JP2019187455A - 洗濯機 - Google Patents

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Koji Iwasaki
功治 岩▲崎▼
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Abstract

【課題】洗濯槽の中心軸に対して重量のアンバランスが生じ難く、振動の発生を抑制することができる洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯槽を有する洗濯機は、前記洗濯槽の中心軸CAを中心として回転する第1プーリ22と、前記第1プーリ22にベルトを介して連結される複数の第2プーリと、前記複数の第2プーリを同一回転数で同一方向に回転させる複数のモータと、を有する。前記第1プーリ22と前記複数の第2プーリのそれぞれとのプーリ比は、いずれも同一である。前記複数のモータは、少なくとも第1モータ24aと第2モータ24bとを有する。前記第1モータ24aの回転軸AR1は、前記中心軸CAと前記第2モータ24bの回転軸AR2とを含む平面S1に直交するとともに前記中心軸CAを含む平面S1を境界面S2として前記第2モータ24bの回転軸AR2と反対側の領域、或いは、前記境界面S2上に位置する。【選択図】図7

Description

本発明は洗濯機に関する。
特開2007−236641号公報には、縦型の全自動洗濯機が開示される。縦型の全自動洗濯機の外箱の内部には、水槽と、水槽の内側において水槽と同心状に配設された洗濯槽とが配置される。水槽の下面には、駆動ユニットが装着される。駆動ユニットは、モータ、モータの出力回転を伝動するベルト伝動機構及びクラッチ・ブレーキ機構を含む。
特開2007−236641号公報
従来の縦型の洗濯機は、一つのモータで洗濯機を駆動させている。モータは、回転する洗濯槽の中心軸からずれた位置に配置される。従来の縦型の洗濯機では、モータが設けられる側に重心が偏り、アンバランスとなる可能性がある。重心が偏ってアンバランスとなると、洗濯機の駆動時に、振動が発生する可能性がある。
以上の点に鑑みて、本発明は、洗濯槽の中心軸に対して重量のアンバランスが生じ難く、振動の発生を抑制することができる洗濯機を提供することを目的とする。
本発明の例示的な洗濯機は、洗濯槽を有する洗濯機であって、前記洗濯槽の中心軸を中心として回転する第1プーリと、前記第1プーリにベルトを介して連結される複数の第2プーリと、前記複数の第2プーリを同一回転数で同一方向に回転させる複数のモータと、を有する。前記第1プーリと前記複数の第2プーリのそれぞれとのプーリ比は、いずれも同一である。前記複数のモータは、少なくとも第1モータと第2モータとを有する。前記第1モータの回転軸は、前記中心軸と前記第2モータの回転軸とを含む平面に直交するとともに前記中心軸を含む平面を境界面として前記第2モータの回転軸と反対側の領域、或いは、前記境界面上に位置する。
例示的な本発明によれば、洗濯槽の中心軸に対して重量のアンバランスが生じ難く、振動の発生を抑制することができる洗濯機を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る洗濯機の概略断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る洗濯機が有する駆動機構の構成を説明するための概略平面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る洗濯機が有するモータの構成を示す概略平面図である。 図4は、本発明の実施形態に係る洗濯機が有する上側第1プーリと上側第2プーリとの関係を示す概略平面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る洗濯機が有する下側第1プーリと下側第2プーリとの関係を示す概略平面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る洗濯機が有する第1及び第2プーリとベルトとの関係を示す概略断面図である。 図7は、本発明の実施形態に係る洗濯機が有する複数のモータの位置関係を示す概略平面図である。 図8は、第1変形例に係る洗濯機が有する複数のモータの位置関係を示す概略平面図である。 図9は、第2変形例に係る洗濯機の第1プーリと第2プーリとの関係を示す概略平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書では、図1に示す洗濯槽13の中心軸CAが延びる方向を単に「軸方向」と呼び、中心軸CAを中心とする径方向及び周方向を単に「径方向」及び「周方向」と呼ぶことにする。また、図1に示す洗濯機1の配置を基準として上下方向を定義する。また、図1に示す洗濯機1の左側を前方、右側を後方として前後方向を定義する。また、上下方向に対して垂直な面を水平面として水平方向を定義する。ただし、この方向の定義より、本発明に係る洗濯機の向きを限定する意図はない。また、本願では、プーリの直径とは、プーリのピッチ円における直径(ピッチ円直径)のことをいう。
<1.洗濯機の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る洗濯機1の概略断面図である。洗濯機1は、縦型の電気洗濯機である。図1に示すように、洗濯機1は筐体10を有する。洗濯機1は、筐体10内の適所に、マイクロコンピュータを含む制御回路(不図示)を有する。筐体10の上面には、開口10aが形成される。この開口10aを介して、衣類等の洗濯物の出し入れが行われる。洗濯機1は、開口10aを開閉する蓋体11を有する。
洗濯機1は、洗濯槽13を収容する水槽12を有する。洗濯槽13の詳細は後述する。水槽12は、上面に開口を有する有底箱型形状である。詳細には、水槽12は、筐体10内に複数設けられる吊り棒14及びサスペンション機構15によって弾性支持される。水槽12には、筐体10の上部後方に設けられる給水口16から供給される水が溜められる。水槽12の底部12aには、排水口(不図示)が設けられる。排水口には、開閉弁17aを有する排水ホース17が繋がれる。開閉弁17aが開かれることによって、水槽12に溜められた水は、排水ホース17を通って外部に排水される。
洗濯機1は、洗濯槽13を有する。本実施形態では、洗濯槽13の中心軸CAは上下方向に延びる。洗濯槽13は、軸方向一方側に底部13aを有する筒状である。洗濯槽13は、詳細には、下側に底部13aを有する有底円筒状である。洗濯槽13は、中心軸CAを中心として回転可能である。なお、中心軸CAは、水槽10の中央部を通る。洗濯槽13は、衣類等の洗濯物が入れられる槽であり、脱水槽も兼ねる。洗濯槽13の側壁には、後述の図2に示すように、複数の貫通孔13bが形成される。複数の貫通孔13bを介して、水槽12に溜められた水が洗濯槽13内に入る。また、脱水時には、複数の貫通孔13bを介して、洗濯槽13から水槽12へと水が排出される。水槽12に排出された水は、排水ホース17を介して外部に排出される。
洗濯機1は、洗濯槽13の内側底部に洗濯槽13と同軸に配置される撹拌羽根18を有する。撹拌羽根18は、洗濯及びすすぎの際に洗濯槽13内に水流を発生させる。その他、洗濯機1は、水槽12の底部12aの外側に設けられて、洗濯槽13及び撹拌羽根18を駆動させる駆動機構19を有する。駆動機構19は、水槽12の下側に配置される。
図2は、本発明の実施形態に係る洗濯機1が有する駆動機構19の構成を説明するため
の概略平面図である。なお、図2においては、理解を容易にするために、駆動機構19に連結される洗濯槽13も示されている。図2に示すように、洗濯機1は取付部材20を有する。取付部材20は、例えば金属によって形成される。取付部材20は、洗濯槽13を収容する水槽12の底部12a(図1参照)の外面側に固定される。取付部材20の水槽12への固定には、例えばネジ等が使用される。駆動機構19は、取付部材20によって支持される。
図2に示すように、駆動機構19は、クラッチユニット21と、第1プーリ22と、複数の第2プーリ23と、複数のモータ24とを有する。すなわち、洗濯機1は、クラッチユニット21と、第1プーリ22と、複数の第2プーリ23と、複数のモータ24とを有する。第1プーリ22、複数の第2プーリ23、及び、複数のモータ24は、水槽12の下側に配置される。洗濯機1においては、洗濯機1を構成する部品の中で重量が大きいモータ24が洗濯機1の下側部分に配置される。このために、洗濯機1は、モータが上側部分に配置される洗濯機に比べて安定感を向上することができる。
図2に示すように、クラッチユニット21は、軸方向において洗濯槽13と第1プーリ22との間に配置され、中心軸CA周りに設けられる。本実施形態では、クラッチユニット21は、取付部材20を介して水槽12の下面に間接的に取り付けられる。ただし、これは例示にすぎず、クラッチユニット21は水槽12の下面に直接取り付けられてもよい。
クラッチユニット21は、洗濯槽13及び撹拌羽根18の一体回転と、撹拌羽根18のみの回転とを切り替える。詳細には、複数のモータ24の駆動力を伝達されたクラッチユニット21は、洗濯工程においては、撹拌羽根18のみを回転し、洗濯槽13は回転させない。クラッチユニット21は、洗濯槽13の回転を抑制するブレーキ機構を有するのが好ましい。なお、洗濯工程は、洗い及びすすぎを含む。また、複数のモータ24の駆動力を伝達されたクラッチユニット21は、脱水工程においては、洗濯槽13及び撹拌羽根18を一体回転する。クラッチユニット21が設けられているために、各工程に合せて、洗濯槽13及び撹拌羽根18の回転の切り替えを適切に行うことができる。
第1プーリ22は、洗濯槽13の中心軸CAを中心として回転する。本実施形態では、第1プーリ22の数は、複数のモータ24の数と同数である。第1プーリ22は、上側第1プーリ22aと下側第1プーリ22bとを有する。複数の第1プーリ22a、22bは、軸方向に並ぶ。本実施形態では、上側第1プーリ22a及び下側第1プーリ22bは、クラッチユニット21が有する軸方向に延びるシャフト21aに取り付けられる。シャフト21aは中心軸CAを中心として回転する。上側第1プーリ22a及び下側第1プーリ22bは中心に貫通孔を有する。シャフト21aは、当該貫通孔に挿入されている。
複数のモータ24は、複数の第2プーリ23を同一回転数で同一方向に回転させる。複数のモータ24は、少なくとも第1モータ24aと第2モータ24bとを有する。複数のモータ24の数は、複数の第2プーリ23の数と同数である。本実施形態では、複数のモータ24は2つである。すなわち、本実施形態では、洗濯機1は、第1モータ24aと第2モータ24bのみを有する。第1モータ24aと第2モータ24bとは、同じ出力を有し、同一方向に回転する。洗濯機1の制御部は、第1モータ24aと第2モータ24bとを同期して駆動する。
モータ24は、ブラシレスDCモータである。本実施形態では、第1モータ24a及び第2モータ24bのいずれもが、ブラシレスDCモータである。洗濯機1は、ブラシレスDCモータの駆動制御を行うインバータ回路(不図示)を有する。ブラシレスDCモータは、例えば誘導モータに比べて巻線やステータコアの使用量が少なく、小型且つ軽量であ
る。このために、複数のモータ24を有する洗濯機1の重量が重くなることを抑制できる。
第1モータ24a及び第2モータ24bは、それぞれ、クラッチユニット21から径方向に離れた位置に配置される。第1モータ24a及び第2モータ24bは、取付部材20を介して水槽12の下面に間接的に取り付けられている。ただし、これは例示にすぎず、各モータ24a、24bは、水槽12の下面に直接取り付けられてもよい。
図3は、本発明の実施形態に係る洗濯機1が有するモータ24の構成を示す概略平面図である。本実施形態では、モータ24として、第1モータ24aと第2モータ24bとを有するが、これらは同様の構造を有する。モータ24は、中心軸CAと平行な方向に延びる回転軸ARを中心として回転する出力シャフト241を有する。出力シャフト241は、ロータ(不図示)の一部である。モータ24は、樹脂製のケーシング242を有する。ケーシング242は、インサート成形によってモータ24のステータ(不図示)と一体化されている。ケーシング242が樹脂製とされることによって、ケーシングが金属製とされる場合に比べて、水によるモータ24の腐食を抑制することができる。また、ケーシング242が樹脂製であるモータ24は、放熱性に優れる構成にできるために、モータ24を冷却するためのファンの設置を省略することができる。
ケーシング242は、出力シャフト241を挟んで対向する位置に、一対の取付脚243を有する。取付脚243は、ケーシング242と同一部材であり、ケーシング242の外側面から突出する。モータ24は、一部が取付部材20に設けられた凹部(不図示)に入れられた状態で取付部材20に固定される。このために、取付脚243は、ケーシング242の上下方向の中間位置近傍に設けられる。各取付脚243には、例えばネジ等の留め具26(図2参照)と係合する長孔244が形成されている。取付脚243に設ける孔は、長孔でなく丸孔等であってもよい。取付脚243に長孔244を設けることによって、モータ24の位置調整が行い易い。なお、取付脚243の数、形状、設置位置は、本実施形態の構成から適宜変更されてよい。また、取付脚243は、ケーシング242とは別部材で構成されてもよい。
第1モータ24aの出力シャフト241の先端部には、上側第2プーリ23aが取り付けられる。第2モータ24bの出力シャフト241の先端部には、下側第2プーリ23bが取り付けられる。上側第2プーリ23a及び下側第2プーリ23bは中心に貫通孔を有する。各モータ24a、24bの出力シャフト241は、各第2プーリ23a、23bに設けられる貫通孔に挿入されている。
複数の第2プーリ23a、23bは、第1プーリ22にベルト25を介して連結される。本実施形態では、上述のように、第1プーリ22は、軸方向に並ぶ上側第1プーリ22aと下側第1プーリ25bとを有する。上側第2プーリ23aは、上側第1プーリ22aに上側ベルト25aを介して連結される。下側第2プーリ23bは、下側第1プーリ22bに下側ベルト25bを介して連結される。上側ベルト25aと下側ベルト25bとは、互いに異なるプーリ同士を連結するために、接触の可能性を低減できる。このために、本構成では、ベルトの摩耗を低減することができる。
図4は、本発明の実施形態に係る洗濯機1が有する上側第1プーリ22aと上側第2プーリ23aとの関係を示す概略平面図である。図4に示すように、上側第1プーリ22aの直径はR1であり、上側第2プーリ23aの直径はR3である。図5は、本発明の実施形態に係る洗濯機1が有する下側第1プーリ22bと下側第2プーリ23bとの関係を示す概略平面図である。図5に示すように、下側第1プーリ22aの直径はR2であり、下側第2プーリ23bの直径はR4である。
洗濯機1においては、第1プーリ22と複数の第2プーリ23のそれぞれとのプーリ比はいずれも同一である。本実施形態では、第1プーリ22の数が複数であり、互いにベルト25で連結される第1プーリ22と第2プーリ23とのプーリ比がいずれも同一である。詳細には、上側第1プーリ22aと上側第2プーリ23aとのプーリ比と、下側第1プーリ22bと下側第2プーリ23bとのプーリ比は同じであり、以下の式(1)で表される。R1:R3=R2:R4・・・(1)
本実施形態では、上側第1プーリ22aと下側第1プーリ22bの直径は同一であり(R1=R2)、上側第2プーリ23aと下側第2プーリ23bの直径は同一である(R3=R4)。ただし、これは例示にすぎず、上側第1プーリ22aと下側第1プーリ22bの直径は互いに異なってもよく、上側第2プーリ23aと下側第2プーリ23bの直径も互いに異なってもよい。この場合でも、式(1)を満たせばよい。
本実施形態では、上側第1プーリ22aは、上側第2プーリ23aに比べて直径が大きい。このために、第1モータ24aの回転は、減速されて上側第1プーリ22aに伝達される。また、下側第1プーリ22bは、下側第2プーリ23bに比べて直径が大きい。このために、第2モータ24bの回転は、減速されて下側第1プーリ22bに伝達される。上述のように、2つのモータ24a、24bは、同期されて同一方向に同一回転数で駆動する。また、互いにベルト25で連結される第1プーリ22と第2プーリ23のプーリ比がいずれも同一である。このために、第1モータ24aと第2モータ24bとが互いに補完し合ってシャフト21aを回転し、洗濯槽13及び撹拌羽根18を駆動することができる。
図6は、本発明の実施形態に係る洗濯機1が有する第1及び第2プーリ22、23とベルト25との関係を示す概略断面図である。なお、ベルト25が第1プーリ22に取り付けられる構造と、ベルト25が第2プーリ23に取り付けられる構造とはほぼ同様である。このために、図6では、便宜的に、第1プーリ22と第2プーリ23とを1つの図で描いている。
図6に示すように、第1プーリ22及び第2プーリ23は側面に溝部Gを有する。ベルト25は溝部Gに位置する。詳細には、ベルト25は、溝部Gの内面に接触した状態で溝部Gに嵌められる。溝部Gが設けられることによって、上側ベルト25aと下側ベルト25bとの間の上下方向の隙間を大きくすることができるために、2つのベルト25a、25bが接触する可能性を低減できる。また、溝部Gが設けられる場合には、ベルト25の幅を溝部Gの幅とできるために、ベルト25の使用量を低減することができる。
図6に示すように、詳細には、ベルト25及び溝部Gは断面台形状である。本構成では、例えばベルトが平ベルトである場合に比べて、ベルト25とプーリ22、23との接触面積を大きくすることができる。すなわち、本構成では、モータ24の駆動力を伝達する能力を向上することができる。
なお、本実施形態では、断面台形状のベルト25及び溝部Gは、内周側に比べて外周側の幅が広い構成とした。これは例示にすぎず、断面台形状のベルト25及び溝部Gは、外周側に比べて内周側の幅が広い構成としてもよい。これにより、ベルトが溝部から外れ難い構成にすることができる。また、ベルト及び溝部の形状は、これら以外の構成であってもよい。例えば、ベルトは断面台形状のVベルトではなく、平ベルト等、他の様々な形状のベルトであってよい。また、溝部Gの形状も他の様々な形状でもよく、場合によっては、溝部は設けられなくてもよい。また、ベルトとプーリとは、いずれか一方に凸部が設けられ、他方に凹部が設けられ、凹凸が噛み合う形で接触する構成であってもよい。
<2.複数のモータの配置の詳細>
図7は、本発明の実施形態に係る洗濯機1が有する複数のモータ24の位置関係を示す概略平面図である。図7は、洗濯機1の下側から見た図である。図7には、第1プーリ22も示されている。
第1モータ24aの回転軸AR1は、中心軸CAと第2モータ24bの回転軸AR2とを含む平面S1に直交するとともに中心軸CAを含む平面S2を境界面として第2モータ24bの回転軸AR2と反対側の領域、或いは、境界面S2上に位置する。本実施形態では、第1モータ24aの回転軸AR1は、境界面S2に対して、第2モータ24bの回転軸AR2と反対側の領域に位置する。上述のように、モータの数が一つである場合には、中心軸CAから径方向に離れた位置に配置されるモータ側に重量が偏るためにアンバランスが生じて、洗濯機の駆動時に振動が発生する可能性がある。この点、本実施形態の洗濯機1では、複数のモータ24を中心軸CAに対してバランス良く配置することが可能であり、洗濯機1における振動の発生を抑制することができる。
本実施形態では、複数のモータ24は、中心軸CAを中心とする同一円周上に位置する。詳細には、第1モータ24aの回転軸AR1と、第2モータ24bの回転軸AR2とが、中心軸CAを中心とする同一円周上に位置する。複数の回転軸AR1、AR2が位置する円の半径は、第1プーリ22の半径より大きい。このようなモータ24の配置によれば、簡単に、中心軸CAに対して重量バランス良く複数のモータ24を配置することができる。
また、本実施形態では、複数のモータ24は、周方向に等間隔で配置されている。詳細には、複数のモータ24は、周方向に180°間隔で配置されている。換言すると、第1モータ24aと第2モータ24bとは、中心軸CAを挟んで対向している。このようなモータ24の配置によれば、簡単に、中心軸CAに対して重量バランス良く複数のモータ24を配置することができる。また、この構成では、モータ24の個数を少なくすることができ、製造コストを抑制することもできる。
更に、本実施形態では、複数のモータ24の重量は同一である。詳細には、第1モータ24aと第2モータ24bは同一の重量を有する。これにより、中心軸CAに対して重量バランス良くモータ24を配置するため設計を簡単に行うことが可能になる。
なお、複数のモータ24は、中心軸CAを中心とする同一円周上に位置しなくてもよい。複数のモータ24は、周方向に等間隔で配置されなくてもよい。第1モータ24aと第2モータ24bは、中心軸CAから見て90°以上離れていればよい。図7において、第1モータ24aの回転軸AR1が境界面S2上に位置する構成に変更した場合、第1モータ24aと第2モータ24bとは、中心軸CAから見て90°離れる。これらの構成とする場合でも、例えば、複数のモータ24を異なる重量とすることによって重量バランスを調整することが可能である。例えば、複数のモータ24の間で取付脚243の構成を互いに異ならせる等によって、重量の調整を行うことが可能である。
<3.第1変形例>
以上では、第2プーリ23を同一回転数で同一方向に回転させる複数のモータ24の数は2つとした。これは例示であり、複数のモータ24の数は3つ以上であってもよい。モータ24の数の変更に合わせて、第1プーリ22及び第2プーリ23の数も変更されてよい。複数のモータの中から選択されるいずれか2つのモータを第1モータ、第2モータとした場合に、次の要件1又は2を満たす位置に配置される2つのモータが存在すればよい。
要件1:第1モータの回転軸は、中心軸CAと第2モータの回転軸とを含む平面に直交するとともに中心軸CAを含む平面を境界面として、第2モータの回転軸と反対側の領域に位置する。
要件2:第1モータの回転軸は、前記境界面上に位置する。
図8は、第1変形例に係る洗濯機1が有する複数のモータ24の位置関係を示す概略平面図である。図8は、洗濯機1の下側から見た図である。図8には、第1プーリ22も示されている。第1変形例においては、複数のモータ24の数は4つである。
4つのモータ24は、全て同一の重量であるのが好ましい。4つのモータ24は、図8に示すように、中心軸CAを中心とする同一円周上に位置し、周方向に90°間隔で配置されるのが好ましい。なお、第1変形例の構成では、4つのモータ24からいずれの2つのモータを選択した場合にも、上述の要件1又は2が満たされる。第1変形例では、複数のモータ24を中心軸CAに対してバランス良く配置することができ、洗濯機1における振動の発生を抑制することができる。複数のモータ24の数は5つ以上でもよい。この場合、例えば、複数のモータ24を周方向に等間隔に配置した場合に、隣り合うモータ24の間隔は、中心軸CAから見て90°より小さくなる。この場合でも、要件1又は2を満たすモータが存在し、中心軸CAに対してモータ24をバランス良く配置することができる。
<4.第2変形例>
以上では、第1プーリ22の数がモータ24の数と同一である構成とした。これは例示であり、第1プーリ22の数は、モータ24の数と異なってもよい。図9は、第2変形例に係る洗濯機1の第1プーリ22と第2プーリ23との関係を示す概略平面図である。図9に示すように、第2変形例においては、第1プーリ22の数が1つである。
第1プーリ22と上側第2プーリ23aとは、上側ベルト25aを介して連結されている。第1プーリ22と下側第2プーリ23bとは、下側ベルト25bを介して連結されている。上側第2プーリ23aと下側第2プーリ23bとは直径が同一である。すなわち、第1プーリ22と、複数の第2プーリ23のそれぞれとのプーリ比は、いずれも同一である。
上側ベルト25aと下側ベルト25bとは、いずれも第1プーリ22の側面に接触している。第2変形例では、第1プーリ22の側面には溝部Gが設けられており、2つのベルト25a、25bは溝部Gに嵌められて第1プーリ22に接触する。なお、溝部Gは設けられなくてもよい。
第2変形例では、上側ベルト25aは、下側ベルト25bより上側に位置し、2つのベルト25a、25bは重ならない。上側ベルト25aと下側ベルト25bとは、第1プーリ22と接触する部分において上下方向に対向する側面部を有する。対向する側面部のいずれか一方に凸部を設け、他方に凹部を設けて、上側ベルト25aと下側ベルト25bとが噛み合う構成としてもよい。これにより、ベルト同士の擦れ合いによる摩耗を抑制することができる。
<5.その他>
以上に示した実施形態や変形例の構成は、本発明の例示にすぎない。実施形態や変形例の構成は、本発明の技術的思想を超えない範囲で適宜変更されてもよい。また、以上に示した実施形態及び複数の変形例は、可能な範囲で組み合わせて実施されてよい。
例えば、以上に示した実施形態では、本発明が、洗濯槽13の中心軸CAが上下方向に
延びる縦型の洗濯機に適用される場合を示した。本発明は、これに限らず、洗濯槽の中心軸が水平方向に延びる横型の洗濯機に適用されてもよい。
また、以上に示した実施形態では、洗濯機1が、洗濯槽13と撹拌羽根18との回転の切り替えを行うクラッチユニット21を有する構成とした。本発明は、これに限らず、クラッチユニットを有しない洗濯機にも適用可能である。
また、以上に示した実施形態では、洗濯槽13が脱水槽を兼ねる構成とした。これは例示にすぎず、本発明は、例えば、洗濯槽と脱水槽とが別々に設けられる洗濯機等にも適用可能である。
本発明は、例えば縦型の電気洗濯機に好適に利用できる。
1 洗濯機
12 水槽
13 洗濯槽
18 撹拌羽根
21 クラッチユニット
22 第1プーリ
22a 上側第1プーリ
22b 下側第1プーリ
23 第2プーリ
23a 上側第2プーリ
23b 下側第2プーリ
24 モータ
24a 第1モータ
24b 第2モータ
25 ベルト
25a 上側ベルト
25b 下側ベルト
242 ケーシング
AR 回転軸
AR1 第1モータの回転軸
AR2 第2モータの回転軸
CA 中心軸
G 溝部
S2 境界面

Claims (12)

  1. 洗濯槽を有する洗濯機であって、
    前記洗濯槽の中心軸を中心として回転する第1プーリと、
    前記第1プーリにベルトを介して連結される複数の第2プーリと、
    前記複数の第2プーリを同一回転数で同一方向に回転させる複数のモータと、
    を有し、
    前記第1プーリと前記複数の第2プーリのそれぞれとのプーリ比は、いずれも同一であり、
    前記複数のモータは、少なくとも第1モータと第2モータとを有し、
    前記第1モータの回転軸は、前記中心軸と前記第2モータの回転軸とを含む平面に直交するとともに前記中心軸を含む平面を境界面として前記第2モータの回転軸と反対側の領域、或いは、前記境界面上に位置する、洗濯機。
  2. 前記複数のモータは、前記中心軸を中心とする同一円周上に位置する、請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記複数のモータは、周方向に等間隔で配置されている、請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記複数のモータは2つであって、
    前記第1モータと前記第2モータとは、前記中心軸を挟んで対向している、請求項1から3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 前記複数のモータの重量は同一である、請求項1から4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記モータは、ブラシレスDCモータである、請求項1から5のいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 前記モータは、樹脂製のケーシングを有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の洗濯機。
  8. 前記第1プーリの数は、前記複数のモータの数と同数であり、
    複数の前記第1プーリは軸方向に並んでいる、請求項1から7のいずれか1項に記載の洗濯機。
  9. 前記第1プーリ及び前記第2プーリは、側面に溝部を有し、
    前記ベルトは、前記溝部に位置する、請求項1から8のいずれか1項に記載の洗濯機。
  10. 前記ベルト及び前記溝部は断面台形状である、請求項9に記載の洗濯機。
  11. 軸方向一方側に底部を有する筒状の前記洗濯槽の内側底部に前記洗濯槽と同軸に配置される撹拌羽根と、
    前記洗濯槽と前記第1プーリの間で前記中心軸周りに設けられるクラッチユニットと、
    を更に有し、
    前記クラッチユニットは、前記洗濯槽及び前記撹拌羽根の一体回転と、前記撹拌羽根のみの回転とを切り替える、請求項1から10のいずれか1項に記載の洗濯機。
  12. 前記洗濯槽を収容する水槽を更に有し、
    前記中心軸は上下方向に延び、
    前記第1プーリ、前記複数の第2プーリ、及び、前記複数のモータは、前記水槽の下側に配置される、請求項1から11のいずれか1項に記載の洗濯機。
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