JP2020039754A - 弾性着衣 - Google Patents

弾性着衣 Download PDF

Info

Publication number
JP2020039754A
JP2020039754A JP2018171097A JP2018171097A JP2020039754A JP 2020039754 A JP2020039754 A JP 2020039754A JP 2018171097 A JP2018171097 A JP 2018171097A JP 2018171097 A JP2018171097 A JP 2018171097A JP 2020039754 A JP2020039754 A JP 2020039754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
elastic
covering
stocking
covering portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018171097A
Other languages
English (en)
Inventor
三原 誠
Makoto Mihara
誠 三原
原 尚子
Naoko Hara
尚子 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2018171097A priority Critical patent/JP2020039754A/ja
Publication of JP2020039754A publication Critical patent/JP2020039754A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Socks And Pantyhose (AREA)

Abstract

【課題】人体の脚部又は/及び腕部に装着されることで、リンパ液を人体内部でさらに効率よく循環させることが可能な弾性着衣を提供する。【解決手段】人体の脚部L又は/及び腕部Aにおいて、関節を含む関節部L(2a)と、関節部L(2a)の一方側から延びた先端部L(2b)と、関節部L(2a)の他方側から延びた根本部L(2c)とを被覆する弾性ストッキング1であって、関節部L(2a)を被覆する関節被覆部2aと、関節被覆部2aにおける直線方向D1一方側から延びるように形成されて先端部L(2b)を被覆する先端被覆部2bと、関節被覆部2aにおける直線方向D1他方側から延びるように形成されて根本部L(2c)を被覆する根本被覆部2cとを有し、先端被覆部2bから関節被覆部2aを通過して根本被覆部2cへ延びる曲線C1に沿って弾性力が作用する弾性ストッキング。【選択図】図1

Description

本発明は、弾性材料で構成されて人体の脚部又は/及び腕部に装着される弾性着衣に関するものであり、特に、リンパ浮腫の治療にも使用可能な弾性着衣に関するものである。
弾性着衣とは、弾性材料(弾性を有する材料)で構成されて人体の脚部又は/及び腕部に装着される着衣をいう。弾性着衣には、人体の脚部に装着される弾性ストッキング(例えば、特許文献1)、人体の腕部に装着される弾性スリーブなどが存在する。弾性着衣は、異なる箇所においてそれぞれ異なった圧力を人体に付与する(着圧する)ことで、人体内においてリンパ液の流れを円滑にする。
しかし、弾性着衣は、リンパ液を人体内部で循環させるのが困難となる病気(例えば、リンパ浮腫)の治療にも使用されるため、リンパ液を人体内部でさらに効率よく循環させることが要請されている。
特開2011−115571号公報
そこで、本発明は、人体の脚部又は/及び腕部に装着されることで、リンパ液を人体内部でさらに効率よく循環させることが可能な弾性着衣を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、人体の脚部又は/及び腕部において、関節を含む関節部と、当該関節部の一方側から延びた先端部と、前記関節部の他方側から延びた根本部とを被覆する弾性着衣であって、前記関節部を被覆する関節被覆部と、前記関節被覆部における直線方向一方側から延びるように形成されて前記先端部を被覆する先端被覆部と、前記関節被覆部における前記直線方向他方側から延びるように形成されて前記根本部を被覆する根本被覆部とを有し、前記先端被覆部から前記関節被覆部を通過して前記根本被覆部へ延びる曲線に沿って弾性力が作用することを特徴とする。
本発明によれば、先端被覆部から関節被覆部を通過して根本被覆部へ延びる曲線に沿って弾性力が作用することで、この曲線に沿って伸縮可能な弾性着衣とすることができる。これにより、関節運動時における筋肉の動きに合わせて人体を着圧することができ、関節運動時における人体への着圧を強くすることができる。このため、関節運動時と関節静止時との着圧の強さの差を大きくすることができる。よって、関節運動時の着圧により、人体内部でリンパ液を(従来の弾性着衣より)さらに効率よく循環させることが可能な弾性着衣とすることができる。
また、前記弾性着衣は、着衣部材と、当該着衣部材に貼付された貼付部材とを有しており、当該貼付部材は、前記着衣部材に前記曲線状で貼付されることで、前記着衣部材に対して前記曲線状で前記弾性力を作用させてもよい。これにより、既存の着衣部材に貼付部材を貼付するだけの簡易な方法により、関節運動時の着圧による人体内部でのリンパ液循環効果を高めることができる。
また、前記弾性力は、前記関節被覆部の前面における幅方向中心において、前記直線方向に対し0°以上45°以下の方向に作用してもよい。これにより、関節被覆部が延びている直線方向に対して弾性力が強く作用し、より確実に関節運動時における筋肉の動きに合わせて人体を着圧することができる。よって、関節運動時の着圧による人体内部でのリンパ液循環効果をさらに高めることができる。
以上のように、本発明によれば、人体の脚部又は/及び腕部に装着されることで、リンパ液を人体内部でさらに効率よく循環させることができる。
本発明に係る弾性着衣の第一実施形態を示す概略図である。 本発明に係る弾性着衣の第二実施形態を示す概略図である。 本発明に係る弾性着衣の第三実施形態を示す概略図である。 本発明に係る弾性着衣の第四実施形態を示す概略図である。 本発明に係る弾性着衣の試験例を示す表である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明に係る弾性着衣の第一実施形態について説明する。図1は、本発明に係る弾性着衣の第一実施形態(弾性ストッキング)を示す概略図である。図1は、人体の脚部に弾性ストッキングを取り付けた状態の一部破断図であり、右側(左脚側)が正面図であり、左側(右脚側)が破断図(弾性ストッキングを破断したもの)を示している。ここで、人体の脚部L(左右それぞれの脚部)は、膝関節を含む膝関節部L(2a)と、膝関節部L(2a)の一方側から延びた先端部L(2b)と、膝関節部L(2a)の他方側から延びた根本部L(2c)とで構成されている。
図1に示す弾性ストッキング1は、ストッキング部材2のみで構成されている。そして、ストッキング部材2は、人体の脚部Lを被覆するものであり、具体的には、膝関節部L(2a)と、先端部L(2b)と、根本部L(2c)とを被覆する。ストッキング部材2は、膝関節部L(2a)を被覆する膝関節被覆部2a(関節被覆部)と、膝関節被覆部2aにおける直線方向D1(膝関節被覆部2aにおいて幅方向中心を通る直線)の一方側から延びるように形成されて先端部L(2b)を被覆する先端被覆部2bと、膝関節被覆部2aにおける直線方向D1他方側から延びるように形成されて根本部L(2c)を被覆する根本被覆部2cとを有する。さらに、ストッキング部材2は、先端被覆部2bから膝関節被覆部2aを通過して根本被覆部2cへ延びる曲線C1に沿って弾性力が作用する。この弾性力は、ストッキング部材2の製造時における弾性材料による編込により、ストッキング部材2に作用するものである。また、曲線C1は、膝関節被覆部2aの前面{膝関節部L(2a)を曲げることで膝関節被覆部2aの中で最も伸びる部分}における幅方向中心において、直線方向D1に対し0°以上45°以下である(0≦α≦45)ことが好ましい。
次に、本発明に係る弾性着衣の第二実施形態について説明する。図2は、本発明に係る弾性着衣の第二実施形態(弾性ストッキング)を示す概略図である。同図に示す弾性ストッキング11は、ストッキング部材12(着衣部材)と、ストッキング部材12に曲線状で貼付されるテープ13(貼付部材)とを有している。テープ13は、先端被覆部2bから膝関節被覆部2aを通過して根本被覆部2cへ延びる曲線(図1に示す曲線C1と同様の曲線)状で貼付される。これにより、テープ13は、図1に示す弾性ストッキング1で曲線C1に作用した弾性力と同様の弾性力をストッキング部材12に対して作用させる。
なお、弾性ストッキング11において、図1に示す弾性ストッキング1と同様の構成については弾性ストッキング1と同様の符号を付した。弾性ストッキング11において、弾性ストッキング1と同様の符号が付された構成については説明を省略する。
さらに、本発明に係る弾性着衣の第三実施形態について説明する。図3は、本発明に係る弾性着衣の第三実施形態(弾性ストッキング)を示す概略図である。図3は、人体の脚部に弾性ストッキングを取り付けた状態の一部破断図であり、右側(左脚側)が正面図であり、左側(右脚側)が破断図(弾性ストッキングを破断したもの)を示している。ここで、人体の脚部L(左右それぞれの脚部)は、足首関節を含む足首関節部L(22a)と、足首関節部L(22a)の一方側から延びた先端部L(22b)と、足首関節部L(22a)の他方側から延びた根本部L(22c)とで構成されている。
図3に示す弾性ストッキング21は、ストッキング部材22のみで構成されている。そして、ストッキング部材22は、人体の脚部Lを被覆するものであり、具体的には、足首関節部L(22a)と、先端部L(22b)と、根本部L(22c)とを被覆する。ストッキング部材22は、足首関節部L(22a)を被覆する足首関節被覆部22a(関節被覆部)と、足首関節被覆部22aにおける直線方向D2(足首関節被覆部22aにおいて幅方向中心を通る直線)一方側から延びるように形成されて先端部L(22b)を被覆する先端被覆部22bと、足首関節被覆部22aにおける直線方向D2他方側から延びるように形成されて根本部L(22c)を被覆する根本被覆部22cとを有する。さらに、ストッキング部材22において、先端被覆部22bから足首関節被覆部22aを通過して根本被覆部22cへ延びる曲線C2に沿って弾性力が作用する。この弾性力は、ストッキング部材22の製造時における弾性材料による編込により、ストッキング部材22に作用するものである。また、曲線C2は、足首関節被覆部22aの前面{足首関節部L(22a)を曲げることで足首関節被覆部22aの中で最も伸びる部分}における幅方向中心において、直線方向D2に対し0°以上45°以下である(0≦β≦45)ことが好ましい。
なお、上記第三実施形態において、ストッキング部材22に貼付されるテープ(不図示)を備えることもできる。この場合、このテープを、先端被覆部22bから足首関節部22aを通過して根本被覆部22cへ延びる曲線C2状に貼付する。これにより、このテープは、ストッキング部材22に対して曲線C2状で弾性力を作用させる。
また、本発明に係る弾性着衣の第四実施形態について説明する。図4は、本発明に係る弾性着衣の第四実施形態(弾性スリーブ)を示す概略図であり、(a)は人体の腕部に弾性スリーブを装着した状態、(b)は人体の腕部を示している。ここで、図4(b)に示すように、人体の腕部Aは、肘関節を含む肘関節部A(32a)と、肘関節部A(32a)の一方側から延びた先端部A(32b)と、肘関節部A(32a)の他方側から延びた根本部A(32c)とで構成されている。
図4に示す弾性スリーブ31は、スリーブ部材32のみで構成されている。そして、スリーブ部材32は、人体の腕部Aを被覆するものであり、具体的には、肘関節部A(32a)と、先端部A(32b)と、根本部A(32c)とを被覆する。スリーブ部材32は、肘関節部A(32a)を被覆する肘関節被覆部32a(関節被覆部)と、肘関節被覆部32aにおける直線方向D3(肘関節被覆部32aにおいて幅方向中心を通る直線)一方側から延びるように形成されて先端部A(32b)を被覆する先端被覆部32bと、肘関節被覆部32aから直線方向D3における他方側から延びるように形成されて根本部A(32c)を被覆する根本被覆部32cとを有する。さらに、スリーブ部材32において、先端被覆部32bから肘関節被覆部32aを通過して根本被覆部32cへ延びる曲線C3に沿って弾性力が作用する。この弾性力は、スリーブ部材32の製造時における弾性材料による編込により、スリーブ部材32に作用するものである。また、曲線C3は、肘関節被覆部32aの前面{肘関節部A(32a)を曲げることで肘関節被覆部32aの中で最も伸びる部分}における幅方向中心において、直線方向D3に対し0°以上45°以下である(0≦γ≦45)ことが好ましい。
なお、上記第四実施形態において、スリーブ部材32に貼付されるテープ(不図示)を備えることもできる。この場合、このテープを、先端被覆部32bから肘関節部32aを通過して根本被覆部32cへ延びる曲線C3状に貼付する。これにより、このテープは、スリーブ部材32に対して曲線C3状で弾性力を作用させる。
次に、本発明に係る弾性着衣の試験例について説明する。図5は、本発明に係る弾性着衣(弾性ストッキング、弾性スリーブ)の試験例を示している。まず、これらの試験方法について説明する。最初に、空気圧測定器(商品名:ピコプレス)における測定部を被験者の各関節(膝関節、足首関節、肘関節)に貼付した。
次に、この上から、(1)弾性力Fが作用するテープを取り付けた(ストッキング無、テープ有)、(2)弾性力Fが作用しないストッキング部材を取り付けた(ストッキング有、テープ無)、(3)テープにより弾性力Fが作用するストッキング部材を取り付けた(ストッキング有、テープ有)、(4)弾性力Fが作用しないスリーブ部材を取り付けた(スリーブ有、テープ無)、(5)テープにより弾性力Fが作用するスリーブ部材を取り付けた(スリーブ有、テープ有)。なお、弾性力Fとは、図1乃至図4に示す曲線C1〜C3に沿って作用する弾性力である。また、上記(1)は、編込により弾性力Fが作用するストッキング部材を取り付ける場合に相当する。
そして、被験者を様々な状態(座位、立位、屈曲位、屈伸時、歩行時)にして空気圧測定器により空気圧(着圧)を測定した。さらに、この測定結果から、第1圧差(屈伸時の着圧の強さ−立位の着圧の強さ、または、屈伸時の着圧の強さ−屈曲位の着圧の強さ)、第2圧差(歩行時の着圧の強さ−立位の着圧の強さ)を算出した。
図5(a)は、膝関節の第1着圧試験を示す表である。膝関節の第1着圧試験は、ストッキング部材に弾性力Fを作用させる場合と作用させない場合とにおいて、膝関節運動時(屈伸時、歩行時)と膝関節静止時(座位、立位)との着圧の強さの差(第1圧差、第2圧差)を測定した試験である。また、ストッキング部材に弾性力Fが作用する方向の角度(図1、図2に示す弾性ストッキングにおいて「α」に相当)は30°とした。
図5(a)に示すように、弾性力Fが作用しないストッキング部材を取り付けた場合(比較例1)に比較して、テープにより弾性力Fが作用するストッキング部材を取り付けた場合(実施例2)においては、第1圧差及び第2圧差がそれぞれ大きい(実施例2:第1圧差18、第2圧差2。比較例1:第1圧差2、第2圧差−2)。つまり、テープにより弾性力Fが作用するストッキング部材を取り付けることで、弾性力Fが作用しないストッキング部材を取り付ける場合に比較して、膝関節運動時と膝関節静止時との着圧の強さの差を大きくすることができる。
さらに、弾性力Fが作用するテープを取り付けた場合(実施例1)も比較例1より第1圧差及び第2圧差が大きい(実施例1:第1圧差13、第2圧差2。比較例1:第1圧差2、第2圧差−2。)。つまり、編込により弾性力Fが作用するストッキング部材を取り付けることで、弾性力Fが作用しないストッキング部材を取り付ける場合に比較して、膝関節運動時と膝関節静止時との着圧の強さの差を大きくすることができる。
図5(b)は、膝関節の第2着圧試験を示す表である。膝関節の第2着圧試験は、ストッキング部材に弾性力Fが作用する方向の角度(テープの貼付角度)ごとにおける、膝関節運動時と膝関節静止時との着圧の強さの差を測定した試験である。
図5(b)に示すように、テープの貼付角度が長軸30°である場合(実施例4:図2に示す弾性ストッキングにおいてα=30である場合)において、第1圧差及び第2圧差の大きさがそれぞれ極大となる(実施例4:第1圧差12、第2圧差0。実施例3及び5:第1圧差4、第2圧差−1。)。そして、テープの貼付角度が長軸0°、長軸45°である場合(実施例3及び5:図2に示す弾性ストッキングにおいてα=0、45である場合)において、第1圧差及び第2圧差は、実施例4より小さくなるが比較例1よりは大きい。つまり、ストッキング部材に弾性力Fが作用する方向の角度は、長軸0°以上45°以下であることが好ましい。
図5(c)は、足首関節の着圧試験を示す表である。足首関節の着圧試験は、ストッキング部材に弾性力Fを作用させる場合と作用させない場合とにおいて、足首関節運動時(屈伸時、歩行時)と足首関節静止時(座位、立位)との着圧の強さの差(第1圧差、第2圧差)を測定した試験である。
図5(c)に示すように、弾性力Fが作用するテープを取り付けた場合(実施例6)、テープにより弾性力Fが作用するストッキング部材を取り付けた場合(実施例7)において、比較例1より第1圧差及び第2圧差がそれぞれ大きい(実施例6:第1圧差16、第2圧差0。実施例7:第1圧差17、第2圧差−1。比較例1:第1圧差2、第2圧差−2。)。つまり、編込又はテープにより弾性力Fが作用するストッキング部材を取り付けることで、弾性力Fが作用しないストッキング部材を取り付ける場合に比較して、足首関節運動時と足首関節静止時との着圧の差を大きくすることができる。
図5(d)は、肘関節の着圧試験を示す表である。肘関節の着圧試験は、スリーブ部材に弾性力Fを作用させる場合と作用させない場合とにおいて、肘関節運動時(屈伸時)と肘関節静止時(屈曲位)との着圧の強さの差(第1圧差)を測定した試験である。
図5(d)に示すように、弾性力Fが作用しないスリーブ部材を取り付けた場合(比較例2)に比較して、テープにより弾性力Fが作用するスリーブ部材を取り付けた場合(実施例8)においては、第1圧差が大きい(実施例8:第1圧差19。比較例2:第1圧差6)。つまり、テープにより弾性力Fが作用するスリーブ部材を取り付けることで、弾性力Fが作用しないスリーブ部材を取り付ける場合に比較して、肘関節運動時と肘関節静止時との着圧の強さの差を大きくすることができる。
以上のように、上記第一乃至第四実施形態によれば、先端被覆部L(2b)、L(22b)、A(32b)から関節被覆部L(2a)、L(22a)、A(32a)を通過して根本被覆部L(2c)、L(22c)、A(32c)へ延びる曲線C1〜C3に沿って弾性力が作用することで、この曲線C1〜C3に沿って伸縮可能な弾性ストッキング、弾性スリーブとすることができる。これにより、関節運動時における筋肉の動きに合わせて人体を着圧することができ、関節運動時における人体への着圧を強くすることができる。このため、関節運動時と関節静止時との着圧の強さの差を大きくすることができる。よって、関節運動時の着圧により、人体内部でリンパ液を(従来の弾性着衣より)さらに効率よく循環させることが可能な弾性着衣とすることができる。
また、上記第二実施形態において、弾性ストッキング11は、ストッキング部材12(着衣部材)と、ストッキング部材12に貼付されたテープ13とを有しており、テープ13は、ストッキング部材12に曲線C1状で貼付されることで、ストッキング部材12に対して曲線C1状で弾性力を作用させてもよい。これにより、既存のストッキング部材にテープを貼付するだけの簡易な方法により、関節運動時の着圧による人体内部でのリンパ液循環効果を高めることができる。
さらに、上記第一乃至第四実施形態において、弾性力は、関節被覆部L(2a)、L(22a)、A(32a)の前面における幅方向中心において、直線方向D1〜D3に対し0°以上45°以下(0≦α、β、γ≦45)の方向に作用してもよい。これにより、先端被覆部L(2b)、L(22b)、A(32b)及び根本被覆部L(2c)、L(22c)、A(32c)が延びている直線方向D1〜D3に対して弾性力が強く作用し、より確実に関節運動時における筋肉の動きに合わせて人体を着圧することができる。よって、関節運動時の着圧による人体内部でのリンパ液循環効果をさらに高めることができる。
なお、上記第一及び第二実施形態における弾性ストッキング1、11は、脚部L全体と腰とを被覆するパンティストッキングであるが、脚部L全体のみを被覆するセパレートストッキング、脚部Lにおいて足首から膝下までを被覆するハイソックスストッキングであってもよい。
1 弾性ストッキング
2 ストッキング部材
11 弾性ストッキング
12 ストッキング部材
13 テープ
21 弾性ストッキング
22 ストッキング部材
31 弾性スリーブ
32 スリーブ部材
A 腕部
C1〜C3 曲線
D1〜D3 直線方向
L 脚部

Claims (3)

  1. 人体の脚部又は/及び腕部において、関節を含む関節部と、当該関節部の一方側から延びた先端部と、前記関節部の他方側から延びた根本部とを被覆する弾性着衣であって、
    前記関節部を被覆する関節被覆部と、
    前記関節被覆部における直線方向一方側から延びるように形成されて前記先端部を被覆する先端被覆部と、
    前記関節被覆部における前記直線方向他方側から延びるように形成されて前記根本部を被覆する根本被覆部とを有し、
    前記先端被覆部から前記関節被覆部を通過して前記根本被覆部へ延びる曲線に沿って弾性力が作用することを特徴とする弾性着衣。
  2. 前記弾性着衣は、
    着衣部材と、
    当該着衣部材に貼付された貼付部材とを有しており、
    当該貼付部材は、前記着衣部材に前記曲線状で貼付されることで、前記着衣部材に対して前記曲線状で前記弾性力を作用させることを特徴とする請求項1に記載の弾性着衣。
  3. 前記弾性力は、前記関節被覆部の前面における幅方向中心において、前記直線方向に対し0°以上45°以下の方向に作用することを特徴とする請求項1又は2に記載の弾性着衣。
JP2018171097A 2018-09-13 2018-09-13 弾性着衣 Pending JP2020039754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018171097A JP2020039754A (ja) 2018-09-13 2018-09-13 弾性着衣

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018171097A JP2020039754A (ja) 2018-09-13 2018-09-13 弾性着衣

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020039754A true JP2020039754A (ja) 2020-03-19

Family

ID=69799056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018171097A Pending JP2020039754A (ja) 2018-09-13 2018-09-13 弾性着衣

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020039754A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5721629B2 (ja) 圧迫衣類
JP2018518609A (ja) 継ぎ目無しの一体的抵抗ゾーンを有する抵抗衣服
JP2008543404A (ja) 慢性静脈不全を処置するための下肢用の編物製圧縮性補装具
EP3397221B1 (en) Compression stocking
JP2012517844A (ja) 編成型の伸縮自在な静脈圧迫装具の下肢に対する保持を評価する方法
RU2189160C2 (ru) Сдавливающее ортопедическое средство типа эластичного чулка
JP2020039754A (ja) 弾性着衣
WO2010050539A1 (ja) 衣類
JP2016199820A (ja) 下肢用衣類
JP2000290806A (ja) 脚部を有する衣類
JP4481934B2 (ja) サポータ
KR102018147B1 (ko) 실리콘사를 이용한 흘러내림방지부를 갖는 하의
JP2914614B2 (ja) パンティストッキング
JPH03186258A (ja) 下腿内側パット
JP3236975U (ja) 衣類
JP2020528971A (ja) トウレス衣類
JPH0341734Y2 (ja)
JP2019127658A (ja) 靴下
KR102553923B1 (ko) 흘러내림 방지구조를 갖는 스타킹
CN208425534U (zh) 运动袜
JP3208021U (ja) サポートソックス
TWM633399U (zh) 護膝結構
KR101495837B1 (ko) 관절 및 통증 치료용 운동구
JP2014217417A (ja) 足部用弾性着衣の装着補助具
JP2022144348A (ja) 装着型トレーニング器具