JP2020034788A - 現像剤補給容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容部の回転振れをシール部材により抑制しつつ、収容部が排出部に対し傾いた状態で回転することに起因するシール部材の変形を抑制する。【解決手段】収容部2は第一円形リブ51と係止爪41との当接部を支点に、旋回しながら傾き得る。その場合、第二円形リブ53が上流側円筒部40の内周面の第二当接部P2に突き当たり当接し、突出円環部52が下流側円筒部42の内周面の第一当接部P1に突き当たり当接し、収容部2がそれ以上傾かない。こうして異なる位置(P2、P1)で収容部2の傾きを規制すると、収容部2の揺動中心Qが突出円環部52と第二円形リブ53との間に形成される。シール部材60は、揺動中心Qに近接するように配置される。これにより、収容部2が傾いたとしても、収容部2によるシール部材60にかかる回転軸線方向の圧力は収容部2が傾く前に比較して大きく変動し得ず、シール部材60は局所的に大きく変形し得ない。【選択図】図10

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの、電子写真技術を利用した画像形成装置に用いて好適な現像剤補給容器に関する。
電子写真技術を利用した画像形成装置では、現像剤を用いて画像形成を行う故に、現像剤は画像形成に伴い消費される。そこで、画像形成装置には現像剤を補給するための現像剤補給装置が設けられている。現像剤補給装置には、補給用の現像剤を収容した現像剤補給容器が着脱可能に設けられている。現像剤補給容器は、排出口が形成された排出室(排出部)と、この排出部に対し相対回転自在に設けられた現像剤を収容可能な収容室(収容部)とを有する。そして、収容部は回転が妨げられないように排出部に隙間を空けて嵌合されるため(所謂、すきま嵌め)、その隙間から現像剤補給容器外に現像剤が漏れないように隙間を埋めるリング状のシール部材が設けられている(特許文献1)。
ただし、収容部と排出部とがすきま嵌めされている場合、部品ばらつきや回転負荷変動等に起因して、収容部が回転軸線方向に交差する径方向に振れながら回転する回転振れが生じやすい。収容部に回転振れが生じると、収容部とシール部材との接触部から現像剤が漏れる虞がある。そこで、シール部材は弾性を有し、排出部と収容部とによりシール部材を回転軸線方向に圧縮することで、収容部の回転振れを抑制するようにしている。また、特許文献1に記載の装置では、排出部もしくは収容部におけるシール部材の接触面を傾斜状に形成することにより、収容部の回転時に回転振れに抗するより強い反発力をシール部材に生じさせて、収容部の回転振れをより抑制できるようにしている。
特開2006−308781号公報
ところで、収容部が排出部にすきま嵌めされている場合、収容部は排出部に対し径方向に傾いた状態で回転することがあった。例えば、排出部と収容部の取付位置ずれが大きい場合や、収容部の外周に設けたギア部に外部の駆動源から駆動伝達して収容部を回転させる構成である場合(駆動負荷により径方向に荷重される)などに、排出部に対し収容部が傾いた状態で回転し得る。しかし、上述した特許文献1に記載の現像剤補給容器の場合、収容部が傾いた状態で回転すると、シール部材にかかる回転軸線方向の圧力が周方向で一様でなくなることから、シール部材は圧力の大きい箇所で局所的に大きく変形し得る。そうであると、シール部材は変形箇所における弾性が失われ、その結果、使用に応じて収容部とシール部材との間に隙間が生じるほど変形が進んでしまい、その隙間から現像剤が漏れることがあった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、収容部の回転振れをシール部材により抑制しつつ、収容部が排出部に対し傾いた状態で回転することに起因するシール部材の変形を抑制できる現像剤補給容器の提供を目的とする。
本発明に係る現像剤補給容器は、現像剤補給装置に着脱可能な現像剤補給容器において、開口が形成された一端部を有し、回転により内部に収容した現像剤が前記一端部側に向け搬送される収容部と、前記収容部を相対回転可能に前記一端部が挿入される被挿入部と、前記収容部の前記開口から供給される現像剤を排出する排出口とを有し、前記現像剤補給装置に非回転に装着される排出部と、弾性的に圧縮されて前記一端部と前記被挿入部との間の空間をシールするシール部材と、前記一端部に設けられ、前記被挿入部に当接して前記収容部の回転軸線方向に交差する径方向の移動を規制する第一規制部と、前記第一規制部よりも前記一端部の挿入方向下流側で前記被挿入部に当接し、前記収容部の前記径方向の移動を規制する第二規制部と、を備え、前記シール部材は、前記回転軸線方向に関し前記第一規制部と前記第二規制部との間に配置される、ことを特徴とする。
本発明によれば、収容部の回転振れをシール部材により抑制しつつ、収容部が排出部に対し傾いた状態で回転することに起因するシール部材の変形を、簡易な構成によって抑制することができる。
本実施形態の現像剤補給容器を適用可能な画像形成装置を示す断面図。 現像器を示す概略図。 (a)装着部の外観斜視図、(b)装着部の断面図。 現像剤補給容器と現像剤補給装置を示す拡大断面図。 (a)現像剤補給容器を示す外観斜視図、(b)現像剤補給容器の断面斜視図。 第一実施形態の収容部を示す拡大斜視図。 第一実施形態のフランジ部を示す斜視図。 (a)ポンプ部が使用上最大限伸張された状態の部分図、(b)ポンプ部が使用上最大限収縮された状態の部分図。 第一実施形態に関し、(a)フランジ部と収容部の取り付け態様について説明する部分断面図、(b)フランジ部と収容部の取り付け態様を示す一部拡大断面図。 第一実施形態に関し、フランジ部に対する収容部の規制について説明するための模式図。 シール部材の変形について、本実施形態と従来例とを比較するグラフ。 第二実施形態の収容部を示す拡大斜視図。 第二実施形態のフランジ部を示す斜視図。 第二実施形態に関し、(a)フランジ部と収容部の取り付け態様について説明する部分断面図、(b)フランジ部と収容部の取り付け態様を示す一部拡大断面図。
<第一実施形態>
以下、本実施形態に係る画像形成装置について説明する。まず、画像形成装置について概要を説明し、続いて、この画像形成装置に搭載される現像剤補給装置並びに現像剤補給容器について順に説明する。
(画像形成装置)
本実施形態の現像剤補給容器を着脱可能な現像剤補給装置を搭載した画像形成装置として、電子写真方式を採用した画像形成装置について図1を用いて説明する。
図1に示すように、画像形成装置100は原稿台ガラス102を有し、この原稿台ガラス102上に原稿101が置かれる。そして、原稿101の画像情報に応じた光像が、光学部103の複数のミラーMとレンズLnとにより、予め帯電器203によって一様に帯電された感光体104上に結像されることにより、感光体104上に静電潜像が形成される。この静電潜像は乾式の現像器(1成分現像器)201aにより、現像剤(乾式粉体)としてのトナー(1成分磁性トナー)を用いて可視化される。即ち、感光体104上にトナー像(現像剤像)が形成される。
画像形成装置100には、記録材(以下、シートと呼ぶ)を収容する複数のカセット105〜108が設けられている。これらカセット105〜108に積載されたシートPのうち、画像形成装置100に設けられた操作部(不図示)などから操作者によって入力された情報や、原稿101のサイズに基づいて選択されたいずれかのカセットからシートPが給送される。ここで記録材としては用紙に限定されずに、例えばOHPシート等が適宜使用、選択できる。
そして、給送分離装置105A〜108Aにより搬送された1枚のシートPが、搬送部109を経由してレジストローラ110まで搬送される。そして、このシートPが感光体104の回転と、光学部103のスキャンのタイミングと同期がとられて転写部に搬送される。
転写部は、転写帯電器111と分離帯電器112を有する。転写帯電器111、分離帯電器112は感光体104に対向して配置されている。感光体104上に形成されたトナー像は、転写帯電器111によって、シートPに転写される。そして、分離帯電器112によって、現像剤像(トナー像)の転写されたシートPを感光体104から分離する。
この後、搬送部113により搬送されたシートPは、定着部114において加熱、加圧されてシート上に現像剤像が定着された後に、片面コピーの場合には、排出反転部115を通過し、排出ローラ116により排出トレイ117へ排出される。
他方、両面コピーの場合には、シートPは排出反転部115を通り、一度排出ローラ116により一部が装置外へ排出される。そして、この後、シートPの終端がフラッパ118を通過し、排出ローラ116にまだ挟持されているタイミングでフラッパ118を制御すると共に排出ローラ116を逆回転させることにより、再度装置内へ搬送される。さらに、この後、再給送搬送部119,120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排出トレイ117へ排出される。
上記構成の画像形成装置100において、感光体104の回りには現像器201、クリーナ部202、一次帯電器203等の画像形成プロセス機器が設置されている。なお、現像器201は原稿101の画像情報に基づき光学部103により感光体104に形成された静電潜像に現像剤を付着させることにより現像するものである。また、一次帯電器203は、感光体104上に所望の静電像を形成するため感光体表面を一様に帯電するためのものである。また、クリーナ部202は感光体104に残留している現像剤を除去するためのものである。
(現像器)
次に、現像器201について図1及び図2を用いて説明する。図1や図2に示すように、現像器201は、現像容器201aと、現像ローラ201fと、撹拌部材201cと、送り部材201d、201eとを有している。本実施形態の場合、現像器201には、後述する現像剤補給容器1が装着された現像剤補給装置20から、現像剤として1成分磁性トナーが補給される。現像器201に補給された現像剤は、撹拌部材201cにより撹拌され、送り部材201d、201eにより現像ローラ201fに送られて、現像ローラ201fにより感光体104に供給される。
現像器201には、現像ローラ201f上の現像剤のコート量を規制するための現像ブレード201gが現像ローラ201fに接触して配置されている。また、現像器201には、現像ローラ201fと現像容器201aとの間からの現像剤の漏れを防止するために、漏れ防止シート201hが現像ローラ201fに接触して配置されている。
本実施形態では現像剤補給装置20から補給すべき現像剤として1成分磁性トナーを用いているが、これに限らない。例えば、磁性キャリアと非磁性トナーを混合した2成分現像剤を用いて現像を行う2成分現像器を用いてもよく、その場合、現像剤として非磁性トナーが補給されることになる。なお、この場合、現像剤として非磁性トナーとともに磁性キャリアも併せて補給する構成であってもよい。
(現像剤補給装置)
次に、現像剤補給装置20について、図1を参照しながら図3(a)乃至図4を用いて説明する。現像剤補給装置20は、図1に示すように、現像剤補給容器1が着脱可能な装着部(装着スペース)10と、現像剤補給容器1から排出された現像剤を一時的に貯留するホッパ10aとを有している。現像剤補給容器1は、図3(b)に示すように、装着部10に対して図中矢印M方向に挿入される構成となっている。現像剤補給容器1の長手方向(回転軸線方向)は、この挿入方向と略一致する。なお、現像剤補給容器1の装着部10からの離脱方向(取り出し方向)は、図中矢印M方向と反対方向である。
装着部10には、図3(a)に示すように、現像剤補給容器1が装着された際に現像剤補給容器1のフランジ部4(後述する図5(a)参照)に当接することでフランジ部4の回転方向への移動を規制する、回転方向規制部11が設けられている。
装着部10は現像剤補給容器1が装着された際に、図4に示すように、現像剤補給容器1の排出口4a(排出孔)と連通することにより、現像剤補給容器1から排出された現像剤を受入れる現像剤受入れ口13(現像剤受入れ孔)を有する。そして、現像剤補給容器1の排出口4aから排出された現像剤が、現像剤受入れ口13を通してホッパ10aに供給される。ホッパ10aは、現像器201へ現像剤を搬送するための搬送スクリュー10bと、現像器201と連通した開口10cと、ホッパ10a内に収容されている現像剤の量を検出する現像剤センサ10dを有している。現像剤補給容器1から排出された現像剤は、ホッパ10aによって現像器201へと供給される。
また、装着部10は、図3(a)、図3(b)に示すように、駆動機構として機能する駆動ギア300を有している。外部ギアとしての駆動ギア300は、駆動モータ500(図4参照)から駆動ギア列を介して回転駆動力が伝達され、装着部10にセットされた状態の現像剤補給容器1のギア部2d(図4参照)に対し回転駆動力を付与する機能を有している。
図4に示すように、駆動モータ500は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有する制御装置600により制御される。本実施形態の場合、制御装置600は、現像剤センサ10dから入力された現像剤残量情報に基づき、駆動モータ500の動作を制御する。なお、2成分現像器の場合には、現像剤センサ10dの代わりに現像剤中のトナー濃度を検出する磁気センサを現像器201内に設けておき、この磁気センサの検出結果に基づいて、制御装置600により駆動モータ500の動作を制御させればよい。
(現像剤補給容器)
次に、第一実施形態の現像剤補給容器1について、図5(a)乃至図8を用いて説明する。現像剤補給容器1は、中空円筒状に形成され内部に現像剤を収容する内部空間を備えた収容部2と、フランジ部4と、搬送部材6と、ポンプ部3aとを有する。収容部2は、フランジ部4に挿入されてすきま嵌めされることにより、フランジ部4に対して相対回転可能に取り付けられる。また、図示を省略したが、現像剤補給装置20に現像剤補給容器1が装着された場合、収容部2の挿入方向上流側は重力方向下方から支持されるように、装着部10(図3(a)参照)に載置される。それ故、収容部2はフランジ部4(詳しくは排出部4c)に対して傾いた状態で回転し得る。
(収容部)
収容部2の内面には、図5(a)に示すように、収容された現像剤を自らの回転に伴いフランジ部4の排出部4c側(図5(b)参照、一端部側)に向けて搬送する手段として機能する、螺旋状に突出した搬送突起2aが設けられている。そして、図6に示すように、収容部2の外周には、装着部10の駆動ギア300(図3(a)参照)と係合して駆動連結可能なギア部2dが設けられている。このギア部2dは、収容部2と一体的に回転可能な構成となっている。ギア部2dを介して収容部2が回転されることにより、収容部2内の現像剤は搬送突起2aにより搬送方向(矢印X方向)に搬送される。なお、駆動ギア300からギア部2dに入力された回転駆動力は、往復動部材3bを介しポンプ部3aにも伝達される(図8(a)、図8(b)参照)。ポンプ部3aは、ギア部2dが受けた駆動力により収容部2の内圧が大気圧よりも低い状態と高い状態とに交互に繰り返し切り替わるように動作する。
図6に示すように、収容部2の挿入方向下流側の一端には、一端部として現像剤を排出可能に開口部50を有する小径円筒部2eが形成されている。本実施形態の場合、小径円筒部2eの先端側には、小径円筒部2eよりも外径が大きくなるように(例えば0.3mm程度)突出円環部52が設けられている。また、小径円筒部2eの外周面には、収容部2の回転軸線方向に交差する径方向の外側に向けて突出したリング状の第一円形リブ51と第二円形リブ53とが、互いに長手方向の離れた位置に設けられている。言い換えれば、収容部2において、小径円筒部2eが第一円形リブ51よりも挿入方向下流側に延設して形成され、その先端に上記の突出円環部52が設けられている。後述するように、収容部2は第一円形リブ51により回転軸線方向の動きが規制され、第一規制部としての小径円筒部2eの延設部分(より詳しくは突出円環部52)と第二規制部としての第二円形リブ53とにより径方向の動きが規制される。なお、突出円環部52を設けず、小径円筒部2eの外周部を第一規制部としてよい。
リブ部としての第一円形リブ51には、例えばウレタンフォームなどの弾性部材により形成されたリング状のシール部材60が接着されている。収容部2はシール部材60を弾性的に圧縮した状態で、フランジ部4に対して相対回転可能に取り付けられる。収容部2はシール部材60と摺動しながら回転するために、シール部材60により現像剤補給容器1内の気密性が保たれる。
(フランジ部)
フランジ部4には、図5(b)に示すように、収容部2から搬送されてきた現像剤を一時的に収容して排出するための中空の排出部4c(排出室)が設けられている。排出部4cは、開口した排出口4aを底面に有する。この排出口4aの周囲には、孔のあいた開口シールが設けられている。現像剤補給容器1には、シャッタ8が排出部4cとの間で開口シールを挟持するようにして排出部4cの底部に設けられている。シャッタ8は、現像剤補給容器1が現像剤補給装置20に未装着状態で排出口4aを閉じ、現像剤補給容器1が現像剤補給装置20に装着状態で排出口4aを開くようになっている。即ち、シャッタ8は、現像剤補給容器1の現像剤補給装置20への着脱動作に伴い排出口4aを開閉し得る。
フランジ部4は、現像剤補給容器1が装着部10に装着されることに応じて実質非回転に構成されている。具体的には、フランジ部4が自ら収容部2の回転方向へ回転することがないように、上記の回転方向規制部11が設けられている(図3(a)参照)。したがって、現像剤補給容器1が装着部10に装着された状態では、フランジ部4の排出部4cも、収容部2の回転方向へ回転することが実質阻止された状態となる(ガタ程度の移動は許容する)。他方、収容部2は回転方向への規制は受けずに、現像剤補給工程において回転し得る。
図7に示すように、フランジ部4にはポンプ部3aが取り付けられている。そして、フランジ部4はポンプ部3aと反対側に、収容部2を取り付け可能に構成されている。具体的に、排出部4cには挿入方向上流側から順に被挿入部として、収容部2をすきま嵌めにより取り付けるための上流側円筒部40(第二円筒部)と、下流側円筒部42(第一円筒部)とが形成されている。下流側円筒部42は、第一円形リブ51との間でシール部材60を圧縮して挟持可能なシール挟持部43を有している。他方、上流側円筒部40は、径方向の内側に向けて突出した係止爪41を周方向に複数有している。フランジ部4と収容部2との取り付け態様については後述する。
(搬送部材)
図5(b)に示すように、収容部2には、収容部2内から螺旋状の凸部(搬送突起)2aにより搬送されてきた現像剤を、フランジ部4(排出部4c)へと搬送するための板状の搬送部材6が設けられている。この搬送部材6は、収容部2の一部の領域を略二分割するように設けられており、収容部2とともに一体的に回転する構成となっている。そして、この搬送部材6にはその両面に収容部2の回転軸線方向に対し、フランジ部4側に傾斜した傾斜リブ6aが複数設けられている。搬送突起2aにより搬送されてきた現像剤は、収容部2の回転に連動してこの板状の搬送部材6により鉛直方向下方から上方へと掻き上げられる。その後、収容部2の回転が進むに連れて傾斜リブ6aによってフランジ部4側へと受け渡される。本構成においては、この傾斜リブ6aは、収容部2が半周する毎に現像剤が排出部4cへと送り込まれるように、搬送部材6の両面に設けられている。
(ポンプ部)
本実施形態では前述したように小さな排出口4aから現像剤を安定的に排出させるために、現像剤補給容器1の一部に上記したポンプ部3aを設けている。ポンプ部3aはその容積が可変可能な樹脂製の容積可変型ポンプとなっている。具体的には、ポンプ部3aとして、伸縮可能な蛇腹状の伸縮部材で構成されているものを採用している。具体的には、蛇腹状のポンプを採用しており、「山折り」部と「谷折り」部が周期的に交互に複数形成されている。
現像剤補給容器1には、ギア部2dが受けた収容部2を回転させるための回転駆動力を、ポンプ部3aを往復動させる方向の力へ変換する駆動変換機構として機能するカム機構が設けられている。本実施形態では、ギア部2dが受けた回転駆動力を、現像剤補給容器1側で往復動力へ変換することで、収容部2を回転させる駆動力とポンプ部3aを往復動させる駆動力を、1つの駆動入力部(ギア部2d)で受ける構成としている。
ここで、図8(a)はポンプ部3aが使用上最大限伸張された状態の部分図、図8(b)はポンプ部3aが使用上最大限収縮された状態の部分図である。図8(a)及び図8(b)に示すように、回転駆動力をポンプ部3aの往復動力に変換する為に介する部材としては往復動部材3bを用いている。具体的には、駆動ギア300から回転駆動を受けたギア部2dと、一体となっている全周に溝が設けられているカム溝2bが回転する。このカム溝2bには、往復動部材3bから一部が突出した往復動部材係合突起3cが係合している。また、往復動部材3bは収容部2の回転方向へ自らが回転することがないように、保護カバー4e(図5(b)参照)によって回転方向が規制されている。往復動部材3bは回転方向が規制されることで、カム溝2bの溝に沿って(矢印X方向もしくは逆方向)往復動する。つまり、駆動ギア300から入力された回転駆動力でカム溝2bが回転することで、カム溝2bに沿って往復動部材係合突起3cが矢印X方向もしくは逆方向に往復動作する。これに応じて、ポンプ部3aが伸張した状態(図8(a))と、ポンプ部3aが収縮した状態(図8(b))とを交互に繰り返し、現像剤補給容器1の容積が可変される。
このポンプ部3aの伸縮動作により現像剤補給容器1内の圧力を変化させ、その圧力を利用して現像剤の排出を行っている。具体的には、ポンプ部3aを縮める際には現像剤補給容器1内が加圧状態となり、その圧力に押し出される形で現像剤が排出口4aから排出される。またポンプ部3aを伸ばす際には現像剤補給容器1内が減圧状態になり、外部から排出口4aを介して外気が取り込まれる。この取り込まれた外気により排出口4a付近の現像剤が解れ、次の排出が円滑に行われるようになっている。以上のような伸縮動作をポンプ部3aが繰り返し行うことで生じる現像剤補給容器1の内圧と大気圧(外気圧)との圧力差に従って、現像剤は排出口4aから排出される。
(現像剤補給容器の材質)
本実施形態では、上述したように、ポンプ部3aにより現像剤補給容器1内の容積を変化させることにより、排出口4aから現像剤を排出させる構成となっている。よって、現像剤補給容器1の材質としては、容積変化に対して大きく潰れてしまったり、大きく膨らんでしまったりしない程度の剛性を有したものを採用するのが好ましい。また、本実施形態では、現像剤補給容器1は、現像剤の排出時、外部とは排出口4aを通じてのみ連通しており、排出口4aを除き外部から密閉された構成としている。つまり、ポンプ部3aにより現像剤補給容器1の容積を減少、増加させて排出口4aから現像剤を排出する構成を採用していることから、安定した排出性能が保たれる程度の気密性が求められる。そこで、本実施形態では、収容部2の材質をPET樹脂、フランジ部4の材質をポリスチレン樹脂とし、ポンプ部3aの材質をポリプロピレン樹脂としている。
なお、使用する材質に関して、収容部2とフランジ部4は容積変化に耐えうる素材であれば、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の他の樹脂を使用することが可能である。ポンプ部3aの材質に関しては、伸縮機能を発揮し容積変化によって現像剤補給容器1の容積を変化させることができる材料であればよい。例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)、ポリスチレン、ポリエステル、ポリエチレン等を肉薄で形成したものでも構わないし、あるいはゴムやその他の伸縮性材料などを使用することも可能である。
次に、上述した収容部2とフランジ部4との取り付け態様について、図9(a)及び図9(b)を用いて説明する。収容部2は、フランジ部4の排出部4cの一端側に回転自在にすきま嵌めされる。本実施形態の場合、下流側円筒部42は内径が「φ38mm(+0.1/0)」に、突出円環部52は外径が「φ38mm(−0.02/−0.12)」に形成され、下流側円筒部42と突出円環部52とがすきま嵌めの関係にある。また、上流側円筒部40は内径が「φ46mm(+0.1/0)」に、第二円形リブ53は外径が「φ46mm(−0.02/−0.12)」に形成され、上流側円筒部40と第二円形リブ53とがすきま嵌めの関係にある。これは、収容部2の回転軸線に対し、上流側円筒部40の内径円中心と第二円形リブ53の外径円中心とに、部品ばらつきなどにより例え同心ずれが生じたとしても、収容部2を円滑に回転させるためである。また、収容部2の突出円環部52と第二円形リブ53の回転軸線方向の長さ(厚み)は、それぞれの当接幅(摺動幅)が例えば「0.5mm」となるように形成されることで、収容部2を回転させる際の負荷を低減するようにしている。なお、本実施形態では収容部2の回転軸線方向に関し、下流側円筒部42と突出円環部52とが当接する第一当接部P1と、上流側円筒部40と第二円形リブ53とが当接する第二当接部P2との距離(図中L1で示す)は「15mm」とした。また、収容部2が排出部4cに対し傾いていない状態で、すきま嵌めによる隙間は例えば0.3mm以下に設定されるのが好ましい。
収容部2は上記のように排出部4cにすきま嵌めされた状態で、排出部4cにより回転軸線方向への移動が規制されている。具体的には、図9(a)及び図9(b)に示すように、収容部2の第一円形リブ51が、排出部4cの上流側円筒部40の内側に形成されている係止爪41に係止されている。係止爪41に係止される第一円形リブ51の面側とは反対側に弾性を有するシール部材60が配置されることで、シール部材60は第一円形リブ51と排出部4cのシール挟持部43とに挟まれることで圧縮される。収容部2の回転時、排出部4cのシール挟持部43はシール部材60に摺動される。こうしてシール部材60を挿入方向に押圧して圧縮させることで生じるシール反発力により、収容部2に回転振れが生じないようにしている。なお、本実施形態の場合、シール圧縮量は収容部2が傾いていない状態で、例えば圧縮前のシール厚み「3mm」に対し、圧縮後の厚み(図中E1)が「2.2mm」となるように設定される。
他方、収容部2の径方向への移動の規制に関しては、まず、開口部50近傍であって、シール部材60より挿入方向下流側において、下流側円筒部42の内周面と突出円環部52の外周面とが当接する。加えて、シール部材60より挿入方向上流側において、上流側円筒部40の内周面と第二円形リブ53の外周面とが当接することによって実現される。即ち、収容部2が挿入方向において離れた2箇所で斜めに排出部4cに当接することで、収容部2の径方向への移動が規制されている。
本実施形態の場合、図9(a)及び図9(b)から理解できるように、シール部材60は回転軸線方向に関し、突出円環部52と第二円形リブ53との間(詳しくは図中L1で示す範囲内)に配置される。シール部材60を上記位置に配置できるようにすることで、収容部2が排出部4cに対し傾いた状態で回転することに起因するシール部材60の変形を抑制することができる。以下、この点について、図10を用いて説明する。
図10に示すように、収容部2は、駆動ギア300から収容部2の外周に設けられているギア部2dに回転駆動が伝達されることで回転する。収容部2を回転させる際に、収容部2には駆動ギア300による回転負荷によって径方向(詳しくは図中矢印F方向)にラジアル荷重が生じ得る。収容部2の挿入方向上流側は装着部10に載置されていることから、ラジアル荷重が発生すると、その影響で、収容部2は排出部4cに対して図中矢印F方向に傾いて、回転振れが少なからず生じ得る。収容部2の回転負荷は一定ではなく変動するため、回転振れの程度も一定でない。なお、本明細書では、収容部2が排出部4cに対し傾いた状態とは、下流側円筒部42(及び上流側円筒部40)の径方向の中心を通る中心線Rと、収容部2の回転軸線R´とが交差した状態のことを言う。反対に、収容部2が排出部4cに対し傾いていない状態とは、上記の中心線Rと回転軸線R´とが略一致した状態(交差していない状態)のことを言う。
そして、本実施形態の場合、ラジアル荷重Fにより収容部2が傾くと、駆動ギア300側において収容部2の第一円形リブ51が係止爪41に突き当たり当接する。それ故、第一円形リブ51と係止爪41との当接部を支点として、収容部2は旋回しながら傾くことになる。そうなると、駆動ギア300から収容部2の周方向に180°移動した反対側では、第二円形リブ53が上流側円筒部40の内周面の第二当接部P2に突き当たり当接する。他方、駆動ギア300側では、突出円環部52が下流側円筒部42の内周面の第一当接部P1に突き当たり当接して、収容部2がそれ以上傾かない。収容部2が傾くと、駆動ギア300側と駆動ギア300の反対側とで、第一円形リブ51によるシール部材60に対する圧力が異なる。駆動ギア300側と駆動ギア300の反対側とにおける第一円形リブ51によるシール部材60に対する圧力差は、収容部2の傾きが大きいほど大きくなる。
本実施形態では、まず、突出円環部52と第二円形リブ53とにより収容部2の傾きを抑制するようにしている。そして、上記のように回転軸線方向に離間した異なる位置(P2、P1)で収容部2の傾きを規制すると、収容部2の揺動中心Qが突出円環部52と第二円形リブ53との間(図9(b)の図中L1で示す範囲内)に形成される。そこで、シール部材60が、その揺動中心Qに近接するように配置される。こうすると、例え収容部2が傾いた(揺動した)としても、収容部2によるシール部材60にかかる回転軸線方向の圧力は収容部2が傾く前に比較して大きく変動し得ない。したがって、シール部材60にかかる回転軸線方向の圧力が周方向で大きく変動しなくなり、シール部材60は局所的に大きく変形し得ない。
ここで、本実施形態と従来例とにおいて、収容部2が傾いた状態で回転した場合におけるシール部材60の厚みを比較した結果を、図11に示す。従来例は本実施形態に比較して、収容部2において第一円形リブ51以外に突出円環部52と第二円形リブ53とが形成されていない構成である。なお、図11では、縦軸が収容部2の1回転周期を表し、横軸が任意のシール当接位置におけるシール部材60のシール厚みを表している。
図11から理解できるように、収容部2に回転振れが発生すると、収容部2が回転する度にシール当接位置において、シール部材60はさらに圧縮する方向への変位を繰り返す。そのため、シール部材60は所望の圧縮量以上の圧縮量で過剰な圧縮が繰り返されることになる。過剰圧縮量は、図中のE´で表した。本実施形態では従来例に比較して、過剰圧縮量を50%まで抑制することができた。即ち、収容部2が排出部4cに対し傾いた状態で回転することに起因するシール部材60の変形を抑制することができた。
以上のように、本実施形態によれば、径方向の規制部(係合部)をシール部材の現像剤挿入方向上下流に配置することで、収容部の傾きを低減できる。また、規制部と規制部の距離を長くすることができるため、シール部材60を収容部2の揺動中心Qに近接させて配置できる。これにより、収容部2によるシール部材60にかかる回転軸線方向の圧力は収容部2が傾く前に比較して大きく変動し得ないので、シール部材60は局所的に大きく変形し得ない。このように、本実施形態では、収容部2の回転振れをシール部材60により抑制しながら、収容部2が排出部4cに対し傾いた状態で回転することに起因するシール部材60の変形を、簡易な構成によって抑制できる。
<第二実施形態>
次に、第二実施形態の現像剤補給容器について、図12乃至図14(b)を用いて説明する。第二実施形態の現像剤補給容器は、中空円筒状に形成され内部に現像剤を収容する内部空間を備えた収容部2Aと、フランジ部4Aとを有する。なお、第二実施形態の現像剤補給容器においても搬送部材6とポンプ部3aとを有しているが、これらについては上述した第一実施形態と同様であるので、ここでは図示及び説明を省略している。また、上述した第一実施形態と同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略にする。
(収容部)
図12に示すように、収容部2の挿入方向下流側の一端には、現像剤を排出可能に開口部50を有する小径円筒部2eが形成されている。小径円筒部2eの外周面には、収容部2の回転軸線方向に交差する径方向の外側に向けて突出したリング状の第一円形リブ51と第二円形リブ53とが、互いに長手方向の離れた位置に設けられている。第一円形リブ51には、例えばウレタンフォームなどの弾性部材により形成されたリング状のシール部材60が接着されている。そして、本実施形態では、シール部材60を囲むようにして、小径円筒部2eの外径よりも内径の大きい先端円筒部54が設けられている。言い換えれば、収容部2において、先端円筒部54が第一円形リブ51よりも挿入方向下流側に突出して形成され、先端円筒部54の内周にシール部材60が設けられている。
本実施形態においても、収容部2はシール部材60を圧縮した状態で、フランジ部4A(図13参照)に対して相対回転可能に取り付けられる。収容部2はシール部材60と摺動しながら回転するために、シール部材60により現像剤補給容器内の気密性が保たれる。そして、本実施形態では後述するように、収容部2は第一円形リブ51により回転軸線方向の動きが規制され、第一規制部としての先端円筒部54と第二規制部としての第二円形リブ53とにより径方向の動きが規制される。
(フランジ部)
図13に示すように、フランジ部4Aには、収容部2から搬送されてきた現像剤を一時的に収容して排出するための中空の排出部4c(排出室)が設けられている。排出部4cは、開口した排出口4aを底面に有する。フランジ部4Aはポンプ部3aと反対側に、収容部2を取り付け可能に構成されている。具体的に、排出部4cには挿入方向上流側から順に被挿入部としての、収容部2をすきま嵌めにより取り付けるための上流側円筒部40(第二円筒部)と、下流側円筒部44とが形成されている。そして、下流側円筒部44は、第一円形リブ51との間でシール部材60を圧縮して挟持するためのシール突き当て部45を有している(図14(b)参照)。シール突き当て部45(第一円筒部)は、上流側円筒部40内に侵入するように、下流側円筒部44の端部から挿入方向と逆方向に突出して設けられている。他方、上流側円筒部40は、径方向の内側に向けて突出した係止爪41を周方向に複数有している。
収容部2は、フランジ部4Aの排出部4cの一端側に回転自在にすきま嵌めされる。本実施形態の場合、図14(a)及び図14(b)に示すように、下流側円筒部44と先端円筒部54とがすきま嵌めの関係にあり、また上流側円筒部40と第二円形リブ53とがすきま嵌めの関係にある。収容部2は排出部4cにすきま嵌めされた状態で、係止爪41に第一円形リブ51が係止されることにより、回転軸線方向への移動が規制されている。係止爪41に係止される第一円形リブ51の面側とは反対側に弾性を有するシール部材60が配置されることで、シール部材60は第一円形リブ51とシール突き当て部45とに挟まれることで圧縮される。収容部2の回転時、シール突き当て部45はシール部材60に摺動される。こうしてシール部材60を挿入方向に押圧して圧縮させることで生じるシール反発力により、収容部2に回転振れが生じないようにしている。
他方、収容部2の径方向への移動の規制に関しては、まず、開口部50近傍であって、シール部材60より挿入方向下流側において、シール突き当て部45の外周面と先端円筒部54の内周面とが当接する。加えて、シール部材60より挿入方向上流側において、上流側円筒部40の内周面と第二円形リブ53の外周面とが当接することによって実現される。即ち、収容部2が挿入方向において離れた2箇所で斜めに排出部4cに当接することで、収容部2の径方向への移動が規制されている。
即ち、本実施形態の場合、駆動ギア300によるラジアル荷重Fに応じて収容部2が傾くと(図10参照)、駆動ギア300側において収容部2の第一円形リブ51が係止爪41に突き当たり当接する。それ故、第一円形リブ51と係止爪41との当接部を支点として、収容部2は旋回しながら傾くことになる。そうなると、駆動ギア300から収容部2の周方向に180°移動した反対側では、第二円形リブ53が上流側円筒部40の内周面の第二当接部P2に突き当たり当接する。他方、駆動ギア300側では、先端円筒部54の内周面がシール突き当て部45の外周面との第一当接部P1に突き当たり当接して、収容部2がそれ以上傾かない。
上記のように回転軸線方向に離間した異なる位置(P2、P1)で収容部2の傾きを規制すると、収容部2の揺動中心が先端円筒部54と第二円形リブ53との間(図14(b)の図中L2で示す範囲内)に形成される。そこで、シール部材60は回転軸線方向に関し、収容部2の揺動中心に近接するように、上記した先端円筒部54と第二円形リブ53との間配置される。こうすると、例え収容部2が傾いた(揺動した)としても、収容部2によるシール部材60にかかる回転軸線方向の圧力は収容部2が傾く前に比較して大きく変動し得ない。したがって、シール部材60にかかる回転軸線方向の圧力が周方向で大きく変動しなくなり、シール部材60は局所的に大きく変形し得ない。
以上のように、本実施形態によっても、収容部2の回転振れをシール部材60により抑制しながら、収容部2が排出部4cに対し傾いた状態で回転することに起因するシール部材60の変形を、簡易な構成によって抑制できる、という効果が得られる。
<他の実施形態>
なお、本実施形態の現像剤補給容器1として、ポンプ部3aを設けていない現像剤補給容器1であってもよい。この場合、ポンプ部3a以外については同様であってよく、現像剤補給容器1内での現像剤の搬送に関しては、収容部2、搬送部材6により排出部4cへ搬送される構成であってよい。
1…現像剤補給容器、2(2A)…収容部、2d…ギア部、2e…一端部(小径円筒部)、4a…排出口、4c…排出部、20…現像剤補給装置、40…被挿入部(第二円筒部、上流側円筒部)、41…抜け止め部(係止爪)、42…被挿入部(第一円筒部、下流側円筒部)、45…被挿入部(第一円筒部、シール突き当て部)、51…リブ部(第一円形リブ)、52…第一規制部(突出円環部)、53…第二規制部(第二円形リブ)、54…第一規制部(先端円筒部)、60…シール部材、300…外部ギア(駆動ギア)、P1…第一当接部、P2…第二当接部

Claims (8)

  1. 現像剤補給装置に着脱可能な現像剤補給容器において、
    開口が形成された一端部を有し、回転により内部に収容した現像剤が前記一端部側に向け搬送される収容部と、
    前記収容部を相対回転可能に前記一端部が挿入される被挿入部と、前記収容部の前記開口から供給される現像剤を排出する排出口とを有し、前記現像剤補給装置に非回転に装着される排出部と、
    弾性的に圧縮されて前記一端部と前記被挿入部との間の空間をシールするシール部材と、
    前記一端部に設けられ、前記被挿入部に当接して前記収容部の回転軸線方向に交差する径方向の移動を規制する第一規制部と、
    前記第一規制部よりも前記一端部の挿入方向下流側で前記被挿入部に当接し、前記収容部の前記径方向の移動を規制する第二規制部と、を備え、
    前記シール部材は、前記回転軸線方向に関し前記第一規制部と前記第二規制部との間に配置される、
    ことを特徴とする現像剤補給容器。
  2. 前記排出部は、前記被挿入部において前記一端部が前記被挿入部から抜けないように前記収容部の一部を係止する抜け止め部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容器。
  3. 前記収容部は、前記一端部において外周面から前記径方向に突出するリブ部が形成され、
    前記抜け止め部は、前記リブ部を係止し、
    前記シール部材は、前記抜け止め部に係止された前記リブ部により前記回転軸線方向に圧縮されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の現像剤補給容器。
  4. 前記シール部材は、前記リブ部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の現像剤補給容器。
  5. 前記収容部は、外周面に外部ギアから回転駆動力を受けるギア部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像剤補給容器。
  6. 前記被挿入部は、前記挿入方向下流側から順に第一円筒部と、前記第一円筒部よりも内径の大きい第二円筒部とを有し、
    前記第一規制部は、前記第一円筒部に当接するように前記一端部の先端から前記挿入方向に向けて延設され、
    前記第二規制部は、前記第二円筒部に当接するように前記一端部の外周面から前記径方向に突出され、
    前記シール部材は、前記回転軸線方向に関し前記第一規制部と前記第一円筒部とが当接する第一当接部と、前記第二規制部と前記第二円筒部とが当接する第二当接部との間に配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像剤補給容器。
  7. 前記第一規制部と前記第二規制部は、前記収容部が前記排出部に対し傾いていない状態で、それぞれが前記第一円筒部と前記第二円筒部との間に隙間を空けて設けられている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の現像剤補給容器。
  8. 前記隙間は、0.3mm以下に設定される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の現像剤補給容器。
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