JP2019209731A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】操縦安定性能、乗り心地性能、ノイズ性能及び燃費性能を高次元で両立させたタイヤを提供する。【解決手段】外側ミドル陸部11には、外側ショルダー主溝5からタイヤ軸方向の内方にのび、外側ミドル陸部11に内端31iを有する第1ミドルサイプ31と、クラウン主溝3からタイヤ軸方向の外方にのび、外側ミドル陸部11に外端32oを有する第2ミドルサイプ32とが形成される。第2ミドルサイプ32の数は、第1ミドルサイプ31の数よりも多い。【選択図】 図1

Description

本発明は、操縦安定性能、乗り心地性能、ノイズ性能及び燃費性能を向上させたタイヤに関する。
従来から、操縦安定性能を維持しつつノイズ性能の向上を図ったタイヤが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一般に、タイヤのノイズ性能や乗り心地性能の向上させるためには、トレッドゴムの厚さを大きくする、又は、ベルト層やそのタイヤ半径方向外側のバンド層の剛性を抑制することにより、路面から入力される衝撃を低減することが有効とされている。
しかしながら、トレッドゴムの厚さを大きくすると、タイヤの質量が大きくなると共に、転がり抵抗が大きくなり、燃費性能に影響を及ぼす。また、ベルト層の剛性を抑制すると、操縦安定性能に影響を及ぼすおそれがある。
特許文献1に示される技術にあっても、操縦安定性能、乗り心地性能、ノイズ性能及び燃費性能を高次元で両立させることは容易ではなく、さらなる改良が望まれている。
特開2016−199118号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、燃費性能を悪化させることなく、操縦安定性能、乗り心地性能及びノイズ性能を高次元で両立させたタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ赤道の一方側の第1トレッド接地端の側をタイヤ周方向に連続してのびる第1ショルダー主溝と、前記タイヤ赤道の他方側の第2トレッド接地端の側をタイヤ周方向に連続してのびる第2ショルダー主溝と、前記第1ショルダー主溝と前記第2ショルダー主溝との間をタイヤ周方向に連続してのびる少なくとも1本のクラウン主溝と、前記第1ショルダー主溝と前記クラウン主溝との間の第1ミドル陸部と、前記第2ショルダー主溝と前記クラウン主溝との間の第2ミドル陸部と、前記第1トレッド接地端と前記第1ショルダー主溝との間の第1ショルダー陸部と、前記第2トレッド接地端と前記第2ショルダー主溝との間の第2ショルダー陸部とを含み、前記第1ミドル陸部には、前記第1ショルダー主溝からタイヤ軸方向の内方にのび、前記第1ミドル陸部に内端を有する第1ミドルサイプと、前記クラウン主溝からタイヤ軸方向の外方にのび、前記第1ミドル陸部に外端を有する第2ミドルサイプとが形成され、前記第2ミドルサイプの数は、前記第1ミドルサイプの数よりも多い。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第2ミドルサイプの数は、前記第1ミドルサイプの数の2倍以上である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第2ミドル陸部には、前記第2ショルダー主溝からタイヤ軸方向の内方にのび、前記第2ミドル陸部に内端を有する第3ミドルサイプと、前記クラウン主溝からタイヤ軸方向の外方にのび、前記第2ミドル陸部に外端を有する第4ミドルサイプとが形成され、前記第4ミドルサイプの数と前記第3ミドルサイプの数とが等しい、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第1ミドル陸部のタイヤ周方向の剛性は、前記第2ミドル陸部のタイヤ周方向の剛性よりも大きい、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第1ショルダー陸部には、前記第1トレッド接地端と前記第1ショルダー主溝とをつなぐ複数の第1ショルダーサイプが形成され、各第1ショルダーサイプは、前記第1トレッド接地端からタイヤ軸方向の内方にのび、前記第1ショルダー陸部に内端を有する深サイプと、前記深サイプの内端と前記第1ショルダー主溝とをつなぎ、前記深サイプよりも深さの小さい浅サイプとを含む、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記深サイプは、湾曲しながらタイヤ軸方向にのびる湾曲部を有し、前記浅サイプは、屈曲しながらタイヤ軸方向にのびる屈曲部を有する、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、タイヤ周方向に隣り合う前記第1ショルダーサイプの間には、前記第1トレッド接地端からタイヤ軸方向の内方にのび、前記第1ショルダー陸部に内端を有する第1ショルダー横溝が形成され、前記第1ショルダー横溝のタイヤ軸方向長さは、前記深サイプのタイヤ軸方向長さよりも大きい、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第1ショルダー横溝は、前記第1ミドルサイプに対してタイヤ周方向で重なり合わない位置に配されている、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第1ショルダー横溝の内端から前記第1ショルダー主溝までのタイヤ軸方向の長さは、前記第1ショルダー陸部のタイヤ軸方向の長さの10〜30%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第1トレッド接地端が車両装着時に車両外側に位置するように、車両への装着の向きが指定される、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第1ミドル陸部には、前記第1ミドルサイプの前記内端と前記第2ミドルサイプの前記外端との間を、タイヤ周方向に連続してのびる第1周方向サイプが設けられ、前記第1周方向サイプは、前記第1ミドル陸部のタイヤ軸方向の内端から、前記第1ミドル陸部のタイヤ軸方向長さの45%〜55%の位置に配されている、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第2ミドル陸部には、前記第3ミドルサイプの前記内端と前記第4ミドルサイプの前記外端との間を、タイヤ周方向に連続してのびる第2周方向サイプが設けられ、前記第2周方向サイプは、前記第2ミドル陸部のタイヤ軸方向の内端から、前記第2ミドル陸部のタイヤ軸方向長さの45%〜55%の位置に配されている、ことが望ましい。
本発明のタイヤでは、第1ミドル陸部に、第1ショルダー主溝からタイヤ軸方向の内方にのびる第1ミドルサイプと、クラウン主溝からタイヤ軸方向の外方にのびる第2ミドルサイプとが形成されている。これにより、路面から第1ミドル陸部に入力される衝撃が第1ミドルサイプ及び第2ミドルサイプによって緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。第1ミドルサイプは第1ミドル陸部に内端を有し、第2ミドルサイプは、第1ミドル陸部に外端を有する。これにより、第1ミドル陸部のタイヤ周方向での連続性が維持され、その高い剛性によって優れた操縦安定性能が得られる。
そして、第2ミドルサイプの数は、第1ミドルサイプの数よりも多い。すなわち、第1ミドル陸部において、接地圧が高くなる傾向にあるタイヤ軸方向の内側領域に設けられた多数の第2ミドルサイプによって、路面から入力される衝撃が緩和される。これにより、トレッドゴムの厚さを大きく設定する、又は、ベルト層の剛性を抑制することなく、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。一方、第1ミドル陸部において、コーナリング時の接地圧が高くなる傾向にあるタイヤ軸方向の外側領域では、第1ミドルサイプが少数に制限されることによって容易に高い剛性が確保されるので、優れた操縦安定性能が得られる。以上の相乗効果により、燃費性能を悪化させることなく、操縦安定性能、乗り心地性能及びノイズ性能を高次元で両立させることが可能となる。
本発明のタイヤの一実施形態を示すトレッド部の展開図である。 図1のトレッド部の断面図である。 図1の外側ミドル陸部及び内側ミドル陸部を拡大した展開図である。 図3のA−A線断面図である。 図1の外側ショルダー陸部を拡大した展開図である。 図1の内側ショルダー陸部を拡大した展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態のタイヤのトレッド部2の展開図である。図1に示されるように、本実施形態のタイヤは、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に用いられるが、これに限られない。
本実施形態のタイヤは、車両への装着の向きが指定された非対称のトレッドパターンを具える。車両への装着の向きは、例えば、サイドウォール部(図示せず)に文字等で表示される。
トレッド部2は、タイヤ赤道Cの一方側のトレッド接地端TE1と、タイヤ赤道Cの他方側のトレッド接地端TE2とを含んでいる。
トレッド接地端TE1、TE2とは、正規状態のタイヤに、正規荷重を負荷しかつキャンバー角0゜で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側のトレッド接地端を意味している。ここで、正規状態とは、タイヤを正規リム(図示省略)にリム組みし、かつ、正規内圧を充填した無負荷の状態である。以下、特に言及されない場合、タイヤの各部の寸法等はこの正規状態で測定された値である。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。タイヤが乗用車用である場合、正規内圧は、例えば、180kPaである。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば"最大負荷能力"、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。タイヤが乗用車用の場合、正規荷重は、例えば、前記荷重の88%に相当する荷重である。
本実施形態では、トレッド接地端TE1は、車両装着時に車両の外側に位置する外側トレッド接地端として用いられるのが望ましいが、車両装着時に車両の内側に位置する内側トレッド接地端として用いられてもよい。以下、トレッド接地端TE1が外側トレッド接地端であり、トレッド接地端TE2が内側トレッド接地端である場合について説明する。
トレッド部2は、外側トレッド接地端TE1(第1トレッド接地端)の側をタイヤ周方向に連続してのびる外側ショルダー主溝5(第1ショルダー主溝)と、内側トレッド接地端TE2(第2トレッド接地端)の側をタイヤ周方向に連続してのびる内側ショルダー主溝6(第2ショルダー主溝)と、外側ショルダー主溝5と内側ショルダー主溝6との間をタイヤ周方向に連続してのびる少なくとも1本のクラウン主溝3(クラウン主溝)とを含む。本実施形態では、クラウン主溝3は、タイヤ赤道C上をのびる1本の主溝である。本実施形態の外側ショルダー主溝5、内側ショルダー主溝6及びクラウン主溝3は、直線状にのびる形態であるが、ジグザグ状にのびる形態であってもよい。
クラウン主溝3の幅W3及びショルダー主溝5、6の幅W5、W6は、慣例に従って種々定めることができる。例えば、本実施形態の乗用車用空気入りタイヤでは、幅W3、W5及びW6は、トレッド接地幅TWの4.0%〜8.5が望ましい。
トレッド接地幅TWとは、正規状態のタイヤに、正規荷重を負荷しかつキャンバー角0゜で平面に接地させたときのトレッド接地端TE1、TE2間のタイヤ軸方向の距離である。
上記幅W3、W5及びW6がトレッド接地幅TWの4.0%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。一方、上記幅W3、W5及びW6がトレッド接地幅TWの8.5%を超える場合、トレッド部2のゴムボリュームが低下し、耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。
図2は、図1のトレッド部2の断面図である。図2に示されるように、クラウン主溝3の深さD3及びショルダー主溝5、6の深さD5、D6は、慣例に従って種々定めることができる。本実施形態の乗用車用空気入りタイヤの場合、上記深さD3、D5及びD6は、5〜10mmが望ましい。
上記深さD3、D5及びD6が5mm未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。一方、上記D3、D5及びD6が10mmを超える場合、トレッド部2の剛性が不足し、操縦安定性能に影響を及ぼすおそれがある。
トレッド部2は、クラウン主溝3と外側ショルダー主溝5との間の外側ミドル陸部11(第1ミドル陸部)を有する。トレッド部2は、外側ショルダー主溝5と外側トレッド接地端TE1の間の外側ショルダー陸部13(第1ショルダー陸部)を有する。トレッド部2は、クラウン主溝3と内側ショルダー主溝6との間の内側ミドル陸部12(第2ミドル陸部)を有する。トレッド部2は、内側ショルダー主溝6と内側トレッド接地端TE2の間の内側ショルダー陸部14(第2ショルダー陸部)を有する。
図3は、外側ミドル陸部11及び内側ミドル陸部12を示している。
外側ミドル陸部11には、外側ショルダー主溝5からタイヤ軸方向の内方にのびる第1ミドルサイプ31と、クラウン主溝3からタイヤ軸方向の外方にのびる第2ミドルサイプ32とが形成されている。これにより、路面から外側ミドル陸部11に入力される衝撃が第1ミドルサイプ31及び第2ミドルサイプ32によって緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。
ここで「サイプ」とは、幅が2mm以下(好ましくは1.5mm以下)の切り込みであり、タイヤに正規荷重を負荷した接地条件すなわち、踏面での高い接地圧により閉塞する。
本実施形態の第1ミドルサイプ31及び第2ミドルサイプ32は、タイヤ軸方向に対して同一の向きに傾斜し、略同一の曲率で湾曲しながらのびている。
第1ミドルサイプ31は外側ミドル陸部11に内端31iを有し、第2ミドルサイプ32は、外側ミドル陸部11に外端32oを有する。これにより、外側ミドル陸部11のタイヤ周方向での連続性が維持され、その高い剛性によって優れた操縦安定性能が得られる。
そして、第2ミドルサイプ32の数は、第1ミドルサイプ31の数よりも多い。すなわち、外側ミドル陸部11において、接地圧が高くなる傾向にあるタイヤ軸方向の内側領域に設けられた多数の第2ミドルサイプ32によって、路面から入力される衝撃が緩和される。これにより、トレッドゴムの厚さを大きく設定する、又は、ベルト層の剛性を抑制することなく、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。一方、外側ミドル陸部11において、スリップ角の付与や車両のロールに伴いコーナリング時の接地圧が高くなる傾向にあるタイヤ軸方向の外側領域では、第1ミドルサイプ31が少数に制限されることによって容易に高い剛性が確保されるので、優れた操縦安定性能が得られる。以上の相乗効果により、燃費性能を悪化させることなく、操縦安定性能、乗り心地性能及びノイズ性能を高次元で両立させることが可能となる。
第2ミドルサイプ32の数は、第1ミドルサイプ31の数の2倍以上が望ましい。換言すると、第2ミドルサイプ32のピッチは、第1ミドルサイプ31のピッチの1/2以下が望ましい。このような第2ミドルサイプ32及び第1ミドルサイプ31によって、操縦安定性能、乗り心地性能、ノイズ性能及び燃費性能をより一層高次元で両立させることが可能となる。また、上記第2ミドルサイプ32及び第1ミドルサイプ31によって高い意匠効果が得られ、タイヤの外観性能が向上する。
外側ミドル陸部11には、タイヤ周方向に連続してのびる第1周方向サイプ33が設けられていてもよい。第1周方向サイプ33は、第1ミドルサイプ31の内端31iと第2ミドルサイプ32の外端32oとの間をのびている。本実施形態の第1周方向サイプ33は、直線状にのびる形態であるが、ジグザグ状にのびる形態であってもよい。第1周方向サイプ33は、外側ミドル陸部11のタイヤ軸方向の内端から、外側ミドル陸部11のタイヤ軸方向長さの45%〜55%の位置に配されているのが望ましい。このような第1周方向サイプ33によって、路面から外側ミドル陸部11に入力される衝撃が緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。
第1周方向サイプ33の幅は、0.5mm〜1.0mmが望ましい。第1周方向サイプ33の幅が0.5mm以上であることにより、外側ミドル陸部11に入力される衝撃がより一層緩和される。第1周方向サイプ33の幅が1.0mm以下であることにより、外側ミドル陸部11のタイヤ軸方向の剛性が容易に確保され、操縦安定性能が高められる。
第2ミドルサイプ32は、第1周方向サイプ33を挟んで第1ミドルサイプ31から滑らかに連なる第2ミドルサイプ32Aを含んでいる。「滑らかに連なる」とは、少なくとも、第1ミドルサイプ31と第2ミドルサイプ32Aとが、タイヤ軸方向に対して同じ向きに傾斜し、第1ミドルサイプ31をタイヤ軸方向の内方に延長した仮想線と第2ミドルサイプ32Aをタイヤ軸方向の外方に延長した仮想線とが第1周方向サイプ33内で重なり合う又はタイヤ周方向に僅かにずれる位置関係にあることをいう。このタイヤ周方向のずれ量は、例えば、2mm以下が望ましい。このような互いに関連性を有する位置関係にある第1ミドルサイプ31及び第2ミドルサイプ32Aによって、外側ミドル陸部11の剛性分布に連続性が生じ、路面から外側ミドル陸部11に入力される衝撃が穏やかに緩和され、乗り心地性能が高められる。
第2ミドルサイプ32Aがクラウン主溝3につながる開口部には、面取り部34、35が形成されている。面取り部34、35によって、路面から外側ミドル陸部11に入力される衝撃が緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。
面取り部34は、第2ミドルサイプ32Aがクラウン主溝3に鋭角に交差する角部に設けられ、面取り部35は、第2ミドルサイプ32Aがクラウン主溝3に鈍角に交差する角部に設けられている。面取り部35によって外側ミドル陸部11から除かれる体積(面取り部35の容積)は、面取り部34によって外側ミドル陸部11から除かれる体積よりも大きい。これにより、面取り部35が設けられる角部において、路面から外側ミドル陸部11に入力される衝撃がより一層緩和される。
図4は、第2ミドルサイプ32(32A)の断面を示している。第2ミドルサイプ32は、深底部32Bと浅底部32Cとを有している。深底部32Bと浅底部32Cとによって、第2ミドルサイプ32は階段状に形成される。浅底部32Cは、深底部32Bよりもタイヤ軸方向の内方に位置されている。これにより、外側ミドル陸部11のクラウン主溝3近傍でのタイヤ周方向の剛性が高められ、操縦安定性能が向上する。
浅底部32Cは、クラウン主溝3からタイヤ軸方向の外方に、一定の深さでのびている。浅底部32Cの深さは、深底部32Bの最大深さの30%〜60%が望ましい。このような第2ミドルサイプ32によって外側ミドル陸部11の剛性分布が最適化され、乗り心地性能と操縦安定性能がバランスよく向上する。浅底部32Cのタイヤ軸方向の長さL5は、1.5〜3.0mmが望ましい。このような浅底部32Cによって外側ミドル陸部11の剛性分布が最適化され、乗り心地性能と操縦安定性能がバランスよく向上する。
図3に示されるように、内側ミドル陸部12には、内側ショルダー主溝6からタイヤ軸方向の内方にのびる第3ミドルサイプ41と、クラウン主溝3からタイヤ軸方向の外方にのびる第4ミドルサイプ42とが形成されている。これにより、路面から内側ミドル陸部12に入力される衝撃が第3ミドルサイプ41及び第4ミドルサイプ42によって緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。
本実施形態の第3ミドルサイプ41及び第4ミドルサイプ42は、タイヤ軸方向に対して第1ミドルサイプ31と同一の向きに傾斜し、略同一の曲率で湾曲しながらのびている。
第3ミドルサイプ41は内側ミドル陸部12に内端41iを有し、第4ミドルサイプ42は、内側ミドル陸部12に外端42oを有する。これにより、内側ミドル陸部12のタイヤ周方向での連続性が維持され、その高い剛性によって優れた操縦安定性能が得られる。
第4ミドルサイプ42の数は、第2ミドルサイプ32の数よりも多いのが望ましい。すなわち、第4ミドルサイプ42のピッチは、第2ミドルサイプ32のピッチよりも小さいのが望ましい。さらに第4ミドルサイプ42の数と第3ミドルサイプ41の数とが等しいことが望ましい。より具体的には、第4ミドルサイプ42のピッチと第3ミドルサイプ41のピッチとが等しいことが望ましい。このような第4ミドルサイプ42及び第3ミドルサイプ41によって、外側ミドル陸部11のタイヤ周方向の剛性は、内側ミドル陸部12のタイヤ周方向の剛性よりも容易に大きくすることができる。これにより、スリップ角の付与や車両のロールに伴いコーナリング時の接地圧が高くなる傾向にある外側ミドル陸部11で容易に高い剛性が確保されるので、優れた操縦安定性能が得られる。また、内側ミドル陸部12によって、十分な乗り心地性能が確保される。
なお、外側ミドル陸部11及び内側ミドル陸部12のタイヤ周方向の剛性は、各陸部に形成されたサイプ等の構成によって容易に推定されるが、より正確には、例えば、FEM(有限要素法)等のコンピュータシミュレーション等によっても計算されうる。
内側ミドル陸部12には、タイヤ周方向に連続してのびる第2周方向サイプ43が設けられていてもよい。第2周方向サイプ43は、第3ミドルサイプ41の内端41iと第4ミドルサイプ42の外端42oとの間をのびている。本実施形態の第2周方向サイプ43は、直線状にのびる形態であるが、ジグザグ状にのびる形態であってもよい。第2周方向サイプ43は、内側ミドル陸部12のタイヤ軸方向の内端から、内側ミドル陸部12のタイヤ軸方向長さの45%〜55%の位置に配されているのが望ましい。このような第2周方向サイプ43によって路面から内側ミドル陸部12に入力される衝撃が緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。
第1周方向サイプ33と同様に、第2周方向サイプ43の幅は、0.5mm〜1.0mmが望ましい。
図5は、外側ショルダー陸部13を示している。外側ショルダー陸部13には、外側トレッド接地端TE1と外側ショルダー主溝5とをつなぐ複数の第1ショルダーサイプ51が形成されている。第1ショルダーサイプ51の数は、第1ミドルサイプ31の数と等しい。このような第1ショルダーサイプ51によって、路面から外側ショルダー陸部13に入力される衝撃が緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。
各第1ショルダーサイプ51は、深サイプ52と、深サイプ52よりも深さの小さい浅サイプ53とを含んでいる。深サイプ52は、外側トレッド接地端TE1からタイヤ軸方向の内方にのび、外側ショルダー陸部13に内端52iを有する。浅サイプ53は、深サイプ52の内端52iと外側ショルダー主溝5とをつなぐ。このような深サイプ52及び浅サイプ53によって、外側ショルダー陸部13のタイヤ軸方向の内方でのタイヤ周方向の剛性が容易に確保されるので、優れた操縦安定性能が得られる。
本実施形態では、浅サイプ53の幅は、深サイプ52の幅よりも大きい。浅サイプ53は、深サイプ52のタイヤ半径方向の外側領域を包含し、深サイプ52に沿って外側トレッド接地端TE1まで延出されている。これにより、路面から外側ショルダー陸部13に入力される衝撃がより一層緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。
本実施形態の深サイプ52は、タイヤ軸方向に対して第1ミドルサイプ31とは、逆向きに傾斜し、湾曲しながらのびている。
深サイプ52及び浅サイプ53は、大きい半径で湾曲しながらタイヤ軸方向にのびる湾曲部51aを有している。湾曲部51aの曲率半径は、例えば、75mm以上である。湾曲部51aによって、深サイプ52及び浅サイプ53のタイヤ軸方向成分とタイヤ周方向成分とが緩やかに変化し、コーナリング時の過渡特性に優れた操縦安定性能が得られる。
浅サイプ53は、小さい半径で屈曲しながらタイヤ軸方向にのびる屈曲部51bを有している。屈曲部51bの曲率半径は、例えば、1mm以下である。屈曲部51bによって、外側ショルダー陸部13のタイヤ軸方向の内側領域のタイヤ周方向及びタイヤ軸方向の剛性を容易に調整することが可能となる。
外側ショルダー陸部13には、外側トレッド接地端TE1からタイヤ軸方向の内方にのびる外側ショルダー横溝(第1ショルダー横溝)55が形成されている。外側ショルダー横溝55は、外側ショルダー陸部13に内端55iを有している。外側ショルダー横溝55は、タイヤ周方向に隣り合う第1ショルダーサイプ51の間に配されている。外側ショルダー横溝55は、第1ショルダーサイプ51に沿ってのびている。外側ショルダー横溝55によって、路面から外側ショルダー陸部13に入力される衝撃が緩和され、タイヤの乗り心地性能が高められる。
図1に示されるように、外側ショルダー横溝55のタイヤ軸方向長さL1は、深サイプ52のタイヤ軸方向長さL3よりも大きいのが望ましい。このような外側ショルダー横溝55によって、路面から外側ショルダー陸部13に入力される衝撃がより一層緩和され、タイヤの乗り心地性能が高められる。
外側ショルダー横溝55は、第1ミドルサイプ31に対してタイヤ周方向で重なり合わない位置に配されている。すなわち、タイヤ軸方向から視て、外側ショルダー横溝55と第1ミドルサイプ31とがタイヤ周方向で重なり合う長さが0である。このような外側ショルダー横溝55と第1ミドルサイプ31の位置関係により、外側ミドル陸部11から外側ショルダー陸部13に亘って剛性の分布が均一化され、乗り心地と操縦安定性能の向上に寄与する。
外側ショルダー横溝55の内端55iから外側ショルダー主溝5までのタイヤ軸方向の長さL3は、外側ショルダー陸部13のタイヤ軸方向の長さL4の10〜30%が望ましい。長さL3が長さL4の10%以上であることにより、路面から外側ショルダー陸部13に入力される衝撃がより一層緩和され、タイヤの乗り心地性能が高められる。長さL3が長さL4の30%以下であることにより、タイヤの操縦安定性能が高められる。
図6は、内側ショルダー陸部14を示している。内側ショルダー陸部14には、内側トレッド接地端TE2からタイヤ軸方向の内方にのびる複数の第2ショルダーサイプ61が形成されている。第2ショルダーサイプ61は、内側ショルダー陸部14に内端61iを有する。第2ショルダーサイプ61の数は、第1ショルダーサイプ51の数と等しい。このような第2ショルダーサイプ61によって、路面から内側ショルダー陸部14に入力される衝撃が緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。
本実施形態の第2ショルダーサイプ61は、タイヤ軸方向に対して第1ミドルサイプ31とは、逆向きに傾斜し、湾曲しながらのびている。
各第2ショルダーサイプ61は、深サイプ62と、深サイプ62よりも深さの小さい浅サイプ63とを含んでいる。深サイプ62は、内側トレッド接地端TE2からタイヤ軸方向の内方にのび、内端61iに達する。浅サイプ63の幅は、深サイプ62の幅よりも大きい。浅サイプ63は、深サイプ62のタイヤ半径方向の外側領域を包含し、深サイプ62に沿って内側トレッド接地端TE2からタイヤ軸方向の内方にのび、内端61iに達する。
内側ショルダー陸部14には、内側トレッド接地端TE2からタイヤ軸方向の内方にのびる内側ショルダー横溝(第2ショルダー横溝)65が形成されている。内側ショルダー横溝65は、内側ショルダー陸部14に内端65iを有している。内側ショルダー横溝65は、タイヤ周方向に隣り合う第2ショルダーサイプ61の間に配されている。内側ショルダー横溝65は、第2ショルダーサイプ61に沿ってのびている。内側ショルダー横溝65によって、路面から内側ショルダー陸部14に入力される衝撃が緩和され、タイヤの乗り心地性能が高められる。
内側ショルダー陸部14には、内側ショルダー主溝6からタイヤ軸方向の外方にのびる第3ショルダーサイプ66が形成されている。第3ショルダーサイプ66は、内側ショルダー横溝65の内端65i又はその近傍で内側ショルダー横溝65に連通している。第3ショルダーサイプ66によって、路面から内側ショルダー陸部14に入力される衝撃がより一層緩和される。
本発明のタイヤでは、トレッド部2に一対のクラウン主溝3が形成される形態(図示せず)であってもよい。例えば、クラウン主溝3は、タイヤ赤道Cの一方側(タイヤ赤道Cと第1ショルダー主溝5との間)をのびる第1クラウン主溝と、タイヤ赤道の他方側(タイヤ赤道Cと第2ショルダー主溝6との間)をのびる第2クラウン主溝とを含んでいてもよい。
この場合、トレッド部2は、第1クラウン主溝と第2クラウン主溝との間のクラウン陸部を有する。クラウン陸部には、必要に応じて、第1クラウン主溝からタイヤ軸方向の内方にのびるサイプ及び
第2クラウン主溝からタイヤ軸方向の内方にのびるサイプが設けられていてもよい。
以上、本発明のタイヤが詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。
図1の基本トレッドパターンを有するサイズ205/60R17の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作され、排水性能、騒音性能及び操縦安定性能がテストされた。
共通する仕様は、以下の通りである。
クラウン部のトレッドゴム厚さ :10.0mm
ベルトコード :1x2/0.295/46e
ベルト角度 :26゜
バンドコード :940 dtex/2/48e
バンド角度 :0゜
テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
リム17×6.0Jに装着された試供タイヤが、内圧240kPaの条件にて、排気量1500ccの乗用FF車の全輪に装着された。上記テスト車両にてドライアスファルト路面のテストコースをドライバー1名乗車で走行し、グリップ性能、ステアリングの手応え、応答性に関する特性が、ドライバーの官能により評価された。結果は、実施例1を100とする評点であり、数値が大きい程、操縦安定性能が優れていることを示す。
<ノイズ性能>
上記テスト車両にて、ロードノイズ計測路(アスファルト粗面路)を速度60km/hで走行させたときの車内騒音が運転席窓側耳許位置に設置したマイクロホンで採取され、音圧レベルが測定された。結果は、実施例1の値を100とする指数で示され、数値が大きいほど良好である。
<乗り心地性能>
上記テスト車両にて、ドライ路面のテストコースを走行し、その時の剛性感に基づく乗り心地性能が、ドライバーの官能評価により評価された。結果は、実施例1を100とする評点で表示され、数値が大きいほど乗り心地性能に優れることを示す。
Figure 2019209731
Figure 2019209731
Figure 2019209731
表1から明らかなように、実施例のタイヤは、比較例に比べて、トレッドゴム厚さ等を変更することなく、操縦安定性能、乗り心地性能及びノイズ性能がバランスよく有意に向上していることが確認できた。
2 :トレッド部
3 :クラウン主溝
5 :外側ショルダー主溝
6 :内側ショルダー主溝
11 :外側ミドル陸部(第1ミドル陸部)
12 :内側ミドル陸部(第2ミドル陸部)
13 :外側ショルダー陸部(第1ショルダー陸部)
14 :内側ショルダー陸部(第2ショルダー陸部)
31 :第1ミドルサイプ
32 :第2ミドルサイプ
41 :第3ミドルサイプ
42 :第4ミドルサイプ
51 :第1ショルダーサイプ
51a :湾曲部
51b :屈曲部
52 :深サイプ
53 :浅サイプ
C :タイヤ赤道
TE1 :外側トレッド接地端(第1トレッド接地端)
TE2 :内側トレッド接地端(第2トレッド接地端)

Claims (12)

  1. トレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部は、
    タイヤ赤道の一方側の第1トレッド接地端の側をタイヤ周方向に連続してのびる第1ショルダー主溝と、
    前記タイヤ赤道の他方側の第2トレッド接地端の側をタイヤ周方向に連続してのびる第2ショルダー主溝と、
    前記第1ショルダー主溝と前記第2ショルダー主溝との間をタイヤ周方向に連続してのびる少なくとも1本のクラウン主溝と、
    前記第1ショルダー主溝と前記クラウン主溝との間の第1ミドル陸部と、
    前記第2ショルダー主溝と前記クラウン主溝との間の第2ミドル陸部と、
    前記第1トレッド接地端と前記第1ショルダー主溝との間の第1ショルダー陸部と、
    前記第2トレッド接地端と前記第2ショルダー主溝との間の第2ショルダー陸部とを含み、
    前記第1ミドル陸部には、
    前記第1ショルダー主溝からタイヤ軸方向の内方にのび、前記第1ミドル陸部に内端を有する第1ミドルサイプと、
    前記クラウン主溝からタイヤ軸方向の外方にのび、前記第1ミドル陸部に外端を有する第2ミドルサイプとが形成され、
    前記第2ミドルサイプの数は、前記第1ミドルサイプの数よりも多い、
    タイヤ。
  2. 前記第2ミドルサイプの数は、前記第1ミドルサイプの数の2倍以上である、請求項1記載のタイヤ。
  3. 前記第2ミドル陸部には、
    前記第2ショルダー主溝からタイヤ軸方向の内方にのび、前記第2ミドル陸部に内端を有する第3ミドルサイプと、
    前記クラウン主溝からタイヤ軸方向の外方にのび、前記第2ミドル陸部に外端を有する第4ミドルサイプとが形成され、
    前記第4ミドルサイプの数と前記第3ミドルサイプの数とが等しい、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記第1ミドル陸部のタイヤ周方向の剛性は、前記第2ミドル陸部のタイヤ周方向の剛性よりも大きい、請求項3記載のタイヤ。
  5. 前記第1ショルダー陸部には、前記第1トレッド接地端と前記第1ショルダー主溝とをつなぐ複数の第1ショルダーサイプが形成され、
    各第1ショルダーサイプは、前記第1トレッド接地端からタイヤ軸方向の内方にのび、前記第1ショルダー陸部に内端を有する深サイプと、前記深サイプの内端と前記第1ショルダー主溝とをつなぎ、前記深サイプよりも深さの小さい浅サイプとを含む、請求項1乃至4のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 前記深サイプは、湾曲しながらタイヤ軸方向にのびる湾曲部を有し、前記浅サイプは、屈曲しながらタイヤ軸方向にのびる屈曲部を有する、請求項5記載のタイヤ。
  7. タイヤ周方向に隣り合う前記第1ショルダーサイプの間には、前記第1トレッド接地端からタイヤ軸方向の内方にのび、前記第1ショルダー陸部に内端を有する第1ショルダー横溝が形成され、
    前記第1ショルダー横溝のタイヤ軸方向長さは、前記深サイプのタイヤ軸方向長さよりも大きい、請求項5又は6に記載のタイヤ。
  8. 前記第1ショルダー横溝は、前記第1ミドルサイプに対してタイヤ周方向で重なり合わない位置に配されている、請求項7記載のタイヤ。
  9. 前記第1ショルダー横溝の内端から前記第1ショルダー主溝までのタイヤ軸方向の長さは、前記第1ショルダー陸部のタイヤ軸方向の長さの10〜30%である、請求項7又は8に記載のタイヤ。
  10. 前記第1トレッド接地端が車両装着時に車両外側に位置するように、車両への装着の向きが指定される、請求項1乃至9のいずれかに記載のタイヤ。
  11. 前記第1ミドル陸部には、前記第1ミドルサイプの前記内端と前記第2ミドルサイプの前記外端との間を、タイヤ周方向に連続してのびる第1周方向サイプが設けられ、
    前記第1周方向サイプは、前記第1ミドル陸部のタイヤ軸方向の内端から、前記第1ミドル陸部のタイヤ軸方向長さの45%〜55%の位置に配されている、請求項1乃至10のいずれかに記載のタイヤ。
  12. 前記第2ミドル陸部には、前記第3ミドルサイプの前記内端と前記第4ミドルサイプの前記外端との間を、タイヤ周方向に連続してのびる第2周方向サイプが設けられ、
    前記第2周方向サイプは、前記第2ミドル陸部のタイヤ軸方向の内端から、前記第2ミドル陸部のタイヤ軸方向長さの45%〜55%の位置に配されている、請求項3又は4に記載のタイヤ。
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