JP2019180346A - ハダニ駆除装置とハダニ駆除方法 - Google Patents

ハダニ駆除装置とハダニ駆除方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハダニは適応性が高く、その都度、駆除剤に対して抵抗性が出てきて、薬が効かなくなってしまう。毒性の強い農薬は撒布する作業者にも悪影響がある。【解決手段】炭酸ガス12を供給するボンベ14と、ニガリ水溶液20を収容した容器21と、ボンベ14から供給された炭酸ガス12のファインバブルをニガリ水溶液20中に混入させる混合装置18と、その混合液24を容器21から取り出して噴霧する撒布ノズル22とを備えたことを特徴とするハダニ駆除装置。ニガリと炭酸ガスの相乗効果でハダニを駆除できる。【選択図】図1

Description

本発明は、ハダニ駆除のために効果のある人畜無害なハダニ駆除装置とハダニ駆除方法とこれを応用した植物生育用混合液の噴霧装置に関する。
従来から、ハダニを駆除するための駆除剤は数多く開発し発売されている(特許文献1)(特許文献2)。
特開2013−28614 特表2010−528062
既知の従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
ハダニは適応性が高く、その都度、駆除剤に対して抵抗性が出てきて、薬が効かなくなってしまうという問題があった。したがって、よく効く駆除剤を入手して、数年使用していると効果が落ちて使用できなくなると言う問題がしばしばあった。
よく効く駆除剤を買い置きしたような場合には、全部使いきらないうちに効果が減少してしまうようなこともあった。ハダニは体内において駆除剤に対する分解酵素を作り出す。その結果、世代交代により薬剤に対して抵抗性のハダニが発生するというのが、その理由と考えられる。本発明は上記の課題を解決するためになされたもである。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
<構成1>
炭酸ガス12を供給するボンベ14と、ニガリ水溶液20を収容した容器21と、ボンベ14から供給された炭酸ガス12のファインバブルをニガリ水溶液20中に混入させる混合装置18と、その混合液24を容器21から取り出して噴霧する撒布ノズル22とを備えたことを特徴とするハダニ駆除装置。
<構成2>
ボンベ14から容器21に収容したニガリ水溶液20の中に炭酸ガス12を供給すると同時に、混合装置18により炭酸ガス12のファインバブルをニガリ水溶液20中に混入させて、得られた混合液24を容器21から取り出して植物の葉26に噴霧することを特徴とするハダニ駆除方法。
<構成3>
炭酸ガス12を供給するボンベ14と、水もしくは任意の植物生育用養液を収容した容器21と、ボンベ14から供給された炭酸ガス12のファインバブルを植物生育用養液中に混入させる混合装置18と、その混合液24を容器21から取り出して噴霧する撒布ノズル22とを備えたことを特徴とする植物生育用混合液の噴霧装置。
<構成1の効果>
炭酸ガス12の微小バブルとニガリ水溶液20によりハダニを人畜無害な農薬により効果的に駆除できる。
<構成3の効果>
容器の中に入れておく液の種類により、自由に混合液の成分を変更して、植物の生育に最適な人畜無害の農薬を噴霧できる。
(a)は本発明のハダニ駆除装置の実施例を示す側面図である。また(b)は混合液24を噴霧した植物の葉26の斜視図である。
本発明は、従来農薬として扱われていないニガリを使用する。従来、ヤマヒルを防ぐのに、ニガリを下着に浸みこませておく方法が知られている。ヤマヒルがニガリに触れると、体が固まってしまうためである。
豆乳にニガリを入れて固めて豆腐が出来るように、ヤマヒルの体内のタンパク質がニガリに触れて固まってしまうので、被害を防ぐことができる。ハダニは、ヤマヒルと違って、体が薄い殻に覆われているので、ニガリの即効性を期待することはできない。野菜等に予め噴霧しておきハダニを寄せ付けないというような防御効果は大きくない。
一方、炭酸ガスがハウス栽培の野菜等のハダニの駆除に非常に効果があると言われている。しかし、広く解放された果樹園などにそのまま使用するのは不可能である。そこで、水で希釈したニガリの溶液を作成する。これに、炭酸ガスのファインバブルを混入させる。すなわち、高濃度の炭酸ガスと苦汁を溶け込ませた水溶液を作成する。炭酸ガスと苦汁の相乗効果を期待する。炭酸ガスによってダニを弱らせて、ニガリに接触する時間を長くして、効果的にハダニを駆除することが可能になる。
炭酸ガスもニガリも、一般の薬剤と違って、ダニが進化して効かなくなるという心配が無い。従って、この駆除剤は、長年連続して使用することができ、人畜無害な農薬として使用できる。また、散布する直前に簡単に調合できるという手軽さがある。さらに、純水な水よりもニガリを混ぜた水のほうが炭酸ガスのファインバブルを長時間保持する効果が高い。
なお、この駆除剤が効き目を発揮するためにある程度の時間植物に付着した状態を保持する必要がある。これには、駆除剤の蒸発を抑えることも有効である。このため、上記の駆除剤に対して、蒸発を抑えるために例えば、菜種油などを混入させる。この場合でも、全体として人畜無害であり、食用の野菜等の農薬として有効に利用できる。
にがりを混ぜた水溶液の中に、炭酸ガスのファインバブルを溶け込ませると、にがりの成分はマグネシウムであるから葉緑素のもとで、炭酸ガスは同化作用の必要性分であって、ともに植物の葉に散布する薬剤として有効である。すなわち、人畜無害であって長期間連続使用ができ、植物の同化作用を促進すると言う格別の効果がある。
果樹園の管理のために、特に暑い夏などに毒性の強い駆除剤を散布する場合には従来防護服を着用するため非常に大変であるが、この駆除剤は人畜無害であるため軽装で楽に作業することができるという効果もある。
図1(a)は本発明のハダニ駆除装置の実施例を示す側面図である。また図1(b)は混合液24を噴霧した植物の葉26の斜視図である。
この装置は、炭酸ガス12を供給するボンベ14と、ニガリ水溶液20を収容した容器21と、ボンベ14から供給された炭酸ガス12のファインバブルをニガリ水溶液20中に混入させる混合装置18と、その混合液24を容器21から取り出して噴霧する撒布ノズル22とを備えている。
混合装置18には、既知のファインバブル発生ユニットを組み込めば良い。また、ニガリ水溶液20の濃度はハダニの発生の程度と効き目を評価しながら調整をするとよい。なお、容器21の内部の空間に炭酸ガス12を充満させておくと、ニガリ水溶液20中の炭酸ガス12のファインバブルの濃度をそのまま保持できる。
さらに、容器21の内部の炭酸ガス12の圧力によりニガリ水溶液20を撒布ノズル22から噴出させることができるので、噴霧用のポンプや電力を使用しないでよい構造を採用することも可能である。こうして、炭酸ガス12の微小バブルとニガリ水溶液20によりハダニを人畜無害な農薬により効果的に駆除できる。
予めニガリ水溶液20を製造しておくと、炭酸ガス12のファインバブルの濃度が保持できない。従って、ボンベ14から容器21に収容したニガリ水溶液20の中に炭酸ガス12を供給すると同時に、混合装置18により炭酸ガス12のファインバブルをニガリ水溶液20中に混入させて、得られた混合液24を容器21から取り出して植物の葉26に噴霧するようにするとよい。
また、上記の例では、容器21にニガリ水溶液20を収容した。しかしながら、容器21に収容する液の種類により、自由に混合液の成分を変更できる。例えば、水耕栽培に使用する植物生育用養液を収容して、これに炭酸ガス12のファインバブルを植物生育用養液中に混入させると、植物の生育に最適な人畜無害の農薬を生成して噴霧できる。
12 炭酸ガス
14 ボンベ
16 バルブ
18 混合装置
20 ニガリ水溶液
21 容器
22 撒布ノズル
24 混合液
26 植物の葉

Claims (3)

  1. 炭酸ガス12を供給するボンベ14と、ニガリ水溶液20を収容した容器21と、ボンベ14から供給された炭酸ガス12のファインバブルをニガリ水溶液20中に混入させる混合装置18と、その混合液24を容器21から取り出して噴霧する撒布ノズル22とを備えたことを特徴とするハダニ駆除装置。
  2. ボンベ14から容器21に収容したニガリ水溶液20の中に炭酸ガス12を供給すると同時に、混合装置18により炭酸ガス12のファインバブルをニガリ水溶液20中に混入させて、得られた混合液24を容器21から取り出して植物の葉26に噴霧することを特徴とするハダニ駆除方法。
  3. 炭酸ガス12を供給するボンベ14と、水もしくは任意の植物生育用養液を収容した容器21と、ボンベ14から供給された炭酸ガス12のファインバブルを植物生育用養液中に混入させる混合装置18と、その混合液24を容器21から取り出して噴霧する撒布ノズル22とを備えたことを特徴とする植物生育用混合液の噴霧装置。
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