JP2020040526A - ステップ装置 - Google Patents

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将也 徳武
Masaya TOKUTAKE
将也 徳武
章司 山田
Shoji Yamada
章司 山田
哲郎 山口
Tetsuo Yamaguchi
哲郎 山口
吉宣 戸田
Yoshinobu Toda
吉宣 戸田
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Abstract

【課題】ステップ面の大きさを十分に確保し、且つステップをキャブの車幅方向外側面よりも車幅方向内側へ収納する。【解決手段】ステップ装置10は、固定ステップ11と傾動ステップ12とを備える。固定ステップ11は、上下方向と交叉する略板状に形成され、キャブの車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側に配置され、車体フレームに対して固定される。傾動ステップ12は、略板状に形成され、固定ステップ11の車幅方向外端部16にヒンジ17を介して傾動可能に支持され、固定ステップ11の下面に下方から重なる収納位置と、固定ステップ11の車幅方向外端部16から連続して車幅方向外側へ延びる展開位置との間を傾動可能である。展開位置の傾動ステップ12の上面12aは、固定ステップ11の上面11aとともに、乗員が乗降する際に足を載せることが可能な一つのステップ面40として機能する。【選択図】図4

Description

本開示は、車両のステップ装置に関する。
特許文献1には、ドアの下方の固定ステップと第1の可動ステップと第2の可動ステップとを備える車両が記載されている。第1及び第2の可動ステップは、キャブ側方へ水平に張り出す使用位置と、ステップ面がキャブ側面に沿う格納位置との間を上下方向へ回転自由に支持される。第1の可動ステップと第2の可動ステップを同期的に回動させるため、これらの間を連結するリンクが設けられる。そして、第1及び第2の可動ステップは、第1の可動ステップを上方へ回動すると、第2の可動ステップがこれに追従して上方へ回動し、第2の可動ステップがキャブの固定ステップを覆う格納位置で第1の可動ステップが第2の可動ステップとキャブ側面に沿う縦列に起立すると共に、第1の可動ステップを下方へ回動すると、第2の可動ステップがこれに追従して下方へ回動し、第2の可動ステップが水平に張り出す使用位置で第1の可動ステップが第2の可動ステップよりも大きく階段状に張り出すようになっている。
特開平8−156692号公報
特許文献1に記載の車両のステップでは、第1及び第2の可動ステップ(以下、単に可動ステップという。)は、ステップ面が水平な使用位置(展開位置)と、ステップ面が起立する格納位置(収納位置)との間を上下方向へ回転自由に支持される。このように、収納位置へ収納する可動ステップでは、可動ステップの大きさに応じた収納スペースを車両の側面部に確保する必要があるので、車両の側面部に確保可能な収納スペースの大きさが小さい場合には可動ステップも小さくなり、乗員が乗降する際に足を載せるステップ面の大きさを十分に確保できない可能性がある。
そこで、本開示は、ステップ面の大きさを十分に確保することができ、且つキャブの車幅方向外側面よりも車幅方向内側へ収納することが可能なステップ装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様のステップ装置は、ステップ本体とステップ展開部とを備える。ステップ本体は、キャブへ乗員が乗降する際に足を載せることが可能な上面を有し、キャブの車幅方向外側面よりも車幅方向内側に配置されて車体側に固定的に設けられる。ステップ展開部は、キャブの車幅方向外側面よりも車幅方向内側に収納される収納位置と、キャブの車幅方向外側面よりも車幅方向外側へ突出する展開位置との間を移動可能に車体側に支持される。収納位置のステップ展開部は、ステップ本体の上方又は下方に配置される。展開位置のステップ展開部は、ステップ本体の車幅方向外端部から連続して車幅方向外側へ延びる。展開位置のステップ展開部の上面は、ステップ本体の上面の車幅方向外側に位置し、ステップ本体の上面とともに、乗員が乗降する際に足を載せることが可能な一つのステップ面として機能する。
上記構成では、展開位置のステップ展開部の上面は、ステップ本体の上面の車幅方向外側に位置し、ステップ本体の上面とともに、乗員が乗降する際に足を載せることが可能な一つのステップ面として機能する。このように、キャブの車幅方向外側面よりも車幅方向外側へ突出する展開位置のステップ展開部の上面に加えて、キャブの車幅方向外側面よりも車幅方向内側のステップ本体の上面もステップ面として機能するので、ステップ展開部の大きさを十分に確保することが難しい場合であっても、乗員が乗降する際に足を載せることが可能なステップ面の広さ(車幅方向の長さ)をステップ本体及びステップ展開部の双方によって十分に確保することができる。
また、収納位置のステップ展開部は、キャブの車幅方向外側面よりも車幅方向内側に収納されるので、車両の走行時等にステップ展開部を収納位置に配置するなどして、車両の車幅方向の長さを抑えることができる。
従って、ステップ面の大きさを十分に確保することができ、且つステップ展開部をキャブの車幅方向外側面よりも車幅方向内側へ収納することができる。
また、展開位置のステップ展開部はキャブの車幅方向外側面よりも車幅方向外側へ突出するので、乗員がキャブから降りる際に、乗員がステップ展開部を目視し易くなり、ステップ展開部の位置を確認しながらステップ展開部を踏むことができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様のステップ装置であって、ステップ本体及びステップ展開部が、板状に形成され、収納位置のステップ展開部が、ステップ本体に対して上方又は下方から重なる。
上記構成では、ステップ本体及びステップ展開部が板状に形成され、収納位置のステップ展開部がステップ本体に対して上方又は下方から重なるので、ステップ展開部を収納した状態でのステップ本体及びステップ展開部の上下方向の長さを小さく抑えることができ、ステップ展開部をコンパクトに収納することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1の態様または上記第2の態様のステップ装置であって、アクチュエータを備える。アクチュエータは、ステップ展開部を収納位置と展開位置との間で移動させる。
上記構成では、ステップ展開部を収納位置と展開位置との間で移動させるアクチュエータを備えるので、ステップ展開部の展開時及び収納時にステップ展開部を手動で移動させる必要がなく、ステップ展開部の展開及び収納を容易に行うことができる。
本発明の第4の態様は、上記第3の態様のステップ装置であって、ドア開閉検知手段と制御手段とを備える。ドア開閉検知手段は、キャブのドアの開閉を検知する。制御手段は、ドア開閉検知手段が検知するドアの開閉に応じてアクチュエータを制御する。制御手段は、ドア開閉検知手段がドアの開状態を検知した場合には、ステップ展開部を展開位置へ移動させるようにアクチュエータを制御し、ドア開閉検知手段がドアの閉状態を検知した場合には、ステップ展開部を収納位置へ移動させるようにアクチュエータを制御する。
上記構成では、制御手段は、ドア開閉検知手段がドアの開状態を検知した場合には、ステップ展開部を展開位置へ移動させるようにアクチュエータを制御し、ドア開閉検知手段がドアの閉状態を検知した場合には、ステップ展開部を収納位置へ移動させるようにアクチュエータを制御する。このため、乗員がドアを開けた際にステップ展開部を展開してステップ面を広く確保することができ、乗員がドアを閉めた際にステップ展開部を収納することができる。
本開示によれば、ステップ面の大きさを十分に確保することができ、且つステップをキャブの車幅方向外側面よりも車幅方向内側へ収納することができる。
本発明の第1実施形態に係るステップ装置を備える車両の前部の側面図である。 収納状態のステップ装置の斜視図である。 展開状態のステップ装置の斜視図である。 ステップ装置の収納状態及び展開状態の説明図である。 ステップ装置のブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るステップ装置の説明図である。 本発明の第3実施形態に係るステップ装置の説明図である。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係るステップ装置10は、車室2が比較的高い場所に設けられるトラック等の車両1に適用される。車両1のキャブ5の車幅方向両側の外端部には、車室2への出入口となるドア開口3と、ドア開口3を開閉自在のサイドドア(ドア)4とが設けられる。
図1及び図5に示すように、ステップ装置10は、左右の固定ステップ(ステップ本体)11と、左右の傾動ステップ(ステップ展開部)12と、左右のアクチュエータ13と、左右のロック装置24と、左右のドア開閉センサ(ドア開閉検知手段)14と、コントローラ15とを備える。なお、固定ステップ11、傾動ステップ12、アクチュエータ13、ロック装置24、及びドア開閉センサ14は、キャブ5の左右に対称的に設けられ、略同様の構成を有するため、以下では左側について説明し、右側の説明を省略する。
図1〜図3に示すように、固定ステップ11は、上下方向と交叉する略板状に形成され、ドア開口3の下方に配置され、車体フレーム8(車体側)に対して固定される。車両1のドア開口3の下方には、キャブ5の車幅方向外側面5a(サイドドア4の車幅方向外側面)から車幅方向内側へ凹む凹部6が形成される。凹部6の内部には、ステップ空間7が区画される。固定ステップ11は、キャブ5の凹部6内に配置され、ステップ空間7の下方を区画する。すなわち、固定ステップ11は、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側に配置される。固定ステップ11の上面11aは、ステップ空間7に面しており、乗員がキャブ5の車室2へ乗降する際(以下、単に乗員が乗降する際という。)にステップ空間7に挿入した足を載せることが可能である。
図1〜図4に示すように、傾動ステップ12は、略板状に形成され、固定ステップ11の車幅方向外端部16にヒンジ17を介して傾動可能に支持される。すなわち、傾動ステップ12は、車体側に傾動可能に支持される。ヒンジ17は、固定ステップ11の車幅方向外端部16に沿って前後方向に直線状に延びる。傾動ステップ12は、ヒンジ17を軸として、固定ステップ11の下面に下方から重なる収納位置(図4の破線で示す位置)と、固定ステップ11の車幅方向外端部16から連続して車幅方向外側へ延びる展開位置(図4の実線で示す位置)との間を傾動可能である。傾動ステップ12が収納位置に位置する収納状態(図2及び図4(破線)参照)では、傾動ステップ12は、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側に収納される。傾動ステップ12が展開位置に位置する展開状態(図3及び図4(実線)参照)では、傾動ステップ12は、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向外側へ突出する。展開位置の傾動ステップ12の上面12aは、固定ステップ11の上面11aの車幅方向外側、且つ固定ステップ11の上面11aと略同じ高さ位置に位置する。展開位置の傾動ステップ12の上面12aは、固定ステップ11の上面11aとともに、乗員が乗降する際に足を載せることが可能な一つのステップ面40として機能する。
アクチュエータ13は、車体側に固定的に設けられ、傾動ステップ12に連結され、コントローラ15によって電気的に制御されて傾動ステップ12を収納位置と展開位置との間で移動させる。すなわち、アクチュエータ13は、傾動ステップ12を収納位置から展開位置へ移動可能であり、且つ展開位置から収納位置へ移動可能である。なお、アクチュエータ13は、電気によって駆動するモータ等であってもよいし、或いは、油圧や空気圧等の圧力によって駆動するシリンダ等であってもよい。
ロック装置24は、展開位置から収納位置側への傾動ステップ12の傾動を機械的に規制する。例えば、本実施形態では、傾動ステップ12側にギア(図示省略)を固定的に設け、車体側に展開方向へのギアの回転を許容するとともに収納方向へのギアの回転を規制するラッチ(図示省略)を設け、傾動ステップ12のギアに対する車体側のラッチの係合によって、展開位置から収納位置側への傾動ステップ12の傾動を規制する。これにより、展開位置に到達した傾動ステップ12は、展開位置に保持される。また、ロック装置24は、コントローラ15によって制御され、傾動ステップ12のギアに対する車体側のラッチの係合を解除可能である。傾動ステップ12のギアに対する車体側のラッチの係合が解除されると、展開位置から下方(収納方向)への傾動ステップ12の傾動が許容される。
図1及び図5に示すように、ドア開閉センサ14は、サイドドア4の開閉を検知するセンサであって、サイドドア4の状態(開状態及び閉状態)に関する情報をコントローラ15へ送信する。
図5に示すように、コントローラ15は、CPU(Central Processing Unit)25と記憶部26(RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)など)とによって構成される。CPU25は、記憶部26が記憶する各種プログラムを実行することにより、アクチュエータ制御部(制御手段)18、及びロック制御部19として機能する。記憶部26(RAM)は、ドア開閉センサ14から受信した情報の一時記憶領域やCPU25の演算結果の一時記憶領域等を有する。
アクチュエータ制御部18は、ドア開閉センサ14からの情報に基づいて、アクチュエータ13を制御する。アクチュエータ制御部18は、サイドドア4が開状態である場合には、傾動ステップ12を収納位置から展開位置へ移動させるようにアクチュエータ13を制御する。一方、アクチュエータ制御部18は、サイドドア4が閉状態である場合には、傾動ステップ12を展開位置から収納位置へ移動させるようにアクチュエータ13を制御する。
ロック制御部19は、ドア開閉センサ14からの情報に基づいて、ロック装置24を制御する。ロック制御部19は、サイドドア4が開状態から閉状態になった際に、傾動ステップ12が展開位置から収納位置へ到達するまで、傾動ステップ12のギアに対する車体側のラッチの係合を解除し、傾動ステップ12が収納位置へ到達すると、ロック装置24(ラッチ)への制御を停止する。
次に、サイドドア4の開閉と傾動ステップ12の動きについて説明する。乗員が乗降する際にサイドドア4を開けると、ドア開閉センサ14がサイドドア4の開状態を検知し、アクチュエータ制御部18が傾動ステップ12を収納位置から展開位置へ移動させるようにアクチュエータ13を制御する。傾動ステップ12は、収納位置から展開位置へ傾動して展開位置へ到達すると、ロック装置24によって展開位置に保持される。このように、乗員がサイドドア4を開けると、傾動ステップ12が展開状態となる。一方、乗員が乗降した後にサイドドア4を閉じると、ドア開閉センサ14がサイドドア4の閉状態を検知し、ロック制御部19が傾動ステップ12のギアに対する車体側のラッチの係合を解除し、アクチュエータ制御部18が傾動ステップ12を展開位置から収納位置へ移動させるようにアクチュエータ13を制御する。このように、乗員がサイドドア4を閉じると、傾動ステップ12が収納状態となる。
上記のように構成されたステップ装置10では、展開位置の傾動ステップ12の上面12aは、固定ステップ11の上面11aとともに、乗員が乗降する際に足を載せることが可能な一つのステップ面40として機能する。このように、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向外側へ突出する展開位置の傾動ステップ12の上面12aに加えて、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側の固定ステップ11の上面11aもステップ面40として機能するので、傾動ステップ12の大きさ(展開状態での車幅方向の長さ)を十分に確保することが難しい場合であっても、乗員が乗降する際に足を載せることが可能なステップ面40の広さを固定ステップ11及び傾動ステップ12の双方によって十分に確保することができる。
また、収納状態の傾動ステップ12は、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側に収納されるので、サイドドア4を閉状態にしたときの車両1の車幅方向の長さを抑えることができる。
従って、ステップ面40の大きさを十分に確保することができ、且つ傾動ステップ12をキャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側へ収納することができる。
また、展開位置の傾動ステップ12はキャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向外側へ突出するので、乗員がキャブ5から降りる際に、乗員が傾動ステップ12を目視し易くなり、傾動ステップ12の位置を確認しながら傾動ステップ12を踏むことができる。
また、固定ステップ11及び傾動ステップ12が板状に形成され、収納位置の傾動ステップ12が固定ステップ11に対して下方から重なるので、収納状態での固定ステップ11及び傾動ステップ12の上下方向の長さL(図4参照)を小さく抑えることができ、傾動ステップ12をコンパクトに収納することができる。
また、傾動ステップ12をアクチュエータ13によって移動させるので、傾動ステップ12の展開時及び収納時に傾動ステップ12を手動で移動させる必要がない。このため、傾動ステップ12の展開及び収納を容易に行うことができる。
また、コントローラ15のアクチュエータ制御部18は、乗員がサイドドア4を開けると、傾動ステップ12を展開位置へ移動させるようにアクチュエータ13を制御し、乗員がサイドドア4を閉じると、傾動ステップ12を収納位置へ移動させるようにアクチュエータ13を制御する。このため、乗員がドアを開けた際に自動的に傾動ステップ12を展開してステップ面40を広く確保することができ、乗員がドアを閉めた際に自動的に傾動ステップ12を収納することができる。
なお、本実施形態では、展開位置から収納位置側(収納方向)への傾動ステップ12の傾動を機械的に規制するロック装置24を設けたが、ロック装置24はこれに限定されるものではなく、展開位置から収納位置側への傾動ステップ12の傾動をコントローラ15によって電気的に制御するロック装置を設けてもよい。或いは、ロック装置を設けることなく、アクチュエータ13自体が展開位置から収納位置側への傾動ステップ12の傾動を規制してもよい。
また、本実施形態では、傾動ステップ12が固定ステップ11の下面に下方から重なる位置(図4の破線で示す位置)を傾動ステップ12の収納位置としたが、傾動ステップ12の収納位置はこれに限定されるものではなく、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側の位置であればよい。例えば、傾動ステップ12が固定ステップ11の上面に上方から重なる位置を傾動ステップ12の収納位置としてもよい。或いは、傾動ステップ12が固定ステップ11の車幅方向外端部16から垂下(または起立)する位置を収納位置としてもよい。
また、本実施形態では、固定ステップ11及び傾動ステップ12を板状に形成したが、固定ステップ11及び傾動ステップ12の形状はこれに限定されるものではない。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のステップ装置20は、スライドステップ21が車体側にスライド移動自在に支持される点で第1実施形態と相違する。なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、スライドステップ(ステップ展開部)21は、上下方向と交叉する略板状に形成され、固定ステップ11の下方の収納位置(図6に破線で示す位置)と、収納位置の車幅方向外側の展開位置(図6に実線で示す位置)との間を車幅方向にスライド移動自在に車体側に支持される。車体側には、スライドステップ21の前後の両端縁部をスライド移動自在に支持する前後のスライドレール(図示省略)が固定的に設けられる。収納位置のスライドステップ21は、固定ステップ11の下面に下方から重なる。展開位置のスライドステップ21は、固定ステップ11の車幅方向外端部16から連続して車幅方向外側へ延びる。収納状態のスライドステップ21は、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側に収納される。展開状態のスライドステップ21は、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向外側へ突出する。展開位置のスライドステップ21の上面21aは、固定ステップ11の上面11aの車幅方向外側、且つ固定ステップ11の上面11aよりも僅かに(固定ステップ11の板厚分だけ)下方に位置する。展開位置のスライドステップ21の上面21aは、固定ステップ11の上面11aとともに、乗員が乗降する際に足を載せることが可能な一つのステップ面23として機能する。
アクチュエータ22は、車体側に固定的に設けられ、スライドステップ21に連結され、コントローラ15によって電気的に制御されてスライドステップ21を収納位置と展開位置との間でスライド移動させる。すなわち、アクチュエータ22は、スライドステップ21を収納位置から展開位置へ移動可能であり、且つ展開位置から収納位置へ移動可能である。
図5に示すように、コントローラ15のアクチュエータ制御部18は、ドア開閉センサ14からの情報に基づいて、アクチュエータ22を制御する。アクチュエータ制御部18は、サイドドア4が開状態である場合には、スライドステップ21を収納位置から展開位置へ移動させるようにアクチュエータ22を制御する。一方、アクチュエータ制御部18は、サイドドア4が閉状態である場合には、スライドステップ21を展開位置から収納位置へ移動させるようにアクチュエータ22を制御する。
上記のように構成されたステップ装置20では、ステップ面23の大きさを十分に確保することができ、且つスライドステップ21をキャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側へ収納することができる。
また、スライドステップ21が、固定ステップ11の下方の収納位置と、収納位置の車幅方向外側の展開位置との間を車幅方向にスライド移動自在に車体側に支持される。このため、上記第1実施形態のように傾動ステップ12を傾動させる場合とは異なり、スライドステップ21を移動させるために必要なスペースの上下方向の長さをスライドステップ21の板厚分に抑えることができる。
なお、本実施形態では、スライドステップ21が固定ステップ11の下面に下方から重なる位置(図6の破線で示す位置)をスライドステップ21の収納位置としたが、スライドステップ21の収納位置はこれに限定されるものではなく、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側の位置であればよい。例えば、スライドステップ21が固定ステップ11の上面に上方から重なる位置をスライドステップ21の収納位置としてもよい。
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のステップ装置30は、回動ステップ31が上下方向に延びる軸32を中心として固定ステップ11に対して回転自在に支持される点で第1実施形態と相違する。なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、回動ステップ(ステップ展開部)31は、上下方向と交叉する略板状に形成され、上下方向に延びる軸32を介して固定ステップ11の車幅方向外端部16に回転自在に支持される。回動ステップ31は、軸32を中心として固定ステップ11の下方の収納位置(図7に破線で示す位置)と、収納位置の車幅方向外側の展開位置(図7に実線で示す位置)との間を回転移動可能である。収納位置の回動ステップ31は、固定ステップ11の下面に下方から重なる。展開位置の回動ステップ31は、固定ステップ11の車幅方向外端部16から連続して車幅方向外側へ延びる。収納状態の回動ステップ31は、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側に収納される。展開状態の回動ステップ31は、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向外側へ突出する。展開位置の回動ステップ31の上面31aは、固定ステップ11の上面11aの車幅方向外側、且つ固定ステップ11の上面11aよりも僅かに(固定ステップ11の板厚分だけ)下方に位置する。展開位置の回動ステップ31の上面31aは、固定ステップ11の上面11aとともに、乗員が乗降する際に足を載せることが可能な一つのステップ面34として機能する。
アクチュエータ33は、車体側に固定的に設けられ、回動ステップ31に連結され、コントローラ15によって電気的に制御されて回動ステップ31を収納位置と展開位置との間で回転移動させる。すなわち、アクチュエータ33は、回動ステップ31を収納位置から展開位置へ移動可能であり、且つ展開位置から収納位置へ移動可能である。
図5に示すように、コントローラ15のアクチュエータ制御部18は、ドア開閉センサ14からの情報に基づいて、アクチュエータ33を制御する。アクチュエータ制御部18は、サイドドア4が開状態である場合には、回動ステップ31を収納位置から展開位置へ移動させるようにアクチュエータ33を制御する。一方、アクチュエータ制御部18は、サイドドア4が閉状態である場合には、回動ステップ31を展開位置から収納位置へ移動させるようにアクチュエータ33を制御する。
上記のように構成されたステップ装置30では、ステップ面34の大きさを十分に確保することができ、且つ回動ステップ31をキャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側へ収納することができる。
なお、本実施形態では、回動ステップ31が固定ステップ11の下面に下方から重なる位置(図7の破線で示す位置)を回動ステップ31の収納位置としたが、回動ステップ31の収納位置はこれに限定されるものではなく、キャブ5の車幅方向外側面5aよりも車幅方向内側の位置であればよい。例えば、回動ステップ31が固定ステップ11の上面に上方から重なる位置を回動ステップ31の収納位置としてもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記第1〜上記第3実施形態では、ドア開閉センサ14が検知するサイドドア4の開閉に応じてアクチュエータ13,22,33を制御するアクチュエータ制御部18を設けたが、ドア開閉センサ14及びアクチュエータ制御部18を設けなくてもよい。例えば、アクチュエータ13,22,33への通電をON/OFF可能なスイッチ等を設け、当該スイッチを乗員が操作することによってアクチュエータ13,22,33を作動してもよい。この場合であっても、ステップ展開部(傾動ステップ12、スライドステップ21、回動ステップ31)を手動で移動させる必要がないので、ステップ展開部の展開及び収納を容易に行うことができる。
また、上記第1〜上記第3実施形態では、ステップ展開部(傾動ステップ12、スライドステップ21、回動ステップ31)を展開位置と収納位置との間で移動可能なアクチュエータ13,22,33を設けたが、アクチュエータ13,22,33を設けることなく、ステップ展開部を手動で移動させてもよい。
本開示に係るステップ装置は、車両のステップに広く適用することができる。
1:車両
4:サイドドア(ドア)
5:キャブ
5a:キャブの車幅方向外側面
10,20,30:ステップ装置
11:固定ステップ(ステップ本体)
11a:固定ステップの上面
12:傾動ステップ(ステップ展開部)
12a:傾動ステップの上面
13,22,33:アクチュエータ
14:ドア開閉センサ(ドア開閉検知手段)
16:固定ステップの車幅方向外端部
18:アクチュエータ制御部(制御手段)
21:スライドステップ
21a:スライドステップの上面
23,34,40:ステップ面
31:回動ステップ
31a:回動ステップの上面

Claims (4)

  1. キャブへ乗員が乗降する際に足を載せることが可能な上面を有し、前記キャブの車幅方向外側面よりも車幅方向内側に配置されて車体側に固定的に設けられるステップ本体と、
    前記キャブの車幅方向外側面よりも車幅方向内側に収納される収納位置と、前記キャブの車幅方向外側面よりも車幅方向外側へ突出する展開位置との間を移動可能に車体側に支持されるステップ展開部と、を備え、
    前記収納位置の前記ステップ展開部は、前記ステップ本体の上方又は下方に配置され、
    前記展開位置の前記ステップ展開部は、前記ステップ本体の車幅方向外端部から連続して車幅方向外側へ延び、
    前記展開位置の前記ステップ展開部の上面は、前記ステップ本体の前記上面の車幅方向外側に位置し、前記ステップ本体の前記上面とともに、乗員が乗降する際に足を載せることが可能な一つのステップ面として機能する
    ことを特徴とするステップ装置。
  2. 請求項1に記載のステップ装置であって、
    前記ステップ本体及び前記ステップ展開部は、板状に形成され、
    前記収納位置の前記ステップ展開部は、前記ステップ本体に対して上方又は下方から重なる
    ことを特徴とするステップ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のステップ装置であって、
    前記ステップ展開部を前記収納位置と前記展開位置との間で移動させるアクチュエータを備えた
    ことを特徴とするステップ装置。
  4. 請求項3に記載のステップ装置であって、
    前記キャブのドアの開閉を検知するドア開閉検知手段と、
    前記ドア開閉検知手段が検知する前記ドアの開閉に応じて前記アクチュエータを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記ドア開閉検知手段が前記ドアの開状態を検知した場合には、前記ステップ展開部を前記展開位置へ移動させるように前記アクチュエータを制御し、前記ドア開閉検知手段が前記ドアの閉状態を検知した場合には、前記ステップ展開部を前記収納位置へ移動させるように前記アクチュエータを制御する
    ことを特徴とするステップ装置。
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