JP2019528001A - 移動体通信システム、基地局及び移動局のための方法、移動体通信システム、基地局並びに移動局 - Google Patents
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Abstract
実施例は、移動体通信システムのための方法に関する。移動体通信システムは、複数のサブフレームを備えるダウンリンク無線フレームを用いて複数の関連の移動局と通信する基地局を含む。また、方法は、基地局によってダウンリンク無線フレームのマスタサブフレームを生成するステップを含む。マスタサブフレームは、移動局のいずれがダウンリンク無線フレームのマスタサブフレーム以外のサブフレームにおけるスケジューリングのための候補であるのか及び移動局のいずれがマスタサブフレームにおいて基地局によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報を含む。さらに、方法は、基地局によってマスタサブフレームを複数の関連の移動局に送信するステップを備える。また、方法は、複数の関連の移動局のうちの少なくとも1つの移動局が、マスタサブフレームのスケジューリング情報を読み出すステップを含む。さらに、方法は、マスタサブフレームのスケジューリング情報に基づいて、少なくとも1つの移動局によって、少なくとも1つの移動局がスケジューリングされ又はスケジューリングのための候補となるダウンリンク無線フレームのサブフレームの少なくとも一部を処理するステップを含む。【選択図】 図1
Description
本開示は、概略として、移動体通信システムに関し、より詳細には、移動体通信システムにおいて移動局をスケジューリングするための概念に関する。
移動体通信システムは、移動体通信システム標準によってはユーザ機器(UE)ともいう複数の関連する移動局と通信する基地局を備え得る。関連する移動局との基地局の通信は、基地局から移動局への通信からなるダウンリンク及び移動局から基地局への通信からなるアップリンクに分離され得る。時間及び/又は周波数スロットのような物理無線リソースなど、ダウンリンク及びアップリンク双方で利用可能な通信リソースは、スケジューリング方式を用いて移動局の間で分配され又はそれに割り当てられることになる。
ロングタームエボリューション(LTE)通信標準又はLTEアドバンスト(LTE−A)通信標準によると、複数のサブフレームを備えるダウンリンク無線フレームが、ダウンリンクを介して通信するのに使用され得る。各サブフレームは制御情報を搬送する制御チャネルによって占められる第1の部分を備える一方で、サブフレームの第2の部分は有用な情報を搬送するデータチャネルに特化されることになる。
例えば、周波数分割複信(FDD)方式及び直交周波数分割多重化(OFDM)が使用され得る。ある例では、各サブフレームの第1の少数のOFDMシンボル、例えば、OFDMシンボル1〜3が、制御チャネルによって占有されることになる。これらのOFDMシンボルは、いずれの移動局が特定のサブフレームにスケジューリングされるのかを示す情報を備え得る。例えば、その情報は、スケジューリングされた移動局の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)又は他の識別子を備え得る。
基地局からのデータを予期する各関連の移動局は、その固有識別子を用いてサブフレームについて基地局によってスケジューリングされたかを確認することによって、制御チャネルによって占有されるサブフレームのOFDMシンボルを照合することができる。この場合、移動局はサブフレームについて基地によってスケジューリングされ、移動局はサブフレームの少なくとも一部を処理することができる。
通信リソースが制限されているために、通常は、基地局からのデータを予期する全ての関連の移動局が基地局によってサブフレームにスケジューリングされるわけではない。それでもなお、基地局によってサブフレームにおいてスケジューリングされていない移動局も、従来では、各サブフレームの制御チャネル部分によって占有されるOFDMシンボルを照合しなければならない。
したがって、移動体通信システムにおける移動局に対する向上したスケジューリングの概念が望まれる。
本開示の第1の態様によると、移動体通信システムのための方法が提供される。移動体通信システムは、複数のサブフレームを備えるダウンリンク無線フレームを用いて複数の関連の移動局と通信する基地局を備える。また、方法は、基地局によってダウンリンク無線フレームのマスタサブフレームを生成するステップを含む。マスタサブフレームは、移動局のいずれがダウンリンク無線フレームのマスタサブフレーム以外のサブフレームにおけるスケジューリングのための候補であるのか及び移動局のいずれがマスタサブフレームにおいて基地局によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報を含む。さらに、方法は、基地局によってマスタサブフレームを複数の関連の移動局に送信するステップを備える。また、方法は、複数の関連の移動局のうちの少なくとも1つの移動局によってマスタサブフレームのスケジューリング情報を読み出すステップを備える。さらに、方法は、少なくとも1つの移動局によって、マスタサブフレームのスケジューリング情報に基づいて、少なくとも1つの移動局がスケジューリングされ又はスケジューリングのための候補となるダウンリンク無線フレームのサブフレームの少なくとも一部を処理するステップを備える。
ある実施例では、方法は、基地局によって複数の関連の移動局のうちの少なくとも1つの移動局からチャネル状態情報を受信するステップを備える。チャネル状態情報は、基地局によって以前に送信された少なくとも1つの更なるダウンリンク無線フレームに関連する。また、方法は、基地局によって、受信したチャネル状態情報に基づいて、リソース割当て値の集合を決定するステップを備える。各リソース割当て値は、ダウンリンク無線フレームのサブフレームにおける複数の関連の移動局のうちの移動局に割り当てられるリソースの割合を示す。さらに、方法は、基地局によって、決定されたリソースの割当て値の集合に基づいて、移動局のいずれがマスタサブフレームにおいて基地局によってスケジューリングされるのか及びいずれの移動局がダウンリンク無線フレームのマスタサブフレーム以外のサブフレームにおけるスケジューリングのための候補となるのかを決定するステップを備える。
ある実施例によると、リソース割当て値の集合を決定するステップは、受信されたチャネル状態情報に基づいて、達成可能レート値の集合を決定するステップを備える。各達成可能レート値は、ダウンリンク無線フレームのサブフレームにおける複数の関連の移動局のうちの移動局についての予測達成可能レートを示す。また、リソース割当て値の集合を決定するステップは、決定された達成可能レート値の集合に基づいて、リソース割当て値の集合を決定するステップを備える。
ある実施例によると、リソース割当て値の集合を決定するステップは、受信されたチャネル状態情報に基づいて、達成可能レート確率密度関数を決定するステップを備える。達成可能レート確率密度関数は、ダウンリンク無線フレームの各サブフレーム及び複数の関連の移動局の各移動局についての予測達成可能レートを示す。また、リソース割当て値の集合を決定するステップは、決定された達成可能レート確率密度関数に基づいて、リソース割当て値の集合を決定するステップを備える。
ある実施例によると、いずれの移動局がダウンリンク無線フレームのマスタサブフレーム以外のサブフレームにおけるスケジューリングのための候補となるのかを決定するステップは、ダウンリンク無線フレームのマスタサブフレーム以外の各サブフレームについて、対応するリソース割当て値に従って複数の関連の移動局に移動局のそれぞれの命令された集合を取得するように命令するステップを備える。また、いずれの移動局がダウンリンク無線フレームのマスタサブフレーム以外のサブフレームにおけるスケジューリングのための候補となるのかを決定するステップは、それぞれのサブフレームにおけるスケジューリングについて移動局のそれぞれの命令された集合のうちの最も高い対応のリソース割当て値を有するNTS個の移動局を候補として選択するステップを備える。
ある実施例では、移動局のいずれがマスタサブフレームにおいて基地局によってスケジューリングされるのかを決定するステップは、対応するリソース割当て値に従って複数の関連の移動局のうちの移動局に移動局の命令された集合を取得するように命令するステップを備える。また、移動局のいずれがマスタサブフレームにおいて基地局によってスケジューリングされるのかを決定するステップは、マスタサブフレームにおいて移動局の命令された集合のうちの最も高い対応のリソース割当て値を有するNTS個の移動局をスケジューリングするステップを備える。
ある実施例によると、方法は、少なくとも1つの移動局によって更なるチャネル状態情報を基地局に送信するステップをさらに備える。更なるチャネル状態情報は、ダウンリンク無線フレームの第2のサブフレームに先行する第1のサブフレームに関連する。また、少なくとも1つの移動局は、第2のサブフレームにおけるスケジューリングのための候補である。さらに、方法は、基地局によって、更なるチャネル状態情報及びマスタサブフレームのスケジューリング情報に基づいて、第2のサブフレームにおいてマスタサブフレームにおける候補として特定された複数の関連の移動局のうちの移動局をスケジューリングするステップを備える。また、方法は、基地局によって第2のサブフレームを生成するステップを備える。第2のサブフレームは、いずれの移動局が第2のサブフレームにおいて基地局によってスケジューリングされるのかを示すサブスケジューリング情報を含む。
ある実施例では、第1のサブフレーム及び第2のサブフレームは、ダウンリンク無線フレームの連続するサブフレームである。
ある実施例によると、複数の関連の移動局のうちの各移動局について、それぞれの専用物理ダウンリンクチャネルが基地局によって割り当てられる。
ある実施例では、マスタサブフレームは、ダウンリンク無線フレームの第1の、すなわち、最初のサブフレームである。
本開示の第2の態様によると、移動体通信システムが提供される。移動体通信システムは、複数の移動局を備える。また、移動体通信システムは、複数のサブフレームを備えるダウンリンク無線フレームを用いて複数の移動局と通信するための基地局を備える。移動局は、基地局に関連付けられる。また、基地局は、ダウンリンク無線フレームのマスタサブフレームを生成するように構成されたプロセッサを備える。マスタサブフレームは、移動局のいずれがダウンリンク無線フレームのマスタサブフレーム以外のサブフレームにおけるスケジューリングのための候補であるのか及び移動局のいずれがマスタサブフレームにおいて基地局によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報を含む。さらに、基地局は、マスタサブフレームを複数の移動局に送信するように構成された通信インターフェースを備える。また、複数の移動局のうちの移動局は、マスタサブフレームを受信するように構成された通信インターフェースを備える。さらに、移動局は、マスタサブフレームのスケジューリング情報を読み出すように構成されたプロセッサを備える。プロセッサはさらに、マスタサブフレームのスケジューリング情報に基づいて、移動局がスケジューリングされ又はスケジューリングのための候補となるダウンリンク無線フレームのサブフレームの少なくとも一部を処理するように構成される。
本開示の第3の態様によると、移動体通信システムの基地局のための方法が提供される。基地局は、複数のサブフレームを備えるダウンリンク無線フレームを用いて複数の関連の移動局と通信するように構成される、方法は、ダウンリンク無線フレームのマスタサブフレームを生成するステップを備える。マスタサブフレームは、移動局のいずれがダウンリンク無線フレームのマスタサブフレーム以外のサブフレームにおけるスケジューリングのための候補であるのか及び移動局のいずれがマスタサブフレームにおいて基地局によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報を含む。また、方法は、マスタサブフレームを複数の関連の移動局に送信するステップを備える。
本開示の第4の態様によると、移動体通信システムの基地局が提供される。基地局は、複数のサブフレームを備えるダウンリンク無線フレームを用いて複数の関連の移動局と通信するように構成される。基地局は、ダウンリンク無線フレームのマスタサブフレームを生成するように構成されたプロセッサを備える。マスタサブフレームは、移動局のいずれがダウンリンク無線フレームのマスタサブフレーム以外のサブフレームにおけるスケジューリングのための候補であるのか及び移動局のいずれがマスタサブフレームにおいて基地局によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報を含む。また、基地局は、マスタサブフレームを複数の関連の移動局に送信するように構成された通信インターフェースを備える。
本開示の第5の態様によると、移動体通信システムの移動局のための方法が提供される。移動体通信システムは、複数のサブフレームを備えるダウンリンク無線フレームを用いて複数の関連の移動局と通信する基地局を備える。また、ダウンリンク無線フレームは、移動局のいずれがダウンリンク無線フレームのマスタサブフレーム以外のサブフレームにおけるスケジューリングのための候補であるのか及び移動局のいずれがマスタサブフレームにおいて基地局によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報を含むマスタサブフレームを備える。方法は、マスタサブフレームのスケジューリング情報を読み出すステップを備える。また、方法は、マスタサブフレームのスケジューリング情報に基づいて、移動局がスケジューリングされ又はスケジューリングのための候補となるダウンリンク無線フレームのサブフレームの少なくとも一部を処理するステップを備える。
本開示の第6の態様によると、移動体通信システムの移動局が提供される。移動体通信システムは、複数のサブフレームを備えるダウンリンク無線フレームを用いて複数の関連の移動局と通信する基地局を備える。ダウンリンク無線フレームは、移動局のいずれがダウンリンク無線フレームのマスタサブフレーム以外のサブフレームにおけるスケジューリングのための候補であるのか及び移動局のいずれがマスタサブフレームにおいて基地局によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報を含むマスタサブフレームを備える。移動局は、マスタサブフレームを受信するように構成された通信インターフェースを備える。また、移動局は、マスタサブフレームのスケジューリング情報を読み出すように構成されたプロセッサを備える。プロセッサはさらに、マスタサブフレームのスケジューリング情報に基づいて、移動局がスケジューリングされ又はスケジューリングのための候補となるダウンリンク無線フレームのサブフレームの少なくとも一部を処理するように構成される。
装置及び/又は方法の幾つかの実施形態を、例示としてのみ、添付図面を参照して以下に説明する。
種々の実施例が、幾つかの例が示される添付図面を参照してここに完全に記載される。図において、線、層及び/又は領域の太さは明瞭化のために誇張されることがある。
したがって、実施例は種々の変形例及び代替形態とすることが可能であるが、その実施例が図面において例示として図示されるとともにここに詳細に記載される。ただし、開示される特定の形態に実施例を限定する意図はなく、逆に、実施例は、発明の範囲内のものとなる全ての変形例、均等物及び代替例を包含するものであることが理解されるべきである。図面の記載を通じて、同様の符号は同様の要素を示す。
要素が他の要素に「接続される」又は「結合される」ものとして言及される場合、それは他の要素に直接接続又は結合されることもあれば、介在要素が存在することもある。逆に、要素が他の要素に「直接接続される」又は「直接結合される」ものとして言及される場合、介在要素は存在しない。要素間の関係を説明するのに使用される他の文言は、同様に解釈されるべきである(例えば、「間」と「直接的に間」、「隣接して」と「直接隣接して」など)。
ここに使用される専門用語は、特定の実施例を説明するためだけのものであり、限定的なものではない。ここに使用されるように、単数形「a」、「an」及び「the」は、明示の断りがない限り、複数形も同様に含むものである。用語「備える」、「備えている」、「含む」及び/又は「含んでいる」は、ここで使用される場合には、記載された構成、完全体、ステップ、動作、要素及び/又は構成要素の存在を特定するが、1以上の他の構成、完全体、ステップ、動作、要素、構成要素及び/又はそのグループの存在又はその付加を除外するものではない。
断りがない限り、ここに使用される全ての用語(技術及び科学用語を含む)は、実施例が属する当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。用語、例えば、一般に使用される辞書において規定されるものは、関連の技術の背景におけるそれらの意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、明示的にここにそのように規定されない限り、理想化され又は過度に形式的な意味で解釈されるものではない。
図1は、本開示が適用され得るセルラ移動体通信システム100の実施例を示す。移動体通信システム100は、各々がそれぞれの基地局112によってサービングされる複数の無線セル110を備える。各基地局112は、それぞれの基地局112又はセル110に関連する複数の移動局114と通信する。
移動体通信システム100は、現在又は将来の任意の移動体通信システムであり得る。例えば、それは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準化移動体通信ネットワークとなり得る。移動体通信システムは、例えば、Long−Term Evolution(LTE)、LTE−Advanced(LTE−A)、High Speed Packet Access(HSPA)、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)若しくはUMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)、エボルブドUTRAN(e−UTRAN)、Global System for Mobile communication(GSM)若しくはEnhanced Data rates for GSM Evolution(EDGE)network、GSM/EDGE Radio Access Network(GERAN)又は他の標準の移動体通信ネットワーク、例えば、Worldwide Inter−operability for Microwave Access(WIMAX)ネットワークIEEE802.16若しくはWireless Local Area Network(WLAN)IEEE802.11、一般に、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)ネットワーク、時分割多重アクセス(TDMA)ネットワーク、符号分割多重アクセス(CDMA)ネットワーク、ワイドバンドCDMA(WCDMA)ネットワーク、周波数分割多重アクセス(FDMA)ネットワーク、空間分割多重アクセス(SDMA)ネットワークなどに対応し得る。
各基地局112は、1以上のアクティブ移動局114と通信するように動作可能であり、他の基地局、例えばマクロセル基地局又はスモールセル基地局のカバレッジ領域内又はそれに隣接して位置し得る。基地局112は、ネットワーク又はシステムの固定若しくは静止部分に位置し得る。基地局112は、リモート無線ヘッド、送信ポイント、アクセスポイント、無線機器、マクロセル、スモールセル、ミクロセル、フェムトセル、メトロセルなどに対応し得る。基地局送受信機は、端末/移動体送受信機と無線アクセスネットワークとの間のエアインターフェースを介して無線ベアラ又は接続を終端するノード/エンティティの論理的概念として理解される基地局112に対応し得る。基地局112は、ユーザ機器(UE)、移動局114又は移動体送受信機への無全信号の送信を可能とする有線ネットワークの無線インターフェースであってもよい。そのような無線信号は、例えば、3GPPによって標準化され、又は概略として上記に挙げた方式の1以上に則した無線信号に準拠し得る。したがって、基地局送受信機は、NodeB、eNodeB、Base Transceiver Station(BTS)、アクセスポイント、リモート無線ヘッド、送信ポイント、リレー送受信機などに対応し得るものであり、それらはさらに遠隔ユニット及び中央ユニットに細分化され得る。
さらに、移動局114は、複数の基地局112によってサービングされ得る。移動局114は複数の基地局112にアンカーされ、基地局112のうちの2以上からデータを受信し得る。例えば、調整マルチポイント(CoMP)方式が使用され得る。このように、複数の基地局112は、複数の移動局114をサービングし得る。
移動局114は、スマートフォン、携帯電話、ユーザ機器、無線機器、移動体、モバイルユーザデバイス、ラップトップ、ノートブック、パーソナルコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ユニバーサルシリアルバス(USB)スティック、自動車、D2D通信のための移動体リレー送受信機などに対応し得る。移動局114を、3GPPの専門用語に従ってユーザ機器(UE)又は移動体ということもある。例えば、複数の関連する移動局114は、2〜100個の関連の移動局の範囲、2〜50個の関連の移動局の範囲、又は2〜10個の関連の移動局の範囲に存在し得る。
関連の移動局114と基地局112の通信は、基地局112から移動局114までの通信からなるダウンリンク、及び移動局114から基地局112までの通信からなるアップリンクに分けられることになる。
基地局112によって送信されるダウンリンク信号は複数のダウンリンク無線フレームを備え、それは無線物理チャネル上のデータ伝送に使用される番号付けされた時間間隔として理解され得る。それにより、1つのダウンリンク無線フレームは複数のサブフレームを含むことがあり、各サブフレームはスロット又はシンボルなどのより小さな時間単位にさらに分割されることになる。直交周波数分割多重(OFDM)に関連する実施例では、シンボルは、物理的な時間及び/又は周波数リソースを占有するOFDMシンボルとなり得る。例えば、ダウンリンク無線フレームにおけるサブフレーム数は、2〜100の範囲、5〜50の範囲又は8〜12の範囲となり得る。例えば、ダウンリンク無線フレームは、10個のサブフレームを備え得る。
各サブフレームは、制御チャネルに特化した制御部分、有用なデータ送信に特化したデータ部分及び基準信号を備え得る。サブフレームの制御部分は、いずれの移動局114がサブフレームにおいて基地局112によってスケジューリングされるのかを示す情報を備える。情報は、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)又はスケジューリングされた移動局の他の識別子を備え得る。例えば、基地局112は、サブフレームのデータ部分のリソースブロックを移動局114に割り当てることによって移動局114をサブフレームにスケジューリングし得る。
最新技術の移動体通信システムでは、各アクティブな移動局114は、ダウンリンク無線フレームの各サブフレームの制御部分を照合して、それぞれのサブフレームに対して基地局112によってそれがスケジューリングされたかを確認する。例えば、移動局114が基地局112からのデータを予期している場合、専用物理ダウンリンクチャネルが基地局112によって移動局114に対して割り当てられる場合、又は移動局114がCELL_DCH状態若しくはCELL_FACH状態にある場合に、移動局114はアクティブとなり得る。また、各アクティブな移動局114は、基準信号に基づいてダウンリンク無線フレームの全てのサブフレームについてチャネル状態推定を実行してチャネル状態情報(CSI)を生成し、生成したCSIを基地局112に送信する。例えば、基準信号の各々は、基準信号を受信するための受信機回路、並びに所定のパイロットシーケンス及び受信基準信号に基づいてチャネル状態信号を生成するように構成されたプロセッサを備え得る。サブフレームの制御部分を照合し、CSIを生成し、生成したCSIを基地局112に送信するために、各アクティブな移動局114のそれぞれの受信機回路及びそれぞれのプロセッサは、電気エネルギーを供給される必要がある。通常、全てのアクティブな移動局114が、基地局112によってダウンリンク無線フレームの各サブフレームにおいてスケジューリングされるわけではない。これにより、基地局112によってサブフレームにスケジューリングされないアクティブ移動局114はまた、サブフレームの制御部分を照合し、CSIを生成し、生成したCSIを基地局112に送信し得る。これによって、基地局112によってサブフレームにスケジューリングされないアクティブな移動局114は、サブフレームの制御部分を照合し、CSIを生成し、生成したCSIを基地局112に送信することによってエネルギーを無用に浪費してしまう。
本開示では、スケジューリング情報を含む少なくとも1つのマスタサブフレームを備えるダウンリンク無線フレームが提案される。スケジューリング情報は、いずれのアクティブな移動局114がダウンリンク無線フレームの各サブフレームについてスケジューリングされ得るのかを示す。サブフレームにおけるスケジューリングの候補は、基地局112によってサブフレームにスケジューリングされ得る移動局114である。本開示によると、サブフレームにおけるスケジューリングについての候補であるアクティブな移動局114のみが、制御チャネルを照合し、CSIを基地局112に送信し得る。このように、サブフレームにおけるスケジューリングについての候補でないアクティブな移動局114は、制御チャネルを照合すること及びCSIを基地局112に送信することを回避し得る。これにより、サブフレームにおけるスケジューリングについての候補でないアクティブな移動局114は、電気エネルギーを節約し得る。マスタサブフレームは、ダウンリンク無線フレームの第1の、すなわち、最初のサブフレームとなり得る。ただし、本開示の利益を受ける当業者は、ダウンリンク無線フレーム内のマスタサブフレームの他の位置も可能であることを理解するはずである。
図2は、本開示によるダウンリンク無線フレーム200の実施例の概略図を示す。ダウンリンク無線フレーム200は、マスタサブフレーム210並びに複数の更なるサブフレーム220、230及び240を備える。例えば、ダウンリンク無線フレーム200は、合計K個のサブフレームを備える。マスタサブフレーム210はダウンリンク無線フレーム200の第1のサブフレームであり、サブフレーム220はダウンリンク無線フレーム200の第2のサブフレームであり、サブフレーム230はダウンリンク無線フレーム200の第3のサブフレームであり、サブフレーム240はダウンリンク無線フレーム200の最後のサブフレームである。
マスタサブフレーム210は、マスタ制御信号211、データ送信部分212、及びマスタ制御信号211及びデータ送信部分212において構成される複数の基準信号250を備える。マスタ制御信号211は、移動局114のいずれがマスタサブフレーム210にスケジューリングされるのか並びにいずれの移動局114がサブフレーム220、230及び240におけるスケジューリングのための候補であるのかを示すスケジューリング情報を備える。本開示によるスケジューリング情報300の実施例の概略図を図3に示す。スケジューリング情報300は、テーブルとして示される。テーブルの左列は、ダウンリンク無線フレーム200のサブフレーム210、220、230及び240のサブフレームインデックスtを列挙する。テーブルの右列は、同行に列挙されたサブフレーム210、220、230、240においてスケジューリングする又はスケジューリングされるための候補である移動局114の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を列挙する。移動局114のRNTIは、16ビットの長さを有し、16進数によって表される。ただし、本開示の利益を受ける当業者は、RNTIの代わりに、移動局114を一意的に識別する任意の識別子がスケジューリング情報300において使用され得ることを理解するはずである。スケジューリング情報300は、共通制御チャネル(CCCH)を介して移動局114に送信され得る。あるいは、スケジューリング情報300は、移動局114に専用の専用制御チャネルを介して移動局114に送信されてもよい。この場合、スケジューリング情報300は、移動局114がスケジューリングする又はスケジューリングされるための候補となるサブフレームインデックスtの集合を備え得る。
サブフレーム220、230及び240の各々は、サブ制御信号221、231、241、データ送信部分222、232、242、並びにそれぞれのサブ制御信号221、231、241及びそれぞれのデータ送信部分222、232、242において構成される複数の基準信号250を備える。サブ制御信号221、231及び241の各々は、いずれの移動局114がそれぞれのサブフレーム220、230、240において基地局112によってスケジューリングされるのかを示すサブスケジューリング情報を備える。例えば、サブスケジューリング情報は、それぞれのサブフレーム220、230、240においてスケジューリングされる移動局114のRNTIを備え得る。ただし、本開示の利益を受ける当業者は、RNTIの代わりに、移動局114を一意的に識別する任意の識別子がサブスケジューリング情報において使用され得ることを理解するはずである。
マスタ制御信号211並びに/又はサブ制御信号221、231及び241の各々は、それぞれのサブフレーム210、220、230、240においてスケジューリングされる各移動局114に固有な特定のダウンリンク制御情報(DCI)を備え得る。DCIは、幾つかの送信パラメータ、例えば、送信に使用されるリソースブロック(RB)、直交振幅変調(QAM)コンステレーション及びチャネル符号化レートをスケジューリングされた移動局114に対して詳細化し得る。例えば、スケジューリングされた移動局114を、例えばRNTIを用いて、一意的に識別する他のシーケンスにこのビットシーケンスを組み合わせる手順を介して基地局112によって送信され得る。
例えば、いずれのアクティブな移動局114が特定のサブフレーム220、230、240においてサービングされるのか及びいずれの送信パラメータが使用されるのかを通知するのに、サブ制御信号221、231及び241が、例えばサブフレームt=2、3、・・・Kにおいて、サブフレーム220、230及び240において使用される。
全てのアクティブな移動局114は、それらがマスタサブフレーム210にスケジューリングされるのかを確認するためにマスタ制御信号211を照合し、それらが後続のサブフレーム220、230及び240にスケジューリングされるべき候補であるのかを照合する。マスタサブフレーム210以外のサブフレーム220、230、240においてスケジューリングするための候補であるアクティブな移動局114のみが、サブフレーム220、230、240のサブ制御信号221、231、241を照合する。例えば、移動局114の各々は、それらのそれぞれのRNTIを用いて、それらがスケジューリングされるのか又はサブフレーム210、220、230、240においてスケジューリングするための候補であるのかを判定することによって、スケジューリング情報及びサブスケジューリング情報を照合する。
移動局114がサブフレーム220、230、240においてスケジューリングするための候補である場合、移動局114は直前のサブフレーム210、220、230においてチャネル推定を実行してCSIフィードバックを生成する。移動局114はさらに、生成したCSIフィードバックを基地局114に送信する。このように、CSIフィードバックの不要な生成及び送信が回避され得る。これにより、移動局114の消費エネルギーが、低減され得る。
また、全ての移動局114は後続のダウンリンク無線フレーム200のマスタサブフレーム210においてスケジューリングするための候補であるので、全ての移動局114はダウンリンク無線フレーム200の最後のサブフレーム240についてチャネル推定を実行してそれぞれのCSIフィードバックを生成し、生成したCSIフィードバックを基地局112に送信する。
本開示ではさらに、チャネル予測方式に基づくスケジューリングシステムが、移動局114をスケジューリングするために提案される。本開示によるスケジューリングシステム400の実施例の概略図を図4に示す。スケジューリングシステム400は、スーパースケジューリングデバイス410、基地局スケジューリングデバイス420及び知識データベース430を備える。また、セル110に関連する基地局112及び2つの移動局114が図示される。スーパースケジューリングデバイス410は、チャネル状態予測デバイス411及びスーパースケジューラデバイス412を備える。基地局スケジューリングデバイス420は、基地局スケジューラデバイス421及びCSIフィードバックデバイス422を備える。例えば、スーパースケジューリングデバイス410、基地局スケジューリングデバイス420及び知識データベース430は、基地局112に一体化されてもよい。
ダウンリンク無線フレーム200の開始時に、チャネル状態予測デバイス411は、統計的チャネル情報に基づいて、移動局114毎に(例えばn∈N)、及びサブフレーム210、220、230、240毎に(例えばt=1、2、・・・K)、予想達成可能レートrn[t]を特定し得る。ここで、nは移動局インデックスを示し、Nは移動局114の集合又は集りを示し、tはサブフレームインデックスを示し、Kはダウンリンク無線フレーム200におけるサブフレーム数を示す。チャネル状態予測デバイス411は、予想達成可能レートrn[t]を特定するためのメモリ部及びプロセッサを備え得る。例えば、統計的チャネル情報は、基地局112に以前に送信されたCSIを備え得る。選択的に、チャネル状態予測デバイス411は、統計的チャネル情報及び知識データベース430からの関連する知識に基づいて、予想達成可能レートrn[t]を特定することができる。例えば、知識データベース430は、プロセッサ、メモリ部及び通信インターフェースを備えるサーバによって提供される。
例えば、関連の知識は、移動局114についての受信信号強度インジケータ(RSSI)の将来値又は将来経路損失値の推定値である。RSSIの将来値の推定は、移動局114の現在位置、移動局114の速度、移動局114の移動方向及び電子ストリートマップに基づいて移動局114の将来位置を予測することを備える。移動局114について推定された将来RSSI値又は推定された将来経路損失値は、移動局114の予測将来位置についてカバレッジデータベースから、例えばカバレッジマップから、所定のRSSI値又は所定の経路損失値を取得することによって推定される。カバレッジデータベースは、例えば移動局114によって、以前に決定されたセル110内の位置に対するRSSI値又は経路損失値を備える。例えば、カバレッジデータベースは、知識データベース430の要素であり得る。例えば、インデックスnを有する移動局114について及びサブフレームtについての予想達成可能レートrn[t]は、対応する推定将来RSSI値に比例し得る。あるいは、サブフレームについて移動局114に対する予想達成可能レートrn[t]は、対応する推定将来チャネル損失値に反比例し得る。
例えば、関連する知識は、移動局114についての将来チャネルゲイン値の推定値である。将来チャネルゲイン値は、線形回帰モデルを用いて所定のチャネルゲイン値に基づいて推定される。例えば、所定のチャネルゲイン値は移動局114によって予め決定されていてもよく、予め決定されたチャネルゲイン値は知識データベース430に記憶され得る。例えば、サブフレームについての移動局114に対する予想達成可能レートrn[t]は、対応する推定将来チャネルゲイン値に比例し得る。
あるいは、チャネル状態予測デバイス411は、統計的チャネル情報に基づいて、移動局114毎に(例えばn∈N)、及びサブフレーム210、220、230、240毎に(例えばt=1、2、・・・K)、確率密度関数p(rn[t])を特定し得る。このように、予測エラーの分布が既知である場合、スーパースケジューラ割当てによってもたらされるスペクトル効率の観点における潜在的損失が最小化され得る。例えば、達成可能レートは、ランダム変数として与えられ得る。
チャネル状態予測デバイス411は、特定された達成可能レートrn[t]又は特定された確率密度関数p(rn[t])をスーパースケジューラデバイス412に送信する。例えば、チャネル状態予測デバイス411は、特定された予想達成可能レートrn[t]又は特定された確率密度関数p(rn[t])をスーパースケジューラデバイス412に送信するための通信回路を備え得る。
スーパースケジューラデバイス412は、受信された達成可能レートrn[t]又は受信された確率密度関数p(rn[t])に基づいて、各移動局及びK個のサブフレームの各々に対するリソース割当てβn[t]を決定する。スーパースケジューラデバイス412は、リソース割当てβn[t]を決定するためのメモリ部及びプロセッサを備え得る。また、スーパースケジューラデバイス412は、達成可能レートrn[t]又は確率密度関数p(rn[t])を受信するための通信回路を備え得る。
例えば、スーパースケジューラデバイス412は、各移動局114について、リソース割当てを含む最適化変数βn=[βn[1]、βn[2]、・・・、βn[K]]のベクトル及び予測達成可能レートを含む入力パラメータrn=[rn[1]、rn[2]、・・・、rn[K]]のベクトルを定義するように構成される。スーパースケジューラデバイス412はさらに、達成可能レートrn[t]に基づいてリソース割当てβn[t]を決定するように、最適化問題
を解くように構成される。ここで、NMAXは、1つのサブフレームにおいてサービングされ得る移動局の最大数を示す。上記最適化問題における関数f(・)は、任意の種類のスケジューリング基準、例えば比例公平スケジューリング又は最大レートスケジューリングを表し得る。例えば、スケジューリング基準は最大レートスケジューリングであってもよく、関数f(・)はf(x,y)=x×yとして定義され得る。最適化問題を解くのに異なるアルゴリズムが使用されてもよい。
スーパースケジューラデバイス412によって決定されるベクトルβnは、次のK個のサブフレーム210、220、230及び240において各移動局114(例えばn∈N)に割り当てられるリソースの割合を表す。
スーパースケジューラデバイス412は、決定されたリソース割当てβn[t]を基地局スケジューラデバイス421に送信する。例えば、スーパースケジューラデバイス412は、決定されたリソース割当てβn[t]を基地局スケジューラデバイス421に送信する通信回路を備え得る。
基地局スケジューラデバイス421は、受信されたリソース割当てβn[t]に基づいて各サブフレームにスケジューリング可能な候補の集合NTS[t]、t=1、2、・・・、K、を決定する。基地局スケジューラデバイス421は、集合NTS[t]を決定するためのメモリ部及びプロセッサを備え得る。また、基地局スケジューラデバイス421は、リソース割当てβn[t]を受信するための通信回路を備え得る。
集合NTS[t]を決定するために、基地局スケジューラデバイス421は、各tについて割り当てられたリソース割当てβn[t]に従って移動局114を命令し、最も高いリソース割当てβn[t]のNTS個の移動局114を選択する。ここで、NTSは、集合NTS[t]の候補を示す。また、NTSは、NMAX以上であり得る。例えば、NTSは、1〜100の範囲、10〜50の範囲又は15〜25の範囲にある。このように、各移動局のスケジューリング確率は、その移動局に割り当てられたリソースの割合にマッピングされ得る。あるいは、スーパースケジューラ最適化問題の出力パラメータに基づく異なる命令方法は、オペレータによって、例えば基地局112又は移動体通信システム100のオペレータによって選択され得る。
また、各サブフレーム210、220、230、240において、例えばサブフレームtにおいて、基地局スケジューラデバイス421又は基地局112は、移動局選択を実行する。移動局選択は、現状の技術による従来的な移動局選択と同様であればよい。例えば、基地局スケジューラデバイス421又は基地局112は、サブフレーム220、230、240においてスケジューリングするための候補である全ての移動局114をスケジューリングしてもよい。リソース割当て最適化が評価される移動局114の集合は、基地局112に関連する又はセル110における全てのアクティブな移動局114の部分集合NTS[t]であってもよい。
基地局スケジューラデバイス421は、移動局の選択及び/又は集合NTS[t]を決定することについてCSIフィードバックデバイス422から受信されたCSIフィードバックをさらに使用し得る。基地局スケジューラデバイス421及びCSIフィードバックデバイス422の各々は、CSIフィードバックを送信するための通信回路を備え得る。CSIフィードバックデバイス422は、移動局114からCSIフィードバックを受信するために構成される。CSIフィードバックデバイス422は、移動局114からCSIフィードバックを受信するための受信機回路を備え得る。CSIフィードバックデバイス422はさらに、CSIフィードバックを知識データベース430に送信する。CSIフィードバックデバイス422及び知識データベース430を提供するサーバの各々は、受信されたCSIフィードバックを送信するための通信インターフェース又は通信回路を備え得る。例えば、知識データベース430は、CSIフィードバックデバイス422から受信されたCSIフィードバックに基づいて生成される、例えば知識データベース430を提供するサーバのプロセッサによって生成される統計的チャネル情報を備え得る。
例えば、スーパースケジューリングデバイス410及び基地局スケジューリングデバイス420は、異なる時間スケール及び異なるチャネル情報を用いて動作する2つのネスティングされたスケジューラとして動作し得る。例えば、スーパースケジューリングデバイス410は、ミリ秒で測定されるダウンリンク無線フレーム200の継続時間を示す時間スケールT1において動作し得る。例えば、T1は10msとなり得る。例えば、基地局スケジューリングデバイス420は、ミリ秒においてサブフレーム210、220、230、240の継続時間を示す時間スケールT2において動作し得る。例えば、T2は、T1よりも小さくなり得る。例えば、T2は1msとなり得る。例えば、ダウンリンク無線フレーム200のサブフレーム210、220、230及び240の各々は、100μs〜10msの範囲、500μs〜5msの範囲又は800μs〜1.2msの範囲における継続時間を有し得る。例えば、ダウンリンク無線フレーム200のサブフレーム210、220、230及び240の各々は、1msの継続時間を有し得る。例えば、ダウンリンク無線フレーム200は、1ms〜100msの範囲、5ms〜50msの範囲又は8ms〜12msの範囲における継続時間を有し得る。例えば、ダウンリンク無線フレーム200は、10msの継続時間を有し得る。
例えば、スーパースケジューリングデバイス410は、入力として入来するK個のサブフレームに渡ってチャネル状態予測を用いることができる。例えば、スーパースケジューリングデバイス410は、後続のダウンリンク無線フレーム200、すなわち、その後のK個のサブフレーム210、220、230及び240に対する予測的な割当てを出力し得る。例えば、基地局スケジューリングデバイス420は、例えばサブフレームtにおいて移動局114をスケジューリングするための入力として、直前のサブフレームt−1からの基準信号に基づくCSI情報を用いることができる。例えば、基地局スケジューリングデバイス420は、現在のサブフレームtに対する割当てを出力することができる。例えば、基地局スケジューリングデバイス420は、サブフレーム毎、例えばT2ミリ秒毎の開始時に最適化を実行し得る。例えば、スーパースケジューリングデバイス410は、ダウンリンク無線フレーム200毎、例えばT1ミリ秒毎の開始時に最適化を実行し得る。例えば、スーパースケジューリングデバイス410は、次のK個のサブフレーム210、220、230及び240に対する予測的な割当てを決定し得る。例えば、スーパースケジューリングデバイス410は、次のサブフレームに対する割当てを決定し得る。
例えば、各ダウンリンク無線フレームの開始時、すなわちT1ミリ秒毎に、チャネル状態予測デバイス411は、統計的チャネル情報と知識データベース430からの何らかの関連する知識を入力として取得することができ、移動局114毎に(例えばn∈N)及びサブフレーム210、220、230、240毎に(例えばt=1、2、・・・Kについて)予想達成可能レートrn[t]を予測することができる。例えば、CSIフィードバックの使用が最小化され得る。例えば、チャネル状態予測デバイス411が、例えばより良好な予測について、より多くのCSIフィードバックを必要とし得る場合には、移動局114がCSIフィードバックを送信する回数は増加され得る。
例えば、各ダウンリンク無線フレームの開始時に、スーパースケジューラデバイス412は、チャネル状態予測デバイス411によって提供される情報を用いることができ、入来するK個のサブフレームについて最適リソース割当てβn[t]を評価することができる。
図5は、本開示による移動体通信システム100のための方法500の実施例のフローチャートを示す。方法500は、基地局112によって実行される基地局部分510及び移動局114によって実行される移動局部分520を備える。基地局部分510は、ダウンリンク無線フレーム200のマスタサブフレーム210を生成するステップ511及びマスタサブフレーム210を移動局114に送信するステップ512を備える。移動局部分520は、マスタサブフレーム210のスケジューリング情報300を読み出すステップ521、及び移動局114がスケジューリングされ又はスケジューリングの候補となるダウンリンク無線フレーム200のサブフレーム210、220、230及び240の少なくとも一部をマスタサブフレーム210のスケジューリング情報300に基づいて処理するステップ522を備える。
図6aは、移動体通信システム100の基地局112の実施例の概略図を示す。基地局112は、方法500の基地局部分510を実行するように構成される。基地局112は、ダウンリンク無線フレーム200のマスタサブフレーム210を生成する(511)ためのプロセッサ601、及びマスタサブフレーム210を移動局114を送信する(512)ためのアンテナ603を有する通信インターフェース602を備える。通信インターフェース602は、マスタサブフレーム210を備える無線周波数信号を生成するための送信機回路を備え得る。
図6bは、移動体通信システム100の移動局114の実施例の概略図を示す。移動局114は、方法500の移動局部分520を実行するように構成される。移動局114は、マスタフレーム210を受信するためのアンテナ605を有する通信インターフェース604を備える。通信インターフェース604は、マスタサブフレーム210を備える無線周波数信号を受信するための受信機回路を備え得る。移動局114は、マスタサブフレーム210のスケジューリング情報200を読み出し(521)、移動局114がスケジューリングされ又はスケジューリングの候補となるダウンリンク無線フレーム200のサブフレーム210、220、230及び240の少なくとも一部をマスタサブフレーム210のスケジューリング情報300に基づいて処理する(522)ためのプロセッサ606を備える。
例えば、方法500は、エネルギー及び複雑さの節約のための制御チャネル設計においてチャネル予測を利用し得る。方法500を用いれば、次世代無線ネットワークのダウンリンクにおける制御チャネルの設計が向上し得る。このように、それらがより正確かつ効率的にスケジューリングされることになる場合に移動局114にそれが通信され得る。また、予測チャネルによって与えられる付加情報が、方法500において利用され得る。
例えば、方法500では、無線ネットワークにおいてダウンリンクに対する制御チャネルのための設計が使用され、それはチャネル予測の利益を利用する。将来のサブフレームにおけるチャネルの知識を利用することによって、各ダウンリンク無線フレーム200の開始時に、基地局112は、移動局114のいずれの部分集合が次の幾つかのサブフレーム210、220、230及び240の間にスケジューリングされ得るのかを通信し得る。例えば、それらがスケジューリングされ得る移動局114の各々について潜在的なサブフレーム220、230及び240の集合を指定し得る。例えば、各サブフレーム220、230、240において潜在的にスケジューリングされ得る移動局114は、直前のサブフレームからのそれらのチャネル状態情報(CSI)フィードバックを基地局112に報告してもよい。例えば、基地局112におけるスケジューラは、潜在的な候補の部分集合にわたって最適化を実行してもよく、それらの移動局114はサブフレーム220、230、240の開始時に制御チャネルを照合してそれらが実際にスケジューリングされるか否かを確認してもよい。
例えば、方法500は、各移動局114が制御信号を照合してチャネルを推定しなければならない回数を大幅に減少させることによってエネルギーの節約を可能とし得る。例えば、方法500は、移動局114におけるエネルギーの節約を促進することができ、それは5Gにおいて、並びに一般に現在及び将来の無線ネットワークにおいてさえも設計基準となり得る。例えば、チャネル予測の利益を利用することによって、方法500は、それらが特にサブフレームにおいて基地局112によってスケジューリングされたかを照合するとともにCSIフィードバックを報告するユーザ又は移動局114によって実行される動作を制限する制御チャネルの設計を可能とし得る。例えば、方法500は、計算上の負荷を低減することによって、ユーザ側又は移動局114側におけるエネルギーの節約を可能とすることができ、それは無線通信産業全体にとって魅力的なものとなり得る。例えば、完全な予測の場合、このエネルギーゲインは、スペクトル効率における損失をなくすことになる。
例えば、スケジューリング情報300を受信し、又は読み出した(521)後、各移動局114は、いずれのサブフレーム220、230及び240が基地局112によってスケジューリングされ得るのかをダウンリンク無線フレーム200の開始時に知ることができ、したがって、特定のサブフレーム220、230及び240においてサブ制御信号221、231、241のみを照合することができる。
例えば、最後のサブフレーム240、すなわち、サブフレームKにおいて、全ての移動局114はスーパースケジューリングデバイス410によるスーパースケジューラ最適化がまだ行われていない以降のダウンリンク無線フレーム200の第1のサブフレーム210における潜在的な候補となり得るので、全ての移動局114はチャネル推定を実行してCSIをフィードバックすることになる。
例えば、ダウンリンク無線フレーム200の開始時に、基地局112は、いずれの特定のサブフレームにおいてそれがスケジューリングされ得るかを各移動局114に通知し得る。この種の情報は、標準化され得る。
例えば、マスタ制御信号211は、いずれの移動局114が第1のサブフレーム又はマスタサブフレーム210においてサービングされるのか及びいずれの送信パラメータが使用されるのかを示す情報を備える。例えば、マスタ制御信号211は、スーパー制御信号であってもよいし、それを構成してもよい。例えば、ダウンリンク無線フレーム200は、スーパーフレームであってもよいし、それを構成してもよい。
例えば、サブフレームt=1、2、・・・K−1において、例えばサブフレーム210、220及び230において、t=2、3、・・・Kとして移動局114がNTS[t]に属する場合に、移動局114はサブフレームt−1におけるチャネル推定を実行し、CSIフィードバックを基地局112に送信する。t=2、3、・・・Kとして移動局114がNTS[t]に属さず、したがってそれがサブフレームtにおいてスケジューリングされないことを知る場合、移動局114はサブフレームt−1におけるチャネル推定を実行することを回避することができ、続いてフィードバックを基地局112に送信することを回避することができる。
基地局112を含む上述の無線通信ネットワークの少なくとも部分は、ネットワーク機能仮想化(NFV)を用いて実施され得る。NFVは、コンピュータ仮想化の技術を利用するネットワークアーキテクチャである。基地局などのネットワーク機器全体又はその部分若しくはそれらの機能の部分は、通信サービスを創出するように接続又は相互作用し得るブロックを構築するソフトウェアを用いて仮想化され得る。例えば、基地局の仮想化ネットワーク機能は、標準大容量サーバ、スイッチ及びストレージに加えて、異なるソフトウェア及びプロセッサを稼働させる少なくとも1つの仮想マシンを、又は各ネットワーク機能についてカスタマイズされたハードウェア機器を有することに代えてクラウドコンピューティングインフラを含んでいてもよい。このように、基地局機能は動作を実行するための非一時的なコンピュータ可読媒体(M)において具現化されたコンピュータプログラム製品を用いて実現可能であり、コンピュータプログラム製品は、プロセッサ(Pr)によって実行されると、特定の基地局機能の動作を実行する命令を備える。
詳細な説明及び図面は、単に発明の原理を示すに過ぎない。したがって、当業者であれば、ここに明示的に記載又は図示されないが、発明の原理を具現化し、その主旨及び範囲に含まれる種々の構成を考案することができることが分かるはずである。またさらに、ここに記載される全ての実施例は、原則として、技術をさらに展開する発明者によって貢献される発明の原理及び概念を理解する際に読者を補助する教育的目的のためだけのものであることが明示的に意図されており、そのような具体的に記載された実施例及び条件への限定がないものとして解釈されるべきである。さらに、発明の原理、態様及び実施例とその具体例をここに記載する全ての記載は、その均等物を包含することが意図されている。
機能的ブロックは、それぞれ、ある機能を実行するために適合された回路を備える機能ブロックとして理解されるべきである。したがって、「何かのための手段」は、「何かに適合され又はそれに適する手段」としても理解され得る。したがって、ある機能を実行するために適合された手段は、そのような手段が(所与の瞬間において)必ずしも上記機能を実行していることを意味するものではない。
いずれかの機能ブロックを含む図に示す種々の要素の機能は、「プロセッサ」、「コントローラ」などの専用ハードウェア、その他適切なソフトウェアとの関連でソフトウェアを実行することができるハードウェアの使用を介して提供され得る。さらに、機能ブロックとしてここに記載されるいずれかのエンティティは、「1以上のモジュール」、「1以上のデバイス」、「1以上のユニット」などに対応し、又はそれとして実施され得る。プロセッサによって与えられると、その機能は、単一の専用プロセッサによって、単一の共有プロセッサによって、又はそのうちの一部が共有され得る複数の個別のプロセッサによって提供され得る。さらに、用語「プロセッサ」又は「コントローラ」の明示的な使用は、ソフトウェアを実行可能なハードウェアを排他的に言及するものと解釈されるべきではなく、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、ネットワークプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ソフトウェアを記憶する読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び不揮発性ストレージを、限定することなく、暗示的に含み得る。他のハードウェア、従来及び/又はカスタムのものも含まれ得る。
当業者であれば、ここでのいずれのブロック図も発明の原理を具現化する例示的回路の概念図を表すことが分かるはずである。同様に、いずれのフローチャート、フロー図、状態遷移図、疑似コードなどはコンピュータ可読媒体において実質的に表され、それによりコンピュータ又はプロセッサによって実行され得る種々の処理を、そのようなコンピュータ又はプロセッサが明示されるか否かにかかわらず、表すことが分かるはずである。
またさらに、以降の特許請求の範囲はこれにより詳細な説明に含まれ、各請求項はそれ自体で別個の実施形態として成立し得る。各請求項はそれ自体で別個の実施形態として成立し得るが、−従属請求項はその請求項において1以上の他の請求項との特定の組合せに言及することがあるが−、他の実施例も、従属請求項と他の各従属請求項の主題との組合せを含み得ることが注記される。そのような組合せは、特定の組合せが意図されていないという断りがない限りここに提案される。またさらに、ある請求項の構成を任意の他の独立請求項に含めることも、この請求項がその独立請求項に直接に従属していなくても意図されている。
また、明細書又は特許請求の範囲に開示される方法は、これらの方法のそれぞれのステップの各々を実行するための手段を有するデバイスによって実行され得ることが注記される。
また、明細書又は特許請求の範囲に開示された複数のステップ又は機能の開示は特定の順序内にあるものとして解釈されなくてもよいことが理解されるべきである。したがって、複数のステップ又は機能の開示は、そのようなステップ又は機能が技術的理由のために互換可能でない場合でない限り、それらを特定の順序に限定するものではない。またさらに、実施例によっては、単一のステップは、複数のサブステップを含んでいてもよく、又はそれらに分割されてもよい。そのようなサブステップは、明示的に排除されない限り、この単一のステップの開示に含まれるとともにその一部となり得る。
Claims (14)
- 移動体通信システム(100)のための方法(500)であって、前記移動体通信システム(100)は複数のサブフレーム(210、220、230、240)を備えるダウンリンク無線フレーム(200)を用いて複数の関連の移動局(114)と通信する基地局(112)を備え、前記方法(500)は、
前記基地局(112)が、前記ダウンリンク無線フレーム(200)のマスタサブフレーム(210)を生成するステップ(511)であって、前記マスタサブフレーム(210)は、前記移動局(114)のいずれが前記ダウンリンク無線フレーム(200)の前記マスタサブフレーム(210)以外のサブフレーム(220、230、240)におけるスケジューリングのための候補であるのか及び前記移動局(114)のいずれが前記マスタサブフレーム(210)において前記基地局(112)によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報(300)を含む、ステップ(511)と、
前記基地局(112)が、前記マスタサブフレーム(210)を前記複数の関連の移動局(114)に送信するステップ(512)と、
前記複数の関連の移動局(114)のうちの少なくとも1つの移動局(114)が、前記マスタサブフレーム(210)の前記スケジューリング情報(300)を読み出すステップ(521)と、
前記少なくとも1つの移動局(114)が、前記マスタサブフレーム(210)の前記スケジューリング情報(300)に基づいて、前記少なくとも1つの移動局(114)がスケジューリングされ又はスケジューリングのための候補となる前記ダウンリンク無線フレーム(200)の前記サブフレーム(210、220、230、240)の少なくとも一部を処理するステップ(522)と
を備える方法(500)。 - 前記基地局(112)が、前記複数の関連の移動局(114)のうちの前記少なくとも1つの移動局(114)からチャネル状態情報を受信するステップであって、前記チャネル状態情報は前記基地局(112)によって以前に送信された少なくとも1つの更なるダウンリンク無線フレームに関連する、ステップと、
前記基地局(112)が、受信した前記チャネル状態情報に基づいて、リソース割当て値の集合を決定するステップであって、各リソース割当て値が、前記ダウンリンク無線フレーム(200)のサブフレーム(210、220、230、240)における前記複数の関連の移動局(114)のうちの移動局(114)に割り当てられるリソースの割合を示す、ステップと、
前記基地局(112)が、決定された前記リソースの割当て値の集合に基づいて、前記移動局(114)のいずれが前記マスタサブフレーム(210)において前記基地局(112)によってスケジューリングされるのか及びいずれの移動局(114)が前記ダウンリンク無線フレーム(200)の前記マスタサブフレーム(210)以外のサブフレーム(220、230、240)におけるスケジューリングのための候補となるのかを決定するステップと
をさらに備える請求項1に記載の方法(500)。 - 前記リソース割当て値の集合を決定するステップが、
前記受信されたチャネル状態情報に基づいて、達成可能レート値の集合を決定するステップであって、各達成可能レート値が、前記ダウンリンク無線フレーム(200)のサブフレーム(210、220、230、240)における前記複数の関連の移動局(114)のうちの移動局(114)についての予測達成可能レートを示す、ステップと、
決定された前記達成可能レート値の集合に基づいて、前記リソース割当て値の集合を決定するステップと
を備える、請求項2に記載の方法(500)。 - 前記リソース割当て値の集合を決定するステップが、
前記受信されたチャネル状態情報に基づいて、前記ダウンリンク無線フレーム(200)の各サブフレーム(210、220、230、240)及び前記複数の関連の移動局(114)の各移動局(114)についての予測達成可能レートを示す達成可能レート確率密度関数を決定するステップと、
決定された前記達成可能レート確率密度関数に基づいて、前記リソース割当て値の集合を決定するステップと
を備える、請求項2に記載の方法(500)。 - 前記いずれの移動局(114)が前記ダウンリンク無線フレーム(200)の前記マスタサブフレーム(210)以外のサブフレーム(220、230、240)におけるスケジューリングのための候補となるのかを決定するステップが、
前記ダウンリンク無線フレーム(200)の前記マスタサブフレーム(210)以外の各サブフレーム(220、230、240)について、前記対応するリソース割当て値に従って前記複数の関連の移動局(114)に移動局(114)のそれぞれの命令された集合を取得するように命令するステップ、及び前記それぞれのサブフレーム(220、230、240)におけるスケジューリングについて移動局(114)の前記それぞれの命令された集合のうちの最も高い対応のリソース割当て値を有するNTS個の移動局(114)を候補として選択するステップを備える、請求項2に記載の方法(500)。 - 前記移動局(114)のいずれが前記マスタサブフレーム(210)において前記基地局(112)によってスケジューリングされるのかを決定するステップが、
前記対応するリソース割当て値に従って前記複数の関連の移動局のうちの移動局(114)に移動局(114)の命令された集合を取得するように命令するステップと、
前記マスタサブフレーム(210)において移動局(114)の前記命令された集合のうちの最も高い対応のリソース割当て値を有するNTS個の移動局(114)をスケジューリングするステップと
を備える、請求項2に記載の方法(500)。 - 前記少なくとも1つの移動局(114)が、更なるチャネル状態情報を前記基地局(112)に送信するステップであって、前記更なるチャネル状態情報は前記ダウンリンク無線フレーム(200)の第2のサブフレームに先行する第1のサブフレームに関連し、前記少なくとも1つの移動局(114)が前記第2のサブフレームにおけるスケジューリングのための候補である、ステップと、
前記基地局(112)が、前記更なるチャネル状態情報及び前記マスタサブフレーム(210)の前記スケジューリング情報(300)に基づいて、前記第2のサブフレームにおいて前記マスタサブフレーム(210)における候補として特定された前記複数の関連の移動局(114)のうちの移動局(114)をスケジューリングするステップと、
前記基地局(112)が前記第2のサブフレームを生成するステップであって、前記第2のサブフレームが、いずれの移動局(114)が前記第2のサブフレームにおいて前記基地局(112)によってスケジューリングされるのかを示すサブスケジューリング情報を含む、ステップと
をさらに備える請求項1に記載の方法(500)。 - 前記複数の関連の移動局(114)のうちの各移動局(114)について、それぞれの専用物理ダウンリンクチャネルが前記基地局(112)によって割り当てられる、請求項1に記載の方法(500)。
- 前記マスタサブフレーム(210)が、前記ダウンリンク無線フレーム(200)の前記第1のサブフレームである、請求項1に記載の方法(500)。
- 移動体通信システム(100)であって、
複数の移動局(114)と、
複数のサブフレーム(210、220、230、240)を備えるダウンリンク無線フレーム(200)を用いて前記複数の移動局(114)と通信するための基地局(112)であって、前記移動局(114)が前記基地局(112)に関連付けられる、基地局(112)と
を備え、前記基地局(112)が、
前記ダウンリンク無線フレーム(200)のマスタサブフレーム(210)を生成するように構成されたプロセッサ(601)であって、前記マスタサブフレーム(210)は、前記移動局(114)のいずれが前記ダウンリンク無線フレーム(200)の前記マスタサブフレーム(210)以外のサブフレーム(220、230、240)におけるスケジューリングのための候補であるのか及び前記移動局(114)のいずれが前記マスタサブフレーム(210)において前記基地局(112)によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報(300)を含む、プロセッサ(601)と、
前記マスタサブフレーム(210)を前記複数の移動局(114)に送信するように構成された通信インターフェース(602)と
を備え、前記複数の移動局(114)のうちの移動局(114)が、
前記マスタサブフレーム(210)を受信するように構成された通信インターフェース(604)と、
前記マスタサブフレーム(210)の前記スケジューリング情報(300)を読み出し、前記マスタサブフレーム(210)の前記スケジューリング情報(300)に基づいて、前記移動局(114)がスケジューリングされ又はスケジューリングのための候補となる前記ダウンリンク無線フレーム(200)の前記サブフレーム(210、220、230、240)の少なくとも一部を処理するように構成されたプロセッサ(606)と
を備える、移動体通信システム(100)。 - 移動体通信システム(100)の基地局(112)のための方法(510)であって、前記基地局(112)は複数のサブフレーム(210、220、230、240)を備えるダウンリンク無線フレーム(200)を用いて複数の関連の移動局(114)と通信するように構成され、前記方法(510)は、
前記ダウンリンク無線フレーム(200)のマスタサブフレーム(210)を生成するステップ(511)であって、前記マスタサブフレーム(210)は、前記移動局(114)のいずれが前記ダウンリンク無線フレーム(200)の前記マスタサブフレーム(210)以外のサブフレーム(220、230、240)におけるスケジューリングのための候補であるのか及び前記移動局(114)のいずれが前記マスタサブフレーム(210)において前記基地局(112)によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報(300)を含む、ステップ(511)と、
前記マスタサブフレーム(210)を前記複数の関連の移動局(114)に送信するステップ(512)と
を備える方法(510)。 - 移動体通信システム(100)の基地局(112)であって、該基地局(112)は複数のサブフレーム(210、220、230、240)を備えるダウンリンク無線フレーム(200)を用いて複数の関連の移動局(114)と通信するように構成され、前記基地局(112)は、
前記ダウンリンク無線フレーム(200)のマスタサブフレーム(210)を生成するように構成されたプロセッサ(601)であって、前記マスタサブフレーム(210)は、前記移動局(114)のいずれが前記ダウンリンク無線フレーム(200)の前記マスタサブフレーム(210)以外のサブフレーム(220、230、240)におけるスケジューリングのための候補であるのか及び前記移動局(114)のいずれが前記マスタサブフレーム(210)において前記基地局(112)によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報(300)を含む、プロセッサ(601)と、
前記マスタサブフレーム(210)を前記複数の関連の移動局(114)に送信するように構成された通信インターフェース(602)と
を備える基地局(112)。 - 移動体通信システム(100)の移動局(114)のための方法(520)であって、前記移動体通信システム(100)は、複数のサブフレーム(210、220、230、240)を備えるダウンリンク無線フレーム(200)を用いて複数の関連の移動局(114)と通信する基地局(112)を備え、前記ダウンリンク無線フレーム(200)は、前記移動局(114)のいずれが前記ダウンリンク無線フレーム(200)のマスタサブフレーム(210)以外のサブフレーム(220、230、240)におけるスケジューリングのための候補であるのか及び前記移動局(114)のいずれが前記マスタサブフレーム(210)において前記基地局(112)によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報(300)を含む前記マスタサブフレーム(210)を備え、前記方法(520)は、
前記マスタサブフレーム(210)の前記スケジューリング情報(300)を読み出すステップ(521)と、
前記マスタサブフレーム(210)の前記スケジューリング情報(300)に基づいて、前記移動局(114)がスケジューリングされ又はスケジューリングのための候補となる前記ダウンリンク無線フレーム(200)の前記サブフレーム(210、220、230、240)の少なくとも一部を処理するステップ(522)と
を備える方法(520)。 - 移動体通信システム(100)の移動局(114)であって、前記移動体通信システム(100)は、複数のサブフレーム(210、220、230、240)を備えるダウンリンク無線フレーム(200)を用いて複数の関連の移動局(114)と通信する基地局(112)を備え、前記ダウンリンク無線フレーム(200)は、前記移動局(114)のいずれが前記ダウンリンク無線フレーム(200)のマスタサブフレーム(210)以外のサブフレーム(220、230、240)におけるスケジューリングのための候補であるのか及び前記移動局(114)のいずれが前記マスタサブフレーム(210)において前記基地局(112)によってスケジューリングされるのかを示すスケジューリング情報(300)を含む前記マスタサブフレーム(210)を備え、前記移動局(114)は、
前記マスタサブフレーム(210)を受信するように構成された通信インターフェース(604)と、
前記マスタサブフレーム(210)の前記スケジューリング情報(300)を読み出し、前記マスタサブフレーム(210)の前記スケジューリング情報(300)に基づいて、前記移動局(114)がスケジューリングされ又はスケジューリングのための候補となる前記ダウンリンク無線フレーム(200)の前記サブフレーム(210、220、230、240)の少なくとも一部を処理するように構成されたプロセッサ(606)と
を備える移動局(114)。
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