JP2020029311A - ポリウレタン弾性糸捲糸体 - Google Patents

ポリウレタン弾性糸捲糸体 Download PDF

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Abstract

【課題】4.5kg以上の多量巻であっても、綾落ち、耳たち、腹膨らみといった捲糸体の形状不良を低減することができ、捲糸体の形状不良による糸切れが少ないポリウレタン弾性糸捲糸体の提供。【解決手段】ポリウレタン弾性糸捲糸体の糸巻量が4.50kg以上9.00kg以下であり、該捲糸体の中央部の巻厚(T1)と最外層の巻幅(W1)との比(T1/W1)が0.40以上0.80以下であり、最外層の巻幅(W1)と最内層の巻幅(W2)との比(W1/W2)が0.75以上1.00以下であり、中央部の巻厚(T1)と端部の巻厚(T2)との比(T1/T2)が0.85以上1.02以下である、ポリウレタン弾性糸捲糸体。【選択図】図1

Description

本発明は、ポリウレタン弾性糸捲糸体に関する。
ポリウレタン弾性糸は、優れた弾性特性を有することから、例えばインナー、ストッキング、コンプレッションウェア、おむつなど、伸縮性やフィット性を要求される様々な製品に使用されている。ポリウレタン弾性糸は、一般的に、紙や樹脂製の管に捲回したポリウレタン弾性糸巻糸体(一般に、「チーズ」とも呼ばれる)の形態として、上記のような製品の製造工程に用いられる。
例えば、特許文献1には、「糸巻量が1.5kg若しくはそれ以上であり、巻幅Aと巻厚Bとの比B/Aが0.4若しくはそれ以上である弾性糸捲糸体」が記載されている。
又、特許文献2には、「弾性糸をトラバースしながらテーパ付きボビンに巻き取った弾性糸巻糸体であって、弾性糸巻糸体からの弾性糸の解舒抵抗値の平均値が3.2〜3.4gであることを特徴とする弾性糸捲糸体」が記載されている。
特開平01−226669号公報 特開2004−142944号公報
インナー、ストッキング、コンプレッションウェア、及びおむつなどの製造工程において、ポリウレタン弾性糸巻糸体を連続的に使用する場合には、ポリウレタン弾性糸捲糸体を交換すること(以下、「玉替え」ともいう)が必要であり、捲糸体の糸巻量が少ないほど頻度は多くなる。近年、特におむつの製造工程においては、玉替えの回数を減らすために、ポリウレタン弾性糸捲糸体の糸巻量を多くする、いわゆる「多量巻化」が進んでいる。しかしながら、糸巻量の多い捲糸体は、巻厚が厚くなるため、捲糸体の両端面で糸が外れる、いわゆる「綾落ち」と呼ばれる現象、捲糸体の両端の巻厚が過度に増えることにより、捲糸体を固定して弾性糸を解舒するときの解舒応力があがる、いわゆる「耳たち」と呼ばれる現象、及び巻き締りの応力によって巻幅方向に糸が押し出される、いわゆる「腹膨らみ」と呼ばれる現象等が起こり、巻糸体の形状を保持する事が困難であった。耳立ち、綾落ち、及び腹膨らみは、製造工程において糸切れにつながるため好ましくない。
例えば、特許文献1に記載されているような弾性糸捲糸体では、糸巻量4.5kg未満では良好な形状で捲糸体を提供できるが、糸巻量4.5kg以上では形態保持性が良好でなく、綾落ちが発生することがあることが分かった。
また、特許文献2に記載されているような弾性糸巻糸体では、テーパ付きボビンに巻き取っているため、製品製造工程において駆動ローラ上に巻糸体を載せて高速で解舒、糸出しをする積極解舒を行うことが難しいことが分かった。
上記の問題点に鑑み、本発明は、4.5kg以上の多量巻であっても、綾落ち、耳たち、腹膨らみといった捲糸体の形状不良を低減することができ、捲糸体の形状不良による糸切れが少ないポリウレタン弾性糸捲糸体を提供することを目的とする。
本発明は以下のとおりである。
[1]ポリウレタン弾性糸を捲き取ったポリウレタン弾性糸捲糸体の糸巻量が4.50kg以上9.00kg以下であり、前記捲糸体の中央部の巻厚(T1)と最外層の巻幅(W1)との比(T1/W1)が0.40以上0.80以下であり、さらに、前記最外層の巻幅(W1)と最内層の巻幅(W2)との比(W1/W2)が0.75以上1.00以下であり、そして、前記捲糸体の中央部の巻厚(T1)と端部の巻厚(T2)との比(T1/T2)が0.85以上1.02以下であることを特徴とする、ポリウレタン弾性糸捲糸体。
[2]前記ポリウレタン弾性糸の巻き始めから100m以内における捲糸体の巻幅(W0)と、前記最外層の前記捲糸体の巻幅(W1)との比(W0/W1)が0.30以上0.80以下である、[1]に記載のポリウレタン弾性糸捲糸体。
[3] [2]に記載の捲糸体の糸巻量が0.20g以上である、ポリウレタン弾性糸捲糸体。
[4]前記ポリウレタン弾性糸の綾角が0度より大きく30度以下である、[1]〜[3]のいずれか一項に記載のポリウレタン弾性糸捲糸体。
[5]前記ポリウレタン弾性糸の伸長率が0.01%以上10%以下である、[1]〜[4]のいずれか一項に記載のポリウレタン弾性糸捲糸体。
本発明のポリウレタン弾性糸捲糸体は、上記構成を有することによって、4.50kg以上の多量巻であっても、綾落ち、耳たち、腹膨らみといった捲糸体の形状不良を低減することができ、捲糸体の形状不良による糸切れが少ないポリウレタン弾性糸捲糸体を提供することができる。
本実施形態のポリウレタン弾性糸捲糸体の模式図である。 本実施形態のポリウレタン弾性糸捲糸体の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という)について、詳細に説明する。本発明は以下の本実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施できる。
《ポリウレタン弾性糸捲糸体》
本実施形態のポリウレタン弾性糸捲糸体は、ポリウレタン弾性糸を捲き取ったポリウレタン弾性糸捲糸体であって、糸巻量が4.50kg以上9.00kg以下であり、捲糸体の中央部の巻厚(T1)と最外層の巻幅(W1)との比(T1/W1)が0.40以上0.80以下であり、最外層の巻幅(W1)と最内層の巻幅(W2)との比(W1/W2)が0.75以上1.00以下であり、中央部の巻厚(T1)と端部の巻厚(T2)との比(T1/T2)が0.85以上1.02以下である。
本実施形態のポリウレタン弾性糸捲糸体は、上記の構成を有することによって、4.5kg以上の多量巻であっても、綾落ち、耳たち、腹膨らみといった捲糸体の形状不良を低減することができ、捲糸体の形状不良による糸切れが少ない。したがって、本実施形態のポリウレタン弾性糸捲糸体は、インナー、ストッキング、コンプレッションウェア、及びおむつなどの様々な製品の製造工程におけるポリウレタン弾性糸の連続的使用に適しており、例えば、おむつの製造工程におけるポリウレタン弾性糸の連続的使用に適している。
本実施形態において、ポリウレタン弾性糸を構成するポリウレタンとしては、例えば、ジイソシアネート、ポリマーポリオール、ジオール、及びジアミン等から重合される構造を有するものであれば、特に限定されるものではない。また、その重合方法も特に限定されるものではない。ポリウレタンとしては、例えば、ジイソシアネート、ポリマーポリオール、及び鎖延長剤としての低分子量ジアミン等から重合されるポリウレタン(「ポリウレタンウレア」ともいう)であってもよく、また、ジイソシアネート、ポリマーポリオール、及び鎖延長剤としての低分子量ジオール等から重合されるポリウレタン(「ポリウレタンウレタン」ともいう)であってもよい。例えば、おむつの製造工程では、高温の接着剤を弾性糸に塗布することがあり、高温の接着剤を塗布することによるポリウレタン弾性糸の劣化や糸切れ防止の観点から、ポリウレタン弾性糸は、ポリウレタンウレアを含有することが好ましい。
ジイソシアネートとしては、例えば、芳香族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネート、及び脂肪族ジイソシアネート等が挙げられる。芳香族ジイソシアネートとしては、以下に限定されないが、例えばジフェニルメタンジイソシアネート(以下、「MDI」ともいう)、トリレンジイソシアネート、1,4−ジイソシアネートベンゼン、キシリレンジイソシアネート、及び2,6−ナフタレンジイソシアネート等が挙げられる。脂環族ジイソシアネート、及び脂肪族ジイソシアネートとしては、例えば、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)(以下、「H12MDI」ともいう。)、イソホロンジイソシアネート、メチルシクロヘキサン2,4−ジイソシアネート、メチルシクロヘキサン2,6−ジイソシアネート、シクロヘキサン1,4−ジイソシアネート、ヘキサヒドロキシリレンジイソシアネート、ヘキサヒドロトリレンジイソシアネート、及びオクタヒドロ1,5−ナフタレンジイソシアネート等が挙げられる。これらのジイソシアネートは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。例えば、おむつ製品に求められるポリウレタン弾性糸の伸縮回復性の観点から、ジイソシアネートは、芳香族ジイソシアネートであることが好ましく、MDIであることがさらに好ましい。
ポリマーポリオールとしては、以下に限定されないが、ポリエーテル系ジオール、ポリエステル系ジオール、ポリカーボネートジオール等のポリマージオールが挙げられる。耐加水分解性の観点から、ポリマーポリオールとしては、ポリエーテル系ポリオールであることが好ましく、ポリエーテル系ジオールであることが更に好ましい。
ポリエーテル系ポリオールとしては、例えばポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール誘導体、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(以下、「PTMG」ともいう)、テトラヒドロフラン(THF)とネオペンチルグリコールの共重合体である変性PTMG(以下、「PTXG」ともいう)、および、THFと3−メチルTHFの共重合体であるジオールが挙げられる。これらのポリエーテル系ポリオールは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。UV脆化性の観点から、ポリエーテル系ポリオールとしては、PTMG、PTXG、及びこれらをブレンドしたポリオールであることが好ましい。
鎖伸長剤としては、低分子量ジアミン、及び低分子量ジオールからなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。なお、鎖伸長剤としては、エタノールアミンのように、水酸基とアミノ基の両方を分子中に有するものであってもよい。
鎖伸長剤としての低分子量ジアミンとしては、以下に限定されないが、例えば、ヒドラジン、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,3−プロパンジアミン、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン、1,2−ジアミノブタン、1,3−ジアミノブタン、1−アミノ−3,3,5−トリメチル−5−アミノメチルシクロヘキサン、2,2−ジメチル−1,3−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノ−2,2−ジメチルブタン、2,4−ジアミノ−1−メチルシクロヘキサン、1,3−ペンタンジアミン、1,3−シクロヘキサンジアミン、ビス(4−アミノフェニル)ホスフィンオキシド、ヘキサメチレンジアミン、1,3−シクロヘキシルジアミン、ヘキサヒドロメタフェニレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、及びビス(4−アミノフェニル)ホスフィンオキシド等が挙げられる。これら低分子量ジアミンは1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。弾性糸の伸縮回復性の観点から、低分子量ジアミンとしては、炭素数2〜5のジアミンであることが好ましく、エチレンジアミンであることがより好ましい。
低分子量ジオールとしては、以下に限定されないが、エチレングリコール、1,3プロパンジオール、1,4ブタンジオール、ビスヒドロキシエトキシベンゼン、ビスヒドロキシエチレンテレフタレート、1−メチル−1,2−エタンジオール等が挙げられる。これら低分子量ジオールは1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ポリウレタン弾性糸の紡糸方法は特に限定されない。紡糸方法としては、たとえば、ポリウレタンを溶剤に溶解して湿式法や乾式法により紡糸する方法、ポリウレタンを加熱溶融して溶融法により紡糸する方法が挙げられる。
また、ポリウレタン弾性糸は、本願の効果を失わない程度であれば、ポリウレタン以外のポリマーや、添加剤、例えば酸化防止剤、耐光剤、紫外線吸収剤、ガス変色防止剤、染料、活性剤、艶消剤、滑剤等を含有するものであっても良い。
本実施形態において、ポリウレタン弾性糸捲糸体のポリウレタン弾性糸のみの重量(以下、単に「糸巻量」という)は、4.50kg以上9.00kg以下であればよく、4.50kg以上8.00kg以下であることが好ましく、4.50kg以上7.00kg以下であることがより好ましく、5.00kg以上7.00kg以下であることがさらにより好ましい。糸巻量が4.50kg以上であることにより、製品製造工程において捲糸体の交換頻度が少なくなり、工程性に優れる。糸巻量が9.00kg以下であると、ポリウレタン弾性糸の巻き締りの応力により、巻幅方向に糸が押し出される現象(以下、単に「腹膨らみ」ともいう)が抑制され、製品製造工程で使用する際、糸切れが起こりにくくなる。
本願明細書において、捲糸体の「最外層の巻幅(W1)」とは、図1に示すように、ポリウレタン弾性糸捲糸体の最も外側に露出したポリウレタン弾性糸(以下、単に「最外層」という)の巻幅をいう。捲糸体の「最内層の巻幅(W2)」とは、図1に示すように、ポリウレタン弾性糸捲糸体の管に接するポリウレタン弾性糸(以下、単に「最内層」という)の巻幅をいう。捲糸体の「中央部の巻厚(T1)」とは、図1に示すように、ポリウレタン弾性糸捲糸体の最外層の中央部分の巻厚をいう。捲糸体の「端部の巻厚(T2)」とは、図1に示すように、ポリウレタン弾性糸の最外層の両端の巻厚をいう。最外層の両端の巻厚が異なる場合は、その平均値を端部の巻厚(T2)とする。尚、上記の中央部とは、W1を定規等で測定した際に得られるW1の長さを2等分したポイントと、糸管の中心部とを結ぶ線上における捲糸体の最厚部の部位をいう。
本実施形態において、捲糸体の中央部の巻厚(T1)と最外層の巻幅(W1)との比(T1/W1)は、0.40以上0.80以下であればよく、0.40以上0.65以下であることがより好ましい。(T1/W1)が0.40以上であると、巻厚に対して巻幅が短くなるため、製品製造工程において駆動ローラ上に捲糸体を載せて高速で解舒、糸出しをする積極解舒法を使用する場合、1チーズあたりの必要スペースを狭くでき、同時に解舒できるチーズ数が増える。また、(T1/W1)が0.80以下であると、製品製造工程で使用する際に、糸が巻幅より脱落する現象(以下、単に「綾落ち」ともいう)が抑制され、脱落した糸が捲糸体の他の部分や製造装置に引っかかり糸が切れるトラブルが抑制される。
本実施形態において、捲糸体の最外層の巻幅(W1)と最内層の巻幅(W2)との比(W1/W2)は、0.75以上1.00以下であればよく、0.75以上0.95以下であることがより好ましい。(W1/W2)が0.75以上であると、巻き締りの応力が中央部に偏ることが抑制されるため耳たちが抑制され、おむつ製造工程において捲糸体を固定して弾性糸を捲糸体の端面方向に解舒するとき、捲糸体の耳に弾性糸が引っかかることがなく、糸切れが防止される。また、(W1/W2)が1.00以下であると、最外層の端部の糸が巻き幅より脱落しにくくなり、綾落ち現象を抑制することができる。
本実施形態において、捲糸体の中央部の巻厚(T1)と端部の巻厚(T2)との比(T1/T2)は、0.85以上1.02以下であればよく、0.90以上1.00以下であることが好ましい。(T1/T2)が0.85以上であると、最外層の中央部の巻厚に対して両端の巻厚が大きくなりすぎず、耳たちが抑制される。耳たちが抑制されることにより、製品製造工程において捲糸体を固定して弾性糸を捲糸体の端面方向に解舒するとき、捲糸体の耳に弾性糸が引っかかり糸切れがおこることが抑制される。(T1/T2)が1.02以下であると、最外層の両端の巻厚が中央部の巻厚より厚くなりすぎないため、綾落ち現象が抑制される。
本実施形態に係るポリウレタン弾性糸捲糸体の巻取時もしくは経時による腹膨らみをより効果的に抑制する観点から、ポリウレタン弾性糸の巻き始めから100m以内において、捲糸体の最外層の巻幅(W1)との比(W0/W1)が0.30以上0.80以下となる巻幅(W0)があることが好ましく、巻き始めから75m以内にあることがより好ましい。
上記の比(W0/W1)が0.30以上0.80以下となるように調整することにより、腹膨らみをより効果的に抑制することができる理由については未だ明らかではないが、発明者らは以下のように推定している。本実施形態において、捲糸体の中央部の巻厚(T1)と端部の巻厚(T2)との比(T1/T2)が0.85以上1.02以下になるように弾性糸を巻き取る際、中央部への巻き締りの応力が端部に対して大きくなる。これに対し、(W0/W1)を0.30以上0.80以下に制御することにより、巻き始めから100m以内の糸条部分が中央部方向にかかる大きな巻き締り応力に対するクッション的役割をなし、巻幅方向に糸が押し出される、いわゆる「腹膨らみ」をより効果的に抑制できると考えられる。この(W0/W1)が0.30以上であると、クッション部分の面積が大きくなり、腹膨らみをより効果的に抑制できる。又、(W0/W1)が0.80以下であることにより、クッション部分の面積が広くなりすぎず、応力が分散することを防止して、「腹膨らみ」をより効果的に抑制できると考えられる。
本実施形態に係るポリウレタン弾性糸捲糸体において、ポリウレタン弾性糸の巻き始めから100m以内において、その糸条の巻幅(W0)と、最外層の巻幅(W1)との比(W0/W1)が0.30以上0.80以下に制御された巻形状部分の糸巻量が0.20g以上であることが好ましく、0.25g以上であることがより好ましい。このように比(W0/W1)制御することにより、腹膨らみをより効果的に抑制することができる理由については未だ明らかではないが、発明者らは以下のように推定している。上記のように、巻き始めから100mの範囲内の糸条部分が中央部方向にかかる大きな巻き締り応力に対するクッション的役割をなし、そのクッション部分の糸巻量が0.20g以上であると、クッション効果をさらに発揮できやすく、巻幅方向に糸が押し出される「腹膨らみ」をより効果的に抑制できると考えられる。
本実施形態において、ポリウレタン弾性糸の綾角は0度より大きく30度以下であることが好ましく、10度以上25度以下であることがより好ましい。また、0度より大きく30度以下であれば、綾角が捲糸体内において変化していてもよい。本実施形態において、「綾角」とは、捲糸体の回転方向と捲糸体の幅方向にトラバースされた糸とのなす角度をいう。ポリウレタン弾性糸の綾角が30度以下であることにより、巻き硬度が高くなりすぎず、捲糸体の内層の糸を表層の糸が締め付けすぎることがないため、経時により腹膨らみ起こることをより効果的に抑制できる。
本実施形態において、ポリウレタン弾性糸の伸長率は0.01%以上10%以下であることが好ましく、0.2%以上5%以下であることがより好ましい。ポリウレタン弾性糸の伸長率が0.01%以上であると、中央部の巻厚(T1)と端部の巻厚(T2)との比(T1/T2)を1.02以下に設定しやすく、また、綾落ちをより効果的に抑制することができる。また、弾性糸の伸長率が10%以下であると、中央部の巻厚(T1)/端部の巻厚(T2)を0.85以上に設定しやすくなり、経時による腹膨らみをより効果的に抑制することができる。ポリウレタン弾性糸の伸長率の測定方法は、後述する実施例の欄に記載する。
本実施形態において、解舒性、工程性等の観点から、ポリウレタン弾性糸に油剤等の処理剤を塗布してもよい。処理剤としては、以下に限定されないが、例えば、ジメチルシリコーンなどのシリコーン系オイル、鉱物油系オイル、及びこれらの組み合わせが挙げられる。処理剤の塗布方法は、特に限定されず、例えば、オイリングローラー等によって塗布することができる。
《ポリウレタン弾性糸捲糸体の製造方法》
本実施形態のポリウレタン弾性糸捲糸体の製造方法としては、ポリウレタン弾性糸を任意の管に、糸巻量が4.5kg以上9kg以下であり、中央部の巻厚(T1)と最外層の巻幅(W1)との比(T1/W1)が0.40以上0.80以下であり、最外層の巻幅(W1)と最内層の巻幅(W2)との比(W1/W2)が0.75以上1.00以下であり、中央部の巻厚(T1)と端部の巻厚(T2)との比(T1/T2)が0.85以上1.02以下となるように捲回することができれば、特に限定されない。
本実施形態のポリウレタン弾性糸捲糸体は、任意の巻取装置を用いて製造することができる。一般に、巻取装置は、連続的に供給される弾性繊維をトラバースガイドにより所定の綾角で綾振りし、ドライブロールを通し、これと同一周速で回転する紙管などの管に糸条を所定量巻き取ることができる。満巻になった巻取側の管を装着しているチャックから、空状態の待機側の管を装着しているチャックへの糸切替は、自動的もしくは手動にて、連続的に行うことができる。ここで、巻取側のチャックとは、糸を巻き取っている管を担持するチャックをいい、待機側のチャックとは、巻取側のチャックが満巻状態となった時に、糸を切断することなく連続的に次の管に糸を切り替えるための空状態の管を担持するチャックをいう。
生産性向上の観点から、それぞれのチャックには複数個の管が装着されていることが好ましい。巻取側のチャックに装着された管は、それ自体もしくは巻き取られた糸条を介してドライブロールにより回転運動を与えられ、糸条を巻き取ることができる。巻取側のチャックに装着された管が所定量の糸を巻きとって満巻状態になると、自動的もしくは手動でドライブロールがトラバースガイドを従えて巻取側の管から離れた後、ターレット板を回転させて待機側のチャックに装着された管を満巻状態の巻取側の管と入れ替えて、空管に巻きつけることができる。巻きつけた後、ドライブロールを下降させ、巻きつけられた管に接して通常の巻取が始まり、管の切替えが完了する。この時、ターレット板を回転させて待機側の管に糸条を巻きつけてから、ドライブロールを管に接触させるまでの時間を、約3秒以上にすることが好ましい。このドライブロールが管に接するまでの時間では、ドライブロールと管との間に空隙が存在することによって、巻取の糸幅をトラバース幅に対して小さく設定することができ、巻き始めから100mの範囲内における巻幅(W0)において、最外層の巻き幅(W1)との比(W0/W1)が0.30以上0.80以下の糸条を形成することがより容易となる。こうして、巻き始めに巻幅の小さいクッション部分を巻くことができる。
続けて、綾角を0度より大きく30度以下で、又伸長率を0.01%以上10度以下のそれぞれ任意の値に設定して、本実施形態のポリウレタン弾性糸捲糸体を製造することができる。たとえば、ポリウレタン弾性糸の綾角を0度より大きく30度以下、伸長率を0.01%以上10%以下とし、中央部の巻厚(T1)と最外層の巻幅(W1)との比(T1/W1)を0.40以上0.80以下とし、糸重量が4.5kg以上9kg以下となるように巻き取ることで、最外層の巻幅(W1)と最内層の巻幅(W2)との比(W1/W2)が0.75以上1.00以下であり、中央部の巻厚(T1)と端部の巻厚(T2)との比(T1/T2)が0.85以上1.02以下であるポリウレタン弾性糸捲糸体をより容易に製造することができる。
以下の実施例において、本実施形態をより具体的に説明するが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。
まず、本発明における評価方法について説明する。
《測定方法及び評価方法》
<巻き始めからの長さの測定>
ポリウレタン弾性糸捲糸体において、最内層の端部からの糸長を巻き始めからの長さとして測定した。ただし捲糸体において、最内層部の端糸を新たな弾性糸捲糸体の最外層部の端糸と連結するためのトランスファーテール糸が備えられている場合、トランスファーテール糸を除去した後の長さを測定した。
<伸長率>
ポリウレタン弾性糸の伸長率(%)は、以下(1)〜(3)の手順で測定及び計算した。
(1)ポリウレタン弾性糸捲糸体からポリウレタン弾性糸を弛緩状態の長さ(以下、単に「リラックス長」ともいう)で0.5m解舒してサンプルとし、そのサンプル重量(g)を測定した。以下の計算式から、ポリウレタン弾性糸の弛緩状態における繊度(リラックス繊度A(dt))を計算した。測定は4回行い、その平均値をとった。尚、「弛緩状態」とは、糸をチーズから解舒した後、無荷重で2時間以上放置した状態のことをいう。
リラックス繊度A(dt)=サンプル重量(g)×10000/リラックス長(m)
(2)送り出しロールによってポリウレタン弾性糸捲糸体からポリウレタン弾性糸を伸長率を維持した状態で50m送り出して解舒した。解舒された糸の重量(g)を測定した。以下の計算式から、ポリウレタン弾性糸の伸長状態における繊度(プリント繊度B(dt))を計算した。
プリント繊度B(dt)=解舒された糸の総重量(g)×10000/50(m)
(3)以下の計算式から、ポリウレタン弾性糸の伸長率(%)を計算した。
伸長率(%)=(A/B−1)×100
<綾落ち>
ポリウレタン弾性糸捲糸体を製造後2日以上経過したあと、綾落ちを観察し、次の3段階で評価した。
○:捲糸体側面に脱落した糸がない。
△:捲糸体側面に脱落した糸はあるが、全て5cm未満である。
×:捲糸体側面に5cm以上の脱落した糸がある。
<腹膨らみ>
ポリウレタン弾性糸捲糸体を製造後2日以上経過したあと、腹膨らみを観察し、次の3段階で評価した。
○:最内層の巻幅(W2)より2%以上大きい巻幅となる部分がない。
△:最内層の巻幅(W2)より2%以上5%未満大きい巻幅となる部分がある。
×:最内層の巻幅(W2)より5%以上大きい巻幅となる部分がある。
<耳たち>
ポリウレタン弾性糸捲糸体を製造後2日以上経過したあと、以下の方法で耳たちを観察し、3段階で評価した。
ポリウレタン弾性糸捲糸体を15m/minで捲糸体の端面方向に消極解舒するときの応力を測定した。ここで消極解舒とは、タテどり方式で解舒する方法のことをいう。
○:15gf未満である。
△:15gf以上30gf未満である。
×:30gf以上であるか、糸切れする。
<巻形状>
弾性糸捲糸体の巻形状を観察し、次の3段階で評価した。
1:綾落ち、腹膨らみ、耳たちの全てが評価○で、巻き形状が良好。おむつ製造工程で糸切れが起こらない。
2:綾落ち、腹膨らみ、耳たちのいずれかに評価△はあるが、×が見られず、巻き形状の異常はない。おむつ製造工程で糸切れが起こらない。
3:綾落ち、腹膨らみ、耳たちのいずれかに評価×が見られ、全体的に巻き形状が良くない。おむつ製造工程で糸切れが頻発する。
《ポリウレタン弾性糸捲糸体の製造例》
[実施例1〜3]
ポリウレタン紡糸原液から糸条繊度620dtで、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の値が0.30以上0.80以下となる巻形状部分の糸巻量が8.00gで、綾角が20度で、伸長率が2%で、糸重量、中央部の巻厚(T1)/最外層の巻幅(W1)、最外層の巻幅(W1)/最内層の巻幅(W2)、中央部の巻厚(T1)/端部の巻厚(T2)、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の最小値を表1に示すように変化させて、実施例1〜3のポリウレタン弾性糸捲糸体を製造した。
綾落ち、腹膨らみ、耳たちの一部に評価△が見られたものの、いずれの場合も、巻形状に異常は見られなかった。結果を下表1にまとめる。
[実施例4〜5]
ポリウレタン紡糸原液から糸条繊度620dtで、糸重量が7.00kgで、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の値が0.30以上0.80以下となる巻形状部分の糸巻量が8.00gで、伸長率が2%で、中央部の巻厚(T1)/最外層の巻幅(W1)、最外層の巻幅(W1)/最内層の巻幅(W2)、中央部の巻厚(T1)/端部の巻厚(T2)、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の最小値、綾角を表1に示すように変化させて、実施例4〜5のポリウレタン弾性糸捲糸体を製造した。
綾落ち、腹膨らみ、耳たちの一部に評価△が見られたものの、いずれの場合も、巻形状に異常は見られなかった。結果を下表1にまとめる。
[実施例6〜8]
ポリウレタン紡糸原液から糸条繊度620dtで、糸重量が7.0kgで、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の値が0.30以上0.80以下となる巻形状部分の糸巻量が8.00gで、綾角が20度で、中央部の巻厚(T1)/最外層の巻幅(W1)、最外層の巻幅(W1)/最内層の巻幅(W2)、中央部の巻厚(T1)/端部の巻厚(T2)、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の最小値、伸長率を表1に示すように変化させて、実施例6〜8のポリウレタン弾性糸捲糸体を製造した。
綾落ち、腹膨らみ、耳たちの一部に評価△が見られたものの、いずれの場合も、巻形状に異常は見られなかった。結果を下表1にまとめる。
[実施例9〜12]
ポリウレタン紡糸原液から糸条繊度620dtで、糸重量が7.00kgで、綾角が20度で、伸長率が2.0%で、中央部の巻厚(T1)/最外層の巻幅(W1)、最外層の巻幅(W1)/最内層の巻幅(W2)、中央部の巻厚(T1)/端部の巻厚(T2)、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の最小値、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の値が0.30以上0.80以下となる巻形状部分の糸巻量を表1に示すように変化させて、実施例9〜12のポリウレタン弾性糸捲糸体を製造した。
綾落ち、腹膨らみ、耳たちの一部に評価△が見られたものの、いずれの場合も、巻形状に異常は見られなかった。結果を下表1にまとめる。
[比較例1]
ポリウレタン紡糸原液から糸条繊度620dtで、糸重量が7.00kgで、中央部の巻厚(T1)/最外層の巻幅(W1)が0.84で、最外層の巻幅(W1)/最内層の巻幅(W2)が0.73で、中央部の巻厚(T1)/端部の巻厚(T2)が0.92、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の最小値が0.24で、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の値が0.30以上0.80以下となる巻形状部分の糸巻量が7.4gで、綾角が35度で、伸長率が2%の比較例1のポリウレタン弾性糸捲糸体を製造した。
腹膨らみが評価×で、おむつ製造工程において糸切れが起きた。結果を下表1にまとめる。
[比較例2]
ポリウレタン紡糸原液から糸条繊度620dtで、糸重量が7.00kgで、中央部の巻厚(T1)/最外層の巻幅(W1)が0.52で、最外層の巻幅(W1)/最内層の巻幅(W2)が0.91で、中央部の巻厚(T1)/端部の巻厚(T2)が0.77で、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の最小値が0.47で、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の値が0.30以上0.80以下となる巻形状部分の糸巻量が8.0gで、綾角が20度で、伸長率が12%の比較例1のポリウレタン弾性糸捲糸体を製造した。
腹膨らみ、耳たちが評価×で、おむつ製造工程において糸切れが起きた。結果を下表1にまとめる。
[比較例3]
ポリウレタン紡糸原液から糸条繊度620dtで、糸重量が7.00kgで、中央部の巻厚(T1)/最外層の巻幅(W1)が0.66で、最外層の巻幅(W1)/最内層の巻幅(W2)が0.73で、中央部の巻厚(T1)/端部の巻厚(T2)が0.81で、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の最小値が0.58で、巻き始めから100m以内の巻幅(W0)/最外層の巻幅(W1)の値が0.30以上0.80以下となる巻形状部分の糸巻量が0.1gで、綾角が20度で、伸長率が12%の比較例1のポリウレタン弾性糸捲糸体を製造した。
腹膨らみ、耳たちが評価×で、おむつ製造工程において糸切れが起きた。結果を下表1にまとめる。
Figure 2020029311
本発明は、インナー、ストッキング、コンプレッションウェア、及びおむつなどの製造において産業上の利用可能性がある。
10 ポリウレタン弾性糸捲糸体
11 ポリウレタン弾性糸
12 クッション部分
20 管
W0 クッション部分の巻幅
W1 最外層の巻幅
W2 最内層の巻幅
T1 中央部の巻厚
T2 端部の巻厚

Claims (5)

  1. ポリウレタン弾性糸を捲き取ったポリウレタン弾性糸捲糸体の糸巻量が4.50kg以上9.00kg以下であり、前記捲糸体の中央部の巻厚(T1)と最外層の巻幅(W1)との比(T1/W1)が0.40以上0.80以下であり、さらに、前記最外層の巻幅(W1)と最内層の巻幅(W2)との比(W1/W2)が0.75以上1.00以下であり、そして、前記捲糸体の中央部の巻厚(T1)と端部の巻厚(T2)との比(T1/T2)が0.85以上1.02以下であることを特徴とする、ポリウレタン弾性糸捲糸体。
  2. 前記ポリウレタン弾性糸の巻き始めから100m以内における前記捲糸体の巻幅(W0)と前記最外層の巻幅(W1)との比(W0/W1)が0.30以上0.80以下である、請求項1に記載のポリウレタン弾性糸捲糸体。
  3. 請求項2に記載の捲糸体の糸巻量が0.20g以上である、前記捲糸体。
  4. 前記ポリウレタン弾性糸の綾角が0度より大きく30度以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリウレタン弾性糸捲糸体。
  5. 前記ポリウレタン弾性糸の伸長率が0.01%以上10%以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のポリウレタン弾性糸捲糸体。
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