JP2020004353A - キャッシュレス料理注文システム - Google Patents

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Abstract

【課題】人手不足の解消を図り、客による未決済の飲食を確実に防止し、売上高の増大及び利益率の向上を図るキャッシュレス料理注文システムを提供する。【解決手段】客が携帯端末GSを用いて、着席したテーブル上の二次元コードLを読み込むことにより、二次元コードから机番号情報を読み込み、客の携帯端末から、料理の番号及び数量を含む注文情報を受信すると、合計注文金額情報と、注文確定に伴い外部のEC決済サービスMSを用いて決済される旨を通知する事前決済情報とを表示させ、客の携帯端末から注文確定情報を受信すると、EC決済サービスに対して、合計注文金額の決済仲介処理を行い、決済が完了すると、決済完了情報を客の携帯端末に表示させると共に、厨房用携帯端末KTに注文情報を表示して調理を開始させ、厨房用携帯端末から料理が完成した旨を受信すると、サービス担当用携帯端末STに、料理完成情報と机番号情報を送信して表示させる。【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
この発明は、料理店において、客が店員を介さずに、ネットワークを介してキャッシュレスで決済して料理を注文することの出来るキャッシュレス料理注文システムに関するものである。
近年、日本においては、人口減少、特に、労働力人口減少による人材不足が深刻化し、また、キャッシュレス化が他国より進んでいない状況であることに鑑みると、今後、国をあげてキャッシュレス化を推進するに際して、種々の課題を解決する具体的施策を如何に講じることが出来るかが、成否の鍵を握るものである。
具体的な課題としては、
(1)飲食業界における慢性的な人手不足、
(2)キャッシュレス化対応に伴う経費の増大、
(3)飲食業界における店員作業の増加、会計時のキャッシュレス対応ける作業の複雑化、
等があげられる。
上記課題(1)からは、人手不足に基づく賃金高騰よる利益の圧縮、回転率低下に伴う売上の減少、サービス低下に伴う顧客の散逸等のリスク、
上記課題(2)からは、キャッシュレスを実現するための機器の新規導入のための費用や機器使用料の増大が利益を圧縮するリスク、
上記課題(3)からは、より安価な労働力として期待される外国人労働者の採用の困難化のリスク、
等が、現実に懸念されるものである。
ここで、キャッシュレス化を図るシステムとしては、特許文献1に示す特開2011−209989号公報及び特許文献2に示す特開2008−217277公報が知られている。
特開2011−209989号公報 特開2008−217277公報
ここで、特許文献1の特開2011−209989号公報は、ユーザが保有している一般的な車載器や携帯端末を用いて、サービスの利用料金の割引を行うことができる課金システムを提供することを目的とするものであり、その解決手段としては、認証及び決済業務を行う管理事業者の業務エリアに配置された中央制御装置としてのセンターサーバ2及びウェブサーバ3と、駐車場事業者の運営する駐車場に配置された路側装置としての路側サーバ4と、駐車場に配置されて路側サーバ4に接続された精算装置5とを備える。ユーザが、駐車場が設置された店舗で商品を購入するに伴って提示されたQRコードを携帯電話機8の撮像部86で読み込み、QRコード解析部87で解析されたURLにアクセスしてウェブサーバ3からウェブページの情報を受信する。携帯電話機8がURLにアクセスする際にウェブサーバ3へ送信する情報に基づいて、割引制御部20が、駐車場料金から割り引くべき割引額を特定する決済システム11を提供するに留まるものであり、これを料理店における注文システムへのキャッシュレス化に適用することは、不可能である。
また、特許文献2の特開2008−217277公報は、高価な携帯型のCAT端末を使用することなく、携帯電話を使用してスムーズに決済を行うことができる方法及びシステムを提供することを目的とするものであり、その解決手段として、第1の携帯電話(外交員の携帯電話)で所定のデータ(ID、契約書番号、金額など)を入力し、当該データをバーコード変換サーバへ送り、決済用のバーコードに変換する(100〜102)。当該バーコードを第1の携帯電話へ送り、その画面にバーコードを表示させ(103、104)、第2の携帯電話(お客様の携帯電話)で当該バーコードを撮影し読み取り(105)、読み取ったバーコードを解読し(106)、APサーバへバーコードの解読データを送信し(107、108)、APサーバで決済を実行するための情報を生成し(109)、APサーバから決済サーバへ情報を送信する(110)ものであり、決済サーバで決済処理を実行すると、その結果がAPサーバ、携帯電話へ返される(111〜116)課金システムを提供するに留まるものであり、料理店において客からの注文との兼ね合いが全く考慮されておらず、単なるバーコードを仲介として決済処理するだけの技術しか開示されていないものである。
このように、飲食店においては、従来技術を用いてこれら課題を解決することが出来ず、この結果、外国人労働者の採用を含む人手不足の解消、売上高の増大及び利益率の向上を図ることができず、今後の生き残り戦略の構築が困難になるものであり、課題解決が熱望されていた。
この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、人手不足の解消を図ることの出来るキャッシュレス料理注文システムを提供することを主たる目的とする。
また、この発明の別の目的は、客による未決済の飲食を確実に防止することの出来るキャッシュレス料理注文システムを提供することである。
更に、この発明の他の目的は、売上高の増大及び利益率の向上を図ることの出来るキャッシュレス料理注文システムを提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項1の記載によれば、店の各テーブル上に置かれ、システムにリンクするアドレス情報と、テーブル毎にユニークな机番号情報とが記憶された二次元コードを用いるキャッシュレス料理注文システムにおいて、客が二次元コードを読み込む機能のある客の携帯端末を用いて、自身が着席したテーブル上の二次元コードを読み込むことにより、インターネット又はイントラネットを介して前記客の携帯端末との間のリンクを確立する第1の工程と、前記客が読み込んだ前記二次元コードから机番号情報を読み込む第2の工程と、前記客の携帯端末から、料理の番号及び数量を含む注文情報を受信すると、前記客の携帯端末に前記注文情報に基づき算出された合計注文金額情報と、注文確定に伴い外部のEC決済サービスを用いて前記合計注文金額が決済される旨を通知する事前決済情報とを送信してこれを表示させ、前記客の携帯端末からの注文確定を示す確定情報の受信を待つ第3の工程と、前記客の携帯端末から、前記確定情報を受信すると、前記EC決済サービスに対して、前記合計注文金額の決済仲介処理をする第4の工程と、前記決済が完了すると、決済完了情報を前記客の携帯端末に送信してこれに表示させると共に、厨房用携帯端末に前記注文情報を送信してこれを表示させ、注文を受けた料理の調理を厨房において開始させる第5の工程と、前記厨房用携帯端末から、前記注文情報の料理が完成した旨の料理完成情報を受受信すると、サービス又は窓口担当用携帯端末に、前記料理完成情報と前記第2の工程で読み込んだ机番号情報とを送信してこれを表示させる第6の工程とを具備することを特徴としている。
このように請求項1に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、客の料理の注文を、店員を介することがなく、また、会計処理も、料理の調理開始に先立ち、事前にEC決済サービスにより店員を介することなく済まされるので、人手不足の解消が確実に達成され、仮に店員をおく場合でも、日本語が堪能でない外国人等の採用が可能となり、採用の幅が広がるとともに人件費の抑制を達成することが出来、利益率の向上を図ることが出来るとともに、このシステムの導入に際して新規に携帯端末を導入する必要が無く、経営者に対して初期投資の心配をさせることなく、システム導入を図ることが出来、接客を効率よくこなせて回転率の向上を図ることが出来ることにより、売上高の増大及び利益率の向上を図ることの出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項2の記載によれば、前記二次元コードは、QRコードであることを特徴としている。
このように請求項2記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、QRコードは多量の情報量を記録することができるものであるため、この発明で必須となる机番号情報を、情報量を気にすることなく準備することが出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項3の記載によれば、前記二次元コードは、二次元バーコードであることを特徴としている。
このように請求項3に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、二次元バーコードは充分な量の情報量を安価に記録することができるものであるため、この発明で必須となる机番号情報を確実に準備することが出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項4の記載によれば、前記テーブル上又は前記テーブルから見える場所には、複数の料理の選択肢と、夫々の料理を特定する前記料理の番号と、夫々の料理の料金の情報が記載された料理メニュー表が予め準備されていることを特徴している。
このように請求項4に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、来店した客は、テーブル上又はテーブルから見える場所に予め準備されたメニュー表を見て、このメニュー表に記載された料理の中から希望の料理を選択し、この料理を特定する料理の番号を自身の携帯端末から入力することにより、料理の注文を開始することが出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項5の記載によれば、前記二次元コードには、店情報が記憶されていることを特徴としている。
このように請求項5に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、客の携帯端末で二次元コードが読み込まれ、この客の携帯端末とのリンクが確立された時点で、システムは客がどの店に来店したのかを明白に識別することが出来ることとなり、以降の処理を、その店に特有の情報に基づき処理することが出来ることになる効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項6の記載によれば、契約した店毎に識別された店別メニューデーターベースを備え、この店別メニューデーターベースには、提供される料理名とこれに対応する番号及び価格とを含む料理メニュー並びにウエルカムメッセージが記憶されており、前記店情報を読み取ると共に、読み取った店情報に対応した店別メニューデーターベースからウエルカムメッセージを読み出し、これを客の携帯端末に送信して表示させると共に、メニューボタンを表示させる第7の工程を更に具備することを特徴としている。
このように請求項6に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、来店した客が自身の携帯端末を用いて二次元コードを読み込んでシステムとの間でリンクが確立したら、その直後に、客の携帯端末に対して、その店に特有のウエルカムメッセージを送信して表示させ客に対して歓迎の意を表することが出来るとともに、客がメニューボタンを押すことにより料理の注文動作が開始させることが出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項7の記載によれば、前記メニューボタンが押されると、客の携帯端末に、料理注文画面と注文ボタンとを表示させる第8の工程を更に具備することを特徴としている。
このように請求項7に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、客がメニューボタンを押すことにより、客が食したい料理を注文するための画面と注文ボタンとが表示され、客は店内に準備されているメニュー表から、自分が注文したい料理を選択して、料理注文画面に入力し、注文ボタンを押すことにより注文することが出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項8の記載によれば、前記第3の工程は、前記料理注文画面において料理番号と数量とを含む注文情報が入力された状態で前記注文ボタンが押されると、前記注文情報を読み取る第1のサブ工程と、前記店別メニューデーターベースにアクセスして、前記注文情報に基づいて、料理番号から料理名情報及び価格情報を読み出す第2のサブ工程と、この第10の工程で読み出した価格情報と前記注文情報中の数量とに基づき、合計注文料金を算出する第3のサブ工程と、前記客の携帯端末に、上記合計注文料金情報と、確定ボタンと、「確定ボタンが押されたら決済手続に移行する旨」の表示情報とを送信し、これを表示させる第4のサブ工程とを備えることを特徴としている。
このように請求項8に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、注文した料理の内容に対して客が確定ボタンを押すと、注文した料理の調理が開始される前に、決済手続きが行われることを客に通知することが出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項9の記載によれば、前記第5の工程は、前記EC決済サービスにおいて合計注文料金の決済が完了した旨のリターンを待つ第5のサブ工程と、前記決済完了のリターンがあると、前記客の携帯端末に、決済が完了した旨の表示を送信してこれを表示させる第6のサブ工程と、前記厨房用携帯端末に、前記注文情報を送信してこれを表示させる第7のサブ工程とを備えることを特徴としている。
このように請求項9に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、客により確定ボタンが押されて決済が完了した旨を客に報告することが出来るとともに、決済が完了してから注文情報を送信するので、料理の調理はこの決済完了後となり、注文された料理の料金を確実に回収することが出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項10の記載によれば、前記厨房用携帯端末から、前記料理完成情報を受信すると、前記客の携帯端末に、注文された料理が完成し、まもなく提供できる旨の表示を送信し、これを表示させる第9の工程を更に具備することを特徴としている。
このように請求項10に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、厨房において注文された料理が完成すると、その完成情報に基づき、客の携帯端末に料理を注文した客に料理がまもなく提供できる旨の表示を送信し表示させるので、お腹を空かせている客に対して一刻も早く料理がまもなく提供されることを知らせて、客の苛々感を和らげることが出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項11の記載によれば、前記厨房用携帯端末から、前記料理完成情報を受信すると、サービス担当者用の携帯端末に、完成した料理の内容及びこの料理を注文した客が着席しているテーブルの机番号情報を送信し、これを表示させる第10の工程を更に具備することを特徴としている。
このように請求項11に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、厨房において注文された料理が完成すると、その完成情報に基づき、客の携帯端末に料理を注文した客に料理がまもなく提供できる旨の表示を送信し表示させるので、お腹を空かせている客に対して料理がまもなく提供されることを知らせて、客の苛々感を和らげることが出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項12の記載によれば、前記携帯端末は、スマートフォンであることを特徴としている。
このように請求項12に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、料理店で本システムを採用するに際して、市販のスマートフォンを用いることが出来、機器の購入費用を安価に済ませることが出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項13の記載によれば、前記携帯端末は、タブレットであることを特徴としている。
このように請求項13に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、料理店で本システムを採用するに際して、市販のタブレットを用いることが出来、機器の購入費用を安価に済ませることが出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項14の記載によれば、前記インターネット又はイントラネットは、公衆回線を介して接続されることを特徴としている。
このように請求項14に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、費用が高くつく専用回線でなく、公衆回線を利用するので、全体コストを低廉化させることが出来る効果を達成することが出来ることになる。
また、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、請求項15の記載によれば、前記インターネット又はイントラネットは、専用回線を介して接続されることを特徴としている。
このように請求項15に記載のキャッシュレス料理注文システムは構成されているので、本システム専用の専用回線を利用して、安全性の高い効果を達成することが出来ることになる。
上述したように、この発明によれば、人手不足の解消を図ることの出来るキャッシュレス料理注文システムが提供されることになる。
また、この発明によれば、客による未決済の飲食を確実に防止することの出来るキャッシュレス料理注文システムが提供されることになる。
また、この発明によれば、売上高の増大及び利益率の向上を図ることの出来るキャッシュレス料理注文システムが提供されることになる。
この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムの好ましい実施形態のシステム概念図を示す図である。 図1に示すキャッシュレス料理注文システムのシステム構成を概略的に示す図である。 この実施例のキャッシュレス料理注文システムの手順の推移に伴うスマートフォンの表示画面の推移を順次示す図である。 この実施例のキャッシュレス料理注文システムのシステム構築の手順を示すフローチャートである。 この実施例のキャッシュレス料理注文システムの手順(1/3)を示すフローチャートである。 この実施例のキャッシュレス料理注文システムの手順(2/3)を示すフローチャートである。 この実施例のキャッシュレス料理注文システムの手順(3/3)を示すフローチャートである。
以下、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムの好ましい実施形態を図1乃至図7を参照して詳細に説明する。
先ず、図1及び図2に示すように、この実施例のキャッシュレス料理注文システム(以下、単に、システムという。)Sが導入されている料理店(以下、単に店という。)Rでは、来店した客Gが座る全ての机T上には、予め、店Rの店番号情報と、全ての机Tにユニークな机番号情報と、システムSのアドレス情報とが記録された二次元コードとしてのQRコードが印刷されたラベルLが貼付されている。来店した客Gは、自身の持つ携帯端末としてのスマートフォンGSのQRコード読み取り機能を用いて、ラベルLに印刷されたQRコードを読み取ることにより、公衆回線PLを用いたインターネットINを通じて、クラウドCL上に置かれたシステムSと客GのスマートフォンGSとがリンクされ、客Gは、以降、自身のスマートフォンGSを用いて、システムSにより実行される手順(図5乃至図7を用いて、後の詳細に説明する。)に従い、店員を介することなく、料理の注文及び注文した料理の代金の決済処理を行うことが出来ることになる。
ここで、机Tの上及び/又は机Tに着席した客Gが見渡せる店内の壁には、通常の料理店と同様に、料理名(及び料理内容)とその料理の価格が記載されたメニュー表Mが予め貼り付けられる等、準備されており、更にこの実施例においては、このシステムSの運用のために、メニュー表には、各料理に対応した番号が記載されている。この結果、客Gは、メニュー表Mを見て、注文すべき料理を選択した場合には、この実施例の特徴の一つを構成するものであるが、客Gは、自身のスマートフォンGSに表示されている注文画面において、注文したい料理の番号及び数量を入力し、注文ボタンを押すことにより、注文作業が行われるように設定されている。このように、この実施例において、客Gの注文作業に、店Rの店員が関与することは無く、この限りで、注文を受けるための店員は不要となる効果が達成されるものである。
また、この実施例においては、上記した注文作業が終了し、客Gが全ての料理内容及び合計注文金額を含む注文内容を了解した場合には、その注文内容を確定させるためには、スマートフォンGSの表示画面(確認画面)に表示されている確定ボタンを押すことになる。ここで、この実施例の特徴の一つを構成するものであるが、システムSが上記注文内容をスマートフォンGSの確認画面に表示するに際して、「確認ボタンを押すと注文が確定し、決済画面に移行します。」との内容を、合わせて表示するように設定されている。この結果、客Gが注文内容を確定させる確定ボタンを押すと、以降、注文内容を厨房に伝えて、注文された料理の調理を開始するに先立ち、合計注文金額を事前に決済する決済作業が行われることになる。
このように、この実施例においては、客Gの決済作業に、店Rの店員が関与することは無く、この限りで、決済をする店員は不要となると共に、決済作業によるミスを未然に防止することが出来ると共に、店員が決済作業に関与しないので、店員に決済作業のスキルを身につけさせる必要も無く、外国人労働者の採用を可能とするものである。また、この決済作業は、料理の調理開始の指示に先立ち行われるので、換言すれば、決済が完了しないと料理の調理が開始されないので、料理注文に対する客の未決済が確実に防止され、料理代金の確実な回収が可能となる効果が達成されるものである。
このような特徴を持つシステムSは、図2に示すように、客GのスマートフォンGSや店Rの厨房用スマートフォンKTやサービス担当者用スマートフォンSTと、インターネットを介してリンクされ、客Gからの料理の注文を受ける注文システムOSと、店別にメニューやウエルカム情報が記憶されると共に、注文システムOSからの店情報の入力を受けて、入力されてきた店のメニュー情報やウエルカム情報を注文システムOSに出力する店別メニューデーターベースDBと、注文システムOSからの合計注文金額情報を受けて、この合計注文金額の決済を外部のEC決済システムEC,例えば、オンライン決済代行サービス会社に中継する決済中継システムISとを備えて構成されている。
特に、上述した注文システムOSの機能としては、図1に再び示すように、
(1)客GのスマートフォンGSとリンクした状態で、このスマートフォンGSからの注文情報を受けると、
(2)この注文情報に含まれる料理番号及びその数量に基づき、客Gが読み込んだQRコードに含まれる店情報に応じた店別メニューデーターベースDB(図2に示す)から、料理内容情報及び価格情報を読み出し、注文を受けた料理内容及び数量と共に、両情報に基づき算出された合計注文料金を含む注文内容を客GのスマートフォンGSに確認情報として表示して客Gの確認を待ち、
(3)客Gによる当該注文内容の確認を受けて、客GのスマートフォンGSから料理内容の確定情報を受ける、
(4)EC決済サービスの下位概念としてのオンライン決済代行サービスOSに決済の代行を依頼して、客Gが確認した合計注文料金の決済を行わせ、
(5)オンライン決済代行サービスOSから決済完了のリターン信号を受けると、
(6)客GのスマートフォンGSに決済が完了したことを報知すると共に、
(7)厨房用スマートフォンKTに注文を受けた料理内容を報知し、厨房において料理の調理を開始するように促し、
(8)厨房において注文を受けた料理が完成し、厨房用スマートフォンKTから調理完了の報告を受け、
(9)客GのスマートフォンGSに、注文を受けた料理が完成し、料理がまもなく提供されることを報知すると共に、
(10) サービス担当のスマートフォンSTに、机番号情報と共に、この机番号に着席する客Gに提供する料理が完成したことを報知し、完成した料理を厨房まで取りに来て、当該客Gに提供するように促す、
ように構成されており、その具体的な制御手順については、後に図5乃至図7のフローチャートを用いて説明する。
次に、図4のフローチャートを参照して、このシステムSを料理店Rに導入するための手順を説明する。
このシステムSを運用する会社(組織)は、予めクラウドサーバーCL内にこの実施例のシステムSを構築している。ある料理店Rが、この実施例のシステムSを採用して、キャッシュレスで料理注文を受けられるように、店Rの料理注文システムを構築(又は変更)する場合には、このシステムSを運用する会社(組織)とシステムSを採用する契約を締結することになる。そして、ステップS1に示すように、料理店Rとの契約が締結されると、引き続くステップS3において、契約した料理店Rに専用のシステムを構築すべく、クラウドサーバーCL内に、契約した料理店R用の領域を確保し、その領域に対して、その料理店Rに特有のアドレスURLを指定する。
引き続き、ステップS5に示すように、契約した料理店R用の料理メニューを店別メニューデーターベースDB内に構築する。この料理メニューには、少なくとも、料理名と夫々の料理番号、及び夫々の料理の値段情報を含むものであり、料理の内容(写真を含む)情報があれば、客Gへの情報提供に好適するものである。尚、この料理メニューは、当初は、フォーマットの共通化の観点から、システムSを運用する会社(組織)が作成して、店別メニューデーターベースDB内に記録するものであるが、以降、店R側の都合により、メニュー内容を変更・追加する必要が生じた場合には、勿論、店R側で、店別メニューデーターベースDB内にアクセスして、メニュー内容を変更・追加することが出来るものである。
このように、このシステムSの導入は、以上のように極めて簡便なものであり、且つ、導入作業も日数を要しないものであり、更には、システムSの導入に際して、新規のデバイス、例えば、専用のQR読み取り機器や送信機器を何ら必要とするものでなく、それまでその店Rで用いられていた携帯端末、例えばスマートフォンやタブレット、また、通信機能のあるプリンタをそのまま用いることが出来るものである。
この結果、料理店RがこのシステムSを導入するに際して必要と成る作業工程とすれば、上記したように、その店R特有のメニューを作成し、それを、店別メニューデーターベースDB内に記録する作業だけであるので、極めて短時間のうちに終了すると共に、システムSの導入のために新規に機器を導入する必要が無く、導入コストの低廉化を達成することが出来るものである。
次に、図5乃至図7のフローチャートと、図3に示すスマートフォンの表示画面とを参照して、上述したシステムSにおける制御手順を説明する。
上述したように、料理店Rに来店した客Gが着席した机Tには、QRコードが印刷されたラベルLが貼着されており、客Gは、自身のスマートフォンGSを用いてそのQRコードを撮影することにより、QRコードに記録されているURLで指定されるこの実施例のシステムSとリンクするので、システムSの制御手順としては、先ず、客GのスマートフォンGSからQRコードが読み込まれ、リンクが確立するのを待つ(ステップS10)。
このステップS10において、客GのスマートフォンGSとリンクが確立したことが検出されると、次に、ステップS12において、QRコードに書き込まれている店情報と机番号情報とを読み取り、店別料理メニューデーターベーDBにアクセスして、ここから店情報に応じて登録されているウエルカムメッセージを読み出す。引き続き、ステップS14において、客GのスマートフォンGSに、店別料理メニューデーターベーDBから読み出した「いらっしゃいませ。**店へようこそ」とのウエルカムメッセージとメニューボタンとを表示させる(図3における表示1)。
客Gは、自身のスマートフォンGSの画面に表示された表示1を見て、料理の注文を開始すべく、「メニュー」ボタンを押すことになる。即ち、システムSは、引き続くステップS16において、「メニュー」ボタンが押されるのを待ち、「メニュー」ボタンが押されると、ステップS18において、客GのスマートフォンGSの画面に、料理オーダー画面と「注文」ボタンと「消去」ボタンとを表示させる(図3における表示2)。この料理オーダー画面においては、料理番号とその数量が客Gにより入力されえるように、入力領域がブランクとなっており、机T上及び/又は机Tに着席した客Gが見渡せる店内のメニュー表Mに記載された料理名に対応した番号と、その番号で示される料理の注文数量とを、客Gが入力できるようになされている。そして、料理番号及び数量が入力された状態で「注文」ボタンが押されると、客Gからの注文内容がシステムSに送信されるよう設定されている。尚、入力を間違えた場合、または、入力した料理をキャンセルしたい場合には、すぐ横に表示されている「消去」ボタンを押せば、入力された数値は消去されるように設定されている。
一方、上述したステップS14において「メニュー」ボタンが表示された後、所定時間、この実施例においては10秒が経過しても「メニューボタン」が押されるのを待ち(ステップS20でNO)、10秒が経過する前に「メニューボタン」が押された場合には、上述したステップS18が実行され、10秒が経過した場合(ステップS20でYES)には、ステップS22において、客GのスマートフォンGSに、「メニューボタンを押すように促す」表示をさせる。この時点で、待ち時間の10秒のカウントはリセットされ、再び、ステップS16において、「メニューボタン」が押されたかを待つ手順が繰り返され、10秒のカウントが再開される。
そして、上述したステップS18において、客GのスマートフォンGSの画面に表示2を表示させた後、表示2における「注文」ボタンが押されるのを待つ(ステップS24)。この後、客Gにより「注文」ボタンが押され、注文信号を受信すると、このステップS24においてYESと判断されることとなり、引き続くステップS26において、注文内容に含まれる料理番号及び数量を読み出し、次のステップS28において、料理メニューデーターベースDBにアクセスして、読み出された料理番号から料理名及び値段を読み込む。
そして、ステップS30において、読み込んだ料理の値段及び数量から、合計注文料金を計算し、次のステップS32において、客GのスマートフォンGSに、注文された料理名、単価、数量と共に合計注文料金を表示させると共に、確定ボタンと修正ボタンとを表示させ、「確定ボタンが押されると、決済画面に移行する」旨を合わせて表示させる(図3における表示3)。
この後、「修正」ボタンも押されない状態で(ステップS34でNO)、「確定ボタン」が押されると(ステップS36でYES)、上述したステップS32で客Gに報知したとおり、決済中継システムに移行する(ステップS38)。一方、上述したステップS34でYES,即ち、客Gにより「修正」ボタンが押され、修正信号を受信すると、ステップS40に進んで、表示2の注文画面に戻り、この表示2において注文内容に対する客Gの修正動作を経て、再度、「注文」ボタンが押されて、注文信号の再入力を待ち(ステップS40でNO)、注文信号の再入力を検出したら(ステップS40でYES)、上述したステップS26に戻って、これ以降の手順を再実行する。このようにして、客Gによる注文の修正作業が確実に達成されることになる。
尚、上述したステップS36において、客Gにより「確定」ボタンが押されないと(ステップS36でNO)、上述したステップS34まで戻り、引き続き、「修正」ボタンが押されずに、「確定」ボタンが押されるのを待つ。この結果、「確定」ボタンが押されない状態で、この「確定」ボタンを待つ状態において、途中で「修正」ボタンが押されたら、上述したステップS40に進んで、「注文」ボタンの再押し込みを待つことになるので、この観点からも、客Gによる修正動作を任意のタイミングで待つことができることになる。
一方、上述したステップS38において、決済中継システムに移行すると、引き続き、ステップS42において、客GのスマートフォンGSに、EC決済サービスを上位概念とする複数の決済代行システムの選択ボタンと「戻る」ボタンと、「決済会社名のボタンを押すと、その決済会社で決済され、以降キャンセル出来ません」との警告文とを表示させる(図3において表示4)。これにより客Gは、複数表示された決済代行システムから、自らが利用したい決済代行システムの名前が記載された選択ボタンを押すことにより、決済代行システムを選択することができると共に、客Gとして選択すべき決済代行システムが無かったり、事前に決済されるこの仕組みを了解できない場合には、「戻る」ボタンを押して(ステップS44でNO)、上述したステップS32まで戻り、表示3を再表示させる状態まで復帰することができるものである。
そして、システムSは、「戻る」ボタンが押されずに(ステップS44においてNO)、決済代行システムの何れかの会社名が記載されたボタンが押されるのを待ち(ステップS46でNO)、何れかの選択ボタンが押されて、選択された決済代行システムに対応した選択信号が入力されると(ステップS46でYES)、ステップS48に進み、選択された決済代行システムにアクセスして、決済処理を仲介する。これにより、注文された料理の合計注文料金は、オンライン決済代行サービス会社において決済されることになる。尚、このオンライン決済代行サービス会社において決済が無事に完了すると、決済完了のリターン信号をシステムSに対して出力し、決済が完了できなかった場合には、決済不能のリターン信号をシステムSに対して出力する。
ここで、システムSは、ステップS50において、決済不能のリターン信号を受信すると、引き続くステップS52において、客GのスマートフォンGSに決済が出来なかった旨とを表示させ、店員を向かわせ、制御手順を終了する。この後は、客Gの対応如何となるが、客Gが現金で支払うのであれば、その場で現金決済し、注文を中止するというのであれば、これで取引は解消され、客Gに退店をお願いすることになる。
この点から明らかなように、仮に、一般的な料理店で行われているように、注文された料理を事前決済せずに客に提供して、食事の終了後のお客の退店時に行われる支払い時に、オンライン決済できず、しかも、現金の持ち合わせがない場合には、一時的にせよ、未決済による回収不能状態が発生するが、このシステムSを採用すれば、事前の決済が完了した場合にのみ、料理の調理を開始するので、このような未決済による回収不能状態が発生するリスクは無い特有の効果が達成されるものである。
一方、システムSは、ステップS50において、決済完了のリターン信号を受信すると、引き続くステップS54において、客GのスマートフォンGSに、決済が完了した旨と、決済内容とを表示させる(図3における表示5)。そして、ステップS56において、厨房用携帯端末としての厨房用タブレットKTに、確定された注文内容(注文された料理名とその数量)を表示させる(図3における表示6)。ここで、厨房への料理内容の報知は、厨房用タブレットKTへの料理内容の表示だけでなく、店Rが仮に今まで注文内容を印字するプリンタを備え用いているのであれば、このプリンタを併用又は単独使用することも、勿論可能であることはいうまでもない。要は、注文内容が厨房に放置されるのであれば、その態様は問わない。要は、このシステムSの導入のために、新たな機器の導入は不要であることが、この実施例における重要な特徴の一つである。
このようにして、店Rの厨房において、注文された料理の調理が開始されることになる。尚、上述した点であるが、この調理開始に先立ち、注文した料理の決済は既に完了しているので、調理した料理を客Gに提供したあとに、支払い不能となるリスクは全く無く、店Rとしては安心して注文された料理の調理を行うことが出来るメリットが奏せられるものである。
そして、厨房において注文された料理の調理が完了すると、調理人が厨房用タブレットKTの画面(図3における表示7)において、「料理完成」ボタンを押し、これに伴い、システムSに料理完成信号が出力されることになるので、システムSは、厨房用タブレットKTにおいて料理完成ボタンが押されて、この料理完成信号が入力されてくるのを待ち(ステップS58においてNO)、料理完成信号の入力があると(ステップS58においてYES)、引き続くステップS60において、客GのスマートフォンGSに、注文された料理の調理が完了した旨の情報を表示させる(図3における表示8)。これにより、料理を注文した客Gは、お腹をすかせて待っている状況において、いち早く、注文した料理が完成したことを知り、苛々感が解消されることになる効果が達成される。
また、上述したステップS60と実質的に同時な状態で、ステップS62が実行されて、サービス用携帯端末としてのサービス担当用タブレットSTに、机番号情報と注文された料理の内容を表示させ(図3における表示9)、アラームなどで、料理が出来たことをサービス担当に報知する。これによりサービス担当者は、厨房で料理が完成し、この完成した料理を運ぶ客Gが着席する机を、自身のタブレットSTの画面に表示された机番号情報で知ることになる。この結果、サービス担当者は、早々に厨房に向かい、完成した料理を受け取ると共に、自身のタブレットSTに表示された机番号の机まで、この料理を運ぶことが出来ることになり、料理が完成してから、早々の料理提供手続きが出来ることになる。
尚、サービス担当者用タブレットSTの画面には、上述したような料理が完成した情報が表示されるだけでなく、図3の表示9に示すように、「提供完了」ボタンも合わせて表示されている。そして、サービス担当者は、厨房から受け取った料理を、机番号で指定された机に着席している客Gに運んで、客Gへの提供を完了すると、自身のタブレットSTの「提供完了」ボタンを押して、提供完了を報告する。システムSは、ステップS64において、サービス担当用タブレットSTから、机番号情報に座る客への料理提供が完了したことを示す「提供完了」ボタンが押されるのを待ち(ステップS64でNO)、サービス担当用タブレットSTから、「提供完了」ボタンが押され、提供完了信号を受信すると(ステップS64でYES)、これで一連の料理の注文を受けて、提供する手順が終了したことになるので、ステップS66において、客GのスマートフォンGSへのリンクを遮断すると共に、厨房用タブレットKT及びサービス担当者用タブレットSTの表示を中止し、今回の注文取引を終了する。
このように、サービス担当者用タブレットSTの画面において、「提供完了」ボタンが押されない限り、厨房用タブレットKT及びサービス担当者用タブレットSTの表示が継続されるので、厨房における料理人は、厨房用タブレットKTの画面に、表示9に示す画面が残っていることにより、未だ、料理が客Gに提供されていない状況であることを認識し、必要であれば、サービス担当者に警告を発することが出来ることになる。また、サービス担当者も、自身のタブレットSTの画面に、表示9に示す画面が残っていると、次の作業に差しさわりが出るので、一刻も早く料理を指定された机番号の客Gに提供して、「提供完了」ボタンを押すようにするので、客Gへの料理の提供が即座に、且つ、確実になされる効果が奏せられることになる。
この発明は、上述した実施例の構成・数値及び手順に何ら限定されること無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施例においては、インターネットへのアクセスに公衆回線PLを用いるように説明したが、この発明は、このような公衆回線PLを用いることに限定されること無く、専用回線を用いることも可能であることは言うまでもない。
また、上述した実施例においては、二次元コードとしてQRコードを用いるように説明したが、この発明はこのようなQRコードを用いることに限定されること無く、二次元バーコードを用いることが出来ることは言うまでもない。
また、上述した実施例においては、携帯端末としてスマートフォンやタブレットを用いるように説明したが、この発明はこのような適用に限定されること無く、これ以外に、二次元コードを読み取ることが出来、インターネットへの接続が出来、表示画面がある機器であれば、どのようなものでも用いることが出来ることは、言うまでもない。
また、上述した実施例においては、EC決済サービスとして、オンライン決済代行サービス会社を用いるように説明したが、この発明はこのようなオンライン決済代行サービス会社を用いることに限定されること無く、電子マネー決済、キャリア決済、ID決済、海外決済、仮想通貨決済等、世の中に通用している如何なるオンライン決済を用いることが出来ることは、言うまでもない。
また、上述した実施例においては、公衆回線を用いたインターネット上に、システムSが記録されたクラウドサーバを設けるように説明したが、この発明は、このような構成に限定されること無く、専用回線を用いたイントラネット上に、システムが記憶されたサーバーを設けるようにしてもよいし、更には、公衆回線(の一部を専用回線的に隔離した回線)を用いたイントラネット上にサーバーを設けるようにしてもよいことは、言うまでも無い。
また、上述した実施例においては、日本語を用いての注文手順について説明したが、この発明は、日本語を用いることに限定されること無く、システムS内に自動翻訳システムを導入することにより、如何なる言語にも対応することが出来ることは、言うまでもない。特に、サービス担当者として外国人を採用する場合に、表示8及び表示9に示す内容を、その外国人の母国語で表示することが出来るので、その外国人は、客Gを会話する必要も、お金を扱う必要も全く無いので、如何なる言語を用いる外国人であろうと、採用することが出来、その効果は絶大である。
以上詳述したように、この発明に係わるキャッシュレス料理注文システムは、人手不足の解消を図ることの出来ると共に、客による未決済の飲食を確実に防止することの出来、また、売上高の増大及び利益率の向上を図ることの出来るものであり、その産業上の利用可能性は極めて高いものである。
CL クラウドサーバー
DB 店別メニューデーターベース
G 客
GS 客のスマートフォン(携帯端末)
IN インターネット
IS 決済中継システム
KT 厨房用タブレット(携帯端末)
L ラベル
M メニュー
EC オンライン決済代行サービス会社
MS 決済システム
OS 注文システム
PL 公衆回線
R 料理店
S キャッシュレス料理注文システム
ST サービス担当者用タブレット(携帯端末)
T 机

Claims (15)

  1. 店の各テーブル上に置かれ、システムにリンクするアドレス情報と、テーブル毎にユニークな机番号情報とが記憶された二次元コードを用いるキャッシュレス料理注文システムにおいて、
    客が二次元コードを読み込む機能のある客の携帯端末を用いて、自身が着席したテーブル上の二次元コードを読み込むことにより、インターネット又はイントラネットを介して前記客の携帯端末との間のリンクを確立する第1の工程と、
    前記客が読み込んだ前記二次元コードから机番号情報を読み込む第2の工程と、
    前記客の携帯端末から、料理の番号及び数量を含む注文情報を受信すると、前記客の携帯端末に前記注文情報に基づき算出された合計注文金額情報と、注文確定に伴い外部のEC決済サービスを用いて前記合計注文金額が決済される旨を通知する事前決済情報とを送信してこれを表示させ、前記客の携帯端末からの注文確定を示す確定情報の受信を待つ第3の工程と、
    前記客の携帯端末から、前記確定情報を受信すると、前記EC決済サービスに対して、前記合計注文金額の決済仲介処理をする第4の工程と、
    前記決済が完了すると、決済完了情報を前記客の携帯端末に送信してこれに表示させると共に、厨房用携帯端末に前記注文情報を送信してこれを表示させ、注文を受けた料理の調理を厨房において開始させる第5の工程と、
    前記厨房用携帯端末から、前記注文情報の料理が完成した旨の料理完成情報を受信すると、サービス又は窓口担当用携帯端末に、前記料理完成情報と前記第2の工程で読み込んだ机番号情報とを送信してこれを表示させる第6の工程と、
    を具備することを特徴とするキャッシュレス料理注文システム。
  2. 前記二次元コードは、QRコードであることを特徴とする請求項1に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  3. 前記二次元コードは、二次元バーコードであることを特徴とする請求項1に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  4. 前記テーブル上又は前記テーブルから見える場所には、複数の料理の選択肢と、
    夫々の料理を特定する前記料理の番号と、夫々の料理の料金の情報が記載された料理メニュー表が予め準備されていることを特徴とする請求項1に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  5. 前記二次元コードには、店情報が記憶されていることを特徴とする請求項1に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  6. 契約した店毎に識別された店別メニューデーターベースを備え、
    この店別メニューデーターベースには、提供される料理名とこれに対応する番号及び価格とを含む料理メニュー並びにウエルカムメッセージが記憶されており、
    前記店情報を読み取ると共に、読み取った店情報に対応した店別メニューデーターベースからウエルカムメッセージを読み出し、これを客の携帯端末に送信して表示させると共に、メニューボタンを表示させる第7の工程を更に具備することを特徴とする請求項5に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  7. 前記メニューボタンが押されると、客の携帯端末に、料理注文画面と注文ボタンとを表示させる第8の工程を更に具備することを特徴とする請求項6に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  8. 前記第3の工程は、
    前記料理注文画面において料理番号と数量とを含む注文情報が入力された状態で前記注文ボタンが押されると、前記注文情報を読み取る第1のサブ工程と、
    前記店別メニューデーターベースにアクセスして、前記注文情報に基づいて、料理番号から料理名情報及び価格情報を読み出す第2のサブ工程と、
    この第10の工程で読み出した価格情報と前記注文情報中の数量とに基づき、合計注文料金を算出する第3のサブ工程と、
    前記客の携帯端末に、上記合計注文料金情報と、確定ボタンと、「確定ボタンが押されたら決済手続に移行する旨」の表示情報とを送信し、これを表示させる第4のサブ工程と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  9. 前記第5の工程は、
    前記EC決済サービスにおいて合計注文料金の決済が完了した旨のリターンを待つ第5のサブ工程と、
    前記決済完了のリターンがあると、前記客の携帯端末に、決済が完了した旨の表示を送信してこれを表示させる第6のサブ工程と、
    前記厨房用携帯端末に、前記注文情報を送信してこれを表示させる第7のサブ工程と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  10. 前記厨房用携帯端末から、前記料理完成情報を受信すると、前記客の携帯端末に、注文された料理が完成し、まもなく提供できる旨の表示を送信し、これを表示させる第9の工程を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  11. 前記厨房用携帯端末から、前記料理完成情報を受信すると、サービス担当者用の携帯端末に、完成した料理の内容及びこの料理を注文した客が着席しているテーブルの机番号情報を送信し、これを表示させる第10の工程を更に具備することを特徴とする請求項10に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  12. 前記携帯端末は、スマートフォンであることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  13. 前記携帯端末は、タブレットであることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  14. 前記インターネット又はイントラネットは、公衆回線を介して接続されることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載のキャッシュレス料理注文システム。
  15. 前記インターネット又はイントラネットは、専用回線を介して接続されることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載のキャッシュレス料理注文システム。
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JP2021157729A (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 株式会社ジェーシービー プログラム、予約管理装置、予約管理方法
JP2021170316A (ja) * 2020-04-14 2021-10-28 株式会社ぐるなび 施設管理システム、施設管理方法、及び施設管理プログラム

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