JP2019513647A - パッケージ、カートンおよびそのためのブランク - Google Patents

Abstract

パッケージは、２列の群に配置された複数の物品を包囲している巻きキャリアを備える。複数の物品の各々は、テーパ本体と、凹形底部を画定する周囲チャイムと、を備える。巻きキャリアは、各チャイムロックが複数の物品のうちのそれぞれ１つの周囲チャイムに係合する、複数のチャイムロックを含む。

Description

本発明は、カートン、カートンを形成するためのブランク、ならびにカートンおよびカートン内に収容される複数の物品を備えるパッケージに関し、より詳細には、物品の少なくとも１つの端部を超えて延在する周囲リムまたは周囲チャイム（peripheral rim or chime）を有する物品を、しっかりと保持するための改善されたロック機構を有するカートンに関する。

包装分野において、複数の主要な製品コンテナを備えるパッケージを消費者に提供することがしばしば必要とされる。このようなマルチパック（multi-packs）は、出荷および流通用、ならびに販売促進情報の表示用に望ましい。マルチパックの一般種の１つは、キャリアブランクが、複数の物品の周りを包むスリーブに形成されている、巻き型である。巻き型キャリアに関連する１つの問題は、キャリアによって、物品が、適当な位置にしっかりと保持されていることを確認することである。巻き型キャリアを用いて、多数の列の物品および／またはテーパ物品を、しっかりと保持することが特に困難であり得る。したがって、物品をしっかりと保持するための改善されたロック機構を有する、巻き型キャリアを提供することが望ましいであろう。

本発明の第１の態様によれば、複数の物品と、複数の物品を包囲している巻きキャリア（wraparound carrier）と、を含むパッケージが提供される。前記複数の物品は、２列の群に構成されている。前記複数の物品の各々は、テーパ本体と、凹形底部を画定する周囲チャイムと、を含む。前記巻きキャリアは、複数のチャイムロックを含み、前記複数のチャイムロックの各々は、前記複数の物品のうちの対応する１つの前記周囲チャイムに係合している。

任意選択的には、前記複数のチャイムロックの各々は、前記複数の物品のうちの対応する１つの前記周囲チャイムを受け入れる、保持隙間（retaining aperture）と、前記複数の物品のうちの対応する１つの前記凹形底部内に位置する、保持タブと、を含む。前記保持タブが、前記巻きキャリアの側壁の残りの部分とともに平面から折り曲げられると、前記保持隙間は、前記巻きキャリアの側壁に形成される。

任意選択的には、前記保持タブは、前記保持隙間の両端部間に延在する弓形の折り曲げ線に沿って、ヒンジで連結されている。

任意選択的には、前記複数の物品の各々は、フランジ付き上部をさらに含み、前記巻きキャリアは、複数のフランジ係合スロットをさらに含み、前記複数のフランジ係合スロットの各々は、前記複数の物品のうちの対応する１つの前記フランジ上部に係合している。

任意選択的には、前記巻きキャリアの底壁は、フルサイズ底部パネルから形成されている。

任意選択的には、前記巻きキャリアは、第２の底部パネルをさらに含み、前記フルサイズ底部パネルおよび前記第２の底部パネルは、コーナロックによって一緒に固定されている。

任意選択的には、前記コーナロックは、前記フルサイズ底部パネルに、ヒンジ接続された雄型ロック突起と、前記第２の底部パネルと前記巻きキャリアの第１の側部パネルとの間の折り曲げ線のところで、または折り曲げ線と隣接して、形成された雌型ロック開口と、を含む。

任意選択的には、前記巻きキャリアの底壁は、一対の接着またはコーナロックされた底部ラップパネルを含む。

本発明の第２の態様によれば、少なくとも１列の群に配置された複数の物品を包装するための巻きキャリアが提供される。前記複数の物品の各々は、略円筒本体と、凹形底部を画定する周囲チャイムと、を含む。前記巻きキャリアは、複数のチャイムロックを含み、前記複数のチャイムロックの各々は、前記複数の物品のうちの対応する１つの前記周囲チャイムの一部を、受け入れるための保持隙間と、前記複数の物品のうちの対応する１つの前記凹形底部内に、配置するための保持タブと、を含む。前記巻きキャリアは、コーナロックされた、第１の底部ラップパネルおよび第２の底部ラップパネルをさらに含む。

この出願の範囲内で、先行する段落において、特許請求の範囲において、および／または以下の説明および図面において提示された様々な態様、実施形態、実施例、特徴および代替物が単独で、またはそれらの任意の組み合わせで採用され得ることは、予想される。例えば、１つの実施形態に関連して記載された特徴は、特徴の不適合がない限り、全ての実施形態において適用可能である。

本発明の例示的な実施形態は、次いで、添付した図面を参照して記載されるであろう。

本発明の実施形態によるカートンを形成するためのブランクの平面図である。 図１の１Ａとラベルされた円形破線内のブランクの一部の拡大図である。 図１の１Ｂとラベルされた円形破線内のブランクの一部の拡大図である。 図１の１Ｃとラベルされた円形破線内のブランクの一部の拡大図である。 図１のブランクから形成されたカートンの斜視図である。 対応する物品の底部チャイムに係合する図２のカートンのチャイムロック（chime locker）を示す接近図（close-up view）である。 図２のカートンの構造における様々なステップを示す図である。 図２のカートンの構造における様々なステップを示す図である。 図２のカートンの構造における様々なステップを示す図である。 図２のカートンの構造における様々なステップを示す図である。 図２のカートンの構造における様々なステップを示す図である。 本発明の第２の実施形態によるカートンを形成するためのブランクの平面図である。 図５のブランクから形成されたカートンの斜視図である。

パッケージ、ブランク、およびカートンの特定の実施形態の詳細な説明は、本明細書に開示される。開示された実施形態が、本発明のある態様が実施され得る方法の単なる例示であり、本発明が実現され得る全ての方法の包括的なリストを示していないことは、理解されるであろう。本明細書に使用されるように、「例示的な」との単語は、図示、見本、モデル、またはパターンとして役立つ実施形態について言及するために広く使用される。実際に、本明細書に記載されたパッケージ、ブランク、およびカートンが、様々な代替的な形態で実現され得ることは、理解されるであろう。図面は、必ずしもスケール通りではなく、いくつかの特徴は、特定の構成要素の詳細を示すために、誇張されてもよく、または最小化されてもよい。周知な構成要素、材料、または方法は、本開示を曖昧にすることを避けるために、必ずしも非常に詳細に記載されていない。本明細書に開示された任意の特定の構造的および機能的な詳細は、限定として解釈されるべきではなく、特許請求の範囲の根拠として、および本発明をさまざまに採用することを当業者に教示するための代表的な根拠として、単に解釈されるべきである。

本明細書に詳細に記載された実施形態において、「カートン」との用語および「キャリ
ア」との用語は、本発明の様々な特徴を図示する制限されない目的で、物品の少なくとも１つの端部を超えて延在する周囲リムまたは周囲チャイムを有する、例えばカップ、ボール、ブリキ缶、缶、および／またはボトルなどの物品を係合し、持ち運び、および／または販売するための容器について言及する。

図１を参照すると、キャリア９０（図２を参照）を形成するための第１のブランク１０が示されている。ブランク１０は、適切な基板のシートから形成される。本明細書において使用されるように、「適切な基板」との用語は、例えば板紙、段ボール、ボール紙、プラスチック、それらの組み合わせ、および同様のものなどの、あらゆる種類の折り曲げ可能なシート材料を含むことが理解されるべきである。１つまたは複数のブランクは、例えば以下により詳細に記載されたカートンを提供するために、採用されてもよいことが認識されるべきである。

例示的な実施形態において、ブランク１０は、例示的な物品Ｃの例示的な配置を包装するためのカートン９０を形成するように構成されている。この例において、配置は、２×２のマトリックスまたはアレイであり、物品Ｃは、フランジ付き上蓋と、凹形底部と、を有するテーパカップである。ブランク１０は、代替的に、他の物品、および／または物品の異なる配置、および異なる大きさの物品を、包装するためのカートンを形成するために構成され得る。

図１を参照すると、ブランク１０は、一連の直線状に一緒にヒンジで連結された複数の主要パネル１２、１４、１６、１８および２０を含む。設定した条件において、主要パネルは、複数の物品Ｃを包囲する、管状構造またはスリーブを形成する。ブランク１０は、第２の底部パネル１２と、第１の側部パネル１４と、上部パネル１６と、第２の側部パネル１８と、第１の底部パネル２０と、を含む。第２の底部パネル１２は、第１の側部パネルに、横折り曲げ線１３を介して、ヒンジ接続されている。第１の側部パネル１４は、上部パネル１６に、横折り曲げ線１５を介して、ヒンジ接続されている。上部パネル１６は、第２の側部パネル１８に、横折り曲げ線１７を介して、ヒンジ接続されている。第２の側部パネルは、第１の底部パネル２０に、横折り曲げ線１９を介して、ヒンジ接続されている。

ブランク１０は、雄型ロック突起２２からなるコーナロック配置（corner-locking arrangement）を含み、雄型ロック突起２２は、対応する雌型ロック開口３０内に受け入れられるように成形されている。雌型ロック開口３０（図１Ａに最もよく見られる）は、スリット３１、スリット３２、およびスリット３３から形成されている。図示された実施形態において、スリット３１は、第２の底部パネル１２の一部を横切って、横方向に延在する直線状の切れ目である。スリット３１は、折り曲げ線１３によって画定された横軸に近接して配置されている。スリット３１より長さが短い、スリット３２およびスリット３３は、スリット３１の両端部から外側に、かつ斜めに延在し、折り曲げ線１３を中断し、部分的に第１の側部パネル１４内に延在している。２つの短く、離間しているスリット３５およびスリット３６は、第２の底部パネル１２の方向にスリット３１から縦方向に延在している。第２の底部パネル１２および第１の側部パネル１４は、互いに面外に折り曲げられるとき、スリット３１、スリット３２およびスリット３３は雌型ロック開口３０を形成する。

雄型ロック突起２２（図１Ｃに最もよく見られる）は、雌型ロック開口３０内に受け入れられるように成形されて、キャリア９０をスリーブ構造にロックする。雄型ロック突起２２は、第１の底部パネル２０に、横折り曲げ線２１を介して、折り曲げ可能に接続されている。図示された実施形態において、折り曲げ線２１は、第１の底部パネル２０の最外縁によって画定された軸と略一致している。２つの短く、離間している縦スリット３８および縦スリット３９は、第１の底部パネル２０の最外縁から、第１の底部パネル２０の内部に向かって延在して、縦スリット３８および縦スリット３９の間に位置する、ロック突起の狭い首部４０（narrow neck portion）を画定する。雄型ロック突起２２は、狭い首部４０から外側に、横方向に延在する、肩４１および肩４２を有する。

キャリア９０が組み立てられるときに、雄型ロック突起２２は、雌型ロック開口３０を通して挿入されている。雄型ロック突起２２の肩４１および肩４２は、雌型ロック開口３０から雄型ロック突起２２が脱落するのを防ぐために、スリット３２およびスリット３３に隣接するカートンの一部に係合する。

ブランク１０は、４つの上部フランジ係合スロット４３を含み、各々は、４つの物品Ｃのうちの１つに対応している。上部フランジ係合スロット４３の各々は、略浅いＵ字形の切れ目から形成され、略浅いＵ字形の切れ目は、横に延在する直線部と、直線部の各端部から延在している丸みを帯びた角部と、を含む。２つのスロット４３は、概して、折り曲げ線１５を中断するように第１の側部パネル１４と上部パネル１６との間に配置され、他の２つのスロット４３は、概して、折り曲げ線１７を中断するように第２の側部パネル１８と上部パネル１６との間に配置されている。図２に示されるように、物品Ｃのフランジ付き蓋の各々の一部は、上部パネル１６のすぐ下の上側部パネル１４および上側部パネル１８内に形成された各スロット４３を通って延在している。スロット４３に隣接する上部パネル１６の一部は、スロット４３を通って延在しているフランジ付き蓋の一部を覆う外側に突出するタブ４６を形成している。

ブランク１０は、４つの底部チャイムロック５０および５２（bottom chime locks）も含み、４つの底部チャイムロック５０および５２の各々は、４つの物品Ｃのうちの１つに対応している。図示された実施形態においては、２つのチャイムロック５０は、概して、折り曲げ線１９を中断するように第２の側部パネル１８と第１の底部パネル２０との間に配置され、２つのチャイムロック５２は、概して、折り曲げ線１３を中断するように第２の底部パネル１２と第１の側部パネル１４との間に配置されている。チャイムロック５０およびチャイムロック５２の各々は、チャイムロック５２の大きさがチャイムロック５０の大きさよりも小さいことを除いて、図示された実施形態において略同一の構造を有する。

図１Ｂは、チャイムロック５０に対応するブランク１０の一部の接近図（close-up view）を示している。チャイムロック５０は、略浅いＵ字形の切れ目によって画定され、略浅いＵ字形の切れ目は、横に延在する直線部５４と、直線部５４の各端部から延在している丸みを帯びた、角部５５および角部５６と、を含む。第１の底部パネル２０内に形成された弓形の折り曲げ線５７は、角５５の最外縁から角５６の最外縁まで延在し、直線部５４を越えて第２の側壁１８のある位置で、弓形の折り曲げ線５７の曲率中心を有する。切れ目５４、切れ目５５および切れ目５６と共に弓形の折り曲げ線５７は、折り曲げ可能なチャイム保持タブ５８を形成している。チャイム保持タブ５８は、それぞれ、斜め折り曲げ線５９および斜め折り曲げ線６０を含み、１つは各ヒンジで連結されたタブ５８の角と、その角の反対側の直線状の自由端５４との間に延在している。第２の側部パネル１８内に形成された短い切れ目線６１は、直線部５４から縦方向に延在している。

図３は、組み立てられたキャリア９０が物品Ｃのチャイム７０に係合している状態のチャイムロック５０の接近図を示している。チャイム７０の外側部分は、チャイム保持タブ５８が側部パネルの残りと面外に折り曲げられるときに形成されるチャイムロック５０の隙間を通して突出している。チャイム保持タブ５８は、物品Ｃの凹形底部内に固定されている（seated within）。チャイム保持タブ５８は、チャイムロック５０の隙間内に存在するカップのチャイム７０の内面の一部の輪郭に実質的に合うような大きさにされ、それによって、隙間内のカップのチャイム７０をロックしている。折り曲げ線５９および折り曲げ線６０は、チャイム保持タブ５８がこのようにコンタリング（contouring）することを容易にする。切れ目線６１は、側部パネルが物品Ｃの本体の周りでコンタリングすることを容易にする。

図２に示されるようなキャリア９０の構造に戻ると、キャリア９０は、一連の連続的な折り曲げ動作によって形成され得る。アセンブリプロセスは、以下に記載されるものに制限されず、特定の製造要求に従って変更されてもよい。

図４Ａに示されるように、ブランク１０は、ブランク１０の内面を上に向けた状態で配置される。物品の各上蓋の最外縁が、対応する上部フランジ係合スロット４３と位置合わせされるように、物品Ｃは、上部を下にして、上部パネル１６の内面の上を覆って配置される。図４Ｂに示されるように、ブランク１０は、次いで、折り曲げ線１５および折り曲げ線１７のあたりで内側に折り曲げられて、折り曲げ線１３および折り曲げ線１９のあたりで外側に折り曲げられる。ブランク１０を折り曲げ線１３および折り曲げ線１９のあたりで外側に折り曲げることにより、チャイムロック５０およびチャイムロック５２のチャイム保持タブ５８の自由端が、各チャイム保持隙間（retaining aperture）の隣接する縁部から切り離される。図４Ｃに示されるように、これによって、折り曲げ線１５および折り曲げ線１７のあたりでブランク１０が連続的に折り曲げられて、第１の側部パネル１４および第２の側部パネル１８が物品の側壁と接触すると、チャイム保持タブ５８の各々が、対応するカップのチャイム７０の上を覆って配置されることが可能になる。図４Ｄに示されるように、第２の底部パネル１２は、次いで、折り曲げ線１３のあたりで内側に折り曲げられ、第２の底部パネル１２は、物品Ｃの第１の列の底面と接触する。これによっても、チャイムロック５２のチャイム保持タブ５８は、対応するカップのチャイム７０の内面に係合するように、チャイム保持タブ５８の対応する物品Ｃの凹形底部内に折り曲げられる。第１の底部パネル２０は、次いで、折り曲げ線１９のあたりで内側に折り曲げられて、第１の底部パネル２０は、物品Ｃの底面と接触する。これによっても、チャイムロック５０のチャイム保持タブは、対応するカップのチャイム７０の内面に係合するように、チャイム保持タブの対応する物品Ｃの凹形底部内に折り曲げられる。雄型ロック突起２２は、折り曲げ線２１のあたりで内側に折り曲げられて、雌型ロック開口３０内に挿入される。これにより、図４Ｅに示すような完全に組み立てられたキャリア９０となる。

有利には、コーナロック（雄型ロック突起２２および雌型ロック開口３０）と、フルサイズ底部パネル（第１の底部パネル２０）ならびにチャイムロック５０およびチャイムロック５２との組み合わせによって、キャリア９０は、２つの隣接した列の物品の間に中心キール（central keel）またはスペーサを使用することなしに、２列のテーパ物品をしっかりと保持することが可能となる。代替的な実施形態において、一対の接着またはコーナロックされた底部ラップパネルは、第１の底部パネル２０および第２の底部パネル１２の代わりに使用され得る。

図５は、本発明の第２の実施形態によるキャリア２９０（図６を参照）を形成するために使用されるブランク２１０の平面図である。ブランク２１０および対応するキャリア９０は、上述したブランク１０およびキャリア９０と概ね同様であり得、図中の同様のまたは類似の参照番号は、同様のまたは類似の要素を意味する。第１の実施形態と第２の実施形態との主な相違点は、第２の実施形態は、２つの物品Ｃの単一の列を収容するように構成されていることである。

様々な変更が本発明の範囲内で行われてもよいことは認識されよう。例えば、パネルの大きさおよび形状は、様々な大きさまたは形状の物品を収容するために調整されてもよい。

本明細書で使用されるように、「上部」、「底部」、「前方」、「後方」、「端部」、「側部」、「内側」、「外側」、「上部」、および「下部」等の方向基準が各パネルをそのような向きに必ずしも制限されないことは認識されるであろう。しかし、互いからそれらのパネルを単に区別するのに役立つことができる。「ヒンジ接続」に対する任意の参照は、単一の折り曲げ線についてのみの必要な参照として解釈されるべきではない。実際に、ヒンジ接続が、本発明の範囲から逸脱することなく、以下の短いスリット、折れやすい線、または、折り曲げ線の１つまたは複数から形成され得ることは、予想される。本発明の範囲内で様々な変更が行われ得ることは認識されよう。例えば、パネルおよびチャイムロック隙間の大きさおよび形状は、様々な大きさまたは形状の物品を収容するために調整されてもよい。

本明細書に使用されるように、「ヒンジ接続」との用語および「折り曲げ線」との用語は、各々全ての種類の線について言及しており、全ての種類の線は、ブランクまたはシート材の基板のヒンジ特徴を規定する、互いに対してブランクまたはシート材の基板の一部分を折り曲げることを可能にする、または、そうでなければ、ブランクまたはシート材の基板の任意選択的なパネル折り曲げ位置を意味する。「ヒンジ接続」に対する任意の参照は、単一の折り曲げ線についてのみの必要な参照として解釈されるべきではない。実際に、ヒンジ接続が、本発明の範囲から逸脱することなく、１つまたは複数の折り曲げ線のから形成され得る。

本明細書に使用されるように、「折り曲げ線」との用語は、本発明の範囲から逸脱することなく、以下の分割線、エンボス加工された線、デボス加工された線、ミシン目の線、短いスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、断続的な切断線、配列されたスリット、短い切り込み線および前述のオプションの任意の組み合わせのうちの１つに言及することができる。

本明細書に使用されるように、「切断の弱化線（weakened line of severance）」との用語、「切断線」との用語、および「折れやすい線」との用語は、各々ブランクまたはシート材の基板内に形成された全ての種類の線について言及することができ、全ての種類の線は、互いからブランクまたはシート材の基板の一部を分離することを容易にする、または、そうでなければ、ブランクまたはシート材の基板の任意選択的な分離位置を意味する。本明細書に使用されるように、「切断の弱化線（weakened line of severance）」との用語、「切断線」との用語、および「折れやすい線」との用語は、各々以下の単一の切断線、単一の部分深さ切断線（single partial-depth cut line）（例えば、単一のハーフカット線）、断続的な切断線、分割線、断続的な分割線、ミシン目の線、短いカットの線、短いスリットの線、短い部分深さカットの線（line short partial-depth cuts）（例えば、短いハーフカットの線）、および前述のオプションの任意の組み合わせのうちの１つに言及することができる。

ヒンジ接続、折り曲げ線、切断の弱化線、折れやすい線、および切断線は、各々ミシン目、ミシン目の線、短いスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、切断線、断続的な切断線、スリット、切り込み線、それらの任意の組み合わせ、および同様のものを含んでいる、ブランクまたはシート材の基板に形成された要素を含むことができることは、理解されるべきである。その要素は、所望された機能性を提供するために寸法決めされ、かつ構成され得る。例えば、ミシン目の線は、折り曲げ線および／または折れやすい線を規定するために、ある程度の弱さで寸法決めされ得、または設計され得る。ミシン目の線は、折り曲げを容易にし、かつ破壊に耐えて、折り曲げ線を提供するために、折り曲げを容易にし、かつさらなる努力で破壊して折り曲げやすい線を提供することを容易にするために、または、ほとんど努力せずに破壊して折り曲げやすい線を提供することを容易にするために、設計され得る。

１０ 第１のブランク
１２ 第２の底部パネル
１３ 折り曲げ線
１４ 第１の側部パネル
１５ 折り曲げ線
１６ 上部パネル
１７ 折り曲げ線
１８ 第２の側部パネル（第２の側壁）
１９ 折り曲げ線
２０ 第１の底部パネル
２１ 折り曲げ線
２２ 雄型ロック突起
３０ 雌型ロック開口
３１ スリット
３２ スリット
３３ スリット
３５ スリット
３６ スリット
３８ 縦スリット
３９ 縦スリット
４０ 首部
４１ 肩
４２ 肩
４３ 上部フランジ係合スロット
４６ タブ
５０ 底部チャイムロック
５２ 底部チャイムロック
５４ 直線部（自由端、切れ目）
５５ 角部（切れ目）
５６ 角部（切れ目）
５７ 折り曲げ線
５８ チャイム保持タブ
５９ 折り曲げ線
６０ 折り曲げ線
６１ 切れ目線
７０ チャイム
９０ キャリア（カートン）
２１０ ブランク
２９０ キャリア

Claims (12)

1. ２列の群に配置された複数の物品であって、前記複数の物品の各々は、テーパ本体と、凹形底部を画定する周囲チャイムと、を備える、複数の物品と、
   前記複数の物品を包囲している巻きキャリアであって、複数のチャイムロックを備え、前記複数のチャイムロックの各々は、前記複数の物品のうちの対応する１つの前記周囲チャイムに係合している、巻きキャリアと、を備える、パッケージ。
2. 前記複数のチャイムロックの各々は、前記複数の物品のうちの対応する１つの前記周囲チャイムを受け入れる、保持隙間と、前記複数の物品のうちの対応する１つの前記凹形底部内に位置する、保持タブと、を備え、前記保持タブが、前記巻きキャリアの側壁の残りの部分とともに平面から折り曲げられると、前記保持隙間は、前記巻きキャリアの側壁に形成される、請求項１に記載のパッケージ。
3. 前記保持タブは、前記保持隙間の両端部間に延在する弓形の折り曲げ線に沿って、ヒンジで連結されている、請求項２に記載のパッケージ。
4. 前記複数の物品の各々は、フランジ付き上部をさらに備え、前記巻きキャリアは、複数のフランジ係合スロットをさらに備え、前記複数のフランジ係合スロットの各々は、前記複数の物品のうちの対応する１つの前記フランジ付き上部に係合している、請求項１に記載のパッケージ。
5. 前記巻きキャリアの底壁は、フルサイズ底部パネルから形成されている、請求項１に記載のパッケージ。
6. 前記巻きキャリアは、第２の底部パネルをさらに備え、フルサイズ底部パネルおよび前記第２の底部パネルは、コーナロックによって一緒に固定されている、請求項１に記載のパッケージ。
7. 前記コーナロックは、前記フルサイズ底部パネルに、ヒンジ接続された雄型ロック突起と、前記第２の底部パネルと前記巻きキャリアの第１の側部パネルとの間の折り曲げ線のところで、または折り曲げ線と隣接して、形成された雌型ロック開口と、を備える、請求項６に記載のパッケージ。
8. 前記巻きキャリアの底壁は、一対の接着またはコーナロックされた底部ラップパネルを備える、請求項１に記載のパッケージ。
9. 少なくとも１列の群に配置された複数の物品を包装するための巻きキャリアであって、前記複数の物品の各々は、略円筒本体と、凹形底部を画定する周囲チャイムと、を備え、前記巻きキャリアは、
   上部パネルと、
   第１の側部パネルと第２の側部パネルとの対と、
   前記第１の側部パネルおよび前記第２の側部パネルにそれぞれヒンジ接続された第１の底部ラップパネルおよび第２の底部ラップパネルと、
   複数のチャイムロックであって、前記複数のチャイムロックの各々は、前記複数の物品のうちの対応する１つの前記周囲チャイムの一部を、受け入れるための保持隙間と、前記複数の物品のうちの対応する１つの前記凹形底部内に、配置するための保持タブと、を備える複数のチャイムロックと、を備え、前記第１の底部ラップパネルおよび前記第２の底部ラップパネルは、コーナロックによって一緒に固定されている、巻きキャリア。
10. 前記保持タブは、前記第１の底部ラップパネルおよび前記第２の底部ラップパネルのそれぞれ１つに、弓形の折り曲げ線に沿ってヒンジで連結されている、請求項９に記載の巻きキャリア。
11. 前記複数の物品の各々は、フランジ付き上部をさらに備え、前記巻きキャリアは、前記複数の物品のうちの対応する１つのフランジ付き上部の一部に係合するための、複数のフランジ係合スロットをさらに備え、前記フランジ係合スロットは、前記第１の側部パネルおよび前記第２の側部パネルのそれぞれ１つに画定されている、請求項９に記載の巻きキャリア。
12. 前記コーナロックは、前記第１の底部ラップパネルに、ヒンジ接続された雄型ロック突起と、前記第２の底部ラップパネルと前記第２の側部パネルとの間の折り曲げ線のところで、または折り曲げ線と隣接して、形成された雌型ロック開口と、を備える、請求項９に記載の巻きキャリア。

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