JP2019168274A - 損傷確率演算装置、損傷確率演算方法及びプログラム - Google Patents

損傷確率演算装置、損傷確率演算方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】顧客の運転条件に応じた適正な保守管理を可能とする損傷確率演算装置を提供する。【解決手段】ガスタービンGの評価対象部位gにおける損傷確率を演算する損傷確率演算装置1は、評価対象部位gに用いられる材料Mの強度試験データD10に基づいて、当該材料Mの応力に対する強度の平均、標準偏差及び確信度を含む強度分布Aを算出する。また、損傷確率演算装置1は、ガスタービンGの運転データD20に基づいて、評価対象部位gに入力される応力の平均、標準偏差及び確信度を含む応力分布Bを算出する。また、損傷確率演算装置1は、強度分布Aと応力分布Bとに基づいて、評価対象部位gの損傷確率の分布を示す損傷確率分布Cを算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、損傷確率演算装置、損傷確率演算方法及びプログラムに関する。
CMS(Condition Monitoring System:状態監視システム)を用いたガスタービンのヘルスモニタリングやCBM(Condition Based Maintenance)が進められている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−113708号公報
ガスタービンの高温部品の寿命予測は、例えば、等価運転式(何時間運転したか、何回起動したか、等)に基づいており、時々刻々と変化する運転条件のデータが寿命診断に十分反映されていない。また、プラント毎の運用条件が細かく考慮されておらず、例えば、過酷条件を想定した、過剰に安全側の寿命を設定しているため、長期保守契約において早期部品購入や計画外補修が多く発生している。
本発明の目的は、顧客の運転条件に応じた適正な保守管理を可能とする損傷確率演算装置、損傷確率演算方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、損傷確率演算装置は、回転機械の評価対象部位における損傷確率を演算する損傷確率演算装置であって、前記評価対象部位に用いられる材料の、応力に対する強度の試験データに基づいて、当該材料の強度の平均、標準偏差及び確信度を含む強度分布を算出する強度分布算出部と、前記回転機械の運転データに基づいて、前記評価対象部位に入力される応力の平均、標準偏差及び確信度を含む応力分布を算出する応力分布算出部と、前記強度分布と前記応力分布とに基づいて、前記評価対象部位の損傷確率の分布を示す損傷確率分布を算出する損傷確率分布算出部と、を備える。
また、本発明の第2の態様によれば、前記強度分布算出部及び前記応力分布算出部は、前記確信度をベイズ推定により求める。
また、本発明の第3の態様によれば、前記応力分布算出部は、前記運転データのデータ数が増加するごとに、事前分布である前記応力分布を事後分布に更新する。
また、本発明の第4の態様によれば、前記強度分布算出部は、前記試験データのデータ数が増加するごとに、事前分布である前記強度分布を事後分布に更新する。
また、本発明の第5の態様によれば、前記応力分布算出部は、前記運転データ及び前記回転機械の製造データに基づいて前記応力分布を算出する。
また、本発明の第6の態様によれば、前記応力分布算出部は、前記運転データから前記評価対象部位の解析モデルに対する境界条件を算出し、当該境界条件に対する前記応力の応答を示す応答曲面に基づいて、前記応力分布を算出する。
また、本発明の第7の態様によれば、損傷確率演算方法は、回転機械の評価対象部位における損傷確率を予測する損傷確率演算方法であって、前記評価対象部位に用いられる材料の強度の試験データに基づいて、当該材料の強度の平均、標準偏差及び確信度を含む強度分布を算出するステップと、前記回転機械の運転データに基づいて、前記評価対象部位に入力される応力の平均、標準偏差及び確信度を含む応力分布を算出するステップと、前記強度分布と前記応力分布とに基づいて、前記評価対象部位の損傷確率の分布を示す損傷確率分布を算出する損傷確率分布算出部と、を有する。
また、本発明の第8の態様によれば、プログラムは、回転機械の評価対象部位における損傷確率を予測する損傷確率演算装置のコンピュータに、前記評価対象部位に用いられる材料の強度の試験データに基づいて、当該材料の強度の平均、標準偏差及び確信度を含む強度分布を算出するステップと、前記回転機械の運転データに基づいて、前記評価対象部位に入力される応力の平均、標準偏差及び確信度を含む応力分布を算出するステップと、前記強度分布と前記応力分布とに基づいて、前記評価対象部位の損傷確率とその確率分布とを示す損傷確率分布を算出するステップと、を実行させる。
また、本発明の第9の態様によれば、損傷確率演算装置は、回転機械の評価対象部位における損傷確率を演算する損傷確率演算装置であって、前記評価対象部位に用いられる材料の、温度に対する強度の試験データに基づいて、当該材料の強度の平均、標準偏差及び確信度を含む強度分布を算出する強度分布算出部と、前記回転機械の運転データに基づいて、前記評価対象部位に入力される温度の平均、標準偏差及び確信度を含む温度分布を算出する温度分布算出部と、前記強度分布と前記温度分布とに基づいて、前記評価対象部位の損傷確率の分布を示す損傷確率分布を算出する損傷確率分布算出部と、を備える。
上述の発明の各態様によれば、顧客の運転条件に応じた適正な保守管理を可能とする。
第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の処理フローを示す図である。 第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の処理を詳細に説明するための第1図である。 第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の処理を詳細に説明するための第2図である。 第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の処理を詳細に説明するための第3図である。 第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の処理を詳細に説明するための第4図である。 第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の処理を詳細に説明するための第5図である。 第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の処理を詳細に説明するための第6図である。 第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の処理を詳細に説明するための第7図である。 第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の処理を詳細に説明するための第8図である。 第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の処理を詳細に説明するための第9図である。 各実施形態に係る損傷確率演算装置のコンピュータの構成を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る損傷確率演算装置について、図1〜図11を参照しながら説明する。
(損傷確率演算装置の機能構成)
図1は、第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の機能構成を示す図である。
図1に示す損傷確率演算装置1は、監視対象とするガスタービンGの評価対象部位gにおける損傷確率を演算する装置である。ガスタービンGは回転機械の一態様である。評価対象部位gは、ガスタービンGの高温部品等であって、運転に応じて特に保守メンテナンス、交換を必要とする部位である。評価対象部位gは、例えば、動翼、静翼などである。
損傷確率演算装置1は、強度分布算出部10と、応力分布算出部20と、損傷確率分布算出部30とを備えている。
強度分布算出部10は、評価対象部位gに用いられる材料Mの応力に対する強度の試験結果である強度試験データD10に基づいて、当該材料Mの応力に対する強度の平均、標準偏差及び確信度を含む強度分布Aを算出する。
応力分布算出部20は、ガスタービンGの運転データD20及び製造データD21に基づいて、評価対象部位gに入力される応力の平均、標準偏差及び確信度を含む応力分布Bを算出する。
損傷確率分布算出部30は、強度分布Aと応力分布Bとに基づいて、評価対象部位gの損傷確率の分布を示す損傷確率分布Cを算出する。
(損傷確率演算装置の処理フロー)
図2は、第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の処理フローを示す図である。
また、図3から図11は、第1の実施形態に係る損傷確率演算装置の処理を詳細に説明するための図である。
図2に示す処理フローは、ある運転サイクル数/運転時間にあるガスタービンGについての損傷確率及び損傷確率分布を算出するため、損傷確率演算装置1によって実行される。
(強度分布算出部の処理の詳細な説明)
まず、損傷確率演算装置1の強度分布算出部10は、評価対象部位gの材料Mについての強度分布Aを算出する(ステップS10)。以下、図3、図4を参照しながら、強度分布算出部10によるステップS10の処理について詳しく説明する。
図3は、強度分布算出部10の処理を通じて、強度試験データD10から強度分布Aを取得するまでの流れを示している。図3に示すように、強度分布算出部10は、強度試験データD10を取得する。強度試験データD10は、例えば、材料Mに対する低サイクル疲労寿命試験、クリープ破断試験の結果を示す試験データである。
例えば、強度試験データD10が低サイクル疲労寿命試験の試験データであった場合、当該強度試験データD10は、図3に示すSN線図のように表される。SN線図は、材料Mに対してある応力範囲y(縦軸)が“Nf”回(横軸)入力された場合に破断に至る(寿命が尽きる)という材料Mの特性を示している。
低サイクル疲労寿命Nfは、例えば、式(1)に示すような疲労寿命関係式でモデル化される。
Figure 2019168274
式(1)において、「E」はヤング率、「Δε」は歪み範囲、「ε」は破断歪み、「Δσ」は応力範囲である。
強度分布算出部10は、強度試験データD10に対し、式(1)に基づく回帰式(y=C・Nf)を用いて回帰分析を行う。その結果、強度分布算出部10は、ガスタービンGの運転サイクル数(低サイクル疲労寿命Nf)に対応する応力範囲yの平均μ及び標準偏差σを算出する。
本実施形態に係る強度分布算出部10は、更に、ベイズ推定に基づいて、応力範囲の平均μ及び標準偏差σに対する確信度(事前分布)を算出する。ここで、ガスタービンGの損傷確率を算出するために考慮するパラメータの分布は、いずれも正規分布、若しくは、対数正規分布のような正規分布に変換可能な分布であると仮定する。一般に、母集団が正規分布に従う場合における標準偏差σの自然共役事前分布は逆カイ二乗分布となり、平均μの自然共役事前分布は、分散σが与えられた条件付き確率に対して正規分布となる(自然共役事前分布とは、事前分布及び事後分布で、確率密度分布式の形が一致するような事前分布をいう)。即ち、平均μの自然共役事前分布及び標準偏差σの自然共役事前分布は、それぞれ、式(2)、式(3)のように示される。
Figure 2019168274
Figure 2019168274
式(2)において、「N」は正規分布である。「μ」は平均値であって、強度試験データD10の標本平均が与えられる。また、「σ」は分散であって、強度試験データD10の標本分散が与えられる。また、「n」は自由度であって、強度試験データD10のデータ数が与えられる。
式(3)において、「χ−2」は逆カイ二乗分布である。「ν」は、自由度であって強度試験データD10のデータ数が与えられる。また、「λ」は、尺度パラメータであって、例えば、強度試験データD10の標本分散σ×νが与えられる。
平均μ、標準偏差σの正規分布Nに対し、式(2)、式(3)に示す平均μ及び標準偏差σの確信度を示す事前分布を適用すると、図4に示すような強度分布Aが得られる。図4に示す分布のうち実線で示される分布は、平均μ、標準偏差σの正規分布(ノミナル分布A1)である。図4に示す分布のうち破線で示される範囲は、平均μ、標準偏差σのそれぞれのばらつきの程度(自然共役事前分布)にしたがって、平均μ、標準偏差σの正規分布がばらつく範囲を示している。
このように、強度分布Aは、評価対象部位gにおける評価値(例えば、応力に対する強度)の平均、標準偏差、及び、確信度を示す。
なお、図3及び図4では、強度試験データD10が低サイクル疲労寿命試験の試験データであった場合の例を説明したが、強度分布算出部10は、更に、クリープ破断試験の試験データに対しても同様の処理を行い、材料Mのクリープ破断寿命についての強度分布Aを取得してもよい。
(応力分布算出部の処理の詳細な説明)
図2に戻り、次に、損傷確率演算装置1の応力分布算出部20は、ガスタービンGの運転データD20及び製造データD21に基づいて、応力分布Bを算出する(ステップS20)。以下、図5〜図9を参照しながら、応力分布算出部20によるステップS20の処理について詳しく説明する。
図5は、応力分布算出部20の処理を通じて、運転データD20及び製造データD21から応力分布Bを取得するまでの流れを示している。図5に示すように、応力分布算出部20は、まず、ガスタービンGの運転データD20及び製造データD21を取得する。
運転データD20は、運転中におけるガスタービンGの運転状態を示す情報群であって、例えば、圧縮機出口圧力、圧縮機出口空気温度、排ガス温度、IGV開度、ロータ冷却空気温度等である。運転データD20は、ガスタービンG内部に設置されたセンサ群等を通じて、実績データとして逐次取得される。
図6は、取得した運転データD20の各々のヒストグラムである。ヒストグラムは、各運転データD20の数値範囲を横軸に示し、ガスタービン運転中における各数値範囲の発生頻度を縦軸に示している。応力分布算出部20は、図6のヒストグラムに示されるような各運転データD20の分布(平均、標準偏差、及び、確信度)を算出する。
製造データD21は、ガスタービンGの寸法公差等に関する情報群である。製造データD21は、例えば、TBC(遮熱コーティング)膜厚、冷却空気流路面積などであって、複数のガスタービン本体についての実測データである。
図7は、取得した製造データD21の各々のヒストグラムである。応力分布算出部20は、図7のヒストグラムに示されるような各製造データD21の分布(平均、標準偏差、及び、確信度)を算出する。
なお、運転データD20及び製造データD21についての確信度を含む分布は、強度分布A(図4)を求める際の手順と同様に求めることができる。即ち、応力分布算出部20は、式(2)の「μ」に、各運転データD20又は製造データD21の標本平均を与える。また、応力分布算出部20は、式(2)の「σ」に、各運転データD20又は製造データD21の標本分散を与える。また、応力分布算出部20は、式(2)の「n」に各運転データD20又は製造データD21のデータ数を与える。更に、応力分布算出部20は、式(3)の「ν」に、各運転データD20又は製造データD21のデータ数を与える。また、応力分布算出部20は、式(3)の「λ」に、各運転データD20又は製造データD21の標本分散σ×νを与える。
次に、応力分布算出部20は、運転データD20及び製造データD21に基づいて、境界条件BCを特定する。境界条件とは、評価対象部位gの解析モデルを用いて有限要素(FEM)解析を行う際に、当該解析モデルの表面(境界)に設定すべき条件である。例えば、評価対象部位gが動翼又は静翼であった場合、その解析モデルのガスパス面には、ガスパスガス温度、ガスパス熱伝達率なる境界条件BCが設定される。また、同解析モデルの冷却空気流通面には、冷却空気ガス温度、冷却空気熱伝達率なる境界条件BCが設定される。更に、同解析モデルのうちガスパス面、冷却空気流通面以外の表面には、雰囲気温度Tsなる境界条件BCが設定される。
応力分布算出部20は、運転データD20及び製造データD21に対し、ガスタービンGについての熱特性線図、熱落差線図を適用することで境界条件BCを算出する。熱特性線図とは、ガスタービンGについて事前に取得された設計データ等であって、排ガス温度、圧力比、及び、タービン入口温度の関係を示す特性図である。また、熱落差線図とは、ガスタービンGについて事前に取得された設計データ等であって、各翼の段数ごとのガス温度、圧力の変化を示す特性図である。
例えば、応力分布算出部20は、「圧縮機出口圧力」及び「排ガス温度」なる運転データD20をガスタービンGの熱特性線図に適用して「タービン入口温度」を取得する。更に、応力分布算出部20は、取得したタービン入口温度に熱落差線図を適用して、評価対象部位g(動翼、静翼)についての境界条件BCの一つであるガスパスガス温度Tgを取得する。また、例えば、応力分布算出部20は、「圧縮機出口圧力」及び「排ガス温度」なる運転データD20に熱特性線図及び熱落差線図を適用し、評価対象部位gの「入口圧力」を取得する。そして、応力分布算出部20は、評価対象部位gの「入口圧力」に、製造データD21の「TBC膜厚」、及び、乱流平板の式を適用し、評価対象部位gについての境界条件BCの一つであるガスパス熱伝達率αgを取得する。応力分布算出部20は、他の境界条件BCについても同様に、各種運転データD20、製造データD21を用いて取得する。
なお、境界条件BCの種類によっては、運転データD20、製造データD21の値そのものを当該境界条件BCとして適用可能な場合もある。この場合、応力分布算出部20は、運転データD20の値をそのまま境界条件BC(後述する応答曲面RSへの入力)としてもよい。
応力分布算出部20は、評価対象部位gの解析モデルに対するFEM解析によって事前に用意された応答曲面RSに入力する。応答曲面RSは、評価対象部位gの解析モデルに対してある境界条件BCが与えられた場合に、その応答として評価対象部位gに入力される評価値(応力、メタル温度)を規定した関数である。具体的には、図8に示すように、応答曲面RSは、各境界条件(ガスパスガス温度Tg、ガスパス熱伝達率αg、冷却空気ガス温度Tc、冷却空気熱伝達率αc及び雰囲気温度Ts)のそれぞれを因子とし、各因子に対する応答である評価値(応力、メタル温度)を規定する。
応力分布算出部20は、運転データD20の分布(平均、標準偏差及び確信度)及び製造データD21の分布(平均、標準偏差及び確信度)から境界条件BCの分布(平均、標準偏差及び確信度)を算出し、更に、境界条件BCの分布を応答曲面RSに入力する。これにより、応力分布算出部20は、図9に示す応力分布Bを算出する。応力分布Bは、取得された運転データD20及び製造データD21に示されるガスタービンGの運転に基づいて、評価対象部位gに入力された評価値(応力、メタル温度)の平均、標準偏差、及び、確信度を示す。
(損傷確率分布算出部の処理の詳細な説明)
図2に戻り、次に、損傷確率演算装置1の損傷確率分布算出部30は、強度分布Aと応力分布Bとに基づいて、評価対象部位gの損傷確率の分布を示す損傷確率分布Cを算出する(ステップS30)。以下、図10〜図11を参照しながら、損傷確率分布算出部30によるステップS30の処理について詳しく説明する。
図10に示すように、損傷確率分布算出部30は、ステップS10で算出された強度分布AとステップS20で算出された応力分布Bとの重なる部分の面積を算出する。ここで、強度分布Aのノミナル分布A1と応力分布Bのノミナル分布B1とが重なる面積は、評価対象部位gが損傷する確率(損傷確率)を示している。また、損傷確率分布算出部30は、強度分布Aの確信度、及び、応力分布Bの確信度(点線で示される範囲)を考慮し、最小の損傷確率(強度分布Aと応力分布Bとが最も離れている場合の損傷確率)から、最大の損傷確率(強度分布Aと応力分布Bとが最も近づいている場合の損傷確率)までの損傷確率の分布(損傷確率分布)を算出する。
図10に示される強度分布Aと応力分布Bとの関係は、運転データD20、製造データD21が得られている時点における損傷確率である。これを、以降の運転における運転サイクル数ごとに算出し、運転サイクル数に対する損傷確率分布Cの推移を算出する。
図11の実線に示す曲線は、運転サイクル数に対する損傷確率の推移であって、図10のノミナル分布A1、B1どうしが重なる面積に対応する。また、図11の破線に示す曲線は、図10の破線に示す分布が重なる面積に対応し、最小の損傷確率から最大の損傷確率までの範囲の推移を示す。
なお、運転データD20は、ガスタービンGの運転中に逐次取得される。応力分布算出部20は、新たに得られた運転データD20に基づいて、式(2)、式(3)に適用する各パラメータの更新(ベイズ更新)を逐次実行する。これにより、新たに運転データD20が取得され、そのデータ数が増加する度に、事前分布である応力分布Bが事後分布へと更新される。
なお、製造データD21が新たに取得された場合には、応力分布算出部20は、上記と同様に、新たに得られた製造データD21に基づいて、式(2)、式(3)に適用する各パラメータの更新を行ってもよい。
更に、材料Mの強度試験データD10が新たに得られた場合には、強度分布算出部10は、上記と同様に、新たに得られた強度試験データD10に基づいて、式(2)、式(3)に適用する各パラメータの更新を行ってもよい。これにより、新たに強度試験データD10が取得され、そのデータ数が増加する度に、平均μ、標準偏差σの強度分布Aについて事前分布から事後分布への更新が行われる。
(作用、効果)
以上のとおり、第1の実施形態に係る損傷確率演算装置1は、平均、標準偏差及び確信度を含む強度分布Aと、平均、標準偏差及び確信度を含む応力分布Bとを算出する。そして、損傷確率演算装置1は、確信度を含む強度分布Aと応力分布Bとが重なる面積から損傷確率と、当該損傷確率の不確定性の分布を示す損傷確率分布Cを算出する。
このようにすることで、損傷確率ばかりでなく、その不確定性をも把握することができるので、リスクに応じた適正な保守管理が可能となる。すなわち、部品購入費用の低減、定検間隔の適正化により、保守費用の低減が可能となる。
(その他の実施形態)
以上、第1の実施形態に係る損傷確率演算装置1について詳細に説明したが、損傷確率演算装置1の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることは可能である。
例えば、第1の実施形態に係る損傷確率演算装置1は、現時点において実測された運転データD20、製造データD21(実績データ)のみに基づいて、現運転サイクル数における損傷確率分布Cを算出するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
他の実施形態に係る損傷確率演算装置1は、既に取得済みの運転データD20、製造データD21(実績データ)の分布に基づくモンテカルロシミュレーションを行い、将来(例えば、200サイクル後など)の損傷確率分布Cを予測する機能を有してもよい。この場合、損傷確率演算装置1は、更に、実際の運転データD20よりも過酷な運転データ(例えば、排ガス温度に+20℃を加えた運転データ)を入力してもよい。このようにすることで、より安全側の寿命予測を行うことができる。
また、第1の実施形態において、損傷確率演算装置1は、運転サイクル数に対する損傷確率分布Cの推移を算出するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。例えば、1回の運転サイクル中に大きな負荷変動が生じた場合は、運転起動/終了時に入力される負荷変動の他、運転中の負荷変動によっても損傷度が進行することが考えられる。したがって、損傷確率演算装置1は、運転サイクル数に対する損傷確率分布Cの推移ではなく、実際の負荷変動回数に対する損傷確率分布Cの推移を特定するものであってもよい。
第1の実施形態に係る損傷確率演算装置1は、評価対象部位gの材料Mの、応力に対する強度の確率分布である強度分布Aと、評価対象部位gに入力される応力の分布である応力分布Bとの対比により、評価対象部位gの損傷確率の分布を示す損傷確率分布Cを算出する例で説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、他の実施形態に係る損傷確率演算装置1は、評価対象部位gの材料Mの、メタル温度に対する強度の確率分布である強度分布A’と、評価対象部位gに入力されるメタル温度の分布である温度分布B’との対比により、評価対象部位gの損傷確率の分布を示す損傷確率分布Cを算出するものとしてもよい。
より具体的には、他の実施形態に係る損傷確率演算装置1の強度分布算出部10’は、評価対象部位gに用いられる材料Mの、メタル温度に対する強度の試験結果である強度試験データD10’に基づいて、当該材料Mのメタル温度に対する強度の平均、標準偏差及び確信度を含む強度分布A’を算出する。
また、温度分布算出部20’は、ガスタービンGの運転データD20及び製造データD21に基づいて、評価対象部位gに入力されるメタル温度の平均、標準偏差及び確信度を含む温度分布B’を算出する。
損傷確率分布算出部30’は、強度分布A’と温度分布B’とに基づいて、評価対象部位gの損傷確率の分布を示す損傷確率分布C’を算出する。
(コンピュータ構成)
図12は、上述の各実施形態に係る損傷確率演算装置のコンピュータの構成を示す図である。
コンピュータ99は、プロセッサ991、メインメモリ992、ストレージ993、インタフェース994を備える。
上述した第1の実施形態に係る損傷確率演算装置1は、それぞれ、コンピュータ99を備える。損傷確率演算装置1がそれぞれ具備する各機能部は、プログラムとしてストレージ993に記憶されている。プロセッサ991は、プログラムをストレージ993から読み出してメインメモリ992に展開し、当該プログラムにしたがって動作することで、図1に示す各種機能部としての機能を発揮する。ストレージ993は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース994を介して接続される光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスクおよび半導体メモリが挙げられる。
プログラムは、ネットワークを介してコンピュータ99に配信されてもよい。この場合、コンピュータ99は、配信されたプログラムをメインメモリ992に展開し、上記処理を実行する。プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、上述した機能をストレージ993に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせで実現するものであってもよい。また上述した機能の一部は、ネットワークを介して接続された他の装置によって実行されてもよい。つまり、上述した機能は、クラウドコンピューティング、グリッドコンピューティング、クラスタコンピューティング、またはその他の並列コンピューティングにより実現されてもよい。
コンピュータ99は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。
以上のとおり、本発明に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 損傷確率演算装置
10 強度分布算出部
20 応力分布算出部
30 損傷確率分布算出部

Claims (9)

  1. 回転機械の評価対象部位における損傷確率を演算する損傷確率演算装置であって、
    前記評価対象部位に用いられる材料の、応力に対する強度の試験データに基づいて、当該材料の強度の平均、標準偏差及び確信度を含む強度分布を算出する強度分布算出部と、
    前記回転機械の運転データに基づいて、前記評価対象部位に入力される応力の平均、標準偏差及び確信度を含む応力分布を算出する応力分布算出部と、
    前記強度分布と前記応力分布とに基づいて、前記評価対象部位の損傷確率の分布を示す損傷確率分布を算出する損傷確率分布算出部と、
    を備える損傷確率演算装置。
  2. 前記強度分布算出部及び前記応力分布算出部は、前記確信度をベイズ推定により求める
    請求項1に記載の損傷確率演算装置。
  3. 前記応力分布算出部は、
    前記運転データのデータ数が増加するごとに、事前分布である前記応力分布を事後分布に更新する
    請求項2に記載の損傷確率演算装置。
  4. 前記強度分布算出部は、
    前記試験データのデータ数が増加するごとに、事前分布である前記強度分布を事後分布に更新する
    請求項2又は請求項3に記載の損傷確率演算装置。
  5. 前記応力分布算出部は、
    前記運転データ及び前記回転機械の製造データに基づいて前記応力分布を算出する
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の損傷確率演算装置。
  6. 前記応力分布算出部は、
    前記運転データから前記評価対象部位の解析モデルに対する境界条件を算出し、当該境界条件に対する前記応力の応答を示す応答曲面に基づいて、前記応力分布を算出する
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載の損傷確率演算装置。
  7. 回転機械の評価対象部位における損傷確率を予測する損傷確率演算方法であって、
    前記評価対象部位に用いられる材料の強度の試験データに基づいて、当該材料の強度の平均、標準偏差及び確信度を含む強度分布を算出するステップと、
    前記回転機械の運転データに基づいて、前記評価対象部位に入力される応力の平均、標準偏差及び確信度を含む応力分布を算出するステップと、
    前記強度分布と前記応力分布とに基づいて、前記評価対象部位の損傷確率の分布を示す損傷確率分布を算出する損傷確率分布算出部と、
    を有する損傷確率演算方法。
  8. 回転機械の評価対象部位における損傷確率を予測する損傷確率演算装置のコンピュータに、
    前記評価対象部位に用いられる材料の強度の試験データに基づいて、当該材料の強度の平均、標準偏差及び確信度を含む強度分布を算出するステップと、
    前記回転機械の運転データに基づいて、前記評価対象部位に入力される応力の平均、標準偏差及び確信度を含む応力分布を算出するステップと、
    前記強度分布と前記応力分布とに基づいて、前記評価対象部位の損傷確率とその確率分布とを示す損傷確率分布を算出するステップと、
    を実行させるプログラム。
  9. 回転機械の評価対象部位における損傷確率を演算する損傷確率演算装置であって、
    前記評価対象部位に用いられる材料の、温度に対する強度の試験データに基づいて、当該材料の強度の平均、標準偏差及び確信度を含む強度分布を算出する強度分布算出部と、
    前記回転機械の運転データに基づいて、前記評価対象部位に入力される温度の平均、標準偏差及び確信度を含む温度分布を算出する温度分布算出部と、
    前記強度分布と前記温度分布とに基づいて、前記評価対象部位の損傷確率の分布を示す損傷確率分布を算出する損傷確率分布算出部と、
    を備える損傷確率演算装置。
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