JP2020039198A - 縦型リニアアクチュエータ - Google Patents
縦型リニアアクチュエータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020039198A JP2020039198A JP2018164595A JP2018164595A JP2020039198A JP 2020039198 A JP2020039198 A JP 2020039198A JP 2018164595 A JP2018164595 A JP 2018164595A JP 2018164595 A JP2018164595 A JP 2018164595A JP 2020039198 A JP2020039198 A JP 2020039198A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work body
- shaft
- movable shaft
- magnetic force
- linear actuator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Linear Motors (AREA)
Abstract
Description
ところで、従来、この様な衝突を回避するために、特許文献1に開示された如くのダンパー機構を備えた筒型リニアモータなるものが知られている。このものは、複数の永久磁石(22)が直列状に配列されたパイプ(21)よりなる可動子としての磁界部(20)と、磁界部(20)をスライド自在に外嵌する固定子としての筒状フレーム(11)を備え、筒状フレーム(11)の内周部に設けられるコイル(13)の励磁によって、磁界部(20)を直線的に駆動させるようになっており、筒状フレーム(11)の両側内部に緩衝部材を(26)配設した構造となっている。
また、各コイル32…は、予めドーナツ状に巻線形成されたものを、筒状ボビン31の胴部に都合12個嵌挿配設し、3相駆動のためのU相、V相、W相の3個のコイル32を1組として4組の組数による各コイルブロックにて構成される。なお、コイル32…の組数は任意であり、各相のコイル32…同士はそれぞれ直列または並列に接続せしめた所定のパターンによって結線されており、また、必要において各コイル32…の間には、図示しないドーナツ状の絶縁紙や絶縁樹脂シートなどを介在させても良い。
なお、マグネット装着部6aは別部材にて形成して、先端キャップ23にネジ止め固定するようにしても良い。この様に別部材にて形成すると、ワーク体との兼ね合いに応じて、最適な磁気力や大きさを有したマグネットを好適に選択取着することができる。また、固定側マグネット62は、軸側マグネット61に同軸上に対向配置されて固定状態で設けられていればよい。
ホルダー部41は、断面視上向きコ字状に形成され、その底部に雄ネジ部6cを螺入するための雌ネジ部41aが形成されており、マグネット装着部6bは、雄ネジ部6cを雌ネジ部41aに螺入させた状態で、雄ネジ部6cを下部の凹溝6c1をドライバー等によって、緊緩操作することで螺合送りによる上下移動調整可能にセットされている。つまり、マグネット装着部6aと6bは、可動軸2の下部域で、その調整操作やメンテナンス作業が可能な外部に設けられており、ワーク体5は、これら調整操作やメンテナンス作業の邪魔にならない態様で取付けられている。なお、上下動作に伴う振動等により、調整セット位置のズレ防止のために、雌ネジ部41aにロックナットを設けるようにしても良い。
例えば、静止基準位置における両磁石の反発力が50Nであった場合、4kgのワーク体を、定格推力3.5Nのリニアアクチュエータで駆動制御することが可能であった。この場合のストロークの上限は、静止基準位置から上方に8mm程度であった。出願人の販売しているリニアアクチュエータでは、4kgの荷重を駆動制御するためには、直径25mmの円筒状ネオジム磁石を用いたシャフトを用いなければ駆動できないところ、直径8mmの円筒状ネオジム磁石を用いたシャフトで駆動制御することができた。
しかも、軸側マグネット61と固定側マグネット62は、メンテナンス可能な外部に設けられているので、ワーク体5の重さや、使用される両マグネット61、62の表面磁束密度や加工精度等による機械的精度のばらつきの存在を含め、磁気力の強弱の違いなどによる外部要因により、反発磁力による離間幅が変位し、当該変位に起因して相対的に生じる可動域Mの変化(可動軸2の突出幅変化)や、ワーク体5の静止基準位置やストローク下限位置に変化が生じても、使用される現場において、両マグネット61、62間の離間幅を一定に保持したまま、その設置環境に応じてワーク体5を上下調整することで、ワーク体5の静止基準位置を、容易に位置決め変更可能なものとし得る。
この様に構成すると、ストローク下限位置を常に反発磁力を利用した位置に設定された状態においては、ワーク体5自体の製作誤差や種類、大きさの違いなどにより生じる重量の違いや、使用される一対のマグネット6の表面磁束や加工精度等による機械的精度のばらつきの存在を含む磁力の強弱の違いなどによる外部要因により、反発磁力による離間幅が変位し、当該変位に伴って相対的に生じる可動域Mの変化(可動軸2の突出幅変化)や、ワーク体5の静止基準位置やストローク下限位置に変化が生じても、固定側マグネット62を上下調整することにより、反発磁力による離間幅を一定に保持したまま、ワーク体5の静止基準位置を調整変更することができる。しかも、ワーク体5を上下位置調整することで、可動軸2のストローク下限位置が一定化されて、予め初期設定された駆動制御を何ら変更することなく、精度の良い動作制御を行うことができ、ワーク体5を設定された上昇位置と下降位置に精度良く位置決め停止させることができる。
2 可動軸
2a 棒状磁石
21 円筒パイプ
22 後端キャップ
23 先端キャップ
3 コイルユニット
31 筒状ボビン
32 コイル
4 基台
41 ホルダー部
41a 雌ネジ部
5 ワーク体
6 マグネット
61 軸側マグネット
62 固定側マグネット
6a マグネット装着部
6b マグネット装着部
6c 雄ネジ部
6c1 凹溝
M 可動域
Claims (3)
- 複数の棒状磁石が直列状に配列された可動軸と、該可動軸をスライド自在に外嵌する複数のコイルを内周部に並設せしめたコイルユニットとを備え、前記可動軸を、装着されるワーク体と共に前記コイルの励磁によって所定の可動域を進退駆動するよう構成されたリニアアクチュエータであって、
前記コイルユニットを基台に縦置きに装着し、前記可動軸と共にワーク体を上下駆動するに、
前記可動軸の下端部に軸側マグネットを設け、該軸側マグネットに磁極反発するよう前記基台やワークテーブル側に対向配置させて固定側マグネットを設け、
前記軸側マグネットと固定側マグネットとの間に生じる反発磁力によって、前記ワーク体の励磁OFF状態時の荷重を、所定の離間幅をもって支持受けさせて位置保持せしめ、ワーク体の静止基準位置に設定すると共に、
前記可動軸の下降位置を、前記両マグネット間に生じる反発磁力の及ぶ範囲に設定せしめて、ワーク体を小さな推力をもって上下駆動可能に構成したことを特徴とする縦型リニアアクチュエータ。 - 請求項1において、前記固定側マグネットは、相対的に生じる前記可動域の変化に応じて、前記ワーク体の静止基準位置を上下調整可能に構成されていることを特徴とする縦型リニアアクチュエータ。
- 請求項1または2において、前記ワーク体の移動ストロークの上限を、前記両マグネット間に生じる反発磁力の及ぶ範囲に設定したことを特徴とする縦型リニアアクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018164595A JP7158661B2 (ja) | 2018-09-03 | 2018-09-03 | 縦型リニアアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018164595A JP7158661B2 (ja) | 2018-09-03 | 2018-09-03 | 縦型リニアアクチュエータ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020039198A true JP2020039198A (ja) | 2020-03-12 |
JP2020039198A5 JP2020039198A5 (ja) | 2021-10-07 |
JP7158661B2 JP7158661B2 (ja) | 2022-10-24 |
Family
ID=69738329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018164595A Active JP7158661B2 (ja) | 2018-09-03 | 2018-09-03 | 縦型リニアアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7158661B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04130229A (ja) * | 1990-09-20 | 1992-05-01 | Tokuda Seisakusho Ltd | 重量検知器 |
WO2013069148A1 (ja) * | 2011-11-11 | 2013-05-16 | 三菱電機株式会社 | 筒型リニアモータ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5931828A (en) | 1996-09-04 | 1999-08-03 | The West Company, Incorporated | Reclosable vial closure |
-
2018
- 2018-09-03 JP JP2018164595A patent/JP7158661B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04130229A (ja) * | 1990-09-20 | 1992-05-01 | Tokuda Seisakusho Ltd | 重量検知器 |
WO2013069148A1 (ja) * | 2011-11-11 | 2013-05-16 | 三菱電機株式会社 | 筒型リニアモータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7158661B2 (ja) | 2022-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5680216B2 (ja) | 筒型リニアモータ | |
KR101900955B1 (ko) | 중력을 보상하는 수직 액츄에이터 구동장치 | |
JP5100073B2 (ja) | リニアモータ装置およびそれを搭載した工作機械 | |
TWI362162B (ja) | ||
KR20080029855A (ko) | 리니어 모터 및 그것을 탑재한 공작기계 | |
JP2007325389A (ja) | 可動マグネット型リニアモータを内蔵したスライド装置 | |
JP2006320035A (ja) | リニアモータ | |
JP2009014542A (ja) | 材料試験機 | |
WO2011001668A1 (ja) | アクチュエータ及びアクチュエータユニット | |
JP2020039198A (ja) | 縦型リニアアクチュエータ | |
WO2013065180A1 (ja) | 筒型リニアモータ | |
JP2016036228A (ja) | テーブル装置、位置決め装置、及び精密機械 | |
JP7277868B2 (ja) | リニアアクチュエータおよびxyテーブル | |
JP2019136856A (ja) | 工作機械 | |
JP3504637B2 (ja) | 直線駆動装置 | |
US20070133117A1 (en) | Linear stage including an integrated actuator and associated methods | |
KR102267756B1 (ko) | 마그네틱을 이용한 기판 분단용 스크라이브 헤드의 낙하방지장치 | |
KR102319618B1 (ko) | 리니어 서보 모터 | |
KR102391658B1 (ko) | 영강성을 활용한 중력보상 보이스코일모터 | |
JP2009225640A (ja) | シリンダ形リニアモ−タ | |
WO2013028131A1 (en) | Linear actuator | |
JP2016019315A (ja) | リニアモータ、及びそれを用いた駆動システム | |
JP2023004875A (ja) | 制御システム、姿勢調整装置及び制御方法 | |
JP2010118579A (ja) | 支持装置 | |
KR20160138783A (ko) | 회전 모터 구비한 리니어 스테이지 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210830 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220627 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220819 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220927 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7158661 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |