JP2019522682A - ラパマイシンシグナル伝達経路阻害剤のメカニズム標的、及びその治療応用 - Google Patents

ラパマイシンシグナル伝達経路阻害剤のメカニズム標的、及びその治療応用 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)〜(III)で表される選択的なmTOR阻害剤、その調製方法、それを含む医薬組成物、及び異常細胞の増殖による疾患及び障害、mTORキナーゼ及び/又は1種又は複数種のPI3キナーゼで媒介される機能又は挙動の治療における用途を提供する。このような疾患及び障害は、癌、免疫障害、心血管疾患、ウイルス感染、炎症、代謝/内分泌機能異常、及び神経学的異常を含む。【化1】

Description

[相互参照]
本願は、2016年6月25日に提出された、米国仮出願番号62/354、754に基づき優先権を主張し、その全内容は、援用により本明細書に組み込まれる。
ホスホイノシチド3−キナーゼ(PI3Ks)は、細胞調節機構において重要な役割を果たす関連酵素ファミリーであり、PI3Kは、イノシトールリン脂質(PIs)の3’−OHをリン酸化することにより、脂質セカンドメッセンジャーを生成することができる。それらの機能は、多くの生物学的プロセスの調節に関連し、細胞成長、分化、生存、増殖、遊走を含む。3つの主要なPI3キナーゼクラスが知られており、その生理学的基質特異性により3種の主要なPI3キナーゼに分類される。クラスIII PI3は、PIのみをリン酸化する。逆に、クラスII PI3は、PI及びPI 4をリン酸してリン酸PI(4)Pを生成する。クラスI PI3は、PI、PI(4)P、及びPI 4、5をリン酸して二リン酸PI(4、5)P2を生成するが、PI(4、5)P2のみが生理的細胞基質であると考えられる。PI(4、5)P2のリン酸化により脂質セカンドメッセンジャーである三リン酸PI(3、4、5)P3を産生する。そのスーパーファミリーにおいて関係がより遠いメンバーは、クラスIV キナーゼ、例えば、mTOR、及びDNA依存性キナーゼであり、上記キナーゼは、基質タンパク質のセリン/スレオニン残基をリン酸化する。それらの脂質キナーゼについては、最も研究・了解されるものは、クラスI PI3キナーゼであり、さらに、クラスIA PI3K及びクラスIB PI3Kの2つのクラスに分けられる。クラスI PI3Ksは、異なる触媒サブユニットと調節サブユニットからなるヘテロ二量体である。クラスIA PI3Kは、ヘテロ二量体として85kDaの調節サブユニットおよび異なるp110 alpha、beta、delta触媒サブユニット(p110α、β、δ)を含み、RTKキナーゼにより活性化されてもよい。クラスIB PI3Kは、ヘテロ二量体として、p101調節サブユニット、βγサブユニット、及びγp110(p110δ)触媒サブユニットを含む。それは、主にGタンパク質共役型受容体によって活性化される。
哺乳動物のラパマイシン標的タンパク質(mTOR)は、セリン/スレオニンキナーゼである。それは、ホスファチジルイノシトール−3キナーゼ(PI3K)関連キナーゼ(PIKKs)ファミリーのメンバーである。mTORは、細胞代謝、成長、及び増殖を調節する。それは、下流の経路に影響を及ぼし、2種類の複合体、mTORC1及びmTORC2を形成する。成長因子、細胞代謝シグナル、例えばアミノ酸、ATP、及び酸素レベルは、mTORシグナル伝達を調節することが報告されている。mTORシグナル伝達経路が細胞周期の進行、翻訳、開始、転写ストレス応答、タンパク質安定性及び細胞生存を調節するいくつかの下流経路は、mTORを介したシグナル伝達である。
mTORは、PI3K/AKTシグナル伝達経路の下流のエフェクターであり、2つの異なるタンパク質複合体、即ちmTORC1及びmTORC2を形成する。この2つの複合体は、それぞれタンパク質シャペロン、フィードバックループ、基質及びモジュレーターの独立したネットワークを持つ。mTORC1は、ラパマイシンに対して感受性であるが、mTORC2はそうではなく、通常に栄養素及びエネルギーシグナルに感受性ではない。mTORC2は、成長因子、リン酸化PKCα、AKT、及びパキシリンにより活性化され、細胞生存、遊走およびアクチン細胞骨格調節に関連する低分子量GTPアーゼ、RacおよびRhoの活性を調節する。mTORC1シグナル伝達カスケードは、AKTのリン酸化により活性化され、S6K1及び4EBP1のリン酸化をもたらすことにより、発癌過程でのmRNAの翻訳を招致する。
多くのヒト腫瘍は、mTORシグナル調節不全によって引き起こされるので、mTOR阻害に対するより高い感受性を有することが可能である。多くのタイプの癌において、mTOR経路の複数のノードの調節不全、例えば、PI3K増幅/突然変異、PTEN機能の喪失、AKTの過剰発現、並びにS6K1、4EBP1及びeIF4Eの過剰発現が見られる。従って、mTORは、多種の癌を治療するための興味深い治療標的であり、mTOR阻害剤は、単独療法、又は他の経路の阻害剤との組み合わせに用いられる。
mTORは、腫瘍形成シグナル伝達経路の複数のネットワークにおける重要なノードである。成長因子受容体の過剰発現又は活性化、PI3K突然変異及びAKTは上流PI3K/AKTシグナルの異常調節を招致でき、ヒト10番染色体欠失の腫瘍抑制ホスファターゼ及びテンシン相同体(PTEN)は、PI3Kシグナルの負の調節因子である。多くの腫瘍において、PTENの発現は、下方制御するものである。mTOR下流エフェクターS6キナーゼ1(S6K1)、真核生物翻訳開始因子4E結合タンパク質1(4EBP1)、及び真核生物翻訳開始因子4E(eIF4E)は、細胞形質転換に関与し、癌の予後不良に関連する。
mTORは、例えば、腎細胞癌、子宮内膜癌およびマントル細胞リンパ腫のような多くの癌の治療のための臨床的に有効な標的である。これまで、マクロライド系ラパマイシン類似体(’rapalogues’)のみがmTOR阻害剤として臨床的に承認されている。しかしながら、大多数の固形腫瘍においてはrapaloguesを単一薬剤として使用する療法は、中程度の客観的応答率しか示さない。現在、rapaloguesは、2つの機能的なタンパク質複合体の1つ、即ちmTORC1のみを阻害するが、癌細胞成長及び生存の重要な駆動因子であるmTORC2を阻害しないことが認められた。さらに、腫瘍細胞では、mTORC1とAktの間にフィードバックループが存在し、そのうち、mTORC1の阻害は、Akt活性の上方御製をもたらして細胞生存を増強する。従って、mTORC1/mTORC2二重阻害剤の開発は、次世代のmTOR阻害剤のための創薬および開発努力の焦点となっている。
mTORC1/mTORC2二重阻害剤の設計は、mTORの触媒部位におけるATPと競合することによるものである。それらがmTORC1及びmTORC2キナーゼ依存性の全ての機能を阻害するため、PI3K/AKTシグナルの活性化フィードバックを阻害し、mTORC1のみを標的とするrapalogsとは異なる。
mTORとPI3K経路との密接な相互作用は、またPI3K/mTOR二重阻害剤またはPan PI3K阻害剤の開発を導く。良好な前臨床効果にもかかわらず、PI3K/mTOR二重阻害剤又はPan PI3K阻害剤は、毒性の増加を招致する可能性もあるため、治療範囲(最大効力及び範囲)を縮小させ、臨床的には他の作用機序と組み合わせて適用することが難しくなる。多くのPI3Kアイソフォームは、正常細胞の基本的な細胞調節機構において重要な役割を果たす。例えば、Pan PI3K阻害剤GDC−941は、クラスI PI3Kアイソフォームの強力阻害剤であり、生化学的キナーゼ阻害試験においてPI3Kα/δのIC50が3nMであり、また、クラスII、III及びIV PI3Kのメンバー(DNA−PK及びmTORを含む)に対する活性が最も低い。PI3K/mTOR双重阻害剤BEZ235(Dactolisib)は、PI3Kα/γ/δ/β及びmTOR(p70S6K)の強力阻害剤であり、生化学的キナーゼ阻害試験におけるIC50が4nM/5 nM/7 nM /75 nM/6nMである。顕著な前臨床的腫瘍抑制効果にもかかわらず、それら2つの薬物の臨床試験における進展は、重篤な副作用のために遅くなっている。
Figure 2019522682
本発明は、式(I)〜(III)で表される選択的なmTOR阻害剤及びその調製方法、それらを含む医薬組成物、並びにそれらの異常細胞の増殖による疾患及び障害、mTORキナーゼ及び/又は1種又は複数種のPI3キナーゼで媒介される機能又は挙動の治療における用途を提供する。このような疾患及び障害は、癌、免疫障害、心血管疾患、ウイルス感染、炎症、代謝/内分泌機能異常、及び神経学的異常を含む。
本発明の1つの側面は、式(I)で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、立体異性体又は互変異性体を提供する。
Figure 2019522682
(ここで、X及びX’は、それぞれ独立して、H、C1−8アルキル基、CF、−C(O)NR1112、ハロゲン、シアノ基、−S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、或いは−OH、−NR1112又は−OR13で置換されたC1−6アルキル基であり;Y及びY’は、それぞれ独立して、H、C1−3アルキル基、オキソ基、又はシアノ基であり、或いは、Y及びY’は一緒になってそれらが結合する原子と共に4乃至7員環を形成し、前記環のうち、モルホリン環中の1〜4個の原子を含み;Rは、非置換のフェニル基又は少なくとも1つのR14で置換されたフェニル基、非置換のピリジン又は1つ以上のR14で置換されたピリジン、非置換のピリミジン又は1つ以上のR14で置換されたピリミジン、非置換のインドール又は1つ以上のR15で置換されたインドール、非置換のアザインドール又は1つ以上のR15で置換されたアザインドール、非置換のインダゾール又は1つ以上のR15で置換されたインダゾール、非置換のアザインダゾール又は1つ以上のR15で置換されたアザインダゾールであり;R11及びR12は、それぞれ独立して、H、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールアルキル基又はヘテロアリールアルキル基であり、或いは、R11及びR12は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に4乃至7員環を形成し;R13は、H、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルキルヘテロアリール基又はヘテロアリールアルキル基であり;R14は、H、アルキル基、ハロゲン、C1−3アルコキシ基、CF、アミノ基、シアノ基、−NR13C(O)NR1112、−C(O)NR1112、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−NR13C(S)NR1112、−NR13C(=N−CN)NR1112、−NR13C(=NH)NR1112又は−NR13C(=N−NO)NR1112であり;並びにR15は、H、ハロゲン、アルキル基、シアノ基、アルコキシ基、−C(O)NR1112、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112又は−NR13C(O)NR1112である。)
本発明の他の側面は、式(II)で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、立体異性体又は互変異性体を提供する。
Figure 2019522682
(ここで、Xは、H、C1−8アルキル基、CF、−C(O)NR1112、ハロゲン、シアノ基、−S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、又は−OH、−NR1112又は−OR13で置換されたC1−6アルキル基であり;Y及びY’は、それぞれ独立して、H、メチル基、エチル基、オキソ基又はシアノ基であり、或いは、Y及びY’は一緒になってそれらが結合する原子と共に4乃至7員環を形成し、前記環のうち、モルホリン環中の1〜4個の原子を含み;Wは、O、S、 N−CN、NH又はN−NOであり;Rは、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、或いは非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;R18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;R19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基、或いは、R19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;R19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;R21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;R22は、H、−OH又は−NR2324であり;並びにR23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である。)
本発明の他の側面は、式(III)で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、立体異性体又は互変異性体を提供する。
Figure 2019522682
(ここで、Xは、H、C1−8アルキル基、CF、−C(O)NR1112、ハロゲン、シアノ基、−S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、又は−OH、−NR1112又は−OR13で置換されたC1−6アルキル基であり;Y及びY’は、それぞれ独立して、H、メチル基、エチル基、オキソ基又はシアノ基であり、或いは、Y及びY’は一緒になってそれらが結合する原子と共に4乃至7員環を形成し、前記環のうち、モルホリン環中の1〜4個の原子を含み;Wは、O、S、 N−CN、NH又はN−NOであり;Rは、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、或いは非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920 4−で置換されたフェニル基であり;R18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;R19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基であり、或いは、R19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;R19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;R21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;R22は、H、−OH又は−NR2324であり;並びにR23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である。)
本発明の1つの側面は、式(I)〜(III)で表される化合物を合成する方法を提供する。
本発明の他の側面は、式(I)〜(III)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。
以下の詳細な説明により、本発明の他の側面及び利点は、当業者にとっては明らかになり、ここで、本発明を説明するための実施例のみが例示されて述べれた。本発明は、他の異なる実施形態を有することができ、且つ、その若干の詳細は、本発明から逸脱することなく、様々な明らかな点で修正を加えることを理解すべきである。従って、図面及び明細書は、本質的に説明的であり、制限的ではないが認められる。
援用・組み込み
本明細書中で言及された全ての刊行物、特許および特許出願は、援用により本明細書に組み込まれ、その程度は、個々の刊行物、特許および特許出願が、具体的かつ別個に援用により組み込まれることと同等である。
以下の詳細な説明及び図面を参照することにより本発明の特徴及び利点をさらによく理解し、上記詳細な説明は、本発明の原理を利用する例示的な例を記述し、上記図面は、以下の通りである。
図1は、本発明に開示している化合物の代表的な構造を示す。
本明細書は、本発明に係る各種の実施形態を示して説明したが、当業者にとっては、それらの実施形態は、例としてのみ提供されることが明らかになる。本発明から逸脱することなく、当業者は、多くの変形、変更、および置換を想到できる。本明細書に記載の本発明の実施形態の様々な代替方式を採用できることを理解すべきである。
本発明は、式(I)で表される化合物、mTORキナーゼドメイン阻害剤としてそれらの化合物を使用する方法、並びにそれらの化合物及びその塩を含有する医薬組成物を含む。
本発明の1つの側面は、式(I)で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、立体異性体又は互変異性体を提供する。
Figure 2019522682
(ここで、X及びX’は、それぞれ独立して、H、C1−8アルキル基、CF、−C(O)NR1112、ハロゲン、シアノ基、 −S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、或いは、−OH、−NR1112或−OR13で置換されたC1−6アルキル基であり;Y及びY’は、それぞれ独立して、H、C1−3アルキル基、オキソ基又はシアノ基であり、或いは、Y及びY’は一緒になってそれらが結合する原子と共に4乃至7員環を形成し、前記環のうち、モルホリン環中の1〜4個の原子を含み;Rは、非置換のフェニル基又は少なくとも1つのR14で置換されたフェニル基、非置換のピリジン又は1つ以上のR14で置換されたピリジン、非置換のピリミジン又は1つ以上のR14で置換されたピリミジン、非置換のインドール又は1つ以上のR15で置換されたインドール、非置換のアザインドール又は1つ以上のR15で置換されたアザインドール、非置換のインダゾール又は1つ以上のR15で置換されたインダゾール、非置換のアザインダゾール又は1つ以上のR15で置換されたアザインダゾールであり;R11及びR12は、それぞれ独立して、H、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールアルキル基又はヘテロアリールアルキル基であり、或いは、R11及びR12は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に4乃至7員環を形成し;R13は、H、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルキルヘテロアリール基又はヘテロアリールアルキル基であり;R14は、H、アルキル基、ハロゲン、C1−3アルコキシ基、CF、アミノ基、シアノ基、−NR13C(O)NR1112、−C(O)NR1112、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−NR13C(S)NR1112、−NR13C(=N−CN)NR1112、−NR13C(=NH)NR1112又は−NR13C(=N−NO)NR1112であり;並びにR15は、H、ハロゲン、アルキル基、シアノ基、アルコキシ基、−C(O)NR1112、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112又は−NR13C(O)NR1112である。)
本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(I)で表される化合物において、X’は、Hである。本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(I)で表される化合物において、XはHである。本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(I)で表される化合物において、X及びX’は、ともにHである。本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(I)におけるX’がHである場合には、Xは、tert-ブチル基、CF、ハロゲン、シアノ基、−S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、或いは−OH、−NR1112又は−OR13で置換されたC1−6アルキル基である。本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(I)におけるX及びX’がともにHである場合には、Rは、ピリジン又はピリミジンであり、上記ピリジン又はピリミジンは、非置換であるか、又は1つ以上の−NR1112、メチル基、メトキシ基又はトリフルオロメチル基で置換されている。
本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(I)におけるX’がHである場合には、Rは、4位が−NHC(W)NHR18で置換されたフェニル基であり、ここで、Wは、O、S、N−CN、NH又はN−NOであり;R18は、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;R18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;R19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基、或いは、R19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;R19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;R21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;R22は、H、−OH又は−NR2324であり;並びにR23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である。
本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(I)におけるX及びX’がともにHである場合には、Rは、4位が−NHC(W)NHR18で置換されたフェニル基であり、ここで、Wは、O、S、N−CN、NH又はN−NOであり;R18は、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;R18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;R19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基、或いは、R19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;R19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;R21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;R22は、H、−OH又は−NR2324であり;並びにR23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である。
本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(I)におけるX’がHである場合には、Rは4位が−NHC(S)NHR18で置換されたフェニル基であり、ここで、Wは、O、S、N−CN、NH又はN−NOであり;R18は、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;R18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;R19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基、或いは、R19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;R19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;R21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;R22は、H、−OH又は−NR2324であり;並びにR23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である。
本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(I)におけるX及びX’がともにHである場合には、Rは、4位が−NHC(S)NHR18で置換されたフェニル基であり、ここで、Wは、O、S、N−CN、NH又はN−NOであり、R18は、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;R18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;R19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基、或いは、R19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;R19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;R21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;R22は、H、−OH又は−NR2324であり;並びにR23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である。
本明細書に係る幾つかの実施形態において、R中の少なくとも1つの−OH基は、独立して、対応するリン酸エステル(OP(O)(OH))に変換する。本明細書に係る幾つかの実施形態において、R中の少なくとも1つの−OH基は、独立して、−OR25に変換し、ここで、R25は、独立して、エステル、エーテル、又は置換されたエーテルである。本明細書に係る幾つかの実施形態において、Rのうち、−NHC(= W)NHR18基の少なくとも1つのNH基は、独立して、アルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルキルヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基又は−CHOR26で置換され、ここで、R26は、独立して、リン酸エステル、エステル、アルキル基又はアルキルアリール基である。
本発明の他の側面は、式(II)で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、立体異性体又は互変異性体を提供する。
Figure 2019522682
(ここで、Xは、H、C1−8アルキル基、CF、−C(O)NR1112、ハロゲン、シアノ基、 −S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、或いは−OH、−NR1112又は−OR13で置換されたC1−6アルキル基であり;Y及びY’は、それぞれ独立して、H、メチル基、エチル基、オキソ基又はシアノ基であり、或いは、Y及びY’は一緒になってそれらが結合する原子と共に4乃至7員環を形成し、前記環のうち、モルホリン環中の1〜4個の原子を含み;Wは、O、S、N−CN、NH又はN−NOであり;Rは、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;R18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;R19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基であり、或いは、R19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;R19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;R21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;R22は、H、−OH又は−NR2324であり;並びにR23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である。)
本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(II)で表される化合物におけるXは、Hである。本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(II)で表される化合物におけるRは、C1−4アルキル基、C1−4シクロアルキル基、又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基である。本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(II)で表される化合物におけるRは、5員又は6員のヘテロアリール基であり、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、イミダゾール、トリアジン、オキサゾール及びチアゾールを含む。本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(II)で表される化合物におけるRzは、非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基である。本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(II)で表される化合物におけるWは、O又はSである。
本明細書に係る幾つかの実施形態において、Rzの少なくとも1つの−OH基は、独立して、対応するリン酸エステル(OP(O)(OH))に変換する。本明細書に係る幾つかの実施形態において、Rzの少なくとも1つの−OH基は、独立して、−OR25に変換し、ここで、R25は、独立して、エステル、エーテル、又は置換されたエーテルである。本明細書に係る幾つかの実施形態において、−NHC(= W)NHR基の少なくとも1つのNH基は、独立して、アルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルキルヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基又は−CHOR26で置換され、ここで、R26は、独立して、リン酸エステル、エステル、アルキル基又はアルキルアリール基である。
本発明の他の側面は、式(III)で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、立体異性体又は互変異性体を提供する。
Figure 2019522682
(ここで、Xは、H、C1−8アルキル基、CF、−C(O)NR1112、ハロゲン、シアノ基、 −S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、又は−OH、−NR1112又は−OR13で置換されたC1−6アルキル基であり;Y及びY’は、それぞれ独立して、H、メチル基、エチル基、オキソ基又はシアノ基であり、或いは、Y及びY’は一緒になってそれらが結合する原子と共に4乃至7員環を形成し、前記環のうち、モルホリン環中の1〜4個の原子を含み;Rは、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、又は非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;R18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;R19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基であり、或いは、R19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;R19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;R21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;R22は、H、−OH又は−NR2324であり;並びにR23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である。)
本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(III)で表される化合物におけるXは、水素である。本明細書に係る幾つかの実施形態において、Xは、水素である。本明細書に係る幾つかの実施形態において、Xは、tert-ブチル基、CF、ハロゲン、シアノ基、−S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、或いは−OH、−NR1112又は−OR13で置換されたC1−6アルキル基である。本明細書に係る幾つかの実施形態において、Rは、C1−4アルキル基、C1−4シクロアルキル基、又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基から選ばれる。本明細書に係る幾つかの実施形態において、Rは、5員又は6員のヘテロアリール基であり、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、イミダゾール、トリアジン、オキサゾール及びチアゾールを含む。本明細書に係る幾つかの実施形態において、Rzは、非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基である。本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(III)で表される化合物におけるRzの少なくとも1つの−OH基は、独立して、対応するリン酸エステル(OP(O)(OH))に変換する。本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(III)で表される化合物におけるRzの少なくとも1つの−OH基は、独立して、OR25に変換し、ここで、R25は、独立して、エステル、エーテル、又は置換されたエーテルである。本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(III)で表される化合物における−NHC(S)NHR基の少なくとも1つのNH基は、独立して、アルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルキルヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基又は−CHOR26で置換され、ここで、R26は、独立して、リン酸エステル、エステル、アルキル基又はアルキルアリール基である。
本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(I)〜(III)で表される化合物は、以下の化学式を持つ。
Figure 2019522682
Figure 2019522682
Figure 2019522682
Figure 2019522682
Figure 2019522682
Figure 2019522682
本明細書に係る幾つかの実施形態において、上記化合物の少なくとも1つの水素は、重水素で置き換えられる。幾つかの実施形態において、橋環、ピロール環又はエチレン基の少なくとも1つの水素は、重水素で置き換えられる。
本発明の1つの側面は、式(I)〜(III)で表される化合物を合成するための方法を提供する。
本発明の他の側面は、式(I)〜(III)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物を提供する。
本明細書に係る幾つかの実施形態において、式(I)〜(III)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含む、mTOR阻害に関連する疾患又は障害を治療する方法を開示している。本明細書に係る幾つかの実施形態において、選択的なmTOR阻害に関連する疾患又は障害を治療する方法を開示している。本明細書に係る幾つかの実施形態において、PI3Kキナーゼを含むATP結合タンパク質の阻害に関連する疾患又は障害を治療する方法を開示している。本明細書に係る幾つかの実施形態において、上記障害は、PI3Kシグナル伝達経路の調節不全に関連する過形成である。本明細書に係る幾つかの実施形態において、上記障害は、mTORシグナル伝達経路の調節不全に関連する過形成である。本明細書に係る幾つかの実施形態において、上記障害は、過形成に関連する。
定義
全ての用語は、当業者によって理解されるものとして理解されることが意図される。別途定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術・科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。以下の定義は、本発明に関連する当該技術分野を補完するものであり、且つ、いずれの関連又は関連しない状況に帰属されるべきではなく、例えば、共同所有の特許または出願に帰属する。本発明の試験実施において、本明細書に記載された方法および材料と類似するまたは同等な任意の方法および材料を使用することができるが、好ましい材料および方法が本明細書に記載されている。従って、本明細書で用いられる用語は、特定の実施形態を説明するためのみであり、制限的ではない。
本明細書及び特許請求の範囲に係る単数形「1つ」、「1個」及び「その」は、特に明記されない限り、複数の指示物を含む。従って、例えば、係る「1種の分子」は、複数のそのような分子を含む場合などがある。
本明細書が使用する「約(about)」又は「近い(nearly)」という用語とは、通常、指定された含有量の+/−15%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%又は1%内にあることを意味する。
本明細書は、一般的に標準的な命名法を用いて化合物を命名する。不斉中心を有する化合物については、(特に明記しない限り)すべての光学異性体及びそれらの混合物を含むことを理解すべきである。さらに、炭素−炭素二重結合を有する化合物は、Z−型及びE−型として存在してもよく、特に明記しない限り、係る化合物の全ての異性体が本発明に含まれる。化合物が各種の互変異性体として存在する場合には、列挙された化合物は、いずれか1つの特定の互変異性体に限定されず、全ての互変異性体を含むことが意図される。
本明細書で使用されるように、「アルキル基」という用語とは、直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族炭化水素を指す。アルキル基には、1〜8個の炭素原子(C1−8アルキル基)、1〜6個の炭素原子(C1−6アルキル基)、及び1〜4個の炭素原子(C1−4アルキル基)を有する基が含まれ、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、2−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、2−ヘキシル基、3−ヘキシル基、及び3−メチルペンチル基を含む。ある場合には、アルキル基の置換基が具体的に示される。例えば、「シアノアルキル基」とは、少なくとも1つのシアノ基で置換されたアルキル基を指す。
「アルケニル基」とは、少なくとも1つの不飽和炭素−炭素二重結合を含む直鎖又は分岐鎖のアルケニル基を指す。アルケニル基は、C2−8アルケニル基、C2−6アルケニル基、及びC2−4アルケニル基を含み、それらはそれぞれ2〜8個、2〜6個、又は2〜4個の炭素原子を有し、例えば、ビニル基、アリル基、又はイソプロペニル基を含む。「アルキニル基」とは、1つ以上の炭素−炭素不飽和結合を持ち、その少なくとも1つが三重結合である、直鎖又は分岐鎖のアルキニル基を指す。アルキニル基は、C2−8アルキニル基、C2−6アルキニル基、及びC2−4アルキニル基を含み、それらは、それぞれ2〜8個、2〜6個、又は2〜4個の炭素原子を持つ。
「シクロアルキル基」とは、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、アダマンタン基を含む、全ての環構成原子は炭素である、1つ以上の飽和環を含む基である。シクロアルキル基は、芳香環又は複素環を含まない。あるシクロアルキル基は、C3−7シクロアルキル基であり、ここで、シクロアルキル基は、3〜7個の環構成原子を持つ単環を含み、その全ての環構成原子は、炭素である。「シクロアルケニル基」とは、全ての環構成原子は炭素である1つ以上の不飽和環を含む基である。
「アルコキシ基」とは、酸素橋(−O−)を介して連結した以上のようなアルキル基である。アルコキシ基は、C1−6アルコキシ基、及びC1−4アルコキシ基を含み、それらは、それぞれ1〜6個、又は1〜4個の炭素原子を持つ。代表的なアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、2−ペンチルオキシ基、3−ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、2−ヘキシルオキシ基、3−ヘキシルオキシ基、及び3−メチルペンチルオキシ基が挙げられる。
「アルキルアミノ基」とは、一般式構造として−NH−アルキル基又は−N(アルキル基)(アルキル基)を持つ第二級アミン又は第三級アミンであり、ここで、各アルキル基は、独立して、アルキル基、シクロアルキル基、及び(シクロアルキル)アルキル基から選ばれる。それらの基は、例えば、モノ−及びジ−(C1−6アルキル基)アミノ基を含み、ここで、各C1−6アルキル基は同じであっても異なっていてもよい。「アルキルアミノ基」という用語に用いられる「アルキル基」の定義は、シクロアルキル基及び(シクロアルキル)アルキル基を含む、他の全てのアルキル基を含む基に用いられる「アルキル基」の定義と異なることが明らかになる。
「ハロゲン」とは、フッ素、塩素、臭素、及びヨウ素を意味する。「ハロアルキル基」とは、1つ以上の独立して選ばれるハロゲンで置換されたアルキル基(例えば、1〜6個の炭素原子、及び少なくとも1つのハロゲンをもつ「C1−6ハロアルキル基」)である。ハロアルキル基の具体例は、モノ−、ジ−又はトリ−フルオロメチル基;モノ−、ジ−又はトリ−クロロメチル基;モノ−、ジ−、トリ−、テトラ−又はペンタ−フルオロエチル基;モノ−、ジ−、トリ−、テトラ−又はペンタ−クロロエチル基;1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)−エチル基を含むが、これらに限定されない。
「ヘテロアリール基」とは、少なくとも1つの芳香環が、N、O及びSから選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を含む芳香族基である。ヘテロアリール基は、例えば、5乃至12員のヘテロアリール基を含む。具体例は、イミダゾール、フラン、フラザン、イソチアゾール、イソキサゾール、オキサジアゾール、オキサゾール、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、チアゾール、及びチオフェンを含むが、これらに限定されない。
「複素環式(heterocyclic)」という用語とは、少なくとも1つの環原子が、炭素であり、且つ、少なくとも1つの環原子が、N、O及びSから選ばれるヘテロ原子である、3〜12個の環原子を含む環状構造を意味する。複素環基は、芳香族または非芳香族であってもよい。ピペリジン及びオキセタンは、非芳香族複素環の非制限的な具体例である。チアゾール及びピリジンは、芳香族複素環の非制限的な具体例である。
本明細書が使用する「置換基」及び「置換された」とは、分子部分が目的分子内の原子に共有結合していることを意味する。例えば、環の置換基は、例えば、ハロゲン、アルキル基、ハロアルキル基、又は環構成原子としての原子(好ましくは、炭素又は窒素原子)に共有結合した他の基の部分であってもよい。芳香族基の置換基は、一般的に、環炭素原子と共有結合する。
本発明は、さらに、同位体標識された本発明の化合物を含み、その1つ以上の原子は、同じ原子番号の原子で置き換えられるが、原子質量または質量数は、通常天然に発見される原子質量または質量とは異なる。本発明の化合物に含まれることが好適な同位体の具体例は、重水素のような水素の同位体、及び13Cのような炭素の同位体を含む。重水素のような比較的重い同位体で置き換えられることにより、より高い代謝安定性に起因するいくつかの治療上の利点、例えば、インビボ(in vivo)での半減期の延長及び用量の減少をもたらすために、ある場合には、それが好ましい可能性がある。
重水素(D又はH)は、水素の非放射性の安定同位体であり、重水素の天然存在比は約0.015%である。化合物の重水素含有量が天然存在比レベルの0.015%より高いと、化合物は不自然であると考えられるべきである。本発明に係る化合物において、特定の位置が重水素と指定された場合には、重水素の存在比は、重水素の天然存在比の0.015%より有意に高い。重水素と指定された位置には、通常、かかる化合物において重水素と呼ばれる各原子において少なくとも3000の最小同位体濃縮因子を有する。本発明に係る化合物の安定同位体置換の程度よりも、天然に豊富な安定な水素の濃度は小さく、且つ重要ではない。
式(I)で表される化合物を使用する場合には、「薬学的に許容される」という用語とは、対象へ投与に安全な化合物の形態を指すことを意図する。例えば、式(I)で表される化合物の遊離塩基、塩形態、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、又は誘導体形態は、例えば、アメリカ食品医薬品局(FDA)などの管理当局または規制当局によって、経口投与またはいずれの他の投与経路により哺乳動物に投与することが承認され、薬学的に許容されるものである。
式(I)で表される化合物には、遊離塩基化合物の薬学的に許容される塩の形態が含まれる。「薬学的に許容される塩」という用語は、アルカリ金属塩を形成し、遊離酸又は遊離塩基の付加塩を形成するために一般的に用いられる塩を含み、それは、規制当局によって承認されている。塩は、イオン会合、電荷-電荷相互作用、共有結合、錯体形成、配位などによって形成される。塩の性質は、薬学的に許容される限り、重要ではない。
幾つかの実施形態において、式(I)で表される化合物は、医薬組成物として化合物を投与することにより対象を治療するために用いられる。そのために、1つの実施形態において、化合物を1種又は複数種の薬学的に許容される賦形剤(担体、希釈剤又はアジュバントを含む)と組み合わせ、本明細書でより詳しく記載される適当な組成物を形成する。
本明細書が使用する「賦形剤」という用語とは、活性医薬成分(API)以外の任意の薬学的に許容される添加剤、担体、アジュバント又は他の適当な成分を指し、それが製剤及び/又は投与目的のために一般的に含まれる。「希釈剤」及び「アジュバント」は、以下で定義される。
本明細書が使用する「治療する」、「治療し」、「治療作用」及び「療法」という用語とは、治癒的治療、予防的治療及び防止的治療を含むが、これらに限定されない治療を指す。予防的治療は、一般に、障害の発症を予防するが、又は個体における疾患の前臨床的に明らかな段階の発症を遅らせることを構成する。
「有効量」という用語は、各薬剤の量を定量化することを目的とし、代替療法一般的に伴う有害な副作用を回避しつつ、障害の重症度および各薬剤の各治療の頻度を改善するという目標を達成する。一実施形態において、有効量は、単一の剤形又は複数の剤形で投与される。
選択された投与経路にかかわらず、本発明に係る化合物(適当な水和物形態で使用可能)及び/又は本発明に係る医薬組成物を薬学的に許容される剤形を調製し、又は当業者に公知の他の方法を利用する。
本発明に係る医薬組成物の活性成分の実際の用量レベルを変動させることにより、患者に毒性を与えずに特定の患者、組成物及び投与方式に対する所望の治療応答を達成するための有効量の活性成分を得ることができる。
選択された用量レベルは、使用される本発明に係る特定の化合物の活性、投与経路、投与時間、使用される特定の化合物の***速度、治療の持続期間、使用される特定のヘッジホッグ阻害剤と併用される他の薬物、化合物及び/又は材料、治療される患者の年齢、性別、体重、病態、全般的な健康状態、過去の病歴などの医療技術分野で知られている要因を含む、様々な因子に依存する。
当分野の通常の知識をもつ医師または獣医師であれば、所望の医薬組成物の有効量を容易に決定し処方することができる。例えば、医師又は獣医師は、所望の治療効果を達成するのに必要なレベルよりも低レベルで医薬組成物に用いられる本発明の化合物の用量を開始し、所望の効果が達成されるまで用量を漸増することができる。
一般的に、本発明に係る化合物の適切な1日用量は治療効果を生じるために有効な最低用量である化合物の量である。このような有効用量は一般に上記の因子に依存する。一般的に、患者に投与する本発明の化合物の静脈内、脳室内および皮下投与量は、1日あたり約0.0001〜約100mg /kg体重の範囲である。投与方式は、用量に大きな影響を及ぼす。局所的な送達経路には、より高い用量を使用することができる。
本発明は、活性成分として式(I)〜(III)のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容される塩、プロドラッグ又は溶液を含む薬物を含む。
活性成分として式(I)〜(III)のいずれか1つを含む医薬組成物を投与することを含む、mTOR阻害に関連する疾患又は障害を治療する方法。
活性成分として式(I)〜(III)のいずれか1つを含む医薬組成物を投与することを含む、選択的なmTOR阻害に関連する疾患又は障害を治療する方法。
活性成分として式(I)〜(III)のいずれか1つを含む医薬組成物を経口投与することを含む、選択的なmTOR阻害に関連する疾患又は障害を治療する方法。
活性成分として式(I)〜(III)のいずれか1つを含む医薬組成物を投与することを含む、PI3KキナーゼのようなATP結合タンパク質の阻害に関連する疾患又は障害を治療する方法。
活性成分として式(I)〜(III)のいずれか1つを含む医薬組成物を投与することを含む、プロテインキナーゼのようなATP結合タンパク質の阻害に関連する疾患又は障害を治療する方法。
活性成分として式(I)〜(III)のいずれか1つを含む医薬組成物を使用して治療する方法において、疾患又は障害は、PI3Kシグナル伝達経路の調節不全に関連する過形成である。
活性成分として式(I)〜(III)のいずれか1つを含む医薬組成物を使用して治療する方法において、前記の疾患又は障害は、mTOR経路の調節不全に関連する過形成である。
活性成分として式(I)〜(III)のいずれか1つを含む医薬組成物を使用して治療する方法において、前記の疾患又は障害は、過形成に関連する。
必要に応じて、活性化合物の有効1日用量は、1日を通して適切な間隔で、場合により単位剤形で、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ又はそれ以上のサブ用量(sub-doses)として別々に投与することができる。用量レベルが具体的な化合物、症状の重症度及び副作用に対する被験体の感受性により変化し得ることは、当業者にとっては明らかになる。本明細書に開示された所定の化合物の用量は、当業者にとって様々な手段で容易に決定することができる。
合成方法
合成方法のサイズおよび規模は、所望の最終生成物の量により変更する。特定の反応物および量が実施例に示されているが、当業者であれば、他の代替のもの及び同様に実行可能な反応物群が同じ化合物も生成することを理解すべきである。従って、一般的な酸化剤、還元剤、様々な性質の溶媒(非プロトン性、非極性、極性など)を使用する場合には、等価物は当技術分野で公知であり、本明細書において本方法に用いられることが予期される。
以下のステップの多くは、反応終了後の様々な後処理を示す。後処理は、通常、反応をクエンチさせていずれの残っている触媒活性および出発試薬を停止させることを含む。通常、次に、有機溶剤を加えて水層と有機層とを分離させる。生成物は、一般的に有機層から得られ、未使用の反応物、他の不純物である副生成物、及び不要な化学物質は、通常、水層に捕集されて廃棄される。文献全体中に見出される標準的な有機合成方法の後処理は、通常、乾燥剤にさらして生成物を乾燥させることにより過剰の水又は有機層に残った部分的に溶解した水性副生成物を除去し、並びに残りの有機層を濃縮する。溶剤に溶解した生成物の濃縮は、圧力下での蒸発、高温・高圧下での蒸発などの任意の既知の方法によって達成することができる。この濃縮は、例えばロータリーエバポレーターなどの標準的な実験設備を用いて蒸留することにより達成することができる。その後、1つ以上の精製工程を任意に選択して行い、フラッシュカラムクロマトグラフィー、各種のメディアによる濾過、及び/又は当技術分野で知られている他の調製方法、及び/又は結晶化/再結晶化を含んでもよいが、これらに限定されない。(例えば、Addison Ault,“Techniques and Experiments for Organic Chemistry,” 6th Ed.,University Science Books, Sausalito, Calif., 1998, AnnB. McGuire, Ed., pp. 45〜59を参照)。
本発明に係る式(I)〜(III)の化合物は、以下の反応スキーム及びその記載に従って調製調製することができる。
Figure 2019522682
スキーム1に示すように、2’は、標準的な塩基性SNAr置換により1及び1aから調製することができ、ここで、塩基は、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、炭酸カリウム、炭酸セシウム又はCsFから選ばれてもよいが、これらに限定されなく、また、溶剤は、イソプロパノール、トルエン、エタノール、DMSO、DMA又はNMPから選ばれてもよいが、これらに限定されない。最終的な化合物4’は、Suzuki(鈴木反応)条件下で塩化物2’をホウ酸又はエステル3’とカップリングさせることにより合成されることができる。パラジウム触媒は、多くの市販されているパラジウム触媒から選ばれてもよく、例えば、Pd(dppb)Clが挙げられる。ここで、Ar基は、アリール基又はヘテロアリール基であってもよい。ホウ酸又はエステル3’は、市販として購入され、又は文献に報道された方法により臭化アリール又はヨウ化アリールから調製することができる。二塩化物1は、市販として購入され、又は文献の公知の方法又はスキーム2に記載の方法により調製することができる。
Figure 2019522682
25℃で、1−アミノ−1H−ピロール−2−カルボキサミド5(1.46g,11.7mmol,J.Heterocyclic Chem.31、781(1994)に従って調製)と、無水ピリジン(1.1mL)とのジオキサン(15mL)の混合物にクロロギ酸エチル(1.2mL,1.3mmol)を滴下した。反応混合物を2時間加熱還流し、冷却し、真空濃縮した。得られた残留物を160℃で12時間加熱した。冷却した残留物を、メタノール(2×5mL)で研磨した。ろ過し真空乾燥した。中間体5”を褐色固体として得た(1.2g,収率65%)。 MS: 152 (M+H+)。
ジイソプロピルエチルアミン(4.5mL)とトルエン(20mL)との共溶媒に中間体5”(1.6g,10.4mmol)及びPOCl(2.94mL)を加えた。混合物を120℃でシールドチューブ中に置いて20時間加熱し、その後、氷で冷却された飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)に注いだ。15分間撹拌した。CHCl(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(1×50mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)させて濃縮した。カラムクロマトグラフィー(50〜100%CHClのヘキサン溶液)で精製し、所望の二塩化物1を薄茶色固体として得た(1.2g,収率86%)。H NMR (CDCl): δ 6.98(1H, m),7.05 (1H,m), 7.86 (1H, m); MS: 187 (M+H+)。
Figure 2019522682
室温で2,4−ジクロロピロロ[1,2−f][1,2,4]トリアジン(5.5g,29.3mmol)とモルホリン(2.8mL,32.2mmol)とKCO(8.0g,58.6mmol)とのDCM(50mL)溶液を3時間撹拌した。TLCは原料が完全に消耗されたことを示し、HO(50mL)を加えた。DCM(50mL×2)で混合物を抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮し、6.5g 化合物2を収率93%で得た。HNMR(CDCl, 400MHz): δ 7.58−7.57 (m, 1H), 6.74−6.72 (m,1H), 6.64−6.62 (m, 1H), 4.05 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.84 (t, 4H, J = 5.2Hz). ESI−MS (M+H)+: 239。
Figure 2019522682
室温で2,4−ジクロロピロロ[1,2−f] [1,2,4]トリアジン(150mg,0.80mmol)と(R)−3−メチルモルホリン塩酸塩(132mg,0.95mmol)とKCO(332mg,2.41mmol)とのDMF(5mL)溶液を3時間撹拌した。TLCは原料が完全に消耗されたことを示し、混合物にHO(10mL)を加えた。混合物をDCM(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮し、160mg 化合物3を収率79.2%で得た。HNMR(CDCl, 400MHz): δ 7.50−7.49 (m, 1H), 6.66−6.65 (m,1H), 6.56−6.54 (m, 1H), 4.78 (d, 1H, J = 1.6Hz), 4.52−4.49 (m, 1H), 3.97 (d, 1H, J = 8Hz), 3.76−3.67 (m,2H), 3.59−3.47 (m, 2H), 1.42 (d, 3H, J = 6.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 253。
Figure 2019522682
化合物4の方法(140mg,収率:89.7%)は化合物3の方法と同様であった。
HNMR(CDCl, 400MHz): δ 7.60−7.59 (m, 1H), 6.77−6.76 (m,1H), 6.67−6.65 (m, 1H), 4.69 (d, 2H, J = 12.8Hz), 3.79−3.71 (m, 2H), 2.99−2.91 (m, 2H), 1.32 (d,6H,J = 6.0Hz)。
Figure 2019522682
化合物5の方法(140mg,収率:89.7%)は、化合物2の方法と同様であった。H NMR (CDCl, 400MHz): δ 7.57 (s, 1H), 6.73−6.72 (m, 1H), 6.63−6.61 (m,1H), 4.52−4.45 (m, 4H), 3.55−3.53 (m, 2H), 2.02−2.00 (m,2H), 1.87−1.85 (m, 2H)。
Figure 2019522682
保護下で化合物2(20mg,0.08mmol)と、1H−インダゾール−5−イルボロン酸(18mg,0.1mmol)と、炭酸ナトリウム溶液(1M,0.25mL)とのトルエン(0.5mL)及びEtOH(0.15mL)の混合物にPd(dppf)Cl(3.5mg)を加えて120℃で24時間撹拌した。その後、混合物を水(5mL)で希釈し、酢酸エチル(10×3mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、乾燥まで真空濃縮を行った。Pre−HPLC(PE:EA = 1:1)により残留物を精製し、8mg 実施例1を収率29.8%で得た。H NMR (CDCl, 400MHz): δ 8.74 (s, 1H), 8.41 (d,1H,J = 8.8Hz), 8.19 (s,1H), 7.70 (s, 1H), 7.54 (d, 1H, J = 8.8Hz), 6.73−6.71 (m, 1H), 6.69−6.67 (m, 1H), 4.16 (t,4H,J = 4.8Hz), 3.91 (t,4H,J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 321。
Figure 2019522682
方法A:化合物2を20mg使用して実施例2(5mg,収率17.1%)を得た。H NMR (MeOD−d, 400MHz): δ 8.16 (d,2H,J = 8.4Hz), 7.68 (t,1H,J = 1.2Hz), 7.45 (d,2H,J = 8.4Hz), 6.92−6.90 (m,1H), 6.71−6.69 (m, 1H), 4.14 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.88 (t, 4H, J = 5.2Hz), 3.27−3.23 (m,2H), 1.82 (t, 3H, J = 7.2Hz). ESI−MS (M+H)+: 367。
Figure 2019522682
方法A:化合物3を20mg使用して実施例3を得た(15mg,収率56.7%)。H NMR (CDCl, 400MHz): δ 8.73 (s, 1H), 8.40 (d,1H,J = 8.0Hz), 8.20 (d, 1H, J = 0.8Hz), 7.71 (s, 1H), 7.55 (d, 1H, J = 8.0Hz), 6.72 (s, 1H), 6.68 (s, 1H), 5.03 (d,1H,J = 1.6Hz), 4.78−4.76 (m, 1H), 4.11 (d,1H,J = 8.8Hz), 3.87 (s, 2H), 3.74−3.64 (m, 2H), 1.54 (d,3H,J = 5.6Hz). ESI−MS (M+H)+: 335。
Figure 2019522682
保護下で化合物3(20mg,0.08mmol)と、1−エチル−3−(4−(4、4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)尿素(37mg,0.12mmol)と、炭酸ナトリウム溶液(1N,0.25mL)とのジオキサン(0.75mL)の混合物にPd(dppf)Cl(3.5mg,0.004mmol)を加え、100℃で24時間撹拌した。その後、混合物を水(5mL)で希釈し、酢酸エチル(3×3mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、乾燥まで真空濃縮を行った。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル(1:1))により残留物を精製し、13mg 実施例4を収率43.2%で得た。HNMR(CDCl, 400MHz): δ 8.15 (d, 2H, J = 6.8Hz), 7.62 (s, 1H), ), 7.40−7.39 (m,3H), ), 6.67−6.62 (m, 2H), 5.45−5.44 (m,1H), 4.92 (d, 1H, J = 0.8Hz), 4.66−4.64 (m,1H), 4.06−4.04 (m, 1H), 3.83−3.80 (m, 2H), 3.76−3.48 (m,2H), 3.26 (d, 2H, J = 5.6Hz), 1.47 (d,3H,J = 6.4Hz) ), 1.12 (t,3H,J = 5.2Hz). ESI−MS (M+H)+: 381。
Figure 2019522682
方法A:化合物4を20mg使用して実施例5を得た(8mg,収率30.6%)。H NMR (CDCl, 400MHz): δ 8.66 (s, 1H), 8.33 (d, 1H, J = 8.8Hz), 8.19−8.14 (m, 1H), 7.63 (m, 1H), 7.50 (d, 1H, J = 8.4Hz), 6.67−6.62 (m, 2H), 4.77 (d,2H, J = 12.4Hz),3.76−3.72 (m, 2H), 2.91 (t,2H, J = 11.6Hz),1.28 (d, 6H,J = 6.4Hz)。
Figure 2019522682
方法B:化合物4を20mg使用して実施例6を得た(14mg,収率47.3%)。H NMR (CDCl, 400MHz): δ8.12−8.11 (m, 2H), 7.64 (s, 1H), 7.38−7.37 (m, 2H), 7.08−6.97 (m, 1H), 6.72 (s, 1H), 6.64 (s, 1H), 4.74−4.71 (m, 2H), 3.79−3.78 (m, 2H), 3.30−3.29 (m, 2H), 2.96−2.93 (m, 2H), 1.29 (d, 6H, J = 11.2Hz), 1.17 (s, 3H) . ESI−MS (M+H)+: 395。
Figure 2019522682
方法B:化合物5を20mg使用して実施例7を得た(6mg,収率22.9%)。H NMR (CDCl, 400MHz): δ8.75 (s, 1H), 8.43 (d, 1H, J = 8.0Hz), 8.24−8.13 (m,1H), 7.70 (s, 1H), 7.60 (d, 1H, J = 8.4Hz), 6.73−6.66 (m, 2H), 4.67−4.58 (m, 4H), 3.62 (t, 2H, J = 6.0Hz), 3.30−3.29 (m, 2H), 2.05−1.93 (m, 2H) . ESI−MS (M+H)+: 347。
Figure 2019522682
方法B:化合物5を20mg使用して実施例8を得た(10mg,収率33.7%)。H NMR (MeOD−d, 400MHz): δ8.16 (d, 2H,J = 8.4Hz), 7.57−7.55 (m, 1H), 7.46 (d,2H, J = 8.0Hz),6.89−6.88 (m, 1H), 6.70−6.69 (m,1H), 4.69−4.63 (m, 2H), 4.56 (s,1H), 4.20 (s, 1H),3.56−3.50 (m, 2H), 3.29−3.24 (m,2H), 2.05−2.00 (m, 2H), 1.94−1.91 (m,2H), 1.19 (t, 3H, J = 7.2Hz).ESI−MS (M+H)+: 393。
Figure 2019522682
方法A:化合物2を20mg使用して実施例9を得た(5mg,収率18.3%)。H NMR (CDCl, 400MHz): δ8.46 (d, 2H, J = 8.8Hz), 8.27 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.72−7.71 (m, 1H), 6.77−6.72 (m, 2H), 4.15 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.90 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 326。
Figure 2019522682
方法A:化合物2を20mg使用して実施例10を得た(5mg,収率20.1%)。H NMR (CDCl, 400MHz): δ9.15 (s, 2H), 7.65−7.64 (m, 1H), 6.74−6.72 (m, 1H), 6.68−6.67 (m, 1H), 5.57 (s, 2H), 4.10 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.88 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 298。
Figure 2019522682
方法A:化合物2を20mg使用して実施例11を得た(13mg,収率48.4%)。HNMR(CDCl, 400MHz): δ8.99−8.98 (m, 1H), 8.16 (d, 1H, J = 7.6Hz), 7.78−7.77 (m,1H), 7.61−7.58 (m, 1H), 7.51−7.47 (m, 1H), 6.76−6.72 (m, 2H), 4.16 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.91 (t, 4H, J = 4.4Hz). ESI−MS (M+H)+: 321。
Figure 2019522682
方法A:化合物3を20mg使用して実施例12を得た(11mg,収率44.6%)。HNMR(CDCl, 400MHz): δ9.13 (s, 2H), 7.64−7.63 (m, 1H), 6.72−6.71 (m, 1H), 6.67−6.65 (m, 1H), 5.46 (s, 2H), 4.95−4.94 (m, 1H), 4.67−4.64 (m, 1H), 4.09−4.06 (m, 1H), 3.86−3.78 (m, 2H), 3.70−3.59 (m, 2H), 1.50 (d, 3H, J = 6.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 312。
Figure 2019522682
実施例9(20mg,0.06mmol)と、Fe(20mg,0.37mmol)とのEA(1.5mL)及び酢酸(1.5mL)の混合物を還流しながら一晩撹拌した。NaCO(aq.)でpHを8に調整した後、混合物をEAで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、乾燥まで濃縮し、化合物6を得た(10mg,55.1%)。粗生成物は、精製することなく、次のステップに直接使用した。H NMR (CDCl,400MHz): δ8.03 (d, 2H, J = 8.0Hz), 7.57−7.55 (m, 1H), 6.65 (d, 2H, J = 8.4Hz), 6.60−6.56 (m, 2H), 4.03 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.80 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 326。
Figure 2019522682
化合物6(10mg,0.03mmol)と、CDI(11mg,0.06mmol)と、EtN(0.2mL)とのDMF(1mL)溶液を室温で2時間撹拌した。その後、アニリン(6uL,0.06mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をHOでクエンチし、DCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、乾燥まで濃縮した。prep−TLC(PE:EA = 2:1)により粗生成物を精製し、実施例13を得た(9mg,25.7%)。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ8.91 (s, 2H), 8.16 (d, 2H, J = 8.0Hz), 7.80 (s, 1H), 7.56 (d, 2H, J = 8.0Hz), 7.47 (d, 2H, J = 7.6Hz), 7.30 (t, 2H, J = 7.6Hz) 7.01−6.99 (m, 2H), 6.73−6.72 (m, 1H), 4.08 (t,4H, J = 4.8Hz), 3.80 (t, 4H,J = 4.8Hz).ESI−MS (M+H)+: 415。
Figure 2019522682
方法C:化合物6を15mg使用して実施例14を得た(10mg,収率47.4%)。HNMR(DMSO−d, 400MHz): δ9.15 (s, 1H), 9.03 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.24−8.22 (m, 3H), 8.02(d, 1H, J = 7.6Hz), 7.86 (s, 1H), 7.63 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.41−7.38 (m, 2H), 6.79−6.78 (m, 1H), 4.13 (t,4H, J = 4.8Hz), 3.85 (t, 4H,J = 4.8Hz).ESI−MS (M+H)+: 416。
Figure 2019522682
Figure 2019522682
化合物7(300mg,1.8mmol)とEtN(0.5mL,3.6mmol)とのDCM(5mL)溶液に(Boc)O(427μL,2mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。その後、反応をHOでクエンチし、DCMで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過して濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA = 50:1)により粗生成物を精製し、化合物8を得た(300mg,収率:61.2%)。H NMR (CDCl, 400MHz): δ 7.97 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.42 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 4.37−4.32 (m,2H), 1.52 (s, 9H), 1.38 (t, 3H, J = 7.2 Hz)。
Figure 2019522682
化合物8(300mg,1.13mmol)とNaOH(1M,7mL)とのMeOH(5mL)溶液を室温で一晩撹拌した。濃縮した後、残留物をHOに溶解し、pH=2になるまで1N HClを加えて、混合物をEAで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮し、生成物である化合物9を得た(200mg,収率:74.5%)。それは、さらに精製することなく、次のステップに使用した。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 12.64 (s, 1H), 9.77 (s, 1H), 7.89(d, 2H, J = 8.4Hz), 7.61 (d, 2H, J = 8.8Hz), 1.54 (s, 9H)。
Figure 2019522682
化合物9(160mg,0.67mmol)とHOBT(136.7mg,、1.01mmol)とEDCI(193.6mg,1.01mmol)とEtN(0.3mL,2.01mmol)とのDMF(5mL)溶液を室温で3時間撹拌した。その後、N,N−ジメチルピペリジン−4−アミン(113μL,0.80mmol)を加えた。室温で一晩撹拌した後、混合物をDCM及びHOに溶解した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮した。カラムクロマトグラフィー(PE/EA = 5:1乃至EA)により粗生成物を精製し、化合物10を得た(200mg,収率:85%)。H NMR (CDCl, 400MHz): δ 7.40−7.34 (m,4H), 6.59 (s, 1H), 2.80−2.77 (m, 3H), 2.48−2.45 (m, 2H), 2.33 (s, 6H), 1.88−1.84 (m, 2H), 1.52 (s, 9H), 1.48−1.45 (m, 2H)。
Figure 2019522682
化合物10(260mg,0.7mmol)とTFA(1mL)とのDCM(5mL)溶液を室温で一晩撹拌した。その後、NaHCO(aq.)で反応をクエンチし、DCMで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、生成物である化合物11を得た(200mg)。それは、さらに精製することなく、次のステップに使用した。
Figure 2019522682
保護下、0℃で、化合物6(10mg,0.03mmol)とEtN(44μL,0.3mmol)とのDCM(3mL)溶液にBTC(40.2mg、0.14mmol)のDCM(3mL)溶液を撹拌しながら滴下した。滴下完了後、反応混合物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物をNaHCO(aq.)で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、化合物12(11mg)を得た。粗生成物は、精製する必要がなく、次のステップに直接使用した。
Figure 2019522682
室温で、化合物12(11mg,0.03mmol)のDCM(2mL)溶液に化合物11(139mg,1.01mmol)のTHF(3ml)溶液を撹拌しながら滴下した。滴下した後、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、粗生成物をPre−TLC(EA/NHO)により精製し、実施例15を得た(5mg,収率:25.6%)。H NMR (MeOD−d, 400MHz): δ 8.13−8.11 (m, 2H), 7.58−7.57 (m, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.34−7.32 (m, 2H), 6.81−6.80 (m, 1H), 6.61−6.59 (m, 1H), 4.04 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.77 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.50 (s, 1H), 3.40−3.36 (m, 2H), 2.78 (s, 6H), 2.05−2.00 (m, 2H), 1.62−1.58 (m, 2H), 1.53−1.49 (m, 2H). ESI−MS (M+H)+: 569。
Figure 2019522682
実施例16の方法(5.0mg,収率:23.4%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.84−8.83 (m,1H), 8.12 (d, 2H, J = 8.8Hz), 8.09−8.06 (m, 1H), 7.58−7.57 (m, 1H), 7.53−7.51 (m, 1H), 7.47 (d, 2H, J = 8.8Hz), 6.81−6.80 (m,1H), 6.61−6.59 (m, 1H), 4.04 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.77 (t, 4H, J = 4.8Hz), 2.54 (s, 3H). ESI−MS (M+H)+: 430。
Figure 2019522682
方法B:化合物3を30mg使用して化合物13を得た(20mg,収率54.5%)。HNMR(CDCl, 400MHz): δ 8.01 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.55 (dd, 1H, J = 2.8, 1.6 Hz), 6.63 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 6.58 (dd, 1H, J = 4.4, 1.2 Hz), 6.53 (dd, 1H,J = 4.4, 2.4 Hz), 4.88 (d, 1H, J = 6.0 Hz), 4.60 (d, 1H, J = 12.6 Hz), 3.98−3.95 (m, 1H), 3.73 (d, 2H, J = 3.2 Hz), 3.63−3.55 (m, 1H), 3.52−3.45 (m, 1H), 1.41 (d, 3H, J = 6.8 Hz)。
Figure 2019522682
実施例17の方法(6.0mg,収率:21.3%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (CDCl,400MHz): δ 8.43 (s, 1H), 8.23−8.11 (m,5H), 8.02 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.47 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.25−7.21 (m, 1H), 6.68−6.63 (m, 2H), 4.94−4.93 (m, 1H), 4.66 (d, 1H, J = 12.4Hz), 4.07−4.04 (m, 1H), 3.84−3.75 (m, 2H), 3.69−3.57 (m, 2H), 1.48 (d, 3H, J = 6.8Hz).ESI−MS (M+H)+: 430。
Figure 2019522682
実施例18の方法(5.0mg,収率:23.7%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 11.29−11.28 (m,1H), 10.28 (s, 1H), 8.51 (d, 2H, J = 6.4Hz), 8.19 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.80−7.75 (m, 3H), 7.59 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.00−6.99 (m, 1H), 6.73−6.71 (m, 1H), 4.07 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.79 (t, 4H, J = 4.0Hz). ESI−MS (M+H)+: 416。
Figure 2019522682
実施例19の方法(20mg,収率:69.5%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (CDCl,400MHz): δ 8.25 (d, 2H, J = 8.4Hz), 8.16 (s, 1H), 7.67−7.66 (m, 1H), 7.56 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.69−6.65 (m, 2H), 5.70 (s, 1H), 4.12 (t, 4H, J = 5.2Hz), 3.89−3.83 (m, 8H), 2.94−2.80 (m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 424。
Figure 2019522682
実施例20の方法(6.9mg,収率:22.6%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (CDCl,400MHz): δ 8.22 (d, 2H, J = 8.0Hz), 7.67 (s, 1H), 7.35 (d, 2H, J = 8.0Hz),6.72−6.66 (m, 2H), 6.37−6.35 (m, 1H), 5.29 (s, 1H), 4.12−4.11 (m, 4H), 3.96−3.89 (m, 5H), 3.49 (t, 4H, J = 9.6Hz), 1.98−1.95 (m, 2H), 1.47−1.43 (m, 2H). ESI−MS (M+H)+: 423。
Figure 2019522682
実施例21の方法(15.0mg,収率:53.5%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (CDCl,400MHz): δ 8.24 (d, 2H, J = 8.8Hz), 8.19 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.55 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.89−6.64 (m, 2H), 5.83−5.74 (m, 1H), 4.11 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.88 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.11−2.73 (m,8H), 2.36 (s, 3H). ESI−MS (M+H)+: 437。
Figure 2019522682
実施例22の方法(15.0mg,収率:56.7%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (CDCl,400MHz): δ 8.42−8.26 (m,1H), 8.10 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.56 (s, 1H), 7.39 (d, 2H, J = 8.8Hz), 6.59−6.55 (m, 2H), 6.22 (s, 1H), 4.00 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.78 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.37 (d, 2H, J = 5.2Hz), 2.65 (t, 2H, J = 5.2Hz), 2.39 (s, 6H). ESI−MS (M+H)+: 410。
Figure 2019522682
実施例23の方法(20.0mg,収率:72.8%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.49−8.45 (m,1H), 8.23−8.21 (m, 3H), 7.67 (s, 1H), 7.60−7.57 (m, 2H), 7.45−7.41 (m, 1H), 6.90−6.89 (m, 1H), 6.71−6.69 (m, 1H), 4.14 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.87 (t, 4H, J = 4.0Hz), 2.64 (s, 3H). ESI−MS (M+H)+: 430。
Figure 2019522682
0℃で、化合物14a(50mg,0.218mmol)とDMAP(31mg、0.250mmol)とのDCM(0.85mL)溶液にAcO(23μL,0.244mmol)を撹拌しながら加えた。その後、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を3M HClで洗浄し、DCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させた濃縮し、化合物14を得た(50mg,83.5%)。粗生成物は、さらに精製する必要がなく、次のステップに直接使用した。H NMR (CDCl, 400MHz ) δ11.65 (s, 1H), 7.91 (d, 1H, J= 1.6 Hz), 7.52〜7.45 (m, 2H), 2.26 (s, 3H)。
Figure 2019522682
保護下、化合物14(20mg,0.078mmol)とビス(ピナコラト)ジボロン(39.8mg,0.156mmol)とのDMSO(0.5mL)溶液にPd(dppf)Cl(300mg)とAcOK(38g,0.392mmol)とを加えた。得られた混合物を100℃で5時間撹拌した。混合物をDCMに溶解させ、珪藻土でろ過した。有機相をHO及びブラインで洗浄した。NaSOで乾燥させ、ろ過して濃縮した後、Pre−TLC(PE/EA = 1:1)により粗生成物を精製し、化合物15を固体として得た(6mg,収率:25.3%)。H−NMR (CDCl, 400 MHz) d 7.89 (s,1H), 7.77 (d, 1H, J = 7.6 Hz), 7.57 (d, 1H, J = 7.2 Hz), 2.52 (s,3H), 1.36 (s, 12H)。
Figure 2019522682
保護下、化合物15(30mg,0.094 mmol)及び2(22.5mg,0.094 mmol)の、1,4−ジオキサン(1.5 mL)及びHO(0.5 mL)の混合物にPd(dppf)Cl(4.0 mg)及びNaCO(50mg, 0.47 mmol)を加えた。得られた混合物を100℃で一晩撹拌した。混合物をDCMに溶解させ、珪藻土でろ過した。濾液を水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、粗生成物を得た。pre−HPLCにより精製し、化合物実施例24を得た(4.5mg,収率:11.9%)。 H NMR (CDCl, 400MHz ) δ 8.74 (d, 1H, J = 1.2 Hz),8.37〜8.35 (m, 1H),7.79 (d, 1H,J = 4.8 Hz),7.70〜7.69 (m, 1H),6.85〜6.83 (m, 1H),6.72〜6.70 (m, 1H),4.19〜4.17 (m, 4H),3.93〜3.90 (m, 4H), 2.30 (s, 3H). ESI−MS (M+H)+: 395.2。
Figure 2019522682
保護下、化合物16(150mg,0.58mmol)とビス(ピナコラト)ジボロン(448mg,1.76mmol)とのジオキサン(5.0mL)溶液にPd(dppf)Cl(15mg)とAcOK(288mg,2.94mmol)を加えた。得られた混合物を120℃で一晩撹拌した。混合物をDCMに溶解させ、珪藻土でろ過した。有機相をHO及びブラインで洗浄した。NaSOで乾燥させ、ろ過し濃縮した後、Pre−TLC(PE/EA = 1:1)により粗生成物を精製し、固体である化合物17を得た(80mg、収率:45.0%)。H−NMR (CDCl, 400 MHz) d 7.88 (s, 1H),7.77 (d, 1H, J = 7.6 Hz), 7.56 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 2.52 (s, 3H),1.36 (s, 12H)。
Figure 2019522682
保護下、化合物17(40mg,0.132 mmol)と、化合物2(31.5mg,0.132 mmol)との、ジオキサン(2.0mL)及びHO(1.0 mL)の混合物にPd(dppf)Cl(10mg)とNaCO(100mg,0.94mmol)を加えた。得られた混合物を120℃で一晩撹拌した。混合物をDCMに溶解させ、珪藻土でろ過した。濾液を水、ブラインで洗浄し、用NaSOで乾燥させて濃縮し、粗生成物を得た。pre−HPLCにより精製し、化合物実施例25を得た(5.0mg,収率:11.2%)。HNMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.16〜8.14 (m, 2H), 7.67〜7.66 (m, 1H), 7.26 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.90〜6.88 (m, 1H), 6.69〜6.68 (m, 1H), 4.14〜4.11 (m, 4H), 3.87〜3.65 (m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 337.79。
Figure 2019522682
Figure 2019522682
0℃で化合物18(1.0g,10.7mmol)のTHF(10mL)及び水(2mL)の溶液に臭化シアン(650mg,11.7mmol)のTHF溶液(3mL)を撹拌しながら加え、反応混合物を常温で16時間撹拌した。その後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)で反応をクエンチし、振とうし、得られた固体を濾別し、水で洗浄し、減圧乾燥させ、化合物19を得た(700mg,67.7%)。 H−NMR (DMSO−d, 400 MHz ) d 7.21 (d, 1H, J = 1.6 Hz, ) 7.03〜7.01 (m, 1H), 6.96 (d, 1H, J = 1.2 Hz), 6.23 (s,2H), 5.75 (s, 1H)。
Figure 2019522682
化合物19(200mg,0.94mmol)のAcO(2mL)溶液を室温で一晩撹拌した。ほとんどのAcOを除去した後、残留物をNaHCOで洗浄し、DCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、化合物20を得た(120mg,50.1%)。粗生成物は、さらに精製する必要がなく、次のステップに直接使用した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz ) δ 12.15〜12.11 (m, 1H), 11.58 (s, 1H), 7.62〜7.57 (m, 1H),7.42〜7.39 (m, 1H), 7.21〜7.19 (m, 1H), 2.16 (s, 3H)。
Figure 2019522682
保護下、化合物20(100mg,0.39mmol)とビス(ピナコラト)ジボロン(300mg,1.18mmol)とのジオキサン(5.0mL)溶液にPd(dppf)Cl(15mg)とAcOK(190mg,1.77mmol)を加えた。得られた混合物を120℃で一晩撹拌した。混合物をDCMに溶解させ、珪藻土でろ過した。有機相は、HO及びブラインで洗浄され、NaSOで乾燥され、ろ過・濃縮された後、Pre−TLC(PE/EA= 1:1)により粗生成物を精製し、固体である化合物21を得た(52mg,収率:43.0%)。H−NMR (CDCl, 400 MHz ) d 7.94 (s, 1H),7.73〜7.71 (m, 1H), 7.52〜7.48 (m, 2H), 2.41 (s,3H), 1.35 (s, 12H)。
Figure 2019522682
実施例26の方法(5.0mg,収率:12.4%)は、実施例24の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d, 400MHz ) δ 8.19(s, 1H), 8.07 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.63(d, 1H, J = 0.8 Hz), 7.30 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 6.85 (d, 1H, J = 3.6 Hz), 6.67〜6.65 (m, 1H), 4.09〜4.06 (m, 4H), 3.84〜3.81 (m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 337.6。
Figure 2019522682
化合物22(500mg,4.6mmol)のDCM(50mL)溶液にNBS(820mg,4.6mmol)を加えた。遮光下で、混合物を室温で16時間撹拌した。DCM(50mL)及び1N NaOH(50mL)で反応をクエンチした。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し濃縮し、化合物23(700mg,収率81%)を白色固体として得た。それは、さらに精製することなく、次のステップに直接使用した。
HNMR (CDCl, 400 MHz ): δ 8.23(s, 1H), 4.98(bs, 2H), 2.45(s, 3H)。
Figure 2019522682
乾燥フラスコに化合物23(50mg,0.27mmol)、酢酸カリウム(79mg,0.81mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(81mg,0.32mmol)、及びジオキサン(1.5mL)を加えた。その溶液にNを1.5分間バブリングした後、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)(22mg,30μmol)を加えた。N下、反応を115℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、ジオキサンを減圧下で除去した。EAを加えて得られたスラリーを超音波処理しろ過した。別のEAで固体を洗浄した。合わせた有機物を濃縮し、prep−TLCにより粗生成物を精製し、白色固体を得た(40mg,60% purity,)。H NMRにより、その物質は、化合物24と副生成物である化合物22との2:1の混合物である。その混合物をその後のSukuki(鈴木)反応に用いた。H NMR (CDCl, 400 MHz ): δ 8.53 (s, 1H), 5.77 (bs, 2H), 2.56 (s, 3H), 1.32 (s, 12H)。
Figure 2019522682
化合物24(40mg,0.17mmol)と化合物2(15mg,0.06mmol)と2M NaCO(0.5mL)との混合物にDME(1.5mL)を加えた。その溶液にNを1.5分間バブリングした後、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(5mg,6μmol)を加えた。N下、反応を95℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、EAを加えて得られたスラリーを超音波処理しろ過した。別のEAで固体を洗浄した。合わせた有機物を濃縮し、prep−TLC(PE:EA:TEA = 1:1:0.01)により粗生成物を精製し、実施例27(12 mg)を白色固体として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz ): δ 8.54 (s, 1H), 7.68−7.64 (m,1H), 6.84 (s, 1H), 6.72−6.76 (m, 1H), 6.68−6.72 (m, 1H), 5.03 (bs, 2H), 4.11−4.03 (m, 4H), 3.87−3.80 (m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 312.67。
Figure 2019522682
化合物2(15mg,0.06mmol)とCsF(27mg,0.20mmol)とKCO(16mg,0.1mm)とピペリジン−4−アミン(33μL,0.3mmol)とのDMSO(2.0mL)溶液を140℃で一晩撹拌した。混合物をDCMに溶解させ、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、粗生成物を得た。pre−HPLCにより精製し、化合物25を得た(3.0mg,収率:30.9%)。
Figure 2019522682
実施例28の方法(4.0mg,収率:9.5%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.53 (s, 1H), 8.06−8.05 (m, 1H), 7.87−7.85 (m, 1H), 7.29−7.26 (m, 2H), 6.26−.6.21 (m, 1H), 6.38−6.36 (m, 1H), 4.27−4.22 (m, 1H), 3.87 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.71 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.56−3.52 (m, 2H), 2.99−2.90 (m, 2H), 1.52−1.49 (m, 2H), 1.43−1.39 (m, 2H). ESI−MS (M+H)+: 423。
Figure 2019522682
実施例29の方法(20.0mg,収率:51.5%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.17−8.14 (m,2H), 7.66−7.65 (m, 1H), 7.46−7.43 (m, 2H), 6.89−6.88 (m, 1H), 6.69−6.67 (m, 1H), 4.12 (t, 4H, J = 5.2 Hz), 3.85 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.64 (t, 2H, J = 5.6Hz), 3.33 (t, 2H, J = 4.4Hz). ESI−MS (M+H)+: 383。
Figure 2019522682
実施例30の方法(20.0mg,収率:46.5%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.15 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.66−7.65 (m, 1H), 7.44 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.89−6.87 (m, 1H), 6.69−6.67 (m, 1H), 4.12 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.85 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.12−3.07 (m,1H), 1.32−1.29 (m, 2H), 1.18 (d, 3H, J = 6.4Hz).ESI−MS (M+H)+: 397。
Figure 2019522682
化合物2(1.20g,5.03mmol)のDMF(8mL)溶液にNBS(940mg,5.28mmol)のDMF(1mL)溶液を撹拌しながら加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。そして、反応をHOでクエンチし、EAで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過して濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA = 10:1)により粗生成物を精製し、化合物26を得た(1.2g,収率:75.2%)。H−NMR (CDCl3,400 MHz) d 6.79 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.69 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 4.05〜4.03 (m, 4H), 3.85〜3.83 (m, 4H)。
Figure 2019522682
保護下、化合物26(1.2g,3.78mmol)と、イソプロペニルボロン酸ピナコールエステル(1.07mL,5.67mmol)と、NaCO(50mg、472mmol)とのDMF(5.0mL)及びHO(1.0mL)の混合溶液にPd(dppf)Cl(30mg)を加えた。得られた混合物を95℃で一晩撹拌した。混合物をEAに溶解させ、珪藻土でろ過した。濾液を水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、粗生成物を得た。カラムクロマトグラフィー(PE/EA = 10:1)により精製し、化合物27を得た(340mg、収率:32.3%)。H−NMR (CDCl3,400 MHz) d 6.75 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.66 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.20 (d, 1H, J = 0.8 Hz), 5.39 (d, 1H, J = 1.6 Hz), 4.05〜4.00 (m, 4H), 3.85〜3.83 (m, 4H), 2.21 (s, 3H)。
Figure 2019522682
実施例31の方法(5.0mg,収率:20.1%)は、実施例24の方法と同様であった。H NMR (CDCl3,400 MHz) δ 9.17(s, 2H), 6.76〜6.72 (m, 2H), 6.34 (d, 1H, J = 1.6 Hz), 5.77〜5.76 (m, 2H), 5.41 (d, 1H, J = 1.6 Hz), 4.09〜4.08 (m, 4H), 3.89〜3.86 (m, 4H), 2.28 (s, 3H). ESI−MS (M+H)+: 338.73。
Figure 2019522682
Figure 2019522682
化合物28(500mg,3.1mmol)のDCM(40mL)溶液にNBS(600mg,3.3mmol)を加えた。室温、遮光下で、溶液を2時間撹拌した。その後、1N NaOH(50mL)で反応をクエンチし、DCM(50mL)で抽出した。有機相をブライン(100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、石油エーテル:酢酸エチル(10:1)で溶出し、化合物29を淡黄色固体として得た(700mg,94%)。H NMR (CDCl, 400 MHz): δ 8.28(s, 1H), 6.77(s, 1H), 4.78(bs, 2H)。
Figure 2019522682
乾燥フラスコに5−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(220 mg,0.91 mmol)、酢酸カリウム(446mg,4.55mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(279mg,1.10mmol,1.1 eq.)及びジオキサン(5mL)を加えた。その溶液にNを1.5分間バブリングした後、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)(32mg,45μmol)を加えた。N下、100℃で、反応を16時間撹拌した。室温まで冷却した後、ジオキサンを減圧下で除去した。EAを加え、得られたスラリーを超音波処理し、ろ過した。酢酸エチルで固体を洗浄した。合わせた有機物を濃縮し、石油エーテル:酢酸エチル(10:1)でシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製し、化合物30を淡黄色固体として得た(60mg,23%)。H NMR (CDCl3,400 MHz): δ 8.47 (s, 1H), 6.76 (s, 1H), 5.15 (bs, 2H), 1.34 (s, 12H)。
Figure 2019522682
化合物30(60mg,0.21mmol)と化合物2(48mg,0.20mmol)と2M NaCO(0.5ml)との混合物にDME(1.5ml)を加えた。溶液にNを1.5分間バブリングした時に、Pd(dppf)Cl(10mg、10μmol)を加えた。N下、95℃で、反応を16時間撹拌した。室温まで冷却した後、酢酸エチルを加え、得られたスラリーを超音波処理し、ろ過した。酢酸エチルで固体を洗浄した。合わせた有機物を濃縮し、石油エーテル:酢酸エチル(3:1)でPrep−TLCにより粗生成物を精製し、実施例32を黄色油状物として得た(5mg,7%)。H NMR (CDCl3,400MHz): δ 8.54 (s, 1H), 7.68−7.64 (m,1H), 6.84 (s, 1H), 6.72−6.76 (m, 1H), 6.68−6.72 (m, 1H), 5.03 (bs, 2H), 4.11−4.03 (m, 4H), 3.87−3.80 (m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 365.3。
Figure 2019522682
化合物31(500mg,3.06mmol)のDCM(40mL)溶液にNBS(1.66g,9.32mmol)を加えた。室温、遮光下で、溶液を2日撹拌した。そして、1N NaOH(50mL)で反応をクエンチし、DCM(50mL)で抽出した。有機相をブライン(100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し濃縮し、表題化合物32を白色固体として得た(530mg,収率73%)。それは、さらに精製することなく、次のステップに直接使用した。H NMR (CDCl,400 MHz): δ 8.52(s, 1H), 5.29(bs, 2H)。
Figure 2019522682
乾燥フラスコに化合物32(200 mg,0.83 mmol)、酢酸カリウム(407mg,4.15mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(272mg,1.07mmol)、及びジオキサン(15mL)を加えた。溶液にNを15分間バブリングし、Pd(dppf)Cl(65mg,8μmol)を加えた。N下、120℃で、反応を2時間撹拌した。室温まで冷却した後、ジオキサンを減圧下で除去した。酢酸エチルを加え、得られたスラリーを超音波処理し、ろ過した。酢酸エチルで固体を洗浄した。合わせた有機抽出物を濃縮し、石油エーテル:酢酸エチル(10:1)でシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製し、白色固体(100mg)を得た。HNMRにより、その材料は、化合物33と副生成物である化合物31の2:3の混合物である。その材料は、後のSuzuki(鈴木反応)に使用した。H NMR (CDCl3,400 MHz): δ 8.70 (s, 1H), 5.81 (bs, 2H), 1.34 (s, 12H)。
Figure 2019522682
化合物33(80mg,0.28mmol)と化合物2(22mg,0.09mmol)と2M NaCO(1.2ml)との混合物にジオキサン(6ml)を加えた。溶液にNを1.5分間バブリングし、Pd(dppf)Cl(12mg,3μmol)を加えた。N下、100℃で、反応を1時間撹拌した。室温まで冷却した後、酢酸エチルを加え、得られたスラリーを超音波処理し、ろ過した。酢酸エチルで固体を洗浄した。合わせた有機抽出物を濃縮し、石油エーテル:酢酸エチル(3:1)でPrep−TLCにより粗生成物を精製し、実施例33(10mg)を得た。当該化合物は不安定である。HNMR (CDCl3,400 MHz): δ 8.83 (s, 1H), 7.68−7.64 (m, 1H), 6.74−6.78 (m, 1H), 6.70−6.73 (m, 1H), 5.53 (bs, 2H), 4.11−4.04 (m, 4H), 3.87−3.82 (m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 366.1。
Figure 2019522682
実施例34の方法(20.0mg,収率:71.4%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 9.15 (s, 1H), 8.08 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.79−7.78 (m, 1H), 7.49 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.99−6.97 (m, 1H), 6.71−6.69 (m, 1H), 6.51−6.48 (m, 1H), 4.78 (d, 1H, J = 4.8Hz), 4.06 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.78 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.68−3.65 (m, 1H), 3.14−3.08 (m, 1H), 3.01−2.95 (m, 1H), 1.06 (d, 3H, J = 6.0Hz). ESI−MS (M+H)+: 397。
Figure 2019522682
実施例35の方法(20.0mg,収率:56.2%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 9.53 (s, 1H), 8.12 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.80−7.79 (m, 1H), 7.52(d, 2H, J = 8.8Hz),7.24−7.21 (m, 1H), 6.99−6.98 (m, 1H), 6.72−6.70 (m, 1H), 4.06 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.96−3.89 (m, 2H), 3.78 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 421。
Figure 2019522682
実施例36の方法(15.0mg,収率:48.5%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.17 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.67−7.66 (m, 1H), 7.48 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.79−6.78 (m, 1H), 6.69−6.68 (m, 1H), 4.15 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.91 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.76 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.39 (t, 2H, J = 6.4Hz), 2.58 (t, 6H, J = 6.4Hz). ESI−MS (M+H)+: 452。
Figure 2019522682
実施例37の方法(15.0mg,収率:47.4%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 9.00 (s, 1H), 8.08 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.79−7.78 (m, 1H), 7.49 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.99−6.98 (m, 1H), 6.71−6.69 (m, 1H), 6.47−6.44 (m, 1H), 4.06 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.78 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.58 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.15−3.10 (m, 2H), 2.35−2.29 (m, 6H), 1.59 (t, 2H, J = 7.2Hz).ESI−MS (M+H)+: 466。
Figure 2019522682
実施例38の方法(15.0mg,収率:58.3%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.17−8.15 (m,2H), 7.68−7.65 (m, 1H), 7.50−7.48 (m, 2H), 6.83−6.81 (m, 1H), 6.69−6.67 (m, 1H), 4.15 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.89 (t, 4H, J = 4.8Hz), 2.63−2.60 (m,1H), 0.78−0.76 (m, 2H), 0.55−0.54 (m, 2H). ESI−MS (M+H)+: 379。
Figure 2019522682
化合物34の方法(16mg,収率:44%)は、実施例24の方法と同様であった。H NMR (CDCl3,400 MHz) δ 8.13 (d, 2H, J = 4.8 Hz), 6.74〜6.68 (m, 4H), 6.49 (d, 1H, J = 1.6 Hz), 5.40 (s, 1H),4.13〜4.07 (m, 4H), 3.88〜3.78 (m, 4H), 2.29 (s,3H)。
Figure 2019522682
実施例9の方法(5.0mg,収率:20.1%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400 MHz) δ 8.39(s,1H), 8.12〜8.03 (m, 4H), 7.39 (d, 2H, J = 4.8 Hz), 7.26〜7.22 (m, 1H), 6.61〜6.57 (m, 2H), 6.32(s, 1H), 5.26 (s, 1H), 3.76〜3.74 (m, 4H), 3.20〜3.19 (m, 4H), 2.15 (s, 3H). ESI−MS (M+H)+: 456.97。
Figure 2019522682
実施例40の方法(10.0mg,収率:51.1%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.19−8.17 (m,2H), 7.67 (s, 1H), 7.49−7.47 (m,2H), 6.76−6.75 (m, 1H), 6.69−6.68 (m, 1H), 4.16−4.15 (m, 4H), 3.92−3.91 (m, 4H), 3.51 (d, 2H, J = 6.0Hz), 2.69 (t, 2H, J = 6.4Hz). ESI−MS (M+H)+: 392。
Figure 2019522682
実施例41の方法(10.0mg,収率:50.7%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (CDCl,400MHz): δ 8.21 (d, 2H, J = 8.0Hz), 7.67 (s, 1H), 7.34 (d, 2H, J = 8.0Hz),6.71−6.66 (m, 2H), 6.40 (s, 1H), 4.74−4.70 (m, 1H), 4.12 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.89 (t, 4H, J = 4.4Hz), 1.39 (m, 9H). ESI−MS (M+H)+: 395。
Figure 2019522682
実施例42の方法(10.0mg,収率:48.7%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 7.88 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.39(s, 1H), 7.20 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.53−6.52 (m, 1H), 6.42−6.40 (m, 1H), 3.88 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.63 (t, 4H, J = 4.8Hz), 2.95 (s, 2H), 0.96 (s, 6H). ESI−MS (M+H)+: 411。
Figure 2019522682
実施例43の方法(10.0mg,収率:47.3%)は、実施例15の方法と同様であった。1H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.54 (d, 2H, J = 8.4Hz), 8.04 (s, 1H), 7.87−7.85 (m,2H), 7.15−7.14 (m, 1H), 7.06−7.05 (m, 1H), 4.95 (d, 2H, J = 4.8Hz), 4.80−4.78 (m, 2H), 4.53−4.52 (m, 4H), 4.29−4.28 (m, 4H), 3.79 (s, 2H), 1.74 (s, 3H). ESI−MS (M+H)+: 423。
Figure 2019522682
実施例44の方法(160.0mg,収率:51.5%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 12.65−12.60 (m,1H), 9.11 (s, 1H), 9.03 (s, 1H), 8.17 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.88 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.81−7.80 (m, 1H), 7.59−7.57 (m, 4H), 7.01−7.00 (m, 1H), 6.73−6.71 (m, 1H), 4.07 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.79 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 459。
Figure 2019522682
室温で実施例44(20mg,0.04mmol)とHATU(25mg、0.06mmol)とDCM(2mL)との混合物にEtN(19uL、0.13mmol)を加えた。5分間後、N1,N1−ジメチルエタン−1、2−ジアミン(7μL,0.06mmol)を加えた。室温で混合物を3時間撹拌し、HOで希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮した。prep−TLCにより粗生成物を精製し、実施例45を得た(7mg,30.4%)。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 7.97 (d, 2H, J = 8.0Hz), 7.63 (d, 2H, J = 7.6Hz),7.43 (s, 1H), 7.35−7.31 (m, 4H), 6.55−6.53 (m,1H), 6.46−6.44 (m, 1H), 3.92−3.91 (m, 4H), 3.67−3.66 (m, 4H), 3.54−3.52 (m, 2H), 3.14−3.13 (m, 2H), 2.73 (s, 6H). ESI−MS (M+H)+: 529。
Figure 2019522682
実施例46の方法(9.0mg,収率:41.7%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.21 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.67 (s, 1H), 7.57−7.55 (m, 4H), 7.39 (d, 2H, J = 8.4Hz), 6.81−6.80 (m, 1H), 6.70−6.69 (m, 1H), 4.16−4.15 (m, 4H), 3.91−3.90 (m, 4H), 3.77−3.60 (m, 4H), 2.61−2.60 (m, 4H), 2.44 (s, 3H). ESI−MS (M+H)+: 541。
Figure 2019522682
実施例47の方法(9.0mg,収率:41.5%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.21 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.83 (d, 2H, J = 8.8Hz),7.68 (s, 1H), 7.59−7.53 (m, 4H), 6.79−6.78 (m,1H), 6.70−6.69 (m, 1H), 4.16−4.15 (m, 4H), 3.91 (s, 4H), 3.53−3.50 (m, 2H), 3.18−3.15 (m, 2H), 2.90 (s, 6H), 2.10−2.04 (m, 2H). ESI−MS (M+H)+: 543。
Figure 2019522682
実施例48の方法(5.0mg,収率:21.9%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 9.19 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.17 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.79 (d, 2H, J = 8.8Hz),7.58−7.53 (m, 4H), 7.01−7.00 (m,3H), 6.73−6.71 (m, 1H), 4.07 (t, 4H, J = 4.0Hz), 3.79 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.57 (t, 4H, J = 4.0Hz), 3.38−3.34 (m, 2H), 2.47−2.41 (m, 6H). ESI−MS (M+H)+: 571。
Figure 2019522682
実施例49の方法(10.0mg,収率:42.9%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.21 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.80 (d, 2H, J = 8.8Hz),7.68 (s, 1H), 7.58−7.55 (m, 4H), 6.82−6.81 (m,1H), 6.70−6.69 (m, 1H), 4.16 (s, 4H), 3.91 (s, 4H), 3.58−3.55 (m, 2H), 2.91−2.73 (m, 10H), 2.58 (s, 3H). ESI−MS (M+H)+: 584。
Figure 2019522682
Figure 2019522682
室温で2,4−ジクロロピロロ[1,2−f] [1,2,4]トリアジン(150mg,0.8mmol)と2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン(103mg,1.04mmol)とKCO(221mg,1.6mmol)とDMF(4.5mL)との混合物を2時間撹拌した。TLCは原料が完全に消耗されたことを示し、DCM(10mL)を混合物に加え、混合物を水(5mL)及びブラインで洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、真空濃縮し、化合物35を得た(160mg,81%)。
Figure 2019522682
化合物35(161mg,0.64mmol)と(4−アミノフェニル)ボロン酸(212mg,0.97mmol)と1.8M NaCO(1.5ml)との混合物にジオキサン(6ml)を加えた。溶液にNを1.5分間バブリングした後、Pd(dppf)Cl(44mg、60μmol)を加えた。N下、120℃で、反応を20時間撹拌した。室温まで冷却した後、酢酸エチル(20mL)を加え、得られたスラリーを超音波処理し、ろ過した。酢酸エチルで固体を洗浄した。合わせた有機抽出物を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル= 4:1)により粗生成物を精製し、化合物36(30mg)を白色固体として得た。
Figure 2019522682
実施例50の方法(15.0mg,収率:30.0%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d6,400 MHz ): δ 9.05 (s, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.62 (d, 1H, J=2.2 Hz), 8.25−8.19 (m, 1H), 8.15 (d, 2H, J=8.6 Hz), 8.00−7.94 (m,1H), 7.75−7.70 (m,1H), 7.57 (d, 2H, J=8.6 Hz), 7.37−7.30 (m, 1H), 6.73−6.65 (m, 2H), 4.35−5.04 (m, 8H). ESI−MS (M+H)+: 428.1。
Figure 2019522682
実施例51の方法(5.0mg,収率:17.9%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.15 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.65 (s, 1H), 7.43 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.81−6.80 (m, 1H), 6.69−6.68 (m,1H), 4.14 (s, 4H), 3.91−3.90 (m, 4H), 3.61 (s, 2H), 1.34 (s, 6H). ESI−MS (M+H)+: 411。
Figure 2019522682
実施例52の方法(5.0mg,収率:18.6%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.15 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.66 (s, 1H), 7.45 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.84−6.83 (m, 1H), 6.69−6.67 (m,1H), 4.14 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.89 (t, 5H, J = 4.8Hz), 3.56−3.55 (m,2H), 1.21 (d, 3H, J = 6.8Hz).ESI−MS (M+H)+: 397。
Figure 2019522682
実施例53の方法(5.0mg,収率:18.6%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.17 (d, 2H, J = 6.8Hz), 7.67 (s, 1H), 7.51−7.45 (m, 2H), 6.76 (s, 1H),6.69 (s, 1H), 4.15 (s, 4H), 3.91 (s, 5H), 3.61−3.52 (m, 2H), 1.21−1.19 (m, 3H). ESI−MS (M+H)+: 397。
Figure 2019522682
実施例54の方法(18mg,85%)は、実施例45の方法と同様であった。HNMR (DMSO−d6,400MHz ) δ 9.01 (d, 2H, J = 4.2 Hz), 8.17 (d, 2H, J = 8.7 Hz), 7.78−7.83 (m, 1H), 7.0−7.64 (m, 6H), 7.00 (dd, 1H,J = 4.4, 1.1 Hz), 6.72 (dd, 1H,J = 4.5, 2.7 Hz), 5.73 (d, 1H, J = 6.0 Hz), 4.43−4.55 (m,2H), 4.23 (bs,1H), 4.13−3.97 (m,5H), 3.86− 3.70 (m, 5H). ESI−MS (M+H)+: 514.2。
Figure 2019522682
実施例55の方法(16mg,72%)は、実施例45の方法と同様であった。HNMR (CDCl, 400MHz ) δ 8.37 (s,1H), 8.30 (s,1H), 8.14 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.63−7.68 (m,1H), 7.20 (s, 4H), 6.72 −6.61 (m, 2H), 4.00−4.22 (m, 5H), 3.98 −3.79 (m, 6H), 3.55−3.78 (m,2H), 3.10−3.50 (m, 3H), 3.00-3.10 (m, 1H). ESI−MS (M+H)+: 542.3。
Figure 2019522682
化合物37の方法(40mg)は、実施例45の方法と同様であった。
Figure 2019522682
化合物37(40mg,0.064mmol)のHCl/EA(5mL)中の混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物をろ過し、ケーキを、NaHCO(aq.)及びDCMで希釈し、分離し、水層を、DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮した。prep−TLC(EA:CHOH:NHOH = 2:1:0.1)により粗生成物を精製し、実施例56を白色固体として得た(10mg,30%)。HNMR (CDCl+CDOD, 400 MHz ) δ 8.10−8.17 (m,1H), 7.59−7.64 (m,1H), 7.51 −7.42 (m, 5H), 7.27−7.32 (m, 2H), 6.59−6.68 (m,2H), 4.02−4.12 (m, 4H), 3.79−3.89 (m, 4H), 3.55−3.75 (m, 4H), 2.85−3.00 (m, 4H)。 ESI−MS (M+H)+: 527.3
Figure 2019522682
実施例57の方法(12mg,54%)は、実施例45の方法と同様であった。HNMR (CDCl,400MHz ) δ 8.64 − 8.59 (m, 2H), 8.19 (d, J = 8.4 Hz,2H), 7.69 −7.61 (m,1H), 7.57 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.25−7.45 (m, 2H), 6.60−6.70 (m,2H), 4.02−4.13 (m,4H), 3.80−3.90(m, 4H), 3.80−3.20(m, 5H),2.54 (s, 6H),1.5−2.4(m, 2H). ESI−MS (M+H)+:555.3
Figure 2019522682
実施例58の方法(12mg,50%)は、実施例45の方法と同様であった。HNMR (CDCl, 400MHz ) δ 8.64 −8.59 (m, 2H), 8.19 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.69 − 7.61 (m, 1H), 7.57 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.25−7.45 (m, 2H), 6.60 −6.70 (m, 2H), 4.02 − 4.13 (m, 4H), 3.80−3.90(m, 4H), 3.80−3.20(m, 5H), 2.54 (s, 6H), 1.5−2.4(m, 2H). ESI−MS (M+H)+:555.3
Figure 2019522682
実施例59の方法(12mg,54%)は、実施例45の方法と同様であった。HNMR (CDCl,400MHz ) δ 8.65 (bs, 1H), 8.55 (bs, 1H), 8.19 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.64 (s, 1H), 7.54 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.30−7.44 (m, 2H), 6.60−6.70 (m, 2H), 4.02−4.14 (m, 4H), 3.80−3.90(m, 4H), 2.80−3.75(m, 8H), 2.63 (s, 3H), 2.03−2.25(m, 2H). ESI−MS (M+H)+:555.3
Figure 2019522682
実施例60の方法(8.0mg,収率:22.9%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.15 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.65−7.64 (m, 1H), 7.44 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.88−6.87 (m, 1H), 6.69−6.67 (m,1H), 4.11 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.86−3.81 (m, 5H), 3.72−3.63 (m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 413。
Figure 2019522682
実施例61の方法(4.0mg,収率:6.2%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 9.22 (s, 1H), 9.10 (s, 1H),8.18 (d, 2H, J = 8.8Hz),8.02−8.00 (m, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.65−7.56 (m,1H), 7.19−7.17 (m, 1H), 7.01−7.00 (m,1H), 6.73−6.72 (m, 1H), 4.07−4.06 (m, 4H), 3.80−3.79 (m, 4H), 2.78−2.77 (m, 3H). ESI−MS (M+H)+: 490
Figure 2019522682
Figure 2019522682

化合物2(20mg,0.084mmol)のDCM(3mL)溶液に、NIS(60mg,0.251mmol)のDCM(1mL)溶液を撹拌しながら加え、反応混合物を室温で一週間撹拌した。そして、HOで反応をクエンチし、EAで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮し、Pre−TLC(PE/EA = 3:1)により粗生成物を精製し、化合物38を得た(17mg,収率:56%)。H−NMR (CDCl, 400MHz ) d 6.85(d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.82 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 4.03〜4.02 (m, 4H), 3.85〜3.83 (m, 4H)。
Figure 2019522682
保護下、化合物38(100mg,0.274mmol)とCuI(62mg,0.329mmol)とのDMF(5.0mL)溶液に2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸メチル(316mg,1.65 mmol)を加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物をEA及びHOに溶解させた。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、粗生成物を得た。Pre−HPLC(PE:EA = 3:1)により精製し、化合物39を得た(50mg,収率:59.4%)。H−NMR (CDCl, 400MHz ) d 6.96 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.73 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 4.08〜4.06 (m, 4H), 3.87〜3.84 (m, 4H)。
Figure 2019522682
化合物40の方法(12.0mg,収率:50.6%)は、実施例24の方法と同様であった。H NMR (CDCl, 400MHz ) δ 8.16 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 6.95 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.80 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 6.66 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 4.13〜4.10 (m, 4H), 3.90〜3.88 (m, 4H)。
Figure 2019522682
実施例62の方法(7.0mg,収率:52.6%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d, 400MHz) δ 8.34(s, 1H), 8.04〜8.02 (m, 2H), 7.98〜7.95 (m, 1H), 7.91〜7.89 (m, 1H), 7.30 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.16〜7.13 (m, 1H), 6.75 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 6.54 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 3.91〜3.90 (m, 4H), 3.68〜3.66 (m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 484.26。
Figure 2019522682
Figure 2019522682
保護下、酢酸水銀(II)(384mg,1.34mmol)のHO(1.5mL)溶液に化合物27(340mg,1.22mmol)のTHF(1.5mL)溶液を加えた。室温で3時間撹拌した後、混合物に3N NaOH(1.5mL)及び0.5N NaBH(1.5mL)を加えた。室温で、さらに得られた混合物を3時間撹拌した。そして、反応をEAで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10:1)により粗生成物を精製し、化合物41を得た(110mg,収率:30.4%)。H−NMR (CDCl, 400MHz ) d 6.69 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.48 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 4.06〜4.03 (m, 4H), 3.85〜3.82 (m, 4H), 1.68 (s, 6H)。
Figure 2019522682
化合物42の方法(90mg,収率:68.7%)は、実施例24の方法と同様であった。H NMR (CDCl, 400MHz ) δ 8.06 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 6.73 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 6.63 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.47 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 4.12〜4.10 (m, 4H), 3.88〜3.85 (m, 4H), 1.74 (s, 6H)。
Figure 2019522682
実施例63の方法(2.0mg,収率:24.9%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d, 400MHz) δ 8.31(brs,1H), 8.29〜8.28 (m, 1H), 8.27〜8.26 (m, 1H), 8.20〜8.17 (m, 3H), 7.57 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 6.70 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.53 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 4.16〜4.14 (m, 4H), 3.91〜3.89 (m, 4H), 1.77(s,6H). ESI−MS (M−H): 472.34。
Figure 2019522682
化合物43の方法(22.0mg,収率:56.2%)は、実施例15の方法と同様であった。HNMR (MeOD−d,400MHz) δ 8.14 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.87〜7.85 (m, 2H), 7.42〜7.40 (m, 4H), 6.86 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 6.60 (d, , J= 4.8 Hz ,1H), 4.03〜4.00 (m, 4H), 3.83〜3.79 (m, 4H)。
Figure 2019522682
実施例64の方法(7.0mg,収率:82.7%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d, 400MHz) δ 8.11 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.41〜7.38 (m, 4H), 7.24 (t, 2H, J = 8.8 Hz), 6.85 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.58 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 4.03〜3.98 (m, 4H), 3.80〜3.75 (m, 4H), 3.31〜3.21 (m, 5H), 2.69 (s, 6H), 2.06〜1.94 (m,2H), 1.58〜1.48 (m, 2H). ESI−MS (M+H)+: 637.16
Figure 2019522682
実施例65の方法(4.0mg、収率:34.6%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d, 400MHz) δ 8.17 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.43 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.38 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.28 (s, 2H), 6.91 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 6.61 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 4.07〜4.05 (m, 4H), 3.85〜3.84 (m, 4H), 3.69〜3.62 (m, 4H), 2.62〜2.55 (m, 4H), 2.39 (s, 3H). ESI−MS (M+H)+: 609.14
Figure 2019522682
実施例66の方法(4.0mg,収率:33.8%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.59〜8.58 (m, 2H), 8.18 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.50 (d, 2H, J = 7.6 Hz), 7.32〜7.30 (m, 1H), 7.26〜7.24 (m, 1H), 6.93 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 6.62 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 4.08〜4.06 (m, 4H), 3.87〜3.84 (m, 4H), 3.81〜3.78 (m, 1H), 3.64〜3.62 (m, 1H), 3.53〜3.51 (m, 2H), 2.90 (s, 1H), 2.35〜2.33 (m, 6H), 1.90〜1.87 (m, 1H), 1.28〜1.23 (m, 1H). ESI−MS (M+H)+: 623.12
Figure 2019522682
実施例67の方法(20mg,収率:71%)は、実施例45の方法と同様であった。ESI−MS (M+H)+: 528.17
Figure 2019522682
実施例68の方法(20mg,収率:71%)は、実施例45の方法と同様であった。ESI−MS (M+H)+: 528.17
Figure 2019522682
実施例69の方法(20mg,収率:52%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 8.86 (s, 1H), 8.08 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.78 (s, 1H), 7.48 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.97−6.95 (m, 1H), 6.71−6.70 (m,1H), 6.32−6.31 (m, 1H), 4.98−4.95 (m, 1H), 4.78−4.75 (m, 1H), 4.67−4.62 (m, 1H), 4.01 (d, 1H, J = 8.0Hz), 3.80−3.70 (m,2H), 3.61−3.43 (m, 4H), 3.19−3.15 (m, 2H), 1.38 (d, 3H, J = 6.8Hz).ESI−MS (M+H)+: 397
Figure 2019522682
実施例70の方法(30mg,収率:78%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 8.66 (s, 1H), 8.09 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.78 (s, 1H), 7.50 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.97−6.95 (m, 1H), 6.72−6.70 (m,1H), 6.55−6.54 (m, 1H), 4.98−4.94 (m, 1H), 4.68−4.62 (m, 1H), 4.01 (d, 1H, J = 8.0Hz), 3.80−3.70 (m,2H), 3.61−3.48 (m, 2H), 2.57−2.54 (m, 1H), 1.38 (d, 3H, J = 6.8Hz), 0.65−0.62 (m, 2H), 0.43−0.40 (m, 2H). ESI−MS (M+H)+: 393
Figure 2019522682
保護下、化合物2(20mg,0.083mmol)と3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(34.0mg,0.167mmol)とのジオキサン(2.0mL)及びHO(0.5mL)の混合溶液にPd(dppf)Cl(10mg)及びNaCO(35mg,0.325mmol)を加えた。得られた混合物を120℃で一晩撹拌した。混合物をDCMに溶解させ、珪藻土でろ過した。濾液を水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、粗生成物を得た。prep−HPLCにより精製し、化合物実施例71を得た(15.0mg,収率:63.6%)。H NMR (CDCl,400MHz) δ 9.51 (s, 1H), 8.67 (d, 1H, J = 3.2 Hz), 8.60 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.70 (dd, 1H, J = 2.4, 1.6 Hz), 7.42 (dd, 1H,J = 7.6, 4.8 Hz), 6.75 (dd, 1H,J = 4.4, 1.2 Hz), 6.71 (dd, 1H,J = 4.4, 2.8 Hz), 4.18〜4.11 (m, 4H), 3.93〜3.86 (m, 4H)。
Figure 2019522682
化合物2(8mg,0.03mm)とCsF(40mg,0.26mm)とモルホリン(34.0mg,0.167mmol)とのDMSO(2.0mL)溶液を140℃で一晩撹拌した。混合物をDCMに溶解させ、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、粗生成物を得た。prep−HPLCにより精製し、化合物実施例72を得た(3.0mg,収率:30.9%)。H NMR (CDCl, 400MHz): δ 7.54 (s, 1H), 6.61−6.60 (m, 1H), 6.50−6.49 (m, 1H), 3.98 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.84 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.79 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.64 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 290
Figure 2019522682
実施例73の方法(14mg, 60%)は、実施例6の方法と同様であった。HNMR(CDCl, 400MHz): δ 8.30−8.28 (m, 2H), 7.70−7.69 (m, 1H), 7.47−7.44 (m, 3H), 6.73−6.68 (m, 2H), 4.14 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.89 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 281
Figure 2019522682
実施例74の方法(15mg, 64%)は、実施例6の方法と同様であった。HNMR(CDCl, 400MHz): δ 8.72 (d, 2H, J = 1.2Hz),8.18 (d, 2H, J = 3.6Hz), 7.72−7.71 (m, 1H), 6.77−6.72 (m, 2H), 4.15 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.90 (t, 4H, J = 5.2Hz). ESI−MS (M+H)+: 282
Figure 2019522682
実施例75の方法(10mg, 42%)は、実施例6の方法と同様であった。HNMR(CDCl, 400MHz): δ 9.56 (s, 2H), 9.28 (s, 1H), 7.71−7.70 (m, 1H), 6.78−6.77 (m, 1H), 6.74−6.72 (m,1H), 4.14 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.89 (t, 4H, J = 5.2Hz). ESI−MS (M+H)+: 283
Figure 2019522682
化合物44の方法(20mg,43.7%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 12.59 (brs, 1H), 9.43 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.16 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.88 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.81−7.80 (m, 1H), 7.59−7.56 (m, 4H), 6.97 (d, 1H, J = 3.6Hz), 6.72−6.71 (m, 1H), 4.98−4.96 (m,1H), 4.67−4.64 (m, 1H), 4.03−4.00 (m,2H), 3.71−3.70 (m, 2H), 3.58−3.55 (m, 1H), 1.39 (d, 3H, J = 4.8Hz)
Figure 2019522682
実施例76の方法(15mg,51%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 9.41 (s, 1H), 9.37 (s, 1H), 8.16 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.80 (s, 1H), 7.59−7.54 (m, 4H), 7.38 (d, 2H, J = 8.8Hz), 6.98 (d, 1H, J = 8.0Hz),6.73−6.71 (m, 1H), 5.00−4.97 (m, 1H), 4.69−4.63 (m, 2H), 4.02 (d, 1H, J = 8.4Hz),3.81−3.71 (m, 2H), 3.62−3.49 (m, 2H), 3.10−3.04 (m, 2H), 2.70 (s, 6H), 2.03−2.01 (m, 2H), 1.65−1.55 (m, 2H), 1.39 (d, 3H, J = 6.4Hz),1.19 (t, 2H, J = 7.2Hz). ESI−MS (M+H)+: 583
Figure 2019522682
実施例77の方法(10mg,72%)は、実施例45の方法と同様であった。HNMR (MeOD−d,400MHz) δ 8.10−8.25 (m,2H), 7.46−7.70 (m,7H), 6.75−6.85 (m, 1H), 6.62−6.72 (m, 1H), 4.96−5.08 (m,1H), 4.46−4.80 (m,3H), 4.34−4.44 (m, 1H),4.15−4.25 (m,1H), 4.03−4.13 (m,1H), 3.93−4.12 (m,1H), 3.80−3.92 (m, 2H), 3.55−3.75 (m, 2H), 1.45−1.58 (m,3H). ESI−MS (M+H)+: 528.17
Figure 2019522682
Figure 2019522682
化合物2(100mg,0.419mmol)と2−メチルプロパン−2−オール(383mL,4.19mmol)をHSO(2.0mL)に溶解させ、混合物を100℃で2時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物をEA及びHOに溶解させて。有機相をNaHCO、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、粗生成物を得た。Pre−HPLC(PE:EA = 8:1)により精製し、化合物45を得た(100mg,収率:80.9%)。H−NMR (CDCl, 400MHz) d 6.68 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.44 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 4.03〜4.00 (m, 4H), 3.86〜3.81 (m, 4H), 1.48 (s, 9H)。
Figure 2019522682
化合物44の方法(50.0mg,収率:41.9%)は、実施例24の方法と同様であった。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.16 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 6.75 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 6.63 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 6.45 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 4.09〜4.07 (m, 4H), 3.88〜3.85 (m, 4H), 1.50(s, 9H)
Figure 2019522682
実施例78の方法(7.0mg,収率:37.4%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.19 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.41 (d, 2H, J =7.6 Hz), 6.62 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 6.43 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 4.09〜4.05 (m, 4H), 3.84〜3.83 (m, 4H), 3.66〜3.63 (m, 2H), 3.36〜3.33 (m, 2H), 1.52(s, 9H)
Figure 2019522682
実施例79の方法(8.0mg,収率:39.7%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d, 400MHz) δ 8.34(s,1H), 8.29〜8.27 (m, 3H), 8.16 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 7.53 (d, 2H, J =4.8 Hz), 7.31〜7.29 (m, 1H), 6.65 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 6.47 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 4.10〜4.08 (m, 4H), 3.88〜3.86 (m, 4H), 1.52(s, 9H)
Figure 2019522682
実施例80の方法(10mg,36%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.21 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.67 (s, 1H), 7.60 (d, 2H, J = 8.4Hz),7.54 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.45 (d, 2H, J = 8.4Hz), 6.90 (d, 1H, J = 4.0Hz), 6.70−6.68 (m, 1H), 5.05−5.03 (m,1H), 4.75−4.72 (m, 1H), 4.09−4.06 (m, 1H), 3.88−3.80 (m, 4H), 3.71−3.60 (m, 2H), 3.12−3.04 (m, 3H), 2.75 (s, 3H), 1.49 (d, 3H, J = 6.8Hz), 1.33−1.29 (m,3H). ESI−MS (M+H)+: 555
Figure 2019522682
実施例81の方法(15mg,53%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.21 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.67−7.66 (m, 1H), 7.58−7.52 (m, 4H), 7.38 (d, 2H, J = 8.8Hz), 6.90−6.88 (m, 1H), 6.70−6.68 (m, 1H), 5.04−5.01 (m, 1H), 4.75−4.71 (m, 1H), 4.20−4.05 (m, 2H), 3.92−3.56 (m, 6H), 1.94−1.85 (m, 2H), 1.56−1.48 (m, 5H), 1.33−1.28 (m, 2H). ESI−MS (M+H)+: 556
Figure 2019522682
化合物47の方法(20.0mg,収率:68.3%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d, 400MHz) δ 8.20〜8.18 (m, 2H), 7.90〜7.88 (m, 2H), 7.48〜7.44 (m, 4H), 6.60〜6.57 (m, 1H), 6.40〜6.38 (m, 1H), 4.06〜4.03 (m, 4H), 3.86〜3.84 (m, 4H), 1.48(s, 9H)
Figure 2019522682
化合物47(10mg,0.019mmol)とHATU(11.1mg,0.029mmol)とEtN(7.37mmL,0.058mmol)とのDCM(2mL)溶液を室温で30分間撹拌した。そして、N,N−ジメチルピペリジン−4−アミン(3.74mg,0.029mmol)を加えた。室温で一晩撹拌した後、混合物をDCM及びHOに溶解させた。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、粗生成物を得た。Pre−HPLC(DCM:MeOH=10:1)により精製し、実施例82を得た(7.0mg,収率:57.7%)。H NMR (MeOD−d, 400MHz) δ 8.19〜8.15 (m, 2H), 7.52〜7.50 (m, 4H), 7.35〜7.32 (m, 2H), 6.75〜6.73 (m, 1H), 6.49〜6.46 (m, 1H), 4.06〜4.03 (m, 4H), 3.86〜3.84 (m, 4H), 3.46〜3.44 (m, 1H), 2.78(s, 6H), 2.13〜2.10 (m, 2H), 1.67〜1.65 (m, 2H), 1.51(s, 9H), 1.23〜1.20 (m, 2H), 1.16〜1.13 (m, 2H). ESI−MS (M+H)+: 625.46
Figure 2019522682
実施例83の方法(6.0mg,収率:51.7%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 9.16〜9.13 (m, 2H), 8.18 (d, J = 8.4 Hz,2H), 7.60〜7.53 (m, 4H), 7.38 (d, J = 8.4 Hz,2H), 6.93 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 6.51 (d, J = 4.8 Hz,1H), 4.05〜4.03 (m, 4H), 3.78〜3.76 (m, 4H), 3.09〜3.07 (m, 4H), 2.47 (s, 3H), 2.44〜2.42 (m, 2H), 2.02〜1.95 (m, 2H), 1.53 (s, 9H). ESI−MS (M+H)+: 625.46. ESI−MS (M+H)+: 597.34
Figure 2019522682
実施例84の方法(9mg,31%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d, 400MHz): δ 8.21 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.67−7.66 (m,1H), 7.59−7.51 (m, 6H), 6.90−6.88 (m,1H), 6.70−6.68 (m, 1H), 5.04−5.02 (m, 1H), 4.75−4.71 (m, 1H), 4.09−4.02 (m, 1H), 3.88−3.80 (m, 4H), 3.71−3.60 (m, 4H), 3.52−3.47 (m, 1H), 2.47−2.19 (m, 8H), 1.49 (d, 3H, J = 6.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 569
Figure 2019522682
実施例85の方法(9mg,31%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.21 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.67−7.59 (m, 5H), 7.54 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.90−6.88 (m, 1H), 6.70−6.68 (m, 1H), 5.04−5.02 (m, 1H), 4.74−4.71 (m, 1H), 4.54−4.23 (m, 4H), 4.08−4.05 (m, 1H), 3.98−3.96 (m, 1H), 3.87−3.79 (m, 2H), 3.71−3.56 (m, 2H), 2.76 (s, 6H), 1.48 (d, 3H, J = 6.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 555
Figure 2019522682
実施例86の方法(15mg,69%)は、実施例45の方法と同様であった。HNMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.22 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.67−7.59 (m, 5H), 7.54 (d, 2H, J = 8.8Hz),6.91−6.90 (m, 1H), 6.70−6.69 (m, 1H), 4.69−4.25 (m, 4H), 4.13 (t, 4H, J = 4.4Hz), 4.07−4.04 (m,1H), 3.86 (t, 4H, J = 4.8Hz), 2.83 (s, 6H). ESI−MS (M+H)+: 541
Figure 2019522682
実施例87の方法(5mg,24%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 9.39 (d, 2H, J = 9.2Hz), 8.31−8.28 (m,2H), 8.17 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.81 (d, 3H, J = 8.4Hz), 7.58−7.53 (m, 4H), 7.00−6.99 (m,1H), 6.73−6.71 (m, 1H), 4.08−4.06 (m, 4H), 3.80−3.78 (m, 4H), 3.52−3.48 (m, 2H), 3.32−3.31 (m, 2H). ESI−MS (M+H)+: 502
Figure 2019522682
実施例88の方法(10mg,36%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 9.66 (s, 1H), 9.62 (s, 1H), 8.15 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.80 (s, 1H), 7.59−7.47 (m,6H), 6.98−6.97 (m, 1H), 6.73−6.71 (m, 1H), 5.02−4.95 (m, 2H), 4.69−4.63 (m, 1H), 4.32−4.24 (m, 1H), 4.03−4.01 (m, 1H), 3.81−3.71 (m, 2H), 3.65−3.46 (m, 5H), 1.93−1.79 (m, 2H), 1.39 (d, 3H, J = 6.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 542
Figure 2019522682
実施例89の方法(5mg,18%)は、実施例45の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.20 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.66 (s, 1H), 7.57−7.49 (m,6H), 6.84−6.83 (m, 1H), 6.70−6.68 (m, 1H), 5.07−5.01 (m, 1H), 4.52−4.40 (m, 1H), 4.12−4.09 (m, 1H), 3.90−3.45 (m, 9H), 2.05−1.97 (m, 2H), 1.53 (d, 3H, J = 7.2Hz). ESI−MS (M+H)+: 542
Figure 2019522682
実施例90の方法(2.7mg,収率:20.1%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d, 400MHz) δ 8.39(s,1H), 8.22 (d, J = 8.4 Hz,2H), 7.60〜7.44 (m, 4H), 7.43 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.87 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 6.64 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 4.14〜4.12 (m, 4H), 3.87〜3.85 (m, 4H), 3.23〜3.18 (m, 5H), 2.85 (s,6H), 2.19〜2.10 (m, 2H), 2.03〜2.01 (m, 2H), 1.77 (s,6H)
Figure 2019522682
実施例91の方法(2.0mg,収率:8.35%)は、実施例24の方法と同様であった。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 9.12 (s, 1H), 9.03 (s, 1H), 6.75〜6.72 (m, 1H), 6.62〜6.53 (m, 1H), 4.08〜4.05 (m, 4H), 3.85〜3.83 (m, 4H), 1.74 (s,6H)
Figure 2019522682
実施例92の方法(10mg,収率:39%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.16 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.64 (s, 1H), 7.50 (d, 2H, J = 8.4Hz),6.85−6.84 (m, 1H), 6.67−6.66 (m, 1H), 4.99−4.98 (m, 1H), 4.70−4.67 (m, 1H), 4.05−4.02 (m, 1H), 3.84−3.76 (m, 2H), 3.65−3.56 (m, 4H), 3.29−3.28 (m, 2H), 2.95 (s, 6H), 1.45 (d, 3H, J = 6.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 424
Figure 2019522682
実施例93の方法(25mg,収率:57%)は、実施例6の方法と同様であった。H NMR (CDCl,400MHz): δ 8.56 (s, 1H), 8.35−8.33 (m,1H), 7.80−7.78 (m, 1H), 7.62−7.61 (m,1H), 7.45−7.41 (m, 1H), 6.66−6.61 (m, 2H), 6.29−6.28 (m, 1H), 4.06 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.81 (t, 4H, J = 4.8Hz), 2.98 (d, 3H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 338
Figure 2019522682
実施例94の方法(15mg,収率:52%)は、実施例6の方法と同様であった。H NMR (CDCl,400MHz): δ 8.23−8.21 (m,2H), 7.68−7.67 (m, 1H), 6.95 (d, 1H, J = 8.8Hz), 6.71−6.65 (m, 2H), 4.77 (s, 2H), 4.13 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.93 (s, 3H), 3.89 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 341
Figure 2019522682
Figure 2019522682
臭化シアン(54mg,0.51mmol)と化合物6(50mg,0.17mmol)とのジエチルエーテル(2mL)溶液を室温で一晩撹拌した。TLCは原料が完全に消耗されなくことを示した。混合物をNaHCOで希釈した、DCMで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮した。残留物をPrep−TLCにより精製し、化合物48を得た(10mg,18.4%)。
Figure 2019522682
化合物48(10mg,0.03mmol)とアニリン塩酸塩(4mg,0.03mmol)とのキシレン(2mL)溶液を135℃で一晩撹拌した。ほとんどの溶剤を濃縮した後、残留物をNaHCOで希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し。粗生成物をPrep−TLCにより精製して実施例95(2mg、15%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz): δ 8.36 (d, 2H, J = 8.0Hz), 7.67 (s, 1H), 7.49−7.47 (m,2H), 7.41−7.34 (m, 5H), 6.75−6.70 (m, 2H), 4.13 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.89 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 414。
Figure 2019522682
実施例96の方法(7mg,収率:9%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 9.02 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.54 (d, 1H, J = 2.4Hz), 8.17 (d, 1H, J = 8.8Hz), 7.95−7.93 (m, 1H), 7.82−7.81 (m,2H), 7.57 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.40 (d, 1H, J = 8.4Hz), 7.01−7.00 (m, 1H), 6.74−6.72 (m, 1H), 5.33 (t, 1H, J = 6.0Hz), 4.51 (d, 2H, J = 6.0Hz), 4.08 (t, 4H, J = 4.8Hz), 3.80 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 446
Figure 2019522682
実施例97の方法(7mg,収率:21%)は、実施例95の方法と同様であった。H NMR (CDCl,400MHz): δ 8.53 (d, 1H, J = 1.2Hz), 8.33−8.26 (m, 3H), 7.65−7.64 (m,2H), 7.34−7.28 (m, 3H), 6.70−6.67 (m, 1H), 4.09 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.86 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 415
Figure 2019522682
実施例98の方法(4mg,収率:5%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.44−8.42 (m,1H), 8.24 (d, 2H, J = 8.8Hz), 8.20−8.18 (m,1H), 7.70−7.69 (m, 1H), 7.59 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.39−7.36 (m, 1H), 6.93−6.92 (m, 1H), 6.73−6.71 (m, 1H), 4.83 (s, 2H), 4.16 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.89 (t, 4H, J = 5.2Hz). ESI−MS (M+H)+: 446
Figure 2019522682
実施例99の方法(5mg,収率:6%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d,400MHz): δ 8.10 (d, 2H, J = 8.4Hz), 7.90 (d, 1H, J = 6.8Hz), 7.56 (s, 1H), 7.44 (d, 2H, J = 8.4Hz), 6.80−6.76 (m, 2H), 6.65−6.59 (m, 2H), 5.11 (s, 2H), 4.02 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.76 (t, 4H, J = 4.4Hz). ESI−MS (M+H)+: 446
Figure 2019522682
保護下、0℃で3−アミノピリジン(100mg,1.1mmol)のTHF(5mL)溶液に、CSCl(244mg,2.2mmol)のHO(0.5mL)溶液を撹拌しながら滴下した。滴下完了後、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。NaHCO水溶液(5mL)で反応混合物を希釈し、分離し、水層を、DCM(3×5mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、化合物50を得た。粗生成物は、さらに精製することなく、次のステップに直接使用した。
Figure 2019522682
化合物50(140mg,1.04mmol)のDMF(3mL)溶液に化合物6(102mg,0.34mmol)のDMF(1mL)溶液を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。その後、反応混合物をHOでクエンチし、EAで抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させてろ過した。濾液を濃縮し、残留物をPre−TLCにより精製し、実施例106を得た(48mg,38%)。1H NMR (CDCl, 400MHz): δ 8.53 (d, 1H, J = 1.2Hz), 8.33−8.26 (m, 3H), 7.65−7.64 (m, 3H), 7.34−7.28 (m, 3H), 6.70−6.67 (m, 1H), 4.04 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.79 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 432
Figure 2019522682
実施例106(50mg,0.1mmol)とNaOH(7mg,0.2mmol)とEtOH(5mL)との混合物にCHI(11uL,0.1mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消耗されることを示した。そして、反応混合物をHOでクエンチし、EAで抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、ろ過した。濾液を濃縮し、化合物51(50mg)を得た。粗生成物はさらに精製することなく、次のステップに直接使用した。
Figure 2019522682
化合物51(50mg,0.1mmol)とシアナミド(13mg,0.3mm)とトリエチレンテトラミン(2mg,0.01mmol)とのEtOH(5mL)の混合物を80℃で5時間撹拌した。ろ過した後、濾液を濃縮し、残留物をPre−TLCにより精製し、実施例100を得た(6mg,6%)。H NMR (MeOD−d, 400MHz): δ 8.44 (d, 1H, J = 2.4Hz), 8.24−8.20 (m, 2H), 7.82−7.79 (m,1H), 7.59−7.58 (m, 1H), 7.47−7.44 (m, 1H,), 7.36−7.32 (m, 3H), 6.83−6.81 (m, 1H), 6.65−6.60 (m, 1H), 4.04 (t, 4H, J = 4.4Hz), 3.76 (t, 4H, J = 4.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 440
Figure 2019522682
3−アミノピリジン(100mg,1.1mmol)とベンズアルデヒド(113mg、1.1mmol)とをDCM(5mL)に溶解させ、還流条件下で12時間撹拌した。溶剤を減圧下で除去した。残留物をメタノール(5mL)に溶解させ、水素化ホウ素ナトリウム固体(80mg,2.2mmol)をメタノール溶液に徐々に加え、得られた溶液を室温で1時間撹拌した。そして、2N HClを加えて過剰の水素化ホウ素ナトリウムをクエンチした。発泡が止まると、2M NaOHを加えてpHを9に調整した。黄色溶液をDCMで抽出し、水(15mL)で洗浄し、単離し、MgSOで乾燥させ、ろ過し濃縮した。石油エーテル:酢酸エチル(2:1)でカラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、化合物53を得た(172mg、88%)。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.10 (d, 1H, J = 2.8 Hz), 7.97 (d, 1H, J = 5.6 Hz), 7.36 (d, 4H, J = 4.4 Hz), 7.33 - 7.28 (m, 1H), 7.10 - 7.02 (m, 1H), 6.90 (dd, 1H, J = 7.8, 2.2 Hz), 4.33 (s, 2H)
Figure 2019522682
実施例101の方法(6mg,収率:8%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.54 (s, 2H), 8.19 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.70 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 7.65 (s, 1H), 7.43 (d, 3H, J = 8.4 Hz), 7.35 −7.27 (m, 5H), 6.69 (d, 1H, J = 4.2Hz), 6.67 −6.64 (m, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.14 −4.07 (m, 4H), 3.91 −3.84 (m, 4H)
Figure 2019522682
化合物55の方法(35mg,75%)は、化合物53の方法と同様であった。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.08 (d, 1H, J = 2.8 Hz), 7.98 (dd, 1H,J = 4.8 1.2Hz), 7.43 −7.28 (m, 2H), 7.12 −6.95 (m, 3H), 6.89- 6.85(m, 1H), 4.32 (d, 2H, J = 4.2 Hz)
Figure 2019522682
実施例102の方法(8mg,10%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d, 400MHz) δ 8.44 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 8.41 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 8.18 (d, 2H, J = 8.6Hz), 7.72 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.66 (s, 1H), 7.46 (d, J = 8.8 Hz, 3H), 7.34 − 7.30 (m, 2H), 7.03 (t, 2H, J = 8.8 Hz), 6.90 (d, 1H, J = 5.6 Hz), 6.70 − 6.68, (m, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.16 - 4.09 (m, 4H), 3.93 - 3.81 (m, 4H)
Figure 2019522682
実施例103の方法(6mg,6.8%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 9.07 (s, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.17 (d, 2H, J = 8.7 Hz), 7.96 (d, 1H, J = 7.4 Hz), 7.84−7.77 (m, 1H), 7.57 (d, 2H, J = 8.7 Hz), 7.40 (d, 1H, J = 5.1 Hz, ) 7.04 − 6.96 (m, 1H), 6.73 (dd, 1H,J = 4.5, 2.6 Hz), 4.14−4.00 (m, 4H), 3.85−3.73 (m, 4H), 3.62 (dd, 6H,J = 5.6, 3.2 Hz), 2.44−2.31 (m, 4H)
Figure 2019522682
実施例104の方法(8mg,8.9%)は、実施例15の方法と同様であった。
H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 9.09 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.59 - 8.53 (m, 1H), 8.17 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.95 (dd, 1H, J = 8.4, 2.5Hz), 7.80 (dd, 1H, J = 3.8, 2.6Hz), 7.57 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.36 (d, 1H, J = 8.2 Hz), 7.01 (dd, 1H, J = 4.5, 1.3 Hz), 6.73 (dd, 1H,J = 4.6, 2.6 Hz), 4.12 - 4.02 (m, 4H), 3.84 - 3.75 (m, 4H), 3.65 - 3.55 (m, 2H), 2.71 (dd, 4H,J = 17.5, 5.5 Hz), 2.31 (dd, 4H,J = 14.2, 7.8 Hz), 2.00 (dd, 3H,J = 10.2, 4.7 Hz)
Figure 2019522682
実施例105の方法(32mg,21%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (CDCl,400MHz): δ 8.70 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 8.58 (d, 1H, J = 2.0Hz), 8.16 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.77 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 7.65 (dd, 1H, J = 2.4, 1.6Hz), 7.60−7.57 (m, 1H), 7.38 (d, 2H, J = 8.8Hz), 6.70−6.64 (m, 2H), 6.13−6.11 (m, 1H), 5.00−4.94 (m, 1H), 4.11 (t, 4H, J = 5.0 Hz), 3.88 (t, 4H, J = 5.2 Hz), 1.14 (d, 6H, J = 6.8Hz). ESI−MS (M+H)+: 458
Figure 2019522682
実施例107の方法(35mg,33%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 10.16 (s, 1H), 10.11 (s, 1H), 8.19 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.82 (d, 1H, J = 2.6 Hz), 7.60 (dd, 4H, J = 12.6, 8.6 Hz), 7.36 (d, 2H, J = 8.6 Hz), 7.01 (dd, 1H, J = 4.6, 1.2 Hz), 6.74 (dd, 1H,J = 4.6, 2.8 Hz), 4.15 - 4.00 (m, 4H), 3.87 - 3.70 (m, 4H), 2.93 − 2.91 (m, 4H), 2.24 (s, 6H), 1.77 (s, 2H), 1.36 (d, 3H, J = 9.4 Hz)
Figure 2019522682
実施例108の方法(10mg,8%)は、実施例106の方法と同様であった。解析データ:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 10.40 (s, 1H), 10.28 (s, 1H), 8.44 (d, 2H, J = 6.2 Hz), 8.21 (d, 2H, J = 8.6 Hz), 7.82 (dd, 1H, J = 2.6, 1.4Hz), 7.66 (d, 2H, J = 6.4 Hz), 7.63 (d, 2H, J = 8.6 Hz), 7.01 (dd, 1H, J = 4.6, 1.4 Hz), 6.74 (dd, 1H,J = 4.6, 2.8 Hz), 4.15 − 4.03 (m, 4H), 3.84 −3.73 (m, 4H), 1.24 (s, 3H)
Figure 2019522682
実施例109の方法(21mg,16%)は、実施例106の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 10.09 (s, 1H), 9.84 (s, 1H), 8.47 (d, 1H, J = 2.6 Hz), 8.20 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.82 (d, 2H, J = 2.6 Hz), 7.62 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.24 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 7.01 (dd, 1H, J = 4.6, 1.4 Hz), 6.74 (dd, 1H,J = 4.6, 2.8 Hz), 4.14 - 4.01 (m, 4H), 3.90 - 3.66 (m, 4H), 2.45 (s, 3H)
Figure 2019522682
実施例110の方法(38mg,27%)は、実施例106の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 10.09 (s, 1H), 9.52 (s, 1H), 8.34 (dd, 1H, J = 4.8, 1.6Hz), 8.21 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.82 (dd, 1H,J = 2.6, 1.4 Hz), 7.69 (dd, 1H,J = 7.8, 1.6 Hz), 7.66 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.25 (dd, 1H,J = 7.8, 4.8 Hz), 7.01 (dd, 1H,J = 4.6, 1.4 Hz), 6.74 (dd, 1H,J = 4.6, 2.8 Hz), 4.14 - 3.99 (m, 4H), 3.87 - 3.72 (m, 4H), 2.46 (s, 3H)
Figure 2019522682
保護下、0℃で化合物6(500mg,1.7mmol)のTHF(15ml)溶液にCSCl(393mg,3.4mmol)のHO(5mL)溶液を撹拌しながら滴下した。滴下完了後、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。NaHCO水溶液(15mL)で反応混合物を希釈し、分離し、水層をDCM(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させて濃縮し、化合物58を淡黄色固体として得(390mg、71%収率)た。それはさらに精製することがんく、次のステップに直接使用した。
Figure 2019522682
2−メチルピリジン−4−アミン(50mg,0.15mmol)と化合物58(13mg,0.12mmol)とをDMF(5mL)に溶解させ、40℃で12時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(EA)により粗生成物を精製し、実施例111を淡黄色固体として得た(10mg,19%)。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 10.33 (s, 1H), 10.16 (s, 1H), 8.31 (d, 1H, J = 6.4 Hz), 8.21 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.82 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 7.63 (d, 2H, J = 8.6 Hz), 7.49 (s, 1H), 7.46 (d, 1H, J = 5.6 Hz), 7.02 (dd, 1H, J = 4.6, 1.4 Hz), 6.74 (dd, 1H,J = 4.6, 2.8 Hz), 4.13-4.04 (m, 4H), 3.82 - 3.76 (m, 4H), 2.43 (s, 3H)。
Figure 2019522682
実施例112の方法(24mg,47.0%)は、実施例111の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 9.96 (s, 1H), 9.88 (s, 1H), 8.19 (d, 2H, J = 8.4 Hz, ) 7.82 - 7.81 (m, 1H), 7.63 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.51 (d, 2H, J = 7.6 Hz), 7.36 - 7.33 (m, 2H), 7.16 - 7.12 (m, 1H), 7.02 - 7.00 (m, 1H), 6.74 - 6.72 (m, 1H), 4.09 - 4.06 (m, 4H), 3.80 - 3.71 (m, 4H)
Figure 2019522682
実施例113の方法(19mg,40.2%)は、実施例111の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 9.78 (s, 1H), 8.17 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.84 (s, 1H), 7.81-7.79 (m, 1H), 7.60 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.00 - 6.99 (m, 1H), 6.73 - 6.71 (m, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.08 - 4.05 (m, 4H), 3.79 - 3.77 (m, 4H), 3.58 - 3.55 (m, 4H)
Figure 2019522682
実施例114の方法(17mg,59%)は、実施例111の方法と同様であった。H NMR (MeOD−d, 400MHz) δ 9.78 (s, 1H), 8.17 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.84 (s, 1H), 7.81 - 7.79 (m, 2H), 7.60 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.00 - 6.99 (m, 2H), 6.73 - 6.71 (m, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.08 - 4.05 (m, 2H), 3.79 - 3.77 (m, 2H), 3.58 - 3.55 (m, 2H), 1.48 (d, 3H, J = 6.8Hz)
Figure 2019522682
実施例115の方法(120mg,36%)は、実施例106の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 10.20 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.64 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 8.34 (dd, 1H, J = 4.8, 1.2Hz) , 8.22 (d, 2H, J = 8.8Hz), 7.99−7.96 (m, 1H), 7.82 (dd, 1H,J = 2.8, 1.6 Hz), 7.63 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.39 (dd, 1H, J = 8.4, 4.8 Hz), 7.05 (dd, 1H,J = 4.4, 1.2 Hz), 6.74 (dd, 1H,J = 4.4, 2.4 Hz) , 4.78 (d, 2H, J = 12.4 Hz), 3.74−3.70 (m,2H), 2.92 (d, 2H, J = 12.4 Hz), 1.24 (d, 6H, J = 6.4 Hz). ESI−MS (M+H)+: 460
Figure 2019522682
実施例116の方法(40mg,63%)は、実施例111の方法と同様であった。H NMR (CDCl,400MHz): δ 8.30 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.80−7.79 (m, 1H), 7.71−7.70 (m, 1H), 7.31−8.30 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 6.81−6.80 (m,1H), 6.72 (dd, 1H, J = 4.4, 2.8Hz), 6.28−6.20 (m, 1H), 4.15(t, 4H, J = 4.8Hz), 3.91 (t, 4H, J = 5.2 Hz), 3.72−3.67 (m,2H), 1.21 (t, 3H, J = 7.2Hz). ESI−MS (M+H)+: 383
Figure 2019522682
実施例117の方法(25mg,33.2%)は、実施例111の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 10.10 (s, 1H), 10.06 (s, 1H), 8.19 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.82 (dd, 1H, J = 2.4, 1.2Hz), 7.61−7.56 (m, 4H), 7.35(d, 2H, J = 8.8Hz), 7.01 (dd, 1H,J = 4.8, 1.6 Hz), 6.74 (dd, 1H,J = 4.4, 2.8 Hz), 4.08(t, 4H, J = 4.8 Hz), 3.79(t, 4H, J = 4.8 Hz), 3.46 (s, 4H), 2.30 (s, 4H), 2.18 (s, 3H). ESI−MS (M+H)+: 557
Figure 2019522682
方法B:化合物4を1.0g使用して化合物59を得た(1.1g,収率90.2%)。HNMR (CDCl, 400MHz): δ 8.10 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.63 (dd, 1H,J = 2.4, 1.6 Hz), 6.74 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 6.67−6.62 (m,2H), 4.78 (d, 2H, J = 12.8 Hz), 3.79−3.73 (m, 2H), 2.93−2.91 (m, 2H), 1.31 (d, 6H, J = 6.0 Hz)
Figure 2019522682
0℃で化合物59(100mg,0.309mmol)の無水THF溶液 10mLにCSCl(71mg,0.618mmol)のTHF溶液 1mLを撹拌しながら滴下し、その後、HOを1mL加えた。反応混合物を0℃で1.5時間撹拌した。そして、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液10mLでクエンチし、水層を分離し、EAで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、ろ過した。濾液を濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、EtOAc/PE=1/2)により精製し、化合物60を90mg得た(79.4%)。H NMR (CDCl、 400MHz): δ 8.30−8.26 (m, 2H), 7.66 (dd, 1H, J=2.4, 1.2Hz), 7.31−7.28 (m, 2H), 6.73−6.68 (m, 2H), 4.78 (d, 2H, J=12.8 Hz), 3.82−3.74 (m, 2H), 2.96−2.94 (m, 2H), 1.33 (d, 6H, J=6.0 Hz)
Figure 2019522682
実施例118の方法(21mg,32%)は、実施例111の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d,400MHz): δ 10.38 (s, 1H), 10.25 (s, 1H), 8.44 (d, 2H, J=5.6 Hz), 8.22 (d, 2H, J=8.8Hz), 7.82 (t, 1H, J=1.4 Hz), 7.66−7.64 (m,4H), 7.05 (d, 1H, J=4.4Hz), 6.74 (dd, 1H,J=4.4, 2.8 Hz), 4.79 (d, 2H, J=13.0 Hz), 3.75−3.70 (m,2H), 2.93−2.91 (m, 2H), 1.24 (d, 6H, J=6.0Hz). ESI−MS (M+H)+: 460
Figure 2019522682
実施例119の合成
実施例119の方法(56mg,44%)は、実施例111の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 9.80 (s, 1H), 8.17 (d, 2H, J=8.8 Hz), 7.86 (s, 1H), 7.81 (dd, 1H, J=2.8, 1.6 Hz), 7.62(d, 2H, J=8.8 Hz), 7.04 (dd, 1H, J=4.8, 1.6 Hz), 6.73 (dd, 1H, J=4.8, 2.4 Hz), 4.83−4.76(m, 3H), 3.74−3.70(m, 2H), 3.58(s, 4H), 2.92−2.91 (m, 2H), 1.24(d, 6H, J=6.0 Hz). ESI−MS (M+H)+: 427
Figure 2019522682
Figure 2019522682
方法B:化合物5を814mg使用して化合物61を得た(938mg,収率95%)。H NMR (CDCl, 400MHz): δ 8.11− 8.08 (m, 2H), 7.63 (dd, 1H, J=2.8, 1.6 Hz), 6.75− 6.70 (m, 2H), 6.66−6.60 (m, 2H), 4.61− 4.53 (m, 4H), 3.83 (s, 2H), 3.57−3.53 (m, 2H), 2.01− 1.89 (m, 4H)
Figure 2019522682
0℃で化合物61(110mg,0.343mmol)の無水THF溶液 10mLにCSCl(78mg,0.686mmol)のTHF溶液 1mLを撹拌しながら滴下し、その後、HOを1mL加えた。反応混合物を0℃で1.5時間撹拌した。そして、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液10mLでクエンチし、水層を分離し、EAで抽出した。有機層を合わせ、無水NaSOで乾燥させ、ろ過した。濾液を濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、EtOAc/PE=1/4)により精製し、化合物62(85%)を104mg得た。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 8.30− 8.27 (m, 2H), 7.66 (dd, 1H, J=2.8, 1.6 Hz), 7.30− 7.28 (m, 2H), 6.72− 6.66 (m, 2H), 4.61− 4.56 (m, 4H), 3.61− 3.56 (m, 2H), 2.05− 1.87 (m, 4H)
Figure 2019522682
実施例120の方法(31mg,67%)は、実施例111の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 10.18 (s, 1H), 9.94 (s, 1H), 8.64(d, 1H, J=2.4 Hz), 8.34 (dd, 1H, J=4.8, 1.2 Hz), 8.20(d, 2H, J=8.4 Hz), 7.99−7.96(m, 1H), 7.81 (dd, 1H, J=2.8, 1.6 Hz), 7.62(d, 2H, J=8.4 Hz), 7.39 (dd, 1H, J=8.4, 4.8 Hz), 6.97 (dd, 1H, J=4.4, 1.2 Hz), 6.72 (dd, 1H, J=4.4, 2.8 Hz), 4.58−4.52(m, 4H), 3.49−3.46(m, 2H), 1.90−1.77(m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 458
Figure 2019522682
実施例121の方法(34mg,73%)は、実施例111の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 10.36 (s, 1H), 10.22 (s, 1H), 8.44(d, 2H, J=6.0 Hz), 8.20(d, 2H, J=8.8 Hz), 7.81 (dd, 1H, J=2.8, 1.6 Hz), 7.65 (dd, 4H, J=14.4, 8.8 Hz), 6.97 (dd, 1H, J=4.4, 1.2 Hz), 6.72 (dd, 1H, J=4.4, 2.8 Hz), 4.58−4.52(m, 4H), 3.49−3.46(m, 2H), 1.90−1.76(m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 458
Figure 2019522682
実施例122の方法(60mg,62%)は、実施例111の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 9.81 (s, 1H), 8.16 (d, 2H, J=8.8 Hz), 7.86(s, 1H), 7.80 (dd, 1H, J=2.4, 1.2 Hz), 7.60 (d, 2H, J=8.8 Hz), 6.97 (dd, 1H, J=4.8, 1.6 Hz), 6.72 (dd, 1H, J=4.4, 2.4 Hz), 4.84(s, 1H), 4.58−4.51(m, 4H), 3.57(t, 4H, J=2.0 Hz), 3.48−3.45(m, 2H), 1.89−1.77(m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 425
Figure 2019522682
実施例123の方法(32mg,36%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 9.03 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 8.63(d, 1H, J=2.4 Hz), 8.22−8.17(m, 3H), 7.98−7.95(m, 1H), 7.80 (dd, 1H, J=2.4, 1.6 Hz), 7.58(d, 2H, J=8.8 Hz), 7.33 (dd, 1H, J=8.4, 4.8 Hz), 7.03 (dd, 1H, J=4.8, 1.2 Hz), 6.72 (dd, 1H, J=4.8, 2.8 Hz), 4.78(d, 2H, J=12.4 Hz), 3.75−3.70(m, 2H), 2.94−2.89(m, 2H), 1.25(d, 6H, J=6.4 Hz). ESI−MS (M+H)+: 444
Figure 2019522682
実施例124の方法(38mg,50%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 8.76 (s, 1H), 8.10(d, 2H, J=8.8 Hz), 7.78 (dd, 1H, J=2.4, 1.2 Hz), 7.49(d, 2H, J=8.8 Hz), 7.01 (dd, 1H, J=4.4, 1.2 Hz), 6.71 (dd, 1H, J=4.4, 2.8 Hz), 6.25(t, 1H, J=5.6 Hz), 4.75 (dd, 3H, J=10.0, 5.2 Hz), 3.75−3.68(m, 2H), 3.47 (q, 2H, J=5.6 Hz), 3.18 (q, 2H, J=5.6 Hz), 2.93−2.87(m, 2H), 1.24(d, 6H, J=6.0 Hz). ESI−MS (M+H)+: 411
Figure 2019522682
実施例125の方法(71mg,74%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 8.78 (s, 1H), 8.11(d, 2H, J=8.8 Hz), 7.79−7.78 (m, 1H), 7.49(d, 2H, J=8.8 Hz), 7.38−7.34 (m, 4H), 7.32−7.28 (m, 1H), 6.98(t, 1H, J=2.2 Hz), 6.71 (dd, 1H, J=4.4, 2.8 Hz), 6.29 (t, 1H, J=5.6 Hz), 4.53 (s, 2H), 4.06 (t, 4H, J=4.6 Hz), 3.79 (t, 4H, J=4.8 Hz), 3.52(t, 2H, J=5.4 Hz), 3.34 (t, 2H, J=5.6 Hz). ESI−MS (M+H)+: 473
Figure 2019522682
実施例126の方法(36mg,37.4%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 9.09 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.63 (d, 1H, J=2.8 Hz), 8.22−8.21 (m, 1H), 8.17 (d, 2H, J=8.8 Hz), 7.99−7.96 (m, 1H), 7.79 (t, 1H, J=2.4 Hz), 7.57 (d, 2H, J=8.8 Hz), 7.34 (dd, 1H, J=8.4, 4.8 Hz), 6.95 (d, 1H, J=4.4 Hz), 6.71 (dd, 1H, J=4.4, 2.8 Hz), 4.56−4.54 (m, 4H), 3.47 (d, 2H, J=12.4 Hz), 1.90−1.76(m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 442
Figure 2019522682
実施例127の方法(47mg,52%)は、実施例15の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 8.77 (s, 1H), 8.09 (d, 2H, J=8.8 Hz), 7.77 (s, 1H), 7.48 (d, 2H, J=8.8 Hz), 6.94 (d, 1H, J=4.8 Hz), 6.69 (dd, 1H, J=4.4, 2.8 Hz), 6.24 (t, 1H, J=2.8 Hz), 4.74 (s, 1H), 4.56−4.51 (m, 4H), 3.46 (t, 4H, J=5.6Hz), 3.18 (q, 2H, J=5.6 Hz), 1.89− 1.77 (m, 4H). ESI−MS (M+H)+: 409
Figure 2019522682
実施例29(100mg,0.26mmol)の無水THF(10mL)溶液に、ピバロイルクロリド(94mg,0.78mmol)とトリエチルアミン(106mg,1.05mmol)とのTHF(2mL)溶液を撹拌しながら加えた。得られた混合物を65℃で1.5時間撹拌した。EAを20mL加えた後、反応混合物をブライン5mLでクエンチし、水層をEAで抽出し、無水NaSOで乾燥させてろ過した。濾液を濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、EA/PE=1/1)により精製し、実施例128を54mg得た(44%)。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 8.83 (s, 1H), 8.10 (d, 2H, J=8.8 Hz), 7.79 (dd, 1H, J=2.4, 1.6 Hz), 7.50 (d, 2H, J=8.8 Hz), 6.99 (dd, 1H, J=4.4, 1.2 Hz), 6.71 (dd, 1H, J=4.8, 2.8 Hz), 6.26 (t, 1H, J=5.8 Hz), 4.08−4.05 (m, 6H), 3.79 (t, 4H, J=2.4 Hz), 3.39−3.34 (m, 2H), 1.16 (s, 9H). ESI−MS (M+H)+: 467。
Figure 2019522682
実施例29(150mg,0.39mmol)の無水THF(10mL)溶液に、イソプロピルクロリド(126mg,1.18mmol)とトリエチルアミン(159mg,1.57mmol)とのTHF(2mL)溶液を撹拌しながら加えた。得られた混合物を65℃で1.5時間撹拌した。EAを20mL加えた後、反応混合物をブライン5mLでクエンチし、水層をEAで抽出し、無水NaSOで乾燥させてろ過した。濾液を濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO,EA/PE=2/1)により精製し、実施例129を46mg得た(26%)。H NMR (DMSO−d, 400MHz): δ 8.81 (s, 1H), 8.11 (d, 2H, J=8.8 Hz), 7.79 (dd, 1H, J=2.4, 1.6 Hz) , 7.50 (d, 2H, J=8.8 Hz), 6.99 (dd, 1H, J=4.8, 1.6 Hz), 6.71 (dd, 1H, J=4.8, 2.8 Hz), 6.30 (t, 1H, J=5.6 Hz), 4.07 (dd, 6H, J=10.4, 5.2 Hz), 3.79 (t, 4H, J=2.4 Hz), 3.38−3.37 (m, 2H), 2.56 (dd, 1H, J=14.0, 6.4 Hz), 1.11 (d, 6H, J=6.8 Hz). ESI−MS (M+H)+: 453
Figure 2019522682
実施例130の方法(50mg,41.5%)は、実施例128の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz ) δ 9.87 (s, 1H), 8.18 (d, 2H, J=8.4 Hz), 7.98(s, 1H), 7.82 ( m, 1H), 7.53 (d, 2H, J=8.8 Hz), 7.02−7.01(m, 1H), 6.74−6.73(m, 1H), 4.19 (t, 2H, J=5.6 Hz), 4.07(t, 4H, J=4.4Hz), 3.80−3.78 (m, 6H), 1.18 (s, 9H)
Figure 2019522682
実施例131の方法(60mg,62%)は、実施例111の方法と同様であった。HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 9.84 (s, 1H), 8.18 (d, 2H, J=8.4Hz), 7.93 (s, 1H), 7.83−7.81 (m,1H), 7.58 (d, 2H, J=8.8Hz), 7.39−7.36 (m, 4H), 7.35−7.25 (m, 1H), 7.02 (d, 1H, J=4.4Hz), 6.74 (d, 1H, J=4.4 Hz), 4.54 (s, 2H), 4.14 −4.03 (m, 4H), 3.83−3.77 (m,4H), 3.74 (d, 2H, J=4.4 Hz), 3.63 (t, 2H, J=5.4 Hz)
Figure 2019522682
実施例132の方法(30mg,17%)は、実施例128の方法と同様であった。H NMR (DMSO−d, 400MHz), δ 9.84 (s, 1H), 8.19 (d, 2H, J=8.8Hz), 7.97 (s, 1H), 7.87−7.74 (m,1H), 7.54 (d, 2H, J=8.8 Hz), 7.03−7.00 (m, 1H), 6.74 (d, 1H, J=4.4Hz), 4.20 (t, 2H, J=5.6 Hz), 4.07 (t, 4H, J=4.4 Hz), 3.80−3.77 (m, 6H), 2.61−2.55 (m, 1H), 1.13 (d, J=6.8 Hz, 6H)
Figure 2019522682
実施例133の方法(15mg,41%)は、実施例128の方法と同様であった。HNMR (CDCl, 400MHz) δ 8.36 (d, 2H, J=8.4Hz), 7.69−7.67 (m, 1H), 7.34 (d, 2H, J=8.4 Hz), 6.71 (d, 1H, J=4.4 Hz), 6.67 (d, 1H, J=4.4 Hz), 4.60−4.57 (m, 4H), 3.79 (t, 2H, J=4.8 Hz), 3.58 (d, 2H, J=12.8Hz), 3.49 (t, 2H, J=2.4 Hz), 2.03−1.99 (m, 2H), 1.94 - 1.86 (m, 2H), 1.07 (s, 9H)
Figure 2019522682
実施例134の方法(90mg,75%)は、実施例128の方法と同様であった。HNMR (CDCl, 400MHz) δ 9.91 (s, 1H), 8.18 (d, 2H, J=8.8 Hz), 7.98 (s, 1H), 7.82−7.80 (m, 1H), 7.53 (d, 2H, J=8.8 Hz), 6.97 (d, 1H, J=4.4Hz), 6.72 (d, 1H, J=4.4Hz), 4.61−4.49 (m,4H), 4.19 (t, 2H, J=5.6 Hz), 3.78 (d, 2H, J=5.2Hz), 3.53−3.41 (m, 2H), 1.90−1.88 (m, 2H), 1.81−1.73 (m, 2H), 1.18 (s, 9H)
Figure 2019522682
実施例122(212mg,0.5mmol)と(S)−2 -((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチル酪酸(217mg,1.0mmol)とDCC(206mg,1.0)とDMAP(30mg, 0.25 mmol)とのDCM(5mL)/DMF(2mL)溶液にEtN(0.21mL,1.5mmol)を加え、混合物を20℃で12時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。混合物を水に注いでDCMで抽出し、有機層を合わせてブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、真空濃縮を行い、TLC(PE:EA=1:1)により粗生成物を精製し、无色油状物を得た(180mg,57.8%)。
Figure 2019522682
化合物63(160mg,0.26mmol)とCFCOOH(2mL)との溶液をDCM(4mL)に加え、混合物を20℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。反応物を飽和NHClに注ぎ、DCMで抽出し、有機層を合わせてNaCl(aq.)(100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し濃縮した。TLC(DCM:MeOH=10:1)により粗生成物を精製し、実施例135を得た(30mg,22.1%)。H NMR (MeOD−d, 400MHz ) δ 8.30 (d, 2H, J=8.6 Hz), 7.70 (s, 1H), 7.45 (d, 2H, J=8.6 Hz), 6.92 (d, 1H, J=4.5 Hz), 6.72 (d, 1H, J=4.5Hz), 4.69 (d, 2H, J=12.9 Hz), 4.56 (d, 2H, J=2.0 Hz), 4.43 (t, 2H, J=5.4 Hz), 3.98 (m, 2H), 3.68 (d, 1H, J=4.8 Hz), 3.55 (d, 2H, J=12.5 Hz), 2.22 (m, 1H), 2.00 (m, 2H), 1.92 (m, 2H), 1.05 (d, 3H, J=6.9 Hz), 1.02 (d, 3H, J=6.9 Hz)
生物学的活性
本発明に係る化合物は、mTORキナーゼ及び/又は1種又は複数種のクラスI PI3Kアイソフォームの選択的阻害剤である。好ましい化合物は、選択的なmTORキナーゼ阻害剤であり、PI3K、及び他のキナーゼ、例えば、VEGF2、FGFR1、HER1(EGFR)及びHER2に対する最小活性を有する。発明背景において議論したように、選択的なmTOR阻害剤は、PI3K/mTORに関連する疾患及び調節不全、特に、癌症、免疫障害、心血管疾患、ウイルス感染、炎症、代謝/内分泌機能障害及び神経障害の治療に適用できる。本発明に係る化合物は、単独で、または1種以上の他の治療剤と組み合わせて使用することができる。
K−LISATMmTOR(組換え)アクティブキット(EMD:Calbiochem)を使用し、p70S6K−GST融合タンパク質をmTOR特異的基質として使用するELISA活性アッセイであって、被検化合物が組換えmTORのリン酸化を阻害する能力を決定する。そのアッセイの原理は、mTOR基質がグルタチオン被覆96ウェルプレートのウェルに結合した後、mTOR含有サンプルと共にインキュベートされる。ATPの存在下で、活性化型mTORは、Thr389でp70S6Kをリン酸化する。抗p70S6K−pT389抗体でリン酸化の基質を検出し、その後、HRP-抗体コンジュゲート及びTMB基質で検出する。相対活性は、450/540nm又は450/595nmの2波長における吸光度を読み取ることによって決定される。被験阻害剤の存在及び不存在の場合には、mTOR活性に基づいて抑制率を生じることができる。ほとんどの被験化合物は、1μM未満のIC50値を示した。本明細書に記載の多くの化合物は、0.1μM未満のIC50を示した。
幾つかの実施例化合物をLife TechnologiesCorporation SelectScreen(登録商標) Profiling Serviceに提出し、それらがmTOR、PI3Kα、VEGF2、FGFR1、HER1(EGFR)及びHER2のキナーゼ活性を阻害する効力を試験した。全てのアッセイにおいて、対応するキナーゼのKmでのATP濃度を使用した。mTOR(FRAP1)、VEGF2、FGFR1、HER1(EGFR)及びHER2のアッセイは、Z’−LYTE(登録商標)技術を使用した。PI3Kαのアッセイは、Adapta(登録商標)技術を使用した。結果は、表1に示した。本明細書に使用した符号「inh%」とは、一般に、阻害百分率を意味した。有意なmTOR活性を有さないPI3Kα阻害剤であるGDC0941とは異なり、式(I)〜(III)で表される化合物は、少なくとも>10Xの弱いPI3Kα活性(推定されたKi値に基づく)並びに最小限でVEGF2、FGFR1、HER1(EGFR)及びHER2活性を有する、効率的なmTOR阻害剤である。
Figure 2019522682
式I〜IIIで表される例示的な化合物の細胞毒性又は細胞増殖抑制活性は、細胞培養培地に哺乳動物腫瘍細胞株、例えばPC−3、LNCAP、U87、Huh−7、HepG2及びMDA−MB−468を増幅することにより測定された。被験化合物を加え、細胞を5日間培養し、MTT試験により細胞生存率を測定し、被験化合物の用量応答データを取得し、腫瘍細胞増殖の抑制程度をIC50値として表した。ほとんどの被験化合物は、5μM未満のIC50値を示した。本明細書に係る化合物の多くは、0.5μM未満のIC50を示した。例えば、実施例14、15、46、29、45、49、122、88、54、55、58、59、63、64、66、67、68、113、86、90の化合物がある。
細胞増殖/生存アッセイ条件
96ウェルプレートには、低密度(1ウェルあたり2,000細胞)で10%FBSを補充した培地(増殖培地)にPC−3(又はU87)細胞を播種し、24時間後に無血清培地(1%FBS)に変換した。各ウェルには、指定された濃度の薬物を加えた。細胞を120時間インキュベートした。薬物暴露が終了した時に、20μL/ウェルのMTT溶液を加えた。37℃、加湿した5%COで4時間インキュベートした後、マイクロプレートリーダーを利用して490nmにおける吸光度を検出した。Windowsに適用するGraphPad Prism 5を使用してIC50を算出した。曲線のフィットは、log(阻害剤)対応答式を有する非線形回帰モデルを用いて曲線を適合させた。
さらに、選定された実施例化合物をUS NCI−ChemotherapeuticAgents Repositoryに提出し、NCI60パネルに対するスクリーニングにより、癌細胞に対する本発明に係る化合物の細胞増殖抑制活性を評価する。米国のNCI−60プラットフォームは、9種類の異なる器官からの60種類の異なるヒト癌細胞株によって確立された癌細胞プラットフォームである。そのプラットフォームは、対応する腫瘍型の生物学的特徴を表す。各被験化合物が一連の濃度で各種の腫瘍細胞の増殖を抑制する能力を測定することにより薬物をスクリーニングする。結果は、以下の表2に示した。被験された実施例化合物は、59〜120nMの平均GI50を有する、NCI 60のヒト細胞株に対して強力な抗増殖活性を示した。
Figure 2019522682
薬物動態学的研究
酵素及び/又は細胞ベースのアッセイにおけるmTOR阻害剤活性により薬物動態学的特性を評価する。好ましい化合物は、低いクリアランス、長い半減期、および/または良好な経口バイオアベイラビリティ(FPO)である薬物動態学的特性を持つ。in vitroで、ヒト肝ミクロソーム(HLM)と共に60分間インキュベートすることにより選定された実施例化合物の代謝安定性を評価する。代謝の遅い(即ち、残存率%が高い)化合物は好ましい。多くの実施例化合物、例えば、実施例14、15、46、29、55、56、64、67、89、96、122、106及び127は代謝安定性を有することを発見した。インビボ(in vivo)実験によりHLMアッセイにおける代謝安定性がより高い実施例化合物の薬物動態学的特性をさらに評価した。対応する実験において、選定された実施例化合物がラットに静脈内注射(IV,5mg/kg,30%PEG400 + 30%PG + 1%DMSOの、生理食塩水(saline))及び経口(PO,10mg/kg,2.4%DMSO + 0.1%Tween80の、0.5%CMC−Na)により投与された後、設計時点でラットの血液サンプルを採取し、LC−MS/MS分析により薬物濃度を測定した。薬物動態パラメータは、薬物濃度の時間曲線から得た。選定された実施例化合物の結果は、以下の表3に示した。
Figure 2019522682
腫瘍異種移植モデル
酵素的及び細胞ベースのアッセイにおけるより強力なmTOR阻害活性ならびにより優れた薬物動態学的特性に基づくmTOR阻害剤は、さらに、マウス腫瘍異種移植モデル(例えば、U87、PC−3及びHuh−7)によりインビボ(in vivo)活性を評価した。これらの研究では、腫瘍細胞を免疫不全動物に移植し、一般的に、移植後の異なる時点で被験化合物の投与(IP、PO又はIVによる)を開始し、腫瘍細胞の生存、増殖、転移、体積及び他の特性に対する化合物の影響を評価した。そのアッセイにより、腫瘍増殖に対する化合物の抑制作用を検出することができる。より好ましくは、化合物は、薬物治療4〜6週間)終了後でも、腫瘍の再発を防止できる。

Claims (42)

  1. 式(I)で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、立体異性体又は互変異性体。
    Figure 2019522682
    (ここで、X及びX’は、それぞれ独立して、H、C1−8アルキル基、CF、−C(O)NR1112、ハロゲン、シアノ基、 −S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、或いは−OH、−NR1112又は−OR13で置換されたC1−6アルキル基であり;
    Y及びY’は、それぞれ独立して、H、C1−3アルキル基、オキソ基又はシアノ基であり、或いは、Y及びY’は一緒になってそれらが結合する原子と共に4乃至7員環を形成し、前記環のうち、モルホリン環中の1〜4個の原子を含み;
    は、非置換のフェニル基又は少なくとも1つのR14で置換されたフェニル基、非置換のピリジン又は1つ以上のR14で置換されたピリジン、非置換のピリミジン又は1つ以上のR14で置換されたピリミジン、非置換のインドール又は1つ以上のR15で置換されたインドール、非置換のアザインドール又は1つ以上のR15で置換されたアザインドール、非置換のインダゾール又は1つ以上のR15で置換されたインダゾール、非置換のアザインダゾール又は1つ以上のR15で置換されたアザインダゾールであり;
    11及びR12は、それぞれ独立して、H、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールアルキル基又はヘテロアリールアルキル基であり、或いは、R11及びR12は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に4乃至7員環を形成し;
    13は、H、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルキルヘテロアリール基又はヘテロアリールアルキル基であり;
    14は、H、アルキル基、ハロゲン、C1−3アルコキシ基、CF、アミノ基、シアノ基、−NR13C(O)NR1112、−C(O)NR1112、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、 −NR13C(S)NR1112、−NR13C(=N−CN)NR1112、−NR13C(=NH)NR1112又は−NR13C(=N−NO)NR1112であり;
    15は、H、ハロゲン、アルキル基、シアノ基、アルコキシ基、−C(O)NR1112、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112又は−NR13C(O)NR1112である。)
  2. X’はHである、請求項1に記載の化合物。
  3. Xは、Hである、請求項1に記載の化合物。
  4. X及びX’は、ともにHである、請求項1に記載の化合物。
  5. Xは、tert-ブチル基、CF、ハロゲン、シアノ基、−S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、或いは−OH、−NR1112又は−OR13で置換されたC1−6アルキル基である、請求項2に記載の化合物。
  6. は、ピリジン又はピリミジンであり、前記のピリジン又はピリミジンは、非置換であるか、或いは1つ以上の−NR1112、メチル基、メトキシ基又はトリフルオロメチル基で置換されたものである、請求項4に記載の化合物。
  7. は、4位が−NHC(W)NHR18で置換されたフェニル基であり、ここで、Wは、O、S、N−CN、NH又はN−NOであり;
    18は、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、或いは非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;
    18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;
    19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基、或いはR19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;
    19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;
    21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;
    22は、H、−OH又は−NR2324であり;及び
    23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である、請求項2に記載の化合物。
  8. は、4位が−NHC(W)NHR18で置換されたフェニル基であり、ここで、Wは、O、S、N−CN、NH又はN−NOであり;
    18は、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、或いは非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;
    18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;
    19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基、或いは、R19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;
    19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;
    21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;
    22は、H、−OH又は−NR2324であり;及び
    23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である、請求項4に記載の化合物。
  9. は、4位が−NHC(S)NHR18で置換されたフェニル基であり;
    18は、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、或いは非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;
    18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;
    19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基、或いはR19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;
    19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;
    21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;
    22は、H、−OH又は−NR2324であり;及び
    23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である、請求項2に記載の化合物。
  10. は、4位が−NHC(S)NHR18で置換されたフェニル基であり;
    18は、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、或いは非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;
    18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;
    19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基、或いはR19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;
    19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;
    21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;
    22は、H、−OH又は−NR2324であり;及び
    23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である、請求項4に記載の化合物。
  11. 中の少なくとも1つの−OH基は、独立して、対応するリン酸エステル−OP(O)(OH)に変換する、請求項7に記載の化合物のプロドラッグ。
  12. 中の少なくとも1つの−OH基は、独立して、−OR25に変換し、R25は、独立して、エステル、エーテル、又は置換されたエーテルである、請求項7に記載の化合物のプロドラッグ。
  13. のうち、−NHC(= W)NHR18基の少なくとも1つのNH基は、独立して、アルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルキルヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基又は−CHOR26で置換され、R26は、独立して、リン酸エステル、エステル、アルキル基又はアルキルアリール基である、請求項8に記載の化合物のプロドラッグ。
  14. 式(II)で表される請求項1に係る化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、立体異性体又は互変異性体。
    Figure 2019522682
    (ここで、Xは、H、C1−8アルキル基、CF、−C(O)NR1112、ハロゲン、シアノ基、 −S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、或いは−OH、−NR1112又は−OR13で置換されたC1−6アルキル基であり;
    Y及びY’は、それぞれ独立して、H、メチル基、エチル基、オキソ基又はシアノ基、或いは、Y及びY’は一緒になってそれらが結合する原子と共に4乃至7員環を形成し、前記環のうち、モルホリン環中の1〜4個の原子を含み;
    Wは、O、S、N−CN、NH又はN−NOであり;
    は、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、或いは非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;
    18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;
    19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基、或いはR19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;
    19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;
    21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;
    22は、H、−OH又は−NR2324であり;
    23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である。)
  15. Xは、水素である、請求項14に記載の化合物。
  16. は、C1−4アルキル基、C1−4シクロアルキル基、又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基である、請求項14に記載の化合物。
  17. は、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、イミダゾール、トリアジン、オキサゾール及びチアゾールを含む、5員又は6員のヘテロアリール基である、請求項14に記載の化合物。
  18. Rzは、非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基である、請求項14に記載の化合物。
  19. Wは、O又はSである、請求項14に記載の化合物。
  20. Rz中の少なくとも1つの−OH基は、独立して、対応するリン酸エステル−OP(O)(OH)に変換する、請求項14に記載の化合物のプロドラッグ。
  21. Rz中の少なくとも1つの−OH基は、独立して、−OR25に変換し、R25は、独立して、エステル、エーテル、又は置換されたエーテルである、請求項14に記載の化合物のプロドラッグ。
  22. −NHC(= W)NHR基の少なくとも1つのNH基は、独立して、アルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルキルヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基又は−CHOR26で置換され、R26は、独立して、リン酸エステル、エステル、アルキル基又はアルキルアリール基である、請求項14に記載の化合物のプロドラッグ。
  23. 式(III)で表される請求項1に係る化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、立体異性体又は互変異性体。
    Figure 2019522682
    (ここで、Xは、H、C1−8アルキル基、CF、−C(O)NR1112、ハロゲン、シアノ基、 −S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、或いは−OH、−NR1112又は−OR13で置換されたC1−6アルキル基であり;
    Y及びY’は、それぞれ独立して、H、メチル基、エチル基、オキソ基又はシアノ基、或いは、Y及びY’は一緒になってそれらが結合する原子と共に4乃至7員環を形成し、前記環のうち、モルホリン環中の1〜4個の原子を含み;
    は、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基、非置換のC1−6シクロアルキル基又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6シクロアルキル基、5員又は6員のヘテロアリール基、或いは非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基であり;
    18aは、−OH、シアノ基、−NR1112、−OR13、モルホリン、ピペラジン又は複素環であり;
    19及びR20は、それぞれ独立して、H、非置換のC1−6アルキル基又は1つ以上のR19aで置換されたC1−6アルキル基、或いはR19及びR20は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に3乃至8員の単環又は5乃至10員の双環を形成し、ここで、単環又は双環の任意の原子は、NR21又はCR22であってもよく;
    19aは、−OH、−OR13、−NR1112、シアノ基又はモルホリンであり;
    21は、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基であり;
    22は、H、−OH又は−NR2324であり;
    23及びR24は、それぞれ独立して、H、メチル基、C1−3アルキル基又はシクロアルキル基である。)
  24. Xは、水素である、請求項23に記載の化合物。
  25. Xは、tert-ブチル基、CF、ハロゲン、シアノ基、−S(O)R13、−S(O)13、−S(O)NR1112、−NR13S(O)NR1112、−OR13、−NR13C(O)NR1112、或いは−OH、−NR1112又は−OR13で置換されたC1−6アルキル基である、請求項23に記載の化合物。
  26. は、C1−4アルキル基、C1−4シクロアルキル基、又は1つ以上のR18aで置換されたC1−6アルキル基から選ばれる、請求項23に記載の化合物。
  27. は、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、イミダゾール、トリアジン、オキサゾール及びチアゾールを含む、5員又は6員のヘテロアリール基である、請求項23に記載の化合物。
  28. Rzは、非置換のフェニル基又は4位が−C(O)NR1920で置換されたフェニル基である、請求項23に記載の化合物。
  29. Rz中の少なくとも1つの−OH基は、独立して、対応するリン酸エステル(−OP(O)(OH))に変換する、請求項23に記載の化合物のプロドラッグ。
  30. Rz中の少なくとも1つの−OH基は、独立して、−OR25に変換し、R25は、独立して、エステル、エーテル、又は置換されたエーテルである、請求項23に記載の化合物のプロドラッグ。
  31. −NHC(S)NHR基の少なくとも1つのNH基は、独立して、アルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルキルヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基又は−CHOR26で置換され、R26は、独立して、リン酸エステル、エステル、アルキル基又はアルキルアリール基である、請求項23に記載の化合物のプロドラッグ。
  32. 前記化合物は、以下の化合物から選ばれる、請求項1〜31に記載の化合物。
    Figure 2019522682
    Figure 2019522682
    Figure 2019522682
    Figure 2019522682
    Figure 2019522682
    Figure 2019522682
  33. 前記化合物の少なくとも1つの水素は、重水素で置き換えられている、請求項1〜31に記載の化合物。
  34. 請求項1〜33に記載の化合物を合成する方法。
  35. 請求項1〜34に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
  36. 請求項35に記載の医薬組成物を投与することを含む、mTOR阻害に関連する疾患又は障害を治療する方法。
  37. 請求項35に記載の医薬組成物を投与することを含む、選択的なmTOR阻害に関連する疾患又は障害を治療する方法。
  38. 請求項35に記載の医薬組成物を投与することを含む、PI3Kキナーゼを含むATP結合タンパク質の阻害に関連する疾患又は障害を治療する方法。
  39. 請求項35に記載の医薬組成物を投与することを含む、プロテインキナーゼを含むATP結合タンパク質の阻害に関連する疾患又は障害を治療する方法。
  40. 前記障害は、PI3Kシグナル伝達経路調節不全に関連する過形成である、請求項36に記載の方法。
  41. 前記障害は、mTORシグナル伝達経路調節不全に関連する過形成である、請求項36に記載の方法。
  42. 前記障害は、過形成に関連する、請求項36に記載の方法。
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