JP2019518042A - 少なくとも1種のシリコーン−ポリウレタンポリマーおよびシリコーン樹脂を含む化粧料組成物 - Google Patents

少なくとも1種のシリコーン−ポリウレタンポリマーおよびシリコーン樹脂を含む化粧料組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、生理学的に許容される媒体中に、少なくとも1種のシリコーン−ポリウレタンポリマーおよびシリコーン樹脂を含む、化粧用メイクアップまたはケラチン物質ケア用の組成物に関する。本発明はまた、メイクアップまたはケラチン物質ケア方法であって、前記組成物をケラチン物質に塗布するステップを含む、方法、ならびに生理学的に許容される媒体中に、少なくとも1種のシリコーン−ポリウレタンポリマーを含む化粧料組成物の、擦り耐性および堅牢性を改善するための、MQ−官能性トリメチルシロキシケイ酸シリコーンポリマーの使用にも関する。

Description

本発明の目的は、少なくとも1種のシリコーン−ポリウレタンポリマーおよびシリコーン樹脂を含む、ケラチン物質をメイクアップするための、またはケアするための化粧料組成物である。本発明の目的はまた、ヒトのケラチン物質をメイクアップするための、またはケアする方法であって、前記組成物を皮膚に塗布するステップを含む、方法でもある。
化粧料組成物またはケア組成物は、皮膚および***に塗布して美的外観をもたらすのに通常使用され、この効果は長時間続かなくてはならない。前記組成物は、特に、汗または唾液など、その美的効果を変化させる可能性のある様々な外部因子に耐えるものでなければならない。特に、化粧品、とりわけ口紅は、皺や小皺に移動したり入り込んだりしてはならず、布地に移ってもいけない。組成物はまた、塗布するのが心地よくなければならず、その付着によって、満足できる美的特性を維持しながら使用者に心地よい感覚をもたらさなければならない。
化粧料組成物の色移りを制限するため、およびその色合いの安定性を改善するために、皮膜形成ポリマーと称されるポリマーを配合物に組み込むことが知られている。一般に用いられる皮膜形成ポリマーの例には、ポリオルガノシロキサン、特にポリジメチルシロキサン(PDMSまたはジメチコン)、例えば米国特許第6780402号明細書(L’Oreal)、米国特許第5318775号明細書(Mary Kay Cosmetics)、米国特許第4699780号明細書(Estee Lauder)、および米国特許第4578266号明細書(Revlon)の文献に記載されたものが挙げられる。より最近では、シリコーン−ポリウレタンなどのポリマーの使用が増えている。
しかし、これらの皮膜形成ポリマーは、化粧品の色の安定性および擦り耐性に関して、かならずしも良い結果をもたらすわけではない。
したがって、改善された擦り耐性特性を有しながら、メイクアップの安定性、特に色の安定性特性が良好な化粧料組成物を得ることが所望されている。
したがって、本発明の目的は、メイクアップの安定性、特にその色の安定性、および擦り耐性特性に優れた、ケラチン物質、特に***を、メイクアップするための、またはケアするための組成物を提案することである。
したがって、本発明の目的は、第1の態様によれば、生理学的に許容される媒体中に、少なくとも1種のシリコーン−ポリウレタンポリマーおよびシリコーン樹脂を含む、ケラチン物質をメイクアップするための、またはケアするための化粧料組成物である。
本発明の目的はまた、第2の態様によれば、ケラチン物質、特に***に、メイクアップを施すまたはそれをケアする方法であって、このような組成物を前記ケラチン物質に塗布するステップを含む、方法でもある。
最後に、本発明の目的は、第3の態様によれば、生理学的に許容される媒体中に、少なくとも1種のシリコーン−ポリウレタンポリマーを含む化粧料組成物の、擦り耐性および安定性を改善するための、特定のシリコーン樹脂の使用である。
実際のところ出願人は、賞賛されるべきことに、特定のシリコーン−ポリウレタンポリマーをシリコーン樹脂と組み合わせることによって、改善された安定性および擦り耐性特性を有する組成物を配合することができ、前記シリコーン−ポリウレタンポリマーは組成物の擦り耐性を変化させないほどの十分に低い濃度で用いることができることを見出した。
シリコーン−ポリウレタンポリマー
本発明の組成物は、少なくとも1種のシリコーン−ポリウレタンポリマーを含む。本発明の広義において、ポリウレタンシリコーンポリマーの選択は特に限定される必要はなく、オルガノシロキサン単位およびウレタン結合を含む、任意のポリマーを包含することができる。一実施形態によれば、シリコーン−ポリウレタンポリマーは、好ましくは2個以上のヒドロキシル基を含む、ヒドロキシル基で官能化されたポリオルガノシロキサンと、ジイソシアネート化合物との反応の生成物である。ヒドロキシル基で官能化されたポリオルガノシロキサンは、典型的には式Iの構造
Figure 2019518042
(式中、Rは、出現毎にそれぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシル基、および場合により置換された、1〜10個の炭素原子を有する炭化水素基から、特に、置換または非置換の、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリール−アルキル、またはアルキル−アリールの基から選択され;好ましくは、Rは、場合により置換された、直鎖状、環状、または分枝鎖状のC1〜6アルキル基またはアルケニル基、例えば、限定されないが、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、アミル、ヘキシル、シクロヘキシル、ビニル、C1〜8アリルまたはアリール、アリール−アルキルまたはアルキル−アリール、例えば、限定されないが、フェニル、ベンジル、トリル、キシリルなどの各基から選択され、
上記のR基はそれぞれ、酸素、窒素、リン、およびハロゲンなどの1個または複数のヘテロ原子、特にフッ素によって、場合により置換されていてもよく、例示としてはフルオロアルキル(ペルフルオロアルキル)基、例えば、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、およびトリフルオロメチル、ペルフルオロフェニル、ならびに式−(CH1−6−NR および式−(CH1−6−NR−(CH1−6−NR (式中、Rは、典型的には水素であるが、メチル、エチル、プロピル、または等価の基であってもよい)に対応するものなどのC1〜6置換アミノアルキル基;限定されないが、式−(CHCHO)−に対応するポリエチレンオキシド基、式−(CH(CH)CHO)−に対応するプロピレンオキシド基、および前記基の組合せなどのポリエーテル基;ならびにアミンオキシド、リン酸塩、ヒドロキシル、エステル、および/もしくはカルボン酸塩の各官能基、またはその等価物が挙げられ、あるいは、
Rは、追加の基−L−OHを含むことができ、
Lは、結合基または連結基のいずれかであり、好ましくは、Lは、2価の、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルキル−アリール、またはアリール−アルキルの基などの、1〜10個の炭素原子を有する、2価の炭化水素、例えば、限定されないが、式−(CH1−10−、好ましくは−(CH1−6−の2価の基などのC1〜10アルキル基から選択される連結基であり、より好ましくは、Lは−CHCH−CHであり、
nは、0から5000の間、好ましくは1から200の間、より好ましくは10から100の間、さらにより好ましくは10から50の間の整数である)
に対応する。好ましくは、Rは、少なくとも1個または複数のメチル基の出現を表し、より好ましくは、Rは、メチル基の完全な、または準完全な出現を表し、これは、Rが、90%より多く出現する、特に95%より多く出現する、またはさらには98%より多く出現するメチル基を表すことを意味する。
本発明の一実施形態によれば、ヒドロキシル基で官能化されたポリオルガノシロキサンは、例えば、式Iaの構造に対応するポリメチルシロキサン
Figure 2019518042
(式中、Lおよびnは、上記で定義された通りである)
を含む。
本発明の好ましい一実施形態によれば、ヒドロキシル基で官能化されたポリオルガノシロキサンは、例えば、式Ibの構造に対応するポリメチルシロキサン
Figure 2019518042
(式中、nは上記で定義された通りである)
を含む。
ジイソシアネートは、特に、式O=C=N−R−N=C=O(式中、Rは、1個または複数のヘテロ原子によって場合により置換されたものを含む、1〜20個の炭素原子を含む2価の炭化水素基であり、特にRは、限定されないが、
i 以下の式の基
Figure 2019518042
ii 以下の式の基
Figure 2019518042
iii 以下の式の基
Figure 2019518042
iv 以下の式の基
Figure 2019518042
および
v 以下の式の基
Figure 2019518042
ならびにそれらの組合せ
を含む、場合により置換された、環状のアルキル基、アルケニル、アルキニル、アリール、アルキル−アリール、または直鎖状、環状、もしくは分枝鎖状のアリール−アルキルから選択することができる)に対応することができる。
本発明の文脈において、好適なジイソシアネートには、限定されないが、トルエンジイソシアネート;2,2’−MDI、2,4’−MDI、および4,4’−MDIなどのメチレンジフェニルジイソシアネート;1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート;イソホロンジイソシアネート;メチレンジシクロヘキシルジイソシアネート;キシレンジイソシアネート;シクロヘキサンジイソシアネート;3,3’−ジメチル−4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート;p−フェニレンジイソシアネート;m−フェニレンジイソシアネート;4,4’−イソプロピリデンジシクロヘキシルイソシアネート;ならびにその等価物が挙げられる。
好ましい一実施形態において、ジイソシアネートは、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンジシクロヘキシルジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、およびそれらの組合せからなる群から選択される。一実施形態において、ジイソシアネートは、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートを含むか、または実質的に1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートからなる。別の実施形態において、ジイソシアネートは、イソホロンジイソシアネートを含むか、または実質的にイソホロンジイソシアネートからなる。さらに別の実施形態において、ジイソシアネートは、メチレンジシクロヘキシルジイソシアネートを含むか、または実質的にメチレンジシクロヘキシルジイソシアネートからなり、この実施形態が特に好ましい。
好ましい一実施形態によれば、本発明のシリコーン−ポリウレタンポリマーは、ヒドロキシル基で官能化されたポリオルガノシロキサンおよびジイソシアネートに由来する繰り返し単位を、AB交互コポリマーの形態で含み、ここで、単位Aは、式IIの構造を有し、
Figure 2019518042
(式中、R、L、およびnは、式I、式Ia、式Ib、および式leに関して上記で定義された通りである)、単位Bは式IIIの構造を有し、
Figure 2019518042
(式中、R’−は、上記で定義された通りである)、単位Aおよび単位Bは、直鎖状、分枝鎖状、または環状の構造で、好ましくは直鎖状の構造で配置される。
ポリマーは、式Iまたは式IIの、1個または複数のR基が以下のような基である、ポリオルガノシロキサンの分岐点またはグラフト点も含むことができる
Figure 2019518042
(式中、Rは、式Iで定義された通りであり、Rは、式IIの単位Aなどとさらに連結することができる、式IIIの単位Bの側鎖にさらに連結した−L−O−基を表すことができ、またはRは、−L−OH、上記で定義されたR基、もしくは末端基を表すことができる)。ポリオルガノシロキサンは、この型の分岐点またはグラフト点を含む場合、T型またはQ型のグラフトの形態で存在することができ、ここで、Tは、Si原子の一方のR基のみが、上記のポリオルガノシロキサン鎖であることを示し、Qは、両方のR基がポリオルガノシロキサンであることを示す。これらの型のポリオルガノシロキサン化合物は、シリコーン−ポリウレタンポリマーのコポリマー、およびT樹脂またはQ樹脂の、分岐コポリマーまたはグラフトコポリマーと称される。
シリコーン−ポリウレタンポリマーは、イソシアネートの官能性プレポリマーから調製することもできる。例えば、イソシアネートプレポリマーは、二官能性または多官能性のポリオルガノシロキサンイソシアネート、例えば、以下に示す式Vのポリオルガノシロキサンジイソシアネート
Figure 2019518042
(式中、R、R−、およびLは上記で定義された通りであり、xは、0から5000の間、好ましくは1から200の間、より好ましくは10から100の間、さらにより好ましくは10から50の間の整数である)
であってもよい。プレポリマーは、1個または複数のR基を有する追加のイソシアネート基を導入することによって、多官能性であってもよい。式Iの化合物またはその多官能性等価物を得るために、官能性イソシアネートのプレポリマーを、ヒドロキシル基で官能化されたポリオルガノシロキサンと反応させる。式Vのプレポリマーは、一般に、4000〜およそ15000ダルトンの分子量を有する。式I、式Ia、および式Ibのプレポリマーは、典型的には、250〜およそ15000ダルトンの分子量を有する。
本発明の一実施形態において、シリコーン−ポリウレタンポリマーは、ポリアルキレングリコールサブ単位、特にポリエチレングリコール(PEG)またはポリプロピレングリコール(PPG)を全く含まないか、または実質的に全く含まない。「〜を実質的に全く含まない」は、ポリマーが含むポリアルキレングリコールサブ単位が、およそ1重量%未満、好ましくはおよそ0.5重量%未満、より好ましくはおよそ0.1重量%未満であることを意味する。
好ましい一実施形態において、本発明の化粧料組成物で用いられるシリコーン−ポリウレタンポリマーは、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンジシクロヘキシルジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、およびそれらの組合せからなる群から選択されるジイソシアネートと、式Ibとの反応の生成物を含む、直鎖状ポリマーである。
シリコーン−ポリウレタンポリマーは、例えば、Siltech Corporationより、製品参照SILMER UR5050またはUR100100の、イソドデカンの予備混合物の形態で入手可能である。
本発明の組成物は、特に、ポリマー活性材料のシリコーン−ポリウレタンポリマーを、組成物の総重量に対して、8〜16重量%、好ましくは10〜15重量%の範囲の濃度で含む。
実際のところ出願人は、賞賛されるべきことに、シリコーン−ポリウレタン活性材料を16%より多く含む組成物が、より劣った擦り耐性および安定性を有することを見出した。
シリコーン樹脂
本発明の組成物は、少なくとも1種の樹脂を含み、それはシリコーンである。
一般に、用語「樹脂」は、その構造が三次元である化合物を意味する。したがって、本発明の趣旨において、ポリジメチルシロキサンは、シリコーン樹脂ではない。
シリコーン樹脂(シロキサン樹脂とも称される)の専門名は、名称「MDTQ」で知られ、樹脂は、含まれる様々なシロキサンモノマー単位に従って説明されており、文字「MDTQ」のそれぞれは単位の型を特徴づける。
文字「M」は、式R1R2R3SiO1/2の単官能性単位を表し、ケイ素原子は、この単位を含むポリマーの1個の酸素原子に結合している。
文字「D」は、ケイ素原子が2個の酸素原子に結合している、R1R2SiO2/2二官能性単位を意味する。
文字「T」は、式R1SiO3/2の三官能性単位を表す。
こうした樹脂は、例えば、米国特許第2676182号明細書、米国特許第3627851号明細書、米国特許第3772247号明細書、米国特許第5248739号明細書、ならびに米国特許第5082706号明細書、米国特許第5319040号明細書、米国特許第5302685号明細書、および米国特許第4935484号明細書の特許出願に記載されている。
上記で定義されたM、D、Tの型において、R、すなわちR1およびR2は、1〜10個の炭素原子を有する、炭化水素基(特にアルキル)、フェニル基、フェニルアルキル基、またはヒドロキシル基を表す。
最後に、文字「Q」は、ケイ素原子が、それ自体ポリマーの残部に結合している4個の酸素原子に結合している、SiO4/2四官能性単位を意味する。
異なる特性を有する様々なシリコーン樹脂を、これらの様々な単位から得ることができ、これらのポリマーの特性は、モノマー(または単位)の型、R基の性質および数、ポリマー鎖長、分岐因子、ならびに側鎖の大きさによって様々である。
ここで、本発明の組成物で用いられるシリコーン樹脂は、例えば、MQ型、T型、またはMQT型シリコーン樹脂であってもよい。好ましい一実施形態によれば、MQ樹脂、T樹脂、およびMQT樹脂は、固体形態であり、特に粉末形態である。
好ましい一実施形態によれば、本発明の組成物で用いられるシリコーン樹脂は、皮膜を形成する、すなわち、組成物が塗布されたケラチン物質上に皮膜を形成することができる。これは、特に、不溶性粉末の形態であり皮膜を形成しない、ポリメチルシルセスキオキサン型の樹脂(またはT樹脂)を除外する。
好ましい別の実施形態によれば、本発明の組成物で用いられるシリコーン樹脂は、高温の場合にシリコーン溶媒に溶解し、これは、不溶性粉末の形態であるポリメチルシルセスキオキサン型の樹脂(またはT樹脂)とは対照的である。
好ましい一実施形態によれば、MQ樹脂が用いられる。MQ型シリコーン樹脂の例には、式[(R1)Si1/2(SiO4/2(単位MQ)(式中、xおよびyは、50〜80の整数であり、R1基は、上記で定義された基であり、好ましくは1〜8個の炭素原子を有するアルキル基、またはヒドロキシル基、好ましくはメチル基である)のアルキルシロキシケイ酸が挙げられる。したがって、トリメチルシロキシケイ酸型のMQ樹脂が好ましい。
トリメチルシロキシケイ酸型のMQ型固体シリコーン樹脂の例には、General Electric社によって参照SR1000で、Wacker社によって参照TMS803で、信越化学工業株式会社によって名称「KF−7312J」で、Dow Corning社によって「DC749」、「DC593」で市販されているものが挙げられる。
シロキシケイ酸単位MQを含むシリコーン樹脂の例には、フェニルアルキルシロキシケイ酸樹脂、例えば、フェニルプロピルジメチルシロキシケイ酸(General Electric社によって市販されているSilshine151)も挙げられる。こうした樹脂の調製は、特に米国特許第5817302号明細書に記載されている。
T型シリコーン樹脂の例には、式(RSiO3/2(単位T)(式中、xは100よりも大きく、R基は、1〜10個の炭素原子を有するアルキル基である)のポリシルセスキオキサンが挙げられ、ここで、前記ポリシルセスキオキサンは、Si−OH末端基をさらに含むことができる。好ましくは、Rがメチル基を表すポリメチルシルセスキオキサン樹脂、例えば、
− Wacker社により参照樹脂MKで市販されているもの、例えば、Belsil PMS MK、(CHSiO2/2単位(単位D)を1重量%まで含むこともでき、およそ10000g/モルの平均分子量を有する、繰り返しCHSiO3/2単位(単位T)を含むポリマー、または
− 信越化学工業株式会社により、式CHSiO3/2の単位T11個で構成されSi−OH末端基(シラノール)を有する参照KR−220Lで、単位T98%およびジメチル単位D2%を含みSi−OH末端基を有する参照KR−242Aで、もしくは単位T88%およびジメチル単位D12%を含みSi−OH末端基を有する参照KR−251で、市販されているもの
などを用いることができる。
単位MQTを含む樹脂として、特に、米国特許第5110890号明細書の文献に引用されたものが公知である。MQT型の樹脂の好ましい一形態は、MQT−プロピル樹脂(MQTPrとも称される)である。本発明の組成物に用いることができるこうした樹脂は、特に、国際公開第2005/075542号パンフレットの出願で記載され、調製されたものであり、その内容は参照により本明細書に援用される。MQ−T−プロピル樹脂は、好ましくは、以下の単位
(i)(R1SiO1/2
(ii)(R2SiO1/2
(iii)(R3SiO1/2、および
(iv)(SiO4/2
(式中、R1、R2、およびR3は、独立して1〜10個の炭素原子を有する、炭化水素基(特にアルキル)、フェニル基、フェニルアルキル基、またはヒドロキシル基を表し、好ましくは1〜8個の炭素原子を有するアルキル基またはフェニル基であり、
aは0.05から0.5の間であり、
bは0から0.3の間であり、
cは0よりも大きく、
dは0.05から0.6の間であり、a+b+c+d=1であり、
a、b、c、およびdは、モル分率であり、但しシロキサン樹脂のR3基の40モル%よりも多くがプロピル基であることを条件とする)
を含む。
本発明で用いることができるシロキサン樹脂は、A)とB)の反応を含む方法によって得ることができる。
A)(R1SiO1/2単位および(SiO4/2単位を少なくとも80モル%含むMQ樹脂であり、ここでR1は、1〜8個の炭素原子を有するアルキル基、アリール基、カルビノール基、またはアミノ基を表し、aおよびdは0よりも大きく、比率a/dは0.5から1.5の間である。
B)(R3SiO1/2単位を少なくとも80モル%含むプロピルT樹脂であり、ここでR3は1〜8個の炭素原子を有するアルキル基、アリール基、カルビノール基、またはアミノ基を表し、cは0よりも大きく、但しR3基の少なくとも40モル%がプロピル基であることを条件とし、ここで、質量比A/Bは、95:5から15:85の間であり、好ましくは質量比A/Bは30:70である。
本発明の組成物は、特に、シリコーン樹脂、好ましくはMQを、組成物の総重量に対して、樹脂1〜20重量%、好ましくは5〜10重量%の範囲の濃度で含む。
生理学的に許容される媒体
本発明の組成物は、生理学的に許容される媒体、好ましくは化粧品として許容される媒体、すなわち、有害な副作用がない媒体、特に、化粧品の使用者に受け入れられない赤み、発熱、痛み、または刺痛をもたらさない媒体を含む。

生理学的に許容される媒体は、特に、少なくとも1種の油を含むことができる。
本発明の趣旨において、「油」は、室温(25℃)で液体であり、かつ25℃の水中に少なくとも1重量%の濃度で導入された場合に水中で完全に溶解しない、または水中に導入された油の重量に対して溶解する割合が10重量%未満である、化合物を意味する。
油は、揮発性または不揮発性であっても、極性または無極性であってもよい。当業者は、本発明の組成物の生理学的に許容される媒体を形成する油を選択する際に、その油が、組成物に含まれるアクリレートシリコーンポリマーおよびシリコーン樹脂と相溶性であるように注意するであろう。
本発明の組成物で用いることができる油の例には、特に、炭化水素油、シリコーン油、フルオロシリコーン油、フッ素油、およびそれらの混合物が挙げられる。
これらの油の中でも、本発明の組成物は少なくとも1種の炭化水素油を含むことが好ましい。
「炭化水素油」は、水素原子および炭素原子のみを含む油を意味する。
炭化水素油は、揮発性であってもよく、特に、40℃〜120℃の範囲、好ましくは40℃〜55℃の範囲、好ましくは40℃〜50℃の範囲の、引火点を有する。揮発性炭化水素油は、特に、8〜16個の炭素原子を有する揮発性炭化水素油、およびそれらの混合物、特に、
〜C16イソ−アルカン(イソパラフィンとも称される)、イソドデカン、イソデカン、イソヘキサデカンなどのC〜C16分枝鎖状アルカン、例えば、IsoparまたはPermetylの商品名で販売されている油
直鎖状アルカン、例えば、Sasolによって、それぞれ参照PARAFOL12−97および参照PARAFOL14−97で販売されている、n−ドデカン(C12)およびn−テトラデカン(C14)、ならびにそれらの混合物、ウンデカン−トリデカン混合物(Cetiol UT)、Societe Cognisからの出願、国際公開第2008/155059号パンフレットの実施例1および実施例2で得られる、n−ウンデカン(C11)とn−トリデカン(C13)との混合物、ならびにそれらの混合物
から選択することができる。
揮発性炭化水素油は、好ましくはイソドデカンである。
炭化水素油は、不揮発性、および炭化水素、好ましくは極性であってもよい。
特に、前記不揮発性油は、エステル油、特に、18〜70個の炭素原子を有するエステル油であってもよい。
例には、モノエステル、ジエステル、およびトリエステルが挙げられる。
エステル油は、特にヒドロキシル化されてもよい。
不揮発性エステル油は、好ましくは、以下から選択することができる。
− 全体で18〜40個の炭素原子を含むモノエステル、特に、式RCOOR(式中、R1は、4〜40個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状の脂肪酸の残部を表し、R2は、R1+R2が18である条件の下、4〜40個の炭素原子を含む炭化水素鎖、特に分枝鎖状の炭化水素鎖を表す)のモノエステル、例えば、パーセリン油(オクタン酸セトステアリル)、イソノナン酸イソノニル、C12〜C15アルコールベンゾエート、パルミチン酸エチル2−ヘキシル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、ステアリン酸オクチル−2ドデシル、エルカ酸オクチル−2ドデシル、イソステアリン酸イソステアリル、安息香酸オクチル−2ドデシル、アルコールまたは多価アルコールの、オクタン酸エステル、デカン酸エステルまたはリシノール酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ラウリン酸2−ヘキシル−デシル、パルミチン酸2−オクチル−デシル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、コハク酸2−ジエチル−ヘキシル。好ましくは、これらは、式RCOOR(式中、R1は、4〜40個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状の脂肪酸の残部を表し、R2は、4〜40個の炭素原子を含む炭化水素鎖、特に分枝鎖状の炭化水素鎖を表し、R1およびR2は、R1+R2が18であるようにする)のエステルである。好ましくは、エステルは、全体で18〜40個の炭素原子を含む。好ましいモノエステルの例には、イソノナン酸イソノニルが挙げられる。
− ジエステル、特に、全体で18〜60個の炭素原子を含む、特に、全体で18〜50個の炭素原子を含む、ジエステル。特に、カルボン二酸(carboxylic diacid)のジエステル、およびモノアルコールのジエステル、例えば、好ましくはリンゴ酸ジイソステアリルを用いることができる。あるいは、ジエステルは、グリコールのジエステル、およびカルボン一酸(carboxylic monoacid)のジエステル、例えばジヘプタン酸ネオペンチルグリコール、またはジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(特に、Alzo社によって製品参照DERMOL DGDISで販売されている化合物など)であってもよい。
− 全体で35〜70個の炭素原子を含むトリエステル、特に、カルボン三酸(carboxylic triacid)のトリエステル、例えば、クエン酸トリイソステアリルもしくはトリメリト酸トリデシル、またはグリコールのトリエステルおよびカルボン一酸のトリエステル、例えばトリイソステアリン酸ポリグリセロール−2。
− テトラエステル、特に、35〜70の範囲の総炭素数を有する、テトラエステル、例えば、ペンタエリスリトールのテトラエステル、またはポリグリセロールのテトラエステル、およびカルボン一酸のテトラエステル、例えば、テトラペラルゴン酸ペンタエリトリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリトリチル、テトライソノナン酸ペンタエリトリチル、テトラデカン酸グリセリルトリデシル−2、テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2、またはテトラデカン酸ペンタエリトリチルテトラデシル−2。
− 不飽和脂肪酸の二量体および/または三量体、ならびにジオールの二量体および/または三量体の縮合反応によって得られるポリエステル、例えば、仏国特許出願公開第0853634号明細書に記載されたもの、特に、ジリノール酸および1,4−ブタンジオールのもの。
− ジオール二量体のエステルおよびポリエステル、ならびにモノカルボン酸またはジカルボン酸のエステルおよびポリエステル、例えば、ジオール二量体のエステルおよび脂肪酸のエステル、ならびに特に、不飽和脂肪酸、特に、C8〜C34不飽和脂肪酸、特にC12〜C22不飽和脂肪酸、特にC16〜C20不飽和脂肪酸、より詳細にはC18不飽和脂肪酸の二量体化から特に誘導されるカルボン二酸二量体から得ることができる、二量体ジオールのエステルおよびカルボン二酸二量体のエステル、例えば、ジリノール二酸のエステルおよびジリノール二量体ジオールのエステル、例えば、日本精化株式会社によって商品名LUSPLAN DD−DA5(登録商標)およびDD−DA7(登録商標)で市販されているもの。
− ビニルピロリドン/1−ヘキサデセンコポリマー、例えば、ISP社によって名称ANTARON V−216(Ganex V216とも称される)(MW=7300g/モル)で販売されているもの。
− 植物炭化水素油、例えば、脂肪酸のトリグリセリド(室温で液体)、特に、7〜40個の炭素原子を有する脂肪酸のトリグリセリド、例えば、ヘプタン酸またはオクタン酸またはホホバ油のトリグリセリド、特に、例には、飽和トリグリセリド、例えば、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、トリヘプタン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリン、C18_36酸のトリグリセリド、例えばStearineries Duboisによって参照DUB TGI 24で市販されているもの、および不飽和トリグリセリド、例えばリシン油、オリーブ油、キシメニア(ximenia)油、プラカシー(pracaxi)油。
− ならびにそれらの混合物。
「シリコーン油」は、少なくとも1個のケイ素原子、特に、少なくとも1個のSi−O基を含む油を意味する。シリコーン油は、揮発性または不揮発性であってもよい。
不揮発性シリコーン油の例には、特に、少なくとも8個のケイ素原子を含むポリジメチルシロキサン、そのアルキル鎖が8〜20個の炭素原子を含むポリアルキルメチルシロキサン、およびINCI名フェニルトリメチコンで識別される油が挙げられる。
揮発性シリコーン油の例には、特に、5cStおよび6cStの粘度を有する、ある種のジメチコン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、INCI名メチルトリメチコンおよびカプリリルメチコンで識別される化合物、ならびにそれらの混合物が挙げられる。
植物油の例には、特に、小麦胚芽、ヒマワリ、ブドウ種子、ゴマ、トウモロコシ、アプリコット、ヒマシ、シアバターノキ、アボガド、オリーブ、ダイズの各油、スイートアーモンド、ヤシ、ナタネ、綿実、ヘーゼルナッツ、マカダミア、ホホバ、アルファルファ、芥子粒、トウナス、ゴマ、カボチャ、ナタネ、クロフサスグリ、マツヨイグサ、キビ、大麦、キノア、ライ麦、ベニバナ、ククイノキ、トケイソウ、ローズヒップ種子、またはツバキの各油が挙げられる。
「フッ素油」は、少なくとも1個のフッ素原子を含む油、例えば、限定されないが、ノナフルオロメトキシブタン、またはペルフルオロメチル−シクロペンタン、ペルフルオロジメチルシクロヘキサン、ペルフルオロペルヒドロフェナントレン、ペルフルオロデカリン、およびそれらの混合物を意味する。
本発明の組成物は、好ましくは油40〜80重量%、特に炭化水素油を、特に45〜75重量%、より好ましくは油を50〜70重量%含む。
ワックスおよび親油性ゲル化剤
本発明の組成物は、少なくとも1種のワックスおよび/または少なくとも1種の親油性ゲル化剤をさらに含むことができる。
「ワックス」は、30℃より高くかつ一般に100℃より低い融解温度を有する脂肪体を意味し、これは組成物の調製条件下で液体であり、固体状態では異方性結晶構造を有する。ワックスの例には、特に、植物ワックス、鉱物ワックス、および合成ワックスが挙げられ、合成ワックスは、有利には、炭化水素ワックスまたはシリコーンワックスであってもよい。限定されないが、カルナバ、キャンデリラ、コメ、ビーズ(蜜蝋(Cera alba))、場合により官能化されたポリエチレン、およびパラフィン、ならびにオゾケライトの各ワックス、微結晶ワックス、C14〜C22直鎖状脂肪アルコール、および酸のC〜C20トリエステルおよびグリセリンのC〜C20トリエステル、例えば、トリベヘン酸グリセリン、ならびにそれらの混合物を挙げることもできる。VEVY社によって商品名CETACENE(登録商標)で市販されているアセチルステアリン酸グリコールも挙げることができる。
好ましい一実施形態によれば、本発明の組成物は、少なくとも1種の無極性ワックスを含む。無極性ワックスは、炭化水素またはシリコーンの無極性ワックスを意味する。
一実施形態によれば、無極性炭化水素ワックスは、炭素および水素で構成される化学化合物を、少なくとも95重量%含む。これらの化学化合物は、有利には、直鎖状または分枝鎖状の飽和アルカンから選択される。特に、無極性ワックスは、直鎖状炭化水素ワックスから選択することができる。直鎖状炭化水素ワックスには、エチレンのポリマーおよびコポリマー、直鎖状パラフィンワックス、ならびにフィッシャートロプシュワックスが挙げられる。
無極性ワックスは、代替的に、ポリオキシアルキレンシリコーン型のワックス、すなわち(−CxHxO)a型(式中、xは2〜6で様々であってよく、aは2以上である)の、少なくとも1種のオキシアルキレン基を含むシリコーンであってもよい。
好ましい一実施形態によれば、本発明の組成物は、少なくとも1種のポリエチレンワックスを含む。
本発明の組成物は特に、ワックスを、組成物の総重量に対して、1〜20重量%、好ましくは5〜15重量%の範囲の濃度で含むことができる。
親油性ゲル化剤の例は、特に、組成物のレオロジーまたはテクスチャを変化させることができる充填剤である。
「充填剤」は、組成物が製造される温度に関わらず、組成物の媒体に不溶であり、かつ分散している形態の、無色粒子または白色粒子の、鉱物または合成の、任意の形状の固体であると理解されたい。充填剤は、その結晶学的形状(例えば、フレーク、立方晶、六方晶、斜方晶など)に関わらず、任意の形状、プレート、球状、または楕円の、鉱物または有機物であってもよい。
特に、充填剤は、滑石、雲母、シリカ、カオリン、ヘクトライトクレイ(ベントン)、場合により親水性または疎水性に処理された焼成シリカ粒子、ポリアミド(Nylon(登録商標))(Orgasol(登録商標)、Atochem製)、ポリ−(3−アラニン)、およびポリエチレンの各粉末、テトラフルオロエチレンポリマー(Teflon(登録商標))、ラウロイル−リシン、デンプン、窒化ホウ素の各粉末、ポリマー中空微小球体、例えば、ポリビニリデン/塩化アクリロニトリル、例えば、Expancel(登録商標)(Nobel Industrie)、アクリル酸のコポリマー(Polytrap(登録商標)、Dow Corning社製)のもの、シリコーン樹脂のマイクロビーズ(例えば、Tospearls(登録商標)、東芝製)、沈降炭酸カルシウム、マグネシウムの炭酸塩および炭酸水素塩、ヒドロキシアパタイト、シリカの中空微小球体(Silica Beads(登録商標)、Maprecos製)、エラストマーポリオルガノシロキサン粒子、8〜22個の炭素原子を有する、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する、カルボン有機酸に由来する金属石けん、ガラスまたはセラミックスのマイクロカプセル、8〜22個の炭素原子を有する、好ましくは12〜18個の炭素原子を有するカルボン有機酸に由来する金属石けん、例えば、亜鉛、マグネシウム、またはリチウムのステアリン酸塩、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ならびにそれらの混合物から選択することができる。好ましくは、充填剤は、シリカ、カオリン、ベントン、デンプン、ラウロイル−リシン、場合により親水性または疎水性に処理された焼成シリカ粒子、およびそれらの混合物から選択される。好ましい一実施形態によれば、親油性ゲル化剤は、好ましくはベントンである。
本発明で用いられる組成物は、1種または複数の親油性ゲル化剤を、組成物の総重量に対して0.1〜13重量%の範囲の濃度で、特に、組成物の総重量に対して0.2〜10重量%の範囲の濃度で含むことができる。
着色材料
本発明の組成物は、顔料、真珠層、脂溶性着色剤、ラッカー(有機顔料)、およびそれらの混合物から選択することができる、少なくとも1種の着色材料をさらに含むことができる。
顔料は、組成物を着色および/または乳白化しようとする、鉱物または有機物の、水性溶液に不溶な、白色粒子または着色粒子であると理解されたい。
本発明で用いることができる鉱物顔料の例には、チタン、ジルコニウム、またはセリウムの各酸化物、ならびに亜鉛、鉄、またはクロムの各酸化物、フェリックブルー、マンガンバイオレット、ウルトラマリン、およびクロム水和物が挙げられる。
本発明で用いることができる有機顔料の例には、カーボンブラック、D&C型の顔料、コチニールカルミン、バリウム、ストロンチウム、カルシウム、アルミニウムを含むラッカー、または欧州特許出願公開第542669号明細書、欧州特許出願公開第787730号明細書、欧州特許出願公開第787731号明細書、および国際公開第96/08537号パンフレットの文献に記載されたジケトピロロピロール類(DPP)が挙げられる。
本発明の化粧料組成物で用いられる顔料は、疎水化処理剤によって表面処理することができる。
疎水化処理剤は、メチコン、ジメチコン、ペルフルオロアルキルシラン、アルキルアルコキシシランなどのシリコーン、ステアリン酸などの脂肪酸、ジミリスチン酸アルミニウム、水添タロウグルタミン酸のアルミニウム塩、リン酸ペルフルオロアルキル、ペルフルオロアルキルシラン、ペルフルオロアルキルシラザンなどの金属石けん、ヘキサフルオロプロピレンのポリオキシド、ペルフルオロアルキルペルフルオロポリエーテル基を含むポリオルガノシロキサン、アミノ酸、N−アシルアミノ酸またはその塩、レシチン、チタン酸イソプロピルトリイソステアリル、およびそれらの混合物から選択することができる。
好ましい一実施形態によれば、疎水化処理剤は、アルキルアルコキシシラン、特に、オクチルトリエトキシシラン(OTS)から選択される。
「真珠層」は、特にその殻で、ある種の軟体動物によって作り出される、または合成される、虹色の、または非虹色の、任意の形状の着色粒子であって、光学干渉を介した色の効果をもつ、着色粒子であると理解されたい。
「着色剤」は、一般に、油などの脂肪体に可溶な有機化合物であると理解されたい。
脂溶性着色剤は、例えば、スダンレッド、DCレッド17、DCグリーン6、β−カロテン、スダンブラウン、DCイエロー11、DCバイオレット2、DCオレンジ5、キノリンイエローである。
着色材料は、化粧料組成物の総重量に対して、0.1〜15重量%、特に1〜10重量%、特に1〜10重量%の範囲の濃度で存在してもよい。
活性成分
本発明の組成物は、特に、皮膚および/または***の、とりわけ***の、水分補給剤(特にビタミンE)、瘢痕化剤および/またはアンチエイジング剤から選択される、1種または複数の活性成分を含むこともできる。
本実施形態によれば、本発明は、皮膚および/または***、とりわけ***を、ケアするまたはそれにメイクアップを施す(非治療)方法であって、本発明の組成物を皮膚およびまたは***に塗布するステップを含む、方法にも関する。
良好なレベルの安定性をもつ、本発明の組成物でつくられた付着物によって、活性成分が皮膚および/または***で保護され、したがって皮膚および/または***の、ケアの有効性(水分補給、瘢痕化、および/またはアンチエイジングの効果)が改善される。
本発明で用いられる組成物は、保湿剤、例えば、ヒアルロン酸およびその塩ならびに/またはグリセリンなどのポリオールをさらに含むことができる。
追加の通常の化粧成分
本発明の組成物は、特に、酸化防止剤、香料、保存料、中和剤、界面活性剤、太陽光遮蔽剤、ビタミン、水分補給剤、セルフタンニング化合物、抗皺活性成分、軟化剤、親水性または親油性の活性成分、抗フリーラジカル剤、消臭剤、封鎖剤、およびそれらの混合物から選択することができる、任意の通常の化粧成分を含むこともできる。
特に、本発明の組成物は、少なくとも1種の太陽光遮蔽剤を含むことができる。
ガレヌス
本発明の組成物は、皮膚または***をケアするまたはそれにメイクアップを施す、特に***にメイクアップを施すのに、有利に用いることができる。
特に、本発明の製品は、皮膚または***のための二層メイクアップ製品の文脈において、ベース層の形態であり得る。
メイクアップを施す方法
本発明の目的は、ケラチン物質、特に***に、メイクアップを施すまたはそれをケアする方法であって、上記で定義された少なくとも1種の組成物を前記ケラチン物質に塗布するステップを含む、方法でもある。
好ましい一実施形態によれば、本発明の方法は、
上記で定義された少なくとも1種の組成物を、ベース組成物(「ベースコート」とも称される)として前記ケラチン物質に塗布するステップと、
前記ベース組成物に、コーティング組成物(「トップコート」とも称される)を塗布するステップとを含む。
「トップコート」コーティング組成物は、特に、当業者によって、本発明のベース組成物によってもたらされる色の安定性および強度を変化させることになり、かつ「トップコート」コーティング組成物によってもたらされる光沢を低減することになる、各組成物の成分の他への移動を防ぐために、ベース組成物と非相溶性であるように選択される。
コーティング組成物(「トップコート」)は、好ましくは光沢があり、ベース組成物と非相溶性の、少なくとも1種の不揮発性油を含むことが好ましい。不揮発性油は、特に、不揮発性シリコーン油であってもよい。
コーティング組成物(「トップコート」)によって、ベース組成物に光沢をもたらすことができ、ベース組成物が単独で塗布される場合にもたらされる粘着性の感覚を低減し、さらにはなくすことができる。
使用
本発明の目的はまた、別の態様によれば、生理学的に許容される媒体中に、少なくとも1種のシリコーン−ポリウレタンポリマーを含む化粧料組成物の、擦り耐性および安定性を改善するための、特定のシリコーン樹脂の使用でもある。
以下の実施例は、例証として示すものであり、本発明を限定するものではない。パーセントは重量パーセントである。
以下の組成を有する、***用の2種の液体配合物を調製した。
Figure 2019518042
配合物を、9人のサンプル群の***に塗布した(連続する3層)。
組成物の特性は、熟練のメイクアップアーティストによって、以下の基準
− 食事(ソースをかけたパスタ)の後の組成物の色の安定性
− 擦り耐性(ティッシュで組成物を拭うこと)
に基づいて視覚的に評価した。
このようにして、メイクアップアーティストは、本発明の組成物1では、ティッシュで拭った後に***に残る残留付着物が、比較組成物2よりも多いことを観察した。
さらに、本発明の組成物1は粘膜により付着している(より良好な化粧品の安定性)ので、組成物1の化粧品の除去は、比較組成物2よりはるかに難しかった。
別の試みにおいて、組成物1および組成物2の配合物を、9人のサンプル群の***に再度塗布し(連続する3層)、その後、今回は、以下の配合物を含む無色光沢の「トップコート」で被覆した。
Figure 2019518042
化粧品の結果を、熟練のメイクアップアーティストによって、以下の基準
− 色合い
− 均一性
− 輪郭の鮮明さ
− 光沢
に基づいて視覚的に評価した。
このようにして、メイクアップアーティストは、本発明の組成物1が、比較組成物2よりも、強く(特に1日を通して)、塗布中に均質であり、あまり色落ちしない(より鮮明な輪郭)色合いをもたらすことが可能であると観察した。
食事(ソースをかけたパスタ)の後の組成物の安定性試験でも、本発明の組成物1で得られた色合いは比較組成物2よりも安定性が高いことが示された。

Claims (19)

  1. 生理学的に許容される媒体中に、少なくとも1種のシリコーン−ポリウレタンポリマーおよびシリコーン樹脂を含む、ケラチン物質をメイクアップするまたはケアするための化粧料組成物。
  2. 前記シリコーン−ポリウレタンポリマーが、ヒドロキシル基で官能化されたポリオルガノシロキサンとジイソシアネート化合物との反応の生成物であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. ヒドロキシル基で官能化された前記ポリオルガノシロキサンが、式Ibの構造
    Figure 2019518042
    (式中、nは0から5000の間、好ましくは1から200の間、より好ましくは10から100の間、さらにより好ましくは10から50の間の整数である)
    に対応することを特徴とする、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記ジイソシアネート化合物が、式O=C=N−R−N=C=O(式中、Rは、1〜20個の炭素原子を含む2価の炭化水素基であり、特に、Rは以下の式の基
    Figure 2019518042
    である)に対応することを特徴とする、請求項2および3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記ジイソシアネート化合物が、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンジシクロヘキシルジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、およびそれらの組合せからなる群から選択されることを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. ポリマー活性材料の前記シリコーン−ポリウレタンポリマーが、組成物の総重量に対して、8〜16重量%、好ましくは10〜15重量%の範囲の濃度で存在することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記シリコーン樹脂が、好ましくは固体形態、特に粉末形態の、MQ型、T型、またはMQT型の樹脂であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記シリコーン樹脂が、式[(R1)Si1/2(SiO4/2(式中、xおよびyは、50〜80の範囲の整数であり、R1基は、1〜10個の炭素原子を有する炭化水素基、フェニル基、フェニルアルキル基、またはヒドロキシル基である)の、MQ型アルキルシロキシケイ酸の樹脂であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. トリメチルシロキシケイ酸型のMQ樹脂を特徴とする、請求項8に記載の組成物。
  10. 前記シリコーン樹脂、好ましくはMQが、組成物の総重量に対して、樹脂1〜20重量%、好ましくは5〜10重量%の範囲の濃度で存在することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記生理学的に許容される媒体が、少なくとも1種の揮発性または不揮発性の炭化水素油を含むことを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 前記揮発性炭化水素油が、8〜16個の炭素原子を含み、好ましくはイソドデカンであることを特徴とする、請求項11に記載の組成物。
  13. 少なくとも1種のワックスおよび/または少なくとも1種の親油性ゲル化剤を含むことを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 前記ワックスが、ポリエチレンワックスであり、前記親油性ゲル化剤が、クレイであることを特徴とする、請求項13に記載の組成物。
  15. 顔料、真珠層、脂溶性着色剤、ラッカー(有機顔料)、およびそれらの混合物から選択される少なくとも1種の着色材料を含むことを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. ケラチン物質にメイクアップを施すまたはそれをケアする方法であって、請求項1から15の一項に記載の少なくとも1種の組成物を前記ケラチン物質に塗布するステップを含む、方法。
  17. ケラチン物質にメイクアップを施すまたはそれをケアする方法であって、
    請求項1から15の一項に記載の少なくとも1種の組成物を、ベース組成物として前記ケラチン物質に塗布するステップと、
    前記ベース組成物に、コーティング組成物を塗布するステップとを含む、方法。
  18. 前記コーティング組成物が、前記ベース組成物と非相溶性であることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
  19. 生理学的に許容される媒体中に、少なくとも1種のシリコーン−ポリウレタンポリマーを含む化粧料組成物の、擦り耐性および安定性を改善するための、トリメチルシロキシケイ酸型のMQシリコーン樹脂の使用。
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