JP2019512200A - 電流整形による最適なトルクリプル低減 - Google Patents

電流整形による最適なトルクリプル低減 Download PDF

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Abstract

電気モータを制御するためのモータ駆動システム及び方法が提供される。モータ駆動システムは、電気モータに切り替え可能に接続されている複数の位相線と、複数の制御可能なスイッチと、コントローラとを備えている。コントローラは、複数の制御可能なスイッチと通信可能に接続されており、ロータセンサからロータ速度及びロータ位置を表す信号を受信するように構成されている。コントローラは、回転基準系に関するロータ位置の関数としての逆起電力(逆EMF)を表す値を生成する。ロータ位置に基づいて、コントローラは、電気モータのトルクリプルをほぼ0に低減する複数の位相電流を求める。コントローラは、電気モータに複数の位相電流を供給するように、制御可能なスイッチを動作させる。

Description

本発明の実施の形態は、電気モータの音振、即ち、騒音、振動及びハーシュネス(NVH)を低減するためのシステム及び方法に関する。電気モータのトルクは、電気モータの特定の構造に起因して、リプル作用(即ち、トルクリプル)の影響を受ける可能性がある。トルクリプルによってNVHが増大する虞があることから、トルクリプルは、電気モータにおいて不利であると考えられる。電気モータのトルクリプル、従って、NVHは、電気モータの逆起電力(逆EMF)に少なくとも部分的に依存し、また、所定の非正弦波状の逆EMF波形を顕著に増大させる可能性がある。
概要
種々の実施の形態は、トルクリプルを除去又は低減する位相電流を求めて電気モータ(例えば、同期モータ)のトルクリプルを低減することによって、電気モータのNVHを低減する。高調波を含む複数の位相電流が、電気モータの集中定数(例えば、逆EMF、及び突極モータにおけるインダクタンス)に基づいて、特定の電気モータに関する回転基準系(即ち、回転に同期した直接直交(dq)基準系)において同時に求められる。それらの複数の位相電流が求められた後に、コントローラは、(インダクタンス、巻線抵抗及び速度にも依存する)対応する複数の電圧波形を求めて、それを適用し、複数の位相電流を電気モータの各位相線に供給する。この方法は、位相線における高調波成分を低減するための連続的な電流供給を必要とせずに、すべての高調波成分を同時に抑制するために、回転系における位相電流のセットを求める。
回転系への変換が電気モータに関して行われると、一般的に、回転系における電流、電圧、磁束などの値は一定であるとみなされる。さらに、回転系におけるトルク値は一般的に平均値として表される。しかしながら、本明細書に記載する実施の形態は、電気モータのロータの位置の関数として、電流、電圧、磁束、及びトルクを維持する。その結果、電流及び電圧は、平均値付近で変化することになるので、トルクの合計値又は平均値とは別個にトルクリプルを解析することができる。
1つの実施の形態は、電気モータを制御するためのモータ駆動システムを提供する。システムは、電気モータに切り替え可能に接続されている複数の位相線、電気モータと複数の位相線のうちの1つとの間にそれぞれ接続されている複数の制御可能なスイッチ、ロータセンサ、及び、コントローラを備えている。コントローラは、電子プロセッサ及びメモリを有しており、また、複数の制御可能なスイッチと通信可能に接続されている。コントローラは、ロータセンサからロータ速度及びロータ位置を表す信号を受信するように構成されている。コントローラは、回転基準系に関するロータ位置の関数としての逆起電力(逆EMF)を表す値を生成する。コントローラは、少なくとも部分的に前述の値及びロータ位置に基づいて電気モータのトルクリプルを低減する複数の位相電流を求める。コントローラは、電気モータに複数の位相電流を供給するように、制御可能なスイッチを動作させる。
別の実施の形態は、電気モータのためのモータ駆動システムを動作させるための方法を提供する。この方法は、コントローラにおいて、ロータ速度及びロータ位置を表す信号を受信するステップを備えている。回転基準系に関するロータ位置の関数としての逆起電力(逆EMF)を表す値が生成される。少なくとも部分的に前述の値及びロータ位置に基づいて電気モータのトルクリプルを低減する複数の位相電流が生成される。制御可能な複数のスイッチが、電気モータに複数の位相電流を供給するためにコントローラによって動作させられる。
種々の実施の形態の別の態様は、詳細な説明及び添付の図面を考慮することによって明らかになる。
1つの実施の形態による電気モータ及びモータ駆動システムのブロック図を示す。 図1の電気モータ及びモータ駆動システムの1つの実施の形態を説明するためのブロック図を示す。 1つの実施の形態による、図1及び図2のモータ駆動システムのためのコントローラのブロック図を示す。 図1及び図2の電気モータに関してほぼ0のトルクリプルを生成する複数の位相電流を求めるための方法のフローチャートを示す。 図4の方法の正弦波状の電流波形と比較した複数の位相電流の例示的な値のグラフを示す。 図5の位相電流を生成する複数の電圧波形の例示的な値のグラフを示す。 図1及び図2の電気モータのトルクリプルの例示的な値のグラフを示す。 図1及び図2の電気モータの高調波成分の例示的な値のグラフを示す。
詳細な説明
任意の実施の形態を詳細に説明する前に、本発明の用途は、下記の説明に記載した又は添付の図面に図示したコンポーネントの構造及び配置構成の詳細に限定されるものではないことを理解されたい。本発明は、別の実施の形態を実現することもでき、また、種々の手法により実践又は実施することができる。
ハードウェアベース及びソフトウェアベースの複数の装置、並びに、異なる構造の複数のコンポーネントを、種々の実施の形態を実現するために使用することができることに言及しておく。さらに、特定の実施の形態は、ハードウェア、ソフトウェア、及び、電子的なコンポーネント又はモジュールを含むことができるが、それらは考察を目的として、特定のコンポーネントがハードウェアでのみ実施されているかのように図示及び説明されている場合もある。しかしながら、当業者であれば、この詳細な説明を読むことによって、少なくとも1つの実施の形態においては、種々の態様を1つ又は複数のプロセッサによって実行可能な(例えば、非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶されている)ソフトウェアとして実現することができることが分かる。従って、ハードウェアベース及びソフトウェアベースの複数の装置、並びに、異なる構造の複数のコンポーネントを、種々の実施の形態を実現するために使用することができることに言及しておく。例えば、明細書に記載する「制御ユニット」及び「コントローラ」は、1つ又は複数の電子プロセッサ、非一時的なコンピュータ可読媒体を含む1つ又は複数のメモリモジュール、1つ又は複数の入力/出力インタフェース、及び種々のコンポーネントを接続する種々の接続部(例えば、システムバス、導電トラック、ワイヤなど)を含むことができる。
図1は、電気モータ105及び給電部110に電気的に接続されているモータ駆動システム100を示している。モータ駆動システム100は、インバータ115及びコントローラ120を備えている。モータ駆動システム100は、給電部110から電気モータ105への電力を制御して供給するように構成されている。給電部110は、インバータ115を介して電気モータ105に供給される直流電流(DC)を生成する。しかしながら、一部の実施の形態においては、交流電流(AC)給電部を使用することができる。それらの実施の形態においては、ACがインバータ115への供給前に先ず整流される。電気モータ105は、種々のタイプ及び構成の同期モータであってよい。例えば、電気モータ105は、電子整流モータ(ECM)、突極モータ、非突極モータ、永久磁石モータ、巻線界磁モータなどであってよい。さらに、電気モータ105、インバータ115、及びコントローラ120は、2相、3相、又は、それより多い数の位相を使用して動作するように構成することができる。例えば、一部の実施の形態においては、モータ駆動システム100が、電気モータ105に3つの位相線を介して3相電力を供給する。
図2は、モータ駆動システム100の種々のコンポーネント及び関連する電気的な接続を示している。一部の実施の形態においては、インバータ115が、複数の制御可能なスイッチ210を備えている。制御可能なスイッチ210は、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、バイポーラトランジスタ(BJT)なども含めた、種々のタイプの電力トランジスタを含むことができる。制御可能なスイッチ210は、コントローラ120によって生成された電圧波形を表す制御信号によって動作させられる。各制御可能なスイッチ210は、複数の位相線215のうちの1つを介して、電気モータ105に電気的に接続されている。位相線215は、位相電流を電気モータ105に伝達するように構成されている。位相線215のうちの1つ又は複数は、1つ又は複数の電流フィードバック線220を介してコントローラ120に電気的に接続されている。電流フィードバック線220は、制御可能なスイッチ210と電気モータ105との間に配置されている1つ又は複数の電流及び電圧センサ225に電気的に接続することができる。コントローラ120は、電流フィードバック線220のうちの少なくとも1つを介して、位相線215における少なくとも1つの位相電流を表す少なくとも1つの電流信号を受信する。
一部の実施の形態においては、モータ駆動システム100が、パルス幅変調制御部230を備えている。図示されているように、パルス幅変調制御部230を、コントローラ120とインバータ115との間に接続することができる。別の実施の形態においては、パルス幅変調制御部230をコントローラ120内に直接的に組み込んで、コントローラ120のハードウェア及びソフトウェアによって少なくとも部分的に制御することができる。別の実施の形態においては、パルス幅変調制御部230をスタンドアローン型のコントローラとして実施して、コントローラ120のケーシングの外部に、又は、ケーシング内に設けることができる。パルス幅変調制御部230は、位相線215における種々の電流波形及び電圧波形を生成するために制御可能なスイッチ210を動作させることができる。ロータセンサ240は、電気モータ105に接続されているか、又は、電気モータ105の一部であり、また、コントローラ120と通信可能に接続されている。ロータセンサ240は、電気モータ105のロータの速度及び位置を検出する、レゾルバ又は他の回路(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC))を含むことができる。そのようにして、ロータセンサ240は、電気モータ105のロータ速度及びロータ位置を、ロータセンサフィードバック線235を介して、コントローラ120に供給する。
図3に図示されているように、コントローラ120は、コントローラ120若しくはパルス幅変調制御部230又は両方におけるコンポーネント及びモジュールに電力を供給し、また、それらのコンポーネント及びモジュールを運転制御しかつ保護する、複数の電気的なコンポーネント及び電子的なコンポーネントを備えている。コントローラ120は、特に、電子プロセッサ305(例えば、プログラミング可能な電子的なマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、又は、類似のデバイス)、メモリ310(例えば、非一時的な機械可読メモリ)、出力インタフェース315、及び、入力インタフェース320を備えている。別の実施の形態においては、コントローラ120が、付加的なコンポーネント、又は、図示のものよりも少数のコンポーネント、又は、異なるコンポーネントを備えている。コントローラ120を、それぞれが特定の機能又はサブ機能を実行するように構成されている種々の独立したコントローラとして実現することができる。付加的に、コントローラ120は、入力及び出力を処理し、関連するプロセスを実行するサブモジュールを含むことができる。
コントローラ120及び関連するシステムのコンポーネントは、特に、本明細書に記載するプロセス及び方法を実施するように構成されている。例えば、電子プロセッサ305は、メモリ310と通信可能に接続されており、また、メモリ310に記憶することができる命令を実行する。電子プロセッサ305は、制御可能なスイッチ210の動作の方式に関連する命令をメモリ310から検索して実行するように構成されている。一部の実施の形態においては、出力インタフェース315は、パルス幅変調制御部230と通信するために、シリアルデータポート又はパラレルデータポート、ドライバ、リレー、スイッチなどを備えている。
コントローラ120は、電流及び電圧センサ225並びにロータセンサ240と通信可能に接続されている。図示されているように、電流及び電圧センサ225並びにロータセンサ240を、入力インタフェース320を介して、コントローラ120に電気的に接続することができる。この構成においては、入力インタフェース320が、電流及び電圧センサ225並びにロータセンサ240からの種々の入力信号を検出して処理するための、入力端子と、ハードウェアベース又はソフトウェアベースの入力ロジックとを含むことができる。特に、コントローラ120は、位相線215からの平均電流及びリプル成分(例えば、摂動電流)を含んでいる1つ又は複数の位相電流を表す1つ又は複数の信号を受信することができる。
さらに、コントローラ120は、位相線215における種々のタイプの電圧波形及び電流波形を生成することができる。電圧波形及び電流波形は、電流及び電圧センサ225並びにロータセンサ240からのフィードバックに少なくとも部分的に基づいて求められる。位相線215における電圧波形及び電流波形を生成するために、コントローラ120は先ず、複数の集中定数を生成する。集中定数は、電気モータ105の物理的な特性及び電気的な特性を定義する。例えば、集中定数は、電気モータ105の逆起電力(逆EMF)、巻線抵抗、磁束、及びインダクタンスを含むことができる。一部の集中定数は、電気モータ105のロータ位置及びロータ速度に依存する。例えば、集中定数を、ロータ位置の関数として表すことができる。集中定数を、静的基準系に関して(例えば、電気モータ105のステータに関して)表すことができ、又は、回転基準系に関して(例えば電気モータ105のロータに関して)表すことができる。コントローラは、トルクリプルを排除する最適な電流形状を求めるために、回転系における、位置に依存する集中定数を使用する。集中定数は、特定のタイプのモータに関して事前に求めることができる。特に、各タイプのモータに関する製造プロセス及び検査プロセスの間に、集中定数を事前に求めることができる。別の実施の形態においては、一部の集中定数を、電流及び電圧センサ225並びにロータセンサ240に基づいて、少なくとも部分的にコントローラ120によって求めることができる。集中定数は、続いて、電気モータ105のトルクリプルを低減する位相電流を計算するためにコントローラ120によって使用される。
図4は、電気モータ105に関してほぼ0のトルクリプルを生じさせる位相電流を求めるための方法400のフローチャートを示している。コントローラ120は、ロータ位置及びロータ速度を表すロータ信号を受信する(ブロック405)。コントローラ120は、負荷に関して要求される電流の量を表す電流需要信号を受信する(ブロック410)。ブロック415において、コントローラ120は、集中定数を求める。コントローラ120は、回転基準系に関するロータ位置の関数として、集中定数のうちの1つ、逆EMFを表す値を生成する(ブロック420)。コントローラ120は、種々の手法により、逆EMFの値を生成することができる。1つの実施の形態においては、コントローラ120は、回転基準系に関する逆EMFの事前に求められた値を、メモリ310におけるルックアップテーブルからロードする。別の実施の形態においては、コントローラ120は、静的基準系に関する逆EMF値を、メモリ310におけるルックアップテーブルからロードする。そのような実施の形態においては、コントローラ120は、静的基準系に関する逆EMFの値を、直接直交0(dq)変換を使用して、回転基準系に関する逆EMFの値に変換する。1つの例として、平衡の取れた非突極2相電気モータは、逆EMFに関する以下のdq変換を使用する:
Figure 2019512200
ここで、θeは、位相線215の1つ(例えば、位相Aの位相線)に関するロータのd軸の電気的な角度である。一度、変換が行われれば、逆EMFを、以下のように平均電圧及び摂動電圧の和として表すことができる:
Figure 2019512200
ここで、vdf及びvqfは、逆EMFの変換された値であり、Vdf及びVqfは、逆EMFの平均電圧であり、また、Δvdf及びΔvqfは、逆EMFの位置に依存する摂動電圧である。
次に、方法400においては、コントローラ120は、トルクリプルを0にすることによって、複数の摂動電流(即ち、回転基準系において表される位相電流のリプル成分)を求める(ブロック425)。2相の非突極モータに関する回転基準系におけるトルクリプルを
Figure 2019512200
として求めることができ、ここで、ωrは回転の機械的周波数である。回転基準系において表される位相電流、id及びiqは、以下の関係を有している:
Figure 2019512200
ここで、Id及びIqは、回転基準系において表される位相電流の平均値であり、Δidは、d軸摂動電流であり、また、Δiqは、q軸摂動電流である。それらの摂動電流に関して、総トルクは、
Figure 2019512200
であり、また、総トルクの平均値は、
Figure 2019512200
である。
位相電流Id及びIqの平均値は、負荷に基づいて設定され、また、平均トルクを求める。トルクリプル、又は換言すれば総トルクのリプル成分は、
Figure 2019512200
である。ほぼ0のトルクリプルを達成するために、リプル成分Tacは0(Tac=0)にされ、従って、
Figure 2019512200
である。また、従って、
Figure 2019512200
である。
この式を解くと、q軸の摂動電流に関して次式が得られる:
Figure 2019512200
この式は、拘束直線上に位置する摂動電流の解の無限集合を表す。解集合の値によって、ロータ位置毎のほぼゼロのトルクリプルが得られる。
方法400のステップ430においては、コントローラ120は、最小ノルム(Δid 2+Δiq 2)を有している摂動電流に関する1つの解集合を選択する。最小ノルムは、摂動電流に関する他のすべての解よりも小さいノルムを有しており、また、最適な摂動電流のセットを表す。摂動電流のセットは、他の複数の摂動電流よりも低い高調波成分を有している位相電流を表す。その結果、位相線215内に存在する場合、摂動電流のセットは、電気モータ105に関してより高い効率及びより低い電圧リプルをもたらすことができる。原点を含む拘束直線に対して垂直な線(即ち、拘束直線の傾斜の負の逆数を有している傾斜を持つ線)の式を最初に求めることによって、摂動電流のセットを求めることができる。拘束直線に対して垂直な線は、原点から最短の距離を有している。拘束直線に対して垂直な線の式は、
Figure 2019512200
である。式10及び式11によって表される2つの線の交点によって、摂動電流のセットがもたらされる:
Figure 2019512200
Figure 2019512200
一部の実施の形態においては、摂動電流のセットを求める際に、コギングトルクも考慮される。そのような実施の形態においては、総トルクに関する式は、
Figure 2019512200
であり、また、ゼロトルクリプルは、次式を使用して得られる:
Figure 2019512200
従って、ほぼ0のトルクリプルを達成する摂動電流のセットは、以下のように定義される。
Figure 2019512200
Figure 2019512200
逆EMF電圧も、回転の機械的周波数によってスケーリングされた、正規化逆EMF形状kdf及びkqfとして表すことができる。逆EMF電圧は、
Figure 2019512200
である。kqfの平均値は、モータ定数として一般的に公知である。正規化された逆EMF形状は、平均値及び位置に依存する摂動値
Figure 2019512200
から成り、ここで、Kdf及びKqfは、平均値であり、また、Δkdf及びΔkqfは、摂動値である。
従って、回転系における最適なリプル成分を、速度又は機械的周波数に依存せずに表すことができる:
Figure 2019512200
Figure 2019512200
最適なリプル電流形状は、逆EMF形状に依存する。それらはまた、速度と共に変化すると考えられる、要求される電流Id及びIqにも依存する。それらをまた、コギングトルクTcogを補償するために、従って、コギングトルクTcogを除去するために求めることができる。
ブロック435においては、上記の実施の形態のいずれにおいても言及したように、摂動電流のセットを求めた後に、コントローラ120は、回転系に関する摂動電流のセット及び平均位相電流を含む、複数の直接直交位相電流を求める。直接直交位相電流は、以下のように直流位相電流及び直交位相電流を含む:
Figure 2019512200
Figure 2019512200
ブロック440においては、コントローラ120は、回転基準系におけるほぼ0のトルクリプルをもたらす直接直交位相電流id *及びiq *を、静的基準系に変換して、ほぼ0のトルクリプルを生成する位相電流ia及びibを取得する。
ブロック445においては、コントローラ120は、位相電流及び集中定数に基づいて、複数の摂動電圧を求める。特に、コントローラ120は、各位相線215における位相電流を生成するように設計された電圧波形を求める。電圧波形が一度求められると、コントローラ120は、電圧波形、従って、位相電流を生成するために、制御可能なスイッチ210の動作を制御する(ブロック450)。電圧波形は、相互インダクタンスが0であり、自己インダクタンスが一定である時点における1つの高調波を求めることができる。しかしながら、一般的に、電圧波形を計算して、次式を使用するコントローラ120によるアクセスのためにメモリ310に記憶することができる。
Figure 2019512200
Figure 2019512200
量Ld及びLqは、位置に依存するインダクタンスであり、λdf及びλqfは、回転系変換磁束であり、また、Rは、巻線抵抗である。量ωは、rad/sにおける電気的周波数であり、これは極ペアの数が乗算された機械的周波数ωrに等しい。印加される電圧は速度と共に変化する。同様に、印加される電圧を、静的基準系において、その系における集中定数から求めることができる。
方法400の別の実施の形態においては、コントローラ120は、回転系電力不変変換を使用するときに、3相の非突極電気モータ105に関してほぼ0のトルクリプルを生成する位相電流を求める。
Figure 2019512200
それらの実施の形態においては、式は、次式に基づいて3つの摂動電流を求めることを含んでいる:
Figure 2019512200
Figure 2019512200
Figure 2019512200
ここで、I0及びk0fにおける0の下付き文字は、零相分に相当する。
上記に示した零相電流を、3Hブリッジ構成で供給することができる。Y結線(スター結線)又はΔ結線された3相巻線に関しては、新たな零相電流摂動Δi0を供給する必要はない。導入される電流は、d軸リプル電流及びq軸リプル電流のみを含むと考えられる。Y結線(スター結線)零相電流は、平衡が取れている場合には0であると考えられ、また、Δ結線零相電流は、モータの集中定数に依存する循環電流である。
別の3相ステータの、一般的に使用されるdq系への変換は以下の通りである:
Figure 2019512200
式30において回転系電力変動変換を使用すると、最適な電流リプルは以下のようになる。
Figure 2019512200
Figure 2019512200
Figure 2019512200
方法400のさらに別の実施の形態においては、コントローラ120は、電力不変dq変換を使用して、3相の突極電気モータ105に関してほぼ0のトルクリプルを生成する位相電流を求める。突極モータの場合、位相電流は、ロータ位置に依存するインダクタンスにも依存する。位相電流を生成するために、ロータ速度、逆EMF電圧、インダクタンス、及び抵抗に基づいて、相応の電圧が計算される。
それらの実施の形態においては、電気モータ105の総トルクは、電気モータ105のインダクタンスに少なくとも部分的に依存する。電力不変変換を使用した場合の、3相の非突極電気モータ105の総トルクに関する式は次式の通りである:
Figure 2019512200
他の実施の形態の場合と同様に、0に設定されるトルクのリプル成分を残しつつ平均値を減算することができ、また、制約条件に合致し、かつ、摂動電流のノルムを最小化する最適値を使用することによって位相電流が求められる。続いて、電圧波形が摂動電流に基づいて求められる。電力変動変換を使用すると、トルク式は以下のようになる:
Figure 2019512200
一部の実施の形態においては、電圧波形が一度求められると、パルス幅変調制御部230は、パルス幅変調された、電圧波形に近似する複数の波形を生成する。パルス幅変調された波形は、制御可能なスイッチ210に適用され、それによって電気モータ105にその電圧波形が供給される。
方法400のステップを種々の順序で実施することができる。例えば、コントローラ120は、最初に回転基準系における摂動電圧を求めるのではなく、摂動電流を求めて、続けてその摂動電流を、ロータ位置からのフィードバックに基づいて静的基準系に変換することができる。この場合、パルス幅変調制御部230は、求められた位相電流を表す、コントローラ120からの信号と、位相線215からの静的基準系に関する測定された位相電流のフィードバックと、を受信することができる。それらの値を使用して、パルス幅変調制御部230は、制御可能なスイッチ210の使用のもとで、求められた位相電流を実現することができる。
別の実施の形態においては、コントローラ120は、回転基準系における測定された位相電流を表す、電気モータ105からのフィードバック信号を使用することができる。それらの実施の形態においては、コントローラ120は、測定された位相電流及び求められた位相電流を使用して、求められた位相電流を生成する電圧波形を計算することができる。
さらに別の実施の形態においては、コントローラ120は、ローパスフィルタ及びハイパスフィルタを含むことができる。それらの実施の形態においては、静的基準系における測定された位相電流を表すフィードバック信号が、ロータ位置に基づいて回転基準系に変換される。一度変換されると、フィードバック信号は、ハイパスフィルタ及びローパスフィルタを通過する。ローパスフィルタは、測定された位相電流の平均値を表すフィードバック信号を出力し、また、ハイパスフィルタは、測定された位相電流の摂動電流を表すフィードバック信号を出力する。続いて、摂動値を平均電圧に加算することができ、また、ロータ位置に基づいて静的基準系に変換することができ、それによって、パルス幅変調制御部230のための静的基準系における電圧波形を取得することができる。
図5から図8は、方法400の実施前の電気モータ105の信号の挙動と、方法400の実施後の電気モータ105の信号の挙動との比較を示している。特に、図5は、標準的な3相電流波形に関する位相電流と方法400によって求められるような位相電流とを比較するグラフを示している。図6は、方法400によって求められる電圧波形と比較した、標準的な3相電圧波形を示している。図7は、方法400を実施する前のトルクリプル(例えば、ほぼ正弦波状のトルクリプル)と、方法400の実施後のトルクリプル(例えば、ほぼ平坦なトルクリプル)を示している。図8は、電気モータ105内の高調波成分を示している。高調波成分の大きさは、方法400の実施前においては、方法400の実施後よりも大きい。
従って、本発明は、特に、コントローラによって求められるような特定の電圧波形を供給することによって、電気モータのトルクリプルを低減する、電気モータを制御するためのシステム及び方法を提供する。本発明の種々の特徴及び利点は、添付の特許請求の範囲に記載されている。
図4は、電気モータ105に関してほぼ0のトルクリプルを生じさせる位相電流を求めるための方法400のフローチャートを示している。コントローラ120は、ロータ位置及びロータ速度を表すロータ信号を受信する(ブロック405)。コントローラ120は、負荷に関して要求される電流の量を表す電流需要信号を受信する(ブロック410)。ブロック415において、コントローラ120は、集中定数を求める。コントローラ120は、回転基準系に関するロータ位置の関数として、集中定数のうちの1つ、逆EMFを表す値を生成する(ブロック420)。コントローラ120は、種々の手法により、逆EMFの値を生成することができる。1つの実施の形態においては、コントローラ120は、回転基準系に関する逆EMFの事前に求められた値を、メモリ310におけるルックアップテーブルからロードする。別の実施の形態においては、コントローラ120は、静的基準系に関する逆EMF値を、メモリ310におけるルックアップテーブルからロードする。そのような実施の形態においては、コントローラ120は、静的基準系に関する逆EMFの値を、直接直交0(dq)変換を使用して、回転基準系に関する逆EMFの値に変換する。1つの例として、平衡の取れた非突極2相電気モータは、逆EMFに関する以下のdq変換を使用する:
Figure 2019512200
ここで、θeは、位相線215の1つ(例えば、位相Aの位相線)に関するロータのd軸の電気的な角度である。一度、変換が行われれば、逆EMFを、以下のように平均電圧及び摂動電圧の和として表すことができる:
Figure 2019512200
ここで、vdf及びvqfは、逆EMFの変換された値であり、Vdf及びVqfは、逆EMFの平均電圧であり、また、Δvdf及びΔvqfは、逆EMFの位置に依存する摂動電圧である。

Claims (20)

  1. 電気モータを制御するためのモータ駆動システムにおいて、
    前記電気モータに切り替え可能に接続されている複数の位相線と、
    前記電気モータと前記複数の位相線のうちの1つとの間にそれぞれ接続されている複数の制御可能なスイッチと、
    ロータセンサと、
    電子プロセッサ及びメモリを有しているコントローラと、
    を備えており、
    前記コントローラは、
    前記複数の制御可能なスイッチと通信可能に接続されており、かつ、
    前記ロータセンサからロータ速度及びロータ位置を表す信号を受信し、
    回転基準系に関するロータ位置の関数としての逆起電力(逆EMF)を表す値を生成し、
    前記値及び前記ロータ位置に少なくとも部分的に基づいて前記電気モータのトルクリプルを低減する複数の位相電流を求め、
    前記電気モータに前記複数の位相電流を供給するように、前記制御可能なスイッチを動作させる
    ように構成されている、
    ことを特徴とするモータ駆動システム。
  2. 前記コントローラは、前記複数の位相電流を求める前に、前記回転基準系に関する前記電気モータの特性を表す複数の値を生成するように構成されており、かつ、
    前記コントローラは、前記電気モータに関する回転基準系において前記複数の位相電流を求めるように構成されている、
    請求項1に記載のモータ駆動システム。
  3. 前記コントローラは、静的基準系に関するロータ位置の関数としての逆EMFの事前に求められた値を変換することによって、前記回転基準系に関する前記ロータ位置の関数としての前記逆起電力(逆EMF)を表す値を生成するように構成されている、
    請求項1に記載のモータ駆動システム。
  4. 前記コントローラは、
    前記電気モータの所望の出力を表す制御信号を受信し、
    前記制御信号に少なくとも部分的に基づいて、前記複数の位相電流を求めるように構成されている、
    請求項1に記載のモータ駆動システム。
  5. 前記コントローラは、
    前記電気モータのトルクリプルをほぼ0にする、前記回転基準系に関する複数の摂動電流を先ず求めることによって、前記複数の位相電流を求めるように構成されている、
    請求項1に記載のモータ駆動システム。
  6. 前記コントローラは、
    前記逆EMFと、前記ロータ位置と、前記電気モータの所望の出力を表す制御信号とに基づいて、前記複数の摂動電流を求めるように構成されている、
    請求項5に記載のモータ駆動システム。
  7. 前記コントローラは、
    前記複数の摂動電流から、最小ノルムを有している1つのセットを選択するように構成されている、
    請求項6に記載のモータ駆動システム。
  8. 前記コントローラは、
    前記複数の摂動電流の前記1つのセットに基づいて、直接直交位相電流のセットを求め、
    前記直接直交位相電流の前記セットを静的基準系に変換することによって、前記複数の位相電流を取得するように構成されている、
    請求項7に記載のモータ駆動システム。
  9. 前記モータ駆動システムは、さらに、
    前記複数の制御可能なスイッチのうちの少なくとも1つと前記電気モータとの間に配置されている電流センサを備えており、前記電流センサは、前記複数の制御可能なスイッチのうちの少なくとも1つを介して前記電気モータに供給される電流を表す電流信号を生成するように構成されており、
    前記コントローラは、前記電流信号に少なくとも部分的に基づいて、それぞれが前記複数の位相電流のうちの1つを生成するように設計されている、前記電気モータに供給される複数の電圧波形を求めるように構成されている、
    請求項1に記載のモータ駆動システム。
  10. 前記コントローラは、ロータ位置の関数としての前記電気モータのインダクタンスに少なくとも部分的に基づいて、前記電気モータに供給される前記複数の電圧波形を求めるように構成されている、
    請求項9に記載のモータ駆動システム。
  11. 電気モータのためのモータ駆動システムを動作させるための方法において、
    コントローラにおいて、ロータ速度及びロータ位置を表す信号を受信するステップと、
    回転基準系に関する前記ロータ位置の関数としての逆起電力(逆EMF)を表す値を生成するステップと、
    前記値及び前記ロータ位置に少なくとも部分的に基づいて前記電気モータのトルクリプルを低減する複数の位相電流を求めるステップと、
    前記電気モータに前記複数の位相電流を供給するように、複数の制御可能なスイッチを動作させるステップと、
    を備えていることを特徴とする、
    モータ駆動システムを動作させるための方法。
  12. さらに、
    前記複数の位相電流を求める前に、前記回転基準系に関する前記電気モータの特性を表す複数の値を生成するステップと、
    前記電気モータに関する静的基準系において前記複数の位相電流を求めるステップと、を備えている、
    請求項11に記載のモータ駆動システムを動作させるための方法。
  13. さらに、
    静的基準系に関するロータ位置の関数としての逆EMFの事前に求められた値を変換することによって、前記回転基準系に関する前記ロータ位置の関数としての前記逆起電力(逆EMF)を表す値を生成するステップを備えている、
    請求項11に記載のモータ駆動システムを動作させるための方法。
  14. さらに、
    前記電気モータの所望の出力を表す制御信号を受信するステップと、
    前記制御信号に少なくとも部分的に基づいて、前記複数の位相電流を求めるステップと、を備えている、
    請求項11に記載のモータ駆動システムを動作させるための方法。
  15. さらに、
    前記電気モータのトルクリプルをほぼ0にする、前記回転基準系に関する複数の摂動電流を先ず求めることによって、前記複数の位相電流を求めるステップを備えている、
    請求項12に記載のモータ駆動システムを動作させるための方法。
  16. さらに、
    前記逆EMFと、前記ロータ位置と、前記電気モータの所望の出力を表す制御信号とに基づいて、前記複数の位相電流を求めるステップを備えている、
    請求項15に記載のモータ駆動システムを動作させるための方法。
  17. さらに、
    前記複数の摂動電流から、最小ノルムを有している1つのセットを選択するステップを備えている、
    請求項16に記載のモータ駆動システムを動作させるための方法。
  18. さらに、
    前記複数の摂動電流の前記1つのセットに基づいて、直接直交位相電流のセットを求めるステップと、
    前記直接直交位相電流の前記セットを前記静的基準系に変換することによって、前記複数の位相電流を取得するステップと、を備えている、
    請求項17に記載のモータ駆動システムを動作させるための方法。
  19. さらに、
    前記電気モータに供給される電流を表す電流信号を受信するステップと、
    前記電流信号に少なくとも部分的に基づいて、それぞれが前記複数の位相電流のうちの1つを生成するように設計されている、前記電気モータに供給される複数の電圧波形を求めるステップと、を備えている、
    請求項11に記載のモータ駆動システムを動作させるための方法。
  20. さらに、
    ロータ位置の関数としての前記電気モータのインダクタンスに少なくとも部分的に基づいて、前記電気モータに供給される前記複数の電圧波形を求めるステップを備えている、
    請求項19に記載のモータ駆動システムを動作させるための方法。
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