材5とサイドガード32aの回転位置は、カム方式で拘束される。第1本体1、第2本体2、ヒンジ部材5のパネル支持部5a、第1フラップ21及び第2フラップ22が表示パネル3を支持する。サイドガード32aは、サイドカバー23a,24aに隠れる(図10参照)。
図14及び図15は、折曲げ位置にある表示装置31の詳細図を示す。図14(a)は表示装置31の平面図、図14(b)は図14(a)の断面図E―E、詳細図eを示す。図15(a)〜図15(d)は図14(a)の断面図A−A〜断面図D−D、詳細図a〜dを示す。
図15(d)に示すように、表示装置31の折曲げ位置において、ヒンジ部材5とサイドガード32aの回転位置は、カム方式によって45度に拘束される。図15(b)(d)に示すように、サイドガード32a,32bは、ヒンジ部材5に対して表示パネル3の曲げ部3cに向かって移動して、表示パネル3の曲げ部3cのサイドを隠す。このため、表示パネル3の曲げ部3cの背面に発生する隙間を隠すことができる。
図16及び図17は、折畳み位置にある表示装置31の詳細図を示す。図16(a)は表示装置31の平面図、図16(b)は図16(a)の断面図E―E、詳細図eを示す。図17(a)〜図17(d)は図16(a)の断面図A−A〜断面図D−D、詳細図a〜dを示す。
図17(a)(c)に示すように、表示装置31の折畳み位置において、ヒンジ部材5の回転位置は、カム方式によって90度に拘束される。図17(b)(d)に示すように、サイドガード32a,32bは、ヒンジ部材5に対して表示パネル3の曲げ部3cに向かって最も移動して、表示パネル3の曲げ部3cのサイド3c1の一部を隠す。第1フラップ21と第2フラップ22は、第1本体1と第2本体2の傾斜面11c,12cに支持される。第1フラップ21と第2フラップ22との間には、表示パネル3の曲げ部3cを収容する空間が形成される。
第2の実施形態の表示装置31によれば、第1の実施形態の表示装置7と同様な効果を奏する。
(第3の実施形態)
図18は、本発明の第3の実施形態の折畳み可能な表示装置40の外観斜視図を示す。図18(a)は展開位置にある表示装置40を示し、図18(b)は折畳み位置にある表示装置40を示す。図19は、表示装置40の分解斜視図を示す。
図18及び図19に示すように、第3の実施形態の表示装置40は、表示パネル44、第1本体41、第2本体42、ヒンジ部材43、サイドガード58a,58bを備える。第3実施形態の表示装置40は、第1の実施形態の表示装置7と縦横比が異なる。第3の実施形態の表示装置40の高さに対する横幅の比(高さ/幅)は、第1の実施形態よりも大きい。表示装置7,31,40の縦横比は、第1の実施形態のように高さよりも幅が大きくても、第3の実施形態のように、幅よりも高さが大きくてもよい。
図18(a)に示す展開位置から図18(b)に示す折畳み位置に変化できるように、第1本体41と第2本体42は、ヒンジ部材43に連結される。第2本体42は、第1本体41に対して図18(a)に示す展開位置から図18(b)に示す折畳み位置まで180°だけ回転する。展開位置では、表示パネル44はフラットである。折畳み位置では、表示パネル44が折り畳まれ、第1本体41と第2本体42が互いに重なる。
表示パネル44は、例えば有機ELパネルを用いたフレキシブルな表示パネルである。ユーザのタッチ式のコマンドを受けられるタッチパネルにするために、表示パネル44に静電容量方式タッチ入力、抵抗膜方式タッチ入力等を作成してもよい。
図19に示すように、第1本体41は、第1支持体45と、第1片46と、を備える。第2本体42は、第2支持体47と、第2片48と、を備える。第1支持体45と第2支持体47は、表示パネル44の第1部44aと第2部44bを支持するフラットな表面を有する。第1支持体45と第2支持体47の表面は、表示パネル44の第1部44aと第2部44bの裏面に接着、両面テープ等の固定手段によって固定される。第1支持体45と第2支持体47には、図示しないプリント回路基板、バッテリー等の電気部品が収容される。第1支持体45と第2支持体47それぞれに離れて搭載された電気部品同士は、図示しないフレキシブル回路基板によって互いに電気的に接続される。
第1支持体45と第2支持体47は、第1片46と第2片48に取り付けられる。第1片46は、表示パネル44の第1部44aを支持するのに適応し、第1支持体45を介して表示パネル44の第1部44aを支持する。第2片48は、表示パネル44の第2部44bを支持するのに適応し、第2支持体47を介して表示パネル44の第2部44bを支持する。第1片46と第2片48は、ヒンジ部材43に回転可能に連結される。第3の実施形態のヒンジ装置50は、第1片46、第2片48、ヒンジ部材43、サイドガード58a,58bを備える。
第1片46は、扁平な箱状に形成される本体部51と、ヒンジ部材43に近接して配置される連結部52と、を備える。本体部51は、四角形の底部51aと、ヒンジ部材43側の1辺を除く底部の3辺を囲む枠部51bと、を備える。底部51aには、連結部52が取り付けられる。連結部52は、ヒンジ部材43に向かって突出する一対のアーム55b,55cを有する。連結部52には、連結部52に重なるように第1フラップ61が配置される。第1フラップ61は、連結部52に対して軸63(図20参照)の回りを揺動可能である。
第2片48は、扁平な箱状に形成される本体部53と、ヒンジ部材43に近接して配置される連結部54と、を備える。本体部53は、四角形の底部53aと、底部53aの3辺を囲む枠部53bと、を備える。底部53aには、連結部54が取り付けられる。連結部54は、ヒンジ部材43に向かって突出する一対のアーム56b,56cを有する。連結部54には、連結部54に重なるように第2フラップ62が配置される。第2フラップ62は、連結部54に対して軸64(図20参照)の回りを揺動可能である。
図20は、ヒンジ装置の分解斜視図を示す。第1片46の連結部52は、中央部52aと、仮想軸Cの方向における中央部52aの両端に配置される一対の端部52b,52cと、を備える。一対の端部52b,52cには、ヒンジ部材43に向かって突出する一対のアーム55b,55cが設けられる。アーム55b,55cには、第1突起としての第1円弧状突起65が形成される。ヒンジ部材43には、第1円弧状突起65が嵌まる第1円弧状溝66が形成される。第1円弧状突起65と第1円弧状溝66の中心は、仮想軸Cと同一である。このため、第1片46は、ヒンジ部材43に対して仮想軸Cの回りを回転する。なお、アーム55b,55cに第1円弧状溝を形成し、ヒンジ部材43に第1円弧状突起を形成してもよい。
第2片48の連結部54は、第1片46の連結部52と同様に、中央部54aと、仮想軸Cの方向における中央部54aの両端に配置される一対の端部54b,54cと、を備える。一対の端部54b,54cには、ヒンジ部材43に向かって突出する一対のアーム56b,56cが設けられる。アーム56b,56cには、第2突起としての第2円弧状突起67が形成される。ヒンジ部材43には、第2円弧状突起67が嵌まる第2円弧状溝68が形成される。第2円弧状突起67と第2円弧状溝68の中心は、仮想軸Cと同一である。このため、第2片48は、ヒンジ部材43に対して仮想軸Cの回りを回転する。なお、アーム56b,56cに第2円弧状溝を形成し、ヒンジ部材43に第2円弧状突起を形成してもよい。
第1片46の連結部52(中央部52a,端部52b,端部52c)には、ヒンジ部材43に向かって連結部52の厚さが薄くなるように傾斜面59が形成される。第2片48の連結部54(中央部54a,端部54b,端部54c)には、ヒンジ部材43に向かって連結部54の厚さが薄くなるように傾斜面60が形成される。第1片46と第2片48の連結部52,54には、第1フラップ61と第2フラップ62が揺動可能に連結される。ヒンジ装置50が折畳み位置にあるとき、第1フラップ61と第2フラップ62は、傾斜面59,60に接触するように揺動する。このため、第1フラップ61、第2フラップ62及びヒンジ部材43の間に、表示パネル44の曲げ部44cを収容するスペースを形成することができる。ヒンジ装置50が展開位置にあるとき、第1フラップ61と第2フラップ62は、傾斜面59,60から離れるように揺動する。このため、第1フラップ61と第2フラップ62が表示パネル44の中間部44c(図19参照)を支持することができる。
第1フラップ61は、連結部52の一対の端部52b,52cに軸63を介して揺動可能に連結される。連結部52の中央部52aには、弾性体としての板ばね72が挿入される溝71が形成される。板ばね72は、円弧状に湾曲していて、その中央部72aが第1フラップ61に向かって盛り上がる。板ばね72は、その両端部72b,72cが溝71の底面に支持される。板ばね72の中央部72aには、第1フラップ61の筒状のカム部61aが接触する。板ばね72のばね力は、カム部61aによって第1フラップ61を傾斜面59に向かって回転させるトルクに変換される。
第2フラップ62も、連結部54の一対の端部54b,54cに軸64を介して揺動可能に連結される。連結部54の中央部54aには、中央部52aと同様に、板ばね73が挿入される溝75が形成される。板ばね73のばね力は、第2フラップ62のカム部62aによって第2フラップ62を傾斜面60に向かって回転させるトルクに変換される。
図19に示すように、ヒンジ部材43は、略半円柱状に形成される。ヒンジ部材43の上面には、仮想軸Cの方向に延びるパネル支持部43aが形成される。パネル支持部43aの幅方向の両側には、パネル支持部43aよりも一段低く一対のフラップ支持部43b,43bが形成される。展開位置において、パネル支持部43aが表示パネル44の中間部44cを支持し、一対のフラップ支持部43bが第1フラップ61と第2フラップ62を支持する。
図20に示すようにヒンジ部材43は、中央部81と、中央部81の仮想軸C方向の両端に連結される一対の溝形成部82a,82bと、一対の溝形成部82a,82bの仮想軸C方向の外側に配置される一対の端部83a,83bと、を備える。溝形成部82aは、第1片46の連結部52のアーム55bと第2片48の連結部54のアーム56bとによって挟まれる。溝形成部82bは、第1片46の連結部52のアーム55cと第2片48の連結部54のアーム56cとによって挟まれる。上記のように、一対の溝形成部82a,82bそれぞれの両端面には、第1円弧状溝66と第2円弧状溝68が形成される。第1円弧状溝66と第2円弧状溝68の中心角は略180°である。一対の端部83a,83bの外側には、一対のサイドガード58a,58bが配置される。
サイドガード58a,58bは、略四角形の板状である。第1片46とサイドガード58a,58bには、第1リンク92が連結される。第2片48とサイドガード58a,58bには、第2リンク93が連結される。ヒンジ部材43とサイドガード58a,58bには、中間リンク94が連結される。サイドガード58aとサイドガード58bとは、仮想軸Cと直交する中心線に関して左右対称である。以下では、サイドガード58aの構成のみを説明する。
図21(a)は図20のXXI部拡大図を示す。図20及び図21(a)に示すように、第1リンク92は、その一端部がサイドガード58aに軸88aの回りを回転可能に連結される。第1リンク92は、その他端部が第1片46に軸46a(図20には、サイドガード58b用の軸46bが示されているが、サイドガード58a用の軸46aも存在する)の回りを回転可能に連結される。第2リンク93は、その一端部がサイドガード58aに軸88bの回りを回転可能に連結される。第2リンク93は、その他端部が第2片48に軸48aの回りを回転可能に連結される。第1リンク92と第2リンク93のリンク長は同一である。
図21(a)に示すように、サイドガード58aとヒンジ部材43の端部83aとには、中間リンク94が連結される。中間リンク94は、端部83aの凹部95に収容される。凹部95には、軸97が嵌まる長穴95aが形成される。中間リンク94の一端部は、ヒンジ部材43に軸97を介して仮想軸Cの方向にスライド可能にかつ軸97の回りを回転可能に連結される。軸98は、中間リンク94とサイドガード58aの背面の筒部89(図20のサイドガード58b用の筒部89を参照)に通される。中間リンク94の他端部は、軸98を介してサイドガード58aに回転可能に連結される。図22(b)(c)に示すように、中間リンク94は、ヒンジ部材43の端部83aに対してサイドガード58aが仮想軸Cと直交する方向に移動するのを許容する。また、中間リンク94は、サイドガード58aと共にヒンジ部材43が仮想軸Cの回りを回転できるようにする。
図23及び図24を参照しつつ本実施形態のヒンジ装置50の動作を説明する。図23(a)は展開位置にあるヒンジ装置50の平面図を示し、図23(b)は図23(a)のb−b線断面図を示す。図24(a)(b)(c)は、図23(b)のXXIV部拡大図であり、サイドガード58aの作動状況を示す。図24(a)は展開位置、図24(b)は90°開き位置、図24(c)は折畳み位置を示す。
上記のように、第1片46とサイドガード58aとの間には、第1リンク92が介在する。第2片48とサイドガード58aとの間には、第2リンク93が介在する。このため、サイドガード58aは、第1片46に対する第2片48の開き角の半分だけ第1片46に対して回転する。例えば、第1片46に対する第2片48の開き角が0°の状態(図24(c))から、第1片46に対する第2片48の開き角が90°になる(図24(b))と、サイドガード58aが第1片46に対して45°回転する。同様に、第1片46に対する第2片48の開き角が180°になる(図24(a))と、サイドガード58aが第1片46に対して90°回転する。ヒンジ部材43は、中間リンク94によってサイドガード58aと共に回転する。
また、展開位置(図24(a))にあるヒンジ装置50を折畳み位置(図24(c))まで閉じる際、サイドガード58aがヒンジ部材43に対して表示パネル44の中央の曲げ部44cのサイドを覆うように移動する。このため、表示パネル44の曲げ部44cの背面に生ずる隙間をサイドガード58aによって隠すことができる。なお、サイドガード58aの移動は、第1片46と第2片48の枠部51b,53bのサイドカバー51b1,53b1(図20参照)とヒンジ部材43の端部83aとの間で案内される。展開位置(図24(a))では、サイドガード58aがサイドカバー51b1,53b1によって覆われる。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏する。また、ヒンジ部材43とサイドガード58aとの間に中間リンク94を介在させるので、表示パネル44に向かうサイドガード58aの移動のストロークを大きくすることができる。
(第4の実施形態)
図25(a)は、本発明の第4の実施形態のヒンジ装置100の分解斜視図を示す。図25(b)(c)はそれぞれ、図25(a)のb部拡大図、図25(a)のc部拡大図を示す。第3の実施形態のヒンジ装置50では、リンク方式によってサイドガード58aを移動させるのに対し、第4の実施形態のヒンジ装置100では、カム方式によってサイドガード101aを移動させる。サイドガード101aは、第1片46と第2片48にスライド可能に連結される。
上記の点を除いて、第1片46、第2片48、第1フラップ61、第2フラップ62、ヒンジ部材43等の構成は、第3の実施形態のヒンジ装置50と略同一であるので、同一の符号を附してその説明を省略する。また、サイドガード101aとサイドガード101bとは、仮想軸Cと直交する中心線に関して左右対称である。以下では、サイドガード101aの構成のみを説明する。
図26は、ヒンジ部材43の分解斜視図を示す。ヒンジ部材43は、中央部81と、一対の溝形成部82a,82bと、一対の端部83a,83bと、を備える。端部83aは、サイドガード101aに中間リンク94を介して連結される。サイドガード101aには、第1スライダ102と第2スライダ103が軸104a,104bの回りを回転可能に取り付けられる。第1スライダ102と第2スライダ103は、第1片46と第2片48の枠部51b,53bの溝105(図25参照)にスライド可能に嵌められる。
図27(a)(b)(c)は、サイドガード101aの作動状況を示す。図27(a)は展開位置を示し、図27(b)は90°開き位置を示し、図27(c)は折畳み位置を示す。上記のように、サイドガード101aは、第1片46と第2片48に第1スライダ102と第2スライダ103を介してスライド可能に連結される。このため、サイドガード101aは、第1片46に対する第2片48の開き角の半分だけ第1片46に対して回転する。
また、展開位置(図27(a))にあるヒンジ装置100を折畳み位置(図27(c))まで閉じる際、サイドガード101aがヒンジ部材43に対して表示パネル44の中央の曲げ部44cのサイドを覆うように移動する。このため、サイドガード101aによって、表示パネル44の曲げ部44cの背面の隙間を隠すことができる。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏する。また、サイドガード101aが第1片46と第2片48に第1スライダ102と第2スライダ103を介してスライド可能に連結されるので、表示パネル44に向かうサイドガード101aのストロークを大きくすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に具現化されるのに限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で他の実施形態に変更可能である。
上記実施形態では、第1本体と第2本体がヒンジ部材に対して実際の軸がない仮想軸を中心に回転可能であるが、実際の軸上の仮想軸を中心に回転可能にすることもできる。
上記実施形態では、第1本体に対するヒンジ部材の仮想軸と第2本体に対するヒンジ部材の仮想軸とが同一であるが、これらの仮想軸をずらすことも可能である。
1,41…第1本体
2,42…第2本体
3,44…表示パネル
3a,44a…表示パネルの第1部
3b,44b…表示パネルの第2部
3c,44c…表示パネルの中間部(曲げ部)
3c1…表示パネルの曲げ部のサイド
4,50,100…ヒンジ装置
5,43…ヒンジ部材
6a,6b,32a,32b,58a,58b,101a,101b…サイドガード
7,31,40…表示装置
17,92…第1リンク
18,93…第2リンク
23a,23b,24a,24b,51b1,53b1…サイドカバー
46…第1片
48…第2片
102…第1スライダ
103…第2スライダ

Claims (9)

  1. フレキシブルな表示パネルと、
    前記表示パネルの第1部を支持する第1本体と、
    前記表示パネルの第2部を支持する第2本体と、
    前記第1本体と前記第2本体が展開位置から折畳み位置に変化できるように、前記第1本体と前記第2本体が回転可能に連結されるヒンジ部材と、
    前記第1本体と前記第2本体が前記展開位置から前記折畳み位置に変化する際、前記表示パネルの曲げ部のサイドの少なくとも一部を隠すように前記ヒンジ部材に対して移動するサイドガードと、を備える折畳み可能な表示装置。
  2. 前記表示装置の開閉に連動して前記サイドガードが前記第1本体と前記第2本体に対して回転することを特徴とする請求項1に記載の折畳み可能な表示装置。
  3. 前記サイドガードが前記ヒンジ部材に直線的に移動可能にかつ回転不可能に係合することを特徴とする請求項2に記載の折畳み可能な表示装置。
  4. 前記第1本体と前記サイドガードには、第1リンクが連結され、
    前記第2本体と前記サイドガードには、第2リンクが連結されことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の折畳み可能な表示装置。
  5. 前記サイドガードが前記第1本体と前記第2本体にスライド可能に連結されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の折畳み可能な表示装置。
  6. 前記サイドガードが、前記サイドガードに回転可能に取り付けられた第1スライダを介して前記第1本体にスライド可能に連結され、
    前記サイドガードが、前記サイドガードに回転可能に取り付けられた第2スライダを介して前記第2本体にスライド可能に連結されることを特徴とする請求項5に記載の折畳み可能な表示装置。
  7. 前記第1本体と前記第2本体の前記展開位置において、前記サイドガードが前記第1本体及び/又は前記第2本体に設けたサイドカバーによって覆われることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の折畳み可能な表示装置。
  8. フレキシブルな表示パネルの第1部を支持する第1本体と、
    前記表示パネルの第2部を支持する第2本体と、
    前記第1本体と前記第2本体とが展開位置から折畳み位置に変化できるように、前記第1本体と前記第2本体が回転可能に連結されるヒンジ部材と、
    前記第1本体と前記第2本体が前記展開位置から前記折畳み位置に変化する際、前記表示パネルの曲げ部のサイドの少なくとも一部を隠すように前記ヒンジ部材に対して移動するサイドガードと、を備えるヒンジ装置。
  9. フレキシブルな表示パネルの第1部を支持するのに適応する第1片と、
    前記表示パネルの第2部を支持するのに適応する第2片と、
    前記第1片と前記第2片とが展開位置から折畳み位置に変化できるように、前記第1片と前記第2片が回転可能に連結されるヒンジ部材と、
    前記第1片と前記第2片が前記展開位置から前記折畳み位置に変化する際、前記表示パネルの曲げ部のサイドの少なくとも一部を隠すように前記ヒンジ部材に対して移動するサイドガードと、を備えるヒンジ装置。
JP2019017635A 2018-09-21 2019-02-04 折畳み可能な表示装置及びヒンジ装置 Pending JP2020053001A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018176933 2018-09-21
JP2018176933 2018-09-21

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020053001A true JP2020053001A (ja) 2020-04-02

Family

ID=69997449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019017635A Pending JP2020053001A (ja) 2018-09-21 2019-02-04 折畳み可能な表示装置及びヒンジ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020053001A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112412961A (zh) * 2020-11-23 2021-02-26 东莞市劲丰电子有限公司 不变切点的圆弧内折转动机构
CN113487974A (zh) * 2021-07-30 2021-10-08 武汉华星光电技术有限公司 折叠显示装置
CN113938545A (zh) * 2021-10-13 2022-01-14 维沃移动通信有限公司 电子设备
JP7293436B1 (ja) 2022-03-11 2023-06-19 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電子機器
JP2023529971A (ja) * 2020-06-15 2023-07-12 華為技術有限公司 折畳み式機器及び電子装置
JP7361970B1 (ja) 2022-05-12 2023-10-16 ▲きん▼禾科技股▲ふん▼有限公司 枢動装置
CN117711258A (zh) * 2023-06-26 2024-03-15 荣耀终端有限公司 支撑装置和可折叠终端
JP7497784B2 (ja) 2020-07-28 2024-06-11 スタッフ株式会社 可撓性表示装置の折り畳み機構

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023529971A (ja) * 2020-06-15 2023-07-12 華為技術有限公司 折畳み式機器及び電子装置
JP7432016B2 (ja) 2020-06-15 2024-02-15 華為技術有限公司 折畳み式機器及び電子装置
JP7497784B2 (ja) 2020-07-28 2024-06-11 スタッフ株式会社 可撓性表示装置の折り畳み機構
CN112412961A (zh) * 2020-11-23 2021-02-26 东莞市劲丰电子有限公司 不变切点的圆弧内折转动机构
CN112412961B (zh) * 2020-11-23 2024-06-04 东莞市劲丰电子有限公司 圆弧内折转动机构
CN113487974A (zh) * 2021-07-30 2021-10-08 武汉华星光电技术有限公司 折叠显示装置
CN113938545B (zh) * 2021-10-13 2023-09-22 维沃移动通信有限公司 电子设备
CN113938545A (zh) * 2021-10-13 2022-01-14 维沃移动通信有限公司 电子设备
JP2023132734A (ja) * 2022-03-11 2023-09-22 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電子機器
JP7293436B1 (ja) 2022-03-11 2023-06-19 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電子機器
JP7361970B1 (ja) 2022-05-12 2023-10-16 ▲きん▼禾科技股▲ふん▼有限公司 枢動装置
JP2023168247A (ja) * 2022-05-12 2023-11-24 ▲きん▼禾科技股▲ふん▼有限公司 枢動装置
CN117711258A (zh) * 2023-06-26 2024-03-15 荣耀终端有限公司 支撑装置和可折叠终端

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020053001A (ja) 折畳み可能な表示装置及びヒンジ装置
US11134579B2 (en) Hinge module and electronic device
US10228724B2 (en) Portable information device
US11528352B1 (en) Hinged electronic device with displacement altering hinge and corresponding systems
US10180701B2 (en) Portable information device
CN109871067B (zh) 转轴模块与电子装置
US11068032B2 (en) Electronic device
US9047055B2 (en) Foldable flexible display device
JP5910409B2 (ja) 情報機器及び情報機器のリンク機構
EP3477422B1 (en) Double hinge module and mobile terminal
US8483784B2 (en) Mobile communications device having a rotatable member
JP4212577B2 (ja) 折畳み機器のヒンジ機構及びこのヒンジ機構を備えた折畳み機器
EP3627802B1 (en) Foldable mobile terminal
TW202037252A (zh) 折疊式裝置的轉軸模組(五)
JP2012141915A (ja) 電子機器およびヒンジ
KR20180062757A (ko) 연동형 힌지 및 이를 구비하는 플렉서블 디스플레이 디바이스
WO2012014742A1 (ja) 開閉装置
US20230093901A1 (en) Hinge for a foldable electronic device and related methods
JP2017188027A (ja) 携帯端末
JP6747271B2 (ja) 電子機器
KR102298726B1 (ko) 휴대단말기용 폴더블 힌지모듈
KR102419478B1 (ko) 폴더블 힌지장치
JP2020125791A (ja) ヒンジ装置及び折畳み可能な表示装置
KR20220050543A (ko) 폴더블 힌지장치
JP2020190580A (ja) フレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構