JP2019522182A - 力を検出するための装置及びシステム - Google Patents

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Abstract

対象物に加えられる力又は圧力を検出するための装置が開示される。装置200は、複数の第1の圧力センサ103を上に有する第1の可撓性基板層101と、複数の第1の導電性トラック102と、を含み、複数の第1の導電性トラックは、複数の圧力センサへの電気的接続を提供するように配置される。

Description

本発明は、力を検出するための装置及びシステムに関する。一実施形態では、本発明は、服装品に加えられる力を検出するための装置に関する。他の実施形態では、本発明は、車両に加えられる力を検出するための装置に関する。
レクリエーションやスポーツ、商業的及び職業的な使用のためのヘルメットが知られており、よく理解されており、頭部への衝撃の程度を緩和することができると認められている。さらに、一般的な保護服(手袋、ブーツ、ボディウェア、及び帽子)は、身体のあらゆる部分への衝撃の程度を緩和することで知られている。一例として、輸送研究所(Transport Research Laboratory:TRL)の2009年の報告書では、自転車ヘルメットに関するこの内容を実証する証拠を記載している。
外傷性脳損傷(TBI)を引き起こす事故が発生する場合、急性脳損傷の適切な治療は、いくつかの重要な段階に依存する。このような段階には、病院入院前の段階、初期トリアージ段階、後続の集中治療段階、及び集中治療後処置段階(このような集中治療後処置段階は継続リハビリテーションである)を含む。短期的及び長期的なTBIの問題は、頭部への衝撃時に何が起こったかをより完全かつ正確に理解することによって緩和することができる。
米国特許出願公開第20120124720A1号は、アメリカンフットボール用の、固体ワイヤ接続を用いて接続される固体センサを必要とするシステムを開示するが、その固体センサが生成することができる生体力学的データには限界がある。米国特許出願公開第2005177929A1号はまた、アメリカンフットボールヘルメットについての限られた生体力学的データを提供し、騒音問題を発生させる可能性のある複数の加速度計を用いている。米国特許出願公開第2014039355A1号は、限られた量の生体力学的データを獲得するリアルタイム監視のためのシステムを記載している。このようなシステムには、予めロードされた衝撃プロファイルが必要である。米国特許出願公開第2010005571A1号は、着用者への爆風効果を判定するためのヘルメットを開示する。これらのヘルメットは、センサをヘルメットの外部に配置する必要がある。米国特許出願公開第2012120009A1号は、より少ない力/衝撃を監視するための指でタッチするタッチスクリーンパッドを記載している。
本発明は特許請求の範囲に記載されている。
一実施形態では、ヘルメットに加えられる力を検出するための装置が提供される。装置は、複数の第1の圧力センサを上に設ける第1の可撓性基板層と、複数の第1の導電性トラックと、を含み、複数の第1の導電性トラックは、複数の圧力センサへの電気的接続を提供するように配置される。
他の実施形態では、対象物に加えられる力又は圧力を検出するための装置が提供される。装置は、複数の第1の圧力センサを上に設ける第1の可撓性基板層と、複数の第1の導電性トラックと、を含み、複数の第1の導電性トラックは、複数の圧力センサへの電気的接続を提供するように配置される。
任意に、対象物は、装置の着用者の身体部分、例えば頭部又は足部である。
任意に、対象物は、車両の一部、例えばヘッドレスト(Headrest)である。
任意に、複数の第1の導電性トラックは、複数の第1の電極及び複数の第2の電極を含み、各第1の電極及び各第2の電極は複数の第1の圧力センサの単一の圧力センサと電気的に接触する。
任意に、各第1の電極は、各圧力センサの第1の側と物理的に接触し、各第2の電極は、各圧力センサの第2の側と物理的に接触している。
任意に、第1の側は第2の側の反対側にある。
任意に、複数の第1の圧力センサはセンサ層を形成する。任意に、複数の第1の圧力センサは、感圧インクを含む。
任意に、感圧インクは、印刷又はスクリーン被覆の感圧インクスポットを含み、インクスポットは、圧力変化に応じて電気抵抗を変化させるように配置される。
任意に、複数の第1の導電性トラックはトラック層を形成する。
任意に、トラック層は、第1の基板層と複数の第1の圧力センサとの間に位置する。
任意に、複数の第1の導電性トラックは、はんだ、導電性接着剤、異方性導電性テープのいずれか1つを用いて第1の基板層に塗布される。
任意に、複数の第1の導電性トラックは、インクジェット印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷の印刷プロセスのいずれか1つを用いて、第1の基板層上に印刷される。
任意に、複数の第1の導電性トラックは、銅、銀、アルミニウム及び導電性カーボンのうちの1つ以上を含む。
任意に、装置は、複数の第1の導電性トラック及び/又は第1の圧力センサを保護するための第1のシーリング層を含む。
任意に、複数の第1の圧力センサのうちの少なくとも1つの圧力センサは円状である。
任意に、複数の第1の圧力センサのうちの少なくとも1つの圧力センサは、火山状、ドーム状又はドーナツ状である。
任意に、装置は、複数の第2の圧力センサを上に設ける第2の可撓性基板層と、複数の第2の導電性トラックとをさらに含み、複数の第2の導電性トラックは、複数の第2の圧力センサへの電気的接続を提供するように配置される。
任意に、複数の第2の圧力センサは、複数の第1の圧力センサと物理的かつ電気的に接触している。
任意に、複数の第2の導電性トラックは第2のトラック層を形成し、複数の第2の圧力センサは感圧インクを含み、感圧インクは印刷又はスクリーン被覆の感圧インクスポットを含み、インクスポットは、圧力変化に応じて電気抵抗を変化させるように配置される。
任意に、第2のトラック層は、第2の基板層と複数の第2の圧力センサとの間に位置する。
任意に、装置は、次の6層:第1の基板層と、第1のセンサ層としての複数の第1のセンサと、第1のトラック層としての複数の第1の導電性トラックと、第2の基板層と、第2のセンサ層としての複数の第2のセンサと、第2のトラック層としての複数の第2の導電性トラックと、を含む単一層として形成される。
任意に、装置は、複数の第1の導電性トラックと複数の第2の導電性トラックとの間に前記絶縁を提供する1つ以上の誘電体層を含む。
任意に、装置は、次の8層:第1の基板層と、第1のセンサ層としての複数の第1のセンサと、第1の誘電体層と、第1のトラック層としての複数の第1の導電性トラックと、前記第2の基板層と、第2のセンサ層としての複数の第2のセンサと、第2の誘電体層と、第2のトラック層としての前記複数の第2の導電性トラックと、を含む単一層として形成される。
任意に、装置は、プロセッサをさらに含み、プロセッサは、複数の第1の圧力センサから受信したデータに基づいて、衝撃の位置及び/又は衝撃の大きさ又は力を決定するように構成される。
任意に、プロセッサは、さらにアナログ/デジタル変換回路を制御するように構成され、又はアナログ/デジタル変換器に電気的に接続されるように配置される。
任意に、プロセッサは、さらに、複数の第1の圧力センサから受信したデータを監視し、前記データに関連する圧力又は力の値を第1の所定の閾値と比較し、圧力又は力の値が第1の所定の閾値を超える場合には、時間及び/又は日付スタンプを割り当てるように構成され、前記装置は、任意に生データ又は処理データとして前記データを記録及び記憶するための手段をさらに含む。
任意に、プロセッサは、複数の第1及び第2の圧力センサの組み合わせから受信したデータを監視するように構成される。
任意に、プロセッサは、第1の所定の閾値を超えた第1のインスタンスに対して第1の時間及び/又は日付スタンプを割り当て、第1の所定の閾値を超えた第2のインスタンスに対して第2の時間及び/又は日付スタンプを割り当てるようにさらに構成され、第1及び第2のインスタンスは異なる時刻に発生する。
任意に、プロセッサは、第1の所定の閾値を超えたことを示す信号を送信するように配置され、信号は時間及び/又は日付スタンプを含み、任意に、プロセッサは、第1の所定の閾値を超える前及び/又は後のある期間にわたってデータを送信するようにさらに配置される。
任意に、プロセッサは、さらに圧力又は力の値を前記第1の所定の閾値よりも低い値を有する第2の所定の閾値と比較し、圧力又は力の値が第1の所定の閾値と第2の所定の閾値との間にある場合、第2の所定の閾値を超えたことを示す信号を提供するように配置される。
また、本発明書には、2つのこのような装置を含むシステムであって、一つの装置が第1の装置であり、他の装置が第2の装置であり、システムは、前記第1の装置と前記第2の装置との間に配置された間隙層をさらに含む、システムが開示されている。任意に、間隙層はクッション層を含む。
任意に、システムは、プロセッサをさらに含み、プロセッサは、第1の装置から受信したデータと第2の装置から受信したデータの比較に基づいて、検出された力又は圧力の角度又は方向を決定するように構成される。
任意に、プロセッサは、第1の装置及び第2の装置から受信したデータの比較に基づいて、間隙層を通して伝達される力又は圧力の大きさを決定するようにさらに構成される。
任意に、プロセッサは、第1の装置及び第2の装置から受信したデータの比較に基づいて、間隙層を通る力の方向の変化を決定するようにさらに構成される。
任意に、プロセッサは、第1の装置から受信したデータに基づいて、衝撃の力(又は圧力)の大きさ及び位置を決定し、第2の装置から受信したデータに基づいて間隙層を出る力又は圧力の大きさ及び位置を決定するようにさらに構成されている。
任意に、間隙層は、材料分析試験のための試験材料、又はエネルギ管理材料を含む。
任意に、装置又はシステムは、装置に電力を供給するように構成された電源をさらに含み、任意に、電源の再充電を可能にする手段をさらに含む。
任意に、装置又はシステムは、記憶又は分析のための外部装置に、圧力、位置又は力のデータの少なくとも1つを送信するための通信手段をさらに含む。任意に、外部装置は、モバイル無線通信装置又はサーバである。
任意に、圧力、位置、又は力のデータは、医療、保険、スポーツ健康及びパフォーマンス分析、医療法的事例、陳述書、材料試験及び分析及び認証に用いるのに適している。
任意に、通信手段は、無線通信手段、任意にブルートゥース(登録商標)を含む。
任意に、装置又はシステムは、1つ以上のジャイロスコープ及び/又は加速度計をさらに含む。
任意に、装置又はシステムは、1つ以上のジャイロスコープ及び/又は加速度計によって提供されるデータに基づいて、ヘルメットの着用者の頭部に加えられる回転力を決定するように構成されたプロセッサをさらに含む。
任意に、プロセッサは、1つ以上のジャイロスコープ及び/又は加速度計によって提供されるデータに基づいて、ヘルメットの動きの速度を決定するようにさらに構成され、かつ/又は着用者の身体に対するヘルメットの動き及び着用者の頭部の所定の位置を決定するようにさらに構成される。
任意に、複数の第1の導電性トラックは、外部装置への電気的接続のための第1の接続点を含む。
任意に、複数の第2の導電性トラックは、外部装置への電気的接続のための第2の接続点を含む。
任意に、外部装置は、アナログ/デジタル変換器である。
任意に、外部装置は、プロセッサであり、任意にマイクロプロセッサである。
任意に、装置又はシステムは、装置又はシステムの電力レベルを表示するインジケータをさらに含む。
任意に、処理手段及び/又は電力手段はハウジング内に収容される。
任意に、装置又はシステムは、ヘルメットの着用者に関する個人データを受信し記憶する手段をさらに含む。任意に、個人データは、個人の詳細及び/又は医療情報を含む。任意に、医療情報は、アレルギ情報、血液型、NHS番号、緊急連絡先の詳細情報、近親者のうちの1つ以上を含む。
任意に、装置又はシステムは、ヘルメットの内側裏地(inner lining)を形成するように配置される。
任意に、この装置は、履物のための中敷の一部を形成するように配置される。
本明細書には、装置又はシステムを含む履物又は中敷が開示される。
本明細書には、装置又はシステムを含むヘルメットが開示される。任意に、装置又はシステムは、ヘルメットの複数の層の間に少なくとも部分的に配置される。任意に、ヘルメットは、スポーツ、レクリエーション、現場実習(professional practice)、探検、サイクリング、ロッククライミング、アイスホッケー、アメリカンフットボール、モータスポーツ、ウォータースポーツ、スノースポーツ、乗馬、カヤック、ラグビー、スキー、武術、ボクシング、建設作業、ラグビー、クリケット、トレーニング、パフォーマンスワーク(performance work)、安全のためのものである。
本明細書には、装置又はシステムを含む衣服が開示される。
本明細書には、装置又はシステムを含む保護服が開示される。任意に、保護服は防弾服である。
本明細書には、通信手段と通信するように配置されたアプリであって、アプリは、圧力データ又は力データの受信に応じて反応するように構成されるアプリが開示される。任意に、アプリは、圧力データ又は力データの受信に応じて自動的に緊急サービスに連絡する。任意に、アプリは、第1の所定の閾値を超える力の値を示す信号の受信に応じて、緊急サービスに自動的に連絡する。任意に、アプリは、第2の所定の閾値を超える力の値を示す信号の受信に応じて警告を発する。
一実施形態では、対象物に加えられる力又は圧力を検出する方法が提供される。この方法は、装置を提供する工程と、前記複数の第1の圧力センサから受信したデータを前記プロセッサを用いて監視する工程と、前記プロセッサを用いて、前記データに関連する圧力又は力の値を第1の所定の閾値と比較する工程と、圧力又は力の値が第1の所定の閾値を超える場合には、時間及び/又は日付スタンプを割り当てる工程と、を含む。
任意に、監視する工程は、複数の第1及び第2の圧力センサの組み合わせから受信したデータを監視する工程を含む。
本発明の実施形態を、図面を参照して例として以下に説明する。
4層の統合積層システムを含む装置の一実施形態の分解図である。 6層の統合積層システムを含む装置の一実施形態の分解図である。 構築した図1又は図2の装置を示す。 2つの統合積層システム(図1の装置の2つ、又は図2の装置の2つ)を含むシステムの一実施形態の分解図である。 構築した図3のシステムを示す。 図5のシステムがヘルメットの一部として又はヘルメットと共に用いられる一実施形態を示す。 統合積層システムによって提供されるデータを処理するための回路の一実施形態を示す。 統合積層システムによって提供されるデータを処理するための回路の他の実施形態を示す。 直線衝撃の位置、頭部を通過する力の直線経路、及び脳を通過する力の直線経路をを示す例示的なグラフである。 ブラックボックスの回路に接続された統合積層システムの一実施形態を示す。 ブラックボックスの回路に接続された統合積層システムの他の実施形態を示す。 ブラックボックスの2つの実施形態を示す。 統合積層システム及びブラックボックスを含む装置の一実施形態を示す。 複数の統合積層システム(複数の装置)及びブラックボックスを含むシステムの実施形態を示す。
説明及び図面の全体を介して、同様の参照符号は同様の部分を指す。
本発明書には、対象物に加えられる力又は圧力の検出における改良に関する。一実施形態では、本発明は、ヘルメット技術の改良を表す装置であって、損傷又は衝撃の時点での、及び/又はイベント及びその直後までのイベントデータ及び生体力学的データを獲得し、より鮮明で包括的な実態を提供することができる。獲得されたデータは、多くの用途において有用である。
ヘルメットの特定の例が本発明の使用例として説明されているが、多くの他の用途も可能である。例えば、本発明は、身体に着用される任意の衣服又はアクセサリーなどの任意の服装に加えられる力又は圧力を検出するために用いられてもよい。これには、帽子、ボディウェア、履物、保護服が含まれる。具体的には、本発明は、靴の中敷に加えられる力又は圧力を検出するブーツ、又はヘルメットに加えられる力又は圧力を検出する保護ヘルメットに用いられ得る。本開示では、「服装」という言葉は、帽子/ヘルメット、手袋、靴下、靴などの、人が着用できるものを含むために用いられる。
実際、本発明は、任意の対象物又は表面に加えられる力又は圧力を検出するために有益に用いられ得る。例えば、本発明は車両との関連で用いてもよい。具体的には、本発明は、車両のヘッドレスト、又は実際に車両の他の部分に加えられる力又は圧力を検出するために用いてもよい。
本発明はまた、エネルギ管理材料の試験条件下における性能レベル及びデータを決定する手段を提供する。
力の検出技術の改良が本明細書に開示される。特に、ヘルメット着用者の頭部のような対象物を通る力の直線経路又は対象物に当てる力の角度を決定する効率的かつ正確な方法は現在存在しない。簡潔にするために、ヘルメットに関する技術の使用について説明するが、この技術は、任意の表面又は対象物に(又はこれを通して)加えられた力又は圧力を検出することが望ましい任意の用途に適用できることが理解されるであろう。
ヘルメットと共に又はヘルメットの一部として典型的に用いられる装置を以下に説明する。この装置は、必要とされる生体力学的情報の一部、対象物が受ける力のレベル/大きさ、及び力の位置を獲得することができる1つ以上の可撓性印刷インクセンサ回路を含む。任意に、この装置が、必要な生体力学的情報の一部を獲得することができる1つ以上の可撓性印刷インクセンサ回路を有する第2の装置を含む場合には、力の直線経路/角度を獲得することもできる。このような可撓性印刷インクセンサ回路を各々有する2つの装置を含むシステムは、以下の層を含んでもよい(例えば、各装置は基板、トラック、センサ及び任意の保護積層層を有する)。
上側
・保護積層
・センサ
・トラック
・基板
・クッション層(セパレータ)
・センサ
・トラック
・基板
下側
本システムは、これらの層の組み合わせを含み、圧力インクセンサが設けられる可撓性印刷電子機器を含む統合積層システムと呼んでもよい。統合積層システムの目的は、衝撃の正確な位置、衝撃力、及び前記のように2つの装置(2つのセンサ層)が用いられる場合、衝撃力の直線経路を決定する衝撃データを獲得することである。
層構成は、典型的には25μm〜250μmの厚みの基板層から始まる。任意の可撓性材料膜を用いてもよいが、上面に印刷してもよい約100μm〜125μmの厚みの薄い可撓性プラスチック及び/又は高分子が好ましい。好ましくは、基板層の厚さは、100μmである。好ましくは、基板層の厚さは50μmである。基板は透明又は半透明であることがさらに好ましい。基板層は、PET製であってもよい。
トラック層は、任意にA/Dコンバータへの接続を介して、プロセッサとセンサ層のセンサとの間の電気的接続を含む。トラックは、低温はんだ(例としてビスマス及び/又はスズ)、導電性接着剤又は異方性導電テープなどを用いて基板層に塗布してもよい。トラック材料は、任意の導電性材料、好ましくは銀、又は実際には銅、アルミニウム又は導電性炭素としてもよい。好ましい実施形態では、トラック材料は、インクジェット印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷及び他の同様の印刷プロセスを用いて印刷される。
センサ層は、本明細書で開示されるセンサの任意の組み合わせを含んでもよいが、好ましくは、この層は、スクリーン被覆の圧力インクスポットセンサのみからなる。既知の感圧インクは、圧力インクスポットセンサとして用いてもよい。センサ層は、また当業者が理解するように、個々のインクスポットセンサがピエゾ抵抗特性を有するため、ピエゾ抵抗層と呼んでもよい。センサに加えられる圧力の増加は、抵抗の減少を引き起こす。圧力インクセンサを用いることにより、個々のセンサを非常に近接して共に配置し、それによってより正確な力又は圧力の読み出しが可能になる。インクは、機械的歪みの影響を受けた場合にアナログ的な抵抗変化を登録する重要な機能を有する、スクリーン被覆材料又は他の材料を含む任意の導電性の印刷可能なインクとしてもよい。圧力インク材料は、例として、任意のタイプのカーボンナノチューブ(CNT)、量子トンネルコンダクタンス、グラフェン及び/又は圧電材料であってもよい。
インクスポットは、HaydaleによるWO2016/102689A1(特に5頁26〜36行及び9頁24行〜10頁9行)に記載されているインクのような官能化グラフェンナノ粒子(GNP)で形成してもよい。このようなインクのインクスポットは、高分子マトリックス材料中に分散されたカーボンナノ粒子で形成される。カーボン粒子は、インクの抵抗感度を高めるにつれて、高いアスペクト比を有する。インクスポットは、加えられた力が存在しない場合に高い抵抗を有することができ、その結果、加えられた力がない場合の電流の流れは無視できる。また、グラフェンインク粒子に横方向の導電性が効果的に存在しないこともある。しかし、粒子の構造が圧縮されるとインクは導電性になる。別の感圧インクの例は、Peratechによって作られたインクである(https://www.peratech.com)。
当業者が理解するように、ピエゾ抵抗センサは、機械的歪みを受けると抵抗を変化させる。当業者であれば、このような抵抗の変化を検出することができることも理解しており、これには例えば分圧器を用いることが含まれる。較正工程を用いて、抵抗変化と機械的歪みとの間の関係を決定することもできる。ピエゾ抵抗センサは、センサに既知の力を加えて抵抗を測定し、このデータを較正に用いることによって行われてもよい。
センサの数は大幅に異なり、特定の用途によって異なる。例えば、64又は128個のインクセンサを用いてもよい。
インクスポット(センサ)の大きさは、任意の大きさであってよく、特定の用途に応じて変化し得る。例えば、インクスポットの大きさは、ヘルメットのタイプ及び用途に応じて変化し得る。現在用いられるトラック技術は、70μmの間隙を作り出し、最小のインクスポット直径を210μmにする。インクスポット直径の有効範囲は3mm〜15mmであり、直径の5〜10mmが用いられてもよい。例えば、インクスポットは約14mmの直径を有してもよい。被覆されたインクセンサの形状は、任意の形状、好ましくは円状としてもよい。さらに、同じセンサ層上の各センサは、安定性の理由から、均一な形状及び大きさであることが好ましい。インクセンサの形状の高さは、インクの自然乾燥形状であるドーム状、火山状又はドーナツ状のいずれかであることが好ましく、この形態はまた、電源の漏れを「オフ」位置から止めるのを助けることができる。センサ間の距離は、生成された最小の騒音レベルと服装又は表面のフットプリント(例えば、ヘルメットのフットプリントなど)に関係する。
圧力インクセンサであるセンサの場合、各センサを複数の印刷を適用してもよい。例えば、単一のセンサは2つ以上のインク層を含んでもよく、各層は前のインク層の上に直接塗布される。従って、単一のセンサは、複数のインク層で形成されてもよい。多層を用いることにより、インクセンサはより厚くなり、従って、ピエゾ抵抗範囲が増大する。このように、より高い力を測定することができる。好ましくは、各インクセンサは4つの印刷されたインクセンサ層を含むが、他の数の層が用いられてもよく、特定のインクに応じて変化してもよい。
保護積層層は、任意の可撓性材料、好ましくは薄膜プラスチックなどから製造することができるシール層を提供する。一実施形態では、装置が基板、トラック、センサ及び保護積層層のみを有することが可能である。これは、例えば材料試験に特に有用である。ヘルメットへの統合のための好ましい実施形態では、前記のように2組の基板、トラック及びセンサ層を分離するクッション層(即ち2つの分離装置)も用いられる。クッション層は、用途に応じて任意の厚さとしてもよい。例えば、クッション層は、0.1mm〜30mm、好ましくは1mm〜10mm、最も好ましくは5mm〜10mmであり得る。クッション層の材料は、シリコン又はTPEなどの任意の可撓性材料としてもよい。同様に、クッション層の材料は、粉砕可能な発泡体(例えば、発泡ポリスチレン及び/又は発泡ポリプロピレン)、非ニュートン発泡体などの、衝撃吸収を助けるエネルギ管理材料であってもよい。
一実施形態では、システムは、下層の基板層及び上層の保護積層層を備える、前記に示したような8層を含む。この実施形態は、力の直線経路を決定することを可能にする。代替的には、隙間又はクッション層を用いて上下に配置された2組の4層(即ち2つの装置)も同じデータを提供することができる。間隙には第三者の材料が含まれている可能性がある。
図1は、基板層101と、トラック層102と、センサ層103として形成された圧力検知層と、保護層104との4層を含む装置100の実施形態の分解図を示す。図1の装置100は、自転車ヘルメット設計内で統合するための装置の一例のフットプリントである。図1のフットプリントは、実線の多角形及び円を含むが、これに限定されない任意の大きさ及び形状としてもよい。このような実線の多角形又は円は、多角形及び/又は円として形作られた切抜き部分105を含んでもよい。センサ層103は、印刷された圧力インクセンサで形成してもよい。
図1は、4層を含む装置を示すが、本明細書に開示される全ての実施形態では、保護層105は、必要でない場合は省略してもよいことが理解されるべきである。従って、保護層105は任意であり、3層を用いてもよい。
このような3層は、装置内の層の半分のみを表してもよい。特に、装置は、図2に示す装置200のような6層を有してもよい。このような装置200は、以下の構造を有してもよい。
上側
・基板
・トラック
・センサ
・センサ
・トラック
・基板
下側
言い換えると、装置200は、2つの基板層101、2つのトラック層102、及び2つのセンサ層103を有してもよい。2つのセンサ層103は、圧力検知層を形成する。これらの層は、2つのセンサ層103が物理的に接触するように、前記に示した順序で配置してもよい。上述したように、用途に応じて1つ以上の保護層105を前記の配置に用いてもよく、このような保護層105は、上側、下側、又は両方に提供してもよい。センサ層103は、一方のセンサ層103の個々の圧力インクセンサが他方のセンサ層103の個々の圧力インクセンサに接触するように配置されてもよい。
前述した3層又は4層の配置のように、装置が単一のセンサ層103のみを有する装置100である場合、トラック層102のトラックは、センサ層103の各インクスポットセンサに対して2つの電極を形成するように成形されてもよい。従って、装置100では、単一のセンサ層103(ピエゾ抵抗層)が圧力検知層として用いられる。各インクスポットセンサの一方の側は第1のトラック電極を有し、各インクスポットセンサの他方の側は第2のトラック電極を有する。このような構成は、トラック層102の一部として第1及び第2のトラック電極を形成し、次に2つの電極の上にインクスポットセンサを直接印刷することによって行ってもよい。従って、電極は同一平面内にあってもよい。第1及び第2のトラック電極は、例えば、櫛形電極であってもよい。2つのトラック電極を有することにより、2点間の抵抗を測定することができる。理解されるように、インクスポットセンサがグラフェンである場合、力がインクセンサに加えられると、圧力によるグラフェンインク粒子の変位は、センサにわたって抵抗変化を引き起こす。このような抵抗変化は、任意の従来の手段によって測定してもよい。
装置が装置200である場合には、2つのセンサ層103が存在する。前述したように、センサ層はピエゾ抵抗層と呼ばれ、装置200は2つのピエゾ抵抗層を有してもよい。装置100とは異なり、装置200では、圧力検知層は2つのセンサ層103(ピエゾ抵抗層)で形成されている。装置200の場合、圧力検知のためにこれらの2つのピエゾ抵抗層の間の直接的な接触が用いられる。抵抗を測定するために、一方のセンサ層103のインクスポットは他方のセンサ層103のインクスポットに接触する。2つのセンサ層103がインクスポット間に直接的な接触をすると、加えられる力が増加するにつれて減少する既知の抵抗値を生成する。ピエゾ抵抗範囲は、インクスポットに用いられる各インク層の厚さと共に増加し、抵抗が減少する速度は、インクスポット当たりのインク層の数に依存する。用いられる特定のインク、例えばHaydaleによって生成されたインクに依存して、1つのセンサ層のインクスポットは、対向するセンサ層の対向するインクスポットと接触しているときにのみ導電性になる場合がある。従って、この配置は、このようなインクにとって特に有益である。
装置200において、一方のトラック層102は、対応するセンサ層103の各インクスポットに電気的に接続された第1のトラック電極を形成し、他方のトラック層102は、対応するセンサ層103のための第2のトラック電極を同様に形成する。トラック層102は圧力検知層用の電極を形成する。これらの2つのセンサ層の接触及び圧縮は、電気回路を完成させ、インクスポットの圧縮を引き起こし、任意の従来抗値検出手段と共に第1及び第2のトラック電極を用いて測定した場合、より低い抵抗測定値を生成する。例えば、圧力検知層が別の既知の抵抗又は抵抗器と直列に接続されているとき、圧力検知層にわたって電圧降下を比較するために、分圧器を用いてもよい。抵抗の変化は、圧力検知層に加えられる力に直線に依存する。
装置200はまた、1つ以上の誘電体層(図示せず)を含んでもよい。装置200は6層を含み、図2に示される特定の例では、トラック層102の構成は同じである。言い換えると、一方のトラック層102のトラックは、他方のトラック層102のトラックと重なり合う。この場合、2つのトラック層が物理的かつ電気的に接触するときに生じる電気的短絡を防止するために、一つ以上の誘電層を含んでもよい。誘電層は、任意の段階でトラック層の後に印刷することができ、誘電性インクを含んでもよい。このような誘電体層は、印刷されたインクセンサが覆われないようにその中に孔を有し、それにより2つのセンサ層の間の電気的接触を確実にする。上部トラック層又は下部トラック層のうちの一方を覆う1つの誘電体層があってもよく、任意に、上部トラック層又は下部トラック層の他方も覆う第2の誘電体層があってもよい。言い換えると、装置200は、単一の誘電体層が含まれる場合には7層を含んでもよく、2つの誘電体層が含まれる場合には8層を含んでもよい。実際に、装置200は、1つ以上の保護層もまた含まれる場合、追加の層を有してもよい。
代替的には、誘電体層は、しかし、トラック層102が重ね合わされず、物理的(及び電気的)に互いに接触しないように(図示せず)印刷される場合、完全に省略してもよい。
図3は、構築した装置100又は200を示す。装置100は、3層又は4層を含んでもよく、装置200は、上述のように6つ以上の層を含んでもよい。装置100又は200の層は、3M接着剤のような接着剤を用いて共に結合される。接着剤結合は、水密シールが6つ以上の層の上に形成されるようにしてもよい。上述したように、装置は、必要に応じて追加の層(保護層及び/又は誘電体層)を有してもよい。しかし、これらの装置の単数又は複数は、ヘルメットへの統合及び/又は材料試験のための装置として用いられてもよい。代替的には、装置/システムは、ユーザが着用する(履物を含む)服装などのいずれかの表面や車両の内部又は外部に加えられる力又は圧力を検出するために用いられてもよい。実際、多くの他の用途が当業者に明らかであり得る。装置100又は200は、好都合に配置することができ、任意に、エネルギ管理材料などの第三者の材料の上及び下に装置を固定するために手段を用いてもよい。このような固定は永久的でも一時的でもよい。1つ以上の装置をこのように用いてもよい。
図4は、クッション層302によって分離された2つの装置301及び303を含むシステム300の実施形態の分解図を示す。各装置301、303は、図3の装置100(例えば、3層又は4層の装置)と同じであってもよく、図2の装置200(例えば、6層、7層、8層以上の装置)と同じであってもよい。従って、システム300は、上側装置301と下側装置303との組み合わせによって提供される6層、7層、8層、12層、14層、16層又はそれ以上の層を含む。システム300の層の数は、装置100又は200が装置301及び303に対して選択されることと、これらの装置の層の数とによって異なる。
システム300は、例えば、装置301及び303の各々として装置100を含んでもよい。従って、このようなシステム300は、合計で、2つの基板層101と、2つのトラック層102と、2つの印刷圧力インクセンサ層103と、図4に示すような、上側装置301の上に保護積層層104が加えられ、装置301、303(装置100)の間に挟まれた追加のクッション層302と、を含む。任意に、第2の保護積層層104は、クッション層302の下、即ち下側装置301とクッション層302の間に位置してもよい。代替的には、上側装置301は、任意の誘電体層及び保護層を有する、上述の装置200(6層以上の積層装置)を含んでもよい。同様に、下側装置303は、任意の誘電体層及び保護層を有する、上述の装置200を含んでもよい。実際に、上側装置301及び下側装置303は、層の同じレイアウトを含んでもよい。
図5は、構築した図3のシステム300を示す。上側装置301及び下側装置303は、クッション層302のいずれかの側に示されている。システム300は、上側装置301のセンサ層の個々のセンサが、下側装置303のセンサ層の個々のセンサと整列するようにしてもよい。
前記の実施形態のいずれにおいても、装置又はシステムは、複数組の装置を含んでもよく、又は単一組でありかつ/又は異なる装置の組み合わせであってもよい。この装置又はシステムは、例えばヘルメットに統合されていれば取り外すことができず、予め負荷された衝撃プロファイルは必要とされない。
トラック及びセンサ層(102,103)は、異なるレイアウトを有してもよく、力の直線経路のより正確な決定を可能にする。しかし、いくつかの用途では、層102及び103を同じレイアウト設計に重複させることが有益であり得る。
装置/システムの異なる形状の基板、クッション層及び積層層が、任意のヘルメット、他の服装又は表面設計との統合を可能にすし、それによって異なる構成及びパターンのセンサ及びトラックが可能である。例えば、装置100又は200の場合、装置の位置は、外殻と、ヘルメット、他の服装又は表面のエネルギ管理材料との間であってもよく、又は装置がエネルギ管理物質の下にあってもよい。任意に、例示的なシステム300に示されるように、エネルギ管理層の上と下の両方に配置された装置が位置してもよい。クッション層302のようなエネルギ管理層の使用は、頭部、身体又は表面に伝達される力の大きさが必要となる場合に特に有用である。前記の組み合わせ及び構成を含んでもよい単一の装置又は複数の装置を用いてもよい。
図6は、図4のシステム300がヘルメットの一部として又はヘルメットと共に用いられる実施形態を示す。システム300の装置のフットプリント及び/又はレイアウトは、ヘルメット内のスカルキャップ(skull cap)として用いることが示されている。この図は、装置の層の柔軟性を示している。この図はまた、装置/システムがヘルメットの大部分のための固体対象物がないことを示す。スカルキャップの外層は図示されていない。スカルキャップは、着用者の頭部にフィットするように成形された高分子又はテキスタイル材料のいずれかに入れられたシステム300を含んでもよい。スカルキャップはまた、内側裏地としてスカルキャップをヘルメットに固定するためのベルクロ(登録商標)又は他の固定手段を含んでもよい。代替的には、スカルキャップは、従来のスイミングキャップと同様に、TPEのような伸張可能な高分子材料に入れられたシステム300を含んでもよい。
センサ層103上のセンサからのアナログ信号は、装置/システム内のトラック層102内のトラックを介して受信される。装置/システムは、A/D変換器へ接続が可能な箇所、又はトラック層102上のマイクロプロセッサに直接的に接続が可能な箇所に接続点を暴露させることができる。装置/システムの残りの部分は、更なる保護のために、及び装置/システムを含んだ服装の着用者の快適性を増加させるために、追加の材料に入れられるか又は収容されてもよい。材料は、シリコン、TPE又は他の同様の材料であってもよく、装置/システム用のケーシング又は外部ハウジングを形成するように成形されてもよい。
一実施形態では、トラック層102及びセンサ層103は、トラックが適用される前にインクが印刷されるように再配列されてもよい。
開示された統合積層システムを有する装置100、200又はシステム300を用いて、以下のデータを達成することができる。
・衝撃の正確な位置
・衝撃及び/又は力の大きさ
・直線経路の力の角度及び/又は方向
・材料を通して伝達される力の大きさ(エネルギ管理材料の上及び下の両方に配置される装置の場合、例えば、システム300)
・エネルギ管理材料を通る直線経路の力の方向の改質又は変更(エネルギ管理材料の上及び下の両方に位置する装置の場合、例えば、システム300)
センサ層103の感圧インクスポットは、抵抗値の変化を検出することにより圧力差を検出する。抵抗値は、装置/システムに力が加えられる場所に応じて同じ層で異なる。プロセッサは抵抗値を読み出し、抵抗値に基づいてヘルメット、他の服装又は表面上の力の位置を決定してもよい。感圧インクスポットの異なる値/抵抗レベルは、衝撃の力の形状、濃度及び大きさのより正確な決定を可能にする。下にある1つ以上の第2の印刷された感圧インク層(第2のセンサ層103)は、プロセッサがセンサ層を通過する力の角度/直線経路を決定することを可能にする抵抗値の変化を提供する。このような決定は、当業者には理解されるように、1つのセンサ層の抵抗値変化の位置の違いを別のセンサ層と比較することによって行うことができる。例えば、1層又は層の組における最大抵抗変化の位置を、別の層又は層の組における最大抵抗変化の位置に接続する線は、力の直線経路、従って、力の角度を提供する。ヘルメットの特定の場合、これにより、プロセッサは、頭部及び脳を通過する力の角度/直線経路を決定することができる。
装置又はシステムを遠隔でさせるために、図6に示す回路600を参照して、最小回路要件を説明する。
・アナログ/デジタル(A/D)変換能力を有するか、又は任意にA/D変換器チップ602への接続を有する回路を制御する組み込みソフトウェアを備えるデジタル処理チップ601
・通信出力又は通信手段603(例えば、USB、SDカード及び/又はブルートゥースなど)、
・電源604(例えば、コイン状電池及び/又は充電式コイン状電池など)、
・前述の装置への接続を含む回路接続605
図7は、装置/システムデータを処理するための回路の例示的な構成のみを示しており、他の構成も使用可能である。
一実施形態では、A/D変換器チップ602は、装置/システムの接続点(回路接続605)の隣に位置する。次いで、A/D変換器チップ602は、デジタル処理チップ601に接続される。代替的には、デジタル処理チップ601は、装置/システムに直接接続されてもよい。いずれにしても、デジタル処理チップ601は、必要な機能を行う能力を有する任意のチップとしてもよい。例えば、処理チップ601は、センサから受信した信号を所定の速度でサンプリングしてもよい。このようなサンプリングされた信号は、対応するニュートン力値を与えるためにソフトウェアによって解釈され、それによってセンサの抵抗の変化を生じさせる力の大きさを示すことができる。好ましい処理チップは、STM32 4〜7の範囲である。処理チップは、例えば、C+、C++又はPythonプログラミング言語を用いて書かれた組み込みソフトウェアを有してもよい。ソフトウェアは、データを解釈し、管理し、転送し、理解されるように、全体回路600を動作及び制御する。説明されているように、必要なアラートを提供する安全チェックを行うこともできる。
処理チップ601の機能の1つは、日付スタンプを有する一連のタイミングイベントを確認し、この期間にわたって獲得されたデータをセンサの一部又は全部から記録することにある。全体回路600は、衝撃イベントまでセンサからの読み出しの最新の時間、衝撃イベントそれ自体、及び衝撃イベントの直後の期間を記録することによってブラックボックス技術と同様に機能する。このデータの組は、衝撃が、衝撃の力/圧力に関する予め定義された閾値を上回るとき、装置/システムによって登録された瞬間に記録してもよい。このような閾値は、例えば、100Nであってもよい。用途に応じて、一例として、(1)衝撃前の10〜20秒の期間、(2)衝撃イベント自体に対応する期間、及び(3)衝撃イベントに続く10〜20秒の間、データを記録することができる。これらの期間は、期間の明確な例を示すために提供されるが、他の期間も勿論使用可能である。回路600は、閾値を超える衝撃について常に監視してもよく、1つ以上の衝撃が閾値を超えるとき、衝撃ごとにデータ(1)、(2)及び(3)を記録してもよい。
閾値を2回以上超えた場合、複数の衝撃イベントが記録されることがある。例えば、後続の衝撃イベントは、最初の衝撃イベント後の短時間に発生することがある。この場合、データは、前記と同様に両方の衝撃イベントについて記録されてもよい。2つの別々の衝撃イベントのこのような記録は、実際に起こったことについてのより鮮明な実態を構築することを可能にする。例えば、装置又はシステムを含んだヘルメットの着用者は、車からの最初の衝撃及び道路からの後続の衝撃を受けることがある。両方の衝撃が閾値を超える場合、両方の衝撃が記録され、重要であるとみなされる。複数の衝撃のデータを提供することにより、現場又は後続の緊急サービスは、着用者が受ける可能性のある損傷をより深く理解することができる。
装置/システムの電力要件は、特定の用途によって異なる場合がある。好ましくは、充電式コイン状電池が用いられる。一例として、装置/システムを自転車用の保護ヘルメットの一部として、又は自転車用の保護ヘルメットと共に用いる自転車運転者の場合、回路600は、自転車に乗る間、動作可能でありかつ「オン」である必要があり、長距離サイクリングでは最大8時間の「走行時間(saddle time)」を有し得る。回路600は、単一の電池又は複数の電池、好ましくは4つ、6つ又は8つを含んでもよい。
図8は、図7の回路600と比べて付加的な構成要素を含む回路700を示す。このような回路700は、完全な生体力学的データ及びイベントデータを獲得するためのヘルメットに用いられてもよい。完全な生体力学的データを提供するために、微小電気機械システム(MEMS)のような追加のセンサを回路600の一部として含んでもよい。処理チップ601には、ジャイロスコープ701と加速度計702とが接続されてもよい。好ましくは、単一のMEMS装置のような単一の構成要素が用いられるが、複数のMEMS装置が任意に用いられてもよい。これらのMEMS装置は、動き及び力の流れに関する情報を提供するのに特に有用である。このようなMEMS装置は、装置/システムへの衝撃が最初に装置から離れて発生したかどうかを確認することもできる。例えば、装置/システムを備え、又は装置/システムと共に用いられるヘルメットの場合、MEMS装置は、ヘルメットへの衝撃が、最初にヘルメットから離れた箇所で、例えば腰部のような別の身体部位で、発生したかどうかを確認することもできる。処理チップ601によって確認された時限イベントのシーケンスは、ジャイロスコープ及び加速度計の値をさらに記録することができ、それによって受信したデータをマッピングしてプロットして、装置/システムに対する動き及び回転衝撃/力を理解する。例えば、装置を含んだり、装置と共に使用されたりするヘルメットの特定の場合には、ジャイロスコープ及び加速度計の値を記録することによって、そこから受信したデータをマッピングしてプロットして、ヘルメット衝撃イベント前、その間及びその後に、身体、頭部及び脳の動き及び回転衝撃/力を理解することができる。
この回路はまた、GPS情報を提供するGPSユニットを含んでもよい。例えば、GPSユニットは、衝撃時にGPS位置を提供してもよい。これは、所定の閾値を超えたときにGPS位置も記録されるように、処理チップ601によって制御されてもよい。
回路600及び700はまた、メモリのような統合データ記憶手段を含んでもよく、かつ/又はマイクロSDマルチメディアカードを受信するためのポート又は任意の他の形式の取り外し可能なデータ記憶装置などのデータ記憶装置受信手段を含んでもよい。このようにして、生体力学的データ及びイベントデータは、GPSデータも含んでもよく、回路600及び700によって記憶され得る。このような記憶装置は、衝撃が所定の閾値を超えたと判定された後に行われてもよく、上述したように、衝撃の前、衝撃の時及び衝撃の後に記録されたデータを含んでもよい。記憶されたデータは、例えば、装置のユーザ/着用者に関する医療情報を含む、特定の個人的又は物理的データなどの、手動で入力された任意のデータも含んでもよい。代替的には、記憶されたデータは、モバイル無線通信装置又は他のコンピューティング装置から、従来の方法で装置/システムと通信して受信してもよい。
獲得され得る完全なイベントデータ及び生体力学的データは、以下の1つ以上として記載される。
I.衝撃の日時
II.直線衝撃の位置
III.直線衝撃の大きさ
IV.例えば頭部のような対象物に伝達される力の大きさ(2つ以上の装置が用いられる場合、例えばシステム300)
V.直線経路の力が対象物、例えば頭部を通過する
VI.対象物、例えば脳に加えられる回転力の表示
VII.直線経路の力は、対象物、例えば脳を通過する(回転力算出後)
VIII.直線方向と回転方向の両方の力の速度
IX.頭部/ヘルメットへの衝撃前、衝撃中、衝撃後の、別の対象物に対する装置/システム(例えば、身体に対するヘルメット)の動作(motion)及び移動(movement)、及び「通常位置」
X.着用者の個人の詳細及び医療情報(アレルギ、血液型、NHS番号、近親者など)
開示された発明の利点のいくつかを概説する目的で、例示的なシナリオを説明する。例えば、自転車運転者は、開示された装置/システムを含んだ自転車ヘルメットを着用している。自転車の腰部に車の側面が当たる。ジャイロスコープ及び加速度計によって測定された値は、その特定の時間に変化し、自転車運転者の身体及び頭部のその後の動きに応じて変化し続ける。この例では、自転車運転者はハンドルバー上の空中に軌跡を描き、ジャイロスコープと結合された加速度計は、脳に加えられる可能性のある回転力の決定を可能にする読み出し値を提供することができる。自転車運転者は車に当たらないが、頭が先にアスファルト道路に落ちる。これにより、装置からのヘルメットへの衝撃力を登録する。衝撃力が、ある閾値を超える場合にのみ登録するようにしても良い。衝撃を含むイベントのシーケンスは、衝撃前、衝撃時、直後に記録され、全ての力、動き、力の経路、及び力の大きさを獲得する。これにより、処理チップ上にデータとして記憶され、外部装置へのデータ転送の準備が整った包括的な生体力学的実態の作成が可能になる。
装置/システムは、同じイベントシーケンスで2回以上の衝撃を登録することがある。例えば、ヘルメット上の別の場所で第2の強打/衝撃が発生した場合、それは力の大きさ、衝撃の位置及び力の直線経路の方向と共に記録されてもよい。従来の自転車ヘルメットのガイドラインに沿って、装置/システムは、閾値を超えたことが記録された衝撃イベントが一度でもあれば、使用すべきではないことが勧告される。この場合、ヘルメットを交換する必要がある。安全対策として、装置/システムにより低い閾値を設定し、より低い閾値を超えた場合に警告を表示することもできる。これは、ヘルメットを床に落とすなど、ヘルメットが強打/衝撃を受けたことを示すことができる。いくつかの例では、ヘルメットのエネルギ管理材料にヘアラインの亀裂が生じ、ヘルメットの効果が低下することがある。従って、より低い閾値の使用は、このようなイベントの検出を可能にし、ヘルメットが1つ以上のヘアラインの亀裂又は他の欠陥を有する可能性があることを示す。
装置/システムからのデータ転送、及び装置/システムと外部装置との間の通信は、用途によって異なる場合がある。装置/システムに記憶された情報/データの検索は、一例として、携帯電話/ブルートゥース又は周辺機器又はコンピュータに連結されたUSBを介して行うことができる。このデータは、緊急事態などのリアルタイム分析のために現場で解釈することができ、代替的には、データを後で用いるためにデータベースに記憶してもよい。即時報告又は視覚化のためのデータ値は、例えば列内のデータとして単一の値として提示してもよい。表示されるデータは、以下の1つ以上であってもよい。
XI.衝撃の日時
XII.衝撃の位置
XIII.衝撃の大きさ
XIV.頭部に伝達される力の大きさ
XV.直線経路の力が脳を通過する
XVI.力の速度
XVII.脳に加えられる回転力の表示(Y/N)
XVIII.個人詳細と医療情報(アレルギ、血液型、NHS番号、近親者など)
好ましくは、完全なイベントに関するデータ値は、上述のI〜Xのデータ値を有する装置/システムに加えられる回転力及び直線力を示す矢印を含む短いビデオ動画を介して視覚的に示される。従って、動画には、衝撃時、衝撃の間、衝撃後に加えられる力、動き、及び動作が表示される場合がある。これは一連の画像、単一の画像、又は短い動画シーケンスイベントとして送信できる。データを深く分析し解釈するために、データの一部又は全部をRAW形式で変換して、ソフトウェアによって解釈することができる。例えば、ヘルメットへの衝撃の場合、回転力が加えられる場合、頭部内の通常の位置と見なされるものと比べて、脳の向き及び位置がわずかに異なって配置される可能性がある。従って、直線力が加えられたときの脳の位置が、通常の位置にない可能性があり、これは、頭部を通る直線経路が、より正確にプロットされ、脳を通る実際の経路を示すことができることを意味する。
図9は、このデータが、(II)直線衝撃の位置、(V)直線経路の力が頭部を通過すること、及び(VII)直線経路の力が脳を通過すること(回転力を算出した後に)を図式的に示す2つの例示的なスクリーンショットである。
好ましくは、処理チップ601は、生体力学的情報を伴い得るヘルメット着用者について記憶された個人の詳細及び医療情報(アレルギ、血液型、近親者等)も有する。
処理チップ601、通信出力又は手段603、電源604、回路接続605、及び任意にA/D変換器チップ602、ジャイロスコープ701及び加速度計702は、好ましくは保護ケース内に収容される。これらの部品を収容する保護ケースは、ブラックボックス1000と呼ばれることがある。ブラックボックス1000は任意の大きさ及び形状とすることができ、通信出力又は手段603がUSB接続点である場合には、保護ケース/ブラックボックスを通る適切な接続点が利用可能である。好ましくは、通信出力又は手段603はUSBであり、これは、USBも電源604の再充電店であり得るためである。
図11は、異なる構成のブラックボックス回路を有するブラックボックス1000の2つの例示的な形状及び大きさを示す。通信出力又は手段603としての通信点、並びに任意の光/LED1002、電源オン/オフ1004位置サイトが示されている。LEDのようなインジケータ光1002が用いられる場合、これはユーザによる可視性を可能にする手段を提供することがある。ブラックボックス1000は携帯電話によって制御されて回路の電源をオン/オフすることがあり、ブラックボックス1000はデータのダウンロード及び電源のオン/オフ及び再充電のためにコンピュータに接続してもよい。好ましくは、電源オン/オフ1004を手動で制御する手段が回路内に提供されている。このような手段は、当業者には周知であるため、本明細書には説明しない。
本明細書で開示される装置/システムは、層とブラックボックスとの組み合わせを含む。装置の構成要素は、可撓性であってもよいPCBのような小型基板上に印刷することができるか、又は好ましくは、構成要素を棚から購入し、特別に設計された基板に位置してもよい。ブラックボックス1000は、回路から発生したいかなる熱も、装置を含むか又は装置と共に用いられる服装の着用者から離れて伝達することを可能にし、例えば熱を頭から離れて伝達することができる。ケーシングが用いられる場合、ケーシングは柔らかく、軽くて可撓性があり、選択される材料は高い衝撃に耐えることができる。シリコン又は非ニュートン発泡体/ゲルなどの任意の適切な材料を用いてもよい。ブラックボックス1000は、装置/システムに接続してもよい。
装置/システムがヘルメットの一部として又はヘルメットと共に用いられる場合、好ましくは、ブラックボックス1000の位置は、ベースに向かってヘルメットの後方かつ中央であり、大きさは好ましくは小さなマッチ箱の1/3以下〜1/2以下であり、好ましくはそれ未満である。さらに、前述したように、任意に、LEDのような光1002は、回路の電力状態を視覚的に示すためにブラックボックス回路の一部であってもよい。例えば、緑色の光1002は、回路が完全に動作しており、電源604(例えば、1つ以上の電池など)が充電されていることを示すことができる。琥珀色の光1002は、回路が電源604で完全に動作していることを示しており、電力の残存時間がx時間であることを示す。「x」は、満充電(例えば80%、又は100%未満の他のパーセンテージ)の電源604によって提供される時間数未満であることができる。琥珀色で点滅する光1002は、回路が完全に動作していることを示し、電源604は電力の残存時間が「y」(例えば60分)であることを示し、「y」は「x」未満、例えば30%又は「x」未満の他のパーセンテージであることができる。赤色の光1002は、回路が正しく動作していないことを示すことができる。最後のシナリオでは、ユーザは、第三者のソフトウェアによる評価のために、ブラックボックス1000又はヘルメットをインターネットに連結されたコンピュータに接続してもよい。特定された問題やアドバイスに応じて是正措置をとることができる。
図10Aは、各層がブラックボックス1000の回路に接続され得る方法の例を示す。回路接続605は、任意の長さであってもよい。図10Bは、ブラックボックス1000が層の周辺内に位置される接続の一例を示す。これは、1組の層のみが用いられる場合(例えば、3層又は4層の2つ以上の別々の組に対して、8層以上の層)が用いられる場合に特に有用である。図10A及び図10Bの回路は、任意に、ジャイロスコープ701、加速度計702、インジケータ光1002及び電源オン/オフ1004も含んでもよく、1つ以上の装置に接続してもよい。
装置/システムは、エネルギ管理特性のために新旧の材料を分析するために特に有用である。装置/システムは、衝撃の瞬間に加えられた実際の力を確認し、試験の連続性を保証する。装置は、試験対象のエネルギ管理材料の上及び下に配置することができる。上部センサ層を含む上部装置は、衝撃の力及び位置の値をエネルギ管理材料に記録する。下部センサ層を含む下部装置は、エネルギ管理材料を出る力を記録し、それによって明確な比較性能データを提供する。複数の装置のシステムはまた、上述したように力が該材料を通過する経路を識別する。この用途では、装置は個々の装置として、又は複数のパックとして個別に販売される場合がある。装置/システムは、前述のようにブラックボックス1000に接続してもよい。任意に、通信出力又は手段603及び電源604は、外部ソースから電力を受信し、コンピュータに直接連結するための接続点であってもよい。代替的には、装置/システム接続点は、コンピュータに直接連結する代替手段に接続してもよい。
図12Aは、層及びブラックボックス1000を含む装置の一例を示す。層及びブラックボックス1000は、回路接続605で接続されている。このような装置は、ヘルメット内に含むか、又はヘルメットと共に用いてもよい。
図12Bは、複数の装置及びブラックボックス1000を含むシステムの一例を示す。このようなシステムは、材料の分析及び試験に用いてもよい。試験される材料1102は、前述したような任意の構成の2つの装置(例えば、3層、4層、6層、7層、8層、9層又はそれ以上の層)の間にある。ブラックボックス1000は、通信出力又は手段603によってコンピュータに直接接続されるか、又は携帯電話又は他の移動無線通信装置などの手段を用いて遠隔で接続して解釈されたデータを受信する。任意に、電源604は主電源に直接連結してもよい。
本明細書で開示される装置及びシステムは、ヘルメット又は他の保護服又は装備の使用が、個人、運動選手又は愛好家の安全及び保全に有益である複数の様々な分野及び活動にわたって適用することができる。スポーツやレクリエーション活動には、サイクリング、ロッククライミング、アイスホッケー、アメリカンフットボール、モータスポーツ、ウォータースポーツ、乗馬、カヤック、スキー、武術、ボクシングなどが含まれるが、これらに限定されない。本明細書に開示された発明は、保護帽子、保護靴、又は任意の他の保護服を含む保護服と共に用いてもよい。この装置は、保護服の下に着用されるスカルキャップ(ヘルメットと共に用いる場合)又は裏地の一部として形成してもよい。また、建築現場や石油掘削装置などでの安全帽などの商業的、職業的、専門的な状況でも用いることができる。ヘルメットのタイプは重要ではなく、剛性又は柔軟性のレベルも重要ではない。ヘルメットは、硬質シェル外装(例えばアメリカンフットボール)、軟質シェル外装(例えば、サイクリング)、又は全体軟質(例えば、ラグビーのスクラムキャップ)であってもよい。特に、本明細書で開示される装置及びシステムは、ブーツ又は他の装置に用いてもよい。このような装置及びシステムは、例えば、着用者の足によってブーツに加えられる圧力を測定するためにブーツの内側に配置されてもよく、ブーツの外側に加えられる外力又は圧力を測定するために用いられてもよい。
ヘルメットの特定のケースでは、事故が起こって外傷性脳損傷(TBI)が生じた場合、急性脳損傷の適切な治療は、病院入院前段階、初期対応段階、後続のの集中治療及び集中治療後処置段階(これは継続リハビリテーションである)を含むいくつかの重要な段階に依存する。短期的及び長期的なTBIの問題は、頭部への衝撃時に起こったことをより完全かつ正確に理解することによって緩和することができる。
救急隊員、A&E、リハビリ患者の処置と治療の専門家と研究協力を通じて、特に軽度の重症度範囲の終わりでのTBIは、対処することが最も困難な損傷の1つであることが確認された。衝撃時にTBIの対処を支援する信頼性の高い急性の臨床情報の詳細を収集する機会は、初期対応段階及び後続の段階で有益である。獲得された情報を用いて、衝撃イベントに至るまでに経験した力の流れ及びレベルを示すのに役立ち、その直後に、単位/尺度(速度など)の主張されたレベルに対する実際のレベル及び責任の決定を助けることができる。このような情報は、保険金請求や法医学訴訟に役立つ。
次に、本発明の使用を例示するための事例を説明する。自転車運転者が頭部に緊急通報が必要なほど十分な衝撃を受ける事故が発生した場合、重症度の程度によっては、自転車運転者は意識を失うか、極度に放心かつ混乱して、何が起こったのかを思い出すことができない可能性がある。さらに、証言をする目撃者はいないことがある。そこに誰かがいたとしても、何が起こったのかについて重要かつ正確な衝撃情報を提供できない場合がある。
救急隊員が事故現場に到着するのは、ほぼ全ての場合に事故が起こった後である。それらの役割の1つは、できるだけ早く被害者/患者に何が起こったかを理解させ、患者の状態を迅速に評価することである。頭部損傷の疑いがある場合に最良の治療を受けるためには、可能な限り短時間で可能な限り多くの生体力学的情報を照合することが有益である。
A.損傷のメカニズム
B.衝撃の時間(気道評価0不足、グラスゴー昏睡尺度(GCS)スコアを補助するのにも有益)
C.頭部への衝撃の位置
D.頭部(脳及び頸部)への衝撃の力及び速度
E.直線経路(脳及び頸部)を決定する頭部に対する力の角度
救急隊員がこの情報を収集しようとする1つの方法は、観察を行い、何が起こったかを尋ね、患者を安定させ、自転車運転者からヘルメットを慎重に除去することによって迅速に「現場を管理する」ことである。損傷したヘルメットは、ヘルメットに衝撃を受けた部分を大まかに示すことができる。この状況での既知の分析方法は、ヘルメットの頭部上の位置を観察し、次いでヘルメット裏地への亀裂及び/または破砕の視覚的評価を行うことである。この分析は、ヘルメットの外面上の任意の破砕及び/又はスクラッチを調べることに加えて、衝撃位置と共に衝撃の重症度を示すことができる。既知のヘルメット設計では、この情報は正確ではなく、適切に評価するのに時間がかかり、救急隊員はこの時間に必ずしも余裕がない。緊急を要する状況である場合、救急隊員の優先事項は、患者を安定させ、到着前又は到着時に患者の評価/観察情報をA&E部に伝達することにある。A&Eに到着した救急隊員は、A&Eスタッフによる更なる検査のためにヘルメットを引き渡すことができる。
既知のシステム及び装置とは異なり、本明細書に開示された装置/システムは、救急隊員が着用者に発生したことを直ちに解釈するために用いることができる必要な重要な情報を正確に提供することができ、この情報はA&Eへ到着前に伝達することができる。救急隊員は、例えば、装置の通信出力又は手段603に接続することによって、携帯電話又は救急車内のコンピュータを介して、イベントデータ及び生体力学的データ(前記のI〜X、又はXI〜XVII)にアクセスすることができ、これはUSB及び/又は無線接続であってもよい。従って、本明細書に開示される装置及びシステムは、患者が理路整然としておらずまたは意識が明瞭でなくても、あるいは、事故現場で救急隊員に情報を提供するための正確な証人がいなくても、起こったことについてより詳しくかつ正確な説明を、極めて迅速にすることができる。この情報は、A&Eスタッフが患者の検査やスキャン、観察、退院に関する決定を下すのに役立つ。
さらに、本明細書で開示された装置及びシステムは、999番号に電話をかけるとすぐに現場に到着する前に装置/システムによって収集された重要なデータを救急隊員に知らせることができる。携帯電話などの手段を用いて緊急電話をかけている人は、そのデータを装置から検索することができ、このようなデータを緊急サービスに提供することができる。
獲得された情報は、A&Eスタッフが患者の検査やスキャン、観察、退院に関する決定を下すのを支援する。この初期段階では、情報は警察の陳述書及び証人の証言を支援することもできる。
装置又はシステムが、ヘルメットの一部としてのその使用に関連して、医学的トリアージ段階及び法医学的紛争において助けになることの例を以下に説明する。外傷性脳損傷を含む病気の症例に関しては、2(以上)の当事者、すなわち、被告保険会社と、負傷者(または負傷者ら)を代表する弁護士とが関与している。まず最初に、両当事者は、損傷と重症度のタイプと、だれが損傷の責任を負うかと、被告人の責任割合(パーセンテージで表される)とを立証する必要がある。これは、イベントの事実を立証することと、事故の利用可能な記録証拠のコピーと、警察の陳述書と、証人の証言、事故現場の救急隊員の証言、医療記録、退院記録とを取得することによって達成される。利用可能なデータが多いほど、事態がより鮮明になり、イベントデータ及び生体力学的データを獲得することができる装置を有することにより、このプロセスを支援するであろう。
次の段階は、負傷者を助けるための段階的なアプローチでのリハビリ、治療、援助などのタイプと期間を決定することである。これは、可能な限り正確に、脳損傷及び重症度の特定の局面を理解することによって達成される。問題の1つは、MRIスキャンがコストのために通常要求されず、CTスキャンが有機的損傷を示さず、他の重大な問題を隠す可能性がある。このような問題は、その時点でより多くの情報が入手可能であった場合に特定されている可能性がある。例えば、力の位置及び直線経路を理解することによって、脳のどの領域が場合によってはより影響を受けているかを確認することができる。これは、神経性(例えば偏頭痛)及び神経心理学的側面(認知行動療法及び認知療法)に関連する患者に対するより正確な診断が可能であり、被告企業のその後の時間及びリハビリ費用を節約できることを意味する。同じ情報は、神経心理学自己試験や試験結果を支援するのにも役立つ。例えば、専門家は、試験の特定の分野で患者のスコアが非常に低い理由についてよく疑問とする。支持する生体力学的データを有すると、専門家の所見を説明するのに役立つだろう。
この装置及びシステムは、軽度から中程度の頭部損傷カテゴリ(頭部損傷の大部分を占める)に該当する場合に、精神障害者を助けるために用いることもできる。事故に関連する症状の診断(例えば、外傷後の慢性片頭痛に対する神経科医の診断)は、事故後約1年後になる可能性がある。この時点までに、患者は、発作が起きたときに片頭痛を緩和させるか又は片頭痛を防ぐのに役立つ薬を使用せずに苦しんでいる可能性がある。これは、CTスキャンで有機的損傷が認められない場合でも、依然として頭痛に苦しんでいる可能性があるが、神経科医がリハビリ過程に関与する可能性は低いと考えられるためである。責任が被告にある場合、被告が専門家の診察費用を支払って、多くの場合、最初の6ヶ月内に患者を神経科医に紹介する医学的理由はGPに対して示されない。
経路及び力等の程度を示す生体力学的データを獲得することができる本明細書に開示された装置及びシステムでは、他の問題のより明瞭な表示が考慮され得る。従って、MRIスキャンが正当化されるか、又は神経科医への紹介がより早く行われる可能性がある。神経科医は、原発性頭痛の原因を調査し、診断して、さらには、神経の挫滅によって引き起こされる貨幣状頭痛のような二次性頭痛を特定することもできる(この初期の段階では通常は調査されない)。条件はこの早期段階での調査を介してのみ識別可能であり、特に患者が特定の問題を訴えている場合には、装置によって提供される情報はこのような調査の早期指標又は理由を提供することができる。患者にとって、これは、予防薬を受けて関連する症状を治療し、痛みや苦痛を軽減し、より迅速かつ安価に正確な診断につなげるのに役立つことを意味する。
最後の段階は、相手方が反対意見を呈する特定の問題の証拠を立証することである。生体力学的及びイベントデータを支援することにより、虚偽又は推測的な陳述を含む医療記録を、より簡単に考慮から外すことができる。
装置/システムがどのような形態であっても、結果として得られる保護服(手袋、ブーツ、ヘルメット又はその他)は、関連する地域基準及び準拠に適合することが好ましい。
周辺機器オプション、第三者の製品及び他の外部装置は、生体力学的及びイベントデータ情報を受信するために、及び/又は装置100、システム300、ブラックボックス1000及び/又は任意の他の態様の装置又はシステムの全て又はいずれかの組み合わせと相互に作用するために、装置に接続してもよい。このようなオプションの例が本明細書で説明される。
装置/システムは、携帯電話やタブレットなどのモバイル無線通信装置にインストールされたアプリケーション(「アプリ」)と相互に作用することができる。特定の力/圧力閾値以上の衝撃に続いて、データを移動無線通信装置に伝達して、移動無線通信装置のGPS位置に連結された警告を発してもよい。アプリケーションは、緊急サービスに自動的に連絡し、装置/システム(例えば、ヘルメットなど)の着用者に関する関連情報を伝達してもよい。装置/システム(例えば、ヘルメットなど)の着用者が手動でアプリケーションのソフトウェアシーケンスを停止した場合、これは、着用者に意識があり、および/または、着用者が自分で意思決定をできるほど十分に分かっていることを意味するので、アプリケーションは電話の発信を止めても良い。同様に、保護服(例えば、ヘルメットなど)が何らかの方法で衝撃を受けたか、又はノックされたことを着用者に警告するために、より小さい力/圧力閾値を超えると、アプリケーションが1つ以上の警告を受信することができる。ヘルメットの例では、ヘルメットを落とした可能性があるため、警告はヘルメットの交換が考慮されることを示す。
装置又はシステムによって獲得された生体力学的及びイベント情報は、例えばアメリカンフットボール又はラグビー又は実際には他のスポーツにおけるスポーツ選手の現場統計分析のためにリアルタイムで照合してもよい。コーチ及び/又はレフリーは、例えばゲーム中に警告することができ、この情報は、装置を含む服装の着用者が受ける頭部損傷の評価を支援するために用いてもよい。このシナリオでは、情報の利点の1つは、選手が実際に衝撃を受けたかどうか、例えば頭部に直接衝撃を受けたかどうかを確認することである。
獲得された情報は、時間の経過と共に選手の分析に役立ち、コーチやマネージャが能力、遂行、及びフィットネスレベルを評価するのに役立つ。これは、選手の選出や移籍決定などにも役立つ。この情報は、医療スタッフが選手の健康状態を評価するためにも評価されることができる。データはまた、クラブ、個人などが接近する、増加する統計データベースの一部を形成する可能性がある。
周辺機器及び追加のセンサは、ブルートゥースなどを介してブラックボックス1000に接続することができる。例えば、心拍数監視センサを接続することができる。これは、例えば、自転車運転者、又は心拍数を測定することが有益な他のタイプの人の場合に有用であり得る。ブラックボックス1000は、個人を監視するための中心点(ハブ)となり、例えば、リアルタイムで伝達するか又は毎日の終わりに転送することができるデータを受信することができる。代替的には、ヘルメットと共に又はその一部として用いられる装置又はシステムの別の例として、ヘルメットストラップに統合された1つ以上の追加のセンサが、ストラップが適切に接続されていない場合にこれを示すことができる。これを達成するために、このようなセンサをブラックボックス1000に接続することができる。さらに、ヘルメットの場合、(時間及び日付スタンプと共に)1つ以上の衝撃が装置又はシステムによって記録されたという事実は、特定の日時に着用者がヘルメットを着用したという証拠となり得る。
装置又はシステムを含んだ服装の安全性を高めるために、例えばOLEDで形成された周辺ライト又は光パッチを追加することができる。例えば、服装の前方には白色のライトが、後方には赤色のライトがあり得る。自転車運転者又は照明の視認性を高めることが有益である他の試みの場合は、前方のライトは自転車運転者が走行するのを助けるように十分明るくすることができる。このようなライトは、ブラックボックス1000に接続することができるが、服装の外部に、例えば、ヘルメットの外部に位置してもよい。
上述した装置又はシステムの様々な機能は、コンピュータプロラム製品によって実行してもよい。データを獲得した装置上に常駐するソフトウェアは、このようなコンピュータプロラム製品の一例である。コンピュータプロラム製品は、上述した1つ以上の様々な機能をコンピュータ又は装置に実行させるように指示するように構成されたコンピュータコードを含んでもよい。このような機能を実行するためのコンピュータプロラム及び/又はコードは、コンピュータ又は装置などの装置に、コンピュータ可読媒体又はコンピュータプロラム製品上に提供してもよい。コンピュータ可読媒体は、一時的であっても非一時的であってもよい。コンピュータ可読媒体は、例えば、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、又は半導体システム、又は例えばインターネットを介してコードをダウンロードするためのデータ送信用の伝搬媒体であってもよい。代替的には、コンピュータ可読媒体は、半導体又は固体メモリ、磁気テープ、取り外し可能コンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、剛体磁気ディスク、及びCD−ROM、CD−R/W、DVD等の光ディスクが挙げられる。
コンピュータ又は装置/システムのような装置は、本明細書で説明する様々な機能に従って1つ以上のプロセスを実行するために、このようなコードに従って構成されてもよい。1つの配置では、装置は、プロセッサ、メモリ、及び任意にディスプレイを含む。典型的には、これらは中央バス構造に接続され、ディスプレイはディスプレイアダプタを介して接続される。システムはまた、装置を他の装置又はネットワークに接続するための通信アダプタ及び/又は1つ以上の入力装置(マウス、キーボード又はタッチスクリーンなど)を含んでもよい。1つの配置では、データベースはコンピュータシステムのメモリに常駐する。このような装置は、データ処理システムの形態を取ってもよい。このようなデータ処理システムは、分散システムであってもよい。例えば、このようなデータ処理システムは、ネットワークを介して分散されてもよい。

Claims (74)

  1. ヘルメットに加えられる力を検出するための装置であって、前記装置は、
    複数の第1の圧力センサを上に設ける第1の可撓性基板層と、
    複数の第1の導電性トラックと、を含み、
    前記複数の第1の導電性トラックは、前記複数の圧力センサへの電気的接続を提供するように配置される、装置。
  2. 対象物に加えられる力又は圧力を検出するための装置であって、前記装置は、
    複数の第1の圧力センサを上に設ける第1の可撓性基板層と、
    複数の第1の導電性トラックと、を含み、
    前記複数の第1の導電性トラックは、前記複数の圧力センサへの電気的接続を提供するように配置される、装置。
  3. 前記複数の第1の導電性トラックは、複数の第1の電極及び複数の第2の電極を含み、各第1の電極及び各第2の電極は、前記複数の第1の圧力センサの単一の圧力センサと電気的に接触している、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 各第1の電極は、各圧力センサの第1の側と物理的に接触し、各第2の電極は、各圧力センサの第2の側と物理的に接触している、請求項3に記載の装置。
  5. 前記第1の側が前記第2の側の反対側にある、請求項4に記載の装置。
  6. 前記複数の第1の圧力センサは、センサ層を形成する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記複数の第1の圧力センサは、感圧インクを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記感圧インクは、印刷又はスクリーン被覆の感圧インクスポットを含み、前記インクスポットは、圧力変化に応じて電気抵抗を変化させるように配置された、請求項7に記載の装置。
  9. 前記複数の第1の導電性トラックがトラック層を形成する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記トラック層は、前記第1の基板層と前記複数の第1の圧力センサとの間に位置する、請求項9に記載の装置。
  11. 前記複数の第1の導電性トラックが、はんだ、導電性接着剤、異方性導電性テープのいずれか1つを用いて前記第1の基板層に塗布される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記複数の第1の導電性トラックは、インクジェット印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷の印刷プロセスのいずれか1つを用いて前記第1の基板層上に印刷される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記複数の第1の導電性トラックは、銀、又は銅、アルミニウム及び導電性炭素の1つ以上を含む、請求項12に記載の装置。
  14. 前記複数の第1の導電性トラック及び/又は前記第1の圧力センサを保護するための第1のシーリング層をさらに含む、請求項1〜13のいずれかの1項に記載の装置。
  15. 前記複数の第1の圧力センサのうちの少なくとも1つの圧力センサが、円状である、請求項1〜14のいずれかの1項に記載の装置。
  16. 前記複数の第1の圧力センサのうちの少なくとも1つの圧力センサが、火山状、ドーム状又はドーナツ状である、請求項1〜15のいずれかの1項に記載の装置。
  17. 複数の第2の圧力センサを上に設ける第2の可撓性基板層と、
    複数の第2の導電性トラックと、をさらに含み、
    前記複数の第2の導電性トラックは、前記複数の第2の圧力センサへの電気的接続を提供するように配置される、請求項1〜16のいずれかの1項に記載の装置。
  18. 前記複数の第2の圧力センサは、前記複数の第1の圧力センサと物理的かつ電気的に接触している、請求項17に記載の装置。
  19. 前記複数の第2の導電性トラックは第2のトラック層を形成し、前記複数の第2の圧力センサは感圧インクを含み、前記感圧インクは、印刷又はスクリーン被覆の感圧インクスポットを含み、前記インクスポットは、圧力変化に応じて電気抵抗を変化させるように配置される、請求項17又は18に記載の装置。
  20. 前記第2のトラック層は、前記第2の基板層と前記複数の第2の圧力センサとの間に位置する、請求項19に記載の装置。
  21. 前記装置が、次の6層:前記第1の基板層と、第1のセンサ層としての前記複数の第1のセンサと、第1のトラック層としての前記複数の第1の導電性トラックと、前記第2の基板層と、第2のセンサ層としての前記複数の第2のセンサと、第2のトラック層としての前記複数の第2の導電性トラックと、を含む単一層として形成される、請求項17〜20のいずれか1項に記載の装置。
  22. 前記複数の第1の導電性トラックと前記複数の第2の導電性トラックとの間に電気的絶縁を提供する1つ以上の誘電体層をさらに含む、請求項17〜20のいずれか1項に記載の装置。
  23. 前記装置は、次の8層:前記第1の基板層と、第1のセンサ層としての前記複数の第1のセンサと、第1の誘電体層と、第1のトラック層としての前記複数の第1の導電性トラックと、前記第2の基板層と、第2のセンサ層としての前記複数の第2のセンサと、第2の誘電体層と、第2のトラック層としての前記複数の第2の導電性トラックと、を含む単一層として形成される、請求項22に記載の装置。
  24. 前記装置は、プロセッサをさらに含み、前記プロセッサは、前記複数の第1の圧力センサから受信したデータに基づいて、衝撃の位置及び/又は衝撃の大きさ又は力を決定するように構成される、請求項1〜23のいずれか1項に記載の装置。
  25. 前記プロセッサは、さらにアナログ/デジタル変換回路を制御するように構成されるか、又はアナログ/デジタル変換器に電気的に接続されるように配置される、請求項24に記載の装置。
  26. 前記プロセッサはさらに、
    前記複数の第1の圧力センサから受信したデータを監視し、
    前記データに関連する圧力又は力の値を第1の所定の閾値と比較し、
    前記圧力又は力の値が第1の所定の閾値を超える場合には、時間及び/又は日付スタンプを割り当てるように構成され、
    任意に、前記装置は、生データ又は処理データとして前記データを記録及び記憶するための手段をさらに含む、請求項24又は25のいずれか1項に記載の装置。
  27. 前記プロセッサは、前記複数の第1及び第2の圧力センサの組み合わせから受信したデータを監視するように構成される、請求項17〜19のいずれか1項に従属する請求項26に記載の装置。
  28. 前記プロセッサは、前記第1の所定の閾値を超えた第1のインスタンスに対して第1の時間及び/又は日付スタンプを割り当て、前記第1の所定の閾値を超えた第2のインスタンスに対して第2の時間及び/又は日付スタンプを割り当てるようにさらに構成され、前記第1及び第2のインスタンスが異なる時刻に発生する、請求項26又は27のいずれか1項に記載の装置。
  29. 前記プロセッサは、前記第1の所定の閾値を超えたことを示す信号を送信するように配置され、前記信号は、前記時間及び/又は日付スタンプを含み、任意に、前記プロセッサは、前記第1の所定の閾値を超える前及び/又は後のある期間にわたってデータを送信するようにさらに配置される、請求項26〜28のいずれか1項に記載の装置。
  30. 前記プロセッサは、
    前記圧力又は力の値を、前記第1の所定の閾値よりも低い値を有する第2の所定の閾値と比較し、
    圧力又は力の値が第1の所定の閾値と第2の所定の閾値との間にある場合、前記第2の所定の閾値を超えたことを示す信号を提供するように配置される、請求項26〜29のいずれか1項に記載の装置。
  31. 請求項1〜30のいずれか1項に記載の装置のうちの2つを含むシステムであって、
    1つの装置が第1の装置であり、他の装置が第2の装置であり、前記システムは、前記第1の装置と前記第2の装置との間に配置された間隙層をさらに含む、システム。
  32. 前記間隙層はクッション層を含む、請求項31に記載のシステム。
  33. 前記システムは、プロセッサをさらに含み、前記プロセッサは、前記第1の装置から受信したデータと第2の装置から受信したデータとの比較に基づいて、検出された力又は圧力の角度又は方向を決定するように構成される、請求項31又は32に記載のシステム。
  34. 前記プロセッサは、前記第1の装置及び前記第2の装置から受信した前記データの比較に基づいて、前記間隙層を通して伝達される力又は圧力の大きさを決定するようにさらに構成される、請求項33に記載のシステム。
  35. 前記プロセッサは、前記第1の装置及び前記第2の装置から受信したデータの比較に基づいて、前記間隙層を通る力の方向の変化を決定するようにさらに構成される、請求項33又は34に記載のシステム。
  36. 前記プロセッサは、前記第1の装置から受信したデータに基づいて、衝撃の力又は圧力の大きさ及び位置を決定し、第2の装置から受信したデータに基づいて、前記間隙層を出る力又は圧力の大きさ及び位置を決定するようにさらに構成される、請求項33〜35のいずれか1項に記載のシステム。
  37. 前記間隙層が、材料分析試験のための試験材料、又はエネルギ管理材料を含む、請求項33〜36のいずれか1項に記載のシステム。
  38. 前記装置に電力を供給するように配置された電源をさらに含み、任意に、前記電源の再充電を可能にする手段をさらに含む、請求項1〜37のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  39. 記憶又は分析のための外部装置に、圧力、位置又は力のデータのうちの少なくとも1つを送信するための通信手段をさらに含む、請求項1〜38のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  40. 前記圧力、位置又は力のデータは、医療、保険、スポーツ健康及び性能分析、医療法的事例、陳述書、材料試験及び分析及び認証に用いるのに適している、請求項39に記載の装置又はシステム。
  41. 前記通信手段が、無線通信手段、任意にブルートゥースを含む、請求項39又は40に記載の装置又はシステム。
  42. 前記外部装置は、モバイル無線通信装置又はサーバである、請求項29〜41のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  43. 1つ以上のジャイロスコープ及び/又は加速度計をさらに含む、請求項1〜42のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  44. 前記1つ以上のジャイロスコープ及び/又は加速度計によって提供されるデータに基づいて、前記ヘルメットの着用者の頭部に加えられる回転力を決定するように構成されたプロセッサをさらに含む、請求項43に記載の装置又はシステム。
  45. 前記プロセッサは、1つ以上のジャイロスコープ及び/又は加速度計によって提供されるデータに基づいて、前記ヘルメットの動きの速度を決定するようにさらに構成されかつ/又は前記着用者の身体に対するヘルメットの動き及び前記着用者の頭部の所定の位置を決定するようにさらに構成される、請求項44に記載の装置又はシステム。
  46. 前記複数の第1の導電性トラックは、外部装置への電気的接続のための第1の接続点を含む、請求項1〜45のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  47. 前記複数の第2の導電性トラックは、外部装置への電気的接続のための第2の接続点を含む、請求項31〜46のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  48. 前記外部装置は、アナログ/デジタル変換器である、請求項46又は47に記載の装置又はシステム。
  49. 前記外部装置はプロセッサであり、任意にマイクロプロセッサである、請求項46又は47に記載の装置又はシステム。
  50. 前記装置又はシステムの電力レベルを表示するインジケータをさらに含む、請求項1〜49のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  51. 処理手段及び/又は電力手段がハウジング内に収容される、請求項1〜50のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  52. 前記ヘルメットの着用者に関する個人データを受信し記憶する手段をさらに含む、請求項1〜51のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  53. 前記個人データは、個人の詳細及び/又は医療情報を含む、請求項52に記載の装置又はシステム。
  54. 前記医療情報が、アレルギ情報、血液型、NHS番号、緊急連絡先の詳細情報、近親者のうちの1つ以上を含む、請求項53に記載の装置又はシステム。
  55. 前記装置又はシステムが、ヘルメットの内側裏地を形成するように配置される、請求項1〜54のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  56. 前記対象物は、前記装置の着用者の身体部分である、請求項2に従属する請求項1〜55のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  57. 前記身体部分が頭部である、請求項56に記載の装置又はシステム。
  58. 前記身体部分が足である、請求項53に記載の装置又はシステム。
  59. 前記装置が、履物のための中敷の一部を形成するように配置される、請求項1〜54のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  60. 前記対象物が車両の一部である、請求項2に従属する請求項1〜59のいずれか1項に記載の装置又はシステム。
  61. 前記対象物は、前記車両のヘッドレストである、請求項60に記載の装置又はシステム。
  62. 請求項1〜54又は58〜59のいずれか1項に記載の装置又はシステムを含む履物又は中敷。
  63. 請求項1〜57のいずれか1項に記載の装置又はシステムを含むヘルメット。
  64. 前記装置又はシステムは、前記ヘルメットの複数の層の間に少なくとも部分的に配置される、請求項63に記載のヘルメット。
  65. 前記ヘルメットは、スポーツ、レクリエーション、現場実習、探検、サイクリング、ロッククライミング、アイスホッケー、アメリカンフットボール、モータスポーツ、ウォータースポーツ、スノースポーツ、乗馬、カヤック、ラグビー、スキー、武術、ボクシング、建設工事、ラグビー、クリケット、トレーニング、パフォーマンスワーク、安全のためのものである、請求項63又は64に記載のヘルメット。
  66. 請求項1〜56のいずれか1項に記載の装置又はシステムを含む衣料品。
  67. 請求項1〜56のいずれか1項に記載の装置又はシステムを含む保護服。
  68. 前記保護服が防弾服である、請求項67に記載の保護服。
  69. 請求項39に記載の通信手段と通信するように配置されたアプリであって、前記圧力データ又は力データの受信に応じて反応するように構成されたアプリ。
  70. 前記アプリは、前記圧力データ又は前記力データの受信に応じて、緊急サービスに自動的に連絡する、請求項69に記載のアプリ。
  71. 前記アプリは、前記第1の所定の閾値を超える力の値を示す信号の受信に応じて、緊急サービスに自動的に連絡する、請求項26〜29のいずれか1項に従属する請求項69に記載のアプリ。
  72. 前記アプリは、前記第2の所定の閾値を超える前記力の値を示す信号の受信に応じて警告を発する、請求項29に従属する請求項69〜71のいずれか1項に記載のアプリ。
  73. 対象物に加えられる力又は圧力を検出する方法であって、前記方法は、
    請求項26に記載の装置を提供する工程と、
    前記複数の第1の圧力センサから受信したデータを前記プロセッサを用いて監視する工程と、
    前記プロセッサを用いて、前記データに関連する圧力又は力の値を第1の所定の閾値と比較する工程と、
    前記圧力又は力の値が第1の所定の閾値を超える場合には、時間及び/又は日付スタンプを割り当てる工程と、を含む、方法。
  74. 前記監視する工程は、前記複数の第1及び第2の圧力センサの組み合わせから受信したデータを監視する工程を含む、請求項17〜19のいずれか1項に従属する請求項73に記載の方法。
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