JP2020008707A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】保持鏡筒に対しレンズを回転角度位置調整した後、接着などで調整位置を固定していたが、解体性に課題があった。従って本発明では保持鏡筒に対し回転位置調整を行うレンズを、接着などを行わず、また係止部などの異形状を設けることなく、更に調整位置を段階的ではなく無段階な任意の位置に固定可能なレンズを実現すること。【解決手段】1群押え環を1群鏡筒にネジにより螺合することで、1群押え環が1群鏡筒の傾斜部を徐々に押圧し締付け部が第1レンズの外径嵌合部を締め付け固定する。【選択図】図3

Description

本発明は、他の光学要素に対し光軸ズレの影響が少なくなるように回転位置調整を行うレンズを有するレンズ鏡筒に関する。
レンズは基本的には光軸に対し完全回転対称形であることが理想であるが、実際には製造誤差等により僅かに光軸の傾きや偏心などがあり、それが型成形により製作されるレンズであった場合は製造誤差による前述の光軸の傾きや偏心などが大きくなる場合が多い。研磨工程により製作される場合は芯取り工程で外形を削るので偏芯が小さくなるため軸ずれは比較的小さくなるが、型成形により製作される場合は型自体の精度、対称性や上型、下型の機械的な保持位置精度などにより光軸のずれが決定されてしまう為である。
更に非球面レンズの場合は、面形状を変化させることでレンズの中心を通る光線と周辺を通る光線の収束位置を制御しているため、他の光学要素との相対位置は敏感となり光軸ずれの影響は更に大きくなる。
更には両面が非球面レンズの場合は、収差の補正を高精度に行っており光軸ずれが最終的な光学性能に与える影響として一段と大きくなる。
そこで従来より、型成形にて製作されたレンズを有するレンズ鏡筒では他の光学要素との光軸の位置調整を行った後、前記型成形レンズの調整位置を接着、あるいは溶着して固定するレンズ鏡筒が一般的にあった。
特許文献1には、収差が最小になるように各レンズユニットの光軸調整を行った後、紫外線硬化型接着剤で仮固定、本固定を行う技術が開示されている。特許文献2では、型成形のレンズの一部に鏡筒との回転規制を行う為の凸、凹形状の係合部を設けるようにして回転位置調整を行い、調整後のレンズが押え環の締め込みより連れ廻ることを防止するようにしている。
特開2002−62463号公報 特開2011−48123号公報
しかしながら特許文献1に開示されるような接着剤にてレンズ調整後の位置を固定する方法では、その後分解する必要があった際に分解自体が容易ではなく、更に部品の再利用が困難となる。
特許文献2では、型成形レンズの一部に係合部となる凸、または凹部の異形状を設ける必要があり、異形であるが故の成形時の内部ひずみ等による光学的な影響が懸念される。また係合部による回転保持位置は段階的に係止位置が決定されるため、その中間に最適位置があった場合でも選択することが出来ないという問題がある。更には上記の課題があったとしても型成形で製作される場合は係止形状を設けることも可能であるが、研磨工程により製作される場合は係止形状を設けることは製作上困難である。尚、研磨工程により製作されるレンズの場合、光軸ズレは比較的小さくなると述べたが、光学系の敏感度が高い場合はそれでも無視できなくなる可能性もある。
従って本発明の目的は、保持鏡筒に対し回転位置調整を行うレンズを、接着などを行わず、また係止部などの異形状を設けることなく、更に調整位置を段階的ではなく無段階な任意の位置に固定可能なレンズ鏡筒を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の本発明は、少なくとも一つ以上の光学要素であるレンズと、前記レンズを保持する保持鏡筒と、前記保持鏡筒に対しレンズを光軸回転調整した後、押え環を取り付けることでレンズを保持している保持鏡筒の一部が弾性変形して外周よりレンズを締め付ける締付け部を有し、レンズの回転角度位相位置を固定することを特徴としたレンズ鏡筒としたことにより、接着することなく回転調整位置を保持できるようにしたものである。
また請求項2の本発明は、前記押え環の内周に設けた傾斜部が、前記保持鏡筒の締付け部の外周に設けられた傾斜部を押圧することで、外周方向から内部のレンズを締め付けることが可能な弾性変形部を有することを特徴とした請求項1記載のレンズ鏡筒としたことにより、押え環の締め付けにより弾性変形部が内部のレンズを押圧し回転位相位置を保持するようにしたものである。
更に請求項3の本発明は、前記保持鏡筒と、押え環はネジによる螺合にて結合されることを特徴とした請求項1、2記載のレンズ鏡筒としたことにより、保持鏡筒に対し押え環を螺合することで弾性変形部が内部のレンズを押圧し回転位相位置を保持するようにしたものである。
また請求項4の本発明は、前記型成形レンズは非球面レンズであることを特徴とした請求項1、2、3記載のレンズ鏡筒としたことにより、光軸ズレの影響が大きい非球面レンズを使用した場合でも回転位相位置調整後の保持を行えるようにしたものである。
更に請求項5の本発明は、前記型成形レンズは両面とも非球面レンズであることを特徴とした請求項1、2、3、4記載のレンズ鏡筒としたことにより、やはり光軸ズレの影響が大きい両面非球面レンズを使用した場合でも回転位相位置調整後の保持を行えるようにしたものである。
更にまた請求項6の本発明では、前記レンズは型成形により製造されていることを特徴とした請求項1、2、3、4、5記載のレンズ鏡筒としたことにより、やはり光軸ズレの影響が大きい型製作で製造されたレンズを使用した場合でも回転位相位置調整後の保持を行えるようにしたものである。
本発明によれば、保持鏡筒に対しレンズを光軸回転位相位置調整を行った後、接着等に頼らず調整後の位置を固定でき、分解も容易であるという効果がある。
本発明を実施したレンズ鏡筒の断面図 本発明を実施したレンズ鏡筒の分解斜視図 本発明を実施したレンズ鏡筒の部分分解斜視図 本発明を実施した第1ユニットの斜視図 図4に指示した各断面位相位置での部分断面図 図5(A)の組立途中の状態を示した部分断面図 他の実施例を示した1群鏡筒の斜視図 他の実施例を示した1群ユニットの部分断面図
以下、本発明の好ましい形態の実施について図を参照しながら説明するが、レンズ鏡筒の本発明を実施した箇所周辺にのみ限定した説明とし、その他レンズ鏡筒各部の詳細には及ばない。
図1は本発明を実施したレンズ鏡筒の断面図、図2は本発明を実施したレンズ鏡筒の分解斜視図である。更に図3は本発明を実施したレンズ鏡筒の部分分解斜視図、図4は本発明を実施したレンズユニットの斜視図である。更に図5は図4に示した各断面位相位置での部分断面図であり、また図6は図5(A)の組立途中の状態を示した部分断面図となっている。
図1、図2において1は不図示であるカメラと接続されるマウントであり、3は固定筒、2は厚みを切削調整することでマウント1と固定筒3の間の間隔調整を行うマウントリング、4は固定筒に保持され動作制御を行う制御基板である。また制御基板4にはカメラ側の電気接点と接続するための接点ブロック4aが設けられている。
更に6は固定筒3と結合され、移動群を直進案内する案内溝が設けられた案内筒、7は案内筒6に対し光軸周りに定位置回転可能に保持され、回転により移動群を光軸方向に進退させるためのカムを有したカム環である。カム環7は案内筒6に対し前側より組み込まれ、固定筒3に光軸周りに定位置回転可能に保持されたズームリング5と、ズームキー8により係合されている。
案内筒6には案内溝と、カム環7のカムの交点にカムフォロワが係合することにより光軸方向の位置が決定される第1移動群11、第2移動群12、第3移動群13、第4移動群14、第5移動群15の光学系ユニットである各移動群が保持されている。
第1移動群11の一群ユニット110については後に詳細に説明する。
第2移動群12は焦点調節のためのフォーカス群でもあり、2群移動環12cとフォーカスカム環12bに2群ユニット12dが保持されている。更には2群移動環12cには不要な軸外光をカットするための副絞りAユニット12aが保持され第2移動群の光軸方向位置により口径が変化する。
また第4移動群14には電磁絞りユニット14aが保持されフレキシブルプリント配線板14bにより制御基板4と電気的に接続されている。詳細には電磁絞りユニット14a上の駆動モータと絞りの絞り羽根の開放状態を検知するフォトインタラプタと、制御基板4とをフレキシブルプリント配線板14bが電気的に接続している。
更に第4移動群14の結像方向側にはFnoを決定するための副絞りBユニット14cが保持され、副絞りAユニット12と同様、第4移動群14の光軸方向位置により口径が変化する。
尚、第2移動群から第5移動群15の移動群は案内筒6の内径に配置されるが、第1移動群11はカム環7の外径側に配置され、其々案内筒6の案内溝、カム環7のカム溝の交点の位置に保持されている。
また案内筒6の物体方向側には変形受け部材16のバヨネット爪16aが案内筒のバヨネット溝6aと係合することで保持され、取り付け後、固定ビス21により回転位置が固定され案内筒6と一体化される。変形受け部材16には貫通孔16aが設けられ、前述の第1移動群11の1群移動環11bの脚部11cが貫通孔16aを貫通して案内筒6、カム環7に係合している。更に変形受け部材16の外周側には弾性材料で製作されたテープ状の緩衝部材17が配置されている。
更に案内筒6の物体方向先端には中継リング18が定位置回転可能に保持され、中継リング18に取り付けられた連結キーA19と連結キーB20を介してフォーカスカム環12bを回転することで焦点調節のため第2移動群12が光軸方向に移動する。連結キーAが変形受け部材16の貫通穴16Aの一つを貫通して取り付けられているため、中継リング18は作動範囲を制限されて定位置回転する。
案内筒6の結像方向側後端の固定筒3との結合される別の位相箇所にはフォーカスユニット9aとフロントユニット9cで構成される外装ユニット9が固定され、フロントユニット9cにはフィルターネジとフードの取り付け部が設けられている。
尚、外装ユニット9の内径と変形受け部材16の外径には弾性を有する緩衝部材17が僅かに圧縮された後、接触するように間隙A22を設けている。
また外装ユニット9には焦点調節を手動操作するためのフォーカスリング10が定位置回転可能に保持され、回転力をフォーカスユニット9aに伝達することが可能である。
詳細には記さないがフォーカスユニット9aは円環型の振動波モータであり、制御基板4からの制御信号、電力を受け駆動する。電気的制御による電気駆動の他、フォーカスリング10を手動操作することにより、フォーカスキー9bを介して中継リング18に保持された連結キーA19と係合し、更に連結キーB20から回転力をフォーカスカム環12bに伝達することが可能である。
次に第1移動群11の光学要素を保持している1群ユニット110について構成を説明する。
図3は1群ユニット110の分解斜視図、図4は1群ユニットの斜視図であり、1群鏡筒113には型により両面の光学面を非球面に型成形された光学要素である第1レンズ111、及び第2レンズ112が1群押え環114により保持されている。1群鏡筒113と1群押え環114はネジの螺合により結合される。また第1レンズ111と第2レンズ112の間にはレンズ同士の間隔を調整するワッシャ115が挿入されている。
図4は1群ユニット110から1群押え環114を取り付ける前の状態の斜視図であり、(A)、(B)、(C)に各角度位相での断面線を表わしている。
樹脂により型成形で製作されている1群鏡筒113には第1レンズ111の外径嵌合部111aを保持する嵌合保持部113aと、弾性変形可能な弾性部113cの両端が円周方向に伸びた先端に配置された締付け部113bが交互、等分に3箇所ずつ配置されている。
第1レンズ111の外径嵌合部111aを1群鏡筒113の嵌合保持部113aが保持するが、第1レンズ111を挿入後、他の光学要素に対し最も光学的な偏心の影響が少なくなるように回転位置の調整を行う。光学的な偏心の影響を確認する手段は透過させた点像を光学的に評価するなどの手段があるが、ここでは特定はしない。
更に1群鏡筒113の弾性部113cの外径側には傾斜部113dが設けられ、1群押え環114の内周にも同様に傾斜部114aが設けられている。
1群押え環114を1群鏡筒113にネジにより螺合することで内周の傾斜部114aが1群鏡筒113の傾斜部113cを徐々に押圧し締付け部113bが第1レンズ111の外径嵌合部111aを締め付ける。1群押え環114は第1レンズ111を前方より押えるが、締付け部113bが回転角度位相位置を固定しているため、回転調整位置を変化させることなく第1レンズ111を固定することが可能である。
尚、第1レンズ111の1群押え環114が当接する面がフッ素コーティングなどの低摩擦処理が施されていると、1群押え環114のねじ込みによる第1レンズの連れ周りを抑制し、更に安定した固定が可能である。低摩擦処理の代わりにPTFEシートを介在させたりや潤滑材などを塗布しておくということも同様の効果を期待できる。
図5は図4の断面線(A)、(B)、(C)の角度位置に対応する部分断面図を示すが、1群鏡筒113に1群押え環114が取り付けられた状態での断面図となっている。(A)は傾斜部113dを含んだ弾性部113c、(B)は第1レンズ111の外径嵌合部111aを保持している1群鏡筒113の締付け部113b、(C)は第1レンズ111の外径嵌合部111aに嵌合している嵌合保持部113aの其々の断面を示している。
更に図6に図5(A)の状態に至る組立途中の部分断面図を示す。図6(A1)は第1レンズ111を挿入した1群鏡筒113に1群押え環114を螺合していく状態を表しており、この状態ではまだ1群鏡筒113の傾斜部113dと1群押え環114の傾斜部114aは当接していない。更には第1レンズ111と1群押え環114のレンズ押え部114bも当接していない状態である。従ってこの状態では第1レンズ111は1群鏡筒に対し光軸周りに回転することができる。
次に図6(A2)は更に1群鏡筒113と1群押え環114の螺合を進めた状態であり、1群押え環114の傾斜部114aが1群鏡筒113の傾斜部113dと当接した後、押圧し1群鏡筒113の弾性部113cが内周側に変形する。そのため弾性部113cの両側の円周方向に伸びた先端に配置されている締付け部113bが第1レンズ111の外径嵌合部111aを徐々に締め付けていく。この状態ではまだ第1レンズ111と1群押え環114のレンズ押え部114bは当接していないが、第1レンズ111は1群鏡筒113に対し既に光軸周りに回転しにくくなるように付勢力が上がっている。
1群鏡筒113と1群押え環114の螺合を更に進めると最終的に図5(A)の状態となり、第1レンズ111は1群押え環114のレンズ押え部114bと当接している。第1レンズ111の外径嵌合部111aを締付け部113bが締めつけているため、1群押え環114のレンズ押え部114bが第1レンズ111に当接し、ここで摩擦が発生したとしても第1レンズ111は回転位相位置を保持されたまま固定されることとなる。
次に各構成要素の動作を説明する。
図2は本発明を実施したレンズ鏡筒のWIDE状態の断面図である。ズームリング5を操作しズームキー8を介してカム環7を回転させることで、第2移動群12から第5移動群15の各移動群は結像側方向から物体側方向に向かって移動する。第1移動群11については、一旦結像側方向に移動した後、物体側方向に移動する所謂Uターンの動作をする。
この時、第2移動群12に保持されている副絞りAユニット12aはズームWIDE状態からTELE状態に向かうに従い、絞り羽根がある程度閉じられた状態から開放状態へ変化する。つまりWIDE側で不要な軸外光を遮蔽しフレアをカットする機能をする。
更に第4移動群14に保持される副絞りBユニット14bについても副絞りAユニット12aと同様にズームWIDE状態からTELE状態に向かうに従い、絞り羽根がある程度閉じられた状態から開放状態へ変化する。こちらはズーム動作の各焦点距離位置で開放口径を決定する機能をする。
焦点調節動作に関しては前述した通りであるが、電気的制御による電気駆動の他、フォーカスリング10を操作することによる手動操作によりフォーカスキー9bが連結キーA19と係合し連結キーB20を介して回転力をフォーカスカム環12bに伝達する。フォーカスカム環12bの回転により2群移動環12cに一体的に保持された2群ユニット12dが前後し焦点調節が行われる。
前記説明したように本発明の構成により、他の光学要素に対し型成形により製作された両面非球面レンズである第1レンズ111を最適な位置に回転調整を行い、1群押え環114を締め付けることにより接着することなく調整位置を保持することが可能となる。
尚、本実施例では第1レンズ111を型成形で製作された両面非球面レンズとしたが、これは片面非球面レンズでも、更には両面、片面非球面レンズでもない通常の球面レンズであっても本発明を用いる効果を得ることは可能である。
また型成形により製作されたレンズではない研磨工程より光学面を製作され、切削工程により外径嵌合部を芯取りされた通常のレンズであっても、僅かながらでも光学面の光軸と外径嵌合部の軸ズレは存在する以上、本発明の効果を得ることは可能である。
また本実施例中の1群鏡筒の弾性部は1群鏡筒が樹脂成形されていること前提で、一体形状で弾性部を形成していたが、これは別部品として構成してもよく、押え環の取付けにより弾性部が変形し締付けることでレンズの回転位置を保持することが可能となればよい。
図6は本発明の第2の実施例である1群鏡筒の斜視図であり、図7は実施例1の図5の(A)断面に相当する箇所の部分断面図である。
1群鏡筒123は、各部の構成は実施例1と同様であるが、実施例1中の傾斜部113dが半球状の突起部123dとなっているところが異なっている。
1群押え環114をネジで1群鏡筒123に螺合させていく段階で、1群押え環114の傾斜部114aが1群鏡筒123の突起部123dを徐々に押圧し、弾性部123cが変形しつつ締付け部123bが第1レンズ111を保持している。
更に本実施例では1群押え環114の傾斜部114bが1群鏡筒113の傾斜部113dを押圧することとしているが、1群押え環を取り付けることで1群鏡筒の弾性部が変形し締付け部がレンズを締め付けることができれば、この形式に限定されるものではない。
更に本実施例では、1群押え環は1群鏡筒とネジにより螺合することとしたが、これはバヨネットによる結合であっても、また光軸方向、外周方向からのビス止めによる固定でもよい。1群押え環を挿入していく段階で1群鏡筒の弾性部が徐々に変形しレンズを締め付けることが可能であれば、本発明の目的は達成したことになる。
1 マウント、2 マウントリング、3 固定筒、4 制御基板、4a 接点ブロック、
5 ズームリング、6,26 案内筒、6a バヨネット溝、7,27 カム環、
8 ズームキー、9,29 外装ユニット、9a フォーカスユニット、
9b フォーカスキー、9c フロントユニット、10 フォーカスリング、
11 第1移動群、11b 1群移動環、11c 脚部、12 第2移動群、
12a 副絞りAユニット、12b フォーカスカム環、12c 2群移動環、
12d 2群ユニット、13 第3移動群、14 第4移動群、
14a 電磁絞りユニット、14b フレキシブルプリント配線板、
14c 副絞りBユニット、15 第5移動群、16,36 変形受け部材、
16a バヨネット爪、16b 貫通孔、17 緩衝部材、
18,38 中継リング、19 連結キーA、20 連結キーB、21 固定ビス、
22,42 間隙A、23,43 間隙B、110,120 1群ユニット、
111 第1レンズ、111a 外径嵌合部、112 第2レンズ、
113,123 1群鏡筒、113a,123a 嵌合保持部、
113b,123b 締付け部、113c,123c 弾性部、
113d 傾斜部、123a 突起部、114 1群押え環、114a 傾斜部、
114b レンズ押え部、115 ワッシャ

Claims (6)

  1. 少なくとも一つ以上の光学要素であるレンズと、前記レンズを保持する保持鏡筒と、押え環を取り付けることでレンズを保持している保持鏡筒の一部が弾性変形して外周よりレンズを締め付ける締付け部を有し、レンズの回転角度位相位置を固定することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記押え環の内周に設けた傾斜部が、前記保持鏡筒の締付け部の外径箇所を押圧することで、外周方向から内部のレンズを締め付けることが可能な弾性変形部を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記保持鏡筒と、押え環はネジによる螺合にて結合されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記レンズは非球面レンズであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記レンズは両面とも非球面レンズであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記レンズは型成形により製造されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のレンズ鏡筒。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI741735B (zh) * 2020-08-14 2021-10-01 新鉅科技股份有限公司 鏡頭模組

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