JP2019212957A - ユーザ装置及び基地局装置 - Google Patents

ユーザ装置及び基地局装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019212957A
JP2019212957A JP2018104843A JP2018104843A JP2019212957A JP 2019212957 A JP2019212957 A JP 2019212957A JP 2018104843 A JP2018104843 A JP 2018104843A JP 2018104843 A JP2018104843 A JP 2018104843A JP 2019212957 A JP2019212957 A JP 2019212957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
random access
access procedure
edt
base station
user apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018104843A
Other languages
English (en)
Inventor
貴之 五十川
Takayuki Isogawa
貴之 五十川
尚人 大久保
Naohito Okubo
尚人 大久保
隆介 松川
Ryusuke Matsukawa
隆介 松川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2018104843A priority Critical patent/JP2019212957A/ja
Publication of JP2019212957A publication Critical patent/JP2019212957A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】ランダムアクセス手順の成功率を向上させるユーザ装置及び基地局装置を提供する。【解決手段】ユーザ装置200において、送信部210は、ランダムアクセス手順を実行し、ランダムアクセスプリアンブルを基地局装置に送信する。受信部220は、ランダムアクセスプリアンブルに対する応答を基地局装置から受信する。送信部はさらに、ランダムアクセスプリアンブルに対する応答に含まれるデータ送信を指示する情報に基づいてデータを基地局装置に送信する。制御部240は、第1のランダムアクセス手順に失敗した場合、第1の送信部が送信するランダムアクセスプリアンブルを変更して第2のランダムアクセス手順を実行する。【選択図】図12

Description

本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置及び基地局装置に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、スループットを抑え、モデムの複雑性低下による端末コスト削減及び極めて低い消費電力を実現するNB−IoT(Narrow Band - Internet of Things)、及び、Cat.Mが検討されている(例えば非特許文献1)。NB−IoTにおいては、例えば、帯域幅を200kHz以下に制限しながら、信号を繰り返し送信する技術を採用し、カバレッジの増大が実現される。Cat.Mにおいては、例えば、帯域幅を6RB(Resource Block)以下に制限しながら、信号を繰り返し送信する技術を採用し、カバレッジの増大が実現される(例えば非特許文献2)。
NB−IoT端末又はカテゴリM端末であるBL/CE UE(Bandwidth-reduced Low-complexity or Coverage Enhanced User Equipment)の運用において、ユーザ装置は、初期アクセスに必要な情報を基地局装置から受信し、ランダムアクセスを行う。初期アクセスに必要な情報には、RACH(Random Access Channel)リソース及びプリアンブル信号形式を特定する情報が含まれる。また、NB−IoT端末又はカテゴリM端末であるユーザ装置からは上り通信が主として利用されることが3GPPで想定されている。そのため、ユーザ装置から上りデータ送信を早期に開始する技術であるEDT(Early Data Transmission)が検討されている。EDTによって、初期アクセス手順におけるRACHメッセージ3で、ユーザ装置は基地局装置に上りデータを送信することができる。
3GPP TS 36.211 V15.1.0(2018−03) 3GPP TS 36.213 V15.1.0(2018−03)
EDTを行う初期アクセスにおいて、ユーザ装置がランダムアクセス手順に失敗してランダムアクセスプリアンブルを再送するとき、EDTを継続するとランダムアクセス手順の成功率が低下する懸念がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ランダムアクセス手順の成功率を向上させることを目的とする。
開示の技術によれば、ランダムアクセス手順を実行するユーザ装置であって、ランダムアクセスプリアンブルを基地局装置に送信する第1の送信部と、前記ランダムアクセスプリアンブルに対する応答を前記基地局装置から受信する受信部と、前記ランダムアクセスプリアンブルに対する応答に含まれるデータ送信を指示する情報に基づいてデータを前記基地局装置に送信する第2の送信部と、第1のランダムアクセス手順に失敗した場合、前記第1の送信部が送信するランダムアクセスプリアンブルを変更して第2のランダムアクセス手順を実行する制御部とを有するユーザ装置が提供される。
開示の技術によれば、ランダムアクセス手順の成功率を向上させることができる。
本発明の実施の形態における通信システムを説明するための図である。 初期アクセス手順の例を説明するためのシーケンス図である。 ランダムアクセスプリアンブルの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における初期アクセス手順の例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態におけるランダムアクセスプリアンブルの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例(1)を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例(2)を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例(3)を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例(4)を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例(5)を説明するための図である。 本発明の実施の形態における基地局装置100の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ装置200の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局装置100又はユーザ装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
本発明の実施の形態の無線通信システムの動作にあたっては、適宜、既存技術が使用される。ただし、当該既存技術は、例えば既存のLTEであるが、既存のLTEに限られない。また、本明細書で使用する用語「LTE」は、特に断らない限り、LTE−Advanced、及び、LTE−Advanced以降の方式(例:NR又は5G)を含む広い意味を有するものとする。
また、以下で説明する本発明の実施の形態では、既存のLTEで使用されているSS(Synchronization Signal)、PSS(Primary SS)、SSS(Secondary SS)、PBCH(Physical broadcast channel)、PRACH(Physical RACH)、DL(Downlink)、UL(Uplink)等の用語を使用している。これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。
また、本発明の実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよいし、又はそれ以外(例えば、Flexible Duplex等)の方式でもよい。
また、以下の説明において、送信ビームを用いて信号を送信することは、プリコーディングベクトルが乗算された(プリコーディングベクトルでプリコードされた)信号を送信することとしてもよい。同様に、受信ビームを用いて信号を受信することは、所定の重みベクトルを受信した信号に乗算することであってもよい。また、送信ビームを用いて信号を送信することは、特定のアンテナポートで信号を送信することであってもよい。同様に、受信ビームを用いて信号を受信することは、特定のアンテナポートで信号を受信することであってもよい。アンテナポートとは、3GPPの規格で定義されている論理アンテナポート又は物理アンテナポートを指す。
なお、送信ビーム及び受信ビームの形成方法は、上記の方法に限られない。例えば、複数アンテナを備える基地局装置100又はユーザ装置200において、それぞれのアンテナの角度を変える方法を用いてもよいし、プリコーディングベクトルを用いる方法とアンテナの角度を変える方法を組み合わせる方法を用いてもよいし、異なるアンテナパネルを切り替えて利用してもよいし、複数のアンテナパネルを合わせて使う方法を組み合わせる方法を用いてもよいし、その他の方法を用いてもよい。また、例えば、高周波数帯において、複数の互いに異なる送信ビームが使用されてもよい。複数の送信ビームが使用されることを、マルチビーム運用といい、ひとつの送信ビームが使用されることを、シングルビーム運用という。
また、本発明の実施の形態において、無線パラメータ等が「設定される」とは、所定の値が予め設定(Pre-configure)又は規定されることであってもよいし、基地局装置100又はユーザ装置200から通知される無線パラメータが設定されることであってもよい。
図1は、本発明の実施の形態における通信システムを説明するための図である。本発明の実施の形態における無線通信システムは、図1に示されるように、基地局装置100及びユーザ装置200を含む。図1には、基地局装置100及びユーザ装置200が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
基地局装置100は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置200と無線通信を行う通信装置である。図1に示されるように、基地局装置100は、同期信号及びシステム情報をユーザ装置200に送信する。同期信号は、例えば、PSS及びSSSである。システム情報は、例えば、PBCHにて送信される。また、システム情報は、報知情報ともいう。基地局装置100及びユーザ装置200とはいずれも、ビームフォーミングが適用された信号の送受信を行うことが可能である。
ユーザ装置200は、NB−IoT又はカテゴリMに対応する通信用モジュールであり、また、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置であってもよい。ユーザ装置200は、基地局装置100に無線接続し、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。初期アクセスの段階において、図1に示されるように、ユーザ装置200は、ランダムアクセスのプリアンブル信号を基地局装置100に送信する。当該ランダムアクセスは、基地局装置100から受信したPBCHによるシステム情報に加え、PDSCH(Physical downlink shared channel)によるシステム情報に基づいて行われる。また、ユーザ装置200は、基地局装置から受信したUL(Uplink)のスケジューリングに基づいて、UL送信を行う。なお、ユーザ装置200は、NB−IoT端末又はカテゴリM端末を含む。本発明の実施の形態における「IoT端末」は、NB−IoT端末又はカテゴリM端末を示す。また、本資料においては特に断りがない限り、NB−IoT端末に適用されるNPDSCH(Narrowband Physical Downlink Shared Channel)をPDSCH、NPDCCH(Narrowband Physical Downlink Control Channel)をPDCCH、NPBCH(Narrowband Physical Broadcast Channel)をPBCH、NPUSCH(Narrowband Physical Uplink Shared Channel)をPUSCH、NPRACH(Narrowband Physical Random Access Channel)をPRACHとして表記する。
図2は、初期アクセス手順の例を説明するための図である。図2は、初期アクセスのシーケンスの一例を示す図である。eNBすなわち基地局装置100は、PSS、SSS及びPBCHを、UEすなわちユーザ装置200に送信する。PBCHには、システム情報の一部が含まれる。
ユーザ装置200は、基地局装置100から送信されるPSSを受信して、初期の時間及び周波数同期及びセルID(identity)の一部の特定に少なくとも使用する。また、ユーザ装置200は、基地局装置100から送信されるSSSを受信して、少なくともセルIDの一部の特定に使用する。また、ユーザ装置200は、基地局装置100から送信されるPBCHを受信して、初期アクセスに必要なシステム情報の一部、例えば、システムフレーム番号(SFN:System Frame Number)及び他のシステム情報を取得するための情報等を取得する。当該他のシステム情報は、PDSCHを介して受信されてもよく、ランダムアクセス手順を実行するためのリソース、すなわち、周波数領域及び時間領域で特定されるRACHリソース及びプリアンブルフォーマット等を特定する情報が含まれる。
ステップS11「Random Access Preamble」において、ユーザ装置200は、特定されたRACHリソースで、プリアンブルを送信しランダムアクセス手順を開始する。ステップS11でユーザ装置200から送信されるランダムアクセスプリアンブルを、「メッセージ1(Msg1)」と呼んでもよい。
続いて、ステップS12「Random Access Response」において、基地局装置100は、ランダムアクセスレスポンスをユーザ装置200に送信する。ランダムアクセスレスポンスは、ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、PDCCHにてRA−RNTI(Random Access - Radio Network Temporary Identifier)宛てに送信され、少なくともランダムアクセスプリアンブルの識別子、タイミングアライメント、初期上りリンクグラント及びテンポラリC−RNTI(Temporary Cell - Radio Network Temporary Identifier)を含む。ステップS12で基地局装置100から送信されるランダムアクセスレスポンスを、「メッセージ2(Msg2)」と呼んでもよい。
続いて、ステップS13「Random Access connection request」において、ユーザ装置200は、ランダムアクセスレスポンスに含まれる上りリンクグラントに基づいて、上りリンク送信を行う。上りリンク送信において、少なくともRRC(Radio Resource Control)接続要求、NAS(Non-Access Stratum)UE(User Equipment)識別子が送信され、NB−IoTにおいては、後続する送信のSRB(Signalling Radio Bearer)又はDRB(Data Radio Bearer)でのデータ量を示す通知が送信されてもよい。ステップS13でユーザ装置200から送信される上りリンク送信を、「メッセージ3(Msg3)」と呼んでもよい。
続いて、ステップS14「Random Access setup」において、基地局装置100からユーザ装置200に、PDCCHにてテンポラリC−RNTI宛てに、RRC接続確立のための制御情報及びステップS13でユーザ装置200から送信された所定のMAC(Medium Access Control)制御要素が送信される。当該MAC制御要素は、衝突解決(Contention resolution)に用いられる。なお、衝突解決は、衝突型ランダムアクセス手順が実行されるときに行われ、非衝突型ランダムアクセス手順が実行されるときには行われなくてよい。ユーザ装置200は、当該MAC制御要素がステップS13で送信したデータの一部又は全部と合致した場合、ランダムアクセスが成功したとみなし、テンポラリC−RNTIをC−RNTIとする。
続いて、ステップS15「Random Access setup complete」において、ユーザ装置200は、RRC接続確立完了のメッセージを基地局装置100に送信する。続いて、基地局装置100は、上りリンク送信のスケジューリングを示す「UL Grant」をユーザ装置200に送信する(S16)。続いて、ユーザ装置200は、「UL Grant」により割り当てられたPUSCHのリソースを用いて、上りリンクデータを基地局装置100に送信する。
図3は、ランダムアクセスプリアンブルの構成例を示す図である。図3に示されるように、RACHで送信されるランダムアクセスプリアンブルは、衝突型ランダムアクセス用と非衝突型ランダムアクセス用とに分類される。当該分類は、ランダムアクセスプリアンブルが有するインデックスの範囲で分類されてもよい。
図2で説明したように衝突型ランダムアクセス用プリアンブルが使用される衝突型ランダムアクセス手順においては、複数のユーザ装置200から同一の衝突型ランダムアクセスプリアンブルが送信される可能性があるため、衝突解決が行われる。一方、非衝突型ランダムアクセス用プリアンブルが使用される非衝突型ランダムアクセス手順においては、ネットワークから初期アクセスに使用される非衝突型ランダムアクセス用プリアンブルがユーザ装置200に指定されるため、衝突解決は不要である。
図4は、本発明の実施の形態における初期アクセス手順の例を説明するための図である。図4において、EDTを行う場合のランダムアクセス手順を説明する。EDTは、低遅延技術を実現するものであり、上りデータ送信を早期に送信することを目的とし、ランダムアクセス手順におけるメッセージ3で、ユーザ装置200から上りデータ送信が可能となる。
ステップS21「報知情報」において、eNBすなわち基地局装置100から送信されるPBCHに含まれる報知情報を受信して、初期アクセスに必要なシステム情報の一部、例えば、システムフレーム番号及び他のシステム情報を取得するための情報等を取得する。当該他のシステム情報は、PDSCHを介して受信されてもよく、ランダムアクセスプリアンブルを含むランダムアクセス手順を実行するためのリソースを特定する情報等が含まれる。ここで、EDT用のランダムアクセスに使用されるリソースが報知情報に含まれる。ユーザ装置200は、自装置がEDT対応端末である場合、EDT用のランダムアクセスプリアンブルを含むRACHリソースに係る情報を取得する。なお、ステップS21において、基地局装置100から初期アクセスに係る情報をユーザ装置200に通知する手段は、報知情報に限られない。例えば、基地局装置100から初期アクセスに係る情報をユーザ装置200に通知する手段は、個別のシグナリングでもよいし、報知情報以外のブロードキャストであってもよい。
ステップS22「Random Access Preamble」において、UEすなわちユーザ装置200は、特定されたRACHリソースで、EDT用のランダムアクセスプリアンブルを送信しランダムアクセス手順を開始する。ステップS22でユーザ装置200から送信されるランダムアクセスプリアンブルを、「メッセージ1(Msg1)」と呼んでもよい。
続いて、ステップS23「Random Access Response+データ送信指示」において、基地局装置100は、ランダムアクセスレスポンスをユーザ装置200に送信する。ここで、ステップS22において、基地局装置100は、EDT用のランダムアクセスプリアンブルを受信しているため、ランダムアクセスレスポンスに加えて、上りデータ割り当ても実施する。ステップS23で基地局装置100から送信されるランダムアクセスレスポンスを、「メッセージ2(Msg2)」と呼んでもよい。
続いて、ユーザ装置200は、ステップS23で受信した「データ送信指示」により割り当てられたPUSCHのリソースを用いて、上りリンクデータを基地局装置100に送信する(S24)。
上記のように、EDTを行う場合のランダムアクセス手順においては、ランダムアクセス手順におけるメッセージ3の段階で、ユーザ装置200は、上りリンクデータの送信を基地局装置100に実行することができる。すなわち、図2で説明したランダムアクセス手順よりも早い段階で上りリンクデータの送信を開始することができる。
図5は、本発明の実施の形態におけるランダムアクセスプリアンブルの構成例を示す図である。図5に示されるように、EDTに対応する無線システムにおいてRACHで送信されるランダムアクセスプリアンブルは、衝突型ランダムアクセス用とEDT用と非衝突型ランダムアクセス用とに分類される。当該分類は、ランダムアクセスプリアンブルが有するインデックスの範囲で分類されてもよい。
衝突型ランダムアクセス用プリアンブルと非衝突型ランダムアクセス用プリアンブルは、図3で説明したランダムアクセスプリアンブルと同様である。一方、EDT用プリアンブルは、図4で説明したように、ユーザ装置200から基地局装置100に送信されると、基地局装置100は、メッセージ2の段階で、ランダムアクセスレスポンスに加えて、上りリンクデータ送信指示も行う。
ここで、EDT用プリアンブルをユーザ装置200が使用するか否かは、ユーザ装置200がEDT機能に対応しているか否かに依存する。すなわち、仮にすべてのユーザ装置200が、EDT機能に対応している場合は、EDT用プリアンブルが集中的に使用されるため、プリアンブル衝突による呼接続の遅延が懸念される。
また、IoT端末は、データをネットワークに1日に1回程度の頻度で送信すると想定されている。したがって、IoT端末であるユーザ装置200に対してEDT用のプリアンブルを含むRACHリソースを確保した場合、当該RACHリソースは他のユーザ装置200が利用できないため、IoT端末に確保したRACHリソースの使用効率が低下する。
また、EDTを実行するユーザ装置200が、大きなデータを図4に示されるステップS24で送信する場合、通信環境によっては基地局装置100と疎通しない可能性がある。
そこで、ユーザ装置200は、上りデータ量が多い場合のみ、EDT用RACHリソースを使用してもよい。すなわち、ユーザ装置200は、自装置の上りデータ滞留量を測定してEDT用RACHリソースを使用するか否かを判定する。上りデータ滞留量が多い場合、ユーザ装置200はEDT用RACHリソースを使用してランダムアクセス手順を行う。
EDT用RACHリソースを使用するか否かの判定に使用される上りデータ滞留量閾値は、予め規定された値でもよいし、例えば、報知情報でEDT発信するための上りデータ滞留量閾値(ビット数、例えば500ビット等)をユーザ装置200に報知してもよい。ここで、例えば、セル又は基地局装置100に接続されるIoT端末数に基づいて、当該閾値は変更されてもよい。すなわち、IoT端末数が多い場合、上りデータ滞留量閾値を増加させ、IoT端末数が少ない場合、上りデータ滞留量閾値を減少させてもよい。すなわち、IoT端末数が少ない場合は、EDT用RACHリソースが集中して使用されてもよい。
また、ユーザ装置200は、所定の通信品質以上である場合に、EDT用RACHリソースを使用してもよい。すなわち、ユーザ装置200は、自装置の通信品質を測定し、EDT用RACHリソースを使用するか否かを判定する。自装置の通信品質が所定の通信品質以上である場合、ユーザ装置200はEDT用RACHリソースを使用してランダムアクセス手順を行う。例えば、通信品質の判定をCE(Coverage Enhancement)レベルによって行い、CEレベルが大きいユーザ装置200は、EDT用RACHリソースを使用しないようにしてもよい。CEレベルとは、ユーザ装置200が対応するカバレッジを拡張することができるように無線パラメータを変更する度合いを示すレベルであり、例えば、繰り返し送信の回数に対応する。また、通信品質の判定をRSRP(Reference Signals Received Power)又はパスロスによって行ってもよい。
EDT用RACHリソースを使用するか否かの判定に使用される所定の通信品質に係る閾値は、予め規定された値でもよいし、例えば、報知情報でEDT発信するためのCEレベル閾値又はRSRP閾値をユーザ装置200に報知してもよい。ここで、例えば、セル又は基地局装置100に接続されるIoT端末数に基づいて、当該閾値は変更されてもよい。すなわち、IoT端末数が多い場合、CEレベル閾値を小さくするか又はRSRP閾値を大きくしてもよいし、IoT端末数が少ない場合、CEレベル閾値を大きくするか又はRSRP閾値を小さくしてもよい。すなわち、IoT端末数が少ない場合は、EDT用RACHリソースが集中して使用されてもよい。
また、ユーザ装置200は、メッセージ3で送信した上りデータの再送時、TBS(Transport Block Size)を初回送信時よりも小さくしてもよい。例えば、ユーザ装置200は、TBSがEDT送信時1000ビットであって初回送信時に疎通しなかった場合、再送時のTBSを数百ビット程度に減少させてもよい。基地局装置100は、ランダムアクセスレスポンスとともに送信する上りデータ送信指示において、TBSをユーザ装置200に指定してもよい。また、ユーザ装置200は、EDTによるメッセージ3が疎通しなかった場合、EDTによるデータを含まない通常のメッセージ3を送信してもよい。
また、ユーザ装置200は、EDTによるメッセージ1が疎通しなかった場合、EDT用プリアンブルではない通常のプリアンブルを使用してメッセージ1を送信してもよい。例えば、メッセージ1の送信が所定の回数失敗した場合、次の再送は、Non−EDT用プリアンブル及びNon−EDT用RACHリソースを使用してランダムアクセス手順を行ってもよい。「Non−EDT」は、EDTを行わない通常のランダムアクセスを行うことを示す。当該所定の回数は変更されてもよい。すなわち、IoT端末数が多い場合、所定の回数を減少させ、IoT端末数が少ない場合、所定の回数を増加させてもよい。すなわち、IoT端末数が少ない場合は、EDT用RACHリソースが集中して使用されてもよい。
また、ユーザ装置200は、EDTによるメッセージ3が疎通しなかった場合、次の再送は、Non−EDT用プリアンブル及びNon−EDT用RACHリソースを使用してメッセージ1からランダムアクセス手順を行ってもよい。
上記のEDTによるメッセージ1又はメッセージ3が疎通しなかった場合のNon−EDT用プリアンブル及びNon−EDT用RACHリソースを使用したランダムアクセスへのフォールバックを行うか否かを示す情報は、報知情報でユーザ装置200に通知されてもよい。また、基地局装置100は、ランダムアクセスレスポンスに含めて、Non−EDT用プリアンブル及びNon−EDT用RACHリソースを使用したランダムアクセスへのフォールバックを行うか否かを示す情報をユーザ装置200に通知してもよい。
なお、上述の実施例は、ランダムアクセス手順におけるメッセージ3を送信させるランダムアクセスレスポンスに適用できる技術である。したがって、発着信に限られず、ハンドオーバ又はスケジューリングトリガによるランダムアクセスレスポンス等、あらゆるランダムアクセス手順に適用することができる。
また、ユーザ装置200がEDT用プリアンブルを基地局装置100に送信した場合、図4で説明したステップS23「Random Access Response+データ送信指示」すなわちメッセージ2の段階で、基地局装置100は、ランダムアクセスレスポンスに加えて、大きなTBSが割り当てられた上りリンクデータ送信指示をユーザ装置200に送信する。ユーザ装置200は、図4で説明したステップS24において、大きなTBSが割り当てられた上りリンクデータを基地局装置100に送信する。なお、TBSは、例えば、数百ビットから1000ビット程度であってもよい。基地局装置100は、ユーザ装置200から受信したメッセージ3を所定のサイズでブラインドデコードしてもよい。
ここで、EDT用に大きなTBSが割り当てられたメッセージ3の送信に失敗する等により、EDT用のプリアンブルの再送回数が上限回数を超過した場合、ランダムアクセス手順が失敗したと判定される。なお、EDT用のプリアンブルの再送回数の上限回数は、1回でもよいし、任意の回数が設定されてもよい。
表1は、EDT用ランダムアクセス手順が失敗したときのユーザ装置200の動作を示すテーブルである。
Figure 2019212957
図6は、本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例(1)を説明するための図である。図6において、表1に示される「制御方法#1」のEDT用ランダムアクセス手順を説明する。
図6に示されるように、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順が失敗した場合、EDT用ランダムアクセス手順を継続する。ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順が失敗した場合、CEレベルを1又は複数レベル上げて、次のEDT用ランダムアクセス手順を開始してもよい。例えば、ユーザ装置200は、CEレベル0でEDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、次のEDT用ランダムアクセス手順をCEレベル1又はCEレベル2で開始してもよい。なお、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、プリアンブル送信試行あたりのプリアンブル送信繰り返し回数(Repetition回数)を、次のEDT用ランダムアクセス手順において増加させてもよい。
図7は、本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例(2)を説明するための図である。図7において、表1に示される「制御方法#2−a」のEDT用ランダムアクセス手順を説明する。
図7に示されるように、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順が失敗した場合、Non−EDT用ランダムアクセス手順にフォールバックする。Non−EDT用ランダムアクセス手順においては、ユーザ装置200は、EDT用プリアンブルではなく衝突型ランダムアクセス用プリアンブル又は非衝突型ランダムアクセス用プリアンブルを基地局装置100に送信する。ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順が失敗した場合、CEレベルを維持して、次のNon−EDT用ランダムアクセス手順を開始してもよい。例えば、ユーザ装置200は、CEレベル0でEDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、次のNon−EDT用ランダムアクセス手順をCEレベル0で開始してもよい。さらに、当該Non−EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、次のNon−EDT用ランダムアクセス手順をCEレベルを上げて実行してもよい。なお、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、プリアンブル送信試行あたりのプリアンブル送信繰り返し回数を、次のNon−EDT用ランダムアクセス手順において増加させてもよい。
図8は、本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例(3)を説明するための図である。図8において、表1に示される「制御方法#2−b」のEDT用ランダムアクセス手順を説明する。
図8に示されるように、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順が失敗した場合、Non−EDT用ランダムアクセス手順にフォールバックする。Non−EDT用ランダムアクセス手順においては、ユーザ装置200は、EDT用プリアンブルではなく衝突型ランダムアクセス用プリアンブル又は非衝突型ランダムアクセス用プリアンブルを基地局装置100に送信する。ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順が失敗した場合、CEレベルを1又は複数レベル上げて、次のNon−EDT用ランダムアクセス手順を開始してもよい。例えば、ユーザ装置200は、CEレベル0でEDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、次のNon−EDT用ランダムアクセス手順はCEレベル1又はCEレベル2で開始してもよい。さらに、当該Non−EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、次のNon−EDT用ランダムアクセス手順をCEレベルを上げて実行してもよい。なお、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、プリアンブル送信試行あたりのプリアンブル送信繰り返し回数を、次のNon−EDT用ランダムアクセス手順において増加させてもよい。
図9は、本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例(4)を説明するための図である。図9において、表1に示される「制御方法#3−a」のEDT用ランダムアクセス手順を説明する。
図9に示されるように、ユーザ装置200は、所定の回数EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、Non−EDT用ランダムアクセス手順にフォールバックする。Non−EDT用ランダムアクセス手順においては、ユーザ装置200は、EDT用プリアンブルではなく衝突型ランダムアクセス用プリアンブル又は非衝突型ランダムアクセス用プリアンブルを基地局装置100に送信する。ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順が失敗した場合、CEレベルを1又は複数レベル上げて、次のEDT用ランダムアクセス手順を開始してもよい。ユーザ装置200は、所定の回数EDT用ランダムアクセス手順が失敗した場合、CEレベルを維持して、次のEDT用ランダムアクセス手順を開始してもよい。例えば、ユーザ装置200は、CEレベル0でEDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、次のEDT用ランダムアクセス手順をCEレベル1で実行し、当該EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、次のNon−EDT用ランダムアクセス手順をCEレベル1で実行し、当該Non−EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、次のNon−EDT用ランダムアクセス手順をCEレベル2で実行してもよい。なお、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、プリアンブル送信試行あたりのプリアンブル送信繰り返し回数を、次のEDT用ランダムアクセス手順又はNon−EDT用ランダムアクセス手順において増加させてもよい。
図10は、本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例(5)を説明するための図である。図10において、表1に示される「制御方法#3−b」のEDT用ランダムアクセス手順を説明する。
図10に示されるように、ユーザ装置200は、所定の回数EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、Non−EDT用ランダムアクセス手順にフォールバックする。Non−EDT用ランダムアクセス手順においては、ユーザ装置200は、EDT用プリアンブルではなく衝突型ランダムアクセス用プリアンブル又は非衝突型ランダムアクセス用プリアンブルを基地局装置100に送信する。ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順が失敗した場合、CEレベルを1又は複数レベル上げて、次のEDT用ランダムアクセス手順を開始してもよい。ユーザ装置200は、所定の回数EDT用ランダムアクセス手順が失敗した場合、CEレベルを1又は複数レベル上げて、次のEDT用ランダムアクセス手順を開始してもよい。例えば、ユーザ装置200は、CEレベル0でEDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、次のEDT用ランダムアクセス手順をCEレベル1で実行し、当該EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、次のNon−EDT用ランダムアクセス手順をCEレベル2で実行してもよい。なお、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、プリアンブル送信試行あたりのプリアンブル送信繰り返し回数を、次のEDT用ランダムアクセス手順又はNon−EDT用ランダムアクセス手順において増加させてもよい。
なお、以下に記載する値を制御パラメータとして上記の各制御方法に適用してもよい。
1)EDT用ランダムアクセス手順からNon−EDT用ランダムアクセス手順にフォールバックするまでのEDT用ランダムアクセス手順の失敗回数
2)EDT用ランダムアクセス手順からNon−EDT用ランダムアクセス手順にフォールバックするまでのEDT用プリアンブルの送信試行回数
3)EDT用ランダムアクセス手順においてCEレベルを1又は複数レベル上げるまでのEDT用ランダムアクセス手順の失敗回数
4)EDT用ランダムアクセス手順においてCEレベルを1又は複数レベル上げるまでのEDT用プリアンブルの送信試行回数
なお、上記2)及び4)の送信試行回数は、プリアンブル送信試行あたりのプリアンブル送信繰り返し回数(Repetition回数)を含まなくてもよいし、含んでもよい。上記各制御パラメータは、予め設定又は規定されてもよいし、基地局装置100からユーザ装置200に通知されてもよい。
なお、上記の制御方法2−a、制御方法2−b、制御方法3−a又は制御方法3−bにおいて、ユーザ装置200がNon−EDT用ランダムアクセス手順にフォールバックしたときに使用するCEレベルは、RSRP閾値に基づいて選択されてもよい。
なお、上記の各制御方法のいずれを適用するかを示す情報を、基地局装置100はユーザ装置200に送信してもよい。ユーザ装置200は基地局装置100から受信した当該情報に基づいて、適用する制御方法を選択する。
なお、CEレベルは、レベル0からレベル2に限定されず、レベル0からレベル3であってもよいし、さらに多くのレベルが定義されてもよい。
上述の実施例により、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、Non−EDT用ランダムアクセス手順にフォールバックすることができる。また、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、CEレベルをランピングしてEDT用ランダムアクセス手順を行うことができる。また、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、CEレベルを維持又はランピングしてNon−EDT用ランダムアクセス手順を行うことができる。
すなわち、ランダムアクセス手順の成功率を向上させることができる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局装置100及びユーザ装置200の機能構成例を説明する。基地局装置100及びユーザ装置200は上述した実施例を実施する機能を含む。ただし、基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、実施例の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。
<基地局装置100>
図11は、基地局装置100の機能構成の一例を示す図である。図11に示されるように、基地局装置100は、送信部110と、受信部120と、設定情報管理部130と、初期アクセス処理部140とを有する。図11に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部110は、ユーザ装置200側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、ユーザ装置200から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、ユーザ装置200へPSS、SSS、PBCH、DL/UL制御信号等を送信する機能を有する。また、例えば、送信部110は、ユーザ装置200に初期アクセスに使用される情報を含む報知情報又はULスケジューリングを送信し、受信部120は、ユーザ装置200からランダムアクセスプリアンブルを受信する機能を有する。
設定情報管理部130は、予め設定される設定情報、及び、ユーザ装置200に送信する各種の設定情報を格納する。設定情報の内容は、例えば、初期アクセスの送受信パラメータに係る情報等である。
初期アクセス処理部140は、実施例において説明したように、ユーザ装置200に初期アクセスに使用される情報を通知し、ユーザ装置200から送信されるEDT又はNon−EDTの初期アクセスに係るメッセージ1及びメッセージ3受信時の処理、メッセージ2の送信等を実行する。
<ユーザ装置200>
図12は、ユーザ装置200の機能構成の一例を示す図である。図12に示されるように、ユーザ装置200は、送信部210と、受信部220と、設定情報管理部230と、測定制御部240とを有する。図12に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部220は、基地局装置100から送信されるPSS、SSS、PBCH、DL/UL制御信号等を受信する機能を有する。また、例えば、送信部210は、PRACH、PUSCH等を基地局装置100に送信する機能を有する。
設定情報管理部230は、受信部220により基地局装置100又はユーザ装置200から受信した各種の設定情報を格納する。また、設定情報管理部230は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、初期アクセスの送受信パラメータに係る情報等である。
初期アクセス制御部240は、実施例において説明したように、ユーザ装置200から基地局装置100に送信するEDT又はNon−EDTの初期アクセスに係るランダムアクセスプリアンブル及びメッセージを生成する。また、初期アクセス制御部240は、基地局装置100から初期アクセスに係る情報を受信して、当該情報に基づいてユーザ装置200の送受信を制御する。初期アクセス制御部240における信号送信に関する機能部を送信部210に含め、初期アクセス制御部240における信号受信に関する機能部を受信部220に含めてもよい。
(ハードウェア構成)
上述の本発明の実施の形態の説明に用いた機能構成図(図11及び図12)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、例えば、本発明の一実施の形態における基地局装置100及びユーザ装置200はいずれも、本発明の実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図13は、本発明の実施の形態に係る基地局装置100又はユーザ装置200である無線通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007等を含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局装置100及びユーザ装置200のハードウェア構成は、図に示した1001〜1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局装置100及びユーザ装置200における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、補助記憶装置1003及び/又は通信装置1004から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図11に示した基地局装置100の送信部110、受信部120、設定情報管理部130、初期アクセス処理部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図12に示したユーザ装置200の送信部210と、受信部220と、設定情報管理部230、初期アクセス制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つで構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つで構成されてもよい。補助記憶装置1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び/又は補助記憶装置1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュール等ともいう。例えば、基地局装置100の送信部110及び受信部120は、通信装置1004で実現されてもよい。また、ユーザ装置200の送信部210及び受信部220は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、ランダムアクセス手順を実行するユーザ装置であって、ランダムアクセスプリアンブルを基地局装置に送信する第1の送信部と、前記ランダムアクセスプリアンブルに対する応答を前記基地局装置から受信する受信部と、前記ランダムアクセスプリアンブルに対する応答に含まれるデータ送信を指示する情報に基づいてデータを前記基地局装置に送信する第2の送信部と、第1のランダムアクセス手順に失敗した場合、前記第1の送信部が送信するランダムアクセスプリアンブルを変更して第2のランダムアクセス手順を実行する制御部とを有するユーザ装置が提供される。
上記の構成により、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、Non−EDT用ランダムアクセス手順にフォールバックすることができる。また、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、CEレベルをランピングしてEDT用ランダムアクセス手順を行うことができる。また、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、CEレベルを維持又はランピングしてNon−EDT用ランダムアクセス手順を行うことができる。すなわち、ランダムアクセス手順の成功率を向上させることができる。
第1のランダムアクセス手順に失敗し、前記第1の送信部が送信するランダムアクセスプリアンブルを変更した第2のランダムアクセス手順において、前記第2の送信部はデータの送信を行わなくてもよい。当該構成により、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、Non−EDT用ランダムアクセス手順にフォールバックすることができる。
第1のランダムアクセス手順に失敗し、前記第1の送信部が送信するランダムアクセスプリアンブルを変更した第2のランダムアクセス手順において、適用するCE(Coverage Enhancement)レベルを、前記第1のランダムアクセス手順におけるCEレベルと同一にするか又はCEレベルを上げてもよい。当該構成により、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、CEレベルを維持又はランピングしてNon−EDT用ランダムアクセス手順を行うことができる。
第1のランダムアクセス手順に失敗し、前記第1の送信部が送信するランダムアクセスプリアンブルを変更した第2のランダムアクセス手順において、適用するCEレベルをRSRPに基づいて決定してもよい。当該構成により、ユーザ装置200は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、CEレベルをRSRP閾値に基づいて決定しNon−EDT用ランダムアクセス手順を行うことができる。
第1のランダムアクセス手順を所定の回数失敗した場合、前記第1の送信部が送信するランダムアクセスプリアンブルを変更して第2のランダムアクセス手順を実行してもよい。当該構成により、ユーザ装置200は、所定の回数EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、Non−EDT用ランダムアクセス手順にフォールバックすることができる。
また、本発明の実施の形態によれば、ランダムアクセス手順を実行する基地局装置であって、ランダムアクセスプリアンブルをユーザ装置から受信する第1の受信部と、前記ランダムアクセスプリアンブルに対する応答を前記ユーザ装置に送信する送信部と、前記ランダムアクセスプリアンブルに対する応答に含まれるデータ送信を指示する情報に基づいてデータを前記ユーザ装置から受信する第2の受信部と、第1のランダムアクセス手順に失敗し、前記第1の受信部が変更されたランダムアクセスプリアンブルを受信した場合、第2のランダムアクセス手順を実行する処理部とを有する基地局装置が提供される。
上記の構成により、基地局装置100は、EDT用ランダムアクセス手順に失敗した場合、Non−EDT用ランダムアクセス手順にフォールバックすることができる。すなわち、ランダムアクセス手順の成功率を向上させることができる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局装置100及びユーザ装置200は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局装置100が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってユーザ装置200が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局装置100によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局装置100を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置200との通信のために行われる様々な動作は、基地局装置100及び/又は基地局装置100以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS−GW等が考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局装置100以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS−GW)であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
ユーザ装置200は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局装置100は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(evolved NodeB)、gNB、ベースステーション(Base Station)、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事等を含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事等を含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)等した事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、及びそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。
なお、本発明の実施の形態において、初期アクセス制御部240は、制御部又は測定部の一例である。初期アクセス処理部140は、処理部の一例である。EDT用プリアンブルを送信するランダムアクセス手順は、第1のランダムアクセス手順の一例である。衝突型又は非衝突型ランダムアクセス用プリアンブルを送信するランダムアクセス手順は、第2のランダムアクセス手順の一例である。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
100 基地局装置
110 送信部
120 受信部
130 設定情報管理部
140 初期アクセス処理部
200 ユーザ装置
210 送信部
220 受信部
230 設定情報管理部
240 初期アクセス制御部
1001 プロセッサ
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (6)

  1. ランダムアクセス手順を実行するユーザ装置であって、
    ランダムアクセスプリアンブルを基地局装置に送信する第1の送信部と、
    前記ランダムアクセスプリアンブルに対する応答を前記基地局装置から受信する受信部と、
    前記ランダムアクセスプリアンブルに対する応答に含まれるデータ送信を指示する情報に基づいてデータを前記基地局装置に送信する第2の送信部と、
    第1のランダムアクセス手順に失敗した場合、前記第1の送信部が送信するランダムアクセスプリアンブルを変更して第2のランダムアクセス手順を実行する制御部とを有するユーザ装置。
  2. 第1のランダムアクセス手順に失敗し、前記第1の送信部が送信するランダムアクセスプリアンブルを変更した第2のランダムアクセス手順において、前記第2の送信部はデータの送信を行わない請求項1記載のユーザ装置。
  3. 第1のランダムアクセス手順に失敗し、前記第1の送信部が送信するランダムアクセスプリアンブルを変更した第2のランダムアクセス手順において、適用するCE(Coverage Enhancement)レベルを、前記第1のランダムアクセス手順におけるCEレベルと同一にするか又はCEレベルを上げる請求項2記載のユーザ装置。
  4. 第1のランダムアクセス手順に失敗し、前記第1の送信部が送信するランダムアクセスプリアンブルを変更した第2のランダムアクセス手順において、適用するCEレベルをRSRPに基づいて決定する請求項2記載のユーザ装置。
  5. 第1のランダムアクセス手順を所定の回数失敗した場合、前記第1の送信部が送信するランダムアクセスプリアンブルを変更して第2のランダムアクセス手順を実行する請求項1記載のユーザ装置。
  6. ランダムアクセス手順を実行する基地局装置であって、
    ランダムアクセスプリアンブルをユーザ装置から受信する第1の受信部と、
    前記ランダムアクセスプリアンブルに対する応答を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
    前記ランダムアクセスプリアンブルに対する応答に含まれるデータ送信を指示する情報に基づいてデータを前記ユーザ装置から受信する第2の受信部と、
    第1のランダムアクセス手順に失敗し、前記第1の受信部が変更されたランダムアクセスプリアンブルを受信した場合、第2のランダムアクセス手順を実行する処理部とを有する基地局装置。
JP2018104843A 2018-05-31 2018-05-31 ユーザ装置及び基地局装置 Pending JP2019212957A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018104843A JP2019212957A (ja) 2018-05-31 2018-05-31 ユーザ装置及び基地局装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018104843A JP2019212957A (ja) 2018-05-31 2018-05-31 ユーザ装置及び基地局装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019212957A true JP2019212957A (ja) 2019-12-12

Family

ID=68845509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018104843A Pending JP2019212957A (ja) 2018-05-31 2018-05-31 ユーザ装置及び基地局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019212957A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022501925A (ja) * 2018-09-27 2022-01-06 テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル) Mtc rachレポートの拡張
WO2024066795A1 (zh) * 2022-09-26 2024-04-04 荣耀终端有限公司 前导码重复发送方法、装置、***及介质

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022501925A (ja) * 2018-09-27 2022-01-06 テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル) Mtc rachレポートの拡張
US11871459B2 (en) 2018-09-27 2024-01-09 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) MTC RACH report extension
WO2024066795A1 (zh) * 2022-09-26 2024-04-04 荣耀终端有限公司 前导码重复发送方法、装置、***及介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2762809C1 (ru) Пользовательское устройство и аппарат базовой станции
WO2019159294A1 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
JP7333812B2 (ja) 端末、通信システム及び通信方法
KR102123172B1 (ko) 랜덤 액세스 커버리지 강화 레벨 램프-업 절차
KR102473073B1 (ko) 유저장치
US20220256517A1 (en) Terminal, base station apparatus, communication method, and apparatus
JPWO2019167842A1 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
KR20200089276A (ko) 유저장치
CN112514512A (zh) 用户装置及发送方法
JP2019212957A (ja) ユーザ装置及び基地局装置
US11516753B2 (en) User equipment and base station apparatus
JP7030179B2 (ja) 端末及び基地局装置
JP7149324B2 (ja) 端末及び基地局装置
JP2019041163A (ja) ユーザ装置及び基地局装置
CN113615302B (zh) 用户装置及通信方法
US11178689B2 (en) User apparatus and base station apparatus
CN114642070A (zh) 终端和通信方法