JP2020016284A - 回転装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】3次元高速回転における速度制御の精度向上を図る回転装置を提供する。【解決手段】回転装置は、第1モータ1と、第1モータにより回転される第1水平軸2と、第1水平軸に結合される外側回転枠3と、第2モータ4と、第1水平軸と反対側に設けられ、外側回転枠の一側面を貫通し、第2モータにより回転される第2水平軸5と、第2水平軸に結合され、第2水平軸に垂直な方向に板面を有する主動円板6と、第1水平軸および第2水平軸の軸芯方向とは直交方向に軸芯方向を有し、外側回転枠に設けられる直交軸7と、直交軸に結合される内側回転枠8と、直交軸に結合され、直交軸に垂直な方向に板面を有する従動円板9と、第1モータおよび第2モータの出力を個別に制御する制御装置30と、主動円板の周端面が従動円板の板面外周部に対向した状態で、主動円板の回転力を従動円板に伝達する非接触伝達機構10を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、撹拌や混合に用いる回転装置に関するものである。
一般的に、撹拌や混合に用いる回転装置は一軸回転である。これに対し、二軸回転に係る回転装置が提案されている。
二軸回転に係る回転装置として、外部モータにより内部モータとともに第1軸回転させ、内部モータにより第2軸周りに容器等を回転させる装置が一般的である(例えば特許文献1)。
外部モータにより内部モータ自体を回転させる結果、高速回転させると、内部モータに大きな遠心力が作用し、故障の原因になる。また、内部モータ自体を回転させるには外部モータを大型化する必要がある。これにともない、多くのエネルギーを必要とし、熱損失も発生する。
これに対し、内部モータに換えて伝達機構を有する回転装置が提案されている(例えば、特許文献2)。
特許文献2に係る回転装置は、装置本体と筺体と駆動モータと支持盤とから構成される。駆動モータの回転駆動力はプーリを介して本体装置に伝達される。
本体装置は、外枠と内枠(容器保持構造)と第1円板(縦置)と第2円板(横置)と第1回転軸と第2回転軸とから構成されている。
駆動モータの回転駆動力はプーリを介して、第1回転軸に伝達される。第1回転軸まわりに、外枠、第2回転軸が回転する。
第1円板周面にはゴムが配設され、第2円板下面に当接されて、伝達機構を構成する。第1円板の回転力は第2円板に伝達される。第2回転軸まわりに、第2円板および内枠が回転する。
これにより、容器はX軸周りおよびZ軸周り、すなわち二軸周りに回転する。これを3次元回転と呼ぶ。
3次元回転では、球状容器内中心では擬似無重力環境が現出される。なお、理論上、擬似無重力環境下となるのは中心のみであるが、実務上、中心付近の一定領域を擬似無重力環境下と見なすことができる。
このように、容器内において特別な挙動を実現できるため、均一な混合や撹拌が可能となるといった効果が期待できる。
さらに、伝達機構により内部モータは不要となり、小型化、軽量化、高速回転化、発熱抑制を図ることができる。
したがって、特許文献2に係る回転装置は、多目的に利用可能である。以下、用途例について説明する。
容器内に硬いセラミックス球または金属球とともに、被粉砕物を入れ、撹拌する。1軸回転のボールミルに比べてより細かく粉砕できる。
容器内に、水と気体を入れ、撹拌混合する。一般的なファインバブル発生装置に比べて、より微細なファインバブルを生成できる。
容器内に、水と空気と被洗濯物を入れ、撹拌混合する。ファインバブルが被洗濯物の汚れを除去する。
容器内に、食品(たとえば卵、酒など)と空気とを入れ、撹拌混合する。発泡性食品を製造できる。クリーミーな食感となる。
容器内に、金属粉とゲル化剤とを入れ、撹拌混合する。容器からゲル化形成体を取り出し、焼成する。ゲル化剤は焼却されて、多孔質金属を製造できる。
容器内に、セラミックス粉とゲル化剤とを入れ、撹拌混合する。容器からゲル化形成体を取り出し、焼成する。ゲル化剤は焼却されて、多孔質セラミックスを製造できる。
容器内に、溶媒と化学物質Aと化学物質Bとを入れ、撹拌混合する。疑似無重力状態により、地球上では得られなかった新規化学物質Cが生成される。
特開2002−316899号公報 WO/2017/187550
特許文献2の伝達機構(当接型)は、第1円板周面配設のゴムと第2円板下面との当接によるものであり、摩擦による影響を考慮する必要がある。
たとえば、回転速度を増していくと、当接のスリップが発生し、速度制御の精度にかかる課題が発生する。
また、当接による熱損失はゼロにできない。回転速度を増していくと、発熱の影響は無視できなくなる。
本発明は上記課題を解決するものであり、3次元高速回転における速度制御の精度を向上させるとともに、発熱による影響を低減する回転装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の回転装置は、第1回転駆動装置と、前記第1回転駆動装置により回転される第1水平軸と、前記第1水平軸に結合される外側回転枠と、第2回転駆動装置と、前記第1水平軸と反対側に設けられ、前記外側回転枠の一側面を貫通し、前記第2回転駆動装置により回転される第2水平軸と、前記第2水平軸に結合され、前記第2水平軸に垂直な方向に板面を有する主動円板と、前記第1水平軸および前記第2水平軸の軸芯方向とは直交方向に軸芯方向を有し、前記外側回転枠に設けられる直交軸と、前記直交軸に結合される内側回転枠と、前記直交軸に結合され、前記直交軸に垂直な方向に板面を有する従動円板と、前記第1回転駆動装置および第2回転駆動装置の出力を個別に制御する制御装置と、前記主動円板の周端面が前記従動円板の板面外周部に非接触にて対向した状態で、前記主動円板の回転力を前記従動円板に伝達する非接触伝達機構とを備える。
非接触伝達機構では当接のスリップが発生しない。これにより、3次元高速回転における速度制御の精度を向上させることができる。
上記発明において、前記非接触伝達機構は、前記主動円板の周端面に、N極とS極とが交互になる様に配設される複数の第1磁石と、前記従動円板の板面外周部に、N極とS極とが交互になる様に配設される複数の第2磁石とを有する。
これにより、前記駆動円盤の第1磁石と前記従動円板の第2磁石が対向する形態でかつ非接触で配設させ、この磁石の吸引力及び反発力により回転力を非接触で伝達できる。
上記発明において、前記第1磁石は24〜72個のいずれか偶数個に設定され、前記第2磁石は24〜72個のいずれか偶数個に設定される。
これにより、十分なトルクと円滑な高速回転とを両立できる。
上記発明において、前記第2磁石の径方向長さは、前記従動円板直径の0.05〜0.15倍である。
これにより、十分なトルクと円滑な高速回転とを両立できる。
上記発明において、前記第2磁石と前記従動円板との間にはバックヨークが設けられている。
バックヨークは磁力を強化するとともに、従動円板の剛性を確保する。その結果、円板の軽量化を図ることができる。
上記発明において、前記内側回転枠は前記従動円板板面に固定されている。
これにより、従動円板の剛性を確保する。その結果、円板の軽量化を図ることができる。
上記発明において、さらに、前記内側回転枠内に容器を保持する容器保持機構を有し、前記容器保持機構は、主動円盤の磁石と十分な隙間を維持して、前記従動円板と直交し、前記従動円板直径上に形成される平面に位置する。
これにより、渦電流発生のおそれを抑制し、更なる精度向上とトルク向上を図ることができる。
上記課題を解決する本発明の回転装置は、回転駆動装置と、前記回転駆動装置により回転される第1水平軸と、前記第1水平軸に結合される外側回転枠と、前記第1水平軸と反対側に設けられ、前記外側回転枠の一側面を貫通する第2水平軸と、前記外側回転枠の一側面を貫通して前記第2水平軸に結合され、前記第2水平軸に垂直な方向に板面を有する主動円板と、前記第1水平軸および前記第2水平軸の軸芯方向とは直交方向に軸芯方向を有し、前記外側回転枠に設けられる直交軸と、前記直交軸に結合される内側回転枠と、前記直交軸に結合され、前記直交軸に垂直な方向に板面を有する従動円板と、前記回転駆動装置の出力を制御する制御装置と、前記主動円板の周端面が前記従動円板の板面外周部に対向した状態で、前記主動円板の回転力を前記従動円板に伝達する非接触伝達機構とを備える。
本発明の回転装置では、3次元高速回転における速度制御の精度を向上させることができる。また、発熱による影響を低減することができる。
本発明に係る回転装置の概略構成図(斜視図) 本発明に係る回転装置の概略構成図(断面図) 本発明に係る回転装置本体の詳細構成図(斜視図) 本発明に係る容器の保持構造(斜視図) 本発明に係る伝達機構の概略構成図(斜視図) 本発明に係る伝達機構の概略構成図(平面図) 本発明に係る伝達機構の詳細構成図(断面図) 本発明に係るバックヨーク構成図(斜視図) 本発明の変形例に係る回転装置本体の詳細構成図(斜視図) 本発明の変形例に係る容器の保持構造(斜視図) 本発明の変形例に係る概略構成図(斜視図)
本願発明の回転装置に係る実施形態について図1〜11に基づいて説明する。
<回転装置基本構成>
図1および図2は、回転装置の概略図である。図1は斜視図であり、図2は断面図である。回転装置は、装置本体と筺体と回転駆動装置であるモータ1,4と支持盤とから構成される。図3は装置本体の斜視図である。
装置本体は、第1水平軸2と、外側回転枠3と、第2水平軸5と、主動円板6と、直交軸7と、内側回転枠8と、従動円板9と、非接触伝達機構10と、制御装置30とを備える。
電動モータ1の出力軸はプーリを介して第1水平軸2に結合されている。また、第1水平軸2は、外側回転枠3に結合されている。すなわち、電動モータ1の駆動により、外側回転枠3は第1水平軸2回り(軸心X−Xラインの回り)で回転する。
電動モータ4の出力軸はプーリを介して第2水平軸5に結合されている。第2水平軸5は、第1水平軸2と反対側に設けられ、外側回転枠3の一側面を貫通する。第2水平軸5と外側回転枠3との間には、ボールベアリングが設けられている。また、第2水平軸5は、主動円板6に結合されている。主動円板6は第2水平軸5に垂直な方向に板面を有する。
すなわち、電動モータ4の駆動により、主動円板6は第2水平軸5回り(X−Xラインの回り)で回転する。一方で、第2水平軸5は外側回転枠3と縁がきれているため、電動モータ4の駆動力は外側回転枠3に直接伝達されない。
直交軸7,7は外側回転枠3に設けられる。直交軸7,7と外側回転枠3との間には、ボールベアリングが設けられている。直交軸7,7は、第1水平軸2および第2水平軸5の軸芯方向とは直交方向に軸芯方向を有する。また、直交軸7,7は、内側回転枠8に結合されている。
すなわち、内側回転枠8は外側回転枠3の内側に配置され、外側回転枠3内において直交軸7回り(Z−Zライン)に回転自在となっている。
さらに、直交軸7は、従動円板9に結合されている。すなわち、従動円板9の直交軸7回りの回転に伴い、内側回転枠8も直交軸7回り(Z−Zライン)で回転する。なお、内側回転枠8および従動円板9が直交軸7回りで回転しても、この回転力は外側回転枠3に直接伝達されない。
非接触伝達機構10は、主動円板6の周端面が従動円板9の板面外周部に対向した状態で、主動円板6の回転力を従動円板9に伝達する。非接触伝達機構10の詳細については図5〜7に対応する記載にて後述する。
図4は容器保持構造の概略斜視図である。球状容器22は、容器保持板21,21を介して内側回転枠8の内部に設けられている。球状容器22の中心は、回転装置の回転中心(すなわちX−XラインとZ−Zラインとの交点)と一致する。
容器保持板21には球体容器22サイズに対応する開口が設けられている。2枚の容器保持板21により球体容器22を挟み込み、容器保持板21を内側回転枠8に取付ける。これにより、球体容器22が保持される。
容器保持板21の開口サイズを変えることにより、球体容器22のサイズ変更に対応可能である。また、球体容器だけでなく楕円球容器や紡錘形容器などにも適用できる。
<回転装置基本動作>
制御装置30は、電動モータ1および電動モータ4の出力を個別に制御可能である。
電動モータ1を駆動させると、第1水平軸2を介して、外側回転枠3はX−Xラインの回りで回転する。
外側回転枠3の回転に伴い、外側回転枠3に設けられた直交軸7,7もX−Xラインの回りで回転する。さらに直交軸7,7を介して内側回転枠8および従動円板9も、同様に、X−Xラインの回りで回転する。
電動モータ4を駆動させると、第2水平軸5を介して、主動円板6はX−Xラインの回りで回転する。
主動円板6と従動円板9は個別にX−Xラインの回りで回転し、回転速度差が発生する。X−Xラインの回りの回転速度差は非接触伝達機構10を介して従動円板9に伝達され、従動円板9が直交軸7の回り(Z−Zラインの回り)で回転し、内側回転枠8もZ−Zラインの回りで回転する。
すなわち、内側回転枠8および球体容器22は、X−Xラインの回りで回転するとともに、Z−Zラインの回りでも回転する。言い換えると、2軸回転(3次元回転)する。
球状容器22内中心領域では擬似無重力環境が現出される。
<非接触伝達機構概略>
電動モータ1および電動モータ4の出力を個別に制御することにより、X−Xラインの回りでの回転数(回転速度)とZ−Zラインの回りでの回転数(回転速度)を個別に制御することができる。これにより、更に複雑な挙動を実現できる。
一方で、電動モータ1および電動モータ4の個別制御は複雑な制御になりやすい。回転速度を増していくと、接触伝達機構では当接のスリップが発生し、速度制御の精度にかかる課題が発生するおそれがある。特に、主動円板6も従動円板9もX−Xラインの回りで回転すると、接触(当接)伝達機構では当接のスリップが発生しやすい。
さらに、回転速度を周期的に増減させる様な複雑な制御を想定する場合、伝達が追従できず、当接スリップが発生するおそれがある。
この課題を見出し、課題を検討し、本願発明者は非接触伝達機構を採用した。
図5および図6は伝達機構の概略構成図である。図5は斜視図であり、図6は断面図である。図7は伝達機構の詳細構成図である。
非接触伝達機構10は、複数の第1磁石11と複数の第2磁石12とから構成される。第1磁石11と第2磁石12との間にスペース13が形成されている。つまり、第1磁石11と第2磁石12とは非接触である。
第1磁石11は、主動円板6の周端面に、N極とS極とが交互になる様に複数配設される。第2磁石12は、従動円板9の板面外周部に、N極とS極とが交互になる様に複数配設される。
主動円板6が回転すると、第1磁石11も回転する。第1磁石11のN極は、第2磁石12のN極と反発しあい、第2磁石12のS極と引き合おうとする。第1磁石11のS極は、第2磁石12のS極と反発しあい、第2磁石12のN極と引き合おうとする。これを繰り返すことにより、主動円板6のX−Xラインの回りの回転力が従動円板9に伝達され、従動円板9はZ−Zラインの回りで回転する。
非接触伝達機構10においては、当接スリップは発生しない。その結果、精度のよい速度制御が可能である。また、回転力伝達に伴い発熱しない。回転速度を周期的に増減させるような複雑な制御も可能となる。
<非接触伝達機構詳細>
本願に係る回転装置は、内側回転枠8および従動円板9をX−Xラインの回りで高速回転させることを一つの特徴とする。本願発明者が、当接型伝達機構に換えて非接触伝達機構に着目したとき、従動円板9をX−Xラインの回りで高速回転させるのに十分なトルクが得られるか否かが懸念であった。また、円滑な高速回転を実現できるか否かが懸念であった。
上記懸念に対し、本願発明者はいくつかの試作モデルを製作し、詳細を検討した。
第1磁石11は、主動円板6の周端面に、24〜72個略均等に配設される。より好ましくは、36〜64個である。なお、試作モデルでは48個とした。第1磁石11の周方向幅は、主動円板6外周長と配設数よりおおよそ設定される。
第2磁石12は、従動円板9の板面外周部に、24〜72個略均等に配設される。より好ましくは、36〜64個である。なお、試作モデルでは64個とした。第2磁石12の周方向幅は、従動円板9外周長と配設数よりおおよそ設定される。
磁石の数が少なすぎると、回転のスムーズさが損なわれることがわかった。磁石の数が多すぎると、十分なトルクが得られないことがわかった。
第1磁石11の周方向幅と第2磁石12の周方向幅は同等であることが好ましい。
第2磁石12の径方向長さは、従動円板9直径の0.05〜0.15倍である。試作モデルでは、従動円板9直径240mmに対し、第2磁石12の径方向長さ20mmとした。第2磁石12の径方向長さが短すぎると、充分な磁力が得られず、その結果、十分なトルクが得られない。第2磁石12の径方向長さが長すぎると、重くなり過ぎ、従動円板9をX−Xラインの回りで高速回転させるために必要なトルクが増える。言い換えると十分なトルクが得られない。
第1磁石11の奥行き方向長さと第2磁石12の径方向長さは同等であることが好ましい。
なお、従動円板9はX−Xラインの回りで高速回転されるため、軽量化の検討が必要であるのに対し、主動円板6はZ−Zラインの回りで高速回転されるわけではないため、従動円板9の軽量化程の検討は必要ない。したがって、主動円板6は、周端面に第1磁石11を配設するのに充分な厚みを有する。
第1磁石11および第2磁石12の厚さは、所定の磁力を得られる範囲で、なるべく薄い方が好ましい。試作モデルでは、厚さ3mmとした。
上記試作モデルに係る回転装置において、十分なトルクと円滑な高速回転とを確認することができた。具体的には、10N・m程度の伝達トルクと、500〜1000rpmの円滑な高速回転を確認した。
<従動円板の軽量性と剛性>
従動円板9はZ−Zラインの回りに加えてX−Xラインの回りでも高速回転されるため、軽量化の検討が必要である。とくに、従動円板9には複数の第2磁石12が配設されるため、重量が増える。これにより、更なる軽量化の検討が必要となる。
従動円板9は肉抜き孔18が設けられて、軽量化が図られている。
一方で、軽量化により従動円板9の剛性が弱くなる。ところで、非接触伝達機構10による速度制御精度を維持するためには、スペース13を一定に保つ必要がある。仮に、従動円板9の変形が大きいと、スペース13を一定に保つことが難しい。その結果、速度制御精度を維持できなくなるおそれがある。
上記懸念に対し、本願発明者はいくつかの試作モデルを製作し、詳細を検討した。
従動円板9の中央には、肉抜き孔18,18に挟まれるように、内側回転枠固定部19が設けられており、内側回転枠8の一側面(底面)が固定されている。これにより、従動円板9の剛性を確保する。
ところで、第1磁石11の裏面にはバックヨーク14が設けられている。第2磁石12の裏面にはバックヨーク15が設けられている。バックヨーク14,15は透磁率の高い強磁性体であり、具体例としては炭素鋼が用いられる。これにより、磁束を集中させ、磁力を強化させている。
図8はバックヨークの構成図である。バックヨーク15は平板リング状をしており、従動円板9外周部に一体として配置される。バックヨーク15により、従動円板9の剛性を確保する。
なお、バックヨーク14はリング状をしており、主動円板6の周端面に一体として配置される。
主動円板6および従動円板9の本体はアルミ等軽量材料を用いることができる。
このように、従動円板の軽量性と剛性を両立させることができる。その結果、十分なトルク、円滑な高速回転、速度制御精度といった効果が得られる。
なお、主動円板6または/および従動円板9を透磁率の高い強磁性体材料に形成し、バックヨークと一体化してもよい。
<回転装置変形例1>
本願発明者はいくつかの試作モデルを製作し、その一つとして、図4に示す容器保持構造を採用した。試作モデルでは、十分なトルクと精度のよい速度制御による高速回転とを確認した。一方で、更なる精度向上とトルク向上を検討した。
図4に示す容器保持構造における容器保持板21は回転に伴い第1磁石11に近づいたり遠ざかったりの動作を繰り返す。このとき剛性確保を考慮すると容器保持板21は金属系材料が好ましい。
容器保持板21が、磁束が通りやすく、電流を通し易い薄板である場合、フレミングの左手の法則に従って、容器保持板21に渦電流が発生するおそれがある。この渦電流は、右ねじの法則に従い、第1磁石11による地場と逆向きの磁場を発生させる。その結果、第1磁石11の磁力を打ち消す様に作用し、精度低下やトルク低下の遠因となるおそれがある。
上記懸念に対し、本願発明者は図4に示す容器保持構造の改良を検討した。
図9は、変形例に係る回転装置本体の詳細構成図である。図10は、変形例に対応する容器保持構造の分解斜視図である。
上記実施形態の内側回転枠8が箱型であるのに対し、変形例に係る内側回転枠8Aは、複数のフラットバーが剛結されて形成される。例えば、従動円板9と剛結されてZ方向に立設される2枚のフラットバーと、2枚のフラットバー頂部に剛結され従動円板9と平行に配設される1枚のフラットバーにより形成される。2枚のフラットバーは、従動円板9の直径上に位置する。また、従動円板9の一部は内側回転枠8Aの一部となっている。これにより、箱型の内側回転枠8に準ずる剛性を確保する。
2枚のフラットバーの略中央には結合孔が設けられている。
上記実施形態の球状容器22が容器保持板21により保持されるのに対し、変形例ではフランジ付球状容器23を用いる。
フランジ付球状容器23は2分割され、対向するフランジが結合することにより、一体化される。フランジは内側回転枠8Aのフラットバー結合孔に結合される。このときフランジは従動円板9の直径上に位置する。
その結果、回転装置の回転に伴い第1磁石11に近づいたり遠ざかったりする面積を低減することにより渦電流発生を抑制し、更なる精度向上とトルク向上を図ることができる。
<回転装置変形例2>
ところで、従来の当接型伝達機構を有する回転装置において、主動円板およびこれに結合する水平軸を固定とすることにより、駆動モータを1つとすることができる。すなわち、モータ駆動により外枠が回転するとともに、従動円板が主動円板外周に沿って回転する。その際に回転力が伝達され、従動円板が中心軸まわりに回転する。
2つのモータの個別制御に比べ、制御を単純化できる。また、当接スリップが発生するおそれも少なくなる。
しかしながら、この変形例では、Z−Zラインの回りでの回転数(回転速度)はX−Xラインの回りでの回転数(回転速度)に比例し、個別制御ができない。
図11は、非接触伝達機構を有する回転装置における変形例である。電動モータ4がなく、第2水平軸5が固定されることにより、主動円板6も固定されている。
電動モータ1を駆動させると、第1水平軸2を介して、外側回転枠3はX−Xラインの回りで回転する。
外側回転枠3の回転に伴い、外側回転枠3に設けられた直交軸7,7もX−Xラインの回りで回転する。さらに直交軸7,7を介して内側回転枠8および従動円板9も、同様に、X−Xラインの回りで回転する。
このとき、従動円板9は主動円板6外周に沿って回転する。X−Xラインの回りの回転力は非接触伝達機構10を介して従動円板9に伝達され、従動円板9が直交軸7の回り(Z−Zラインの回り)で回転し、内側回転枠8もZ−Zラインの回りで回転する。
内側回転枠8および球体容器22は、X−Xラインの回りで回転するとともに、Z−Zラインの回りでも回転する。言い換えると、2軸回転(3次元回転)する。
このとき、Z−Zラインの回りでの回転数(回転速度)はX−Xラインの回りでの回転数(回転速度)に比例する。回転装置作動中は、個別制御ができない。
ところで、主動円板6の直径を微変更してスペース13の距離を変えたり、主動円板6の周端面に配設される第1磁石11のサイズや数を微変更するなど、主動円板6を取り換えることにより、非接触伝達機構10も伝達トルクを調整できる。
その結果、X−Xラインの回りでの回転数(回転速度)とZ−Zラインの回りでの回転数(回転速度)を個別に制御することができる。これにより、更に複雑な挙動を実現できる。
なお、従来の当接型伝達機構を有する回転装置においては、当接が必須であるので主動円板を取り換えることができず、伝達トルクを調整することはできない。
1 駆動モータ
2 第1水平軸
3 外側回転枠
4 駆動モータ
5 第2水平軸
6 主動円板
7 直交軸
8 内側回転枠
8A 内側回転枠
9 従動円板
10 非接触伝達機構
11 第1磁石
12 第2磁石
13 スペース
14 バックヨーク
15 バックヨーク
18 肉抜き孔
19 内側回転枠固定部
21 容器保持板
22 球状容器
23 フランジ付球状容器
30 制御装置

Claims (8)

  1. 第1回転駆動装置と、
    前記第1回転駆動装置により回転される第1水平軸と、
    前記第1水平軸に結合される外側回転枠と、
    第2回転駆動装置と、
    前記第1水平軸と反対側に設けられ、前記外側回転枠の一側面を貫通し、前記第2回転駆動装置により回転される第2水平軸と、
    前記第2水平軸に結合され、前記第2水平軸に垂直な方向に板面を有する主動円板と、
    前記第1水平軸および前記第2水平軸の軸芯方向とは直交方向に軸芯方向を有し、前記外側回転枠に設けられる直交軸と、
    前記直交軸に結合される内側回転枠と、
    前記直交軸に結合され、前記直交軸に垂直な方向に板面を有する従動円板と、
    前記第1回転駆動装置および第2回転駆動装置の出力を個別に制御する制御装置と、
    前記主動円板の周端面が前記従動円板の板面外周部に非接触にて対向した状態で、前記主動円板の回転力を前記従動円板に伝達する非接触伝達機構と
    を備えることを特徴とする回転装置。
  2. 前記非接触伝達機構は、
    前記主動円板の周端面に、N極とS極とが交互になる様に配設される複数の第1磁石と、
    前記従動円板の板面外周部に、N極とS極とが交互になる様に配設される複数の第2磁石と
    を有することを特徴とする請求項1記載の回転装置。
  3. 前記第1磁石は24〜72のいずれか偶数個で配設され、
    前記第2磁石は24〜72のいずれか偶数個で配設される
    ことを特徴とする請求項2記載の回転装置。
  4. 前記第2磁石の径方向長さは、前記従動円板直径の0.05〜0.15倍である
    ことを特徴とする請求項2記載の回転装置。
  5. 前記第2磁石と前記従動円板との間にはバックヨークが設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の回転装置。
  6. 前記内側回転枠は前記従動円板板面に固定されている
    ことを特徴とする請求項2記載の回転装置。
  7. さらに、前記内側回転枠内に容器を保持する容器保持機構を有し、
    前記容器保持機構は、前記従動円板と直交し、前記従動円板直径上に形成される平面に位置する
    ことを特徴とする請求項2記載の回転装置。
  8. 回転駆動装置と、
    前記回転駆動装置により回転される第1水平軸と、
    前記第1水平軸に結合される外側回転枠と、
    前記第1水平軸と反対側に設けられ、前記外側回転枠の一側面を貫通する第2水平軸と、
    前記外側回転枠の一側面を貫通して前記第2水平軸に結合され、前記第2水平軸に垂直な方向に板面を有する主動円板と、
    前記第1水平軸および前記第2水平軸の軸芯方向とは直交方向に軸芯方向を有し、前記外側回転枠に設けられる直交軸と、
    前記直交軸に結合される内側回転枠と、
    前記直交軸に結合され、前記直交軸に垂直な方向に板面を有する従動円板と、
    前記回転駆動装置の出力を制御する制御装置と、
    前記主動円板の周端面が前記従動円板の板面外周部に対向した状態で、前記主動円板の回転力を前記従動円板に伝達する非接触伝達機構と
    を備えることを特徴とする回転装置。
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