JP2020007025A - Two-liquid ejection container and two-liquid ejection product - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、2つの原液を加圧剤の圧力によって吐出するための2液吐出容器及びその2液吐出容器を用いた2液吐出製品に関する。 The present invention relates to a two-liquid discharge container for discharging two undiluted solutions by the pressure of a pressurizing agent, and a two-liquid discharge product using the two-liquid discharge container.
特許文献1には、容器本体と、容器本体内を加圧剤収容室と2つの原液収容室とに区画するピストンユニットと、2つの原液収容室とそれぞれ連通するバルブアッセンブリとからなる2液吐出容器が開示されている。この2液吐出容器では、ピストンユニットの摺動をガイドする目的で、ピストンユニットにガイド部材が挿通されている。そしてガイド部材の上端が、バルブアッセンブリに取り付けられた連結部材(バルブジョイント)によって支持されている。
ところで、ガイド部材はチューブ状であって、下側の原液収容室とバルブアッセンブリとを連通する通路の一部を形成している。また、このガイド部材を支持するバルブジョイントにおいても内部通路を有しており、下側の原液収容室とバルブアッセンブリとを連通する通路の一部を形成している。 Incidentally, the guide member has a tubular shape and forms a part of a passage communicating the lower undiluted solution storage chamber with the valve assembly. The valve joint for supporting the guide member also has an internal passage, and forms a part of a passage for communicating the lower undiluted liquid storage chamber with the valve assembly.
原液収容室に原液を充填するにあたっては、バルブアッセンブリの2つのエアゾールバルブを介して行う。そのため、充填圧力はバルブジョイントにも作用することになるが、バルブジョイントは、バルブアッセンブリのエアゾールバルブに外嵌しているだけであるため、原液の充填によってその取り付けが緩むことがあった。特にバルブジョイントの内部通路は、容器本体の軸心に対して偏心して設けられるエアゾールバルブと、容器本体の軸心に位置するガイド部材とを連通するために略90度の屈曲部分を備えているが、この屈曲部分に原液がぶつかるため、その勢いでバルブジョイントが傾くことがあった。そしてこの場合、ガイド部材まで傾いてしまい、ピストンユニットのスムーズな摺動を阻害する虞があった。また、この2液吐出容器に2つの原液と加圧剤を充填することでなる2液吐出製品を高温で長期間保管すると、バルブアッセンブリの天面が若干盛り上がり、2つのエアゾールバルブのステムが離間するように変形する場合があった。 Filling of the stock solution into the stock solution chamber is performed via two aerosol valves of the valve assembly. For this reason, the filling pressure also acts on the valve joint. However, since the valve joint only fits on the aerosol valve of the valve assembly, the attachment may be loosened due to the filling of the stock solution. In particular, the internal passage of the valve joint has a bent portion of approximately 90 degrees for communicating an aerosol valve provided eccentrically with respect to the axis of the container body and a guide member located at the axis of the container body. However, since the undiluted solution collides with the bent portion, the valve joint was sometimes inclined by the momentum. In this case, the guide member may be tilted, which may hinder smooth sliding of the piston unit. In addition, when a two-liquid discharge product, which is obtained by filling two undiluted liquids and a pressurizing agent in this two-liquid discharge container, is stored at a high temperature for a long period of time, the top surface of the valve assembly rises slightly, and the stems of the two aerosol valves are separated. In some cases.
そこで本発明は、バルブジョイントの傾きを抑えることができる2液吐出容器の提供を技術課題のひとつとするとともに、高温で長時間保管した際のバルブアッセンブリの変形を抑制することができる2液吐出容器の提供をもうひとつの技術課題とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a two-liquid discharge container capable of suppressing the inclination of a valve joint, as well as providing a two-liquid discharge container capable of suppressing deformation of a valve assembly when stored at a high temperature for a long time. Providing containers is another technical issue.
本発明の2液吐出容器は、容器本体10と、容器本体10内を、第1原液収容室12と、第2原液収容室13と、加圧剤収容室14とに区画するとともに、加圧剤収容室14に収容される加圧剤Pの圧力によって容器本体10内を摺動し、第1原液収容室12と第2原液収容室13とを加圧するピストンユニット20と、ピストンユニット20に挿通され、ピストンユニット20の摺動をガイドするガイド部材40と、第1原液収容室12と第2原液収容室13とにそれぞれ連通するバルブアッセンブリ30と、第1原液収容室12や第2原液収容室13とバルブアッセンブリ30との間に介在し、ガイド部材40を支持するバルブジョイント70とを備え、バルブジョイント70が、バルブアッセンブリ30に掛止するための掛止部70a1を備えていることを特徴としている。
In the two-liquid discharge container of the present invention, the
また、バルブアッセンブリ30が、2つのエアゾールバルブ31、32と、各エアゾールバルブ31、32を保持するバルブホルダー33とを備え、バルブホルダー33が、各エアゾールバルブ31、32を別々に挿入するための2つの貫通孔33cを有し、各貫通孔33cの内面に、バルブジョイント70の掛止部70a1と掛止する掛止段部33c1が設けられていることが好ましい。
Further, the
さらに、バルブジョイント70が、縮径可能な接続筒70aを備え、接続筒70aの外周に掛止部70a1が設けられており、接続筒70aを貫通孔33cに挿入することで、接続筒70aの外面及び/又は掛止部70a1の外面に貫通孔33cの内面が接触し、接続筒70aが縮径することが好ましい。さらにまた、バルブジョイント70が、掛止部70a1を掛止段部33c1に掛止したときに、バルブホルダー33に当接し、掛止部70a1との間で掛止段部33c1を挟み込む当接面72aを備えていることが好ましい。
Further, the
本発明の2液吐出製品は、いずれかに記載の2液吐出容器と、第1原液収容室12に充填される第1原液C1と、第2原液収容室13に充填される第2原液C2と、加圧剤収容室14に充填される加圧剤Pとを備えている。
The two-liquid discharge product of the present invention includes the two-liquid discharge container described above, a first liquid concentrate C1 filled in the first
本発明の2液吐出容器は、ガイド部材を支持するバルブジョイントが、バルブアッセンブリに掛止するための掛止部を備えているため、バルブアッセンブリへのバルブジョイントの取り付けが強固なものとなり、原液を充填する際のバルブジョイントの傾きを抑制することができる。 In the two-liquid discharge container of the present invention, since the valve joint supporting the guide member is provided with the locking portion for locking the valve assembly, the mounting of the valve joint to the valve assembly becomes strong, The inclination of the valve joint at the time of filling can be suppressed.
また、バルブアッセンブリが、2つのエアゾールバルブと、各エアゾールバルブを保持するバルブホルダーとを備え、バルブホルダーが、各エアゾールバルブを別々に挿入するための2つの貫通孔を有し、各貫通孔の内面に、バルブジョイントの掛止部と掛止する掛止段部が設けられていれば、バルブジョイントを2ヶ所で掛止することができ、バルブジョイントのバルブアッセンブリへの取り付けがより安定する。それによりガイド部材の位置が安定するため、ピストンジョイントのガイド部材への挿入性や摺動性が向上する。 Further, the valve assembly includes two aerosol valves and a valve holder that holds each aerosol valve, and the valve holder has two through holes for separately inserting each aerosol valve, and each of the through holes has a through hole. If the inner surface is provided with a latching step of the valve joint and the latching step, the valve joint can be latched at two places, and the mounting of the valve joint to the valve assembly is more stable. As a result, the position of the guide member is stabilized, and the insertability and slidability of the piston joint into the guide member are improved.
バルブジョイントが、縮径可能な接続筒を備え、接続筒の外周に掛止部が設けられており、接続筒を貫通孔に挿入することで、掛止部の外面に貫通孔の内面が接触し、接続筒が縮径するものであれば、エアゾールバルブを接続筒に挿入することで、エアゾールバルブの外面と接続筒の内面とが密着し、バルブジョイントのバルブアッセンブリへの取り付けがより一層安定する。また、2つのエアゾールバルブが1つのピストンジョイントに挿入されれば、その挿入状態が確実に維持されるため、高温で長期間保管されても、バルブアッセンブリの変形が抑制され、バルブアッセンブリのシール性を維持することができる。
バルブジョイントが、掛止部を掛止段部に掛止したときに、バルブホルダーに当接し、掛止部との間で掛止段部を挟み込む当接面を備えていれば、原液を充填する際にバルブジョイントに容器本体の軸心に対して偏心した位置に充填圧力が加わっても、当接面により傾きが防止され、安定した姿勢を維持することができる。
The valve joint is provided with a connection tube that can be reduced in diameter, and a hook is provided on the outer periphery of the connection tube. By inserting the connection tube into the through hole, the inner surface of the through hole comes into contact with the outer surface of the hook. However, if the diameter of the connecting cylinder is reduced, inserting the aerosol valve into the connecting cylinder makes the outer surface of the aerosol valve and the inner surface of the connecting cylinder adhere closely, so that the valve joint can be more securely attached to the valve assembly. I do. In addition, if two aerosol valves are inserted into one piston joint, the inserted state is reliably maintained, so that even if the valve is stored at a high temperature for a long period of time, deformation of the valve assembly is suppressed, and the sealability of the valve assembly is improved. Can be maintained.
If the valve joint has a contact surface that abuts the valve holder when the hook is hooked to the hook step and sandwiches the hook step with the hook, the undiluted solution is filled. Even when the filling pressure is applied to the valve joint at a position eccentric to the axis of the container body, the contact surface prevents the valve joint from tilting and can maintain a stable posture.
次に、本発明の2液吐出容器の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本発明の2液吐出容器1は、図1に示すように、容器本体10と、容器本体10内を、第1原液収容室12と、第2原液収容室13と、加圧剤収容室14とに区画するピストンユニット20と、ピストンユニット20に挿通され、ピストンユニット20の摺動をガイドするガイド部材40と、容器本体10に取り付けられ、第1原液収容室12と第2原液収容室13とにそれぞれ連通するバルブアッセンブリ30と、第1原液収容室12や第2原液収容室13とバルブアッセンブリ30との間に介在し、ガイド部材40を支持するバルブジョイント70とを備えている。この2液吐出容器1は、2つの原液(第1原液C1、第2原液C2)と加圧剤Pとをそれぞれ別々に収容することができる。また、ピストンユニット20は、加圧剤収容室14に収容された加圧剤Pの圧力によって容器本体10内を摺動し、第1原液収容室12と第2原液収容室13とを加圧する。従って、この2液吐出容器1は、第1原液C1と第2原液C2とを終始定められた比率で吐出することができる。なお、2液吐出容器1に対して第1原液C1と、第2原液C2と、加圧剤Pとを収容したものが2液吐出製品2となる。以下、各構成部品について詳細に説明する。
Next, an embodiment of the two-liquid discharge container of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the two-
容器本体10は、図1Aに示すように概略円筒状であって、高さ方向の略中央から上方に位置する上筒部10aと、下方に位置する下筒部10bと、上端の開口部10cとを備えている。上筒部10aの内径は下筒部10bの内径より小さく、また上筒部10aの外径も下筒部10bの外径より小さい。そのため、上筒部10aと下筒部10bとの間には、上筒部10aの下端と下筒部10bの上端とを繋ぐようにして拡径段部10dが形成されている。そして上筒部10aと、下筒部10bと、拡径段部10dとで胴部10eを構成している。胴部10eの上端(すなわち上筒部10aの上端)には、径内方向に縮径するテーパ状とされた肩部10fが設けられている。また、その肩部10fの上端には、円筒状の首部10gが設けられている。開口部10cは、首部10gの上端で開口している。胴部10eの下端(すなわち下筒部10bの下端)には、底蓋11が取り付けられており、これにより、底部を有する容器が形成されている。底蓋11は、加圧剤収容室14への加圧剤Pの充填を行うためのガス充填弁11aと、胴部10eの下端に内嵌される外筒11bと、ガス充填弁11aの外周を囲む内筒11cとを備えている。
As shown in FIG. 1A, the
この容器本体10は合成樹脂製である。具体的には、充填する第1原液C1や第2原液C2によって浸食されないもの、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアリレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状オレフィンコポリマーなどの熱可塑性樹脂から製造されている。合成樹脂材料として透光性を有するものを用い、各原液C1、C2の残量、状態などを目視できるようにしても良い。また、各原液C1、C2のいずれか一方若しくは双方を紫外線から保護するために、前記熱可塑性樹脂に紫外線吸収材を添加して容器本体10を成形してもよく、容器本体10の内部または外面に炭素、アルミナ、シリカなどのコート材を設けても良い。
The
製造方法としては、耐圧性を付与するために、2軸延伸ブロー成形などのブロー成形によって製造することが好ましい。この場合、例えば射出成形、押出成形などで形成したパリソンを加熱し、軸方向に延伸させながら金型内で膨らませて所定の形状に成形する。首部10gおよび開口部10cは、通常はパリソンと共通であり、膨らませないので厚肉である。なお、ブロー成形の場合、底部が形成されるが、底部は切除し、切除により生じた開口を底蓋11によって塞ぐ。底蓋11は、例えば溶着(レーザー溶着、超音波溶着等)や接着によって胴部10eに取り付けられる。特に、容器本体10の底蓋11を除いた部分(筒状体)が無色透明で、底蓋11が筒状体と同じ材質から構成され黒色等の有色である場合、筒状体の側面から透過させたレーザーによって底蓋11を溶着することができる。
As a manufacturing method, in order to impart pressure resistance, it is preferable to manufacture by blow molding such as biaxial stretch blow molding. In this case, for example, a parison formed by injection molding, extrusion molding, or the like is heated and expanded in a mold while being stretched in the axial direction to form a predetermined shape. The
ピストンユニット20は、全体的な形状が軸対称な略凸字状(逆T字状)である。このピストンユニット20は、上筒部10a内を摺動する第1ピストン21と、下筒部10b内を摺動する第2ピストン22と、第1ピストン21と第2ピストン22とを連結するピストンジョイント23とを一体的に組み合わせることにより構成されている。そして、ピストンユニット20を容器本体10内に収容することで、バルブアッセンブリ30と第1ピストン21との間の上筒部10a内に第1原液収容室(上収納室)12が形成され、第1ピストン21と第2ピストン22との間の下筒部10b内に第2原液収容室(下収納室)13が形成され、第2ピストン22と底蓋11との間の下筒部10b内に加圧剤収容室14が形成されるようになっている。なお、ピストンユニット20に加えて、容器本体10も軸対称な形状である。また、ピストンユニット20の中心軸は、容器本体10の中心軸上に位置している。従って、第1原液収容室12、第2原液収容室13、加圧剤収容室14は互いに同心軸上に形成される。
The overall shape of the
第1ピストン21は、図2に示すように、底部21aを有する内筒21bと、内筒21bの上端から径外方向に延出された円板部21cと、円板部21cの外縁から下方に延びる外筒21dと、外筒21dの下端から径外方向に向かって突出する第1シール部21eとからなる。外筒21dの内周面には、後述するピストンジョイント23の嵌合溝23dと係合するための突起21d1が設けられている。底部21aの中心には、ガイド部材40を挿通するための挿通孔21fが形成されている。また、挿通孔21fの外周を囲むようにして環状突起21gが設けられている。なお、この環状突起21gは、後述する保持部材60を第1ピストン21に取り付けるために使用する部位である。第1シール部21eは平面視環状であって、上筒部10aの内面の全周に亘って当接しており、第1原液収容室12と第2原液収容室13とを液密に区画する。その断面形状は、径内方向に膨出する円弧状であって、円弧の中央部分が外筒21dの下端外周と一体に連結されており、中央部分を軸として円弧の両端を上筒部10aの内面にそれぞれ弾力的に当接させることで、上筒部10aの内径のばらつきなどにより、摺動時に上筒部10aの内面との距離がある程度変化しても、液密にシールし続けることができるようになっている。
As shown in FIG. 2, the
第2ピストン22は、上底22aを有する内筒22bと、内筒22bの上底22aの外縁から径外方向に延出された円板部22cと、円板部22cの外縁から下方に延びる外筒22dと、外筒22dの下端から径外方向に向かって突出する第2シール部22eとを備えている。第2シール部22eは、第1シール部21eと同様の構成であって、定常時は勿論のこと、摺動時においても第2原液収容室13と加圧剤収容室14とを気密に区画(シール)し続ける。また、内筒22bの上底22aの中心から上筒22fが延出され、さらに円板部22cの上面から周壁22gが立ち上がっている。なお、内筒22bは、第2ピストン22の強度を高めるため、底蓋11の内筒11cと当接して加圧剤収容室14の上下方向の高さを確保するため、第2シール部22eの底蓋11の外筒11bへの接触を防ぎ、底蓋11を溶着する際に底蓋11からの熱伝導により変形しないようにするための部位である。また、周壁22gは、第2ピストン22の強度を高くするため、ピストンジョイント23との嵌合に用いるための部位である。なお、上筒22fも第2ピストン22の強度を高くするための部位である。周壁22gの内周面には、ピストンジョイント23の嵌合溝23dと係合するための突起22g1が設けられている。
The
上記構成の第2ピストン22には、加圧剤Pの第2原液収容室13への透過を抑制するため、上面および/または下面に炭素やシリカなどのコート剤を設けてガスバリア性を高くすることが好ましい。特に、第2シール部22eにもコート剤を設けることで、容器本体10内での摺動性が高くなる。なお、第1ピストン21については、ガス透過性であるかガス不透過性であるかを特に問わない。従って、第2ピストン22と同材質でも良いし、異なる材質であっても良い。また、摺動性を高くするために炭素やシリカなどのコート剤を設けてもよい。
In the
ピストンジョイント23は、その最外径が上筒部10aの内径と略等しくなるように成形された略円柱状の部品であり、上端の中心には、凹み部23bが設けられている。この凹み部23bは、第1ピストン21の内筒21bと嵌合するためのものである。また、外周面には、周方向に連続する環状の嵌合溝23dが設けられている。凹み部23bに第1ピストン21の内筒21bを挿入すると、突起21d1が嵌合溝23dに係合し、第1ピストン21の円板部21cと外筒21dがピストンジョイント23により支持される。その結果、ピストンユニット20が摺動する際の、第1ピストン21の変形を抑えることができ、第1原液を均等に加圧することができる。なお、凹み部23bや嵌合溝23dは、下端側にも設けられている。ピストンジョイント23の下端に第2ピストン22を取り付けると、第2ピストン22の上筒22fが凹み部23bに収容され、突起22g1が嵌合溝23dと係合する。
The piston joint 23 is a substantially columnar part formed so that its outermost diameter is substantially equal to the inner diameter of the upper
ピストンジョイント23の軸方向の中心(中心軸上)には、上端側の凹み部23bから下端側の凹み部23bにかけて貫通する貫通孔23aが形成されている。この貫通孔23aは、下筒部10bに収容される第2原液C2をバルブアッセンブリ30まで供給するための通路であるとともに、同じく第2原液C2の通路として機能するガイド部材(チューブ)40を収容するための収納部でもある。この貫通孔23aは、下側の凹み部23bから下面にかけて設けられた溝部23cを介してピストンジョイント23の外周側に繋がっている。そのため、ピストンジョイント23の下端に第2ピストン22を取り付けると、ピストンジョイント23の下面と第2ピストン22の上面との間に、第2原液収容室13と貫通孔23aとを連通する通路が形成される。溝部23cは、ピストンジョイント23の中心軸から放射状(例えばY字状やX字状、*状)に複数設けられるが、ピストンユニット20を平面視した状態において、ピストンユニット20の重心が中心軸からずれないように、互いに等間隔(等角度)となるように設けられる。これにより、第2原液収容室13内の第2原液C2は均等に導出され、第2ピストン22の傾きが防止され、ピストンジョイント23から外れにくくなる。上記構成のピストンジョイント23は、例えばポリアセタール、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂を用いて射出成形したもの、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアセタール、ポリエステル、ポリスチレン、ポリウレタンなどを発泡させて成形した硬質発泡樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニルコポリマーなどの粉体を焼結して成形した焼結体などから製造される。
At the axial center (on the central axis) of the piston joint 23, a through-
バルブアッセンブリ30は、容器本体10の開口部10cを閉塞しつつ、第1原液収容室12と外気、第2原液収容室13と外気とをそれぞれ独立した状態で連通するものであって、図1A及び図1Bに示すように、2つのエアゾールバルブ31、32と、これらエアゾールバルブ31、32を保持するバルブホルダー33と、2つのエアゾールバルブ31、32とバルブホルダー33とを容器本体10に固着するカバーキャップ34とを備えている。
The
2つのエアゾールバルブは、第1バルブ31と第2バルブ32とから構成されている。これら第1、第2バルブ31、32は、図3Aに示すように、有底筒状のハウジング31aと、そのハウジング31aの内部に上下移動自在に収容されたステム31bと、ステム31bのステム孔31cをシールするステムラバー31dと、ステム31bを上向きに付勢するバネ31eと、ステム31b及びバネ31eをハウジング31aに固定するカバー部材31fとからなり、ステム31bを押し下げることで開放する従来公知のものである。また、各バルブ31、32のハウジング31aの下面からは、バルブジョイント70と接続するための連結筒31gが延出されている。
The two aerosol valves include a
バルブホルダー33は、図3Bに示すように、第1、第2バルブ31、32を保持する保持部33aと、容器本体10の開口部10cに挿入され、開口部10cを塞ぐ栓部33bとから構成されている。保持部33aには、上下方向に貫通する貫通孔(ホルダー部)33cが2つ設けられている。貫通孔33cの内面には、後述するバルブジョイント70の掛止部70a1と掛止する掛止段部33c1が設けられている。また、その掛止段部33c1の直上にも段部33c2が設けられている。この段部33c2は、貫通孔33cに上から挿入される(具体的には嵌入される)第1、第2バルブ31、32の下方への過度な入り込みを規制するためのものである(図1A参照)。第1、第2バルブ31、32のハウジング31aの外周にはOリング51が設けられており、ホルダー部33cに嵌入されることで、ホルダー部33cの内面とハウジング31aの外面との間にシールが形成されるようになっている。また、栓部33bの外周にもOリング52が設けられている。そのため、栓部33bを開口部10cに挿入すれば、栓部33bの外面と開口部10cの内面との間にシールが形成されることになる。バルブホルダー33の下端面(栓部33bの下端面)の一部は、後述するバルブジョイント70の当接面72aと当接するための当接面33dとされている。この当接面33dは、下から見上げると、2つのホルダー部33cを内包する環状とされている。また、全周にわたって高低差が無く、水平面とされている。なお、バルブジョイント70の当接面72aについても高低差が無く、水平面とされている。
As shown in FIG. 3B, the
カバーキャップ34は、図1A及び図1Bに示すように、アルミニウムなどの金属薄板をカップ状にプレス加工したものであり、第1バルブ31と第2バルブ32とをバルブホルダー33に押し付けつつ、バルブホルダー33を容器本体10の開口部10cに押し付けた状態で、下端の外周を首部10gにカシメ付けて(塑性変形させて)固着している。
As shown in FIGS. 1A and 1B, the
上記構成のバルブアッセンブリ30には、図1Aに示すようにガイド部材40が接続されている。なお、ガイド部材40は、バルブジョイント70を介してバルブアッセンブリ30の第2バルブ32と連通している。ガイド部材40は、例えばステンレス等の金属製の真っ直ぐなパイプからなる。ただ、剛性を確保できるのであれば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂製であっても良い。このガイド部材40の上端は、バルブジョイント70に嵌入、固定されている。下端は、第1ピストン21の挿通孔21fを介してピストンジョイント23の貫通孔23aと連通している(図1A、図2参照)。ガイド部材40と挿通孔21fとの間は、ガイド部材40の外周に取り付けられるOリング50によってシールされている。このOリング50は、ピストンユニット20の摺動に合わせてガイド部材40上を摺動できるように、保持部材60によって保持されている。
A
保持部材60は円筒状であって、下端側のみが二重筒状となっている。そして、外側の一端60aが第1ピストン21の内筒21bと環状突起21gとの間に嵌合されて、第1ピストン21に固定されている。そして内側の一端60bが、内筒21bの上面との間でOリング50を保持している。
The holding
バルブジョイント70は、図3Cおよび図3Dに示すように、略円板状の基部71と、基部71から上方に延出された2つの接続筒(第1接続筒70a、第2接続筒70b)と、基部71の外周端から上方に延出された筒状の外周壁72とを備えている。各接続筒70a、70bの先端外周には、掛止部70a1が設けられており、全体としては略鏃(やじり)状となっている。掛止部70a1の外径D1は、掛止段部33c1の内径D4よりも大である。また、各接続筒70a、70bには、各接続筒70a、70bの軸心から放射状に切れ込み部70a2が設けられており、接続筒70a、70bの先端部分が複数(図では4つ)の小片に分割されている。そのため、掛止段部33c1内に接続筒70a、70bを挿入すると、各小片が弾性的に撓んで接続筒70a、70bが縮径する。その状態でさらに押し込めば、掛止部70a1が掛止段部33c1を乗り越え、窄んでいた各小片が径外方向に開き、掛止部70a1をそれぞれ掛止段部33c1に掛止させることができる。なお、掛止部70a1が先端に向かって尖るテーパ面70a3を有していることから、挿入(押し込み)は簡単である。一方で、抜き方向には掛止部70a1が「返し」のように作用し、簡単には抜けない。
As shown in FIGS. 3C and 3D, the valve joint 70 has a substantially disk-shaped
ところで、掛止部70a1の外径D1は、段部33c2の内径D5より大とされている。また、接続筒70a、70bの外径D2は、掛止段部33c1の内径D4より大とされている。そのため、掛止部70a1が掛止段部33c1に掛止された状態において、掛止部70a1の外面は段部33c2の内面に接触し、また、接続筒70a、70bの外面は掛止段部33c1の内面に接触し、接続筒70a、70bの縮径状態を維持する(図4参照)。接続筒70a、70bの内径D3は、縮径されていない状態では、エアゾールバルブ31、32の連結筒31gの外径D6と略等しいが、接続筒70a、70bを貫通孔33cに挿入し縮径されると、連結筒31gの外径D6よりも小となる。そのため、連結筒31gを接続筒70a、70bに挿入(圧入)することで、接続筒70a、70bの内面と連結筒31gの外面とが強く密着することとなる。また、連結筒31gが挿入されると、接続筒70a、70bのそれ以上の縮径が規制されることから、掛止部70a1が掛止段部33c1を乗り越え、バルブジョイント70がバルブホルダー33から抜け落ちることもない。
The outer diameter D1 of the hook 70a1 is larger than the inner diameter D5 of the step 33c2. Further, the outer diameter D2 of the
また、掛止部70a1の下端面から外周壁72の上端面(当接面)72aまでの距離L1は、掛止段部33c1の上端面から栓部33bの下端面(当接面)33dまでの距離L2と同じ若しくは僅かに短い。そのため、バルブジョイント70をバルブホルダー33に装着した際には、外周壁72の水平な上端面(当接面72a)がバルブホルダー33の水平な下端面(当接面)33dと当接して、掛止部70a1と当接面72aとの間で掛止段部33c1を挟み込んだ状態となり、バルブジョイント70のがたつきや傾きを防止することができる。これにより、ガイド部材40の傾きを防止してピストンユニット20が装着しやすくなるとともに、摺動させやすくなる。
The distance L1 from the lower end surface of the hook portion 70a1 to the upper end surface (contact surface) 72a of the outer
なお、図3では、バルブホルダー33にOリング52を設けているが、図5に示すように、バルブジョイント70Aの外周壁72の外周に環状溝72bを設け、この環状溝72bにOリング53を嵌め込んでも良い。この場合、バルブジョイント70Aを容器本体10に挿入すると、図5Cに示すように、Oリング53がバルブジョイント70Aの外面と容器本体10との間で圧縮されてシールを形成し、バルブホルダー33A側への第1原液C1の移動を防止することができる。また、バルブホルダー33にOリング52を設けた図3Bのものと比べて、Oリングの位置が下に下がるため、容器本体10とバルブホルダー33との間に第1原液C1が入り込むことが無く、使い終わった後の第1原液C1の残留量を少なくすることができる。バルブホルダー33のOリング52については、省略しても良いし、Oリング53と合わせて設けても良い。
Although the O-
図3Cに戻って、基部71の下面中央からは、筒状のガイド部材連結部70cが延出されている。そしてバルブジョイント70の内部には、第2接続筒70bとガイド部材連結部70cとを連通する通路70dが形成されている。通路70dは、第2接続筒70bから続く縦路70d1と、縦路70d1の下端から水平方向に延びる横路70d2とからなる。なお、第1接続筒70aの下方は切り欠かれており、第1接続筒70aは第1原液収容室12と直接連通している。70eは、通路70dの第1接続筒70a側の開口を塞ぐための栓部材である。
Returning to FIG. 3C, a tubular guide
続いて、容器本体10に収容される原液Cおよび加圧剤Pについて説明する。原液Cは、第1原液収容室12に充填される第1原液C1と第2原液収容室13に充填される第2原液C2とに分かれる。第1原液C1と第2原液C2とは、互いに分離した状態で保管しておき、使用時に混合するものであることが好ましい。具体的には、酸化により発色する染料(パラフェニレンジアミンなど)を含有する第1剤と、染料を酸化させる酸化剤(過酸化水素)を含有する第2剤とからなる2液式染毛剤が挙げられる。
Next, the stock solution C and the pressurizing agent P stored in the
加圧剤Pとしては、窒素、二酸化炭素、空気などの圧縮ガス、液化石油ガス、ジメチルエーテル、ハイドロフルオロオレフィンなどの液化ガスがあげられるが、圧縮ガスとするのが好ましく、特に水への溶解度が小さく第2ピストン22を透過しにくい窒素を用いることが好ましい。
Examples of the pressurizing agent P include a compressed gas such as nitrogen, carbon dioxide and air, a liquefied petroleum gas, a liquefied gas such as dimethyl ether and hydrofluoroolefin, and a compressed gas is preferable. It is preferable to use nitrogen which is small and hardly permeates the
第1原液C1、第2原液C2、加圧剤Pを容器本体10内に充填する方法としては、先ず、容器本体10の開口部10cにバルブジョイント70を連結したバルブアッセンブリ30を固着する。すなわち、まず、バルブジョイント70の2つの接続筒70a、70bを下方からバルブホルダー33の貫通孔33cに挿入して掛止部70a1を掛止段部33c1に掛止し、一体化させる。次に、バルブジョイント70のガイド部材連結部70cにガイド部材40を接続する。そして一体となったバルブホルダー33とバルブジョイント70とガイド部材40とを容器本体10の開口部10cに装着する。さらに第1バルブ31と第2バルブ32を上方から貫通孔33cに挿入する。このとき、連結筒31gは接続筒70a、70bを拡げながら接続筒70a、70b内に嵌入される。最後に、バルブホルダー33にカバーキャップ43を被せ、容器本体と一体化させることで容器本体10へのバルブアッセンブリ30の固着が完了する。次いで、容器本体10内にピストンユニット20を挿入して底蓋11を固着し、2液吐出容器1を形成する。次いで、第1バルブ31と第2バルブ32のステム31bを押し下げて、第1原液収容室12と第2原液収容室13内の空気を同時に吸引するとともに、ピストンユニット20を上昇させる。
As a method of filling the first undiluted solution C1, the second undiluted solution C2, and the pressurizing agent P into the
次に、第1バルブ31のステム31bから第1原液C1として2液式染毛剤の第1剤を第1原液収容室12に充填し、第2バルブ32のステム31bから第2原液C2として2液式染毛剤の第2剤を第2原液収容室13に充填する。第1原液C1と第2原液C2とは同時に充填し、ピストンユニット20を下方に移動させる。このとき、バルブジョイント70内を第2原液C2が流れるため、バルブジョイント70をバルブアッセンブリ30から外そうとする下向きの力が働く。しかし、バルブジョイント70は、掛止部70a1によってバルブアッセンブリ30の掛止段部33c1に掛止されており、さらにバルブジョイント70に加わる充填圧力は、第1接続部70aよりも第2接続部70bのほうが大きく、外周壁72の上端面72aとバルブホルダー33の下端面33bとの環状の当接により傾きが防止されているため、バルブアッセンブリ30からバルブジョイント70が抜け落ちることはない。また、第1原液C1が中心軸からずれた位置から充填されるが、ピストンユニット20が軸対称に形成されているため、不規則に変形することがなく、さらにピストンユニット20はその貫通孔23aが中心軸上に設けられたガイド部材40により案内されるため、傾くことなく下方に摺動する。
Next, the first agent of the two-component hair dye is filled into the first undiluted
その後、加圧剤収容室14に、底蓋11のガス充填弁11aから加圧剤Pを充填する。なお、2液吐出容器1を組み立てた後、加圧剤Pを加圧剤収容室14に充填してから、第1原液収容室12と第2原液収容室13内の空気を排出し、第1原液C1と第2原液C2を充填してもよい。この場合は、加圧剤Pを充填した2液吐出容器(加圧容器)を別の工場に移送し、第1原液C1と第2原液C2を充填することもできる。
After that, the pressurizing
加圧剤収容室14に加圧剤Pが収容されると、第1ピストン21は第1原液収容室12を加圧し、第2ピストン22は第2原液収容室13を加圧する。従って、第1原液C1と第2原液C2とはそれぞれ加圧剤Pの充填圧力と略同程度の圧力で圧縮された状態となる。
When the pressurizing agent P is stored in the pressurizing
上記構成の2液吐出製品2は、各原液C1、C2を吐出させるにあたって、2つのステム31b、31bを同時に押し下げる。第1バルブ31と第2バルブ32とを同時に開放することにより、第1原液C1および第2原液C2を同時に吐出させることができる。つまり、第1バルブ31と第2バルブ32とを開放することにより、加圧剤収容室14内の加圧剤Pがピストンユニット20を上方に付勢し、ピストンユニット20が上方に向かって容器本体10内を摺動することにより、第1原液収容室12および第2原液収容室13が収縮させられ、各原液C1、C2が吐出される。
The two-
この際、第1原液C1は、バルブジョイント70の第1接続筒70a(第1吐出通路)を介して第1バルブ31へと供給され、第2原液C2が、ピストンジョイント23と第2ピストン22との間の通路、貫通孔23a、ガイド部材40内、バルブジョイント70の第2接続筒70b(第2吐出通路)を介して第2バルブ32へと供給され、それぞれのステム31bから外部へと吐出される。
At this time, the first undiluted solution C1 is supplied to the
吐出中、ピストンユニット20はその外周にある第1シール部21eと第2シール部22eが容器本体10内を摺動しつつ、その内周がガイド部材40の外周とも摺動するが、ガイド部材40がピストンユニット20(容器本体10)の中心軸上に設けられているため、ピストンユニット20の上下方向の摺動をガイドする機能を発揮することとなり、ピストンユニット20の傾きが抑制され、安定した摺動を実現することができる。吐出が完了すると、図6に示すように、ピストンユニット20の略全体が上筒部10a側に移動した状態となる。
During the discharge, the
なお、本発明の2液吐出容器1は、2つのステム31bを有しているが、第1原液収容室12と第2原液収容室13の収縮はピストンユニット20で連動しているため、どちらか一方のステム31bだけを操作しても作動しない。そのため、誤った方法で操作されても片方の原液だけが吐出されることがなく、所定の比率(原液Cを加圧するピストンの面積比率)で2つの原液C1、C2を確実に吐出することができる。なお、2つのステム31bを同時に押すために、2つのステム31bに跨る押ボタンを取り付けることが好ましい。押ボタンとしては、2つのステム31bから吐出される原液同士を内部で混合して吐出できるものを採用しても良い。
Although the two-
以上に、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施形態では、掛止部70a1の外径D1が、段部33c2の内径D5より大とされ、接続筒70a、70bの外径D2が、掛止段部33c1の内径D4より大とされていたが、D1>D5またはD2>D4のいずれか一方だけでも良い。この場合でも、接続筒70a、70bは縮径され、接続筒70a、70bと連結筒31gとが密着する。
As described above, the embodiments of the present invention have been described. However, the present invention is not limited to the above embodiments, and can be variously modified and implemented within the scope of the present invention. For example, in the above-described embodiment, the outer diameter D1 of the hook 70a1 is larger than the inner diameter D5 of the step 33c2, and the outer diameter D2 of the connecting
1 2液吐出容器
2 2液吐出製品
10 容器本体
10a 上筒部
10b 下筒部
10c 開口部
10d 拡径段部
10e 胴部
10f 肩部
10g 首部
11 底蓋
11a ガス充填弁
11b 外筒
11c 内筒
12 第1原液収容室
13 第2原液収容室
14 加圧剤収容室
20 ピストンユニット
21 第1ピストン
21a 底部
21b 内筒
21c 円板部
21d 外筒
21d1 突起
21e 第1シール部
21f 挿通孔
21g 環状突起
22 第2ピストン
22a 上底
22b 内筒
22c 円板部
22d 外筒
22e 第2シール部
22f 上筒
22g 周壁
22g1 突起
23 ピストンジョイント
23a 貫通孔
23b 凹み部
23c 溝部
23d 嵌合溝
30 バルブアッセンブリ
31 第1バルブ
31a ハウジング
31b ステム
31c ステム孔
31d ステムラバー
31e バネ
31f カバー部材
31g 連結筒
32 第2バルブ
33、33A バルブホルダー
33a 保持部
33b 栓部
33c 貫通孔(ホルダー部)
33c1 掛止段部
33c2 段部
33d 下端面(当接面)
34 カバーキャップ
40 ガイド部材
50〜53 Oリング
60 保持部材
60a 外側の一端
60b 内側の一端
70、70A バルブジョイント
70a 第1接続筒
70a1 掛止部
70a2 切れ込み部
70a3 テーパ面
70b 第2接続筒
70c ガイド部材連結部
70d 通路
70d1 縦路
70d2 横路
70e 栓部材
71 基部
72 外周壁
72a 上端面(当接面)
72b 環状溝
P 加圧剤
C 原液
C1 第1原液
C2 第2原液
D1 掛止部の外径
D2 接続筒の外径
D3 接続筒の内径
D4 掛止段部の内径
D5 段部の内径
D6 ハウジングの連結筒の外径
L1 掛止部の下端部から外周壁の上端面までの距離
L2 掛止段部の上端面から栓部の下端面までの距離
DESCRIPTION OF
33c1 Latching
34
72b Annular groove P Pressurizing agent C Undiluted solution C1 First undiluted solution C2 Second undiluted solution D1 Outer diameter D2 of connecting part Outer diameter D3 of connecting cylinder Inner diameter D4 of connecting cylinder Inner diameter D5 of engaging step D5 Inner diameter of step D6 Outer diameter L1 of connecting cylinder Distance L2 from lower end of hook to upper end of outer peripheral wall L2 Distance from upper end of hook step to lower end of plug
Claims (5)
容器本体内を、第1原液収容室と、第2原液収容室と、加圧剤収容室とに区画するとともに、加圧剤収容室に収容される加圧剤の圧力によって容器本体内を摺動し、第1原液収容室と第2原液収容室とを加圧するピストンユニットと、
ピストンユニットに挿通され、ピストンユニットの摺動をガイドするガイド部材と、
第1原液収容室と第2原液収容室とにそれぞれ連通するバルブアッセンブリと、
第1原液収容室や第2原液収容室とバルブアッセンブリとの間に介在し、ガイド部材を支持するバルブジョイントとを備え、
バルブジョイントが、バルブアッセンブリに掛止するための掛止部を備えている、2液吐出容器。 A container body,
The interior of the container body is divided into a first undiluted liquid storage chamber, a second undiluted liquid storage chamber, and a pressurized agent storage chamber, and the inside of the container body is slid by the pressure of the pressurized agent stored in the pressurized agent storage chamber. A piston unit that moves and pressurizes the first undiluted liquid storage chamber and the second undiluted liquid storage chamber;
A guide member that is inserted into the piston unit and guides the sliding of the piston unit;
A valve assembly communicating with the first undiluted solution storage chamber and the second undiluted solution storage chamber, respectively;
A valve joint interposed between the first undiluted liquid storage chamber or the second undiluted liquid storage chamber and the valve assembly, and supporting a guide member;
A two-liquid discharge container, wherein the valve joint has a hook for hooking to the valve assembly.
バルブホルダーが、各エアゾールバルブを別々に挿入するための2つの貫通孔を有し、各貫通孔の内面に、バルブジョイントの掛止部と掛止する掛止段部が設けられている、請求項1記載の2液吐出容器。 A valve assembly comprising two aerosol valves and a valve holder holding each aerosol valve;
The valve holder has two through-holes for separately inserting each aerosol valve, and an inner surface of each through-hole is provided with a latching step that latches with a latching portion of the valve joint. Item 2. The two-liquid discharge container according to Item 1.
接続筒を貫通孔に挿入することで、接続筒の外面及び/又は掛止部の外面に貫通孔の内面が接触し、接続筒が縮径する、請求項1又は2記載の2液吐出容器。 The valve joint is provided with a connection cylinder that can be reduced in diameter, and a hook is provided on the connection cylinder,
3. The two-liquid discharge container according to claim 1, wherein when the connection cylinder is inserted into the through-hole, the inner surface of the through-hole comes into contact with the outer surface of the connection cylinder and / or the outer surface of the engaging portion, and the diameter of the connection cylinder is reduced. .
第1原液収容室に充填される第1原液と、
第2原液収容室に充填される第2原液と、
加圧剤収容室に充填される加圧剤とを備えた、2液吐出製品。 A two-liquid ejection container according to any one of claims 1 to 4,
A first undiluted solution filled in the first undiluted solution storage chamber;
A second stock solution filled in the second stock solution storage chamber;
A two-liquid ejection product comprising a pressurizing agent filled in a pressurizing agent storage chamber.
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