JP2019526474A - 積層装入体の真空成形 - Google Patents

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Abstract

成形工程において、成形ツールと不透過性シートとの間に、不透過性シートに積層装入体を成形ツールの雄型コーナー部に対して及び成形ツールの雌型コーナー部の中に押し付けさせる吸引力が発生される。成形ツールの雄型コーナー部は、積層装入体の第一の部分と第二の部分との間に位置し、成形ツールの雌型コーナー部は、積層装入体の第二の部分と第三の部分との間に位置する。成形工程の過程で、成形ツールと積層装入体の部分との間にガスが注入されて、成形ツールと積層装入体の第三の部分との間にガスクッション部が作り出される。このガスクッション部は、積層装入体が成形ツールの雌型コーナー部の中に押し付けられる際に、積層装入体の第三の部分が成形ツールに固定されてしまうことを防止する。所望に応じて、吸引力は、一連の段階で真空開口部を通して空気を吸引することによって発生される。【選択図】図1

Description

本発明は、積層装入体を成形する方法に関する。本発明はまた、積層装入体を成形するための成形ツール及び装置に関する。装入体は、限定されないが、典型的には、複合材料であるか、又は後に注入されて複合材料を形成するプリフォームである。
複合材料を真空成形する公知の方法は、米国特許第4562033号明細書に記載されている。プリプレグが、加熱された成形型上に配置され、微孔性フィルム材のシート、ブリーザー材、及び不透過性膜で覆われる。
いくつかの公知の真空成形プロセスでの問題点は、成形ツールに固定されてしまうことなしに成形ツールの雌型コーナー部へ装入体を簡単に吸引させることが困難であり得ることである。
プリフォーム材のシートを成形するための別の公知の方法は、米国特許第4946640号明細書に記載されている。
本発明の第一の態様は、請求項1に記載の積層装入体を成形する方法を提供する。真空成形工程の過程で、成形ツールと積層装入体の第三の部分との間にガスが注入されて、成形ツールと積層装入体の第三の部分との間にガスクッション部が作り出される。ガスクッション部は、積層装入体が成形ツールの雌型コーナー部の中に押し付けられる際に、積層装入体の第三の部分が成形ツールに固定されてしまうことを防止する。
成形工程の後、装入体は、装入体の第三の部分へ吸引力を適用することなく、ツールから取り出すことができる。しかし、より典型的には、方法は、成形ツールと積層装入体の第三の部分との間のガスの注入を停止すること、及び成形ツールと不透過性シートとの間に、不透過性シートに積層装入体の第三の部分を成形ツールに対して押し付けさせる吸引力を発生させることをさらに含む。
所望に応じて、積層装入体の第三の部分は、エッジを有するフランジ部であり、成形ツールと積層装入体の第三の部分との間に注入されたガスの少なくとも一部は、フランジ部のエッジを通って流れることによってガスクッション部から排出される。別の選択肢として、成形ツールと積層装入体の第三の部分との間に注入されたガスは、層状装入体の厚さ方向を通って流れることによって、又は成形ツールの第二の面にある真空開口部に流れることによって、ガスクッション部から排出されてもよい。
層状装入体の第三の部分は、エッジを有するフランジ部であってよく、又はそれは、延びてさらなるコーナー部を、例えば階段形状を形成してもよい。
不透過性シートに積層装入体を成形ツールの雄型コーナー部に対して及び成形ツールの雌型コーナー部の中に押し付けさせる吸引力、並びに不透過性シートに積層装入体の第三の部分を成形ツールに対して押し付けさせる吸引力は、同じ真空発生装置によって、又は異なる真空発生装置によって発生されてもよい。成形ツールのコーナー部は、いかなる角度又は形状であってもよい。成形ツールの表面は、いかなる角度又は形状であってもよい。
典型的には、ガスは、圧縮ガスであり、例えば、圧縮ガスボンベからである。
ガスは、空気であってよく、又は他の適切ないかなるガスであってもよい。
方法は、少なくとも、装入体を「Z」形状に成形するために用いられてよいが、それはまた、シルクハット形状、オメガ形状、又は階段形状などのより複雑な形状に成形するために用いられてもよい。好ましい例では、積層装入体は、第四及び第五の部分を有し;成形ツールは、第二の雄型コーナー部及び第二の雌型コーナー部を有し;並びに方法は、成形工程において、成形ツールと不透過性シートとの間に、不透過性シートに積層装入体を成形ツールの第二の雄型コーナー部に対して及び成形ツールの第二の雌型コーナー部の中に押し付けさせる吸引力を発生させることであって、成形ツールの第二の雄型コーナー部は、積層装入体の第一の部分と第四の部分との間に位置し、成形ツールの第二の雌型コーナー部は、積層装入体の第四の部分と第五の部分との間に位置する、吸引力を発生させること、及び成形工程の過程において、成形ツールと積層装入体の第五の部分との間に第二のガスクッション部を作り出すために、成形ツールと積層装入体の第五の部分との間にガスを注入すること、をさらに含む。
第二のガスクッション部は、第一のガスクッション部と同じ機能を実行し、それは、積層装入体が成形ツールの雌型コーナー部の中に押し付けられる際に、積層装入体の第五の部分が成形ツールに固定されてしまうことを防止する。これによって、装入体をシルクハット形状又はオメガ形状に成形することが可能となる。
雄型コーナー部は、成形ツールの第一の面と成形ツールの第二の面との間に位置し、雌型コーナー部は、成形ツールの第二の面と成形ツールの第三の面との間に位置する。成形ツールは、成形ツールの第一、第二、及び第四の面に、並びに/又は真空ツールの雄型コーナー部に、並びに/又は成形ツールの雌型コーナー部に、真空開口部を有してよい。そのような真空開口部が備えられた場合、吸引力は、真空開口部を通してガスを吸引することによって発生される。別の選択肢として、真空は、そのような真空開口部を用いることなく適用されてもよい。
ガス注入開口部が、成形ツールの第三及び第五の面に備えられてよい。そのようなガス注入開口部が備えられた場合、ガスは、ガス注入開口部を通して、成形ツールと積層装入体との間に注入される。別の選択肢として、ガスは、そのようなガス注入開口部を用いることなく注入されてもよい。
本発明の第二の態様は、請求項16に記載の積層装入体を成形するための成形ツールを提供する。成形ツールは、成形ツールの第一及び第二の面に真空開口部を有する。真空開口部は、真空開口部を通して成形ツールの第一及び第二の面からガスを吸引することによって成形ツールの第一及び第二の面に隣接して吸引力を作り出すように配列される。真空ポートが、所望に応じて真空マニホールドを介して、真空開口部と流体連結されて備えられる。
ガス注入開口部も、成形ツールの第三の面に備えられる。ガス注入開口部は、ガス注入開口部からガスを注入することによって成形ツールの第三の面に隣接してガスクッション部を作り出すように配列される。これらのガス注入開口部は、成形ツールにある孔、スロット、又は溝のアレイを備え得る。別の選択肢として、成形ツールは、真空開口部を提供する微細孔を有する多孔質材料によって形成されていてもよい。ガスポートが、所望に応じてガスマニホールドを介して、ガス注入開口部と流体連結されて備えられる。
所望に応じて、真空マニホールドは、真空ポートを真空開口部と結合させており、真空ポートは、真空マニホールドを介して真空開口部と流体連結されている。
所望に応じて、ガスマニホールドは、ガスポートをガス注入開口部と結合させており、ガスポートは、ガスマニホールドを介してガス注入開口部と流体連結されている。
モーター駆動ポンプなどの真空発生装置が、真空ポートに結合されてよい。真空発生装置は、真空開口部及び真空ポートを通して成形ツールの第一及び第二の面からガスを吸引することによって吸引力を発生させるように配列される。
圧縮空気シリンダー又はモーター駆動ポンプなどのガス源が、ガス注入ポートに結合されてよい。ガス源は、ガスポートを通して注入開口部からガスを注入することによってガスクッション部を作り出すように配列される。
成形ツールは、少なくとも、装入体を「Z」形状に成形するために用いられてよいが、それはまた、シルクハット形状、オメガ形状、又は階段形状などのより複雑な形状に成形するために用いられてもよい。所望に応じて、成形ツールは、第四及び第五の面;成形ツールの第一の面と第四の面との間に位置する第二の雄型コーナー部;成形ツールの第四の面と第五の面との間に位置する第二の雌型コーナー部;成形ツールの第四の面にある真空開口部の第二のセットであって、真空開口部の第二のセットは、真空開口部を通して成形ツールの第四の面からガスを吸引することによって成形ツールの第四の面に隣接して吸引力を作り出すように配列され、真空ポートが、真空開口部の第二のセットと流体連結されている、真空開口部の第二のセット;成形ツールの第五の面にあるガス注入開口部の第二のセットであって、ガス注入開口部の第二のセットは、ガス注入開口部の第二のセットからガスを注入することによって成形ツールの第五の面に隣接して第二のガスクッション部を作り出すように配列されている、ガス注入開口部の第二のセット;並びにガス注入開口部の第二のセットと流体連結されている第二のガスポート、を有する。これによって、成形ツールによる装入体のシルクハット形状又はオメガ形状への成形が可能となる。
真空開口部は、第一及び第二の面のみに存在してもよいが、より好ましくは、雄型コーナー部真空開口部が、成形ツールの雄型コーナー部に、又はその各々に備えられ、雄型コーナー部真空開口部は、雄型コーナー部真空開口部を通して成形ツールの雄型コーナー部からガスを吸引することによって成形ツールの雄型コーナー部に隣接して吸引力を作り出すように配列され、真空ポートは、雄型コーナー部真空開口部と流体連結されている。同様に、雌型コーナー部真空開口部が、成形ツールの雌型コーナー部に、又はその各々に備えられてよく、雌型コーナー部真空開口部は、雌型コーナー部真空開口部を通して成形ツールの雌型コーナー部からガスを吸引することによって成形ツールの雌型コーナー部に隣接して吸引力を作り出すように配列され、真空ポートは、雌型コーナー部真空開口部と流体連結されている。
所望に応じて、成形ツールは、1対の周囲溝部を備え、各溝部は、第一の面の対応する周囲エッジに沿い、雄型コーナー部の対応する周囲エッジを曲がり、第二の面の対応する周囲エッジに沿って延び、雌型コーナー部で終端となる。
本発明の第三の態様は、請求項26に記載の積層装入体を成形するための装置を提供する。真空系は、成形ツールの第一及び第二の面からガスを吸引することによって成形ツールの第一及び第二の面に隣接して吸引力を作り出すように配列され;ガス注入系は、成形ツールの第三面に隣接してガスを注入することによって成形ツールの第三の面に隣接してガスクッション部を作り出すように配列される。真空系は、成形ツールの第一及び第二の面にある真空開口部を用いて吸引力を作り出してよく、又はそれは、バギングフィルムを通して空気を吸引することを例とする他の何らかの方法で吸引力を作り出してもよい。典型的には、真空系は、モーター駆動ポンプなどの真空発生装置を備える。同様に、ガス注入系は、例えば成形ツールの第三の面にあるガス注入開口部を介して、成形ツールの第三の面からガスを注入することによってガスクッション部を作り出すように配列されてよく、又はそれは、側部から装入体のエッジの下に空気を注入することを例とする他の何らかの方法でガスクッション部を作り出してもよい。典型的には、ガス注入系は、圧縮空気シリンダー又はモーター駆動ポンプなどのガス源を備える。
本発明の第四の態様は、請求項31に記載の積層装入体を成形する方法を提供する。ガス(典型的には空気)は、一連の段階で成形表面にある開口部を通して吸引され、一連の段階の各段階では、積層装入体の異なる部分が成形表面に対して押し付けられる。成形ツールの全体にわたって同時にではなく、一連の段階で減圧力を発生させることにより、波のような又は少しずつの動きで装入体を成形表面に対して押し付けることが可能となり、これによって、最終製品のより良好な強化及びシワの低減を得ることができる。
本発明の第五の態様は、請求項41又は請求項42に記載の積層装入体を成形するための成形ツールを提供する。第一及び第二の制御バルブ又は真空発生装置が個別に運転されることで、それぞれ真空開口部の第一及び第二のセットによって発生される吸引力を独立して制御することができる。
以下のコメントは、請求項31の方法に当てはまり、該当する場合は、請求項41及び42の成形ツールにも当てはまる。
所望に応じて、ガスが、真空開口部の第二のセットを通して交互に吸引され、次に吸引されないとなるように、一連の段階の第二の段階の後、一連の段階の第一及び第二の段階が順に繰り返される。
一連の段階の第二の段階の過程で、ガスは、真空開口部の第一及び第二のセットの両方を通して吸引されてよく、又は真空開口部の第二のセットを通してのみ吸引されてもよい。
所望に応じて、一連の段階の第一の段階の過程では、積層装入体の第二の部分は、成形表面と接触しておらず、一連の段階の第二の段階の過程では、積層装入体の第二の部分は、成形表面と接触する。
成形表面は、比較的平坦な形状、又はコーナー部のない連続的に曲がった形状を含むいかなる形状を有していてもよい。より典型的には、成形表面は、一対の面、及び一対の面の間に位置する雄型コーナー部又は雌型コーナー部を備える。一対の面は、実質的に平面であってよく、又はそれらは、勾配若しくは他の非平面フィーチャで形成されていてもよい。所望に応じて、真空開口部の第一のセットは、面のうちの一方に存在し、真空開口部の第二のセットは、面のうちの他方に存在する。別の選択肢として、真空開口部の第一のセットは、面のうちの一方に存在し、真空開口部の第二のセットは、雄型又は雌型コーナー部に存在する。いずれの場合でも、一連の段階で真空を適用することにより、コーナー部にシワが形成するリスクを低減することができ、及び/又はコーナー部での積層装入体の強化を増強することができる。所望に応じて、真空開口部の第三のセットが、面のうちの他方に存在し、一連の段階の第三の段階の過程で、ガスは、積層装入体の第三の部分が面のうちの他方に対して押し付けられるように、真空開口部の第三のセットを通して吸引される。ガスは、典型的には、一連の段階の第一又は第二の段階の過程では、真空開口部の第三のセットを通して吸引されない。
成形表面は、単一のコーナー部のみを有していてよいが、好ましい実施形態では、成形表面は、第一、第二、及び第三の面;第一の面と第二の面との間に位置する雄型コーナー部;並びに第二の面と第三の面との間に位置する雌型コーナー部を備える。所望に応じて、真空開口部の第一のセットは、第一の面及び/又は雄型コーナー部及び/又は第二の面に存在し、真空開口部の第二のセットは、雌型コーナー部及び/又は第三の面に存在する。1つの実施形態では、真空開口部の第二のセットは、雌型コーナー部に存在し、真空開口部の第三のセットは、第三の面に存在し、及び一連の段階の第三の段階の過程で、ガスは、積層装入体の第三の部分が成形表面に対して押し付けられるように、真空開口部の第三のセットを通して吸引される。ガスは、典型的には、一連の段階の第一又は第二の段階の過程では、真空開口部の第三のセットを通して吸引されない。別の選択肢として、真空開口部の第一のセットは、第一の面に存在し、真空開口部の第二のセットは、第二の面に存在し、真空開口部の第三のセットは、第三の面に存在する。一連の段階の第三の段階の過程で、ガスは、積層装入体の第三の部分が成形表面に対して押し付けられるように、真空開口部の第三のセットを通して吸引される。ガスは、典型的には、一連の段階の第一又は第二の段階の過程では、真空開口部の第三のセットを通して吸引されない。
所望に応じて、一連の段階の第一及び/又は第二の段階の過程で、ガスは、成形表面と積層装入体の第三の部分との間にガスクッション部を作り出すために、真空開口部の第三のセットを通して注入される。
好ましい実施形態では、一連の段階は、5つの段階を含み、そこでは、第一の面にある真空開口部、雄型コーナー部にある真空開口部、第二の面にある真空開口部、雌型コーナー部にある真空開口部、そして次に第三の面にある真空開口部を通して、この順でガスが吸引される。
真空発生装置(又はその各々)は、モーター駆動ポンプなどのポンプ、又は他の適切ないかなる真空源であってもよい。
請求項41に記載の成形ツールの場合、第一及び第二の制御バルブが個別に運転されることで、それぞれ真空開口部の第一及び第二のセットによって発生される吸引力を独立して制御することができる。言い換えると、第一及び第二の制御バルブは、互いに独立して運転することができる。所望に応じて、制御バルブは、ボールバルブであるか、又は「オン」設定及び「オフ」設定を有する他のいかなるバルブであってもよい。
請求項42に記載の成形ツールの場合、第一及び第二の真空発生装置が個別に運転されることで、それぞれ真空開口部の第一及び第二のセットによって発生される吸引力を独立して制御することができる。言い換えると、第一及び第二の真空発生装置は、互いに独立して運転することができる。例えば、第一及び第二の真空発生装置は、吸引力を独立して制御するために起動及び停止とされてよく、又は第一及び第二の真空発生装置は、各々、吸引力を独立して制御するために起動及び停止とすることができるボールバルブなどの対応する制御バルブを有していてもよい。
所望に応じて、第二の真空発生装置は、真空開口部の第二のセットを通して成形表面からガスを吸引する真空発生モードと、成形表面に隣接してガスクッション部を発生させるように、真空開口部の第二のセットを通してガス(典型的には空気)を注入するガス注入モードとの間で切り替えられ得る。
以下のコメントは、本発明のすべての態様に当てはまる。
成形ツールの面は、実質的に平面であってよく、又はそれらは、勾配若しくは他の非平面フィーチャで形成されていてもよい。
開口部は、成形ツールにある孔、スロット、又は溝のアレイを備え得る。別の選択肢として、成形ツールは、開口部を提供する微細孔を有する多孔質材料によって形成されていてもよい。
所望に応じて、成形ツールの上に取り付けることができるバギングフィルムなどの不透過性シートが備えられる。
不透過性シートは、バギングフィルム、膜、又は不透過性及び可撓性である他のいずれのシート材であってもよい。不透過性シートは、成形ツールの上で張力を掛けられた状態とされてよい。不透過性シートは、典型的には、成形ツールの上部エッジから離れる方向に張力を掛けられてよい。不透過性シートに掛けられる張力は、典型的には、軸張力であってよい。張力は、手作業で掛けられてよい。張力は、機械によって掛けられてよい。不透過性シートに機械によって張力を掛けることができる1つの方法は、カム機構を介するものである。不透過性シートは、張力を掛けられると伸長し得る。張力は、成形操作の過程で、典型的には、成形ツールの雄型コーナー部周辺での装入体の成形が終わった時点で、開放されてよい。張力は、ツールの回りにシートが形を成すに従ってカム機構を回転させることによって開放されてよい。不透過性シートは、クランプ固定されていてよい。不透過性シートは、典型的には、成形ツールに対してクランプ固定されていてよい。成形ツールは、装入体よりも大きくてよい。不透過性シートは、手作業でクランプ固定されてよい。不透過性シートは、クランプ機構を介して、機械によってクランプ固定されてよい。不透過性シートは、開放可能にクランプ固定されてよい。クランプ開放機構は、自動化されていてよい。不透過性シートを機械によってクランプ固定する1つの方法は、カム機構を介するものであり、この場合、カムが、不透過性シートをクランプ固定する。別の選択肢として、不透過性シートは、開放可能ブロックによってクランプ固定されてもよい。クランプ機構は、格納式であってよい。不透過性シートは、同時に、クランプ固定され、張力を掛けられてよい。クランプ固定力は、典型的には、張力に対して異なる方向に掛けられる。クランプ固定力は、第三の成形ツール表面に対して垂直である方向に掛けられてよい。不透過性シートは、成形ツールの反対側の表面上にクランプ固定されてよい。
積層装入体は、2つ以上の層の、典型的には、10以上の層の積層体を備える。
積層装入体は、非繊維層の積層体を備えていてよいが、典型的には、それは、繊維層の積層体を備える。繊維層の繊維は、炭素繊維、又は他の適切ないかなる材料から作られた繊維であってもよい。繊維層が好ましいのは、繊維層が、比較的高い多孔度を有することができ、このことは、装入体を通してのガスの流れを可能とするのに有益であるからである。
繊維層は、プリプレグ層であってよく、各プリプレグ層は、マトリックス材で含浸された繊維の層を備える。しかし、より好ましくは、積層装入体は、所望に応じてバインダーを含有するドライ繊維層の積層体を備える。そのようなドライ繊維層は、プリプレグ層よりも高い多孔度を有し、このことは、装入体を通してのガスの流れを可能とするのに有益である。所望に応じて、ドライ繊維層の積層体は、レジンフィルムインフュージョン法のための前駆体として、ドライ繊維層が挿入された樹脂フィルム層を含む。
所望に応じて、方法は、不透過性シートが積層装入体の第三の部分を成形ツールに対して押し付けた後、積層装入体のドライ繊維層に液体マトリックス材を注入することをさらに含む。これは、レジントランスファーモールディング法、レジンフィルムインフュージョン法、又は他の適切ないかなる方法によって実現されてもよい。
ドライ繊維層は、成形ツール上で注入されてよいが、より典型的には、それらは、インフュージョンツール上で注入される。インフュージョンツールは、成形ツールと同じ雄型プロファイルを有していてよいが、より典型的には、方法は、不透過性シートが積層装入体の第三の部分を成形ツールに対して押し付けた後、成形ツールから積層装入体を取り出すこと;インフュージョンツール上に、インフュージョンツールの雌型コーナー部が積層装入体の第一の部分と積層装入体の第二の部分との間に位置し、インフュージョンツールの雄型コーナー部が積層装入体の第二の部分と積層装入体の第三の部分との間に位置するように積層装入体を配置すること;並びにインフュージョンツール上の積層装入体のドライ繊維層に液体マトリックス材を注入すること、をさらに含む。
インフュージョンツールは、成形ツールに対して反転した相補的形状を備えていてよい。所望に応じて、インフュージョンツールは、第一、第二、及び第三の面、インフュージョンツールの第一の面と第二の面との間に位置する雌型コーナー部、並びにインフュージョンツールの第二の面と第三の面との間に位置する雄型コーナー部を有する。
ここで、本発明の実施形態を、添付の図面を参照して記載する。
図1は成形ツールの側面図である。 図2は成形ツールの成形部分の透視図である。 図3は成形部分の前面図である。 図4は成形部分の上面図である。 図5はベース部の透視図である。 図6はベース部の内部構造の透視図である。 図7はベース部の側面図である。 図8はベース部の上面図である。 図9は空気及び真空の供給部と結合された成形ツールの模式図である。 図10は積層装入体を成形する方法における第一の工程を示す側面図である。 図11は装入体を示す拡大断面図である。 図12はレイアップテーブルを取り除く方法工程の側面図である。 図13は格納式レイアップテーブルが取り除かれた後の成形ツール及び装入体の側面図である。 図14はバギングフィルムを適用する方法工程の側面図である。 図15は成形工程を示す側面図である。 図16は成形工程の過程におけるベース部内部構造内での空気の流れを示す透視図である。 図17は成形工程終了時における成形ツール及び装入体の側面図である。 図18は成形ツールに対してシールされたバギングフィルムを示す拡大断面図である。 図19は3つの真空ポンプと結合された成形ツールの模式図である。 図20は成形された装入体の脱気(debulking)の過程における成形ツール及び装入体の側面図である。 図21は雌型インフュージョンツール上で注入されている装入体の断面図である。 図22は別の選択肢としての成形ツールの側面図である。 図23は図22の成形ツールの分解透視図である。 図24は図22の成形ツールの透視図である。 図25は2つのポンプのバルブ及びポートへの接続方法を示す模式図である。 図26は別の選択肢としての接続配列を示す模式図である。 図27はボールバルブを示す成形ツールの透視図である。 図28は成形の一連の段階の段階5及び16の過程におけるポートから入る及び出る空気の流れを示す成形ツールの透視図である。 図29は成形の一連の段階の段階5及び16の過程における吸引力及び空気クッション部を示す成形ツールの断面側面図である。 図30は成形の一連の段階の段階10及び19の過程におけるポートから出る空気の流れを示す成形ツールの透視図である。 図31は成形の一連の段階の段階10及び19の過程における吸引力を示す成形ツールの断面側面図である。
積層装入体を成形するための成形ツール10が、図1に示される。成形ツールは、図5〜7に示されるベース部30上に取り付けられた図2〜4に示される成形部分20を備える。
成形部分20は、「オメガ形状」を形成する5つの部分1〜5を有する。5つの部分1〜5は、曲げコーナー部分6〜9によって接続されている。各部分1〜5は、おおよそ平面である対応する外側面1a〜5aを有し、各コーナー部分6〜9は、雄型コーナー部又は雌型コーナー部のいずれかを形成する曲げ外側面6a〜9aを有する。したがって、第一の雄型コーナー部6aは、成形部分の第一及び第二の面1a、2aの間に位置し、第一の雌型コーナー部7aは、成形部分の第二及び第三の面2a、3aの間に位置する。成形部分20の他方の半分は、図1の鏡面Xで示されるように、対称になっており、第二の雄型コーナー部8aは、成形部分の第一及び第四の面1a、4aの間に位置し、第二の雌型コーナー部9aは、成形部分10の第四及び第五の面4a、5aの間に位置する。
図2に示されるように、成形部分20は、穿孔されて、成形部分10の第一、第二、及び第四の面1a、2a、4aに真空孔21のアレイを、並びに成形部分10の第三及び第五の面3a、5aにガス注入孔22の同様のアレイを形成している。成形部分の雄型コーナー部にも、雄型コーナー部真空孔21aが、成形部分の雌型コーナー部の雌型コーナー部真空孔21bと共に備えられている。真空孔21、21a、21bは、以下でさらに詳細に記載するように、成形ツールの面1a、2a、4aに隣接して吸引力を作り出すように配列されている。同様に、ガス注入孔22は、さらに詳細に記載するように、成形ツールの面3a、5aに隣接してガスクッション部を作り出すように配列されている。
1対の周囲溝部23、24は、面1a、2a、4aの対応する周囲エッジ、並びに第一及び第二の雄型コーナー部6a、8aの対応する周囲エッジに沿って延びている。溝部23、24は、真空孔25、26を有し、雌型コーナー部7a、9aで終端となる。
ベース部30は、図6に示される支持網目構造、及び図5に示されるマウント構造31を備える。支持網目構造は、5個の水平プレート32、コーナー部6a〜9aに対して平行に延びる10個の軸方向リブ33、33’、並びにコーナー部6a〜9aに対して横切る方向に延びる7個の横方向リブ34を備える。プレート32及び横方向リブ34は、それぞれ、孔32a及び34aで穿孔されている。軸方向リブ33のうちの8個は、同様に孔33aで穿孔されているが、軸方向リブのうちの2個は(33’と表示)、穿孔されておらず、すなわち、それらは、そのような孔を有さずに連続的である。これらの連続リブ33’は、以下で、分割リブ33’と称される。
図7は、2つの分割リブ33’が示されるベース部30の側面図である。分割リブ33’及びマウント構造31は、ベース部30を、図7において中央真空室35、及び1対の陽圧室36で示される3つの室に分けている。穿孔されたリブ32〜34は、室35、36内でリブを横切ってガスが流れることを可能とし、分割リブ33’は、室35、36間をガスが流れることを防いでいる。
成形部分20がベース部30に取り付けられる前は、図7及び8に示される真空テープ37が、分割リブ33’の上部エッジに沿って取り付けられている。同様に、真空テープ38の枠が、マウント構造31の上部エッジに沿って取り付けられている。真空テープ37、38は、成形部分20との接合部分をシールする。
図5に示される真空ポート40は、マウント構造31を通って、図6に示される真空チャンバーの中央チャネル41に入っている。真空ポート40は、真空チャンバー35を介して、真空孔21、21a、21b、25、26と流体連結されている。中央チャネル41は、真空ポート40を真空孔と結合させる真空マニホールドとして作用し、すなわち、真空ポート40は、真空マニホールド41を介して真空孔と流体連結されている。
やはり図5に示されるガスポート42は、マウント構造31を通って、図6に示される陽圧チャンバーの中央チャネル43に入っている。ガスポート42は、陽圧チャンバー36を介して、ガス注入孔22と流体連結されている。各中央チャネル43は、対応するガスポートをガス注入開口部と結合させるガスマニホールドとして作用し、すなわち、ガスポート42は、ガスマニホールド43を介してガス注入開口部と流体連結されている。
成形ツールを運転するために、図9に示される真空ポンプが、真空ポート40に結合される。真空ポンプは、真空孔及び真空ポート40を通して成形ツールの面1a、2a、4aからガスを吸引することによって、吸引力を発生させる。適切な真空ポンプは、Schmalzから入手可能である品番SGBL−FU 335−250−ERである。これは、吸引容量を連続的に調節可能である周波数制御真空ブロワである。
同様に、図9に示される圧縮空気供給部が、ガスポート42に結合される。各ガス源は、以下でさらに詳細に記載するように、ガスポート42を通ってガス注入開口部から圧縮空気を注入することによって、対応するガスクッション部を作り出す。圧縮空気供給部は、例えば、圧縮ガスボンベ又は圧縮ガスポンプであってよい。
図10は、既に記載した装置を用いて積層装入体を成形する方法における第一の工程を示す。積層装入体50は、成形ツールの(上側)第一の表面1a及び1対の格納式レイアップテーブル58によって提供される水平レイアップ表面上にレイアップされる。積層装入体は、水平レイアップ表面上に1枚ずつレイアップされる図11に示されるドライ繊維層56の積層体を備える。層56の数は、典型的には、約15層(3mmの装入体)から約120層(40mmの装入体)までの範囲内である。各層は、炭素繊維若しくは他の繊維の編布又は織布を備え、典型的にはトリコット縫いで縫われたものであるが、鎖縫いなどの他の縫い方も可能である。各層は、典型的には粉末又はベールの形態であるバインダー材及び/又は強靭化材を含有するが、それは、樹脂による予備含浸が成されていないために比較的開放された多孔質構造を有するという意味で「ドライ」である。所望に応じて、積層体は、積層体の最上部及び/又は最下部に、剥離層、又はブリーザー層などの他のいかなる多孔質膜を含んでもよい。
次に、格納式レイアップテーブル58が、図10に矢印で示した経路に従って下げられ、それによって、図12に示されるように、装入体50は、それ自体の重さによって、雄型コーナー部6a、8aの上に垂れ下がる。図13は、格納式レイアップテーブル58が取り除かれた後の装入体50を示し、装入体50のエッジが、成形ツールの外側面3a、5aと接触している。次に、図14に示されるように、バギングフィルム60が成形ツールの上に取り付けられる。バギングフィルム60のエッジはシールされていないことに留意されたい。
図15に示される成形工程では、真空ポンプが起動されて、成形ツールとバギングフィルム60との間に吸引力が発生される。下向きで面1aから離れる方向に、バギングフィルム60に対して張力が掛けられ、それによって、バギングフィルムは、面1aの層51上で張力を掛けられた状態となる。次に、バギングフィルムは、フランジ53及び55がクランプとツールとの間にクランプ固定されないことを確実にしながら、外側面3a及び5aのエッジの周囲でクランプ固定される。バギングフィルムは、図15に示されるように、外側面3a及び5aのエッジの長さ方向に沿った1又は複数の位置で、手作業で、又はクランプ機構62を介してクランプ固定されてよい。ツールとバギングフィルム60との間の吸引力により、バギングフィルム60は、成形ツールの雄型コーナー部に沿って、それに対して積層装入体を押し付ける。クランプ機構62は、雄型コーナー部領域で作用する張力を増加させ、このことは、成形プロセスの過程で、表面1aに隣接する層51の間に存在する空気を、装入体の他の表面に隣接する層の間に存在する空気が押出されるよりも優先して押出すことを可能とし、これによって、その部分の容積減少が実現され、雄型コーナー部でのシワ発生も防止される。吸引力によって、バギングフィルムが、面2a及び4aに対して積層装入体の部分52及び54を押し付けるに従って、クランプ機構は回転されてバギングフィルムを開放し、それによって、バギングフィルムは、成形ツールの雌型コーナー部に沿って、その中に積層装入体を押し付けることが可能となる。この減圧力は、図15に内側に向いた矢印70で示され、それは、真空孔を介しての真空室35への空気の負の流れも示している。バギングフィルムをクランプ固定する工程は、例えば容積がより小さいより薄い層の積層体の場合など、所望される場合は省略されてもよい。
装入体50は、それぞれ51から55の番号が付与された第一、第二、第三、第四、及び第五の部分を有する。成形ツールの雄型コーナー部6a、8aは、それぞれ、装入体の第一及び第二の部分51、52の間、並びに装入体の第一及び第四の部分51、54の間に位置する。成形ツールの雌型コーナー部7a、9aは、それぞれ、装入体の第二及び第三の部分52、53の間、並びに装入体の第四及び第五の部分54、55の間に位置する。装入体の第三及び第五の部分53、55は、以下ではフランジ53、55と称する。
成形工程の過程において、圧縮空気71が成形ツールと装入体のフランジ53、55との間に注入されて、成形ツールとフランジ53、55との間にガスクッション部を作り出すように、圧縮空気供給部も起動される。各ガスクッション部72は、装入体が成形ツールの雌型コーナー部7a、9aの中に押し付けられる際に、その対応するフランジ53、55が成形ツールに固定されてしまうことを防止する。ガスクッション部72は、フランジ53、55と成形ツールとの間の摩擦が比較的小さくなるように、フランジ53、55を効果的に持ち上げる。フランジ53、55は、成形ツールとの接触がなくなるようにガスクッション部によって完全に持ち上げられてもよいが、より典型的には、フランジは、はためくような又は波打つような動きをして、成形ツールと間欠的に接触する。
ドライ繊維装入体50が比較的高多孔質であることは、図15の矢印73によって示されるように、各ガスクッション部72からの空気の一部が、装入体のフランジ53、55を通り抜けて、その後バギングフィルムの下から排出されることを意味する。圧縮空気がこの経路を介して容易に排出可能となるように、バギングフィルム60が成形ツールに対してシールされていないことには留意されたい。圧縮空気の一部はまた、フランジ53、55のエッジを通ってその下を流れ、バギングフィルムの下から流れ出ることによっても、ガスクッション部72から排出される。圧縮空気の一部はまた、直接、ガス注入孔から真空孔を介して真空室35の中にも流れる。このことは、真空ポンプの効率を僅かに妨げることになるが、そのような効率の低下は、許容可能であることが見出された。
図16は、上記で記載した成形工程の過程における、リブの網目構造から入る及び出る空気の流れを示す。所望に応じて、リブを通る流れは、例えば、より均一な流れの分布を実現するために、又は流速を下げるために、リブの選択された孔の上に透過性拡散布を取り付けることによって制御されてもよい。
真空孔25、26は、バギングフィルムを周囲溝部23、24の中へ引き込む。このことは、バギングフィルム60が成形ツールの上部に対して確実に保持される補助となり、バギングフィルムと成形ツールとの間のこの特定の接合部分をシールする。
図17は、成形工程終了時における装入体を示す。ガスクッション部72によって引き起こされる低摩擦により、フランジ53、55が、成形ツールの雌型コーナー部の中に、シワを発生することなく容易にスライド又は浮遊することが可能となった。成形工程の過程において、ドライ繊維層間でも、ある程度の相対的なスライドする動きが存在し、このことは、積層体を緩めて層間のせん断力を低下させる補助となるガスクッション部の作用によって促進され得る。
成形工程の終了時、圧縮空気供給部は、接続が外されるか、又は停止されて、成形ツールと装入体との間への圧縮空気の注入が止められるが、真空ポンプは起動されたままである。クランプ機構62も格納される。次に、図18に示されるように、バギングフィルムのエッジが、真空テープ80によって成形ツールに対してシールされる。次に、図19に示されるように、追加の真空ポンプがガスポート42に結合され、ガスポート42が真空ポートとなるように、ガスポート42を通しての空気の流れを反転させる。これは、成形ツールとバギングフィルムシートとの間に吸引力を発生させ、それによって、バギングフィルムは、成形ツールに対して積層装入体のフランジ53、55を押し付ける。ガス注入孔を介しての陽圧室36への吸引力は、図20の矢印85によって示される。
別の選択肢としてのプロセスでは、追加の真空ポンプをガスポート42に接続するのではなく、これらのポートは、機能停止状態に維持されてよく、フランジを引いて成形ツールに接触させる減圧力は、その代わりに、真空ポート40に結合された真空ポンプによって発生され、空気は、真空孔を介して真空室中へと流れる。
吸引が、装入体50の細孔から空気を排出させ、次工程ですぐに使えるようにその容積が低減される。装入体が完全に成形されると、それは、真空ポンプが起動された状態で成形ツール上で加熱され、ドライ繊維層中のバインダーが活性化される。次に、成形された装入体は、雄型成形ツールから取り出され、上下が逆にされ、図21に示される雌型インフュージョンツール90に取り付けられる。インフュージョンツール90は、成形ツールに対して反転した相補的形状を有し、成形ツールの面1〜5に対応する面91〜95;成形ツールの雄型コーナー部6、8に対応する雌型コーナー部96、98;及び成形ツールの雌型コーナー部7、9に対応する雄型コーナー部97、99を有する。
剥離層100が、装入体50の上に乗せられ、続いてインフュージョンメッシュ101、及びシーラントテープ103によってインフュージョンツールにシールされるバギングフィルム102が乗せられる。別の選択肢として、インフュージョンツールは、一体型真空システムによってシールされてもよい。真空は、バギングフィルムにある真空バルブ104を介して適用される。液体樹脂源105が、バギングフィルムにあるインフュージョンポート106に結合される。積層装入体のドライ繊維層は、インフュージョンメッシュ101を通して装入体中に流れる樹脂源105からの液体樹脂で注入される。装入体は、雄型インフュージョンツール上で注入されてもよいが、図21に示されるように、雌型ツールが好ましいことが見出された。この好ましい配列では、インフュージョンツールの雌型コーナー部96は、積層装入体の第一の部分1と積層装入体の第二の部分との間に位置し、インフュージョンツールの雄型コーナー部97は、積層装入体の第二の部分2と積層装入体の第三の(フランジ)部分3との間に位置する。
注入された装入体は、次に、硬化され、その特定の用途にすぐに使用できる状態となる。
別の選択肢としての成形ツールについて、ここで図22から31を参照して記載する。
図1に示される成形ツール10と同様に、成形ツール200は、5つの部分201〜205、及び5つの部分201〜205の各々の間に位置する4つの曲げコーナー部分206〜209を有する。第一の雄型コーナー部分206は、第一の部分201と第二の部分202との間に位置し、第一の雌型コーナー部分207は、第二の部分202と第三の部分203との間に位置する。図1のツールと同様に、成形ツール200は、第一の部分201と第四の部分204との間に位置する第二の雄型コーナー部分208、及び第四の部分204と第五の部分205との間に位置する第二の雌型コーナー部分209を有して、「オメガ」形状を形成している。
ここで図23を参照すると、成形ツール200は、ベース部210、第一の側壁部212、第二の側壁部214、及び上側セクション部216から組み立てられる。ベース部210は、側壁部212、214のピン(図示せず)を受けて側壁部212、214をベース部に固定するための孔210a及び210bを有する。側壁部212、214も、上側セクション部216のピン(図示せず)を受ける孔212a、214aを有する。
部分201〜209の各々は、対応する外側表面201a〜209aを有し、外側表面201a〜209aは、一緒になって、成形ツールの成形表面を提供する。表面201a〜205aは、平面であり、表面206a〜209aは、曲げ雄型及び雌型コーナー部である。図1の面2a、4aは並行であるが、図22の面202a、204aは、成形ツール200の上部に向かって内向きのテーパー形状となっていることには留意されたい。
図24に示されるように、成形操作中に積層装入体(図示せず)を正しい位置に維持するために、1対のアルミニウム又はスチールガイドレール218a、bが、第一の(上側)面201aの両側に取り付けられている。
図1に示される成形ツール10の場合と同様に、9セットの孔221〜229が、成形ツール200の9つの外側表面201a〜209aに備えられている。これらの孔について、図24を参照してより詳細に記載する。
図1に示される成形ツール10が、マニホールド機構を有しているのに対し、図22に示される9つの部分201〜209の各々は、その部分のみにおいて孔221〜229と流体連結するように配列された対応する室231〜239を有し、室231〜239の間は流体連結されていない。室231〜235、237、239は、対応するプレート231a〜235a、237a、239aによって閉じられており、雄型コーナー部分206、208にある室236、238は、側壁部212、214の上側面によって閉じられている。
図24を参照すると、成形ツール200の各表面201a〜209aは、対応する孔のセット221〜229を有する。各孔のセット221〜229は、対応する室231〜239と流体連結されており、各室231〜239は、対応するポート241〜249と流体連結されている。
図25を参照すると、ポート241、242、244、246〜249は、図27にも示される対応するボールバルブ251、252、254、256〜259を介して、第一のポンプ260と並列に接続されている。ポート243及び245は、図27にも示される対応するボールバルブ253、255を介して、第二のポンプ262と並列に接続されている。
第一のポンプ260は、スイッチ(図示せず)を介して起動及び停止することができる。ボールバルブが開の状態で起動された場合、ポンプ260は、第一、第二、及び第四の面201a、202a、204a、及びコーナー部206a〜209aで吸引力を提供する。この減圧力は、ポート241、242、244、246〜249、室231、232、234、236〜239、及び真空孔221、222、224、226〜229を介して積層装入体に適用される。
第二のポンプ262は、オン/オフスイッチ(図示せず)を介して起動及び停止することができ、さらに、第二のスイッチ(図示せず)によって真空発生モードと空気注入モードとの間で切り替えることもできる。ボールバルブが開の状態で真空発生モードである場合、第二のポンプ262は、ポート243、245、室233、235、及び孔223、225を介して第三及び第五の面203a、205aから空気を吸引し、それによって、積層装入体のフランジに吸引力を適用する。ボールバルブが開の状態で空気注入モードである場合、第二のポンプ262は、同じ経路を介して圧縮空気を注入し、第三及び第五の面203a、205aに隣接して空気クッション部を発生させる。
様々な孔のセット221〜229を通る空気の流れは、以下でさらに詳細に記載するように、スイッチ及びボールバルブ251〜259の操作によって独立して制御することができる。
別の選択肢としての配列が図26に示され、この場合、ポート247、249が、第一のポンプ260ではなく、第二のポンプ262に接続されている。
他の実施形態では、成形ツール200及び装置が、列ごとに、又は孔ごとに吸引力を独立して制御するように配列された追加のポンプ、追加の真空室、追加のボールバルブ、及び/又は追加のポートを含んでよいことは理解される。
成形ツール200を用いて積層装入体50を成形する方法について、ここで図28〜31を参照して記載する。積層装入体50は、図10〜21を参照して上記で記載した積層装入体50と同じであり、したがって再度記載することはしない。
図10に記載の方法と同様に、第一の工程では、積層装入体50は、成形ツール200の第一の面201aによって提供される水平レイアップ表面上、ガイドレール218a、bの間にレイアップされる。積層装入体50は、次に、成形ツール200上に垂れ下げられ、図29に示されるように、バギングフィルム60が適用される。
以下の表1に示される一連の連続成形工程により、積層装入体の右側がまず成形される。表1において、0の印は、ボールバルブが閉であることを示し、−の印は、空気が吸引されて減圧力が適用されていることを示し、+の印は、空気が注入されて空気クッション部が発生されていることを示す。
まず、段階1の前は、すべてのボールバルブが閉である。段階1では、第一のポンプ260が起動され、ボールバルブ251が開とされ、それによって、図28に示される空気271が、第一の(上側)面201aにある孔のセット221を通して吸引され、図29に示されるように、孔221とバギングフィルム60との間に第一の吸引力271aが発生される。吸引力271aによって、バギングフィルム60は、成形表面の第一の面201aに対して積層装入体の第一の部分51を押し付ける。段階1の過程では、他の孔222〜229のいずれとバギングフィルム60との間にも吸引力が発生されないように、残りのボールバルブ252〜259は、閉のままとされる。
段階2では、第二のポンプ262を起動して空気注入モードとすると共にボールバルブ253を開とし、それによって、圧縮空気273がポート243に注入されて、図29に示されるように、成形ツール200の第三の表面203aとフランジ53との間に空気クッション部273aが作り出される。
段階3、4、及び5では、ボールバルブ256、252、及び257が順々に開とされ、それによって、図28に示されるように、空気272、276、277が、真空ポート246、242、及び247を通して吸引される。これによって、孔のセット221を介して適用され続けている減圧力271aと共に、図29に示されるさらなる吸引力276a、272a、277aが、孔のセット226、222、227を介して発生される。段階1、3、及び4で導入された吸引力271a、276a、272aにより、フランジ53が空気クッション部上に浮遊したままの状態で、バギングフィルム60は、積層装入体50の部分51、52を、成形ツールの上側部分に対して、続いて徐々に雄型コーナー部に沿って押し付ける。段階5で吸引力277aを導入することにより、装入体は、雌型コーナー部の中に吸引される。
一連の段階の段階1及び2の過程では、積層装入体の第二の部分52は、成形表面の第二の面202aと接触しておらず、段階4の過程では、吸引力272aによって、積層装入体の第二の部分52は、第二の面202aと接触する。
段階6では、ボールバルブ257は、雌型コーナー部での吸引力277aが取り除かれるように閉とされ、次に段階7では、ボールバルブ257は、再度開とされ、吸引力277aが再度適用される。次に、段階6及び7が、それぞれ段階8及び9で繰り返される。吸引力277aをこのように交互に起動及び停止することにより、雌型コーナー部の中へ装入体を徐々に吸引することが促進される。
そして、段階10では、第二のポンプ262が、真空発生モードに切り替えられてポート243を通して空気273を吸引し、図31に示される吸引力273bが発生され、それによって、バギングフィルム60は、成形ツール200に対してフランジ53を押し付ける。
次に、以下の表2に示されるように、同じプロセスが繰り返されて、積層装入体の左側が成形される。
この例では、積層装入体の左側と右側が、順に成形される。別の選択肢として、表1及び2のプロセスは、同時に進められてもよく、それによって、積層装入体の左側と右側は、同時に成形される。
成形プロセスが完了した後、積層装入体は、次に、図21を参照して上記で記載したように、同様に硬化される。
上記で記載したツールのいずれかによって成形された装入体の1つの好ましい用途は、航空機翼のトーションボックス(ウイングボックスとして知られる)の構成部品としてである。そのようなウイングボックスでは、装入体の第二及び第四の部分は、ウイングボックスの前方及び後方翼桁(spars)を提供し、第一の部分は、翼下面外板を提供し、フランジは、翼上面外板に対する取り付け点として作用する。装入体の他の用途としては、自動車(自動車フロアパネル)、大量輸送交通機関、風力タービン、艇体、船舶用タービン、又はエンジン部品(ジェットエンジン)が挙げられる。
本発明について、1又は複数の好ましい実施形態を参照して上記で記載してきたが、添付の請求項で定められる本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更又は改変が成されてもよいことは理解される。

Claims (48)

  1. 積層装入体を成形する方法であって、前記積層装入体は、第一、第二、及び第三の部分を有し、前記方法は、
    雄型コーナー部及び雌型コーナー部を有する成形ツール上に前記積層装入体を載せることと、
    成形工程において、前記成形ツールと不透過性シートとの間に、前記不透過性シートに前記積層装入体を前記成形ツールの前記雄型コーナー部に対して及び前記成形ツールの前記雌型コーナー部の中に押し付けさせる吸引力を発生させることであって、前記成形ツールの前記雄型コーナー部は、前記積層装入体の前記第一の部分と前記第二の部分との間に位置し、前記成形ツールの前記雌型コーナー部は、前記積層装入体の前記第二の部分と前記第三の部分との間に位置する、吸引力を発生させることと、
    前記成形工程の過程において、前記成形ツールと前記積層装入体の前記第三の部分との間にガスクッション部を作り出すために、前記成形ツールと前記積層装入体の前記第三の部分との間にガスを注入することと、
    を含む、方法。
  2. 前記成形工程の後、前記成形ツールと前記積層装入体の前記第三の部分との間のガスの前記注入を停止すること、及び前記成形ツールと前記不透過性シートとの間に、前記不透過性シートに前記積層装入体の前記第三の部分を前記成形ツールに対して押し付けさせる吸引力を発生させること、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記積層装入体の前記第三の部分が、エッジを有するフランジ部であり、前記成形ツールと前記積層装入体の前記第三の部分との間に注入された前記ガスの少なくとも一部が、前記フランジ部の前記エッジを通って流れることによって前記ガスクッション部から排出される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記積層装入体が、ドライ繊維層の積層体を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記成形工程の後、前記積層装入体の前記ドライ繊維層に液体マトリックス材を注入することをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記成形工程の後、前記成形ツールから前記積層装入体を取り出すことと、
    インフュージョンツール上に、前記インフュージョンツールの雌型コーナー部が前記積層装入体の前記第一の部分と前記積層装入体の前記第二の部分との間に位置し、前記インフュージョンツールの雄型コーナー部が前記積層装入体の前記第二の部分と前記積層装入体の前記第三の部分との間に位置するように前記積層装入体を配置することと、
    前記インフュージョンツール上の前記積層装入体の前記ドライ繊維層に液体マトリックス材を注入することと、をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記不透過性シートに前記積層装入体を前記成形ツールの前記雄型コーナー部に対して及び前記成形ツールの前記雌型コーナー部の中に押し付けさせる前記吸引力、並びに前記不透過性シートに前記積層装入体の前記第三の部分を前記成形ツールに対して押し付けさせる前記吸引力が、同じ真空発生装置によって発生される、請求項2に記載の方法。
  8. 前記ガスが、圧縮ガスである、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記ガスが、空気を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記積層装入体が、第四及び第五の部分を有し、
    前記成形ツールが、第二の雄型コーナー部及び第二の雌型コーナー部を有し、
    前記方法が、
    前記成形工程において、前記成形ツールと前記不透過性シートとの間に、前記不透過性シートに前記積層装入体を前記成形ツールの前記第二の雄型コーナー部に対して及び前記成形ツールの前記第二の雌型コーナー部の中に押し付けさせる吸引力を発生させることであって、前記成形ツールの前記第二の雄型コーナー部は、前記積層装入体の前記第一の部分と前記第四の部分との間に位置し、前記成形ツールの前記第二の雌型コーナー部は、前記積層装入体の前記第四の部分と前記第五の部分との間に位置する、吸引力を発生させることと、
    前記成形工程の過程において、前記成形ツールと前記積層装入体の前記第五の部分との間に第二のガスクッション部を作り出すために、前記成形ツールと前記積層装入体の前記第五の部分との間にガスを注入することと、をさらに含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記成形工程の後、前記成形ツールと前記積層装入体の前記第五の部分との間のガスの前記注入を停止すること、及び前記成形ツールと前記不透過性シートとの間に、前記不透過性シートに前記積層装入体の前記第五の部分を前記成形ツールに対して押し付けさせる吸引力を発生させること、をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記雄型コーナー部が、前記成形ツールの第一の面と前記成形ツールの第二の面との間に位置し、
    前記雌型コーナー部が、前記成形ツールの前記第二の面と前記成形ツールの第三の面との間に位置し、
    前記成形ツールが、前記成形ツールの前記第一の面及び第二の面に真空開口部を、前記成形ツールの前記第三の面にガス注入開口部を有し、
    前記吸引力が、前記真空開口部を通してガスを吸引することによって発生され、
    前記ガスが、前記ガス注入開口部を通して前記成形ツールと前記積層装入体の前記第三の部分との間に注入される、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記積層装入体が、繊維層の積層体を備える、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記成形ツールの上で前記不透過性シートに張力を掛けるさらなる工程をさらに含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記成形ツールに対して前記不透過性シートをクランプ固定するさらなる工程をさらに含む、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 積層装入体を成形するための成形ツールであって、前記成形ツールは、
    第一、第二、及び第三の面と、
    前記第一の面と前記第二の面との間に位置する雄型コーナー部と、
    前記第二の面と前記第三の面との間に位置する雌型コーナー部と、
    前記第一及び第二の面にある真空開口部であって、前記真空開口部は、前記真空開口部を通して前記第一及び第二の面からガスを吸引することによって前記第一及び第二の面に隣接して吸引力を作り出すように配列される、真空開口部と、
    前記真空開口部と流体連結されている真空ポートと、
    前記第三の面にあるガス注入開口部であって、前記ガス注入開口部からガスを注入することによって前記第三の面に隣接してガスクッション部を作り出すように配列される、ガス注入開口部と、
    前記ガス注入開口部と流体連結されているガスポートと、を備える、成形ツール。
  17. 前記真空ポートを前記真空開口部と結合させる真空マニホールドであって、前記真空ポートは、前記真空マニホールドを介して前記真空開口部と流体連結されている、真空マニホールドと、
    前記ガスポートを前記ガス注入開口部と結合させるガスマニホールドであって、前記ガスポートは、前記ガスマニホールドを介して前記ガス注入開口部と流体連結されている、ガスマニホールドと、をさらに備える、請求項16に記載の成形ツール。
  18. 前記真空ポートと結合された真空発生装置をさらに備える、請求項16又は17に記載の成形ツール。
  19. 前記ガス注入ポートと結合されたガス源をさらに備える、請求項16、17、又は18のいずれか一項に記載の成形ツール。
  20. 前記真空開口部が、前記成形ツールの前記第一及び第二の面に孔のアレイを備える、請求項16から19のいずれか一項に記載の成形ツール。
  21. 前記ガス注入開口部が、前記成形ツールの前記第三の面に孔のアレイを備える、請求項16から20のいずれか一項に記載の成形ツール。
  22. 第四及び第五の面と、
    前記成形ツールの前記第一の面と前記第四の面との間に位置する第二の雄型コーナー部と、
    前記成形ツールの前記第四の面と前記第五の面との間に位置する第二の雌型コーナー部と、
    前記成形ツールの前記第四の面にある真空開口部の第二のセットであって、真空開口部の前記第二のセットは、前記真空開口部を通して前記成形ツールの前記第四の面からガスを吸引することによって前記成形ツールの前記第四の面に隣接して吸引力を作り出すように配列され、前記真空ポートは、真空開口部の前記第二のセットと流体連結されている、真空開口部の第二のセットと、
    前記成形ツールの前記第五の面にあるガス注入開口部の第二のセットであって、ガス注入開口部の前記第二のセットは、ガス注入開口部の前記第二のセットからガスを注入することによって前記成形ツールの前記第五の面に隣接して第二のガスクッション部を作り出すように配列される、ガス注入開口部の第二のセットと、
    ガス注入開口部の前記第二のセットと流体連結されている第二のガスポートと、をさらに備える、請求項16から21のいずれか一項に記載の成形ツール。
  23. 前記成形ツールの上に取り付けることができる不透過性シートをさらに備える、請求項16から22のいずれか一項に記載の成形ツール。
  24. 前記成形ツールの前記雄型コーナー部に、又は前記雄型コーナー部の各々に雄型コーナー部真空開口部を備え、前記雄型コーナー部真空開口部は、前記雄型コーナー部真空開口部を通して前記成形ツールの前記雄型コーナー部からガスを吸引することによって前記成形ツールの前記雄型コーナー部に隣接して吸引力を作り出すように配列され、前記真空ポートは、前記雄型コーナー部真空開口部と流体連結されている、請求項16から23のいずれか一項に記載の成形ツール。
  25. 前記成形ツールの前記雌型コーナー部に、又は前記雌型コーナー部の各々に雌型コーナー部真空開口部を備え、前記雌型コーナー部真空開口部は、前記雌型コーナー部真空開口部を通して前記成形ツールの前記雌型コーナー部からガスを吸引することによって前記成形ツールの前記雌型コーナー部に隣接して吸引力を作り出すように配列され、前記真空ポートは、前記雌型コーナー部真空開口部と流体連結されている、請求項16から24のいずれか一項に記載の成形ツール。
  26. 積層装入体を成形するための装置であって、前記装置は、
    成形ツールであって、第一、第二、及び第三の面、前記成形ツールの前記第一の面と前記第二の面との間に位置する雄型コーナー部、並びに前記成形ツールの前記第二の面と前記第三の面との間に位置する雌型コーナー部を有する、成形ツールと、
    前記成形ツールの前記第一及び第二の面からガスを吸引することによって前記成形ツールの前記第一及び第二の面に隣接して吸引力を作り出すように配列された真空システムと、
    前記成形ツールの前記第三の面に隣接してガスを注入することによって前記成形ツールの前記第三の面に隣接してガスクッション部を作り出すように配列されたガス注入システムと、を備える、装置。
  27. 前記成形ツールに対して反転した相補的形状を有するインフュージョンツールであって、前記インフュージョンツールは、第一、第二、及び第三の面、前記インフュージョンツールの前記第一の面と前記第二の面との間に位置する雌型コーナー部、並びに前記インフュージョンツールの前記第二の面と前記第三の面との間に位置する雄型コーナー部を有する、インフュージョンツール、をさらに備える、請求項26に記載の装置。
  28. 前記成形ツールの上に取り付けることができる不透過性シートをさらに備える、請求項26又は27に記載の装置。
  29. 前記不透過性シートに張力を掛けるための張力付与機構をさらに備える、請求項28に記載の装置。
  30. 前記不透過性シートを前記成形ツールに対してクランプ固定するように構成されたクランプ機構をさらに備える、請求項28又は29に記載の装置。
  31. 積層装入体を成形するための方法であって、前記方法は、
    真空開口部を有する成形表面を備えた成形ツール上に前記積層装入体を載せることと、
    一連の段階で、前記真空開口部を通してガスを吸引することによって、前記成形ツールと不透過性シートとの間に吸引力を発生させることであって、前記吸引力により、前記不透過性シートは、前記積層装入体を前記成形表面に対して押し付ける、吸引力を発生させることと、を含み、
    前記一連の段階の第一の段階の過程で、ガスは、前記積層装入体の第一の部分が前記成形表面に対して押し付けられるように、前記真空開口部の第一のセットを通して吸引され、
    前記一連の段階の前記第一の段階後の前記一連の段階の第二の段階の過程で、ガスは、前記積層装入体の第二の部分が前記成形表面に対して押し付けられるように、前記真空開口部の第二のセットを通して吸引され、
    ガスは、前記一連の段階の前記第一の段階の過程では、前記真空開口部の前記第二のセットを通して吸引されない、方法。
  32. 前記一連の段階の前記第二の段階の後、前記一連の段階の前記第一及び第二の段階が順に繰り返される、請求項31に記載の方法。
  33. 前記一連の段階の前記第二の段階の過程で、ガスは、前記真空開口部の前記第一及び第二のセットの両方を通して吸引される、請求項31又は32に記載の方法。
  34. 前記一連の段階の前記第一の段階の過程では、前記積層装入体の前記第二の部分は、前記成形表面と接触しておらず、前記一連の段階の前記第二の段階の過程では、前記積層装入体の前記第二の部分は、前記成形表面と接触する、請求項31から33のいずれか一項に記載の方法。
  35. 前記成形表面が、一対の面と、前記一対の面の間に位置する雄型又は雌型コーナー部と、を備え、
    前記真空開口部の前記第一のセットは、前記面のうちの一方に存在し、真空開口部の前記第二のセットは、前記面のうちの他方に存在する、請求項31から34のいずれか一項に記載の方法。
  36. 前記成形表面が、一対の面と、前記一対の面の間に位置する雄型又は雌型コーナー部と、を備え、
    真空開口部の前記第一のセットは、前記面のうちの一方に存在し、真空開口部の前記第二のセットは、前記雄型又は雌型コーナー部に存在し、
    前記真空開口部の第三のセットは、前記面のうちの他方に存在し、
    前記一連の段階の第三の段階の過程で、ガスは、前記積層装入体の第三の部分が前記面のうちの他方に対して押し付けられるように、前記真空開口部の前記第三のセットを通して吸引され、
    ガスは、前記一連の段階の前記第一又は第二の段階の過程では、真空開口部の前記第三のセットを通して吸引されない、請求項31から34のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記成形表面が、第一、第二、及び第三の面と、前記第一の面と前記第二の面との間に位置する雄型コーナー部と、前記第二の面と前記第三の面との間に位置する雌型コーナー部と、を備え、
    前記真空開口部の前記第一のセットは、前記第一の面及び/又は前記雄型コーナー部及び/又は前記第二の面に存在し、
    前記真空開口部の前記第二のセットは、前記雌型コーナー部及び/又は前記第三の面に存在する、請求項31から35のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記真空開口部の前記第二のセットが、前記雌型コーナー部に存在し、
    前記真空開口部の第三のセットが、前記第三の面に存在し、
    前記一連の段階の第三の段階の過程で、ガスは、前記積層装入体の第三の部分が前記成形表面に対して押し付けられるように、前記真空開口部の前記第三のセットを通して吸引され、
    ガスは、前記一連の段階の前記第一又は第二の段階の過程では、真空開口部の前記第三のセットを通して吸引されない、請求項37に記載の方法。
  39. 前記成形表面が、第一、第二、及び第三の面と、前記第一の面と前記第二の面との間に位置する雄型コーナー部と、前記第二の面と前記第三の面との間に位置する雌型コーナー部と、を備え、
    前記真空開口部の前記第一のセットは、前記第一の面に存在し、
    前記真空開口部の前記第二のセットは、前記第二の面に存在し、
    前記真空開口部の第三のセットは、前記第三の面に存在し、
    前記一連の段階の第三の段階の過程で、ガスは、前記積層装入体の第三の部分が前記成形表面に対して押し付けられるように、前記真空開口部の前記第三のセットを通して吸引され、
    ガスは、前記一連の段階の前記第一又は第二の段階の過程では、真空開口部の前記第三のセットを通して吸引されない、請求項31から35のいずれか一項に記載の方法。
  40. 前記一連の段階の前記第一及び/又は第二の段階の過程で、ガスは、前記成形表面と前記積層装入体の前記第三の部分との間にガスクッション部を作り出すために、前記真空開口部の前記第三のセットを通して注入される、請求項38又は39に記載の方法。
  41. 積層装入体を成形するための成形ツールであって、前記成形ツールは、
    真空開口部の第一及び第二のセットを有する成形表面と、
    第一及び第二の制御バルブと、
    それぞれ、前記第一及び第二の制御バルブを介して真空開口部の前記第一及び第二のセットと流体連結されている真空発生装置と、を備え、
    前記真空発生装置は、真空開口部の前記第一及び第二のセットを通して前記成形表面からガスを吸引することによって、前記成形表面に隣接して吸引力を発生させるように構成され、
    前記第一及び第二の制御バルブは、個別に運転されることで、それぞれ真空開口部の前記第一及び第二のセットによって発生される前記吸引力を独立して制御することができる、成形ツール。
  42. 積層装入体を成形するための成形ツールであって、前記成形ツールは、
    真空開口部の第一及び第二のセットを有する成形表面と、
    真空開口部の前記第一のセットと流体連結されており、真空開口部の前記第一のセットを通して前記成形表面からガスを吸引することによって、前記成形表面に隣接して吸引力を発生させるように構成されている第一の真空発生装置と、
    真空開口部の前記第二のセットと流体連結されており、真空開口部の前記第二のセットを通して前記成形表面からガスを吸引することによって、前記成形表面に隣接して吸引力を発生させるように構成されている第二の真空発生装置と、を備え、
    前記第一及び第二の真空発生装置は、個別に運転されることで、それぞれ真空開口部の前記第一及び第二のセットによって発生される前記吸引力を独立して制御することができる、成形ツール。
  43. 前記第二の真空発生装置が、真空開口部の前記第二のセットを通して前記成形表面からガスを吸引する真空発生モードと、前記成形表面に隣接してガスクッション部を発生させるように、真空開口部の前記第二のセットを通してガスを注入するガス注入モードとの間で切り替えることができる、請求項42に記載の成形ツール。
  44. 前記成形表面が、一対の面と、前記一対の面の間に位置する雄型又は雌型コーナー部と、を備え、真空開口部の前記第一のセットは、前記面のうちの一方に存在し、真空開口部の前記第二のセットは、前記面のうちの他方に存在する、請求項41から43のいずれか一項に記載の成形ツール。
  45. 前記雄型又は雌型コーナー部が、雌型コーナー部である、請求項44に記載の成形ツール。
  46. 前記成形表面が、一対の面と、前記一対の面の間に位置する雄型又は雌型コーナー部と、を備え、真空開口部の前記第一又は第二のセットは、前記コーナー部に存在する、請求項41から43のいずれか一項に記載の成形ツール。
  47. 前記成形表面が、第一、第二、及び第三の面と、前記第一の面と前記第二の面との間に位置する雄型コーナー部と、前記第二の面と前記第三の面との間に位置する雌型コーナー部と、を備え、前記真空開口部の前記第一のセットは、前記第一の面及び/又は前記雄型コーナー部及び/又は前記第二の面に存在し、前記真空開口部の前記第二のセットは、前記雌型コーナー部及び/又は前記第三の面に存在する、請求項41から46のいずれか一項に記載の成形ツール。
  48. 前記真空開口部の前記第二のセットが、前記第三の面に存在する、請求項47に記載の成形ツール。
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