JP2019218091A - 容器構造、及びその展開体 - Google Patents

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貴志子 氣田
Kishiko Kida
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【課題】本発明は、容器形状を維持するための剛性の確保を図った容器構造、及びその展開体を提供することを目的とする。【解決手段】展開体1Aは、矩形状の底壁4と、該底壁の4つの縁a、b、c、dそれぞれに連設される4つの側壁5、6、7、8と、該4つの側壁のうち1つの側壁を介して連設される天壁9と、を備え、底壁、4つの側壁、及び天壁が、同一平面上に位置され、組立て時に容器となる。底壁には、所定の深さの抜き勾配41を含む凹部42が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、容器構造、及びその展開体に関する。
従来、容器は、主板と、該主板の両側に折目を介して連設された一方および他方の側板と、上記一方の側板の端部に折目を介して連設された内側連結片と、上記他方の側板の端部に折目を介して連接された外側連結片と、組立時に対向する一方の側板と他方の側板とに設けられて複数の収容物品を出入れ可能に収容するための複数の区画リブとを備えている。複数の区画リブは、各側板において収容物品の出入れ方向に直交する方向(上下方向)に容器の内部を区画する。容器は、プレス成型等により一体成形される。複数の区画リブが形成されていることで、容器の強度が確保される。
特開2002−68167号公報
しかしながら、従来の容器は、複数の区画リブの突出寸法が、成型時の抜き勾配が不要となる程度の小さい寸法を有して構成されている。このため、容器の強度は確保されるものの、容器形状を維持するための剛性は十分ではない。即ち、容器形状を維持するための剛性の確保が求められている。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、容器形状を維持するための剛性の確保を図った容器構造、及びその展開体を提供することを目的とする。
上記目的は、以下の本発明によって解決される。
即ち、請求項1に記載の本発明は、矩形状の底壁と、該底壁の4つの縁それぞれに連設される4つの側壁と、該4つの側壁のうち1つの側壁を介して連設される天壁と、を備え、 前記底壁、前記4つの側壁、及び前記天壁が、同一平面上に位置され、組立て時に容器となる展開体であって、前記底壁には、所定の深さの抜き勾配を含む凹部が設けられていることを特徴とする展開体である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において、前記凹部の底面には、組立て時に前記天壁に向かって立設された複数の突状部が平行に延在して設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または2に記載の展開体において、前記底壁の各縁、及び、前記1つの側壁と前記天壁との境界に位置する縁を折り目として、前記4つの側壁、及び前記天壁が前記底壁から折り起こされて形成された容器構造である。
請求項1に記載の展開体によれば、底壁には、所定の深さの抜き勾配を含む凹部が設けられている。これによれば、底壁に、所定の深さの抜き勾配を含む凹部が設けられていることにより、組立て状態の容器形状を維持することが可能な剛性を得ることができる。
請求項2に記載の展開体によれば、凹部の底面には、組立て時に天壁に向かって立設された複数の突状部が平行に延在して設けられている。これによれば、より一層、剛性を高めることができる。
請求項3に記載の容器構造によれば、底壁の各縁、及び、1つの側壁と天壁との境界に位置する縁を折り目として、4つの側壁、及び天壁が折り起こされて形成された容器構造である。これによれば、底壁に、所定の深さの抜き勾配を含む凹部が設けられていることにより、組立て時の容器形状を維持することが可能な剛性を得ることができる。
本発明の一実施の形態にかかる展開体を示す斜視図である。 (A)は、前記展開体を示す平面図であり、(B)(C)は、前記展開体をそれぞれ別の方向から見た側面図である。 本発明の一実施の形態にかかる容器構造が組立てられる様子を示す斜視図である。 前記容器構造において、蓋体が箱本体の開口を全開した状態を示す斜視図である。 前記容器構造において、蓋体が箱本体の開口を全閉した状態を示す斜視図である。
以下、本発明、例示的一態様である実施形態にかかる容器構造、及びその展開体を、図1〜図5を参照して説明する。
図1において、符号1Aは、本発明の一実施の形態にかかる容器構造の展開体(展開体)であり、符号1は、本発明の一実施の形態にかかる容器構造である。展開体1Aは、容器構造1を作製するためのものである。また、展開体1Aとは、容器構造1を構成する底壁4、4つの側壁5、6、7、8、及び天壁9を含む全ての部位が、同一平面上に位置した形態のことである。
容器構造1は、熱可塑性樹脂からなる一枚の平板を加熱プレス成型や真空成型により一体成形した展開体1Aを組み立てたものである。容器構造1は、底壁4に対して、4つの側壁5、6、7、8、及び天壁9が折り起こされて構成されている。熱可塑性樹脂としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)またはPC(ポリカーボネート)等の合成樹脂を用いることができる。
容器構造1は、図4、5に示すように、上方に開口20(図4に示す)を有する箱本体2と、この箱本体2の開口20を覆うことが可能な蓋体3と、を一体に備えて構成されている。箱本体2は、矩形状の底壁4と、底壁4から立設されて前後方向に対向する前後の側壁5、6と、底壁4から立設されて左右方向に対向する左右の側壁7、8と、を備えている。
ここで、本実施形態では、図4、5に示すように、組立て状態の容器構造1において、前後の側壁5、6の対向方向を「前後方向」と記し、左右の側壁7、8の対向方向を「左右方向」と記し、前後方向及び左右方向に直交する方向を「高さ方向(上下方向)」と記す場合がある。また、図1、2に示すように、展開体1A(展開状態と記す場合がある)において、底壁4から見て左右の側壁7、8が位置する方向を「左右方向」と記し、底壁4から見て前後の側壁5、6が位置する方向を「前後方向」と記し、前後方向及び左右方向に直交する方向であり、同一平面上に位置する展開体1Aにおける厚み方向を「高さ方向」と記す場合がある。
底壁4は、図1、2に示すように、前後左右の各縁a、b、c、dを含みつつ、各縁a、b、c、dと同一平面上に位置する環状の底壁周縁部40と、勾配部41(抜き勾配と記すこともある)を有する凹部42と、を有して構成されている。
凹部42は、組立て状態の容器形状を維持することが可能な剛性を得るためのものであり、底壁周縁部40の内方(中心側)に連続される勾配部41と、勾配部41の内方に連続されて、凹部42の底を構成する底壁平坦部43と、底壁平坦部43に形成された底壁突状部44(突状部)と、を有して構成されている。
勾配部41は、高さ方向の一方(図1において紙面垂直方向の奥側、図4に示す組立て状態において天壁9から離れた側)に向かうにしたがって底壁周縁部40の面内方に向かうように傾斜して設けられている。勾配部41は、プレス成型の際、展開体1Aから金型をスムーズに抜き取るために形成されたものである。即ち、勾配部41において、その上端(底壁周縁部40)から下端(底壁平坦部43)までの上下寸法T1及び勾配が、金型をスムーズに抜き取るために必要な程度と成るように形成されている。
底壁突状部44は、底壁平坦部43から高さ方向の他方(図1において紙面垂直方向の手前側、図4に示す組立て状態において天壁9に近づく側)に立設して設けられている。底壁突状部44は、平面視が長方形状と成るように形成されている。即ち、底壁突状部44は、前後方向に所定の幅寸法を有し左右方向に直線状に延在形成されている。本実施形態では、底壁突状部44は、前後方向に等間隔をあけて3つ並んで互いに平行に設けられている。
前後の側壁5、6は、図4に示すように、底壁4の前方の縁aから立設される前方の側壁5と、底壁4の後方の縁bから立設される後方の側壁6と、を有して構成されている。
前方の側壁5は、矩形状に形成され、底壁4の前方の縁aに連設されている。前方の側壁5には、その前方の縁eに折返し片10が連設され、その左右の両縁f、fには、一対の第1外壁11、11が連設されている。折返し片10は、組立て状態で、前方の縁eで折り返されて、前方の側壁5の外面に重ねられる。一対の第1外壁11、11は、組立て状態で、後述する左右の側壁本体7A、8Aの各外面に重ねられる。
前方の側壁5は、前後左右の各縁e、a、f、fを含みつつ、各縁a、e、f、fと同一平面上に位置する環状の前方側壁周縁部50と、前方側壁周縁部50に囲まれた部分において、複数の区画リブ51を有して不図示の所定の物品を収容支持する収容部52と、収容部52の左右方向の両側に連続される一対の第1補強壁部53、53と、収容部52と各縁a、eとの間に設けられた一対の直線突条部54と、を有して構成されている。ここで、所定の物品とは、液晶パネルや有機ELパネル等の板状製品のことである。
収容部52は、展開状態において、前方側壁周縁部50から高さ方向の他方(図1において紙面垂直方向の手前側)突出して設けられた台部55と、台部55の頂部に形成された複数の区画リブ51と、を有して構成されている。複数の区画リブ51は、展開状態において、左右方向に等間隔に並んで設けられ、かつ前後方向に直線状に延在形成されている。複数の区画リブ51は、台部55の付け根と頂部との間において、高さ方向の真ん中より頂部側のみに形成されている。即ち、複数の区画リブ51は、台部55の付け根と頂部との間において、高さ方向の真ん中より付け根側には設けられていない。
一対の第1補強壁部53、53は、それぞれ、第1当接部530を有して構成されている。第1当接部530は、展開状態において高さ方向の他方(図1において紙面垂直方向の手前側)に向かうにしたがって、左右方向の内方に向けて傾斜する傾斜面から構成されている。第1当接部530は、前方の側壁5、及び左右の各側壁本体7A、8Aが折り起こされた際に、左右の各側壁本体7A、8Aの後述する第2当接部710に当接可能な位置に形成されている。
後方の側壁6は、矩形状に形成され、底壁4の後方の縁bに連設されている。後方の側壁6の左右の両縁f、fには、一対の第1外壁11、11が連設されている。一対の第1外壁11、11は、組立て状態で、左右の側壁本体7A、8Aの各外面に重ねられる。
後方の側壁6は、前後左右の各縁b、g、h、hを含みつつ、各縁b、g、h、hと同一平面上に位置する環状の後方側壁周縁部60と、後方側壁周縁部60に囲まれた部分において、複数の区画リブ51を有して不図示の所定の物品を収容支持する収容部52と、収容部52の左右方向の両側に連続される一対の第1補強壁部53、53と、収容部52と各縁b、gとの間に設けられた一対の直線突条部54と、を有して構成されている。なお、本実施形態では、後方の側壁6における収容部52、一対の第1補強壁部53、53及び一対の直線突条部54は、前方の側壁5における収容部52、一対の第1補強壁部53、53及び一対の直線突条部54と略同一形状乃至略同一構成に形成されているため、同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
このような収容部52は、前後の側壁5、6が、底壁4の前後の各縁a、bを折り目にして折り起こされて、前後方向に対向配置された際に、前方の側壁5に形成された各区画リブ51と、後方の側壁6に形成された各区画リブ51と、が対向して設けられる。即ち、組立て状態では、左右方向に隣接する区画リブ51間の溝同士が、前後方向に対向して設けられる。そして、前後に対向する溝内に、所定の物品が挿入支持されるようになっている。
左右の側壁7、8は、図4に示すように、底壁4の左方の縁cから立設される左方の側壁7と、底壁4の右方の縁dから立設される右方の側壁8と、を有して構成されている。
左方の側壁7は、図1、2に示すように、底壁4の左方の縁cに連設される矩形状の左方の側壁本体7Aと、前方の側壁5の左方の縁fに連設される第1外壁11と、後方の側壁6の左方の縁hに連設される第2外壁12と、を有して構成されている。左方の側壁7は、組立て時に、左方の側壁本体7Aの外面に第1外壁11が重ねられ、第1外壁11を挟んで左方の側壁本体7Aから離れた側に第2外壁12が重ねられる。
左方の側壁本体7Aは、底壁4が連設される縁cを含みつつ、展開状態において、底壁4の底壁周縁部40、第1外壁11及び、第2外壁12と同一平面上に延在する環状の左方側壁周縁部70と、左方側壁周縁部70に囲まれた部分において、高さ方向の他方(図1において紙面垂直方向の手前側)に突出して設けられた環状の第2補強壁部71と、を有して構成されている。
第2補強壁部71には、組立て状態において、前後の側壁5、6の各第1補強壁部53の第1当接部530に当接可能な位置に、一対の第2当接部710が設けられている。一対の第2当接部710は、組立て状態において、各第1補強壁部53に形成された第1当接部530に当接することで、前後左右の側壁5、6、7、8が、底壁4から略直角に立設された状態を維持する。一対の第2当接部710は、展開状態において、高さ方向の他方(図1において紙面垂直方向の手前側)に向かうにしたがって、左方の側壁本体7Aの前後方向の中心に向けて傾斜する傾斜面から構成されている。
右方の側壁8は、図1、2に示すように、底壁4の右方の縁dに連設される矩形状の右方側壁本体8Aと、前方の側壁5の左方の縁fに連設される第1外壁11と、後方の側壁6の左方の縁hに連設される第2外壁12と、を有して構成されている。右方の側壁8は、組立て状態で、右方の側壁本体8Aの外面に第1外壁11が重ねられ、第1外壁11を挟んで右方の側壁本体8Aから離れた側に第2外壁12が重ねられる。
右方の側壁本体8Aは、底壁4が連設される縁dを含みつつ、展開状態において、底壁4の底壁周縁部40、第1外壁11及び、第2外壁12と同一平面上に延在する環状の右方側壁周縁部80と、右方側壁周縁部80に囲まれた部分において、高さ方向の他方(図1において紙面垂直方向の手前側)に突出して設けられた環状の第2補強壁部71と、を有して構成されている。右方の側壁8における第2補強壁部71は、左方の側壁7における第2補強壁部71と略同一形状乃至略同一構成に形成されているため、同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
各第1外壁11には、コ字状の切込み11aが形成されている。各第2外壁12の先端部には、各第1外壁11の切込み11aに係止可能な係止片120が形成されている。
このような左右の側壁7、8は、組立て状態で、左右の側壁本体7A、8Aの各外面に各第1外壁11、各第2外壁12の順で重ねられ、切込み11aに係止片120を係止させることで、左右の側壁本体7A、8Aの各外面に各第2外壁12、各第1外壁11の順で重なった状態が維持されるようになっている。
蓋体3は、図4に示すように、組立て状態において、底壁4に対向配置される天壁9と、天壁9の前方の縁iから立設されて前方の側壁5に重ねられる第1覆い壁13と、天壁9の左右の各縁jから立設されて左右の各側壁本体7A、8Aに重ねられる一対の第2覆い壁14、14と、を有して構成されている。
天壁9は、図1、2に示すように、後方の側壁6が連設される縁gを含みつつ、展開状態において、第1覆い壁13、及び後述する一対の第2覆い壁本体14A、14Aと同一平面上に延在する環状の天壁周縁部90と、天壁周縁部90に囲まれた部分に設けられた天壁第1平面部91、一対の天壁第2平面部92、及び一対の天壁第3平面部93と、を有して構成されている。一対の天壁第2平面部92、及び一対の天壁第3平面部93は、前後方向に所定の幅寸法を有し左右方向に直線状に延在して設けられている。
展開状態において、一対の天壁第2平面部92は、前後方向の両端部に設けられ、天壁第1平面部91は、一対の天壁第2平面部92の間に設けられている。一対の天壁第3平面部93は、天壁第1平面部91の高さ方向の他方(図1において紙面垂直方向の手前側)の面に前後方向に間隔をあけて設けられている。
図1に示すように、天壁第1平面部91、天壁第2平面部92、及び天壁第3平面部93のうち、天壁第1平面部91の高さ方向の他方(図1において紙面垂直方向の手前側)の面91aが、天壁周縁部90から高さ方向に最も離れた位置に設けられている。また、天壁第1平面部91、天壁第2平面部92、及び天壁第3平面部93のうち、天壁第3平面部93の高さ方向の他方(図1において紙面垂直方向の手前側)の面93aが、天壁周縁部90から高さ方向に最も近い位置に設けられている。天壁第2平面部92は、その高さ方向の他方(図1において紙面垂直方向の手前側)の面92aが、天壁第1平面部91の高さ方向の他方の面91aと天壁第3平面部93の高さ方向の他方の面93aとの間に位置するように設けられている。
一対の第2覆い壁14、14は、それぞれ、第2覆い壁本体14Aと、第1覆い壁13の左右の両縁k、kに連設された舌片15と、を備えている。
第2覆い壁本体14Aには、コ字状の切込み14aが形成されている。各舌片15には、半円状の切込み15aが形成されている。各舌片15は、第1覆い壁13の左右の両縁k、kを折り目として略直角に折られることで、第2覆い壁本体14Aの外面に重ねられる。そして、コ字状の切込み14aに半円状の切込み15aを係止させつつ舌片15の先端部を係止させることで、各舌片15が各第2覆い壁本体14Aに重なった状態が維持されるようになっている。
容器構造1の組立て手順について、図1〜5を参照して説明する。
まず、図1〜3に示すように、展開体1Aの裏面(容器構造1の内面)が上方に位置し、展開体1Aの表面(容器構造1の外面)が下方に位置する向きで、底壁4の各縁a、b、c、dを折り目として、前後の各側壁5、6及び、左右の各側壁本体7A、8Aを折り起こす。前方の側壁5における各第1補強壁部53、53の第1当接部530と、左右の側壁本体7A、8Aにおける各第2補強壁部71、71の各第2当接部710と、が当接する。これと略同時に、前後の各側壁5、6が底壁4から立設され、左右の側壁本体7A、8Aが底壁4から立設される。これにより、当接状態の第1当接部530及び第2当接部710が、底壁4の四隅に立設されて、前後の各側壁5、6及び左右の各側壁本体7A、8Aが、底壁4から略直角に立設された状態が維持される。
この後、前方の側壁5の前方の縁eを折り目として折って、折返し片10を前方の側壁5の外面に重ねる。また、前方の側壁5の左右の各縁fを折り目として折って、各第1外壁11を左右の各側壁本体7A、8Aの各外面に重ねる。そして、各第2外壁12の係止片120が、各第1外壁11の切込み11aを係止する。これにより、左右の側壁本体7A、8Aの各外面に各第2外壁12、各第1外壁11の順で重なった状態が維持される。
こうして、左方の側壁本体7A、第1外壁11、及び第2外壁12を有する左方の側壁7が構成され、右方の側壁本体8A、第1外壁11、及び第2外壁12を有する右方の側壁8が構成される。そして、図4に示すように、底壁4から前後左右の側壁5、6、7、8が立設された箱本体2が形成される。
次に、天壁9の各縁i、j、jを折り目として、第1覆い壁13、各第2覆い壁本体14Aを折り起こす。次に、第1覆い壁13の左右の各縁k、kを折り目として折って、各舌片15を各第2覆い壁本体14Aの各外面に重ねる。そして、コ字状の切込み14aに半円状の切込み15aを係止させつつ、舌片15の先端部を係止させる。各舌片15が各第2覆い壁本体14Aの外面に重なった状態が維持される。こうして、図4、5に示すように、天壁9から第1覆い壁13、一対の第2覆い壁14が立設された蓋体4が形成されて、容器構造1が完成する。容器構造1は、前後の各側壁5、6の各内面に設けられた収容部52が、前後方向に対向して設けられている。容器構造1は、各収容部52の前後に対向する溝内に、所定の物品が上方から挿入されて支持されるように構成される。
上述した実施形態によれば、底壁4には、所定の深さの抜き勾配部41(勾配)を含む凹部42が設けられている。これによれば、底壁4に、所定の深さの抜き勾配部41を含む凹部42が設けられていることにより、組立て状態の容器形状を維持することが可能な剛性を得ることができる。
また、凹部42の底壁平坦部43(凹部の底面)には、組立て時に天壁に9向かって立設された複数の底壁突状部44(突状部)が平行に延在して設けられている。これによれば、より一層、剛性を高めることができる。
上述した実施形態によれば、底壁4の各縁a、b、c、d、及び、後方の側壁6(1つの側壁)と天壁9との境界に位置する縁gを折り目として、4つの側壁5、6、7、8、及び天壁9が折り起こされて形成された容器構造1である。これによれば、底壁4に、所定の深さの抜き勾配部41(勾配)を含む凹部42が設けられていることにより、組立て状態の容器形状を維持することが可能な剛性を得ることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形例も本発明に含まれる。
前記実施形態では、展開体1Aは、熱可塑性樹脂からなる一枚の平板を加熱プレス成型や真空成型により成形されているが、本発明はこれに限定されるものではない。展開体1Aは、射出成形により形成されてもよい。
また、前記実施形態では、底壁突状部44(突状部)は3つ設けられ、3つの底壁突状部44が、前後方向に等間隔をあけて互いに平行に設けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。突状部は、2つ設けられていてもよいし、4つ以上設けられていてもよい。または、底壁突状部は、底壁平坦部43から平面視がH字状に立設されていてもよく、平面視がE字状に立設されていてもよく、平面視がS字状に立設されていてもよく、平面視がX字状に立設されていてもよく、平面視がZ字状に立設されていてもよい。これによれば、上述した実施形態と略同様の効果が奏される。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び、目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 容器構造
1A 展開体
4 底壁
5 前方の側壁(4つの側壁)
6 後方の側壁(4つの側壁)
7 左方の側壁(4つの側壁)
8 右方の側壁(4つの側壁)
9 天壁
41 勾配部(勾配)
42 凹部
43 底壁平坦部(凹部の底面)
44 底壁突状部(突状部)
a 前方の縁(4つの縁)
b 後方の縁(4つの縁)
c 左方の縁(4つの縁)
d 右方の縁(4つの縁)
g 1つの側壁と天壁との境界に位置する縁

Claims (3)

  1. 矩形状の底壁と、該底壁の4つの縁それぞれに連設される4つの側壁と、該4つの側壁のうち1つの側壁を介して連設される天壁と、を備え、
    前記底壁、前記4つの側壁、及び前記天壁が、同一平面上に位置され、組立て時に容器となる展開体であって、
    前記底壁には、所定の深さの抜き勾配を含む凹部が設けられていることを特徴とする展開体。
  2. 前記凹部の底面には、組立て時に前記天壁に向かって立設された複数の突状部が平行に延在して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の展開体。
  3. 請求項1または2に記載の展開体において、前記底壁の各縁、及び、前記1つの側壁と前記天壁との境界に位置する縁を折り目として、前記4つの側壁、及び前記天壁が前記底壁から折り起こされて形成された容器構造。
JP2018116122A 2018-06-19 2018-06-19 容器構造、及びその展開体 Pending JP2019218091A (ja)

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JP2012035891A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Sekisui Plastics Co Ltd 農産物コンテナの内容器

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