JP2017026951A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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宗也 松浦
一夫 諸橋
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一夫 諸橋
芽久実 佐藤
Megumi Sato
芽久実 佐藤
宏康 沼屋
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宏康 沼屋
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Abstract

【課題】部品の寸法誤差等によりずれた焦点の調整が可能なヘッドアップディスプレイ装置の提供をすること。【解決手段】画像を投射するための投射器(31)と、この投射器(31)から出射された光を反射させる反射鏡(60)とこの反射鏡(60)によって反射された光が透過するスクリーン(41)と、を有するヘッドアップディスプレイ装置(10)において、反射鏡(60)は、投射器(31)からスクリーン(41)までの光路長さを調節可能な光路長さ調節機構(65)上に設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、改良されたヘッドアップディスプレイ装置に関する。
車両等のフロントガラスに各種情報を表示し、表示された情報を周囲の背景と共に視認可能とするいわゆるヘッドアップディスプレイ装置がある。例えば、ヘッドアップディスプレイ装置に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に開示されたヘッドアップディスプレイ装置では、第1画像を表示する第1スクリーンと、第2画像を表示する第2スクリーンと、光を透過させると共に光を反射させるハーフミラーとを有する。ハーフミラーは、第1画像を透過させると共に、第2画像を反射させる。第1画像と第2画像とは、重ね合わされた状態でフロントガラスに投影される。乗員は、フロントガラスの前方において虚像として表示された画像を視認できる。
ここで、第1,第2スクリーン上に表示される画像は、例えば、投射器によって投射される。この場合、スクリーンが配置される位置で画像を結像させる必要がある。即ち、投射器から出射された画像の焦点をスクリーンの位置に合わせる必要がある。しかし、実際に製造される部品の寸法や部品が取り付けられる位置には僅かなばらつきが生じる。結果、所定の公差範囲内で製造された部品を用いて組み立てられた場合であっても、スクリーンにおいて僅かに焦点がずれる虞がある。
特開2003−237412号公報
本発明は、部品の寸法誤差等によりずれた焦点の調整が可能なヘッドアップディスプレイ装置の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、画像を出射するための投射器と、この投射器から出射された光を反射させる反射鏡とこの反射鏡によって反射された光が透過するスクリーンと、を有するヘッドアップディスプレイ装置において、
前記反射鏡は、前記投射器から前記スクリーンまでの光路長さを調節可能な光路長さ調節機構上に設けられていることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記反射鏡の表面は曲面であり、
前記光路長さ調節機構は、前記反射鏡に入射する光の光軸に沿って前記反射鏡を移動させる。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記投射器は、1つ設けられ、
前記反射鏡は、少なくとも2つ設けられ、
前記投射器から出射された光は、それぞれの前記反射鏡によって前記スクリーンに向かって反射される。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記投射器は、焦点位置を調節可能な焦点調節機構を備えると共に、1つ設けられ、
前記反射鏡の他に、光路長さを調節不能であって、前記投射器から出射された光のうち、前記反射鏡によって反射される光以外の光を反射する固定反射鏡が1つ設けられている。
請求項1に係る発明では、投射器から出射された光を反射させる反射鏡は、投射器からスクリーンまでの光路長さを調節可能な光路長さ調節機構上に設けられている。即ち、反射鏡の位置は、光路調節機構により修正することができる。
そのため、投射器、反射鏡及びスクリーンが配置された後に、反射鏡の位置を修正することにより、投射器からスクリーンまでの光路長さを調節できる。結果、部品の寸法や部品の取付位置のばらつきにより、実際の光路長さが設計上の光路長さと異なる場合においても、反射鏡の位置を修正することにより、スクリーンにおいて焦点を合わせることができる。
請求項2に係る発明では、反射鏡の表面は曲面であり、光路長さ調節機構は、反射鏡に入射する光の光軸に沿って反射鏡を移動させる。即ち、この反射鏡は、反射鏡に入射する光の光軸と平行に移動可能である。そのため、移動の前後において、反射鏡に入射する光の入射角は同じである。
仮に、光軸と平行以外の方向に反射鏡を移動した場合、移動の前後において、光の入射角は変わってしまう。光の反射角も変わることにより、反射光の向きが変わるため、画像を投射する位置が大きくずれるおそれがある。一方、曲面上の反射鏡を平行に移動した場合、反射光の向きは変えずに、光路の長さを変化させることができる。
請求項3に係る発明では、投射器は、1つ設けられ、反射鏡は、少なくとも2つ設けられ、投射器から出射された光は、それぞれの反射鏡によってスクリーンに向かって反射される。
いずれの反射鏡も別個に光路長さ調節機構上に設けられているため、それぞれの光の光路長さを調節することができる。結果、個々のスクリーンについてそれぞれ焦点を合わせることができる。
請求項4に係る発明では、投射器は、焦点位置を調節可能な焦点調節機構を備えると共に、1つ設けられ、反射鏡の他に、光路長さを調節不能であって、投射器から出射された光のうち、反射鏡によって反射される光以外の光を反射する固定反射鏡が1つ設けられている。
そのため、固定反射鏡についての焦点位置は、投射器に備えられた焦点調節機構により調節することができる。一方、他の反射鏡についての焦点位置は、光路調節機構によりそれぞれ調節することができる。即ち、固定反射鏡については、投射器に備えられた焦点調節機構により焦点の調節が可能であるため、光路調節機構は設ける必要がない。従来からの部品を用いることにより、光路調節機構の数を減らすことができる。結果、コストを抑えてヘッドアップディスプレイを製造できる。
本発明の実施例1によるヘッドアップディスプレイ装置の断面図である。 図1に示されたヘッドアップディスプレイ装置の光路について説明する図である。 図2に示された光路長さ調節機構上に設けられた反射鏡の斜視図である。 図3に示された反射鏡の作用図である。 図3に示された反射鏡を上下方向に移動した場合における光の反射角及び入射角について説明する図である。 図3に示された反射鏡について光の入射角及び反射角を比較する図である。 本発明の実施例2によるヘッドアップディスプレイ装置の作用図である。 本発明の実施例3によるヘッドアップディスプレイ装置の作用図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とはヘッドアップディスプレイ装置が搭載された車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Lは乗員から見て左、Rは乗員から見て右、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例1>
図1を参照する。図1には、車両Veに搭載されたヘッドアップディスプレイ装置10が示されている。ヘッドアップディスプレイ装置10は、ハウジング20内部において、画像を投射する投射部30と、この投射部30から投射された画像を表示する第1スクリーン41,第2スクリーン42と、これら第1スクリーン41及び第2スクリーン42に表示された画像を表示する光をフロントガラス19に向けて反射させる反射部50と、が設けられることによりなる。
ハウジング20は、遮光性の合成樹脂により形成され、箱状を呈する。ハウジング20は、下部ハウジング20aに上部ハウジング20bが被せられることによりなる。
下部ハウジング20bは、底面部21と、この底面部21の側部から立ち上げられている下側側面部22,22(片側の下側側面部22のみが示されている)と、これらの下側側面部22,22の前端を繋ぐ下側前面部23と、下側側面部22,22の後端を繋ぐ下側後面部24と、からなる。
上部ハウジング20bは、下側側面部22,22の上方に重ねられる上側側面部25,25(片側の上側側面部25のみが示されている)と、これらの上側側面部25,25の前端を繋ぐ上側前面部26と、上側側面部25,25の前端を繋ぐ上側後面部27と、これらの上側側面部25,25、上側前面部26及び上側後面部27の上方を覆う天井部28と、からなる。天井部28に形成された開口部は、反射部50から反射した光を透過させるカバー29によって覆われている。
投射部30は、底面部21に固定される投射器31と、この投射器31を制御する投射制御部32と、底面部21に固定されたステー12に差し込まれた投射ミラー33と、底面部21に固定された段差部13に設けられた第1反射器60(反射鏡60),第2反射器70(反射鏡70)と、これら第1反射器60及び第2反射器70を制御する反射制御部34と、からなる。
投射器31は、例えば、光を発する光源と、画像を表示する反射型表示素子であるDMD(Digital MicroMirror Device)と、レンズとからなる。詳細な説明は省略する。投射器31は、表示素子にLCOS(登録商標:Liquid Crystal On Silicon)や、透過型表示素子であるTFT(Thin Film Transistor)液晶パネルを用いてもよい。
投射ミラー33は、例えば、合成樹脂製の基材の表面に反射膜が蒸着されることによりなる。投射ミラー33は、投射器31から第1スクリーン41,第2スクリーン42までの光路において、複数設けてもよく、廃してもよい。
第1反射器60は、投射器31から第1スクリーン41までの光路長さを調節可能な第1ラックアンドピニオン機構65(光路長さ調節機構65)上に設けられている。詳細は後述する。同様に、第2反射器70も、投射器31から第2スクリーン42までの光路長さを調節可能な第2ラックアンドピニオン機構75(光路長さ調節機構75)上に設けられている。
反射制御部34は、電源35と、第1ラックアンドピニオン機構65及び第2ラックアンドピニオン機構75を制御するするコントローラ36と、コントローラ36による制御対象を切り替える切替器37とからなる。
第1スクリーン41と、第2スクリーン42とは、共に、例えば、ホログラフィックディフューザ、マイクロレンズアレイ、拡散板等によって構成される透過型のスクリーンである。第1スクリーン41と、第2スクリーン42とは、それぞれ、上側側面部25に固定されたステー14,14に支持されている。
反射部50は、上部ハウジング20bの天井部28に設けられた上部反射器51と、下側側面部22に設けられた下部反射器52とからなる。
上部反射器51は、例えば、合成樹脂製の基材の表面に反射膜が蒸着されることによりなる。上部反射器51は、天井部28に固定されたステー15に差し込まれている。
下部反射器52は、例えば、合成樹脂製の基材の表面に反射膜が蒸着されることによりなる。下部反射器52の反射面は、凹部形状を呈する。下部反射器52は、下側側面部22にスイング可能に支持され、下側側面部22に設けられたモータ53によりスイングされる。スイング構成についての詳細な説明は省略する。
図2を併せて参照する。投射器31は、投射制御部32からの信号に基づき、第1スクリーン41に表示される第1画像P1及び第2スクリーン42に表示される第2画像P2を表示するための光を出射する。投射ミラー33は、投射器31から出射された光を第1反射器60及び第2反射器70に向けて反射させる。
第1反射器60及び第2反射器70は、投射ミラー33により反射された光を第1スクリーン41,第2スクリーン42に向けて反射させる。
第1スクリーン41は、第1画像P1を表示する光を背面で受光すると共に表面に第1画像P1を表示する。同様に、第2スクリーン42は、第2画像P2を表示する光を背面で受光すると共に表面に第2画像P2を表示する。
上部反射器51は、第1スクリーン41に表示された第1画像P1及び第2スクリーン42に表示された第1画像P1を表示する光を反射する。下部反射器52は、上部反射器51が反射させた光をフロントガラス19に向けて反射させる。第1画像P1及び第2画像P2は、フロントガラス19に投影される。乗員は、第1画像P1が拡大された第1虚像V1及び第2画像P2が拡大された第2虚像V2を視認することができる。
なお、第2スクリーン42は投射器31が出射する光の光軸(第1反射器60が反射した光の光軸)に対して傾けられているため、第2虚像V2は、傾いた状態で視認される。さらに、下部反射器52の反射面は凹部形状を呈する。そのため、第1画像P1及び第2画像P2は拡大されると共に、フロントガラス19が曲面であることに起因する第1虚像V1,第2虚像V2の歪は軽減される。
さらに、第2スクリーン42からフロントガラス19までの光路の長さは、第1スクリーン41からフロントガラス19までの光路よりも長い。そのため、乗員は、第2虚像V2を第1虚像V1よりも遠くに位置するよう視認できる。
図3を参照する。第1反射器60は、直角三角形の三角柱状に形成された基部61と、この基部61の傾斜面に設けられる第1反射部62と、からなる。第1反射部62は凸面鏡によって形成されている。第1反射部62に入射した光の結像距離を長く変化させて第1スクリーン41に向けて反射させるためである。これにより、第1スクリーン41の表面に第1画像P1(図2参照)が結像する。
第1ラックアンドピニオン機構65は、第1反射器60の下部に取り付けられたラック66と、このラック66を移動させるピニオン67と、からなる。ピニオン67を回転させるモータ68は、反射制御部34(図1参照)により制御される。
なお、光路長さ調節機構については、第1ラックアンドピニオン機構65に代えて、例えば、ボールねじ機構でもよい。
第1反射器60は、スライド支持機構54により支持されている。スライド支持機構54は、ラック66が延びる方向と同一方向に延びている。
スライド支持機構54は、下部ハウジング20a(図1参照)の左右の下側側面部22,22(右側の下側側面部のみが示されている。)に設けられる左右のレール55,55と、第1反射器60の左右の壁部63,63に取り付けられ左右のレール55,55上をスライドするスライダ56,56と、からなる。
左側のスライダ56は、L字状を呈し、第1反射器60の壁部63に固定された固定部57と、この固定部57の上端から水平に延びレール55上を摺動する摺動部58と、からなる。右側のスライダ56は、第1反射器60を中心として左側のスライダ56と対称の構造となる。説明は省略する。
図1及び図2を参照する。第2反射器70の反射面となる第2反射部72は平面形状である。したがって、第2反射部72に入射した光は結像距離が変化することなく第2のスクリーン42に向けて反射される。これにより、第2スクリーン42の表面に第2画像P2が結像する。第2反射器70のその他の構成は、第1反射器60と同一である。第2ラックアンドピニオン機構75は、第1ラックアンドピニオン機構65と同様の構成である。第2反射器70及び第2ラックアンドピニオン機構75の詳細な説明は省略する。
次に本発明の作用及び効果について説明する。
図2及び図4を参照する。第1反射器60(反射鏡60)は、投射器31から第1スクリーン41までの光路長さを調節可能な第1ラックアンドピニオン機構65(光路長さ調節機構)上に設けられている。即ち、第1反射器60の位置は、第1ラックアンドピニオン機構65により修正することができる。そのため、投射器31、第1反射器60及び第1スクリーン41が配置された後に、コントローラ36(図1参照)を用いて、第1反射器60の位置を修正することにより、投射器31から第1スクリーン41までの光路長さを調節できる。
例えば、部品の寸法や部品の取付位置のばらつきにより、実際の光路長さが設計上の光路長さよりも長くなった場合の光路長さの調節について説明する。この場合、第1反射器60を前方へ移動すると、第1反射器60は投射ミラー33に近づく。投射ミラー33と第1反射器60との間隔が狭まることにより、設計上の光路長さに修正できる。これにより、第1スクリーン41において焦点を合わせる(結像させる)ことができる。
なお、第1反射器60が前方に移動するに伴い、第1スクリーン41に表示される第1画像P1も前方に移動し、ヘッドアップディスプレイ装置10が投影する第1虚像V1の位置も変わる。第1虚像V1の位置の変化が大きい場合、投射器31における表示原画の書き出し位置の修正により対応することができる。
ここで、第1ラックアンドピニオン機構65は、第1反射器60に入射する光の光軸に沿って第1反射器60を移動させる。即ち、第1反射器60は、第1反射器60に入射する光の光軸と平行に移動する。以下、仮に、第1反射器60を光軸と平行以外の方向、例えば、光軸と垂直方向に移動した場合における、光の入射角及び反射角について説明する。
図5を参照する。図5(a)には、第1反射器60の第1反射部62に相当する反射面69が示されている。図5(b)には、反射面69を上方に移動した場合が示されている。図5(c)には、反射面69を下方に移動した場合が示されている。図5(b)に示された入射角βと、図5(c)に示された入射角γとは、いずれも図5(a)に示された入射角αと異なる。そのため、光の反射角も異なる。
図6(a)を参照する。第1反射器60を上方に移動した場合、移動後の光の入射角aは、移動前の光の入射角Aより小さくなる。そのため、反射光の向きが変わり、第1画像P1を投射する位置が大きくずれるおそれがある。
図6(b)を参照する。一方、本発明のように第1反射器60を平行に移動した場合、移動の前後において、第1反射器60に入射する光の入射角Bは同じ大きさである。反射光の向きは変わらないため、第1画像P1を投射する位置が大きくずれることはない。
なお、第1反射部62は、凸部形状に代えて、凹部形状でもよい。また、第2反射器70(図2参照)も第1反射器60と同一の作用及び効果を奏する。説明は省略する。
さらに、反射器に入射する光の光軸にそって反射器を移動した場合、光の入射角が変わらないのみならず、光の入射位置も変わらない。そのため、反射器に入射する光の光軸に沿って反射器を移動する構成は、例えば、光の入射させる範囲のみに反射膜を形成した平面形状の反射鏡にも適する。
<実施例2>
次に、本発明の実施例2について説明する。実施例2では、反射器及びスクリーンの数が異なる。その他の構成については、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置10と同様であり、符号を流用すると共に説明を省略する。
図7を参照する。投射器31は1つ設けられている。反射器は、第1反射器60と、第2反射器70に加えて、第3反射器80が設けられている。第3反射器80の第3反射部82は、凹面形状を呈する。第3反射器80は、第3ラックアンドピニオン機構85上に備えられている。
投射器31から出射された光は、第1反射器60〜第3反射器80によってそれぞれ第1スクリーン41〜第3スクリーン43に向かって反射される。
ヘッドアップディスプレイ装置10Aにおいても、本発明所定の効果を得ることができる。さらに、ヘッドアップディスプレイ装置10Aによれば、上記の構成により、以下の特有の効果を得ることができる。
第1反射器60〜第3反射器80は、それぞれ第1ラックアンドピニオン機構65〜第3ラックアンドピニオン機構85上に設けられているため、それぞれの光の光路長さを調節することができる。結果、第1スクリーン41〜第3スクリーン43についてそれぞれ焦点を合わせることができる。
なお、第3スクリーン43からフロントガラス19までの光路の長さは、第2スクリーン42からフロントガラス19までの光路よりも長い。そのため、第3スクリーンに表示された第3画像P3が投影された第3虚像V3は、第2虚像V2よりも遠い位置において結像される。第2虚像V2は、第1虚像V1と、第3虚像V3との間で結像される。そのため、実施例1と比較すると、より遠くにおいて結像される第3虚像V3が存在することにより、第2虚像V2の遠近感が強調される。乗員は、第2虚像V2をより立体的に視認できる。
<実施例3>
次に、本発明の実施例3について説明する。実施例3では、反射器を支持する構成が異なる。その他の構成については、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置10と同様であり、符号を流用すると共に説明を省略する。
図8を参照する。投射器31は、焦点位置を調節可能な焦点調節機構39を備えると共に、1つ設けられている。さらに、第1反射器60の他に、光路長さを調節不能であって、投射器31から出射された光のうち、第1反射器60によって反射される光以外の光を反射する第4反射器89(固定反射鏡89)が段差部13に1つ設けられている。第4反射器89は、例えば、ねじとブラケットにより、段差部13に固定されている。
ヘッドアップディスプレイ装置10Bにおいても、本発明所定の効果を得ることができる。さらに、ヘッドアップディスプレイ装置10Bによれば、上記の構成により、以下の特有の効果を得ることができる。
第4反射器89についての焦点位置は、投射器31に備えられた焦点調節機構39により調節することができる。一方、第1反射器60についての焦点位置は、第1ラックアンドピニオン機構65により調節することができる。即ち、第4反射器89については、投射器31に備えられた焦点調節機構39により焦点の調節が可能であるため、ラックアンドピニオン機構を設ける必要がない。従来からの部品を用いることにより、投射部におけるラックアンドピニオン機構の数を減らすことができる。結果、コストを抑えてヘッドアップディスプレイ装置10Bを製造できる。
なお、本発明によるヘッドアップディスプレイ装置は、二輪車や四輪車に限らず、他の乗り物、常用が作業機、建機等にも適用可能である。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、乗用車に搭載するのに好適である。
10…ヘッドアップディスプレイ装置
31…投射器
41…第1スクリーン
42…第2スクリーン
43…第3スクリーン
54…スライド支持機構
55…レール
56…スライダ
57…固定部
58…摺動部
60…第1反射器
61…基部
62…第1反射部
70…第2反射器
75…第2ラックアンドピニオン
80…第3反射器
85…第3ラックアンドピニオン
89…第4反射器

Claims (4)

  1. 画像を投射するための投射器と、この投射器から出射された光を反射させる反射鏡とこの反射鏡によって反射された光が透過するスクリーンと、を有するヘッドアップディスプレイ装置において、
    前記反射鏡は、前記投射器から前記スクリーンまでの光路長さを調節可能な光路長さ調節機構上に設けられていることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記反射鏡の表面は曲面であり、
    前記光路長さ調節機構は、前記反射鏡に入射する光の光軸に沿って前記反射鏡を移動させることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記投射器は、1つ設けられ、
    前記反射鏡は、少なくとも2つ設けられ、
    前記投射器から出射された光は、それぞれの前記反射鏡によって前記スクリーンに向かって反射されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記投射器は、焦点位置を調節可能な焦点調節機構を備えると共に、1つ設けられ、
    前記反射鏡の他に、光路長さを調節不能であって、前記投射器から出射された光のうち、前記反射鏡によって反射される光以外の光を反射する固定反射鏡が1つ設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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