JP2019170008A - 配達ボックス付き電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵又は冷凍して保管することが必要な荷物が配達される場合に、配達された荷物を適切に冷蔵又は冷凍保管すること。【解決手段】電動車両1は、当該電動車両1に搭載された走行用モータに電力を供給する電池からの電力供給により、荷物を冷蔵、又は冷凍保管可能である冷蔵、又は冷凍機能を有する配達ボックス14を備える。この電動車両1のECU11は、荷物が冷蔵又は冷凍保管することが必要な荷物であることを荷物の配達情報に基づいて判定した場合、バッテリ15の充電量の情報を含む車両情報を利用して荷物を配達ボックス14に冷蔵又は冷凍保管可能な保管時間を算出する。また、ECU11は、保管時間と、配達情報に含まれる配達予定時刻とに基づいて、配達予定時刻から荷物を冷蔵又は冷凍可能な限界時刻を算出し、ユーザが荷物を配達ボックスから取り出す取り出し予定時刻が限界時刻以内か否かを判定し、その判定結果をユーザに送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、配達ボックス付き電動車両に関する。
配達される荷物を車両で受け取る技術として次の技術が知られている。
受取人は荷受用車両に車載通信機およびトランク制御装置を設けて、トランクを配達物の収容部として設定し、予め配達情報荷物管理サーバに配達に必要な情報や、荷受用車両の特徴や駐車位置、あるいは認証に必要な情報を登録しておく。そして、配達物の配達時には、宅配業者の車両に設けた業務用通信機により荷受用車両側と相互認証を行ってトランク内に配達物を収容する。これにより、受取人が不在でも代わりに荷受用車両により受け取ることができる(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2006−206225号公報
ところで、荷物として冷蔵又は冷凍が必要な荷物を配達してもらうことがある。このような荷物は、荷物の冷蔵又は冷凍が可能な車両により配達し、当該車両のドライバが配達先の荷受人に直接手渡しをすることが一般的である。このように配達をすることにより、荷受人は、直ぐに荷物を冷蔵又は冷凍することができるため、荷物が常温になり、または解凍されてしまう事態を回避し、荷物の品質を保管することを可能にしている。
しかしながら、この荷物の配達方法では、荷物を受取人が直接受け取る必要があり、荷受人が届け先に不在の場合は荷物を受け取ることができず、再度の配達が必要になるため、荷受人にとっても配達者にとっても不便な状態が生じていた。
ここで、上記特許文献1に記載の技術のように車両のトランクに荷物を受け取るようにした場合、荷物が冷蔵又は冷凍が必要なときは、荷物が常温になり、または解凍されてしまうため荷物の品質を保管することができない。
ここで、電動車両においては電池が搭載されているため、当該電池を電源として荷物を冷蔵又は冷凍可能な配達ボックスを設けることが考えられる。このように電動車両を構成すると、荷受人が荷物を受け取ることができない時間であっても配達ボックスに冷蔵又は冷凍可能な荷物を受け取ることが可能になり、荷物の品質が保管できないという問題を解消することができる。ところが、荷物の受け取りが自由になる一方で、電池が配達ボックスに供給できる電力には限りがある。このため、荷物を配達ボックスに配達した後に配達ボックスに供給する電池の電力が枯渇してしまうと、配達ボックスの冷蔵又は冷凍機能が停止することになり、荷物の品質を保管することができなくなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、冷蔵又は冷凍して保管することが必要な荷物が配達される場合に、配達された荷物を適切に冷蔵又は冷凍保管することができる配達ボックス付き電動車両を提供することを目的とする。
本発明は、配達ボックスを備える電動車両であって、前記配達ボックスは、前記電動車両に搭載された走行用モータに電力を供給する電池からの電力供給により、荷物を冷蔵、又は冷凍保管可能である冷蔵、又は冷凍機能を有し、前記荷物が冷蔵又は冷凍保管することが必要な荷物であることを前記荷物の配達情報に基づいて判定した場合、前記電池の充電量の情報を含む車両情報を利用して前記荷物を前記配達ボックスに冷蔵又は冷凍保管可能な保管時間を算出する時間算出手段と、前記保管時間と、前記配達情報に含まれる配達予定時刻とに基づいて、前記配達予定時刻から前記荷物を冷蔵又は冷凍可能な限界時刻を算出する限界時刻算出手段と、前記電動車両のユーザが前記荷物を前記配達ボックスから取り出す取り出し予定時刻が前記限界時刻以内か否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果を前記ユーザに送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成されているため、ユーザが電動車両で荷物を受け取るか、自宅で荷物を受け取るかを適切に判断することができ、冷蔵又は冷凍して保管することが必要な荷物が配達される場合に、配達された荷物を適切に冷蔵又は冷凍保管することができる。
また、前記車両情報は、前記電池に充電を行う充電装置と接続されているか否かを示す接続情報を含み、前記限界時刻算出手段は、前記接続情報が前記充電装置と接続されていることを示す場合、前記限界時刻を時間無制限にするようにしてもよい。
このように構成すると、電動車両は、電池の電力が不足することはないという状態で算出された限界時刻に基づいて、配達ボックスから取り出す取り出し予定時刻が限界時刻以内か否かを判定することができる。
さらに、前記限界時刻算出手段は、前記接続情報が前記充電装置と接続されていないことを示す場合、前記冷蔵又は冷凍可能な限界時刻を配達予定時刻と、前記保管時間とから算出するようにしてもよい。
このように構成すると、電動車両は、電池に蓄積された電力に基づいて適切に配達ボックスから取り出す取り出し予定時刻が限界時刻以内か否かを判定することができる。
既述の電動車両は、前記取り出し予定時刻が前記限界時刻以内でない場合、前記取り出し予定時刻と、前記冷蔵又は冷凍可能時間とから前記配達予定時刻を前記限界時刻以内となる変更希望時刻を算出し、前記変更希望時刻を前記配達情報の送信元の荷物管理装置に送信する変更希望時刻送信手段を備えるようにしてもよい。
このように構成すると、取り出し予定時刻が限界時刻以内でない場合、取り出し予定時刻と、冷蔵又は冷凍可能時間とから配達予定時刻が限界時刻以内となる変更希望時刻を算出し、配達希望時刻を配達情報の送信元の荷物管理装置に送信するため、電動車両は、電池の充電状態に合わせて適切な配達予定時刻を荷物管理装置に提案することができる。
さらに、電動車両は、前記取り出し予定時刻が前記限界時刻以内でない場合、前記電動車両の現地位置が前記充電装置による充電可能な充電可能範囲に位置するときは、前記ユーザに電動車両を前記充電装置に接続することを促す接続要求を前記ユーザに報知する接続要求報知手段を備えるようにしてもよい。
このように構成すると、取り出し予定時刻が限界時刻以内でない場合、電動車両の現地位置が充電装置による充電可能な充電可能範囲に位置するときは、ユーザに充電装置を接続することを促す接続要求をユーザに報知するため、当該接続要求情報が送信されたユーザが電動車両と充電装置とを接続することにより、電動車両は、電池の電力が不足することがない状態に変更することが可能になる。
さらに、既述の電動車両は、電動車両の現在位置が前記充電装置の充電可能範囲に位置しない場合、前記電動車両の目的地を最寄の充電施設へ変更する目的地変更手段を備えるようにしてもよい。
さらに、既述の電動車両は、前記電動車両の目的地及び目的地までの走行ルートを管理する走行予定管理部を更に備え、前記目的地が自宅ではない場合、前記車両情報は、前記目的地から前記自宅までの前記走行ルートを走行して消費する走行消費電力を含み、前記限界時刻算出手段は、前記電池の充電量から前記走行消費電力を除算した電力に基づいて、前記限界時刻を算出するようにしてもよい。
さらに、前記取り出し予定時刻が前記限界時刻以内でない場合、前記車両情報は、前記目的地から該目的地の最寄の充電施設までの前記走行ルートを走行して消費する最小走行消費電力を含み、前記限界時刻算出手段は、前記電池の充電量から前記最小走行消費電力を除算した電力に基づいて、前記限界時刻を算出するようにしてもよい。
さらに、前記荷物の配達より前に前記配達ボックスの冷蔵又は冷凍機能の作動を開始する事前冷蔵、又は冷凍機能を有し、前記事前冷蔵、又は冷凍機能の作動開始時刻は、前記電池に充電を行う充電装置との接続状態と、前記限界時刻と前記取り出し予定時刻との差の大小とに基づいて設定されるようにしてもよい。
本発明によれば、冷蔵又は冷凍して保管することが必要な荷物が配達される場合に、配達された荷物を適切に冷蔵又は冷凍保管することができる配達ボックス付き電動車両を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る電動車両を含むネットワークの一例を示す図である。 同実施形態に係る電動車両の概略的な構成の一例を示す図。 同実施形態に係る配達情報を受信する処理の一例を示すフローチャート。 同実施形態に係る荷物を配達ボックスに受け取り、ユーザが配達ボックスから荷物を取り出すときに実行される処理の一例を示すフローチャート。 同実施形態に係る荷物を配達ボックスで受け取り、ユーザが配達ボックスから荷物を取り出すときに実行される処理の一例を示すフローチャート。 同実施形態に係る荷物を配達する流れを説明するためのタイムチャート。 本発明の第2の実施形態に係る冷蔵又は冷凍機能をONにする条件をまとめたテーブルの一例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、配達ボックス付き電動車両(以下、「電動車両」という。)1を含むネットワークの一例を示す図である。
図1に示すように、電動車両1は、ユーザ端末2、及び荷物管理サーバ(荷物管理装置)3とそれぞれ通信可能になっている。ユーザ端末2は、例えば、スマートフォンのような携帯型の通信端末装置である。電動車両1のユーザ(ドライバ)は、ユーザ端末2を利用して電動車両1と所定のアドレスやIDを用いて通信が可能になっている。
荷物管理サーバ3は、荷物を配達する業者が有するサーバである。荷物管理サーバ3は、電動車両1および配達者端末4と通信可能になっている。荷物管理サーバ3は、荷物の配達に関する様々な処理を実行し、荷物の配達に必要な情報を電動車両1や配達者端末4との間で送受信する。
配達者端末4は、配達業者に所属する配達者が所持する携帯型の通信端末装置である。配達者は、配達者端末4を利用して、荷物管理サーバ3から荷物の配達に必要な情報を受信し、荷物の配達が終了した場合は、その旨を荷物管理サーバ3に送信する。
また、図1において、電動車両1は、充電装置5から所定距離R内に位置している。所定距離Rは、例えば、充電装置5から所定距離の範囲(以下では、「充電可能範囲」という。)であり、言い換えれば、電動車両1のユーザが容易に充電装置5の充電ガン6を電動車両1に接続することが可能な範囲である。
図2は、電動車両1の概略的な構成の一例を示す図である。
図2に示すように、電動車両1は、ECU(Electronic Control Unit)11、無線通信装置12、ナビゲーションシステム13、配達ボックス14、バッテリ(電池)15、充電ガン接続部16を備えている。なお、電動車両1は、電動車両として機能するための他の構成も備えているが、これらの構成については図示及び説明を省略する。
ECU11は、ROM、RAM、メモリ等を備えた電子制御装置であり、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより、車両1の各装置の動作を制御する。例えば、ECU11は、荷物管理サーバ3から配達情報を受信したときの処理や荷物を配達ボックス14に受け取り、ユーザが配達ボックス14から荷物を取り出すときの処理を実行する。これらの処理は、図3から図5を参照して後述する。また、ECU11は、情報処理部21、走行予定管理部22、配達ボックス管理部23、充電管理部24、及びタイマ部25を含む。これらの機能の説明については、無線通信装置12、ナビゲーションシステム13、配達ボックス14、バッテリ15、充電ガン接続部16の説明の後に順次説明する。
無線通信装置12は、電動車両1がユーザ端末2、及び荷物管理サーバ3と情報を送受信するための装置である。無線通信装置12は、ECU11の指示に基づいて、ユーザ端末2、又は荷物管理サーバ3に情報を送信し、ユーザ端末2、又は荷物管理サーバ3から受信した情報をECU11に送信する。
ナビゲーションシステム13は、タッチパネル等により操作可能であり、例えば、所定の記憶部に記憶される地図情報等と、GPSシステムにより取得する車両1の現在位置とに基づいて、車両1の現在位置をモニタに表示される地図上に表示する。また、ナビゲーションシステム13は、現在位置からドライバの操作により受け付けた目的地までの最適なルート(走行予定ルート)やガイダンスを表示する。地図情報には、電動車両1が充電を行うことが可能な施設の場所や充電装置の数を示す情報が含まれる。なお、ナビゲーションシステム13は、ルートやガイダンスを表示することに加え音声によるガイダンスを実行してもよい。
配達ボックス14は、配達される荷物を保管するボックスであり、制御部14aを有している。配達ボックス14の制御部14aは、ECU11の冷蔵又は冷凍開始の指示に基づいて、バッテリ15から供給される電力を用いて配達ボックス14を冷蔵庫、冷凍庫として機能させ、冷蔵又は冷凍停止の指示に基づいて、配達ボックス14の冷蔵又は冷凍機能を停止する。また、制御部14aは、配達ボックス14の扉の開閉状を示す信号をECU11に送信するようになっている。さらに、制御部14aは配達ボックス14内の下部に設けられる重量センサ及び温度センサから重量検出信号及び温度情報を受け取り、この重量検出信号及び温度情報をECU11に出力するようになっている。
本実施形態では、配達ボックス14は、電動車両1のバックドアを開けると、配達ボックスの扉を開くことができるように構成されている。電動車両1のバックドアは、ユーザ不在時にロックがかけられていても、配達ボックス14で荷物を受け取る場合は、荷物管理サーバ3からバックドアの解除要請を受信し、バックドアが開けられることにより、制御部14aがロックを解除するようになっている。例えば、配達者が荷物を持って電動車両1の近傍に到着したときに、配達者が配達者端末4を使用してバックドアのロック解除を荷物管理サーバ3に要請する。荷物管理サーバ3は、この要請を配達者端末4から受け取ると、配達者端末4のIDや荷物の配達スケジュール等を確認した後、荷物を配達する予定の電動車両1にバックドアの解除要請を送信する。電動車両1は、当該要請を受信すると、所定時間内だけ1回のみバックドアを開けることができるようになる。配達者は、電動車両1のバックドアを開いた後、制御部14aによりロックが解除された配達ボックス14の扉を開き、荷物を配達ボックス14内に収めてから扉を閉め、電動車両1のバックドアを閉める。これにより、荷物の配達者以外の第三者が配達ボックス14の扉を開閉する事態を防止することができる。なお、電動車両1内の配達ボックス14に荷物を配達する構成については、この方法に限るものではなく他の方法を用いてもよい。
バッテリ15は、電動車両1の電源であり、制御部15aを有している。バッテリ15は、例えばモータ(図示省略)や配達ボックス14に電力を供給する。バッテリ15内の制御部15aは、バッテリ15の充電状態を示すSOC(State of charge)を取得し、取得したSOCをECU11に出力する。また、制御部15aは、充電ガン接続部16に充電ガン6が接続された場合には、充電ガン6が接続されていることを示す接続信号(接続情報)、充電の開始信号、及び終了信号をECU11へ出力する。
充電ガン接続部16は、充電装置5の充電ガン6の先端部分と接続可能に構成されている。ユーザにより充電ガン6が接続されると、PN線を介して、充電装置5から電動車両1に充電が実行される。充電が終了した場合、例えば、電動車両1内の所定の表示部や充電装置5の表示部にその旨が表示される。ドライバは、この表示を確認後、充電ガン6を充電ガン接続部16から外すことにより電動車両1への充電操作が完了する。
次に、ECU11に含まれる情報処理部21、走行予定管理部22、配達ボックス管理部23、充電管理部24、及びタイマ部25についてそれぞれ説明する。
情報処理部21は、無線通信装置12を介してユーザ端末2、及び荷物管理サーバ3との間でそれぞれ送受信されるデータに対する処理を行う。走行予定管理部22は、電動車両1の走行予定ルートを管理する。走行予定ルートは、ナビゲーションシステム13から取得する。配達ボックス管理部23は、配達ボックス14の扉の開閉の状態、荷物の保管の有無、及び配達ボックス14内の温度状態等を管理する。例えば、配達ボックス管理部23は、配達ボックスへ冷蔵又は冷凍開始の指示、冷蔵又は冷凍停止の指示をする。充電管理部24は、バッテリ15内の制御部15aからSOC等の情報を取得することにより、バッテリ15の充電状態を管理する。タイマ部25は、現在の日時を管理する。
次に、荷物管理サーバ3から荷物の配達に関する配達情報を電動車両1が受信したときの処理について説明する。図3は、ECU11が実行する配達情報を受信する処理の一例を示すフローチャートである。配達情報には、荷物のサイズ、冷蔵又は冷凍が必要な荷物であるか否か、配達予定時刻、重さ等が含まれる。
まず、ECU11は、荷物管理サーバ3から配達情報を受信したか否かを判定する(ST101)。受信していないと判定した場合(ST101:NO)、処理はステップST101へ戻る。つまり、配達情報を受信するまで待機状態になる。
配達情報を受信したと判定した場合(ST101:YES)、ECU11は、配達ボックス14で対応可能か否かを判定する(ST102)。具体的には、ECU11は、配達情報に含まれる荷物のサイズ、荷物は冷蔵又は冷凍保管が必要の有無、重さに基づいて、配達ボックス14で保管可能か否かの判定を行う。ECU11は、荷物のサイズが配達ボックスの収納可能サイズより小さく、冷蔵又は冷凍保管が可能であり、重さが適切な場合には、対応可能であると判定し、そうでない場合は、対応不可能であると判定する。なお、重さはサイズと相関関係が深いので、判定対象から外してもよい。
対応可能であると判定した場合(ST102:YES)、ECU11は、配達情報をユーザに送信する(ST103)。本実施形態では、ECU11は、ユーザ端末2に配達情報を送信する場合で説明するが、これに限られず、予め設定された宛先としてもよいし、複数の宛先へ送信するようにしてもよい。次に、ECU11は、ユーザの指示を受け付ける(ST104)。この指示は、ユーザ端末2に送信された配達情報に対する応答結果として受信するものであり、配達ボックス14での荷物の受け取りをOKするか否かを示すユーザの選択結果や、荷物の受け取りをOKする場合には、荷物を配達ボックス14から取り出す取り出し予定時刻が含まれる。
次に、ECU11は、ユーザが配達ボックス14での受け取りを選択したか否かを判定する(ST105)。ステップST104にて受信する応答結果に基づいて、ECU11は当該判定を実行する。配達ボックス14での受け取りを選択したと判定した場合(ST105:YES)、ECU11は、車両で荷物を受ける旨の情報(以下、荷物受取情報ともいう)を荷物管理サーバ3に送信する。荷物受取情報には、車両で荷物を受け取る旨の情報や荷物の取り出し予定時刻が含まれる。また、荷物の受け取りが配達ボックス14では対応不可能な場合(ST102:NO)やユーザが配達ボックス14での受け取りを選択しなかった場合(ST105:NO)は、ECU11は、ユーザが自宅での荷物を受け取る旨の情報を荷物管理サーバ3に送信する(ST107)。このようにして、ECU11は、荷物管理サーバ3に配達情報に対する応答結果として荷物受取情報を送信して、この処理は終了する。
次に、荷物を配達ボックス14で受け取り、ユーザが配達ボックス14から荷物を取り出すときの処理について説明する。図4,図5は、ECU11が実行する当該処理の一例を示すフローチャートである。
ECU11は、車両情報を取得する(ST201)。車両情報は、配達ボックス14へ電力を供給する電池の充電量(SOC)の情報が含まれる。車両情報を取得するタイミングは、例えば、荷物の配達予定時刻の所定時間前としてもよい。また、配達業者が荷物の配達に出発する時刻を荷物管理サーバ3により管理するようにし、その時刻の所定時間前に荷物管理サーバ3から所定の指示を電動車両1が受信するタイミングで、車両情報を取得するようにしてもよい。
次に、ECU11は、充電ガン6が接続されているか否かを判定する(ST202)。充電ガン6が接続されていないと判定した場合(ST202:NO)、ECU11は、冷蔵又は冷凍可能時間(保管時間)を算出する(ST203:時間算出手段)。ECU11は、例えば車両情報に含まれるSOCに基づいて、バッテリ15の残電力量を算出し、この算出した残電力量から配達ボックス14を冷蔵庫、又は冷凍庫として使用可能な冷蔵又は冷凍可能時間を算出する。このとき、走行予定管理部22で管理された電動車両1の目的地が自宅以外である場合には、目的地から自宅までの走行に必要なSOCを算出し、少なくとも算出したSOCが残るように冷蔵又は冷凍可能時間(保管時間)を算出する。なお、荷物のサイズや荷物種類、配達ボックス内の温度などを考慮して冷蔵又は冷凍可能時間を算出するようにしてもよい。
次に、ECU11は、冷蔵又は冷凍可能な限界時刻を算出する(ST204:限界時刻算出手段)。ECU11は、既述のステップST101にて受信する配達情報に含まれる配達予定時刻と、ステップST203にて算出する冷蔵又は冷凍可能時間から限界時刻を算出する。例えば、荷物を受け取る前に予め配達ボックス内を冷却するため配達予定時刻の数分前から配達ボックスの冷蔵又は冷凍を開始する場合、ECU11は、当該開始時刻から冷蔵又は冷凍可能時間を加算した時刻を限界時刻として算出する。
次に、ECU11は、既述の荷物取り出し予定時刻が限界時刻以内か否かを判定する(ST205:判定手段)。荷物取り出し予定時刻が限界時刻以内であると判定した場合(ST205:YES)、又はステップST202にて充電ガン6が接続されていると判定し(ST202:YES)、冷蔵又は冷凍可能時間を無限大に設定した場合(ST206)、ECU11は、配達希望情報を荷物管理サーバ3に送信する(ST207:送信手段)。配達希望情報には、荷物の配達場所や荷物の配達希望時刻が含まれる。配達希望時刻は、配達情報に含まれる配達予定時刻が原則であるが、後述するように、配達希望時刻を変更する処理を行う場合には、配達希望時刻は、配達予定時刻ではなく、ECU11が算出する時刻になる。また、荷物の配達場所は、ユーザが任意に設定してもよいし、走行予定管理部22で管理された電動車両1の目的地を配達場所としてもよいが、後述するように、配達場所を変更する処理を行う場合には、配達場所は、ECU11が算出する場所になる。なお、荷物の配達場所や荷物の配達希望時刻は、配達業者が荷物の配達に出発する時刻までの間にユーザが自由に変更できるものとしてもよい。
次に、ECU11は、配達希望情報に含まれる配達希望時刻に基づいて、冷蔵又は冷凍開始時刻を決定する(ST208)。例えば、ECU11は、配達希望時刻の数分前の時刻を冷凍又は冷凍開始時刻に決定する。次に、ECU11は、冷蔵又は冷凍開始時刻か否かを判定する(ST209)。冷蔵又は冷凍開始時刻でないと判定した場合(ST209:NO)、ECU11は、ステップST209の判定を繰り返す。つまり、冷凍又は冷凍開始時刻になるまで待機する状態になる。
冷蔵又は冷凍開始時刻であると判定した場合(ST209:YES)、ECU11は、配達ボックス14の冷蔵又は冷凍を開始する(ST210)。具体的には、ECU11は、制御部14aに冷蔵又は冷凍開始の指示を送信する。そして、ECU11は、配達ボックス14に荷物を保管したか否かを判定する(ST211)。ECU11は、制御部14aから受信する配達ボックス14の扉の開閉信号に基づいて、当該判定を行う。つまり、扉の開信号を受信した後、扉の閉信号を受信した場合、且つ、重量センサの重量検出信号が重量を検出していることを示す場合に、荷物を保管したと判定する。荷物を保管していないと判定した場合(ST211:NO)、ECU11は、ステップST211の判定を繰り返す。つまり、荷物が配達ボックス14に収納されるのを待機する状態になる。
荷物を保管したと判定した場合(ST211:YES)、ECU11は、荷物が取り出されたか否かを判定する(ST212)。ECU11は、扉の開信号を受信した後、扉の閉信号を受信した場合、且つ、重量センサの重量検出信号が重量を検出しなくなったことを示す場合に、荷物が取り出されたと判定する。荷物が取り出されていないと判定した場合(ST212:NO)、ECU11は、タイマ部25で計時される時刻が限界時刻か否かを判定する(ST213)。限界時刻でないと判定した場合(ST213:NO)、処理はステップST212に戻る。これにより、荷物が配達ボックス14から取り出されるか、時刻が限界時刻に達するまでのいずれかの状態になるまで、荷物の冷蔵、又は冷凍保管が継続される。また、時刻が限界時刻であると判定した場合(ST213:YES)、配達ボックス14の冷蔵、又は冷凍が停止されるため、ECU11は、配達ボックス14の冷蔵、又は冷凍の停止を示す停止情報をユーザ端末2に送信する(ST214)。これにより、ユーザは配達ボックス14に配達された荷物の冷蔵又は冷凍が停止されたことを知ることができる。
一方、ステップST212において、荷物が取り出されたと判定した場合(ST212:YES)、ECU11は、配達ボックス14の冷蔵、又は冷凍を停止する(ST215)。つまり、ECU11は、制御部14aに冷蔵又は冷凍停止の指示を送信する。これにより、配達ボックス14の冷蔵又は冷凍機能が停止し、不要な電力の消費を防止することができる。
既述のステップST205において、荷物の取り出し予定時刻が限界時刻以内でないと判定した場合(ST205:NO)、ECU11は、変更希望情報を配達業者の荷物管理サーバ3に送信する(ST216:希望時刻送信手段)。ECU11は、荷物の取り出し予定時刻と、冷蔵、又は冷凍可能時間から荷物の受け取りが可能な配達時刻を算出し、この算出した時刻を配達希望時刻として決定する。そして、この決定した配達希望時刻を含む変更希望情報を、ECU11は、荷物管理サーバ3に送信する(ST216)。
次に、ECU11は、荷物の配達時刻が変更可能か否かを判定する(ST217)。ECU11は、変更希望情報に対する応答結果を荷物管理サーバ3から受信し、この応答結果に基づいて、当該判定を行う。変更可能であると判定した場合(ST217:YES)、処理はステップST207に戻り、ECU11は配達希望望情報を荷物管理サーバ3へ送信し(ST207)、既述のステップST208以下の処理を繰り返す。これにより、変更された時刻で荷物の配達が実行可能になる。
また、変更可能でないと判定した場合(ST217:NO)、ECU11は、車両1の現在位置が充電可能範囲内か否かを判定する(ST218)。充電可能範囲内であると判定した場合(ST218:YES)、ECU11は、充電ガン6を充電ガン接続部16に接続するように、ユーザに促す(ST219:接続要求報知手段)。ECU11は、例えば、所定の表示部に「電池残量が不足しています。荷物を受け取るためには充電ガンを充電装置に接続して下さい。」というメッセージを表示すると共に、音声で当該内容をガイダンスする。
次に、ECU11は、充電ガン6が接続されたか否かを判定する(ST220)。例えば、ECU11は、所定時間以内に充電ガン6が充電ガン接続部16に接続されたことを示す接続信号を受信したか否かに基づいて、当該判定を行う。充電ガン6が接続されたと判定した場合(ST220:YES)、ECU11は、冷蔵又は冷凍可能時間を無限大に設定し(ST221)、処理はステップST207へ戻り、ECU11は、配達希望情報を荷物管理サーバ3へ送信し(ST207)、既述のステップST208以下の処理を繰り返す。これにより、冷蔵又は冷凍可能時間が無限大に変更された設定で新たな配達希望情報が荷物管理サーバ3に送信され、配達希望情報が変更される。このようなケースは、ユーザの自宅に電動車両1が駐車しており、充電装置5が備えられている場合に特に有効である。
また、現在位置が充電可能範囲内でないと判定した場合(ST218:NO)、又は、充電ガン6が接続されなかったと判定した場合(ST220:NO)、ECU11は、目的地の最寄の充電施設を検索する(ST222:目的地変更提案手段)。その後、検索した充電施設を、目的地を出発した後の目的地として設定することをナビゲーションシステム13に表示させると共に、承認するか否かのボタンを表示させる。
次に、ECU11は、提案した目的地の変更をユーザが承認したか否かを判定する(ST223)。ユーザが承認したと判定した場合(ST223:YES)、ECU11は、限界時刻を再算出する(ST224)。例えば、目的地から目的地の最寄の充電施設までの走行ルートを走行して消費する電力をバッテリ15のSOCから差し引いて冷蔵又は冷凍可能時間を算出する。このように変更される冷蔵又は冷凍可能時間を利用して、ECU11は、限界時刻を再計算する。
次に、ECU11は、荷物の取り出し予定時刻が再計算した限界時刻以内であるか否かを判定する(ST225)。取り出し予定時刻が限界時刻以内であると判定した場合(ST225:YES)、処理はステップST207に戻り、ECU11は新たな配達希望情報を荷物管理サーバ3へ送信し(ST207)、既述のステップST208以下の処理を繰り返す。これにより、新たな目的地で再計算された限界時刻で新たな配達希望情報が荷物管理サーバ3に送信され、配達希望情報が変更される。
また、限界時刻内でないと判定した場合(ST225:NO)、ECU11は、最寄の充電施設への移動をユーザに促す(ST226:移動提案手段)。例えば、ナビゲーションシステム13に最寄の充電施設への新たな走行予定ルートを表示すると共に、音声でユーザにその旨を促す。次に、ECU11は、最寄の充電施設まで移動したか否かを判定する(ST227)。例えば、ECU11は、ユーザの目的地の変更の承認を受けてから所定時間以内に最寄の充電施設まで移動したか否かを判定する。ここで、所定時間はユーザが承認をしたときの電動車両1の位置から最寄の充電施設までの距離や走行経路を考慮したうえで変更することが望ましい。
最寄の充電施設まで移動したと判定した場合(ST227:YES)、ECU11は、荷物の配達場所を変更する(ST228)。つまり、荷物を受け取る時刻が変更されずに荷物を受け取る配達場所が変更される。そして、処理はステップST207に戻り、ECU11は、は配達場所を変更した新たな配達希望情報を荷物管理サーバ3へ送信し(ST207)、既述のステップST208以下の処理を繰り返す。
一方、ユーザが目的地の変更を承認しなかったと判定した場合(ST223:NO)、又は、最寄の充電施設まで移動しなかったと判定した場合(ST227:NO)、ECU11は、荷物の受け取り希望日時の変更をユーザに提案する(ST229)。例えば、ECU11は、ナビゲーションシステム13のモニタやユーザ端末2に「荷物の受け取り希望日時を変更してください」などのメッセージを表示させ、ユーザが選択した新たな荷物の受け取り希望日時を荷物管理サーバ3に送信し、処理を終了する。
図6は、物を配達する流れを説明するためのタイムチャートの一例を示す図である。図6においては、配達予定時刻と限界時刻との間で、荷物が配達ボックス14から取り出され、配達ボックス14の冷蔵又は冷凍が停止している場合を示している。
以上のように構成された電動車両1によると、荷物が冷蔵又は冷凍保管することが必要な荷物であることを配達情報に基づいて判定した場合、車両情報を利用して荷物を配達ボックス14に冷蔵又は冷凍する冷蔵又は冷凍可能時間を算出し、冷凍可能時間と、配達予定時刻とに基づいて限界時刻を算出し、ユーザが荷物を配達ボックス14から取り出す取り出し予定時刻が限界時刻以内か否かを判定し、その判定結果をユーザに送信する。このため、ユーザが電動車両1で荷物を受け取るか、自宅で荷物を受け取るかを適切に判断することができ、冷蔵又は冷凍して保管することが必要な荷物が配達される場合に、配達された荷物を適切に冷蔵又は冷凍保管することができる。
また、電動車両1は、限界時刻を算出するときに充電装置5の充電ガン6と接続されている場合、限界時刻を時間無制限にする。このため、電動車両1は、バッテリ15の電力が不足することはないという状態で算出された限界時刻に基づいて、配達ボックス14から取り出し予定時刻が限界時刻以内か否かを判定することができる。
さらに、電動車両1は、限界時刻時間を算出するときに充電装置5の充電ガン6と接続されていない場合、限界時刻を配達予定時刻と、冷蔵又は冷凍可能時間とから算出する。このため、電動車両1は、バッテリ15に蓄積された電力に基づいて適切に配達ボックス14から荷物を取り出す取り出し予定時刻が限界時刻以内か否かを判定することができる。
電動車両1は、取り出し予定時刻が限界時刻以内でない場合、取り出し予定時刻と、冷蔵又は冷凍可能時間とから配達予定時刻が限界時刻以内となる変更希望時刻を算出し、変更希望時刻を荷物管理サーバ3に送信する。このため、電動車両1は、バッテリ15の充電状態に合わせて適切な配達予定時刻を荷物管理サーバ3に提案することができる。
さらに、電動車両1は、電動車両1の現地位置が所定の充電装置5の充電可能範囲に位置するときは、ユーザに電動車両1を充電装置5に接続することを促す。そして、ユーザが電動車両1と充電装置5とを接続することにより、電動車両1は、バッテリ15の電力が不足することはない状態に変更することが可能になる。
さらにまた、電動車両1は、取り出し予定時刻が限界時刻以内でない場合、目的地からの走行予定を、自宅までから目的地の最寄の充電施設までに変更し、目的地から目的地の最寄の充電施設までの走行ルートを走行して消費する電力をバッテリ15のSOCから差し引いて冷蔵又は冷凍可能時間を算出する。このため、目的地到着後の帰宅のための電力を最小限にすることができるので、冷蔵又は冷凍可能時間を長くとることができ、取り出し予定時刻が限界時刻内に収まり易くなる。
さらにまた、電動車両1は、電動車両1の現在位置が充電装置5の充電可能範囲に位置しない場合、最寄の充電施設への移動を提案する。このため、限界時刻が取り出し時刻以内でない場合、ユーザが電動車両1を充電施設に移動させ、電動車両1を充電装置5に接続することにより、バッテリ15の電力が不足することがない状態に変更することができる。
さらに、電動車両1は、最寄の充電施設への移動がユーザに承認された場合、荷物の受け取り場所を充電施設に変更し、変更された配達場所が荷物管理サーバ3に送信される。このため、目的地を充電施設に変更されても電動車両1に荷物を正確に配達することが可能になる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、荷物の取り出し予定時刻の所定時間前に冷蔵又は冷凍機能をONにする場合で説明したが、第2の実施形態では、充電状態や荷物の受け取り状況によって、冷蔵又は冷凍機能をONにする時間を変更している点が異なっている。よって、以下では当該構成について詳細に説明することとする。なお、上記第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付して説明する。
図7は、冷蔵又は冷凍機能をONにする条件をまとめたテーブル(有効時間設定手段)の一例を示す図である。条件として、電動車両1のバッテリ15の充電状態、荷物の配達状態の2条件が規定されており、これら2条件に対応して、冷蔵又は冷凍機能を有効にする時間の設定が規定されている。また、充電状態として、「充電中」、「充電なし、限界時刻と取り出し予定時刻との差が大きい」、「充電なし、限界時刻と取り出し予定時刻との差が小さい」の3つが規定されている。配達状態としては、「(電動車両1での)荷物の受け取り前」と「荷物受け取り後」の2つが規定されている。冷蔵又は冷凍機能は、上記2条件の組合せ、計6パターンによって、作動状態が切り替えられる。なお、「ON」は、冷凍又は冷凍機能が作動しているという意味であり、「OFF」は、冷凍又は冷凍機能が作動していないという意味である。
図7に示すように、電動車両1の充電中においては、荷物の受け取り所定時間前、すなわち荷物配達予定時刻の数分前に冷蔵又は冷凍機能がONになる。また、荷物受け取り後も冷蔵又は冷凍機能のON状態を継続する。そして、第1の実施形態と同様に、ユーザによって荷物が取り出されると冷蔵又は冷凍機能をOFFとする。また、充電なし、且つ、限界時刻と取り出し予定時刻との差が大きい(限界時刻>取り出し予定時刻)ときも、充電中であるときと同様に、荷物の受け取り所定時間前に冷蔵又は冷凍機能がONになり、荷物受け取り後も冷蔵又は冷凍機能のON状態を継続する。ただし、取り出し予定時刻を過ぎても荷物が取り出されない場合は、所定のタイミングで、例えば、最寄の充電施設まで走行可能なSOCを下回る前に、冷蔵又は冷凍機能をOFFとしてもよい。この場合、冷蔵又は冷凍機能をOFFとすることを、ユーザ端末2に送信するとよい。充電なし、且つ、限界時刻と取り出し予定時刻との差が小さい(限界時刻>取り出し予定時刻)場合は、荷物を受け取るまで冷蔵又は冷凍機能をOFFとし、受け取り後冷蔵又は冷凍機能がONになる。この場合も、取り出し予定時刻を過ぎても荷物が取り出されない場合は、所定のタイミングで冷蔵又は冷凍機能をOFFとしてもよい。
なお、限界時刻と取り出し予定時刻との差の大小は、任意の判断基準とすることができるが、例えば、冷蔵又は冷凍機能をONとしてから配達ボックス14の中が十分に冷却されるまでの時間を基準に、若干の余裕を持った時間(例えば10分程度)の差があるか否かで判断すると良い。また、荷物の受け取り所定時間前に冷蔵又は冷凍機能をONする場合の所定時間は、例えば、冷蔵又は冷凍機能をONとしてから配達ボックス14の中が十分に冷却されるまでの時間とするとよい。
荷物の配達予定時刻よりも所定時間前から冷蔵又は冷凍機能をONにすることが望ましいがバッテリ15の充電状態との兼ね合いで事前に冷蔵又は冷凍機能をONにすることができない場合も想定されるが、図7に示すように、充電状態や配達状況に応じて冷蔵又は冷凍機能をONにする時間を変更することにより、適切な時間に冷蔵又は冷凍機能をONにすることができる。なお、図7に示す条件や対応は一例にすぎず、他の条件を追加してもよいし、さらに詳細な対応を規定するようにしてもよい。
このように構成された電動車両1によると、配達ボックス14の冷蔵又は冷凍機能を有効にする時間を充電装置5との接続状態と、荷物を受け取る状態とに基づいて設定する。このため、電動車両1は、適切な時間だけ配達ボックス14の冷蔵又は冷凍機能を有効にすることができる。
この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態の構成を組み合わせてもよい。
1…電動車両、2…ユーザ端末、3…荷物管理サーバ、4…配達者端末、5…充電装置、6…充電ガン、11…ECU、12…無線通信装置、13…ナビゲーションシステム、14…配達ボックス、15…バッテリ、16…充電ガン接続部

Claims (9)

  1. 配達ボックスを備える電動車両であって、
    前記配達ボックスは、前記電動車両に搭載された走行用モータに電力を供給する電池からの電力供給により、荷物を冷蔵、又は冷凍保管可能である冷蔵、又は冷凍機能を有し、
    前記荷物が冷蔵又は冷凍保管することが必要な荷物であることを前記荷物の配達情報に基づいて判定した場合、前記電池の充電量の情報を含む車両情報を利用して前記荷物を前記配達ボックスに冷蔵又は冷凍保管可能な保管時間を算出する時間算出手段と、
    前記保管時間と、前記配達情報に含まれる配達予定時刻とに基づいて、前記配達予定時刻から前記荷物を冷蔵又は冷凍可能な限界時刻を算出する限界時刻算出手段と、
    前記電動車両のユーザが前記荷物を前記配達ボックスから取り出す取り出し予定時刻が前記限界時刻以内か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果を前記ユーザに送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする電動車両。
  2. 前記車両情報は、前記電池に充電を行う充電装置と接続されているか否かを示す接続情報を含み、
    前記限界時刻算出手段は、前記接続情報が前記充電装置と接続されていることを示す場合、前記限界時刻を時間無制限にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
  3. 前記限界時刻算出手段は、前記接続情報が前記充電装置と接続されていないことを示す場合、前記冷蔵又は冷凍可能な限界時刻を配達予定時刻と、前記保管時間とから算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動車両。
  4. 前記取り出し予定時刻が前記限界時刻以内でない場合、前記取り出し予定時刻と、前記冷蔵又は冷凍可能時間とから前記配達予定時刻が前記限界時刻以内となる変更希望時刻を算出し、前記変更希望時刻を前記配達情報の送信元の荷物管理装置に送信する変更希望時刻送信手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電動車両。
  5. 前記取り出し予定時刻が前記限界時刻以内でない場合、前記電動車両の現地位置が前記充電装置による充電可能な充電可能範囲に位置するときは、前記ユーザに前記電動車両を前記充電装置に接続することを促す接続要求を前記ユーザに報知する接続要求報知手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電動車両。
  6. 前記電動車両の現在位置が前記充電装置の充電可能範囲に位置しない場合、前記電動車両の目的地を最寄の充電施設へ変更する目的地変更手段を備える、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電動車両。
  7. 前記電動車両の目的地及び目的地までの走行ルートを管理する走行予定管理部を更に備え、
    前記目的地が自宅ではない場合、前記車両情報は、前記目的地から前記自宅までの前記走行ルートを走行して消費する走行消費電力を含み、
    前記限界時刻算出手段は、前記電池の充電量から前記走行消費電力を除算した電力に基づいて、前記限界時刻を算出する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電動車両。
  8. 前記取り出し予定時刻が前記限界時刻以内でない場合、前記車両情報は、前記目的地から該目的地の最寄の充電施設までの前記走行ルートを走行して消費する最小走行消費電力を含み、
    前記限界時刻算出手段は、前記電池の充電量から前記最小走行消費電力を除算した電力に基づいて、前記限界時刻を算出する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の電動車両。
  9. 前記荷物の配達より前に前記配達ボックスの冷蔵又は冷凍機能の作動を開始する事前冷蔵、又は冷凍機能を有し、
    前記事前冷蔵、又は冷凍機能の作動開始時刻は、前記電池に充電を行う充電装置との接続状態と、前記限界時刻と前記取り出し予定時刻との差の大小とに基づいて設定される、
    を備えることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の電動車両。
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