JP2019168576A - 画像形成装置、情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転多面鏡の反射面の特定を従来よりも高速に行うことができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、レーザ光源201、ポリゴンミラー203、BDセンサ205、エンジン制御部102、及び画像制御部101と備える。エンジン制御部102は、BDセンサ205がポリゴンミラー203によって偏向された光を検出して出力するBD信号により、ポリゴンミラー203の回転の安定を判断し、安定するとローレベルとなる作像用DB信号を出力する。画像制御部101は、作像用BD信号によりポリゴンミラー203の回転が安定したことを判定した場合に、BD信号に同期した作像用BD信号に応じて、光を偏向している反射面を特定する。【選択図】図2

Description

本発明は、レーザビームを使用して光書き込みを行う、LBP(Laser Beam Printer)やデジタル複写機、デジタルファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体を露光するためのレーザスキャナユニットを有している。レーザスキャナユニットは、形成する画像を表す画像データに基づいてレーザ光を出射する光源、複数の反射面を備える回転多面鏡(ポリゴンミラー)、及び走査レンズを備える。レーザスキャナユニットは、レーザ光をポリゴンミラーの反射面で反射させ、走査レンズを透過させることで感光体を照射して露光する。レーザスキャナユニットは、ポリゴンミラーを回転させることにより感光体表面のレーザ光のスポットを移動させて走査する。これにより感光体は、静電潜像が形成される。
走査レンズ等の光学系は、露光位置の反射面毎の誤差を補正するために設けられる。しかしながら、ポリゴンミラーの反射面毎に、光学系だけでは補正しきれない補正残差が発生する。この補正残差は、形成される画像の歪みの原因になる。特許文献1は、走査に使用するポリゴンミラーの反射面毎の露光位置のばらつきを予め測定して生成した補正量により、走査開始位置を制御する技術を開示する。特許文献2は、ポリゴンミラーの各反射面による反射光に基づく同期信号の周期から、感光体を走査している反射面を特定し、反射面毎に画像の倍率の補正等を行う技術を開示する。反射面の特定及びポリゴンミラーの反射面毎の差を補う補正処理は、画像データを生成する画像制御部において行われる。特許文献3は、レーザスキャナユニットや感光体等を制御するエンジン制御部と、画像データを生成してエンジン制御部へ転送する画像制御部との通信に、例えばシリアル通信等の通信手段を用いることを開示する。
特開2004−271691号公報 特開2013−117699号公報 特開2001−133708号公報
反射光に基づく同期信号の周期からポリゴンミラーの反射面を特定する場合、ポリゴンミラーが一定の速度で回転している必要がある。つまり、ポリゴンミラーが停止している状態から回転を開始する場合、ポリゴンミラーの回転が安定するまで待機して、ポリゴンミラーの反射面の特定が行われる。そのため、ポリゴンミラーの反射面の特定を行う必要のない画像形成装置に比べて、1枚目の成果物が出力されるまでの時間(FCOT:First Copy Output Time)が増大する。
FCOTを増大させないために、可能な限り速やかにポリゴンミラーの反射面を特定する必要がある。従来は、画像制御部がシリアル通信により、レーザスキャナユニットの動作を制御するエンジン制御部をポーリングすることにより、ポリゴンミラーの回転が安定しているか否かを確認している。しかしながら、ポーリングにより画像制御部のハードウェア資源が占有されてしまう上に、ポーリング間隔により、面特定までに時間を消費してしまうことがある。専用のGPIO(General-purpose input/output)を用いてポリゴンミラーの回転が安定したことをエンジン制御部から画像制御部へ通知する方法もある。しかしこれは、ハードウェアの増加を招くこととなり、製品のコストアップにつながる。
本発明は、回転多面鏡の反射面の特定を従来よりも高速に行うことができる画像形成装置を提供することを、主たる目的とする。
本発明の画像形成装置は、感光体と、光を出力する光源と、複数の反射面を有し、回転することにより前記複数の反射面を用いて前記光源から出力される前記光を偏向して前記感光体を走査する回転多面鏡と、前記回転多面鏡によって偏向された前記光を検出して、第1レベルと第2レベルとを有する第1の信号を出力する検出部と、前記第1の信号に同期しており、前記回転多面鏡の回転が安定したときの所定時間だけ所定のレベルとなる第2の信号を出力する第1制御手段と、前記光源の動作を制御する第2制御手段と、を備え、前記第2制御手段は、前記第2の信号を取得して、前記回転多面鏡の回転が安定したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が前記回転多面鏡の回転が安定したと判定した場合に、前記第1の信号に同期した前記第2の信号に応じて、前記光を偏向している反射面を特定する面特定手段と、特定した反射面に応じた補正データに応じて形成する画像を表す画像データを補正し、補正後の前記画像データに応じて前記光源に前記光を出力させる画像補正手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、回転多面鏡の回転が安定した後に、ただちに光を反射する反射面の特定を開始することができる。
画像形成装置の構成の一例を示す概略縦断面図。 レーザスキャナユニットの説明図。 記録媒体1面分の画像の説明図。 (a)、(b)は、BD信号と、当該レーザ光が偏向される反射面(面番号)との関係の説明図。 作像用BD信号のタイミングチャート。 エンジン制御部が行う処理を説明するフローチャート。 判定部の構成図。 ポリゴンミラーの回転が安定したか否かを判定する処理を表すフローチャート。 画像制御部によって行われる処理を表すフローチャート。 面特定処理を表すフローチャート。 画像処理装置の制御信号のタイミングチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
〔第1実施形態〕
[画像形成動作]
図1は、本実施形態に係る電子写真方式の画像形成装置100の構成の一例を示す概略縦断面図である。画像形成装置100は、例えば複写機、ファクシミリ装置、印刷機、プリンタ等である。画像形成装置100の形式はモノクロ及びカラーのいずれであっても良い。画像形成装置100は主として、画像制御部101、エンジン制御部102、レーザスキャナユニット103等から構成される作像機構部、及びシート等の記録媒体を搬送する搬送機構部を含んで構成される。
画像制御部101は、エンジン制御部102との間で通信線118を用いてシリアル通信等を行う。画像制御部101は、図示しないホストコンピュータから印字データを取得し、画像形成装置100において印字可能な画像データ116に変換して出力する。エンジン制御部102は、作像機構部の動作を制御する。通信線118は、記録媒体への画像形成指示を画像制御部101からエンジン制御部102に送信するためのコマンド信号や、画像形成装置100の各部の状態をエンジン制御部102から画像制御部101に通知するためのステータス信号等の授受を仲介する。
以下、画像形成装置100の画像形成動作について説明する。
画像形成装置100は、記録媒体が収納される収納トレイ109を有する。収納トレイ109に収納される記録媒体は、ピックアップローラ110によって最上位のものから順に繰り出される。ピックアップローラ110によって繰り出された記録媒体は、搬送手段としてのフィードローラと分離手段としてのリタードローラとからなる分離ローラ対111によって、最上位の記録媒体のみ分離される。その後、記録媒体は、複数の搬送ローラ対112、113により、停止状態のレジストローラ対114へ搬送される。レジストローラ対114へ送られた記録媒体は、その先端が、停止状態のレジストローラ対114のニップに突き当たる。これにより記録媒体は、レジストローラ対114と搬送ローラ対113との間で撓む。この結果、記録媒体の斜行状態が矯正される。
作像機構部は、レーザスキャナユニット103、感光ドラム104、帯電器105、現像器106、転写帯電器107、及び定着器108を有する。帯電器105は、図中時計回りに回転している感光体である感光ドラム104の表面を均一に帯電する。レーザスキャナユニット103は、レーザ光により感光ドラム104の帯電された表面を走査することにで、感光ドラム104の表面に静電潜像を形成する。現像器106は、感光ドラム104に形成された静電潜像をトナーにより現像する。これにより、感光ドラム104の表面にトナー像が形成される。感光ドラム104に形成されたトナー像は、感光ドラム104と対向する位置(転写位置)に設けられた転写帯電器107によって記録媒体に転写される。レジストローラ対114は、記録媒体の所定の位置にトナー像が転写されるようなタイミングに合わせて、当該記録媒体を転写位置へ搬送する。
トナー像が転写された記録媒体は、転写帯電器107により転写位置から定着器108へ搬送される。定着器108は、トナー像を加熱し且つトナー像及び記録媒体を加圧することで、トナー像を記録媒体に定着させる。トナー像が定着された記録媒体は、排紙トレイ121へ排出される。画像形成装置100は、このようにして記録媒体への画像形成を行う。
[レーザスキャナユニット]
図2は、レーザスキャナユニット103の説明図である。レーザスキャナユニット103は、上述の通り、エンジン制御部102により動作が制御される。本実施形態では、エンジン制御部102が設けられる基板Aと、画像制御部101が設けられる基板Bとは、異なる基板である。エンジン制御部102が設けられる基板Aと画像制御部101が設けられる基板Bとは、通信線118により接続されている。
レーザスキャナユニット103、エンジン制御部102、及び画像制御部101の動作の詳細を説明する。なお、画像形成装置100は、エンジン制御部102に設けられたCPU(Central Processing Unit)102aにより全体の動作が制御される。
レーザスキャナユニット103は、レーザ光源201、コリメータレンズ202、ポリゴンミラー203、フォトダイオード(PD)204、ビーム検知(BD:Beam Detect)センサ205、F−θレンズ206、及び折り返しミラー207を備える。また、レーザスキャナユニット103は、画像制御部101から入力される画像データに応じてレーザ光源201の発光制御を行うレーザ制御部208を備える。
レーザ光源201は、発光素子により二方向へレーザ光を出射する。レーザ光源201から一方向へ出射されたレーザ光はフォトダイオード204に入射する。フォトダイオード204は、入射されたレーザ光を電気信号に変換し、PD信号としてレーザ制御部208へ送信する。レーザ制御部208は、PD信号に基づいて、レーザ光源201の出力光量が所定の光量となるように、レーザ光源201の出力光量制御(APC:Auto Power control)を行う。ここでは、一般的なAPC制御を行うため、詳細説明を省略する。
レーザ光源201から他の一方向へ出射されたレーザ光は、コリメータレンズ202を介して回転多面鏡であるポリゴンミラー203に照射される。ポリゴンミラー203は、複数の反射面を有し、不図示のポリゴンモータによって回転駆動される。本実施形態では、ポリゴンミラー203は、4面の反射面を有する。ポリゴンモータは、エンジン制御部102から出力されるモータ駆動信号に応じてポリゴンミラー203を回転駆動する。
ポリゴンミラー203に照射されたレーザ光は、ポリゴンミラー203の反射面によって感光ドラム104の方向へ偏向される。ポリゴンミラー203が回転することで、偏向角が変化する。偏向角の変化により、レーザ光は、感光ドラム104上を一方向に走査する。本実施形態では、レーザ光は、感光ドラム104を図2の右から左方向へ走査する。レーザ光は、感光ドラム104を等速で走査するようにF−θレンズ206によって光路が補正され、折り返しミラー207を介して感光ドラム104に照射される。
ポリゴンミラー203によって偏向されたレーザ光は、BDセンサ205に入射する。本実施形態のBDセンサ205は、レーザ光が感光ドラム104の走査を開始する前にレーザ光を検出できる位置に配置される。具体的には、例えばBDセンサ205は、図2に示すように、ポリゴンミラー203によって反射されたレーザ光が通過する領域のうち、角度αで表される領域の外側の領域且つレーザ光の走査方向(主走査方向)において上流側の領域に配置される。
BDセンサ205は、検出したレーザ光に基づいてBD信号を生成し、エンジン制御部102へ送信する。エンジン制御部102は、取得したBD信号に基づいて、ポリゴンミラー203の回転周期が所定の周期になるように、ポリゴンモータを制御する。エンジン制御部102は、BD信号の周期が所定周期に対応する周期になることで、ポリゴンミラー203の回転周期が所定周期になったと判断する。
ポリゴンミラー203の回転が安定すると(回転周期が所定周期になると)、エンジン制御部102は、レジストローラ対114により、停止していた記録媒体の搬送を再開する。この結果、レジストローラ対114近傍に配置されたシートセンサ115は、搬送が再開された記録媒体を検出する。シートセンサ115は、検出結果をエンジン制御部102及び画像制御部101に送信する。なお、シートセンサ115が記録媒体を検出する位置から転写位置までの距離Lは、レーザ光が照射される感光ドラム104の表面上の位置から転写位置までの感光ドラム104の回転方向における距離xよりも長い。具体的には、距離Lは、シートセンサ115が記録媒体の先端を検出してからレーザ光源201がレーザ光を出射するまでの期間に記録媒体が搬送される距離と、距離xと、の和になる。なお、シートセンサ115が記録媒体の先端を検出してからレーザ光源201がレーザ光を出射するまでの期間において、画像制御部101は、画像データの補正やレーザ制御部208の制御等を行う。
エンジン制御部102は、CPU102aの他に、BD信号に応じて作像用BD信号を生成する生成部102b及びカウンタ102cを備える。生成部102bは、作像用BD信号を画像制御部101へ送信する。作像用BD信号はBD信号に同期する信号であり、レーザ光が感光ドラム104を走査する1走査周期を示す信号に対応する。
画像制御部101は、作像用BD信号に応じて、1ライン分の補正した画像データをレーザ制御部208へ送信する。画像制御部101は、判定部1011、面特定部1012、及び画像補正部1013を備える。エンジン制御部102及び画像制御部101の具体的な構成については後述する。
レーザ制御部208は、画像データに基づいてレーザ光源201を点灯させることによって、感光ドラム104の表面に画像を形成するためのレーザ光を発生させる。このように、レーザ制御部208は、情報処理装置としての画像制御部101によって制御される。発生したレーザ光は、上述したように感光ドラム104に照射される。
[静電潜像が形成される構成]
図3は、記録媒体1面分の画像の説明図である。面番号は、ポリゴンミラー203が有する複数の反射面のそれぞれを示す番号である。上述の通り、本実施形態ではポリゴンミラー203が4つの反射面を有するために、面番号も1〜4となる。
ポリゴンミラー203が有する複数の反射面のうちの1つの反射面によって偏向されるレーザ光は、感光ドラム104を感光ドラム104の軸方向(主走査方向)に走査する。これにより1走査分(1ライン分)の画像(静電潜像)が感光ドラム104に形成される。記録媒体1面分の静電潜像は、それぞれの反射面で偏向されるレーザ光の走査が感光ドラム104の回転方向(副走査方向)に繰り返し行われることによって感光ドラム104に形成される。
以下の説明においては、1ライン分の静電潜像に対応する画像のデータを画像データと称する。
[ポリゴンミラーの反射面を特定する方法]
画像制御部101は、作像用BD信号の周期に応じて、補正した画像データを、副走査方向における最上流の画像データから順にレーザ制御部208へ送信する。レーザ制御部208は、取得した画像データに応じてレーザ光源201を制御することによって、感光ドラム104に画像を形成する。なお、本実施形態においては、ポリゴンミラー203の反射面の数は4面であるが、これは4面に限定されるわけではない。
記録媒体に形成される画像は、ポリゴンミラー203が有する複数の反射面により偏向されたレーザ光によって形成される。具体的には、例えば、図3に示すように、副走査方向における最上流の画像データに対応する1ラインの画像は、ポリゴンミラー203の第1面により偏向されたレーザ光によって形成される。副走査方向における最上流から2番目の画像データに対応する1ラインの画像は、ポリゴンミラー203の第1面とは異なる第2面により偏向されたレーザ光によって形成される。このように、記録媒体に形成される画像は、ポリゴンミラー203が有する複数の反射面のうち異なる反射面により反射されたレーザ光によって形成される1ラインの画像の組み合わせで構成される。
4面の反射面を有するポリゴンミラー203を用いる場合、ポリゴンミラー203の隣接する2つの反射面がなす角度が正確には90°ではない可能性がある。具体的には、4面の反射面を有するポリゴンミラー203を回転軸方向から見た場合に、隣接する2つの辺の成す角度が正確には90°ではない(即ち、回転軸方向から見たポリゴンミラー203の形状が正方形ではない)可能性がある。なお、n面(nは正の整数)の反射面を有するポリゴンミラーが用いられる場合、回転軸方向から見たポリゴンミラーの形状が正n角形でない可能性がある。
4面の反射面を有するポリゴンミラー203を用いる場合、ポリゴンミラー203の隣接する2つの反射面がなす角度が正確に90°でなければ、レーザ光によって形成される画像の位置や大きさが、反射面毎に異なってしまう。その結果、感光ドラム104に形成される画像に歪みが生じ、記録媒体に形成される画像にも歪みが生じてしまう。
本実施形態では、画像制御部101が、ポリゴンミラー203が有する複数の反射面のそれぞれに対応する補正量(補正データ)による補正(書き出し位置の補正等)を画像データに対して行う。この場合、レーザ光が偏向される反射面を特定する必要となる。以下に、レーザ光を偏向する反射面を特定する方法の一例を説明する。本実施形態では、ポリゴンミラー203が備える複数の反射面のうちレーザ光を偏向(反射)する反射面を、画像制御部101に設けられた面特定部1012が特定する。
図4は、レーザ光を検出したBDセンサ205が生成するBD信号と、当該レーザ光が偏向される反射面(面番号)との関係の説明図である。図4(a)に示すように、BD信号のパルスが立ち下がってから当該BD信号が立ち上がった後に次にBD信号が立ち下がるまでの時間(走査周期)は、ポリゴンミラー203の反射面毎に異なる。なお、走査周期は、BDセンサ205がレーザ光を受光した後に、次のレーザ光を受光するまでの時間に相当する。
図4(a)では、面番号1に対応する走査周期はT1、面番号2に対応する走査周期T2、面番号3に対応する走査周期はT3、面番号4に対応する走査周期はT4と示されている。なお、それぞれの走査周期は、面特定部1012に設けられたメモリ1012aに格納されている。
面特定部1012は、レーザ光が偏向される反射面(面番号)を以下の方法で特定する。具体的には、面特定部1012は、図4(b)に示すように、BD信号の連続する4つの走査周期に対して面番号A乃至Dを設定する。面特定部1012は、面番号A乃至Dのそれぞれについての走査周期を複数回(例えば32回)測定し、測定した走査周期の平均値を面番号A乃至Dのそれぞれについて算出する。
面特定部1012は、算出した走査周期と、メモリ1012aに格納されている走査周期T1乃至T4と、に基づいて面番号A乃至Dがそれぞれ面番号1乃至4のどれに対応するかを特定する。
以上のように、レーザ光が偏向される反射面(ポリゴンミラー203が有する複数の反射面のうち感光ドラム104の走査に用いられる反射面)の番号が、BD信号に基づいて特定される。面特定部1012は、BD信号に同期する作像用DB信号を用いて、上述のようにレーザ光を偏向する反射面を特定することになる。
[エンジン制御部]
以下、本実施形態におけるエンジン制御部102が行う制御について、図2及び図5を用いて説明する。図5は、作像用BD信号のタイミングチャートの一例である。
図5に示すように、ポリゴンミラー203の回転周期が所定周期で安定すると(時刻t0)、生成部102bは、所定時間T(ポリゴンミラー203が1回転する時間)だけ、作像用BD信号を‘L(ローレベル)’にして出力する。具体的には、ポリゴンミラー203の回転周期が所定周期になると(時刻t0)、生成部102bは、作像用BD信号を‘L’にして出力する。生成部102bは、BD信号の立ち下がりエッジが4回検出された後の最初にBD信号の立ち上がりエッジが検出されるタイミングまで、作像用BD信号を‘L’に維持する。この結果、後述するように、エンジン制御部102は、ポリゴンミラー203の回転周期が所定周期になって安定したことを画像制御部101に通知することになる。この通知に応じて画像制御部101は、前述した方法で面特定部1012により反射面の特定を行う。
その後、生成部102bは、入力されるBD信号に応じて(同期して)作像用BD信号を生成して出力する。本実施形態の生成部102bは、ポリゴンミラー203の回転周期が所定周期になるよりも前の期間中、BD信号に応じて(同期して)作像用BD信号を生成して出力するが、この限りではない。例えば、生成部102bは、ポリゴンミラー203の回転周期が所定周期になるよりも前の期間中は作像用BD信号を‘H(ハイレベル)’に固定して出力してもよい。この場合生成部102bは、ポリゴンミラー203の回転周期が所定周期になったことを、作像用BD信号をローレベルにして画像制御部101に通知すると、その後、BD信号に応じて(同期して)作像用BD信号を生成して出力する。
反射面の特定が完了したことが画像制御部101からエンジン制御部102に通信線118を介して通知されると、CPU102aはレジストローラ対114の駆動を開始するようにエンジン制御部102を制御する。その結果、レジストローラ対114は、駆動を開始する(タイミングA)。シートセンサ115は、搬送が再開された記録媒体の先端を検出する(タイミングB)。本実施形態では、図5に示すシートセンサ115の検出結果がローレベルになったことが、記録媒体の先端を検出したことを意味する。
エンジン制御部102は、カウンタ102cにより作像用BD信号のパルス数をカウントする。エンジン制御部102は、シートセンサ115から記録媒体の先端を検出したことを示す信号を取得すると(タイミングB)、カウンタ102cを用いて、出力した作像用BD信号のパルス数のカウントを開始する。エンジン制御部102は、カウントしたパルス数が、記録媒体1ページ分(期間Ta)に相当するパルス数に到達すると(タイミングC)、レジストローラ対114の駆動を停止する。
図6は、本実施形態におけるエンジン制御部102が行う処理を説明するフローチャートである。この処理は、画像形成装置100が画像形成処理(印刷)を指示する印刷ジョブを受け付けることで開始される。
印刷ジョブが開始されると、エンジン制御部102は、ポリゴンミラー203を回転駆動するポリゴンモータの駆動を開始する(S101)。エンジン制御部102は、ポリゴンミラー203の回転周期が所定周期で安定すると(S102:Y)、生成部102bにより、時刻t0で作像用BD信号が「L」である状態を所定時間Tだけ維持して出力する(S103)。エンジン制御部102は、面特定の完了が画像制御部101から通知されるまで待機する(S104)。面特定の完了が画像制御部101通知されると(S104:Y)、エンジン制御部102は、レジストローラ対114の駆動を開始する(S105)。この結果、記録媒体の搬送が開始される。
エンジン制御部102は、シートセンサ115から記録媒体を検出したことを表す信号を取得するまで待機する(S106)。シートセンサ115から記録媒体の先端を検知したことを示す信号を取得すると(S106:Y)、エンジン制御部102は、カウンタ102cにより、出力した作像用BD信号のパルス数のカウントを開始する(S107)。カウンタ102cは、例えば、出力した作像用BD信号のパルスの立ち下がりをカウントする。カウントしたパルス数が記録媒体1枚分(期間Ta)に相当するパルス数に到達すると(S108:Y)、エンジン制御部102は、出力した作像用BD信号のパルス数のカウントを終了する(S109)。エンジン制御部102は、当該カウント数をリセットする(S110)。エンジン制御部102は、レジストローラ対114の駆動を停止する(S111)。
エンジン制御部102は、印刷ジョブが終了していない場合(S112:N)、印刷ジョブが終了するまでS105以降の処理を繰り返し行う。エンジン制御部102は、印刷ジョブが終了する場合(S112:Y)、ポリゴンミラー203の駆動を停止する(S113)。ポリゴンミラー203の回転が停止することで、この処理は終了する。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置100では、ポリゴンミラー203の回転が安定したことをエンジン制御部102から画像制御部101へ速やかに通知する。そのために画像制御部101は、ポリゴンミラー203の回転安定後ただちに面特定処理を開始する制御を行うことができる。より具体的には、ポリゴンミラー203の回転の安定後、エンジン制御部102は作像用BD信号を所定時間Tだけアサート(Lowアサート)し続ける。これによりエンジン制御部102は画像制御部101に対してポリゴンミラー203の回転が安定したことを通知する。そのため、画像制御部101によるポーリングが不要となり、ポリゴンミラー203の回転安定後に、画像制御部101は直ちに面特定処理を開始することが可能となる。また、専用のGPIOを追加する必要もなく、ハードウェア資源の増加が抑えられる。
[画像制御部]
本実施形態における画像制御部101が行う制御について説明する。画像制御部101の面特定部1012は、上述の通り、複数の反射面のうちBDセンサ205に検出されるレーザ光を偏向する反射面を特定する。判定部1011は、入力される作像用BD信号に基づいてポリゴンミラー203の回転が安定したか否かを判定する。以下に、面特定部1012及び判定部1011の機能を説明する。
図7は、判定部1011の説明図である。判定部1011は、検出部1011a及びタイマ1011bを備える。検出部1011aは、入力される作像用BD信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを検出する。タイマ1011bは、立ち下がりエッジが検出されてから立ち上がりエッジが検出されるまでの時間を計測する。判定部1011は、検出部1011aによって作像用BD信号の立ち下がりエッジが検出されると、タイマ1011bによる時間の計測をスタートする。判定部1011は、検出部1011aによって作像用BD信号の立ち上がりエッジが検出されると、タイマ1011bによる時間の計測をストップする。
判定部1011は、ストップしたタイマ1011bの計測時間に基づいてポリゴンミラー203の回転が安定したか否かを判定する。具体的には、判定部1011は、タイマ1011bの計測時間が第2所定時間TBより長ければ、ポリゴンミラー203の回転が安定したと判定する。判定部1011は、タイマ1011bの計測時間が第2所定時間TBより短ければ、ポリゴンミラー203の回転がまだ安定していないと判定する。なお、第2所定時間TBは、所定時間Tより短い時間である。つまり第2所定時間TBは、レーザ光がBDセンサ205に検出されたことに起因して作像用BD信号が‘L’となる時間よりも短い時間に設定される。判定部1011は、判定結果を面特定部1012に送信する。
図8は、判定部1011によりポリゴンミラー203の回転が安定したか否かを判定する処理を表すフローチャートである。判定部1011は、例えば、印刷ジョブの開始によりこの処理を開始し、ポリゴンミラー203の回転が安定したことを判定すると、この処理を終了する。
判定部1011は、まず、タイマ1011bをリセットする(S201)。判定部1011は、作像用BD信号の立ち下がりエッジを検出部1011aが検出するまで待機する(S202:N)。作像用BD信号の立ち下がりエッジを検出部1011aが検出すると(S202:Y)、判定部1011は、タイマ1011bによる計時をスタートする(S203)。
判定部1011は、作像用BD信号の立ち上がりエッジを検出部1011aが検出するまで待機する(S204:N)。作像用BD信号の立ち上がりエッジを検出部1011aが検出すると(S204:Y)、判定部1011は、タイマ1011bによる計時をストップする(S205)。
判定部1011は、タイマ1011bの計測時間tと第2所定時間TBとを比較する(S206)。タイマ1011bの計測時間tが第2所定時間TBよりも小さい場合(S206:N)、判定部1011は、S201以降の処理を計測時間tが第2所定時間TBよりも大きくなるまで繰り返し行う。タイマ1011bの計測時間tが第2所定時間TBよりも大きい場合(S206:Y)、判定部1011は、ポリゴンミラー203の回転が安定したことを面特定部1012に通知して、この処理を終了する。
面特定部1012は、ポリゴンミラー203の回転が安定したことを示す通知を判定部1011から取得すると、上述した方法で面特定処理を行う。
面特定部1012は、反射面の情報を記憶する面カウンタ1012bを有する。図5に示すように、面特定部1012は、反射面の特定が完了すると、面カウンタ1012bによるカウントを開始する。具体的には、面番号の特定が終了すると、面特定部1012は、面番号の特定が終了した後に最初に入力される作像用BD信号に対応する面番号を面カウンタ1012bのカウント数Mの初期値として設定する。面特定部1012は、初期値をカウント数Mに設定した後に、例えば、作像用BD信号の立ち下がりエッジを検出するたびにカウント数Mを更新する。面カウンタ1012bのカウント数Mは、面番号として画像補正部1013に出力される。なお、ポリゴンミラー203がn個(nは正の整数)の反射面を有する場合、Mは1≦M≦nを満たす正の整数である。
[画像データの出力タイミング]
画像補正部1013は、エンジン制御部102から取得する作像用BD信号に基づいて、補正後の画像データを出力する。具体的には、画像補正部1013は、記録媒体の先端を検出したことを示す信号をシートセンサ115から取得してからy個(本実施形態では、10個)の作像用BD信号が入力されると(即ち、11個目のパルスから)、補正後の画像データの出力を開始する。このように、本実施形態では、シートセンサ115が記録媒体の先端を検知してから作像用BD信号が10パルス出力されると、補正後の画像データの出力が開始される。この結果、記録媒体の所定の位置に画像が形成される。
[画像データの補正]
補正手段としての画像補正部1013は、図3において説明した1ページ分の画像を構成する複数の1ライン分の画像データのうち、副走査方向の最上流の画像データである画像データAから順に補正する。具体的には、例えば、画像データAに対応する画像が面番号1に対応する反射面によって偏向されるレーザ光によって形成される画像である場合、画像補正部1013は、面番号1に対応する補正を、画像データAに対して行う。画像補正部1013は、メモリ1013aから面番号1に対応する補正データを読み出す。画像補正部1013は、画像データAを、読み出した補正データに基づいて補正する。その後、画像補正部1013は、副走査方向において画像データAよりも下流側の複数の画像データのうち、最上流の画像データBを、メモリ1013aに記憶されている面番号2に対応する補正データに基づいて補正する。このように、メモリ1013aには、それぞれの面番号に対応する補正データが面番号に関連付けて格納されている。このような構成によって、面番号m(m:1から4までの整数)に対応する補正データによって補正された画像データに応じたレーザ光が、面番号mに対応する反射面によって偏向される。
画像補正部1013は、記録媒体1面分の画像データの補正が完了するまで、上述の処理を繰り返し行う。画像補正部1013は、上述のようにして領域毎に補正された画像データを、上流側から(即ち、画像データAから)順番に領域毎にレーザ制御部208に出力する。画像補正部1013は、作像用BD信号の立ち下がりエッジが検出される度に(即ち、作像用BD信号の周期に応じて)、1ライン分の画像データをレーザ制御部208へ送信する。なお、本実施形態では、画像補正部1013は、作像用BD信号に同期して、画像データの補正及び補正された画像データの出力を行うが、この限りではない。例えば、画像補正部1013は、予め画像データをカウント数Mに基づいて補正し、当該予め補正された画像データを作像用BD信号に同期してレーザ制御部208に送信する構成でもよい。
画像補正部1013は、送信した画像データのライン数をカウントするカウンタ(不図示)を内蔵する。画像補正部1013は、当該カウンタのカウント値が記録媒体1枚分(1ページ分)に到達すると、画像データの送信を停止する。
図9は、画像制御部101によって行われる処理を表すフローチャートである。以下の説明において、面特定部1012から画像補正部1013へ送信される面番号は、カウント数Mが更新される度に更新される。また、図9に示す処理が実行されている期間中、画像制御部101は、出力した画像データの領域の個数をカウントしている。
画像制御部101は、シートセンサ115が記録媒体の先端を検出したことを示す信号を取得するまで待機する(S301)。シートセンサ115から記録媒体の先端を検出したことを示す信号を取得すると(S301:Y)、画像制御部101は、作像用BD信号を所定数(本実施形態では10個)取得するまで待機する(S302)。作像用BD信号の立ち下がりエッジを所定回数検出すると(S302:Y)、画像制御部101は、次の作像用BD信号(本実施形態では11個目)を取得するまで待機する(S303)。
次の作像用BD信号を取得すると(S303:Y)、画像制御部101は、カウント数Mが示す面番号に基づいて、画像データの補正を行うように画像補正部1013を制御する(S304)。この結果、画像補正部1013は、カウント数Mが示す面番号に基づいて、画像データの補正を行う。画像制御部101は、補正した画像データを、作像用BD信号に同期してレーザ制御部208へ送信するように画像補正部1013を制御する(S305。その結果、補正された画像データが作像用BD信号に同期してレーザ制御部208へ送信される。
画像制御部101は、記録媒体1面分(1ページ分)の1ライン毎の画像データを出力するまで、S303乃至S305までの処理を繰り返し行う(S306)。以降、画像制御部101は、印刷ジョブが終了するまで上述の処理を繰り返し行う(S307)。
このように本実施形態に係る画像形成装置100は、作像用BD信号にポリゴンミラー203の回転安定を示す情報を含ませて、ポリゴンミラー203の回転が安定した後にただちにポリゴンミラー203の面特定処理を開始可能となる。そのため、ポリゴンミラー203の反射面毎の特性に合わせた画像補正を含む、画像形成に必要な準備処理を早いタイミングで完了することができる。また、ポリゴンミラー203の面特定処理によるFCOT増大への影響を低減することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、エンジン制御部102が作像用BD信号を所定時間Tだけアサートすることにより、画像制御部101に対してポリゴンミラー203の回転が安定したことを通知する。本実施形態では、作像用BD信号を所定時間Tだけアサートしている間に静電気ノイズ等が入ってしまい、ポリゴンミラー203の回転が安定したことを通知できなかった場合のリカバリ制御について説明する。なお、第1実施形態において既に説明した機能構成と同じものは同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る画像形成装置100の面特定処理を表すフローチャートである。
エンジン制御部102は、画像制御部101の要求に応じて、ポリゴンミラー203の回転を開始する(S1201)。画像制御部101は、回転するポリゴンミラー203にレーザ光を照射させる(S1202)。これにより、BDセンサ205がレーザ光を検出してBD信号を出力する。エンジン制御部102は、BD信号に応じた作像用BD信号を出力する。エンジン制御部102は、作像用BD信号が所定時間Tの間ローレベルであるかを監視する(S1203)。
作像用BD信号が所定時間Tの間ローレベルではない場合(S1207:N)エンジン制御部102は、ポリゴンミラー203に回転を指示してから所定の第2の期間(時間)が経過したか否かを確認する(S1207)。第2の期間は、所定時間Tよりも長い時間である。第2の期間が経過していない場合(S1207:N)、エンジン制御部102は、S1203の処理へ戻り、作像用BD信号が所定時間Tの間ローレベルであるかの監視を継続する。
作像用BD信号が所定時間Tの間ローレベルである場合(S1203:Y)、エンジン制御部102は、すでにポリゴンミラー203の回転が安定していると判断する。また、第2の期間が経過している場合(S1207:Y)にも、エンジン制御部102は、ポリゴンミラー203の回転が安定していると判断する。この場合、エンジン制御部102は、所定の第2の期間の間ローレベルの次にアサートされるBD信号の周期を測定して、ポリゴンミラー203の回転が安定していると判断する。
エンジン制御部102は、BD信号に応じて状態が変化する作像用BD信号を画像制御部101へ送信する。面特定部1012は、作像用BD信号を取得して面特定処理を開始する(S1204)。
画像制御部101の面特定部1012は、作像用BD信号の周期と、予めメモリ1012aに保持しているポリゴンミラー203の全反射面のBD周期プロファイルとを比較する(S1205)。面特定部1012は、比較の結果、作像用BD信号の周期と最も近い値となるBD周期プロファイルに対応する反射面をレーザ光の反射面であると特定する(S1206)。以上により画像形成装置100は、面特定処理を終了する。
これら一連の処理により、作像用BD信号が一定期間ローレベルでポリゴンミラー203の回転が安定したことを示す間に、例えば静電ノイズ等によりローレベルでなくなった場合であっても、画像制御部101は面特定処理を行うことが可能となる。作像用BD信号の周期と予め保持しているすべての反射面のBD周期プロファイルを比較した結果、反射面を特定できなかった場合、画像形成装置100は、再度面特定を実行する。或いは画像形成装置100は、ユーザに対してエラー通知を行ってもよい。
図11は、本実施形態に係る画像処理装置の制御信号のタイミングチャートの一例である。図11のタイミングチャートを用いて、図10で説明したポリゴンミラー203の面特定処理を含む動作の流れを説明する。
時刻T21において、画像制御部101はエンジン制御部102に対してポリゴンミラー203の回転開始を要求する。時刻T21から時刻T22の間において、エンジン制御部102はポリゴンミラー203の加速回転制御をする。時刻T22において、ポリゴンミラー203の回転が安定する。時刻T22から時刻T25の間において、エンジン制御部102はローレベルの作像用BD信号を出力し続ける。作像用BD信号をローレベルで出力する具体的な時間は、BD信号と同期した測定用BD信号と区別ができれば、よく特に限定されるものではない。
時刻T24において、静電ノイズ等により作像BD信号が一時的にハイレベルとなる場合、画像制御部101は作像用BD信号が所定期間ローレベルであることを検出できなくなってしまう。この場合、時刻T26において、ポリゴンミラー203の回転開始後に所定の第2の期間が経過したため、画像制御部101はポリゴンミラー203の回転速度がすでに安定していると判断してポリゴンミラー203の面特定処理を開始する。
なお先述したように、面特定処理により測定した測定用BD周期と予め保持している面毎のBD周期プロファイルが一致せず面特定ができなかった場合、再度面特定処理を行うことやユーザに対してエラー通知を行うこともできる。
本実施形態に係る画像形成装置では、例えばBD信号119を所定の期間Lowアサートしている間に静電気ノイズ等が入ってしまい、ポリゴンミラー203の回転が安定したことを通知できなかった場合であっても面特定処理を実行することができる。
上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
100…画像形成装置、101…画像制御部、102…エンジン制御部、103…レーザスキャナユニット。

Claims (14)

  1. 感光体と、
    光を出力する光源と、
    複数の反射面を有し、回転することにより前記複数の反射面を用いて前記光源から出力される前記光を偏向して前記感光体を走査する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡によって偏向された前記光を検出して、第1レベルと第2レベルとを有する第1の信号を出力する検出部と、
    前記第1の信号に同期しており、前記回転多面鏡の回転が安定したときの所定時間だけ所定のレベルとなる第2の信号を出力する第1制御手段と、
    前記光源の動作を制御する第2制御手段と、を備え、
    前記第2制御手段は、
    前記第2の信号を取得して、前記回転多面鏡の回転が安定したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記回転多面鏡の回転が安定したと判定した場合に、前記第1の信号に同期した前記第2の信号に応じて、前記光を偏向している反射面を特定する面特定手段と、
    特定した反射面に応じた補正データに応じて形成する画像を表す画像データを補正し、補正後の前記画像データに応じて前記光源に前記光を出力させる画像補正手段と、を備えることを特徴とする、
    画像形成装置。
  2. 前記判定手段は、前記第1制御手段から、前記所定時間だけ前記所定のレベルとなった前記第2の信号を取得すると、前記回転多面鏡の回転が安定したと判定することを特徴とする、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記判定手段は、前記第2の信号が前記第1レベルから前記第2レベルに変化する第1エッジを検出するとタイマによる計時をスタートし、前記第2レベルから前記第1レベルに変化すると前記タイマによる計時をストップし、前記タイマによる計測時間に応じて前記回転多面鏡の回転が安定したと判定することを特徴とする、
    請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記第2制御手段は、前記第1制御手段に前記回転多面鏡を回転させるための指示を送信し、
    前記判定手段は、前記第1制御手段から、前記所定時間だけ前記所定のレベルとなった前記第2の信号を取得しない場合、前記回転多面鏡を回転させるための前記指示を送信してから前記所定時間よりも長い時間が経過すると、前記回転多面鏡の回転が安定したと判定することを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記面特定手段は、前記回転多面鏡の前記複数の反射面のそれぞれが反射する光を前記検出部が検出する周期を、反射面毎に予め記憶する記憶手段を備えており、前記第2の信号が第1レベルから第2レベルに変化し次の第1レベルに変化するまでの周期に応じて、前記光を偏向している反射面を特定することを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記画像補正手段は、前記複数の反射面のそれぞれの補正データを予め所定の第2記憶手段に記憶しており、前記第2記憶手段から前記特定した反射面に応じた補正データを取得することを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 前記第1制御手段は、前記回転多面鏡の回転が安定したときに、前記回転多面鏡が1回転する時間だけ前記第2の信号を前記所定のレベルとすることを特徴とする、
    請求項1〜6のいずれか1項記載の画像形成装置。
  8. 前記第1制御手段は、前記第1の信号が所定の周期になることで、前記回転多面鏡の回転が安定したと判断することを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項記載の画像形成装置。
  9. 感光体と、
    光を出力する光源と、
    複数の反射面を有し、回転することにより前記複数の反射面を用いて前記光源から出力される前記光を偏向して前記感光体を走査する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡によって偏向された前記光を検出して、第1レベルと第2レベルとを有する第1の信号を出力する検出部と、
    前記第1の信号に同期しており、前記回転多面鏡の回転が安定したときの所定時間だけ所定のレベルとなる第2の信号を出力する制御手段と、を有する画像形成装置に接続される情報処理装置であって、
    前記第2の信号を取得して、前記回転多面鏡の回転が安定したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記回転多面鏡の回転が安定したと判定した場合に、前記第1の信号に同期した前記第2の信号に応じて、前記光を偏向している反射面を特定する面特定手段と、
    特定した反射面に応じた補正データに応じて形成する画像を表す画像データを補正し、補正後の前記画像データに応じて前記光源に前記光を出力させる画像補正手段と、を備えることを特徴とする、
    情報処理装置。
  10. 前記判定手段は、前記制御手段から、前記所定時間だけ前記所定のレベルとなった前記第2の信号を取得すると、前記回転多面鏡の回転が安定したと判定することを特徴とする、
    請求項9記載の情報処理装置。
  11. 前記判定手段は、前記第2の信号が前記第1レベルから前記第2レベルに変化する第1エッジを検出するとタイマによる計時をスタートし、前記第2レベルから前記第1レベルに変化すると前記タイマによる計時をストップし、前記タイマによる計測時間に応じて前記回転多面鏡の回転が安定したと判定することを特徴とする、
    請求項9又は10記載の情報処理装置。
  12. 前記制御手段に前記回転多面鏡を回転させるための指示を送信する送信手段をさらに備えており、
    前記判定手段は、前記制御手段から、前記所定時間だけ前記所定のレベルとなった前記第2の信号を取得しない場合、前記回転多面鏡を回転させるための前記指示を送信してから前記所定時間よりも長い時間が経過すると、前記回転多面鏡の回転が安定したと判定することを特徴とする、
    請求項9〜11のいずれか1項記載の情報処理装置。
  13. 前記面特定手段は、前記回転多面鏡の前記複数の反射面のそれぞれが反射する光を前記検出部が検出する周期を、反射面毎に予め記憶する記憶手段を備えており、前記第2の信号が第1レベルから第2レベルに変化し次の第1レベルに変化するまでの周期に応じて、前記光を偏向している反射面を特定することを特徴とする、
    請求項9〜12のいずれか1項記載の情報処理装置。
  14. 前記画像補正手段は、前記複数の反射面のそれぞれの補正データを予め所定の第2記憶手段に記憶しており、前記第2記憶手段から前記特定した反射面に応じた補正データを取得することを特徴とする、
    請求項9〜13のいずれか1項記載の情報処理装置。
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