JP2019182224A - ヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品の取付作業性を向上させたヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造を提供する。【解決手段】 ヘッドアップディスプレイ装置2の筺体構造は、上ケース50と下ケース40と構成され、複数の部品が収容される筺体30を備える。この筺体構造では、上ケース50と下ケース40との合わせ部43,53は、下ケース40の底部から所定の高さの第1縁部43a,53aと、下ケース40の底部から、第1縁部43a,53aより高い第2縁部43b,53bと、を有する。【選択図】図5
Description
本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造に関する。
従来、ヘッドアップディスプレイ装置は、上ケースと下ケースから構成される筐体内に複数の部材が配設される(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、上ケースと下ケースとが組み合わされて、箱状の筐体を形成し、この筺体が、表示光を射出する表示部と、表示部からの表示光を透光部材に反射する反射部を収容する構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の筺体構造では、上ケースと下ケースが合わさって当接する合わせ面が、1つの平面上に形成されている。そのため、特許文献1に記載の筺体構造では、筺体内に収容される部品を保護するために、最も高さのある部品に合わせて、合わせ面を設定する必要があり、各部品を下ケースに取り付ける際の作業性が悪化する、という問題がある。
そこで、本発明は、部品の取付作業性を向上させたヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造は、上ケースと下ケースと構成され、複数の部品が収容される筺体を備え、前記上ケースと前記下ケースとの合わせ部は、前記下ケースの底部から所定の高さの第1縁部と、前記下ケースの前記底部から前記第1縁部より高い第2縁部を有することを特徴とする。
このように構成された本発明のヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造は、部品の取付作業性を向上させることができる。
以下、本発明によるヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造を実現する実施形態を実施例1に基づいて説明する。
実施例1におけるヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造は、自動車などの車両の車室内のインストルメントパネルに備わったヘッドアップディスプレイ装置に適用される。
[ヘッドアップディスプレイ装置の構成]
図1は、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置を車両に搭載した状態を示す側面図である。図2は、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置の筺体に収容される部品を簡略化して示す斜視図である。以下、図1及び図2に基づいて、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置の構成を説明する。
図1は、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置を車両に搭載した状態を示す側面図である。図2は、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置の筺体に収容される部品を簡略化して示す斜視図である。以下、図1及び図2に基づいて、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置の構成を説明する。
なお、方向については、ヘッドアップディスプレイ装置2を車両1に搭載した状態を基準として説明する。車両前後方向Xは、ヘッドアップディスプレイ装置2の略前後方向又は奥行方向とする。車幅方向Yは、ヘッドアップディスプレイ装置2の略幅方向とする。車両1の上下方向Zは、ヘッドアップディスプレイ装置2の略上下方向とする。但し、ヘッドアップディスプレイ装置2は、傾けた状態で車両1に搭載する場合もあるので、これらの方向は、それぞれ、ある程度ズレてもよい。
ヘッドアップディスプレイ装置2は、正面を向いて運転している乗員7に大きな視線移動を起こさせることなく運転情報3を視認させる。ヘッドアップディスプレイ装置2は、車室1aの前部に設けられたインストルメントパネル12の内部に設置される。
ヘッドアップディスプレイ装置2は、運転情報3を表示可能な表示装置4と、表示装置4からの運転情報(表示画像)3を車室1aの前方へ向けて反射する反射部材6と、防塵カバー15と、表示装置4と反射部材6を内部に収容する筺体30と、を備える。
筺体30の上面やインストルメントパネル12の上面には、運転情報3を通す開口部13,14が設けられる。開口部13,14の少なくとも一方には、透明又は半透明の防塵カバー15を設置する。防塵カバー15は、開口部13,14に対して開閉可能に設けてもよい。防塵カバー15は、側方から見て下方に凹んだ凹形状として、フロントウィンドウ16への防塵カバー15の映り込みを防止する。なお、防塵カバー15は、平坦なものとしてもよい。
開口部13,14を通った運転情報3は、表示手段としてのフロントウィンドウ16に反射されることで、乗員7に虚像18として視認される。なお、運転情報3は、開口部13,14の前側に設置された専用の表示手段としての反射板(コンバイナと称される)に反射させてもよい。運転情報3を反射させるために、フロントウィンドウ16には、少なくとも運転情報3が投影される所要範囲に、反射膜や細かい反射面などを設ける。
運転情報3は、運転の支援となる情報全般のことである。運転情報3には、例えば、速度情報や、道路情報(例えば、車線表示や、先行車表示や、対向車表示や、歩行者表示や、障害物表示など)や、進路情報(例えば、交差点情報や右左折表示など)や、目的地情報(例えば、到着時刻や目的地までの走行距離など)や、渋滞情報や、サービス情報(例えば、駐車場情報や、ガソリンスタンド情報や、周辺施設案内)や、その他の表示などがある。
表示装置4は、液晶パネルとすることができる。この液晶パネルの背面側には、バックライトとなる照明装置4aが設けられる。なお、表示装置4には、レーザー光又は、LED照射光をマイクロミラーで反射させるDLPユニットを用いたプロジェクターなどを用いることができる。また、表示装置4には、有機ELパネルなどを用いることもできる。表示装置4の運転情報3は、制御部4bによって制御される。
車室1aは、車両1における乗員7が搭乗する空間である。反射部材6は、反射鏡などの光学部品であり、表示装置4からの運転情報3を等倍で反射する平面鏡や、拡大して反射する曲面鏡(凹面鏡)などとする。反射部材6は、車両前後方向Xに、二枚設けられている。なお、反射部材6は、単数枚又は複数枚設けられてもよい。
一方の反射部材6Aは、車両前後方向Xで筺体30の後方に、筺体30の内部に直接固定される。他方の反射部材6Bは、車両前後方向Xで筺体30の前方に、支持構造20によって回動するように設置される。
支持構造20は、図2に示すように、反射部材6Bを回動可能に支持する。支持構造20によって支持された反射部材6Bは、可動機構25によって、自動的に回動する。
可動機構25は、アーム部26と、アーム部26を介して反射部材6Bを回動させるアクチュエータが取り付けられた取付ブラケット28を備えている。なお、可動機構25をリンク機構としてもよい。この場合、アーム部26をシリンダなどのアクチュエータで動かすようにする。
アクチュエータにはモータを使用する。アクチュエータは、取付ブラケット28を介して筺体30に固定される。
[ヘッドアップディスプレイ装置の筺体の構成]
図3は、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の筺体30の構成を示す斜視図である。図4は、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の筺体30の構成を示す側面図である。図5は、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の下ケース40と収容される部品を示す断面図である。図6は、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置の下ケース40と収容される部品を簡略化して示す斜視図である。以下、図3〜図6(特に図5)に基づいて、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の筺体30の構成を説明する。
図3は、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の筺体30の構成を示す斜視図である。図4は、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の筺体30の構成を示す側面図である。図5は、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の下ケース40と収容される部品を示す断面図である。図6は、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置の下ケース40と収容される部品を簡略化して示す斜視図である。以下、図3〜図6(特に図5)に基づいて、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の筺体30の構成を説明する。
ヘッドアップディスプレイ装置2の筺体30は、図3及び図4に示すように、下ケース40と上ケース50で構成される。
図5に示すように、下ケース40は、例えばアルミダイキャスト製であり、底部41と、底部41の縁から起立する側壁42から構成され、上方が開口した箱状に形成される。下ケース40をアルミダイキャスト製とすることで、下ケース40は耐熱性と放熱性を有する。
底部41は、第1底部41aと、第1底部41aより上方に形成される第2底部41bと、第2底部41bより上方に形成される第3底部41cと、第1底部41aより下方に形成される第4底部41dを備える。第2底部41bには、可動機構25が配置される。第3底部41cには、支持構造20が配置され、支持構造20に反射部材6Bが支持される。第4底部41dには、表示装置4が配置される。
上ケース50は、下ケース40より比重の軽い材料(実施例1では、樹脂製とする)で形成される。上ケース50は、側壁52から構成され、上方と下方が開口した略筒状に形成される。上ケース50上方の開口は、防塵カバー15が設置される開口部14となる。
下ケース40の側壁42の上方側の先端(縁部)は、上ケース50と合わさる合わせ部43として構成される。上ケース50の側壁52の下方側の先端(縁部)は、下ケース40と合わさる合わせ部53として構成される。上ケース50は、図3に示すように、複数のビス91によって、上ケース50の合わせ部53と下ケース40の合わせ部43とが合わさった状態で、下ケース40に取り付けられる。
合わせ部43,53は、図4及び図5に示すように、第1縁部43a,53aと、第2縁部43b,53bと、第3縁部43c,53cと、から構成され、段差を形成する。
(第1縁部43a,53a)
第1縁部43a,53aは、車両前後方向Xで、ヘッドアップディスプレイ装置2の後側に形成される。第1縁部43a,53aは、下ケース40の第1底部41aから所定の高さH1に形成される。第1縁部43a,53aは、取付ブラケット28に取り付けられたアクチュエータの回転軸より、やや上方に配置される。下ケース40の第1縁部43aは、第1縁部43aを形成する側壁42aの先端に形成される。上ケース50の第1縁部53aは、第1縁部53aを形成する側壁52aの先端に形成される。
第1縁部43a,53aは、車両前後方向Xで、ヘッドアップディスプレイ装置2の後側に形成される。第1縁部43a,53aは、下ケース40の第1底部41aから所定の高さH1に形成される。第1縁部43a,53aは、取付ブラケット28に取り付けられたアクチュエータの回転軸より、やや上方に配置される。下ケース40の第1縁部43aは、第1縁部43aを形成する側壁42aの先端に形成される。上ケース50の第1縁部53aは、第1縁部53aを形成する側壁52aの先端に形成される。
下ケース40の第1縁部43aには、フランジ44が形成される。上ケース50の第1縁部53aには、フランジ54が形成される。
(第2縁部43b,53b)
第2縁部43b,53bは、車両前後方向Xで、ヘッドアップディスプレイ装置2の前側に形成される。下ケース40の第2縁部43bを形成する側壁42bは、反射部材6Bの背面6aと両側面6bを囲む(図6参照)。第2縁部43b,53bは、下ケース40の第1底部41aから、高さH1より高い高さH2に形成される。第2縁部43b,53bは、下ケース40に取り付けられた反射部材6Bの上部の高さより、低く形成される。すなわち、反射部材6Bは、反射部材6Bの一部が第2縁部43b,53bから上方に突出した状態で設けられる。
第2縁部43b,53bは、車両前後方向Xで、ヘッドアップディスプレイ装置2の前側に形成される。下ケース40の第2縁部43bを形成する側壁42bは、反射部材6Bの背面6aと両側面6bを囲む(図6参照)。第2縁部43b,53bは、下ケース40の第1底部41aから、高さH1より高い高さH2に形成される。第2縁部43b,53bは、下ケース40に取り付けられた反射部材6Bの上部の高さより、低く形成される。すなわち、反射部材6Bは、反射部材6Bの一部が第2縁部43b,53bから上方に突出した状態で設けられる。
下ケース40の第2縁部43bは、第2縁部43bを形成する側壁42bの端面となる。上ケース50の第2縁部53bは、第2縁部53bを形成する側壁52bの端面となる。すなわち、フランジ44を有する第1縁部43a,53aの幅は、フランジを有しない第2縁部43b,53bの幅より広く形成される。
(第3縁部43c,53c)
第3縁部43c,53cは、第1縁部43a,53aと第2縁部43b,53bを接続するように、傾斜面として形成される。なお、第3縁部43c,53cは、垂直面としてもよい。下ケース40の第3縁部43cは、第3縁部43cを形成する側壁42cの先端に形成される。上ケース50の第3縁部53cは、第3縁部53cを形成する側壁52cの先端に形成される。
第3縁部43c,53cは、第1縁部43a,53aと第2縁部43b,53bを接続するように、傾斜面として形成される。なお、第3縁部43c,53cは、垂直面としてもよい。下ケース40の第3縁部43cは、第3縁部43cを形成する側壁42cの先端に形成される。上ケース50の第3縁部53cは、第3縁部53cを形成する側壁52cの先端に形成される。
下ケース40の第3縁部43cは、第3縁部43cを形成する側壁42cの端面となる。上ケース50の第3縁部53cは、第3縁部53cを形成する側壁52cの端面となる。
上ケース50の第1縁部53aと、第2縁部53bと、第3縁部53cを、下ケース40の第1縁部43aと、第2縁部43bと、第3縁部43cに合わさった状態で、ビス91によって、上ケース50が下ケース40に取り付けられる(図3参照)。
次に、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の筺体構造の作用を説明する。実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の筺体構造では、上ケース50と下ケース40で構成され、複数の部品(表示装置4,反射部材6,支持構造20,可動機構25)が収容される筺体30を備え、上ケース50と下ケース40との合わせ部43,53は、下ケース40の底部41から所定の高さの第1縁部43a,53aと、下ケース40の底部41から第1縁部43a,53aより高い第2縁部43b,53bを有する(図5)。
これにより、筺体30内に収容される各部品(表示装置4,反射部材6,支持構造20,可動機構25)に合わせて、合わせ部の位置を設定することができる。そのため、各部品(表示装置4,反射部材6,支持構造20,可動機構25)を下ケース40に取り付ける際に、下ケース40の側壁42が邪魔にならない。そして、作業者は、各部品(表示装置4,反射部材6,支持構造20,可動機構25)を摘まんだ指等を下ケース40の側壁42に干渉させずに、各部品を下ケース40に取り付けることができる。その結果、各部品の下ケース40への取付作業性を向上させることができる。
実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の筺体構造は、下ケース40は、上ケース50より重い比重の材料(アルミニウム)で形成される(図5)。
これにより、上ケース50より比重の重い下ケース40の合わせ部の位置を、筺体30内に収容される部品(表示装置4,反射部材6,支持構造20,可動機構25)のうち、最も高さのある部品に合わせて設定する必要がなくなる。その結果、上ケース50より比重の重い方の下ケース40の重量を低減することができ、車両の走行に伴う振動による影響を低減することができる。
ところで、インストルメントパネル12の内部に設けられたヘッドアップディスプレイ装置2では、反射部材6が表示装置4より上方に設けられ、表示装置4から発した運転情報3を、フロントウィンドウ16に向けて反射するようにしている。そのため、上ケースと下ケースが合わさって当接する合わせ部が同一平面に形成される場合、反射部材6を下ケース40によって保護するために、反射部材6の位置に合わせて、合わせ部を設定する必要がある。その結果、上ケース50より比重の重い下ケース40の体積が増加し、ヘッドアップディスプレイ装置2の重量が増加する、という問題がある。
これに対して、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の筺体構造では、筺体30に収容される部品は、表示装置4からの表示画像(表示情報3)を表示手段(フロントウィンドウ16)に向けて反射する回転可能な反射部材6を含み、第2縁部43bを形成する側壁42bは、反射部材6の背面6aと両側面6bを囲む(図5)。
これにより、下ケース40に設置される他の部品(表示装置4,支持構造20,可動機構25)より上方に設置される反射部材6は、下ケース40の第2縁部43bを構成する側壁42bにより保護される。一方、反射部材6より下方に設置される部品(表示装置4,支持構造20,可動機構25)は、下ケース40の第1縁部43aを構成する側壁42aに取り囲まれて保護される。そのため、比重の重い下ケース40の重量を低減することができ、車両1の走行に伴う振動による影響を低減することができる。
実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の筺体構造では、反射部材6は、反射部材6の一部が第2縁部43b,53bから上方に突出した状態で設けられる(図5)。
これにより、反射部材6を下ケース40に取り付けた状態で、第2縁部43b,53bから上方に突出した部分を作業者は掴むことができる。そのため、反射部材6の取り付けが容易となる。さらに、反射部材6を下ケース40に取り付けた状態で、反射部材6の取付角度を簡単に調整することができる。
ところで、部品の材料が異なれば、部品の形状精度も異なる。そのため、材料の異なる部品同士を合わせる場合、合わせ部の精度が悪くなり、車両1の走行に伴う振動による打音が発生する、という問題がある。
これに対し、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置2の筺体構造では、第1縁部43a,53aの幅は、第2縁部43b,53bの幅より広く形成される(図5)。
これにより、第1縁部で、上ケース50を下ケース40にしっかりと固定し、第2縁部43b,53bで、上ケース50と下ケース40の形状精度のバラつきを吸収する。そのため、車両1の走行に伴うヘッドアップディスプレイ装置2の振動により、下ケース40と上ケース50との間で発生する打音を防止することができる。
以上、本発明のヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造を実施例1及び実施例2に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、これら実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1及び実施例2では、下ケース40がアルミダイキャスト製とし、上ケース50を樹脂製とする例を示した。しかし、この態様に限定されず、下ケースの比重が上ケースの比重より重ければよい。
実施例1及び実施例2では、本発明を、運転情報3の虚像18をフロントウィンドウ16に映し出すヘッドアップディスプレイ装置2に適用した。しかし、本発明は、運転情報3の虚像18を開口部13,14の前側に設置された専用の反射板に反射させるヘッドアップディスプレイ装置に適用することができる。
1 車両
2 ヘッドアップディスプレイ装置
3 表示情報(表示画像の一例)
4 表示装置
6 反射部材
16 フロントウィンドウ(表示手段の一例)
30 筺体
40 下ケース
41 底部
43a 第1縁部
50 上ケース
53a 第2縁部
2 ヘッドアップディスプレイ装置
3 表示情報(表示画像の一例)
4 表示装置
6 反射部材
16 フロントウィンドウ(表示手段の一例)
30 筺体
40 下ケース
41 底部
43a 第1縁部
50 上ケース
53a 第2縁部
Claims (5)
- 上ケースと下ケースで構成され、複数の部品が収容される筺体を備え、
前記上ケースと前記下ケースの合わせ部は、前記下ケースの底部から所定の高さの第1縁部と、前記下ケースの前記底部から前記第1縁部より高い第2縁部を有する
ことを特徴とする、ヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造。 - 前記下ケースは、前記上ケースより重い比重の材料で形成される
ことを特徴する、請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造。 - 前記筺体に収容される前記部品は、表示装置からの表示画像を表示手段に向けて反射する回転可能な反射部材を含み、
前記第2縁部を形成する側壁は、前記反射部材の背面と両側面を囲む
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造。 - 前記反射部材は、前記反射部材の一部が前記第2縁部から上方に突出した状態で設けられる
ことを特徴とする、請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造。 - 前記第1縁部の幅は、前記第2縁部の幅より広く形成される
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載のヘッドアップディスプレイ装置の筺体構造。
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