JP2020026339A - 計測用カメラのキャリブレーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォークリフトに取り付けられたカメラのキャリブレーションを比較的に簡単に行うことのできるキャリブレーション装置を提供する。【解決手段】本明細書が開示するキャリブレーション装置10は、フォークリフト2のフォーク5に取り付け可能な台座12と、台座12をフォーク5に固定するクランプ13と、台座12に取り付けられている校正用パターンボード14を備えている。キャリブレーション装置10は、キャリブレーション用の校正用パターンボード14をフォーク5に取り付ける。カメラ7とフォーク5の間の幾何学的関係は簡単に計測できる。それゆえ、フォーク5へ校正用パターンボード14を取り付けることで、カメラ7に固定された座標系からフォーク5に固定された座標系への変換行列を定めるパラメータを容易に正確に得ることができる。【選択図】図2

Description

本明細書が開示する技術は、フォークリフトに取り付けられた計測用カメラのキャリブレーション装置に関する。
車載カメラの普及に伴い、カメラをフォークリフトに搭載することが検討されている(例えば特許文献1)。特許文献1では、画像を目視で確認するためにカメラをフォークリフトに取り付ける。一方、物流の自動化がさらに進むと、フォークリフトを自律的に動作させ、荷役(又は荷積みや荷降ろし、又は荷物の運搬作業)を行わせることが考えられる。その場合、カメラの画像から運搬対象物の位置を正確に計測する必要がある。画像計測を行う上では、カメラの正確なキャリブレーション(外部パラメータと内部パラメータの特定)が必要になる。例えば特許文献2には、キャリブレーション装置の一例が開示されている。特許文献2は、車両のバックカメラ用のキャリブレーション装置を開示している。特許文献2に開示された技術では、カメラ校正板を車両から離して設置する。カメラ校正板(校正用パターンボード)は、既知の模様(パターン)が描かれた板であり、カメラでそのパターンを撮影し、撮影された画像上のパターン形状と実際のパターンの幾何学的関係から、カメラの内部パラメータと外部パラメータを特定する。カメラの内部パラメータと外部パラメータが正確に特定できると、対象物の画像上での位置と形状から対象物の三次元空間における位置と姿勢が計測できる。そのためには、一般に、カメラ固定の座標系から所定の座標系への変換行列が用いられる。その変換行列は、カメラの内部パラメータと外部パラメータから得られる。
特開2017−132298号公報 特開2010−103730号公報
画像計測をフォークリフトに応用する場合も、先に述べたキャリブレーションが必要になる。フォークリフトでは、フォークに対する運搬対象物の位置が重要になる。一方、カメラは、フォークではなく、例えば、ヘッドガードやバックレストなどに固定される。そこで、カメラに固定された座標系からフォークに固定された座標系への座標変換が重要になる。本明細書は、フォークリフトの構造を利用し、カメラに固定された座標系からフォークに固定された座標系への変換行列を比較的に容易に得ることのできるキャリブレーション装置を提供する。
本明細書が開示するキャリブレーション装置は、フォークリフトのフォークに取り付け可能な台座と、台座をフォークに固定する固定手段と、台座に取り付けられている校正用パターンボードと、を備えている。このキャリブレーション装置は、キャリブレーション用の校正用パターンボードをフォークに取り付ける。カメラと校正板との関係は、内部および外部パラメータ推定で算出され、校正板とフォーク先端中央との関係は、設計・制作・調整により(精度が)確定している、あるいは、簡単に計測できる。それゆえ、フォークへ校正用パターンボードを取り付けることで、カメラに固定された座標系からフォークに固定された座標系への変換行列を定めるパラメータ(外部パラメータと内部パラメータ)を容易に正確に得ることができる。台座は、フォークに嵌め込み可能であると、フォークに対する位置決めが容易に行える。
台座は、フォークの先端に当接してフォークの長手方向における位置を規定するストッパを備えているとよい。ストッパを備えることで、フォークの長手方向における、フォークに対する校正用パターンボードの位置が容易に正確に定まる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
フォークリフトと運搬対象物の関係を示す図である。 キャリブレーション装置を取り付けたフォークリフトの図である(斜め前方からみた図)。 キャリブレーション装置を取り付けたフォークリフトの図である(斜め後方から見た図)。 キャリブレーション処理のフローチャートである。 第1変形例のキャリブレーション装置を取り付けたフォークリフトの斜視図である。 第2変形例のキャリブレーション装置を取り付けたフォークリフトの側面図である。
実施例のキャリブレーション装置を説明する前に、フォークリフトと運搬対象物の関係を説明する。図1は、フォークリフト2と運搬対象物(パレットPa)を描いた図である。なお、パレットPaの下部にはフォークを差し込む隙間が設けられているが、図では隙間の図示は省略した。
良く知られているように、一般的なフォークリフト2は、マスト3と、バックレスト4と、フォーク5(ツメ)を備えている。フォーク5は、一般的には、平行に延びる一対の梁である。フォーク5の上面は平坦であり、フォーク5の先端には丸みが付けられている。なお、一対のフォーク5の夫々は、一本の鋼材をくの字に曲げて作られており、個別に取り付けられている。フォーク5が、パレットPaに接してこれを持ち上げる。フォーク5は、バックレスト4に固定されている。バックレスト4は、マスト3に支持されている。バックレスト4は、上下方向に移動可能にマスト3に支持されている。
フォークリフト2は、チルト用アクチュエータ(不図示)を備えており、車体9に対してマスト3(即ち、フォーク5)をピッチ軸回りに揺動させることができる。ここで、ピッチ軸とは、車幅方向に延びる軸を意味する。また、フォークリフト2はリフト用アクチュエータ(不図示)を備えており、マスト3に対してバックレスト4(即ち、フォーク5)を上下に移動することができる。なお、フォークリフト2は、バックレスト4を左右方向にシフトさせるアクチュエータを備えていても良い。
運搬対象物(パレットPa)の運搬工程は、概ね、次の通りである。(1)フォーク5の先端が地面に接するように(あるいは地面から僅かの高さに位置するように)フォーク5の位置を制御する。(2)車体9を移動させ、フォーク5をパレットPaの下に差し入れる。(3)リフト用アクチュエータを動かし、パレットPaを持ち上げる。(4)チルト用アクチュエータを動かし、フォーク5をピッチ軸回りに揺動させ、フォーク5の先端を上げる。(5)車体9を目的の位置まで移動させる。目的の位置まで移動させた後は、(4)から(1)の工程を逆にたどればよい。
パレットPaの運搬を自律的に行う場合、上記の工程から明らかな通り、フォーク5に対するパレットPaの正確な位置の計測が重要となる。フォークリフト2にカメラを搭載し、画像処理によって周囲の状況を認識し、自律的な動作をフォークリフト2に行わせる場合、カメラ7の画像に基づいて、フォーク5に対するパレットPaの正確な位置を特定することになる。
図1に示すフォークリフト2は、カメラ7を備えている。カメラ7は、バックレスト4に固定された補助マスト6に取り付けられている。即ち、カメラ7は、バックレスト4に対する位置関係が固定される。先に述べたように、フォーク5はバックレスト4に固定されている。即ち、カメラ7とフォーク5の相対位置関係が固定される。ただし、その相対位置関係は、後にキャリブレーションにより特定される。なお、位置の特定は、それぞれの物体に固定の座標系の間の変換行列で表すことができる。
以下では、説明の便宜上、カメラ7に固定された座標系、パレットPaに固定された座標系、フォーク5に固定された座標系をそれぞれ、カメラ座標系Ccam、パレット座標系Cpa、フォーク座標系Cfと称する(図1参照)。なお、フォーク座標系Cfの原点は、一対のフォーク5の上面先端の中間点に設定される。
また、カメラ座標系Ccamからパレット座標系Cpaへの変換行列を記号[campa]で表す。カメラ座標系Ccamからフォーク座標系Cfへの変換行列を、記号[camf]で表し、フォーク座標系Cfからパレット座標系Cpaへの変換行列を記号[fpa]で表す(図1参照)。
上記の定義に基づくと、次の(数式1)が成立する。
campa]=[camf]×[fpa] (数式1)
(数式1)は、(数式2)に変換できる。
fpa]=[camf−1×[campa] (数式2)
先に述べたように、自律的な動作をフォークリフト2に行わせる場合、カメラ7の画像に基づいて、フォーク5に対するパレットPaの正確な位置を特定することになる。別言すれば、フォーク座標系Cfからパレット座標系Cpaへの変換行列[fpa]が正確に把握できればよい。即ち、(数式2)の右辺が正確に把握できればよい。
(数式2)の右辺第2項(カメラ座標系Ccamからパレット座標系Cpaへの変換行列[campa])は、公知の画像処理技術によって得ることができる。公知の画像処理とは、例えば、パレットPaに取り付けられた二次元マーカ(ARマーカ)をカメラ7で撮影し、その画像からパレットPaの三次元位置/姿勢情報を得る方法、あるいは、既知のパレットPaの形状とカメラ7の画像とのマッチングからパレットPaの三次元位置/姿勢情報を得る方法、などがある。
(数式2)の右辺第1項を正確に特定するには、カメラ座標系Ccamからフォーク座標系Cfへの変換行列[camf]を正確に特定すればよい。以下で説明するキャリブレーション装置10は、変換行列[camf]を容易に正確に特定することができる。
図2に、校正用パターンボード14を含むキャリブレーション装置10をフォーク5に固定したフォークリフト2を斜め前方から見た図を示す。図3に、キャリブレーション装置10をフォーク5に固定したフォークリフト2を斜め後方から見た図を示す。図2では、校正用パターンボード14に固定された座標系(パターンボード座標系)を記号Ccalで表している。
キャリブレーション装置10は、フォーク5に嵌め込まれる台座12と、台座12をフォーク5に固定するクランプ13と、白黒のチェックパターンが描かれたパターンボード(校正用パターンボード14)を備えている。台座12の裏面には、フォーク5を嵌め込む溝が設けられている。台座12は着脱可能である。クランプ13は、台座12が動かないように、フォーク5に固定する治具(固定手段)である。校正用パターンボード14は、台座12から着脱可能に取り付けられている。校正用パターンボード14と台座12は、校正用パターンボード14に固定された座標系(パターンボード座標系Ccal)からフォーク座標系Cfへの変換行列[calf](図2参照)が容易に特定できるように設計・製造・調整されている。あるいは、校正用パターンボード14と台座12は、予め定められた変換行列[calf](図2参照)が実現されるように設計・製造・調整されている。図2に示すように、カメラ座標系Ccamからパターンボード座標系Ccalへの変換行列を記号[camcal]で表すと、次の(数式3)の関係が成立する。
camf]=[camcal]×[calf] (数式3)
(数式2)と(数式3)から、次の(数式4)が得られる。
fpa]=([camcal]×[calf])−1×[campa] (数式4)
(数式4)は、荷役時に、キャリブレーション結果を適用して、パレットPaの位置・姿勢をフォーク座標系Cfで表現するのに用いられる。先に述べたように、変換行列[calf]は、パターンボード座標系Ccalからフォーク座標系Cfへの変換行列であり、前もって特定しておくことができる。カメラ座標系Ccamからパレット座標系Cpaへの変換行列[campa]は、公知の画像処理技術によって得られる。キャリブレーション装置10によってカメラ座標系Ccamからパターンボード座標系Ccalへの変換行列[camcal]が正確に特定できれば、フォーク座標系Cfからパレット座標系Cpaへの変換行列[fpa]が正確に求まることになり、荷役等の作業が正確に行えるようになる。
キャリブレーション装置10は、台座12、クランプ13、校正用パターンボード14を備える。キャリブレーション装置10を使っての変換行列[camcal]の特定は、フォークリフト2の車体9に収容されているコンピュータ15によって実施される。コンピュータ15は、カメラ7を制御し、様々な位置での校正用パターンボード14の画像を撮影し、撮影した画像から、変換行列[camcal]を特定する。
図4に、キャリブレーション処理のフローチャートを示す。図4のフローチャートの中で、ステップS4、S6−S9は、コンピュータ15が実施する。ステップS2、S3、S5は、作業者が行う処理である。図4を参照しつつ、キャリブレーション処理を説明する。
まず、作業者が校正用パターンボード14(キャリブレーション装置10)を、フォーク5に取り付ける(ステップS2)。作業者は、クランプ13で台座12をフォーク5に固定する。次に、作業者が、校正用パターンボード14に固定された座標系(パターンボード座標系Ccal)からフォーク座標系Cfへの変換行列[calf]を特定する(ステップS3)。変換行列[calf]は、いくつかの箇所で校正用パターンボード14とフォーク5の間の距離を測定すれば、特定することができる。なお、先に述べたように、変換行列[calf]は、予め特定されていてもよい。
次に、カメラ7を使って、フォーク5に取り付けられている校正用パターンの画像を取得する(ステップS4)。なお、校正用パターンとは、校正用パターンボード14に描かれている白黒のチェックパターンである。
次に、作業者が、校正用パターンボード14をフォーク5から外す(ステップS5)。なお、校正用パターンボード14は、台座12に対して着脱自在に取り付けられており、作業者は、台座12をフォーク5に残したまま、校正用パターンボード14を外す。次に、カメラ7の視野内で幾つかの位置に校正用パターンボード14を持っていき、その位置で校正用パターンの画像を取得する(ステップS6)。そして、コンピュータ15が、撮影した画像に基づいて、カメラ7の内部パラメータを特定する(ステップS7)。カメラ7の内部パラメータは、三次元のカメラ座標系Ccamから、カメラ7で撮影した二次元のイメージ画像へ正確に射影変換するのに必要な値である。カメラ7の内部パラメータには、具体的には、カメラ7の焦点距離、光学的中心、せん断係数、及び、歪み係数が含まれる。なお、光学的中心は、「主点」とも呼ばれる。コンピュータ15には、校正用パターンボード14に描かれている白黒のチェックパターンの幾何学データが記憶されている。コンピュータ15は、その幾何学データと、画像中のチェックパターンの位置と形状から、内部パラメータを特定する。内部パラメータの特定には、例えば、Zhangの方法など、公知の技術を利用すればよい。
次に、コンピュータ15が、カメラ7の外部パラメータを特定する(ステップS8)。各画像毎に、カメラ座標系Ccamから校正板座標系Ccalへの変換行列は異なるが、ここでは、フォーク上に校正板が固定された状態の画像(最初の画像)に対して求められた変換行列を、外部パラメータとして適用する。
カメラ座標系Ccamからパターンボード座標系Ccalへの変換行列[camcal]と、校正用パターンボード14に固定された座標系(パターンボード座標系Ccal)からフォーク座標系Cfへの変換行列[calf]が特定されると、カメラ座標系Ccamからフォーク座標系Cfへの変換行列[camf]が特定できる(ステップS9)。こうして、キャリブレーション処理が終了する。なお、ステップS9の処理は、(数式4)の右辺の要素「([camcal]×[calf])−1」を求める処理であってもよい。
変換行列[camf]が特定できると、(数式2)により、カメラ7で撮影したパレットPaの画像から、フォーク5に対するパレットPaの位置(即ち、変換行列[fpa])が得られるようになる。
以上説明したキャリブレーション装置に関する留意点を述べる。実施例のキャリブレーション装置10は、フォーク5に取り付けられる台座12と、台座12をフォーク5に固定するクランプ13と、台座12に取り付けられる校正用パターンボード14備えている。フォーク5に校正用パターンボード14を固定することで、校正用パターンに固定された座標系(パターンボード座標系Ccal)からフォーク座標系Cfへの変換行列[calf]を正確に求めることが容易になる。
実施例で説明したように、カメラ7は、フォーク5に対して相対位置が固定している部材(実施例では、バックレスト4に固定された補助マスト6)に固定されているとよい。フォーク5の上下動や揺動を経てもフォーク5とカメラ7の位置関係が保持されるからである。
(第1変形例)図5に、第1変形例のキャリブレーション装置10aを取り付けたフォークリフト2の斜視図を示す。図5に示すように、校正用パターンボード14あるいは、台座12は、台座12に対して校正用パターンボード14を回転させる回転機構21を備えている。回転機構21は、鉛直軸VLの回りに校正用パターンボード14を回転させることができる。回転機構21を用いて、フォーク上面の長手方向に正対するように、校正用パターンボード14の角度を定める。その姿勢で校正用パターンを撮影した画像を利用することで、カメラ座標系Ccamからパターンボード座標系Ccalへの変換行列[camcal]を一層正確に求めることができる。なお、回転機構21は、鉛直軸と水平軸の2軸回りに回転可能であってもよい。その場合は、カメラ7に正対するように、校正用パターンボード14の位置を定めるとよい。
パターンボード座標系Ccalからフォーク座標系Cfへの変換行列[calf]を正確に定めるには、パターンボード14とフォーク5に直角定規などを当てて、フォーク5とパターンボード14の関係を所定の関係に固定する手段や、角度を計測するための目盛などが備えられているとよい。あるいは、巻尺や傾斜計、下げ振りなどを用いた計測により、変換行列[calf]を求めてもよい。
(第2変形例)図6に、第2変形例のキャリブレーション装置10bを取り付けたフォークリフト2の側面図を示す。図6の下方には、台座12の先端とフォーク5の先端の断面図を示してある。キャリブレーション装置10bの台座12の裏面には、フォーク5を嵌め込む溝121が設けられている。フォーク5の先端が溝の先端面122に当接するようにフォーク5を嵌め込むと、フォーク5の長手方向におけるフォーク5に対する台座12(校正用パターンボード14)の位置関係が一意に定まる。この場合、パターンボード座標系Ccalからフォーク座標系Cfへの変換行列[calf]を一層容易に得ることができる。溝121の先端面122は、長手方向におけるフォーク5の先端に対する台座12の位置を規定するストッパに相当する。
その他の留意点を述べる。カメラを運転席など、フォークリフトの車体側に取り付けると、車体からみたフォーク先端の位置・姿勢を精度よく測ることができなくなる。これは、計測結果が、フォーク5の上下動/左右動/ピッチ軸回りの揺動における計測誤差や、フォークを動かすためのアクチュエータの計測データの時間遅れ、さらには継手のガタツキなどの影響を受けるからである。それゆえ、カメラは、フォークに対して相対位置が固定されている部材(実施例ではバックレスト4に固定された補助マスト6)に取り付けるのがよい。
フォークリフトの自律的な運転を実現するには、車両は、フォークの先端を、認識した運搬対象物の所定の位置(パレットの下部の溝(フォークポケット))へ正確に移動させる必要がある。カメラを用いてそのような制御を実施するには、フォークからみたパレットの位置を正確に特定する必要がある。
カメラがフォークと一体化し、両者の位置関係が正確に定められていれば、フォーク先端と目標位置との位置偏差を高精度に求めることができるため、フォークリフトの自律的な動作における位置精度を高めることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:フォークリフト
3:マスト
4:バックレスト
5:フォーク
6:補助マスト
7:カメラ
9:車体
10、10a、10b:キャリブレーション装置
12:台座
13:クランプ(固定手段)
14:校正用パターンボード
15:コンピュータ
21:回転機構
121:溝
122:先端面
Pa:パレット

Claims (5)

  1. フォークリフトに取り付けられた計測用カメラのキャリブレーション装置であり、
    前記フォークリフトのフォークに取り付け可能な台座と、
    前記台座を前記フォークに固定する固定手段と、
    前記台座に取り付けられている校正用パターンボードと、
    を備えている、キャリブレーション装置。
  2. 前記台座は、前記フォークに嵌め込み可能である、請求項1に記載のキャリブレーション装置。
  3. 前記校正用パターンボードは前記台座に対して着脱可能である、請求項1または2に記載のキャリブレーション装置。
  4. 前記台座は、前記フォークの先端に当接して前記フォークの長手方向に対する位置を規定するストッパを備えている、請求項1から3のいずれか1項に記載のキャリブレーション装置。
  5. 前記校正用パターンボードは、前記フォークリフトに正対するように、前記台座に対して回転可能である、請求項1から4のいずれか1項に記載のキャリブレーション装置。
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