JP2020039308A - 労働パフォーマンスの向上用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】労働パフォーマンスの向上用組成物の提供。【解決手段】本発明によれば、発酵乳を含んでなる、労働パフォーマンスの向上用組成物が提供される。労働パフォーマンスの向上は、好ましくはプレゼンティーズムの改善によるものである。本発明の組成物は、活力を向上させるためのものであってもよい。発酵乳は、好ましくはラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスの発酵乳である。【選択図】なし

Description

本発明は、労働パフォーマンスの向上に用いるための組成物に関する。
精神的健康とは、世界保健機関によれば「個人が自分の能力を発揮でき、日常のストレスに対処でき、生産性が高い状態で働くことができ、コミュニティに貢献できる良い状態」を指し、単に精神的な疾患を有さないことを意味するのではない。
働く人々の精神的健康は、生きがいや、やりがいといった個人的な問題にとどまらず、職場や企業単位でのパフォーマンスにも影響するため労働損失としてのインパクトが大きいことが知られている。疾患により休業を生じる事態(アブセンティーズム)は客観的事実であり把握しやすい一方、出勤している労働者の労働遂行能力低下(プレゼンティーズム)による労働損失は客観的に把握することは困難であり、総量としての損失は後者の方がむしろ大きいとされ問題となっている(非特許文献1)。
平成27年度健康寿命延伸産業創出推進事業健康経営に貢献するオフィス環境の調査事業 健康経営オフィスレポート(経済産業省)(URL: http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/kenkokeieioffice_report.pdf)
労働者のプレゼンティーズムを改善し、労働パフォーマンスを向上させる乳酸菌含有飲食品は本発明者が知る限りこれまでに報告されていない。このような飲食品を提供することができれば、日常摂取する飲食品によりプレゼンティーズムを改善し、ひいては労働パフォーマンスを向上させることができるため有利である。
本発明は、労働パフォーマンスの向上用組成物および労働パフォーマンスの向上剤を提供することを目的とする。
本発明によれば以下の発明が提供される。
[1]発酵乳を含んでなる、労働パフォーマンスの向上用組成物および労働パフォーマンスの向上剤。
[2]労働パフォーマンスの向上が、プレゼンティーズムの改善によるものである、上記[1]に記載の組成物および用剤。
[3]活力を向上させるための、上記[1]または[2]に記載の組成物および用剤。
[4]発酵乳を含んでなる、活力の向上用組成物および活力の向上剤。
[5]発酵乳が、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスを優勢菌とする発酵乳である、上記[1]〜[4]のいずれか一項に記載の組成物および用剤。
[6]発酵乳が、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスを発酵乳1g当たり1×10個以上含むものである、上記[1]〜[5]のいずれか一項に記載の組成物および用剤。
[7]ヒト1日当たりのラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスの摂取量が1×10〜1×1014個となるように発酵乳を摂取させる、上記[5]または[6]に記載の組成物および用剤。
[8]ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスが、JCM5805株である、上記[5]〜[7]のいずれかに記載の組成物および用剤。
[9]発酵乳が、発酵助剤を含んでなるものである、上記[1]〜[8]のいずれか一項に記載の組成物および用剤。
上記[1]および[4]の組成物を本明細書において「本発明の組成物」と、上記[1]および[4]の用剤を本明細書において「本発明の用剤」と、それぞれいうことがある。
本発明の組成物および用剤は、人類が長年食経験を有する発酵乳を有効成分とする。従って、本発明の組成物および用剤によれば、日常摂取する飲食品により手軽にかつ確実に労働パフォーマンスを改善できるとともに、副作用を懸念せず、長期にわたり摂取できる点で有利である。
図1は、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスJCM5805株と、該株と同等の株(該株に由来する株および該株が由来する株)との間の関係を示す図である。 図2は、例3の試験の概要を示す図である。
発明の具体的説明
本発明において「発酵乳」とは、乳またはこれと同等以上の無脂乳固形分を含む乳等を乳酸菌で発酵させ、糊状または液状にしたものまたはこれらを凍結したものを意味し、「はっ酵乳」と同義である。
本発明において「発酵乳」としては、固形(静置型)ヨーグルト(例えば、プレーンヨーグルト、嗜好性を付与されたヨーグルト、嗜好性を付与された固形ヨーグルト)、固形(撹拌型)ヨーグルト(例えば、ソフトヨーグルト)、液状ヨーグルト(例えば、ドリンクヨーグルト)、凍結ヨーグルト(例えば、フローズンヨーグルト)が挙げられる。
プレーンヨーグルトは、固形で甘味料や香料を何も添加していない無味の固形ヨーグルト(ハードヨーグルト)である。嗜好性を付与されたヨーグルトは、原料に甘味料や香料を加えて嗜好性を高めた固形ヨーグルト(ハードヨーグルト)である。嗜好性を付与された固形ヨーグルト(フレーバー系ヨーグルト)は、原料に甘味料や香料を加えて嗜好性を高め、かつ寒天またはゼラチン等の安定剤を加えて崩れにくくした固形ヨーグルト(ハードヨーグルト)である。
ソフトヨーグルトは、プレーンヨーグルトに甘味料や香料等を添加して製造された嗜好性を付与されたヨーグルトに、果実(例えば、果肉)、果汁、野菜、野菜汁等を混合または撹拌して流動状にしたものである。
ドリンクヨーグルトは、プレーンヨーグルトまたは甘味料や香料等を添加して製造された嗜好性を付与されたヨーグルトをホモジナイザー等で粉砕して液状等の飲用できる形態にしたものである。
フローズンヨーグルトは、プレーンヨーグルトまたは甘味料や香料等を添加して製造された嗜好性を付与されたヨーグルトを原料としてアイスクリームと同様の製造法で製造されたヨーグルトである。
本発明において「発酵乳」は、好ましくは無脂乳固形分を8.0%以上含むものとすることができる。
本発明において「発酵乳」は乳等を乳酸菌で発酵させたものであり、乳酸菌を含んでいてもよい。本発明において「発酵乳」は、発酵乳1g当たり乳酸菌を1×10個以上、好ましくは1×10個以上、より好ましくは1×10個以上含むものとすることができる。
乳酸菌の個数は、乳酸菌を評価する公知の方法で測定することができる。例えば、BL培地を使用した平板培養によるコロニー数をカウントすることで菌の個数を評価することができる。この場合、評価対象菌株の至適温度で培養する。例えば、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスJCM5805株においては30℃程度で3日間培養すればよい。
本発明の組成物および用剤は、有効成分である発酵乳単独で提供することができ、あるいは、有効成分である発酵乳と他の成分(例えば、製剤用添加剤)とを混合して提供することもできる。本発明の組成物および用剤における発酵乳の配合量は、その目的、用途、形態、剤型、症状、体重等に応じて任意に定めることができ、本発明はこれに限定されないが、その含有量は、全体量に対して、1〜99%(w/w)(好ましくは10〜80%(w/w))とすることができる。本発明においては、本発明の用剤を発酵乳からなるものとし、本発明の組成物を発酵乳と他の成分とを含んでなるものとすることができる。
本発明の組成物および用剤の形態は特に限定されるものではなく、固形、液状および凍結のいずれかの形態とすることができ、好ましくは固形または液状であり、より好ましくは液状である。
本発明において「乳酸菌」とは、糖を強力に乳酸発酵して乳酸を作る細菌(狭義にはグルコースを50%以上の効率で変換させる細菌)を意味し、ラクトコッカス属細菌、ロイコノストック属細菌、ペディオコッカス属細菌、ストレプトコッカス属細菌、ラクトバシラス属細菌、ビフィドバクテリウム属細菌が挙げられる。
本発明において「ラクトコッカス属細菌」は、ラクトコッカス(Lactococcus)属に属する乳酸球菌である。ラクトコッカス属細菌としては、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティス(Lactococcus lactis subsp.lactis)、ラクトコッカス・ガルビエアエ(Lactococcus garvieae)、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・クレモリス(Lactococcus lactis subsp.cremoris)およびラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ホールドニアエ(Lactococcus lactis subsp.hordniae)が挙げられ、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスが好ましい。
ラクトコッカス属細菌の具体例としては、例えば、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスJCM5805、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスJCM20101、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスNBRC12007、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスNRIC1150、ラクトコッカス・ガルビエアエNBRC100934、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・クレモリスJCM16167、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・クレモリスNBRC100676、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ホールドニアエJCM1180およびラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ホールドニアエJCM11040が挙げられ、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスJCM5805およびラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスJCM20101、が好ましく、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスJCM5805が特に好ましい。
上記の乳酸菌株のうち、JCM菌株は、理化学研究所・バイオリソースセンター・微生物材料開発室(http://jcm.brc.riken.jp/ja/)から、NBRC菌株は、独立行政法人製品評価技術基盤機構生物遺伝資源部門(http://www.nbrc.nite.go.jp)から、NRIC菌株は、東京農業大学・菌株保存室(http://nodaiweb.university.jp/nric/)から、それぞれ入手することができる。また、本発明においては、上記の具体的な菌株に加えて、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスJCM5805、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスJCM20101、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスNBRC12007、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスNRIC1150、ラクトコッカス・ガルビエアエNBRC100934、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・クレモリスJCM16167、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・クレモリスNBRC100676、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ホールドニアエJCM1180およびラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ホールドニアエJCM11040と同等の菌株を用いることができる。ここで、同等の菌株とは、上記の菌株から由来している菌株または上記の菌株が由来する菌株若しくはその菌株の子孫菌株をいう。同等の菌株は他の菌株保存機関に保存されている場合もある。図1に、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスJCM5805に由来する菌株およびラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスJCM5805が由来する菌株を示す。図1に記載のラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスJCM5805の同等の菌株も本発明の有効成分として用いることができ、本発明でラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシズ・ラクティスJCM5805という場合、これらの同等の菌株も含む。本発明の有効成分として用い得る他の乳酸菌株は、理化学研究所・バイオリソースセンター・微生物材料開発室(茨城県つくば市高野台3丁目1番地の1)、American type culture collection(米国)、独立行政法人製品評価技術基盤機構(千葉県木更津市かずさ鎌足2丁目5番8号)、東京農業大学・菌株保存室(東京都世田谷区桜丘1丁目1番1号)等から入手することができる。
本発明の有効成分である「発酵乳」は例えば以下のように製造することができる。すなわち、殺菌された原材料に乳酸菌のスターターを混合したものを発酵させることにより製造することができ、具体的には、乳等の原料を配合したヨーグルトミックスを殺菌し、冷却後にバルクスターターとも呼ばれる乳酸菌を添加し、適温で発酵させることにより製造することができる。発酵のさせ方には、容器に詰めてから発酵させる後発酵型と、容器に詰める前に発酵させる前発酵型があり、いずれも採用することができる。
原材料は乳酸発酵が進行するのに十分な糖やアミノ酸が供給できるものであればよい。乳酸発酵を問題なく進行させるために、発酵助剤としてタンパク質、ペプチド、アミノ酸、炭水化物、オリゴ糖および糖のいずれかまたは組み合わせを添加してもよい。すなわち、本発明の有効成分である発酵乳は、発酵助剤を含んでなるものとすることができ、該発酵助剤としては前記のものが挙げられ、好ましくは乳ペプチドである。発酵助剤として使用可能な乳ペプチドは公知であり、例えば、LE80GF−US(FrieslandCampina Domo社製)、CE−90GMM(FrieslandCampina Domo社製)、MCH−30(森永乳業社製)、森永ミルクペプチドC800(森永乳業社製)等の市販品を用いることができる。
乳酸菌はできあがりの香味や求める機能性に合せて適宜選択すればよい。バルクスターターとしては、ラクトバシラス・デルブリッキ・サブスピーシーズ・ブルガリクスやストレプトコッカス・サルバリウス・サブスピーシーズ・サーモフィラスがよく知られ、これらの共培養もよく知られており本発明に使用することができる。しかし、機能性の付与という観点からスターターを選択してもよく、好ましくはラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスを単独または他の乳酸菌と組み合わせて使用することができる。ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスを他の乳酸菌と組み合わせて使用する場合には、好ましくはラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスを優勢菌として使用することができる。すなわち、本発明において「発酵乳」は、好ましくはラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスを優勢菌とする発酵乳とすることができる。機能性付与という観点からは、ラクトバシラス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスは、自身が増殖せずともよく、発酵前あるいは発酵後に必要量を添加してもよい。
本発明の組成物および用剤は、労働パフォーマンスの向上に用いるためのものである。本発明において「労働パフォーマンス」は労働生産性を意味し、例えば、オフィスワーカー等の労働者の労働生産性を意味する。労働パフォーマンスは、後記例3(2)アの記載に従って、プレゼンティーズムを指標にして評価することができる。プレゼンティーズムが対照に対して有意差をもって改善したときは、労働パフォーマンスが向上したと判断することができる。
本発明において「労働パフォーマンの向上」とは、労働パフォーマンスを現状より高めることを意味し、労働パフォーマンスの改善を含む意味で用いられるものとする。ここで「労働パフォーマンスの改善」は、いったん低下した労働パフォーマンスを回復させることや、労働パフォーマンスの低下を予防することを含む。
本発明の組成物および用剤は、活力の向上に用いるためのものである。本発明において「活力」は、活動を生み出す力、すなわち、元気よく動いたり働いたりする力を意味し、活気と同義である。活力は、後記例3(2)イの記載に従って、日本語版POMS短縮版に基づいて評価することができる。活力が対照に対して有意差をもって改善したときは、活力が向上したと判断することができる。
本発明において「活力の向上」とは、活力を現状より高めることを意味し、活力の改善を含む意味で用いられるものとする。ここで「活力の改善」は、いったん低下した活力を回復させることや、活力の低下を予防することを含む。
本発明の組成物および用剤は医薬品(例えば、医薬組成物)、医薬部外品、食品(例えば、食品組成物)、飼料等の形態で提供することができ、下記の記載に従って実施することができる。
本発明の有効成分である発酵乳は、労働パフォーマンスの向上効果や、活力の向上効果を有することから、労働パフォーマンスが低下しているか、あるいは低下の可能性がある対象や、活力が低下しているか、あるいは低下の可能性がある対象に摂取させ、あるいは投与することができる。摂取対象および投与対象はヒトには限定されず、ヒト以外の哺乳動物(ウシ、ウマ等の家畜やイヌ、ネコ等の愛玩動物)であってもよい。
本発明の有効成分である発酵乳を食品として提供する場合には、それをそのまま食品として提供することができ、あるいはそれを食品に含有させて提供することができる。このようにして提供された食品は本発明の有効成分を有効量含有した食品である。本明細書において、本発明の有効成分を「有効量含有した」とは、個々の食品において通常喫食される量を摂取した場合に後述するような範囲で本発明の有効成分が摂取されるような含有量をいう。また「食品」とは、健康食品、機能性食品、栄養補助食品、保健機能食品(例えば、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品)、特別用途食品(例えば、幼児用食品、妊産婦用食品、病者用食品)およびサプリメントを含む意味で用いられる。なお、本発明の有効成分である発酵乳をヒト以外の動物に摂取させる場合には、本発明でいう食品が飼料として使用されることはいうまでもない。すなわち、本発明において「食品」は「飼料」を含む意味で用いられるものとする。
本発明において、本発明の有効成分である発酵乳をそのまま食品として提供する場合には、そのような食品としては、前記した固形(静置型)ヨーグルト(例えば、プレーンヨーグルト、嗜好性を付与されたヨーグルト、嗜好性を付与された固形ヨーグルト)、固形(撹拌型)ヨーグルト(例えば、ソフトヨーグルト)、液状ヨーグルト(例えば、ドリンクヨーグルト)、凍結ヨーグルト(例えば、フローズンヨーグルト)が挙げられる。
本発明において、本発明の有効成分である発酵乳を食品に含有させて提供する場合には、発酵乳をそのままあるいは加工して食品原料に配合して食品を製造することができる。そのような食品としては、発酵乳を加工し、または主要原料とした飲料である乳酸菌飲料が挙げられ、これ以外には、例えば、清涼飲料水、炭酸飲料、果汁入り飲料、野菜汁入り飲料、果汁および野菜汁入り飲料、豆乳、ドリンクタイプやスティックタイプのゼリー、コーヒー、ココア、茶飲料、栄養ドリンク、エナジー飲料、スポーツドリンク等の非アルコール飲料;チーズ類、畜乳その他の油脂原料による生クリーム、アイスクリーム等の乳製品;クッキー、ケーキ、チョコレート等の洋菓子類、饅頭や羊羹等の和菓子類、ラムネ等のタブレット菓子(清涼菓子)、キャンディー類、ガム類、ゼリーやプリン等の冷菓や氷菓、スナック菓子等の各種菓子類;魚介類や畜肉(レバー等の臓物を含む)の加工品(珍味を含む)、カレーおよびカレールウ、シチューおよびシチュールウ、スープ類等の加工食品;シーズニング調味料等の調味料;濃厚流動食等の流動食等を例示することができる。なお、本発明で提供される食品には、食品製造原料および食品添加物のいずれもが含まれる。
茶飲料としては、発酵茶、半発酵茶および不発酵茶のいずれもが包含され、例えば、紅茶、緑茶、麦茶、玄米茶、煎茶、玉露茶、ほうじ茶、ウーロン茶、ウコン茶、プーアル茶、ルイボスティー、ローズ茶、キク茶、イチョウ葉茶、ハーブ茶(例えば、ミント茶、ジャスミン茶)が挙げられる。
果汁入り飲料や果汁および野菜汁入り飲料に用いられる果物としては、例えば、リンゴ、ミカン、ブドウ、バナナ、ナシ、モモ、マンゴー、アサイー、ブルーベリーおよびウメが挙げられる。また、野菜汁入り飲料や果汁および野菜汁入り飲料に用いられる野菜としては、例えば、トマト、ニンジン、セロリ、カボチャ、キュウリおよびスイカが挙げられる。
本発明の有効成分である発酵乳を食品あるいはサプリメントの形態で提供する場合には、本発明の組成物および用剤は1食当たりに摂取する量が予め定められた単位包装形態で提供することができる。1食当たりの単位包装形態としては、例えば、パック、包装、缶、ボトル等で一定量を規定する形態が挙げられる。本発明の組成物および用剤の各種作用をよりよく発揮させるためには、後述する、発酵乳の1日当たりの摂取量に従って1食当たりの摂取量を決定できる。本発明の食品は、摂取量に関する説明事項が包装に表示されるか、あるいは説明事項が記載された文書等と一緒に提供されてもよい。
単位包装形態においてあらかじめ定められた1食当たりの摂取量は、1日当たりの有効摂取量であっても、1日当たりの有効摂取量を2回またはそれ以上(好ましくは2または3回)に分けた摂取量であってもよい。従って、本発明の組成物および用剤の単位包装形態には、後述のヒト1日当たりの摂取量で発酵乳を配合することができ、あるいは、後述のヒト1日当たりの摂取量の2分の1あるいは3分の1の量で発酵乳を配合することができる。本発明の組成物および用剤は、摂取の便宜上、1食当たりの摂取量が1日当たりの有効摂取量である、「1食当たりの単位包装形態」で提供することが好ましい。
本発明の有効成分である発酵乳を食品として提供する場合には、「食品」の形態は特に限定されるものではなく、固形、液状および凍結のいずれの形態であってもよい。本発明においてはまた、本発明の有効成分である発酵乳をサプリメントとして提供してもよい。このようなサプリメントは、本発明の有効成分である発酵乳を凍結乾燥法、噴霧乾燥法等の公知の方法により粉末化し、粉末状の発酵乳をそのままサプリメントとして提供することができる。サプリメントはまた、粉末状の前記発酵乳を、賦形剤、結合剤等を加え練り合わせた後に打錠することにより製造された錠剤、さらには粉末状の前記発酵乳をカプセル等に封入してなるカプセル剤であってもよい。
本発明の有効成分である発酵乳の摂取量は、摂取対象の性別、年齢および体重、症状、摂取時間、剤形、投与経路等に依存して決定でき、例えば、発酵乳に含まれる乳酸菌を指標にして決定することができる。例えば、発酵乳を労働パフォーマンスの向上および/または活力の向上を目的として摂取させる場合には、ヒト1日当たりの摂取量は、乳酸菌(特に、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティス)の菌数として、例えば、1×10〜1×1014個、好ましくは1×10〜1×1013個、より好ましくは1×1010〜1×1012個、特に好ましくは約1×1011個とすることができる。摂取回数に特に制限はなく、上記有効摂取量を1日1回摂取させても、数回(例えば、2回または3回)に分けて摂取させてもよく、好ましくは1日1回である。また、摂取タイミングについても特に制限はなく、対象が摂取しやすい時期に摂取させることができる。なお、上記の発酵乳の摂取量および摂取タイミング並びに下記の摂取期間は、本発明の有効成分である発酵乳を非治療目的および治療目的のいずれで使用する場合に適用があり、治療目的の場合には摂取は投与に読み替えることができる。
本発明の組成物および用剤は、長期摂取によりその効果をよりよく発揮することができ、例えば、3日以上継続的に摂取させることができ、好ましくは1週間以上、より好ましくは2週間以上、特に好ましくは4週間以上、継続的に摂取させることができる。ここで、「継続的に」とは毎日摂取を続けることを意味する。本発明の組成物および用剤を包装形態で提供する場合には、継続的摂取のために一定期間(例えば、1週間)の有効摂取量をセットで提供してもよい。
本発明の組成物および用剤は、例えば、労働パフォーマンスの向上および活力の向上等を期待する日時よりも前に摂取を開始することが望ましく、その開始時期は上記期待日時の3日前(好ましくは5日前、より好ましくは10日前)とすることができる。本発明の組成物および用剤はまた、例えば、労働パフォーマンスの向上および活力の向上等を期待する日時よりも前にできるだけ長い期間摂取することが望ましく、この観点から摂取の終了時期を定めることができ、例えば、上記期待日時の3日前、2日前、1日前または当日とすることができる。
本発明の組成物および用剤並びに食品には、労働パフォーマンスの向上および/または活力の向上効果を有する旨の表示が付されてもよい。この場合、消費者に理解しやすい表示とするため本発明の組成物および用剤並びに食品には以下の一部または全部の表示が付されてもよい。なお、本発明において「労働パフォーマンスの向上」および「活力の向上」が以下の表示を含む意味で用いられることはいうまでもない。
・仕事で気合を入れたい方に
・やるべき仕事はあるのに調子が悪くて没頭できない方に
・シャキッと働きたい人に
・会社に来てもぼーっとしている方に
・短い時間で成果を出したい方に
・だらだら仕事の対策に
・プレゼンティーズムの向上に
・労働生産性を上げたい方に
本発明によれば、有効量の発酵乳またはそれを含む組成物を、それを必要としている対象に摂取させるか、あるいは投与することを含んでなる、労働パフォーマンスの向上方法および活力の向上方法が提供される。摂取または投与対象は、ヒトを含む哺乳動物であり、好ましくはヒトである。本発明の労働パフォーマンスの向上方法および活力の向上方法は、本発明の組成物および用剤に関する記載に従って実施することができる。
本発明によればまた、労働パフォーマンスの向上用組成物および活力の向上用組成物の製造のための、または、労働パフォーマンスの向上剤および活力の向上剤の製造のための、発酵乳またはそれを含む組成物の使用が提供される。本発明によればさらに、労働パフォーマンスの向上のための、または、労働パフォーマンスの向上剤としての、発酵乳またはそれを含む組成物の使用が提供される。本発明によればさらにまた、活力の向上のための、または、活力の向上剤としての、発酵乳またはそれを含む組成物の使用が提供される。本発明によればさらにまた、労働パフォーマンスの向上に用いるための、または、活力の向上に用いるための、発酵乳またはそれを含む組成物が提供される。本発明の使用並びに本発明の発酵乳およびそれを含む組成物は、本発明の組成物および用剤に関する記載に従って実施することができる。
本発明の方法および本発明の使用は、ヒトを含む哺乳類における使用であってもよく、治療的使用と非治療的使用のいずれもが意図される。本明細書において、「非治療的」とはヒトを手術、治療または診断する行為(すなわち、ヒトに対する医療行為)を含まないことを意味し、具体的には、医師または医師の指示を受けた者がヒトに対して手術、治療または診断を行う方法を含まないことを意味する。
以下の例に基づき本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
例1:発酵乳の製造
表1に記載の原材料を混合分散し、70℃まで加熱し、均質圧(16MPa)でホモジナイズした。原材料の乳ペプチド(LE80GF−US、FrieslandCampina Domo社製)は乳酸発酵を問題なく進ませるための発酵助剤として添加した。次いで、加熱殺菌後、35℃付近まで冷却し、乳酸菌(ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティス(Lactococcus lactis subsp. lactis)JCM5805株、以下「JCM5805株」ということがある。)3質量%を添加し、32℃で発酵させた。pH4.6で発酵終了とし、10℃に冷却し均質化(無圧)を行うことにより、発酵乳を製造した。発酵乳は摂取時まで10℃以下で保管した。
Figure 2020039308
例2:発酵乳の分析
(1)乳酸菌含有量
上記例1で得られた発酵乳を終濃度0.4質量%となるようにBL培地に添加して30℃で72時間、平板培養した。その結果、発酵乳にはJCM5805株が10cfu/g含まれることが確認された。
(2)栄養成分
上記例1で得られた発酵乳115g当たりの栄養成分を分析した。なお、エネルギー量、炭水化物量および食塩相当量は「食品表示基準について」(平成27年3月30日消食表第139号)に従って算出した。特に、炭水化物量および食塩相当量は下記計算式により算出した。
炭水化物量=100−(水分+たんぱく質+脂質+灰分)
食塩相当量=ナトリウム量(mg)×2.54÷1000
また、たんぱく質量はケルダール法により、脂質量はレーゼゴットリーブ法により、ナトリウム量およびカルシウム量は原子吸光度法により測定した。結果は、表2に示す通りであった。
Figure 2020039308
例3:乳酸菌(JCM5805株)含有発酵乳の労働パフォーマンス向上効果
(1)試験方法
オフィスに勤務する20歳以上65歳以下の勤労者226名を被験者とした。被験者を性別、年齢に偏りを示さないようにランダムに2群に分け、A群(男性64名、女性49名、合計113名)およびB群(男性64名、女性49名、合計113名)に割り付けた。
試験はランダム化クロスオーバーオープン試験にて実施した。すなわち、図2に示すように、被験者を2群に分け、試験期間にはI期(4週間)、次いで休止期(4週間)、次いでII期(4週間)を設けた。A群はI期を摂取期間、II期を非摂取期間とし、B群はI期を非摂取期間、II期を摂取期間とした。試験期間中は試験期間前の生活習慣を大きく変更しないよう被験者に指導した。なお、本試験は、芝パレスクリニック倫理審査委員会によって審査され、承認を得た後に実施した。
試験食品として、乳酸菌(JCM5805株)を1×1011個含有する、例1で得られた発酵乳(115g)を、摂取期間における平日の昼食時に1日1回摂取させた。非摂取期間には試験食品を摂取させなかった。また、摂取期間終了時および非摂取期間終了時にアンケートに回答させた。
(2)評価方法
摂取期間終了時および非摂取期間終了時における両群のアンケート結果を集計し、労働パフォーマンスおよび気分状態を評価した。なお、下記の労働パフォーマンスおよび気分状態に関するアンケートは、いずれもアンケート回答時より前の一定期間の状態を評価する指標であるため、摂取期間終了時のアンケート結果は摂取期間中の状態を評価するものであり、非摂取期間終了時のアンケート結果は非摂取期間中の状態を評価するものである。
ア 労働パフォーマンス
労働パフォーマンスの評価として、健康と労働パフォーマンスに関する質問紙短縮版(World Health Organization Health and Work Performance Questionnaire、https://www.hcp.med.harvard.edu/hpq/info.php、以下「HPQ」ということがある。)を用いた。HPQは世界保健機構によって開発された労働者のパフォーマンスを主観的に評価する質問紙であり、アブセンティーズムとプレゼンティーズムの2つの指標で構成される。アブセンティーズムとは、休暇欠務状態を指し、勤務についていない状態のことである。また、プレゼンティーズムとは、体調不良による能力低下状態を指し、出勤しているにも関わらず心身の健康上の問題により充分にパフォーマンスが上がらない状態のことである(前記HPQ参照)。
被験者の回答内容に基づいて、絶対的アブセンティーズム、相対的アブセンティーズム、絶対的プレゼンティーズムおよび相対的プレゼンティーズムの4項目について以下の算出式により平均値±標準偏差を算出した。
<アブセンティーズム:休暇欠務状態>
・絶対的アブセンティーズム:(規定労働時間−実労働時間)
・相対的アブセンティーズム:(規定労働時間−実労働時間)/規定労働時間
<プレゼンティーズム:体調不良による能力低下状態>
・絶対的プレゼンティーズム:自身のパフォーマンス評価
・相対的プレゼンティーズム:自身のパフォーマンス評価/他人の平均的なパフォーマンス評価
イ 気分状態
気分の状態の評価として、気分プロフィール検査短縮版(以下、「POMS」ということがある。)を用いた(日本語版POMS短縮版 金子書房)。気分に関する30項目への回答内容に基づいて、緊張不安、抑うつ落ち込み、怒り敵意、活気(活力)、疲労および混乱の6項目について平均値±標準偏差を算出した。
(3)結果
摂取期間における試験食品の摂取率が低かった者等、試験結果の信頼性に問題があると判断された73名を除外した153名を解析対象者とした。解析対象者はA群80名(男性47名、女性33名)、B群73名(男性42名、女性31名)であった。
ア 労働パフォーマンス
労働パフォーマンスおよび気分状態についての結果は、それぞれ表3および表4に示される通りであった。
Figure 2020039308
表3の結果から、HPQの絶対的プレゼンティーズムについて、非摂取期間と比べて、摂取期間では有意な改善が認められ(p<0.05)、出勤しているにも関わらず心身の健康上の問題により充分にパフォーマンスが上がらない状態が改善される等の、労働パフォーマンスの向上が示された。
Figure 2020039308
表4の結果から、POMSの気分状態のうち活気(活力)について、非摂取期間と比べて、摂取期間では有意な改善が認められ(p<0.05)、摂取期間において活気(活力)が高まったことが示された。
以上の結果から、乳酸菌(JCM5805株)を1×1011個含有する発酵乳の摂取により、労働パフォーマンスや活力が改善することが示された。すなわち、乳酸菌(JCM5805株)の摂取は、労働者の労働パフォーマンスや活力の向上に有用であることが示された。

Claims (9)

  1. 発酵乳を含んでなる、労働パフォーマンスの向上用組成物。
  2. 労働パフォーマンスの向上が、プレゼンティーズムの改善によるものである、請求項1に記載の組成物。
  3. 活力を向上させるための、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 発酵乳を含んでなる、活力の向上用組成物。
  5. 発酵乳が、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスを優勢菌とする発酵乳である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 発酵乳が、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスを発酵乳1g当たり1×10個以上含むものである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. ヒト1日当たりのラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスの摂取量が1×10〜1×1014個となるように発酵乳を摂取させる、請求項5または6に記載の組成物。
  8. ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスが、JCM5805株である、請求項5〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 発酵乳が、発酵助剤を含んでなるものである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
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