JP2020048935A - 吸収性物品、及び吸収性物品の使用方法 - Google Patents

吸収性物品、及び吸収性物品の使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】股間対応領域の幅が調整可能であり、装着者の体型等に応じた高いフィット性が得られる吸収性物品を提供する。【解決手段】透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に設けられた吸収体とを有し、前後方向に所定の長さ及び前記前後方向に直交する幅方向に所定の幅を有する吸収性物品であって、装着時に装着者の股間に対応する股間対応領域において、前記幅方向の中央に、前記前後方向に沿って肉薄部が形成され、前記バックシートの、前記吸収体と反対側の面に、前記肉薄部の側方縁部に沿って、前記バックシートに止着可能な止着部が設けられており、前記股間対応領域が展開された幅広状態から、前記肉薄部の両側方縁部を互いに近付けることによって前記肉薄部に襞が形成され、前記襞が前記止着部によって止着された幅狭状態にすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品、及び吸収性物品の使用方法に関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品は、透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、両シートの間に配置された吸収体とを有する構成が一般的である。このような吸収性物品は、装着者の身体にトップシート側の面を対向させ、下腹部から臀部まで沿わせるようにして装着する。この際、漏れを生じさせ得る隙間ができないよう、また大きなシワやヨレ等によって装着感が損なわれないように、吸収性物品を身体に適切にフィットさせることが重要である。よって、吸収性物品においては、適切にフィットできるようにするための様々な工夫がなされている。
例えば、特許文献1には、背側部の両側部それぞれに、各々少なくとも2本のファスニングテープ51、52を有する背側フラップ部50を具備し、股下部Cにおける吸収体の両側部41、41が、着用時に屈曲して着用者の大腿部内側面に沿って配置されている使い捨ておむつであって、2本のファスニングテープ51、52が、おむつ本体に対する所定の位置に設けられているものが開示されている。特許文献1に開示の構成では、ファスニングテープ51、52の配置等を規定することで、ファスニングテープ51、52を、腹側部Bに形成されたランディングゾーン6上で十分に引き上げて止着することができる。これにより、おむつのずれ落ちを防止し、装着性及びフィット性を向上させることができる。
特開2004−141532号公報
しかしながら、装着者の体型は様々であり、また吸収性物品の使用形態も様々であるので、特許文献1等に開示の構成では、体型や使用形態が異なる複数の装着者各々に対し優れたフィット性を供することは難しい。例えば、吸収性物品の股間対応領域の幅が或る装着者の股間部位の幅には適合しているものの、別の装着者の股間部位の幅に対して大きすぎることがある。そのような場合、別の装着者の股間対応領域にはシワ等が生じてフィット性が低下することがある。そして、このようなフィット性の低下により、漏れが生じたり、装着感を損ねたりする場合がある。
上記の点に鑑みて、股間対応領域の幅が調整可能であり、装着者の体型等に応じた高いフィット性が得られる吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明の第一の態様は、透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に設けられた吸収体とを有し、前後方向に所定の長さ及び前記前後方向に直交する幅方向に所定の幅を有する吸収性物品であって、装着時に装着者の股間に対応する股間対応領域において、前記幅方向の中央に、前記前後方向に沿って肉薄部が形成され、前記バックシートの、前記吸収体と反対側の面に、前記肉薄部の側方縁部に沿って、前記バックシートに止着可能な止着部が設けられており、前記股間対応領域が展開された幅広状態から、前記肉薄部の両側方縁部を互いに近付けることによって前記肉薄部に襞が形成され、前記襞が前記止着部によって止着された幅狭状態にすることができる。
上記第一の態様によれば、股間対応領域において、幅方向中央に前後方向に沿って肉薄部が形成されてので、吸収性物品は肉薄部の両側方縁部に沿って又はその付近で折れやすくなっている。そのため、吸収性物品の使用時には、装着者の体型等に合わせて、肉薄部の両側方縁部を互いに近付けることで、股間対応領域の幅を狭めるよう吸収性物品を変形させることができる。さらに、バックシートの、吸収体と反対側の面、すなわち吸収性物品の下着側の面において、肉薄部の側方縁部に沿って、バックシートに止着可能な止着部が設けられているので、上記の変形時に肉薄部に形成され得る襞をバックシートに止着し、その襞を維持することができる。
このように、本形態によれば、吸収性物品を、股間対応領域が展開されてその幅が最大となっている幅広状態から、幅が狭められた幅狭状態へと容易に変形させることができる上、その幅狭状態を維持することができる。これにより、吸収性物品の使用の都度、股間対応領域の幅を、装着者の体型や吸収性物品の使用形態等に応じて調整することができる。このため、装着者の様々な体型、使用形態等に応じた良好なフィット性を得ることができる。
本発明の第二の態様では、前記止着部は、メカニカルファスナーのフック材を備えている。
上記第二の態様によれば、止着部は、バックシートに着脱可能に止着し得るので、一旦幅狭状態を形成した後に、再度幅広状態にすることもできるし、幅狭状態への変形をやり直して、股間対応領域がより狭い又はより広い幅を有するようにすることができる。
本発明の第三の態様では、前記肉薄部内の領域に、前記肉薄部の前記側方縁部から離間して配置された掴み部が設けられている。
上記第三の態様によれば、幅狭状態を形成する場合に、掴み部を、例えばバックシート側から把持することができるので、襞を容易に形成することができるので、吸収性物品をより簡単に幅狭状態とすることができる。
本発明の第四の態様では、前記掴み部は、前記前後方向に不連続に配置されており、前記掴み部が配置された位置で、前記肉薄部の幅が広くなっている。
上記第四の態様によれば、吸収性物品を幅狭状態とする場合に、肉薄部の両側方縁部を近付ける際、肉薄部の幅が広くなっている位置において、掴み部がはまり込むことが可能となる。これにより、掴み部と肉薄部の側方の吸収体とが前後方向に噛み合うことになり、幅狭状態をより安定的に維持することができる。
本発明の第五の態様では、前記吸収体に、前記肉薄部より前方及び/又は後方に、前記肉薄部から離れるほど前記幅方向外側に向かうスリット又は溝が形成されている。
上記第五の態様によれば、吸収体に形成されたスリット又は溝によって、幅狭状態になったときに肉薄部の前方及び後方に生じ得るシワを解消又は抑制することができる。
本発明の第六の態様では、透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に設けられた吸収体とを有し、前後方向に所定の長さ及び前記前後方向に直交する幅方向に所定の幅を有し、装着時に装着者の股間に対応する股間対応領域において、前記幅方向の中央に、前記前後方向に沿って肉薄部が形成され、前記バックシートの、前記吸収体と反対側の面に、前記肉薄部の側方縁部に沿って、前記バックシートに止着可能な止着部が設けられている吸収性物品の使用方法であって、前記股間対応領域が展開された幅広状態から、前記肉薄部の両側方縁部を互いに近付けることによって前記肉薄部に襞を形成し、前記襞が前記止着部によって止着して、幅狭状態にする。
上記第六の態様によれば、第一から第五の態様のいずれかにより得られる効果と同様の効果を奏する、吸収性物品の使用方法を提供することができる。
本発明の一態様によれば、股間対応領域の幅が調整可能であり、装着者の体型等に応じた高いフィット性が得られる吸収性物品を提供することができる。
本発明の第1実施形態による吸収性物品の平面図(トップシート側から見た図)である。 本発明の第1実施形態による吸収性物品の平面図(バックシート側から見た図)である。 図2に示す吸収性物品の幅狭状態を示す図である。 図1のI−I線断面の、幅広状態及び幅狭状態について説明する図である。 本発明の第2実施形態による吸収性物品の平面図(バックシート側から見た図)である。 図5のII−II線断面図である。 本発明の第3実施形態による吸収性物品の平面図(バックシート側から見た図)である。 本発明の第4実施形態による吸収性物品の平面図(バックシート側から見た図)である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳説する。なお、各図面において、特に説明がない限り、同一の又は対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、図面は、発明の理解を助けるための模式的なものである。
(吸収性物品の基本構造)
本発明の一形態による吸収性物品は、透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に設けられた吸収体とを有する。本形態による吸収性物品は、テープ式、パンツ式、パッド式等のあらゆる形態の使い捨ておむつであってよいが、以下、例としてテープ式の使い捨ておむつを示して説明する。
図1に、本形態による吸収性物品1をトップシート22側から見た平面図を、図2に、バックシート21側から見た平面図をそれぞれ示す。
図1及び図2に示すように、吸収性物品1は、平面視で、第1方向(前後方向又は縦方向)D1に所定の長さを有し、第1方向D1と直交する第2方向(幅方向又は横方向)D2に所定の幅を有する。図示の形態では、吸収性物品1の平面視形状は、前後方向D1で見て中央付近で幅が狭くなっている部分(括れ部分)を有するが、前後方向D1にわたって幅が一定である矩形状等、他の形状であってもよい。
また、吸収性物品1の形状は、前後方向D1に延びる中心線(前後方向中心線)CLを対称線として線対称とすることができるが、必ずしも線対称でなくてよい。また、吸収性物品1の構成(各要素の大きさ、形状、配置等)も線対称であってよいが、線対称でなくてもよい。吸収性物品1の前後方向D1の長さ(全長)は、350〜1000mm程度とすることができる。また、幅方向D2の長さ(幅、括れ部分がある場合には括れ部分の幅)は130〜400mm程度とすることができる。
吸収性物品1は、使用時に身体の股間(股下)に対応させる領域である股間対応領域を有する。股間対応領域Cは、例えば、吸収性物品1の前後方向D1中央若しくはその近傍から前方の所定位置までの範囲であってもよいし、吸収性物品の前後方向D1中央の所定範囲であってよい。図1の形態では、括れ部分が形成されている領域又はその一部が含まれる領域を股間対応領域Cとすることができる。股間対応領域Cの前後方向D1の長さは100〜400mm程度であってよい。
股間対応領域Cの前方に隣接し、吸収性物品1の前端までの領域が前方領域Fとなっており、股間対応領域Cの後方に隣接し、吸収性物品1の後端までの領域が後方領域Rとなっている。装着される際、前方領域Fは装着者の腹側に、後方領域Rは装着者の背側にそれぞれ当てられる。
図1及び図2に示すように、吸収性物品1は、トップシート(表面シートともいう)22と、バックシート(裏面シートともいう)21との間に吸収体30が積層された略平面状の積層構造体である。吸収性物品1を装着する際には、トップシート22側が肌に対向する側(肌側)となり、バックシート21側は、吸収性物品の装着後に着用する衣類等に対向する側(衣類側)となる。
バックシート21(図2)は不透液性であり、トップシート22及び吸収体30を通過してきた体液を、アウターや下着側に排出されないようにする機能を有する。バックシート21としては、不透液性を有し且つ通気性及び透湿性が高い多孔性(微多孔性)のシートを用いることができる。より具体的には、バックシート21は、ポリマー製シート(ポリシート又はプラスチックシート)、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のオレフィン樹脂製のシートであると好ましい。このようなポリマー製シートは、例えば、樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸又は二軸方向に延伸することにより作製することができる。バックシート21は、なお、なお、バックシート21の外面は、不織布等の外装シートにより覆うこともできる。
本実施形態では、図1に示すように、バックシート21は、吸収性物品1の本体(後述のファスニングテープ等を除いた部分)と同じ形状及びサイズを有する。また、バックシート21のサイズは、吸収体30よりも大きくなっている。すなわち、平面視で吸収体30は、バックシート21からはみ出さないように配置されている。
トップシート22は透液性であり、排出された体液を速やかにその下側に配置された吸収体30へと移行させる機能を有する。トップシート22としては、不織布でもよいし、体液を吸収体へと移行させることのできる開口を有するポリマー製シート等であってもよい。トップシート22が不織布である場合、素材繊維として、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
図1に示す形態では、トップシート22は、吸収体30の幅方向D2の端部まで延在しておらず、吸収体30を部分的に覆っている。吸収体30の、トップシート22によって覆われていない部分は、後述のギャザーシート24、24によって覆われている。但し、ギャザーシート24、24の有無に関わらず、トップシート22が吸収体30の全体を覆っていて、平面視で、吸収体30全体を含むような大きさ及び形状を有していてもよい。
トップシート22と吸収体30との間には、中間シート(セカンドシート)を介在させることができる。中間シートを設けることで、吸収体30により吸収した体液の逆戻りを防止することができる。そのため、中間シートとしては、保水性が低く且つ液透過性の高い素材、例えば各種の不織布、メッシュフィルム等を用いるのが好ましい。
図1に示すように、吸収性物品1の側部(幅方向D2の外側の端部)には、トップシート22と部分的に重なるように前後方向D1に延在するギャザーシート24、24が配置されている。ギャザーシート24、24としては、不織布、ポリマー製シート等の多孔性シートを用いることができる。肌への感触性が良いという観点からは、不織布にシリコーン等によって撥水処理をしたものが好適に使用される。
各ギャザーシート24の前方及び後方の端部は、その直下のシート(トップシート22包装シート26、又はバックシート21)と貼り合され、また各ギャザーシート24の側部は、前後方向D1に沿って、その直下のシート(トップシート22、包装シート26、又はバックシート21)と貼り合されている(図1に斜線で示す)。さらに、各キャザーシート24の幅方向D2の内側の端部には、前後方向D1に沿って伸張状態で固定された弾性部材24eが1本又は複数本設けられている。この弾性部材24eは、糸状、紐状、帯状等に形成された、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム等から製造されたものであってよい。弾性部材24eが設けられていることで、ギャザーシート24が接合されていない部分が、吸収性物品1の肌対向面側(トップシート側)に起立する立体的なギャザーとなり得る。このような起立したギャザーよって、側方への体液の漏れ等を防ぐことができる。
さらに、ギャザーシート24の側部の前後方向D1の中央付近においては、トップシート22及び/又はバックシート21と貼り合せられている部分に、前後方向D1に沿って伸長状態で固定された弾性部材24fが1本又は複数本設けられている。弾性部材24fは、上述の弾性部材24eと同様の材料で形成されていてよい。これにより、平面視で吸収体30より側方の部分(吸収体30に重なっていない部分)においてもギャザーが形成され、脚周りにフィットすることができる。
吸収体30は、繊維又はフィラメントを含む層状体であってよい。吸収体30は、例えば、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、不織布等であってよく、必要に応じて粒子状等の高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。図示の形態では、吸収体30は一層で構成されているが、厚さ、形状、材料等が異なる又は同じ複数の層を積層させて構成することもできる。
吸収体30における繊維目付及び高吸収性ポリマーの目付は適宜定めることができるが、繊維目付は100〜400g/m2程度とするのが好ましく、また吸収性ポリマーを含む場合、その目付は10〜300g/m2程度とするのが好ましい。
吸収体30は、不織布やクレープ紙等の包装シート26によって全体が又は部分的に包まれていてもよい。吸収体30が高吸収性ポリマー粒子を混合する場合には、粒子のこぼれを防ぐために、包装シート26を用いることが好ましい。また、吸収体30が複数層からなる場合には、各層が包装シートによって包まれていてもよいし、包装シートが層間に挟まれていてもよい。包装シート26は、無着色(すなわち、白色)であってもよいし、着色されていてもよい。色は、排出された体液の色を目立たなくすることができる色、例えば体液の色に近い色、又は体液の色の補色若しくはそれに近い色等にすることができる。
後方(背側)の側方には、側縁からそれぞれ突出する装着用テープ27、27が設けられている。装着用テープ27、27は、吸収性物品1を装着者の下腹部から臀部にかけてあてがった状態で、例えば前方(腹側)に設けられたターゲットテープ等(図示せず)に重ねることができる。そして、装着用テープ27、27の端部にもうけられた止着材27a、27aによって止着することができる。この止着材としては、メカニカルファスナーのフック材や、粘着材を用いることができる。
(第1実施形態)
図1及び図2に示すように、股間対応領域Cには、その周囲よりも厚さが薄くなっている肉薄部50が形成されている。肉薄部50は、後述のように肉薄部50の側方縁部51、52を近付けることができるように構成されていれば、例えば、吸収体が存在しない部分とすることもできるし、吸収体の量が周囲よりも少ない部分とすることもできる。
肉薄部50は、股間対応領域Cに含まれるように形成されていてよいし、股間対応領域Cの前端から後端にかけて、又は前端及び/又は後端を越える前後方向D1の範囲で形成されていてよい。但し、吸収性物品1全体の形状安定性及び吸収体量の確保の観点から、肉薄部50は、前方領域F及び後方領域Rには実質的に設けられていない方が好ましい。
また、肉薄部50は、前後方向D1に沿って、前後方向中心線CL上に形成されていてよく、前後方向中心線CLが幅方向D2の中心となるように形成されていることが好ましい。
図1及び図2に示す状態は、股間対応領域Cが展開されている、つまり幅方向D2に広げられて折り返されていない状態(幅広状態)である。本形態によれば、この幅広状態から股間対応領域Cの幅を狭くした幅狭状態とすることができる。
以下、図2に加え、図3及び図4をさらに参照して、幅広状態から幅狭状態への変形について説明する。図3には、幅狭状態にある吸収性物品1をバックシート21側から見た、主として股間対応領域Cの部分を示し、図4(a)に、図1のI−I線断面図を示す。図3及び図4(a)は、吸収性物品1の幅広状態を示している。さらに、図4(b)は、図4(a)の吸収性物品1の幅狭状態を示す。なお、図3及び図4(a)及び(b)においては、ギャザーシート24の図示を省略している。
上述のように、肉薄部50は周囲より厚みが薄くなっているので、肉薄部50と周囲との境界、すなわち肉薄部50の側方縁部51、52に沿って又はその付近で折れ曲がりやすくなっている。そのため、肉薄部50の側方縁部51、52を、具体的には肉薄部50の幅方向D2外側の吸収体を、例えばそれぞれ両手で持って、トップシート22側に持ち上げ、互いに幅方向D2に近付けることができる。よって、股間対応領域Cの幅を簡単に狭くすることができ、幅狭状態(図3及び図4(b))を形成することができる。
また、肉薄部50は、その周囲に比べ撓みやすくなっているので、上述のように肉薄部50の両側縁部51、52を近付けた際には、図3及び図4(b)に示すように、バックシート21側に襞53が形成され得る。襞53は、図4(b)に示すように、バックシート21側に現れた、幅方向D2外側にそれぞれ突き出た2つ襞、すなわち箱襞(ボックスプリーツ)となっているが、肉薄部50に形成される襞53は図示のものに限られない。襞53は、図示のような箱襞のうちの一方でもよいし、また別の形状を有していてもよい。但し、図示のように、バックシート22側で襞53が幅方向D2外側を向く箱襞となっていると、股間対応領域Cでのごわつきを抑えることができる。
本形態による吸収性物品1にはさらに、止着部60が、バックシート21の、吸収体30と反対側の面に、肉薄部50の側方縁部51、52に沿って設けられている。止着部60は、肉薄部50の両側方縁部51、52に沿って設けられていることが好ましい。その場合、止着部60は、肉薄部50の側方縁部の一方の側に形成された第1止着部61と、他方の側に形成された第2止着部62とを含む。
本明細書において、「縁部に沿って」とは、縁部付近で、縁部が延在する方向とほぼ同じ方向に延在することを指す。よって、第1止着部61は、その内縁部が延びる方向及び/又はその外縁部が延びる方向が、肉薄部50の側方縁部51が延びる方向にほぼ平行になるように設けられていてよい。例えば、第1止着部61は、その内縁部及び/又は外縁部が肉薄部50の側方縁部51に一致する又はほぼ一致するように設けられていてもよい。また、第1止着部61の内縁が肉薄部50の側方縁部51を幅方向D2内側又は外側に、例えば15mm以下、好ましくは10mm以下の距離だけ越えていてもよい。第1止着部61は、肉薄部50の領域に内に、肉薄部50の側方縁部51から離間して配置されていてもよい。第2止着部62についても同様である。止着部60が、肉薄部50の側方縁部51、52に沿って設けられていることで、肉薄部50の側方縁部51、52に沿って又はその付近で吸収性物品1が折れ曲げやすくなるという効果を高めることができる。
図示の形態では、第1止着部61の内縁部が肉薄部50の側方縁部51にほぼ一致するように、また第2止着部62の内縁部が肉薄部50の側方縁部52にほぼ一致するように設けられているので(図2、図4等)、肉薄部50の側方縁部51、52又はその付近に沿って吸収性物品1を折り曲げやすくなるという上記効果を一層高めることができる。
吸収性物品1を幅狭状態にする際、上述のように、肉薄部50の側方縁部51、52を近付けることによって襞53が形成されると、襞53の非露出部分(襞53が折り込まれた部分)は、止着部60に対向し、接触することができる(図4(b))。ここで、止着部60はバックシート21の材料に止着可能な材料から構成されている。よって、襞53は止着部60によって止着され、固定され得る。これにより、股間対応領域Cの幅が狭められた幅狭状態(図3及び図4(b))を、吸収性物品1の装着中も維持することが可能となる。
使い捨ておむつのような吸収性物品の装着者の体型は様々であるので、従来、多くの異なる装着者に対して優れたフィット性を有する吸収性物品を提供することは困難であった。例えば、股間対応領域Cの幅が、装着者の股間部位の幅に対して大きすぎる場合等には、装着時に股間対応領域Cが幅方向D2両側から圧縮され、不規則に折れ曲がってしまう可能性がある。そうすると、装着者の身体と吸収性物品1との間に不要な隙間ができて漏れの原因となる場合がある。さらに、不規則な折れ曲がり部分が股間部位に当たって、違和感を生じさせる場合もある。また、吸収性物品を、アウターとして、すなわちパッドを肌側に装着して使用する使用形態の場合には、アウターである吸収性物品の大きさがパッドの大きさに適合せず、パッドが外れやすくなってしまい、所望のパッドを利用できない場合があった。
これに対し、本形態によれば、吸収性物品1を、股間対応領域Cが展開されてその幅が最大となっている幅広状態(図1、図2、及び図4(a))から、幅が狭められた幅狭状態(図3及び図4(b))へと容易に変形させることができる上、その幅狭状態を維持できるように構成されている。これにより、股間対応領域Cの幅を、装着者の体型や吸収性物品の使用形態等に応じて調整することができるので、異なる装着者の体型、使用形態等に合わせて吸収性物品1を良好にフィットさせることができ、漏れの防止、及び違和感の低減が可能となる。
なお、図3及び図4(b)に示す幅狭状態は、肉薄部50の側方縁部51、52は接触していない。しかし、幅狭状態を形成する際には、装着者の体型や装着形態に合わせて、肉薄部50の側方縁部51、52が接触する、すなわち肉薄部50の側方縁部51、52が突き合わされて、肉薄部50が閉じられるようにすることもできる。また、肉薄部50の側方縁部51、52の距離もより大きく又はより小さく調整することができ、その状態で襞53を止着部60によって止着することができるので、調整後の状態を装着中も維持することができる。
なお、幅広状態(図1、図2及び図4(a))では、肉薄部50の幅は、30〜130mm程度であってよい。幅が30mm以上であることにより襞53をより簡単に形成できる一方、130mm以下であることにより股間対応領域Cにおける吸収体量を確保することができる。
肉薄部50の幅は、前後方向D1にわたって一定であってもよいし、変化していてもよい。例えば、肉薄部50の前方及び/又は後方の幅を、前後方向D1中央に比べて小さくすることもできる。肉薄部50の前端付近及び後端付近では、側方縁部51、52同士を近付けにくいので、肉薄部50の前方及び/又は後方の幅を小さくすることによって、シワ等が、前方及び/又は後方で生じにくくなる。肉薄部50の前方及び/又は後方の幅を前後方向D1中央に比べて小さくする場合、幅は、前後方向D1中央から遠ざかるにつれ漸次小さくしてもよいし、段階的に小さくしてもよい。
図示の形態では、肉薄部50には吸収体を存在させていないが、その場合、肉薄部50においてトップシート22とバックシート21とは貼り合されていてもよいし、また貼り合されていなくともよい。但し、貼り合されていた方が、トップシート22とバックシート21とが共に変形することができ、襞53の形成されやすく、不規則なシワも生じにくい。
第1止着部61及び第2止着部62(止着部60)は、上述のように、バックシート21の材料に対して止着可能な材料からなっているが、バックシート21に対して着脱可能であってもよいし、着脱不能であってもよい。なお、ここで、着脱可能とは、吸収性物品1の使用者の通常の力で装着及び取外しができることを指し、着脱不能とは、一旦止着した後に止着部60を取り外した場合、再び止着ができないことを指す。
止着部60をバックシート21に対して着脱可能とする場合、止着部60は、例えば、バックシート21の表面に対して係合可能なメカニカルファスナーのフック材等とすることができる。また、フック材に替えて、バックシート21の表面に対して粘着可能な粘着剤層を用いることもできる。その場合、止着部60としては、装着用テープ27、27で用いられている止着材27a、27aと同じものを用いてもよい。
止着部60が着脱可能であると、襞53を一旦バックシート21に止着した後でも、止着を解除して、再び新たな位置に止着することが可能になる。つまり、襞53の形成及び止着を繰り返し行うことができるので、一旦幅狭状態にした後に幅広状態へと変形させたり、幅狭状態への変形をやり直したりすることが可能となる。
止着部60は、第1側部吸収体31及び第2側部吸収体32が設けられている前後方向D1の範囲にわたって、また、止着部60は、前後方向D1にわたって連続して設けられていてもよいし、図2等に示すように、不連続になっていてもよい。連続して設けられている場合には、止着機能が高まり、幅狭状態をより安定して維持することができる。また、図2等に示すように、不連続に(断続的に)設けられている場合には、股間対応領域Cでの柔軟性を向上させることができ、またコストも低減できる。
止着部60の大きさや形状も特に限定されないが、止着部60の幅は、10〜30mm程度とすることができる。また、図2等の形態では、止着部60は前後方向D1に長辺を有する長方形の形状であるが、その他の四角形、四角形以外の多角形、円、楕円、又はその一部の形状であってもよい。さらに、前後方向D1に延びる止着部60が、幅方向D2に複数並置されていてもよい。
(第2実施形態)
図5に、本発明の別の形態による吸収性物品1Aの主として股間対応領域Cの部分を示す。また、図6に、図5のII−II線断面図を示す。
図5及び図6に示すように、吸収性物品1Aにおいては、肉薄部50の間に掴み部55Aが配置されている。掴み部55は、幅広状態(図1、図2、及び図4(a))から幅狭状態(図3及び図4(b))を形成する際に、バックシート21側から掴むことができる部分である。よって、掴み部55Aは、バックシート21及び/又はトップシート22の露出面に配置された、或いはバックシート21とトップシート22との間に配置された肉厚部分とすることができる。
吸収性物品1を幅狭状態にする際には、一方の手でバックシート21側から掴み部55Aを掴み、もう他方の手で、第1側部吸収体31が含まれる部分及び第2側部吸収体32が含まれる部分を順に幅方向D2中央に引き寄せ、襞を作り、止着部60で止着することができる。よって、吸収性物品1を幅狭状態にする場合に掴み部55を掴んで保持することで、襞の形成が容易となり、ひいては幅狭状態の形成(幅の調整)を安定的に行うことができる。
掴み部55Aは、使用者が掴んで、襞53を形成しやすくするものであれば、その構成は特に限定されない。掴み部55Aは、例えば図6に示すように、別体の肉厚部分を形成し、その肉厚部分を、トップシート22の露出面に肉薄部53内の領域に貼り付けてもよい。また、同様の肉厚部分を貼り付ける場所は、バックシート21の露出面であってもよい。このような肉厚部分は、吸収体材料をシートで包装して構成することができる。さらに、掴み部55Aは、例えば、トップシート22とバックシート21との間に配置された吸収体30の一部としてもよい。
掴み部55Aは、吸収体材料を含むものではなく、その部分の剛性を高めた部分としてもよく、不織布等のシート状体を貼り付ける等して形成してもよい。但し、上述のように掴み部55Aが吸収体材料を含んでいると、その部分での吸収量を増加させることができるので好ましい。
掴み部55Aは、平面視で、肉薄部50の側方縁部51、52から離間していることが好ましい。これにより、肉薄部50の側方縁部51、52に沿って又はその付近で吸収性物品1を折り曲げる作用が妨げられない。また、掴み部55Aは、掴み部55Aの輪郭が襞の折れ目となるように形成しておくと、その輪郭に沿って吸収性物品1を折って襞を容易に形成することができ、幅狭状態の形成も容易となる。
図示の形態では、掴み部55Aは、前後方向中心線CL上に、前後方向D1に沿って形成されている。掴み部55Aの平面視形状は、前後方向D1に長辺を有する長方形となっているが、正方形以外の多角形や長楕円、又はその一部の形状を有していてもよい。また、掴み部55Aは、前後方向D1に連続して設けられているが、使用者が掴める構成であれば、前後方向D1に不連続とすることもできる。なお、掴み部55Aの平面視面積は、肉薄部50の平面視面積100%に対して10〜50%程度とすることができる。
なお、掴み部55Aを、肉薄部50内で厚みが比較的大きい部分として形成する場合、その厚みは、肉薄部50の周囲の吸収体30の厚みと同等又はそれより小さくすることができる。これにより、吸収性物品1Aを幅広状態のまま使用した場合にも幅狭状態として使用した場合にも、股間対応領域Cにおける違和感を防止することができる。
(第3実施形態)
図7に、本発明の別の形態による吸収性物品1Bを示す。本形態は、肉薄部50の間に掴み部55Bが配置されている点は第2実施形態と同様であるが、掴み部55Bは、複数部分に分割されており、前後方向D1に不連続に配置されている。そして、掴み部55Bが設けられている前後方向D1の位置においては、肉薄部50の幅が大きくなっている。これにより、肉薄部50の側方縁部51、52はそれぞれ、凹凸を有するように延びている。
本形態においても、第1及び第2実施形態と同様に肉薄部50の側方縁部51、52同士を近付け、襞を形成して、幅狭状態(図3及び図4(b))とすることができる。しかし、本形態では、肉薄部50の側方縁部51、52を近付けた際に、掴み部55Bが、側方縁部51、52の凹凸に嵌り込むことができる。すなわち、幅狭状態において、肉薄部50の内縁部51又は内縁部52に沿って前後方向D1で見ると、側方にある吸収体と掴み部55Bとが交互に並ぶ。これにより、掴み部55Bと肉薄部50の側方にある吸収体とが前後方向D1に噛み合うことになり、前後方向D1にずれにくくなるので、幅狭状態を一層安定的に維持することができる。
(第4実施形態)
図8に、本発明の別の形態による吸収性物品1Cの主として股間対応領域Cの部分を示す。本形態の基本的な構成は、第1実施形態(図1〜図4)と同様であるが、吸収性物品1Cにおいては、吸収体30に、肉薄部50より前方及び後方に、肉薄部50から離れるほど幅方向D2外側に向かって延びているスリット70が形成されている。図示の形態では、スリット70は、前方及び後方にそれぞれ2つずつ設けられているが、スリット70は前方及び後方のどちらか一方に形成してもよい。
上述のように、吸収性物品を変形させて幅狭状態(図3及び図4(b))を形成した場合には、肉薄部50の前方及び/又は後方でシワがよりやすくなる。これに対し、本形態のようにスリット70を設けておくと、スリット70がそのシワを吸収することができる。すなわち、シワを低減又は解消することができる。これにより、シワが装着者の肌に当たって生じる違和感を低減することができる。
スリット70は、肉薄部50の前方に、肉薄部50から離間した位置から前方に延びていてよいが、肉薄部50と連結していてもよい。肉薄部50が長方形である場合には、スリット70の延長線が、肉薄部50の輪郭の前方の2つの頂点を通るように延びていると好ましい。また、スリット70は直線状であってもよいし、曲線状であってもよい。肉薄部50の後方のスリットについても同様である。
なお、本形態では、上述のスリット(吸収体が存在しない線状の部分)に代えて、周囲より薄い吸収体が存在する部分である溝とすることもできる。吸収体30が複数層の積層体からなる場合には、トップシート22側の1又は複数の層にスリットを形成し、それに積層されたバックシート21側の1又は複数の層にはスリットを形成しないようにすることもできる。
また、上述のスリットに代えて、トップシート22と吸収体30とをともに圧搾して形成された圧搾溝を形成することもできる。このような圧搾溝によっても、肉薄部50の前方及び/又は後方に生じ得るシワを低減又は解消することができる。
以上、具体的な実施形態について、テープ式の使い捨ておむつを例に詳説したが、本形態は、パッドタイプ、パンツタイプ等の他の形態の使い捨ておむつにおいても適用することができる。
1、1A、1B、1C 吸収性物品
21 バックシート
22 トップシート
24 ギャザーシート
24e、24f 弾性部材
26 包装シート
27 装着用テープ
27a 止着材
30 吸収体
50 肉薄部
51、52 肉薄部の側方縁部
53 襞
55A、55B 掴み部
60 止着部
61 第1止着部
62 第2止着部
70 スリット
CL 前後方向中心線(第1方向D1に沿った中心線)
D1 前後方向(第1方向)
D2 幅方向(第2方向)
C 股間対応領域
F 前方領域
R 後方領域

Claims (6)

  1. 透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に設けられた吸収体とを有し、前後方向に所定の長さ及び前記前後方向に直交する幅方向に所定の幅を有する吸収性物品であって、
    装着時に装着者の股間に対応する股間対応領域において、前記幅方向の中央に、前記前後方向に沿って肉薄部が形成され、
    前記バックシートの、前記吸収体と反対側の面に、前記肉薄部の側方縁部に沿って、前記バックシートに止着可能な止着部が設けられており、
    前記股間対応領域が展開された幅広状態から、
    前記肉薄部の両側方縁部を互いに近付けることによって前記肉薄部に襞が形成され、前記襞が前記止着部によって止着された幅狭状態にすることができる、吸収性物品。
  2. 前記止着部は、メカニカルファスナーのフック材を備えている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記肉薄部内の領域に、前記肉薄部の前記側方縁部から離間して配置された掴み部が設けられている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記掴み部は、前記前後方向に不連続に配置されており、
    前記掴み部が配置された位置で、前記肉薄部の幅が広くなっている、請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収体に、前記肉薄部より前方及び/又は後方に、前記肉薄部から離れるほど前記幅方向外側に向かうスリット又は溝が形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に設けられた吸収体とを有し、前後方向に所定の長さ及び前記前後方向に直交する幅方向に所定の幅を有し、装着時に装着者の股間に対応する股間対応領域において、前記幅方向の中央に、前記前後方向に沿って肉薄部が形成され、前記バックシートの、前記吸収体と反対側の面に、前記肉薄部の側方縁部に沿って、前記バックシートに止着可能な止着部が設けられている吸収性物品の使用方法であって、
    前記股間対応領域が展開された幅広状態から、
    前記肉薄部の両側方縁部を互いに近付けることによって前記肉薄部に襞を形成し、
    前記襞が前記止着部によって止着して、幅狭状態にする、吸収性物品の使用方法。
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