JP2019211863A - 情報処理装置、認証プログラム及び認証方法 - Google Patents

情報処理装置、認証プログラム及び認証方法 Download PDF

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Abstract

【課題】認証後のなりすましを防止することを目的としている。【解決手段】特定のエリアへ入る時に利用者に対して行われる顔認証以外の認証後に撮像された、前記利用者のマスタ顔画像と、前記エリア内で定期的に撮像される前記利用者の顔画像と、を、前記利用者の顔画像が撮像される度に照合する顔認証部と、前記利用者が、前記エリア内で提供されるサービスを利用している間、前記マスタ顔画像を、前記サービスを提供する装置の近傍の表示装置に表示させる表示制御部と、を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置、認証プログラム及び認証方法に関する。
従来では、機器の不正使用を防止する技術の一つとして、カメラによる撮像領域内に存在する利用者の顔画像を撮像して予め登録された画像情報と照合し、一致した場合に、この利用者による機器の使用を許可し、一致しない場合には機器の使用を禁止する技術が知られている。
特開2007−279929号公報 特開2003−99763号公報
上述した従来の技術では、機器の使用が許可された利用者が、撮像領域内に存在していれば、機器は使用可能な状態となる。このため、従来の技術では、撮像領域内に別の利用者が存在した場合にはこの利用者による機器の使用を禁止することができず、別の利用者によるなりすまし行為を防ぐことが困難である。
また、従来の技術では、例えば、髪型の変更や眼鏡の装着の有無等によって、画像情報として登録される顔画像を撮像したときから容姿が変わった場合には、顔画像が適正に行われない可能性がある。
1つの側面では、本発明は、認証後のなりすましを防止することを目的としている。
一つの態様では、特定のエリアへ入る時に利用者に対して行われる顔認証以外の認証後に撮像された、前記利用者のマスタ顔画像と、前記エリア内で定期的に撮像される前記利用者の顔画像と、を、前記利用者の顔画像が撮像される度に照合する顔認証部と、前記利用者が、前記エリア内で提供されるサービスを利用している間、前記マスタ顔画像を、前記サービスを提供する装置の近傍の表示装置に表示させる表示制御部と、を有する情報処理装置である。
上記各部は、上記各部の機能を実現する処理、各部の機能を実現する手順としても良く、各処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
認証後のなりすましを防止できる。
第一の実施形態の認証システムの一例を示す図である。 第一の実施形態の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態の会員情報データベースの一例を示す図である。 第一の実施形態の認証システムの有する各装置の機能を説明する図である。 第一の実施形態の管理装置の動作を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の認証システムの動作を具体的に説明する図である。 第一の実施形態の表示例を示す図である。 第二の実施形態の認証システムの有する各装置の機能を説明する図である。 第二の実施形態の情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。 第二の実施形態の表示例を示す図である。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して、第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の認証システムの一例を示す図である。
本実施形態の認証システム100は、例えば、各種の設備が設けられた特定の室内に入室した利用者による設備の使用に際し、この利用者が設備の使用が許可された利用者であることを認証するために用いられる。
本実施形態の認証システム100は、管理装置200と、情報処理装置400とを有する。本実施形態の認証システム100では、管理装置200と情報処理装置400とは、ネットワークを介して接続される。
本実施形態の管理装置200は、会員情報データベース210と、管理処理部220と、を有し、特定の室内に対する利用者の入退室を管理する。また、管理装置200は、生体情報読取装置230、会員ID読取装置240、撮像装置250が接続されている。
本実施形態の管理装置200は、生体情報読取装置230によって、特定の室内に入室する利用者の生体情報を読み取り、会員ID読取装置240によって、この利用者を特定する識別情報(会員ID)を読み取る。
そして、管理装置200は、読み取った生体情報と会員IDとが、会員情報データベース210において対応付けられて格納されている場合に、この利用者が、特定の室内への入室が許可された利用者であることを認証する。
さらに、本実施形態の管理装置200は、撮像装置250により、入室が許可された利用者による室内の設備300の使用が許可されている場合、この利用者の顔画像を撮像し、顔画像の画像データを情報処理装置400へ送信する。
本実施形態の情報処理装置400は、設備制御部410と認証部420とを有する。設備制御部410は、特定の室内に設置された設備300の近傍に配置されており、設備300を制御する。認証部420は、設備300を操作する利用者が、設備300の使用を許可された利用者であることを認証する。
また、本実施形態の情報処理装置400は、表示装置430、会員ID読取装置440、撮像装置450が接続されている。
情報処理装置400は、会員ID読取装置440によって会員IDが読み取られると、認証部420によって、表示装置430に、管理装置200から受信した顔画像の画像データを表示させる。尚、本実施形態の表示装置430は、情報処理装置400の有する出力装置としてのディスプレイとは別に設けられたものであっても良い。
また、認証部420は、撮像装置450により、設備300の近傍に存在する利用者の顔画像を撮像し、撮像した顔画像の画像データと、管理装置200から受信した顔画像の画像データとを照合する顔認証を行う。そして、認証部420は、顔認証よって、2つの顔画像の画像データが一致する場合に、設備制御部410により設備300の使用を継続させる。さらに、本実施形態の情報処理装置400では、設備300が使用されている間は、表示装置430に、管理装置200から受信した顔画像の画像データを表示させ、定期的に上述した顔認証を行う。
このように、本実施形態では、特定の室内に設置された設備の使用に際し、室内への入室時に顔認証以外の認証を行い、認証後に撮像された顔画像をマスタ顔画像として、設備を操作の開始時に、顔認証を行う。
より具体的には、本実施形態では、室内へ入室する際は、顔認証よりも精度が高い生体認証によって入室する利用者の認証を行う。そして、本実施形態では、生体認証によって認証された利用者が室内で設備を使用する際に、この利用者に対して、入室時に撮像された顔画像の画像データに基づく顔認証を定期的に行う。
このため、本実施形態によれば、顔認証の後に、設備の使用が許可されていない利用者が、設備の使用が許可された利用者になりすまして、設備を不正に使用することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、室内への入室時に撮像された顔画像をマスタとした顔認証を行うため、顔認証の際に、利用者の装いや髪型等の変化に認証結果が影響されることがない。
尚、本実施形態において、特定の室内とは、特定の領域(エリア)を示すものであって、屋内に限定されない。
また、本実施形態では、室内に入室した利用者が設備300の近傍で会員IDを読み取られた場合に、この利用者の顔画像を定期的に撮像してマスタ顔画像との照合を行うものとしたが、これに限定されない。本実施形態では、例えば、設備300の使用中だけでなく、利用者が特定の室内に存在する間は、定期的に顔認証を行っても良い。
その場合、例えば、室内に設けられた防犯カメラ等によって定期的に撮像された利用者の顔画像を、マスタ顔画像と照合すれば良い。
尚、本実施形態の生体情報読取装置230は、利用者の生体情報を読み取る装置である。本実施形態の生体情報は、例えば、利用者の掌や指先等の静脈のパターンや利用者の目の虹彩等であっても良く、本実施形態の生体情報読取装置230は、これらの情報を読み取る装置であれば良い。
また、本実施形態の会員IDは、例えば、ICカード等の可搬型の記録媒体に格納されていても良い。この場合、会員ID読取装置240、440は、カードリーダであっても良い。また、会員IDは、例えば、携帯端末等の画面に表示される二次元コードに含まれていても良い。この場合、会員ID読取装置240、440は、二次元コードリーダである。
さらに、図1では、生体情報読取装置230、会員ID読取装置240、撮像装置250が管理装置200の外部に接続されるものとしたが、これに限定されない。生体情報読取装置230、会員ID読取装置240、撮像装置250は、管理装置200の一部であっても良い。また、会員IDは、会員ID読取装置240により読み取られるものでなくても良く、入室を希望する利用者が管理装置200に対して入力されるものであっても良い。
同様に、図1では、表示装置430、会員ID読取装置440、撮像装置450が情報処理装置400の外部に接続されるものとしたが、これに限定されない。表示装置430、会員ID読取装置440、撮像装置450は、情報処理装置400の一部であっても良い。
また、会員IDは、会員ID読取装置440により読み取られるものでなくても良く、設備の使用を希望する利用者が情報処理装置400に対して入力されるものであっても良い。
さらに、本実施形態の認証システム100では、設備300を制御する情報処理装置400は、任意の台数が含まれて良い。例えば、特定の室内に複数の設備が設置されている場合には、設備と同数の情報処理装置400が認証システム100に含まれて良い。
本実施形態の設備300は、例えば、各種の工作機や、電子機器であって良い。言い換えれば、設備300は、特定の室内(エリア)で、利用者に対してサービスを提供する装置である。また、表示装置430は、サービスを提供する装置の近傍に設けられた表示装置であり、撮像装置450は、サービスを提供する装置の近傍に設けられた撮像装置である。
また、本実施形態では、設備300に電力計310が接続されている。電力計310は、管理装置200及び情報処理装置400と接続されており、設備300に電源が投入されると、設備300で消費される電力を管理装置200及び情報処理装置400に通知する。管理装置200及び情報処理装置400は、電力計310から通知される電力の値によって、設備300が正常に動作しているか否かを管理しても良い。
また、図1では、管理装置200が会員情報データベース210を有する構成としたが、これに限定されない。会員情報データベース210は、管理装置200の外部に設けられていても良い。
また、図1の例では、認証システム100に含まれる情報処理装置400を一台としているが、情報処理装置400の数は、特定の室内に設けられる設備300の数に応じるものである。特定の室内に設けられる設備300の数は、任意の数であって良い。
また、以下の説明では、設備300、情報処理装置400、表示装置430、会員ID読取装置440、撮像装置450を含むシステムを、設備システム500と呼ぶ場合がある。
以下に、本実施形態の情報処理装置400のハードウェア構成について説明する。図2は、第一の実施形態の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の情報処理装置400は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置41、出力装置42、ドライブ装置43、補助記憶装置44、メモリ装置45、演算処理装置46及びインターフェース装置47を含む。
入力装置41は、各種の情報の入力を行うための装置であり、例えばキーボードやポインティングデバイス等により実現される。出力装置42は、各種の情報の出力を行うためものであり、例えばディスプレイ等により実現される。インターフェース装置47は、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
認証部420を実現させる認証プログラムは、情報処理装置400を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。認証プログラムは例えば記憶媒体48の配布やネットワークからのダウンロード等によって提供される。認証プログラムを記録した記憶媒体48は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記憶媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記憶媒体を用いることができる。
また、認証プログラムは、認証プログラムを記録した記憶媒体48がドライブ装置43にセットされると、記憶媒体48からドライブ装置43を介して補助記憶装置44にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた認証プログラムは、インターフェース装置47を介して補助記憶装置44にインストールされる。
補助記憶装置44は、インストールされた認証プログラムを格納すると共に、情報処理装置400が管理装置200から受信した画像データ等の各種の必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置45は、情報処理装置400の起動時に補助記憶装置44から認証プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置46はメモリ装置45に格納された認証プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
尚、本実施形態の管理装置200のハードウェア構成は、情報処理装置400のハードウェア構成と同様であるから、説明を省略する。
次に、図3を参照して、本実施形態の管理装置200の有する会員情報データベース210について説明する。図3は、第一の実施形態の会員情報データベースの一例を示す図である。会員情報データベース210は、予め管理装置200に格納されている。
本実施形態の会員情報データベース210は、情報の項目として、会員ID、氏名、住所、講習受講履歴、生体情報、画像情報、顔認証結果を有し、項目「会員ID」と、その他の項目とは対応付けられている。以下の説明では、会員情報データベース210において、項目「会員ID」の値と、その他の項目の値とを含む情報を、会員情報と呼ぶ。
項目「会員ID」の値は、特定の室内に入室し、室内の設備やスペースを利用する利用者を特定するための識別情報である。尚、本実施形態の特定の室内とは、例えば、不特定多数の人に利用される作業スペースや、工房等であっても良い。以下の説明では、特定の室内を作業スペースと呼ぶ。
項目「氏名」の値は、会員IDによって識別される利用者の氏名を示し、項目「住所」の値は、会員IDによって識別される利用者の住所を示す。
項目「講習受講履歴」の値は、会員IDによって識別される利用者が受講した講習の履歴を示す。言い換えれば、項目「講習受講履歴」の値は、会員IDによって識別される利用者が過去に受講した講習を示す。講習とは、作業スペース内に配置された設備を使用するために受講する必要がある講習を含む。本実施形態では、講習を受講する必要がある設備の場合は、該当する講習の受講を受講済みである利用者に対して使用が許可される。本実施形態では、このように、設備と対応する講習を受講させることで、設備を使用する利用者の安全を担保する。
項目「生体情報」の値は、会員IDによって識別される利用者の生体情報を示す。本実施形態の生体情報とは、例えば、掌の静脈のパターンや指紋のパターンを示す情報等であり、利用者に対して会員IDが付与される際に取得され、会員IDと対応付けられる。
項目「画像情報」の値は、会員IDによって識別される利用者が作業スペースに入室する際に撮像された顔画像の画像データである。つまり、項目「画像情報」の値である顔画像の画像データは、利用者が作業スペースに入室する度に更新される。以下の説明では、顔画像の画像データを顔画像データと呼ぶ。項目「顔認証結果」の値は、情報処理装置400において行われた顔認証の結果を示す。
図3の例では、会員ID「1」の利用者は、氏名「AAaa」であり、住所が「・・・・」であり、設備300と対応する講習が受講済みであり、情報処理装置400による顔認証で認証されたことがわかる。
尚、会員情報データベース210に含まれる情報の項目は、図3に示す例に限定されない。会員情報データベース210には、例えば、作業スペースにおける利用者の位置を特定する位置情報が含まれても良い。
本実施形態では、生体認証によって認証された利用者が作業スペースに入室する際に、例えば、ビーコン信号等の特定の信号を発信する位置情報端末がこの利用者に貸与され、この利用者の会員IDと位置情報端末とが対応付けられても良い。そして、本実施形態では、位置情報端末から発信される信号に基づき、作業スペース内における位置情報端末の位置を検出し、この位置を示す情報を、会員IDと対応する利用者の位置情報としても良い。
また、本実施形態の会員情報は、例えば、会員IDと対応する利用者毎の、作業スペース内の行動履歴を示すログ情報として蓄積されても良い。
この場合、会員情報データベース210には、例えば、画像情報(顔画像データ)が撮像された日時を示す情報や、顔認証結果を取得した日時を示す情報等が含まれても良い。
次に、図4を参照して、本実施形態の認証システム100の有する各装置の機能について説明する。図4は、第一の実施形態の認証システムの有する各装置の機能を説明する図である。
はじめに、管理装置200の機能から説明する。管理装置200の管理処理部220は、管理装置200の有する演算処理装置がメモリ装置に格納された管理プログラムを実行することで実現される。
本実施形態の管理装置200の管理処理部220は、会員ID取得部221、生体情報取得部222、設備情報受付部223、生体認証部224、使用可否判定部225、画像取得部226、更新部227、送信部228を有する。
会員ID取得部221は、会員ID読取装置240が読み取った会員IDを取得する。生体情報取得部222は、生体情報読取装置230が読み取った生体情報を取得する。
設備情報受付部223は、会員IDによって識別される利用者に使用される予定である設備を特定する情報の入力を受け付ける。言い換えれば、設備情報受付部223は、会員IDが付与された利用者による設備300の予約の指示を受け付ける。
設備を特定する情報は、例えば、会員IDによって識別される利用者によって入力されても良いし、作業スペースを管理する管理者によって入力されても良い。また、設備を特定する情報は、例えば、設備300の名称や設備300に付与された識別情報等であって良い。また、本実施形態では、管理装置200のディスプレイ上等に表示された設備の一覧等から、特定の設備を選択することで、設備を特定する情報が管理装置200に入力されても良い。
生体認証部224は、会員IDと生体情報が取得されると、会員情報データベース210を参照して生体認証を行う。具体的には、生体認証部224は、会員情報データベース210において、読み取った会員IDと対応付けられた生体情報と、生体情報読取装置230が読み取った生体情報とを照合し、一致するか否かを判定する。生体認証部224は、両者が一致しているとき、この会員IDで識別される利用者が認証されたものとする。
使用可否判定部225は、会員IDによって識別される利用者が認証されると、この利用者が、特定された設備を使用できるか否かを判定する。
具体的には、使用可否判定部225は、取得した会員IDを含む会員情報の項目「講習受講履歴」の値を参照し、特定された設備に必要な講習を受講済みであるか否かを判定する。
画像取得部226は、撮像装置250によって撮像された顔画像データを取得する。更新部227は、画像取得部226が顔画像データを取得すると、直前に取得された会員IDと、取得した顔画像データとを対応付けて、会員情報データベース210へ格納する。言い換えれば、更新部227は、会員情報データベース210を更新する。
送信部228は、使用可否判定部225によって、特定された設備の使用が可能と判定された場合に、画像取得部226が取得した顔画像データをと、会員ID取得部221が取得した会員IDとを、設備と対応する情報処理装置400に送信する。尚、顔画像データと会員IDは、使用可否判定部225による判定の結果に関わらず、情報処理装置400に送信されても良い。
次に、本実施形態の情報処理装置400の機能について説明する。情報処理装置400は、設備制御部410と、認証部420とを有する。
尚、本実施形態では、設備制御部410と認証部420とが、情報処理装置400によって実現されるものとしたが、これに限定されない。設備制御部410と、認証部420とは、それぞれが別々の装置によって実現されても良い。具体的には、例えば、設備制御部410は、設備300を制御する制御用端末によって実現され、認証部420は、設備300の近傍に配置され、設備300を使用する利用者の認証を行う認証用端末によって実現されても良い。
本実施形態の設備制御部410は、認証部420からの指示に応じて、設備300に電源を投入し、使用が可能な状態にする。また、設備制御部410は、認証部420からの指示に応じて、設備300の動作を停止させる。
本実施形態の認証部420は、受信部421、会員ID取得部422、表示制御部423、画像取得部424、顔認証部425、ロック指示部426、認証結果通知部427を有する。
受信部421は、管理装置200から送信される情報を受信する。管理装置200から受信される情報には、例えば、顔画像データと会員IDとが含まれる。
会員ID取得部422は、会員ID読取装置440が読み取った会員IDを取得する。
表示制御部423は、表示装置430における表示を制御する。具体的には、表示装置430は、受信部421が受信した顔画像データが示す顔画像を表示装置430に表示させる。
尚、表示制御部423は、受信部421が受信した会員IDと、会員ID取得部422が取得した会員IDとが一致した場合に、表示装置430に受信部421が受信した顔画像データが示す顔画像を表示させても良い。
また、表示制御部423は、情報処理装置400の出力装置42を実現するディスプレイにおける表示を制御しても良い。
画像取得部424は、撮像装置450により撮像された画像の画像データを取得する。撮像装置450が撮像する画像とは、撮像装置450の撮像領域内に存在する利用者の顔画像である。言い換えれば、撮像装置450が撮像する画像とは、情報処理装置400によって制御される設備300の近傍に存在する利用者の顔画像である。
顔認証部425は、受信部421によって受信した顔画像データと、画像取得部424により取得した顔画像データと、を用いて顔認証を行う。具体的には、顔認証部425は、受信部421によって受信した顔画像データと、画像取得部424により取得した顔画像データとを照合し、両者が一致する場合に、会員IDにより識別される利用者が認証されたものとする。
ロック指示部426は、顔認証部425によって、会員IDにより識別される利用者が認証されなかった場合に、設備300を操作するための操作画面に対する入力の受け付けを禁止する。尚、本実施形態では、設備300の操作画面は、情報処理装置400の出力装置42であるディスプレイに表示されても良い。つまり、設備300の操作画面は、表示装置430とは異なる装置に表示されても良い。
また、表示装置430が、情報処理装置400のディスプレイを兼ねる場合には、ロック指示部426は、表示装置430に表示された画面において、設備300の操作を行う操作部材が表示された領域に対する入力の受け付けを禁止する。
認証結果通知部427は、顔認証部425による認証結果を示す通知を管理装置200へ送信する。
以下に、本実施形態の認証システム100の有する各装置の動作について説明する。図5は、第一の実施形態の管理装置の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態の管理装置200の管理処理部220は、会員IDと、生体情報と、設備を特定する情報とを取得したか否かを判定する(ステップS501)。尚、会員IDは、会員ID取得部221により取得され、生体情報は生体情報取得部222によって取得され、設備を特定する情報は、設備情報受付部223によって取得される。ここでは、設備300が特定されるものとして説明する。
ステップS501において、会員IDと生体情報とを設備を特定する情報とを取得していない場合、管理装置200は、これらの情報を取得するまで待機する。
ステップS501において、会員IDと生体情報とを設備300を特定する情報とを取得した場合、管理装置200は、生体認証部224により、会員情報データベース210を参照して生体認証を行う(ステップS502)。
ステップS502において、生体認証部224により、会員IDによって識別される利用者が認証されなかった場合、管理装置200は、後述するステップS509へ進む。尚、生体認証部224により認証されない場合とは、会員情報データベース210において、会員IDと対応付けられた生体情報と、取得した生体情報とが一致しない場合である。
ステップS502において、会員IDにより識別される利用者が認証された場合、管理装置200は、使用可否判定部225により、会員IDを含む会員情報を参照する(ステップS504)。続いて、使用可否判定部225は、会員IDによって識別される利用者による、特定された設備300の使用が可能か否かを判定する(ステップS505)。
ステップS505において、設備300の使用が不可能であった場合、管理装置200は、後述するステップS509へ進む。
ステップS505において、設備300の使用が可能と判定された場合、管理装置200は、画像取得部226によって、撮像装置250により会員IDで識別される利用者の顔画像を撮像させて顔画像データを取得する(ステップS506)。
続いて、管理装置200は、更新部227により、取得した顔画像データを、会員IDと対応付けて会員情報データベース210へ格納する(ステップS507)。続いて、管理装置200は、送信部228によって、設備300(特定された設備)を制御する情報処理装置400に対し、会員IDと、取得した顔画像データとを送信し(ステップS508)、処理を終了する。
また、管理装置200は、ステップS503において認証されない場合と、ステップS505において、設備300の使用が許可されない場合に、管理装置200のディスプレイにエラーメッセージを表示させ(ステップS509)、処理を終了しても良い。
次に、図6を参照して、本実施形態の情報処理装置400の動作について説明する。図6は、第一の実施形態の情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態の情報処理装置400は、認証部420の受信部421により、顔画像データ、会員IDを受信する(ステップS601)。
続いて、情報処理装置400は、会員ID取得部422により、会員IDを取得したか否かを判定する(ステップS602)。具体的には、会員ID取得部422は、会員ID読取装置440が会員IDを読み取ったか否かを判定している。
ステップS602において、会員IDを取得していない場合、情報処理装置400は、会員IDを取得するまで待機する。ステップS602において、会員IDを取得した場合、情報処理装置400は、設備制御部410により、設備300に対して電源の投入を指示する(ステップS603)。
続いて、情報処理装置400は、設備制御部410により、設備の使用が開始されたか否かを判定する(ステップS604)。具体的には、設備制御部410は、設備300の操作画面に対する入力を受け付けたか否かを判定している。
ステップS604において、設備300の使用が開始されていない場合、情報処理装置400は、設備の使用が開始されるまで待機する。
ステップS604において、設備300の使用が開始された場合、情報処理装置400は、認証部420の表示制御部423により、表示装置430に、ステップS601で受信した顔画像データを表示させる(ステップS605)。尚、ここで、表示制御部423は、ステップS601で受信した会員IDと、ステップS602で取得した会員IDとが一致した場合に、顔画像データを表示させても良い。
続いて、情報処理装置400は、画像取得部424により、撮像装置450により、撮像装置450の撮像領域内に存在する利用者の顔画像を撮像させる(ステップS606)。言い換えれば、画像取得部424は、撮像装置450により、設備300を操作しようとする利用者の顔画像を撮像する。
続いて、情報処理装置400は、顔認証部425により、受信した顔画像データと、撮像装置450により撮像した顔画像の顔画像データとを照合し、両者が一致するか否かを判定する(ステップS607)。
ステップS607において、両者が一致する場合、情報処理装置400は、設備300の使用が終了したか否かを判定する(ステップS608)。尚、情報処理装置400は、設備制御部410により、設備300の終了を指示する操作を受け付けた場合に、設備300の使用が終了したと判定しても良い。また、このとき、認証結果通知部427は、認証結果を管理装置200へ送信しても良い。
ステップS608において、設備300の使用が終了した場合、情報処理装置400は、処理を終了する。ステップS608において、設備300の使用が終了していない場合、情報処理装置400は、ステップS606へ戻る。
ステップS607において、両者が一致しない場合、情報処理装置400は、認証結果通知部427により、顔認証がされなかったことを示す通知を管理装置200へ送信し表示制御部423により、表示装置430に注意画面を表示させる(ステップS609)。
注意画面とは、設備300の近傍に、設備300を使用する予定ではない利用者が存在していることを通知するメッセージを含む画面である。
続いて、情報処理装置400は、ロック指示部426により、受信した顔画像データと、撮像装置450による撮像した顔画像の顔画像データとが不一致である時間が所定時間以上経過したか否かを判定する(ステップS610)。ステップS610において、所定時間経過していない場合、情報処理装置400は、ステップS606へ戻る。
ステップS610において、所定時間以上が経過した場合、情報処理装置400は、ロック指示部426により、操作画面に対する操作の受け付けを禁止し、表示制御部423により、表示装置430に警告画面を表示させ(ステップS611)、処理を終了する。
警告画面とは、設備300の操作を禁止したことを通知するメッセージを含む画面である。注意画面と警告画面の詳細は後述する。尚、本実施形態では、認証結果通知部427により、警告画面を表示させたことを示す通知を管理装置200へ送信しても良い。
以下に、図7を参照して、本実施形態の認証システム100の動作について、具体的に説明する。図7は、第一の実施形態の認証システムの動作を具体的に説明する図である。
図7では、作業スペース70に設備システム500−1〜500−4が設置されており、作業スペース70の入り口に設けられた受付71に管理装置200、生体情報読取装置230、会員ID読取装置240、撮像装置250が配置されている。設備システム500−1〜500−4は、それぞれが、設備300−1〜300−4、情報処理装置400−1〜400−4、表示装置430−1〜表示装置430−4、会員ID読取装置440−1〜会員ID読取装置440−4、撮像装置450−1〜撮像装置450−4を有している。
図7では、利用者Pが作業スペース70へ入室しようとしている。この場合、利用者P1は、受付71で生体情報読取装置230と会員ID読取装置240により、生体情報と会員IDとを読み取らせ、管理装置200により生体認証を行わせる。また、このとき、利用者P1は、自身が使用する設備システム500を特定する情報を管理装置200に入力する。
ここでは、利用者P1は、設備システム500−2を特定する情報を管理装置200に入力したことにする。
管理装置200は、利用者Pが生体認証により認証されると、撮像装置250により、利用者P1の顔画像を撮像し、設備システム500−2の情報処理装置400−2に、利用者P1の会員IDと顔画像データを送信する。
尚、このとき、受付71において、利用者P1に位置情報端末81が貸与されても良い。そして、管理装置200は、位置情報端末81から発信される信号を受信し、利用者P1の位置を示す位置情報を検出し、利用者P1の会員IDと対応付けて利用者P1の移動の履歴を示す情報として蓄積しても良い。
利用者P1は、設備システム500−2の設備300−2を使用するために、設備300−2の近傍へ移動する。そして、利用者P1は、会員ID読取装置440−2に、会員IDを読み取らせる。
情報処理装置400−2は、会員ID読取装置440−2により会員IDを取得すると、設備300−2の電源を投入させる。そして、情報処理装置400−2は、設備300−2に対する操作を受け付けると、管理装置200から受信した利用者P1の顔画像データが示す顔画像Gp1を表示装置430−2に表示させる。
尚、情報処理装置400−2は、管理装置200から、顔画像データと会員IDとを共に受信しているため、会員ID読取装置440−2により取得した会員IDと対応付けられた顔画像データを表示装置430に表示させれば良い。
続いて、情報処理装置400−2は、撮像装置450−2により、撮像装置450−2の撮像領域の画像を撮像する。ここでは、利用者P1が、設備300−2を使用するめたに設備300−2の近傍に滞在しているため、利用者P1の顔画が撮像装置450−2により撮像される。
情報処理装置400−2は、撮像装置450−2により顔画像が撮像されると、この顔画像データと、管理装置200から受信した顔画像データとを照合して顔認証を行う。そして、情報処理装置400−2は、利用者P1が顔認証によって認証されると、利用者P1による設備300−2の使用を継続させる。
本実施形態の情報処理装置400−2では、設備300−2の使用を終了する操作が行われるまで、利用者P1に対する顔認証が定期的に行われる。つまり、本実施形態では、利用者P1が設備300−2を継続して使用するためには、定期的な顔認証で利用者P1が認証され続ける必要がある。
次に、利用者P2が、使用する予定の設備として、設備システム500−4を特定した場合について説明する。
利用者P2は、管理装置200における生体認証により認証されている。したがって、利用者P2の顔画像データは、利用者P2の会員IDと共に、設備システム500−4の情報処理装置400−4に送信される。また、利用者P2には、位置情報端末82が貸与される。
ここで、情報処理装置400−4は、利用者P2が設備300−4の近傍に現れ、会員IDを読み取らせると、設備300−4の電源を投入する。そして、情報処理装置400−4は、設備300−4に対する操作を受け付けると、管理装置200から受信した利用者P2の顔画像データが示す顔画像Gp2を表示装置430−4に表示させる。
図7では、表示装置430−4に顔画像Gp2が表示された後に、利用者P2が設備300−4の近傍から一時的に離れており、その間に利用者P3が設備300−4の近傍に現れた状態を示している。利用者P3には、位置情報端末83が貸与されている。
情報処理装置400−4では、定期的に利用者P2を認証するための顔認証が行われるため、この状態では、撮像装置450−4は利用者P3の顔画像を撮像することになる。したがって、情報処理装置400−4は、管理装置200から受信した利用者P2の顔画像データと、撮像装置450−4が撮像した利用者P3の顔画像データとを照合して顔認証を行う。この場合、利用者P3は認証されず、表示装置430−4には、撮像装置450−4に利用者P2とは別の利用者が設備300−4の近傍に存在することを通知する注意画面が表示される。
また、情報処理装置400−4は、注意画面が表示装置430−4に表示されてから所定時間が経過しても、利用者P2とは別の利用者が設備300−4の近傍に滞在している場合には、表示装置430−4に表示された注意画面を警告画面に切り替える。そして、情報処理装置400−4は、設備300−4に対する操作の受付を禁止する。
このように、本実施形態では、管理装置200による生体認証により認証された利用者が設備を使用する際に、生体認による認証後に撮像した利用者の顔画像をマスタとした顔認証を定期的に行う。したがって、本実施形態によれば、認証された利用者へのなりすましを防止することができ、設備が不正に使用されることを抑制できる。
また、本実施形態では、設備を使用するために特定の室内(作業スペース70)に入室する際に撮影された顔画像をマスタとして、設備の近傍に存在する利用者の顔認証を行うため、利用者が設備を使用する当日の装いで顔認証を行うことができる。このため、本実施形態によれば、利用者の容貌の変化が顔認証による認証結果に影響することを防止できる。
さらに、本実施形態における顔認証は、特定の室内への入室時に、顔認証よりも精度の高い生体認証によって、予め認証された利用者に対して行われる。したがって、本実施形態では、設備の使用に影響がでない程度の精度の顔認証によって、認証後のなりすましを防止することができる。
次に、図8を参照して、本実施形態の表示装置430による表示例について説明する。図8は、第一の実施形態の表示例を示す図である。
図8(A)は注意画面の例を示す図であり、図8(B)は、警告画面の例を示す図である。
図8(A)の注意画面85では、例えば、設備300を使用する予定である利用者の会員情報86と、使用が予定されている利用者とは別の利用者が設備300の近傍に存在していることを通知するメッセージ87とが表示されている。
ここで、メッセージ87は、生体認証を行った際に撮像された顔画像に重畳されて表示されている。
また、注意画面85では、顔認証によって設備300の近傍の利用者が認証された場合の画面と、背景色を異ならせる。
具体的には、例えば、設備システム500−2では、設備300−2を使用する予定の利用者P1が顔認証によって認証されているため、表示装置430−2に表示される画面の背景色は、受付71で撮像された顔画像の背景色のままとする(図7参照)。また、設備システム500−4では、設備300−4を使用する予定の利用者P2が顔認証によって認証されていないため、表示装置430−4に表示される注意画面の背景色は、表示装置430−2の画面の背景色と異ならせる。
このように、本実施形態では、注意画面の背景色を、顔認証によって利用者が認証された場合と画面の背景色を異ならせることで、作業スペース70内の他の利用者に対し、認証されていない利用者が設備300の近傍に存在していることを認識しやすくできる。
図8(B)の警告画面88では、会員情報86と、所定時間以上の間、使用が予定されている利用者とは別の利用者が設備300の近傍に存在しているため、設備300の使用を制限することを通知するメッセージ89とが表示されている。
ここで、メッセージ89は、生体認証を行った際に撮像された顔画像に重畳されて表示されている。
本実施形態では、警告画面88の背景色を、注意画面85の背景色から、さらに変化させる。より具体的には、例えば、注意画面85の背景色をピンク色等とし、警告画面88の背景色を赤色としても良い。
本実施形態では、このように、注意画面と警告画面とにおいて、背景色を異ならせることで、警告の度合いが増したことを、作業スペース70内の他の利用者に認識しやすくできる。
また、本実施形態では、設備300の近傍に設けられた表示装置430に、常にマスタとなる顔画像を表示させているため、他の利用者からも、設備300を使用している利用者が、設備300の使用が許可されている利用者であるか否かが判断される。
したがって、本実施形態によれば、認証後のなりすましを防止することができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、設備300の近傍に複数の利用者が存在する場合を考慮した点が第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図9は、第二の実施形態の認証システムの有する各装置の機能を説明する図である。本実施形態の認証システム100Aは、管理装置200と情報処理装置400Aとを有し、本実施形態の情報処理装置400Aは、設備制御部410と認証部420Aとを有する。
認証部420Aは、受信部421、会員ID取得部422、表示制御部423A、画像取得部424、顔認証部425、ロック指示部426、認証結果通知部427、人数検出部428を有する。
表示制御部423Aは、人数検出部428によって検出された人数に応じて、表示装置430に注意画面や警告画面を表示させる。
人数検出部428は、設備300の近傍に存在する利用者の人数を検出する。具体的には、人数検出部428は、例えば、利用者に貸与される位置情報端末によって検出される利用者の位置情報に基づき、設備300の近傍に存在する利用者の人数を検出しても良い。尚、本実施形態では、利用者の位置情報が定期的に取得されて、会員情報データベース210に格納されていても良い。
図10は、第二の実施形態の情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。図10のステップS1001からステップS1007までの処理は、図6のステップS601からステップS607までの処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS1007において、両者が一致する場合、情報処理装置400Aは、人数検出部428により、設備300の近傍に、認証された利用者以外の利用者が存在するか否かを検出する(ステップS1008)。言い換えれば、人数検出部428は、設備300の近傍に、複数の利用者が存在するか否かを判定している。
ステップS1008において、設備300の近傍には認証された利用者以外の利用者が存在する場合、情報処理装置400Aは、表示制御部423Aにより、表示装置430に、設備300の近傍に他の利用者が存在することを通知する注意画面を表示させる(ステップS1009)。ここで表示される注意画面は、認証された利用者を含む複数人が設備300の近傍に存在することを通知するメッセージを含む。
続いて、情報処理装置400Aは、人数検出部428により、注意画面が表示されてから、所定時間以上、設備300の近傍に存在する他の利用者が滞在しているか否かを判定する(ステップS1010)。言い換えれば、人数検出部428は、注意画面が表示されてから所定時間内に、他の利用者が設備300の近傍から移動したか否かを判定する。
ステップS1010において、他の利用者が移動した場合、情報処理装置400Aは、ステップS1006へ戻る。
ステップS1010において、他の利用者が移動しない場合、情報処理装置400Aは、ロック指示部426により、操作画面に対する操作の受け付けを禁止し、表示制御部423Aにより、表示装置430に警告画面を表示させ(ステップS1011)、処理を終了する。ここで表示される警告画面は、所定時間が経過しても、複数人が設備300の近傍に存在しているため、設備300に対する操作を禁止することを通知するメッセージを含む。
尚、本実施形態では、設備300の操作画面に対する入力の受け付けを禁止するものとしたが、これに限定されない。本実施形態では、表示装置430の表示が、注意画面から警告画面に遷移すると、設備制御部410により、設備300の電源をオフさせても良い。
ステップS1008において、設備300の近傍には認証された利用者以外の利用者が存在しない場合、情報処理装置400Aは、設備300の使用が終了したか否かを判定する(ステップS1012)。
ステップS1012からステップS1015の処理は、図6のステップS608からステップS611までの処理と同様であるから、説明を省略する。
以下に、図11を参照して、ステップS1009で表示される注意画面と、ステップS1011で表示される警告画面について説明する。
図11は、第二の実施形態の表示例を示す図である。図11(A)は、ステップS1009で表示される注意画面の例を示し、図11(B)は、ステップS1011で表示される警告画面の例を示す。
図11(A)に示す注意画面111には、設備300の近傍に、設備300の使用が許可された利用者以外の利用者が存在することを通知するメッセージ112が表示されている。このメッセージ112は、設備300の使用が許可された利用者のマスタとなる顔画像と重畳されて表示されている。
また、注意画面111の背景色は、設備300の近傍に、設備300の使用が許可された利用者のみが存在する場合に表示される画面の背景色と異なるものとした。例えば、注意画面111の背景色は、設備システム500−2の表示装置430−2に表示される画面の背景色とは異なる(図7参照)。
図11(B)に示す警告画面113には、設備300の近傍から他の利用者が移動するまでの間、設備300使用を禁止することを通知するメッセージ114が表示されている。このメッセージ114も、設備300の使用が許可された利用者のマスタとなる顔画像と重畳されて表示されている。
警告画面113の背景色は、注意画面111の背景色から、さらに変化させた色としている。つまり、警告画面113の背景色は、表示装置430−2に表示される画面の背景色とも、注意画面111の背景色とも異なる。
本実施形態では、このように、設備300の使用が許可された利用者の他に、別の利用者が、設備300の近傍に存在した場合には、別の利用者に対して移動を促すメッセージを表示装置430に表示させる。
このため、本実施形態によれば、例えば、設備300の使用に必要な講習を受講していない利用者が、設備300の稼働中に設備300の近傍に存在する、といった状態が発生することを抑制できる。したがって、本実施形態によれば、作業スペース70を利用する利用者の安全性を向上させることができる。
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
特定のエリアへ入る時に利用者に対して行われる顔認証以外の認証後に撮像された、前記利用者のマスタ顔画像と、前記エリア内で定期的に撮像される前記利用者の顔画像と、を、前記利用者の顔画像が撮像される度に照合する顔認証部と、
前記利用者が、前記エリア内で提供されるサービスを利用している間、前記マスタ顔画像を、前記サービスを提供する装置の近傍の表示装置に表示させる表示制御部と、を有する情報処理装置。
(付記2)
前記利用者の顔画像は、
前記利用者による、前記サービスを提供する装置の操作を受け付けて、前記サービスを提供する装置の近傍に設けられた撮像装置により、定期的に撮像される、付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記表示制御部は、
前記顔認証部による照合の結果、前記マスタ顔画像と、前記利用者の顔画像とが一致しない場合に、前記表示装置に、前記マスタ顔画像と対応する利用者とは異なる利用者が前記サービスを提供する装置の近傍に存在することを通知する注意画面を表示させる、付記1又は2記載の情報処理装置。
(付記4)
前記表示制御部は、
前記表示装置に前記注意画面を表示させてから、所定時間以上、前記マスタ顔画像と、前記利用者の顔画像とが一致しない場合に、前記注意画面を、前記サービスを提供する装置の使用を禁止することを通知する警告画面に遷移させる、付記3記載の情報処理装置。
(付記5)
前記表示制御部は、
前記注意画面の背景色を、前記顔認証部による照合の結果、前記マスタ顔画像と、前記利用者の顔画像とが一致する場合に、前記表示装置に表示される画面の背景色と異ならせ、
前記警告画面の背景色を、前記注意画面の背景色からさらに、異ならせる、付記3又は4記載の情報処理装置。
(付記6)
前記表示装置に前記注意画面を表示させてから、前記所定時間以上、前記マスタ顔画像と、前記利用者の顔画像とが一致しない場合に、前記サービスを提供する装置の操作画面に対する入力の受け付けを禁止させるロック指示部を有する、付記4又は5記載の情報処理装置。
(付記7)
前記顔認証以外の認証は、前記利用者の生体情報を利用した生体認証である、付記1乃至6の何れか一項に記載の情報処理装置。
(付記8)
特定のエリアへ入る時に利用者に対して行われる顔認証以外の認証後に撮像された、前記利用者のマスタ顔画像と、前記エリア内で定期的に撮像される前記利用者の顔画像と、を、前記利用者の顔画像が撮像される度に照合する処理と、
前記利用者が、前記エリア内で提供されるサービスを利用している間、前記マスタ顔画像を、前記サービスを提供する装置の近傍の表示装置に表示させる処理と、コンピュータに実行させる認証プログラム。
(付記9)
コンピュータによる認証方法であって、前記コンピュータが、
特定のエリアへ入る時に利用者に対して行われる顔認証以外の認証後に撮像された、前記利用者のマスタ顔画像と、前記エリア内で定期的に撮像される前記利用者の顔画像と、を、前記利用者の顔画像が撮像される度に照合し、
前記利用者が、前記エリア内で提供されるサービスを利用している間、前記マスタ顔画像を、前記サービスを提供する装置の近傍の表示装置に表示させる、認証方法。
(付記10)
顔認証以外の認証を行う管理装置と、情報処理装置とを有する認証システムであって、
前記管理装置は、
特定のエリアへ入る時に、利用者に対して、顔認証以外の認証を行う認証部と、
前記顔認証以外の認証後に前記利用者の顔画像を撮像し、マスタ顔画像として前記情報処理装置へ送信する送信部と、を有し、
前記情報処理装置は、
前記利用者のマスタ顔画像と、前記エリア内で定期的に撮像される前記利用者の顔画像と、を、前記利用者の顔画像が撮像される度に照合する顔認証部と、
前記利用者が、前記エリア内で提供されるサービスを利用している間、前記マスタ顔画像を、前記サービスを提供する装置の近傍の表示装置に表示させる表示制御部と、を有する認証システム。
本発明は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100、100A 認証システム
200 管理装置
210 会員情報データベース
220 管理処理部
221 会員ID取得部
222 生体情報取得部
223 設備情報受付部
224 生体認証部
225 使用可否判定部
226、424 画像取得部
227 更新部
228 送信部
230 生体情報読取装置
240、440 会員ID読取装置
250、450 撮像装置
300 設備
400、400A 情報処理装置
410 設備制御部
420、420A 認証部
421 受信部
422 会員ID取得部
423 表示制御部
424 画像取得部
425 顔認証部
426 ロック指示部
427 認証結果通知部
430 表示装置
500 設備システム

Claims (7)

  1. 特定のエリアへ入る時に利用者に対して行われる顔認証以外の認証後に撮像された、前記利用者のマスタ顔画像と、前記エリア内で定期的に撮像される前記利用者の顔画像と、を、前記利用者の顔画像が撮像される度に照合する顔認証部と、
    前記利用者が、前記エリア内で提供されるサービスを利用している間、前記マスタ顔画像を、前記サービスを提供する装置の近傍の表示装置に表示させる表示制御部と、を有する情報処理装置。
  2. 前記利用者の顔画像は、
    前記利用者による、前記サービスを提供する装置の操作を受け付けて、前記サービスを提供する装置の近傍に設けられた撮像装置により、定期的に撮像される、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御部は、
    前記顔認証部による照合の結果、前記マスタ顔画像と、前記利用者の顔画像とが一致しない場合に、前記表示装置に、前記マスタ顔画像と対応する利用者とは異なる利用者が前記サービスを提供する装置の近傍に存在することを通知する注意画面を表示させる、請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、
    前記表示装置に前記注意画面を表示させてから、所定時間以上、前記マスタ顔画像と、前記利用者の顔画像とが一致しない場合に、前記注意画面を、前記サービスを提供する装置の使用を禁止することを通知する警告画面に遷移させる、請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記表示装置に前記注意画面を表示させてから、所定時間以上、前記マスタ顔画像と、前記利用者の顔画像とが一致しない場合に、前記サービスを提供する装置の操作画面に対する入力の受け付けを禁止させるロック指示部を有する、請求項3又は4記載の情報処理装置。
  6. 特定のエリアへ入る時に利用者に対して行われる顔認証以外の認証後に撮像された、前記利用者のマスタ顔画像と、前記エリア内で定期的に撮像される前記利用者の顔画像と、を、前記利用者の顔画像が撮像される度に照合する処理と、
    前記利用者が、前記エリア内で提供されるサービスを利用している間、前記マスタ顔画像を、前記サービスを提供する装置の近傍の表示装置に表示させる処理と、コンピュータに実行させる認証プログラム。
  7. コンピュータによる認証方法であって、前記コンピュータが、
    特定のエリアへ入る時に利用者に対して行われる顔認証以外の認証後に撮像された、前記利用者のマスタ顔画像と、前記エリア内で定期的に撮像される前記利用者の顔画像と、を、前記利用者の顔画像が撮像される度に照合し、
    前記利用者が、前記エリア内で提供されるサービスを利用している間、前記マスタ顔画像を、前記サービスを提供する装置の近傍の表示装置に表示させる、認証方法。
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