JP2019209257A - フィルタプレス - Google Patents
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Abstract
【課題】濾過工程の効率化と低コスト化とを実現し得るフィルタプレスを提案する。【解決手段】一対の濾板によって濾過シートを介して濾枠を挟持する閉板状態で、該濾枠の枠内に形成された濾室に、被処理液を圧入する処理液圧入工程と、濾過シートの外側の各濾板の溝部内に逆洗エアを供給する逆洗処理工程とを繰り返し実行するようにした。かかるフィルタプレスは、逆洗処理工程により、濾過シートの内面に付着したスラッジを落とすことができるため、連続して濾過を行うことができ、濾過工程を効率化でき且つコストを低減できる。【選択図】図12
Description
本発明は、対向する一対の濾板の間に、濾枠と濾過シートとを挟持して濾室を形成するフィルタプレスに関する。
重ね合わせた濾板の間に形成した濾室に被処理液を圧入して濾過を行うフィルタプレスは古くから知られている。かかるフィルタプレスとして、例えば特許文献1には、濾板と濾板との間に濾枠を挟持して、該濾枠の枠内を濾室とする複式タイプが提案されている。この複式タイプの構成は、濾板により濾枠を挟持した状態で、該濾枠の両側に位置した濾過シートによって該濾枠の枠内に濾室が形成される。そして、濾室内に被処理液を圧入することにより、濾過シートにより濾過された濾液を、該濾室の外側へ排出する。
前記した従来のフィルタプレスは、被処理液を圧入して濾過を行う時間が長くなるにつれて、濾過シートの目詰まりによって濾室への被処理液の流入量が減少し、濾過の能率が低下する。そのため、濾過能率が低くなると、濾板により濾枠を挟持した状態を解除して濾室を開放し、該濾室内に溜まったケーキを取り出すこと、および濾過シートを交換することを行う必要があった。このように従来構成のフィルタプレスでは、濾過シートの目詰まりによる濾過能力の低下毎に、濾過を停止して濾過シートを交換しなければならず、濾過シートの交換頻度が比較的高くなっていた。こうした現状に対して、濾過シートの交換頻度を低減して、濾過工程を効率化すると共に、濾過工程にかかるコストを低減することが求められていた。
本発明は、濾過工程の効率化とコスト低減とを実現し得るフィルタプレスを提案するものである。
本発明は、相互に離近移動可能に配設され、対向する表面に、濾液を排出する排出路と連通する溝部が夫々形成された一対の濾板と、両濾板の間に配置され、両濾板により挟持される濾枠と、両濾板と濾枠との間に介装され、両濾板により濾枠を挟持した閉板状態で濾枠の両側に位置して該濾枠の枠内に濾室を形成する濾過シートと、前記閉板状態で形成される前記濾室内に、被処理液を圧入する処理液圧入手段とを備え、前記濾室内に圧入された被処理液を濾過シートにより濾過して、濾液を前記濾板の溝部を介して排出路へ排出するフィルタプレスにおいて、前記閉板状態で、前記濾板の溝部内に逆洗エアを供給する逆洗エア供給手段を備えてなるものであり、前記閉板状態で、前記処理液圧入手段を作動制御して、被処理液を前記濾室内に圧入する処理液圧入工程と、前記被処理液の圧入を停止した後に、前記逆洗エア供給手段を作動制御して、前記濾室の外側に位置する前記溝部内に逆洗エアを所定時間供給する逆洗処理工程とを、予め定められた濾過終了条件の成立まで繰り返し実行制御する濾過工程制御手段を備えたものであることを特徴とするフィルタプレスである。
本発明の発明者らは、前述した従来構成における濾過能力の低減について鋭意研鑽し、かかる本発明の構成を発明するに至った。すなわち、濾過を行うことで生ずる濾過シートの目詰まりは、濾過シートの内面に、被処理液に含まれる混入物質(以下、スラッジという)が付着することが要因であり、この付着したスラッジを濾過シートから落とすことができれば、濾過能力の低減を改善できる。そのため、濾過シートの内面に付着したスラッジを落とすための様々な方法を検討し、本発明の構成に至った。
かかる本発明の構成にあっては、処理液圧入工程で濾過シートの内面に付着したスラッジを、逆洗処理工程で濾過シートの外側から逆洗エアを供給することによって、該濾過シートから落とすことができる。これにより、スラッジの付着により低下した濾過シートの濾過能力を改善できることから、逆洗処理工程の後に再び実行する処理液圧入工程では、所望の濾過能力で濾過を行うことができる。したがって、本構成によれば、処理液圧入工程による濾過を複数回連続的に実行できるため、濾板を開放して濾過シートを交換する頻度を低減することができ、濾過作業の効率を飛躍的に向上できる。そして、濾過シートの交換回数も低減できるため、濾過シートにかかるコストを削減することができる。
尚、処理液圧入工程と逆洗処理工程とを繰り返すことにより、濾室内には濾過シートの内側面から落ちたスラッジが溜まっていく。そして、処理液圧入工程から逆洗処理工程に至る一連の工程を実行する回数が増えるにつれて、濾室内に溜まったスラッジによって、濾過シートの濾過能力が低下する。そのため、所定の濾過終了条件が成立すると、濾板を開放して、濾室内に溜まったスラッジ(スラッジの塊であるケーキ)を取り除くこと、さらには濾過シートの交換を行うことが好適である。ここで、濾過終了条件は、前記した濾過シートの濾過能力に基づいて定められた条件であることが好適である。
前述した本発明のフィルタプレスにあって、両濾板により濾枠を挟持した閉板状態で形成される濾室内に、脱液エアを供給する脱液エア供給手段を備え、濾過工程制御手段は、処理液圧入工程と逆洗処理工程との間に、処理液圧入手段による被処理液の圧入停止に伴って、前記脱液エア供給手段を作動制御して、前記濾室内に脱液エアを供給する脱液処理工程を、実行するものである構成が提案される。尚、本構成では、逆洗処理工程が、脱液エア供給手段による脱液エアの供給停止に伴って実行される。
かかる構成にあっては、処理液圧入工程、脱液処理工程、逆洗処理工程を順に実行するものであり、該処理液圧入工程から逆洗処理工程に至る一連の工程を、所定の濾過終了条件の成立まで繰り返し実行する。本構成は、処理液圧入工程の後に実行する脱液処理工程により、処理液圧入手段による被処理液の圧入停止後に濾室に残る被処理液を濾過することができる。ここで、脱液処理工程を実行せずに、処理液圧入工程後に逆洗処理工程を実行すると、処理液圧入工程後に濾室に残留した被処理液が逆洗エアにより逆流してしまう虞がある。これに対して、本構成では、前述したように脱液処理工程によって濾室内の被処理液を濾過できることから、逆洗処理工程で該被処理液が逆流することを防止できる。また、脱液処理工程を実行することにより、濾室内に残留するスラッジの液体成分を、濾過シートを介して濾過できる。そのため、逆洗処理工程で濾過シートに付着したスラッジを落とし易いという利点もある。
前述した本発明のフィルタプレスにあって、濾過工程制御手段の濾過終了条件は、処理液圧入工程で、濾室内に圧入される被処理液の単位時間当りの流入量が所定閾値以下となることである構成が提案される。
かかる構成にあって、濾過終了条件は、濾室内に溜まったスラッジ(ケーキ)により低下する濾過能力に基づく条件であり、逆洗処理工程により濾過シートから落ちたスラッジが濾室内で溜まっていくことによって所望の濾過能力を発揮できない状況を示している。すなわち、本構成の濾過終了条件は、逆洗処理工程により濾過能力を回復できる状況を示すものでなく、該逆洗処理工程によっても所望の濾過能力を回復できない状況を示すものであり、さらに、濾室内に溜まったスラッジ(ケーキ)の除去や濾過シートの交換などのタイミングを示すものとも換言できる。
本構成によれば、濾過終了条件の成立によって、適切なタイミングで、濾室内に溜まったスラッジ(ケーキ)の除去と濾過シートの交換とを行うことができる。そして、この後に、再び濾板を閉板状態として、処理液圧入工程から逆洗処理工程までの一連の工程を繰り返すことにより、所望の濾過能力による濾過を行うことができる。
本構成によれば、濾過終了条件の成立によって、適切なタイミングで、濾室内に溜まったスラッジ(ケーキ)の除去と濾過シートの交換とを行うことができる。そして、この後に、再び濾板を閉板状態として、処理液圧入工程から逆洗処理工程までの一連の工程を繰り返すことにより、所望の濾過能力による濾過を行うことができる。
尚、本構成では、処理液圧入工程で濾過終了条件が成立すると、当該処理液圧入工程を終了して、前記脱液処理工程を実行し、該脱液処理工程の終了に伴って、濾板を開放してスラッジ(ケーキ)の除去や濾過シートの交換などを実行する構成が好適である。
前述した本発明のフィルタプレスにあって、濾枠は、閉板状態で濾室の上縁を構成する上縁部と、該上縁部の両端から夫々垂下されて該閉板状態で濾室の両側縁を夫々構成する側縁部とを備え、両側縁部間で下方開放する枠状を成すものであって、さらに両側縁部の少なくとも下部が、下端を刃先状とする先細り形状に形成されてなるものであり、濾板は、前記閉板状態で、濾過シートを介して相互に圧接されて濾室の底縁を構成する底縁部を備えてなるものである構成が提案される。
かかる構成にあって、濾枠は、両側縁部間で下方開口したものであるから、該濾枠の枠内に形成される濾室は、その底縁が、両濾板の圧接により形成される。そのため、本構成では、濾板を閉板状態から開放して濾枠から離間させると、濾室(濾枠の枠内)の底が開放されて、該濾室に溜まったスラッジ(ケーキ)が濾室から自重で落下する。したがって、本構成によれば、濾室に溜まったスラッジ(ケーキ)を取り出すための機能や作業を必要とせず、両濾板の開放により該スラッジ(ケーキ)を濾室から容易に排出できる。
さらに、本構成では、濾過シートは、濾室の上縁と両側縁とにより濾板と濾枠との間に挟持され、濾室の底縁で両濾板の間に挟持されることとなるが、濾枠の両側縁部は、その下部が、下端を刃先状とする先細り形状に形成されていることから、濾過シートを濾枠の下端部で大きく屈曲させることなく挟持できる。これにより、本構成では、比較的低強度の濾過シートを使用することができ、総じて濾過に要するコストを低減できる。
本発明のフィルタプレスによれば、濾過により濾過シートの内面に付着したスラッジを逆洗処理工程により落とすことができ、該濾過シートの目詰まりによる濾過能力の低減を回復できることから、処理液圧入工程による濾過を複数回連続的に実行できる。したがって、濾板を開放して濾過シートを交換する頻度を低減することができ、濾過作業の効率化とコスト低減とを実現できる。
本発明にかかる実施形態を添付図面に従って以下に説明する。
本実施例のフィルタプレス1は、図1〜3に示すように、床や作業台の上に載置される基台2と、フィルタプレス本体3と、フィルタプレス1を開板状態と閉板状態とに変換駆動する開閉機構4と、フィルタプレス本体3に濾紙Sを供給する濾紙供給装置5と、フィルタプレス本体3に被処理液と脱液エアとを夫々供給する供給管7と、フィルタプレス本体3から濾液や脱液エアを排出する排出管8と、フィルタプレス本体3から排出されるケーキ(スラッジ)を回収するケーキ回収部6と、フィルタプレス1の作動を制御する制御装置50(図11参照)とを備えている。本実施例のフィルタプレス1は、全自動タイプであり、制御装置50が各装置を統括的に制御することにより、濾過工程を自動的に実行する。尚、本実施例のフィルタプレス1は、金属加工で発生する切削屑(スラッジ)を含む廃液(被処理液)から、切削屑を濾過して回収する用途などに好適に用いられる。
本実施例のフィルタプレス1は、図1〜3に示すように、床や作業台の上に載置される基台2と、フィルタプレス本体3と、フィルタプレス1を開板状態と閉板状態とに変換駆動する開閉機構4と、フィルタプレス本体3に濾紙Sを供給する濾紙供給装置5と、フィルタプレス本体3に被処理液と脱液エアとを夫々供給する供給管7と、フィルタプレス本体3から濾液や脱液エアを排出する排出管8と、フィルタプレス本体3から排出されるケーキ(スラッジ)を回収するケーキ回収部6と、フィルタプレス1の作動を制御する制御装置50(図11参照)とを備えている。本実施例のフィルタプレス1は、全自動タイプであり、制御装置50が各装置を統括的に制御することにより、濾過工程を自動的に実行する。尚、本実施例のフィルタプレス1は、金属加工で発生する切削屑(スラッジ)を含む廃液(被処理液)から、切削屑を濾過して回収する用途などに好適に用いられる。
フィルタプレス本体3は、濾枠10と、該濾枠10を両側から挟持する一対の濾板11,11と、各濾板11,11を保持するエンドプレート12a,12bとを備える。一方のエンドプレート12aは、基台2に固定され、他方のエンドプレート12bは、開閉機構4に連結されており、該開閉機構4によって他方のエンドプレート12bを進退移動させることにより、二枚の濾板11,11を相互に離近移動させ得るように構成されている。また、フィルタプレス本体3には、図4に示すように、濾枠10と濾板11,11とを厚み方向に貫通する太径のガイドシャフト13aと細径のガイドシャフト13bとが複数保持されており、濾板10がこれらガイドシャフト13a,13bによって両濾板11,11の間に保持される。細径のガイドシャフト13bには、濾枠10を濾板11の表面から離間する方向に付勢する圧縮コイルバネ14が外嵌されている。濾枠10は、圧縮コイルバネ14によって両側の濾板11,11から離間するよう付勢されることで、図1,図4(A)に示すように、開板状態で二枚の濾板11の中間位置に保持される。
開閉機構4は、図1〜3に示すように、基台2の上に固定される金属製のフレーム4aと、該フレーム4aに取り付けられる油圧シリンダ4bとを備えてなる。油圧シリンダ4bのピストンロッド4cには、フィルタプレス本体3の片側のエンドプレート12bが連結されている。そして、油圧シリンダ4bが収縮した状態では、図1および図4(A)に示すように、二枚の濾板11,11と濾枠10とが離間する開板易状態となり、油圧シリンダ4bを伸長させると、図2および図4(B)に示すように、二枚の濾板11,11がガイドシャフト13a,13bに沿って相互に接近して、濾紙Sを介して両濾板11,11の間に濾枠10を挟持した閉板状態となる。そして、閉板状態では、濾枠10の両側に位置する濾紙Sによって、該濾枠10の枠内に濾室15が形成される。
濾紙供給装置5は、図1,2に示すように、各エンドプレート12a,12bの上方に配設され、長尺な未使用の濾紙Sを巻回される供給ローラ5aと、各エンドプレート12a,12bの下方に配設され、使用済みの濾紙Sを巻き取る回収ローラ5bと、各ローラ5a,5bを回転駆動するモータ(図示省略)とを備えてなる。ここで、上下の供給ローラ5aと回収ローラ5bとが対になっており、濾紙供給装置5は、二対の供給ローラ5aと回収ローラ5bとを備えている。こうした濾紙供給装置5は、開板状態で、前記制御装置50が前記モータを駆動制御することにより、供給ローラ5aに巻回された未使用の濾紙Sを各濾板11の表面に張設し、濾過後の目詰まりした濾紙Sを回収ローラ5bに巻き取って回収する。
供給管7は、被処理液と脱液用のエアとを前記濾室15へ供給するためのものである。この供給管7は、被処理液供給装置(図示せず)から高圧の被処理液が供給される処理液供給管7aと、エアポンプ(図示せず)から高圧の脱液用のエア(以下、脱液エアという)が供給されるエア供給管7bとを、一本の共通供給管7cに合流させて濾室15の上部に連通させてなるものである。処理液供給管7aとエア供給管7bとには、電磁弁7d,7eが夫々配設されており、各電磁弁7d,7eが前記した制御装置50により個別に開閉作動制御される。すなわち、制御装置50は、電磁弁7d,7eを夫々開閉作動制御することにより、高圧の被処理液を濾室15に供給する状態と、高圧の脱液エアを濾室15に供給する状態と、被処理液および脱液エアの濾室15への供給を停止する状態とに切替することができる。
尚、本実施例にあっては、前記した被処理液供給装置に貯留された被処理液の貯留量を検知する液量計52が配設されており、該液量計52が制御装置50に接続されている(図11参照)。
尚、本実施例にあっては、前記した被処理液供給装置に貯留された被処理液の貯留量を検知する液量計52が配設されており、該液量計52が制御装置50に接続されている(図11参照)。
さらに、供給管7には、共通供給管7cにエア抜管17が接続されており、該エア抜管17に電磁弁17aが配設されている。このエア抜管17の電磁弁17aは、後述するように、閉板状態から開板状態への変換時と逆洗エアの供給時とで開放される。この開放により、開板状態に変換し易くできると共に、逆洗エアを濾室15内から排出できる。
排出管8は、濾紙Sにより濾過された濾液や該濾紙Sを透過した脱液用のエアを、機外の濾液タンク(図示せず)へ排出するためのものである。この排出管8には、逆洗用のエアを供給するエア供給管9が接続されている。このエア供給管9は、本発明の要部にかかることから、詳細は後述する。
ケーキ回収部6は、上方開放する箱体であり、フィルタプレス本体3の直下に配設される。このケーキ回収部6は、後述するように閉板状態から開板状態に変換した際に、濾室15から落下したケーキを収容できるように設けられている。
こうした本実施例のフィルタプレス1は、開閉機構4により濾板11,11を閉板状態(図2,図4(B))とし、この閉板状態で、被処理液を濾室15内へ圧入することにより、該被処理液の濾過を行う。この濾過により、濾液が排出管8を介して排出され、濾室15にケーキが溜まっていく。その後、濾紙Sによる濾過の能力が低下すると、被処理液の供給を停止して、脱液エアを濾室15内へ圧入して、濾室15内に残っている被処理機の濾過を促進すると共に、濾室15内に残留した混入物質(前記切削屑などのスラッジ)の液体成分を排出する。そして、脱液エアの供給後には、濾室15内に、スラッジの塊であるケーキが残る。こうした脱液エアの供給後に、濾板11,11を閉板状態から開板状態(図1,図4(A))に変換すると、前記ケーキが自重により落下して、ケーキ回収部6に回収される。さらに続けて濾過を行う場合には、濾紙供給装置5により供給ローラ5aと回収ローラ5bとを回転作動させて、濾板11,11の各表面に配置される濾紙Sを交換する。そして、前記のように閉板状態とすることにより濾過を行う。尚、本実施例の構成は、オペレータによるスタート操作を契機として、制御装置50が前記開閉機構4、各電磁弁7d,7e、濾紙供給装置5等を所定タイミングで作動制御することにより、自動で濾過を行う。この制御装置50による作動制御は、本発明の要部に係ることから、詳細は後述する。
次に、本発明の要部について説明する。
前記した濾枠10は、ステンレス板の切削加工により製造される枠板である。そして、濾枠10は、図5,6に示すように、表裏対称形状であって、上縁部20と、上縁部20の両側から垂下する側縁部21,21とからなる略倒コ字状をなしており、上縁部20と両側縁部21,21に囲まれた枠内が下方開放されている。濾枠10の両面全体は、濾板11,11によって挟持される受圧面23,23であり、前記閉板状態で、両濾板11,11が濾紙Sを介して各受圧面23,23に夫々圧接される。こうした閉板状態では、上縁部20と両側縁部21,21とに囲まれた濾枠10の枠内に、該濾枠10の両側に位置する濾紙S,Sにより閉塞された空隙が形成され、該枠内の空隙により濾室15が構成される(図10(A)参照)。
前記した濾枠10は、ステンレス板の切削加工により製造される枠板である。そして、濾枠10は、図5,6に示すように、表裏対称形状であって、上縁部20と、上縁部20の両側から垂下する側縁部21,21とからなる略倒コ字状をなしており、上縁部20と両側縁部21,21に囲まれた枠内が下方開放されている。濾枠10の両面全体は、濾板11,11によって挟持される受圧面23,23であり、前記閉板状態で、両濾板11,11が濾紙Sを介して各受圧面23,23に夫々圧接される。こうした閉板状態では、上縁部20と両側縁部21,21とに囲まれた濾枠10の枠内に、該濾枠10の両側に位置する濾紙S,Sにより閉塞された空隙が形成され、該枠内の空隙により濾室15が構成される(図10(A)参照)。
さらに、濾枠10の上縁部20には、その中央部に、該上縁部20を上下に貫通する供給口26が設けられている。この供給口26の上部開口には、前記した共通供給管7cが接続され、前記閉板状態で、該共通供給管7cから供給される被処理液や脱液エアが、供給口26を介して濾室15内に流入する。また、濾枠10の両側縁部21,21には、ガイドシャフト13a,13bを貫通するガイド孔27a,27bが厚み方向に貫設されている。
こうした濾枠10は、その厚みが下端ほど肉薄に形成される。具体的には、上縁部20は、濾枠10のなかで最も肉厚で、略均一な厚みとなっている。そして、側縁部21は、上縁部20に連続する上端から下方に向けてテーパ状に薄くなる側上部21aと、該側上部21aの下端の厚みを維持する側中央部21bと、該側中央部21bの厚みから下方に向けて先細りとなって、下端を刃先状とする側下部21cとで構成される。このように、濾枠10の両側縁部21の厚みが、下方に向けて先細り形状となっていることから、前記濾室15は、下方に向けて薄くなる空間形状に形成される。
一方、一対の濾板11,11は、横長矩形状をなすポリプロピレン製の板材であり、同一形状をなしている。そして、これら一対の濾板11,11は、夫々の裏側をエンドプレート12a,12bに固定されて、濾枠10の両側に対向状に夫々配設される。図7,8に示すように、濾板11の表面は、中央部の略矩形領域を、濾枠10の枠内を片側から閉塞する濾面部30としている。濾面部30の略全域には、濾板11の厚み方向に凹む溝路が縦縞格子状に形成された溝部34を備えており、閉板状態で、濾紙Sを透過した濾液等が該溝部34を流下する。ここで、閉板状態では、濾面部30の、溝部34の外周縁が濾紙Sに密接することから、該溝部34内を閉鎖した閉鎖空隙39を形成する。また、溝部34の下部には、濾板11を厚み方向に貫通する排出口36が形成される。この排出口36の裏側開口には、排出管8が接続され、閉板状態で、濾紙Sを透過した濾液や脱液エアが閉鎖空隙39(溝部34)から排出口36を通って、排出管8から排出される。
そして、濾板11の表面は、前記濾面部30の上方領域と側方領域とからなる略倒コ字状領域を、濾紙Sを介して濾枠10の受圧面23と圧接する挟持面部31としている。また、濾面部30の下方の横長矩形領域を、濾紙Sを介して他方の濾板11と圧接する密閉面部32としている。挟持面部31は、濾枠10の受圧面23と整一に重なり合う形状をなしており、濾板11は、密閉面部32の分だけ、濾枠10よりも縦長となっている。また、濾板11には、濾室15の気密性を高めるために、ゴム製のシートからなるパッキン35が、挟持面部31と密閉面部32との全面を覆うように配設される。さらに、濾板11には、濾枠10のガイド孔27a,27bと重なる両側部に、ガイドシャフト13a,13bを貫通するガイド孔37a,37bが夫々形成される。
こうした濾板11の表面は、濾枠10を挟持せずに他方の濾板11と圧接する密閉面部32が最も膨隆している。また、挟持面部31は、濾枠10の受圧面23と密接するように、濾枠10の厚み分だけ密閉面部32よりも薄く形成される。ここで、濾枠10の両側下部21cが先細り形状をなし且つその下端が刃先状となっていることから、濾紙Sを、挟持面部31と密閉面部32との境界で殆ど屈曲することなく保持できる。さらに、濾面部30における、溝部34を形成しない部位は、横幅方向に沿って挟持面部31を面一に形成されており、これにより、濾紙Sを横幅方向に屈曲させずに保持し得る。尚、エンドプレート12a,12bに固定される濾板11の裏面は、離近方向に垂直な平坦面となっている。
前記した濾枠10と濾板11,11とによる閉板状態を、さらに詳述する。閉板状態では、図9,10に示すように、二枚の濾板11が、濾紙Sを介して濾枠10を両側から挟持することにより、該濾枠10の枠内に濾室15が形成される。具体的には、濾枠10の受圧面23に対して、二枚の濾板11の挟持面部31が圧接して、該濾枠10の枠内が濾紙S,Sによって閉塞されることで、該枠内に濾室15が形成される。そして、この閉板状態では、挟持面部31が受圧面23に圧接するのと同時に、濾板11,11の密閉面部32,32が相互に圧接することにより、濾室15の底縁が密閉される。ここで、閉板状態では、濾紙Sが、濾枠10の枠内を両側から覆って、受圧面23の内側部と当接すると共に、濾板11の濾面部30の溝部34を覆って、挟持面部31および密閉面部32の内側部と当接する。そのため、濾枠10の両側に位置する濾紙S,Sは、受圧面23と挟持面部31の間と、対向する密閉面部32,32の間とで挟持され、濾枠10の枠内を濾室15とすると共に、溝部34の内部を閉鎖空隙39とする。こうした閉板状態では、濾室15の外周縁が、濾枠10と濾板11との圧接により濾紙S,Sを介して密閉されることから、該濾室15に被処理液が圧入されると、該被処理液が該濾紙S,Sにより濾過される。濾過された濾液は、濾紙S,Sの外側の閉鎖空隙39,39(溝部34,34の内部)を介して排出管8,8から排出される。脱液エアも、被処理液と同様である。
尚、図9中の符号40は、濾板11をエンドプレート12a,12bに固定するための螺子孔である。
尚、図9中の符号40は、濾板11をエンドプレート12a,12bに固定するための螺子孔である。
また、前記した排出管8には、図1,2に示すように、濾板11の排出口36よりも下流部位で、逆洗用のエアを供給するエア供給管9が接続されている。そして、排出管8の、エア供給管9との接続部位よりも下流側に、電磁弁8aが配設されており、該電磁弁8aの開放状態では、濾板11の溝部34(閉鎖空隙39)が排出管8を介して、機外の濾液タンク(図示せず)と連通する。一方、エア供給管9は、機外のエアポンプ(図示せず)から高圧の逆洗用のエア(以下、逆洗エアという)を供給するものであり、前記電磁弁8aの閉鎖状態で電磁弁9aを開放すると、逆洗エアが、排出管8の上流部分を介して、濾板11の溝部34に供給される。これら電磁弁8a,9aは、制御装置50により開閉作動制御される(図11参照)。
次に、制御装置50により制御される濾過工程について説明する。
濾過工程は、開閉機構4の作動により開板状態から閉板状態に変換する閉板工程と、被処理液を濾室15に圧入する処理液圧入工程と、脱液エアを濾室15に供給する脱液処理工程と、逆洗エアを閉鎖空隙39,39に供給する逆洗処理工程と、開閉機構4の作動により閉板状態から開板状態に変換する開板工程と、濾紙供給装置5の作動により濾紙Sを交換する濾紙交換工程とを備えている。制御装置50は、後述の濾過工程制御処理を実行することにより、こうした各工程を所定順序で実行する。
すなわち、制御装置50は、開閉機構4、濾紙供給装置5、各電磁弁7d,7e,8a,9a,17aを夫々作動させる各プログラムが記憶されており、所定タイミングで夫々のプログラムによって作動制御することにより、濾過工程を実行する。制御装置50は、各プログラムを記憶する記憶装置ROM(図示せず)と、各作動にかかるデータを一時的に記憶する記憶装置RAM(図示せず)と、各プログラムを実行するCPU(図示せず)とを備えている。本実施例では、制御装置50が、プログラムに従って濾過工程制御処理を実行することにより、一連の濾過工程を行う。
濾過工程は、開閉機構4の作動により開板状態から閉板状態に変換する閉板工程と、被処理液を濾室15に圧入する処理液圧入工程と、脱液エアを濾室15に供給する脱液処理工程と、逆洗エアを閉鎖空隙39,39に供給する逆洗処理工程と、開閉機構4の作動により閉板状態から開板状態に変換する開板工程と、濾紙供給装置5の作動により濾紙Sを交換する濾紙交換工程とを備えている。制御装置50は、後述の濾過工程制御処理を実行することにより、こうした各工程を所定順序で実行する。
すなわち、制御装置50は、開閉機構4、濾紙供給装置5、各電磁弁7d,7e,8a,9a,17aを夫々作動させる各プログラムが記憶されており、所定タイミングで夫々のプログラムによって作動制御することにより、濾過工程を実行する。制御装置50は、各プログラムを記憶する記憶装置ROM(図示せず)と、各作動にかかるデータを一時的に記憶する記憶装置RAM(図示せず)と、各プログラムを実行するCPU(図示せず)とを備えている。本実施例では、制御装置50が、プログラムに従って濾過工程制御処理を実行することにより、一連の濾過工程を行う。
制御装置による濾過工程制御処理は、図12に示すように、オペレータによるスタート操作(スタートスイッチのON操作)を契機として開始される。スタート操作されると、閉板作動処理を実行する。閉板作動処理では、開閉機構4の油圧シリンダ4bを駆動制御して、開板状態にある濾板11,11を開板状態から閉板状態に変換する。これにより、濾板11,11が濾紙S,Sを介して濾枠10を挟持して、該濾枠10の枠内に前記濾室15を形成すると共に、両濾板11,11の溝部34,34に前記閉鎖空隙39,39を形成する(図10参照)。ここで、濾室15と閉鎖空隙39,39とは、濾紙S,Sにより隔てられている。こうした閉板状態は、後述する開板作動処理により濾板11,11を開板状態に変換されるまで維持される。尚、閉板作動処理により、前記した閉板工程が実行される。
前記閉板状態となると、処理液圧入処理を実行し、処理液供給管7aの電磁弁7dを開放する。これにより、機外の被処理液供給装置から高圧の被処理液が、処理液供給管7aと共通供給管7cとを通じて、濾室15内に圧入される。ここで、エア供給管7bの電磁弁7eとエア抜管17の電磁弁17aとは、閉鎖した状態で保持されることから、被処理液がエアポンプ側とエア抜管17側に流入しない。また、処理液圧入処理では、電磁弁7dの開放作動を開始すると、被処理液を圧入する流入時間を計測開始する。さらに、処理液圧入処理では、液量計52によって、被処理液供給装置における被処理液の貯留量を定期的(例えば、1秒や2秒などの一定時間毎)に取得し、単位時間(例えば、30秒や1分など)当りで濾室15へ圧入された被処理液の液量(以下、流入量という)を計測する。尚、本実施例の液量計52は、被処理液供給装置に貯留する被処理液の液面高さを計測するものであり、該被処理液の液面高さの変動量(低下量)によって流入量を判断している。これは、貯留している被処理液の液面高さの低下量と流入量とが比例関係にあり、該低下量により流入量を知り得ることに因る。
このように被処理液を圧入している状態では、濾室15に圧入された被処理液が両側の濾紙S,Sにより濾過されて、該濾紙S,Sを透過した濾液が閉鎖空隙39,39に流入する。そして、濾液は、閉鎖空隙39,39を介して排出管8から排出される。尚、排出管8では、電磁弁8aが開放状態であり且つエア供給管9の電磁弁9aが閉鎖状態であることから、濾液が、機外の濾液タンクに排出される。
そして、被処理液の圧入中では、前記した単位時間当りの流入量(液面高さの低下量)が所定の閾値以下となったか否かを判定する処理と、被処理液の流入時間が所定の継続圧入時間を経過したか否かを判定する処理とを行う。そして、単位時間当りの流入量が閾値以下となった場合、又は被処理液の流入時間が継続圧入時間を経過した場合に、処理液停止処理を実行して、処理液供給管7aの電磁弁7dを閉鎖する。これにより、濾室15への被処理液の供給を停止する。尚、処理液圧入処理から処理液停止処理までが、前記した処理液圧入工程である。
ここで、単位時間当りの流入量(液面高さの低下量)を判定する閾値は、濾紙Sの目詰まりによって濾過能力が低下したことを判定するために設定される値である。そして、本実施例では、流入量が閾値以下となった場合には後述の逆洗エアを供給しても所望の濾過能力を十分に発揮できない値として、該閾値が定められている。一方、継続圧入時間は、被処理液を継続して圧入する時間の上限として設定されており、本実施例では、所望の濾過能力を保ちつつ効率的に濾過を行い得る時間(例えば、25分間)として定めている。
ここで、単位時間当りの流入量(液面高さの低下量)を判定する閾値は、濾紙Sの目詰まりによって濾過能力が低下したことを判定するために設定される値である。そして、本実施例では、流入量が閾値以下となった場合には後述の逆洗エアを供給しても所望の濾過能力を十分に発揮できない値として、該閾値が定められている。一方、継続圧入時間は、被処理液を継続して圧入する時間の上限として設定されており、本実施例では、所望の濾過能力を保ちつつ効率的に濾過を行い得る時間(例えば、25分間)として定めている。
前記処理液停止処理後には、脱液エア供給処理を実行する。脱液エア供給処理では、エア供給管7bの電磁弁7eを開放し、機外のエアポンプから高圧の脱液エアを、エア供給管7bと共通供給管7cとを通じて、濾室15内に供給する。また、脱液エア供給処理では、電磁弁7eの開放作動を開始すると、脱液エアを供給する供給時間を計測開始する。
そして、脱液エアの供給中では、前記供給時間が所定の脱液時間を経過したか否かを判定し、脱液時間を経過すると脱液エア停止処理を実行する。脱液エア停止処理では、エア供給管7bの電磁弁7eを閉鎖して、濾室15への脱液エアの供給を停止する。
そして、脱液エアの供給中では、前記供給時間が所定の脱液時間を経過したか否かを判定し、脱液時間を経過すると脱液エア停止処理を実行する。脱液エア停止処理では、エア供給管7bの電磁弁7eを閉鎖して、濾室15への脱液エアの供給を停止する。
こうして脱液エアを供給することによって、濾室15内に残る被処理液を濾過すると共に、該濾室15に残留するスラッジの液体成分が濾紙S,Sを透過して排出される。これにより、濾室15には、スラッジの塊であるケーキが形成される。さらに、濾紙Sには、その内面に、乾燥したスラッジが薄い膜状に付着して残留する。このように脱液エア供給処理から脱液エア停止処理までが、前記した脱液処理工程である。
尚、脱液エアを供給する前記脱液時間は、前記した被処理液の流入時間が継続圧入時間に達した場合(終了フラグ=0)に有効とする時間(例えば、3分間)と、前記した単位時間当りの流入量が閾値以下となった場合(終了フラグ=1)に有効とする時間(例えば、20分間)とが設定されており、各場合に応じて選択される。ここで、前記継続圧入時間に達した場合(終了フラグ=0)に選択する脱液時間は、次の逆洗エアの供給時に被処理液が逆流しない程度まで、濾室15内に残る被処理液の量を減少させるために必要な時間として定めている。一方、前記流入量が閾値以下になった場合(終了フラグ=1)に選択する脱液時間は、濾室15内に残留するケーキやスラッジを十分に乾燥できる時間に定めている。
尚、脱液エアを供給する前記脱液時間は、前記した被処理液の流入時間が継続圧入時間に達した場合(終了フラグ=0)に有効とする時間(例えば、3分間)と、前記した単位時間当りの流入量が閾値以下となった場合(終了フラグ=1)に有効とする時間(例えば、20分間)とが設定されており、各場合に応じて選択される。ここで、前記継続圧入時間に達した場合(終了フラグ=0)に選択する脱液時間は、次の逆洗エアの供給時に被処理液が逆流しない程度まで、濾室15内に残る被処理液の量を減少させるために必要な時間として定めている。一方、前記流入量が閾値以下になった場合(終了フラグ=1)に選択する脱液時間は、濾室15内に残留するケーキやスラッジを十分に乾燥できる時間に定めている。
前記脱液エア停止処理後は、前記した被処理液の流入時間が継続圧入時間に達したことにより前記処理液停止処理を実行した場合(終了フラグ=0)に、逆洗エア供給処理を実行する一方、前記した単位時間当りの流入量が閾値以下となったことにより前記処理液停止処理を実行した場合(終了フラグ=1)に、開板作動処理と実行する。
前記逆洗エア供給処理では、排出管8の電磁弁8aを閉鎖して、エア供給管9の電磁弁9aを開放すると共に、エア抜管17の電磁弁17aを開放する。これにより、エア供給管9と排出管8の上流部分とを通じて、高圧の逆洗エアが、濾紙S,Sと濾板11,11の溝部34,34とにより閉鎖された閉鎖空隙39,39に供給される。また、逆洗エア供給処理では、電磁弁9aの開放作動を開始すると、逆洗エアを供給する供給時間を計測開始する。
そして、逆洗エアの供給中では、逆洗エアの供給時間が所定の逆洗時間(例えば、3秒間)に達したか否かを判定し、逆洗時間に達すると、逆洗エア停止処理を実行する。逆洗エア停止処理では、エア供給管9の電磁弁9aを閉鎖して逆洗エアの供給を停止して、排出管8の電磁弁8aを開放すると共に、エア抜管17の電磁弁17aを閉鎖する。
そして、逆洗エアの供給中では、逆洗エアの供給時間が所定の逆洗時間(例えば、3秒間)に達したか否かを判定し、逆洗時間に達すると、逆洗エア停止処理を実行する。逆洗エア停止処理では、エア供給管9の電磁弁9aを閉鎖して逆洗エアの供給を停止して、排出管8の電磁弁8aを開放すると共に、エア抜管17の電磁弁17aを閉鎖する。
こうした逆洗エアの供給中では、逆洗エアが、閉鎖空隙39,39から濾紙S,Sを通過して濾室15内に進入することから、これに伴って該濾紙S,Sの内面に付着したスラッジを落とすことができる。ここで、濾紙S,Sの内面に付着しているスラッジは、前記した脱液エアの供給により乾燥していることから、該濾紙S,Sの外側から内側へ進入する逆洗エアにより、比較的容易に該内面から崩落させることができる。これにより、濾紙S,Sの目詰まりを解消することができる。そして、濾紙S,Sから崩落したスラッジは、濾室15の下部に溜まる。また、逆洗エアの供給中は、エア抜管17の電磁弁17aを開放していることから、濾室15内に進入した逆洗エアが、該エア抜管17を介して排出される。尚、本実施例では、逆洗エアの供給前に脱液エアを供給して、濾室15内の被処理液を濾過して減少させていることから、逆洗エアの供給中に濾室15内に残った被処理液がエア抜管17から逆流してしまうことを防止できる。
このように逆洗エア供給処理から逆洗エア停止処理までが、前記した逆洗処理工程である。尚、逆洗エアを供給する逆洗時間は、後述するように、逆洗エアによって濾紙S,Sに付着したスラッジを崩落させ得る時間として定められている。
このように逆洗エア供給処理から逆洗エア停止処理までが、前記した逆洗処理工程である。尚、逆洗エアを供給する逆洗時間は、後述するように、逆洗エアによって濾紙S,Sに付着したスラッジを崩落させ得る時間として定められている。
逆洗エア停止処理後は、前記した処理液圧入処理を開始して、前述と同様に一連の処理が順次実行される。こうして処理液圧入工程と、脱液処理工程と、逆洗処理工程とが繰り返し実行され、比較的長時間に亘って所望の濾過能力による被処理液の濾過を実行できる。
一方、前記開放作動処理では、エア抜管17の電磁弁17aを開放すると共に、開閉機構4の油圧シリンダ4bを駆動制御して、濾板11,11を閉板状態から開板状態に変換する。これにより、濾板11,11と濾紙S,Sとが濾枠10から離間して、濾室15が開放され、該濾室15内に溜まったケーキ(およびスラッジ)が自重により落下して、直下のケーキ回収部6に収容される。ここで、開放作動処理の前には、脱液エアを比較的長い時間(例えば、20分間)供給する脱液処理工程を実行していることから、乾燥したケーキを回収できる。尚、濾板11,11を開板状態に変換すると、エア抜管17の電磁弁17aを閉鎖する。
開放作動処理後には、濾紙交換作動処理を実行する。濾紙交換作動処理では、濾紙供給装置5のモータを駆動制御して、濾板11の表面に配置された使用済みの濾紙Sを回収ローラ5bに巻き取ると共に、供給ローラ5aに巻回された未使用の濾紙Sを濾板11の表面に配置する。
尚、こうした濾紙交換作動処理の終了後には、オペレータが再びスタート操作を行うことにより、前述したように濾過工程処理を実行できる。
尚、こうした濾紙交換作動処理の終了後には、オペレータが再びスタート操作を行うことにより、前述したように濾過工程処理を実行できる。
次に、前述した本実施例のフィルタプレス1による濾過能力を測定した結果について説明する。濾過能力の測定結果は、図13に示すように、濾過工程を行う処理時間における被処理液の処理量(流入量)で表している。ここで、被処理液の処理量は、前記した液量計52により計測される該被処理液の液面高さの低下量を示す。これは、前述したように、被処理液の液面高さが、該被処理液の流入量と比例関係にあることから、実質的に処理量と同義として扱えるためである。
本実施例では、前記した濾過工程制御処理における圧入時間を25分間に設定し、脱液時間を3分間に設定し、逆洗時間を3秒間に設定して、濾過工程を実行している。すなわち、実施例の濾過工程では、処理液圧入工程を25分間継続し、次に脱液処理工程を3分間実行し、次に逆洗処理工程を3秒間実行した後、再び処理液圧入工程を実行する。このように処理液圧入工程、脱液処理工程、逆洗処理工程を順次繰り返し実行する。
一方、比較例として、処理液圧入工程(処理液圧入処理)を連続して実行した場合についても、実施例と同様に濾過能力を測定し、該濾過能力の測定結果を図12に併記した。ここで、比較例は、前述した実施例の濾過工程処理による濾過能力を明確化できるように、実施例と同じ構造のフィルタプレスを用いている。すなわち、比較例の測定結果は、実施例と同じフィルタプレス1で、処理液供給管7aの電磁弁7dの開放状態を保持して、処理液圧入工程を継続して実行したことによる濾過能力である。
実施例の濾過能力は、図13に示すように、25分毎に被処理液の処理量が一旦停滞するものの、被処理液の処理量が略直線状に上昇することから、濾過を2時間継続して行っても、濾過能力がほとんど低下していないことが分かる。これに対して、比較例の濾過能力は、約40分経過した頃から、実施例に比して処理量が徐々に低下し始め、約60分を超えてから、実施例に比して処理量の低下が大きくなる。このように実施例では、継続して2時間を超える濾過を行っても、濾過能力の低下が極めて小さく、所望の濾過能力を維持できるため、効率的な濾過を実行できる。一方、比較例では、処理時間が長くなるにつれ、被処理液の処理量の減少割合が大きくなり、実施例に比して濾過能力の低下が進むことから、所望の濾過能力を維持できなくなる。そのため、処理液圧入工程を停止して、濾過の交換を必要とする。こうした測定結果によれば、実施例は、処理液圧入工程を25毎に一旦停止しても、該処理液圧入工程を継続する比較的に比して濾過能力が高く(被処理液の処理量が多く)、総じて高い濾過効率を発揮することが明らかである。
以上のように、本実施例のフィルタプレス1は、処理液圧入工程、脱液処理工程、および逆洗処理工程を順次実行することにより、該処理液圧入工程で濾紙S,Sの内面に付着したスラッジを、逆洗処理工程で濾紙S,Sの内面から比較的容易に落とすことができ、濾紙Sの目詰まりを解消することができる。そのため、こうした処理液圧入工程、脱液処理工程、および逆洗処理工程を、繰り返し実行することによって、所望の濾過能力が比較的長い時間に亘って安定して発揮できる。そして、濾紙を交換するために必要な開板作動と濾紙交換作動との実行回数を低減することができるため、濾過効率を向上でき、かつ濾紙の使用量を低減できる。したがって、本実施例によれば、濾過工程の効率化と低コスト化とを実現することができる。
ここで、本実施例では、逆洗処理工程の前に脱液処理工程を実行している。これは、脱液処理工程により、濾室15内に残った被処理液を濾過して、逆洗処理工程の際に、濾室15に被処理液が残留しないようにするためである。もし仮に、脱液処理工程を行わずに逆洗処理工程を実行すると、逆洗処理工程の際に、濾室15内に残留する被処理液がエア抜管17から逆流する虞がある。本実施例によれば、脱液処理工程を実行することで、この逆流を防止できる。さらに、脱液処理工程によって、濾紙Sの内面に付着したスラッジの液体成分を排出して乾燥させることから、逆洗処理工程により、濾紙Sに付着したスラッジを比較的容易に落とすことができるという利点もある。こうしたことから、本実施例のように、処理液圧入工程、脱液処理工程、および逆洗処理工程を順に実行することで、濾紙Sの濾過能力を回復でき、連続した濾過を安定して行うことができる。
ここで、本実施例では、逆洗処理工程の前に脱液処理工程を実行している。これは、脱液処理工程により、濾室15内に残った被処理液を濾過して、逆洗処理工程の際に、濾室15に被処理液が残留しないようにするためである。もし仮に、脱液処理工程を行わずに逆洗処理工程を実行すると、逆洗処理工程の際に、濾室15内に残留する被処理液がエア抜管17から逆流する虞がある。本実施例によれば、脱液処理工程を実行することで、この逆流を防止できる。さらに、脱液処理工程によって、濾紙Sの内面に付着したスラッジの液体成分を排出して乾燥させることから、逆洗処理工程により、濾紙Sに付着したスラッジを比較的容易に落とすことができるという利点もある。こうしたことから、本実施例のように、処理液圧入工程、脱液処理工程、および逆洗処理工程を順に実行することで、濾紙Sの濾過能力を回復でき、連続した濾過を安定して行うことができる。
さらに、本実施例では、処理液圧入工程で、単位時間当りの被処理液の流入量が所定閾値より小さくなると、濾紙を交換するようにしていることから、所望の濾過能力を保つために必要な濾紙の交換を適切なタイミングで実行する。すなわち、本実施例は、所望の濾過能力を安定して保ちつつ、前記した濾過工程の効率化と低コスト化とを実現できる。
また、本実施例では、濾枠10が、上縁部20と両側縁部21,21とからなる略倒コ字形状をなし、下方開放されていることから、閉板状態で形成された濾室15に被処理液を圧入して濾過を行った後に、開板状態に変換して、濾室15の底縁を構成する両濾板11,11を濾枠10から離間させると、濾室15に残留するケーキ(スラッジ)が自重により直下に落下する。このように本実施例によれば、ケーキを濾室15から取り出す機構(又は作業)を要さず、閉板状態から開板以上に変換して濾板11,11を濾枠10から離間させるだけで、濾室15からケーキを自然に排出できる。
さらに、本実施例では、濾板10の両側下部21cが、下端を刃先状とする先細り形状であることから、両側下部21cの下端(図10(B)のX部)において、濾紙S,Sが殆ど屈曲することなく挟持され得る。したがって、本実施例のフィルタプレス1は、濾布と比べて強度は劣るものの、低廉で使い捨て可能な濾紙を濾過シートとして使用できる。
前述した本実施例の構成にあって、濾紙Sが、本発明にかかる濾過シートに相当する。また、排出管8が、本発明にかかる排出路に相当する。また、供給管7の処理液供給管7aに設けられた電磁弁7dが、本発明にかかる処理液圧入手段に相当する。また、供給管7のエア供給管7bに設けられた電磁弁7eが、本発明にかかる脱液エア供給手段に相当する。また、排出管8に接続されたエア供給管9の電磁弁9aが、本発明にかかる逆洗エア供給手段に相当する。また、濾過工程制御処理を実行する制御装置50が、本発明にかかる濾過工程制御手段に相当する。また、濾板11の密閉面部32が、本発明にかかる濾板の底縁部に相当する。
本発明にあっては、前述した実施例に限定されるものではなく、前述の実施例以外の構成についても本発明の趣旨の範囲内で適宜変更して実施可能である。以下に、本発明にかかる別例について例示する。
例えば、本実施例は、被処理液を圧入する状態(処理液圧入工程)で、単位時間当りの流入量が所定閾値より小さくなると、被処理液の圧入を停止して脱液エアを供給した後に、濾紙の交換を実行するものとしたが、これに限らず、処理液圧入工程と脱液処理工程と逆洗処理工程との繰り返し回数が、所定の回数値に達すると、濾紙の交換を実行するようにしても良いし、さらには、処理液圧入工程から逆洗処理工程を繰り返し実行する時間が、所定の時間値に達すると、濾紙の交換を行うようにしても良い。すなわち、処理液圧入工程と脱液処理工程と逆洗処理工程との繰り返しを終了する条件(本発明の濾過終了条件)は、前記の繰り返し回数や繰り返し時間などに基づくものとして設定することも可能である。
例えば、本実施例は、被処理液を圧入する状態(処理液圧入工程)で、単位時間当りの流入量が所定閾値より小さくなると、被処理液の圧入を停止して脱液エアを供給した後に、濾紙の交換を実行するものとしたが、これに限らず、処理液圧入工程と脱液処理工程と逆洗処理工程との繰り返し回数が、所定の回数値に達すると、濾紙の交換を実行するようにしても良いし、さらには、処理液圧入工程から逆洗処理工程を繰り返し実行する時間が、所定の時間値に達すると、濾紙の交換を行うようにしても良い。すなわち、処理液圧入工程と脱液処理工程と逆洗処理工程との繰り返しを終了する条件(本発明の濾過終了条件)は、前記の繰り返し回数や繰り返し時間などに基づくものとして設定することも可能である。
また、本実施例で例示した圧入時間(25分間)、脱液時間(3分間)、および逆洗時間(3秒間)は、これに限らず、適宜変更して設定することができる。具体的には、濾室のサイズ、被処理液を圧入する圧力、脱液エアの圧力、逆洗エアの圧力などに応じて適宜設定することができる。
また、本実施例では、逆洗エアを供給するエア供給管9を、排出管8に接続した構成であるが、これに限らず、逆洗エアを供給するエア供給管を、濾板の溝部に直接接続した構成であっても良い。尚、溝部にエア供給管を接続する構成の場合には、濾液がエア供給管の内部に流入できない構成やエア供給管に流入した濾液が自然と落下して排出管に流れる構成などとすることが好適である。
また、本実施例にあって、濾板の表面に形成された溝部は、縦縞格子状に形成したものであるが、これに限らず、様々な形状に形成することが可能である。例えば、長方体状や円柱状に凹む形状としても良い。さらに、こうした長方体状に凹む溝部の内部に、多孔質体を配置する構成としても良い。
また、本実施例では、対向する二枚の濾板11,11と一個の濾枠10とを備えた構成であるが、これに限らず、多数の濾板と濾枠とを一列に配置する構成であっても良く、同様の作用効果を奏し得る。
また、本実施例では、処理液圧入工程、脱液処理工程、逆洗処理工程を順に繰り返し実行する構成であるが、これに限らず、処理液圧入工程と逆洗処理工程とを繰り返し実行する構成とすることも可能である。すなわち、この別例の構成では、処理液圧入工程の後に、脱液処理工程を行うこと無く、逆洗処理工程を実行することから、該逆洗処理工程の際に、濾室内に残留する被処理液がエア抜管から逆流する虞がある。そのため、かかる別例の構成は、エア抜管に(電磁弁よりも下流側の部位に)、濾室から逆流する被処理液を滞留させる滞留部を設けた構成とする。これにより、逆洗処理工程で濾室から逆流する被処理液を滞留させることができるため、エア抜管からの被処理液の逆流を抑制でき、前述した実施例と同様の作用効果を奏することが可能である。尚、こうした別例の構成にあっては、処理液圧入工程を、単位時間当りの流入量が閾値以下となったことにより終了すると、脱液処理工程を実行した後に、開板工程を実行する。これにより、濾板を閉板状態から開板状態に変換する前に、濾室内の被処理液を濾過すると共に、該濾室内のケーキ(スラッジ)の液体成分を排出する。
1 フィルタプレス
8 排出管
10 濾枠
11 濾板
15 濾室
20 上縁部
21 側縁部
32 密閉面部(底縁部)
34 溝部
S 濾紙(濾過シート)
8 排出管
10 濾枠
11 濾板
15 濾室
20 上縁部
21 側縁部
32 密閉面部(底縁部)
34 溝部
S 濾紙(濾過シート)
Claims (4)
- 相互に離近移動可能に配設され、対向する表面に、濾液を排出する排出路と連通する溝部が夫々形成された一対の濾板と、
両濾板の間に配置され、両濾板により挟持される濾枠と、
両濾板と濾枠との間に介装され、両濾板により濾枠を挟持した閉板状態で濾枠の両側に位置して該濾枠の枠内に濾室を形成する濾過シートと、
前記閉板状態で形成される前記濾室内に、被処理液を圧入する処理液圧入手段と
を備え、
前記濾室内に圧入された被処理液を濾過シートにより濾過して、濾液を前記濾板の溝部を介して排出路へ排出するフィルタプレスにおいて、
前記閉板状態で、前記濾板の溝部内に逆洗エアを供給する逆洗エア供給手段を備えてなるものであり、
前記閉板状態で、前記処理液圧入手段を作動制御して、被処理液を前記濾室内に圧入する処理液圧入工程と、
前記被処理液の圧入を停止した後に、前記逆洗エア供給手段を作動制御して、前記濾室の外側に位置する前記溝部内に逆洗エアを所定時間供給する逆洗処理工程と
を、予め定められた濾過終了条件の成立まで繰り返し実行制御する濾過工程制御手段を備えたものであることを特徴とするフィルタプレス。 - 両濾板により濾枠を挟持した閉板状態で形成される濾室内に、脱液エアを供給する脱液エア供給手段を備え、
濾過工程制御手段は、
処理液圧入工程と逆洗処理工程との間に、処理液圧入手段による被処理液の圧入停止に伴って、前記脱液エア供給手段を作動制御して、前記濾室内に脱液エアを供給する脱液処理工程を、実行するものであることを特徴とする請求項1に記載のフィルタプレス。 - 濾過工程制御手段の濾過終了条件は、処理液圧入工程で、濾室内に圧入される被処理液の単位時間当りの流入量が所定閾値以下となることである請求項1又は請求項2に記載のフィルタプレス。
- 濾枠は、閉板状態で濾室の上縁を構成する上縁部と、該上縁部の両端から夫々垂下されて該閉板状態で濾室の両側縁を夫々構成する側縁部とを備え、両側縁部間で下方開放する枠状を成すものであって、さらに両側縁部の少なくとも下部が、下端を刃先状とする先細り形状に形成されてなるものであり、
濾板は、前記閉板状態で、濾過シートを介して相互に圧接されて濾室の底縁を構成する底縁部を備えてなるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のフィルタプレス。
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2018
- 2018-06-05 JP JP2018107588A patent/JP2019209257A/ja active Pending
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