JP2019190701A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中温取出切替弁を切り替える際に、目標温度よりも高い温度の湯が供給されることを確実に防止することができる貯湯式給湯装置を提供する。【解決手段】中温取出切替弁53は、貯湯タンク8から中温配管51を通って供給される中温水が流入する中温入口53aと、中温水よりも温度の低い低温水が流入する低温入口53bと、水出口53cとを有し、中温入口53aを水出口53cへ連通させる中温位置と、低温入口を水出口53cへ連通させる低温位置とに流路を切り替え可能である。給湯用混合弁22は、貯湯タンク8からの高温水と、中温取出切替弁53の水出口53cからの水とを混合する。制御部36は、中温取出切替弁53を低温位置から中温位置へ切り替える際には、中温取出切替弁53を切り替える前に、給湯用混合弁22の開度を、高温水温度と中温水温度とに基づいて決められた開度である混合開度に調整する。【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯式給湯装置に関する。
貯湯タンクに貯えた湯を浴槽などへ供給する機能を有する貯湯式給湯装置が広く用いられている。貯湯タンクの中間部に溜まる中温水は、沸き上げ効率を低下させる要因になる。沸き上げ効率の低下を抑制するために、貯湯タンクの中間部から中温水を取り出して給湯に利用するための中温取出切替弁を備えた貯湯式給湯装置がある。
特開2017−133789号公報
中温取出切替弁を切り替えると、混合弁に供給される温水の温度が変化するため、給湯温度が変動する可能性がある。その際、目標温度よりも高い温度の湯が供給されることは望ましくない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、中温取出切替弁を切り替える際に、目標温度よりも高い温度の湯が供給されることを確実に防止することができる貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯装置は、水を加熱する加熱手段と、加熱手段により加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクに連通する高温配管と、高温配管よりも低い位置で貯湯タンクに連通する中温配管と、貯湯タンクから中温配管を通って供給される温水である中温水が流入する中温入口と、中温水よりも温度の低い低温水が流入する低温入口と、水出口とを有し、中温入口を水出口へ連通させる中温位置と、低温入口を水出口へ連通させる低温位置とに流路を切り替え可能な中温取出切替弁と、貯湯タンクから高温配管を通って供給される温水である高温水が流入する湯側入口と、中温取出切替弁の水出口からの水が流入する水側入口と、湯側入口から流入した高温水と水側入口から流入した水とが混合した温水である混合温水が出る湯出口とを有する混合弁と、中温水の温度である中温水温度を検出する中温水温度センサと、高温水の温度である高温水温度を検出する高温水温度センサと、中温取出切替弁及び混合弁を制御する制御手段とを備え、制御手段は、中温取出切替弁を低温位置から中温位置へ切り替える際には、中温取出切替弁を切り替える前に、混合弁の開度を、高温水温度と中温水温度とに基づいて決められた開度である混合開度に調整し、中温取出切替弁の切り替えが要求されるときに、加熱手段により貯湯タンクの水を加熱する沸上運転が実行中の場合には、制御手段は、中温取出切替弁の切り替えを禁止するものである。
また、本発明に係る貯湯式給湯装置は、水を加熱する加熱手段と、加熱手段により加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクに連通する高温配管と、高温配管よりも低い位置で貯湯タンクに連通する中温配管と、貯湯タンクから中温配管を通って供給される温水である中温水が流入する中温入口と、中温水よりも温度の低い低温水が流入する低温入口と、水出口とを有し、中温入口を水出口へ連通させる中温位置と、低温入口を水出口へ連通させる低温位置とに流路を切り替え可能な中温取出切替弁と、貯湯タンクから高温配管を通って供給される温水である高温水が流入する湯側入口と、中温取出切替弁の水出口からの水が流入する水側入口と、湯側入口から流入した高温水と水側入口から流入した水とが混合した温水である混合温水が出る湯出口とを有する混合弁と、低温水の温度である低温水温度を検出する低温水温度センサと、高温水の温度である高温水温度を検出する高温水温度センサと、中温取出切替弁及び混合弁を制御する制御手段とを備え、制御手段は、中温取出切替弁を中温位置から低温位置へ切り替える際には、中温取出切替弁を切り替えた後に、混合弁の開度を、高温水温度と低温水温度とに基づいて決められた開度である混合開度に調整し、中温取出切替弁の切り替えが要求されるときに、加熱手段により貯湯タンクの水を加熱する沸上運転が実行中の場合には、制御手段は、中温取出切替弁の切り替えを禁止するものである。
本発明によれば、中温取出切替弁を切り替える際に、目標温度よりも高い温度の湯が供給されることを確実に防止することが可能となる。
実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。 中温取出切替弁を低温位置から中温位置へ切り替える際に制御部が行う処理を示すフローチャートである。 比較例の制御を説明するためのタイミングチャートである。 実施の形態1による制御を説明するためのタイミングチャートである。 中温取出切替弁を中温位置から低温位置へ切り替える際に制御部が行う処理を示すフローチャートである。 比較例の制御を説明するためのタイミングチャートである。 実施の形態1による制御を説明するためのタイミングチャートである。 給湯温度が変動する可能性があることの情報を報知するためのリモコンの表示部の表示例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯装置35は、冷凍サイクルであるヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、貯湯タンク8を有するタンクユニット33と、リモコン44とを備える。HPユニット7は、水を加熱する加熱手段に相当する。図示の構成では、貯湯式給湯装置35の動作を制御する制御手段に相当する制御部36がタンクユニット33に内蔵されている。
リモコン44は、貯湯式給湯装置35の制御部36に対し、双方向にデータ通信可能に接続されている。リモコン44は、ユーザーインターフェースの例である。制御部36とリモコン44との間の通信は、有線通信でも無線通信でもよい。リモコン44は、浴室に設置されてもよい。リモコン44は、台所に設置されてもよい。異なる場所に複数のリモコン44が設置されてもよい。リモコン44のほかに、例えばスマートフォンのような携帯情報端末が貯湯式給湯装置35のユーザーインターフェースとして使用可能でもよい。
リモコン44は、表示部44a、操作部44b、及び音発生部44cを備える。表示部44aは、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイでもよい。表示部44aは、例えば、貯湯式給湯装置35の状態に関する情報、貯湯式給湯装置35の設定内容に関する情報などを表示できる。操作部44bは、使用者が操作するためのボタン、ダイヤル、キーなどを含んでもよい。表示部44aは、操作部の機能を兼ね備えるタッチスクリーンでもよい。音発生部44cは、スピーカを備えており、情報を報知するための音(音声を含む)を発生可能である。表示部44a及び音発生部44cは、報知手段に相当する。使用者は、操作部44bを操作することで、給湯温度の設定を変更することができる。設定された給湯温度の値は、表示部44aに表示される。以下の説明では、使用者が設定した給湯温度を「目標温度」と称する。
HPユニット7とタンクユニット33との間は、HP往き管14とHP戻り管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える弁類、ポンプ類のような各種のアクチュエータの作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。
HPユニット7は、圧縮機2、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、及び空気熱交換器6を冷媒管5にて環状に接続した冷媒回路による冷凍サイクルを備えている。水冷媒熱交換器3は、圧縮機2により圧縮された高温高圧の冷媒と、タンクユニット33から導かれた水との間で熱を交換する熱交換器である。貯湯式給湯装置35は、沸上運転を実施できる。沸上運転は、HPユニット7により貯湯タンク8の水を加熱する運転である。空気熱交換器6は、大気の熱を低圧冷媒に吸収させる熱交換器である。HPユニット7は、外気を空気熱交換器6へ送風する送風機(図示省略)を備えていてもよい。
タンクユニット33には、以下の各種部品及び配管などが内蔵されている。貯湯タンク8は、湯水を貯留するためのものである。温度による水の密度の違いにより、貯湯タンク8内には、上側が高温で下側が低温の温度成層を形成できる。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第3給水管9cが接続されている。水道等の水源から供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第3給水管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dには、送湯管13及び高温配管21が接続されている。送湯管13及び高温配管21は、温水導入出口8dにて貯湯タンク8に連通する。貯湯タンク8は、図示のような単一のタンクで構成されるものに限らず、管を介して直列に接続された複数のタンクを備えるものでもよい。以下の説明で、貯湯タンク8における高さ方向すなわち上下方向の位置に関して言及するが、直列に接続された複数のタンクを貯湯タンク8が備えるものである場合には、最上位のタンクから最下位のタンクまでの全体の階層において、上下方向の位置が特定されるものとする。
沸上運転において、HPユニット7を用いて加熱された高温湯が温水導入出口8dから貯湯タンク8内に流入し、貯湯タンク8内で上から下に向かって徐々に高温の湯が蓄積されていく。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ42,43,52が高さを変えて取り付けられている。制御部36は、これら貯湯温度センサ42,43,52で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の貯湯量及び蓄熱量を検出できる。制御部36は、検出された貯湯タンク8内の貯湯量または蓄熱量に応じて、沸上運転の開始及び停止などを制御してもよい。図示の例では、3個の貯湯温度センサ42,43,52を設けているが、さらに多くの貯湯温度センサを設けてもよい。
タンクユニット33内には、循環ポンプ12及び風呂用熱交換器20が内蔵されている。循環ポンプ12は、各種の配管に湯水を循環させるためのポンプであり、HP往き管14上に設けられている。風呂用熱交換器20は、貯湯タンク8またはHPユニット7から供給される高温の湯を利用して、2次側の加熱対象水(浴槽水または暖房用水など)を加熱するための熱交換器である。本実施の形態では、風呂用熱交換器20の2次側の構成として、浴槽30内の湯水を循環させる風呂往き管27と風呂戻り管28を例示し説明する。風呂用熱交換器20は、風呂往き管27と風呂戻り管28の途中に設置されている。また、風呂往き管27と風呂戻り管28の途中には、浴槽水を循環させるための風呂循環ポンプ29と、浴槽30から出た浴槽水の温度を検出するための風呂戻り温度センサ38と、風呂用熱交換器20から出た熱交換後の湯の温度を検出するための風呂往き温度センサ37とが設置されている。
三方弁11は、湯水が流入するaポート及びbポートと、湯水が流出するcポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、湯水が流入するbポート及びcポートと、湯水が流出するaポート及びdポートとを有する流路切替手段であり、4つの経路、a−b、a−c、b−d、c−dの間で流路切替可能に構成されている。また、タンクユニット33は、水導出口管10、温水導入管20a、第1バイパス管16、温水導出管20b、及び第2バイパス管17を有している。水導出口管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと三方弁11のaポートとを接続する。HP往き管14は、三方弁11のcポートとHPユニット7の入口側とを接続する。HP戻り管15は、HPユニット7の出口側と四方弁18のcポートとを接続する。送湯管13は、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8上部の温水導入出口8dとを接続する。第1バイパス管16は、四方弁18のaポートと、貯湯タンク8の中央部から下部の間に設けられた温水導入口8cとを接続する。温水導入管20aは、送湯管13の途中から分岐し、風呂用熱交換器20の1次側入口に接続される。温水導出管20bは、風呂用熱交換器20の1次側出口と三方弁11のbポートとを接続する。第2バイパス管17は、HP往き管14における循環ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐し、四方弁18のbポートに接続される。
さらに、タンクユニット33は、第1給水管9a、第2給水管9b、第3給水管9c、中温配管51、中温取出切替弁53、給湯用混合弁22、風呂用混合弁23、第1給湯管24、及び第2給湯管25を有している。中温取出切替弁53は、中温入口53a、低温入口53b、及び水出口53cを有する流路切替手段である。中温配管51は、貯湯タンク8の高さ方向の中間部分に設けられた中温水導出口8eと、中温入口53aとを接続する。中温配管51は、高温配管21よりも低い位置、すなわち中温水導出口8eの位置で貯湯タンク8に連通する。以下の説明では、貯湯タンク8から中温配管51を通って供給される温水を「中温水」と称する。中温水との呼び名は、便宜上のものであり、その温度範囲を限定するものではない。
給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23は、それぞれ、湯側入口、水側入口、及び出口を有する。高温配管21は、途中から分岐して給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23の湯側入口にそれぞれ接続されている。
第1給水管9aの一端は、水道等の水源に接続される。第1給水管9aの他端は、減圧弁31を介して低温入口53bに接続される。第2給水管9bの一端は、水出口53cに接続される。第2給水管9bの他端は、途中から分岐して給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23の水側入口にそれぞれ接続されている。減圧弁31と低温入口53bとの間から分岐した第3給水管9cは、貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aに接続されている。
第2給湯管25の途中には、第2給湯管25を開閉する風呂用電磁弁26と、第2給湯管25を通る湯の流量を検出する風呂用流量センサ45とが設けられている。第1給水管9aに設けられた給水温度センサ49は、水源から供給される低温水の温度を検出する。以下の説明では、給水温度センサ49で検出される温度を「低温水温度」と称する。給水温度センサ49は、低温水温度センサに相当する。
中温取出切替弁53は、中温入口53aを水出口53cへ連通させる中温位置と、低温入口53bを水出口53cへ連通させる低温位置とに流路を切り替え可能である。中温取出切替弁53が中温位置のときには、貯湯タンク8から中温配管51を通って供給される中温水が給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23の水側入口に流入する。中温取出切替弁53が低温位置のときには、水源からの低温水が給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23の水側入口に流入する。
給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23は、高温配管21から供給される高温水と、第2給水管9bから供給される中温水または低温水とを混合し、その混合された混合温水を第1給湯管24及び第2給湯管25にそれぞれ流入させる。給湯用混合弁22で温度調整された湯は、第1給湯管24から給湯栓34を経由して、第一給湯先(図示省略)へ供給される。第一給湯先は、例えば、シャワーまたはカラン等の蛇口でもよい。給湯流量センサ46及び給湯温度センサ47が第1給湯管24に設置されている。風呂用混合弁23で温度調整された湯は、第2給湯管25から、風呂往き管27及び風呂戻り管28を経て、第二給湯先である浴槽30に供給される。
給湯温度センサ47は、給湯用混合弁22により混合された混合温水の温度である混合温水温度を検出する混合温水温度センサに相当する。以下の説明では、給湯温度センサ47で検出される温度を「給湯温度」と称する。給湯用混合弁22から給湯するときには、制御部36は、給湯温度センサ47で検出される給湯温度が目標温度に等しくなるように給湯用混合弁22の開度を変更することにより、高温水と、中温水または低温水との流量比を調整する。また、制御部36は、浴槽30へ湯を供給するときには、風呂往き温度センサ37または風呂戻り温度センサ38で検出される温度が目標温度に等しくなるように風呂用混合弁23の開度を変更することにより、高温水と、中温水または低温水との流量比を調整する。
三方弁11は、水導出口管10とHP往き管14とが連通する形態と、温水導出管20bとHP往き管14とが連通する形態、の2つの流路形態で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。四方弁18は、HP戻り管15と送湯管13とが連通する形態、HP戻り管15と第1バイパス管16とが連通する形態、第1バイパス管16と第2バイパス管17とが連通する形態、送湯管13と第2バイパス管17とが連通する形態、の4つの流路形態で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。
沸上運転のときには、以下のようになる。HPユニット7及び循環ポンプ12が運転される。貯湯タンク8内の下部の水が、水導出口8b、水導出口管10、三方弁11、循環ポンプ12、及びHP往き管14を通って、水冷媒熱交換器3に流入する。圧縮機2により圧縮された高温高圧の冷媒が水冷媒熱交換器3に流入する。水冷媒熱交換器3内で加熱された高温の湯は、HP戻り管15、四方弁18、及び送湯管13を通って、温水導入出口8dから貯湯タンク8内に流入する。水冷媒熱交換器3を通過した高圧冷媒は、膨張弁4により膨張及び減圧し、気液二相の低圧冷媒になる。この低圧冷媒は、空気熱交換器6にて大気の熱を吸収することにより蒸発して気化する。この気化した低圧冷媒は、圧縮機2に吸入される。
貯湯温度センサ52は、中温水導出口8eとほぼ同じ高さの位置にある。このため、中温配管51から供給される中温水の温度は、貯湯温度センサ52で検出される温度に等しいと考えられる。以下の説明では、貯湯温度センサ52で検出される温度を「中温水温度」と称する。本実施の形態における貯湯温度センサ52は、中温水温度センサに相当する。
貯湯温度センサ42は、貯湯タンク8の上部にある。このため、高温配管21から供給される高温水の温度は、貯湯温度センサ42で検出される温度に等しいと考えられる。以下の説明では、貯湯温度センサ42で検出される温度を「高温水温度」と称する。本実施の形態における貯湯温度センサ42は、高温水温度センサに相当する。
図2は、中温取出切替弁53を低温位置から中温位置へ切り替える際に制御部36が行う処理を示すフローチャートである。図2のステップS1は、このフローチャートの初期状態において、中温取出切替弁53が低温位置にあることを示している。この状態において、使用者がシャワー、カランなどを開くと、第2給水管9bには第1給水管9aからの低温水が流入し、給湯用混合弁22にて高温配管21からの高温水と混合される状態となっている。制御部36が給湯用混合弁22での流量比すなわち混合比を調整することにより、給湯温度が目標温度に等しくなる。制御部36は、給湯温度が目標温度に等しくなったときの給湯用混合弁22の開度を安定開度として記憶する。安定開度を記憶しておくことで、次回給湯するときに、目標温度の湯を素早く給湯できる。
ステップS1からステップS2へ進み、制御部36は、貯湯温度センサ52で検出される中温水温度が目標温度未満であるかどうかを判断する。中温水温度が目標温度より高いときに中温取出切替弁53を中温位置にすると、給湯用混合弁22の開度を水側全開にしても給湯温度が目標温度より高くなってしまう。そのような事態を避けるため、中温水温度が目標温度より高い場合には、中温取出切替弁53の切り替えを行うことなく本フローチャートの今回の処理を終了する。
中温水温度が目標温度未満である場合には、ステップS3へ進む。ステップS3では、給湯用混合弁22からの給湯動作が実行中であるかどうか、及び沸上運転が実行中であるかどうかを判断する。給湯動作の最中に中温取出切替弁53を切り替えると給湯温度が変動してしまう。そのような事態を避けるため、給湯動作が実行中である場合には、中温取出切替弁53の切り替えを行うことなく本フローチャートの今回の処理を終了する。また、沸上運転を行っている間は、貯湯タンク8内の高温水が増えることにより、あるタイミングで、貯湯温度センサ52で検出される中温水温度が上昇する。中温取出切替弁53を切り替えている最中に中温水温度が上昇すると給湯温度が急に上昇する可能性がある。そのような事態を避けるため、沸上運転が実行中である場合には、制御部36は、中温取出切替弁53の切り替えを禁止し、切り替えを行うことなく本フローチャートの今回の処理を終了する。
ステップS3で給湯動作及び沸上運転がいずれも実行中でない場合には、ステップS4へ進む。ステップS4で、制御部36は、中温取出切替弁53が低温位置に切り替わってから所定時間(例えば30分間)以上経過しているかを判断する。中温取出切替弁53を切り替えると、給湯温度が変動する可能性がある。このため、中温取出切替弁53を切り替えるタイミングが、使用者が湯を利用するタイミングに重なる頻度が高いと、使用者が違和感を抱く可能性がある。そのような事態を避けるため、中温取出切替弁53が低温位置に切り替わってからまだ所定時間が経過していない場合には、中温取出切替弁53の切り替えを行うことなく本フローチャートの今回の処理を終了する。上記所定時間は、使用者が湯を利用する1度の平均的な使用時間に応じて定めることが望ましい。上記のようにすることで、中温取出切替弁53の切り替えの頻度が高くなりすることを防止できるので、使用者に違和感を与えることをより確実に防止できる。
中温取出切替弁53が低温位置に切り替わってから所定時間以上が経過している場合には、ステップS5へ進む。ステップS5で、制御部36は、中温取出切替弁53の切り替えよりも先に、給湯用混合弁22の開度を変更する。中温取出切替弁53が低温位置のときには、高温配管21から供給される高温水(以下、例として80℃とする)と、第2給水管9bから供給される低温水(以下、例として10℃とする)とが給湯用混合弁22にて混合される。目標温度が45℃であるとすると、高温水と低温水との混合比を1:1にすると、給湯温度が目標温度の45℃になる。この場合、制御部36は、給湯用混合弁22の開度を、高温水と低温水との混合比が1:1になるような開度にして、給湯用混合弁22を待機させる。これにより、給湯の開始直後から、目標温度に近い温度で給湯できる。
中温取出切替弁53を低温位置から中温位置へ切り替えると、80℃の高温水と、中温配管51から供給される中温水(以下、例として30℃)とが給湯用混合弁22にて混合される。本実施の形態において、制御部36は、中温取出切替弁53を低温位置から中温位置へ切り替える際には、中温取出切替弁53を切り替える前に、給湯用混合弁22の開度を、高温水温度と中温水温度と目標温度とに基づいて決められた開度である混合開度に調整する。上記の数値例で説明すると、80℃の高温水と、30℃の中温水との混合比を3:7にすると、給湯温度が目標温度の45℃になる。この場合、制御部36は、給湯用混合弁22の開度を、高温水と中温水との混合比が3:7になるような混合開度に調整して、給湯用混合弁22を待機させる。これにより、給湯の開始直後から、目標温度に近い温度で給湯できる。
図3は、比較例の制御を説明するためのタイミングチャートである。この比較例では、給湯用混合弁22の開度を調整する前に、時刻t1から時刻t2にかけて、中温取出切替弁53を低温位置から中温位置へ切り替える。時刻t2で給湯動作が開始されたとする。図3中、「水用開度」とは中温取出切替弁53が低温位置にあるときに給湯温度が目標温度に等しくなる給湯用混合弁22の開度に相当し、「中温用開度」とは中温取出切替弁53が中温位置にあるときに給湯温度が目標温度に等しくなる給湯用混合弁22の開度に相当する。時刻t2の時点では、給湯用混合弁22の開度は水用開度であるので、80℃の高温水と30℃の中温水とが給湯用混合弁22にて例えば1:1の割合で混合され、目標温度よりも高い温度(上記の数値例では55℃)の湯が給湯用混合弁22から供給されてしまう。時刻t2から時刻t3にかけて、給湯用混合弁22の開度が水用開度から中温用開度へ調整されると、給湯温度が低下して目標温度に等しくなる。このように、比較例の場合には、目標温度よりも高い温度の湯が給湯用混合弁22から供給されてしまう可能性がある。そのような事態は好ましくない。
図4は、実施の形態1による制御を説明するためのタイミングチャートである。本実施の形態では、中温取出切替弁53を低温位置から中温位置へ切り替える前に、時刻t1から時刻t2にかけて、給湯用混合弁22の開度を、水用開度から中温用開度すなわち混合開度へ調整する。これにより、給湯用混合弁22の開度は、湯側入口と水側入口の流量比を例えば3:7にする開度になる。時刻t2で給湯動作が開始されたとする。時刻t2の時点では、中温取出切替弁53がまだ低温位置であるので、80℃の高温水と10℃の低温水とが給湯用混合弁22にて3:7の割合で混合され、目標温度よりも低い温度(上記の数値例では31℃)の温水が給湯用混合弁22から供給される。時刻t2から時刻t3にかけて、給湯用混合弁22の開度を、中温用開度から水用開度へ調整すると、給湯温度が上昇して目標温度に等しくなる。このように、本実施の形態であれば、中温取出切替弁53を切り替える処理の途中で給湯動作が開始された場合でも、目標温度よりも高い温度の湯が給湯用混合弁22から供給されてしまうことを確実に防止できる。
図2のフローチャートに戻って説明を続ける。ステップS5で、給湯用混合弁22の駆動を開始した後、ステップS6へ進み、制御部36は、給湯用混合弁22の開度変更が完了したかどうかを判断する。給湯用混合弁22の開度変更が完了した場合にはステップS9へ進み、給湯用混合弁22がまだ駆動中である場合にはステップS7へ進む。
ステップS7で、制御部36は、沸上運転または給湯動作が開始されているかどうかを判断する。前述したように、沸上運転の最中は中温水温度が上昇する可能性があるので、予め計算した給湯用混合弁22の開度では、給湯温度が目標温度よりも高くなる可能性がある。また、給湯動作が行われていると、給湯温度が変動する可能性がある。そのような事態を避けるため、沸上運転または給湯動作が開始されている場合には、ステップS8へ進み、一連の給湯用混合弁22及び中温取出切替弁53の切り替え処理を中止する。すなわち、ステップS8で、制御部36は、給湯用混合弁22の開度を元の水用開度に戻す。また、ステップS8で、制御部36は、中温取出切替弁53が低温位置のときの給湯用混合弁22の安定開度をステップS1で記憶していた場合は、給湯用混合弁22をその安定開度へ戻してもよい。
このように、本実施の形態では、給湯用混合弁22の開度を混合開度に調整する途中に沸上運転が開始した場合には、制御部36は、給湯用混合弁22の開度を元の開度へ戻す。これにより、高温給湯が発生することをより確実に防止できる。また、制御部36が安定開度を記憶している場合において、給湯用混合弁22の開度を混合開度に調整する途中に沸上運転が開始した場合には、制御部36は、給湯用混合弁22を安定開度へ戻す。これにより、次回の給湯のときに給湯温度を速やかに目標温度に一致させることができる。
ステップS9では、制御部36は、中温取出切替弁53の低温位置から中温位置への切り替えを開始し、ステップS10へ進む。ステップS10で、制御部36は、中温取出切替弁53の低温位置から中温位置への切り替えが完了したかどうかを判断し、切り替えが完了した場合には本フローチャートの今回の処理を終了する。なお、給湯用混合弁22の安定開度をステップS1で記憶していた場合において、中温取出切替弁53の切り替えが完了した場合には、制御部36は、その記憶していた安定開度の情報をメモリから破棄する。中温取出切替弁53の切り替えが完了した場合には、給湯用混合弁22の安定開度は、異なる開度となるからである。
ステップS10で中温取出切替弁53の切り替えがまだ完了していない場合にはステップS11へ進み、制御部36は、沸上運転または給湯動作が開始されているかどうかを判断する。前述したように、沸上運転の最中は中温水温度が上昇する可能性があるので、中温水を利用すると、給湯温度が目標温度よりも高くなる可能性がある。また、給湯動作が行われていると、給湯温度が変動する可能性がある。そのような事態を避けるため、沸上運転または給湯動作が開始されている場合には、一連の給湯用混合弁22及び中温取出切替弁53の切り替え処理を中止する。すなわち、ステップS11からステップS12へ進み、制御部36は、中温取出切替弁53を中温位置から低温位置に戻す。さらに、ステップS8へ進み、制御部36は、給湯用混合弁22の開度を元の水用開度に戻す。また、ステップS8で、制御部36は、中温取出切替弁53が低温位置のときの給湯用混合弁22の安定開度をステップS1で記憶していた場合は、給湯用混合弁22をその安定開度へ戻してもよい。
沸上運転の実行中に中温取出切替弁53の低温位置から中温位置への切り替えが禁止された場合において、その後に沸上運転が終了したときには、制御部36は、給湯用混合弁22の開度を混合開度に調整した後、中温取出切替弁53を低温位置から中温位置へ切り替えるようにしてもよい。これにより、沸上運転の終了後、速やかに中温取出切替弁53の切り替えを完了させることができる。
本実施の形態では、給湯用混合弁22からの給湯動作の最中には、制御部36は、中温取出切替弁53の切り替えの要求があっても中温取出切替弁53の切り替えを開始しない。これにより、給湯温度変動を確実に回避できる。また、上述したフローチャートでは、給湯用混合弁22の開度が混合開度に調整された後に給湯動作が開始された場合は、制御部36は、中温取出切替弁53を低温位置に戻すようにしている。これに対する変形例として、給湯用混合弁22の開度が混合開度に調整された後に給湯動作が開始された場合には、制御部36は、中温取出切替弁53の低温位置から中温位置へ切り替えを継続して完了させるようにしてもよい。給湯用混合弁22の開度が混合開度に調整された後であれば、中温取出切替弁53を低温位置に戻さなくても、高温給湯が発生する可能性は低いからである。
図5は、中温取出切替弁53を中温位置から低温位置へ切り替える際に制御部36が行う処理を示すフローチャートである。図5のステップS101は、このフローチャートの初期状態において、中温取出切替弁53が中温位置にあることを示している。この状態において、使用者がシャワー、カランなどを開くと、第2給水管9bには貯湯タンク8から中温配管51を通って供給される中温水が流入し、給湯用混合弁22にて高温配管21からの高温水と混合される状態となっている。
ステップS101からステップS102へ進み、制御部36は、貯湯温度センサ52で検出される中温水温度が目標温度よりも高いかどうかを判断する。中温水温度が目標温度より高いときに中温取出切替弁53が中温位置にあると、給湯用混合弁22の開度を水側全開にしても給湯温度が目標温度より高くなってしまう。このため、中温水温度が目標温度よりも高い場合には、中温取出切替弁53を中温位置から低温位置へ切り替える必要があるのでステップS103へ進む。そうでない場合には中温取出切替弁53を切り替える必要がないので、中温取出切替弁53の切り替えを行うことなく本フローチャートの今回の処理を終了する。
ステップS103で、制御部36は、給湯用混合弁22からの給湯動作が実行中であるかどうか、及び沸上運転が実行中であるかどうかを判断する。給湯動作の最中に中温取出切替弁53を切り替えると給湯温度が変動する可能性がある。そのような事態を避けるため、給湯動作が実行中である場合には、中温取出切替弁53の切り替えを行うことなく本フローチャートの今回の処理を終了する。また、沸上運転が実行中である場合も、中温取出切替弁53の切り替えを行うことなく本フローチャートの今回の処理を終了する。
ステップS103で給湯動作及び沸上運転がいずれも実行中でない場合には、ステップS104へ進む。本実施の形態では、制御部36は、給湯用混合弁22の開度調整よりも先に、中温取出切替弁53の切り替えを行う。ステップS104で、制御部36は、中温取出切替弁53の中温位置から低温位置への切り替えを開始し、ステップS105へ進む。ステップS105で、制御部36は、中温取出切替弁53の中温位置から低温位置への切り替えが完了したかどうかを判断する。切り替えが完了していない場合はステップS105の処理を繰り返し、切り替えが完了した場合はステップS106に進む。
ステップS106で、制御部36は、給湯用混合弁22の開度調整を開始し、ステップS107へ進む。制御部36は、給湯用混合弁22の開度を、高温水温度と低温水温度と目標温度とに基づいて決められた開度である混合開度に調整する。ステップS107で、制御部36は、給湯用混合弁22の開度をこの混合開度へ変更する処理が完了したかどうかを判断する。開度変更処理が完了していない場合にはステップS107の処理を繰り返し、開度変更処理が完了した場合には本フローチャートの今回の処理を終了する。
中温取出切替弁53が中温位置にあるときには、制御部36は、給湯用混合弁22の開度を、高温水温度と中温水温度と目標温度とに基づいて決められた開度に調整し、給湯用混合弁22を待機させる。例えば、前述した数値例の場合には、80℃の高温水と30℃の中温水との混合比が3:7になるような開度で給湯用混合弁22を待機させる。これにより、給湯開始直後から、目標温度(例えば45℃)に近い給湯温度で給湯できる。
図6は、比較例の制御を説明するためのタイミングチャートである。この比較例では、中温取出切替弁53を中温位置から低温位置へ切り替える前に、時刻t1から時刻t2にかけて、給湯用混合弁22の開度を中温用開度から水用開度へ変更する。例として、水用開度は、1:1の混合比になる開度であるものとする。時刻t2で給湯動作が開始されたとする。時刻t2の時点では、中温取出切替弁53がまだ中温位置にあるので、80℃の高温水と30℃の中温水とが給湯用混合弁22にて1:1の割合で混合され、目標温度よりも高い温度(上記の数値例では55℃)の湯が給湯用混合弁22から供給されてしまう。時刻t2から時刻t3にかけて、中温取出切替弁53が中温位置から低温位置へ切り替わると、給湯温度が低下して目標温度に等しくなる。このように、比較例の場合には、目標温度よりも高い温度の湯が給湯用混合弁22から供給されてしまう可能性がある。そのような事態は好ましくない。
図7は、実施の形態1による制御を説明するためのタイミングチャートである。本実施の形態では、制御部36は、まず、時刻t1から時刻t2にかけて、中温取出切替弁53を中温位置から低温位置へ切り替える。その後、制御部36は、時刻t2から時刻t3にかけて、給湯用混合弁22の開度を、中温用開度から水用開度すなわち混合開度へ調整する。時刻t2で給湯動作が開始されたとする。時刻t2の時点では、給湯用混合弁22は例えば3:7の混合比になる中温用開度であり、中温取出切替弁53は低温位置であるので、80℃の高温水と10℃の低温水とが給湯用混合弁22にて3:7の割合で混合され、目標温度よりも低い温度(上記の数値例では31℃)の温水が給湯用混合弁22から供給される。時刻t2から時刻t3にかけて、給湯用混合弁22の開度が中温用開度から水用開度へ調整されると、給湯温度が上昇して目標温度に等しくなる。このように、本実施の形態であれば、中温取出切替弁53を切り替える処理の途中で給湯動作が開始された場合でも、目標温度よりも高い温度の湯が給湯用混合弁22から供給されてしまうことを確実に防止できる。
本実施の形態の貯湯式給湯装置35は、中温取出切替弁53の切り替えを行った後、給湯用混合弁22からの給湯動作を最初に検出したときに、給湯温度が変動する可能性があることの情報を報知する報知手段を備える。図8は、給湯温度が変動する可能性があることの情報を報知するためのリモコン44の表示部44aの表示例を示す図である。図8に示す例では、「給湯温度が変動することがあります」との語句を表示部44aに表示している。当該語句を音発生部44cから音声にて案内してもよい。上記のような報知を行うことで、まれに起こる給湯温度の変動が機器の故障によるものでないことを使用者が知ることができ、安心して機器を使用できる。
以上、実施の形態について説明したが、前述のように、本発明は実施の形態に限定されるものではない。例えば、実施の形態1では、ステップS3、ステップS7、及びステップS11で、給湯動作及び沸上運転が行われていないかどうかを判断したが、これ加えて、浴槽30への湯はり動作、あるいは浴槽30の追焚運転といった、風呂給湯に関する動作の有無を判断してもよい。これにより、浴槽30への給湯温度についても、シャワーあるいはカランと同様に、高温の給湯を回避することができる。
2 圧縮機、 3 水冷媒熱交換器、 4 膨張弁、 5 冷媒管、 6 空気熱交換器、 7 HPユニット、 8 貯湯タンク、 8a 水導入口、 8b 水導出口、 8c 温水導入口、 8d 温水導入出口、 8e 中温水導出口、 9a 第1給水管、 9b 第2給水管、 9c 第3給水管、 10 水導出口管、 11 三方弁、 12 循環ポンプ、 13 送湯管、 14 HP往き管、 15 HP戻り管、 16 第1バイパス管、 17 第2バイパス管、 18 四方弁、 20 風呂用熱交換器、 20a 温水導入管、 20b 温水導出管、 21 高温配管、 22 給湯用混合弁、 23 風呂用混合弁、 24 第1給湯管、 25 第2給湯管、 26 風呂用電磁弁、 27 風呂往き管、 28 風呂戻り管、 29 風呂循環ポンプ、 30 浴槽、 31 減圧弁、 33 タンクユニット、 34 給湯栓、 35 貯湯式給湯装置、 36 制御部、 37 風呂往き温度センサ、 38 風呂戻り温度センサ、 42,43 貯湯温度センサ、 44 リモコン、 44a 表示部、 44b 操作部、 44c 音発生部、 45 風呂用流量センサ、 46 給湯流量センサ、 47 給湯温度センサ、 49 給水温度センサ、 51 中温配管、 52 貯湯温度センサ、 53 中温取出切替弁、 53a 中温入口、 53b 低温入口、 53c 水出口

Claims (9)

  1. 水を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段により加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクに連通する高温配管と、
    前記高温配管よりも低い位置で前記貯湯タンクに連通する中温配管と、
    前記貯湯タンクから前記中温配管を通って供給される温水である中温水が流入する中温入口と、前記中温水よりも温度の低い低温水が流入する低温入口と、水出口とを有し、前記中温入口を前記水出口へ連通させる中温位置と、前記低温入口を前記水出口へ連通させる低温位置とに流路を切り替え可能な中温取出切替弁と、
    前記貯湯タンクから前記高温配管を通って供給される温水である高温水が流入する湯側入口と、前記中温取出切替弁の前記水出口からの水が流入する水側入口と、前記湯側入口から流入した前記高温水と前記水側入口から流入した水とが混合した温水である混合温水が出る湯出口とを有する混合弁と、
    前記中温水の温度である中温水温度を検出する中温水温度センサと、
    前記高温水の温度である高温水温度を検出する高温水温度センサと、
    前記中温取出切替弁及び前記混合弁を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記中温取出切替弁を前記低温位置から前記中温位置へ切り替える際には、前記中温取出切替弁を切り替える前に、前記混合弁の開度を、前記高温水温度と前記中温水温度とに基づいて決められた開度である混合開度に調整し、
    前記中温取出切替弁の切り替えが要求されるときに、前記加熱手段により前記貯湯タンクの水を加熱する沸上運転が実行中の場合には、前記制御手段は、前記中温取出切替弁の切り替えを禁止する貯湯式給湯装置。
  2. 水を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段により加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクに連通する高温配管と、
    前記高温配管よりも低い位置で前記貯湯タンクに連通する中温配管と、
    前記貯湯タンクから前記中温配管を通って供給される温水である中温水が流入する中温入口と、前記中温水よりも温度の低い低温水が流入する低温入口と、水出口とを有し、前記中温入口を前記水出口へ連通させる中温位置と、前記低温入口を前記水出口へ連通させる低温位置とに流路を切り替え可能な中温取出切替弁と、
    前記貯湯タンクから前記高温配管を通って供給される温水である高温水が流入する湯側入口と、前記中温取出切替弁の前記水出口からの水が流入する水側入口と、前記湯側入口から流入した前記高温水と前記水側入口から流入した水とが混合した温水である混合温水が出る湯出口とを有する混合弁と、
    前記低温水の温度である低温水温度を検出する低温水温度センサと、
    前記高温水の温度である高温水温度を検出する高温水温度センサと、
    前記中温取出切替弁及び前記混合弁を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記中温取出切替弁を前記中温位置から前記低温位置へ切り替える際には、前記中温取出切替弁を切り替えた後に、前記混合弁の開度を、前記高温水温度と前記低温水温度とに基づいて決められた開度である混合開度に調整し、
    前記中温取出切替弁の切り替えが要求されるときに、前記加熱手段により前記貯湯タンクの水を加熱する沸上運転が実行中の場合には、前記制御手段は、前記中温取出切替弁の切り替えを禁止する貯湯式給湯装置。
  3. 前記沸上運転の実行中に前記中温取出切替弁の前記低温位置から前記中温位置への切り替えが禁止された場合において、その後に前記沸上運転が終了したときには、前記制御手段は、前記混合弁の開度を前記混合開度に調整した後、前記中温取出切替弁を前記低温位置から前記中温位置へ切り替える請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記中温取出切替弁を前記中温位置から前記低温位置へ切り替えた後、所定時間が経過するまでは、前記制御手段は、前記低温位置から前記中温位置への切り替えを禁止する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記混合弁の開度を前記混合開度に調整する途中に前記沸上運転が開始した場合には、前記制御手段は、前記混合弁の開度を元の開度へ戻す請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記混合温水の温度である混合温水温度を検出する混合温水温度センサを備え、
    前記制御手段は、前記混合温水温度が目標温度に等しくなったときの前記混合弁の開度を安定開度として記憶し、
    前記中温取出切替弁及び前記混合弁の切り替え動作が完了した場合には、前記制御手段は、前記安定開度の情報を破棄する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記制御手段が前記安定開度を記憶している場合において、前記混合弁の開度を前記混合開度に調整する途中に前記沸上運転が開始した場合には、前記制御手段は、前記混合弁の開度を前記安定開度へ戻す請求項6に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 前記混合弁からの給湯動作の最中には、前記制御手段は、前記中温取出切替弁の切り替えの要求があっても前記中温取出切替弁の切り替えを開始せず、
    前記混合弁の開度が前記混合開度に調整された後に前記給湯動作が開始された場合は、前記制御手段は、前記中温取出切替弁の前記低温位置から前記中温位置へ切り替えを継続して完了させる請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  9. 前記中温取出切替弁の切り替えを行った後、前記混合弁からの給湯動作を最初に検出したときに、給湯温度が変動する可能性があることの情報を報知する報知手段を備える請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
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