JP2019518664A - 緊急船舶抑留システムおよび方法 - Google Patents

緊急船舶抑留システムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019518664A
JP2019518664A JP2019518166A JP2019518166A JP2019518664A JP 2019518664 A JP2019518664 A JP 2019518664A JP 2019518166 A JP2019518166 A JP 2019518166A JP 2019518166 A JP2019518166 A JP 2019518166A JP 2019518664 A JP2019518664 A JP 2019518664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mooring
line
vessel
anchor
distal end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019518166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6955279B2 (ja
Inventor
ジェイムズ エヌ. ザ サード バトラー,
ジェイムズ エヌ. ザ サード バトラー,
デイビッド スコット デビルビス,
デイビッド スコット デビルビス,
ケネス リー フィッツジェラルド,
ケネス リー フィッツジェラルド,
クリストファー リンドバーグ,
クリストファー リンドバーグ,
ジョン フィリップ リード,
ジョン フィリップ リード,
ピーター スコット ソールズ,
ピーター スコット ソールズ,
Original Assignee
アラスカ マリタイム プリベンション アンド レスポンス ネットワーク
アラスカ マリタイム プリベンション アンド レスポンス ネットワーク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アラスカ マリタイム プリベンション アンド レスポンス ネットワーク, アラスカ マリタイム プリベンション アンド レスポンス ネットワーク filed Critical アラスカ マリタイム プリベンション アンド レスポンス ネットワーク
Publication of JP2019518664A publication Critical patent/JP2019518664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6955279B2 publication Critical patent/JP6955279B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/56Towing or pushing equipment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/04Fastening or guiding equipment for chains, ropes, hawsers, or the like
    • B63B21/10Fairleads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/24Anchors
    • B63B21/48Sea-anchors; Drogues
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/56Towing or pushing equipment
    • B63B21/58Adaptations of hooks for towing; Towing-hook mountings
    • B63B21/60Quick releases
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B22/00Buoys
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B35/00Vessels or similar floating structures specially adapted for specific purposes and not otherwise provided for
    • B63B35/66Tugs
    • B63B35/68Tugs for towing

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

緊急船舶抑留システムは、船舶取付システムと、回収システムと、アンカシステムとを含む。船舶取付システムは、海上の船舶に接続するように構成され、拘束システムと、係船索ラインとを含む。拘束システムは、係船索ラインの近位端に動作可能に接続される。拘束システムは、船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に係合し、上甲板にわたって負荷を分散させるように構成される。回収システムは、取付位置において係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される近位端を伴う回収ラインを含む。アンカシステムは、主索と、パラシュートシーアンカとを含む。主索の近位端は、アンカ位置において係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2016年6月17日に出願された米国仮特許出願番号第62/351,610号、および2017年1月18日に出願された米国仮特許出願番号第62/447,520号に基づく利益および優先権を主張しており、これら仮特許出願の両方は、それらの全体が本明細書中に参考として援用される。
背景
世界海洋上の商業航路は、しばしば、限定された支援基盤および厳格な気象海洋状態を伴う遠隔領域を通過する。そのような航路のうちの1つである、アジアと北米西海岸との間の大圏航路は、偶然にも、世界で最も混雑する商業航路の1つである。それは、直接的にアリューシャン列島およびベーリング海の南方を通過する。大型遠洋航行船上で被られる電気的および機械的なシステム不全、推進力の喪失、ならびに他の課題は、この領域における重大な海洋災害および石油流出につながり得、かつ実際にそれらをもたらしている。海洋災害および関連する石油流出の防止のため、航行不能な遠洋航行船の漂流速度を遅延させ、かつその動きを低減させる方法の必要性が、存在する。その遠隔性およびこの領域内の船舶交通密度を前提として、必要性は、特に、アラスカならびにベーリング海の沿岸水域において顕著である。
選択された実施形態の詳細な説明
緊急船舶抑留システムは、航行不能船舶に展開され、自由漂流状態にある船舶の運動を低減させかつその漂流速度を遅延させてもよい。本明細書に使用される船舶とは、商業タンカ、コンテナ船、および撒積船等の任意の遠洋航行船を意味する。本明細書で使用される海洋とは、大洋、海域、または任意の他の水域を意味する。本システムは、2つの目的を果たす。最初に、本システムは、概して、航行不能船舶を風および波の方向に整合させ、船舶の運動を低減させ、それによって、船舶の修理をより実行可能にし、船舶ならびにその積荷にかかる応力を低減させる。次いで、本システムは、船舶の漂流速度を遅延させ、それによって、適切な牽引船が座礁が生じる前に船舶の場所に到達する好機を増加させる。
緊急船舶抑留システムは、航行不能船舶の上甲板に取り付けるように構成される船舶取付システムと、取付位置において船舶取付システムに接続するように構成される回収システムと、アンカ位置において船舶取付システムに接続するように構成されるパラシュートシーアンカシステムとを含んでもよい。
図1は、船舶取付システムおよび回収システムの上面図である。 図2は、シーアンカシステムの上面図である。 図3は、船舶に取り付けられる船舶取付システムに接続されるシーアンカシステムの上面図である。 図4は、航行不能船舶に展開される索発射銃コードを伴う応答船舶の上面図である。 図5は、応答船舶上の索発射銃コードに動作可能に接続される船舶取付システムおよび回収システムの上面図である。 図6は、航行不能船舶の上甲板に接続される船舶取付システムおよび回収システムの上面図である。 図7は、航行不能船舶の上甲板上の前方係船柱の周囲に巻着される拘束ラインの詳細斜視図である。 図8は、航行不能船舶の上甲板上の索導器の周囲を通る拘束ラインの詳細斜視図である。 図9は、航行不能船舶の上甲板上の後方係船柱上に巻き付けられる拘束ラインの詳細斜視図である。 図10は、航行不能船舶の前方端部における索導器を通過する拘束ラインの詳細斜視図である。 図11は、応答船舶からの回収ラインに係合する方法の上面図である。 図12は、応答船舶上のシーアンカシステムの上面図である。 図13は、航行不能船舶上の船舶取付システムを用いて展開されるシーアンカシステムの上面図である。 図14は、船舶取付システムおよび回収システムの代替実施形態の上面図である。 図15は、図14に示される船舶取付システムの係船索軸受筒の斜視図である。 図16は、係船索軸受筒の上面図である。 図17は、係船索軸受筒の正面図である。 図18は、図17の線A−Aに沿って得られる係船索軸受筒の一実施形態の断面図である。 図19は、図17の線A−Aに沿って得られる係船索軸受筒の代替実施形態の断面図である。 図20は、図14に示される船舶取付システムと回収システムとの間の接続の上面図である。 図21は、船舶の上甲板に取り付けられる、図14に示される船舶取付システムの上面図である。 図22は、シーアンカシステムの代替実施形態の上面図である。 図23は、航行不能船舶の上甲板に取り付けられる、図14に示される船舶取付システムに接続される、図22に示されるシーアンカシステムの上面図である。 図24は、図22に示されるシーアンカシステムと図14に示される船舶取付システムとの間の接続の上面図である。
緊急船舶抑留システムは、航行不能船舶に展開され、自由漂流状態にある船舶の運動を低減させかつその漂流を遅延させてもよい。本明細書に使用される船舶とは、商業タンカ、コンテナ船、および撒積船等の任意の遠洋航行船を意味する。本明細書で使用される海洋とは、大洋、海域、または任意の他の水域を意味する。本システムは、2つの目的を果たす。第1に、本システムは、概して、航行不能船舶を風および波の方向に整合させ、船舶の運動を低減させ、それによって、船舶の修理をより実行可能にし、船舶ならびにその積荷にかかる応力を低減させる。第2に、本システムは、船舶の漂流速度を遅延させ、それによって、適切な牽引船が座礁が生じる前に船舶の場所に到達する好機を増加させる。
緊急船舶抑留システムは、航行不能船舶の上甲板に取り付けるように構成される船舶取付システムと、取付位置において船舶取付システムに接続するように構成される回収システムと、アンカ位置において船舶取付システムに接続するように構成されるパラシュートシーアンカシステムとを含んでもよい。
図1は、船舶取付システム10と、取付位置における回収システム12とを図示する。船舶取付システム10は、第1の拘束具14と、第2の拘束具16と、係船索アセンブリ18とを含んでもよい。第1および第2の拘束具14、16は、それぞれ、近位端20から遠位端22に延在してもよい。1つの実施形態では、近位端20は、それぞれ、延長ラインへの接続を可能にするように構成される近位小環23を含んでもよい。例えば、延長ラインは、拘束具14および16の近位小環に接続され、拘束具14および16を延長させ、船舶取付システム10をより離間して位置付けられる上甲板付属器具を有する船舶に固着させてもよい。遠位端22は、それぞれ、遠位小環24を含んでもよい。拘束具14および16は、それぞれ、10〜150メートルの長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。1つの実施形態では、拘束具14および16は、それぞれ、70〜85メートルの長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。拘束具14および16は、それぞれ、24〜152mmの範囲内の外径またはその間の任意の部分範囲を有してもよい。拘束具14および16は、超高分子量のポリエチレンまたは他の合成繊維の複数の撚線から構成されてもよい。1つの実施形態では、第1および第2の拘束具14、16は、68mmのSamson Quantum(登録商標)−12ラインから形成されてもよい。拘束具14および16は、それぞれ、コーティング、塗装、補強、または擦過保護物で被覆され、高応力ならびに高摩擦力の面積における繊維摩滅を防止し得る保護区分22、26、28を含んでもよい。
係船索アセンブリ18は、近位端32から遠位端34に延在する係船索ライン30を含んでもよい。係船索ライン30は、50〜300メートルの範囲内の長さまたはその間の任意の部分範囲と、24〜152mmの範囲内の外径またはその間の任意の部分範囲とを有してもよい。係船索ライン30は、超高分子量ポリエチレン繊維または他の合成繊維で構成されるライン等の、高柔軟性および海水中での正浮力を伴う軽量の高強度化材料から形成されてもよい。例えば、係船索ライン30は、68mmのSamson Amsteel(登録商標)−Blueから形成されてもよい。近位端32は、第1および第2の拘束具14、16の遠位小環24に係合する近位小環36を含んでもよい。近位小環36は、拘束具14および16の遠位端22の遠位小環24との摩擦に起因する擦過に対して保護するためにSamson DC Gardを含んでもよい。係船索ライン30の遠位端34は、遠位小環38を含んでもよい。係船索アセンブリ16はまた、浮標40と、係船索金属筒42とを含んでもよい。浮標40は、係船索ライン30の浮力および可視性を提供してもよい。任意の数の浮標40が、係船索ライン30に接続されてもよい。例えば、1〜10個の浮標40が、係船索ライン30に接続されてもよい。係船索金属筒42は、中心開口部43を含んでもよい。係船索金属筒42は、係船索ライン30の遠位小環38内に配置されてもよい。係船索金属筒42は、Orkot(登録商標)金属筒、または説明された接続のために必要な強度を提供することが可能である任意の他の金属筒から形成されてもよい。
回収システム12は、近位小環48を有する近位端46から遠位小環52を有する遠位端50に延在する回収ライン44を含んでもよい。回収システム12はまた、傘部56および複数のシュラウド58を伴うパイロットアンカ54を含んでもよい。傘部56の中心部は、回収ライン44に取り付けられてもよい。複数のシュラウド58はそれぞれ、傘部56の周囲(すなわち、傘部56の外縁または外部表面)から回収ライン44に延在してもよい。回収システム12はさらに、回収ライン44に取り付けられるマーカブイ60と、遠位小環52に取り付けられるストロボブイ62とを含んでもよい。回収ライン44の近位端46は、近位小環48に係合する回収U型締具64を用いて係船索金属筒42の中心開口部43を通して配置されてもよい。このように、回収システム12は、取付位置において船舶取付システム10に接続される。他の実施形態では、回収システム12は、回収U型締具64を遠位端34の近傍で係船索ライン30に固着される帯紐またはロープ鳩目に接続させることによって、船舶取付システム10に接続されてもよい。回収ライン44は、10〜300メートルの範囲内の長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。回収U型締具64は、ステンレス鋼等の耐久性材料から形成されるねじピンまたはボルトタイプのU型締具等の、回収システム12の回収を可能にするために十分な耐荷重を有する任意のU型締具から形成されてもよい。回収U型締具64は、回収システム12を船舶取付システム10から迅速に接続解除させるための機構を提供してもよい。
図2は、アンカ位置において船舶取付システム10に取り付けられ得るパラシュートシーアンカシステム80(また、アンカシステム80とも称される)を図示する。アンカシステム80は、主索82と、パラシュートシーアンカ84と、回収ライン86とを含んでもよい。主索82は、近位小環90を有する近位端88から遠位小環94を有する遠位端92に延在してもよい。1つの実施形態では、主索82は、100〜400メートルの長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。例えば、主索82は、約250メートルまたはそれを上回る長さを有してもよい。1つの実施形態では、主索82は、24〜152mmの範囲内の外径またはその間の任意の部分範囲を有してもよい。主索82は、係船索ライン30と同一の材料から形成されてもよい。回収ライン86は、30〜300メートルの範囲内の長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。アンカシステム80はまた、中心開口部97を有するアンカ金属筒96を含んでもよい。アンカ金属筒96は、Orkot(登録商標)金属筒、または説明された接続のために必要な強度を提供することが可能である任意の他の金属筒から形成されてもよい。アンカ金属筒96は、主索82の近位小環90内に配置されてもよい。
アンカシステム80はまた、第1のアンカU型締具98と、第2のアンカU型締具100とを含んでもよい。第1のアンカU型締具98は、アンカ金属筒96の中心開口部97と、第2のアンカU型締具100とを係合させてもよい。第2のアンカU型締具100は、船舶取付システム10の係船索金属筒42の中心開口部43に取り付けられ、アンカシステム80を船舶取付システム10に脱着可能に固着させてもよい。1つの実施形態では、U型締具98および100はそれぞれ、278メガトンまたはそれを下回る耐荷重を有するボルトタイプのU型締具から形成されてもよい。より低い耐荷重を伴うU型締具の使用は、より多くの安全裕度を提供するであろう。例えば、U型締具98および100は、それぞれが239メガトンの最小破壊強度を有する、Washington Chain and Supplyによって販売される2” Marquip No. 211 anchor pattern shackleから形成されてもよい。U型締具98および100は、安全オレンジ色または海水中で非常に視認可能な別の色に塗装されてもよい。U型締具98および100は、アンカシステム80を船舶取付システム10から急速に接続解除するための機構を提供してもよい。浮標102は、主索82の浮力および可視性のために主索82に接続されてもよい。任意の数の浮標102が、主索82に接続されてもよい。例えば、1〜10個の浮標102が、主索82に接続されてもよい。
パラシュートシーアンカ84は、それぞれが主索82の遠位小環94から傘部104の周囲108(すなわち、傘部104の外縁)に延在する複数のシュラウド106を伴う傘部104を含んでもよい。1つの実施形態では、複数のシュラウド106は、主索82の遠位端92に固着される鳩目に取り付けられてもよい。傘部104は、10〜51メートルの直径またはその間の任意の部分範囲を有してもよい。1つの実施形態では、傘部104は、約36メートル等の30〜40メートルの直径を有してもよい。傘部104は、高強度化ナイロンまたは超高分子量のポリエチレン繊維等の任意の耐久性材料から形成されてもよい。傘部104は、海水がそれを通して流動することを可能にする中心開口または喉を含んでもよい。複数の安定化ライン118が、傘部104の中心開口の周囲から延在してもよい。回収ライン86の近位端110は、鳩目または他の接続機構を用いる等、複数の安定化ライン118のそれぞれの遠位端に固着されてもよい。1つの実施形態では、シュラウド106はそれぞれ、傘部104に沿って延在し、安定化ライン118の1つを形成する。回収ライン86の遠位端112は、遠位小環114を含んでもよい。
任意の数の浮標またはブイ120が、回収ライン86に取り付けられ、正のシステム浮力および可視性を提供してもよい。遠位ブイ122が、回収ライン86の遠位小環114の近傍に取り付けられ、遠位端112の可視性を提供してもよい。
図3を参照して、アンカシステム80は、アンカ位置において航行不能船舶126の上甲板124に固着される船舶取付システム10に取り付けられてもよい。パラシュートシーアンカ84は、展開に応じて膨張し、船舶取付システム10と協働して航行不能船舶126の漂流速度を遅延させる。船舶取付システム10およびパラシュートシーアンカ84はまた、航行不能船舶126を風向128ならびに波向と整合させてもよい。
図4−13は、船舶取付システム10と、回収システム12と、アンカシステム80とを含む緊急船舶抑留システムを展開する方法を図示する。船舶取付システム10および回収システム12は、索発射装置を使用して固定翼航空機、ヘリコプタ、またはボートによって航行不能船舶126に送達されてもよい。例えば、応答船舶130は、海上の航行不能船舶126の場所に進行し、図4に示されるようにそれ自体を航行不能船舶126と並んで位置付けてもよい。適切な安全処置を施した後、索発射銃が、発射され、航行不能船舶126の甲板または中央本体を横断して索発射銃コード132を横架させてもよい。ここで図5を参照すると、索発射銃コード132の端部は、応答船舶130上に保持される補助索ライン134の第1の端部に取り付けられてもよい。補助索ライン134は、100〜300メートルの長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。例えば、補助索ライン134は、130〜170メートルの長さを有してもよい。補助索ライン134の第2の端部は、補助索U型締具136を用いて、次いで、回収U型締具64および係船索金属筒42を用いて船舶取付システム10に接続される回収システム12の遠位小環52に取り付けられてもよい。索発射銃コード132、補助索ライン134、回収システム12、および船舶取付システム10は、航行不能船舶126上に連続的に引動されてもよい。その後、補助索U型締具136は、回収システム12の遠位小環52から接続解除されてもよい。いくつかの実施形態では、第1および第2の拘束具14、16の近位小環23が、移送のために、拘束具14、16の遠位端20をともに固着させるために使用されてもよい。
船舶取付システム10は、航行不能船舶の上甲板に固着されてもよい。船舶上甲板配列は、変動するが、概して、それぞれの対が1つの左舷係船柱と、1つの右舷係船柱とを含む、前方係船柱と、後方係船柱との対を含む。上甲板配列はまた、ローラタイプまたは台座タイプの索導器と、拘束具14および16を係船柱の配向と整合させるために使用され得る他の付属器具とを含んでもよい。第1および第2の拘束具14、16は、航行不能船舶の上甲板上の任意の付属器具に固着され、好ましくは、第1の拘束具14は、航行不能船舶の左舷側面上の2つまたはそれを上回る付属器具に係合し、第2の拘束具16は、航行不能船舶の右舷側面上の2つまたはそれを上回る付属器具に係合してもよい。
図6−10は、船舶取付システム10が、航行不能船舶126の上甲板138に固着される1つの配列を図示する。上甲板138は、前方左舷係船柱140と、前方右舷係船柱142と、後方左舷係船柱144と、後方右舷係船柱146とを含んでもよい。上甲板138はまた、左舷索導器148と、右舷索導器150とを含んでもよい。第1の拘束具14は、前方左舷係船柱140の第1の柱152の周囲に1回巻着され(図7に示される)、左舷索導器148の柱154の周囲を通り(図8に示される)、後方左舷係船柱144の柱156および158に完全に巻き付けられてもよい(図9に示される)。同様に、第2の拘束具16もまた、前方右舷係船柱142の第1の柱の周囲に1回巻着され、右舷索導器150の柱の周囲を通り、後方右舷係船柱146の柱の周囲に完全に巻き付けられてもよい。
第1および第2の拘束具14、16が、上甲板138に接続された後、取付位置における回収システム12ならびに係船索アセンブリ18は、回収システム12の遠位端50で始まり、航行不能船舶126の1つまたはそれを上回る輪止めを通して海中に配索されてもよい。1つの実施形態では、回収システム12および係船索アセンブリ18は、回収システム12の遠位端50で始まり、(図10に示されるように)航行不能船舶126の船首162内の輪止め160を通して海中に配索されてもよい。別の実施形態では、回収システム12は、航行不能船舶126の左舷側面または右舷側面上に位置する1つの輪止めを通して配索されてもよい。代替として、回収システム12は、1つは航行不能船舶126の左舷側面上、1つは航行不能船舶126の右舷側面上にある、2つの輪止めを通して配索されてもよい。
図10に示されるように、第1の拘束具14の保護区分26および第2の拘束具16の保護区分26は、完全に延在されるとき、航行不能船舶126の輪止め160を通して位置付けられてもよい。保護区分26は、輪止め160内の拘束具14および16の移動によって引き起こされ得る、拘束具14および16の摩擦または擦過を防止し得る。保護区分26は、これが、拘束具14および16の別の高応力ならびに高摩擦面積であり得るため、前方左舷係船柱140および前方右舷係船柱142の周囲に位置付けられてもよい。
図6−10に図示される具体的な配列は、船舶取付システム10を上甲板138に固着する方法の一実施形態に過ぎず、当業者によって理解される、本発明の範囲内の他の多くの配列が存在することを理解されたい。船舶取付システム10は、実質的にはいかなる船舶の上甲板にも固着されるように設計された一般的なシステムである。
1つの実施形態では、拘束具14、16、係船索ライン30、および回収システム12は、航行不能船舶126から幾分かの距離をおいて遠位端50またはストロボブイ62を位置付け、遠位端50の安全な回収を可能にするように構成されてもよい。1つの実施形態では、係船索金属筒42は、航行不能船舶から、係船索ライン30が完全に延在されたときに航行不能船の長さの約2分の1である距離を置いて位置付けられる。例えば、航行不能船舶126が、約300メートルの長さを有する場合、拘束具14および16は、輪止め160を越えて約4メートル延在してもよく、係船索ライン30は、約146メートルの長さを有してもよい。
図11に示されるように、取付位置でに取り付けられた船舶取付システム10および回収システム12を用いて、応答船舶130は、回収システム12のブイ60ならびに62の近傍に位置付けられてもよい。回収システム12は、引っ掛け鈎164を用いる等の任意の公知の方法によって応答船舶130上に回収されてもよい。回収システム12が、海中から応答船舶130上に引動された後、回収U型締具64は、係船索金属筒42から接続解除されてもよい。
図12を参照すると、アンカシステム80は、応答船舶130上に位置付けられてもよい。回収U型締具64を係船索金属筒42から接続解除した後、アンカシステム80の第2のU型締具100は、係船索金属筒42に取り付けられてもよい。
図13を参照して、アンカシステム80は、次いで、主索82の近位端88で始まって、船外に、アンカ位置に引出または展開されてもよい。航行不能船舶126が、風下に漂流するにつれて、それは、係船索ライン30、主索82、およびパラシュートシーアンカ84を引動し、それによって、傘部104を拡張させる。その開放位置において、傘部104は、図3に示されるように、航行不能船舶126を風および波の方向に配向させる。傘部104は、次いで、航行不能船舶126の漂流を遅延させる。応答船舶130は、必要である場合、その領域から航行し離れてもよい。
船舶取付システム10の第1および第2の拘束具14、16は、係船索ライン30からのライン負荷を、係船柱140、142、144、146、索導器148、150、ならびに輪止め160等の上甲板付属器具に分散させる。拘束具14および16はそれぞれ、係船柱または同様の上甲板付属器具の2つのセットに取り付けられ、効率的に、パラシュートシーアンカ84からのライン負荷を航行不能船舶126に分散させてもよい。この構成は、緊急牽引のための従来の方法およびシステムよりも改良される負荷分散を提供する。
数値モデリングは、拘束具14、16のそれぞれを、それぞれ、前方係船柱140、142の周囲に1回巻着させ、拘束具14、16のそれぞれを、それぞれ、後方係船柱144、146上に巻き付かせるステップが、ライン負荷の50〜75%を前方係船柱140、142に、かつライン負荷の25〜50%を後方係船柱144、146に分散させることを実証した。この分布は、拘束具材料の摩擦係数および他の要素に依存する。0.13の摩擦係数を有するSamson Rope Quantum(登録商標)−12から形成される拘束具14、16を用いると、ライン負荷の約69%が、前方係船柱140、142に分散され、ライン負荷の約31%が、後方係船柱144、146に分散された。
U型締具98および100は、船舶上甲板構造または他のシステム構成要素の不全発生前に連結解除することが意図される弱連結器として設計されてもよい。設計されたように、U型締具98または100の連結解除は、係船索ライン30を損なわれていないままの状態かつ船舶に接続された状態、したがって、牽引船のために回収可能な状態に留め得る。
パラシュートシーアンカは、漂流している大型遠洋航行船を風の方向の約20度以内に回転させ、船舶の自由漂流速度を約50%遅延させるために十分な抗力を生成するために使用される。例えば、パラシュートシーアンカは、特定の船舶の自由漂流速度の約50%を表す1.5ノットの連続的速度で牽引されている間、少なくとも473kN(すなわち、48メートルトン)の抗力を生成してもよい。主索は、2,900kN(296メートルトン)の最小破壊強度になるように定格化されてもよい。パラシュートシーアンカは、及ぼされた力が経時的に減少しないように、長期間にわたってシステム一体性を維持する。
図14は、本明細書に開示される、回収システム12を伴う船舶取付システムの代替実施形態を図示する。船舶取付システム200は、連続的な拘束具202と、係船索アセンブリ204とを含んでもよい。別様に説明されるようなものを除いて、船舶取付システム200および係船索アセンブリ204は、それぞれ、船舶取付システム10および係船索アセンブリ18と同一の特徴ならびに材料を含んでもよい。これらの構成要素は、図1−13を参照して上記に説明されたように、回収システム12に関連して使用されてよい。
連続的な拘束具202は、第1の端部206から第2の端部208(時として、近位端206、208とも称される)に延在してもよい。第1および第2の端部206、208は、それぞれ、延在ラインへの接続を可能にするように構成される小環を含んでもよい。連続的な拘束具202は、20〜300の長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。1つの実施形態では、連続的な拘束具202は、140〜170メートルの長さまたはその間の任意の部分範囲を有してもよい。連続的な拘束具202は、第1および第2の端部206、208等の高応力ならびに高摩擦の面積内に保護区分を含んでもよい。
係船索アセンブリ204は、近位端32から遠位端34に延在する係船索ライン30を含んでもよい。係船索アセンブリ204はまた、係船索ライン30の近位小環36内に配置される係船索軸受筒210を含んでもよい。連続的な拘束具202は、係船索軸受筒210の中心開口部212を通して摺動自在に配置され、連続的な拘束具202を係船索アセンブリ204に脱着可能に固着させてもよい。連続的な拘束具202は、係船索軸受筒210の中心開口部212を通して配置される区分上に擦過保護部を含んでもよい。
係船索アセンブリ204は、帯紐214をさらに含んでもよい。帯紐214の第1の端部は、遠位端34の近傍で係船索ライン30に取り付けられてもよい。帯紐214の第2の端部は、帯紐小環216を含んでもよい。帯紐214は、小さい合成帯紐またはループから形成され、遠位小環38の基部において係船索ライン30に撚り継ぐまたは別様に取り付けられてもよい。1つの実施形態では、係船索アセンブリ204は、帯紐214の代わりにロープ鳩目を含む。ロープ鳩目は、係船索ライン30の本体(編組部)を通してロープ鳩目の湾曲部を押し込み、延在部にわたって通過させ、効率的に、ロープ鳩目を係船索ライン30上に詰め込むことによって遠位端34の近傍で係船索ライン30に取り付けられてもよい。ロープ鳩目は、高強度ポリエチレン繊維等の高強度合成材料から形成されてもよい。
図15−19を参照して、係船索軸受筒210は、円筒形に成形された金属筒または軸受筒から形成されてもよい。係船索軸受筒210の円周方向表面222は、(図14に示されるように)係船索軸受筒210を係船索ライン30の近位小環36内に固着させるために陥凹溝224を含んでもよい。中心開口部212は、フレア状表面外形227を有してもよく、これは、連続的な拘束具202に沿った係船索軸受筒210の移動を促進し得る。中心開口部212は、平滑な表面を有し、連続的な拘束具202のそれを通す動きを促進してもよい。使用時、連続的な拘束具202が、中心開口部212およびフレア状表面外形227に係合する一方で、係船索ライン30の近位小環36が、陥凹溝224に係合する。係船索軸受筒210は、4〜8インチの幅またはその間の任意の部分範囲と、9〜14インチの外径またはその間の任意の部分範囲とを有してもよい。
図18は、周囲区分228と、周囲区分228内の中心ボア内に配置されるコア区分229とを含む、係船索軸受筒210の1つの実施形態の断面図である。1つの実施形態では、フレア状表面外形227は、図18に示されるように、中心区分229および周囲区分228によって形成される。代替として、フレア状表面外形227は、コア区分229単独で形成されてもよい。いずれの実施形態においても、コア区分229が、平滑表面を提供し、連続的な拘束具202のそれを通す移動を促進する。1つの実施形態では、コア区分229は、高強度化金属(例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、またはチタン)から形成され、周囲区分228は、複合物または他の高強度化材料(例えば、CIP MarineTM)から形成される。別の実施形態では、コア区分229および周囲区分228の両方は、中実金属から形成される。使用時、連続的な拘束具202は、コア区分229に係合し、また、周囲区分228(すなわち、フレア状表面外形227)の一部に係合してもよい一方で、係船索ライン30の近位小環36は、周囲区分228(すなわち、その中の陥凹溝224)に係合する。
図19は、係船索軸受筒210の代替実施形態を図示する。この実施形態では、係船索軸受筒210は、単一の一体成形ユニットから形成される。1つの実施形態では、係船索軸受筒210は、中実金属(例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、またはチタン)から形成される。別の実施形態では、係船索軸受筒210は、複合物または他の高強度材料(例えば、CIP MarineTM)から形成される。
図20を参照して、回収ライン44の近位端46は、回収U型締具64または他のハードウェアを用いて係船索アセンブリ204の帯紐小環216(または代替実施形態におけるロープ鳩目)に取り付けられてもよい。この構成は、係船索ライン30の遠位端34が、係船索金属筒42の中心開口部を閉塞させることなく、応答船舶の船上に引動されそこに一時的に固着されることを可能にする。したがって、係船索金属筒42の中心開口部は、干渉のない状態であり、パラシュートシーアンカ主索の近位端または好適な牽引船の牽引ラインに即座に接続されることができる。
ここで図21を参照すると、連続的な拘束具202は、連続的な拘束具202の第1および第2の端部206、208が、甲板230の各側面上に配置されるように、航行不能船舶の上甲板230の各側面(左舷および右舷)上の係船柱の2つのセット上に固着されてもよい。係船索軸受筒210は、連続的な拘束具202に沿って自由に摺動することができ、連続的な拘束具202が、いかに均一に上甲板230の各側面上に配分されたかどうかにかかわらず、かつ航行不能船舶の進行方向に対する係船索ライン30の角度にかかわらず、左舷係船柱と右舷係船柱との間で略等しい負荷分散が存在するように、係船索ライン30の近位端32が、常時、湾曲部において平衡が保たれることを確実にする。言い換えると、この配列は、連続的な拘束具202の各端部の上甲板230の両側の係船柱への厳密な取付点にかかわらず、負荷分布を上甲板230を横断して均等化させる。
本実施形態において随意に、小さい直径を有する高強度化合成ラインは、回収システム12および船舶取付システム200の、航行不能船舶の上甲板230からの制御された初期展開のための安全ラインとして使用されてもよい。安全ラインは、一方の端部と、他方の端部上の末端上の撚り継がれた小環(アイスプライス)を特徴とする。アイスプライスを船舶の上甲板の索留めまたは他の付属器具にわたって固着させた後、末端は、係船索軸受筒210の中心開口部212を通して通され、緩みを除去した後、索留めまたは甲板付属器具上に完全に巻き付けられてもよい。これは、係船索軸受筒210を安全ラインの湾曲部に固着させる。回収システム12および船舶取付システム200の海中への展開に応じて、安全ラインは、初期負荷を捕らえ、船舶取付システム200が自重で船外に引動されないように防止する。安全ラインは、次いで、索留めまたは甲板付属器具からの巻着部を除去することによって、係船索軸受筒210を、船首前方のその意図される動作位置に滑出させるために使用されることができる。連続的な拘束具202の端部が、次いで、上甲板(左舷および右舷)の各側面上の係船柱に固着されることができ、安全ラインが、除去されることができる。
図22を参照して、パラシュートシーアンカシステム232(また、アンカシステム232とも称される)は、主索82の近位端88において急速解放部材234を含んでもよい。1つの実施形態では、急速解放部材234は、次いで、アンカ金属筒96に固着される第1のアンカU型締具98に取り付けられる、第2のアンカU型締具100に取り付けられてもよい。急速解放部材234は、ペリカンフック等の、遠隔作動される急速接続解除デバイスであってもよい。例えば、急速解放部材234は、Mampaey Offshore Industriesから商業的に利用可能なもの等の円盤型の急速解放牽引フックから形成されてもよい。急速解放部材234は、空気圧式信号、水圧式信号、または音響信号を用いて等、遠隔作動されてもよい。音響的解放機構は、急速解放部材234が空気圧式および水圧式システムのために要求される第2のラインの必要性なく遠隔作動されることを可能にし得る。
図23および24を参照すると、アンカシステム232は、船舶取付システム200に固着されてもよい。1つの実施形態では、(図22および24に示される)U型締具236は、アンカシステム232の急速解放部材234ならびにU型締具236に取り付けられ、アンカシステム232を船舶取付システム200に固着させてもよい。別の実施形態では、U型締具236は、直接的に係船索金属筒42に取り付けられてもよい。いずれの実施形態においても、急速解放部材234を通した接続は、係船索ライン30がアンカシステム232から急速かつ遠隔的に接続解除され、係船索ライン30の遠位端34を海中から回収可能な状態に留め、かつ損なわれていないままの状態での航行不能船舶の上甲板230への接続を可能にする。急速接続解除機構は、一方の端部上のアンカU型締具100および他方端部上のU型締具236を係合させてもよく、かつ音響的解放または他の遠隔動作機構によって作動されてもよい。別様に説明されるようなものを除いて、アンカシステム232は、アンカシステム80と同一の特徴、仕様、および機能を含んでもよい。
船舶取付システム200と、アンカシステム232とを含む緊急船舶抑留システムは、船舶取付システム10に関連して上記に説明されたものと略同一の様式で展開されてもよい。船舶取付システム200および回収システム12は、索発射装置を使用して航空機またはボートによって航行不能船舶に送達されてもよい。連続的な拘束具202の第1および第2の端部206、208は、図21に示されるように航行不能船舶の上甲板に取り付けられてもよい。船舶取付システム200が航行不能船舶に固着され、回収システム12が海中の係船索金属筒42に取り付けられると、応答船舶は、回収システム12のブイ60、62の近傍に位置付けられてもよい。回収システム12は、応答船舶上で回収され、回収U型締具64は、船舶取付システム200の帯紐小環216(または、代替実施形態における鳩目)から接続解除されてもよい。アンカシステム232は、次いで、係船索ライン30に取り付けられてもよい。例えば、U型締具236は、係船索金属筒42に取り付けられてもよく、急速解放部材234は、型締具236に取り付けられてもよい。
図23を参照すると、アンカシステム232は、次いで、主索82の近位端88から、船外に、アンカ位置の中に展開されてもよい。航行不能船舶が、風下に漂流するにつれて、それは、係船索ライン30、主索82、およびパラシュートシーアンカ84を引動し、それによって、傘部104をその開放位置の中に拡張させ、航行不能船舶を風ならびに波の方向に整合させる。傘部104はまた、航行不能船舶の漂流速度を遅延させる。急速な接続解除が所望される場合、遠隔信号が、急速解放部材234に送信され、主索82を係船索ライン30から接続解除してもよい。1つの実施形態では、遠隔信号は、音響信号(すなわち、音声信号)であってもよい。
本明細書に開示される各接続は、説明される接続を提供する、金属筒、軸受筒、鳩目、U型締具、ライン小環、および急速解放機構の任意の組み合わせを含み得る。本明細書に説明される各装置、システム、およびアセンブリは、説明される構成要素、特徴、ならびに/もしくは機能の任意の組み合わせを含み得る。本明細書に説明される各方法は、ある説明されるステップがない状態を含む、説明されるステップの任意の順序の任意の組み合わせを含み得る。本明細書に開示される任意の範囲の数値は、その間の任意の部分範囲を含むように解釈されるものとする。
好ましい実施形態が説明されているが、実施形態は、例証にすぎず、かつ本発明の範囲は、その精査から当業者に自然に生じる、最大範囲の均等物、多くの変型例、および修正と調和されるとき、添付の請求項によってのみ定義されることを理解されたい。

緊急船舶抑留システムは、航行不能船舶の上甲板に取り付けるように構成される船舶取付システムと、取付位置において船舶取付システムに接続するように構成される回収システムと、アンカ位置において船舶取付システムに接続するように構成されるパラシュートシーアンカシステムとを含んでもよい。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
緊急船舶抑留システムであって、
海上の航行不能船舶に動作可能に接続するように構成される船舶取付システムであって、前記船舶取付システムは、拘束システムと、係船索ラインを有する係船索アセンブリとを含み、前記係船索ラインの近位端は、前記拘束システムに動作可能に接続され、前記拘束システムは、前記航行不能船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に係合し、前記係船索ラインに印加される負荷を前記上甲板上の少なくとも4つの付属器具にわたって分散させるように構成される、システムと、
取付位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続される回収システムであって、前記回収システムは、回収ラインを含み、前記回収ラインの近位端は、前記取付位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される、システムと、
アンカ位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続されるパラシュートシーアンカシステムであって、前記パラシュートシーアンカシステムは、主索と、傘部と、複数のシュラウドとを有するパラシュートシーアンカとを含み、前記主索の近位端は、前記アンカ位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続され、前記パラシュートシーアンカの複数のシュラウドはそれぞれ、前記主索の遠位端と、前記傘部の周囲とを相互接続させる、システムと、
を備える、緊急船舶抑留システム。
(項目2)
前記拘束システムは、それぞれがその遠位端において遠位小環を含む拘束具の対を含み、前記係船索ラインは、その近位端において近位小環を含み、前記係船索ラインの近位小環は、前記拘束具の対のそれぞれの遠位小環に係合する、項目1に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目3)
前記拘束具の対はそれぞれ、摩耗を低減させるための保護区分をさらに含む、項目2に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目4)
前記保護区分は、前記拘束具の対のそれぞれの一部の周囲に配置される被覆物を含む、項目3に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目5)
前記拘束具の対はそれぞれ、その近位端において延長ラインをそれに動作可能に取り付けるための近位小環を含む、項目3に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目6)
前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索軸受筒をさらに含み、前記係船索軸受筒は、前記係船索ラインの近位端における近位小環内に配置され、前記拘束システムは、前記係船索軸受筒の中心開口部を通して摺動自在に配置される連続的な拘束ラインを含む、項目1に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目7)
前記連続的な拘束ラインは、摩耗を低減させるための保護区分を含む、項目6に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目8)
前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索金属筒をさらに含み、前記係船索ラインは、その遠位端に遠位小環を含み、前記係船索金属筒は、前記係船索ラインの遠位小環内に配置される、項目1に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目9)
前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインに動作可能に接続される1つまたはそれを上回るブイもしくは浮標をさらに含む、項目8に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目10)
前記係船索アセンブリは、第1の端部から第2の端部に延在する帯紐をさらに含み、前記第1の端部は、前記係船索ラインの遠位端に動作可能に取り付けられ、前記第2の端部は、帯紐小環を含み、前記回収システムは、前記係船索アセンブリの帯紐小環に係合し、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる回収U型締具をさらに含む、項目8に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目11)
前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインの遠位端に動作可能に取り付けられる鳩目をさらに含み、前記鳩目の遠位端は、小環を提供し、前記回収システムは、前記鳩目の小環に係合し、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる回収U型締具をさらに含む、項目8に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目12)
前記回収システムは、前記回収ラインに係合し、前記係船索金属筒の中心開口部を通して前記回収ラインを動作可能に固定させ、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続する回収U型締具をさらに含む、項目8に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目13)
前記回収システムは、傘部と、前記傘部の周囲から前記回収ラインに延在する複数のシュラウドとを有するパイロットアンカをさらに含む、項目8に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目14)
前記回収システムは、前記回収ラインの遠位端の近傍に動作可能に接続されるエンドブイと、前記パイロットアンカと前記エンドブイとの間の前記回収ラインに動作可能に接続される1つまたはそれを上回るマーカブイとをさらに含む、項目13に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目15)
前記パラシュートシーアンカシステムは、中心開口部を有するアンカ金属筒をさらに含み、前記主索は、その近位端において近位小環を含み、前記アンカ金属筒は、前記主索の近位小環内に配置される、項目8に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目16)
前記パラシュートシーアンカシステムは、前記アンカ金属筒の中心開口部と前記係船索金属筒の中心開口部との間に脱着可能に接続され、前記アンカ位置において前記パラシュートシーアンカシステムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる、1つまたはそれを上回るアンカU型締具をさらに含む、項目15に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目17)
前記パラシュートシーアンカシステムは、1つまたはそれを上回るアンカU型締具と、前記アンカ金属筒の中心開口部と前記係船索金属筒の中心開口部との間に脱着可能に接続される急速解放部材とをさらに含み、前記アンカ位置において前記パラシュートシーアンカシステムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる、項目15に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目18)
前記パラシュートシーアンカシステムは、前記主索に動作可能に接続される1つまたはそれを上回るブイもしくは浮標をさらに含む、項目15に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目19)
前記パラシュートシーアンカシステムは、回収ラインと、前記回収ラインの遠位端の近傍に動作可能に接続されるブイとをさらに含み、前記回収ラインの近位端は、前記傘部の遠位側面に動作可能に取り付けられる、項目15に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目20)
緊急船舶抑留システムであって、
海上の航行不能船舶に動作可能に接続するように構成される船舶取付システムであって、前記船舶取付システムは、連続的な拘束ラインと、係船索ラインと前記係船索ラインの近位端に固着される係船索軸受筒とを有する係船索アセンブリとを含み、前記連続的な拘束ラインは、前記係船索軸受筒の中心開口部を通して摺動自在に配置され、前記連続的な拘束ラインは、前記航行不能船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に係合し、前記係船索ラインに印加される負荷を前記上甲板上の前記少なくとも4つの付属器具にわたって分散させ、前記連続的な拘束ラインに沿った前記係船索軸受筒の位置から独立した前記少なくとも4つの付属器具にわたって前記負荷分散を均等化させるように構成される、システムと、
アンカ位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続されるパラシュートシーアンカシステムであって、前記パラシュートシーアンカシステムは、主索と、傘部と複数のシュラウドとを有するパラシュートシーアンカとを含み、前記主索の近位端は、前記アンカ位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続され、前記パラシュートシーアンカの複数のシュラウドはそれぞれ、前記主索の遠位端と、前記傘部の周囲とを相互接続させる、システムと、
を備える、緊急船舶抑留システム。
(項目21)
前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索金属筒をさらに含み、前記係船索金属筒は、前記係船索ラインの遠位端における遠位小環内に配置され、前記係船索軸受筒は、前記係船索ラインの近位端における近位小環内に配置される、項目20に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目22)
前記パラシュートシーアンカシステムは、1つまたはそれを上回るアンカU型締具と、前記主索の近位端と前記係船索金属筒の中心開口部との間に脱着可能に接続される急速解放部材とをさらに含み、前記アンカ位置において前記パラシュートシーアンカシステムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる、項目21に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目23)
前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインに動作可能に接続される1つまたはそれを上回るブイもしくは浮標をさらに含み、前記パラシュートシーアンカシステムは、前記主索に動作可能に接続される1つまたはそれを上回るブイもしくは浮標をさらに含む、項目22に記載の緊急船舶抑留システム。
(項目24)
海上の航行不能船舶の運動を低減させ、その漂流速度を遅延させる方法であって、
海上の航行不能船舶に動作可能に接続するように構成される船舶取付システムであって、前記船舶取付システムは、拘束システムと、係船索ラインを有する係船索アセンブリとを含み、前記係船索ラインの近位端は、前記拘束システムに動作可能に接続される、システムと、取付位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続される回収システムであって、前記回収システムは、回収ラインを含み、前記回収ラインの近位端は、前記取付位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される、システムと、アンカ位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続されるパラシュートシーアンカシステムであって、前記パラシュートシーアンカシステムは、主索と、傘部と複数のシュラウドとを有するパラシュートシーアンカとを含み、前記主索の近位端は、前記アンカ位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続され、前記パラシュートシーアンカの複数のシュラウドはそれぞれ、前記主索の遠位端と、前記傘部の周囲とを相互接続させる、システムとを備える緊急船舶抑留システムを提供するステップと、
b) 前記拘束システムを前記取付位置において前記緊急船舶抑留システムを伴う前記航行不能船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に取り付けるステップと、
c) 前記航行不能船舶の船首内の1つまたはそれを上回る輪止めを通して前記拘束システムを排出させ、前記係船索ラインの遠位端および前記回収システムを海中に位置付けるステップと、
d) 前記回収ラインの遠位端を回収するために、応答船舶を使用し、そして前記回収システムおよび前記係船索ラインの遠位端を前記応答船舶上に引動するステップと、
e) 前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるステップと、
f) 前記緊急船舶抑留システムを前記アンカ位置に設置するために、前記パラシュートシーアンカシステムの主索の近位端を前記係船索ラインの遠位端に接続させるステップと、
g) 前記パラシュートシーアンカの傘部が拡張し、前記航行不能船舶の漂流速度を降下遅延させるための抗力を作成することを可能にするために、前記パラシュートシーアンカシステムを伴う前記係船索ラインの遠位端を前記海中に解放するステップと、
を含む、方法。
(項目25)
前記係船索ラインは、その遠位端に遠位小環をさらに含み、前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインの遠位小環内に配置される係船索金属筒をさらに含み、前記係船索金属筒は、中心開口部を有し、前記回収システムは、前記回収ラインに係合し、前記取付位置において前記係船索金属筒の中心開口部を通して前記回収ラインを動作可能に固定させる回収U型締具をさらに含み、ステップ(e)は、前記回収ラインを前記係船索金属筒の中心開口部から解放し、前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるために、前記回収U型締具を前記回収ラインから接続解除させるステップをさらに、含む、項目24に記載の方法。
(項目26)
前記パラシュートシーアンカシステムの主索は、その近位端において近位小環を含み、前記パラシュートシーアンカシステムは、アンカ金属筒と、1つまたはそれを上回るアンカU型締具とをさらに含み、前記アンカ金属筒は、中心開口部を有し、かつ前記主索の近位小環内に配置され、ステップ(f)は、前記主索の近位端を前記係船索ラインの遠位端に接続させるために、前記アンカ金属筒の中心開口部と前記係船索金属筒の中心開口部との間の前記1つまたはそれを上回るアンカU型締具を取り付けるステップをさらに含む、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記係船索ラインは、その遠位端において遠位小環をさらに含み、前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインの遠位端に取り付けられる帯紐と、前記係船索ラインの遠位小環内に設置される係船索金属筒とをさらに含み、前記係船索金属筒は中心開口部を有し、前記帯紐の遠位端は、帯紐小環を含み、前記回収システムは、前記係船索アセンブリの帯紐小環に係合し、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる回収U型締具をさらに含み、ステップ(e)は、前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるために、前記回収U型締具を前記帯紐小環から接続解除させるステップをさらに含む、項目24に記載の方法。
(項目28)
前記パラシュートシーアンカシステムの主索は、その近位端において近位小環を含み、前記パラシュートシーアンカシステムは、アンカ金属筒と、1つまたはそれを上回るアンカU型締具と、急速解放部材とをさらに含み、前記アンカ金属筒は、中心開口部を有し、かつ前記主索の近位小環内に配置され、ステップ(f)は、前記主索の近位端を前記係船索ラインの遠位端に接続させるために、前記1つまたはそれを上回るアンカU型締具と、前記アンカ金属筒の中心開口部と前記係船索金属筒の中心開口部との間の前記急速解放部材とを取り付けるステップをさらに含む、項目27に記載の方法。
(項目29)
h) 前記パラシュートシーアンカシステムの主索の近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるために、前記急速解放部材を遠隔作動させるステップをさらに含む、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記急速解放部材は、ステップ(h)において音響信号によって遠隔作動される、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記拘束システムは、第1の拘束具と、第2の拘束具とを含み、ステップ(b)は、前記第1の拘束具を、前記航行不能船舶の上甲板の第1の側面上の2つまたはそれを上回る付属器具に取り付けるステップと、前記第2の拘束具を、前記取付位置において前記緊急船舶抑留システムを伴う前記航行不能船舶の上甲板の第2の側面上の2つまたはそれを上回る付属器具に取り付けるステップとをさらに含む、項目24に記載の方法。
(項目32)
前記拘束システムは、連続的な拘束ラインを含み、前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索軸受筒をさらに含み、前記係船索軸受筒は、前記係船索ラインの近位端における近位小環内に配置され、前記連続的な拘束ラインは、前記係船索軸受筒の中心開口部を通して摺動自在に配置され、ステップ(b)は、前記連続的な拘束ラインの第1の端部を、前記航行不能船舶の上甲板の第1の側面上の2つまたはそれを上回る付属器具に取り付けるステップと、前記連続的な拘束ラインの第2の端部を、前記取付位置において前記緊急船舶抑留システムを伴う前記航行不能船舶の上甲板の第2の側面上の2つまたはそれを上回る付属器具に取り付けるステップとをさらに含む、項目24に記載の方法。

Claims (32)

  1. 緊急船舶抑留システムであって、
    海上の航行不能船舶に動作可能に接続するように構成される船舶取付システムであって、前記船舶取付システムは、拘束システムと、係船索ラインを有する係船索アセンブリとを含み、前記係船索ラインの近位端は、前記拘束システムに動作可能に接続され、前記拘束システムは、前記航行不能船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に係合し、前記係船索ラインに印加される負荷を前記上甲板上の少なくとも4つの付属器具にわたって分散させるように構成される、システムと、
    取付位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続される回収システムであって、前記回収システムは、回収ラインを含み、前記回収ラインの近位端は、前記取付位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される、システムと、
    アンカ位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続されるパラシュートシーアンカシステムであって、前記パラシュートシーアンカシステムは、主索と、傘部と、複数のシュラウドとを有するパラシュートシーアンカとを含み、前記主索の近位端は、前記アンカ位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続され、前記パラシュートシーアンカの複数のシュラウドはそれぞれ、前記主索の遠位端と、前記傘部の周囲とを相互接続させる、システムと、
    を備える、緊急船舶抑留システム。
  2. 前記拘束システムは、それぞれがその遠位端において遠位小環を含む拘束具の対を含み、前記係船索ラインは、その近位端において近位小環を含み、前記係船索ラインの近位小環は、前記拘束具の対のそれぞれの遠位小環に係合する、請求項1に記載の緊急船舶抑留システム。
  3. 前記拘束具の対はそれぞれ、摩耗を低減させるための保護区分をさらに含む、請求項2に記載の緊急船舶抑留システム。
  4. 前記保護区分は、前記拘束具の対のそれぞれの一部の周囲に配置される被覆物を含む、請求項3に記載の緊急船舶抑留システム。
  5. 前記拘束具の対はそれぞれ、その近位端において延長ラインをそれに動作可能に取り付けるための近位小環を含む、請求項3に記載の緊急船舶抑留システム。
  6. 前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索軸受筒をさらに含み、前記係船索軸受筒は、前記係船索ラインの近位端における近位小環内に配置され、前記拘束システムは、前記係船索軸受筒の中心開口部を通して摺動自在に配置される連続的な拘束ラインを含む、請求項1に記載の緊急船舶抑留システム。
  7. 前記連続的な拘束ラインは、摩耗を低減させるための保護区分を含む、請求項6に記載の緊急船舶抑留システム。
  8. 前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索金属筒をさらに含み、前記係船索ラインは、その遠位端に遠位小環を含み、前記係船索金属筒は、前記係船索ラインの遠位小環内に配置される、請求項1に記載の緊急船舶抑留システム。
  9. 前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインに動作可能に接続される1つまたはそれを上回るブイもしくは浮標をさらに含む、請求項8に記載の緊急船舶抑留システム。
  10. 前記係船索アセンブリは、第1の端部から第2の端部に延在する帯紐をさらに含み、前記第1の端部は、前記係船索ラインの遠位端に動作可能に取り付けられ、前記第2の端部は、帯紐小環を含み、前記回収システムは、前記係船索アセンブリの帯紐小環に係合し、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる回収U型締具をさらに含む、請求項8に記載の緊急船舶抑留システム。
  11. 前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインの遠位端に動作可能に取り付けられる鳩目をさらに含み、前記鳩目の遠位端は、小環を提供し、前記回収システムは、前記鳩目の小環に係合し、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる回収U型締具をさらに含む、請求項8に記載の緊急船舶抑留システム。
  12. 前記回収システムは、前記回収ラインに係合し、前記係船索金属筒の中心開口部を通して前記回収ラインを動作可能に固定させ、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続する回収U型締具をさらに含む、請求項8に記載の緊急船舶抑留システム。
  13. 前記回収システムは、傘部と、前記傘部の周囲から前記回収ラインに延在する複数のシュラウドとを有するパイロットアンカをさらに含む、請求項8に記載の緊急船舶抑留システム。
  14. 前記回収システムは、前記回収ラインの遠位端の近傍に動作可能に接続されるエンドブイと、前記パイロットアンカと前記エンドブイとの間の前記回収ラインに動作可能に接続される1つまたはそれを上回るマーカブイとをさらに含む、請求項13に記載の緊急船舶抑留システム。
  15. 前記パラシュートシーアンカシステムは、中心開口部を有するアンカ金属筒をさらに含み、前記主索は、その近位端において近位小環を含み、前記アンカ金属筒は、前記主索の近位小環内に配置される、請求項8に記載の緊急船舶抑留システム。
  16. 前記パラシュートシーアンカシステムは、前記アンカ金属筒の中心開口部と前記係船索金属筒の中心開口部との間に脱着可能に接続され、前記アンカ位置において前記パラシュートシーアンカシステムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる、1つまたはそれを上回るアンカU型締具をさらに含む、請求項15に記載の緊急船舶抑留システム。
  17. 前記パラシュートシーアンカシステムは、1つまたはそれを上回るアンカU型締具と、前記アンカ金属筒の中心開口部と前記係船索金属筒の中心開口部との間に脱着可能に接続される急速解放部材とをさらに含み、前記アンカ位置において前記パラシュートシーアンカシステムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる、請求項15に記載の緊急船舶抑留システム。
  18. 前記パラシュートシーアンカシステムは、前記主索に動作可能に接続される1つまたはそれを上回るブイもしくは浮標をさらに含む、請求項15に記載の緊急船舶抑留システム。
  19. 前記パラシュートシーアンカシステムは、回収ラインと、前記回収ラインの遠位端の近傍に動作可能に接続されるブイとをさらに含み、前記回収ラインの近位端は、前記傘部の遠位側面に動作可能に取り付けられる、請求項15に記載の緊急船舶抑留システム。
  20. 緊急船舶抑留システムであって、
    海上の航行不能船舶に動作可能に接続するように構成される船舶取付システムであって、前記船舶取付システムは、連続的な拘束ラインと、係船索ラインと前記係船索ラインの近位端に固着される係船索軸受筒とを有する係船索アセンブリとを含み、前記連続的な拘束ラインは、前記係船索軸受筒の中心開口部を通して摺動自在に配置され、前記連続的な拘束ラインは、前記航行不能船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に係合し、前記係船索ラインに印加される負荷を前記上甲板上の前記少なくとも4つの付属器具にわたって分散させ、前記連続的な拘束ラインに沿った前記係船索軸受筒の位置から独立した前記少なくとも4つの付属器具にわたって前記負荷分散を均等化させるように構成される、システムと、
    アンカ位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続されるパラシュートシーアンカシステムであって、前記パラシュートシーアンカシステムは、主索と、傘部と複数のシュラウドとを有するパラシュートシーアンカとを含み、前記主索の近位端は、前記アンカ位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続され、前記パラシュートシーアンカの複数のシュラウドはそれぞれ、前記主索の遠位端と、前記傘部の周囲とを相互接続させる、システムと、
    を備える、緊急船舶抑留システム。
  21. 前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索金属筒をさらに含み、前記係船索金属筒は、前記係船索ラインの遠位端における遠位小環内に配置され、前記係船索軸受筒は、前記係船索ラインの近位端における近位小環内に配置される、請求項20に記載の緊急船舶抑留システム。
  22. 前記パラシュートシーアンカシステムは、1つまたはそれを上回るアンカU型締具と、前記主索の近位端と前記係船索金属筒の中心開口部との間に脱着可能に接続される急速解放部材とをさらに含み、前記アンカ位置において前記パラシュートシーアンカシステムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる、請求項21に記載の緊急船舶抑留システム。
  23. 前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインに動作可能に接続される1つまたはそれを上回るブイもしくは浮標をさらに含み、前記パラシュートシーアンカシステムは、前記主索に動作可能に接続される1つまたはそれを上回るブイもしくは浮標をさらに含む、請求項22に記載の緊急船舶抑留システム。
  24. 海上の航行不能船舶の運動を低減させ、その漂流速度を遅延させる方法であって、
    海上の航行不能船舶に動作可能に接続するように構成される船舶取付システムであって、前記船舶取付システムは、拘束システムと、係船索ラインを有する係船索アセンブリとを含み、前記係船索ラインの近位端は、前記拘束システムに動作可能に接続される、システムと、取付位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続される回収システムであって、前記回収システムは、回収ラインを含み、前記回収ラインの近位端は、前記取付位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続される、システムと、アンカ位置において前記船舶取付システムに脱着可能に接続されるパラシュートシーアンカシステムであって、前記パラシュートシーアンカシステムは、主索と、傘部と複数のシュラウドとを有するパラシュートシーアンカとを含み、前記主索の近位端は、前記アンカ位置において前記係船索ラインの遠位端に脱着可能に接続され、前記パラシュートシーアンカの複数のシュラウドはそれぞれ、前記主索の遠位端と、前記傘部の周囲とを相互接続させる、システムとを備える緊急船舶抑留システムを提供するステップと、
    b) 前記拘束システムを前記取付位置において前記緊急船舶抑留システムを伴う前記航行不能船舶の上甲板上の少なくとも4つの付属器具に取り付けるステップと、
    c) 前記航行不能船舶の船首内の1つまたはそれを上回る輪止めを通して前記拘束システムを排出させ、前記係船索ラインの遠位端および前記回収システムを海中に位置付けるステップと、
    d) 前記回収ラインの遠位端を回収するために、応答船舶を使用し、そして前記回収システムおよび前記係船索ラインの遠位端を前記応答船舶上に引動するステップと、
    e) 前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるステップと、
    f) 前記緊急船舶抑留システムを前記アンカ位置に設置するために、前記パラシュートシーアンカシステムの主索の近位端を前記係船索ラインの遠位端に接続させるステップと、
    g) 前記パラシュートシーアンカの傘部が拡張し、前記航行不能船舶の漂流速度を降下遅延させるための抗力を作成することを可能にするために、前記パラシュートシーアンカシステムを伴う前記係船索ラインの遠位端を前記海中に解放するステップと、
    を含む、方法。
  25. 前記係船索ラインは、その遠位端に遠位小環をさらに含み、前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインの遠位小環内に配置される係船索金属筒をさらに含み、前記係船索金属筒は、中心開口部を有し、前記回収システムは、前記回収ラインに係合し、前記取付位置において前記係船索金属筒の中心開口部を通して前記回収ラインを動作可能に固定させる回収U型締具をさらに含み、ステップ(e)は、前記回収ラインを前記係船索金属筒の中心開口部から解放し、前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるために、前記回収U型締具を前記回収ラインから接続解除させるステップをさらに、含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記パラシュートシーアンカシステムの主索は、その近位端において近位小環を含み、前記パラシュートシーアンカシステムは、アンカ金属筒と、1つまたはそれを上回るアンカU型締具とをさらに含み、前記アンカ金属筒は、中心開口部を有し、かつ前記主索の近位小環内に配置され、ステップ(f)は、前記主索の近位端を前記係船索ラインの遠位端に接続させるために、前記アンカ金属筒の中心開口部と前記係船索金属筒の中心開口部との間の前記1つまたはそれを上回るアンカU型締具を取り付けるステップをさらに含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記係船索ラインは、その遠位端において遠位小環をさらに含み、前記係船索アセンブリは、前記係船索ラインの遠位端に取り付けられる帯紐と、前記係船索ラインの遠位小環内に設置される係船索金属筒とをさらに含み、前記係船索金属筒は中心開口部を有し、前記帯紐の遠位端は、帯紐小環を含み、前記回収システムは、前記係船索アセンブリの帯紐小環に係合し、前記取付位置において前記回収システムを前記係船索アセンブリに脱着可能に接続させる回収U型締具をさらに含み、ステップ(e)は、前記回収ラインの近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるために、前記回収U型締具を前記帯紐小環から接続解除させるステップをさらに含む、請求項24に記載の方法。
  28. 前記パラシュートシーアンカシステムの主索は、その近位端において近位小環を含み、前記パラシュートシーアンカシステムは、アンカ金属筒と、1つまたはそれを上回るアンカU型締具と、急速解放部材とをさらに含み、前記アンカ金属筒は、中心開口部を有し、かつ前記主索の近位小環内に配置され、ステップ(f)は、前記主索の近位端を前記係船索ラインの遠位端に接続させるために、前記1つまたはそれを上回るアンカU型締具と、前記アンカ金属筒の中心開口部と前記係船索金属筒の中心開口部との間の前記急速解放部材とを取り付けるステップをさらに含む、請求項27に記載の方法。
  29. h) 前記パラシュートシーアンカシステムの主索の近位端を前記係船索ラインの遠位端から接続解除させるために、前記急速解放部材を遠隔作動させるステップをさらに含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記急速解放部材は、ステップ(h)において音響信号によって遠隔作動される、請求項29に記載の方法。
  31. 前記拘束システムは、第1の拘束具と、第2の拘束具とを含み、ステップ(b)は、前記第1の拘束具を、前記航行不能船舶の上甲板の第1の側面上の2つまたはそれを上回る付属器具に取り付けるステップと、前記第2の拘束具を、前記取付位置において前記緊急船舶抑留システムを伴う前記航行不能船舶の上甲板の第2の側面上の2つまたはそれを上回る付属器具に取り付けるステップとをさらに含む、請求項24に記載の方法。
  32. 前記拘束システムは、連続的な拘束ラインを含み、前記係船索アセンブリは、中心開口部を有する係船索軸受筒をさらに含み、前記係船索軸受筒は、前記係船索ラインの近位端における近位小環内に配置され、前記連続的な拘束ラインは、前記係船索軸受筒の中心開口部を通して摺動自在に配置され、ステップ(b)は、前記連続的な拘束ラインの第1の端部を、前記航行不能船舶の上甲板の第1の側面上の2つまたはそれを上回る付属器具に取り付けるステップと、前記連続的な拘束ラインの第2の端部を、前記取付位置において前記緊急船舶抑留システムを伴う前記航行不能船舶の上甲板の第2の側面上の2つまたはそれを上回る付属器具に取り付けるステップとをさらに含む、請求項24に記載の方法。
JP2019518166A 2016-06-17 2017-06-15 緊急船舶抑留システムおよび方法 Active JP6955279B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201662351610P 2016-06-17 2016-06-17
US62/351,610 2016-06-17
US201762447520P 2017-01-18 2017-01-18
US62/447,520 2017-01-18
US15/611,195 US10189546B2 (en) 2016-06-17 2017-06-01 Emergency ship arrest system and method
US15/611,195 2017-06-01
PCT/US2017/037673 WO2017218770A1 (en) 2016-06-17 2017-06-15 Emergency ship arrest system and method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019518664A true JP2019518664A (ja) 2019-07-04
JP6955279B2 JP6955279B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=60661139

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019518169A Active JP6961251B2 (ja) 2016-06-17 2017-06-15 緊急船舶牽引システムおよび方法
JP2019518166A Active JP6955279B2 (ja) 2016-06-17 2017-06-15 緊急船舶抑留システムおよび方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019518169A Active JP6961251B2 (ja) 2016-06-17 2017-06-15 緊急船舶牽引システムおよび方法

Country Status (6)

Country Link
US (4) US10189546B2 (ja)
EP (2) EP3472037B1 (ja)
JP (2) JP6961251B2 (ja)
CN (2) CN109415106B (ja)
ES (2) ES2922874T3 (ja)
WO (2) WO2017218770A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10189546B2 (en) * 2016-06-17 2019-01-29 Alaska Maritime Prevention And Response Network Emergency ship arrest system and method
GB2568535B (en) 2017-11-20 2020-12-02 Svitzer As Line handling system for coupling together lines on a tugboat
GB2568533B (en) * 2017-11-20 2020-12-02 Svitzer As Tugboat having a line handling system
GB2568534B (en) 2017-11-20 2020-12-02 Svitzer As Tugboat with a moveable line guide mechanism
CN110411448B (zh) * 2019-06-14 2021-03-02 青岛科技大学 一种船舶感知区域动态网格内代表船的选取方法
DK180450B1 (en) * 2019-07-15 2021-04-29 Svitzer As A method and device for handling a mooring line
CN113928529B (zh) * 2021-11-19 2022-08-19 中国船舶科学研究中心 一种增强水面被拖曳体航向稳定性的自释放阻尼板
WO2023194428A1 (en) * 2022-04-05 2023-10-12 Svitzer A/S Coupler
KR102572977B1 (ko) * 2023-06-30 2023-08-31 주식회사 광영산초 식별이 용이하면서 기선과 부선에 연결되어 부선을견인하기 위한 견인로프 장치

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1378102A (en) * 1921-05-17 Liam fbogeb
US1016619A (en) * 1909-03-29 1912-02-06 Louis Victor William Froger Towing apparatus.
US1423576A (en) * 1918-03-22 1922-07-25 Miller Thomas Spencer Towing vessels
US2318150A (en) * 1941-07-10 1943-05-04 Henry O Foss Towing device and hook-up
US2536682A (en) 1948-02-25 1951-01-02 Frieder Sea anchor apparatus
US2943591A (en) * 1956-03-21 1960-07-05 Lawrence E Schneider Tow for motor boats
US2920598A (en) * 1957-11-12 1960-01-12 Wesbar Stamping Corp Water ski tow line fastening bar
US2984202A (en) * 1958-01-06 1961-05-16 Thomas T Lunde Lashing arrangement for pusher towboat and barge
US3459151A (en) * 1967-04-06 1969-08-05 Fujikura Parachute Co Ltd Sea anchor
US3472195A (en) * 1967-05-29 1969-10-14 Fujikura Parachute Co Ltd Sea anchor
US3780989A (en) * 1971-08-12 1973-12-25 E Peterson Towing winch
GB1434949A (en) * 1973-09-19 1976-05-12 Hallam Polymers & Eng Ltd Means for protecting a towing or mooring cable bulkable polyester yarns
US4275677A (en) * 1979-01-02 1981-06-30 Nelson Arthur J Tow of barges by tugs
WO1988001586A1 (en) * 1986-08-28 1988-03-10 Newman Geoffrey C A marine aid for marine craft
US4766837A (en) 1987-04-20 1988-08-30 The B. F. Goodrich Company Recoverable sea anchor
DK172344B1 (da) * 1993-05-05 1998-04-06 Jon Bogi Jensen Indretning til bugsering af et havareret skib
US5529010A (en) 1995-04-21 1996-06-25 Foss Maritime Company Transom link method and apparatus
NL1001302C2 (nl) * 1995-09-27 1997-03-28 Willem Pot Noodsleepvoorziening voor vaartuigen.
NO302514B1 (no) * 1995-11-24 1998-03-16 Scanrope As Utrullingssystem for slepeliner/trosser/wire
NO985595L (no) * 1998-11-30 2000-05-31 Otto M Helgesen Anordning ved store skip, eksempelvis tankbÕter, for Õ muliggjøre eller lette opprettelse av minst én slepetrosseforbindelse mellom skipet og én taubÕt
US6135046A (en) 1999-04-02 2000-10-24 Beech; Joseph Spring biased drift anchor
US6550413B2 (en) 2000-12-15 2003-04-22 Jenero Fiorentino Stabilizer ring for a sea anchor
US7516713B1 (en) * 2006-12-19 2009-04-14 John Eugene Franta Hurricane anchor system
NL2008836C2 (en) 2012-05-16 2013-11-20 Sacar Holding Nv Azimuth friction free towing point.
KR20140049258A (ko) * 2012-10-17 2014-04-25 대우조선해양 주식회사 토윙 시스템을 구비하는 반잠수식 해양 구조물
US10189546B2 (en) * 2016-06-17 2019-01-29 Alaska Maritime Prevention And Response Network Emergency ship arrest system and method

Also Published As

Publication number Publication date
ES2918549T3 (es) 2022-07-18
CN109415106A (zh) 2019-03-01
US20190106181A1 (en) 2019-04-11
CN109415106B (zh) 2021-06-08
EP3472037A4 (en) 2020-01-15
JP2019518665A (ja) 2019-07-04
WO2017218770A1 (en) 2017-12-21
CN109311524B (zh) 2021-02-19
US20170361905A1 (en) 2017-12-21
US20170361906A1 (en) 2017-12-21
WO2017218770A8 (en) 2018-12-13
ES2922874T3 (es) 2022-09-21
US10189546B2 (en) 2019-01-29
EP3472035A1 (en) 2019-04-24
EP3472037A1 (en) 2019-04-24
US10933953B2 (en) 2021-03-02
JP6955279B2 (ja) 2021-10-27
WO2017218809A1 (en) 2017-12-21
EP3472037B1 (en) 2022-05-04
CN109311524A (zh) 2019-02-05
JP6961251B2 (ja) 2021-11-05
US20190118910A1 (en) 2019-04-25
EP3472035B8 (en) 2022-06-22
EP3472035A4 (en) 2019-12-25
US10933954B2 (en) 2021-03-02
US10279870B2 (en) 2019-05-07
EP3472035B1 (en) 2022-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6955279B2 (ja) 緊急船舶抑留システムおよび方法
US5944448A (en) Oil field installation with mooring and flowline system
US5390618A (en) Offshore mooring system
US20140190385A1 (en) Mooring System And Connector Assembly
US6435124B1 (en) Mooring and flowline system
US5065687A (en) Mooring system
US2536682A (en) Sea anchor apparatus
EP0729882B1 (en) Mooring and flowline system
US5566636A (en) Off shore mooring system
WO1997011876A1 (en) Emergency towing device for vessels
EP3154852B1 (en) A tensile overload protection system for offloading systems
EP1777152B1 (en) Quick release, remote and retrievable mooring arrangement
US3315630A (en) Mooring arrangement for ships
GB2279619A (en) Method of and apparatus for capturing floating objects
Soles et al. Emergency vessel attachment and towing system (EVATS™): Development and testing of a standalone system for improved safety, reliability, and versatility of towline securement to disabled oceangoing vessels
NO179826B (no) Bergingslinesystem for montering på et fartöy
House Ship Handling: Manoeuvring and Mooring Operations
US3747136A (en) Self-mooring of a ship to a one-point mooring buoy
Rusby RRS Discovery Cruise 124, 9th-18th January 1982. Trials cruise following conversion work

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6955279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250