JP2020016595A - 経路探索システム、ライドシェア管理装置、経路探索装置、コンピュータプログラムおよび経路探索方法 - Google Patents

経路探索システム、ライドシェア管理装置、経路探索装置、コンピュータプログラムおよび経路探索方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザにとって利便性の高い、目的地までの移動経路情報を提供する経路探索システムを提供する。【解決手段】経路探索システムは、公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、公共交通機関による目的地までの経路情報である第1経路情報を生成する第1経路情報生成部と、人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および第1経路情報に基づいて、第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断する配車可否判断部と、配車可否判断部の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した目的地までの経路情報である第2経路情報を生成する第2経路情報生成部と、第1経路情報および第2経路情報のうち、少なくとも第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知する経路情報通知部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、経路探索システム、ライドシェア管理装置、経路探索装置、コンピュータプログラムおよび経路探索方法に関する。
従来、鉄道または飛行機などの公共交通機関を利用した目的地までの移動経路を探索するシステムが提案されており、既に実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年、公共交通機関、自家用車またはタクシーに加えて、ライドシェアと呼ばれるサービスが普及し始めている。ライドシェアとは、自動車の相乗りの需要をマッチングさせるためのサービスを指す。例えば、ライドシェアにおいては、自動車の運転者と、移動手段として自動車に乗りたいユーザとを結びつけ、自動車によりユーザを配送するためのサービスが提供される。このようなライドシェアにおいては、自動車の乗車場所から目的地までの料金や移動経路などを事前に見積もることが可能である。
特開2010−256159号公報
しかしながら、従来のサービスにおいては、公共交通機関の移動経路とライドシェアにおける自動車の移動経路とが別個にユーザに提供される。このため、公共交通機関とライドシェアを組み合わせた移動経路を探索することができない。例えば、鉄道遅延などの通常時と異なる事象が発生している場合には、鉄道による移動をライドシェアによる移動に置き換えて経路探索したい場合があるが、従来のサービスにおいてこのような経路探索をすることができない。これにより、ユーザの利便性が悪いという課題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザにとって利便性の高い、目的地までの移動経路情報を提供する経路探索システム、ライドシェア管理装置、経路探索装置、コンピュータプログラムおよび経路探索方法を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明の一実施態様に係る経路探索システムは、公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、公共交通機関による前記目的地までの経路情報である第1経路情報を生成する第1経路情報生成部と、人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および前記第1経路情報に基づいて、前記第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断する配車可否判断部と、前記配車可否判断部の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を生成する第2経路情報生成部と、前記第1経路情報および前記第2経路情報のうち、少なくとも前記第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知する経路情報通知部と、を備える。
(12)本発明の他の実施態様に係るライドシェア管理装置は、公共交通機関による目的地までの経路情報である第1経路情報を取得する第1経路情報取得部と、人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および前記第1経路情報に基づいて、前記第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断する配車可否判断部と、前記配車可否判断部の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を生成する第2経路情報生成部と、前記第2経路情報を提供する第2経路情報提供部と、を備える。
(13)本発明の他の実施態様に係る経路探索装置は、公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、第1経路情報を生成する第1経路情報生成部と、前記第1経路情報を、ライドシェアを管理するライドシェア管理装置に提供する第1経路情報提供部と、前記ライドシェア管理装置から、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を取得する第2経路情報取得部と、前記第1経路情報および前記第2経路情報のうち、少なくとも前記第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知する経路情報通知部と、を備える。
(14)本発明の他の実施態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータをライドシェア管理装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、公共交通機関による目的地までの経路情報である第1経路情報を取得する第1経路情報取得部と、人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および前記第1経路情報に基づいて、前記第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断する配車可否判断部と、前記配車可否判断部の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を生成する第2経路情報生成部と、前記第2経路情報を提供する第2経路情報提供部と、して機能させる。
(15)本発明の他の実施態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを経路探索装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、第1経路情報を生成する第1経路情報生成部と、前記第1経路情報を、ライドシェアを管理するライドシェア管理装置に提供する第1経路情報提供部と、前記ライドシェア管理装置から、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を取得する第2経路情報取得部と、前記第1経路情報および前記第2経路情報のうち、少なくとも前記第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知する経路情報通知部と、して機能させる。
(16)本発明の他の実施態様に係る経路探索方法は、公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、公共交通機関による前記目的地までの経路情報である第1経路情報を生成するステップと、人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および前記第1経路情報に基づいて、前記第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断するステップと、前記配車の可否の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を生成するステップと、前記第1経路情報および前記第2経路情報のうち、少なくとも前記第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知するステップと、を含む。
なお、本発明は、ライドシェア管理装置または経路探索装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現することもできる。
本発明によると、ユーザにとって利便性の高い、目的地までの移動経路情報を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る経路探索システムの全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る端末装置の機能的な構成を示すブロック図である。 表示部に表示される経路情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る経路探索装置の機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るライドシェア管理装置の機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る経路探索システムによる経路探索処理および配車依頼処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態2に係る端末装置の機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る経路探索装置の機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る経路探索システムによる経路探索処理および配車依頼処理の流れを示すシーケンス図である。
[本願発明の実施形態の概要]
最初に本発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1)本発明の一実施形態に係る経路探索システムは、公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、公共交通機関による前記目的地までの経路情報である第1経路情報を生成する第1経路情報生成部と、人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および前記第1経路情報に基づいて、前記第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断する配車可否判断部と、前記配車可否判断部の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を生成する第2経路情報生成部と、前記第1経路情報および前記第2経路情報のうち、少なくとも前記第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知する経路情報通知部と、を備える。
この構成によると、公共交通機関を利用した第1経路情報のうちの所定区間にライドシェアを利用した第2経路情報が対象ユーザに通知される。このため、対象ユーザに対して、公共交通機関とライドシェアを組み合わせた移動経路情報を提供することができる。つまり、対象ユーザにとって利便性の高い、目的地までの移動経路情報を提供することができる。
(2)好ましくは、前記第1経路情報および前記第2経路情報の少なくとも一方は、前記第1経路情報および前記第2経路情報の比較のための情報である比較情報を含み、前記経路情報通知部は、さらに、前記比較情報を前記対象ユーザに通知する。
この構成によると、対象ユーザに対して第1経路情報および第2経路情報のいずれかを選択するための材料を比較情報として与えることができる。これにより、対象ユーザは、自身にとって最も利便性の高い経路情報を選択することができる。
(3)さらに好ましくは、前記比較情報は、各経路情報に基づく、移動コストの情報、移動時間の情報および混雑状況に関する情報のうちの少なくとも1つを含む。
この構成によると、対象ユーザは、移動コストの情報、移動時間の情報および混雑状況に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて、自身にとって最も利便性の高い経路情報を選択することができる。例えば、コストを優先させたい対象ユーザは、移動コストの情報に基づいて経路情報を選択することができるし、時間を優先させたい対象ユーザは、移動時間の情報に基づいて経路情報を選択することができる。また、混雑を避けたい対象ユーザは、混雑状況に関する情報に基づいて経路情報を選択することができる。
(4)また、前記移動コストの情報は、前記対象ユーザおよび当該対象ユーザと相乗り可能なユーザの人数に基づいて定められる情報であるのが好ましい。
この構成によると、対象ユーザおよび当該対象ユーザと相乗り可能なユーザの人数に応じて移動コストの情報が変化する。このため、対象ユーザは、移動コストをより正確に見積もることができる。これにより、対象ユーザは、自身にとって最も利便性の高い経路情報を選択することができる。
(5)また、上述の経路探索システムは、さらに、前記対象ユーザの前記第2経路情報におけるライドシェアの利用意思を示す利用意思情報を取得する利用意思情報取得部を備えるのが好ましい。
この構成によると、対象ユーザのライドシェアの利用意思情報を取得することができる。このため、利用意思情報に基づいて、対象ユーザの配送計画を作成し、配送計画に基づく配車を依頼することができる。
(6)また、上述の経路探索システムは、さらに、前記対象ユーザから前記所定区間までの距離が所定距離以下となった場合に、ライドシェアでの配車を依頼する配車依頼部を備えるのが好ましい。
この構成によると、例えば、対象ユーザが公共交通機関を利用して移動し所定区間に近づいた場合に、ライドシェアを提供する自動車の運転者に対して配車を依頼することができる。これにより、対象ユーザは、公共交通機関からライドシェアの自動車へスムーズに乗り換えることができる。
(7)また、上述の経路探索システムは、さらに、前記利用意思情報取得部が、前記対象ユーザから前記利用意思情報としてライドシェアの仮予約を示す情報を取得し、かつ、前記所定区間までの距離が所定距離以下となった場合に前記対象ユーザから前記利用意思情報としてライドシェアの本予約を示す情報を取得した場合に、当該対象ユーザに対して、所定のインセンティブを付与するインセンティブ付与部を備えるのが好ましい。
この構成によると、事前にライドシェアの仮予約を行い、かつ所定区間に近づいた場合に本予約を行った対象ユーザに対してインセンティブを付与することができる。これにより、対象ユーザは、仮予約および本予約をすることにより、ほぼ確実にライドシェアを利用することができる上、インセンティブを受け取ることができる。また、ライドシェアの事業者にとってみれば、ライドシェアを利用するユーザ数が増えることが期待できる。
(8)また、上述の経路探索システムは、さらに、1以上のユーザの前記利用意思情報に基づいて、前記対象ユーザが前記所定区間を通過する際の配車状況を予測する配車状況予測部を備えるのが好ましい。
この構成によると、1以上のユーザの利用意思情報に基づいて、対象ユーザへの配車状況を予測することができる。これにより、配車状況を反映させた第2経路情報を作成することができる。例えば、配車状況によると、ライドシェアの利用を希望するユーザの数に対して、配車可能な自動車の台数が少ない場合には、相乗りをさせてユーザを配送する第2経路情報を作成することができる。
(9)また、前記第2経路情報生成部は、前記対象ユーザおよび当該対象ユーザと相乗り可能なユーザの目的地に基づいて、前記第2経路情報を生成するのが好ましい。
この構成によると、ライドシェアを提供する自動車に複数のユーザが相乗りする場合に、各ユーザの出発地を経由し、各ユーザの目的地に到着するように第2経路情報が生成される。このため、例えば、経由箇所が多い場合には、対象ユーザに対して、第2経路情報を選択しないという選択肢を与えることができる。
(10)また、前記第2外部情報は、交通情報、人の移動に関する情報およびイベント開***報の少なくとも1つを含むのが好ましい。
この構成によると、例えば、交通情報に基づいて、渋滞区間を避けてライドシェアの自動車で移動する第2経路情報を作成することができる。また、人の移動に関する情報から徒歩で移動する予定の区間が人で混雑していることが予想される場合には、当該区間の移動手段をライドシェアに置き換えた第2経路情報を作成することができる。さらに、イベント開***報から所定区間で電車の混雑が予想される場合には、所定区間の移動手段をライドシェアに置き換えた第2経路情報を作成することができる。
(11)また、前記第1外部情報は、前記公共交通機関の時刻表情報および運行情報の少なくとも1つを含むのが好ましい。
この構成によると、公共交通機関を利用した第1経路情報を適切に探索することができる。
(12)本発明の他の実施形態に係るライドシェア管理装置は、公共交通機関による目的地までの経路情報である第1経路情報を取得する第1経路情報取得部と、人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および前記第1経路情報に基づいて、前記第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断する配車可否判断部と、前記配車可否判断部の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を生成する第2経路情報生成部と、前記第2経路情報を提供する第2経路情報提供部と、を備える。
この構成によると、公共交通機関を利用した第1経路情報のうちの所定区間にライドシェアを利用した第2経路情報が提供される。これにより、ユーザに対して、公共交通機関とライドシェアを組み合わせた移動経路情報を提供することができる。つまり、ユーザにとって利便性の高い、目的地までの移動経路情報を提供することができる。
(13)本発明の他の実施形態に係る経路探索装置は、公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、第1経路情報を生成する第1経路情報生成部と、前記第1経路情報を、ライドシェアを管理するライドシェア管理装置に提供する第1経路情報提供部と、前記ライドシェア管理装置から、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を取得する第2経路情報取得部と、前記第1経路情報および前記第2経路情報のうち、少なくとも前記第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知する経路情報通知部と、を備える。
この構成によると、公共交通機関を利用した第1経路情報のうちの所定区間にライドシェアを利用した第2経路情報が対象ユーザに通知される。このため、対象ユーザに対して、公共交通機関とライドシェアを組み合わせた移動経路情報を提供することができる。つまり、対象ユーザにとって利便性の高い、目的地までの移動経路情報を提供することができる。
(14)本発明の他の実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータをライドシェア管理装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、公共交通機関による目的地までの経路情報である第1経路情報を取得する第1経路情報取得部と、人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および前記第1経路情報に基づいて、前記第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断する配車可否判断部と、前記配車可否判断部の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を生成する第2経路情報生成部と、前記第2経路情報を提供する第2経路情報提供部と、して機能させる。
この構成によると、コンピュータを、上述のライドシェア管理装置として機能させることができる。このため、上述のライドシェア管理装置と同様の作用および効果を奏することができる。
(15)本発明の他の実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを経路探索装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、第1経路情報を生成する第1経路情報生成部と、前記第1経路情報を、ライドシェアを管理するライドシェア管理装置に提供する第1経路情報提供部と、前記ライドシェア管理装置から、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を取得する第2経路情報取得部と、前記第1経路情報および前記第2経路情報のうち、少なくとも前記第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知する経路情報通知部と、して機能させる。
この構成によると、コンピュータを、上述の経路探索装置として機能させることができる。このため、上述の経路探索装置と同様の作用および効果を奏することができる。
(16)本発明の他の実施形態に係る経路探索方法は、公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、公共交通機関による前記目的地までの経路情報である第1経路情報を生成するステップと、人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および前記第1経路情報に基づいて、前記第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断するステップと、前記配車の可否の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を生成するステップと、前記第1経路情報および前記第2経路情報のうち、少なくとも前記第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知するステップと、を含む。
この構成は、上述の経路探索システムの特徴的な処理部に対応する処理ステップを含む。このため、上述の経路探索システムと同様の作用および効果を奏することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
また、同一の構成要素には同一の符号を付す。それらの機能および名称も同様であるため、それらの説明は適宜省略する。
[実施の形態1]
<経路探索システムの全体構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る経路探索システムの全体構成を示す図である。
図1を参照して、経路探索システムは、ユーザ9が所持する端末装置1と、経路探索装置2と、ライドシェア管理装置4と、ライドシェアを提供する自動車6と、第1外部情報DB(データベース)7と、第2外部情報DB8とを備える。
端末装置1、経路探索装置2、ライドシェア管理装置4、自動車6、第1外部情報DB7および第2外部情報DB8は、有線または無線によりネットワークに接続され、相互にデータの送受信をすることができる。
端末装置1は、目的地までの経路探索を行う対象ユーザであるユーザ9が利用する装置である。端末装置1は、ユーザ9の目的地までの経路探索要求を、経路探索装置2に対して送信し、経路探索装置2から、探索された経路情報を受信する。経路情報には、公共交通機関による目的地までの経路情報である第1経路情報と、ライドシェアを利用した目的地までの経路情報である第2経路情報とが含まれる。端末装置1は、第1経路情報および第2経路情報のうち、少なくとも第1経路情報を経路探索装置2から受信する。
経路探索装置2は、端末装置1から経路探索要求を受信する。また、経路探索装置2は、第1外部情報DB7に記憶されている第1外部情報を、第1外部情報DB7から読み出すことにより取得する。第1外部情報は、公共交通機関の運行に関連する情報であり、具体的には、鉄道、飛行機またはバスなどの公共交通機関の時刻表情報と、公共交通機関の運行情報などを含む。経路探索装置2は、経路探索要求と第1外部情報とに基づいて、目的地までの公共交通機関による経路情報を探索することにより、第1経路情報を生成する。経路探索装置2は、第1経路情報をライドシェア管理装置4に送信する。
ライドシェア管理装置4は、経路探索装置2から第1経路情報を受信する。また、ライドシェア管理装置4は、第2外部情報DB8に記憶されている第2外部情報を、第2外部情報DB8から読み出すことにより取得する。第2外部情報は、人の移動の制限に関連する情報であり、交通情報、人の移動に関する情報、またはイベント開***報などを含む。交通情報は、道路渋滞や事故などの発生地点を示す情報を含む。人の移動に関する情報は、例えば、大量の人が移動まだは停滞しており、人で混雑している地点を示す情報を含む。例えば、人が所持する携帯電話やスマートフォンなどの位置情報から人で混雑している地点等を知ることができるし、SNS(Social Networking Service)などに投稿された情報から人で混雑している地点等を知ることができる。また、イベント開***報は、各種のイベントが開催されている地点の情報を含む。イベント開***報によっても、人が混雑している地点等を知ることができる。
ライドシェア管理装置4は、第1経路情報と第2外部情報とに基づいて、第1経路情報のうちの少なくとも一部の経路をライドシェアで代替した経路情報である第2経路情報を生成する。例えば、ライドシェア管理装置4は、第1経路情報が示す目的地までの経路のうち、人の移動が制限される所定区間をライドシェアで配車可能か否かを判断する。ライドシェア管理装置4は、ライドシェアでの配車が可能と判断した場合には、当該所定区間をライドシェアで代替することにより、第2経路情報を生成する。ライドシェア管理装置4は、生成した第2経路情報を経路探索装置2に送信する。
自動車6は、ライドシェアによる配車のために利用される。
第1外部情報DB7および第2外部情報DB8は、例えば、経路探索装置2およびライドシェア管理装置4と、ネットワークを介して接続される外部のデータベースである。ただし、第1外部情報DB7および第2外部情報DB8が、それぞれ経路探索装置2およびライドシェア管理装置4内に設けられていてもよい。
<端末装置の構成>
図2は、本発明の実施の形態1に係る端末装置1の機能的な構成を示すブロック図である。
図2を参照して、端末装置1は、経路探索要求受付部11と、経路探索要求通知部12と、経路情報取得部13と、表示部14と、予約受付部15と、予約通知部16と、GPS(Global Positioning System)受信部17と、接近判断部18と、接近通知部19とを備える。
経路探索要求受付部11は、ユーザ9から目的地の情報を含む経路探索要求を受け付ける。例えば、ユーザ9は、端末装置1のキーボード等の入力手段を操作することにより、目的地の情報を入力する。経路探索要求受付部11は、入力された目的地の情報を経路探索要求として受け付ける。なお、経路探索要求には、出発地、経由地、出発時間、または到着時間などの経路探索に有用な情報が含まれていてもよい。
経路探索要求通知部12は、経路探索要求受付部11が受け付けた経路探索要求を、ネットワークを介して経路探索装置2に送信する。
経路情報取得部13は、経路探索装置2から、第1経路情報および第2経路情報を受信することにより、経路情報を取得する。なお、経路情報取得部13が取得する経路情報には、少なくとも第2経路情報が含まれていればよく、第1経路情報が含まれていなくてもよい。
表示部14は、液晶ディスプレイや有機EL(electroluminescence)ディスプレイなどの表示装置を含んで構成され、経路情報取得部13が取得した経路情報を表示する。
図3は、表示部14に表示される経路情報の一例を示す図である。
図3を参照して、表示部14には、左側に第1経路情報が表示され、右側に第2経路情報が表示されるものとする。ただし、各経路情報の表示位置はこれに限定されるものではなく、例えば、右側に第1経路情報が表示され、左側に第2経路情報が表示されていてもよい。
第1経路情報は、ユーザ9の出発地であるA駅から目的地である施設Eまでの公共交通機関による移動経路を示している。具体的には、第1経路情報は、A駅を11時50分に出発するJ鉄道の新幹線N号に乗車し、B駅に14時16分に到着し、B駅を14時32分に出発するJ鉄道K線の列車に乗車し、C駅に14時35分に到着する経路情報を示している。第1経路情報は、さらに、C駅を14時48分に出発するT鉄道R線の列車に乗車し、14時59分にD駅に到着し、D駅を15時02分に出発し、徒歩で移動し、15時09分に施設Eに到着する経路情報を示している。
一方、第2経路情報は、第1経路情報と出発地および目的地は同一であり、A駅からC駅までの経路情報は同一であるものの、C駅から施設Eまでの移動にライドシェアを用いている。つまり、第2経路情報は、C駅を14時40分に出発し、ライドシェアを利用して移動し、施設Eに15時15分に到着する経路情報を示している。
なお、第1経路情報および第2経路情報には、2つの経路情報を比較するための情報である比較情報が合わせて示されている。比較情報は、各経路情報に基づく、移動コストの情報、移動時間の情報または混雑状況に関する情報などを含む。
例えば、移動コストの情報として、第1経路情報には、A駅からC駅までの運賃8750円と、C駅からD駅までの運賃329円が示され、第2経路情報には、A駅からC駅までの運賃8750円と、C駅から施設Eまでのライドシェア料金1200円とが示されている。
また、混雑状況に関する情報として、第1経路情報には、C駅からD駅の間の予想乗車率が150%であり、D駅から施設Eまでの予想混雑状況が「高」であること(高いこと)が示されている。
さらに、第2経路情報には、比較情報として、ライドシェアを推奨する理由「従来経路混雑のため」が示されている。これは、C駅からE駅までの従来経路(第1経路情報)が混雑していることを示している。
再び図2を参照して、予約受付部15は、ユーザ9からライドシェアの予約を受け付ける。例えば、第2経路情報の表示を見てライドシェアの利用を希望するユーザ9が、入力手段を操作することにより、ライドシェアの予約を行うと、予約受付部15は、当該予約を受け付ける。
予約通知部16は、予約受付部15が予約を受け付けた場合に、ライドシェアの予約情報を経路探索装置2に送信することにより、通知する。なお、ライドシェアの予約情報は、ユーザ9のライドシェアの利用意思を示す利用意思情報であり、例えば、ユーザ9を識別するユーザ識別子と、ライドシェアの利用区間および利用時間の情報とを含む。ただし、経路探索装置2は、第2経路情報の送信元であるため、ライドシェアの利用区間および利用時間の情報は事前に分かっている。このため、予約通知部16は、ライドシェアの利用区間および利用時間の情報を、経路探索装置2に送信しなくてもよい。
GPS受信部17は、GPS衛星からの電波を受信し、衛星航法を用いて端末装置1の位置を検出する。なお、衛星航法は、GPSに限定されるものではない。例えば、準天頂衛星システムなどの利用も今後期待される。
接近判断部18は、予約受付部15がライドシェアの予約を受け付けた場合に、ユーザ9がライドシェアの利用区間に接近したか否かを判断する。具体的には、接近判断部18は、GPS受信部17から端末装置1の位置情報を取得し、経路情報取得部13から第2経路情報を取得する。接近判断部18は、端末装置1の現在位置から、第2経路情報に示されるライドシェアの利用区間までの距離が所定距離以下となった場合に、ユーザ9が当該区間に接近したと判断する。図3に示した第2経路情報によると、接近判断部18は、端末装置1の現在位置からC駅までの距離が所定距離以下となった場合に、上記区間に接近したと判断する。ここで、利用区間の位置情報は、例えば、図示しないデジタル地図情報等から判断することができる。
接近通知部19は、ユーザ9がライドシェアの利用区間に接近したと判断された場合に、接近したことを示す接近情報を経路探索装置2に送信する。接近情報には、例えば、ユーザ識別子が含まれるが、端末装置1の位置情報が含まれていてもよい。
<経路探索装置の構成>
図4は、本発明の実施の形態1に係る経路探索装置2の機能的な構成を示すブロック図である。
図4を参照して、経路探索装置2は、経路探索要求取得部21と、第1外部情報取得部22と、第1経路情報生成部23と、第1経路情報提供部24と、経路情報取得部25と、経路情報通知部26と、予約受付部27と、配車依頼部28とを備える。
経路探索要求取得部21は、端末装置1から経路探索要求を受信することにより、当該経路探索要求を取得する。
第1外部情報取得部22は、第1外部情報DB7に記憶されている第1外部情報を、第1外部情報DB7から読み出すことにより取得する。
第1経路情報生成部23は、経路探索要求取得部21が取得した経路探索要求と、第1外部情報取得部22が取得した第1外部情報とに基づいて、経路探索要求に示される目的地までの公共交通機関による経路情報である第1経路情報を生成する。第1経路情報の生成方法は、公知の方法を用いることができるため、その詳細な説明は繰り返さない。例えば、第1経路情報生成部23は、第1外部情報に基づいて、経路コストが最小となる経路を探索する。例えば、経路コストとして、目的地までの移動時間、移動料金、乗換回数または移動距離などを用いることができる。また、第1経路情報は比較情報として、A駅からC駅までの鉄道の乗車料金と、C駅からD駅までの鉄道の乗車料金とを含む。
第1経路情報提供部24は、第1経路情報生成部23が生成した第1経路情報をライドシェア管理装置4に送信することにより、ライドシェア管理装置4に第1経路情報を提供する。
経路情報取得部25は、第2経路情報取得部として機能し、ライドシェア管理装置4から、ライドシェア管理装置4が作成した第2経路情報を受信することにより、取得する。第2経路情報は、第1経路情報提供部24がライドシェア管理装置4に提供した第1経路情報のうち、少なくとも一部の経路をライドシェアで代替した経路情報である。なお、経路情報取得部25は、ライドシェア管理装置4が第1経路情報に比較情報を含めることにより、第1経路情報を修正した場合には、当該第1経路情報も受信することにより、取得する。
経路情報通知部26は、第1経路情報生成部23が生成した第1経路情報または経路情報取得部25が取得した第1経路情報と、経路情報取得部25が取得した第2経路情報とを含む経路情報を、端末装置1に送信することにより、端末装置1に経路情報を通知する。
予約受付部27は、利用意思情報取得部として機能し、ユーザ9のライドシェアの利用意思情報として、ライドシェアの予約情報を端末装置1から受信する。予約受付部27は、受信した予約情報に基づいて、ライドシェアを予約するための予約情報をライドシェア管理装置4に送信する。予約情報は、例えば、ライドシェアを利用するユーザ9のユーザ識別子と、ライドシェアの利用区間および利用時間の情報とを含む。
配車依頼部28は、利用意思情報取得部として機能し、ユーザ9がライドシェアの利用区間に接近したことを示す接近情報を端末装置1から受信する。配車依頼部28は、受信した接近情報に基づいて、利用区間へのライドシェアによる配車を依頼する配車依頼情報を、ライドシェア管理装置4に送信する。配車依頼情報は、例えば、ユーザ9のユーザ識別子を含む。
<ライドシェア管理装置の構成>
図5は、本発明の実施の形態1に係るライドシェア管理装置4の機能的な構成を示すブロック図である。
図5を参照して、ライドシェア管理装置4は、第1経路情報取得部41と、第2外部情報取得部42と、配車可否判断部43と、ライドシェア管理DB44と、経路情報生成部45と、経路情報提供部46と、予約受付部47と、配送計画部48と、配車依頼受付部49とを備える。
第1経路情報取得部41は、経路探索装置2から第1経路情報を受信することにより、当該第1経路情報を取得する。
第2外部情報取得部42は、第1経路情報取得部41が取得した第1経路情報に基づいて、第2外部情報DB8に記憶されている第2外部情報を、第2外部情報DB8から読み出すことにより取得する。より詳細には、第2外部情報取得部42は、第1経路情報で示される経路に関連する第2外部情報を第2外部情報DB8から読み出す。例えば、第2外部情報取得部42は、図3に示した第1経路情報の各区間の経路(例えば、A駅からB駅までの区間、B駅からC駅までの区間など)について、第2外部情報を読み出す。これにより、C駅からD駅までの区間において、予想乗車率が150%であるとの第2外部情報が取得される。また、D駅から施設Eまでの区間において、予想混雑状況「高」との第2外部情報が取得される。
配車可否判断部43は、取得された第1経路情報および第2外部情報と、ライドシェア管理DB44に記憶されているライドシェア管理情報とに基づいて、第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断する。つまり、配車可否判断部43は、第1経路情報に含まれる区間の内、人の移動が制限される可能性のある区間を所定区間として抽出する。例えば、配車可否判断部43は、予想乗車率が所定閾値(例えば、130%)以上の区間と、徒歩での予想混雑状況が「高」の区間を所定区間として抽出する。これにより、図3に示す例では、C駅から施設Eまでの連続した区間が所定区間として抽出される。
ライドシェア管理DB44は、ライドシェアを提供する自動車6の識別子および位置とライドシェアを提供可能な時間との組情報をライドシェア管理情報として記憶する記憶装置である。配車可否判断部43は、第1経路情報の所定区間に配車可能な自動車6が存在するか否かを判断する。例えば、図3に示す例では、配車可否判断部43は、ライドシェア管理情報に基づいて、ユーザがC駅に到着する14:35分から所定時間(例えば、20分)以内にC駅に配車可能な自動車6が存在するか否かを判断する。配車可否判断部43は、配車可能な自動車6が存在すると判断した場合には、第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車が可能であると判断し、配車可能な自動車6が存在しない場合には、当該所定区間のライドシェアでの配車が不可能であると判断する。
経路情報生成部45は、第2経路情報生成部として機能し、配車可否判断部43の判断結果に基づいて、第1経路情報のうち上記所定区間をライドシェアでの配送に置き換えた第2経路情報を生成する。具体的には、経路情報生成部45は、所定区間のライドシェアでの配車が可能であると判断された場合に、第2経路情報を生成する。図3の例では、経路情報生成部45は、C駅から施設Eまでの所定区間をライドシェアでの配送に置き換えた第2経路情報を生成する。例えば、経路情報生成部45は、ライドシェア管理情報に示される自動車6の位置より、14時40分までに自動車6をC駅に配送することができると判断した場合には、C駅を14時40分発とする。また、経路情報生成部45は、C駅から施設Eまでの距離から自動車6による標準的な移動時間を算出し、当該移動時間から施設Eの到着時刻である15時15分を算出する。
なお、経路情報生成部45は、第2経路情報に比較情報を含めてもよい。図3の例では、比較情報は、ライドシェアを推奨する理由「従来経路混雑のため」であり、これは、配車可否判断部43において、C駅から施設Eまでの経路が所定区間とされたことを示す情報である。また、比較情報は、C駅から施設Eまでのライドシェア料金「1200円」も含む。
また、経路情報生成部45は、第1経路情報に比較情報を含めてもよい。図3の例では、比較情報は、C駅からD駅までの区間における「予想乗車率150%」と、D駅から施設Eまでの区間における「予想混雑状況「高」」である。これは、配車可否判断部43において、所定区間を抽出する際に用いられた第2外部情報である。
経路情報提供部46は、第2経路情報提供部として機能し、経路情報生成部45が生成した第2経路情報を経路探索装置2に送信することにより、当該第2経路情報を経路探索装置2に提供する。なお、配車可否判断部43が配車不可能と判断した場合には第2経路情報は作成されない。このため、経路情報提供部46は、第2経路情報が作成された場合に第2経路情報を経路探索装置2に提供し、第2経路情報が作成されなかった場合には、第2経路情報を提供しない。
また、経路情報提供部46は、第1経路情報に比較情報が含められた場合には、第1経路情報を経路探索装置2に送信する。
予約受付部47は、利用意思情報取得部として機能し、経路探索装置2からライドシェアの予約情報を受信する。
配送計画部48は、予約受付部47が受信した予約情報に基づいて、自動車6の配送計画を作成する。つまり、配送計画部48は、予約情報が示す利用時間に、予約情報が示す利用区間において、予約情報が示すユーザ識別子のユーザ9を配送するように自動車6の配送計画を作成する。作成した配送計画はライドシェア管理DB44に一時的に記憶される。
配車依頼受付部49は、経路探索装置2から、ライドシェアによる配車を依頼する配車依頼情報を受信する。配送計画部48は、配車依頼情報と、作成した配送計画とに基づいて、自動車6に対して配車依頼情報を送信する。つまり、配車依頼受付部49は、配送計画に基づいて、配車依頼情報が示すユーザ9を配送する自動車6を特定し、特定した自動車6に対して配車依頼情報を送信する。配車依頼情報には、ユーザ9のライドシェアの利用区間の他、配車場所(例えば、C駅)と配車時刻(例えば、14時40分)とが含まれる。なお、配車依頼情報の送付先は、自動車6または自動車6の車載装置に限定されるものではなく、自動車6の運転者が利用するスマートフォンや携帯電話などの端末装置であってもよいし、運転者のメールアドレスであってもよい。
<経路探索システムの処理シーケンスについて>
図6は、本発明の実施の形態1に係る経路探索システムによる経路探索処理および配車依頼処理の流れを示すシーケンス図である。
図6を参照して、端末装置1は、経路探索装置2に対して、経路探索要求を送信し、経路探索装置2は、経路探索要求を受信する(S1)。
経路探索装置2は、経路探索要求に基づいて、経路探索要求が示す目的地までの経路探索を行い、第1経路情報を作成する(S2)。
経路探索装置2は、作成した第1経路情報をライドシェア管理装置4に送信し、ライドシェア管理装置4は、当該第1経路情報を受信する(S3)。
ライドシェア管理装置4は、第1経路情報のうちライドシェアで置き換えることのできる上記所定区間が存在するか否かを判断し(S4)、所定区間が存在する場合には(S4でYES)、所定区間への配車が可能か否かを判断する(S5)。
所定区間が存在しないか(S4でNO)、所定区間への配車が不可能な場合には(S5でNO)、ライドシェア管理装置4は処理を終了する。
配車が可能な場合には(S5でYES)、ライドシェア管理装置4は、第1経路情報のうち所定区間をライドシェアで置き換えた第2経路情報を作成する(S6)。
ライドシェア管理装置4は、第1経路情報および第2経路情報を経路探索装置2に送信し、経路探索装置2は、当該第1経路情報および第2経路情報を受信する(S7)。
経路探索装置2は、第1経路情報および第2経路情報を含む経路情報を端末装置1に対して送信し、端末装置1は、当該経路情報を受信する(S8)。
端末装置1は、図3に示すような経路情報を表示部14に表示する(S9)。
ユーザ9は、第2経路情報による移動、つまりライドシェアによる移動を希望したとする。この場合、端末装置1は、経路探索装置2に対してライドシェアの予約情報を送信し、経路探索装置2は、当該予約情報を受信する(S10)。
経路探索装置2は、ライドシェア管理装置4に対してライドシェアの予約情報を送信し、ライドシェア管理装置4は、当該予約情報を受信する(S11)。
ライドシェア管理装置4は、受信した予約情報に基づいて、自動車6の配送計画を作成する(S12)。
端末装置1は、ユーザ9がライドシェアの利用区間、つまり、上記所定区間に接近したか否かを判断する(S13)。
ユーザ9がライドシェアの利用区間に接近した場合には(S13でYES)、端末装置1は、接近したことを示す接近情報を経路探索装置2に送信し、経路探索装置2は、当該接近情報を受信する(S14)。
経路探索装置2は、受信した接近情報に基づいて、ライドシェアの利用区間への自動車6の配車を依頼する配車依頼情報をライドシェア管理装置4に送信し、ライドシェア管理装置4は、当該配車依頼情報を受信する(S15)。
ライドシェア管理装置4は、自動車6に対して配送計画に基づく配車を依頼する配車依頼情報を送信し、自動車6は、当該配車依頼情報を受信する(S16)。配車依頼情報を受信した自動車6は、当該情報に従い、配車を行う。
<実施の形態1の効果>
以上説明したように、本発明の実施の形態1によると、公共交通機関を利用した第1経路情報のうちの所定区間にライドシェアを利用した第2経路情報がユーザ9の利用する端末装置1に通知される。このため、ユーザ9に対して、公共交通機関とライドシェアを組み合わせた移動経路情報を提供することができる。つまり、ユーザ9にとって利便性の高い、目的地までの移動経路情報を提供することができる。
また、第1経路情報および第2経路情報の少なくとも一方は、第1経路情報および第2経路情報の比較のための情報である比較情報を含んでいる。このため、ユーザ9に対して第1経路情報および第2経路情報のいずれかを選択するための材料を比較情報として与えることができる。これにより、ユーザ9は、自身にとって最も利便性の高い経路情報を選択することができる。
なお、比較情報は、第1経路情報または第2経路情報に基づく、移動コストの情報、移動時間の情報および混雑状況に関する情報のうちの少なくとも1つを含む。このため、ユーザ9は、移動コストの情報、移動時間の情報および混雑状況に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて、自身にとって最も利便性の高い経路情報を選択することができる。例えば、コストを優先させたいユーザ9は、移動コストの情報に基づいて経路情報を選択することができるし、時間を優先させたいユーザ9は、移動時間の情報に基づいて経路情報を選択することができる。また、混雑を避けたいユーザ9は、混雑状況に関する情報に基づいて経路情報を選択することができる。
また、ユーザ9は、ライドシェアの利用を希望する場合には事前にライドシェアの予約を行うことができる。このため、ライドシェア管理装置4は、ライドシェアの予約情報に基づいて、ユーザ9の配送計画を作成し、配送計画に基づく配車を依頼することができる。これにより、ユーザ9の配送を円滑に行うことができる。
また、経路探索装置2は、端末装置1からライドシェアの利用区間までの距離が所定距離以下となった場合にライドシェア管理装置4に対して配車を依頼する。このため、ユーザ9が公共交通機関を利用して移動しライドシェアの利用区間に近づいた場合に、ライドシェアを提供する自動車6の運転者に対して配車を依頼することができる。これにより、ユーザ9は、公共交通機関からライドシェアの自動車6へスムーズに乗り換えることができる。
また、第2外部情報DB8に記憶されている第2外部情報は、交通情報、人の移動に関する情報およびイベント開***報の少なくとも1つを含んでいる。このため、例えば、交通情報に基づいて、渋滞区間を避けてライドシェアの自動車6で移動する第2経路情報を作成することができる。また、人の移動に関する情報から徒歩で移動する予定の区間が人で混雑していることが予想される場合には、当該区間の移動手段をライドシェアに置き換えた第2経路情報を作成することができる。さらに、イベント開***報から所定区間で電車の混雑が予想される場合には、所定区間の移動手段をライドシェアに置き換えた第2経路情報を作成することができる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、ライドシェアを利用するユーザ9は、ライドシェアの予約をする必要があった。しかしながら、経路探索時に予約をしなければならないとした場合、ユーザ9は、気軽に予定を変更することができない。そこで、実施の形態2では、ユーザ9は予約の代わりに、強制力のない仮予約を行うこととする。
本発明の実施の形態2に係る経路探索システムの全体構成は、図1に示した実施の形態1に係る経路探索システムの全体構成と同様である。
<端末装置の構成>
図7は、本発明の実施の形態2に係る端末装置1の機能的な構成を示すブロック図である。
図7を参照して、端末装置1は、図2に示した実施の形態1に係る端末装置1の機能的な構成に加えて、さらに、インセンティブ取得部10を備える。
予約受付部15は、実施の形態1と同様に、ユーザ9からライドシェアの予約を受け付ける。ただし、実施の形態2における予約は、仮予約を意味する。仮予約は、上述したように、強制力のないライドシェアの予約である。このため、ユーザ9が仮予約後にライドシェアを利用しなかったとしても、ユーザ9に対してペナルティが課されるものではない。
接近通知部19は、ユーザ9がライドシェアの利用区間に接近したと判断された場合に、接近したことを示す接近情報を経路探索装置2に送信する。なお、実施の形態2における接近情報は、実施の形態1における予約に相当する。つまり、ユーザ9がライドシェアの利用区間に接近した段階で、ライドシェアの予約(本予約)が行われることになる。
インセンティブ取得部10は、経路探索装置2から送信されるインセンティブ情報を受信することにより、経路探索装置2から金銭的価値を有するインセンティブを取得する。なお、インセンティブ情報は、端末装置1が予約情報および接近情報を送信した場合に、経路探索装置2から端末装置1に送信される。つまり、ユーザ9がライドシェアの仮予約および本予約を行った場合に、インセンティブ情報が提供される。なお、さらに、ユーザ9がライドシェアを利用したことを条件に、インセンティブ情報を提供するようにしてもよい。ここで、インセンティブ情報は、例えば、商品やサービス等に引き換え可能なポイント情報や、商品等の割引クーポン情報などの金銭的価値を有する情報である。
<経路探索装置の構成>
図8は、本発明の実施の形態2に係る経路探索装置2の機能的な構成を示すブロック図である。
図8を参照して、経路探索装置2は、図4に示した実施の形態1に係る経路探索装置2の機能的な構成に加えて、さらに、インセンティブ付与部29を備える。
インセンティブ付与部29は、予約受付部27がユーザ9からライドシェアの仮予約を示す予約情報を取得し、かつ、ユーザ9がライドシェアの利用区間に接近したことを示す接近情報を端末装置1から受信した場合に、端末装置1に所定のインセンティブ情報を送信する。これにより、インセンティブ付与部29は、ユーザ9に所定のインセンティブを付与する。なお、インセンティブ付与部29は、さらに、ユーザ9が実際にライドシェアを利用したことを条件としてインセンティブを付与してもよい。ここで、インセンティブの多寡は、例えば、ライドシェア料金または予約時期等に応じて定めてもよい。例えば、ライドシェア料金が高いほどインセンティブの額を高くしてもよいし、仮予約時期または本予約時期が早いほどインセンティブの額を高くしてもよい。
ライドシェア管理装置4の機能的な構成は、図5に示した実施の形態1に係るライドシェア管理装置4の機能的な構成と同様である。
<経路探索システムの処理シーケンスについて>
図9は、本発明の実施の形態2に係る経路探索システムによる経路探索処理および配車依頼処理の流れを示すシーケンス図である。
経路探索システムは、ステップS1〜S9の処理を実行する。これらの処理は、図6に示した実施の形態1に係る経路探索システムによるステップS1〜S9の処理と同様である。ここまでの処理により、端末装置1の表示部14に、第1経路情報および第2経路情報が表示されることとなる。
ユーザ9は、第2経路情報による移動、つまりライドシェアによる移動を希望したとする。この場合、端末装置1は、経路探索装置2に対してライドシェアの予約情報を送信し、経路探索装置2は、当該予約情報を受信する(S20)。ここでの予約情報は、ライドシェアの仮予約を示す。
経路探索装置2は、ライドシェア管理装置4に対してライドシェアの予約情報を送信し、ライドシェア管理装置4は、当該予約情報を受信する(S21)。
その後、経路探索システムは、図6に示したのと同様のステップS12およびS13の処理を実行する。
ユーザ9がライドシェアの利用区間に接近した場合には(S13でYES)、端末装置1は、接近したことを示す接近情報を経路探索装置2に送信し、経路探索装置2は、当該接近情報を受信する(S24)。この接近情報は、ライドシェアの本予約を示す。
その後、経路探索システムは、図6に示したのと同様のステップS15およびS16の処理を実行する。これにより、自動車6への配車依頼が行われる。
経路探索装置2は、仮予約および本予約を行った端末装置1に対してインセンティブ情報を送信する(S25)。
<実施の形態2の効果>
以上説明したように、本発明の実施の形態2によると、事前にライドシェアの仮予約を行い、かつライドシェアの利用区間に近づいた場合に本予約を行ったユーザ9に対してインセンティブを付与することができる。これにより、ユーザ9は、仮予約および本予約をすることにより、ほぼ確実にライドシェアを利用することができる上、インセンティブを受け取ることができる。また、ライドシェアの事業者にとってみれば、ライドシェアを利用するユーザ数が増えることが期待できる。
[変形例]
上述の実施の形態では、第2経路情報の比較情報として、ライドシェア料金を含むものとしたが、ライドシェア料金は、一般的に、同じ自動車6の相乗り利用者が多いほど安くなる。
そこで、ライドシェア管理装置4の経路情報生成部45は、第2経路情報の比較情報を作成する際に、ライドシェアを利用するユーザ9と、当該ユーザ9と相乗り可能な他のユーザの合計人数に基づいて、ライドシェア料金を決定する。
一例として、経路情報生成部45は、相乗り可能な他のユーザが存在せずに一人でライドシェアを利用する場合のライドシェア料金と比較して、当該他のユーザが一人の場合(合計人数が二人の場合)には、ライドシェア料金を1/2の額に決定し、当該他のユーザが二人の場合(合計人数が三人の場合)には、ライドシェア料金を1/3の額に決定する。
なお、予約受付部47は、ユーザ9からの予約または仮予約を受け付ける際に、ユーザ9が相乗りを許可するか否かを示す相乗り許否情報を受け付ける。
ライドシェア管理装置4の配送計画部48は、配車状況予測部として機能し、相乗り許否情報に基づいて、ユーザ9がライドシェアを利用する際の配車状況を予測する。つまり、配送計画部48は、複数のユーザ9からライドシェアの依頼を受け付けた場合に、ユーザ9がライドシェアの利用区間を通過する際の配車状況を予測する。配送計画部48は、ライドシェアの利用を希望するユーザ9の数に対して、配車可能な自動車6の台数が少ない場合には、相乗りを許可するユーザ9同士を同じ自動車6にて配送する配送計画を作成する。
複数のユーザ9を相乗りさせる配送計画が作成された場合には、ライドシェア管理装置4の経路情報生成部45は、相乗りさせる複数のユーザ9の目的地に基づいて、第2経路情報を生成する。例えば、複数のユーザ9の出発地または目的地が異なる場合には、各出発地で各ユーザ9を自動車6に載せて、各目的地まで配送する第2経路情報が作成される。
以上説明したように、本変形例によると、相乗りするユーザ9の人数に応じて移動コストの情報が変化する。このため、ユーザ9は、移動コストをより正確に見積もることができる。これにより、ユーザ9は、自身にとって最も利便性の高い経路情報を選択することができる。
また、複数のユーザ9がライドシェアを提供する自動車に相乗りする場合に、各ユーザ9の出発地を経由し、各ユーザ9の目的地に到着するように第2経路情報が生成される。このため、経由箇所が多い場合には、ユーザ9に対して、第2経路情報を選択しないという選択肢を与えることができる。
[付記]
以上、本発明の実施の形態に係る経路探索システムについて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、ライドシェア管理装置4が第2外部情報を取得して、配車の可否を判断することとしたが、この処理を経路探索装置2が行うこととしてもよい。
なお、上述の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムとして構成されてもよい。RAMまたはHDDには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
さらに、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSIなどの半導体装置から構成されているとしてもよい。
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラムをコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体、例えば、HDD、CD−ROM、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。
また、本発明は、上記コンピュータプログラムを、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、上記各装置は、複数のコンピュータにより実現されてもよい。
また、上記各装置の一部または全部の機能がクラウドコンピューティングによって提供されてもよい。つまり、各装置の一部または全部の機能がクラウドサーバにより実現されていてもよい。
さらに、上記実施の形態および上記変形例の少なくとも一部を任意に組み合わせるとしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 端末装置
2 経路探索装置
4 ライドシェア管理装置
6 自動車
7 第1外部情報DB
8 第2外部情報DB
9 ユーザ
10 インセンティブ取得部
11 経路探索要求受付部
12 経路探索要求通知部
13 経路情報取得部
14 表示部
15 予約受付部
16 予約通知部
17 GPS受信部
18 接近判断部
19 接近通知部
21 経路探索要求取得部
22 第1外部情報取得部
23 第1経路情報生成部
24 第1経路情報提供部
25 経路情報取得部
26 経路情報通知部
27 予約受付部(利用意思情報取得部)
28 配車依頼部
29 インセンティブ付与部
41 第1経路情報取得部
42 第2外部情報取得部
43 配車可否判断部
44 ライドシェア管理DB
45 経路情報生成部
46 経路情報提供部
47 予約受付部
48 配送計画部(配車状況予測部)
49 配車依頼受付部

Claims (16)

  1. 公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、公共交通機関による前記目的地までの経路情報である第1経路情報を生成する第1経路情報生成部と、
    人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および前記第1経路情報に基づいて、前記第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断する配車可否判断部と、
    前記配車可否判断部の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を生成する第2経路情報生成部と、
    前記第1経路情報および前記第2経路情報のうち、少なくとも前記第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知する経路情報通知部と、を備える経路探索システム。
  2. 前記第1経路情報および前記第2経路情報の少なくとも一方は、前記第1経路情報および前記第2経路情報の比較のための情報である比較情報を含み、
    前記経路情報通知部は、さらに、前記比較情報を前記対象ユーザに通知する、請求項1に記載の経路探索システム。
  3. 前記比較情報は、各経路情報に基づく、移動コストの情報、移動時間の情報および混雑状況に関する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の経路探索システム。
  4. 前記移動コストの情報は、前記対象ユーザおよび当該対象ユーザと相乗り可能なユーザの人数に基づいて定められる情報である、請求項3に記載の経路探索システム。
  5. さらに、
    前記対象ユーザの前記第2経路情報におけるライドシェアの利用意思を示す利用意思情報を取得する利用意思情報取得部を備える、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の経路探索システム。
  6. さらに、
    前記対象ユーザから前記所定区間までの距離が所定距離以下となった場合に、ライドシェアでの配車を依頼する配車依頼部を備える、請求項5に記載の経路探索システム。
  7. さらに、
    前記利用意思情報取得部が、前記対象ユーザから前記利用意思情報としてライドシェアの仮予約を示す情報を取得し、かつ、前記所定区間までの距離が所定距離以下となった場合に前記対象ユーザから前記利用意思情報としてライドシェアの本予約を示す情報を取得した場合に、当該対象ユーザに対して、所定のインセンティブを付与するインセンティブ付与部を備える、請求項6に記載の経路探索システム。
  8. さらに、
    1以上のユーザの前記利用意思情報に基づいて、前記対象ユーザが前記所定区間を通過する際の配車状況を予測する配車状況予測部を備える、請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の経路探索システム。
  9. 前記第2経路情報生成部は、前記対象ユーザおよび当該対象ユーザと相乗り可能なユーザの目的地に基づいて、前記第2経路情報を生成する、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の経路探索システム。
  10. 前記第2外部情報は、交通情報、人の移動に関する情報およびイベント開***報の少なくとも1つを含む、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の経路探索システム。
  11. 前記第1外部情報は、前記公共交通機関の時刻表情報および運行情報の少なくとも1つを含む、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の経路探索システム。
  12. 公共交通機関による目的地までの経路情報である第1経路情報を取得する第1経路情報取得部と、
    人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および前記第1経路情報に基づいて、前記第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断する配車可否判断部と、
    前記配車可否判断部の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を生成する第2経路情報生成部と、
    前記第2経路情報を提供する第2経路情報提供部と、を備えるライドシェア管理装置。
  13. 公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、第1経路情報を生成する第1経路情報生成部と、
    前記第1経路情報を、ライドシェアを管理するライドシェア管理装置に提供する第1経路情報提供部と、
    前記ライドシェア管理装置から、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を取得する第2経路情報取得部と、
    前記第1経路情報および前記第2経路情報のうち、少なくとも前記第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知する経路情報通知部と、を備える経路探索装置。
  14. コンピュータをライドシェア管理装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    公共交通機関による目的地までの経路情報である第1経路情報を取得する第1経路情報取得部と、
    人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および前記第1経路情報に基づいて、前記第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断する配車可否判断部と、
    前記配車可否判断部の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を生成する第2経路情報生成部と、
    前記第2経路情報を提供する第2経路情報提供部と、して機能させるコンピュータプログラム。
  15. コンピュータを経路探索装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、第1経路情報を生成する第1経路情報生成部と、
    前記第1経路情報を、ライドシェアを管理するライドシェア管理装置に提供する第1経路情報提供部と、
    前記ライドシェア管理装置から、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を取得する第2経路情報取得部と、
    前記第1経路情報および前記第2経路情報のうち、少なくとも前記第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知する経路情報通知部と、して機能させるコンピュータプログラム。
  16. 公共交通機関の運行に関連する情報である第1外部情報と、目的地までの経路探索要求とに基づいて、公共交通機関による前記目的地までの経路情報である第1経路情報を生成するステップと、
    人の移動の制限に関連する情報である第2外部情報および前記第1経路情報に基づいて、前記第1経路情報に含まれる所定区間のライドシェアでの配車の可否を判断するステップと、
    前記配車の可否の判断結果に基づいて、ライドシェアを利用した前記目的地までの経路情報である第2経路情報を生成するステップと、
    前記第1経路情報および前記第2経路情報のうち、少なくとも前記第2経路情報を含む経路情報を対象ユーザに通知するステップと、を含む経路探索方法。
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