JP2020038519A - 商取引情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】商品供給量の過不足に由来する商取引機会の逸失または商品生産コストの増加を回避する観点から、当該商取引に関する状況の予測精度の向上を図り得るシステムを提供する。【解決手段】商品に関する情報が掲載されている所定のウェブサイトにおける、第1消費者群によるクライアント2を通じた所定行動の頻度に関する「第1情報」がネットワーク通信により取得される。第2消費者群による前記商品の購入実績に関する「第2情報」がネットワーク通信により取得される。商品のコストおよび第1情報により特定される第1指定期間における所定行動の頻度に基づいて定まる指標値と、第2情報により特定される第1指定期間よりも後の第2指定期間における商品の購入実績と、の相関関係が商品ごとに特定される。【選択図】 図1

Description

本発明は、商取引に関連した情報処理技術に関する。
商品の販売数の予測、または予測された販売数に基づいて生産数を予測する際、マーケットリサーチまたは過去の販売実績を利用することが考えられる(例えば、特許文献1〜5参照)。
特開2000−113053号公報 特開2007−122415号公報 特開2008−310477号公報 特開2002−157394号公報 特表2007−503651号公報
しかし、商品の販売数または予測された販売数に基づいた生産数の予測精度は、商品の生産数の過多または過少、ひいては商品供給量の過不足に由来する、商取引機会の逸失または商品生産コストの増加を回避する観点から改善の余地がある。
そこで、本発明は、商品供給量の過不足に由来する商取引機会の逸失または商品生産コストの増加を回避する観点から、当該商取引に関する状況の予測精度の向上を図り得るシステムを提供することを解決課題とする。
本発明の商取引情報処理システムは、商品に関する情報が掲載されている所定のウェブサイトにおける、第1消費者群によるクライアントを通じた所定行動の頻度に関する第1情報をネットワーク通信により取得する第1情報取得要素と、第2消費者群による前記商品の購入実績に関する第2情報をネットワーク通信により取得する第2情報取得要素と、前記商品のコストおよび前記第1情報取得要素により取得された前記第1情報により特定される第1指定期間における前記所定行動の頻度に基づき、前記頻度の増加関数であり、かつ、前記コストの減少関数である所定の多変数関数にしたがって、指標値を商品ごとに決定する第1演算処理要素と、前記第1演算処理要素により決定された前記指標値と、前記第2情報取得要素により取得された前記第2情報により特定される前記第1指定期間よりも後の第2指定期間における前記商品の購入実績と、の相関関係を商品ごとに特定する第2演算処理要素と、を備えていることを特徴とする。
本発明者が得た知見によれば、図7に一点鎖線で表現されているように、コストが比較的高い商品に対する消費者の憧れは比較的強いので、ウェブサイトで検索したい気持ちが強い一方、コストの高さのために購入を躊躇する傾向がある。これとは反対に、図7に二点鎖線で表現されているように、コストが比較的低い商品に対する消費者の憧れは比較的弱いので、ウェブサイトで検索したい気持ちが弱い一方、コストの低さのために購入を積極的に検討する傾向がある。
すなわち、ウェブサイトで商品の検索頻度等が高いからといってその商品の購入実績が必ず上がるわけでもなく、ウェブサイトで商品の検索頻度等が低いからといってその商品の購入実績が必ず下がるわけでもない。このため、所定のウェブサイトにおけるクライアントを通じた消費者(第1消費者群)による所定行動の頻度の高低と当該商品のコストの高低とのバランスが勘案されて決定された指標値と、消費者(第2消費者群)による当該商品の購入実績と、の間に強い相関関係がみられる。
よって、当該構成の商取引情報処理システムによれば、当該知見に鑑みて特定された相関関係にしたがうことにより、商品の購入実績の予測精度の向上が図られる。
本発明の商取引情報処理システムにおいて、前記第1演算処理要素が、前記第1情報取得要素により取得された、前記第2演算処理要素により前記相関関係が決定された後における前記第1消費者群による前記クライアントを通じた前記所定行動の頻度を表わす前記第1情報に基づき、前記指標値を新たに決定し、前記商取引情報処理システムが、前記第1演算処理要素により新たに決定された前記指標値に基づき、前記相関関係にしたがって、前記商品の購入実績を予測する第3演算処理要素をさらに備えていることが好ましい。
当該構成の商取引情報処理システムによれば、前記のようにウェブサイトで商品の検索頻度等が高いからといってその商品の購入実績が必ず上がるわけでもなく、ウェブサイトで商品の検索頻度等が低いからといってその商品の購入実績が必ず下がるわけでもない、という知見に基づいて特定された相関関係にしたがうことにより、商品の購入実績の予測精度の向上が図られる。
本発明の商取引情報処理システムにおいて、前記第1情報取得要素が、前記所定行動の頻度として、前記所定のウェブサイトにおける、前記商品の広告に対するアクセス頻度、前記商品の案内冊子の送付依頼頻度、および、前記商品の購入費用の見積依頼頻度、のうち少なくとも1つに関する前記第1情報を取得することが好ましい。
当該構成の商取引情報処理システムによれば、ウェブサイトで商品の広告に対するアクセス頻度、商品の案内冊子の送付依頼頻度、および、商品の購入費用の見積依頼頻度のうち少なくとも1つが高いからといってその商品の購入実績が必ず上がるわけでもなく、当該頻度が低いからといってその商品の購入実績が必ず下がるわけでもない、という知見に基づいて特定された相関関係にしたがうことにより、商品の購入実績の予測精度の向上が図られる。
本発明の一実施形態としての商取引情報処理システムの構成説明図。 本発明の一実施形態としての商取引情報処理システムの機能に関する説明図。 ウェブサイトへの商品広告掲載および発売のスケジュールに関する説明図。 ウェブページに掲載された商品の先行広告に関する説明図。 ウェブページに掲載された商品のティザー広告に関する説明図。 商品の案内冊子送付依頼のためのウェブページに関する説明図。 商品の先行掲載広告の閲覧頻度および購入実績の相関関係に関する説明図。 商品のティザー広告の閲覧頻度および購入実績の相関関係に関する説明図。 商品の見積依頼件数および購入実績の相関関係に関する説明図。 予測販売実績に関する説明図。 消費者心理および商品コストの関係に関する説明図。
(構成)
図1に示されている本発明の一実施形態としての商取引情報処理システムは、ネットワークを介して複数のクライアント2のそれぞれと相互通信可能な一または複数のサーバにより構成されているサーバ1により構成されている。
サーバ1は、ウェブサイト提供要素101と、データベース102と、第1情報取得要素111と、第2情報取得要素112と、第1演算処理要素121と、第2演算処理要素122と、第3演算処理要素123と、を備えている。サーバ1は、スマートフォンまたはタブレットなどの携帯型の端末装置により構成されていてもよい。
ウェブサイト提供要素101は、商品の広告が掲載されているウェブサイトを提供する。このウェブサイトにおいて、商品の購入費用の見積依頼が可能であってもよい。ウェブサイト提供要素101は、サーバ1とは別個のウェブサイト運営サーバにより構成されていてもよい。
データベース102は、第1情報取得要素111により取得された第1情報、第2情報取得要素112により取得された第2情報、第1演算処理要素121により決定された指標値、第2演算処理要素122により特定された相関関係、ならびに、第3演算処理要素123により予測された商品の購入実績などの情報を記憶保持する。データベース102は、サーバ1とは別個のデータベースサーバにより構成されていてもよい。
第1情報取得要素111は、商品に関する情報が掲載されている所定のウェブサイトにおける、第1消費者群によるクライアント2を通じた所定行動の頻度に関する「第1情報」を、クライアント2または当該クライアント2にウェブサイトを提供したサーバとのネットワーク通信により取得する。
第2情報取得要素112は、第2消費者群による商品ごとの購入実績に関する「第2情報」を、商品の販売代理店の端末装置またはクライアント2を通じた商品購入が可能である場合は当該クライアント2とのネットワーク通信により取得する。
第1演算処理要素121、第2演算処理要素122および第3演算処理要素123のそれぞれは、必要なソフトウェアおよびデータをメモリから読み取り、当該データを対象として当該ソフトウェアにしたがった指定の演算処理(後述)を実行する一または複数のCPUおよび必要に応じて通信機器、記憶装置(当該メモリ)等により構成されている。第1演算処理要素121および第2演算処理要素122のうち、少なくとも一方が、商品の製造業者または販売業者等の端末装置またはクライアント2の構成要素であってもよい。
クライアント2は、例えば、スマートフォンまたはタブレットなどの携帯型の端末装置により構成されている。「携帯型」とは、例えばそのサイズが人間の標準的な手の平程度であり、その重量が片手でまたは衣服のポケットなどに入れて簡単に持ち運びができる程度であることを意味する。クライアント2が、携帯型の機器よりも大型のかつ重量がある機器(たとえば車両4に組み付けられている機器)によって構成されていてもよい。
クライアント2は、記憶装置20と、入力インターフェース21と、出力インターフェース22と、演算処理要素24と、を備えている。
記憶装置20は、演算処理要素24による演算処理結果などを記憶保持するように構成されている。入力インターフェース21は、操作ボタンおよびマイクロフォンなどにより構成され、ユーザの接触式操作または発話による非接触式操作を可能とする。出力インターフェース22は、ディスプレイ装置および音響出力装置(スピーカ)により構成され、クライアントマップ情報等の画像コンテンツを表示または音響コンテンツを出力する。入力インターフェース21および出力インターフェース22は、タッチパネル式ディスプレイにより構成されていてもよい。
演算処理要素24は、記憶装置20を構成するメモリの指定領域からソフトウェアおよびデータを必要に応じて読み取った上で、当該データを対象として当該ソフトウェアにしたがった指定の演算処理を実行する情報処理部(CPU)および必要に応じて通信機器、記憶装置(当該メモリ)等により構成されている。
(作用)
前記構成の商取引情報処理システムによれば、クライアント2における消費者による入力インターフェース21を通じた所定の操作に応じて、消費者がクライアント2を通じて所定のウェブサイトに対してアクセスする(図2/STEP211)。例えば、クライアント2にインストールされている所定のアプリケーションソフトウェアが、タップ等の操作に応じて起動されることにより、当該ウェブサイトへのアクセス状態が実現される。これにより、商品に関する情報が掲載されているウェブサイトのウェブページが出力インターフェース22を構成するディスプレイ装置に表示される。
クライアント2において消費者により所定の行動のために入力インターフェース21が操作される(図2/STEP212)。所定の行動としては、ウェブサイトに掲載されている商品の広告の閲覧、商品の案内冊子の送付要求および商品の購入費用の見積依頼などがあげられる。
例えば、所定の行動が「商品の広告の閲覧」である場合、図4Aに示されているような商品(乗用車)の広告が掲載されているウェブページ、または、図4Bに示されているような商品のティザー広告が掲載されているウェブページが出力インターフェース22を構成するディスプレイ装置に表示される。「ティザー広告」とは、ある要素を顧客に明らかにしないことによって注意をひこうとする商業
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であり、例えばシルエットまたは遠景などを用いて商品の形容の全部を見せない広告がこれに該当する。
所定の行動が「商品の案内冊子の送付要求」である場合、図4Cに示されているような商品の案内冊子(パンフレット)の送付依頼のためのウェブページが出力インターフェース22を構成するディスプレイ装置に表示される。所定の行動が「商品の案内冊子の送付要求」である場合、商品の購入費用の見積依頼のためのウェブページが出力インターフェース22を構成するディスプレイ装置に表示される。
所定の行動の対象となる商品のバリエーションまたは種別が、ウェブサイトにおいて一または複数の項目が選択されることにより、消費者によって指定されてもよい。例えば、商品が乗用車である場合、「車種」、「ボディカラー」および種々の「オプション装備」が複数の項目に含まれる。複数の項目には、「車種」および「ボディカラー」など、複数の選択肢の中から1つが選択されることで内容が定まる項目と、「パドルシフト」および「LEDヘッドライト」など、車種の選択等に応じて予定されている標準装備からの変形(オプション装備)の有無が選択されることで内容が定まる項目と、が含まれている。
クライアント2から発信された当該所定の行動のための操作頻度に関する情報が、直接的または間接的にサーバ1に対して送信される(図2/矢印X1)。これに応じて、サーバ1において、第1情報取得要素111が、商品に関する情報が掲載されている所定のウェブサイトにおける、第1消費者群によるクライアント2を通じた所定の行動の頻度に関する第1情報を取得する(図2/STEP102)。第1情報には、複数の項目の選択態様に応じた商品の種別のほか、所定の行動回数および行動期間に関する情報が含まれている。
第1演算処理要素121が、データベース102により記憶保持されている商品のコストおよび第1情報取得要素111により取得された第1情報により特定される第1指定期間における所定行動の頻度に基づき、指標値を商品ごとに決定する(図2/STEP104)。
「商品のコスト」は、商品の購入コスト(初期コスト)のほか、商品購入後の一定期間(例えば5年、10年、20年など)にわたる当該商品の維持コストも含めた合計コストが含まれていてもよい。
「第1所定期間」は、例えばウェブサイトへの商品の広告の掲載開始時点、ウェブサイトにおける商品の案内冊子の送付依頼の受付開始時点または商品の購入費用の見積依頼の受付開始時点から「1日」、「10日」または「1月」などの期間を意味する。例えば、図3に示されているように、時点t=t0においてウェブサイトへの広告の掲載が開始され、続いて時点t=t1においてウェブサイトへのティザー広告の掲載が開始され、その後の時点t=t2において商品の発売(または発表および発売)が開始された場合、時点t=t0から「1日」および時点t=t1から「1日」が第1指定期間とされてもよい。
所定の行動が商品の広告閲覧である場合、「所定行動の頻度」は、広告が掲載されているウェブサイトへのアクセス回数の累計のほか、広告掲載ウェブページが開かれている(クライアント2の出力インターフェース22に出力されている)期間の累計を意味する。所定の行動が商品の案内冊子の送付依頼である場合、「所定行動の頻度」は、広告が掲載されているウェブサイトにおける送付依頼件数を意味する。所定の行動が商品の購入費用の見積依頼である場合、「所定行動の頻度」は、見積依頼回数のほか、見積依頼用のウェブサイトへのアクセス回数の累計、見積依頼用のウェブページが開かれている(クライアント2の出力インターフェース22に出力されている)期間の累計を意味する。第1指定期間は、所定行動の頻度がピーク値を示す時点を包含するような期間(例えば24時間)として設定されてもよい。
指標値Xは、商品のコストPおよび第1指定期間にわたる第1消費者群の所定行動の頻度Qを主変数とする多変数関数f(P,Q)にしたがって決定される。多変数関数fは、商品のコストPについては減少関数(∂f/∂P<0)であり、かつ、所定行動の頻度Qについては増加関数(∂f/∂Q>0)である。多変数関数fは、例えば関係式(1)により定義されてもよい。
f(P,Q)=Qa/Pb,(1≦a<b≦2)‥(1)。
関係式(1)において、a=1、b=2の場合、多変数関数fは、関係式(2)により定義される。
f(P,Q)=Q/P2 ‥(2)。
クライアント2における消費者による入力インターフェース21を通じた所定の操作に応じて、消費者がクライアント2を通じて所定の商取引ウェブサイトに対してアクセスする(図2/STEP221)。所定の行動時とは異なるウェブサイトであってもよい。クライアント2における消費者による入力インターフェース21を通じた操作に応じて、所定のウェブサイトにおいて、複数の項目が選択され、かつ、当該複数の項目の選択態様に応じてバリエーションが定められた商品が購入または発注される(図2/STEP222)。
クライアント2から発信された商品の購入実績に関する情報が、直接的または間接的にサーバ1に対して送信される(図2/矢印X2)。消費者が販売代理店に赴いて商品を購入した場合、販売代理店の端末装置またはクライアント2から商品の購入実績に関する情報が、サーバ1に対して送信されてもよい。
これに応じて、サーバ1において、第2情報取得要素112が、第2消費者群による商品ごとの購入実績に関する第2情報を取得する(図2/STEP106)。第2情報には、複数の項目の選択態様のほか、購入時点、または、商品が消費者の手に渡った時点に関する情報が含まれている。所定の行動をとった消費者が商品を必ず購入するわけではないので、一般的に第1消費者群および第2消費者群は相違する。
第2演算処理要素122が、第1演算処理要素121により決定された指標値Xと、第2情報取得要素112により取得された第2情報により特定される第1指定期間よりも後の第2指定期間における商品の購入実績Y(購入数量)と、の相関関係を商品ごとに特定する(図2/STEP108)。
「第2所定期間」は、例えば商品の発売開始時点から「10日」または「2月」などの期間を意味する。例えば、図3に示されているように、時点t=t2において商品の発売(または発表および発売)が開始された場合、時点t=t2から「2月」が第2指定期間とされてもよい。第2指定期間は第1指定期間よりも長くてもよいが、短くても同じでもよい。
図5A〜図5Cのそれぞれには、所定の行動が「商品の先行掲載広告の閲覧」、「商品のティザー広告の閲覧」および「商品の購入費用(コスト)の見積依頼」のそれぞれである場合の、商品ごとの指標値Xおよび売上実績Yがプロットされた結果が示されている。第1指定期間は「1日」であり、第2指定期間は「2月」である。図5A〜図5Cのそれぞれには、最小二乗法により求められた、XおよびYの関係を表わす1次式および最小二乗和R2が示されている。
ある商品について、当該商品とスペックが近似する商品群(複数の項目のうち、一部の項目の選択態様が共通または類似する商品群)について、指標値Xと購入実績Yとの相関関係が特定されてもよい。
しかる後、クライアント2における消費者による入力インターフェース21を通じた所定の操作に応じて、消費者がクライアント2を通じて所定のウェブサイトに対してアクセスする(図2/STEP231)。クライアント2において消費者により所定の行動のために入力インターフェース21が操作される(図2/STEP232)。
クライアント2から発信された当該所定の行動のための操作頻度に関する情報が、直接的または間接的にサーバ1に対して送信される(図2/矢印X3)。これに応じて、サーバ1において、第1情報取得要素111が、商品に関する情報が掲載されている所定のウェブサイトにおける、第1消費者群によるクライアント2を通じた所定の行動の頻度に関する第1情報を取得する(図2/STEP110)。
第1演算処理要素121が、データベース102により記憶保持されている商品のコストおよび第1情報取得要素111により取得された第1情報により特定される第1指定期間における所定行動の頻度に基づき、指標値Xを商品ごとに新たに決定する(図2/STEP112)。
第3演算処理要素123が、第1演算処理要素121により新たに決定された指標値Xに基づき、第2演算処理要素122により特定された最新の相関関係にしたがって、商品の購入実績を予測する(図2/STEP114)。
例えば、時点t=t0から始まる第1指定期間にわたる所定の行動頻度である「商品の先行掲載広告の閲覧」の頻度に応じた指標値Xが「0.05」であると決定された場合、図5Aに示されているY=47153Xという1次式にしたがって、Yest(t0)=2357.7という予測結果が得られる(図6/二点鎖線参照)。これは、先行掲載広告の掲載開始後、1日間における先行掲載広告の閲覧頻度および商品コストに応じた指標値Xが「0.05」であるような商品が、発売後2月間で購入実績が約2360(乗用車の場合は約2360台)に到達すると予測されることを意味する。
時点t=t1から始まる第1指定期間にわたる所定の行動頻度である「商品のティザー広告の閲覧」の頻度に応じた指標値Xが「0.72」であると決定された場合、図5Bに示されているY=3559.1Xという1次式にしたがって、Yest(t1)=2562.6という予測結果が得られる(図6/一点鎖線参照)。これは、ティザー広告の掲載開始後、1日間におけるティザー広告閲覧頻度および商品コストに応じた指標値Xが「0.72」であるような商品が、発売後2月間で購入実績が約2560に到達すると予測されることを意味する。
時点t=t2から始まる第1指定期間にわたる所定の行動頻度である「商品の購入費用の見積依頼」の頻度に応じた指標値Xが「0.019」であると決定された場合、図5Cに示されているY=149743Xという1次式にしたがって、Yest(t2)=2845.1という予測結果が得られる(図6/実線参照)。これは、ティザー広告の掲載開始後、1日間における購入費用の見積もり依頼頻度および商品コストに応じた指標値Xが「0.019」であるような商品が、発売後2月間で購入実績が約2850に到達すると予測されることを意味する。
複数の相関関係に基づく予測結果の重み付け和が最終的な予測購入実績として算定されてもよい。この場合、重み係数は、第1指定期間の始期が遅いほど大きくなるように設定されてもよい。
相関関係およびこれにしたがった商品の予測購入実績のうち少なくとも一部が、サーバ1から、商品の製造業者または販売業者などの端末装置またはクライアント2に対して送信されてもよい。
(効果)
本発明者が得た知見によれば、コストが比較的高い商品に対する消費者の憧れは比較的強いので、ウェブサイトで検索したい気持ちが強い一方、コストの高さのために購入を躊躇する傾向がある(図7/一点鎖線参照)。これとは反対に、コストが比較的低い商品に対する消費者の憧れは比較的弱いので、ウェブサイトで検索したい気持ちが弱い一方、コストの低さのために購入を積極的に検討する傾向がある(図7/二点鎖線参照)。
すなわち、ウェブサイトで商品の検索頻度等が高いからといってその商品の購入実績が必ず上がるわけでもなく、ウェブサイトで商品の検索頻度等が低いからといってその商品の購入実績が必ず下がるわけでもない。このため、所定のウェブサイトにおけるクライアントを通じた消費者(第1消費者群)による所定行動の頻度の高低と当該商品のコストの高低とのバランスが勘案されて決定された指標値と、消費者(第2消費者群)による当該商品の購入実績と、の間に強い相関関係がみられる。
よって、当該構成の商取引情報処理システムによれば、当該知見に鑑みて特定された相関関係(図5A〜図5C参照)にしたがうことにより、商品の購入実績の予測精度の向上が図られる(図6参照)。
1‥サーバ、2‥クライアント、20‥記憶装置、21‥入力インターフェース、22‥出力インターフェース、101‥ウェブサイト提供要素、102‥データベース、111‥第1情報取得要素、112‥第2情報取得要素、121‥第1演算処理要素、122‥第2演算処理要素、123‥第3演算処理要素。

Claims (4)

  1. 商品に関する情報が掲載されている所定のウェブサイトにおける、第1消費者群によるクライアントを通じた所定行動の頻度に関する第1情報をネットワーク通信により取得する第1情報取得要素と、
    第2消費者群による前記商品の購入実績に関する第2情報をネットワーク通信により取得する第2情報取得要素と、
    前記商品のコストおよび前記第1情報取得要素により取得された前記第1情報により特定される第1指定期間における前記所定行動の頻度に基づき、前記頻度の増加関数であり、かつ、前記コストの減少関数である所定の多変数関数にしたがって、指標値を商品ごとに決定する第1演算処理要素と、
    前記第1演算処理要素により決定された前記指標値と、前記第2情報取得要素により取得された前記第2情報により特定される前記第1指定期間よりも後の第2指定期間における前記商品の購入実績と、の相関関係を商品ごとに特定する第2演算処理要素と、を備えていることを特徴とする商取引情報処理システム。
  2. 請求項1記載の商取引情報処理システムにおいて、
    前記第1演算処理要素が、前記第1情報取得要素により取得された、前記第2演算処理要素により前記相関関係が決定された後における前記第1消費者群による前記クライアントを通じた前記所定行動の頻度を表わす前記第1情報に基づき、前記指標値を新たに決定し、
    前記商取引情報処理システムが、前記第1演算処理要素により新たに決定された前記指標値に基づき、前記相関関係にしたがって、前記商品の購入実績を予測する第3演算処理要素をさらに備えていることを特徴とする商取引情報処理システム。
  3. 請求項1または2記載の商取引情報処理システムにおいて、
    前記第1情報取得要素が、前記所定行動の頻度として、前記所定のウェブサイトにおける、前記商品の広告に対するアクセス頻度、前記商品の案内冊子の送付依頼頻度、および、前記商品の購入費用の見積依頼頻度、のうち少なくとも1つに関する前記第1情報を取得することを特徴とする商取引情報処理システム。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の商取引情報処理システムにおいて、
    前記第1演算処理要素が、前記コストPおよび前記頻度Qに基づき、関係式f(P,Q)=Qa/Pb,(1≦a<b≦2)により定義されている前記多変数関数fにしたがって前記指標値を決定することを特徴とする商取引情報処理システム。
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