JP2020027342A - 情報処理装置、監視装置、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、監視装置、及び情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020027342A
JP2020027342A JP2018150448A JP2018150448A JP2020027342A JP 2020027342 A JP2020027342 A JP 2020027342A JP 2018150448 A JP2018150448 A JP 2018150448A JP 2018150448 A JP2018150448 A JP 2018150448A JP 2020027342 A JP2020027342 A JP 2020027342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
normal
abnormality
learning data
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2018150448A
Other languages
English (en)
Inventor
慎大 原
Shinta Hara
慎大 原
雄 川村
Yu Kawamura
雄 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2018150448A priority Critical patent/JP2020027342A/ja
Publication of JP2020027342A publication Critical patent/JP2020027342A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】異常検出の精度の低下を低減しながら、異常検出の計算時間を短縮すること。【解決手段】情報処理装置が、監視対象が正常である際に測定された複数の正常データ、及び前記監視対象が正常または異常である際に測定された評価用データを記憶する記憶部と、前記複数の正常データ間の類似度に基づいて、異常検出に用いられる学習用データを決定する決定部と、前記決定部により決定された学習用データを用いて、異常検出に用いられる正常モデルを生成する生成部と、前記決定部により決定された学習用データ、及び前記生成部により生成された正常モデルに基づいて、前記評価用データに対する異常検出を行う異常判定部と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、監視装置、及び情報処理方法に関する。
従来、センサにより取得されたデータに基づいて、異常を検出する技術が知られている。この技術において、カーネル主成分分析(Kernel Principal Component Analysis; KPCA)法を用いた多変量統計的プロセス管理(Multivariate Statistical Process Control; MSPC)が知られている。この手法では、正常状態で測定されたデータの集合x及びカーネル関数に基づいて、ある時点での測定データについて、正常状態からの乖離度を示すT統計量及びQ統計量等を算出し、当該測定データの異常を判定する(例えば、非特許文献1、2を参照)。
Carlos F. Alcala and S. Joe Qin, "Reconstruction-based Contribution for Process Monitoring with Kernel Principal Component Analysis." 2010 American Control Conference Marriott Waterfront, Baltimore, MD, USA June 30-July 02, 2010 FrC21.6 里山雄亮ら、"変数除去寄与による異常要因同定"、計測自動制御学会制御部門マルチシンポジウム(CD−ROM) 3巻、3E4‐3、2016年3月7日
しかしながら、正常状態で測定されたデータの集合に基づいて異常を検出する場合、当該データの数が大きくなる程、検出の精度は向上するものの、検出のための計算時間が増大するという問題がある。
そこで、一側面では、異常検出の精度の低下を低減しながら、異常検出の計算時間を短縮することを目的とする。
一つの案では、情報処理装置が、監視対象が正常である際に測定された複数の正常データ、及び前記監視対象が正常または異常である際に測定された評価用データを記憶する記憶部と、前記複数の正常データ間の類似度に基づいて、異常検出に用いられる学習用データを決定する決定部と、前記決定部により決定された学習用データを用いて、異常検出に用いられる正常モデルを生成する生成部と、前記決定部により決定された学習用データ、及び前記生成部により生成された正常モデルに基づいて、前記評価用データに対する異常検出を行う異常判定部と、を有する。
一側面によれば、異常検出の精度の低下を低減しながら、異常検出の計算時間を短縮することができる。
実施形態に係る監視システムの構成例を示す図である。 実施形態に係る支援装置、及び監視装置のハードウェア構成例を示す図である。 実施形態に係る支援装置、及び監視装置の機能ブロック図である。 実施形態に係る正常データ情報の一例を示す図である。 実施形態に係る支援装置の学習用データ決定処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る学習用データの数を削減する処理の一例(その1)を示すフローチャートである。 実施形態に係る各領域に基づいて正常データを除去する処理の一例について説明する図である。 実施形態に係る学習用データの数を削減する処理の一例(その2)を示すフローチャートである。 実施形態に係る学習用データの数を削減する処理の一例(その3)を示すフローチャートである。 実施形態に係る各領域及び各距離に基づいて正常データを除去する処理の一例について説明する図である。 実施形態に係る監視装置の異常検出処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
<システム構成>
図1は、実施形態に係る監視システムの構成例を示す図である。図1において、監視システム1は、支援装置10(「情報処理装置」の一例。)、監視装置20、測定装置30、及び機器40を含む。なお、支援装置10、監視装置20、測定装置30、及び機器40の数は図1の例に限定されない。
支援装置10、監視装置20、及び測定装置30は、LAN(Local Area Network)、無線LAN、インターネット等の通信回線Nによって通信可能なように接続される。
支援装置10は、例えば、サーバ、PC(Personal Computer)、タブレット型端末等の情報処理装置である。支援装置10は、機器40が製造する製品、または機器40の状態等の監視対象の異常判定を行うための学習用データ、及び正常モデル(学習済モデル)を決定し、決定した正常モデル、及び学習用データを監視装置20に出力する。
監視装置20は、支援装置10から取得した正常モデル、及び学習用データに基づいて、監視対象の異常判定を行う。監視装置20は、異常を判定すると、アラームや画面表示等によりユーザに異常を報知する。監視装置20は、例えば、製造プロセスの監視、設備の状態の監視等を行う。
測定装置30は、例えば、機器40が製造する製品の温度、湿度、圧力、または機器40の温度、湿度、圧力、撹拌速度、流量等の1以上の種類の状態量のデータを測定し、測定したデータ(測定データ)を支援装置10、及び監視装置20に通知するセンサである。
機器40は、例えば、プラント等における製造設備(製造装置)や、産業用・民生用の設備である。機器40には、例えば、化学・石油・繊維・食品・飲料・鉄鋼・非鉄・パルプ・薬品・ガラス・セメント・半導体・繊維などのプラントの設備、冷蔵・冷凍庫や冷蔵・冷凍ショーケース等が含まれる。
<ハードウェア構成>
図2は、実施形態に係る支援装置10、及び監視装置20のハードウェア構成例を示す図である。以下では、支援装置10について説明するが、監視装置20のハードウェア構成は支援装置10のハードウェア構成と同様でもよい。
図2の支援装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、インタフェース装置105、表示装置106、及び入力装置107等を有する。
支援装置10での処理を実現する監視プログラムは、記録媒体101によって提供される。監視プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、監視プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、監視プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされた監視プログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って支援装置10に係る機能を実現する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置106はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置107はキーボード及びマウス等、またはタッチパネル及びボタン等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。
なお、記録媒体101の一例としては、CD−ROM、DVDディスク、又はUSBメモリ等の可搬型の記録媒体が挙げられる。また、補助記憶装置102の一例としては、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等が挙げられる。記録媒体101及び補助記憶装置102のいずれについても、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に相当する。
<機能構成>
次に、図3、及び図4を参照し、実施形態に係る支援装置10、及び監視装置20の機能構成について説明する。図3は、実施形態に係る支援装置10、及び監視装置20の機能ブロック図である。図4は、実施形態に係る正常データ情報111の一例を示す図である。
≪支援装置10≫
支援装置10は、決定部12、生成部13、及び異常判定部14を有する。これら各部は、支援装置10にインストールされた1以上のプログラムが、支援装置10のCPU104に実行させる処理により実現される。
また、支援装置10は、記憶部11を有する。記憶部11は、例えば、補助記憶装置102等を用いて実現される。
記憶部11は、正常データ情報111、評価用データ情報112、正常モデル情報113、及び学習用データ情報114を記憶する。
正常データ情報111には、例えば、機器40等の監視対象が正常である際に測定装置30により複数の時点でそれぞれ測定された各測定データ(正常データ)が予め記憶されているものとする。なお、測定データが正常時のものであるか否かは、管理者等により判断されてもよい。
図4の例では、正常データ情報111には、測定データIDに対応付けて、測定時刻、温度、湿度、圧力、撹拌速度、流量等が記憶される。測定データIDは、測定データの識別情報である。測定時刻は、測定装置30により測定データが測定された時刻である。温度、湿度、圧力、撹拌速度、流量等は、測定装置30により測定された機器40に関する温度等である。
評価用データ情報112には、例えば、測定装置30により複数の時点でそれぞれ測定された各測定データと、各測定データが正常であるか異常であるかを示す情報とが対応付けられて予め記憶されているものとする。なお、各測定データが正常であるか異常であるかは、管理者等により判断されてもよい。
正常モデル情報113、及び学習用データ情報114には、それぞれ、決定部12により決定された学習用データ、及び生成部13により生成された正常モデルが記録される。
決定部12は、異常判定部14による異常判定結果に基づいて、正常データ情報111に記憶されている正常データのうち、異常判定に用いるデータの集合(学習用データ)を決定する。
生成部13は、決定部12により決定された学習用データに基づいて、異常判定に用いるためのモデル(正常モデル)を生成する。
異常判定部14は、決定部12により決定された学習用データ、及び生成部13により生成された正常モデルに基づいて、評価用データ情報112に記憶されている評価用データに対する異常判定を行う。
≪監視装置20≫
監視装置20は、取得部22、異常判定部23、及び報知部24を有する。これら各部は、監視装置20にインストールされた1以上のプログラムが、監視装置20のCPUに実行させる処理により実現される。
また、監視装置20は、記憶部21を有する。記憶部21は、例えば、補助記憶装置等を用いて実現される。
記憶部21は、正常モデル情報211、及び学習用データ情報212を記憶する。
取得部22は、支援装置10の正常モデル情報113、及び学習用データ情報114にそれぞれ記憶されている正常モデル、及び学習用データを取得し、正常モデル情報211、及び学習用データ情報212に記憶させる。
また、取得部22は、測定装置30にて測定された、機器40の温度等の測定データを取得する。
異常判定部23は、正常モデル情報211、及び学習用データ情報212に記憶されている学習用データ、及び正常モデルに基づいて、取得部22により取得された機器40等の測定データに対する異常判定を行う。
報知部24は、異常判定部23の指示に応じて、監視装置20の画面、パトランプ、予め登録されているメールアドレス等に、異常の報知(通知)を行う。
<処理>
≪学習用データ決定処理≫
次に、図5を参照し、支援装置10の学習用データ決定処理について説明する。図5は、実施形態に係る支援装置10の学習用データ決定処理の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、例えば、所定の周期(例えば、3ケ月毎)で、かつ機器40が運転されていない間(休止中、オフライン時)に実行されてもよい。
ステップS101において、取得部22は、正常データ情報111から、正常データの集合(「第1集合」の一例。)を取得し、取得した各正常データを次元毎に正規化する。ここで、図4に示すように、正常データ情報111には、機器40の正常(通常)動作時に測定装置30により複数の時点でそれぞれ測定されたデータである各正常データx、x、・・・x(mは任意の自然数)が予め記憶されている。各正常データx、x、・・・xは、それぞれ、n次元のベクトルのデータである。なお、n次元の各変数は、それぞれ、例えば、温度、湿度、圧力、撹拌速度、流量等でもよい。そして、決定部12は、例えば、各正常データx、x、・・・xの1からnまでの各次元のデータを、平均が0、分散が1となるように変換してもよい。
以下で、正常データ情報111に記憶されている各正常データのうち、異常を検出するための学習データとして用いられる各正常データのことを、「学習用データ」と称する。続いて、決定部12は、正常データ情報111に記憶されている各正常データx、x、・・・xを、学習用データとして設定する(ステップS102)。
続いて、生成部13は、設定されている学習用データに基づいて、正常モデルを生成する(ステップS103)。ここで、生成部13は、後述する式(8)のD、及び式(10)のCを算出し、正常モデルとする。正常モデルC、Dは、後述するように、カーネル行列Kの固有ベクトル、及び固有値から算出される。
続いて、異常判定部14は、評価用データ情報112に記憶されている評価用データを用いて、設定されている学習用データ、及び正常モデルの検証を行う(ステップS104)。
ここで、異常判定部14は、まず、例えば、以下に示すように、上述した非特許文献1、2等に記載されているようなカーネル主成分分析(KPCA)法を用いて異常検出を行ってもよい。なお、KPCA法とは、正常状態で測定されたデータの集合及びカーネル関数に基づいて、ある時点での測定データについて、正常状態からの乖離度を示すT統計量及びQ統計量(二乗予測誤差(Squared Prediction Error; SPE))等を算出し、当該測定データの異常を判定する。この場合、異常判定部14は、カーネル関数kとして、限定ではなく一例として、ガウシアン関数を用いてもよい。この場合のカーネル関数kの例を以下の式(1)に示す。ここで、cはカーネル関数のパラメータである。
Figure 2020027342
そして、異常判定部14は、カーネル行列Kを以下の式(2)のように定義する。ここで、mは学習用データの数である。
Figure 2020027342
そして、α、及びλをそれぞれカーネル行列Kの固有ベクトル、及び固有値とすると、以下の式(3)が得られる。
Figure 2020027342
そして、αi oをλiの単位長さの固有ベクトルとすると、以下の式(4)が得られる。
Figure 2020027342
そして、異常判定部14は、評価対象のデータxと各学習用データx、x、・・・xとのカーネル関数kの値を並べたベクトルであるk(x)を以下の式(5)により算出する。そして、異常判定部14は、T統計量を以下の式(6)から式(9)、Q統計量(SPE)を以下の式(6)、(7)、(10)、(11)により算出し、T統計量及びQ統計量に基づいて、評価用データが異常であるか否かを判定してもよい。
Figure 2020027342
Figure 2020027342
Figure 2020027342
Figure 2020027342
Figure 2020027342
Figure 2020027342
Figure 2020027342
なお、式(6)で、Pはカーネル行列Kのl個の主要な固有ベクトルであり、式(7)で、Λはカーネル行列Kのl個の主要な固有値である。
続いて、決定部12は、異常検出の結果に基づいて、学習用データの数を削減するか否かを判定する(ステップS105)。ここで、決定部12は、例えば、今回の異常検出の精度が所定の閾値以上でなくなった場合に、削減しないと判定してもよい。この場合、決定部12は、例えば、学習用データの数が所定数であった場合の各評価用データに対する異常検出結果と、今回の学習用データでの当該各評価用データに対する異常検出結果とが相違した割合を、異常検出の精度として用いてもよい。
または、決定部12は、ステップS104の各評価用データに対する異常検出の各計算時間(所要時間)の全てが、所定の閾値(例えば、1分)以下である場合に、削減しないと判定してもよい。これにより、例えば、後述する異常検出処理を所定時間間隔で行う場合等のために、異常検出の精度をできるだけ維持しながら、異常検出の計算時間が所定の閾値以下となる学習用データを決定することができる。
削減すると判定した場合(ステップS105でYES)、決定部12は、学習用データの類似度に基づいて、所定数の正常データを除去することにより、学習用データの数を削減し(ステップS106)、ステップS102の処理に進む。なお、ステップS102の処理で、削減された後の学習用データの数をmとする。ここで、決定部12は、例えば、学習用データの総数の所定の割合(例えば、5%)の数の正常データを除去してもよい。これにより、学習用データの数が削減される。なお、この処理については後述する。
一方、削減しないと判定した場合(ステップS105でNO)、決定部12は、学習用データ、及び正常モデルを決定し(ステップS107)、処理を終了する。ここで、決定部12は、正常モデル、及び学習用データを、正常モデル情報113、及び学習用データ情報114にそれぞれ記憶させる。なお、決定部12は、ステップS105の処理で、今回の異常検出の精度が所定の閾値以上でなくなった場合、ステップS107の処理において異常検出の精度が所定の閾値以上であった前回の学習用データ及び正常モデルに決定してもよい。これにより、異常検出の精度が所定の閾値以上であり、異常検出の計算時間を低減できる学習用データを決定することができる。
(学習用データの削減処理の一例(その1))
次に、図6、図7を参照し、図5のステップS106の、学習用データの数を削減する処理の一例について説明する。図6は、実施形態に係る学習用データの数を削減する処理の一例(その1)を示すフローチャートである。図7は、各領域に基づいて正常データを除去する処理の一例について説明する図である。
ステップS1001において、決定部12は、学習用データを、各領域(範囲)に分類する。ここで、各正常データはn次元のベクトルのデータであるため、決定部12は、例えば、n次元空間を均等な大きさのn次元領域毎に分類し、ステップS102の処理で正規化された各正常データが含まれる当該n次元領域を判定してもよい。
または、決定部12は、n次元の中から所定数の次元を任意に選択し、ステップS102の処理で正規化された各正常データが含まれる1次元での領域を判定してもよい。例えば、決定部12は、ある時点における温度、湿度、圧力、撹拌速度、流量等のn種類のデータのうち、温度のデータに基づいて領域を判定してもよい。
続いて、決定部12は、各領域に基づいて、学習用データから、所定数の正常データを除去する(ステップS1002)。これにより、他の正常データとの類似度が高い正常データが除去される。これは、同一の領域に分類される各正常データは、類似していると考えられるためである。ここで、決定部12は、各領域から所定の割合の正常データを除去してもよい。
または、決定部12は、正常データの数が最も多い領域から、一の正常データを除去する処理を繰り返してもよい。この場合、決定部12は、正常データの数が最も多い領域が複数ある場合は、正常データの数が最も多い任意の一の領域から、正常データを除去してもよい。図7の例では、正規化された各正常データが含まれる1次元での9つの各領域701から709に含まれる正常データの数の例が示されている。決定部12は、図7の例では、最も多くの正常データが含まれる領域705から、複数の正常データ710を除去している。これにより、各領域に含まれる正常データの数の差がより均等化されるため、一の正常データに類似する他の正常データの数がより均等化される。
(学習用データの削減処理の一例(その2))
次に、図8を参照し、図5のステップS104の、学習用データの数を削減する処理の一例について説明する。図8は、実施形態に係る学習用データの数を削減する処理の一例(その2)を示すフローチャートである。
ステップS2001において、決定部12は、学習用データ間の距離をそれぞれ算出する。ここで、n次元のベクトルのデータである一の正常データと、他の各正常データとのユークリッド距離を、学習用データとして用いられる各正常データについて算出する。
続いて、決定部12は、各距離に基づいて、学習用データから、所定数の正常データを除去する(ステップS1002)。これにより、類似する正常データが除去される。ここで、例えば、2つの正常データ間の距離が短い順に、当該2つの正常データの一方を除去する処理を繰り返してもよい。これは、2つの正常データ間の距離が短い2つの正常データは、類似していると考えられるためである。
(学習用データの削減処理の一例(その3))
次に、図9を参照し、図5のステップS104の、学習用データの数を削減する処理の一例について説明する。図9は、実施形態に係る学習用データの数を削減する処理の一例(その3)を示すフローチャートである。図10は、各領域及び各距離に基づいて正常データを除去する処理の一例について説明する図である。
ステップS3001において、決定部12は、学習用データを、各領域に分類する。この処理は、図6のステップS1001の処理と同様でもよい。
続いて、決定部12は、分類された各領域において、学習用データ間の距離をそれぞれ算出する(ステップS3002)。ここで、決定部12は、分類された各領域に対して、一の領域に含まれる各正常データと、当該一の領域に含まれる他の各正常データとのユークリッド距離をそれぞれ算出する。
続いて、決定部12は、各領域及び各距離に基づいて、学習用データから、所定数の正常データを除去する(ステップS3003)。これにより、類似する正常データが除去される。
ここで、決定部12は、各領域から所定の割合の正常データが除去されるまで、各領域に含まれる2つの正常データ間の距離が短い順に、当該2つの正常データの一方を除去する処理を繰り返してもよい。
または、決定部12は、正常データの数が最も多い領域から、当該領域に含まれる2つの正常データ間の距離が短い順に、正常データを除去する処理を繰り返してもよい。図10の例では、正規化された各正常データが含まれる2次元での9つの各領域1001から1009に含まれる正常データの数の例が示されている。決定部12は、図10の例では、最も多くの正常データが含まれる領域1004から、2つの正常データ間の距離dが最も短い正常データ1010及び正常データ1011のうちの一方を除去してもよい。そして、決定部12は、所定の数の正常データが除去されるまで、同様の処理を繰り返してもよい。
≪異常検出処理≫
次に、図11を参照し、監視装置20の異常検出処理について説明する。図11は、実施形態に係る支援装置10の異常検出処理の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、例えば、機器40が運転されている間(オンライン時)に、所定の周期(例えば、1分毎)で実行されてもよい。なお、正常モデル情報211、及び学習用データ情報212には、支援装置10の正常モデル情報113、及び学習用データ情報114にそれぞれ記憶されている正常モデル、及び学習用データが記憶されているものとする。
ステップS201において、取得部22は、異常検出の対象とする測定データを測定装置30から取得する。
続いて、異常判定部23は、学習用データ情報212に記憶されている学習用データを用いて、異常判定の対象とする測定データに対する異常判定を行う(ステップS202)。ここで、異常判定部23は、図5のステップS104の処理と同様の処理により、異常であるか否かの判定を行ってもよい。この場合、ステップS201の処理で取得した測定データを、上述した式(5)、(9)、(11)のxとして用いればよい。
ここで、式(5)の計算には、学習用データ情報212に記憶されている学習用データの数だけ式(1)の計算が必要となる。本実施形態では、上述した図5の学習用データ決定処理により、学習用データの数を削減するため、機器40の異常を検出する際のステップS202の処理に必要な計算時間を短縮することができる。
続いて、異常判定部23は、異常を検出したか否かを判定する(ステップS203)。異常を検出していない場合(ステップS203でNO)、処理を終了する。
異常を検出した場合(ステップS203でYES)、報知部24は、所定の警告(アラーム)を出力し(ステップS204)、処理を終了する。ここで、報知部24は、例えば、監視装置20の画面に警告のメッセージを表示させてもよい。また、報知部24は、所定のメールアドレス等に、警告のメッセージのメールを送信してもよい。
<変形例>
支援装置10は、例えば1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されてもよい。また、支援装置10と監視装置20は、一体の装置として構成されてもよい。この場合、支援装置10は、実運用中の最新の正常データを用いて、正常モデル、及び学習用データを更新してもよい。また、監視装置20と測定装置30は、一体の装置として構成してもよい。
支援装置10、及び監視装置20の各部の機能のうちの少なくとも一部を、専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路等)で実現してもよい。例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の半導体集積回路を用いて実現してもよい。
<実施形態のまとめ>
上述した実施形態では、監視対象の正常データ間の類似度に基づいて、当該監視対象の異常検出を行うための正常データを決定する。これにより、異常検出の精度の低下を低減しながら、異常検出の計算時間を短縮することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 支援装置
11 記憶部
111 正常データ情報
112 評価用データ情報
113 正常モデル情報
114 学習用データ情報
12 決定部
13 生成部
14 異常判定部
20 監視装置
21 記憶部
211 正常モデル情報
212 学習用データ情報
22 取得部
23 異常判定部
24 報知部
30 測定装置
40 機器

Claims (9)

  1. 監視対象が正常である際に測定された複数の正常データ、及び前記監視対象が正常または異常である際に測定された評価用データを記憶する記憶部と、
    前記複数の正常データ間の類似度に基づいて、異常検出に用いられる学習用データを決定する決定部と、
    前記決定部により決定された学習用データを用いて、異常検出に用いられる正常モデルを生成する生成部と、
    前記決定部により決定された学習用データ、及び前記生成部により生成された正常モデルに基づいて、前記評価用データに対する異常検出を行う異常判定部と、を有する情報処理装置。
  2. 前記異常判定部は、カーネル主成分分析法を用いて、前記評価用データに対する異常検出の精度、及び異常検出の所要時間の少なくとも一つを算出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定部は、前記異常判定部による異常検出の精度が所定の閾値以上となるように学習用データを決定する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記決定部は、前記異常判定部による異常検出の所要時間が所定の閾値以下となるように学習用データを決定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記決定部は、前記複数の正常データにそれぞれ含まれる1以上の種類の状態量の領域に応じて、前記複数の正常データ間の類似度を判定する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記決定部は、前記複数の正常データにそれぞれ含まれる1以上の種類の状態量間の距離に応じて、前記複数の正常データ間の類似度を判定する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 測定装置から装置または製品の測定データを取得する取得部を有し、
    前記異常判定部は、前記取得部により取得された測定データ、前記決定部により決定された学習用データ、及び前記生成部により生成された正常モデルに基づいて、カーネル主成分分析法を用いて、前記装置または前記製品の異常を検出する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置から取得された学習用データ及び正常モデルを記憶する記憶部と、
    測定装置から装置または製品の測定データを取得する取得部と、
    前記取得部により取得された測定データ、前記学習用データ、及び前記正常モデルに基づいて、カーネル主成分分析法を用いて、前記装置または前記製品の異常を検出する異常判定部と、を有する監視装置。
  9. 情報処理装置が、
    監視対象が正常である際に測定された複数の正常データ、及び前記監視対象が正常または異常である際に測定された評価用データを記憶する処理と、
    前記複数の正常データ間の類似度に基づいて、異常検出に用いられる学習用データを決定する処理と、
    前記決定する処理により決定された学習用データを用いて、異常検出に用いられる正常モデルを生成する処理と、
    前記決定する処理により決定された学習用データ、及び前記生成する処理により生成された正常モデルに基づいて、前記評価用データに対する異常検出を行う処理と、を実行する情報処理方法。
JP2018150448A 2018-08-09 2018-08-09 情報処理装置、監視装置、及び情報処理方法 Withdrawn JP2020027342A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018150448A JP2020027342A (ja) 2018-08-09 2018-08-09 情報処理装置、監視装置、及び情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018150448A JP2020027342A (ja) 2018-08-09 2018-08-09 情報処理装置、監視装置、及び情報処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020027342A true JP2020027342A (ja) 2020-02-20

Family

ID=69620057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018150448A Withdrawn JP2020027342A (ja) 2018-08-09 2018-08-09 情報処理装置、監視装置、及び情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020027342A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111914889A (zh) * 2020-06-13 2020-11-10 宁波大学 一种基于简略核主元分析的精馏塔异常状态识别方法
CN113688895A (zh) * 2021-08-19 2021-11-23 广东工业大学 一种基于简化keca的陶瓷辊道窑烧成带异常检测方法及***
JP2022510858A (ja) * 2018-11-29 2022-01-28 ウララ ラボ インコーポレイテッド 機械学習手法に基づく機械のエラーデータを検出するためのアルゴリズム及び方法
JP7258244B1 (ja) * 2022-03-31 2023-04-14 三菱電機株式会社 監視支援システム、監視支援装置、及び監視支援方法
WO2023119486A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 Jfeスチール株式会社 正常ベクトル登録装置、設備異常監視システム、及び設備異常監視方法
TWI830341B (zh) * 2022-03-31 2024-01-21 日商三菱電機股份有限公司 監視支援系統、監視支援裝置、及監視支援方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011070635A (ja) * 2009-08-28 2011-04-07 Hitachi Ltd 設備状態監視方法およびその装置
JP2013143009A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Hitachi Ltd 設備状態監視方法およびその装置
WO2018016098A1 (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 三菱電機株式会社 設備監視装置及び設備監視方法
JP2018027577A (ja) * 2016-08-15 2018-02-22 富士通株式会社 判定装置、判定方法、および判定プログラム
JP2018124937A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 株式会社東芝 異常検出装置、異常検出方法およびプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011070635A (ja) * 2009-08-28 2011-04-07 Hitachi Ltd 設備状態監視方法およびその装置
JP2013143009A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Hitachi Ltd 設備状態監視方法およびその装置
WO2018016098A1 (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 三菱電機株式会社 設備監視装置及び設備監視方法
JP2018027577A (ja) * 2016-08-15 2018-02-22 富士通株式会社 判定装置、判定方法、および判定プログラム
JP2018124937A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 株式会社東芝 異常検出装置、異常検出方法およびプログラム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022510858A (ja) * 2018-11-29 2022-01-28 ウララ ラボ インコーポレイテッド 機械学習手法に基づく機械のエラーデータを検出するためのアルゴリズム及び方法
JP7169706B2 (ja) 2018-11-29 2022-11-11 ウララ ラボ インコーポレイテッド 機械学習手法に基づく機械のエラーデータを検出するためのアルゴリズム及び方法
CN111914889A (zh) * 2020-06-13 2020-11-10 宁波大学 一种基于简略核主元分析的精馏塔异常状态识别方法
CN113688895A (zh) * 2021-08-19 2021-11-23 广东工业大学 一种基于简化keca的陶瓷辊道窑烧成带异常检测方法及***
WO2023119486A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 Jfeスチール株式会社 正常ベクトル登録装置、設備異常監視システム、及び設備異常監視方法
WO2023120473A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 Jfeスチール株式会社 正常ベクトル登録装置、設備異常監視システム、及び設備異常監視方法
JP7343078B1 (ja) 2021-12-22 2023-09-12 Jfeスチール株式会社 正常ベクトル登録装置、設備異常監視システム、及び設備異常監視方法
JP7258244B1 (ja) * 2022-03-31 2023-04-14 三菱電機株式会社 監視支援システム、監視支援装置、及び監視支援方法
WO2023188227A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 三菱電機株式会社 監視支援システム、監視支援装置、及び監視支援方法
TWI830341B (zh) * 2022-03-31 2024-01-21 日商三菱電機股份有限公司 監視支援系統、監視支援裝置、及監視支援方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020027342A (ja) 情報処理装置、監視装置、及び情報処理方法
KR101907269B1 (ko) 시계열 데이터 처리 방법, 시계열 데이터 처리 프로그램, 및, 시계열 데이터 처리 장치
EP3847586A1 (en) Computer-implemented method, computer program product and system for anomaly detection and/or predictive maintenance
WO2016079972A1 (ja) 要因分析装置、要因分析方法と記録媒体、及び、要因分析システム
JP6733164B2 (ja) プロセス監視装置、プロセス監視方法及びプログラム
US11788898B2 (en) Abnormal temperature detection device, abnormal temperature detection method, and storage medium
EP3795975B1 (en) Abnormality sensing apparatus, abnormality sensing method, and abnormality sensing program
EP3859472B1 (en) Monitoring system and monitoring method
JP2018205994A (ja) 時系列データ分析装置、時系列データ分析方法およびコンピュータプログラム
JP2019096289A (ja) 異常検出装置、異常検出方法、異常検出プログラム及び異常検出システム
TW201523311A (zh) 基於k近鄰演算法的方法與系統以對工具處理資料提供多變數分析
US11941495B2 (en) Information processing device, information processing method, and recording medium
JPWO2016111240A1 (ja) 情報処理システム、変化点検出方法、およびプログラム
US10360249B2 (en) System and method for creation and detection of process fingerprints for monitoring in a process plant
JP2017215959A (ja) バッチプロセス監視装置、及びバッチプロセス監視方法
JP6129508B2 (ja) 異常検出前処理装置および方法ならびにプログラム、それを備えた異常検出装置
JP7226542B2 (ja) 時系列データ処理方法、時系列データ処理装置、プログラム
US10853538B2 (en) Model generation system and model generation method
US10866163B2 (en) Anomaly monitoring device and method for producing anomaly signs according to combinations of sensors based on relationship of sensor fluctuations
Gatta et al. Capability of the Bayesian Forecasting Method to Predict Field Time Series
JP7230371B2 (ja) 異常検出装置、異常検出方法、異常検出プログラム及び異常検出システム
JP6488168B2 (ja) 時系列データ処理方法、時系列データ処理プログラム、および、時系列データ処理装置
JP7467876B2 (ja) 性能変化検知装置、性能変化検知方法及びプログラム
US11885720B2 (en) Time series data processing method
EP4379618A1 (en) Computer implemented method for determining a quality result for input data of a data model

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220920

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20221116