JP2019191888A - 無人飛行体、無人飛行方法及び無人飛行プログラム - Google Patents

無人飛行体、無人飛行方法及び無人飛行プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】環境条件の影響を低減して、現在位置を決定しつつ、飛行することができる無人飛行体、無人飛行方法及び無人飛行プログラムを提供すること。【解決手段】プロペラの回転によって推力を得る無人飛行体1は、航法衛星からの測位用電波を使用して現在位置を測位して測位位置を算出する測位手段と、測位用電波を使用しない複数種類の位置推定方法によって現在位置を推定して推定位置を算出する位置推定手段と、測位位置及び/または推定位置において重み付けを行って、現在位置を決定する位置決定手段と、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、無人飛行体、無人飛行方法及び無人飛行プログラムに関する。
従来、小型無人飛行体(「ドローン」とも呼ばれる。)は、橋梁等のインフラの点検用に利用されている。橋梁等などの対象と所定の距離を維持して所定の経路を飛行するため、ドローンの位置を測定する必要がある。ドローンの位置の測定は、GPS衛星(Global Positioning System)等の航法衛星からの測位用電波を受信して行う方法や、超音波距離センサーなどの距離センサーを使用して行う方法がある(例えば、特許文献1)。
特開2015−217785号公報
ところで、インフラの点検などの現場において、ドローンの位置を測定することは、環境条件によっては困難な場合がある。例えば、測位に必要な数の航法衛星から測位用電波を受信できない場合があるし、超音波距離センサーの場合には、対象の表面形状によっては距離を正確に測定することは困難である。
本発明はかかる問題の解決を試みたものであり、環境条件の影響を低減して、現在位置を決定しつつ、飛行することができる無人飛行体、無人飛行方法及び無人飛行プログラムを提供することを目的とする。
第一の発明は、プロペラの回転によって推力を得る無人飛行体であって、航法衛星からの測位用電波を使用して現在位置を測位して測位位置を算出する測位手段と、前記測位用電波を使用しない複数種類の位置推定方法によって現在位置を推定して推定位置を算出する位置推定手段と、前記測位位置及び前記推定位置、または、複数種類の前記位置推定方法によって推定した前記推定位置において重み付けを行って、現在位置を決定する位置決定手段と、を有する無人飛行体である。
第一の発明の構成によれば、無人飛行体は、測位位置と、複数種類の位置推定方法によって現在位置を推定して得た推定位置において重み付けを行って、現在位置を決定するから、特定の位置算出(推定)方法が特定の環境条件において機能しなくても、他の位置算出(推定)方法によって得た測位位置または推定位置を使用して現在位置を決定することができる。このため、無人飛行体は、環境条件の影響を低減して、現在位置を決定しつつ、飛行することができる。
第二の発明は、第一の発明の構成において、前記位置推定手段は、慣性センサーの出力に基づいて現在位置を推定して第一推定位置を算出する第一推定手段と、3次元データとカメラで撮影して取得した撮影データに基づいて現在位置を推定して第二推定位置を算出する第二推定手段と、前記3次元データとレーザースキャナーの出力に基づいて現在位置を推定して第三推定位置を算出する第三推定手段と、のうち少なくとも一つを含む、無人飛行体である。
第三の発明は、第二の発明の構成において、前記位置決定手段は、前記測位用電波を受信可能な前記航法衛星の数が所定数未満の場合には、前記測位位置を使用せず、前記推定位置に基づいて現在位置を決定するように構成されている、無人飛行体である。
第四の発明は、第二の発明または第三の発明の構成において、前記位置決定手段は、前記複数種類の位置推定方法において推定した前記推定位置のいずれかにおいて、直前に推定した前記推定位置と許容範囲を超えた相違がある場合には、前記許容範囲を超えた前記推定位置を使用しないように構成されている、無人飛行体である。
第五の発明は、第一の発明乃至第四の発明のいずれかの構成において、前記位置決定手段は、慣性センサーの出力に基づいて、前記重み付けを行うように構成されている、無人飛行体である。
第六の発明は、プロペラの回転によって推力を得る無人飛行体が、航法衛星からの測位用電波を使用して現在位置を測位して測位位置を算出する測位ステップと、前記測位用電波を使用しない複数種類の位置推定方法によって現在位置を推定して推定位置を算出する位置推定ステップと、前記測位位置及び前記推定位置、または、複数種類の前記位置推定方法によって推定した前記推定位置において重み付けを行って、現在位置を決定する位置決定ステップと、を実行する無人飛行方法である。
第七の発明は、プロペラの回転によって推力を得る無人飛行体を制御するコンピュータを、航法衛星からの測位用電波を使用して現在位置を測位して測位位置を算出する測位手段、前記測位用電波を使用しない複数種類の位置推定方法によって現在位置を推定して推定位置を算出する位置推定手段、前記測位位置及び前記推定位置、または、複数種類の前記位置推定方法によって推定した前記推定位置において重み付けを行って、現在位置を決定する位置決定手段、として機能させるための無人飛行プログラムである。
本発明によれば、環境条件の影響を低減して、現在位置を決定しつつ、飛行することができる。
本発明の実施形態に係る無人飛行体の作用を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る無人飛行体を示す概略図である。 無人飛行体の機能構成を示す概略図である。 重み付けの方法を示す概念図である。 無人飛行体の動作を示す概略図である。 無人飛行体の動きを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以下の説明においては、同様の構成には同じ符号を付し、その説明を省略又は簡略する。なお、当業者が適宜実施できる構成については説明を省略し、本発明の基本的な構成についてのみ説明する。
図1に示す無人機1は、プロペラの回転によって推力を得て、所定の経路を自律飛行する。無人機1は、無人飛行体の一例である。無人機1は空中を飛行する無人飛行体である。無人機1は、無人機1を管理する基地局50(図3参照)からの指示で作業を開始し、また、基地局50において充電等を行うようになっている。
無人機1は、自律飛行しつつ、高速道路200の底面200a及び橋脚202A,202B及び202Cの点検を行う。本明細書において、高速道路200の底面200a及び橋脚202A,202B及び202Cを含む空間は飛行領域の一例である。
無人機1は、航法衛星300A,300B,300C及び300Dからの測位用電波を受信して、現在位置を測位する。測位用電波を使用して測位した現在位置を測位位置Aとする。測位位置Aは測位位置の一例である。
無人機1は、例えば、高速道路200の上方の位置P1など、航法衛星300A等との間に障害物がない場合には、測位用電波を受信することができる。しかし、例えば、無人機1と航法衛星300A等の間に高速道路200などの障害物が存在するなど、無人機1は測位用電波を受信できない位置(例えば、位置P2)に位置する場合には、無人機1は、測位用電波を受信できない。この場合、無人機1は、他の複数種類の位置推定方法によって現在位置を推定する。位置推定方法としては、例えば、慣性センサーからの出力を使用する方法、予め記憶した3次元マップとカメラで撮影して得た撮影データを使用する方法、及び、3次元マップとレーザースキャナーの出力を使用する方法がある。慣性センサーからの出力を使用して推定した現在位置を推定位置B、カメラで撮影して得た撮影データと3次元マップとを参照して推定した現在位置を推定位置C、レーザースキャナーの出力と3次元マップとを参照して現在位置を推定位置Dとする。推定位置Bは第一推定位置の一例であり、推定位置Cは第二推定位置の一例であり、推定位置Dは第三推定位置の一例である。3次元マップは3次元データの一例である。
無人機1は、所定の経路において、底面200aや橋脚202A等と所定の距離だけ乖離した位置において、点検を行うようになっており、底面200a等との距離を維持するために、無人機1の現在位置と飛行領域の3次元マップを使用する。3次元マップは、別途生成したものを無人機1に記憶しておき、点検現場においては、無人機1の現在位置と3次元マップに基づいて、対象との距離を維持しつつ、飛行する。このとき、無人機1は、測位位置A、推定位置B〜Dにおいて、重み付けを行って、現在位置を決定する。
図2に示すように、無人機1は、筐体2を有する。筐体2には、無人機1の各部を制御するコンピュータ、自律飛行装置、無線通信装置、慣性センサー20(Inertial Measurement Unit)、GPS(Global Positioning System)などの航法衛星システムからの測位用電波を受信するためのアンテナ22、気圧センサー、バッテリー等が配置されている。筐体20の下面(アンテナ22が配置される側とは逆の面)には、レーザースキャナー(図示せず)が配置されている。また、筐体2には、固定装置12を介して、カメラ14が配置されている。カメラ14によって、橋梁等の点検を実施する。カメラ14は、可視光カメラ、または、近赤外線カメラであるが、切り替え可能なハイブリッドカメラであってもよい。カメラ14は、情報収集手段の一例である。固定装置12は、カメラ14による撮影画像のぶれを最小化し、かつ、カメラ14の光軸を任意の方向に制御することができる3軸の固定装置(いわゆる、ジンバル)である。
筐体2には、丸棒状のアーム4が接続されている。各アーム4にはモーター6が接続されており、各モーター6にはプロペラ8が接続されている。各モーター6は、直流モーター(ブラシレスDCモーター)である。各モーター6は、筐体2内の自律飛行装置によってそれぞれ独立して制御され、無人機1を上下水平方向の移動や空中での停止(ホバリング)及び姿勢制御を自在に行うことができるようになっている。
アーム4には保護枠10が接続され、プロペラ8が外部の物体に直接接触することを防止している。アーム4及び保護枠10は、例えば、炭素繊維強化プラスチックで形成されており、強度を保ちつつ、軽量に構成されている。
図3は、無人機1の機能構成を示す図である。図3に示すように、無人機1は、CPU(Central Processing Unit)100、記憶部102、無線通信部104、衛星測位部106、慣性センサー部108、レーザースキャナー部110、駆動制御部112、画像処理部114、及び、電源部120を有する。
無人機1は、無線通信部104によって、基地局50と通信可能になっている。無人機1は、無線通信部104によって、基地局50から、発進等の指示を受信する。基地局50は、コンピュータで構成されている。
無人機1は、衛星測位部106と慣性センサー部108によって、無人機1自体の位置を測定することができる。衛星測位部106は、基本的に、4つ以上の航法衛星からの測位用電波を受信して無人機1の位置を測位する。慣性センサー部108は、例えば、加速度センサー及びジャイロセンサーによって、出発点(基準位置)からの無人機1の移動を積算して、無人機1の位置を計測する。無人機1自体の位置情報は、無人機1の移動経路の決定及び自律移動のために使用するほか、画像処理部114によって撮影した画像データと座標(位置)とを紐づけするために使用する。
無人機1は、レーザースキャナー部110によって、筐体2に配置されたレーザースキャナーからの出力を受信する。
無人機1は、駆動制御部112によって、各モーター6(図2参照)に接続されたプロペラ8(図2参照)の回転を制御し、上下水平移動や空中停止、傾きなどの姿勢を制御するようになっている。
無人機1は、画像処理部114によって、カメラ14(図1参照)を作動させて外部の画像を取得することができる。
電源部120は、例えば、交換可能な可充電電池であり、無人機1の各部に電力を供給するようになっている。
記憶部102には、出発点から目的位置まで自律移動するための移動計画を示すデータ等の自律移動に必要な各種データ及びプログラムのほか、以下のデータ及びプログラムが格納されている。
記憶部102には、3次元マップが格納されている。3次元マップは、図1に示す飛行領域の形状を示し、高精度・高密度な3次元点群で構成される。3次元マップは、GCP(Ground Control Point:地上基準点)を用いて、その位置情報(緯度、経度及び高度)と画素との対応付けによって地図と同じ座標系に変換されている。
3次元マップの生成方法は限定されないが、例えば、SfM(Structure from Motion)画像処理方法によって生成される。SfMは、画像に映った対象の3次元的形状を画像から得る方法である。SfMソフトウェアとしては、例えば、VisualSFM、Agisoft PhotoScanなどが挙げられる。あるいは、飛行領域の図面(高速道路200や橋脚202A等の図面)から3次元マップを生成してもよい。
記憶部102には、飛行制御プログラム、測位プログラム、基準位置決定プログラム、第一位置推定プログラム、第二位置推定プログラム、第三位置推定プログラム、位置決定プログラム、及び、経路調整プログラムが格納されている。CPU100と飛行制御プログラムは飛行制御手段の一例である。CPU100と測位プログラムは測位手段の一例である。CPU100と基準位置決定プログラムは基準位置決定手段の一例である。CPU100と第一位置推定プログラムは第一位置推定手段の一例である。CPU100と第二位置推定プログラムは第二位置推定手段の一例である。CPU100と第三位置推定プログラムは第三位置推定手段の一例である。CPU100と、第一位置推定プログラム・第二位置推定プログラム・第三位置推定プログラムは、位置推定手段の一例である。CPU100と位置決定プログラムは位置決定手段の一例である。CPU100と経路調整プログラムは経路調整手段の一例である。
無人機1は、飛行制御プログラムによって、無人機1の自律飛行を制御する。具体的には、無人機1は、駆動制御部112を介して各モーター6に供給する電力を調整し、予め規定された経路及び高度を飛行するようになっている。
無人機1は、測位プログラムによって、無人機1の現在位置を示す測位位置Aを算出する。無人機1は、4個以上の航法衛星からの測位用電波を受信できるときには測位用電波を使用して現在位置を測位して測位位置Aを算出し、所定の重みにおいて、現在位置の決定に使用する。これに対して、無人機1は、4個以上の航法衛星からの測位用電波を受信できない場合には、測位結果が収束したとしても、測位位置Aの重み付けを0にし、測位位置Aを使用しない。4個未満の航法衛星数は、所定数未満の航法衛星の数の一例である。
無人機1は、基準位置決定プログラムによって、4個以上の航法衛星300A等からの測位用電波を受信できる位置において、測位用電波を受信して無人機1の現在位置を測位し、最初の基準位置とする。
無人機1は、第一位置推定プログラムによって、慣性センサー20からの出力を使用して、現在位置を推定し、推定位置Bを算出する。無人機1は、直近に決定した現在位置を基準位置として、慣性センサー20を構成する加速度センサー及びジャイロセンサーからの出力を累積することによって、推定位置Bを算出する。無人機1は、例えば、最初の基準位置を測位位置Aとして推定位置Bを算出し、その後は、新たに決定された現在位置に更新することによって、継続的に推定位置Bを算出することができる。
無人機1は、第二位置推定プログラムによって、撮影画像データと3次元マップに基づいて、現在位置を推定し、推定位置Cを算出する。無人機1は、カメラ14において外部を撮影して撮影画像データを取得し、その特徴を抽出し、3次元マップの特徴と対比することで、3次元マップにおける現在位置を推定する。具体的には、無人機1は、3次元マップと撮影画像データとのマッチングを行い、最も両者の特徴が一致する3次元座標を求めることにより、無人機1の現在位置を推定し、推定位置Cを算出する。
無人機1は、第三位置推定プログラムによって、レーザースキャナーからの出力(スキャンデータ)を使用して、現在位置を推定し、推定位置Dを算出する。無人機1は、3次元マップとスキャンデータとのスキャンマッチングを行い、最も両者の形状が一致する3次元座標を求めることにより、無人機1の現在位置を推定し、推定位置Dを算出する。
無人機1は、位置決定プログラムによって、上述の測位位置A、推定位置B〜Dにおいて重み付けを行って、現在位置を決定する。
ここで、図4(a)に示すように、測位位置A、推定位置B〜Dが、前回の決定位置からの乖離が大きく、許容範囲を超えた相違がある場合には、測位位置や推定位置が誤りである可能性が高いから、その測位位置や推定位置の重みを小さくする。例えば、0.1秒(s)ごとに位置を決定しているとすれば、前回の決定位置から0.1秒(s)後に算出した測位位置や推定位置が、前回の決定位置から2メートル(m)以上乖離している場合には、その測定位置や推定位置の重みを小さくする。
また、図4(b)に示すように、慣性センサーによって検知した移動状態との乖離が大きいほど、その測位位置や推定位置の重みを小さくする。すなわち、重み付けの評価に慣性センサーの出力を使用する。例えば、時刻t1における測位位置A1と、時刻t1から時間Δtだけ経過した時刻t2における測位位置A2を参照し、測位位置A1から測位位置A2への移動方向と、慣性センサーによって検知した移動方向との相違が大きい場合には、測位位置Aの重みを小さくする。推定位置B〜Dについても同様であり、例えば、時刻t1における推定位置C1と、時刻t1から時間Δtだけ経過した時刻t2における推定位置C2を参照し、推定位置C1から推定位置C2への移動方向と、慣性センサーによって検知した移動方向との相違が大きい場合には、推定位置Cの重みを小さくする。慣性センサーによる測定位置及び推定位置の重み付けの評価、言い換えると、他のセンサーの信頼度の評価は、移動方向に限らず、移動距離など、他の移動状態についても行う。例えば、時刻t1における推定位置D1と、時刻t1から時間Δtだけ経過した時刻t2における推定位置D2を参照し、推定位置D1から推定位置D2への移動距離と、慣性センサーによって検知した移動距離との相違が大きい場合には、推定位置Dの重みを小さくする。
測位位置Aについては、使用する航法衛星の数が少ないほど、測位精度が低いから、図4(c)に示すように、重みを小さくする。
推定位置Bについては、前回の位置決定時刻からの経過時間が長いほど、誤差が累積して精度が低い推定位置になるから、図4(d)に示すように、経過時間が長くなるほど、重みを小さくする。
無人機1は、経路調整プログラムによって、決定した現在位置に基づいて、飛行経路を調整する。無人機1は、無人機1が飛行するための所定の広さWが存在するか否かを判断し、所定の広さWの空間が存在しない場合には、代替経路を算出する。
所定の広さWとは、無人機1が安全に飛行可能な空間的な広がりであり、例えば、1辺が2メートル(m)以上の立方体形状が格納可能な空間である。例えば、図5に示すように、無人機1は、矢印R1に示すように移動するときに、レーザースキャナーの出力によって、前方の空間が所定の広さWを有するか否かを判断する。水平方向においては2メートル以上の空間的な広がりがあると仮定し、鉛直方向の広がりについてのみ説明すると、無人機1は、鉛直方向の広がりが2メートル以上であるか否かを判断する。図5の例では、鉛直方向の広がりは、高度Lbと高度Ltによって規定される。無人機1は、Lt−Lb>2(m)であれば、所定の広さWがあると判断する。これに対して、無人機1は、Lt−Lb≦2(m)であれば、前方の空間が所定の広さWがないと判断し、3次元マップを参照し、広さWを有する代替経路を算出する。無人機1は、代替経路を飛行しつつ、例えば、カメラ14の拡大倍率を変更するなど、測定条件を調整する。
無人機1は、移動する前方の空間が所定の広さWを有すると判断すると、物との水平方向の距離をα、鉛直方向の距離をβに維持しつつ、前方の空間に移動する。なお、移動する前方の空間が、所定の広さWを有していても、物との水平方向の距離をα以上、鉛直方向の距離をβ以上、確保できない場合には、無人機1は、3次元マップを参照し、物との水平方向の距離をα以上、鉛直方向の距離をβ以上、確保できる代替経路を算出し、カメラ14の拡大倍率を変更するなど、測定条件を調整する。
以下、無人機1の動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。無人機1は、4個以上の航法衛星300A等から測位用電波を受信できる状態において現在位置を測位し(図6のステップST1)、基準位置を決定する(ステップST2)。続いて、無人機1は、衛星測位(ステップST3A)、慣性センサーの出力による位置推定(ステップST3B)、撮影画像データと3次元マップに基づく位置推定(ステップST3C)、及び、レーザースキャナーと3次元マップに基づく位置推定(ステップST3D)を行う。続いて、無人機1は、上述のステップST3A〜ST3Dにおいて算出した推定位置の重み付け処理を行い(ステップST4)、現在位置を決定する(ステップST5)。ステップST4における重み付け処理において、慣性センサーによる重み付け評価も実施する。無人機1は、任務終了か否かを判断し(ステップST6)、任務終了でなければ、ステップST3A〜ST3D及びステップST4〜ST6を繰り返す。
なお、本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
1 無人機
2 筐体
6 モーター
20 慣性センサー
22 アンテナ

Claims (7)

  1. プロペラの回転によって推力を得る無人飛行体であって、
    航法衛星からの測位用電波を使用して現在位置を測位して測位位置を算出する測位手段と、
    前記測位用電波を使用しない複数種類の位置推定方法によって現在位置を推定して推定位置を算出する位置推定手段と、
    前記測位位置及び前記推定位置、または、複数種類の前記位置推定方法によって推定した前記推定位置において重み付けを行って、現在位置を決定する位置決定手段と、
    を有する無人飛行体。
  2. 前記位置推定手段は、
    慣性センサーの出力に基づいて現在位置を推定して第一推定位置を算出する第一推定手段と、
    3次元データとカメラで撮影して取得した撮影データに基づいて現在位置を推定して第二推定位置を算出する第二推定手段と、
    前記3次元データとレーザースキャナーの出力に基づいて現在位置を推定して第三推定位置を算出する第三推定手段と、
    のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の無人飛行体。
  3. 前記位置決定手段は、前記測位用電波を受信可能な前記航法衛星の数が所定数未満の場合には、前記測位位置を使用せず、前記推定位置に基づいて現在位置を決定するように構成されている、請求項2に記載の無人飛行体。
  4. 前記位置決定手段は、前記複数種類の位置推定方法において推定した前記推定位置のいずれかにおいて、直前に推定した前記推定位置と許容範囲を超えた相違がある場合には、前記許容範囲を超えた前記推定位置を使用しないように構成されている、請求項2または請求項3に記載の無人飛行体。
  5. 前記位置決定手段は、慣性センサーの出力に基づいて、前記重み付けを行うように構成されている、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の無人飛行体。
  6. プロペラの回転によって推力を得る無人飛行体が、
    航法衛星からの測位用電波を使用して現在位置を測位して測位位置を算出する測位ステップと、
    前記測位用電波を使用しない複数種類の位置推定方法によって現在位置を推定して推定位置を算出する位置推定ステップと、
    前記測位位置及び前記推定位置、または、複数種類の前記位置推定方法によって推定した前記推定位置において重み付けを行って、現在位置を決定する位置決定ステップと、
    を実行する無人飛行方法。
  7. プロペラの回転によって推力を得る無人飛行体を制御するコンピュータを、
    航法衛星からの測位用電波を使用して現在位置を測位して測位位置を算出する測位手段、
    前記測位用電波を使用しない複数種類の位置推定方法によって現在位置を推定して推定位置を算出する位置推定手段、
    前記測位位置及び前記推定位置、または、複数種類の前記位置推定方法によって推定した前記推定位置において重み付けを行って、現在位置を決定する位置決定手段、
    として機能させるための無人飛行プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021162472A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 西日本電信電話株式会社 位置情報取得システム、位置情報取得方法及びプログラム
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WO2023100514A1 (ja) * 2021-11-30 2023-06-08 ソニーグループ株式会社 情報処理方法、プログラム、位置測定装置及び位置測定システム

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