JP2019174582A - 表示装置 - Google Patents

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一夫 諸橋
Kazuo Morohashi
一夫 諸橋
一成 濱田
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一成 濱田
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Abstract

【課題】光エネルギーの利用効率の向上を図ることができる表示装置を提供すること。【解決手段】表示装置10は、光源31から出射された光を透過可能な表示素子32と、この表示素子32の一部の領域を透過した第1の表示光L1を反射させる第1のミラー34と、表示素子32の他の領域を透過した第2の表示光L2を反射させる第2のミラー35と、を有する。第2の表示光L2の光路は、前記第1のミラー34及びフロントガラス14の間において、第1の表示光L1の光路に沿っている。第1のミラー34は、第2の表示光L2を遮らないように設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、被投影部材に光を投射し情報を提供することができる表示装置に関する。
車両には、フロントガラス等の被投影部材に光を投射させ運転者に必要な情報を提供するヘッドアップディスプレイ装置(表示装置)が搭載されることがある。表示装置は、フロントガラスに向かって光を投射させるために、光学素子を用いて光源から出射された光を反射しフロントガラスまで導く。このような表示装置の従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に示されるような、表示装置は、光が投射され透過する表示素子と、この表示素子の一部の領域を透過した光が表面に入射するハーフミラーと、表示素子の他の領域を透過した光をハーフミラーの裏面に向かって反射させる反射ミラーと、を有している。
一部の領域を透過した光は、ハーフミラーで反射され、フロントガラスに到達し第1の投影像を視認させる。他の領域を透過した光は、反射ミラーで反射され、ハーフミラーを透過して、フロントガラスに到達し第2の投影像を視認させる。
他の領域を透過した光の光路は、一部の領域を透過した光の光路よりも長い。これにより、運転者は、第2の投影像が第1の投影像よりも前方に投影されているように認識する。
特開2013−214008号公報
特許文献1の表示装置では、ハーフミラーが用いられている。ハーフミラーは、照射された光の一部を反射させ、残りの一部を透過させる。このため、表示素子を透過した光に対して、フロントガラスに到達する光は弱くなる。このため、光エネルギーの利用効率が悪い。
本発明は、光エネルギーの利用効率の向上を図ることができる表示装置の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、光源と、この光源から出射された光を透過可能な表示素子を備え、この表示素子を透過した光を被投影部材に投影する表示装置において、
前記表示素子の一部の領域を透過した光を第1の表示光とし、前記表示素子の他の領域を透過した光を第2の表示光とした場合に、
前記表示素子から前記被投影部材までにおける、前記第2の表示光の光路の長さは、前記第1の表示光の光路の長さよりも長く、
前記第1の表示光を反射させる第1のミラーと、前記第2の表示光を反射させる第2のミラーと、を有し、
前記第1のミラーは、第1の基材の表面に、光を反射可能な第1の反射部が形成されてなり、
前記第2のミラーは、第2の基材の表面に、光を反射可能な第2の反射部が形成されてなり、
前記第2の表示光の光路は、前記第1のミラー及び前記被投影部材の間において、前記第1の表示光の光路に沿っており、
前記第1のミラーは、前記第2の表示光を遮らないように設けられていることを特徴とする表示装置が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記表示素子に隣接して、前記第1の表示光及び/又は前記第2の表示光を屈折させるプリズムが設けられている。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記第2の反射部で反射した前記第2の表示光の光路は、前記第1の基材の端部に近傍する部位を含み、
前記第1の基材の端部は、前記第2の表示光の光路に平行な線を基準として、この平行な線に沿った形状を呈し、または、前記第1の基材の表面から裏面に向かって離間していく形状を呈する。
請求項4記載のごとく、好ましくは、前記第1の基材は、透明の素材によって構成され、
前記第1の反射部は、前記第2の表示光の光路を避けて形成されている。
請求項1に係る発明では、第1の表示光を反射させる第1のミラー、及び、第2の表示光を反射させる第2のミラーを有している。ここで、第2の表示光の光路は、第1のミラー及び被投影部材の間において、第1の表示光の光路に沿っている。このような場合において、第1のミラーは、第2の表示光を遮らないように設けられている。結果、表示素子を透過した第1〜第2の表示光は、被投影部材に到達するまでの間において、光路が遮られることがない。このため、表示素子を透過した光の減衰を抑制することができる。言い換えると、光エネルギーの利用効率の向上を図ることができる表示装置を提供することができる。
請求項2に係る発明では、表示素子に隣接して、第1の表示光及び/又は第2の表示光を屈折させるプリズムが設けられている。ここで、第1の表示光及び/又は第2の表示光がプリズムを透過すると、第1の表示光及び/又は第2の表示光の光路は変わる。言い換えると、プリズムを利用して第1〜第2の表示光の光路を意図的に変化させることができる。これにより、表示装置内部における表示素子等の配置位置を変えることができる。即ち、配置設計の自由度を高めることができる。また、プリズムを用いることで、遠方に対応する表示像を斜め表示とすることができ、遠方であることを強調することができる。
請求項3にかかる発明では、第2の反射部で反射した第2の表示光の光路は、第1の基材の端部に近傍する部位を含んでいる。更に、第1の基材の端部は、第2の表示光の光路に平行な線を基準として、この平行な線に沿った形状を呈し、または、第1の基材の表面から裏面に向かって離間していく形状を呈している。これにより、第2の反射部で反射した第2の表示光は、第2の表示光の光路に平行な線を基準として、平行な線に沿った形状をした第1の基材の端部、または、第1の基材の表面から裏面に向かって離間していく形状をした第1の基材端部の近傍を通過することになる。即ち、第2の表示光の光路は、第1のミラー及び被投影部材の間において、第1の表示光の光路に対して近接して沿うことができるようになる。この結果、第1の表示光及び第2の表示光によって投射される像を互いに近づけることができる。
請求項4にかかる発明では、第1の基材は、透明の素材によって構成されている。更に、第1の反射部は、第2の表示光の光路を避けて形成されている。このため、第2の表示光は、第1の反射部に干渉されず、透明な素材によって構成された第1の基材を透過することができるようになる。これにより、第2の表示光の光路は、第1のミラー及び被投影部材の間において、第1の表示光の光路に対して近接して沿うことができるようになる。この結果、第1の表示光及び第2の表示光によって投射される像を互いに近づけることができる。
本発明の実施例1による表示装置の断面図である。 図1に示された表示ユニットの拡大図である。 図2に示された第1のミラーの端部の拡大図である。 実施例1による表示装置の作用を示す図である。 第1のミラーの形状を変化させることによる作用を説明する図である。 運転者が視認する第1の投影像及び第2の投影像を説明する図である。 図3に示された第1のミラーの変形例を示した図である。 実施例2による表示装置に用いられる表示ユニットの拡大図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Upは上、Dnは下、Frは前、Rrは後を示している。
<実施例1>
図1を参照する。表示装置10は、例えば、車両Veに搭載され、光を車両Veのフロントガラス14(被投影部材14)に投射する。運転者Mnは、フロントガラス14に投射された光から、車速やナビゲーション情報等の情報を得ることができる。
表示装置10は、ケース20と、このケース20内部に固定された表示ユニット30と、この表示ユニット30から出射された光を前方に向かって反射させるように配置された平面鏡12と、この平面鏡12で反射された光が投射される共に反射可能な凹面鏡13と、表示ユニット30を制御する制御部15と、からなる。
表示装置10は、フロントガラス14に第1の表示光L1及び第2の表示光L2を投射する。運転者Mnは、フロントガラス14に第1〜第2の表示光L1、L2が投射されることで、フロントガラス14の前方に虚像である第1〜第2の投影像I1、I2が投影されているように認識する。運転者Mnは、第1〜第2の投影像I1、I2から、車速や目的地への進路を把握することができる。
ケース20は、下ケース21に上ケース22が被せられることによって構成されている。ケース20は、箱形状を呈し、外部からの光を遮ることができる合成樹脂によって形成されている。
下ケース21は、下ケース底面部21aと、この下ケース底面部21aの側縁から上方に立ち上げられた下ケース壁部21bと、を有している。
上ケース22は、上ケース天井部22aと、この上ケース天井部22aの側縁から下げられた上ケース壁部22bと、を有している。
図2を参照する。表示ユニット30は、光を出射可能な光源31と、この光源31から出射された光が透過する表示素子32と、この表示素子32に隣接して設けられると共に第2の表示光L2を屈折させるプリズム33と、第1の表示光L1の光路上に配置され第1の表示光L1を反射する第1のミラー34と、第2の表示光L2の光路上に配置され第2の表示光L2を反射させる第2のミラー35と、を有している。
図1を参照する。表示素子32からフロントガラス14までにおいて、第2の表示光L2の光路は、第1の表示光L1の光路よりも長くなっている。これにより、運転者Mnは、第1の投影像I1よりも前方に第2の投影像I2が投影されているように認識する。
図2を参照する。光源31は、基板31aにLED製のランプ31bが実装されてなる。なお、光源31は、表示素子32を照射することができれば、LED製のランプ31bを用いたものに限られない。
表示素子32には、例えば、TFT(Thin Film Transistor)液晶パネル等の透過型表示素子が採用される。表示素子32は、光源31から出射された様々な方向に振動している光のうち、一方向に振動している光のみを透過させる。言い換えると、表示素子32を透過した第1〜第2の表示光L1、L2は、一方向のみに振動している直線偏光となっている。
ここで、第1の表示光L1とは、光源31が出射した光であって、表示素子32の上部の領域(一部の領域)を透過した光をいう。第2の表示光L2とは、光源31が出射した光であって、表示素子32の下部の領域(他の領域)を透過した光をいう。
プリズム33は、第2の表示光L2の光路上に設けられている。
第1のミラー34は、樹脂製の第1の基材34aと、この第1の基材34aの表面に薄膜状に金属が形成された第1の反射部34bと、からなるフルミラーである。
第1のミラー34は、第2の表示光L2を遮らないように設けられている。
図3を参照する。第1の基材34aの端部eは、第2の表示光L2の光路に平行な線を基準として、この線に沿った形状を呈している。第1の基材34aの端部eは、第2の表示光L2の光路に近接している。
図2を参照する。第1の反射部34bは、例えば、アルミニウム等の金属によってなる。第1の反射部34bは、第1の表示光L1を平面鏡12(図1参照)に向かって反射可能となるように形成されている。
第2のミラー35は、樹脂製の第2の基材35aと、この第2の基材35aの表面に薄膜状に金属が形成された第2の反射部35bと、からなるフルミラーである。
第2の反射部35bは、例えば、アルミニウム等の金属によってなる。第2の反射部35bは、第2の表示光L2を平面鏡12(図1参照)に向かって反射する。
図1を参照する。第2の反射部35bは、第1のミラー34及びフロントガラス14の間における、第1の表示光L1の光路に沿うように第2の表示光L2を反射する。更に、第2の反射部35bは、第2の表示光L2の光路が第1の基材34aの端部eに近傍する部位を含むように、第2の表示光L2を反射する。即ち、第2の表示光L2の光路は、第1のミラー34及びフロントガラス14の間において、第1の表示光L1の光路に近接して沿っている。
平面鏡12は、上ケース22に固定された平面鏡支持部12aと、この平面鏡支持部12aによって支持され光を反射可能な平面鏡面部12bと、を有している。
平面鏡面部12bは、例えば、平板状の基材表面に光を反射可能な金属が薄膜状に形成されたフルミラーによって構成される。
凹面鏡13は、下ケース21に固定され凹形状を呈している凹面鏡支持部13aと、この凹面鏡支持部13aの表面に形成され光を反射可能な凹面鏡面部13bと、を有している。
凹面鏡面部13bは、平面鏡12によって反射された光をフロントガラス14に反射する。凹面鏡面部13bを介することで、第1〜第2の投影像I1、I2をより大きな像として認識させることができる。
フロントガラス14は、例えば、運転者Mnの前方に設けられた風防ガラスである。このフロントガラス14に第1〜第2の表示光L1、L2が投射されると、運転者Mnは、前方に第1〜第2の投影像I1、I2が投影されているように認識する。
制御部15は、光源31の点滅を制御する。更に、制御部15は、表示素子32を電圧制御し、表示素子32内部にある結晶の分子配列を変化させる。制御部15が表示素子32を制御することで、フロントガラス14に任意の像I1、I2を投影することができる。
次に、本発明の実施例1による表示装置10の作用を説明する。
運転者Mnは、フロントガラス14に投射させた第1〜第2の表示光L1、L2を、フロントガラス14の前方に第1〜第2の投影像I1、I2が投影されているように認識する。
図4を参照する。図4には、表示ユニット30の拡大図が示されると共に光源31から出射される第1〜第2の表示光L1、L2の光路が示されている。
ここで、様々な方向に振動している光のうち、一方向に振動している光のみが表示素子32を透過可能である。表示素子32の上部の領域(一部の領域)を透過した第1の表示光L1は、第1のミラー34に到達し(a1)、第1のミラー34で反射する(a2)。一方、表示素子32の下部の領域(他の領域)を透過した第2の表示光L2は、第2のミラー35に到達し(a3)、第2のミラー35で反射する(a4)。
第1〜第2のミラー34、35で反射する第1〜第2の表示光L1、L2は、第1〜第2のミラー34、35に対する入射面において水平方向に振動する直線偏光(S偏光)である(a1、a3)。
反射された第1の表示光L1(a2)及び第2の表示光L2(a4)の進行方向には平面鏡12(図1参照)が設けられている。この時、第2のミラー35で反射した第2の表示光L2は、第1のミラー34に遮られない(a4)。
図5を参照する。図5(a)には、比較例による表示装置110が模式的に示されている。比較例において、第1の基材134aの端部eは、第2の表示光L2の光路に平行な線に沿わない。図5(b)には、実施例1による表示装置10が模式的に示されている。実施例1において、第1の基材34aの端部eは、第2の表示光L2の光路に平行な線に沿っている。
図5(a)を参照する。表示素子132の上部の領域(一部の領域)を透過した第1の表示光L3は、第1のミラー134で反射される。一方、表示素子132の下部の領域(他の領域)を透過した第2の表示光L4は、第2のミラー135で反射される。
ここで、上部の領域の上方を透過した第1の表示光L3(b1)は、第1の反射部134bの端部によって反射される(b2)。一方、下部の領域の下方を透過した第2の表示光L4(b3)は、第2の反射部135bで反射し、第1のミラー134の裏面に投射される(b4)。下部の領域の下方を透過した第2の表示光L4(b3)は、第1のミラー134に干渉される(b4)。結果、この干渉される光が透過した部位よりも上方の部位を透過した第2の表示光L4(b5)が、第1のミラー134の近傍を通過することになる(b6)。即ち、第1の表示光L3(b2)及び第2の表示光L4(b6)の光路の間には、所定の間隔が空くことになる。
第1〜第2の表示光L3、L4は、第1〜第2の反射部134b、135bで反射され(b1、b5)、フロントガラス114に投射される(b2、b6)。この第1のミラー134の端部eで反射された光L3(b2)は、運転者Mnが視認する第1の投影像I3の上端(B1)を形成する光となる。一方、他の領域の下方を透過した光L4(b6)は、運転者Mnが視認する第2の投影像I4の下端(B2)を形成する光となる。
図6(a)を併せて参照する。第1の表示光L3(b2)及び第2の表示光L4(b6)は、フロントガラス114に投射された際、間隔が空く。このため、運転者Mnは、間隔が空いた第1の投影像I3及び第2の投影像I4を視認する。第1の投影像I3及び第2の投影像I4は、Dだけ間隔が空いている。
図5(b)を参照する。表示素子32の下部の領域の下方を透過した第2の表示光L2(a3)は、第2の反射部35bで反射し、第1のミラー34の端部eの近傍を通過する(a4)。つまり、第2の表示光L2は、第2の表示光L2の光路に平行な線を基準として、この線に沿った形状を呈している部位eの近傍を通過する。これにより、第1の表示光L1及び第2の表示光L2の光路が互いに近接し、第2の表示光L2の光路は、第1の表示光L1の光路に沿うことになる。
図6(b)を併せて参照する。この結果、第1の表示光L1(a2)及び第2の表示光L2(a4)は、フロントガラス14に投射された際、互いが近接している。このため、第1の投影像I1の上端(A1)及び第2の投影像I2の下端(A2)は、近接することとなる。従って、運転者Mnは、近接した第1の投影像I1及び第2の投影像I2を視認することができる。つまり、第1の投射像I1及び第2の投影像I2を互いに近づけることができる。
図3を参照する。第1のミラー34の端部eの角度をθとし、第1のミラー34表面と及び第2の表示光L2の光路が成す角度をφとした場合、θ=φとなっている。
図7を参照する。図7には、第1のミラー34の変形例が示されている。第1のミラー34の端部eが、第2の表示光L2の光路に平行な線を基準として、第1の基材34aの表面から裏面に向かって離間していく形状を呈していても、同様の作用を得ることができる。即ち、第1の表示光L1及び第2の表示光L2の光路が互いに近接し、第2の表示光L2の光路は、第1の表示光L1の光路に沿うことができる。結果、運転者Mnが視認する第1〜第2の投影像I1、I2互いに近づけることができる。
この時、第1のミラー34の端部の角度をθとし、第1のミラー34表面及び第2の表示光L2の光路が成す角度をφとした場合、θ<φとなっている。
次に、本発明の実施例1による表示装置10の効果を説明する。
図1を参照する。表示装置10は、第1の表示光L1を反射させる第1のミラー34、及び、第2の表示光L2を反射させる第2のミラー35を有している。ここで、第2の表示光L2の光路は、第1のミラー34及びフロントガラス14の間において、第1の表示光L1の光路に沿っている。このような場合において、第1のミラー34は、第2の表示光L2を遮らないように設けられている。結果、表示素子32を透過した第1〜第2の表示光L1、L2は、フロントガラス14に到達するまでの間において、光路が遮られることがない。このため、表示素子32を透過した光の減衰を抑制することができる。言い換えると、光エネルギーの利用効率の向上を図ることができる表示装置10を提供することができる。
また、表示素子32に隣接して、第2の表示光L2を屈折させるプリズム33が設けられている。第2の表示光L2がプリズム33を透過すると、第2の表示光L2の光路は変わる。言い換えると、プリズム33を利用して第2の表示光L2の光路を意図的に変化させることができる。これにより、表示装置10内部における表示素子32等の配置箇所を変えることができる。即ち、配置設計の自由度を高めることができる。また、プリズムを用いることで、遠方に対応する表示像を斜め表示とすることができ、遠方であることを強調することができる。
なお、表示素子32に隣接して第1の表示光L1を屈折させるようにプリズム33を設けても良い。つまり、第1の表示光L1の光路を意図的に変化させることで、配置設計の自由度を高めることもできる。さらには、プリズム33によって第1の表示光L1及び第2の表示光L2の両方を屈折させても良い。このとき、プリズム33は、第1の表示光L1及び第2の表示光L2を同じ方向に屈折させるものでもよいし、それぞれを異なる方向に屈折させるものであっても良い。
更に、第2の反射部35bで反射した第2の表示光L2の光路は、第1の基材34aの端部e(図3参照)に近傍する部位を含んでいる。更に、第1の基材34aの端部eは、第2の表示光L2の光路に平行な線を基準として、この平行な線に沿った形状を呈している。これにより、第2の反射部35bで反射した第2の表示光L2は、第2の表示光L2の光路に平行な線を基準として、平行な線に沿った形状をした第1の基材34aの端部eの近傍を通過することになる。即ち、第2の表示光L2の光路は、第1のミラー34及びフロントガラス14の間において、第1の表示光L1の光路に対して近接して沿うことができるようになる。この結果、第1の表示光L1及び第2の表示光L2によって投射される像I1、I2を互いに近づけることができる。
なお、第1の基材34aの端部e(図7参照)は、第2の表示光L2の光路に平行な線を基準として、第1の基材34aの表面から裏面に向かって離間していく形状を呈していても良い。これにより、第2の表示光L2は、第2の表示光L2の光路に平行な線を基準として、第1の基材34aの表面から裏面に向かって離間していく形状をした第1の基材34aの端部eの近傍を通過することになる。つまり、第2の表示光L2の光路は、第1のミラー34及びフロントガラス14の間において、第1の表示光L1の光路に対して近接して沿うことができるようになる。この結果、第1の表示光L1及び第2の表示光L2によって投射される像I1、I2を互いに近づけることができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図8を参照する。図8には、実施例2による表示装置10Aにおける表示ユニット30Aが示されており、上記図2に対応させて表している。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
表示ユニット30Aは、光を出射可能な光源31と、この光源31から出射された光が透過する表示素子32と、この表示素子32に隣接して設けられると共に第2の表示光L2を屈折させるプリズム33と、第1の表示光L1の光路上に配置され第1の表示光L1を反射する第1のミラー34Aと、第2の表示光L2の光路上に配置され第2の表示光L2を反射させる第2のミラー35と、を有している。
第1のミラー34Aは、透明の素材によって構成されている第1の基材34Aaと、この第1の基材34Aaの表面の一部(後述)に薄膜状に金属が形成された第1の反射部34Abと、からなるフルミラーである。
第1の基材34Aaは、例えば、透明なガラスによってなり、第2の表示光L2が通過可能である。
第1の反射部34Abは、第2の表示光L2の光路を避けて形成されている。第1の反射部34Abは、例えば、アルミニウム等の金属によってなる。
次に、本発明の実施例2による表示装置10Aの作用を説明する。
表示素子32の上部の領域(一部の領域)を透過した第1の表示光L1は、第1の反射部34bに到達し、第1の反射部34bで反射する。一方、表示素子32の下部の領域(他の領域)を透過した第2の表示光L2は、第2の反射部35bに到達し、第2の反射部35bで反射する。
反射された第2の表示光L2の進む先に配置されている第1の基材34Aaは、透明な素材からなり、第2の表示光L2が通過可能である。更に、第1の反射部34Abが第2の表示光L2の光路上を避けている。このため、第2のミラー35で反射された第2の表示光L2は、第1の反射部34Abに干渉されず第1の基材34Aaを通過し、平面鏡12(図1参照)に到達する。
次に、本発明の実施例2による表示装置10Aの効果について説明する。
第1の基材34Aaは、透明の素材によって構成されている。更に、第1の反射部34Abは、第2の表示光L2の光路を避けて形成されている。このため、第2の表示光L2は、第1の反射部34Abに干渉されず、透明な素材によって構成された第1の基材34Aaを透過することができるようになる。これにより、第2の表示光L2の光路は、第1のミラー34A及びフロントガラス14(図1参照)の間において、第1の表示光L1の光路に対して近接して沿うことができるようになる。この結果、第1の表示光L1及び第2の表示光L2によって投射される像I1、I2を互いに近づけることができる。
従って、このように構成された実施例2による表示装置10Aにおいても、本発明所定の効果を得ることができる。
なお、本発明による表示装置10、10Aが搭載される車両Veは、四輪車の他、二輪車や三輪車であってもよい。更には、車両Ve以外の乗り物や建機等にも適用可能である。
更に、実施例において示している平面鏡12及び凹面鏡13は、必須の構成要素ではない。つまり、これらを必要に応じてこれらを廃しても良い。
また、実施例において被投影部材14をフロントガラス14として説明した。しかしながら、被投影部材14は、第1〜第2の表示光L1、L2を投射することができるものであれば良く、フロントガラス14に限られない。本発明は、いわゆるコンバイナを被投影部材14とした表示装置10、10Aにも適用することができる。
本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明の表示装置10、10Aは、車両Veに搭載するのに好適である。
10、10A…表示装置
14…被投影部材(フロントガラス)
31…光源
32…表示素子
33…プリズム
34、34A…第1のミラー
34a、34Aa…第1の基材
34b、34Ab…第1の反射部
35…第2のミラー
35a…第2の基材
35b…第2の反射部
e…端部
Mn…運転者
L1…第1の表示光
L2…第2の表示光
I1…第1の投影像
I2…第2の投影像

Claims (4)

  1. 光源と、この光源から出射された光を透過可能な表示素子を備え、この表示素子を透過した光を被投影部材に投影する表示装置において、
    前記表示素子の一部の領域を透過した光を第1の表示光とし、前記表示素子の他の領域を透過した光を第2の表示光とした場合に、
    前記表示素子から前記被投影部材までにおける、前記第2の表示光の光路の長さは、前記第1の表示光の光路の長さよりも長く、
    前記第1の表示光を反射させる第1のミラーと、前記第2の表示光を反射させる第2のミラーと、を有し、
    前記第1のミラーは、第1の基材の表面に、光を反射可能な第1の反射部が形成されてなり、
    前記第2のミラーは、第2の基材の表面に、光を反射可能な第2の反射部が形成されてなり、
    前記第2の表示光の光路は、前記第1のミラー及び前記被投影部材の間において、前記第1の表示光の光路に沿っており、
    前記第1のミラーは、前記第2の表示光を遮らないように設けられていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示素子に隣接して、前記第1の表示光及び/又は前記第2の表示光を屈折させるプリズムが設けられていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記第2の反射部で反射した前記第2の表示光の光路は、前記第1の基材の端部に近傍する部位を含み、
    前記第1の基材の端部は、前記第2の表示光の光路に平行な線を基準として、この平行な線に沿った形状を呈し、または、前記第1の基材の表面から裏面に向かって離間していく形状を呈することを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれか1項記載の表示装置。
  4. 前記第1の基材は、透明の素材によって構成され、
    前記第1の反射部は、前記第2の表示光の光路を避けて形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれか1項記載の表示装置。
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