JP2019169901A - 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザによる操作を容易としつつ、裏写りが生じている原稿における本来の画像を適正に抽出する。【解決手段】図3における右側は、光透過率が高く裏写りが発生する用紙が白紙状態で原稿押さえ部と原稿台間にある場合において原稿読取部で認識される光強度(輝度)を模式的に示す図である。マーカーS以外の箇所(地肌領域R)では用紙は白紙と認識されるために、その輝度は厳密に一定とはならないものの、平均値がHとなり一様に高い値となる。マーカーSに対応した箇所(マーカー領域M)では、マーカーSの裏写りがあるためにこの輝度がHよりも最大でDだけ低下する。D、D/H等を裏写りの度合いの指数とすることができる。D、Hを測定すれば、これに応じた最適なパラメータ—を設定し、原稿読取部によって得られた画像データから、表面、裏面における本来の画像を抽出することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、原稿を光学的に読み込んだ画像データを得る画像処理装置、画像処理方法に関する。またこれによって読み込まれた画像を新たに形成して出力する画像形成装置に関する。
スキャナー機能を具備する複合機においては、文字等が用紙(媒体)に印刷された原稿が光学的に読み込まれる。この際には、原稿を2次元画像として光学的に得ることのできる撮像素子が用いられる。コピー機能を用いる場合には、読み込まれた画像を一端画像データとして得た後で、別の用紙上に新たに形成して出力させることができる。また、この画像データを電子ファイルとして取り扱うこともできる。
ここで、一般的には、文字等の画像を用紙の表面に形成した場合、ユーザーがこの用紙の表面を見た場合にはこの画像を認識することができるが、この用紙の裏面を見た場合にはこの画像を全く認識できず白紙と認識されるような状態が好ましい。しかしながら、用紙の種類(厚さ等)によっては、裏面側から表面側の画像が透けて見える状況(裏写り)が発生しやすくなる。特に両面印刷を行った際に裏写りが発生した場合には、表面、裏面の画像を正確に光学的に読み取ることは困難である。
また、一般的に、原稿を光学的に読み込む際には、例えば撮像素子側から照明光が原稿に対して照射され、その反射光が撮像素子によって撮像される。この際には、例えば黒色の画像が形成された箇所の光強度は低く、画像が形成されない箇所の光強度が高くなる2次元画像が得られる。このため、得られた2次元画像における暗部となる領域がこの原稿における画像に対応する。ここで、上記のように用紙の光透過率が高い場合には、用紙からの反射光強度が低下するため、画像となる黒色の部分と画像が形成されない部分となる白色の部分の光強度のコントラスト比が低下する。このため、用紙の光透過率が高い場合には、この原稿における画像を適正に認識できない場合がある。すなわち、用紙の光透過率が高い場合には、両面印刷、片面印刷のどちらの場合においても、この用紙に形成(印刷)された画像を適正に認識することが困難となる。
例えば特許文献1には、両面印刷の場合において、実際に得られた表面、裏面の画像データから、裏写りがある場合において、表面、裏面の本来の画像に対して統計的処理を行い、実際に撮像素子によって得られた画像データから表面、裏面に形成された本来の画像をそれぞれ適正に推定し抽出する技術が記載されている。
ここで、上記の技術を適用する場合において、画像を推定する精度を高めるためには、統計的処理に用いる各種のパラメーターの値を適正に設定することが要求される。これらのパラメーターの値は、画像が形成されている用紙の特性(厚さ、用紙の光透過率等)に依存する。このため、特許文献2には、例えば、ユーザーに用紙に関する情報(厚さ等)を設定させ、実際に得られた表面、裏面の画像データから、この情報に基づいて設定されたパラメーターで上記の統計的処理を行って表面、裏面における本来の画像を抽出する技術が記載されている。この際、両面の画像をそれぞれ読み取った後に両者の画像データを考慮して各面における本来の画像を抽出する場合と共に、読み取られた片面の画像のみを用いて、この面に形成された本来の画像を抽出するための手法が記載されている。この場合においては、例えば輝度が急峻に変化する点をエッジとして認識し、エッジと認識された部分の輝度やその他の低輝度の部分の輝度を高める補正を行うことによって、本来の画像を抽出する(強調する)ことが記載されている。このため、エッジを認識するためのパラメーターとして、エッジ強度を認識するための閾値や、エッジを認識するために用いる領域のサイズ(ウィンドウサイズ)等がある。ここで、これらのパラメーターの値は用紙にの厚さや紙質に強く依存するため、特許文献2に記載の技術において、用紙に関する情報として、例えばその厚さや紙質等を複数の種類のうちから設定できるようにすれば、これによって上記のパラメーターの設定を容易に行うことができる。このように、特許文献2に記載の技術においては、用紙に関する情報をユーザーに設定させることによって、裏写りが発生している場合においても、表面、裏面の画像を適正に認識することができる。
特開2001−169080号公報 特開2002−252767号公報
特許文献2に記載の技術のように、ユーザーにとって選択することが容易な厚さや紙質等を選択肢とした場合においては、これらの情報だけでこのパラメーターの設定を常に適正に行うことは困難であったため、実際には適正に画像を抽出することができない場合も多かった。一方で、ユーザーが常にこのパラメーター自身を設定するようにすれば、裏写りがある場合においても表面、裏面の画像を適正に抽出することは可能である。しかしながら、この場合には、ユーザーに対する負担が大きくなった。あるいは、ユーザーが設定したこれらのパラメーターが常に適切であるとは限らないため、適正に画像を抽出することは困難であった。
このため、ユーザによる操作を容易としつつ、裏写りが生じている原稿における本来の画像を適正に抽出することができることが望まれた。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決できる技術を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、媒体の面に画像が印刷された原稿から前記画像を光学的に読み取る画像処理装置であって、前記原稿における一方の主面側から前記原稿と当接する原稿支持手段と、前記原稿における前記原稿支持手段と当接した領域を、前記原稿における他方の主面側から撮像を行うことによって、前記媒体に印刷された本来の画像である印刷画像を含む2次元画像を読み取る原稿読取手段と、前記媒体の光透過の状況に応じて、前記原稿読取手段で読み取られた前記2次元画像より前記印刷画像を抽出する画像抽出手段と、を具備し、前記原稿支持手段における前記原稿と当接する側の面には、前記媒体の光透過率が高い場合に前記原稿読取手段が前記媒体を通して認識可能なマーカーが局所的に形成され、前記画像抽出手段は、前記原稿支持手段における前記マーカーがある箇所と前記マーカーがない箇所において前記原稿読取手段が前記原稿を撮像した結果を用いて、前記2次元画像より前記印刷画像を抽出することを特徴とする。
本発明の画像処理装置は、前記原稿読取手段が前記原稿を撮像する際に、前記原稿は一方向に沿って移動する構成とされ、前記原稿読取手段は、前記一方向と交差する走査方向での1次元撮像を行い、前記原稿支持手段において、前記マーカーは、前記走査方向に沿って局所的に形成されたことを特徴とする。
本発明の画像処理装置において、前記原稿読取手段は、前記原稿を撮像して前記走査方向に沿った1次元輝度分布を入手し、前記画像抽出手段は、前記1次元輝度分布における輝度から、前記1次元輝度分布において、前記マーカーがある箇所に対応したマーカー領域と前記マーカーがない箇所に対応した地肌領域を認識し、前記マーカー領域における輝度と前記地肌領域における輝度より、前記媒体の光透過の状況を認識することを特徴とする。
本発明の画像処理装置において、前記画像抽出手段は、前記原稿における前記一方向に沿った一方の側、他方の側うちの少なくともいずれかで前記1次元輝度分布を得ることを特徴とする。
本発明の画像処理装置において、前記媒体における両方の主面にそれぞれ画像が形成され、前記画像読取手段は、前記一方の主面、前記他方の主面毎に前記2次元画像を取得し、前記画像抽出手段は、認識された前記媒体の光透過の状況に基づいて、前記主面毎の前記2次元画像より、前記主面毎に形成された前記印刷画像を抽出することを特徴とする。
本発明の画像処理装置において、前記原稿にはカラー画像が形成され、前記マーカーは前記カラー画像を構成する原色毎に前記原稿支持手段に設けられ、前記原稿読取手段は、前記原色毎に前記2次元画像を読み取り、前記画像抽出手段は、前記原色毎に、前記2次元画像より、前記原稿支持手段における前記原色毎の前記マーカーがある箇所と前記マーカーがない箇所において前記原稿読取手段が前記原稿を撮像した結果を用いて、前記原色毎の前記印刷画像を抽出することを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、媒体の面に画像が印刷された原稿に対して、前記原稿における一方の主面側から前記原稿と当接する原稿支持手段を用い、かつ前記原稿における前記原稿支持手段と当接した領域を前記原稿における他方の主面側から撮像を行なった2次元画像を入手し、当該2次元画像から前記媒体に印刷された本来の画像である印刷画像を抽出する画像処理方法であって、前記原稿支持手段における前記原稿と当接する面に、前記媒体の光透過率が高い場合に前記他方の主面側から前記媒体を通して認識可能なマーカーを局所的に形成し、前記媒体において前記印刷画像が形成されていないと推定される領域において前記原稿を撮像して得た輝度分布において、前記輝度分布における輝度から、前記マーカーがある箇所に対応したマーカー領域と前記マーカーがない箇所に対応した地肌領域を認識し、前記マーカー領域における輝度と前記地肌領域における輝度より、前記媒体の光透過の状況を認識する光透過状況認識工程と、前記原稿を撮像して前記2次元画像を得る撮像工程と、認識された前記光透過の状況に基づいて、前記2次元画像から前記印刷画像を抽出する画像抽出工程と、を具備することを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、前記撮像工程において、前記原稿支持手段に対して一方向に沿って前記原稿を移動させることによって前記2次元画像を得ることを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、前記一方向と交差する方向に沿った前記輝度分布である1次元輝度分布を入手し、前記1次元輝度分布における輝度から、前記1次元輝度分布において、前記マーカーがある箇所に対応したマーカー領域と前記マーカーがない箇所に対応した地肌領域を認識し、前記光透過状況認識工程において、前記マーカー領域における輝度と前記地肌領域における輝度より、前記媒体の光透過の状況を認識することを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、前記光透過状況認識工程の前に、前記原稿を撮像して得た輝度分布を用い、前記輝度の最大値と最小値との差が閾値以下となった領域を前記地肌領域と認識する領域認識工程を具備することを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、前記撮像工程において、前記マーカーを前記原稿支持手段における前記原稿と当接する面から除去することを特徴とする。
本発明の画像処理方法において、前記原稿にはカラー画像が形成され、前記マーカーは前記カラー画像を構成する原色毎に前記原稿支持手段に設けられ、前記撮像工程において、前記原色毎に前記2次元画像を読み取り、前記光透過状況認識工程において、前記原色毎に、前記マーカーがある箇所に対応した前記マーカー領域の前記輝度を用いて前記媒体の光透過の状況を認識し、前記画像抽出工程において、前記原色毎に、認識された前記光透過の状況に基づいて前記2次元画像から前記印刷画像を抽出することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記画像処理装置を具備し、当該画像処理装置によって抽出された前記印刷画像を、前記原稿とは異なる他の媒体上に形成して出力することを特徴とする。
上記の構成により、ユーザーによる操作を容易としつつ、裏写りが生じている原稿における本来の画像を適正に抽出することができる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置の制御に関わる構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の部分的な構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置における、原稿押さえ部とこれに対応した1次元輝度分布の例である。 本発明の実施の形態に係る画像処理方法を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。実施の形態となる画像処理装置は、複合機1である。この複合機1においては、印刷(片面印刷、両面印刷)された原稿を光学的に読み込んだ画像データを得るスキャナー機能、あるいは、用紙に画像を形成して出力する印刷機能を有する。印刷機能においては、スキャナー機能により得られた画像データに基づく画像を出力すること、ネットワークを介して接続されたコンピューター等から入力した印刷データに基づく画像を出力すること、ファクシミリ機能によって得られた画像を出力すること、等ができる。ここで、本願発明において特徴的なのはスキャナー機能であるため、主としてスキャナー機能に関わる部分について以下に説明する。
図1は、この複合機1において、スキャナー機能に関わる部分の制御に関わる構成を示すブロック図である。ここでは、原稿を光学的に読み取る原稿読取部(原稿読取手段)11と、ユーザーによって載置された箇所から原稿読取部11で適正に原稿を読み取ることのできる箇所に原稿を移送する原稿移送部12と、原稿読取部11、原稿移送部12を含む各部を制御すると共に、原稿読取部11で得られた画像データに対する処理を行う制御部(画像抽出手段)13と、を具備する。また、ユーザーに対する指示を表示すると共にユーザーによる操作を受け付けるタッチパネルディスプレイである表示操作部14が設けられ、制御部13は、この操作に基づいて各部の制御を行う。また、制御部13には、前記の画像データや複合機1の動作に関わる情報、パラメーターを記憶する記憶部15も接続される。
ここで、原稿移送部12で移送され原稿読取部11で読み込まれる原稿は、所定の大きさの用紙の上に画像が形成(印刷)されたものであり、この画像は、用紙の表面のみに形成されている場合(片面印刷)、表面及び裏面にそれぞれ印刷されている場合(両面印刷)の2通りがある。両面印刷の場合には、原稿移送部12は、表面の画像を原稿読取部11で読み込ませた後に、原稿を原稿読取部11から除去して反転させた後に再び原稿を原稿読取部11まで移送し、裏面の画像を読み込ませるように駆動される。原稿を両面印刷として扱うか、片面印刷として扱うかは、ユーザーの表示操作部14の操作により設定される。ただし、ここでは、原稿には両面印刷が施されているものとする。
ここで、この複合機1においては、制御部13が、原稿移送部12、原稿読取部11に対して行わせる動作と、原稿読取部11によって得られた画像データに対しての処理を行う。これによって、制御部13は、読み取られた原稿における裏写りの状況を適正に認識することができる。この点について、以下に詳細に説明する。
図2は、この複合機1における主に原稿移送部12と原稿読取部11の位置関係、及びその中での原稿Pの状態を模式的に示す断面図である。原稿移送部12は、通常は複合機1における最上部に位置し、上部に設けられた原稿載置部121に載置された原稿Pを、ローラー(図示せず)を用いて図示されるような形態でその下側の原稿台122の上面まで導き、その後、原稿Pは原稿台122の上側を図中右側に向かって移動する。ここでは、原稿載置部121に載置された原稿は、原稿台122の上では上下が反転した状態となる。
原稿台122の下側には、下側から原稿Pを撮像することのできる原稿読取部11が設置される。原稿読取部11においては、例えば1次元の撮像素子が用いられ、原稿Pの移動方向と垂直方向(紙面と垂直な方向)の1次元の撮像を行い、原稿Pが右側に移動することによって、原稿P全体を2次元画像として得た2次元画像データを得ることができる。ここで読み込まれる画像は、図2において原稿Pが原稿台122の上にある際に下側から見た画像であり、これは原稿Pが原稿載置部121にある場合には上側から見た画像である。
ここで、原稿読取部11による撮像時に原稿Pに弛みが発生していると、原稿読取部11によって原稿Pを適正に撮像することができないために、原稿Pは原稿台122の上では原稿押さえ部(原稿支持手段)123と原稿台122の間で挟持され、この挟持された部分が下側から透明な原稿台122を介して原稿読取部11によって撮像されるような構成とされる。
原稿Pには両面印刷が施されているため、原稿移送部12には、一方の面側から上記のように2次元画像を得た後で原稿Pを原稿台122の上から除去した後に裏表を反転させて再び原稿Pを原稿台122の上に導くための機構も設けられているが、この機構についての記載は図2では省略されている。このため、この場合には、原稿Pが原稿載置部121に載置された際の上側の面(以下では表面と記載)から見た2次元画像が原稿読取部11によって得られた後に、原稿Pが原稿載置部121に載置された際の下側の面(以下では裏面と記載)から見た2次元画像が得られるものとする。
ここで、特許文献1、2に記載されたように、裏写りがある場合には、原稿Pの表面の2次元画像は、原稿Pにおいて表面に形成(印刷)された本来の画像(印刷画像)に対して、裏面に形成された印刷画像が裏写りによって重複した画像であり、原稿Pの裏面の2次元画像は、原稿Pにおいて裏面に形成された印刷画像に対して、表面に形成された画像が裏写りによって重複した画像となる。このように裏写りがある場合において本来の画像(表面に形成された印刷画像、裏面に形成された印刷画像)を適正に認識するためには、例えば特許文献1に記載のように、統計的処理を用いた技術が用いられる。
ただし、特許文献2に記載されたように、裏写りの度合いは、原稿P(用紙)の厚さや種類に応じて大きく異なり、上記の統計的処理の際に用いられるパラメーターは、裏写りの度合いに応じて適切に設定する必要がある。一方、一般的に、用紙の厚さ、種類としては、様々なものが用いられるため、このパラメーターを用紙に応じて設定する必要がある。この複合機1においては、制御部13は、自動的にこの設定を行う。
このために、図2における原稿押さえ部123は、この設定を可能とするように構成されている。以下では、最も単純な場合として、原稿Pに形成された印刷画像がモノクロの画像(用紙が白色で、形成される画像が黒色)である場合について説明する。図3における左側はこのような原稿押さえ部123の下面図であり、ここでは、マーカーSは黒い円形状とされている。また、原稿押さえ部123におけるマーカーS以外の部分は、用紙Pの光透過率が高く裏写りが発生しやすい場合でもこの部分が原稿読取部11で認識できないように、白色とされる。ここでは、原稿読取部11では1次元撮像素子が用いられ、その走査方向(画素の1次元配列方向)は図3において上下方向、図2において紙面垂直方向であるものとし、原稿Pは図3中の左右方向(原稿押さえ部123の長手方向と垂直な方向)に沿って移動するものとする。原稿読取部11は、原稿押さえ部123がある箇所における原稿Pの原稿台122側の面を1次元撮像する。このため、原稿Pを図3における左右方向に移動させると共に原稿読取部11による撮像を行うことによって、原稿Pに形成された2次元画像を読み取ることができる。
また、図3における右側は、光透過率が高く裏写りが発生する用紙が白紙状態で原稿押さえ部123と原稿台122の間にある場合において原稿読取部11で認識される光強度(輝度)を模式的に示す図である。ここでは、この輝度は1次元輝度分布として認識される。マーカーS以外の箇所(地肌領域R)では用紙は白紙と認識されるために、その輝度は厳密に一定とはならないものの、平均値がHとなり一様に高い値となる。マーカーSに対応した箇所(マーカー領域M)では、マーカーSの裏写りがあるためにこの輝度がHよりも最大でDだけ低下する。Dは用紙の光透過率が高い場合には大きく、光透過率が低い場合には小さくなる。裏写りが全く発生しない理想的な場合にはD=0となる。このため、このD、D/H等を裏写りの度合いの指数とすることができる。
このため、D、あるいはD/H等と特許文献1に記載の方法における最適なパラメーターとの対応関係を予め実験によって求めておけば、実際の原稿Pに対して上記の測定を行うことによって、原稿P毎に、最適なパラメーターを設定することができる。この対応関係を記憶部15が記憶しておけば、実際の原稿SにおけるD、Hを測定すれば、制御部13は、これに応じた最適なパラメータ―を設定し、原稿読取部11によって得られた画像データから、表面、裏面における印刷画像を抽出することができる。
図4は、複合機1において、こうした点を考慮して原稿Pにおける裏写りの度合いを判定した上で、原稿Pに対して両面印刷されたモノクロ画像を読み取る際の動作を示すフローチャートである。まず、ユーザーによって読み込む対象となる原稿Pが原稿載置部121に載置される(S1)。その後、表示操作部14におけるスタートボタンが押される、あるいは原稿Pが原稿載置部121に載置されることにより自動的に、制御部13は、原稿Pを原稿移送部12によって図2に示されるように原稿台122上に移送させる(S2)。この際、原稿台122上においては原稿Pにおける表面が下側となる。
次に、原稿Pが移送されるに際して、原稿Pの先端部(図2において原稿台122上での右端部)近くの領域で、制御部13は、原稿読取部11に撮像を行わせ(S3)、1次元輝度分布を得た(S4)上で、このデータを記憶部15に記憶させる。ここで、原稿Pにおける先端部近くの領域においては表面、裏面共に印刷画像が形成されていない(ブランクである)可能性が高く、この場合にはこの領域は白紙状態であると推定され、かつここでは原稿Pの上面と原稿押さえ部123とが接した状態が撮像される。このため、原稿Pにおけるこの領域が白紙状態であれば、この場合に測定される輝度分布は、図3の右側に示された通りとなり、輝度が高く略一様な分布となる。図3における地肌領域R、マーカー領域Mは、原稿読取部11と原稿Pの原稿読取部11の走査方向における位置関係が定まっていれば、制御部13は、1次元輝度分布(S4)における地肌領域R、マーカー領域Mと推定される位置を予め認識することができる。ここで、地肌領域Rと推定された領域において表面、裏面共に印刷画像が形成されていない場合には、この領域は図3における地肌領域Rとして扱うことができるが、表面、裏面の少なくともいずれかに印刷画像が形成されていれば、この領域を地肌領域Rとして扱うことは適切ではない。
このため、制御部13は、この1次元輝度分布(S4)中の地肌領域Rと推定された領域において、測定された輝度(S4)の最大値と最小値を認識し(S5)、これらの差を算出するして、これらの差がある閾値以下であれば(S6:Yes)、この先端部近くにおいて地肌領域Rと推定された領域を、地肌領域Rと認識して、以降の処理を行う。すなわち、上記の先端部における1次元輝度分布取得(S4)、輝度の最大値と最小値の認識(S5)、閾値との比較による判定(S6)は、原稿Pの先端部近くにおける白紙状態の領域である地肌領域Rを認識するための領域認識工程として機能する。その後、制御部13は、原稿移送部12を制御して原稿Pを原稿台122上で図2における右側に移動させると共に原稿読取部11で撮像を行うことによって、原稿Pの表面全体を撮像した2次元画像データ(表面撮像データ)を得た(撮像工程:S7)後に、このデータを記憶部15に記憶させる。
一方、地肌領域Rと推定された領域における輝度の最大値と最小値の差が上記の閾値よりも大きければ(S6:No)、この領域には印刷画像が形成されていると推定されるため、この領域を図3における地肌領域Rとして扱うことは適切ではない。このため、制御部13は、前記の表面撮像データを得た場合(S7)と同様に、原稿Pを移動させて原稿Pの表面全体を撮像した2次元画像データ(表面撮像データ)を得た(撮像工程:S8)上で、このデータを記憶部15に記憶させる。ただし、この際、原稿押さえ部123が原稿Pの後端部(図2において原稿台122上での左端部)近くの領域で、前記の先端部の場合(S3〜S5)と同様に、撮像を行わせ(S9)、1次元輝度分布を得た(S10)上で、地肌領域Rと推定される部分における輝度の最大値と最小値の差を認識する(S11)。その後、前記の先端部の場合と同様に、この輝度の差が閾値以下であれば(S12:Yes)、後端部近くにおいてこの地肌領域Rと推定された領域を、図3における地肌領域Rと認識して、以降の処理を行う。すなわち、上記の後端部における1次元輝度分布取得(S10)、輝度の最大値と最小値の認識(S11)、閾値との比較による判定(S12)は、原稿Pの後端部近くにおける白紙状態の領域である地肌領域Rを認識するための領域認識工程として機能する。
一方、この輝度の差が閾値を超えていた場合(S12:No)には、結局、原稿Pにおける先端部近くの領域(S3)、後端部近くの領域(S9)のどちらにおいても、地肌領域Rと認識できる領域が見つからなかったと認識される。このため、制御部13は、適正な処理が行えない旨を表示操作部14で表示(警告)させる(S13)。
先端部近くの領域で地肌領域Rが認識された場合(S6:Yes)、又は後端部近くで地肌領域Rが認識された場合(S12:Yes)には、制御部13は、記憶部15に記憶された1次元輝度分布中において、認識された地肌領域R中の平均輝度Hを算出する(S14)。次に、制御部13は、この1次元輝度分布中において、図3右側に示されたように、マーカーMに対応した輝度が局所的に低くなった領域を認識することができるため、この中での輝度の最低値を認識し(S15)、そのHとの差分を図3におけるDとして認識することができる(光透過状況認識工程:S16)。これによって、D、Hが認識される。
このため、制御部13は、D、Hに基づいて、記憶部15に記憶された対応関係より、特許文献1に記載の方法における最適なパラメーターを設定することができる(S17)。その後、制御部13は、原稿移送部12を制御し、原稿Pを裏表反転させた上で、前記と同様の撮像工程(S7又はS8)と同様の操作を行い、原稿Pの裏面全体を撮像した2次元画像データ(裏面撮像データ)を得る(S18)。表面の場合とは異なり、この場合には、地肌領域の認識(S4〜S6、S10〜S12)は不要である。その後、得られた表面撮像データ(S7又はS8)、裏面撮像データ(S18)に対して、設定されたパラメータ―(S17)を用いた処理を行うことによって、表面において本来形成された印刷画像、裏面において本来形成された印刷画像をそれぞれ抽出することができる(画像抽出工程:S19)。
なお、先端部、後端部で共に地肌領域Rが適正に認識できなかった場合(S6:No、S12:No)には、警告を発する(S13)と共に、得られた表面撮像データ(S7又はS8)、裏面撮像データ(S18)を、それぞれ表面において本来形成された印刷画像、裏面において本来形成された印刷画像として仮に出力させる(S19)ことができる。あるいは、警告のみを発し(S13)、出力を全く行わせなくともよい。
なお、裏写りが発生しており上記の原稿押さえ部123を用いた場合には、前記の1次元輝度分布(S4、S10)だけでなく、表面撮像データ(S7又はS8)、裏面撮像データ(S18)においても、マーカー領域Mに想到する領域が形成される。このようなマーカー領域Mに対応した領域の輝度を、先端部又は後端部でのマーカー領域Mにおける輝度の実測値(S15)を用いて補正した上で、前記の画像抽出処理を実際に行う(S19)ことによって、この影響を無視できる程度に低減することができる。
ただし、例えば原稿押さえ部123の断面形状を図3における紙面垂直方向の断面が矩形形状となるように構成し、この矩形形状の一辺に対応した面にマーカーSを形成し、かつ原稿押さえ部123をその長手方向に沿った中心軸の周りで回動可能とすることができる。この場合には、マーカーSが形成された面が撮像工程(S7、S8、S18)の際には原稿P側には存在しないように、原稿押さえ部123を回動させることができる。この場合には、表面撮像データ(S7又はS8)、裏面撮像データ(S18)においてはマーカーSの影響が全く現れない状態とすることもできる。
上記の構成においては、原稿Pにはモノクロ印刷が施されているものとしたが、カラー印刷が施されている(カラー画像が形成されている)場合においても、同様の構成を適用することができる。この場合には、前記のマーカーSを3原色毎に3つ設け、原稿読取部11がこの3原色毎の撮像を行い、1次元輝度分布生成(S4、S10)これによる地肌領域Rの認識(S5、S6、S11、S12)、原稿Pの撮像(S7、S8、S18)、地肌領域Rにおける輝度Hとマーカー領域Mにおける輝度の低下Dの認識(S14〜S16)、D等によるパラメーターの設定及びこのパラメータ―を用いた印刷画像の抽出(S17、S19)は、原色毎に行えばよい。この場合においても、原稿押さえ部123における各マーカーMの位置が定まっていれば、各原色毎にマーカー領域Mを分離して認識することができ、上記の方法を適用することができる。この場合、裏写りの度合いは色毎に代わるため、最終的な印刷画像の抽出は各色毎に行われる。この場合における3原色としては、赤・緑・青やシアン・マゼンタ・イエロー等を用いることができる。
上記の構成においては、原稿Pに両面印刷が施されているものとしたが、片面印刷の場合であっても、用紙の光透過率が高い場合には、原稿読取部11が読み取る輝度のコントラストが小さくなるために、表面(印刷画像が形成された側の面)の画像を適正に読み取ることが困難となる場合がある。こうした場合においても、上記の構成は有効である。すなわち、印刷の方式に関わらず、上記の画像処理装置、画像処理方法は有効である。
また、図4に示されたフローチャートでは、まず原稿Pの先端部付近で地肌領域Rが認識され、この先端部付近で地肌領域Rが認識されなかった場合に後端部付近で地肌領域Rが認識されるような手順とされた。しかしながら、図3の構成におけるマーカーSに対応したマーカー領域Mの外側の地肌領域Rが取得された1次元輝度分布(輝度)から認識できる限りにおいて、地肌領域Rを認識するための手法は任意である。すなわち、地肌領域R、マーカー領域Mを認識するための手法(領域認識工程における具体的手法)は、地肌領域R、マーカー領域Mを認識できる限りにおいて、任意である。
また、上記の例では、この画像処理装置が、読み込まれた画像を新たに用紙上に形成して出力する印刷機能ももつ複合機1であるものとしたが、単に原稿から画像を読み取り画像データとして取得するだけの機能をもつ画像処理装置であっても、上記の構成が有効であることは明らかである。
1 複合機(画像処理装置)
11 原稿読取部(原稿読取手段)
12 原稿移送部
13 制御部(画像抽出手段)
14 表示操作部
15 記憶部
121 原稿載置部
122 原稿台
123 原稿押さえ部(原稿支持手段)
M マーカー領域
P 原稿
S マーカー
R 地肌領域

Claims (13)

  1. 媒体の面に画像が印刷された原稿から前記画像を光学的に読み取る画像処理装置であって、
    前記原稿における一方の主面側から前記原稿と当接する原稿支持手段と、
    前記原稿における前記原稿支持手段と当接した領域を、前記原稿における他方の主面側から撮像を行うことによって、前記媒体に印刷された本来の画像である印刷画像を含む2次元画像を読み取る原稿読取手段と、
    前記媒体の光透過の状況に応じて、前記原稿読取手段で読み取られた前記2次元画像より前記印刷画像を抽出する画像抽出手段と、
    を具備し、
    前記原稿支持手段における前記原稿と当接する側の面には、前記媒体の光透過率が高い場合に前記原稿読取手段が前記媒体を通して認識可能なマーカーが局所的に形成され、
    前記画像抽出手段は、前記原稿支持手段における前記マーカーがある箇所と前記マーカーがない箇所において前記原稿読取手段が前記原稿を撮像した結果を用いて、前記2次元画像より前記印刷画像を抽出することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記原稿読取手段が前記原稿を撮像する際に、前記原稿は一方向に沿って移動する構成とされ、
    前記原稿読取手段は、前記一方向と交差する走査方向での1次元撮像を行い、
    前記原稿支持手段において、前記マーカーは、前記走査方向に沿って局所的に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記原稿読取手段は、前記原稿を撮像して前記走査方向に沿った1次元輝度分布を入手し、
    前記画像抽出手段は、前記1次元輝度分布における輝度から、前記1次元輝度分布において、前記マーカーがある箇所に対応したマーカー領域と前記マーカーがない箇所に対応した地肌領域を認識し、前記マーカー領域における輝度と前記地肌領域における輝度より、前記媒体の光透過の状況を認識することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像抽出手段は、前記原稿における前記一方向に沿った一方の側、他方の側うちの少なくともいずれかで前記1次元輝度分布を得ることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記媒体における両方の主面にそれぞれ画像が形成され、
    前記画像読取手段は、前記一方の主面、前記他方の主面毎に前記2次元画像を取得し、
    前記画像抽出手段は、認識された前記媒体の光透過の状況に基づいて、前記主面毎の前記2次元画像より、前記主面毎に形成された前記印刷画像を抽出することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記原稿にはカラー画像が形成され、
    前記マーカーは前記カラー画像を構成する原色毎に前記原稿支持手段に設けられ、
    前記原稿読取手段は、前記原色毎に前記2次元画像を読み取り、
    前記画像抽出手段は、前記原色毎に、前記2次元画像より、前記原稿支持手段における前記原色毎の前記マーカーがある箇所と前記マーカーがない箇所において前記原稿読取手段が前記原稿を撮像した結果を用いて、前記原色毎の前記印刷画像を抽出することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 媒体の面に画像が印刷された原稿に対して、前記原稿における一方の主面側から前記原稿と当接する原稿支持手段を用い、かつ前記原稿における前記原稿支持手段と当接した領域を前記原稿における他方の主面側から撮像を行なった2次元画像を入手し、当該2次元画像から前記媒体に印刷された本来の画像である印刷画像を抽出する画像処理方法であって、
    前記原稿支持手段における前記原稿と当接する面に、前記媒体の光透過率が高い場合に前記他方の主面側から前記媒体を通して認識可能なマーカーを局所的に形成し、
    前記媒体において前記印刷画像が形成されていないと推定される領域において前記原稿を撮像して得た輝度分布において、前記輝度分布における輝度から、前記マーカーがある箇所に対応したマーカー領域と前記マーカーがない箇所に対応した地肌領域を認識し、前記マーカー領域における輝度と前記地肌領域における輝度より、前記媒体の光透過の状況を認識する光透過状況認識工程と、
    前記原稿を撮像して前記2次元画像を得る撮像工程と、
    認識された前記光透過の状況に基づいて、前記2次元画像から前記印刷画像を抽出する画像抽出工程と、
    を具備することを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記撮像工程において、前記原稿支持手段に対して一方向に沿って前記原稿を移動させることによって前記2次元画像を得ることを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記一方向と交差する方向に沿った前記輝度分布である1次元輝度分布を入手し、前記1次元輝度分布における輝度から、前記1次元輝度分布において、前記マーカーがある箇所に対応したマーカー領域と前記マーカーがない箇所に対応した地肌領域を認識し、
    前記光透過状況認識工程において、前記マーカー領域における輝度と前記地肌領域における輝度より、前記媒体の光透過の状況を認識することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記光透過状況認識工程の前に、
    前記原稿を撮像して得た輝度分布を用い、前記輝度の最大値と最小値との差が閾値以下となった領域を前記地肌領域と認識する領域認識工程を具備することを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 前記撮像工程において、
    前記マーカーを前記原稿支持手段における前記原稿と当接する面から除去することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  12. 前記原稿にはカラー画像が形成され、
    前記マーカーは前記カラー画像を構成する原色毎に前記原稿支持手段に設けられ、
    前記撮像工程において、前記原色毎に前記2次元画像を読み取り、
    前記光透過状況認識工程において、前記原色毎に、前記マーカーがある箇所に対応した前記マーカー領域の前記輝度を用いて前記媒体の光透過の状況を認識し、
    前記画像抽出工程において、前記原色毎に、認識された前記光透過の状況に基づいて前記2次元画像から前記印刷画像を抽出することを特徴とする請求項7から請求項12までのいずれか1項に記載の画像処理方法。
  13. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の画像処理装置を具備し、当該画像処理装置によって抽出された前記印刷画像を、前記原稿とは異なる他の媒体上に形成して出力することを特徴とする画像形成装置。
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