JP2019205070A - リマインドシステム、リマインド装置、リマインド方法及びアプリケーションプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーが動作を実行することを忘れてしまう可能性を低減させること。【解決手段】ネットワークを介して前記携帯端末装置と通信する通信部と、前記携帯端末装置のユーザーが動作を行う場所として予め登録されている位置情報と、前記ユーザーが携帯する携帯端末装置の端末識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、前記携帯端末装置から前記通信部を介して前記携帯端末装置の現在位置を示す情報及び端末識別情報を受信すると、前記端末識別情報に対応付けて記憶されている前記位置情報が示す位置と前記現在位置との距離を推定し、前記距離が所定の第一閾値よりも短い場合にリマインドを示す情報を前記携帯端末装置に送信する制御部と、を備えるリマインド装置である。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、リマインドシステム、リマインド装置、リマインド方法及びアプリケーションプログラムに関する。
近年、忘れ物を防止するための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、携行品に対してビーコン端末を取り付けておき、携帯情報端末1においてそれらのビーコンIDの取得状況に応じて所持品の忘れ物の防止を図る技術が開示されている。
特開2017−49668号公報
しかしながら、忘れることを防止する対象が有形物であれば特許文献1に開示された技術にあるようにビーコン端末を取り付けることができるが、忘れることを防止する対象がユーザーの動作である場合には、そもそもビーコン端末をとりつける対象物が存在しない。そのため、特許文献1に開示された技術では問題を解決することができなかった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ユーザーが動作を実行することを忘れてしまう可能性を低減させることができるリマインドシステム、リマインド装置、リマインド方法及びアプリケーションプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の一態様は、携帯端末装置とリマインド装置とを備えるリマインドシステムであって、前記携帯端末装置は、画像を表示する表示部と、ネットワークを介して前記リマインド装置と通信する通信部と、自装置の現在位置を示す情報を取得し、前記現在位置を示す情報と自装置を示す端末識別情報とを前記通信部を介して前記リマインド装置に送信する制御部と、を備え、前記リマインド装置は、ネットワークを介して前記携帯端末装置と通信する通信部と、前記携帯端末装置のユーザーが動作を行う場所として予め登録されている位置情報と、前記ユーザーが携帯する携帯端末装置の端末識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、前記携帯端末装置から前記通信部を介して前記現在位置を示す情報及び端末識別情報を受信すると、前記端末識別情報に対応付けて記憶されている前記位置情報が示す位置と前記現在位置との距離を推定し、前記距離が所定の第一閾値よりも短い場合にリマインドを示す情報を前記携帯端末装置に送信する制御部と、を備え、前記携帯端末装置の前記制御部は、前記リマインドを示す情報が受信されると、受信されたリマインドを示す情報を前記表示部に表示する、リマインドシステムである。
本発明の一態様は、上記のリマインドシステムであって、前記携帯端末装置の前記制御部は、所定の条件が満たされると、前記表示部における前記リマインドを示す情報の表示を終了する。
本発明の一態様は、ネットワークを介して前記携帯端末装置と通信する通信部と、前記携帯端末装置のユーザーが動作を行う場所として予め登録されている位置情報と、前記ユーザーが携帯する携帯端末装置の端末識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、前記携帯端末装置から前記通信部を介して前記携帯端末装置の現在位置を示す情報及び端末識別情報を受信すると、前記端末識別情報に対応付けて記憶されている前記位置情報が示す位置と前記現在位置との距離を推定し、前記距離が所定の第一閾値よりも短い場合にリマインドを示す情報を前記携帯端末装置に送信する制御部と、を備えるリマインド装置である。
本発明の一態様は、ネットワークを介して前記携帯端末装置と通信する通信部と、前記携帯端末装置のユーザーが動作を行う場所として予め登録されている位置情報と、前記ユーザーが携帯する携帯端末装置の端末識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、を備えるリマインド装置が行うリマインド方法であって、前記携帯端末装置から前記通信部を介して前記携帯端末装置の現在位置を示す情報及び端末識別情報を受信するステップと、前記端末識別情報に対応付けて記憶されている前記位置情報が示す位置と前記現在位置との距離を推定するステップと、前記距離が所定の第一閾値よりも短い場合にリマインドを示す情報を前記携帯端末装置に送信するステップと、を有するリマインド方法である。
本発明の一態様は、ネットワークを介して前記携帯端末装置と通信する通信部と、前記携帯端末装置のユーザーが動作を行う場所として予め登録されている位置情報と、前記ユーザーが携帯する携帯端末装置の端末識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、前記携帯端末装置から前記通信部を介して前記携帯端末装置の現在位置を示す情報及び端末識別情報を受信すると、前記端末識別情報に対応付けて記憶されている前記位置情報が示す位置と前記現在位置との距離を推定し、前記距離が所定の第一閾値よりも短い場合にリマインドを示す情報を前記携帯端末装置に送信する制御部と、を備えるリマインド装置、としてコンピューターを機能させるためのアプリケーションプログラムである。
実施形態に係る自動ドア制御システム100の構成例を示すシステム構成図である。 携帯端末装置1の機能ブロックの構成を示す概略ブロック図である。 サーバー2の機能ブロックの構成を示す概略ブロック図である。 自動ドア制御装置3の機能ブロックの構成を示す概略ブロック図である。 自動ドア制御システム100の第1実施形態の概略を示す図である。 自動ドア制御システム100の第2実施形態の概略を示す図である。 自動ドア制御システム100の第3実施形態の概略を示す図である。 自動ドア制御システム100の第4実施形態の概略を示す図である。 リマインド情報の表示例を示す図である。
[システム構成]
まず、自動ドア制御システムのシステム構成について説明する。図1は、実施形態に係る自動ドア制御システム100の構成例を示すシステム構成図である。自動ドア制御システム100は、携帯端末装置1、サーバー2、自動ドア制御装置3及び自動ドア4を備える。携帯端末装置1、サーバー2及び自動ドア制御装置3はネットワーク900を介して通信可能に互いに接続される。ネットワーク900は、例えば携帯通信網やインターネット等のネットワークを用いて構成される。携帯端末装置1及び自動ドア制御装置3は無線通信で互いに通信可能に接続される。
携帯端末装置1は、ユーザーによって携帯可能な通信装置である。携帯端末装置1は、例えばスマートフォン等の携帯電話、タブレット端末、携帯可能なパーソナルコンピュータ、ウェアラブル端末等の装置である。
サーバー2は、通信可能な情報処理装置である。サーバー2は、携帯端末装置1又は自動ドア制御装置3から送信されるリクエストに応じて動作する。
自動ドア制御装置3は、通信可能な情報処理装置である。自動ドア制御装置3は、自動ドア4の各ハードウェアを制御する。
自動ドア4は、店舗の区画等に設けられる。自動ドア4は、センサー41、開閉体42、スピーカー43及び表示装置44を備える。
センサー41は、人感センサーを用いて構成される。センサー41は、接触型センサーであってもよいし非接触型センサーであってもよい。センサー41は、開閉体42の周辺に定められた所定の領域において人体を検知すると、検知結果を自動ドア制御装置3に出力する。
開閉体42は、1以上の扉を用いて構成される。開閉体42は、自動ドア制御装置3の制御に応じて駆動するモーター等の動力によって開閉動作を行う。
スピーカー43は、音声を出力可能な装置である。スピーカー43は、自動ドア制御装置3の制御に応じて音声を出力する。
表示装置44は、映像を出力可能な装置である。表示装置44は、開閉体42とは異なる筐体に実装されてもよいし、開閉体42と一体の装置として実装されてもよい。表示装置44は、自動ドア制御装置3の制御に応じて映像を表示する。表示装置44は、開閉体42に設けられてもよいし、開閉体42の周辺に設けられてもよい。例えば、表示装置44は、開閉体42の引き込み部分付近に設置されてもよい。引き込み部分とは、開閉体42が開いた際に開閉体42が位置している場所である。表示装置44が開閉体42の引き込み部分付近に設置されることによって、人が引き込み部分に立ち入ることを防止できる。そのため、開閉体42が開いた際に移動してくる開閉体42に人が衝突してしまうことを防止できる。
次に、携帯端末装置1の機能構成について説明する。図2は、携帯端末装置1の機能ブロックの構成を示す概略ブロック図である。携帯端末装置1は、入力部11、表示部12、第一通信部13、第二通信部14、記憶部15及び制御部16を備える。
入力部11は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部11は、ユーザーの指示を携帯端末装置1に入力する際にユーザーによって操作される。入力部11は、入力装置を携帯端末装置1に接続するためのインターフェースであっても良い。この場合、入力部11は、入力装置においてユーザーの入力に応じ生成された入力信号を携帯端末装置1に入力する。
表示部12は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部12は、テキストデータや映像データを表示する。表示部12は、画像表示装置を携帯端末装置1に接続するためのインターフェースであっても良い。この場合、表示部12は、テキストデータや映像データを表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
第一通信部13は、通信インターフェースである。第一通信部13は、ネットワーク900を介して、サーバー2及び自動ドア制御装置3と通信する。第一通信部13は、例えば移動体通信網に設けられた基地局との間で所定のプロトコルで無線通信する装置であってもよい。第一通信部13は、例えばインターネットに接続されたアクセスポイントとの間で無線LAN(Local Area Network)等の所定のプロトコルで通信する装置であってもよい。
第二通信部14は、通信インターフェースである。第二通信部14は、第一通信部13が用いるプロトコルとは異なるプロトコルで通信することが望ましい。第二通信部14は、例えば近距離無線通信によって自動ドア制御装置3と通信する。第二通信部14は、例えばBluetooth(登録商標)で無線通信する装置であってもよい。第二通信部14は、例えばNFC(Near Field Communication)で無線通信する装置であってもよい。
記憶部15は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部15は、携帯端末装置1において動作するアプリケーションのプログラムデータを記憶する。記憶部15は、さらに他の情報を記憶してもよい。
制御部16は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを用いて構成される。プロセッサが記憶部15に記憶されているプログラムを実行することによって、制御部16の機能が実現される。
次に、サーバー2の機能構成について説明する。図3は、サーバー2の機能ブロックの構成を示す概略ブロック図である。サーバー2は、通信部21、記憶部22及び制御部23を備える。
通信部21は、通信インターフェースである。通信部21は、ネットワーク900を介して、携帯端末装置1及び自動ドア制御装置3と通信する。通信部21は、例えばインターネットに接続されたルーターとの間で有線LAN等の所定のプロトコルで通信する装置であってもよい。通信部21は、例えばインターネットに接続されたアクセスポイントとの間で無線LAN等の所定のプロトコルで通信する装置であってもよい。
記憶部22は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部22は、サーバー2において動作するアプリケーションのプログラムデータを記憶する。記憶部22は、通信部21を介して他の装置に送信されるコンテンツデータを記憶する。
制御部23は、CPU等のプロセッサを用いて構成される。プロセッサが記憶部22に記憶されているプログラムを実行することによって、制御部23が機能する。
次に、自動ドア制御装置3の機能構成について説明する。図4は、自動ドア制御装置3の機能ブロックの構成を示す概略ブロック図である。自動ドア制御装置3は、第一通信部31、第二通信部32、記憶部33及び制御部34を備える。
第一通信部31は、通信インターフェースである。第一通信部31は、ネットワーク900を介して、携帯端末装置1及びサーバー2と通信する。第一通信部31は、例えば移動体通信網に設けられた基地局との間で所定のプロトコルで無線通信する装置であってもよい。第一通信部31は、例えばインターネットに接続されたアクセスポイントとの間で無線LAN等の所定のプロトコルで通信する装置であってもよい。第一通信部31は、例えばインターネットに接続されたルーターとの間で有線LAN等の所定のプロトコルで通信する装置であってもよい。
第二通信部32は、通信インターフェースである。第二通信部32は、第一通信部31が用いるプロトコルとは異なるプロトコルで通信することが望ましい。第二通信部32は、例えば近距離無線通信によって携帯端末装置1と通信する。第二通信部32は、例えばBluetooth(登録商標)で無線通信する装置であってもよい。第二通信部32は、例えばNFCで無線通信する装置であってもよい。
記憶部33は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部33は、自動ドア制御装置3において動作するアプリケーションのプログラムデータを記憶する。記憶部33は、第一通信部31又は第二通信部32を介して受信されたコンテンツデータを記憶する。
制御部34は、マイクロコントローラなどの情報処理装置を用いて構成される。マイクロコントローラが記憶部33に記憶されているプログラムを実行することによって制御部34が機能する。制御部34は、自動ドア4の動作を制御する。例えば、センサー41によって所定の領域において人体が検知されると、制御部34は開閉体42を開くように制御する。その後、センサー41によって所定の領域で人体が検知されなくなると、制御部34は開閉体42を閉じるように制御する。
制御部34は、第二通信部32を介して携帯端末装置1から受信された無線信号に基づいて、携帯端末装置1のユーザーが、自動ドア制御装置3が設置されている店舗(以下「設置店舗」という。)を訪問したか否か判定する。訪問したか否かについては、例えば携帯端末装置1から送信された無線信号の受信強度に基づいて判定されてもよい。すなわち、受信強度が所定の閾値を超えた場合に、制御部34は訪問があったと判定してもよい。訪問したか否かについては他の基準や処理に基づいて判定されてもよい。
このように構成された自動ドア制御システム100では、携帯端末装置1、サーバー2及び自動ドア制御装置3がネットワーク900を介して行う通信と、携帯端末装置1及び自動ドア制御装置3が無線通信を介して行う通信と、でそれぞれデータが送受信されることによって、携帯端末装置1を携帯するユーザーに対して新たなサービスを提供することが可能となる。以下、自動ドア制御システム100がユーザーに対して提供可能な複数のサービスの実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図5は、自動ドア制御システム100の第1実施形態の概略を示す図である。以下、自動ドア制御システム100の第1実施形態について説明する。
ユーザーは、自身が携帯する携帯端末装置1を操作することによって、携帯端末装置1に対して所定のアプリケーションを予めインストールする。アプリケーションにおいて、ユーザーに関する情報(以下「ユーザー情報」という。)がユーザーの操作によって登録される(S101)。登録されたユーザー情報は、記憶部15によって記憶される。ユーザー情報は、例えばユーザーの性別、年齢、嗜好を示す情報である。嗜好の具体例として、例えば好きな食べ物、好きな飲み物、趣味に関する情報がある。
ユーザーは、ユーザー情報が登録された携帯端末装置1を携帯して移動する(S102)。移動することによって携帯端末装置1が店舗Aの自動ドア制御装置3の第二通信部32の無線通信圏内に位置すると、携帯端末装置1と自動ドア制御装置3との間で無線通信が行われる(S103)。自動ドア制御装置3は、ユーザーが設置店舗に訪問したと判定すると、ユーザーの携帯端末装置1に対して無線通信で来店情報を送信する。携帯端末装置1は、無線通信により自動ドア制御装置3から来店情報を取得する(S104)。より具体的には以下の通りである。
自動ドア制御装置3の制御部34が所定のタイミングで第二通信部32を介して所定の信号を送信している。携帯端末装置1の制御部16は、第二通信部14を介して所定の信号を受信すると、制御部16と制御部34との間で無線通信の通信路が確立される。例えば、Bluetooth(登録商標)であればペアリングが行われる。通信路が確立されると、携帯端末装置1の制御部16は、自装置を示す識別情報(以下「端末識別情報」という。)を含む訪問情報を生成する。制御部16は、生成された訪問情報を、第二通信部14を介して自動ドア制御装置3に送信する。
自動ドア制御装置3の制御部34は、訪問情報を受信すると、予め記憶部33に記憶されている店舗識別情報を含む来店情報を生成する。店舗識別情報は、設置店舗を一意に示す識別情報である。来店情報は、店舗識別情報が示す店舗にユーザーが来店したことを示す情報である。来店情報は、例えば来店の日時を示す情報をさらに含んでもよい。自動ドア制御装置3の制御部34は、来店情報を、第二通信部32を介して携帯端末装置1に送信する。携帯端末装置1の制御部16は、第二通信部14を介して来店情報を受信すると、受信された来店情報を記憶部15に記録する。
また、自動ドア制御装置3の制御部34は、受信された訪問情報に含まれる端末識別情報と、生成された来店情報に含まれる店舗識別情報及び来店の日時の情報と、を含む来店ログ情報を生成する。制御部34は、生成された来店ログ情報を、第一通信部31を介してサーバー2に送信する(S105)。
サーバー2の制御部23は、通信部21を介して来店ログ情報を受信すると、受信された来店ログ情報を記憶部22に記録する。サーバー2の制御部23は、受信された来店ログ情報に基づいて来店後情報を生成する。制御部23は、生成された来店後情報を、受信された来店ログ情報に含まれる端末識別情報が示す携帯端末装置1宛てに送信する(S106)。
来店後情報は、ユーザー情報として予めメールアドレスが登録されている場合にはメールを用いて送信されてもよい。来店後情報は、携帯端末装置1のアプリケーションに対するプッシュ通知を用いて送信されてもよい。来店後情報は、携帯端末装置1のアプリケーションに対して、プッシュ通知ではなくユーザーの操作などに応じて送信されてもよい。例えば、携帯端末装置1のアプリケーションにおいて来店後情報を閲覧するための操作がユーザーによってなされた場合に、サーバー2から携帯端末装置1へ来店後情報が送信されてもよい。
来店後情報とは、自動ドア制御装置3と通信を行った携帯端末装置1に対して提供される情報である。来店後情報は、例えば設置店舗において利用できるクーポンであってもよい。来店後情報は、例えば設置店舗に対して今後来店することをユーザーに対して促進するための情報(例えば商品やサービスの広告)であってもよい。このように、設置店舗のみについて来店後情報が携帯端末装置1へ送信される場合、訪問したことの無い店舗からの来店後情報が携帯端末装置1に送信されない。そのため、訪問したことの無い店舗からの来店後情報にユーザーが煩わしさを感じてしまうことを防止することができる。
来店後情報は、例えば設置店舗と関連する店舗(例えば系列店)において利用できるクーポンであってもよい。来店後情報は、例えば設置店舗と関連する店舗(例えば系列店)に対して今後来店することをユーザーに対して促進するための情報(例えば商品やサービスの広告、サービスとは直接関係はないが来店促進するためのデジタルコンテンツ(アニメキャラなど))であってもよい。このように、設置店舗ではなく他の店舗について来店後情報が携帯端末装置1へ送信される場合、訪問したことの無い店舗についてユーザーの興味や関心を喚起させることができる。そのため、他の店舗における売り上げの向上がみこまれる。
来店後情報は、例えばユーザーに対してお勧めする他店舗に関する情報や、ユーザーに対してお勧めする商品又はサービスに関する情報であってもよい。以下、このようにユーザーに対して何かをお勧めする情報をレコメンド情報という。
レコメンド情報の内容は、例えばユーザー情報に基づいて制御部23によって判定されてもよい。この場合、レコメンド情報の判定に用いられるユーザー情報は、例えば携帯端末装置1から無線通信で自動ドア制御装置3に送信され、自動ドア制御装置3からサーバー2へ送信された情報であってもよいし、携帯端末装置1からネットワーク900経由でサーバー2へ送信された情報であってもよい。いずれの場合にも、サーバー2の制御部23は、受信されたユーザー情報を端末識別情報と対応付けて記憶部22に登録する。このように記憶部22に記録されているユーザー情報に基づいて、レコメンド情報が判定される。
制御部23は、来店の日時に基づいて来店後情報の内容を判定してもよい。例えば、来店の日時が朝の時間帯であれば、制御部23は、朝食に関する来店後情報を携帯端末装置1に送信してもよい。例えば、来店の日時が夜の時間帯であれば、制御部23は、夕食又はお酒を伴う飲食に関する来店後情報を携帯端末装置1に送信してもよい。
制御部23は、ユーザーの過去の来店ログ情報に基づいて来店後情報の内容を判定してもよい。制御部23は、例えば来店ログ情報に含まれる店舗識別情報に基づいて、ユーザーが来店するお店のジャンルの傾向を判定し、その判定結果に基づいて同一又は類似するジャンルのお店、商品、サービスに関する情報を来店後情報として携帯端末装置1に送信してもよい。このような判定において、制御部23は、複数の店舗に関する来店ログ情報を用いて判定を行ってもよい。また、制御部23は、複数の店舗に関する来店ログ情報の組み合わせに応じて情報の発信やコンテンツの配信を行ってもよい。
ユーザーは、ユーザー情報が登録された携帯端末装置1を携帯して店舗Aから店舗Bへ移動すると(S107)、移動先の店舗Bにおける自動ドア制御装置3によって、携帯端末装置1との間で無線通信が行われる。具体的には、携帯端末装置1が店舗Bの自動ドア制御装置3の第二通信部32の無線通信圏内に位置すると、携帯端末装置1と自動ドア制御装置3との間で無線通信が行われる(S108)。そして、無線通信により携帯端末装置1は来店情報を取得する(S109)。自動ドア制御装置3は来店ログ情報をサーバー2へ送信し(S110)、サーバー2は来店後情報を携帯端末装置1へ送信する(S111)。S108〜S111の各処理は、設置店舗が異なることを除けば、S103〜S106と同様である。
このように構成された自動ドア制御システム100の第1実施形態によれば、無線通信を用いることによって新たな価値を提供することが可能となる。具体的には以下の通りである。
ユーザーの携帯端末装置1と自動ドア制御装置3との間で無線通信が行われることにより、設置店舗に訪問したユーザーの携帯端末装置1の端末識別情報が判明する。判明した携帯端末装置1に対し、サーバー2から来店後情報が送信される。そのため、設置店舗にとっては、ユーザーが来店後情報を閲覧することによって、次回以降の来店の動機付けを与えることが可能となる。このような動機付けにより、設置店舗は売り上げの向上や顧客のリピート率の向上を図ることが可能となる。
また、上述した来店後情報により、ユーザーにとっては、次回以降の来店の際に使用可能なクーポンを取得することで、利益を享受することが可能となる。また、来店後情報により商品やサービス等の情報を取得することで、ユーザーにとって有益な情報を取得する機会が得られる。
(変形例)
携帯端末装置1は、位置情報取得機能を有してもよい。位置情報取得機能は、携帯端末装置1の現在位置の位置情報を取得する。位置情報取得機能は、例えば衛星測位システムや移動体通信網の基地局との通信などによって現在位置の位置情報を取得する。衛星測位システムの具体例として、GPS(Global Positioning System)やGalileo等がある。携帯端末装置1の制御部16は、取得された現在位置の情報を訪問情報に含めて送信してもよい。この場合、サーバー2の制御部23は、現在位置の情報を用いて来店後情報の内容を判定してもよい。例えば、制御部23は、現在位置からの距離が所定値以下の他店舗に関する情報を来店後情報の内容として判定してもよい。例えば、制御部23は、現在位置が属する行政区画内の他店舗に関する情報を来店後情報の内容として判定してもよい。
サーバー2の制御部23は、携帯端末装置1の現在位置の情報を取得した場合、現在位置の情報と、来店の日時情報と、に基づいてユーザーの住所又は勤務地を推定してもよい。
例えば、来店の日時情報が平日の早朝、平日の夜、休日であるときに得られた現在位置の情報に基づいて、ユーザーの住所が推定されてもよい。より具体的には、来店の日時情報が平日の早朝、平日の夜、休日であるときに得られた現在位置の情報のうち、最も多く得られた現在位置の情報の付近がユーザーの住所であると推定されてもよい。ユーザーの住所を示す情報として、最寄り駅が推定されてもよいし、バス停が推定されてもよいし、緯度及び軽度が推定されてもよいし、他の情報が推定されてもよい。
例えば、来店の日時情報が平日の昼又は夕方であるときに得られた現在位置の情報に基づいて、ユーザーの勤務地が推定されてもよい。より具体的には、来店の日時情報が平日の昼又は夕方であるときに得られた現在位置の情報のうち、最も多く得られた現在位置の情報の付近がユーザーの勤務地であると推定されてもよい。ユーザーの勤務地を示す情報として、最寄り駅が推定されてもよいし、バス停が推定されてもよいし、ビルが推定されてもよいし、緯度及び軽度が推定されてもよいし、他の情報が推定されてもよい。
例えば、来店の日時情報がお盆、年末又は正月であるときに得られた現在位置の情報に基づいて、ユーザーの実家の位置が推定されてもよい。より具体的には、来店の日時情報がお盆、年末又は正月であるときに得られた現在位置の情報のうち、最も多く得られた現在位置の情報の付近がユーザーの実家の位置であると推定されてもよい。ユーザーの実家の位置を示す情報として、県名又は市町村名等の行政区画名が推定されてもよいし、最寄り駅が推定されてもよいし、バス停が推定されてもよいし、緯度及び軽度が推定されてもよいし、他の情報が推定されてもよい。
[第2実施形態]
図6は、自動ドア制御システム100の第2実施形態の概略を示す図である。以下、自動ドア制御システム100の第2実施形態について説明する。
ユーザーは、自身が携帯する携帯端末装置1を操作することによって、携帯端末装置1に対して所定のアプリケーションを予めインストールする。アプリケーションにおいて、ユーザー情報がユーザーの操作によって登録される(S201)。第2実施形態では、ユーザー情報にはユーザーが好きな人物又はキャラクターに関する情報(以下「対象人物情報」という。)が含まれる。対象人物情報は、例えばユーザーが好きな声優を示す情報であってもよい。より具体的には、例えばユーザーが好きな声優の氏名又は識別情報であってもよい。対象人物情報は、ユーザーが好きなアニメのキャラクターやゲームのキャラクター等の仮想キャラクターの名称又は識別情報であってもよい。対象人物情報は、例えばユーザーが好きな芸能人を示す情報であってもよい。対象人物情報は、例えばユーザーが好きなスポーツ選手や文化人やアナウンサーや天気解説者などの有名人を示す情報であってもよい。
ユーザーは、ユーザー情報が登録された携帯端末装置1を携帯して移動する(S202)。移動することによって携帯端末装置1が店舗Aの自動ドア制御装置3の第二通信部32の無線通信圏内に位置すると、携帯端末装置1と自動ドア制御装置3との間で無線通信が行われる(S203)。自動ドア制御装置3は、ユーザーが設置店舗に訪問したと判定すると、ユーザーの携帯端末装置1に対して無線通信で来店情報を送信する。携帯端末装置1は、無線通信により自動ドア制御装置3から来店情報を取得する(S204)。携帯端末装置1は、対象人物情報を含む訪問情報を、第二通信部14を介して自動ドア制御装置3へ送信する。
自動ドア制御装置3の制御部34は、受信された訪問情報に含まれる対象人物情報に応じた音声データを再生し、スピーカー43から音声を出力する(S205)。以下、音声出力の処理の詳細について説明する。
自動ドア制御装置3の制御部34は、受信された訪問情報に含まれる対象人物情報に応じた音声データをサーバー2に要求する。サーバー2の記憶部22は、対象人物情報と音声データとを対応付けたテーブルを予め記憶している。音声データは、対応付けられた対象人物情報が示す人物やキャラクターの音声を含む。サーバー2の制御部23は、音声データの要求を受けると、対象人物情報に応じた音声データを記憶部22から読み出す。サーバー2の制御部23は、読み出された音声データを、要求元の自動ドア制御装置3に対して送信する。自動ドア制御装置3の制御部34は、音声データを受信すると、受信された音声データを再生し、スピーカー43から音声出力する。
自動ドア制御装置3の制御部34は、来店ログ情報をサーバー2に送信する(S206)。サーバー2の制御部23は、来店ログ情報を記憶部22に記録すると、来店後情報を生成する。サーバー2の制御部23は、生成された来店後情報を携帯端末装置1へ送信する(S207)。携帯端末装置1の制御部16は、来店後情報を受信すると、受信された来店後情報を記憶部15に記録する。
来店後情報には、対象人物情報に応じたコンテンツデータが含まれてもよい。この場合、サーバー2の記憶部22は、対象人物情報とコンテンツデータとを対応付けたテーブルを予め記憶している。コンテンツデータとは、音声データ又は映像データである。映像データは、静止画像のデータであってもよいし、動画像のデータであってもよい。映像データは、音声データを含んでもよい。コンテンツデータは、自動ドア制御装置3によってスピーカー43を介して出力される音声データと同じデータであってもよい。コンテンツデータは、例えば来店を促す文言を、対象人物情報が示す人物又はキャラクターの声で読み上げた映像データ又は音声データであってもよい。
来店後情報には、対象人物情報に応じた物品を取得することを可能とする情報が含まれてもよい。例えば、対象人物情報が示す人物又はキャラクターに関連するグッズの抽選に応募するための資格を示す情報が来店後情報に含まれてもよい。例えば、対象人物情報が示す人物又はキャラクターに関連するグッズを購入するための資格を示す情報が来店後情報に含まれてもよい。例えば、対象人物情報が示す人物又はキャラクターに関連するグッズをもれなく貰える資格を示す情報が来店後情報に含まれてもよい。
来店後情報には、複数集めることを目的とした部分情報が含まれてもよい。部分情報は、例えばスタンプラリーにおける個々のスタンプに相当する。より具体的には以下の通りである。サーバー2の記憶部22は、店舗識別情報と部分情報とを対応付けたテーブルを予め記憶している。サーバー2の制御部23は、来店ログ情報に含まれる店舗識別情報に応じた部分情報を記憶部22から読み出す。制御部23は、来店後情報に、読み出された部分情報を含めて携帯端末装置1へ送信する。携帯端末装置1の制御部16は、受信された部分情報を記憶部15に記録する。
部分情報が用いられる場合、携帯端末装置1にインストールされているアプリケーションには、部分情報を収集するための画面を表示する機能が含まれてもよい。例えば、制御部16は、既に取得された部分情報と、未取得の部分情報とが明示される画面を表示するように構成されてもよい。なお、部分情報が含まれる場合には、必ずしも対象人物情報が用いられなくてもよい。
ユーザーが移動して他の店舗(例えば店舗B)に訪問すると(S208)、店舗BにおいてS209〜S213の処理が実行される。S209〜S213の各処理は、設置店舗が異なることを除けば、S203〜S207と同様である。
このように構成された自動ドア制御システム100の第2実施形態によっても、第1実施形態と同様に、無線通信を用いることによって新たな価値を提供することが可能となる。具体的には以下の通りである。
ユーザーの携帯端末装置1において予め登録された対象人物情報に応じて、自動ドア4のスピーカー43から音声が出力される。そのため、ユーザーは、自身が好んでいる人物やキャラクターの声を聞くことができるため、その店舗に訪問する動機付けが得られる。このような動機付けにより、設置店舗は売り上げの向上や顧客のリピート率の向上を図ることが可能となる。
また、対象人物情報に応じた物品を取得することを可能とする情報を携帯端末装置1へ送信するような構成が採用されることにより、携帯端末装置1のユーザーに対し店舗へ訪問する動機付けを与えることが可能となる。このような動機付けにより、設置店舗は売り上げの向上や顧客のリピート率の向上を図ることが可能となる。
また、部分情報を来店後情報として携帯端末装置1へ送信するような構成が採用されることにより、携帯端末装置1のユーザーに対し、複数の店舗を訪問する動機付けを与えることが可能となる。これによって、ユーザーに対して楽しみを提供するとともに、店舗にとっては本来なら訪問することの無かったかもしれないユーザーを顧客として受け入れることが可能となる。その結果、複数の店舗全体において売り上げや顧客満足度を向上させることが可能となる。
[第3実施形態]
図7は、自動ドア制御システム100の第3実施形態の概略を示す図である。以下、自動ドア制御システム100の第3実施形態について説明する。
ユーザーは、自身が携帯する携帯端末装置1を操作することによって、携帯端末装置1に対して所定のアプリケーションを予めインストールする。アプリケーションにおいて、ユーザー情報がユーザーの操作によって登録される(S301)。第3実施形態では、ユーザー情報には対象人物情報が含まれる。
ユーザーは、ユーザー情報が登録された携帯端末装置1を携帯して移動する(S302)。移動することによって携帯端末装置1が店舗Aの自動ドア制御装置3の第二通信部32の無線通信圏内に位置すると、携帯端末装置1と自動ドア制御装置3との間で無線通信が行われる(S303)。自動ドア制御装置3は、ユーザーが設置店舗に訪問したと判定すると、ユーザーの携帯端末装置1に対して無線通信で来店情報を送信する。携帯端末装置1は、無線通信により自動ドア制御装置3から来店情報を取得する(S304)。携帯端末装置1は、対象人物情報を含む訪問情報を、第二通信部14を介して自動ドア制御装置3へ送信する。
自動ドア制御装置3の制御部34は、受信された訪問情報に含まれる対象人物情報に応じた映像データを再生し、表示装置44から映像を出力する(S305)。映像データに音声が含まれる場合には、制御部34は音声を再生しスピーカー43から音声を出力してもよい。以下、映像出力の処理の詳細について説明する。
自動ドア制御装置3の制御部34は、受信された訪問情報に含まれる対象人物情報に応じた映像データをサーバー2に要求する。サーバー2の記憶部22は、対象人物情報と映像データとを対応付けたテーブルを予め記憶している。映像データは、対応付けられた対象人物情報が示す人物やキャラクターの映像を含む。サーバー2の制御部23は、映像データの要求を受けると、対象人物情報に応じた映像データを記憶部22から読み出す。サーバー2の制御部23は、読み出された映像データを、要求元の自動ドア制御装置3に対して送信する。自動ドア制御装置3の制御部34は、映像データを受信すると、受信された映像データを再生し、表示装置44から映像出力する。
以降の処理(S306〜S307)は、第2実施形態におけるS206及びS207と同様である。
このように構成された自動ドア制御システム100の第3実施形態によっても、第1実施形態又は第2実施形態と同様に、無線通信を用いることによって新たな価値を提供することが可能となる。具体的には以下の通りである。
ユーザーの携帯端末装置1において予め登録された対象人物情報に応じて、自動ドア4の表示装置44から映像が出力される。そのため、ユーザーは、自身が好んでいる人物やキャラクターの映像を見ることができるため、その店舗に訪問する動機付けが得られる。このような動機付けにより、設置店舗は売り上げの向上や顧客のリピート率の向上を図ることが可能となる。
[第4実施形態]
図8は、自動ドア制御システム100の第4実施形態の概略を示す図である。以下、自動ドア制御システム100の第4実施形態について説明する。
ユーザーは、自身が携帯する携帯端末装置1を操作することによって、携帯端末装置1に対して所定のアプリケーションを予めインストールする。アプリケーションにおいて、ユーザー情報がユーザーの操作によって登録される(S401)。ただし、第4実施形態ではユーザー情報の登録は必須ではない。
ユーザーは、リマインドを希望する動作に関する情報と、その動作を行う予定の場所に関する情報と、を携帯端末装置1に登録する(S402)。リマインドを希望する動作が物品の購入である場合には、リマインドを希望する動作に関する情報として、購入の対象となる商品名が登録され、動作を行う予定の場所に関する情報として商品購入予定の店舗に関する情報がそれぞれ登録されてもよい。登録される情報を、以下の説明ではリマインド登録情報という。ユーザーによって登録された店舗に関する情報は、店舗識別情報であってもよいし、その店舗の位置を示す情報であってもよい。ユーザーは、リマインド登録情報として、リマインドのタイミングを示す情報をさらに携帯端末装置1に登録してもよい。携帯端末装置1の制御部16は、登録されたリマインド登録情報と端末識別情報とを、第一通信部13を介してサーバー2に送信する。サーバー2は、受信されたリマインド登録情報と端末識別情報とを対応付けて記憶部22に記録する。
第4実施形態における携帯端末装置1は、位置情報取得機能を有している。携帯端末装置1の制御部16は、所定のタイミングで、現在位置の情報と端末識別情報とをサーバー2に送信する(S403)。サーバー2の制御部23は、受信された端末識別情報に対応付けて登録されている店舗に関する情報に基づいて、ユーザーが商品を購入予定である店舗の位置情報を取得する。リマインド登録情報として店舗識別情報が登録される場合には、サーバー2の記憶部22は店舗識別情報とその店舗の位置情報とを対応付けたテーブルをさらに記憶していてもよい。
制御部23は、店舗の位置情報と、携帯端末装置1の現在位置の情報とに基づいて、店舗とユーザーとの間の距離を推定する。推定結果である距離が所定のリマインド閾値よりも長い場合、制御部23はその時点でのリマインドを実行しないことを決定する。一方、推定結果である距離が所定のリマインド閾値よりも短い場合、制御部23はその時点でのリマインドを実行することを決定する。
リマインドを実行する場合、制御部23は、リマインド登録情報に含まれる商品に関する情報を読み出し、商品に関する情報を含むリマインド情報を生成する。制御部23は、生成されたリマインド情報を、端末識別情報が示す携帯端末装置1に送信する。リマインド情報は、メールを用いて送信されてもよい。リマインド情報は、携帯端末装置1のアプリケーションに対するプッシュ通知を用いて送信されてもよい。
携帯端末装置1の制御部16は、受信されたリマインド情報を表示部12に表示する。ユーザーは表示部12に表示されたリマインド情報を参照することによって、予め登録しておいたリマインド登録情報に含まれる商品の購入を思い出すことができる。図9は、リマインド情報の表示例を示す図である。図9のように、リマインド登録情報として予め登録されている1又は複数の商品の名称が携帯端末装置1の表示部12に表示される。
リマインド情報の表示を参照することによって商品の購入を思い出したユーザーは、その後に、商品を購入可能な店舗に移動する(S405)。移動することによって携帯端末装置1が店舗の自動ドア制御装置3の第二通信部32の無線通信圏内に位置すると、携帯端末装置1と自動ドア制御装置3との間で無線通信が行われる(S406)。自動ドア制御装置3は、ユーザーが設置店舗に訪問したと判定すると、ユーザーの携帯端末装置1に対して無線通信で来店情報を送信する。携帯端末装置1は、無線通信により自動ドア制御装置3から来店情報を取得する(S407)。このとき、自動ドア制御装置3の制御部34は、スピーカー43からリマインド情報を示す音声を出力してもよい。また、自動ドア制御装置3の制御部34は、表示装置44からリマインド情報を示す映像を出力してもよい。
その後、所定の削除条件が満たされると、サーバー2の制御部23は、記憶部22に登録されているリマインド登録情報について、リマインド終了を示す情報を登録する。制御部23は、削除条件が満たされたリマインド登録情報について、削除信号を携帯端末装置1に送信する。携帯端末装置1の制御部16は、削除信号を受信すると、リマインド情報の表示を終了する。
削除条件の具体例について説明する。削除条件は、例えば表示部12に表示されている購入ボタンが操作されたことであってもよい。削除条件は、例えばリマインド登録情報として登録された店舗の自動ドア制御装置3から、リマインド対象の端末識別情報を含む来店情報がサーバー2において受信されたことであってもよい。削除条件は、店舗とユーザーとの間の距離の推定結果が所定の削除閾値よりも短いことであってもよい。この場合、上述したリマインド閾値に比べて削除閾値はより短い距離を示す。例えば、削除閾値はユーザーが商品購入を予定している店舗に到着したと推定できる程度に短い距離を示してもよい。削除条件は、携帯端末装置1が一度自動ドア制御システム100と無線通信の通信路を確立した後に、一度切断され、所定の時間内(店舗内で買い物をするのに要する一般的な時間内)に再度無線通信の通信路が確立されたことであってもよい。また、削除条件は、このような通信路が確立された後に、ユーザーによって所定の削除指示が操作されたことであってもよい。
このように構成された自動ドア制御システム100の第4実施形態によれば、ユーザーに対して買い物などの忘れ物を防止させることが可能となる。すなわち、従来は、ユーザーが予定していた買い物を忘れてしまって、せっかく買い物が可能な店舗の近くまで到達したにも関わらず買い物をせずにそこから離れてしまう場合があった。そのため、買い物のし忘れを抑止できる技術の提供が要求されていた。このような問題に対し、自動ドア制御システム100の第4実施形態では、リマインド登録情報として予めユーザーによって登録された店舗の近く(リマインド閾値の距離内)にユーザーが位置した場合、そのユーザーが携帯する携帯端末装置1に対しサーバー2からリマインド情報が送信される。ユーザーはリマインド情報を参照することによって、購入予定の商品を思い出すことが可能となる。
(変形例)
第4実施形態における自動ドア制御システム100は、自動ドア制御装置3及び自動ドア4を含まないリマインドシステムとして構成されてもよい。この場合、サーバー2はリマインド装置として構成されてもよい。
上述した説明では、リマインドを希望する動作が物品の購入である場合を例として説明した。しかしながら、リマインドを希望する動作として他の動作が登録されてもよい。例えば、リマインドを希望する動作として、何らかのサービスを受けることが登録されてもよい。この場合、サービスを受ける場所に関する情報も登録される。サービスはどのようなものであってもよい。例えば、語学等の教室での授業であってもよいし、美容室でのサービスであってもよいし、映画の上映であってもよいし、飲食物の提供であってもよい。
(共通変形例)
以下、第1実施形態〜第4実施形態に共通する変形例について説明する。
自動ドア4は、処理として音声出力が行われない構成である場合には、必ずしもスピーカー43を備えなくてもよい。自動ドア4は、処理として映像出力が行われない構成である場合には、必ずしも表示装置44を備えなくてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…携帯端末装置, 2…サーバー, 3…自動ドア制御装置, 4…自動ドア, 11…入力部, 12…表示部, 13…第一通信部, 14…第二通信部, 15…記憶部, 16…制御部, 21…通信部, 22…記憶部, 23…制御部, 31…第一通信部, 32…第二通信部, 33…記憶部, 34…制御部, 41…センサー, 42…開閉体, 43…スピーカー, 44…表示装置, 100…自動ドア制御システム, 900…ネットワーク

Claims (5)

  1. 携帯端末装置とリマインド装置とを備えるリマインドシステムであって、
    前記携帯端末装置は、
    画像を表示する表示部と、
    ネットワークを介して前記リマインド装置と通信する通信部と、
    自装置の現在位置を示す情報を取得し、前記現在位置を示す情報と自装置を示す端末識別情報とを前記通信部を介して前記リマインド装置に送信する制御部と、を備え、
    前記リマインド装置は、
    ネットワークを介して前記携帯端末装置と通信する通信部と、
    前記携帯端末装置のユーザーが動作を行う場所として予め登録されている位置情報と、前記ユーザーが携帯する携帯端末装置の端末識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記携帯端末装置から前記通信部を介して前記現在位置を示す情報及び端末識別情報を受信すると、前記端末識別情報に対応付けて記憶されている前記位置情報が示す位置と前記現在位置との距離を推定し、前記距離が所定の第一閾値よりも短い場合にリマインドを示す情報を前記携帯端末装置に送信する制御部と、を備え、
    前記携帯端末装置の前記制御部は、前記リマインドを示す情報が受信されると、受信されたリマインドを示す情報を前記表示部に表示する、リマインドシステム。
  2. 前記携帯端末装置の前記制御部は、所定の条件が満たされると、前記表示部における前記リマインドを示す情報の表示を終了する、請求項1に記載のリマインドシステム。
  3. ネットワークを介して携帯端末装置と通信する通信部と、
    前記携帯端末装置のユーザーが動作を行う場所として予め登録されている位置情報と、前記ユーザーが携帯する携帯端末装置の端末識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記携帯端末装置から前記通信部を介して前記携帯端末装置の現在位置を示す情報及び端末識別情報を受信すると、前記端末識別情報に対応付けて記憶されている前記位置情報が示す位置と前記現在位置との距離を推定し、前記距離が所定の第一閾値よりも短い場合にリマインドを示す情報を前記携帯端末装置に送信する制御部と、を備えるリマインド装置。
  4. ネットワークを介して携帯端末装置と通信する通信部と、前記携帯端末装置のユーザーが動作を行う場所として予め登録されている位置情報と、前記ユーザーが携帯する携帯端末装置の端末識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、を備えるリマインド装置が行うリマインド方法であって、
    前記携帯端末装置から前記通信部を介して前記携帯端末装置の現在位置を示す情報及び端末識別情報を受信するステップと、
    前記端末識別情報に対応付けて記憶されている前記位置情報が示す位置と前記現在位置との距離を推定するステップと、
    前記距離が所定の第一閾値よりも短い場合にリマインドを示す情報を前記携帯端末装置に送信するステップと、
    を有するリマインド方法。
  5. ネットワークを介して携帯端末装置と通信する通信部と、
    前記携帯端末装置のユーザーが動作を行う場所として予め登録されている位置情報と、前記ユーザーが携帯する携帯端末装置の端末識別情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記携帯端末装置から前記通信部を介して前記携帯端末装置の現在位置を示す情報及び端末識別情報を受信すると、前記端末識別情報に対応付けて記憶されている前記位置情報が示す位置と前記現在位置との距離を推定し、前記距離が所定の第一閾値よりも短い場合にリマインドを示す情報を前記携帯端末装置に送信する制御部と、を備えるリマインド装置、としてコンピューターを機能させるためのアプリケーションプログラム。
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