JP2020025748A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP2020025748A
JP2020025748A JP2018152267A JP2018152267A JP2020025748A JP 2020025748 A JP2020025748 A JP 2020025748A JP 2018152267 A JP2018152267 A JP 2018152267A JP 2018152267 A JP2018152267 A JP 2018152267A JP 2020025748 A JP2020025748 A JP 2020025748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
area
pressure
wearing
absorbent article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018152267A
Other languages
English (en)
Inventor
翠 安田
Midori Yasuda
翠 安田
工藤 悦子
Etsuko Kudo
悦子 工藤
俊仁 佐藤
Toshihito Sato
俊仁 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unicharm Corp filed Critical Unicharm Corp
Priority to JP2018152267A priority Critical patent/JP2020025748A/ja
Priority to PCT/JP2019/030381 priority patent/WO2020036076A1/ja
Priority to CN201980053052.6A priority patent/CN112566597A/zh
Publication of JP2020025748A publication Critical patent/JP2020025748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/49Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/49Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
    • A61F13/496Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers in the form of pants or briefs

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

【課題】脚上げ動作をより容易に行うことができる吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収性物品10は、前胴回り域の幅方向の中央に位置する前中央領域と、後胴回り域の幅方向の中央に位置する後中央領域と、前中央領域と後中央領域との間に配置されたサイド領域と、を有する。前中央領域は、前中央領域の前端縁から長手方向の全長に対する0〜30%の前第1領域FC1と、長手方向の全長に対する30〜60%の前第2領域FC2と、長手方向の全長に対する60〜80%の前第3領域FC3と、を有する。サイド領域は、サイド領域の前端縁から長手方向の全長に対する60〜80%のサイド第3領域SR3と、長手方向の全長に対する80〜100%のサイド第4領域SR4と、を有する。前第1領域の着用時圧力及び前第2領域の着用時圧力は、前第3領域の着用時圧力よりも低く、サイド第4領域の着用時圧力は、サイド第3領域の着用時圧力よりも低い。【選択図】図3

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品は、身体の腹側及び背側を覆うように装着される。着用者の脚回りに対するフィット性を改善し、着用者が脚を上下に動かし易い吸収性物品が知られている(下記特許文献1)。特許文献1の吸収性物品は、前胴回り域の内端縁に沿って吸収体を横断するように配置された伸縮性シートを有する。前胴回り域の内端縁から長手方向に延びる一定の領域では、伸縮性シートが配置され、糸ゴムが配置されていない。伸縮性シートが着用者の腹部に面状にフィットされ、着用者が脚を上げた状態において前胴回り域が局所的にフィットし難くなる。よって、腹部における伸長応力の集中を抑制し、着用者が脚を上下に動かし易くなる。
特開2017−12461号
しかし、近年、使用者の吸収性物品に対する要求がより高まっており、着用者が脚上げ動作をより容易に行うことができる吸収性物品が望まれる。
そこで、脚上げ動作をより容易に行うことができる吸収性物品を提供することを目的とする。
一態様に係る吸収性物品は、互いに直交する長手方向及び幅方向と、前胴回り域、後胴回り域、及び前記前胴回り域及び前記後胴回り域との間に配置された股下域と、前記前胴回り域の外側部と前記後胴回り域の外側部を接合するサイド接合部と、前記前胴回り域の前記幅方向の中央に位置する前中央領域と、前記後胴回り域の前記幅方向の中央に位置する後中央領域と、前記前中央領域と前記後中央領域との間の前記幅方向の中央に位置するサイド領域と、を有する吸収性物品であって、前記前中央領域は、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する0〜30%の前第1領域と、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%の前第2領域と、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する60〜80%の前第3領域と、を有し、前記サイド領域は、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する60〜80%のサイド第3領域と、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する80〜100%のサイド第4領域と、を有し、前記前第1領域の着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力は、前記前第3領域の前記着用時の圧力よりも低く、前記サイド第4領域の前記着用時の圧力は、前記サイド第3領域の前記着用時の圧力よりも低い。
実施形態に係る吸収性物品の平面図である。 実施形態に係る吸収性物品の前中央領域、サイド領域及び後中央領域及を示した図である。 実施形態に係る吸収性物品の装着状態を模式的に示した図である。 実施形態に係る吸収性物品の装着状態を模式的に示した図である。 実施形態に係る吸収性物品の装着状態を模式的に示した図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る吸収性物品は、互いに直交する長手方向及び幅方向と、前胴回り域、後胴回り域、及び前記前胴回り域及び前記後胴回り域との間に配置された股下域と、前記前胴回り域の外側部と前記後胴回り域の外側部を接合するサイド接合部と、前記前胴回り域の前記幅方向の中央に位置する前中央領域と、前記後胴回り域の前記幅方向の中央に位置する後中央領域と、前記前中央領域と前記後中央領域との間の前記幅方向の中央に位置するサイド領域と、を有する吸収性物品であって、前記前中央領域は、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する0〜30%の前第1領域と、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%の前第2領域と、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する60〜80%の前第3領域と、を有し、前記サイド領域は、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する60〜80%のサイド第3領域と、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する80〜100%のサイド第4領域と、を有し、前記前第1領域の着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力は、前記前第3領域の前記着用時の圧力よりも低く、前記サイド第4領域の前記着用時の圧力は、前記サイド第3領域の前記着用時の圧力よりも低い。
前第1領域及び前第2領域は、着用者の腹部の膨らみに対向して配置され、前第3領域は、着用者の腹部の下端の凹みに対向して配置される。前第1領域の着用時の圧力及び前第2領域の圧着用時の力が前第3領域の着用時の圧力よりも低く、前第3領域において着用者の腹部の下端の凹みに対するフィット性を確保しつつ、前第1領域及び前第2領域において腹部の膨らみに対する締め付けを抑制できる。着用者が脚を上げる動作では、脚と腹部のそれぞれが互いに近づくように変形する。このとき、腹部の膨らみを締め付けないため、腹部が変形し易く、脚を上げ易くなる。
また、サイド第4領域は、脚の付け根に対向して配置される。サイド第4領域は、サイド第3領域よりも脚回り開口部側に配置され、着用者が脚を上下に動かす動作において力をより受けやすい。サイド第4領域の着用時の圧力がサイド第3領域の着用時の圧力よりも低く、サイド第3領域において身体に対するフィット性を確保しつつ、サイド第4領域において脚の上下の動きを阻害しない。よって、着用者が脚を上下に動かし易くなる。
好ましい一態様によれば、前記前第3領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.2倍以上3.5倍以下であってよい。
本態様によれば、前第3領域の前記着用時の圧力が前第1領域の前記着用時の圧力及び前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.2倍以上であるため、腹部に対するフィット性を確保し、腹部全体のずれを抑制できる。吸収性物品を身体の適切な位置に装着し続けることができ、着用者が脚上げ動作を動かし易い状態を維持できる。また、前第3領域の圧力が前第1領域の圧力及び前第2領域の圧力に対する3.5倍以下であるため、腹部の下端の凹みに対して吸収性物品が密着し過ぎず、着用者がより身体を動かし易くなる。
好ましい一態様によれば、前記前胴回り域には、前記幅方向に伸縮する糸状又は帯状の前伸縮部材と、少なくとも前記幅方向に伸縮する伸縮シートと、が設けられており、前記前第3領域には、前記前伸縮部材が配置されており、前記前第1領域及び前記前第2領域には、前記伸縮シートが配置されてよい。
本態様によれば、伸縮シートが配置された部分は、全体的に面でフィットし、糸状又は帯状の前伸縮部材が配置された部分は、局所的にフィットする。腹部の膨らみを覆うように吸収性物品を配置するとともに、腹部の下端の凹みに対して局所的にフィットすることにより、腹部を圧迫することなく吸収性物品のずれを抑制し、着用者が脚上げ動作を動かし易い状態を維持できる。
好ましい一態様によれば、前記前第3領域には、前記前伸縮部材及び前記伸縮シートが配置されてよい。
本態様によれば、前第3領域には、伸縮シートと前伸縮部材の両方が配置され、より圧力が高くなる。腹部の下端の凹みに対する締め付けと腹部の膨らみに対する締め付けとの差が大きくでき、腹部を圧迫することなく吸収性物品のずれを抑制し、着用者が脚上げ動作を動かし易い状態を維持できる。
好ましい一態様によれば、前記サイド第3領域の前記着用時の圧力は、前記サイド第4領域の前記着用時の圧力に対する3.0倍以上であってよい。
本態様によれば、サイド第4領域の圧力がサイド第3領域の圧力に対する3.0倍以上であるため、腹部に対するフィット性を確保し、腹部全体のずれを抑制できる。着用者が脚上げ動作を動かし易い状態を維持できる。
好ましい一態様によれば、前記サイド領域は、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%のサイド第2領域を有し、前記サイド第4領域の前記着用時の圧力は、前記サイド第2領域の前記着用時の圧力よりも低くてよい。
本態様によれば、サイド第4領域の前記着用時の圧力がサイド第2領域の前記着用時の圧力よりも低く、サイド第2領域において身体に対するフィット性を確保しつつ、サイド第4領域において脚の上下の動きを阻害しない。よって、着用者が脚を上下に動かし易くなる。
好ましい一態様によれば、前記股下域、前記前胴回り域及び前記後胴回り域に跨がって配置された吸収性本体と、前記吸収性本体の非肌面側において、少なくとも前記後胴回り域に配置された外装体と、を有し、前記後胴回り域の前端部には、前記吸収性本体の外側部と前記外装体が接合されていない非接合領域が設けられてよい。
本態様によれば、吸収性本体の外側部と後胴回り部材の前端部が接合されていない非接合領域を設けることにより、着用時に着用者が脚を動かした際に脚回り開口部が広がるように変形でき、着用者が脚をスムーズに動かすことができる。
好ましい一態様によれば、前記後胴回り域の前端縁における前記吸収性本体の前記幅方向の長さは、前記前胴回り域の後端縁における前記吸収性本体の前記幅方向の長さよりも長くてよい。
本態様によれば、前胴回り域における前記吸収性本体の幅方向の長さが短いため、前胴回り域と後胴回り域で吸収性本体の幅方向の長さが同じ構成と比較して、脚回り開口部の寸法を大きくし、着用者が脚を動かし易くなる。また、後胴回り域における前記吸収性本体の幅方向の長さは、前記前胴回り域における前記吸収性本体の幅方向の長さよりも長く、着用者の臀部の膨らみを適切に覆い易い。身体に対するフィットを確保し、ずれを抑制できる。また、後胴回り域において吸収性本体の幅方向の長さを確保しても、非接合領域が設けられていることにより、脚の動かしやすさを維持できる。
(2)吸収性物品の全体概略構成
以下、図面を参照して、実施形態に係る吸収性物品について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
吸収性物品は、パンツ型の吸収性物品であり、使い捨ておむつ及びショーツ型ナプキンであってよい。実施形態の吸収性物品は、パンツ型の使い捨ておむつである。図1は、本実施形態に係る使い捨ておむつ10の模式平面図である。図1に示す模式平面図は、後述するサイド接合部60を展開した状態において吸収性物品10を皺が形成されない状態まで伸長させた伸長状態を示している。
吸収性物品10は、互いに直交する長手方向L及び幅方向Wを有する。長手方向Lは、身体前側と身体後側とに延びる方向によって規定される。言い換えると、長手方向Lは、展開された吸収性物品10において前後に延びる方向である。また、吸収性物品10は、長手方向Lと幅方向Wの両方の直交する厚み方向を有する。
吸収性物品10は、前胴回り域S1と、後胴回り域S2と、股下域S3と、を有する。前胴回り域S1は、着用者の前胴回り(腹部)に対向する領域である。後胴回り域S2は、着用者の後胴回り(背部)に対向する領域である。股下域S3は、着用者の股下に位置し、前胴回り域S1と後胴回り域S2との間に配置された領域である。
本実施形態では、吸収性物品10は、外装体と、吸収性本体40と、を有していてよい。外装体は、吸収性本体40の非肌面側に配置される。外装体は、少なくとも後胴回り部材30を有し、前胴回り部材20を有してもよい。前胴回り部材20は、前胴回り域S1に配置されている。後胴回り部材30は、後胴回り域S2に配置されている。前胴回り部材20及び後胴回り部材30は、例えば不織布のようなシートから構成されていてよい。
幅方向Wにおける前胴回り域S1の外側部と、幅方向Wにおける後胴回り域S2の外側部と、が接合されたサイド接合部60が設けられていている。サイド接合部60は、幅方向Wにおける前胴回り域S1の端部と、幅方向Wにおける後胴回り域S2の端部とを互いに係止した部分によって規定される。
サイド接合部60が形成された状態で、吸収性物品10には、着用者の胴が通される胴回り開口部と、着用者の脚がそれぞれ挿入される一対の脚回り開口部72(図3参照)と、が形成される。胴回り開口部は、前胴回り域S1の前端縁と、後胴回り域S2の後端縁とによって規定されていてよい。
ここで、図1は、サイド接合部60における接合を解除し、吸収性物品10を展開した状態を示している。サイド接合部60は、前胴回り部材20及び後胴回り部材30のそれぞれにおいて、長手方向Lに沿って延びていてよい。この場合、前胴回り域S1と股下域S3との境界は、前胴回り部材20に設けられたサイド接合部60の後端縁によって規定されていてよい。同様に、後胴回り域S2と股下域S3との境界は、後胴回り部材30に設けられたサイド接合部60の前端縁によって規定されていてよい。
後胴回り域S2には、幅方向Wに伸縮可能な後伸縮部材32が配置されていてよい。後伸縮部材32は、幅方向Wに伸縮可能な糸状又は帯状のゴムによって構成されてよい。後伸縮部材32は、幅方向Wに沿っており、長手方向Lに間隔を空けて複数配置されてよい。なお、本実施の形態において、後伸縮部材32は、幅方向に伸縮可能な状態で配置された部材であって、幅方向に伸縮できない状態で配置された部材を含まない。また、後胴回り域S2には、少なくとも幅方向に伸縮する伸縮シートが配置されてよい。伸縮シートは、後胴回り部材30自体によって構成され、後胴回り域の全域に配置されてよい。後胴回り域S2には、伸縮シートが配置されてなく、後伸縮部材32のみが配置されていてよい。後伸縮部材32が配置された領域における着用時の圧力(以下、着用時圧力とする)は、後伸縮部材32が配置されていない領域における着用時圧力よりも高くなり易い。また、他の形態において、後胴回り域S2には、伸縮シートが配置され、かつ後伸縮部材32が配置されていない領域と、後伸縮シートと後伸縮部材32の両方が配置された領域と、が設けられていてもよい。後伸縮シートと後伸縮部材32の両方が配置された領域における着用時圧力は、伸縮シートのみが配置された領域における着用時圧力よりも高くなり易い。なお、着用時圧力については、後述にて詳細に説明する。
前胴回り域S1には、幅方向Wに伸縮可能な前伸縮部材22が配置されていてよい。前伸縮部材22は、幅方向Wに伸縮可能な糸状又は帯状のゴムによって構成されてよい。前伸縮部材22は、幅方向Wの中央が股下域S3側に湾曲している。前伸縮部材22は、長手方向Lに間隔を空けて複数配置されてよい。なお、本実施の形態において、前伸縮部材22は、幅方向に伸縮可能な状態で配置された部材であって、幅方向に伸縮できない状態で配置された部材を含まない。また、前胴回り域S1には、少なくとも幅方向に伸縮する伸縮シートが配置されてよい。伸縮シートは、前胴回り部材20自体によって構成され、前胴回り域S1の全域に配置されてよい。前胴回り域S1には、伸縮シートが配置され、かつ前伸縮部材22が配置されてない領域と、伸縮シートと前伸縮部材22の両方が配置された領域と、が設けられてよい。伸縮シートと前伸縮部材22の両方が配置された領域における着用時圧力は、伸縮シートのみが配置された領域における着用時圧力よりも高くなり易い。また、他の形態において、前胴回り域S1には、伸縮シートが配置されてなく、前伸縮部材22のみが配置されていてよい。前伸縮部材22が配置された領域における着用時圧力は、前伸縮部材22が配置されていない領域における着用時圧力よりも高くなり易い。
吸収性本体40は、前胴回り部材20と後胴回り部材30とに跨って配置されている。すなわち、吸収性本体40は、前胴回り域S1、後胴回り域S2及び股下域S3にわたって延びている。吸収性本体40は、前胴回り部材20及び後胴回り部材30とは別体として構成されていてよい。この場合、吸収性本体40は、前胴回り域S1及び後胴回り域S2において、それぞれ前胴回り部材20及び後胴回り部材30と接合されていてよい。
吸収性本体40は、少なくとも吸収コア50を含んでいる。吸収コア50は、例えば粉砕パルプもしくは高吸収性ポリマー(SAP)、又はこれらの混合物を含んでいてよい。吸収コア50は、少なくとも股下域S3に配置されている。好ましくは、吸収コア50は、長手方向Lにおいて、前胴回り域S1から後胴回り域S2にわたって延びていてよい。吸収コア50は、コアラップによって覆われていてよい。さらに、吸収性本体40は、吸収コアの肌面側に位置する肌面シート41と、吸収コア50の非肌面側に位置する非肌面シート(図示せず)と、幅方向Wにおける肌面シート41の両側部を覆うサイドシート43と、を有していてよい。
図2は、吸収性物品の前中央領域FC、サイド領域SR及び後中央領域RCを模式的に示した図である。吸収性物品は、前中央領域FCと、後中央領域RCと、サイド領域SRと、を有する。前中央領域FCは、前胴回り域S1の幅方向の中央に位置する。前中央領域FCの幅方向の中心は、前胴回り域S1の幅方向の中心と一致する。後中央領域RCは、後胴回り域の幅方向の中央に位置する。後中央領域RCの幅方向の中心は、後胴回り域S2の幅方向の中心と一致する。サイド領域SRは、前中央領域FCと後中央領域RCとの間に位置し、サイド接合部60を跨がっている。サイド領域SRの幅方向の中心は、サイド接合部60(前胴回り域S1と後胴回り域S2の境界)と一致してよい。前中央領域FCの外側縁は、サイド領域SRの外側縁に一致し、後中央領域RCの外側縁は、サイド領域SRの外側縁に一致する。すなわち、前中央領域FC、サイド領域SR及び後中央領域RCは、連なっている。
本発明の前中央領域FC、サイド領域SR、後中央領域RCは、次の方法によって規定できる。まず、吸収性物品10のサイド接合部60を解除し、吸収性物品10を展開する。次に、吸収性物品を伸長状態まで伸長させる。伸長状態とは、弾性部材の収縮等による皺が形成されていない状態である。当該伸長状態において前胴回り域S1の幅方向の長さ及び後胴回り域S2の幅方向の長さを測定する。次いで、前胴回り域S1及び後胴回り域S2を一定幅に伸長させる。前胴回り域S1の一定幅は、伸長状態の前胴回り域S1の幅方向の長さに対する60%の長さである。後胴回り域S2の一定幅は、伸長状態の後胴回り域S2の幅方向の長さに対する60%の長さである。一定幅の前胴回り域において、幅方向の中心を含み、かつ幅方向の長さが55%の領域を前中央領域とし、前中央領域と前胴回り域の外側縁との間の領域をサイド領域の一部分とする。また、一定幅の後胴回り域において、幅方向の中心を含み、かつ幅方向の長さが55%の領域を後中央領域とし、後中央領域と後胴回り域の外側縁との間の領域をサイド領域の一部分とする。本発明のサイド領域は、前中央部の外側縁と後中央部の外側縁との間の領域である。
前中央領域FCには、前中央領域FCの長手方向の全長に対する割合で示される複数の領域が設けられてよい。前中央領域FCは、前胴回り域S1の前端縁S1Fから0〜30%後方に位置する前第1領域FC1と、前胴回り域S1の前端縁S1Fから30〜60%後方に位置する前第2領域FC2と、前胴回り域S1の前端縁S1Fから60〜80%後方に位置する前第3領域FC3と、前胴回り域S1の前端縁S1Fから80〜100%後方に位置する前第4領域FC4と、を有してよい。本実施形態における各領域は、伸長状態における吸収性物品の長さの割合で規定される。
後中央領域RCには、後中央領域RCの長手方向の全長に対する割合で示される複数の領域が設けられてよい。後中央領域RCは、後胴回り域S2の後端縁S2Rから0〜30%前方に位置する後第1領域RC1と、後胴回り域S2の後端縁S2Rから30〜60%前方に位置する後第2領域RC2と、後胴回り域S2の後端縁S2Rから60〜80%前方に位置する後第3領域RC3と、後胴回り域S2の後端縁S2Rから80〜100%後方に位置する後第4領域RC4と、を有してよい。
サイド領域SRには、サイド領域SRの長手方向の全長に対する割合で示される複数の領域が設けられてよい。サイド領域SRは、サイド領域SRの長手方向の外端縁(サイド接合部60の長手方向の外端縁)から0〜30%股下域側に位置するサイド第1領域SR1と、サイド領域SRの長手方向の外端縁から30〜60%股下域側に位置するサイド第2領域SR2と、サイド領域SRの長手方向の外端縁から60〜80%股下域側に位置するサイド第3領域SR3と、サイド領域SRの長手方向の外端縁から80〜100%股下域側に位置するサイド第4領域SR4と、を有してよい。
図3〜図5は、吸収性物品が着用者に装着された状態を模式的に示した図である。図3は、側面側の装着状態を示しており、図4は、腹側の装着状態を示しており、図5は、背側の装着状態を示している。図3から図5において、着用者の身体のラインを一点鎖線BLで示す。
図3に示すように、吸収性物品は、着用者の腰周りを覆うように装着される。着用者の腰周りには、腹部の膨らみ、臀部の膨らみ等によって様々の凹凸が形成されている。本実施の形態の吸収性物品は、凹凸に対して適切にフィットさせ、着用者が脚上げ動作をより容易に行うことができるように構成されている。吸収性物品は、前第1領域〜前第4領域、後第1領域から後第4領域、及びサイド第1領域からサイド第4領域毎に適した着用時圧力に設計されている。
表1に、領域毎の着用時圧力を示す。
Figure 2020025748
前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力は、前第3領域FC3の着用時の圧力よりも低い。前第1領域FC1及び前第2領域FC2は、着用者の腹部の膨らみに対向して配置され、前第3領域FC3は、着用者の腹部の下端の凹みに対向して配置される。前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時の圧力が前第3領域FC3の着用時の圧力よりも低く、前第3領域FC3において着用者の腹部の下端の凹みに対するフィット性を確保しつつ、前第1領域FC1及び前第2領域FC2において腹部の膨らみに対する締め付けを抑制できる。着用者が脚を上げる動作では、脚と腹部のそれぞれが互いに近づくように変形する。このとき、腹部の膨らみを締め付けないため、腹部が変形し易く、脚を上げ易くなる。
着用時に、腹部の下端の凹みに配置される前第3領域FC3が前第1領域FC1及び前第2領域FC2よりも凹む形状となる。前中央領域が身体の凹みに沿った形状となるため、前中央領域FCが身体にフィットし易くなる。前中央領域を身体に対して密着させずに、前中央領域を身体に沿わせてフィットさせ、吸収性物品のずれを抑制できる。特に、体液の吸収によって吸収性物品の重量が重くなった場合においても、吸収性物品がずれ下がり難くなる。よって、吸収性物品を身体の適切な位置に装着し続けることができ、着用者が脚上げ動作を動かし易い状態を維持できる。
サイド第4領域SR4の着用時圧力は、サイド第3領域SR3の着用時圧力よりも低い。サイド第4領域SR4は、脚の付け根に対向して配置される。サイド第4領域SR4は、サイド第3領域SR3よりも脚回り開口部72側に配置され、着用者が脚を上下に動かす動作において力をより受けやすい。サイド第4領域SR4の着用時の圧力がサイド第3領域SR3の着用時の圧力よりも低く、サイド第3領域SR3において身体に対するフィット性を確保しつつ、サイド第4領域にSR4おいて脚の上下の動きを阻害しない。よって、着用者が脚を上下に動かし易くなる。
特に、乳幼児にあっては、腹部の膨らみが大きく、腹部の膨らみを締め付けないことにより、脚をより上げ易くなる。また、低月齢の乳幼児にあっては、脚を上下に動かす動作によって自己の身体を探索し易くなる。乳幼児が自己の身体を探索し易くなることは、この時期の乳幼児の発達にとって重要である。本実施の形態の吸収性によれば、乳幼児の発達に好適な影響を与えることができる。
前第3領域FC3の着用時圧力は、前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.2倍以上3.5倍以下であってよく、好適には、1.5倍以上3.0倍以下であってよい。前第3領域FC3の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.2倍以上であるため、腹部に対するフィット性を確保し、腹部全体のずれを抑制できる。吸収性物品10を身体の適切な位置に装着し続けることができ、着用者が脚上げ動作を動かし易い状態を維持できる。
前第3領域FC3の圧力が前第1領域FC1の圧力及び前第2領域FC2の圧力に対する3.5倍以下であるため、腹部の下端の凹みに対して吸収性物品10が密着し過ぎず、着用者がより身体を動かし易くなる。
また、各領域の着用時圧力を高くするために、後伸縮部材32、前伸縮部材22及び伸縮シートの少なくともいずれかを各領域に配置することができる。本実施の形態では、前伸縮部材22、後伸縮部材32及び伸縮シートの少なくともいずれかを各領域に配置している。
後第1領域RC1、後第2領域RC2及び後第3領域RC3では、伸縮シートが配置されてなく、幅方向の全域に亘って後伸縮部材32が配置されており、後第4領域RC4では、伸縮シートが配置されてなく、幅方向の一部(幅方向の両側のみ)に後伸縮部材32が配置されている。後第4領域RC4の幅方向の中央では、後伸縮部材32を構成する弾性部材が非伸長状態で配置されてよい。
前第3領域FC3及び前第4領域FC4には、前伸縮部材22及び伸縮シートが配置されており、前第1領域FC1及び前第2領域FC2には、前伸縮部材22が配置されてなく、伸縮シートのみが配置されている。なお、他の形態において、前第4領域FC4には、伸縮シート又は前伸縮部材のみが配置されてもよい。
サイド第1領域SR1からサイド第4領域SR4は、前胴回り域S1と後胴回り域S2において構成が異なる。具体的には、前胴回り域S1のサイド第1領域SR1には、前伸縮部材22が配置されてなく、伸縮シートのみが配置されており、前胴回り域S1のサイド第2領域SR2からサイド第4領域SR4には、前伸縮部材22及び伸縮シートが配置されている。また、後胴回り域S2のサイド第1領域SR1からサイド第4領域SR4には、伸縮シートが配置されてなく、後伸縮部材32が配置されている。なお、他の形態において、サイド第4領域SR4には、伸縮シート又は伸縮部材のみが配置されてもよい。
前第3領域FC3は、前伸縮部材22が配置されており、前第1領域FC1及び前第2領域FC2には、伸縮シートが配置されてよい。伸縮シートが配置された部分は、全体的に面でフィットし、糸状又は帯状の前伸縮部材22が配置された部分は、局所的にフィットする。腹部の膨らみを覆うように吸収性物品10を配置するとともに、腹部の下端の凹みに対して局所的にフィットすることにより、腹部を圧迫することなく吸収性物品10のずれを抑制し、着用者が脚上げ動作を動かし易い状態を維持できる。
前第3領域FC3には、前伸縮部材22及び伸縮シートが配置されてよい。前第3領域FC3には、伸縮シートと前伸縮部材22の両方が配置され、より圧力が高くなる。腹部の下端の凹みに対する締め付けと腹部の膨らみに対する締め付けとの差が大きくでき、腹部を圧迫することなく吸収性物品10のずれを抑制し、着用者が脚上げ動作を動かし易い状態を維持できる。
サイド第3領域SR3の着用時圧力は、サイド第4領域SR4の着用時圧力に対する3.0倍以上であってよく、好適には、4.0倍以上であってよい。サイド第4領域SR4の圧力がサイド第3領域SR3の圧力に対する3.0倍以上であるため、腹部に対するフィット性を確保し、腹部全体のずれを抑制できる。着用者が脚上げ動作を動かし易い状態を維持できる。
サイド第4領域SR4の着用時圧力は、サイド第2領域SR2の着用時圧力よりも低くてよい。サイド第4領域SR4の着用時圧力がサイド第2領域SR2の着用時圧力よりも低いため、サイド第2領域SR2において身体に対するフィット性を確保しつつ、サイド第4領域SR4において脚の上下の動きを阻害しない。よって、着用者が脚を上下に動かし易くなる。
後第4領域RC4の着用時圧力は、前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力よりも低くてよい。後第4領域RC4は、臀部の膨らみの頂点に対向して配置される。臀部の頂点に対する締め付け力が高すぎると、後第4領域RC4が下にずれるおそれがある。後第4領域RC4の着用時圧力を抑え、吸収性物品のずれ下がりを抑制できる。吸収性物品を身体の適切な位置に装着し続けることにより、着用者が脚上げ動作を動かし易い状態を維持できる。
後第3領域RC3の着用時圧力は、後第2領域RC2の着用時圧力よりも低くてよい。後第3領域RC3は、後第2領域RC2よりも臀部の膨らみの頂点の近くに配置される。装着時の吸収性物品の引き上げが十分でない場合に、後第3領域RC3が臀部の膨らみの頂点に重なり、臀部の頂点に対して締め付けるようにフィットした後第3領域RC3が下にずれるおそれがある。後第3領域RC3の着用時圧力が後第2領域RC2の着用時圧力よりも低いため、吸収性物品のずれ下がりを抑制できる。吸収性物品を身体の適切な位置に装着し続けることにより、着用者が脚上げ動作を動かし易い状態を維持できる。
図1及び図3に示すように、後胴回り域S2の前端部には、吸収性本体40の外側部と外装体が接合されていない非接合領域NRが設けられてよい。非接合領域NRは、後胴回り部材30の前端部において、吸収性本体40の外側部と後胴回り部材30が接合されていない領域である。図1及び図3において、非接合領域に斜線を付して示す。非接合領域NRは、吸収性本体40の外側縁から幅方向の内側に延び、かつ後胴回り部材30の前端縁から後方に延びている。非接合領域NRは、サイド第4領域SR4及び後第4領域RC4に跨がっている。非接合領域NRを設けることにより、着用時に着用者が脚を動かした際に脚回り開口部72が広がるように変形でき、着用者が脚をスムーズに動かすことができる。
図1に示すように、後胴回り域S2の前端縁における吸収性本体40の幅方向Wの長さW402は、前胴回り域S1の後端縁における吸収性本体40の幅方向Wの長さW401よりも長くてよい。前胴回り域S1における吸収性本体40の幅方向Wの長さが比較的短いため、前胴回り域S1と後胴回り域S2で吸収性本体40の幅方向の長さが同じ構成と比較して、脚回り開口部72の寸法を大きくし、着用者が脚を動かし易くなる。
後胴回り域S2における吸収性本体40の幅方向Wの長さが前胴回り域S1における吸収性本体40の幅方向Wの長さよりも長いため、着用者の臀部の膨らみを適切に覆い易い。身体に対するフィットを確保し、吸収性物品10のずれを抑制できる。また、後胴回り域S2において吸収性本体の幅方向の長さを確保しても、非接合領域NRが設けられていることにより、脚の動かしやすさを維持できる。
後中央領域全体の着用時圧力は、前中央領域全体の着用時圧力よりも大きくてよい。一般的に人が動作をするときには、前側に前屈することが多い。腹側の着用時圧力を低下させることにより締め付けが起り難く、着用者の動作を阻害しない。よって、着用者が脚上げ動作をより容易に行うことができる。なお、後中央領域全体の着用時圧力は、後中央領域を構成する後第1領域RC1から後第4領域RC4の着用時圧力の合計値であり、前中央領域全体の着用時圧力は、前中央領域を構成する前第1領域FC1から前第4領域FC4の着用時圧力の合計値である。
ここで、各領域の着用時圧力は、以下の方法によって測定できる。まず、測定サンプル及び着用者を模式する円筒を準備する。測定サンプルは、前胴回り域及び後胴回り域をサイド接合部において接合した円筒状の吸収性物品とする。本実施の形態では、前胴回り部材と後胴回り部材を接合した測定サンプルを準備した。円筒は、測定サンプルに応じて作成する。伸長状態における吸収性物品の胴回り域の長さに対する70%の外周となるアクリル板の円筒を準備する。本実施の形態では、乳幼児用の使い捨ておむつに順次する測定サンプルであり、46cm周長の円筒を準備した。吸収性物品を円筒に装着した状態で、各領域の幅方向の中央にエアパックを装着する。エアパックは、吸収性物品と円筒の間に挿入する。エアパックの直径は、15mmである。エアパックは、前第1領域FC1から前第4領域FC4の4か所、後第1領域RC1から後第4領域RC4の4か所、及びサイド第1領域SR1からサイド第4領域SR4の4か所のそれぞれに装着する。エアパックの中心が、各領域の幅方向の中心かつ長手方向の中心に位置するようにエアパックを装着する。
合計12カ所のエアパックを用いて、各部分の圧力を測定する。各部分3回測定して、その平均値を算出する。前第1領域FC1から前第4領域FC4の着用時圧力及び後第1領域RC1から後第4領域RC4の着用時圧力は、平均値とする。サイド第1領域SR1からサイド第4領域SR4の着用時圧力は、左右の領域の圧力の平均値とする。
脚上げ動作をより容易に行うことができる吸収性物品を提供することができる。
10 吸収性物品
20 前胴回り部材
22 前伸縮部材
30 後胴回り部材
32 後伸縮部材
50 吸収コア
60 サイド接合部
FC 前中央領域
FC1 前第1領域
FC2 前第2領域
FC3 前第3領域
FC4 前第4領域
SR サイド領域
SR1 サイド第1領域
SR2 サイド第2領域
SR3 サイド第3領域
SR4 サイド第4領域
RC 後中央領域
RC1 後第1領域
RC2 後第2領域
RC3 後第3領域
RC4 後第4領域
NR 非接合領域
S1 前胴回り域
S2 後胴回り域
S3 股下域
L 長手方向
W 幅方向

Claims (8)

  1. 互いに直交する長手方向及び幅方向と、
    前胴回り域、後胴回り域、及び前記前胴回り域及び前記後胴回り域との間に配置された股下域と、
    前記前胴回り域の外側部と前記後胴回り域の外側部を接合するサイド接合部と、
    前記前胴回り域の前記幅方向の中央に位置する前中央領域と、
    前記後胴回り域の前記幅方向の中央に位置する後中央領域と、
    前記前中央領域と前記後中央領域との間に配置されたサイド領域と、を有する吸収性物品であって、
    前記前中央領域は、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する0〜30%の前第1領域と、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%の前第2領域と、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する60〜80%の前第3領域と、を有し、
    前記サイド領域は、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する60〜80%のサイド第3領域と、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する80〜100%のサイド第4領域と、を有し、
    前記前第1領域の前記吸収性物品の着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力は、前記前第3領域の前記着用時の圧力よりも低く、
    前記サイド第4領域の前記着用時の圧力は、前記サイド第3領域の前記着用時の圧力よりも低い、吸収性物品。
  2. 前記前第3領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.2倍以上3.5倍以下である、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記前胴回り域には、前記幅方向に伸縮する糸状又は帯状の前伸縮部材と、少なくとも前記幅方向に伸縮する伸縮シートと、が設けられており、
    前記前第3領域には、前記前伸縮部材が配置されており、
    前記前第1領域及び前記前第2領域には、前記伸縮シートが配置されている、請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記前第3領域には、前記前伸縮部材及び前記伸縮シートが配置されている、請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 前記サイド第3領域の前記着用時の圧力は、前記サイド第4領域の前記着用時の圧力に対する3.0倍以上である、請求項1に記載の吸収性物品。
  6. 前記サイド領域は、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%のサイド第2領域を有し、
    前記サイド第4領域の前記着用時の圧力は、前記サイド第2領域の前記着用時の圧力よりも低い、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記股下域、前記前胴回り域及び前記後胴回り域に跨がって配置された吸収性本体と、
    前記吸収性本体の非肌面側において、少なくとも前記後胴回り域に配置された外装体と、を有し、
    前記後胴回り域の前端部には、前記吸収性本体の外側部と前記外装体が接合されていない非接合領域が設けられている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記後胴回り域の前端縁における前記吸収性本体の前記幅方向の長さは、前記前胴回り域の後端縁における前記吸収性本体の前記幅方向の長さよりも長い、請求項7に記載の吸収性物品。
JP2018152267A 2018-08-13 2018-08-13 吸収性物品 Pending JP2020025748A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018152267A JP2020025748A (ja) 2018-08-13 2018-08-13 吸収性物品
PCT/JP2019/030381 WO2020036076A1 (ja) 2018-08-13 2019-08-01 吸収性物品
CN201980053052.6A CN112566597A (zh) 2018-08-13 2019-08-01 吸收性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018152267A JP2020025748A (ja) 2018-08-13 2018-08-13 吸収性物品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020025748A true JP2020025748A (ja) 2020-02-20

Family

ID=69525497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018152267A Pending JP2020025748A (ja) 2018-08-13 2018-08-13 吸収性物品

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2020025748A (ja)
CN (1) CN112566597A (ja)
WO (1) WO2020036076A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022097551A1 (ja) * 2020-11-05 2022-05-12 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01298202A (ja) * 1988-05-23 1989-12-01 Zuikou:Kk 簡易立体おむつ
JPH0422359A (ja) * 1990-05-16 1992-01-27 Zuikou:Kk 使い捨ておむつ
WO2011043373A1 (ja) * 2009-10-08 2011-04-14 花王株式会社 パンツ型吸収性物品
JP2013255679A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Oji Holdings Corp 使い捨ておむつ
JP2015202246A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2234138A1 (en) * 1995-11-09 1997-05-15 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Disposable absorbent article including an elasticized area
JP3748813B2 (ja) * 2001-01-29 2006-02-22 花王株式会社 吸収性物品
JP4451294B2 (ja) * 2004-12-14 2010-04-14 ユニ・チャーム株式会社 使い捨て着用物品
JP5939773B2 (ja) * 2010-12-22 2016-06-22 ユニ・チャーム株式会社 使い捨て着用物品の吸収層
JP6659776B2 (ja) * 2018-07-23 2020-03-04 ユニ・チャーム株式会社 着用物品

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01298202A (ja) * 1988-05-23 1989-12-01 Zuikou:Kk 簡易立体おむつ
JPH0422359A (ja) * 1990-05-16 1992-01-27 Zuikou:Kk 使い捨ておむつ
WO2011043373A1 (ja) * 2009-10-08 2011-04-14 花王株式会社 パンツ型吸収性物品
JP2013255679A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Oji Holdings Corp 使い捨ておむつ
JP2015202246A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022097551A1 (ja) * 2020-11-05 2022-05-12 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020036076A1 (ja) 2020-02-20
CN112566597A (zh) 2021-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5144539B2 (ja) 吸収性物品
JP5065881B2 (ja) パンツ型着用物品
JPWO2006093295A1 (ja) 使い捨て着用物品
JP2009061046A (ja) 使い捨ておむつ
JP2015073637A (ja) 使い捨ておむつ
TWI601518B (zh) Absorbent article
JP2013223690A (ja) 吸収性物品
JP6275534B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6169467B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6412834B2 (ja) 吸収性物品
JP6600677B2 (ja) パンツ型吸収性物品
WO2015052993A1 (ja) 着用物品
WO2020036076A1 (ja) 吸収性物品
JP6296761B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP6659776B2 (ja) 着用物品
JP6596485B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP6725544B2 (ja) 吸収性物品
JP2017205157A (ja) パンツ型使い捨ておむつ
WO2017199932A1 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP6414107B2 (ja) 吸収性物品
TW202216097A (zh) 內褲型衛生棉
WO2017199300A1 (ja) パンツ型使い捨ておむつ、及び、パンツ型使い捨ておむつ装着方法
JP2020073097A (ja) 着用物品
JP6396369B2 (ja) 吸収性物品
WO2016104341A1 (ja) 吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20200716

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230606