JP2019182273A - 乗物用シート - Google Patents
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Abstract
Description
上記の構成では、補強部がシート幅方向に沿って複数配置されていることで、荷重受け部片の剛性をより一層向上させることが可能となる。
上記の構成では、補強部が溝状凹部内に収められているので、補強部が溝状凹部の外側に設けられている構成と比較して、受圧部材をより小型化することが可能となる。
上記の構成では、溝状凹部の開口周縁に位置する面と、補強部の先端とが荷重受け部の厚み方向において同じ位置にある。このような構成であれば、補強部が完全に溝状凹部内に収められるため、受圧部材をより一層小型化することが可能となる。
上記の構成では、荷重受け部をシートバックフレームに取り付けるための取り付け部が、上下方向延出部を有し、当該上下方向延出部の両脇位置に補強部が設けられている。これにより、上下方向延出部による荷重受け部の支持性能が向上し、結果として、荷重受け部がシートバックフレームに適切に取り付けられるようになる。
上記の構成では、荷重受け部片の両端部の各々が屈曲可能となるように構成されており、その屈曲箇所から離れた位置に補強部が配置されている。これにより、荷重受け部片の両端部の屈曲を妨げずに、荷重受け部片の剛性を向上させることが可能となる。
上記の構成では、上下方向において互いに隣り合う2つの荷重受け部片のうち、一方の荷重受け部片に設けられた各補強部と、他方の荷重受け部片に設けられた各補強部とがシート幅方向において同じ位置に並ぶように配置されている。つまり、各荷重受け部片において補強部が配置されている位置(シート幅方向における位置)が、荷重受け部片間で揃っている。このような構成であれば、荷重受け部片間で補強部の位置がずれている場合と比較して、乗員がシートに着座した際に感じる着座感をより良好なものとすることが可能となる。
上記の構成では、荷重受け部をシートバックフレームに取り付けるための取り付け部中、下部取り付け部が設けられた位置に補強部が配置されている。このような構成であれば、下部取り付け部による荷重受け部の支持性能が向上し、結果として、荷重受け部がシートバックフレームに適切に取り付けられるようになる。
上記の構成では、荷重受け部片同士を連結する連結部が設けられた範囲内に補強部が配置されている。このような構成であれば、荷重受け部中、シート幅方向において連結部と同じ位置に設けられている部分の剛性が向上すると共に、連結部が荷重受け部片同士を適切に連結するようになる。
上記の構成では、補強部は、板状部材中の補強部以外の部分と同一の材質からなり、補強部以外の部分と一体成形されている。このような構成であれば、補強部を備えた荷重受け部をより簡単な構成とすることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、荷重受け部片の剛性をより一層向上させることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、補強部が溝状凹部内に収められているので、受圧部材をより小型化することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、補強部が完全に溝状凹部内に収められるため、受圧部材をより一層小型化することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、荷重受け部をシートバックフレームに取り付けるための取り付け部が有する上下方向延出部について、荷重受け部の支持性能が向上する。この結果、荷重受け部がシートバックフレームに適切に取り付けられるようになる。
また、本発明の乗物用シートによれば、荷重受け部片の両端部の屈曲を妨げずに、荷重受け部片の剛性を向上させることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、各荷重受け部片において補強部が配置されている位置が荷重受け部片間で揃っているため、乗員がシートに着座した際に感じる着座感をより良好なものとすることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、荷重受け部をシートバックフレームに取り付けるための取り付け部が有する下部取り付け部について、荷重受け部の支持性能が向上する。この結果、荷重受け部がシートバックフレームに適切に取り付けられるようになる。
また、本発明の乗物用シートによれば、荷重受け部中、シート幅方向において連結部と同じ位置に設けられている部分の剛性が向上すると共に、荷重受け部片同士が適切に連結されるようになる。
また、本発明の乗物用シートによれば、補強部を備えた荷重受け部が、より簡単な構成となる。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)に係る乗物用シートの構成について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、当然ながら、本発明には、その等価物が含まれ得る。
以下、荷重受け部11及び取り付けワイヤ20の各々の構成について説明する。
荷重受け部11は、前述したように、樹脂製のプレートによって構成されている。本実施形態の荷重受け部11は、図3〜図5に示すように、上側部分(以下、上方受け部11U)と下側部分(以下、下方受け部11L)とに分かれている。下方受け部11Lは、図5に示すように正面視で矩形形状をなした部分であり、車両後突時には乗員の背のうち、主に腰部に相当する部位を支える。
なお、各補強リブについては、後に詳述することとする。
前側補強リブ16は、荷重受け部片12の前面に形成された補強部であり、図6に示すようにシート上下方向に沿って延出している。本実施形態において、前側補強リブ16は、荷重受け部11をなす樹脂プレート中、前側補強リブ16以外の部分と同一の材質からなり、前側補強リブ16以外の部分と一体化するように形成されている。つまり、前側補強リブ16は、荷重受け部11をなす樹脂プレートを成形する際に他の部分(前側補強リブ16以外の部分)と共に一体成形される。
取り付けワイヤ20は、荷重受け部11に組み付けられており、厳密には荷重受け部11内に一部がインサートされている。取り付けワイヤ20は、図2〜図5に示すように、上部取り付け部21と、下部取り付け部22と、上下方向延出部23と、を有する。
以下、前側補強リブ16とその周辺機器との位置関係について、図5〜図7を参照しながら説明する。
前側補強リブ16は、図5に示すように、シート幅方向において、取り付けワイヤ20の上部取り付け部21が設けられた位置から外れた位置に配置されている。具体的に説明すると、各荷重受け部片12に設けられた複数の前側補強リブ16の各々は、シート幅方向において上部取り付け部21よりも内側に位置している。
以下、後側補強リブ17とその周辺機器との位置関係について、図4及び図9を参照しながら説明する。
後側補強リブ17は、図4及び図9から分かるように、シート幅方向において、取り付けワイヤ20の上部取り付け部21が設けられた位置から外れた位置に配置されている。具体的に説明すると、各荷重受け部片12に形成された後側補強リブ17は、シート幅方向において左右一対の上部取り付け部21の間に位置している。
以下、交差補強リブ18とその周辺機器との位置関係について図9を参照しながら説明する。
交差補強リブ18は、図9に示すように、取り付けワイヤ20が備える左右一対の上下方向延出部23の各々の両脇位置に配置されている。すなわち、本実施形態では、シート幅方向において、それぞれの上下方向延出部23を挟む位置に交差補強リブ18が配置されている。なお、上下方向延出部23を挟み込む一対の交差補強リブ18のうち、シート幅方向内側に位置する交差補強リブ18は、図9に示すように、荷重受け部11の上端部から延出しており、その下端は、荷重受け部11の下方受け部11Lの中央部(シート上下方向における中央部)に達している。
2 サイドフレーム
3 上部フレーム
4 ロアメンバーフレーム
5 取り付けクリップ
10 受圧部材
11 荷重受け部
11U 上方受け部
11L 下方受け部
12 荷重受け部片
12a 第一の荷重受け部片
12b 第二の荷重受け部片
12r ***部
12t シート幅方向端部
12s 開口周縁に位置する面
12x 屈曲箇所
13 溝状凹部
14 連結部
15 貫通穴
16 前側補強リブ(補強部)
16a 先端(補強部の端)
17 後側補強リブ
18 交差補強リブ
19 連絡部
20 取り付けワイヤ(取り付け部)
21 上部取り付け部
22 下部取り付け部
23 上下方向延出部
S 車両用シート(乗物用シート)
S1 シートバック
S2 シートクッション
S3 ヘッドレスト
Claims (10)
- 乗員の背を支えるシートバックを備える乗物用シートであって、
前記シートバック内には、乗員の背からの荷重を受けた状態で後方へ移動可能な受圧部材が備えられており、
該受圧部材は、乗員の背からの荷重を受ける荷重受け部を有し、
該荷重受け部は、
前記シートバックの上下方向における長さが前記乗物用シートの幅方向における長さよりも短くなるように形成された荷重受け部片と、
該荷重受け部片から前記荷重受け部の厚み方向に沿って突出しており、前記上下方向に沿って延出した補強部と、を備えていることを特徴とする乗物用シート。 - 前記補強部は、前記幅方向に沿って並ぶように複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
- 前記荷重受け部片には、後方に凹むことで形成された溝状凹部が設けられており、
前記補強部は、前記溝状凹部内に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。 - 前記荷重受け部片において前記溝状凹部の開口周縁に位置する面と、前記補強部の突出方向における該補強部の端と、が前記厚み方向において同じ位置にあることを特徴とする請求項3に記載の乗物用シート。
- 前記シートバックは、シートバックフレームを備え、
前記受圧部材は、前記荷重受け部を前記シートバックフレームに取り付けるための取り付け部を有し、
該取り付け部は、前記上下方向に沿って延出している上下方向延出部を有し、
前記補強部は、前記幅方向において前記補強部の間に前記上下方向延出部が位置するように複数配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記幅方向における前記荷重受け部片の両端部の各々は、当該各々中、前記幅方向の外側に位置する部分が内側に位置する部分よりも前方に位置するように屈曲しており、
前記補強部は、前記幅方向において、前記荷重受け部片の両端部の各々の屈曲箇所から離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記荷重受け部片は、前記上下方向において間隔をあけて複数設けられており、
前記補強部は、複数の前記荷重受け部片の各々に複数配置されており、
前記上下方向において互いに隣り合う2つの前記荷重受け部片のうち、一方の前記荷重受け部片に設けられた複数の前記補強部の各々と、他方の前記荷重受け部片に設けられた複数の前記補強部の各々と、が前記幅方向において同じ位置に並ぶように配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記シートバックは、シートバックフレームを備え、
前記受圧部材は、前記荷重受け部を前記シートバックフレームに取り付けるための取り付け部を有し、
該取り付け部は、前記シートバックフレームの下部に接続される下部取り付け部を備え、
前記幅方向において、前記下部取り付け部が設けられた位置に前記補強部が配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記荷重受け部片は、前記上下方向において間隔をあけて複数設けられており、
前記荷重受け部は、前記上下方向において前記荷重受け部片の間を連結する連結部を備え、
前記幅方向において、前記連結部が設けられた範囲内に前記補強部が配置されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記荷重受け部は、板状部材によって構成されており、
前記補強部は、前記板状部材中の前記補強部以外の部分と同一の材質からなり、前記補強部以外の部分と一体化するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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WO2017022493A1 (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
CN206551923U (zh) * | 2016-12-15 | 2017-10-13 | 长春市新发展塑胶工业有限公司 | 一种汽车座椅及其电动托板式腰托 |
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2018
- 2018-04-12 JP JP2018077110A patent/JP7012587B2/ja active Active
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US11801777B2 (en) | 2021-02-10 | 2023-10-31 | Daechang Seat Co., Ltd-Dongtan | Load support apparatus for lumbar support assembly |
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