JP2020047971A - 同期信号変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 GNSS信号の受信が困難な環境であっても、GNSSの基準時刻に同期したシステムを実現し、システム構築の自由度を増大させる同期信号変換装置を提供する。【解決手段】 放送波同期信号取得部11が、放送波から放送波時刻情報を取得し、タイミング調整部14が、GNSS信号を受信して基準タイミング信号を取得すると共に、当該タイミング信号を用いてGNSSの基準時刻と放送波時刻情報との差分であるオフセット値を算出し、同期信号変換部12が、当該オフセット値を用いて放送波時刻情報を補正して、GNSS基準時刻に同期した補正済み時刻情報を生成し、IMES信号送出部13が、補正済み時刻情報を含む航法メッセージを生成してIMES信号を受信側の基地局装置5に出力する同期信号変換装置としている。【選択図】 図2
Description
本発明は、移動体通信システムの基地局に取り付けられる同期信号変換装置に係り、特にGNSS信号を受信できない環境であってもGNSSに同期した時刻情報を利用したシステムを構築でき、システム構築の自由度を増大させることができる同期信号変換装置に関する。
[先行技術の説明]
CDMA(Code Division Multiple Access)方式やWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などのTDD(Time Division Duplex)方式の無線システム(既存の無線通信システム)では、基地局間の同期信号として外部クロックを利用している。
従来の基地局装置には、外部クロックとして、GPS(Global Positioning System;全球測位衛星システム)を含むGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星からの信号を受信して、同期信号を抽出したり、時間情報を抽出して同期信号として用いるものがある。
また、接続しているネットワークの同期信号を利用する場合もある。
CDMA(Code Division Multiple Access)方式やWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などのTDD(Time Division Duplex)方式の無線システム(既存の無線通信システム)では、基地局間の同期信号として外部クロックを利用している。
従来の基地局装置には、外部クロックとして、GPS(Global Positioning System;全球測位衛星システム)を含むGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星からの信号を受信して、同期信号を抽出したり、時間情報を抽出して同期信号として用いるものがある。
また、接続しているネットワークの同期信号を利用する場合もある。
[基地局装置の構成]
一般的な基地局装置の構成について図10,図11,図12を用いて説明する。図10,11,12は基地局装置の構成を示す概略説明図である。尚、図10〜12においては、同期信号取得に関する部分以外は省略している。
一般的な基地局装置の構成について図10,図11,図12を用いて説明する。図10,11,12は基地局装置の構成を示す概略説明図である。尚、図10〜12においては、同期信号取得に関する部分以外は省略している。
[基地局装置(1):図10]
基地局装置(1)について図10を用いて説明する。
図10に示すように、基地局装置(1)5′は、GNSS信号を受信するGNSSアンテナ50と、GNSS信号を復調するGNSS受信部53と、GNSS信号から同期信号を抽出するGNSS同期信号抽出部54とを備えている。
そして、基地局装置(1)5′では、GNSSアンテナ50でGNSS信号を受信して、GNSS受信部53がベースバンド信号に変換して復調し、GNSS同期抽出部54で同期信号を抽出して、基準クロック信号として装置各部に供給している。
基地局装置(1)について図10を用いて説明する。
図10に示すように、基地局装置(1)5′は、GNSS信号を受信するGNSSアンテナ50と、GNSS信号を復調するGNSS受信部53と、GNSS信号から同期信号を抽出するGNSS同期信号抽出部54とを備えている。
そして、基地局装置(1)5′では、GNSSアンテナ50でGNSS信号を受信して、GNSS受信部53がベースバンド信号に変換して復調し、GNSS同期抽出部54で同期信号を抽出して、基準クロック信号として装置各部に供給している。
[基地局装置(2):図11]
基地局装置(2)について図11を用いて説明する。
図10に示すように、IEEE1588などに準拠するネットワークに接続するネットワークインタフェース61と、ネットワーク信号から同期信号を抽出するネットワーク同期信号抽出部62とを備えている。
そして、基地局装置(2)6では、ネットワークインタフェース61でIEEE1588などに準拠するネットワーク信号を入力し、ネットワーク同期信号抽出部62で同期信号を抽出して、基準クロック信号として装置各部に供給している。
基地局装置(2)について図11を用いて説明する。
図10に示すように、IEEE1588などに準拠するネットワークに接続するネットワークインタフェース61と、ネットワーク信号から同期信号を抽出するネットワーク同期信号抽出部62とを備えている。
そして、基地局装置(2)6では、ネットワークインタフェース61でIEEE1588などに準拠するネットワーク信号を入力し、ネットワーク同期信号抽出部62で同期信号を抽出して、基準クロック信号として装置各部に供給している。
[基地局装置(3):図12]
基地局装置(3)について図12を用いて説明する。
図12に示すように、基地局装置(3)7は、コヒーレントなクロック(周波数が一定のクロック)及びタイミングパルスを入力するPPSインタフェース71と、クロック及びタイミングパルスから基準クロック信号を生成するPPSタイミング生成部72とを備えている。
そして、基地局装置(3)7では、PPSインタフェース71でコヒーレントなクロックとタイミングパルスとを入力し、PPSタイミング生成部72で基準クロック信号を生成して、各部に供給している。
基地局装置(3)について図12を用いて説明する。
図12に示すように、基地局装置(3)7は、コヒーレントなクロック(周波数が一定のクロック)及びタイミングパルスを入力するPPSインタフェース71と、クロック及びタイミングパルスから基準クロック信号を生成するPPSタイミング生成部72とを備えている。
そして、基地局装置(3)7では、PPSインタフェース71でコヒーレントなクロックとタイミングパルスとを入力し、PPSタイミング生成部72で基準クロック信号を生成して、各部に供給している。
[放送信号の時刻情報]
また、放送局から送信されている地上波デジタル放送(ISDB−T;Integrated Service Digital Broadcasting-Terrestrial)や衛星放送の放送波には、時刻情報が含まれている。
地上波デジタル放送では、高い精度での時刻同期が必要なため、ネットワーク経由でUTC(Coordinated Universal Time;協定世界時)基準の時刻同期やGNSS同期で運用されている。
また、衛星放送では、放送衛星と地上局との同期が必要であるため、周波数精度の高いRb(ルビジウム)発振器やCs(セシウム)発振器を用いて、高い精度での放送伝送信号の周波数同期を確立している。
また、放送局から送信されている地上波デジタル放送(ISDB−T;Integrated Service Digital Broadcasting-Terrestrial)や衛星放送の放送波には、時刻情報が含まれている。
地上波デジタル放送では、高い精度での時刻同期が必要なため、ネットワーク経由でUTC(Coordinated Universal Time;協定世界時)基準の時刻同期やGNSS同期で運用されている。
また、衛星放送では、放送衛星と地上局との同期が必要であるため、周波数精度の高いRb(ルビジウム)発振器やCs(セシウム)発振器を用いて、高い精度での放送伝送信号の周波数同期を確立している。
そして、GNSS信号が受信できない屋内や、干渉を受ける環境、あるいはIEEE1588などに準拠するネットワークに接続できない環境においても、地上波デジタル放送は受信できることが多い。
但し、放送波の時刻情報には、放送局毎のクロック精度の違いや、伝搬による受信タイミングのゆらぎが発生することがある。
但し、放送波の時刻情報には、放送局毎のクロック精度の違いや、伝搬による受信タイミングのゆらぎが発生することがある。
[通信システムの時刻情報]
また、TDD方式を用いる既存(例えば3GPP;Third Generation Partnership Project)の無線通信システムにおいて、基地局から端末に送信されている報知情報には、時刻同期の情報が含まれており、基地局装置では、GNSS信号の代替として他の基地局からの報知情報を用いて同期信号を生成する場合がある。
また、TDD方式を用いる既存(例えば3GPP;Third Generation Partnership Project)の無線通信システムにおいて、基地局から端末に送信されている報知情報には、時刻同期の情報が含まれており、基地局装置では、GNSS信号の代替として他の基地局からの報知情報を用いて同期信号を生成する場合がある。
[IMES]
また、屋内測位を行う技術として、IMES(Indoor MEssaging System)がある。
IMES送信機は、GPS等のGNSS衛星の軌道情報が含まれる航法メッセージを、緯度・経度・高さ及びフロア情報に置き換えて、GNSS信号と同等の信号で送信する。
IMESメッセージでは、フロア階を情報に加えることで、建物の中にいる歩行者等の3次元位置を確定できる。
また、屋内測位を行う技術として、IMES(Indoor MEssaging System)がある。
IMES送信機は、GPS等のGNSS衛星の軌道情報が含まれる航法メッセージを、緯度・経度・高さ及びフロア情報に置き換えて、GNSS信号と同等の信号で送信する。
IMESメッセージでは、フロア階を情報に加えることで、建物の中にいる歩行者等の3次元位置を確定できる。
IMESは、信号構造、中心周波数、変調方式,チップレート、データレート、偏波(RHCP)等はGPSと同等である。周波数は8.2kHzだけずれているが、GPSと同じ受信機で受信復調できるものである。
また、IMES信号は、GNSS衛星と同様のPRN(Pseudorandom noise codes;拡散符号)番号が付されているので、GNSS受信機では、IMES信号を補足して位置情報等を取得することができる。
更に、IMESでは位置情報そのものを送信するので、受信側の装置における距離の計測が不要になり、送信側の時刻同期も不要になる。
また、IMES信号は、GNSS衛星と同様のPRN(Pseudorandom noise codes;拡散符号)番号が付されているので、GNSS受信機では、IMES信号を補足して位置情報等を取得することができる。
更に、IMESでは位置情報そのものを送信するので、受信側の装置における距離の計測が不要になり、送信側の時刻同期も不要になる。
[関連技術]
尚、同期信号変換装置の従来技術としては、特開2016−39514号公報「同期信号変換装置」(特許文献1)、国際公開第2016/194518号「同期信号変換装置」がある。
尚、同期信号変換装置の従来技術としては、特開2016−39514号公報「同期信号変換装置」(特許文献1)、国際公開第2016/194518号「同期信号変換装置」がある。
特許文献1には、受信した放送波から放送波同期信号を取得して、疑似的なGPS信号の同期信号に変換し、当該変換された同期信号を含む疑似的なGPS受信信号を生成してGPS受信部を備えた基地局装置に出力し、基地局装置に基準クロックを生成させる同期信号変換装置が記載されている。
また、特許文献2には、放送波から同期信号を取得して、UTC又はGNSS時刻からのオフセット値を計測して、当該オフセット値で放送波からの同期信号を補正し、それを疑似的なGNSS受信信号に変換してGNSS受信機を備えた基地局装置に出力する同期信号変換装置が記載されている。
しかしながら、特許文献1及び2のように疑似的なGNSS受信信号を生成してGNSS受信機を備えた基地局装置に出力する場合、GNSS受信機の抑制機能が働き、疑似GNSS受信信号を異常衛星からの信号であると判断して、動作を停止してしまうことがあり、基準クロックを生成できない場合があるという問題点があった。
尚、特許文献1には、放送波の時刻情報を入力し、当該時刻情報とUTCとのオフセットを算出して時刻情報を補正し、GNSSに同期した正確な時刻情報を含むIMES信号に変換して基地局装置に出力することは記載されていない。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたもので、GNSS信号やネットワーク信号を受信できない環境であっても、GNSSに同期した時刻情報を利用したシステムを構築でき、システム構築の自由度を増大させることができる同期信号変換装置を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、無線通信システムの基地局装置の受信機に接続される同期信号変換装置であって、放送波を受信して、放送波から放送波時刻情報を取得する放送波同期信号取得部と、基準時刻の情報を有する信号を受信して、当該信号から基準タイミング信号を取得し、基準タイミング信号に基づいて、放送波時刻情報と基準時刻との差分をオフセット値として算出するタイミング調整部と、放送波時刻情報からオフセット値を減算して、補正済み時刻情報を出力する同期信号変換部と、補正済み時刻情報を含むIMES信号を生成して基地局装置に出力するIMES信号送出部とを備えたことを特徴としている。
また、本発明は、上記同期信号変換装置において、同期信号変換部が、放送波時刻情報が入力されると、カウンタ値を放送波時刻情報に合わせて更新する自走式の内部カウンタと、内部カウンタからのカウンタ値からオフセット値を減算する減算部とを備え、タイミング調整部が、基準時刻の情報を有する信号を受信して、基準タイミング信号を取得して出力する受信部と、基準タイミング信号に同期して内部カウンタからカウンタ値を取得して、カウンタ値の1秒未満の値に基づいてオフセット値を算出するオフセット変換部と、算出されたオフセット値を記憶して、減算部に出力するメモリ部とを備えたことを特徴としている。
また、本発明は、上記同期信号変換装置において、基準時刻の情報を有する信号が、GNSS信号であることを特徴としている。
また、本発明は、上記同期信号変換装置において、基準時刻の情報を有する信号が、日本標準時の信号、協定世界時に同期したパルス信号、3GPPの無線通信システムの信号、又はIEEE1588に準拠したネットワーク信号であることを特徴としている。
また、本発明は、無線通信システムの基地局装置の受信機に接続される同期信号変換装置における同期信号変換方法であって、放送波同期信号取得部が、放送波を受信して、放送波から放送波時刻情報を取得し、タイミング調整部が、基準時刻の情報を有する信号を受信して、当該信号から基準タイミング信号を取得し、基準タイミング信号に基づいて放送波時刻情報と基準時刻との差分をオフセット値として算出し、同期信号変換部が、放送波時刻情報からオフセット値を減算して、補正済み時刻情報を出力し、IMES信号送出部が、補正済み時刻情報を含むIMES信号を生成して基地局装置に出力することを特徴としている。
本発明によれば、無線通信システムの基地局装置の受信機に接続される同期信号変換装置であって、放送波を受信して、放送波から放送波時刻情報を取得する放送波同期信号取得部と、基準時刻の情報を有する信号を受信して、当該信号から基準タイミング信号を取得し、基準タイミング信号に基づいて、放送波時刻情報と基準時刻との差分をオフセット値として算出するタイミング調整部と、放送波時刻情報からオフセット値を減算して、補正済み時刻情報を出力する同期信号変換部と、補正済み時刻情報を含むIMES信号を生成して基地局装置に出力するIMES信号送出部とを備えた同期信号変換装置としているので、基地局装置が、基準時刻の情報を有する信号を受信できない環境に設置される場合でも、本同期信号変換装置からのIMES信号に基づいてGNSS等の基準時刻を取得して基準クロックを生成し、GNSS等の基準時刻に同期した通信システムを実現でき、システム構築の自由度を増大させることができる効果がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る同期信号変換装置(本同期信号変換装置)は、GNSS信号を受信して基準となるタイミング信号(基準タイミング信号)を取得すると共に、放送波から取得した時刻情報を、当該タイミング信号を用いて補正することによりGNSS信号の基準時刻に同期した時刻情報とし、当該時刻情報を含むIMES信号を生成して、IMES受信部を備えた受信側装置(例えば基地局装置)に出力するものであり、基地局装置がGNSS信号を受信できない環境に設置されていても、IMES信号に基づいてGNSSの基準時刻に同期した同期信号を生成して通信システムを実現でき、システム構築の自由度を増大させることができるものである。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る同期信号変換装置(本同期信号変換装置)は、GNSS信号を受信して基準となるタイミング信号(基準タイミング信号)を取得すると共に、放送波から取得した時刻情報を、当該タイミング信号を用いて補正することによりGNSS信号の基準時刻に同期した時刻情報とし、当該時刻情報を含むIMES信号を生成して、IMES受信部を備えた受信側装置(例えば基地局装置)に出力するものであり、基地局装置がGNSS信号を受信できない環境に設置されていても、IMES信号に基づいてGNSSの基準時刻に同期した同期信号を生成して通信システムを実現でき、システム構築の自由度を増大させることができるものである。
また、本同期信号変換装置は、放送波から取得した時刻情報を補正するための基準となるタイミング信号を、IEEE1588に準拠したネットワーク信号や、3GPP(Third Generation Partnership Project)の無線通信システムの報知情報や、JJY(日本標準時を示す)信号から取得するようにしており、設置される環境等に応じて適切な信号を利用可能とし、システム構築の自由度を増大させることができるものである。
特に、本同期信号変換装置では、従来のように、所望の位置を算出させるための疑似GNSS信号を生成して基地局等の受信側装置に出力して、受信側の装置で当該疑似GNSS信号に基づいて位置を算出させるのではなく、所望の位置座標や正確な時刻情報をIMSS信号に含めて送信することで、受信側装置で確実に正確な時刻情報に基づいた同期信号を生成する共に、所望の位置情報を設定できるようにしている。
尚、近年、IMES受信機を備えた機器が増えている。また、IMES信号は、GPSと同等の信号形式であるため、GPS受信機でも受信可能である。
[本同期信号変換装置と基地局装置との接続:図1]
図1は、本同期信号変換装置と基地局装置との接続を示す説明図である。
本同期信号変換装置1は、図1に示すように、IMES受信部51を備えた基地局装置5に接続されて用いられ、基地局装置5に正確な時刻情報を含むIMES信号を供給するものである。
図1は、本同期信号変換装置と基地局装置との接続を示す説明図である。
本同期信号変換装置1は、図1に示すように、IMES受信部51を備えた基地局装置5に接続されて用いられ、基地局装置5に正確な時刻情報を含むIMES信号を供給するものである。
具体的には、本同期信号変換装置1は、放送波に含まれる時刻情報を取得して、当該時刻情報を、例えばGNSSの基準タイミング信号で補正して、GNSSの基準時刻に同期した正確な時刻情報(補正済時刻情報)に変換し、当該補正済時刻情報を含むIMES信号を生成して、基地局装置5に出力するものである。
基地局装置5は、IMES受信部51と、IMES同期信号抽出部52とを備えている。
そして、基地局装置5では、IMES受信部51が、本同期信号変換装置1からのIMES信号を受信して復調し、IMES同期信号抽出部52が、復調されたIMES信号から同期信号を抽出してそれに基づいて基準クロックを生成し、装置各部に供給する。
IMES受信部51は、請求項に記載した受信機に相当している。
尚、図1では、同期信号取得に関する部分のみを示し、他の構成部分は省略している。
そして、基地局装置5では、IMES受信部51が、本同期信号変換装置1からのIMES信号を受信して復調し、IMES同期信号抽出部52が、復調されたIMES信号から同期信号を抽出してそれに基づいて基準クロックを生成し、装置各部に供給する。
IMES受信部51は、請求項に記載した受信機に相当している。
尚、図1では、同期信号取得に関する部分のみを示し、他の構成部分は省略している。
[本同期信号変換装置の構成:図2]
本同期信号変換装置の構成について図2を用いて説明する。図2は、本同期信号変換装置の構成ブロック図である。
図2に示すように、本同期信号変換装置1は、放送波受信アンテナ10と、放送波同期信号取得部11と、同期信号変換部12と、IMES信号送出部13と、タイミング調整部14とを備えている。
本同期信号変換装置の構成について図2を用いて説明する。図2は、本同期信号変換装置の構成ブロック図である。
図2に示すように、本同期信号変換装置1は、放送波受信アンテナ10と、放送波同期信号取得部11と、同期信号変換部12と、IMES信号送出部13と、タイミング調整部14とを備えている。
本同期信号変換装置1の各部について説明する。
放送波受信アンテナ10は、放送局からの放送波を受信するアンテナである。
放送波同期信号取得部11は、放送波受信アンテナ10で受信した放送波に含まれる時刻情報を抽出して、同期信号変換部12に出力する。
上述したように、放送波に含まれる時刻情報は、クロック精度の違いや電波伝搬による受信タイミングのゆらぎによる誤差を含んでおり、GNSSの基準時刻とは同期していない。
放送波受信アンテナ10は、放送局からの放送波を受信するアンテナである。
放送波同期信号取得部11は、放送波受信アンテナ10で受信した放送波に含まれる時刻情報を抽出して、同期信号変換部12に出力する。
上述したように、放送波に含まれる時刻情報は、クロック精度の違いや電波伝搬による受信タイミングのゆらぎによる誤差を含んでおり、GNSSの基準時刻とは同期していない。
ここで、本同期信号変換装置1が利用する放送波としては、地上波デジタル放送の放送波と、衛星放送の放送波とがあり、放送波同期信号取得部11は、地上波デジタル放送の受信手段と、衛星放送の受信手段のいずれか一方、又は両方を備えている。
両方を備えている場合には、放送波同期信号取得部11は、本同期信号変換装置1が設置されている環境に応じて、地上波デジタル放送又は衛星放送のいずれの放送波を選択して受信するよう設定される。
両方を備えている場合には、放送波同期信号取得部11は、本同期信号変換装置1が設置されている環境に応じて、地上波デジタル放送又は衛星放送のいずれの放送波を選択して受信するよう設定される。
同期信号変換部12は、後述するオフセット値を用いて、放送波から取得した時刻情報(放送波時刻情報)をGNSS等の基準時刻に合わせて補正し、補正済み時刻情報をIMES信号送出部13に出力する。
また、同期信号変換部12は、放送波時刻情報に一致するカウンタ値をタイミング調整部14に出力する。
また、同期信号変換部12は、放送波時刻情報に一致するカウンタ値をタイミング調整部14に出力する。
タイミング調整部14は、GNSS信号等を受信して基準タイミング信号を取得して、放送波時刻情報をGNSS等の基準時刻に合わせるオフセット値を生成し、同期信号変換部12に出力する。
基準タイミング信号の信号源としては、GNSS信号の他、3GPPの無線通信システムの信号、JJY信号、IEEE1588等に準拠したネットワーク信号などがある。
同期信号変換部12及びタイミング調整部14の構成及び動作については、後述する。
基準タイミング信号の信号源としては、GNSS信号の他、3GPPの無線通信システムの信号、JJY信号、IEEE1588等に準拠したネットワーク信号などがある。
同期信号変換部12及びタイミング調整部14の構成及び動作については、後述する。
IMES信号送出部13は、同期信号変換部12から出力される補正済み時刻情報を含むIMES信号を生成して、基地局装置5に出力する。
尚、IMES信号送出部13に、基地局装置5に取得させたい緯度経度の情報やフロア情報等を記憶させておき、これらの情報を含むIMES信号を生成することが可能である。
尚、IMES信号送出部13に、基地局装置5に取得させたい緯度経度の情報やフロア情報等を記憶させておき、これらの情報を含むIMES信号を生成することが可能である。
[GNSS信号を用いたタイミング調整部14の構成:図3]
ここで、タイミング調整部14の構成について図3を用いて説明する。図3は、GNSS信号を用いたタイミング調整部の構成を示す構成ブロック図である。
図3に示すように、タイミング調整部14は、GNSSアンテナ20と、アンテナ検出部21と、GNSS受信部22と、オフセット変換部23と、メモリ部24とを備えている。
ここで、タイミング調整部14の構成について図3を用いて説明する。図3は、GNSS信号を用いたタイミング調整部の構成を示す構成ブロック図である。
図3に示すように、タイミング調整部14は、GNSSアンテナ20と、アンテナ検出部21と、GNSS受信部22と、オフセット変換部23と、メモリ部24とを備えている。
GNSSアンテナ20は、GNSS信号を受信して、アンテナ検出部21とGNSS受信部22に出力する。
アンテナ検出部21は、GNSS信号の有無を検出して、GNSS受信部22にタイミングパルス生成の動作を指示する信号(「有効」を示す信号)を出力して、GNSS受信部22の動作を開始させる。
アンテナ検出部21は、GNSS信号の有無を検出して、GNSS受信部22にタイミングパルス生成の動作を指示する信号(「有効」を示す信号)を出力して、GNSS受信部22の動作を開始させる。
尚、アンテナ検出部21は、基地局装置5の設置時にのみ「有効」を示す信号を出力し、例えば、起動から一定時間が経過すると、その後は「無効」を示す信号を出力して、GNSS受信部22の動作を停止させるようになっている。
これにより、GNSS受信部22は、無駄な動作を行わずに済み、消費電力を抑えることができるものである。
これにより、GNSS受信部22は、無駄な動作を行わずに済み、消費電力を抑えることができるものである。
GNSS受信部22は、アンテナ検出部21から「有効」を示す情報を入力すると、GNSS信号を受信して復調すると共に、GNSSの基準タイミング信号に同期したタイミンパルスを生成して、オフセット変換部23に出力する。
また、GNSS受信部22は、アンテナ検出部21から「無効」を示す信号を入力すると、タイミングパルスの出力を停止する。
基準タイミング信号及びタイミングパルスは、GNSSの基準時刻に同期した1PPS(Pulse Per Second)信号である。
また、GNSS受信部22は、アンテナ検出部21から「無効」を示す信号を入力すると、タイミングパルスの出力を停止する。
基準タイミング信号及びタイミングパルスは、GNSSの基準時刻に同期した1PPS(Pulse Per Second)信号である。
オフセット変換部23は、同期信号変換部12から入力される放送波時刻情報に一致したカウンタ値と、タイミングパルスとに基づいて、放送波時刻情報を補正するオフセット値を算出してメモリ部24に出力する。
この処理は、基地局装置5の設置時のみ行われ、その後はGNSS受信部22から基準タイミングパルスが入力されなくなるため、オフセット算出の処理も行われない。
この処理は、基地局装置5の設置時のみ行われ、その後はGNSS受信部22から基準タイミングパルスが入力されなくなるため、オフセット算出の処理も行われない。
メモリ部24は、不揮発性メモリで構成され、入力されたオフセット値を記憶し、同期信号変換部12に出力する。
放送波の時刻情報とGNSS信号の基準時刻との差分は変動しないと考えられるため、設置時に算出されてメモリ24に記憶されたオフセット値を継続して用いて放送波時刻情報の補正を行うようにしている。
放送波の時刻情報とGNSS信号の基準時刻との差分は変動しないと考えられるため、設置時に算出されてメモリ24に記憶されたオフセット値を継続して用いて放送波時刻情報の補正を行うようにしている。
[オフセット値の算出:図4]
次に、本同期信号変換装置におけるオフセット値の算出について図4を用いて説明する。図4は、オフセット値の算出方法を示す説明図である。
図4に示すように、オフセット値の算出は、同期信号変換部12とタイミング調整部14の動作によって行われる。
次に、本同期信号変換装置におけるオフセット値の算出について図4を用いて説明する。図4は、オフセット値の算出方法を示す説明図である。
図4に示すように、オフセット値の算出は、同期信号変換部12とタイミング調整部14の動作によって行われる。
同期信号変換部12は、内部カウンタ31と減算部32とを備えている。
内部カウンタ31は、VCXO(Voltage Controlled Crystal Oscillator;電圧制御発振器)やTCXO(Temperature Compensated Crystal Oscillator;温度補償水晶発振器)等を備えた自走式の時刻カウンタであり、放送波時刻情報が入力されると、カウンタ値を放送波時刻情報に合わせて更新(時刻補正)する。
内部カウンタ31は、VCXO(Voltage Controlled Crystal Oscillator;電圧制御発振器)やTCXO(Temperature Compensated Crystal Oscillator;温度補償水晶発振器)等を備えた自走式の時刻カウンタであり、放送波時刻情報が入力されると、カウンタ値を放送波時刻情報に合わせて更新(時刻補正)する。
減算部32は、内部カウンタ31から出力されるカウンタ値から、タイミング調整部14のメモリ部24から出力されるオフセット値を減算して、放送波時刻情報をGNSSの基準時刻に合わせるよう補正し、IMES信号送出部13に出力する。
タイミング調整部14は、上述したように、GNSS受信部22と、オフセット変換部23と、メモリ部24とを備えている。
オフセット値算出の動作について説明する。
放送波同期信号取得部11は放送波時刻情報を取得して、同期信号変換部12に出力する。
同期信号変換部12の内部カウンタ31は、放送波時刻情報が入力されると、カウンタ値を放送波時刻情報に合わせて時刻補正し、カウントを続けつつ、減算部32にカウント値を出力する。つまり、内部カウンタ31から出力されるカウンタ値は、放送波時刻情報に一致している。
放送波同期信号取得部11は放送波時刻情報を取得して、同期信号変換部12に出力する。
同期信号変換部12の内部カウンタ31は、放送波時刻情報が入力されると、カウンタ値を放送波時刻情報に合わせて時刻補正し、カウントを続けつつ、減算部32にカウント値を出力する。つまり、内部カウンタ31から出力されるカウンタ値は、放送波時刻情報に一致している。
タイミング調整部14のGNSS受信部22は、GNSS波を受信して基準タイミング信号として1PPS信号を取得し、タイミングパルスとしてオフセット変換部23に出力する。
オフセット変換部23は、基準タイミング信号に基づくタイミングパルスの立ち上がりに同期して、同期信号変換部12の内部カウンタ31からカウント値を取得する。
オフセット変換部23は、基準タイミング信号に基づくタイミングパルスの立ち上がりに同期して、同期信号変換部12の内部カウンタ31からカウント値を取得する。
ここで、放送波時刻情報がGNSS基準時刻に同期していれば、基準タイミング信号に同期して取得したカウント値の1秒未満の値は、0となるはずであるが、ずれがある場合には0にならない。
そこで、オフセット変換部23は、放送波時刻情報とGNSS基準時刻とのずれを無くすように、当該1秒未満の部分から放送波時刻情報を補正するオフセット値(補正値)を求め、内部に保持すると共に、メモリ部24に格納する。
そこで、オフセット変換部23は、放送波時刻情報とGNSS基準時刻とのずれを無くすように、当該1秒未満の部分から放送波時刻情報を補正するオフセット値(補正値)を求め、内部に保持すると共に、メモリ部24に格納する。
具体的には、放送波時刻情報はGNSS基準時刻に対して遅れているため、オフセット変換部23は、カウンタ値の1秒未満の値から1秒を減算して、オフセット値を算出する。つまり、オフセット値は負の値となる。
更に、オフセット変換部23は、算出したオフセット値について特定時間の時間平均処理を行って、メモリ部24に出力する。
そのため、オフセット変換部23は、オフセット値を特定個数保持しておき、当該特定個数のオフセット値について時間平均処理を行って、その結果をメモリ部24に格納する。
更に、オフセット変換部23は、算出したオフセット値について特定時間の時間平均処理を行って、メモリ部24に出力する。
そのため、オフセット変換部23は、オフセット値を特定個数保持しておき、当該特定個数のオフセット値について時間平均処理を行って、その結果をメモリ部24に格納する。
オフセット変換部23は、GNSS受信部22からタイミングパルスが入力されている間(アンテナ検出部21から「有効」を示す信号が出力されている間)は、オフセット値を算出してメモリ部24の値を更新する。
そして、減算部32において、内部カウンタ31からのカウンタ値から、メモリ部24に記憶されたオフセット値を減算する。放送波時刻情報がGNSSの基準時刻より遅れている場合には、負のオフセット値を減算することにより、放送波時刻情報を進めるように補正される。
これにより、放送波時刻情報がGNSSの基準時刻に同期するよう補正され、補正された時刻情報(補正済み時刻情報)がIMES信号送出部13に出力される。
これにより、放送波時刻情報がGNSSの基準時刻に同期するよう補正され、補正された時刻情報(補正済み時刻情報)がIMES信号送出部13に出力される。
上述したように、アンテナ検出部21を設けたことにより、オフセット値の算出の動作は基地局装置5の設置時に所定時間だけ行われ、設置後は、GNSS受信部22からのタイミングパルスが出力されなくなるため、オフセット値算出の動作は行われない。
設置後は、メモリ部24に記憶されたオフセット値を用いて減算部32で放送波時刻情報の補正を行って補正済み時刻情報を出力するようになっている。
設置後は、メモリ部24に記憶されたオフセット値を用いて減算部32で放送波時刻情報の補正を行って補正済み時刻情報を出力するようになっている。
尚、アンテナ検出部21からの「有効/無効」を示す信号に基づいて点灯/消灯するLEDを設けることにより、本同期信号変換装置の内部状態(オフセット算出の動作中/非動作中)を外部に報知できるものである。
これにより、基地局装置5の設置時には、一旦、本同期信号変換装置を基地局装置5の設置場所(例えば屋内)の近傍でGNSS信号を受信可能な位置(例えば屋外)に置いてオフセット値算出の処理を行わせ(LED点灯)、その後LEDが消灯してから本同期信号変換装置を屋内に持ち込むようにすればよい。
これにより、基地局装置5の設置時には、一旦、本同期信号変換装置を基地局装置5の設置場所(例えば屋内)の近傍でGNSS信号を受信可能な位置(例えば屋外)に置いてオフセット値算出の処理を行わせ(LED点灯)、その後LEDが消灯してから本同期信号変換装置を屋内に持ち込むようにすればよい。
[タイミング調整部の別の構成]
次に、タイミング調整部の別の構成について図5〜図8を用いて説明する。別の構成のタイミング調整部はいずれも、放送波時刻情報を、正確な基準タイミング信号を用いて補正するものであり、基準タイミング信号を取得する信号源が異なっている。
次に、タイミング調整部の別の構成について図5〜図8を用いて説明する。別の構成のタイミング調整部はいずれも、放送波時刻情報を、正確な基準タイミング信号を用いて補正するものであり、基準タイミング信号を取得する信号源が異なっている。
[3GPP信号を用いたタイミング調整部:図5]
図5は、3GPP信号を用いたタイミング調整部の構成を示す構成ブロック図である。
図5に示すように、3GPP信号を用いたタイミング調整部140は、3GPP受信アンテナ30で3GPPの無線通信システムの信号から報知情報を受信し、報知情報に含まれるフレーム番号(フレームタイミング)等の周期信号を取得する。
3GPP信号のフレームタイミングはGNSSの基準タイミングに同期している。
図5は、3GPP信号を用いたタイミング調整部の構成を示す構成ブロック図である。
図5に示すように、3GPP信号を用いたタイミング調整部140は、3GPP受信アンテナ30で3GPPの無線通信システムの信号から報知情報を受信し、報知情報に含まれるフレーム番号(フレームタイミング)等の周期信号を取得する。
3GPP信号のフレームタイミングはGNSSの基準タイミングに同期している。
アンテナ検出部31は、3GPP受信アンテナ30からの信号を監視して、3GPP信号を検出すると、「有効」を示す信号を3GPP受信部32に出力する。
3GPP受信部32は、「有効」を示す信号が入力されると、受信した3GPP信号を復調して報知情報からフレームタイミングを取得し、それに基づくタイミングパルスをオフセット変換部23に出力する。
オフセット変換部23は、図4に示したGNSS信号からの基準タイミング信号の代わりに、3GPP信号からのフレームタイミングに基づいて同期信号変換部12からのカウンタ値を取得し、オフセット値を算出して、メモリ部24に格納する。
3GPP受信部32は、「有効」を示す信号が入力されると、受信した3GPP信号を復調して報知情報からフレームタイミングを取得し、それに基づくタイミングパルスをオフセット変換部23に出力する。
オフセット変換部23は、図4に示したGNSS信号からの基準タイミング信号の代わりに、3GPP信号からのフレームタイミングに基づいて同期信号変換部12からのカウンタ値を取得し、オフセット値を算出して、メモリ部24に格納する。
アンテナ検出部31は、基地局装置5の設置時のみ「有効」を示す信号を3GPP受信部32に出力して、タイミングパルスを出力させる。これにより、設置時のみ、オフセット値の算出が行われ、その後はメモリ部24に記憶されたオフセット値を用いて放送波時刻情報の補正が行われる。
[JJY信号を用いたタイミング調整部:図6]
図6は、JJY信号を用いたタイミング調整部の構成を示す構成ブロック図である。
図6に示すように、タイミング調整部141は、特徴部分として、JJY信号を受信する受信アンテナ33と、アンテナ検出部34と、JJY受信部35とを備えている。尚、図6〜図8において、オフセット変換部23、メモリ部24、同期信号変換部12は、図4に示したタイミング調整部と同様であるため、説明は省略する。
図6は、JJY信号を用いたタイミング調整部の構成を示す構成ブロック図である。
図6に示すように、タイミング調整部141は、特徴部分として、JJY信号を受信する受信アンテナ33と、アンテナ検出部34と、JJY受信部35とを備えている。尚、図6〜図8において、オフセット変換部23、メモリ部24、同期信号変換部12は、図4に示したタイミング調整部と同様であるため、説明は省略する。
タイミング調整部141では、受信アンテナ33でJJY信号を受信し、アンテナ検出部34がJJY信号を検出すると、JJY受信部35に「有効」を示す信号を出力する。
JJY受信部35は、「有効」を示す信号を入力すると、受信したJJY信号に同期するタイミングパルスを生成して、オフセット変換部23に出力する。
アンテナ検出部34は、基地局装置5の設置時のみJJY信号が「有効」を示す信号を出力して、JJY受信部35を動作させるようになっている。
JJY受信部35は、「有効」を示す信号を入力すると、受信したJJY信号に同期するタイミングパルスを生成して、オフセット変換部23に出力する。
アンテナ検出部34は、基地局装置5の設置時のみJJY信号が「有効」を示す信号を出力して、JJY受信部35を動作させるようになっている。
[PPSパルスを用いたタイミング調整部:図7]
図7は、PPSパルスを用いたタイミング調整部の構成を示す構成ブロック図である。
図7に示すように、タイミング調整部142は、外部からUTCに正確に同期したPPSパルスを入力し、PPS検出部41は、PPSパルスを検出すると、「有効」を示す信号をPPS受信部42に出力する。
PPS受信部42は、「有効」を示す信号が入力されると、受信したPPSパルスに同期したタイミングパルスを生成して出力する。
タイミング調整部142においても、基地局5の設置時のみPPS検出部41がPPS受信部42に「有効」を示す信号を出力する。
図7は、PPSパルスを用いたタイミング調整部の構成を示す構成ブロック図である。
図7に示すように、タイミング調整部142は、外部からUTCに正確に同期したPPSパルスを入力し、PPS検出部41は、PPSパルスを検出すると、「有効」を示す信号をPPS受信部42に出力する。
PPS受信部42は、「有効」を示す信号が入力されると、受信したPPSパルスに同期したタイミングパルスを生成して出力する。
タイミング調整部142においても、基地局5の設置時のみPPS検出部41がPPS受信部42に「有効」を示す信号を出力する。
[ネットワーク信号を用いたタイミング調整部:図8]
図8は、ネットワーク信号を用いたタイミング調整部の構成を示す構成ブロック図である。
図8に示すように、タイミング調整部143は、IEEE1588等に準じたネットワーク信号からGNSSの基準時刻に同期した同期信号を取り出して利用する。
リンク検出部43は、ネットワーク信号を検出すると、ネットワークインタフェース44に「有効」を示す信号を出力し、ネットワークインタフェース44は、ネットワーク信号から同期信号を取得して、タイミングパルスを生成してオフセット変換部23に出力する。
タイミング調整部143でも、基地局装置5の設置時のみネットワークインタフェース44を「有効」にするようになっている。
図8は、ネットワーク信号を用いたタイミング調整部の構成を示す構成ブロック図である。
図8に示すように、タイミング調整部143は、IEEE1588等に準じたネットワーク信号からGNSSの基準時刻に同期した同期信号を取り出して利用する。
リンク検出部43は、ネットワーク信号を検出すると、ネットワークインタフェース44に「有効」を示す信号を出力し、ネットワークインタフェース44は、ネットワーク信号から同期信号を取得して、タイミングパルスを生成してオフセット変換部23に出力する。
タイミング調整部143でも、基地局装置5の設置時のみネットワークインタフェース44を「有効」にするようになっている。
[IMES航法メッセージの構成:図2,図9]
図2に示したように、タイミング調整部14で算出されたオフセット値に基づいて、同期信号変換部12で放送波時刻情報が補正されて、GNSSの基準時刻に同期した補正後の時刻情報(補正済み時刻情報)がIMES信号送出部13に出力される。
タイミング調整部14は、図5〜8に示したいずれの構成に変えてもよい。
図2に示したように、タイミング調整部14で算出されたオフセット値に基づいて、同期信号変換部12で放送波時刻情報が補正されて、GNSSの基準時刻に同期した補正後の時刻情報(補正済み時刻情報)がIMES信号送出部13に出力される。
タイミング調整部14は、図5〜8に示したいずれの構成に変えてもよい。
IMES信号送出部13では、補正済み時刻情報を含むIMES信号を生成する。
ここで、IMESの航法メッセージの構成について図9を用いて簡単に説明する。図9は、IMES航法メッセージの構成を示す説明図である。
IMESの航法メッセージは、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System;準天頂衛星システム)であり、そのメッセージ内容は可能な限りGPSと互換となるよう定義されている。
ここで、IMESの航法メッセージの構成について図9を用いて簡単に説明する。図9は、IMES航法メッセージの構成を示す説明図である。
IMESの航法メッセージは、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System;準天頂衛星システム)であり、そのメッセージ内容は可能な限りGPSと互換となるよう定義されている。
図9(a)に示すように、IMES航法メッセージは、50bps、1500ビットで1フレームが構成され、更に1フレームは5つのサブフレームが含まれる。つまり、1サブフレームの送信に6秒、1フレームの送信に30秒を要する。また、全ての航法メッセージを送信するには25フレームが必要である。
各サブフレームは30ビットずつのワードに分割されており、先頭には、TLM(telemetry)ワード、それに続いてHOW(handover)ワードが設けられている。
各サブフレームは30ビットずつのワードに分割されており、先頭には、TLM(telemetry)ワード、それに続いてHOW(handover)ワードが設けられている。
TLMワードとHOWワードについて簡単に説明する。
図9(b)に示すように、TLMワードは、プリアンブルと、TLMメッセージと、誤り訂正用のパリティを含み、各サブフレームの先頭を示すと共に同期用の情報を含んでいる。
図9(b)に示すように、TLMワードは、プリアンブルと、TLMメッセージと、誤り訂正用のパリティを含み、各サブフレームの先頭を示すと共に同期用の情報を含んでいる。
HOWワードは、TOW(Time-Of-Week)−Count Message(truncated)やパリティを含む。
IMESでは、GPSと互換の時刻の定義を用いているため、GPSにおける時刻管理について簡単に説明する。
GPSにおける時刻は1週間を単位として管理されている(Z−Count)。
Z−Countは、29bitsのバイナリデータで、上位10bitsが週番号(GPS週:0〜1023)、下位19bitsが1.5秒単位で表した週内秒(Time-Of-Week;0〜403,199:1LSB=1.5sec)となっている。
週内秒は、毎週日曜日の午前0時0分0秒にリセットされる。
IMESでは、GPSと互換の時刻の定義を用いているため、GPSにおける時刻管理について簡単に説明する。
GPSにおける時刻は1週間を単位として管理されている(Z−Count)。
Z−Countは、29bitsのバイナリデータで、上位10bitsが週番号(GPS週:0〜1023)、下位19bitsが1.5秒単位で表した週内秒(Time-Of-Week;0〜403,199:1LSB=1.5sec)となっている。
週内秒は、毎週日曜日の午前0時0分0秒にリセットされる。
そして、図9(b)に示すように、IMESのHOWワードには、17bitsの6秒単位で週内秒を表した数値であるTruncated TOW−Count(0〜100,799)が含まれる(週番号を含まない)。Truncated TOWは、次のサブフレームの時刻を示す値である。
Truncated TOW−Countは、航法メッセージに含まれる最も粗い時間目盛りであり、一般の多くのGPS受信機でも時間目盛りとして利用されている。
Truncated TOW−Countは、航法メッセージに含まれる最も粗い時間目盛りであり、一般の多くのGPS受信機でも時間目盛りとして利用されている。
つまり、本同期信号変換装置1のIMES信号送出部13は同期信号変換部12から出力される補正済みの時刻情報を、17bits のTruncated TOW−Countの値に変換して、サブフレームのHOWワードに書き込む。
それと共に、IMES信号送出部13は、TLMや各サブフレームを構成するワードに適切な情報を書き込んで、図9(a)に示したようなIMESの航法メッセージを生成して、IMES信号として基地局装置5に出力する。
時刻情報以外の必要な情報は、予めIMES信号送出部13に記憶されている。
それと共に、IMES信号送出部13は、TLMや各サブフレームを構成するワードに適切な情報を書き込んで、図9(a)に示したようなIMESの航法メッセージを生成して、IMES信号として基地局装置5に出力する。
時刻情報以外の必要な情報は、予めIMES信号送出部13に記憶されている。
これにより、受信側の基地局装置5では、受信したIMES信号のHOWワードから、GNSSに同期した正確な時刻情報を得ることができ、それに基づいて基準クロックを生成して利用することができるものである。
[実施の形態の効果]
本実施の形態に係る同期信号変換装置によれば、放送波同期信号取得部11が、放送波から時刻情報(放送波時刻情報)を取得し、タイミング調整部14が、GNSS信号を受信して基準となるタイミング信号(基準タイミング信号)を取得すると共に、当該タイミング信号を用いてGNSSの基準時刻と放送波時刻情報との差分であるオフセット値を算出し、同期信号変換部12が、当該オフセット値で放送波時刻情報を補正して、GNSS基準時刻に同期した補正済み時刻情報を生成し、IMES信号送出部13が、補正済み時刻情報を含む航法メッセージを生成してIMES信号を受信側の基地局装置5に出力する同期信号変換装置としているので、基地局装置5は、GNSS信号を受信できない環境であっても、IMES信号を復調して時刻情報を取得することで、GNSS基準時刻に同期したクロックを生成して動作を行うことができ、無線通信システム構築の自由度を増大させることができる効果がある。
本実施の形態に係る同期信号変換装置によれば、放送波同期信号取得部11が、放送波から時刻情報(放送波時刻情報)を取得し、タイミング調整部14が、GNSS信号を受信して基準となるタイミング信号(基準タイミング信号)を取得すると共に、当該タイミング信号を用いてGNSSの基準時刻と放送波時刻情報との差分であるオフセット値を算出し、同期信号変換部12が、当該オフセット値で放送波時刻情報を補正して、GNSS基準時刻に同期した補正済み時刻情報を生成し、IMES信号送出部13が、補正済み時刻情報を含む航法メッセージを生成してIMES信号を受信側の基地局装置5に出力する同期信号変換装置としているので、基地局装置5は、GNSS信号を受信できない環境であっても、IMES信号を復調して時刻情報を取得することで、GNSS基準時刻に同期したクロックを生成して動作を行うことができ、無線通信システム構築の自由度を増大させることができる効果がある。
また、従来のように、疑似GNSS信号を生成して基地局装置に出力する構成では、疑似GNSS信号が、基地局装置のGNSS受信機において正常な衛星ではないと判定されて、時刻情報や位置情報の取得に失敗することがあったが、本同期信号変換装置によれば、GNSS受信機の性能や機能に左右されることなく、確実に時刻情報や位置情報を報知できる効果がある。
また、本同期信号変換装置によれば、タイミング調整部14に、基準タイミング信号を取得するGNSS受信部22と、GNSS受信部22の動作を有効又は無効に設定するアンテナ検出部21を設け、アンテナ検出部21が、基地局装置5の設置時のみGNSS受信部を有効とするようにしているので、設置完了後はオフセット値の算出処理を行わず、運用時の消費電力や処理の負荷を低減できる効果がある。
また、本同期信号変換装置によれば、タイミング調整部が、基準タイミング信号を取得する信号源として、IEEE1588等に準拠したネットワーク信号、3GPPの無線通信システムの信号、JJY信号、UTCに同期したPPS信号を利用するようにしているので、設置される環境等に応じて適切な信号を利用可能とし、システム構築の自由度を増大させることができる効果がある。
本発明は、特にGPS信号を受信できない地域であってもGPSに同期した時刻情報を利用したシステムを構築でき、システム構築の自由度を増大させることができる同期信号変換装置に適している。
1…同期信号変換装置、 5,5′,6,7…基地局装置、 11…放送波同期信号取得部、 12…同期信号変換部、 13…IMES信号送出部、 14,140,141,142,143…タイミング調整部、 20,50…GNSS受信アンテナ、 21…アンテナ検出部、 22…GNSS受信部、 23…オフセット変換部、 24…メモリ部、 30…受信アンテナ、 31…内部カウンタ、 32…減算部、 33,36…アンテナ検出部、 34…3GPP受信部、 35…JJY受信アンテナ、 37…JJY受信部、 41…PPS検出部、 42…PPS受信部、 43…リンク検出部、 44,61…ネットワークインタフェース、 51…IMES受信部、 52…IMES同期信号抽出部、 53…GNSS受信部、 54…GNSS同期信号抽出部、 62…ネットワーク同期信号抽出部、 71…PPSインタフェース、 72…PPSタイミング生成部
Claims (5)
- 無線通信システムの基地局装置の受信機に接続される同期信号変換装置であって、
放送波を受信して、前記放送波から放送波時刻情報を取得する放送波同期信号取得部と、
基準時刻の情報を有する信号を受信して、前記信号から基準タイミング信号を取得し、前記基準タイミング信号に基づいて、前記放送波時刻情報と前記基準時刻との差分をオフセット値として算出するタイミング調整部と、
前記放送波時刻情報から前記オフセット値を減算して、補正済み時刻情報を出力する同期信号変換部と、
前記補正済み時刻情報を含むIMES信号を生成して前記基地局装置に出力するIMES信号送出部とを備えたことを特徴とする同期信号変換装置。 - 同期信号変換部が、放送波時刻情報が入力されると、カウンタ値を前記放送波時刻情報に合わせて更新する自走式の内部カウンタと、
前記内部カウンタからのカウンタ値からオフセット値を減算する減算部とを備え、
タイミング調整部が、基準時刻の情報を有する信号を受信して、基準タイミング信号を取得して出力する受信部と、
前記基準タイミング信号に同期して前記内部カウンタからカウンタ値を取得して、前記カウンタ値の1秒未満の値に基づいてオフセット値を算出するオフセット変換部と、
前記算出されたオフセット値を記憶して、前記減算部に出力するメモリ部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の同期信号変換装置。 - 基準時刻の情報を有する信号が、GNSS信号であることを特徴とする請求項1又は2記載の同期信号変換装置。
- 基準時刻の情報を有する信号が、日本標準時の信号、協定世界時に同期したパルス信号、3GPPの無線通信システムの信号、又はIEEE1588に準拠したネットワーク信号であることを特徴とする請求項1又は2記載の同期信号変換装置。
- 無線通信システムの基地局装置の受信機に接続される同期信号変換装置における同期信号変換方法であって、
放送波同期信号取得部が、放送波を受信して、前記放送波から放送波時刻情報を取得し、
タイミング調整部が、基準時刻の情報を有する信号を受信して、前記信号から基準タイミング信号を取得し、前記基準タイミング信号に基づいて前記放送波時刻情報と前記基準時刻との差分をオフセット値として算出し、
同期信号変換部が、前記放送波時刻情報から前記オフセット値を減算して、補正済み時刻情報を出力し、
IMES信号送出部が、前記補正済み時刻情報を含むIMES信号を生成して前記基地局装置に出力することを特徴とする同期信号変換方法。
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