JP2020019602A - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】行先階を登録した利用者が非割当かごに誤乗車することを防ぐ。【解決手段】一実施形態に係るエレベータシステムは、上下に連結された2つの乗りかごを有するエレベータの運転を制御する。上記エレベータシステムは、乗場行先階登録装置12a、運転制御部72、誤乗車検出部53a、通知制御部52aを備える。乗場行先階登録装置12aは、乗場で利用者の行先階を登録する。運転制御部72は、乗場行先階登録装置12aによって登録された利用者の行先階をエレベータの一方の乗りかごに割り当て、当該乗りかごを割当かごとして行先階が登録された登録階に応答させる。誤乗車検出部53aは、エレベータの他方の乗りかごが非割当かごとして登録階に停止したときに、利用者の非割当かごへの誤乗車を検出する。通知制御部52aは、誤乗車検出部53aによって利用者の非割当かごへの誤乗車が検出された場合に利用者13に通知する。【選択図】 図5

Description

本発明の実施形態は、乗場で利用者の行先階を登録可能な乗場行先階登録装置を備えたエレベータシステムに関する。
超高層ビル等では、ビルのスペース効率を向上させるために、ビル内の縦の交通手段として、かご室を上下2段に構成したダブルデッキエレベータが用いられる。このようなダブルデッキエレベータに乗場行先階登録装置を適用した場合、乗場で登録された利用者の行先階が上かごまたは下かごに割り当てられる。
なお、利用者の行先階が割り当てられた乗りかごのことを「割当かご」と呼ぶ。これに対し、利用者の行先階が割り当てられていない乗りかごのことを「非割当かご」と呼ぶ。割当かごには既に利用者の行先階が登録されているので、利用者が割当かごに乗車したときに、そのかご内で行先階を登録する必要はない。
特許第6029617号公報 特許第4832886号公報
上述したダブルデッキエレベータでは、運転モード(セミダブル運転モード)によって上かごと下かごが同じ階に停止することがある。例えば、下かごが割当かごとして5階に応答する場合に、非割当かごである上かごが利用者を降ろすために下かごよりも先に5階で停止する場合などである。このような場合、乗場で待っていた利用者は自分が乗るべき乗りかごが来たものと勘違いにして、上かごに誤乗車してしまうことがある。
本発明が解決しようとする課題は、行先階を登録した利用者が非割当かごに誤乗車することを防ぐことのできるエレベータシステムを提供することである。
一実施形態に係るエレベータシステムは、上下に連結された2つの乗りかごを有するエレベータの運転を制御する。上記エレベータシステムは、行先階登録手段と、運転制御手段と、誤乗車検出手段と、通知制御手段とを備える。上記行先階登録手段は、乗場で利用者の行先階を登録する。上記運転制御手段は、上記行先階登録手段によって登録された利用者の行先階を上記エレベータの一方の乗りかごに割り当て、当該乗りかごを割当かごとして上記行先階が登録された登録階に応答させる。上記誤乗車検出手段は、上記エレベータの他方の乗りかごが非割当かごとして上記登録階に停止したときに、上記利用者の上記非割当かごへの誤乗車を検出する。上記通知制御手段は、上記誤乗車検出手段によって上記利用者の上記非割当かごへの誤乗車が検出された場合に上記利用者に通知する。
図1は第1の実施形態に係るダブルデッキエレベータの乗場の構成を示す図である。 図2は同実施形態における乗場行先階登録装置の構成を示す図である。 図3は同実施形態におけるキー入力方式の操作パネルの一例を示す図である。 図4は同実施形態における乗りかごの構成を示す図である。 図5は同実施形態におけるエレベータシステムの構成を示すブロック図である。 図6は同実施形態における群管理制御装置の機能構成を示すブロック図である。 図7は同実施形態における群管理制御装置の呼び登録部の一例を示す図である。 図8は同実施形態におけるエレベータシステムの動作を示すフローチャートである。 図9は同実施形態における利用者が非割当かごに乗車する前に通知されるメッセージの一例を示すフローチャートである。 図10は同実施形態における利用者が非割当かごに乗車した後に通知されるメッセージの一例を示すフローチャートである。 図11は第2の実施形態に係るダブルデッキエレベータの乗場の構成を示す図である。 図12は同実施形態におけるエレベータシステムの構成を示すブロック図である。 図13は同実施形態における群管理制御装置の機能構成を示すブロック図である。 図14は同実施形態におけるエレベータシステムの動作を示すフローチャートである。 図15は変形例として乗りかご内にID読取装置を設置して構成を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
本実施形態では、少なくとも1台のダブルデッキエレベータを含む群管理システムを前提としている。さらに、本実施形態では、群管理システムの制御方式として、乗場にて利用者の行先階を登録可能な乗場行先階登録装置(HDC:Hall Destination Controller)を用いる行先階制御システム(DCS:Destination Control System)が用いられる。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るダブルデッキエレベータの乗場の構成を示す図である。
建物の各階の乗場11a,11bに乗場行先階登録装置12a,12bが設置されている。これらの乗場行先階登録装置12a,12bは、例えば図示せぬセキュリティゲートと併用され、利用者13が持つIDカード14を用いて認証と共に行先階を登録が可能な構成を有する。
図2に乗場行先階登録装置12aの一例を示す。なお、乗場行先階登録装置12bについても同様の構成である。
乗場行先階登録装置12aには、IDカード14の情報を読み取るためのID読取装置15aが備えられている。IDカード14には、利用者13を識別するためのID(identification)情報と、その利用者13の行先階(利用階)が予め記録されている。ID読取装置15aは、所謂「カードリーダー」であり、電磁案内方式などによりIDカード14に記録された情報を非接触で読み取る。
乗場行先階登録装置12aが図示せぬセキュリティゲートと併用されている場合、IDカード14に記録されたID情報によって利用者13が認証されると、ゲートが開いて乗場11aに進むことができる。その際、IDカード14にID情報と共に記録されていた利用者13の行先階が読み取られる。
また、乗場行先階登録装置12aには、例えば液晶パネルなどからなる表示装置16aが設置されている。表示装置16aは、IDカード14から読み取った利用者13の行先階とその行先階が割り当てられた割当かごの情報が表示される。
なお、図2の例では、乗場行先階登録装置12aにID読取装置15aが設けられているが、ID読取装置15aを乗場行先階登録装置12aの近くに独立して設置することでも良い。
また、ID読取装置15aに代えて、例えば図3に示すようなキー入力方式の操作パネル17が設置された構成であっても良い。この操作パネル17には複数の数字キーと登録キーが設けられており、利用者13はこれらのキーを操作して行先階を登録する。なお、行先階と共にIDの番号を登録することでも良い。
ここで、本実施形態では、乗場行先階登録装置12aの近くにカメラ18aが設置されている。カメラ18aは、例えば車載カメラなどの小型の監視用カメラからなり、乗場11aで行先階の登録を行う利用者13を撮影する。他の乗場11bについても同様であり、乗場行先階登録装置12bの近くにカメラ18bが設置されており、乗場11bで行先階の登録を行う利用者を撮影する。
なお、図1の例では、任意の2つの階における乗場11a,11bの構成を示しているが、他の階の乗場についても同様であり、乗場行先階登録装置とカメラが設置されている。
建物の昇降路20内にダブルデッキエレベータ21が各階を移動可能に設けられている。ダブルデッキエレベータ21は、上下に連結された2つの乗りかご(以下、上かご22aと下かご22bと称す)を有する。上かご22aと下かご22bは、階間調整機構23を介して互いに上下方向に移動自在に連結されている。
上かご22aには、かごドア24a、カメラ25a、アナウンス装置26aが設けられている。かごドア24aは、上かご22aが各階の乗場11a,11b…に着床したときに図示せぬドアモータの駆動により開閉動作する。
カメラ25aは、上かご22aの出入口上部に設置されている。具体的には、上かご22aの出入口上部を覆う図示せぬ幕板の中にカメラ25aのレンズ部分を乗場側に向けて設置されている。カメラ25aは、例えば車載カメラなどの小型の監視用カメラであり、広角レンズを有し、1秒間に数コマ(例えば30コマ/秒)の画像を連続撮影可能である。上かご22aが各階の乗場11a,11b…で戸開したときに、乗場11a,11b…の状態をかごドア24a付近の状態を含めて撮影する。
なお、カメラ25aの設置場所は、幕板に限らず、上かご22aが各階の乗場で戸開したときに上かご22aに乗車する利用者を撮影可能な場所であれば、どこでも良い。
アナウンス装置26aは、上かご22aの任意の箇所に設置され、誤乗車に関するメッセージなどを音声アナウンスするために用いられる。
下かご22bについても上かご22aと同様に、かごドア24b、カメラ25b、アナウンス装置26bが設けられている。
図4は上かご22aの構成を示す図である。なお、下かご22bについても同様の構成である。
上かご22aの正面にはかごドア24aが設置されており、図示せぬドアモータの駆動により開閉動作する。かごドア24aの近傍に行先階ボタンなどを含む各種操作ボタンを有するかご操作盤31a、現在位置や運転方向、行先階などを表示するための表示器32aなどが設置されている。なお、各階の全てに乗場行先階登録装置が設置された「フルDCS」では、かご操作盤31a上に行先階ボタンは不要となる。
また、上かご22aには、図1に示したカメラ25aとアナウンス装置26aが設置されている。かごドア24aの開閉動作を含め、上かご22aに関する動作は、上かご22aの上部などに設けられたかご制御装置33aによって制御される。
下かご22bについても上かご22aと同様の構成であるため、図示を省略する。
図5は第1の実施形態におけるエレベータシステムの構成を示すブロック図であり、複数台のエレベータを備えた群管理システムとしての構成が示されている。これらのエレベータの中で少なくも1台は図1に示したダブルデッキエレベータ21を含む。図5の例では、A号機がダブルデッキエレベータ21であり、上かご22aと下かご22bを有する。
なお、図5の例では、乗場行先階登録装置12aのみを示すが、実際には、各階の乗場に設置された乗場行先階登録装置が群管理制御装置61に接続されている。
乗場行先階登録装置12aには、本システムに関わる機能として、ID認証部41と画像認識部42が備えられている。
ID認証部41は、図2に示したID読取装置15aによって読み取られたIDカード14のID情報に基づいて利用者を認証する。この場合、IDカード14に行先階の情報が記録されている場合には、ID読取装置15aによってIDカード14からID情報と共に行先階の情報も読み出され、これらの情報がID認証部41を介して群管理制御装置61に送られる。
画像認識部42は、乗場行先階登録装置12aの近くに設置されたカメラ18aによって撮影された利用者の画像を認識処理する。なお、ID認証の方法については、例えば正当な利用者に与えられたIDと照合するなど、一般的に知られている方法が用いられ、特定の方法に限定されない。画像認識の方法についても、例えば対象物を含む撮影画像から対象物の特徴(形状等)を抽出、分析するなど、一般的に知られている方法が用いられ、特定の方法に限定されない。
ダブルデッキエレベータ21において、上かご22aに備えられたかご制御装置33aには、本システムに関わる機能として、画像認識部51a、通知制御部52a、誤乗車検出部53aが備えられている。
画像認識部51aは、上かご22aに設置されたカメラ25aによって撮影された利用者の画像を認識処理する。
通知制御部52aは、誤乗車検出部53aによって利用者の誤乗車が検出された場合に、上かご22a内のアナウンス装置26aを通じて利用者に通知する。
誤乗車検出部53aは、上かご22aが利用者の行先階を持たない非割当かごであった場合に、利用者が上かご22aに誤って乗車することを検出する。詳しくは、誤乗車検出部53aは、乗場側のカメラ18aによって撮影された画像の認識結果と、かご側のカメラ25aによって撮影された画像の認識結果との比較により同一人物が確認された場合に誤乗車と判断する。
なお、ここで言う「誤乗車」とは、利用者が非割当かごに乗車意志を持って入ろうとしている状態(乗車予定)を含むものとする。
下かご22bに備えられたかご制御装置33bについても同様であり、本システムに関わる機能として、画像認識部51b、通知制御部52b、誤乗車検出部53bが備えられている。
画像認識部51bは、下かご22bに設置されたカメラ25bによって撮影された利用者の画像を認識処理する。
通知制御部52bは、誤乗車検出部53bによって利用者の誤乗車が検出された場合に、下かご22b内のアナウンス装置26bを通じて利用者に通知する。
誤乗車検出部53bは、下かご22bが利用者の行先階を持たない非割当かごであった場合に、利用者が下かご22bに誤って乗車することを検出する。詳しくは、誤乗車検出部53bは、乗場側のカメラ18bによって撮影された画像の認識結果と、かご側のカメラ25bによって撮影された画像の認識結果との比較により同一人物が確認された場合に誤乗車と判断する。
なお、図5の例では、かご制御装置33a,33bに誤乗車検出部53a,53bを設け、かご側で利用者の誤乗車を検出する構成としたが、号機制御装置62aあるいは群管理制御装置61に誤乗車検出部53a,53bを設けて、号機制御装置62aあるいは群管理制御装置61側で利用者の誤乗車を検出する構成としても良い。
群管理制御装置61は、複数台のエレベータの運転を群管理する主制御装置であり、号機制御装置62a,62b,62c…と接続されている。号機制御装置62a,62b,62c…は、それぞれに対応したエレベータの運転を個別に制御する。
図6は群管理制御装置61の機能構成を示すブロック図である。
群管理制御装置61には、本システムに関する機能として、呼び登録部71、運転制御部72、表示制御部73が備えられている。
呼び登録部71には、利用者のIDと行先階、そして、当該利用者の特性に関する情報などを含む乗場呼び情報が記憶される。また、乗場で画像認識されている場合には、その認識結果として得られる利用者の画像が記憶される。なお、行先階を含む乗場呼びのことを「行先呼び」と呼ぶことがある。図7に呼び登録部71の一例を示す。図中の登録階は利用者が行先階を登録した階のことである。例えば、5Fの乗場で利用者が行先階を登録した場合には、「5F」が登録階になる。
運転制御部72は、呼び登録部71に記憶された乗場呼び情報に基づいて、各乗りかごの中の最適な乗りかごに利用者の行先階を割り当てる。この場合、A号機のダブルデッキエレベータ21が割当対象であれば、上かご22aまたは下かご22bに利用者の行先階が割り当てられる。
表示制御部73は、運転制御部72によって利用者の行先階が割り当てられた乗りかご(割当かご)を有する号機の情報を図2に示した表示装置16aに表示する。
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
図8は第1の実施形態におけるエレベータシステムの動作を示すフローチャートである。
いま、図1に示すように、任意の階の乗場11aにおいて、利用者13がIDカード14を用いて行先階を登録する場合を想定する。
乗場11aの手前に乗場行先階登録装置12aが設置されている。乗場行先階登録装置12aにはID読取装置15aが備えられている。利用者13がID読取装置15aにIDカード14を近づけると、IDカード14からID情報が読み取られて、図5に示したID認証部41に与えられる(ステップS101)。
ID認証部41は、利用者13が正当な利用者であることを認証すると(ステップS102のYes)、IDカード14から行先階の情報を取得して、利用者13のID情報と登録階の情報と共に乗場呼び情報として群管理制御装置61に送る(ステップS103)。
一方、利用者13が乗場11aに来たときに、乗場行先階登録装置12aの近くに設置されたカメラ18aによって利用者13が撮影される。画像認識部42は、カメラ18aの撮影画像から利用者13を認識し、その認識結果を群管理制御装置61に送る(ステップS104)。この認識結果は、図7に示した呼び登録部71に乗場呼び情報(ID、行先階、登録階)と関連付けられて記憶される。
群管理制御装置61において、運転制御部72は、呼び登録部71に記憶された乗場呼び情報に基づいて、各乗りかごの中で運行効率的に最適な乗りかごを選出して、その乗りかごに利用者13の行先階を割り当てる(ステップS105)。行先階が割り当てられた乗りかごを「割当かご」と呼ぶ。
この場合、DCSの割当制御方式により、利用者13の行先階を考慮して割当かごが選出される。例えば、利用者13の行先階が「10F」であったとする。このとき、下記のように各エレベータに既に別の利用者の行先階が割り当てられていた場合には、利用者13と同じ行先階「10F」を有するA号機(ダブルデッキエレベータ21)の下かご22bが割当かごとして選出されることになる。
A号機−上かご:「11F」,下かご:「10F」
B号機:「2F」
C号機:「5F」,「6F」
なお、DCSにおける行先階の割当制御については公知であるため、ここではその詳しい説明を省略するものとする。
割当かごが決定されると、群管理制御装置61の運転制御部72から号機制御装置62a,62b,62c…の中の該当する号機制御装置に割当信号が送られる。例えば、A号機の下かご22bが割当かごとして決定された場合には、A号機制御装置62aに下かご用割当信号が送られ、下かご22bが登録階である「5F」に運転される(ステップS106)。
このとき、図2に示した乗場行先階登録装置12aの表示装置16aには割当かごとして「A号機」が表示されているので、利用者13はA号機に乗車すれば良い。ただし、表示装置16aには「A号機」としか表示されないため、例えば非割当かごである上かご22aが利用者を降ろすために乗場11aに先に停止すると、利用者13が上かご22aに誤って乗ってしまうことがある。
このような誤乗車を防止するため、非割当かごである上かご22aが割当かごである下かご22bよりも先に登録階に停止する場合に(ステップS107のYes)、以下のような誤乗車防止処理が実行される。
すなわち、上かご22aが乗場11aで戸開したときに、上かご22aに設置されたカメラ25aによって、上かご22aに乗車する利用者13が撮影される。かご制御装置33aに設けられた画像認識部51aは、カメラ25aの撮影画像から利用者13を認識し、その認識結果を誤乗車検出部53aに与える(ステップS108)。
一方、かご制御装置33aには、群管理制御装置61からA号機制御装置62aを介して乗場側のカメラ18aで撮影された画像の認識結果が与えられる。かご制御装置33aの誤乗車検出部53aは、乗場側のカメラ18aによって撮影された画像の認識結果とかご側のカメラ25aによって撮影された画像の認識結果とを比較して、利用者13の誤乗車を判断する(ステップS109)。この場合、乗場側のカメラ18aの撮影画像から得られた利用者13がかご側のカメラ25aの撮影画像から得られた利用者と同一人物であれば、誤乗車と判断される。
誤乗車の場合(ステップS109のYes)、かご制御装置33aは、上かご22aが戸閉して出発する前に、通知制御部52aを通じて利用者13に誤乗車していることを通知する(ステップS110)。
詳しくは、上かご22a内のアナウンス装置26aから誤乗車に関するメッセージが音声アナウンスされる。この場合、利用者13が上かご22aに乗車する前であれば、例えば図9に示すように、「このエレベータは**階にはいきません。次に来るエレベータにご乗車下さい。」といったようなメッセージが音声アナウンスされる。また、利用者13が上かご22aに乗車してしまった後であれば、例えば図10に示すように、「**階へお越しの方はお乗り下さい。次に来るエレベータにご乗車下さい。」といったようなメッセージが音声アナウンスされる。
なお、利用者への通知方法は、音声アナウンスに限らず、例えば乗りかご内や乗場に設置された表示装置を通じてメッセージ表示により通知しても良いし、音声と表示の両方で通知しても良い。
利用者13が乗車前であるか乗車後であるかは、かご側のカメラ25aの撮影画像から判断できる。また、上記メッセージ中の「**階」は利用者13の行先階のことであり、利用者13の行先階に関する情報は、群管理制御装置61からA号機制御装置62aを介してかご制御装置33aに与えられている。
このように第1の実施形態によれば、ダブルデッキエレベータの一方の乗りかごが割当かごとして応答する場合に、割当かごより先に同じ録階に到着した非割当かごに利用者が誤乗車することを防止できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、利用者の誤乗車を検出した場合に、利用者にその旨を通知して割当かごへの乗車を促すようにした。これに対し、第2の実施形態では、利用者の特性を判断し、車イスや高齢などの歩行困難な特性を有する場合には通知せずに、非割当かごに当該利用者の行先階を割当変更して運転する。
図11は第2の実施形態に係るダブルデッキエレベータの乗場の構成を示す図である。
上記第1の実施形態と同様に、建物の各階の乗場11a,11bに乗場行先階登録装置12a,12bが設置され、それぞれの近くにカメラ18a,18bが設置されている。乗場行先階登録装置12a,12bは、例えば図示せぬセキュリティゲートと併用され、利用者81が持つIDカード82を用いて認証と共に行先階を登録が可能な構成を有する。
ここで、第2の実施形態では、利用者81は車イス利用者である。利用者81が持つIDカード82にはIDと行先階が記録されている。
図12は第2の実施形態におけるエレベータシステムの構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施形態における図5の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
乗場行先階登録装置12aには、本システムに関わる機能として、ID認証部41と画像認識部42に加え、利用者判断部43、記憶部44、データベース45が備えられている。
利用者判断部43は、ID認証部41によって認証された利用者のID情報または画像認識部42の認識結果に基づいて、利用者の特性を判断する。
詳しくは、利用者判断部43は、利用者のID情報に基づいて利用者管理用のデータベース45を検索して、利用者が歩行困難な特性を有するか否かを判断する。データベース45に車イスや松葉杖等の歩行補助器具の使用が属性情報として登録されている場合には、歩行困難な特性を有する利用者であると判断される。データベース45に所定年齢以上の年齢情報が登録されている場合には、歩行困難な特性を有する利用者であると判断される。
また、画像認識部42の認識結果を用いる場合には、例えば撮影画像に車イスや松葉杖等の歩行補助器具が含まれていれば、歩行困難な特性を有する利用者であると判断できる。また、顔認識により年齢を解析できれば、所定年齢以上の年齢と推測される場合に歩行困難な特性を有する利用者であると判断できる。
記憶部44には、利用者管理用のデータベース45が設けられている。このデータベース45には、エレベータの使用が許可された複数の利用者を対象にして、予め各利用者のID,氏名,性別といった基本情報の他に、年齢情報,属性情報(例えば歩行補助器具の使用,視覚障害など)が登録されている。
なお、乗場行先階登録装置12aに設けられた利用者判断部43、記憶部44、データベース45を群管理制御装置61に設けて、群管理制御装置61側で利用者の特性を判断する構成としても良い。
一方、ダブルデッキエレベータ21において、上かご22aに備えられたかご制御装置33aには、本システムに関わる機能として、画像認識部51a、通知制御部52a、誤乗車検出部53aに加えて、戸開制御部54aが備えられている。
戸開制御部54aは、誤乗車検出部53aによって歩行困難な特性を有する利用者の上かご22aへの誤乗車が検出された場合に、上かご22aの戸開時間を通常よりも一定時間だけ延長する。
下かご22bに備えられたかご制御装置33bについても同様であり、本システムに関わる機能として、画像認識部51b、通知制御部52b、誤乗車検出部53bに加えて、戸開制御部54bが備えられている。
戸開制御部54bは、誤乗車検出部53bによって歩行困難な特性を有する利用者の下かご22bへの誤乗車が検出された場合に、下かご22bの戸開時間を通常よりも一定時間だけ延長する。
図13は群管理制御装置61の機能構成を示すブロック図である。
群管理制御装置61には、本システムに関する機能として、呼び登録部71、運転制御部72、表示制御部73の他に、割当変更部74が備えられている。
割当変更部74は、歩行困難な特性を有する利用者が非割当かご(上かご22aまたは下かご22b)に誤乗車した場合に、当該利用者の行先階を割当かごから非割当かごへ割当変更する。
次に、第2の実施形態の動作について説明する。
図14は第2の実施形態におけるエレベータシステムの動作を示すフローチャートである。
いま、図11に示すように、任意の階の乗場11aにおいて、利用者81がIDカード82を用いて行先階を登録する場合を想定する。
乗場11aの手前に乗場行先階登録装置12aが設置されている。乗場行先階登録装置12aにはID読取装置15aが備えられている。利用者81がID読取装置15aにIDカード82を近づけると、IDカード82からID情報が読み取られて、図12に示したID認証部41に与えられる(ステップS201)。
ID認証部41は、利用者81が正当な利用者であることを認証すると(ステップS202のYes)、IDカード82から行先階の情報を取得して、利用者81のID情報と登録階の情報と共に乗場呼び情報として群管理制御装置61に送る(ステップS203)。
一方、利用者81が乗場11aに来たときに、乗場行先階登録装置12aの近くに設置されたカメラ18aによって利用者81が撮影される。画像認識部42は、カメラ18aの撮影画像から利用者81を認識し、その認識結果を群管理制御装置61に送る(ステップS204)。この認識結果は、図7に示した呼び登録部71に乗場呼び情報(ID、行先階、登録階)と関連付けられて記憶される。
ここで、第2の実施形態では、利用者判断部43によって利用者81の特性が判断される(ステップS205)。この場合、例えば利用者管理用のデータベース45に車イス等の歩行補助器具の使用が属性情報として登録されていれば、利用者81のID情報に基づいてデータベース45から当該属性情報を検索することで、利用者81が歩行困難な特性を有すると判断できる。しかし、例えば利用者81が事故などで松葉杖を一時的に使っている場合には、データベース45に松葉杖の使用が属性情報として登録されていない可能性がある。そこで、カメラ18aの撮影画像を用いる。すなわち、撮影画像に含まれる松葉杖を認識することで、利用者81が歩行困難な特性を有すると判断できる。
なお、利用者81のID情報と撮影画像の両方を用いて利用者81の特性を判断する構成としても良い。また、データベース45に利用者81の年齢が登録されていれば、所定年齢以上の利用者81を歩行困難であると判断しても良い。
また、IDカード82に予め利用者の年齢情報や属性情報を登録しておき、これらの情報から利用者の特性を判断する構成としても良い。
利用者判断部43によって得られた利用者81の特性情報は、群管理制御装置61に与えられ、呼び登録部71に利用者81のID、行先階、登録階などの情報と共に記憶される。
群管理制御装置61において、運転制御部72は、呼び登録部71に記憶された乗場呼び情報に基づいて、各乗りかごの中で運行効率的に最適な乗りかごを選出して、その乗りかごに利用者81の行先階を割り当てる(ステップS206)。行先階が割り当てられた乗りかごを「割当かご」と呼ぶ。この場合、上記第1の実施形態で説明したように、DCSの割当制御方式により、利用者81の行先階を考慮して割当かごが選出される。
割当かごが決定されると、群管理制御装置61の運転制御部72から号機制御装置62a,62b,62c…の中の該当する号機制御装置に割当信号が送られる。例えば、A号機の下かご22bが割当かごとして決定された場合には、A号機制御装置62aに下かご用割当信号が送られ、下かご22bが登録階である「5F」に運転される(ステップS207)。
このとき、図2に示した乗場行先階登録装置12aの表示装置16aには割当かごとして「A号機」としか表示されないため、例えば非割当かごである上かご22aが利用者を降ろすために乗場11aに先に停止すると、利用者81が上かご22aに誤って乗ってしまうことがある。
このような誤乗車を防止するため、非割当かごである上かご22aが割当かごである下かご22bよりも先に登録階に停止する場合に(ステップS208のYes)、以下のような誤乗車防止処理が実行される。
すなわち、上かご22aが乗場11aで戸開したときに、上かご22aに設置されたカメラ25aによって、上かご22aに乗車する利用者81が撮影される。かご制御装置33aに設けられた画像認識部51aは、カメラ25aの撮影画像から利用者81を認識し、その認識結果を誤乗車検出部53aに与える(ステップS209)。
一方、かご制御装置33aには、群管理制御装置61からA号機制御装置62aを介して乗場側のカメラ18aで撮影された画像の認識結果が与えられる。かご制御装置33aの誤乗車検出部53aは、乗場側のカメラ18aによって撮影された画像の認識結果とかご側のカメラ25aによって撮影された画像の認識結果とを比較して、利用者81の誤乗車を判断する(ステップS210)。この場合、乗場側のカメラ18aの撮影画像から得られた利用者81がかご側のカメラ25aの撮影画像から得られた利用者と同一人物であれば、誤乗車と判断される。
ここで、誤乗車の場合に(ステップS210のYes)、誤乗車検出部53aは、群管理制御装置61から得られる利用者81の特性情報に基づいて、歩行困難な特定の利用者であるか否かを判断する(ステップS211)。
歩行困難な特定の利用者でなければ(ステップS211のNo)、上記第1の実施形態と同様に、かご制御装置33aは、上かご22aが戸閉して出発する前に、通知制御部52aを通じて利用者81に誤乗車していることを通知する(ステップS214)。
歩行困難な特定の利用者であった場合(ステップS211のYes)、かご制御装置33aは、利用者81に対する通知を禁止し、A号機制御装置62aを介して群管理制御装置61に割当変更を指示する。これにより、群管理制御装置61では、割当変更部74を通じて、下かご22bに割り当てられた利用者81の行先階を上かご22aに割当変更する(ステップS212)。この割当変更により、図7に示した呼び登録部71の内容も書き換られ、以後、利用者81に対しては上かご22aが新たな割当かごとして運転される。
また、かご制御装置33aは、戸開制御部54aを通じて上かご22aの戸開時間を通常よりも一定時間(例えば10秒)だけ延長し、利用者81が乗り遅れないように配慮する(ステップS213)。
なお、利用者81(歩行困難な特定の利用者)が当該利用者81の行先階で降車するときも、かご制御装置33aは、戸開制御部54aを通じて上かご22aの戸開時間を通常よりも一定時間(例えば10秒)だけ延長し、利用者81が降り遅れないように配慮する。
このように第2の実施形態によれば、利用者が非割当かごに誤乗車した場合に、その利用者が車イス利用や高齢などの歩行困難な特性を有する場合には通知せずに、当該利用者の行先階を非割当かごに割当変更して運転することができる。その際、戸開時間を通常よりも一定時間延長することで、利用者の乗り遅れを防ぐことができる。
(変形例)
上記第1および第2の実施形態では、利用者の誤乗車を検出する方法としてカメラを用いたが、乗場とかご内で利用者のIDカードの情報を読み取ることで、利用者の誤乗車を検出する構成としても良い。
この場合、乗場側に設置されたカメラ18a,18bと、上下のかご内に設置されたカメラ25a,25bは必ずしも必要としない。代わりに、上かご22aと下かご22bに、例えば図15に示すようにID読取装置27aを設置しておく。
これにより、非割当かご(例えば上かご22aとする)に利用者13が乗車したときに、その上かご22a内に設置されたID読取装置27aによってIDカード14のID情報を読み取る。このID情報と乗場行先階登録装置12aのID読取装置15aで読み取ったIDカード14のID情報とが同じであれば、利用者13が非割当かごに誤って乗車したことがわかる。
ただし、利用者13が上かご22a内に入ってこないと、IDカード14のID情報を読み取ることができないため、上記第1の実施形態のように上かご22a内に設置されたカメラ25aを用いて利用者13がかご内に入る前に誤乗車を検出して通知することが好ましい。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、行先階を登録した利用者が非割当かごに誤乗車することを防ぐことのできるエレベータシステムを提供することができる。
なお、上記各実施形態では、2つの乗りかごを有するダブルデッキエレベータを例にして説明したが、3つ以上の乗りかごが連結されたエレベータであっても、上記同様の手法にて当該エレベータの中の非割当かごに利用者が誤乗車することを防止することができる。
要するに、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11a,11b…乗場、12a,12b…乗場行先階登録装置、13…利用者、14…IDカード、15a…ID読取装置、16a…表示装置、17…操作パネル、18a,18b…カメラ、20…昇降路、21…ダブルデッキエレベータ、22a…上かご、22b…下かご、23…階間調整機構、24a,24b…かごドア、25a,25b…カメラ、26a,26b…アナウンス装置、27a…ID読取装置、31a…かご操作盤、32a…表示器、33a,33b…かご制御装置、41…ID認証部、42…画像認識部、43…利用者判断部、44…記憶部、45…データベース、51a,51b…画像認識部、52a,52b…通知制御部、53a,53b…誤乗車検出部、54a,54b…戸開制御部、61…群管理制御装置、62a,62b,62c…号機制御装置、71…呼び登録部、72…運転制御部、73…表示制御部、74…割当変更部、81…利用者、82…IDカード。
一実施形態に係るエレベータシステムは、上下に連結された2つの乗りかごを有するエレベータの運転を制御する。上記エレベータシステムは、行先階登録手段と、運転制御手段と、誤乗車検出手段と、通知制御手段とを備える。上記行先階登録手段は、乗場で利用者の行先階を登録する。上記運転制御手段は、上記行先階登録手段によって登録された利用者の行先階を上記エレベータの一方の乗りかごに割り当て、当該乗りかごを割当かごとして上記行先階が登録された登録階に応答させる。上記誤乗車検出手段は、上記エレベータの他方の乗りかごが非割当かごとして上記登録階に停止したときに、上記利用者の上記非割当かごへの誤乗車を検出する。上記通知制御手段は、上記誤乗車検出手段によって上記利用者の上記非割当かごへの誤乗車が検出された場合に上記利用者に通知する。さらに、上記誤乗車検出手段は、上記割当かごよりも先に上記非割当かごが上記登録階に停止する場合に、上記利用者の上記非割当かごへの誤乗車を検出することを特徴とする。

Claims (10)

  1. 上下に連結された2つの乗りかごを有するエレベータの運転を制御するエレベータシステムにおいて、
    乗場で利用者の行先階を登録する行先階登録手段と、
    この行先階登録手段によって登録された利用者の行先階を上記エレベータの一方の乗りかごに割り当て、当該乗りかごを割当かごとして上記行先階が登録された登録階に応答させる運転制御手段と、
    上記エレベータの他方の乗りかごが非割当かごとして上記登録階に停止したときに、上記利用者の上記非割当かごへの誤乗車を検出する誤乗車検出手段と、
    この誤乗車検出手段によって上記利用者の上記非割当かごへの誤乗車が検出された場合に上記利用者に通知する通知制御手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータシステム。
  2. 上記誤乗車検出手段は、
    上記割当かごよりも先に上記非割当かごが上記登録階に停止する場合に、上記利用者の上記非割当かごへの誤乗車を検出することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  3. 上記誤乗車検出手段は、
    上記乗場に設置された第1のカメラで撮影された画像の認識結果と上記非割当かごに設置された第2のカメラで撮影された画像の認識結果とに基づいて、上記利用者の上記非割当かごへの誤乗車を検出することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  4. 上記誤乗車検出手段は、
    上記乗場に設置された第1の読取装置で読み取られたIDカードの情報と上記非割当かごに設置された第2の読取装置で読み取られたIDカードの情報とに基づいて、上記利用者の上記非割当かごへの誤乗車を検出することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  5. 上記通知制御手段は、
    上記利用者が上記非割当かごに乗車する前に、上記割当かごに乗車するように通知することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  6. 上記通知制御手段は、
    上記利用者が上記非割当かごに乗車する前と上記非割当かごに乗車した後で通知内容を変更することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  7. 上記利用者の特性を判断する利用者判断手段と、
    この利用者判断手段によって上記利用者が歩行困難な特性を有すると判断された場合に、上記通知制御手段による通知を禁止し、上記利用者の行先階を上記非割当かごに割当変更する割当変更手段と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  8. 上記割当変更手段によって上記利用者の行先階が上記非割当かごに割当変更されたときに、上記非割当かごの戸開時間を通常より一定時間だけ延長する戸開制御手段と具備したことを特徴とする請求項7記載のエレベータシステム。
  9. 上記利用者判断手段は、
    上記乗場に設置された読取装置で読み取られたIDカードの情報に基づいて、予め各利用者の情報が記録されたデータベースを検索することで、当該利用者が歩行困難な特性を有するか否かを判断することを特徴とする請求項7記載のエレベータシステム。
  10. 上記利用者判断手段は、
    上記乗場に設置されたカメラで撮影された画像の認識結果から当該利用者が歩行困難な特性を有するか否かを判断することを特徴とする請求項7記載のエレベータシステム。
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